JP7487751B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本開示は、プロジェクターに関する。
従来、光源と、光源から出射された光を変調する光変調装置と、光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置と、を備えるプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、複数の光変調装置と、複数の冷却ファンと、を備えるプロジェクターが知られている(例えば特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターでは、透過型の液晶パネルを有する光変調装置が、光源から出射されて分離されたR光、G光及びB光に応じて設けられている。複数の冷却ファンのそれぞれは、ダクト部材を介して、複数の光変調装置のうち対応する光変調装置に冷却空気を供給するシロッコファンである。具体的に、複数の冷却ファンのうち、R光用の冷却ファンは、ダクト部材を介してR光用の光変調装置に冷却空気を供給し、G光用の冷却ファンは、ダクト部材を介してG光用の光変調装置に冷却空気を供給し、B光用の冷却ファンは、ダクト部材を介してB光用の光変調装置に冷却空気を供給する。
特許文献2に記載のプロジェクターは、光源ランプに冷却風を送るランプ冷却系と、光変調装置としての液晶パネルに冷却風を送るパネル冷却系と、を備える。ランプ冷却系は、ハウジングの側壁面の1つに形成された第1の開口部に並列配置された2つの冷却ファンを有し、空気取入口としての第1の開口部からプロジェクターの外部空気(冷却風)をプロジェクター内部に強制的に送風する。パネル冷却系は、ハウジングの側面に沿って隣接して並列に設けられた2つの冷却ファンを有する。各冷却ファンは、軸流ファンによって構成されている。
特開2016-218383号公報 特開2001-356406号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のプロジェクターでは、各冷却ファンは、各冷却ファンの吸気口が第1方向を向くように、第1方向から見て離間して配置されている。このため、第1方向に沿うプロジェクターの寸法を小さくできるものの、第1方向に直交するプロジェクターの面の面積が大きくなりやすいという問題がある。
一方、上記特許文献2に記載のプロジェクターでは、軸流ファンを縦置きにしているので、プロジェクターの設置面積を小さくできる。しかしながら、軸流ファンを縦置きに配置すると、軸流ファンからプロジェクターに伝播する振動が大きくなりやすい。このため、投影レンズに振動が伝わった場合には、投影レンズによって投影される画像が揺れたり、騒音が大きくなったりするという問題がある。
このため、プロジェクターの設置面積を小さくでき、振動を低減できる構成が要望されてきた。
本開示の第1態様に係るプロジェクターは、第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を出射する光源装置と、前記第1色光を変調する第1光変調装置と、前記第2色光を変調する第2光変調装置と、前記第3色光を変調する第3光変調装置と、変調された前記第1色光、前記第2色光及び前記第3色光を合成して画像光を出射する色合成素子と、を有する画像形成装置と、光路変更素子を有し、前記画像形成装置から第1方向に前記画像光が入射し、入射された前記画像光を前記第1方向に沿って導光し、前記画像光の光路を前記光路変更素子によって前記第1方向に交差する第2方向に変更した後に前記画像光を投射する投射光学装置と、冷却装置と、を備え、前記冷却装置は、前記第1光変調装置に応じて設けられる第1ダクトと、吸気面を有し、前記第1ダクトに冷却気体を送出する第1遠心力ファンと、前記第2光変調装置に応じて設けられる第2ダクトと、吸気面を有し、前記第2ダクトに冷却気体を送出する第2遠心力ファンと、前記第3光変調装置に応じて設けられる第3ダクトと、吸気面を有し、前記第3ダクトに冷却気体を送出する第3遠心力ファンと、を備え、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置され、前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に配置され、前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる。
本開示の第2態様に係るプロジェクターは、第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を出射する光源装置と、前記第1色光を変調する第1光変調装置と、前記第2色光を変調する第2光変調装置と、前記第3色光を変調する第3光変調装置と、変調された前記第1色光、前記第2色光及び前記第3色光を合成して画像光を出射する色合成素子と、を有する画像形成装置と、光路変更素子を有し、前記画像形成装置から第1方向に前記画像光が入射し、入射された前記画像光を前記第1方向に沿って導光し、前記画像光の光路を前記光路変更素子によって前記第1方向に交差する第2方向に変更した後に前記画像光を投射する投射光学装置と、冷却装置と、を備え、前記冷却装置は、前記第1光変調装置に応じて設けられる第1ダクトと、吸気面を有し、前記第1ダクトに冷却気体を送出する第1遠心力ファンと、前記第2光変調装置に応じて設けられる第2ダクトと、吸気面を有し、前記第2ダクトに冷却気体を送出する第2遠心力ファンと、前記第3光変調装置に応じて設けられる第3ダクトと、吸気面を有し、前記第3ダクトに冷却気体を送出する第3遠心力ファンと、を備え、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に配置され、前記第1遠心力ファン及び前記第2遠心力ファンは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置され、前記第3遠心力ファンは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となる向きに配置され、前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に配置され、前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる。
一実施形態におけるプロジェクターを示す斜視図。 一実施形態におけるプロジェクターを示す斜視図。 一実施形態における外装筐体の正面を示す図。 一実施形態における外装筐体の底面を示す図。 一実施形態における吸気カバーを取り外した状態の底面を示す図。 一実施形態におけるプロジェクターの内部構成を示す平面図。 一実施形態における画像投射装置の構成を示す模式図。 一実施形態における遠心力ファンの配置を示す平面図。 一実施形態における遠心力ファンの配置を示す平面図。 一実施形態における遠心力ファンの配置を示す側面図。 一実施形態におけるダクト部材を示す平面図。 一実施形態におけるダクト部材を示す斜視図。 一実施形態における吸気側部材を示す斜視図。 一実施形態における吸気側部材を示す図。 一実施形態における遠心力ファン、送出側部材及び上側部材を示す斜視図。 一実施形態における遠心力ファン、送出側部材及び上側部材を示す図。 一実施形態の変形における遠心力ファンの配置を示す側面図。 一実施形態の変形における遠心力ファンの配置を示す側面図。 一実施形態の変形における遠心力ファンの配置を示す側面図。 一実施形態の変形における遠心力ファンの配置を示す平面図。 一実施形態の変形における遠心力ファンの配置を示す平面図。
以下、本開示の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1及び図2は、本実施形態に係るプロジェクター1の外観を示す斜視図である。詳述すると、図1は、プロジェクター1を正面23側から見た斜視図であり、図2は、プロジェクター1を背面24側から見た斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源から出射された光を変調して画像情報に応じた画像光を生成し、生成した画像光をスクリーン等の被投射面に投射する投射装置である。プロジェクター1は、図1及び図2に示すように、プロジェクター1の外装を構成する外装筐体2を備える。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、画像投射装置4及び冷却装置8の他、図示しない制御装置及び電源装置等を内部に収容する。外装筐体2は、略直方体形状に形成されており、天面21、底面22、正面23、背面24、左側面25及び右側面26を有する。
以下の説明では、互いに直交する三方向を、+X方向、+Y方向及び+Z方向とする。+X方向を、左側面25から右側面26に向かう方向とし、+Y方向を背面24から正面23に向かう方向とし、+Z方向を底面22から天面21に向かう方向とする。+Z方向は第1方向に相当し、+X方向は第2方向に相当し、+Y方向は第3方向に相当する。また、図示を省略するが、+X方向とは反対方向を-X方向とし、+Y方向とは反対方向を-Y方向とし、+Z方向とは反対方向を-Z方向とする。
すなわち、天面21と底面22とは、+Z方向において互いに反対側となる面である。正面23と背面24とは、+Y方向において互いに反対側となる面である。左側面25と右側面26とは、+X方向において互いに反対側となる面である。
天面21は、プロジェクター1が載置面に載置されたときに、上方向を向く面である。天面21は、底面22側に凹む凹部211と、凹部211の底部に設けられた投射口212と、を有する。投射口212は、後述する投射光学装置7から投射された画像光が通過する開口部である。
背面24は、図2に示すように、正面23側に凹む凹部241と、凹部241の底部に設けられた複数の端子242と、を有する。
左側面25は、開口部251を有する。本実施形態では、開口部251は、外装筐体2内の冷却対象を冷却した冷却気体を排出する排気口として機能する。
右側面26は、図1に示すように、開口部261を有する。本実施形態では、開口部261は、外装筐体2の外部の気体を冷却気体として外装筐体2の内部に導入する導入口として機能する。なお、図示を省略するが、開口部261には、開口部261を通過する空気に含まれる塵埃を除去するフィルターが設けられる。
図3は、プロジェクター1の正面図であり、正面23を示す図である。
正面23は、外装筐体2の内部に設けられた一対のスピーカーSP(SPR,SPL)を露出させる開口部231,232を有する。開口部231は、右側面26側の端部近傍に設けられて、右側スピーカーSPRを露出させる。開口部232は、左側面25側の端部近傍に設けられて、左側スピーカーSPLを露出させる。
図4は、プロジェクター1の底面図であり、底面22を示す図である。
底面22は、設置面と対向する。底面22は、設置面に接触する複数の固定脚部221と、可動脚部222と、導入口223と、凹部224と、を有する。
複数の固定脚部221は、底面22において正面23側の両端部に設けられている。
可動脚部222は、底面22において背面24側の端部における中央に設けられている。可動脚部222は、底面22に対する垂直方向に突出及び没入可能に設けられている。可動脚部222を底面22から突出させることによって、設置面に対して底面22が傾斜される。これにより、天面21から投射された画像光の被投射面における投射位置が調節される。
導入口223は、底面22において中央よりも左側面25側で、かつ、背面24側にずれた位置に設けられている。導入口223は、外装筐体2の外部の空気を冷却気体として外装筐体2の内部に導入する。後述する光源用ファン90は、外装筐体2の内部において導入口223に応じた位置に、光源用ファン90の吸気面が導入口223に対向するように配置される。導入口223には、エアフィルター2231が設けられている。すなわち、外装筐体2は、第2導入口としての導入口223と、第2フィルターとしてのエアフィルター2231と、を備える。なお、光源用ファン90は、エアフィルター2231を介して、外装筐体2の外部の空気を冷却気体として吸引する。
凹部224は、底面22において中央より左側面25側の位置に、正面23に跨るように形成されている。凹部224には、吸気カバー27が取り付けられる。すなわち、外装筐体2は、凹部224に取り付けられる吸気カバー27を備える。
吸気カバー27は、図3及び図4に示すように、底面22及び正面23に跨るように配置される。詳述すると、吸気カバー27は、正面23側から凹部224内に挿入されて配置される。吸気カバー27は、正面23側に開口する開口部271を有し、開口部271を介して凹部224内に外装筐体2の外部の空気が冷却気体として導入される。
図5は、吸気カバー27を取り外した状態の底面22を示す図である。
凹部224の底部には、図5に示すように、導入口225が設けられている。すなわち、底面22は、凹部224の底部に設けられた導入口225を有する。
導入口225は、底面22に対向する位置から見て、正面23に沿う方向に長い略長方形状に形成されている。導入口225には、第1フィルターとしてのエアフィルター226が装着されている。すなわち、外装筐体2は、第1導入口としての導入口225と、第1フィルターとしてのエアフィルター226と、を備える。
エアフィルター226は、枠状のフレーム227と、フレーム227に取り付けられたフィルター部228と、を備える。
フレーム227は、+X方向に長い矩形状の枠部2271と、枠部2271において+X方向における中央よりも-X方向の位置に設けられた仕切部2272と、を有する。仕切部2272は、+Y方向に沿って延出してフレーム227、ひいては、エアフィルター226の領域を2つに分断している。
フィルター部228は、通過する気体に含まれる塵埃を捕集する。
なお、詳しくは後述するが、外装筐体2の内部には、導入口225に応じて、4つの遠心力ファン81B,81R,81G,81Lが設けられている。各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの吸気面は、導入口225に対向する。
[プロジェクターの内部構成]
図6は、プロジェクター1の内部構成を+Z方向から見た平面図である。
プロジェクター1は、図6に示すように、外装筐体2内に収容されるベース部材3、画像投射装置4及び冷却装置8を備える。この他、図示を省略するが、プロジェクター1は、プロジェクター1の動作を制御する制御装置、及び、プロジェクター1の電子部品に電力を供給する電源装置を備える。制御装置及び電源装置は、画像投射装置4を構成する投射光学装置7に対して右側面26側に配置される。すなわち、プロジェクター1は、画像投射装置4及び冷却装置8を収容する外装筐体2を備え、外装筐体2は、本開示に係る筐体に相当する。
[ベース部材の構成]
ベース部材3は、底面22の内面22Aに配置され、画像投射装置4を支持する。+Z方向から見たベース部材3の形状は、+Z方向から見た画像投射装置4の形状に合わせた形状となっている。すなわち、ベース部材3は、+X方向に沿う部分と、+Y方向に沿う部分とを有する略L字状に形成されている。
[画像投射装置の構成]
図7は、画像投射装置4の構成を示す模式図である。
画像投射装置4は、制御装置から入力される画像信号に応じた画像を生成し、生成した画像を投射する。画像投射装置4は、図6及び図7に示すように、光源装置5、画像形成装置6及び投射光学装置7を備える。
画像投射装置4は、外装筐体2内における背面24側かつ左側面25側の位置から右側面26側に延出した後、外装筐体2の中央にて正面23側に屈曲した略L字形状に形成されている。
[光源装置の構成]
光源装置5は、投射光学装置7に対して-X方向に配置され、画像形成装置6に白色光WLを出射する。白色光WLは、第1色光としての青色光LB、第2色光としての赤色光LR、及び、第3色光としての緑色光LGを含む光である。
光源装置5は、図7に示すように、光源用筐体501、光源502、拡散透過素子503、光合成素子504、第1集光素子505、波長変換素子506、第1位相差素子507、第2集光素子508、拡散光学素子509及び第2位相差素子510を備える。光源502は、例えば固体発光素子によって構成される。
光源用筐体501は、光源502、拡散透過素子503、光合成素子504、第1集光素子505、波長変換素子506、第1位相差素子507、第2集光素子508、拡散光学素子509及び第2位相差素子510を内部に収容する。
そして、光源装置5は、光源用筐体501における+X方向の面から、画像形成装置6に白色光WLを+X方向に出射する。
なお、光源装置5は、図6に示すように、受熱板511、ヒートパイプ512及びヒートシンク513を更に備える。
受熱板511は、光源用筐体501において+Y方向の端部に設けられている。受熱板511は、光源502から受熱する。
ヒートパイプ512は、受熱板511とヒートシンク513と接続されている。ヒートパイプ512は、受熱板511に伝達された光源502の熱をヒートシンク513に輸送する。
ヒートシンク513は、光源用筐体501に対して-Z方向に配置される。ヒートシンク513には、ヒートパイプ512を介して光源502の熱が伝達される。ヒートシンク513には、後述する光源用ファン90から送出された冷却気体が流通する。そして、ヒートシンク513は、冷却気体に光源502の熱を伝達することによって、光源502を冷却する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置6は、光源装置5から入射される白色光WLから画像光を生成する。詳述すると、画像形成装置6は、光源装置5から入射される光を変調して、制御装置から入力される画像信号に応じた画像光を生成する。
画像形成装置6は、画像形成装置用筐体61、均一化装置62、色分離装置63、リレー装置64、光変調装置65及び色合成素子66を備える。
[画像形成装置用筐体及び均一化装置の構成]
画像形成装置用筐体61は、均一化装置62、色分離装置63及びリレー装置64を収容する。画像形成装置6には、設計上の光軸である照明光軸が設定されており、画像形成装置用筐体61は、照明光軸上に均一化装置62、色分離装置63及びリレー装置64を保持する。また、光変調装置65及び色合成素子66は、照明光軸上に配置される。
均一化装置62は、光源装置5から入射された白色光WLの照度を均一化するとともに、白色光WLの偏光状態を揃える。均一化装置62によって照度が均一化された白色光WLは、色分離装置63及びリレー装置64を経て、光変調装置65の変調領域を照明する。均一化装置62は、詳しい図示を省略するが、照度を均一化する一対のレンズアレイと、偏光状態をえる偏光変換素子と、一対のレンズアレイによって分割された複数の部分光束を変調領域に重畳する重畳レンズと、を有する。均一化装置62を通過した白色光WLは、例えばs偏光の直線偏光である。
[色分離装置の構成]
色分離装置63は、均一化装置62から入射される白色光WLを赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBに分離する。色分離装置63は、第1色分離素子631、第1反射素子632及び第2色分離素子633を有する。
第1色分離素子631は、均一化装置62に対して+X方向に配置されている。第1色分離素子631は、均一化装置62から入射する白色光WLに含まれる赤色光LRを+X方向に通過し、白色光WLに含まれる緑色光LG及び青色光LBを-Y方向に反射して、赤色光LRと、緑色光LG及び青色光LBとを分離する。赤色光LRは、第2色光に相当する。
第1反射素子632は、第1色分離素子631を+X方向に透過した赤色光LRを-Y方向に反射する。第1反射素子632にて反射された赤色光LRは、赤用光変調装置65Rに入射する。
第2色分離素子633は、第1色分離素子631に対して-Y方向に配置されている。第2色分離素子633は、第1色分離素子631にて反射した緑色光LG及び青色光LBのうち、緑色光LGを+X方向に反射し、青色光LBを-Y方向に透過させて、緑色光LGと青色光LBとを分離する。緑色光LGは第3色光に相当し、青色光LBは第1色光に相当する。
第2色分離素子633にて分離された緑色光LGは、緑用光変調装置65Gに入射する。第2色分離素子633にて分離された青色光LBは、リレー装置64に入射する。
[リレー装置の構成]
リレー装置64は、赤色光LRの光路及び緑色光LGの光路より長い青色光LBの光路に設けられ、青色光LBの損失を抑制する。リレー装置64は、第2反射素子641、第3反射素子642、入射側レンズ643、リレーレンズ644及び出射側レンズ645を備える。
第2反射素子641は、第2色分離素子633を-Y方向に透過した青色光LBを+X方向に反射する。第3反射素子642は、第2反射素子641にて反射した青色光LBを+方向に反射する。入射側レンズ643は、第2色分離素子633と第2反射素子641との間に配置されている。リレーレンズ644は、第2反射素子641と第3反射素子642との間に配置されている。出射側レンズ645は、第反射素子64と青用光変調装置65Bとの間に配置されている。
なお、本実施形態では、青色光LBの光路にリレー装置64を設けているが、これに限らず、例えば他の色光より光路が長い色光を赤色光LRとし、赤色光LRの光路上にリレー装置64を設ける構成としてもよい。
[光変調装置の構成]
光変調装置65は、入射される光を画像信号に応じて変調する。光変調装置65は、赤用光変調装置65R、青用光変調装置65B、及び、緑用光変調装置65Gを含む。
青用光変調装置65Bは、第1光変調装置に相当する。青用光変調装置65Bは、出射側レンズ645から+Y方向に入射する青色光LBを変調する。すなわち、青用光変調装置65Bは、光源装置5から出射された光のうち、第1色光である青色光LBを変調する。青用光変調装置65Bによって変調された青色光LBは、+Y方向に進行して色合成素子66に入射する。
赤用光変調装置65Rは、第2光変調装置に相当する。赤用光変調装置65Rは、第1反射素子632から-Y方向に入射する赤色光LRを変調する。すなわち、赤用光変調装置65Rは、光源装置5から出射された光のうち、第2色光である赤色光LRを変調する。赤用光変調装置65Rによって変調された赤色光LRは、-Y方向に進行して色合成素子66に入射する。
緑用光変調装置65Gは、第3光変調装置に相当する。緑用光変調装置65Gは、第2色分離素子633から+X方向に入射する緑色光LGを変調する。すなわち、用光変調装置65は、光源装置5から出射された光のうち、第3色光である緑色光LGを変調する。緑用光変調装置65Gによって変調された緑色光LGは、+X方向に進行して色合成素子66に入射する。
本実施形態では、各光変調装置65B,65R,65Gは、透過型液晶パネルと、透過型液晶パネルを挟む一対の偏光板とを備えて構成されている。
[色合成素子の構成]
色合成素子66は、赤用光変調装置65Rによって変調された赤色光LR、緑用光変調装置65Gによって変調された緑色光LG、及び、青用光変調装置65Bによって変調された青色光LBを合成して画像光を生成する。具体的に、色合成素子66は、赤用光変調装置65Rから-Y方向に入射される赤色光LRを+X方向に反射し、緑用光変調装置65Gから+X方向に入射される緑色光LGを+X方向に透過し、青用光変調装置65Bから+Y方向に入射される青色光LBを+X方向に反射する。色合成素子66によって合成された画像光は、色合成素子66の光出射光軸、すなわち、画像形成装置6の光出射光軸に沿って+X方向に出射され、投射光学装置7に入射される。すなわち、第2色分離素子633にて反射された緑色光LGの光軸の延長線は、色合成素子66の光出射光軸と一致し、色合成素子66の光出射光軸は、投射光学装置7の光入射光軸と一致する。
本実施形態では、色合成素子66は、クロスダイクロイックプリズムによって構成されている。しかしながら、これに限らず、色合成素子66は、例えば複数のダイクロイックミラーによって構成することも可能である。
[投射光学装置の構成]
投射光学装置7は、画像形成装置6によって生成された画像光を上記被投射面に投射する。すなわち、投射光学装置7は、光変調装置65によって変調された光を投射する。投射光学装置7は、レンズ筐体71、入射光路72、光路変更素子73、通過光路74及び拡大反射部材75を備える。
レンズ筐体71は、+Y方向が上向きとなるように+Z方向からレンズ筐体71を見て略L字状に構成されている。すなわち、レンズ筐体71は、+X方向に沿う部分と、+Y方向に沿う部分とを有する略L字状に構成されている。レンズ筐体71は、入射部711、屈曲部712及び出射部713を有する。
入射部711は、+X方向に延出する部分であり、入射光路72を構成する。
屈曲部712は、入射部711と出射部713とを接続する部分であり、入射部711内の入射光路72を+X方向に通過する画像光の進行方向を+Y方向に屈曲させる部分である。屈曲部712の内部には光路変更素子73が設けられている。
出射部713は、屈曲部712から+Y方向に延出する部分であり、通過光路74を構成する他、内部に拡大反射部材75が設けられる部分である。出射部713における+Z方向の部分には、拡大反射部材75にて進行方向が変換された画像光が通過する開口部が、拡大反射部材75に応じて設けられている。
入射光路72は、+X方向に沿う入射部711の内部に設けられ、画像形成装置6から画像光が+X方向に入射される光路である。すなわち、投射光学装置7の光入射光軸は、+X方向に沿う入射光路72の光軸である。投射光学装置7の光入射光軸は、光源装置5の光出射光軸と平行であり、光源装置5の光出射光軸に対して-Y方向に位置している。入射光路72には、入射部711によって支持される複数のレンズ721が設けられている。
光路変更素子73は、入射光路72を+X方向に通過した画像光の進行方向を+Y方向に屈曲させる。光路変更素子73は、+X方向に入射される画像光を+Y方向に反射させる反射ミラーによって構成される。
通過光路74は、光路変更素子73によって進行方向が90°変換された画像光が通過する光路であり、+Y方向に沿う出射部713の内部に設けられている。画像光は、通過光路74を+Y方向に進行する。通過光路74には、出射部713によって支持される複数のレンズ741を有する。
拡大反射部材75は、出射部713内において通過光路74の光出射側である+Y方向に設けられている。拡大反射部材75は、通過光路74を進行した画像光の進行方向を反対方向に変更する非球面ミラーである。拡大反射部材75にて反射された画像光は、レンズ筐体71の開口部を通過し、通過光路74における画像光の進行方向とは反対方向である-Y方向に進行するに従って+Z方向に進行しつつ拡散する。すなわち、拡大反射部材75は、入射する画像光を反射しつつ、画像光を拡大する。レンズ筐体71の開口部を通過した画像光は、天面21の投射口212を介して、外装筐体2の外部に投射される。これにより、プロジェクター1と被投射面との距離が短くても被投射面に大画面の画像を表示可能である。なお、反対方向とは、非球面ミラーを用いて斜め上方に向けて投射する方向や、2つの反射ミラーで光路を折り返して背面24に向けて投射する方向を含むものである。
[冷却装置の構成]
図8は、外装筐体2の内部において冷却装置8が備える遠心力ファン81B,81G,81R,81Lの配置を示す平面図である。
冷却装置8は、プロジェクター1の冷却対象を冷却する。冷却装置8は、図6及び図8に示すように、外装筐体2の内部において略L字状に設けられる画像投射装置4によって囲まれる位置に配置されている。冷却装置8は、図8に示すように、複数の遠心力ファン81を備える。本実施形態では、複数の遠心力ファン81は、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R、第3遠心力ファン81G及び第4遠心力ファン81Lを含む。
第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R、第3遠心力ファン81G及び第4遠心力ファン81Lは、画像形成装置6と投射光学装置7において+Y方向に光路が変更された画像光が通過する出射部713とによって区画された領域に設けられている。換言すると、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lは、外装筐体2の内部において-X方向かつ+Y方向の端部に設けられた左側スピーカーSPLに対して+X方向に設けられている。すなわち、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lは、+Z方向から見て、画像形成装置6と投射光学装置7とによって区画された領域において投射光学装置7とは反対側の部分に設けられた左側スピーカーSPLよりも+X方向に設けられている。詳述すると、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lは、左側スピーカーSPLにて生じる磁界の影響を受けづらい位置に配置されている。
[第1遠心力ファンの構成]
図9は、+Z方向から見た遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの配置を示す平面図であり、図10は、+Y方向から見た遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの配置を示す側面図である。
第1遠心力ファン81Bは、第1光変調装置である青用光変調装置65Bに応じて設けられた遠心力ファン81であり、後述する第1ダクト91と連結される。第1遠心力ファン81Bは、青用光変調装置65Bを冷却する冷却気体を、後述する第1ダクト91に送出する。第1遠心力ファン81Bは、図8及び図9に示すように、第2遠心力ファン81Rに対して-Y方向(第2方向とは反対方向)に配置されている。更に、第1遠心力ファン81Bは、図8~図10に示すように、第2遠心力ファン81Rに対して-Z方向(第3方向とは反対方向)に配置されている。すなわち、第1遠心力ファン81Bの一部は、+Z方向から見て第2遠心力ファン81Rの一部と重なる。
図9に示すように、第1遠心力ファン81Bの送出口81B1は、+X方向かつ-Y方向を向く位置に設けられ、第1遠心力ファン81Bは、+X方向かつ-Y方向に冷却気体を送出する。
図10に示すように、第1遠心力ファン81Bにおいて吸気口81B3(図15及び図16参照)が設けられた吸気面81B2は、+X方向(第1方向)及び+Y方向(第2方向)によって規定されるXY平面である仮想面VS1と略平行である。すなわち、第1遠心力ファン81Bの吸気面81B2と仮想面VS1とのなす角は、略0°である。
なお、+Z方向及び-Z方向が鉛直方向と平行になるようにプロジェクター1が設置された場合、XY平面は、鉛直方向に垂直な平面である。
[第2遠心力ファンの構成]
第2遠心力ファン81Rは、第2光変調装置である赤用光変調装置65Rに応じて設けられた遠心力ファン81であり、後述する第2ダクト92と連結される。第2遠心力ファン81Rは、赤用光変調装置65Rを冷却する冷却気体を、後述する第2ダクト92に送出する。第2遠心力ファン81Rは、図8及び図9に示すように、第1遠心力ファン81Bに対して+Y方向(第2方向)に配置されている。すなわち、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して画像形成装置6とは反対側に配置されている。更に、第2遠心力ファン81Rは、図8~図10に示すように、第1遠心力ファン81Bに対して+Z方向(第3方向)に配置されている。
図9に示すように、第2遠心力ファン81Rの送出口81R1は、+X方向かつ-Y方向を向く位置に設けられ、第2遠心力ファン81Rは、+X方向かつ-Y方向に冷却気体を送出する。第2遠心力ファン81Rによる冷却気体の送出方向と、第1遠心力ファン81Bによる冷却気体の送出方向とは、略平行である。
図10に示すように、第2遠心力ファン81Rにおいて吸気口81R3(図15及び図16参照)が設けられた吸気面81R2は、XY平面である仮想面VS2と略平行である。すなわち、第2遠心力ファン81Rの吸気面81R2と仮想面VS2とのなす角は、略0°である。
+Z方向において第1遠心力ファン81Bが配置される位置を1段目の位置とすると、第2遠心力ファン81Rは、1段目よりも+Z方向の2段目に配置される。
また、第2遠心力ファン81Rの一部は、図8及び図9に示したように、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なる。詳述すると、第2遠心力ファン81Rにおける送出口81R1は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なる。
[第3遠心力ファンの構成]
第3遠心力ファン81Gは、第3光変調装置である緑用光変調装置65Gに応じて設けられた遠心力ファン81であり、後述する第3ダクト93と連結される。第3遠心力ファン81Gは、緑用光変調装置65Gを冷却する冷却気体を、後述する第3ダクト93に送出する。第3遠心力ファン81Gは、図8及び図9に示すように、第1遠心力ファン81Bに対して+X方向(第1方向)に配置されている。詳述すると、第3遠心力ファン81Gは、図8~図10に示すように、+Z方向において第1遠心力ファン81Bと同じ位置で、かつ、第1遠心力ファン81Bに対して+X方向に配置されている。すなわち、第3遠心力ファン81Gは、上記1段目に配置される。
図9に示すように、第3遠心力ファン81Gの送出口81G1は、-Y方向を向く位置に設けられ、第3遠心力ファン81Gは、-Y方向に冷却気体を送出する。
図10に示すように、第3遠心力ファン81Gにおいて吸気口81G3(図15及び図16参照)が設けられた吸気面81G2は、仮想面VS1と略平行である。すなわち、第3遠心力ファン81Gの吸気面81G2と仮想面VS1とのなす角は、略0°である。また、吸気面81G2の延長面と、第1遠心力ファン81Bの吸気面81B2の延長面とは一致する。
第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gは、同じ仕様の遠心力ファンである。このため、各遠心力ファン81B,81R,81Gの寸法は同じであり、単位時間当たりの回転数が同じであれば、各遠心力ファン81B,81R,81Gから送出される冷却気体の送出量は同じである。
[第4遠心力ファンの構成]
第4遠心力ファン81Lは、投射光学装置7における+Y方向の端部に冷却気体を送出して、+Y方向の端部に設けられた拡大反射部材75を冷却する。第4遠心力ファン81Lは、図8~図10に示すように、第2遠心力ファン81Rに対して+X方向(第1方向)で、第3遠心力ファン81Gに対して+Y方向(第2方向)に配置されている。
図10に示すように、第4遠心力ファン81Lの送出口81L1は、+X方向かつ-Z方向を向く位置に設けられ、第4遠心力ファン81Lは、+X方向かつ-Z方向に冷却気体を送出する。
第4遠心力ファン81Lにおいて吸気口81L3(図15及び図16参照)が設けられた吸気面81L2は、XY平面である仮想面VS3に対して略19°交差している。すなわち、第4遠心力ファン81Lの吸気面81L2と仮想面VS3とのなす角は、略19°であり、第4遠心力ファン81Lは、吸気面81L2が仮想面VS3に対して略19°の角度となる向きに傾斜している。
第4遠心力ファン81Lの寸法は、図8~図10に示すように、遠心力ファン81B,81R,81Gのうち、寸法が最も大きい遠心力ファンよりも小さい。本実施形態では、各遠心力ファン81B,81R,81Gの寸法は同じであるので、第4遠心力ファン81Lの寸法は、遠心力ファン81B,81R,81Gのそれぞれの寸法よりも小さい。すなわち、第4遠心力ファン81Lは、他の遠心力ファン81B,81R,81Gよりも小型の遠心力ファンである。このため、第4遠心力ファン81Lによる冷却気体の吸引力及び送出量は、他の遠心力ファン81B,81R,81Gによる冷却気体の吸引力及び送出量よりも小さい。
図10に示すように、-Z方向を向く第4遠心力ファン81Lの端部は、-Z方向を向く第1遠心力ファン81Bの端部と-Z方向を向く第3遠心力ファン81Gの端部とのうち、より-Z方向に位置する端部に対して+Z方向に配置される。また、+Z方向を向く第4遠心力ファン81Lの端部は、+Z方向を向く第2遠心力ファン81Rの端部よりも-Z方向に配置される。すなわち、第4遠心力ファン81Lは、-Z方向を向く遠心力ファン81B,81Gの端部を通るXY平面である仮想面VS1と、+Z方向を向く第2遠心力ファン81Rの端部を通るXY平面である仮想面VS4との間に配置される。
本実施形態では、図8及び図9に示すように、第4遠心力ファン81Lは、+Z方向から見て、第4遠心力ファン81Lの一部が遠心力ファン81B,81R,81Gのそれぞれの一部と重ならない位置に配置されている。しかしながら、これに限らず、第4遠心力ファン81Lは、第4遠心力ファン81Lの一部と、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gのうちの少なくとも1つの遠心力ファンの一部とが重なるように配置されてもよい。
また、+Y方向を向く第4遠心力ファン81Lの端部は、+Y方向を向く第2遠心力ファン81Rの端部よりも+Y方向に配置されている。しかしながら、これに限らず、第4遠心力ファン81Lは、+Y方向を向く第4遠心力ファン81Lの端部が+Y方向を向く第2遠心力ファン81Rの端部よりも-Y方向に位置するように配置されてもよい。
[ダクト部材の構成]
図11は、冷却装置8を構成するダクト部材85を示す平面図であり、図12は、ダクト部材85を示す斜視図である。
冷却装置8は、上記した遠心力ファン81B,81R,81G,81Lに加えて、図6、図11及び図12に示すダクト部材85を備える。
ダクト部材85は、遠心力ファン81B,81R,81G,81Lを内部に収容する。ダクト部材85は、遠心力ファン81B,81R,81Gから送出された冷却気体を、光変調装置65R,65B,65Gのうち、対応する光変調装置に導く。ダクト部材85は、図11及び図12に示すように、吸気側部材86、送出側部材87、上側部材88及び下側部材89が組み合わされて構成される。
[吸気側部材の構成]
図13は、-Z方向から見た吸気側部材86を示す斜視図であり、図14は、-Z方向から見た吸気側部材86を示す図である。なお、図14における点線は、導入口225に設けられたエアフィルター226の位置を示している。
吸気側部材86は、第1遠心力ファン81B及び第3遠心力ファン81Gを内部に収容するとともに、導入口225(図5参照)から外装筐体2の内部に導入される冷却気体を各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lに導く。吸気側部材86は、凹部861、ファン配置部862、第1接続部863、第2接続部864、第1仕切部865、開口部866、第2仕切部867、開口部868及び吸気ダクト869を有する。
凹部861は、-Z方向から見たときの吸気側部材86の周縁部分から+Z方向に凹んだ部分である。なお、吸気側部材86の周縁部分は、底面22の内面22Aに接触する。
ファン配置部862は、第1遠心力ファン81B及び第3遠心力ファン81Gが配置される部分である。このとき、第1遠心力ファン81Bは、吸気面81B2が-Y方向を向くように配置され、第3遠心力ファン81Gは、吸気面81G2が-Y方向を向くように配置される。
第1接続部863及び第2接続部864は、ファン配置部862における-Y方向の位置に設けられている。第1接続部863には、第1遠心力ファン81Bの送出口81B1と接続される上側部材88及び下側部材89が接続される。第2接続部864には、第3遠心力ファン81Gの送出口81G1と接続される上側部材88及び下側部材89が接続される。
第1仕切部865は、ファン配置部862を囲む枠状に形成され、ファン配置部862の内側と外側とを仕切る。第1仕切部865は、凹部861の底面から-方向に起立している。このため、エアフィルター226を通過した空気のうち、第1仕切部865に応じた領域を+Z方向に通過した空気は、第1遠心力ファン81B及び第3遠心力ファン81Gによって冷却気体として吸引される。
開口部866は、吸気側部材86を+Z方向に貫通している。開口部866は、凹部861の底面であって、第1仕切部865に対して+Y方向の位置に設けられている。詳述すると、開口部866は、第2遠心力ファン81Rの吸気口81R3に対応して設けられている。開口部866は、吸気側部材86の内部の空間と、吸気側部材86の外側であって第2遠心力ファン81Rが配置される空間と、を連通させる。第2遠心力ファン81Rの吸気面81R2は、開口部866を介して吸気側部材86の内部に露出する。
第2仕切部867は、開口部866を囲む枠状に形成されている。第2仕切部867は、凹部861の底面から-Y方向に起立している。このため、エアフィルター226を通過した空気のうち、第2仕切部867に応じた領域を+Z方向に通過した空気は、第2遠心力ファン81Rによって冷却気体として吸引される。
第2仕切部867によって囲まれる面の面積は、第1仕切部865によって囲まれる面の面積の約2/3である。このため、第1仕切部865内に配置される第1遠心力ファン81Bによって吸引される冷却気体の吸引量と、第2仕切部867内の開口部866を介して第2遠心力ファン81Rによって吸引される冷却気体の吸引量と、第1仕切部865内に配置される第3遠心力ファン81Gによって吸引される冷却気体の吸引量とは、略同じである。
なお、第1仕切部865において-X方向の端部8651と、第2仕切部867における-X方向の端部8671とは、±Y方向に延出し、互いに接続されている。端部8651,8671は、-Z方向から見てエアフィルター226の仕切部2272と重なる。すなわち、各遠心力ファン81B,81R,81Gが吸引する空気は、エアフィルター226において仕切部2272に対して+X方向の領域を+Z方向に通過した空気である。
開口部868は、吸気側部材86を+Z方向に貫通している。開口部868は、凹部861の底面における+X方向かつ+Y方向の隅部に設けられている。詳述すると、開口部868は、第4遠心力ファン81Lの吸気口81L3に対応して設けられている。開口部868は、吸気側部材86の内部の空間と第4遠心力ファン81Lが配置される送出側部材87内の空間とを連通させる。第4遠心力ファン81Lの吸気面81L2は、開口部868を介して吸気側部材86の内部に露出する。
吸気ダクト869は、凹部861内に導入された冷却気体を開口部868に導く。すなわち、吸気ダクト869は、遠心力ファン81B,81R,81Gから独立して、エアフィルター226と第4遠心力ファン81Lとを結ぶダクトである。吸気ダクト869は、凹部861の内側に設けられ、第1仕切部865及び第2仕切部867に対する-方向の領域と、第2仕切部867に対して+Y方向の領域とにより構成される。すなわち、吸気ダクト869は、凹部861の内側で、かつ、第1仕切部865及び第2仕切部867の外側の空間である。
吸気ダクト869内には、エアフィルター226において仕切部2272に対する-X方向の領域を+Z方向に通過した空気が導入される。このため、第4遠心力ファン81Lが駆動されると、仕切部2272に対する-Z方向の領域を通過した冷却気体が、吸気ダクト869内を+Y方向に流通した後に+X方向に流通する。吸気ダクト869内を+X方向に流通した冷却気体は、開口部868を介して第4遠心力ファン81Lによって吸引され、第4遠心力ファン81Lから投射光学装置7に向かって送出される。
なお、-Z方向から見て、吸気ダクト869の一部は、第2遠心力ファン81Rの吸気口81R3と重なる。このため、吸気ダクト869は、吸気口81R3の一部を-Z方向にて覆う被覆部8691を有する。
[送出側部材の構成]
図15及び図16は、吸気側部材86及び下側部材89の図示を省略した冷却装置8を示す図である。具体的に、図15は、各遠心力ファン81B,81R,81G,81L、送出側部材87及び上側部材88を-Z方向から見た斜視図である。図16は、各遠心力ファン81B,81R,81G,81L、送出側部材87及び上側部材88を-Z方向から見た図である。なお、図15及び図16では、吸気側部材86及び下側部材89の図示を省略している。
送出側部材87は、吸気側部材86と組み合わされて、第2遠心力ファン81R及び第4遠心力ファン81Lを内部に収容する。送出側部材87は、凹部871、配置部872、第2ダクト形成部873、配置部874、開口部875及び仕切部876を備える。
凹部871は、送出側部材87において+Z方向に凹んだ部分である。凹部871の周縁部分は、吸気側部材86における+Z方向の面86A(図11及び図12参照)に接続される。
配置部872は、凹部871内において-X方向かつ+Y方向に設けられている。配置部872には、吸気面81R2が-Z方向を向くように、第2遠心力ファン81Rが配置される。上記のように、第2遠心力ファン81Rは、エアフィルター226を+Z方向に通過した空気のうち、第2仕切部867内に導入された空気を、開口部866を介して吸引する。
第2ダクト形成部873は、送出側部材87が吸気側部材86と組み合わされたときに、第2遠心力ファン81Rから送出された冷却気体が流通する第2ダクト92の一部を形成する。第2ダクト形成部873は、上側部材88の第2ダクト形成部885と接続される。
図16に示すように、第2ダクト形成部873の一部は、±Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なる他、第2ダクト形成部873の他の一部は、±Z方向から見て第3遠心力ファン81Gの一部と重なる。すなわち、第2ダクト形成部873によって一部が形成される第2ダクト92の一部は、±Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なる他、第2ダクト92の他の一部は、±Z方向から見て第3遠心力ファン81Gの一部と重なる。
配置部874は、図15及び図16に示すように、凹部871内において+X方向かつ+Y方向に設けられている。配置部874には、吸気面81L2が-Z方向を向くように、第4遠心力ファン81Lが配置される。上記のように、第4遠心力ファン81Lは、エアフィルター226を+Z方向に通過した空気のうち、吸気ダクト869内に導入された空気を、開口部868を介して吸引する。
開口部875は、凹部871の周縁部分において+Z方向かつ+Y方向の一部を切り欠いて形成されている。開口部875は、送出側部材87が吸気側部材86と組み合わされたときに、配置部874内の空間と、送出側部材87の外部の空間とを連通させる。第4遠心力ファン81Lから送出された冷却気体は、開口部875から+X方向かつ-Z方向に送出されて、投射光学装置7における+Y方向の端部に流通する。
仕切部876は、凹部871の底面から-Z方向に起立して吸気側部材86の面86Aに接触する。これにより、配置部872内の空間と配置部874内の空間とが仕切られる。仕切部876によって、開口部866を介して配置部872内に導入される冷却気体と、開口部868を介して配置部874内に導入される冷却気体とを分けることができる。
[上側部材の構成]
上側部材88は、上側部材88に対して-Z方向に配置される下側部材89(図11及び図12参照)と、吸気側部材86及び送出側部材87とに組み合わされることによって、第1ダクト91、第2ダクト92及び第3ダクト93を形成する。すなわち、冷却装置8は、第1ダクト91、第2ダクト92及び第3ダクト93を備える。
第1ダクト91は、第1光変調装置としての青用光変調装置65Bに応じて設けられるダクトである。第1ダクト91は、第1遠心力ファン81Bから送出された冷却気体を青用光変調装置65Bに導く。
第2ダクト92は、第2光変調装置としての赤用光変調装置65Rに応じて設けられるダクトである。第2ダクト92は、第2遠心力ファン81Rから送出された冷却気体を赤用光変調装置65Rに導く。
第3ダクト93は、第3光変調装置としての緑用光変調装置65Gに応じて設けられるダクトである。第3ダクト93は、第3遠心力ファン81Gから送出された冷却気体を緑用光変調装置65Gに導く。
上側部材88は、図15及び図16に示すように、第1ダクト形成部881、第1送出口882、分岐部883、分岐送出口884、第2ダクト形成部885、第2送出口886、第3ダクト形成部887及び第3送出口888を有する。
第1ダクト形成部881は、上側部材88が下側部材89及び吸気側部材86と組み合わされたときに、第1ダクト91を形成する。第1ダクト形成部881は、第1遠心力ファン81Bから+X方向かつ-Y方向に延出し、更に-Y方向と略平行に延出した後、+X方向に屈曲している。
第1送出口882は、第1ダクト形成部881における第1遠心力ファン81Bとの接続部分とは反対側の端部に設けられ、上側部材88を+Z方向に貫通している。第1送出口882は、青用光変調装置65Bに対する-Y方向に配置されている。
第1遠心力ファン81Bから送出された冷却気体は、上側部材88の第1ダクト形成部881と下側部材89とにより形成される第1ダクト91を流通し、第1送出口882から青用光変調装置65Bに沿って+Z方向に流通する。
分岐部883は、第1ダクト91から-Z方向に分岐した部分である。分岐部883には、第1ダクト91を流通する冷却気体の一部が流通する。
分岐送出口884は、分岐部883における-Z方向の部分に設けられている。分岐送出口884は、第1ダクト91から分岐部883に流通した冷却気体を、画像形成装置6の光学部品、例えば、均一化装置62の偏光変換素子(図示省略)に送出して、光学部品を冷却する。
第2ダクト形成部885は、下側部材89、吸気側部材86及び送出側部材87と組み合わされたときに、第2ダクト形成部873とともに第2ダクト92を形成する。第2ダクト形成部885は、第2ダクト形成部873との接続部分から-Z方向に屈曲した後、-Y方向に延出している。
第2送出口886は、第2ダクト形成部885において第2ダクト形成部873との接続部分とは反対側の端部に設けられ、上側部材88を+Z方向に貫通している。第2送出口886は、赤用光変調装置65Rに対する-Z方向に配置されている。
第2遠心力ファン81Rから送出された冷却気体は、第2ダクト92において第2ダクト形成部873によって形成される部分を流通した後、第2ダクト形成部885に沿って-Z方向に流通する。この後、冷却気体は、-Y方向に流通し、第2送出口886から赤用光変調装置65Rに沿って+Z方向に流通する。
第3ダクト形成部887は、下側部材89及び吸気側部材86と組み合わされたときに、第3ダクト93を形成する。第3ダクト形成部887は、第3遠心力ファン81Gから-Y方向に延出している。
第3送出口888は、第3ダクト形成部887における第3遠心力ファン81Gとの接続部分とは反対側の端部に設けられ、上側部材88を+Z方向に貫通している。第3送出口888は、緑用光変調装置65Gに対する-Z方向に配置されている。
第3遠心力ファン81Gから送出された冷却気体は、上側部材88の第3ダクト形成部887と下側部材89とにより形成される第3ダクト93を流通し、第3送出口888から緑用光変調装置65Gに沿って+Z方向に流通する。
このように、第1遠心力ファン81Bは、エアフィルター226を介して吸引したプロジェクター1の外部の空気を冷却気体として、第1ダクト91を介して青用光変調装置65Bに流通させる。
第2遠心力ファン81Rは、エアフィルター226を介して吸引したプロジェクター1の外部の空気を冷却気体として、第2ダクト92を介して赤用光変調装置65Rに流通させる。
第3遠心力ファン81Gは、エアフィルター226を介して吸引したプロジェクター1の外部の空気を冷却気体として、第3ダクト93を介して緑用光変調装置65Gに流通させる。
[各ダクトの流路長]
ここで、緑用光変調装置65Gの発熱量は、3つの光変調装置65のそれぞれの発熱量のうち最も大きく、赤用光変調装置65Rの発熱量は、3つの光変調装置65のそれぞれの発熱量のうち最も小さい。すなわち、3つの光変調装置65のうち、緑用光変調装置65Gは、冷却の必要性が最も高い光変調装置であり、赤用光変調装置65Rは、冷却の必要性が最も低い光変調装置である。
このため、本実施形態では、緑用光変調装置65Gに対する冷却気体の流通効率を、他の光変調装置65に対する冷却気体の流通効率よりも高めることによって、緑用光変調装置65Gの冷却効率を他の光変調装置65B,65Rの冷却効率よりも高めている。
具体的に、冷却の必要性が最も高い緑用光変調装置65Gに応じて設けられる第3ダクト93における冷却気体の流路長を、青用光変調装置65Bに応じて設けられる第1ダクト91における冷却気体の流路長、及び、赤用光変調装置65Rに応じて設けられる第2ダクト92における冷却気体の流路長よりも短くしている。
また、冷却の必要性が最も低い赤用光変調装置65Rに応じて設けられる第2ダクト92における冷却気体の流路長を、青用光変調装置65Bに応じて設けられる第1ダクト91における冷却気体の流路長よりも長くしている。
なお、上記のように、各遠心力ファン81B,81R,81Gは、同じ仕様の遠心力ファンであり、各遠心力ファン81B,81R,81Gの単位時間当たりの回転数は同じである。
[冷却装置の他の構成]
冷却装置8は、図4及び図5に示すように、底面22の導入口223に応じた外装筐体2内に設けられる光源用ファン90を備える。
光源用ファン90は、図13に示すように、下側部材89に対して-Z方向の位置に、吸気面901が-Z方向を向くように配置される。すなわち、吸気面901は、エアフィルター2231と対向する。光源用ファン90は、導入口223に設けられたエアフィルター2231を介して、外装筐体2の外部の空気を冷却気体として吸引する。そして、光源用ファン90は、-X方向を向く送出口902から光源装置5が有するヒートシンク513に向かって-X方向に冷却気体を送出する。これにより、ヒートシンク513が冷却され、ひいては、光源502が冷却される。
ヒートシンク513を冷却した冷却気体は、左側面25に設けられた開口部251を介して外装筐体2の外部に排出される。
[実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1は、以下の効果を奏する。
プロジェクター1は、光源装置5、画像形成装置6、投射光学装置7及び冷却装置8を備える。光源装置5は、第1色光としての青色光LB、第2色光としての赤色光LR、及び、第3色光としての緑色光LGを含む光を出射する。画像形成装置6は、青用光変調装置65B、赤用光変調装置65R、緑用光変調装置65G及び色合成素子66を備える。青用光変調装置65Bは、第1光変調装置に相当し、第1色光としての青色光LBを変調する。赤用光変調装置65Rは、第2光変調装置に相当し、第2色光としての赤色光LRを変調する。緑用光変調装置65Gは、第3光変調装置に相当し、第3色光としての緑色光LGを変調する。色合成素子66は、変調された青色光LB、赤色光LR光及び緑色光LGを合成して画像光を出射する。投射光学装置7は、光路変更素子73を有する。投射光学装置7には、画像形成装置6から+X方向(第1方向)に画像光が入射する。投射光学装置7は、入射された画像光を+X方向に沿って導光し、画像光の光路を光路変更素子73によって+X方向に交差する+Y方向(第2方向)に変更した後、画像光を投射する。
冷却装置8は、第1ダクト91、第2ダクト92、第3ダクト93、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gを備える。
第1ダクト91は、青用光変調装置65Bに応じて設けられる。第1遠心力ファン81Bは、吸気面81B2を有し、第1ダクト91に冷却気体を送出する。
第2ダクト92は、赤用光変調装置65Rに応じて設けられる。第2遠心力ファン81Rは、吸気面81R2を有し、第2ダクト92に冷却気体を送出する。
第3ダクト93は、緑用光変調装置65Gに応じて設けられる。第3遠心力ファン81Gは、吸気面81G2を有し、第3ダクト93に冷却気体を送出する。
第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gは、画像形成装置6と投射光学装置7とによって区画された領域に、+X方向及び+Y方向によって規定される仮想面VS1,VS2と吸気面81B2,81R2,81G2とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置される。第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して+X方向及び+Y方向のそれぞれに交差する+Z方向(第3方向)に配置されている。第2ダクト92の一部は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なる。
このような構成によれば、各遠心力ファン81B,81R,81Gは、画像形成装置6と投射光学装置7とによって区画された領域に配置されるので、+X方向及び+Y方向におけるプロジェクター1の小型化に寄与できる。
また、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して+Z方向に配置され、+Z方向から見て、第2ダクト92の一部が第1遠心力ファン81Bの一部と重なる。これにより、各遠心力ファン81B,81R,81G及び各ダクト91~93をコンパクトに配置でき、XY平面における各遠心力ファン81B,81R,81G及び各ダクト91~93の設置面積を小さくできる。このとき、+Z方向から見て第2ダクト92の一部が第1遠心力ファン81Bの一部と重ならないように、第2ダクト92を曲げる必要が無い。これにより、第2ダクト92における冷却気体の流路長が長くなって、各遠心力ファン81B,81R,81G及び各ダクト91~93の設置面積が大きくなることを抑制できる。
更に、各遠心力ファン81B,81R,81Gは、仮想面VS1,VS2と吸気面81B2,81R2,81G2とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置される。これにより、各遠心力ファン81B,81R,81Gから伝播する振動が大きくなることを抑制でき、各遠心力ファン81B,81R,81Gの駆動時の騒音を低減できる。
従って、プロジェクター1の設置面積を小さくできるとともに、プロジェクター1にて発生する振動及び騒音を低減できる。
プロジェクター1では、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して+Y方向に配置されている。
このような構成によれば、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して+Z方向に配置されるとともに、+Y方向にずれて配置される。従って、+X方向における第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rの設置範囲を小さくできる。
プロジェクター1では、第2遠心力ファン81Rの一部は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なる。
このような構成によれば、+Z方向から見て第2遠心力ファン81Rの一部が第1遠心力ファン81Bの一部と重ならない場合に比べて、+Y方向における第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rの設置範囲を小さくできる。
プロジェクター1では、青用光変調装置65Bの発熱量及び緑用光変調装置65Gの発熱量は、赤用光変調装置65Rの発熱量よりも大きい。第1ダクト91における冷却気体の流路長及び第3ダクト93における冷却気体の流路長は、第2ダクト92における冷却気体の流路長よりも小さい。
このような構成によれば、青用光変調装置65B及び緑用光変調装置65Gに流通する冷却気体の損失を低減でき、青用光変調装置65B及び緑用光変調装置65Gに冷却気体を流通させやすくすることができる。従って、赤用光変調装置65Rよりも発熱量が大きい青用光変調装置65B及び緑用光変調装置65Gの冷却効率を向上できる。
プロジェクター1では、冷却装置8は、第4遠心力ファン81Lを備える。第4遠心力ファン81Lは、画像形成装置6と投射光学装置7とによって区画された領域に配置されて、冷却対象である投射光学装置7に冷却気体を送出する。
このような構成によれば、4つの遠心力ファン81B,81R,81G,81Lをコンパクトに配置できる他、第4遠心力ファン81Lから送出される冷却気体によって投射光学装置7を冷却できる。
プロジェクター1では、第4遠心力ファン81Lの一部は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gのそれぞれと重ならない。
このような構成によれば、+Z方向から見て遠心力ファン81B,81R,81Gと重ならないデッドスペースに、第4遠心力ファン81Lを配置できる。従って、第4遠心力ファン81Lを画像形成装置6と投射光学装置7とによって区画された領域に配置した場合でも、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの設置面積が拡大することを抑制できる。
プロジェクター1では、第4遠心力ファン81Lは、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gのうち最も大きい遠心力ファンよりも小さい。第4遠心力ファン81Lの吸気面81L2は、XY平面と平行な仮想面VS3に交差している。
このような構成によれば、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gのうち最も大きい遠心力ファンよりも小型の第4遠心力ファン81Lの設置面積を更に小さくできる。これにより、遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの設置面積を小さくでき、プロジェクター1の設置面積を小さくできる。
プロジェクター1では、第4遠心力ファン81Lは、投射光学装置7に冷却気体を流通させる。詳述すると、第4遠心力ファン81Lは、投射光学装置7における+Y方向の端部に冷却気体を送出して、投射光学装置7の拡大反射部材75を冷却する。
このような構成によれば、第4遠心力ファン81Lによって流通する冷却気体によって拡大反射部材75を冷却できる。従って、投射光学装置7によって安定して画像光を投射できる。
プロジェクター1は、光源装置5、画像形成装置6、投射光学装置7及び冷却装置8を収容する外装筐体2を備える。外装筐体2は、筐体に相当する。外装筐体2は、外装筐体2の外部の気体を外装筐体2の内部に導入する導入口225と、導入口225に設けられたエアフィルター226と、を備える。導入口225は、第1導入口に相当し、エアフィルター226は、第1フィルターに相当する。第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R、第3遠心力ファン81G及び第4遠心力ファン81Lは、エアフィルター226を介して外装筐体2の外部の気体を吸引する。
第4遠心力ファン81Lによる冷却気体の吸引力は、第1遠心力ファン81Bと、第2遠心力ファン81Rと、第3遠心力ファン81Gとのうち、冷却気体の吸引力が最も大きい遠心力ファンによる冷却気体の吸引力よりも小さい。
冷却装置8は、吸気側部材86に設けられた吸気ダクト869を備える。吸気ダクト869は、第1遠心力ファン81Bと、第2遠心力ファン81Rと、第3遠心力ファン81Gとから独立して、エアフィルター226と第4遠心力ファン81Lとを結ぶダクトである。
ここで、吸気ダクト869が無い場合、エアフィルター226を通過した気体は、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gによって吸引されやすくなり、第4遠心力ファン81Lに流通する気体の量が少なくなりやすい。
これに対し、吸気ダクト869によって、冷却気体の送出量が他の遠心力ファン81B,81R,81Gよりも小さい第4遠心力ファン81L、すなわち、冷却気体の吸引量が他の遠心力ファン81B,81R,81Gよりも小さい第4遠心力ファン81Lに、エアフィルター226を通過した気体を確実に流通させることができる。
プロジェクター1では、外装筐体2は、第2導入口としての導入口223と、第2フィルターとしてのエアフィルター2231と、を備える。導入口223は、外装筐体2の外部の気体を外装筐体2の内部に導入する。エアフィルター2231は、導入口223に設けられている。冷却装置8は、光源装置5に冷却気体を送出する光源用ファン90を備える。光源用ファン90の吸気面901は、+Z方向においてエアフィルター2231と対向する。
このような構成によれば、光源用ファン90によって、エアフィルター2231を介して吸引された冷却気体を光源装置5に流通させることができる。また、光源用ファン90は、遠心力ファン81B,81R,81G,81Lとは異なる位置に設けられているので、光源用ファン90は、+Z方向から見て各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lと重ならない。このため、光源用ファン90が設けられていても、+Z方向におけるプロジェクター1の寸法が大きくなることを抑制できる。
プロジェクター1は、+Z方向から見て、画像形成装置6と投射光学装置7とによって区画された領域において投射光学装置7とは反対側の部分に設けられた左側スピーカーSPLを備える。第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R、第3遠心力ファン81G及び第4遠心力ファン81Lは、左側スピーカーSPLよりも+X方向に配置されている。
このような構成によれば、左側スピーカーSPLの動作時に生じる磁界によって各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lが誤動作することを抑制できる。
[実施形態の変形]
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形及び改良等は、本開示に含まれるものである。
[第1変形例]
上記したプロジェクター1では、第3方向である+Z方向から見て、一部が互いに重なる第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rのそれぞれの吸気面81B2,81R2は、+X方向(第1方向)及び+Y方向(第2方向)によって規定されるXY平面である仮想面VS1,VS2に対して平行であるとした。しかしながら、これに限らず、+Z方向から見て一部が互いに重なる複数の遠心力ファンのうち、少なくとも1つの遠心力ファンの吸気面は、XY平面に対して交差していてもよい。
図17は、第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rの配置の変形を示す図である。
例えば、上記のように、第1遠心力ファン81Bの一部と第2遠心力ファン81Rの一部とが+Z方向において互いに重なる状態において、第1遠心力ファン81Bに対して+Z方向に配置される第2遠心力ファン81Rは、図17に示すように、吸気面81R2がXY平面である仮想面VS2に対して傾斜するように配置されていてもよい。
また、図17の例では、第1遠心力ファン81Bは、吸気面81B2がXY平面である仮想面VS1と平行となるように配置されている。しかしながら、これに限らず、第1遠心力ファン81Bも、吸気面81B2が仮想面VS1と交差するように配置されていてもよい。また、吸気面がXY平面と交差する遠心力ファンは、第1遠心力ファン81Bだけでもよい。更に、図示を省略するが、第3遠心力ファン81Gは、吸気面81G2がXY平面と交差するように配置されていてもよく、吸気面81G2がXY平面と平行となるように配置されていてもよい。
ここで、吸気面がXY平面に平行な仮想面と交差する場合、吸気面と当該仮想面とのなす角は、0°より大きく、45°以下の角度であることが好ましい。すなわち、上記実施形態における遠心力ファンの配置と併せて、遠心力ファンは、吸気面とXY平面に平行な仮想面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となるように配置されることが好ましい。これにより、遠心力ファンの駆動時の振動を効果的に低減できる。
一方、吸気面とXY平面に平行な仮想面とのなす角が0°以上、90°未満の角度であれば、吸気面とXY平面とのなす角が90°である場合に比べて、遠心力ファンの駆動時の振動を低減できる。
図18は、遠心力ファン81B,81R,81Gの配置の一例を示す図であり、遠心力ファン81B,81R,81Gを+Y方向から見た図である。詳述すると、図18は、図17に示した遠心力ファン81B,8Rに対する第3遠心力ファン81Gの配置の一例を示す図である。
例えば、吸気面81B2,81R2とXY平面に平行な仮想面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となるように、第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rが配置され、第2ダクト92の一部が、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なり、第2ダクト92の一部が、+Z方向から見て第3遠心力ファン81Gの一部と重ならない場合では、第3遠心力ファン81Gは、図18に示すように、吸気面81G2と仮想面VS5とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となるように配置されてもよい。
このような構成によれば、XY平面における3つの遠心力ファン81B,81R,81Gの設置面積を小さくできるので、プロジェクター1の小型化を図ることができる。
また、吸気面と仮想面VS5との交差角が45°を超え、90°以下の角度となる遠心力ファンは、遠心力ファン81B,81R,81Gのうち、第3遠心力ファン81Gのみである。このため、3つの遠心力ファン81B,81R,81Gの全ての吸気面とXY平面に平行な仮想面との交差角が45°を超え、90°以下の角度となる場合に比べて、3つの遠心力ファン81B,81R,81Gの駆動によって生じる騒音を低減できる。
なお、第3遠心力ファン81Gの駆動時の振動を一層低減させる場合には、吸気面81G2とXY平面に平行な仮想面とのなす角が45°を超え、90°未満の角度であることが好ましい。このように、吸気面81G2と当該仮想面とのなす角が90°未満の角度であれば、吸気面81G2とXY平面に平行な仮想面とのなす角が90°である場合に比べて、第3遠心力ファン81Gの駆動時の振動を低減できる。
また、吸気面81G2と仮想面VS5とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となるように、第3遠心力ファン81Gが配置される場合、第3遠心力ファン81Gは、図18に示したように、第3方向である+Z方向から見て第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rと重ならない。
このような構成によれば、3つの遠心力ファンを備えるプロジェクターの+Z方向における寸法が大きくなることを抑制できる。従って、プロジェクターの小型化を図ることができる。
一方、第3遠心力ファン81Gが、+Z方向から見て第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rと重なる場合には、XY平面における各遠心力ファン81B,81R,81Gの設置面積を小さくできる。このため、XY平面におけるプロジェクターの面積を小さくでき、ひいては、プロジェクターの小型化を図ることができる。
なお、図17及び図18に示した第2遠心力ファン81Rは、+Y方向の端部が-Y方向の端部よりも+Z方向に配置されるように、XY平面に平行な仮想面に対して傾斜して配置されていた。図18に示した例では、第3遠心力ファン81Gは、-X方向の端部が+X方向の端部よりも+Z方向に配置されるように、XY平面に平行な仮想面に対して傾斜して配置されていた。すなわち、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gは、XY平面に平行な仮想面に対して傾斜して配置されているとした。しかしながら、これに限らず、吸気面とXY平面に平行な仮想面とが交差する場合において、当該仮想面に対する吸気面の傾斜の方向はどの方向であってもよい。
例えば、第2遠心力ファン81Rにおいて、+X方向の端部及び-X方向の端部のうち一方の端部が他方の端部よりも+Z方向に配置されるように、吸気面81R2がXY平面に平行な仮想面に対して傾斜してもよい。また例えば、第3遠心力ファン81Gにおいて、+Y方向の端部及び-Y方向の端部のうち一方の端部が他方の端部よりも+Z方向に配置されるように、吸気面81G2がXY平面に平行な仮想面に対して傾斜していてもよい。
[第2変形例]
上記したプロジェクター1では、+Z方向から見て、第2遠心力ファン81Rの一部は、第1遠心力ファン81Bの一部と重なり、第2ダクト92の一部は、第1遠心力ファン81Bの一部と重なり、第2ダクト92の他の一部は、第3遠心力ファン81Gの一部と重なるとした。しかしながら、これに限らず、第1遠心力ファン81Bの一部と、第2遠心力ファン81Rの一部と、第3遠心力ファン81Gの一部とは、+Z方向において互いに重なっていてもよい。
図19は、遠心力ファン81B,81R,81Gの配置の変形を示す図である。
例えば、図19に示すように、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bの一部と第2遠心力ファン81Rの一部とが互いに重なり、第2遠心力ファン81Rの他の一部と第3遠心力ファン81Gの一部とが互いに重なるように、各遠心力ファン81B,81R,81Gが配置されていてもよい。詳述すると、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bにおいて第1ダクト91とは反対側の端部と、第2遠心力ファン81Rにおいて第2ダクト92側の端部とが重なり、第2遠心力ファン81Rにおいて第2ダクト92とは反対側の端部と、第3遠心力ファン81Gにおいて第3ダクト93側の端部とが重なるように、各遠心力ファン81B,81R,81Gが配置されてもよい。
この場合、第2ダクト92は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81B及び第1ダクト91と、第3ダクト93とに重なってもよい。また、第3ダクト93は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81B及び第1ダクト91と、第2遠心力ファン81R及び第2ダクト92とに重なってもよい。
更に、図示を省略するが、+Z方向に重なる複数の遠心力ファンの配置において、1段目、2段目及び3段目に配置される遠心力ファンは、上記に限らない。例えば、遠心力ファン81B,81R,81Gのうちの1つの遠心力ファンが1段目に配置され、他の1つの遠心力ファンが2段目に配置され、残りの1つの遠心力ファンが3段目に配置されれば、1段目、2段目及び3段目のそれぞれに配置される遠心力ファンは、適宜変更可能である。
また、上記した第1変形例に示した配置のように、3つの遠心力ファン81B,81R,81Gのうち、少なくとも1つの遠心力ファンの吸気面は、XY平面に対して交差していてもよい。
[第3変形例]
図20は、遠心力ファン81B,81R,81Gの配置の変形を示す平面図である。
上記したプロジェクター1では、第3遠心力ファン81Gは、第1遠心力ファン81Bに対して+X方向に配置され、第2遠心力ファン81Rの一部は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なるとした。しかしながら、これに限らず、図20に示すように、第2遠心力ファン81Rの一部は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bの一部だけでなく、第3遠心力ファン81Gの一部と重なってもよい。
図20の配置の例では、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81B及び第3遠心力ファン81Gに対して+Y方向かつ+Z方向に配置されている。+Z方向から見て、第2遠心力ファン81Rにおける-X方向かつ-Y方向の一部は、第1遠心力ファン81BにおけるX方向かつ+Y方向の一部と重なり、第2遠心力ファン81Rにおける+X方向かつ-Y方向の一部は、第3遠心力ファン81Gにおける-X方向かつ+Y方向の一部と重なる。更に、第2遠心力ファン81Rから送出された冷却気体が内部を流通する第2ダクト92は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bにおける+X方向の一部と重なる。
なお、第2ダクト92は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bの一部だけでなく、第3遠心力ファン81Gの一部と重なってもよく、第1遠心力ファン81Bと重ならず、第3遠心力ファン81Gの一部と重なってもよい。
また、上記した第1変形例に示した配置のように、3つの遠心力ファン81B,81R,81Gのうち、少なくとも1つの遠心力ファンの吸気面は、XY平面に対して交差していてもよい。
すなわち、第2変形例では、第2遠心力ファン81Rは、第3遠心力ファン81Gに対して+Z方向にずれて配置されている。第2ダクト92の一部は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bの一部だけでなく、第3遠心力ファン81Gの一部とも重なる。
このような構成によれば、各遠心力ファン81B,81R,81G及び第2ダクト92をコンパクトに配置でき、各遠心力ファン81B,81R,81G及び第2ダクト92の設置面積を小さくできる。従って、プロジェクター1の設置面積を小さくできる。
また、第2変形例では、第1遠心力ファン81Bと第3遠心力ファン81Gとは、+X方向及び+Y方向のうち+X方向に並んで配置されている。第2遠心力ファン81Rの一部は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bの一部と重なり、第2遠心力ファン81Rの他の一部は、+Z方向から見て、第3遠心力ファン81Gの一部と重なっている。
このような構成によれば、各遠心力ファン81B,81R,81Gをコンパクトに配置でき、各遠心力ファン81B,81R,81Gの設置面積を小さくできる。従って、プロジェクター1の設置面積を小さくできる。
[第4変形例]
図21は、遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの配置の変形を示す平面図である。
上記したプロジェクター1では、第4遠心力ファン81Lは、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gと重ならない位置に配置されていた。しかしながら、これに限らず、例えば図21に示すように、第4遠心力ファン81Lは、+Z方向から見て、第4遠心力ファン81Lの一部が第3遠心力ファン81Gの一部と重なる位置に配置されていてもよい。
すなわち、第4遠心力ファン81Lの一部は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81B、第2遠心力ファン81R及び第3遠心力ファン81Gのうち少なくとも1つの遠心力ファンの一部と重なってもよい。
なお、図示を省略するが、第4遠心力ファン81Lは、吸気面81L2がXY平面と平行となるように配置されていてもよい。また、吸気面81L2がXY平面と交差する場合には、吸気面81L2とXY平面とのなす角は、0°より大きく、45°以下であることが好ましい。
すなわち、第4変形例では、第4遠心力ファン81Lの一部は、+Z方向から見て、第1遠心力ファン81Bと、第2遠心力ファン81Rと、第3遠心力ファン81Gとのうちの少なくとも1つの遠心力ファンの一部と重なる。
このような構成によれば、第4遠心力ファン81Lを設けた場合でも、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの設置面積を小さくできる。従って、プロジェクター1の設置面積を小さくできる。
なお、図20の例では、+Z方向から見て第4遠心力ファン81Lが重なる遠心力ファンは、第3遠心力ファン81Gであるとした。しかしながら、これに限らず、第1遠心力ファン81B及び第2遠心力ファン81Rのうち少なくとも一方であってもよい。また、第4遠心力ファン81Lは、+Z方向から見て複数の遠心力ファンに跨って配置されていてもよい。
[他の変形例]
上記実施形態では、第1色光を青色光LBとし、第2色光を赤色光LRとし、第3色光を緑色光LGとした。そして、青色光LBを変調する青用光変調装置65Bを第1光変調
装置とし、赤色光LRを変調する赤用光変調装置65Rを第2光変調装置とし、緑色光LGを変調する緑用光変調装置65Gを第3光変調装置と例示した。しかしながら、これに限らず、例えば第2色光は、青色光及び緑色光のうち一方の色光であってもよい。すなわち、第2ダクトが冷却気体を導く第2光変調装置は、青色光を変調する青用光変調装置であってもよく、緑色光を変調する緑用光変調装置であってもよい。
上記実施形態では、第2遠心力ファン81Rの一部は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bの一部と重なるとした。しかしながら、これに限らず、第2遠心力ファン81Rの一部は、+Z方向から見て第1遠心力ファン81Bと重ならなくてもよい。
なお、+Z方向から見て複数の遠心力ファンの一部が互いに重なる場合、吸気口が他の遠心力ファンによって閉塞されない程度に重なることが好ましい。
上記実施形態では、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して+Z方向に配置されるとともに、第1遠心力ファン81Bに対して+Y方向に配置されるとした。しかしながら、これに限らず、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して+Z方向に配置されるとともに、第1遠心力ファン81Bに対して-Y方向に配置されてもよい。また、第2遠心力ファン81Rは、第1遠心力ファン81Bに対して-Z方向に配置されてもよい。
上記実施形態では、第2ダクト92の一部は、+Z方向から見て第3遠心力ファン81Gと重なるとした。しかしながら、これに限らず、第2ダクト92の一部は、+Z方向から見て第3遠心力ファン81Gの一部と重ならなくてもよい。
また、第3遠心力ファン81Gは、第1遠心力ファン81Bに対して+X方向に配置されるとした。しかしながら、これに限らず、第3遠心力ファン81Gは、第1遠心力ファン81Bに対して-X方向に配置されていてもよい。
上記実施形態では、第1光変調装置である青用光変調装置65Bに冷却気体を導く第1ダクト91における冷却気体の流路長と、第3光変調装置である緑用光変調装置65Gに冷却気体を導く第3ダクト93における冷却気体の流路長とは、第2光変調装置である赤用光変調装置65Rに冷却気体を導く第2ダクト92における冷却気体の流路長よりも小さいとした。しかしながら、これに限らず、青用光変調装置65Bの発熱量及び緑用光変調装置65Gの発熱量が、赤用光変調装置65Rの発熱量よりも小さい場合等において、第1ダクト91における冷却気体の流路長と、第3ダクト93における冷却気体の流路長とは、第2ダクト92における冷却気体の流路長よりも必ずしも小さくなくてもよい。
上記実施形態では、冷却装置8は、投射光学装置7における+Y方向の端部に冷却気体を流通させる第4遠心力ファン81Lを備えるとした。また、冷却装置8は、光源装置5のヒートシンク513に冷却気体を流通させる光源用ファン90を備えるとした。しかしながら、これに限らず、冷却装置8は、第4遠心力ファン81L及び光源用ファン90を備えなくてもよい。
また、第4遠心力ファン81Lが冷却気体を流通させる冷却対象は、投射光学装置7でなくてもよく、他の冷却対象であってもよい。
上記実施形態では、第4遠心力ファン81Lは、他の遠心力ファン81B,81R,81Gよりも小さい遠心力ファンであるとした。しかしながら、これに限らず、第4遠心力ファン81Lは、他の遠心力ファン81B,81R,81Gよりも大きい遠心力ファンであってもよく、他の遠心力ファン81B,81R,81Gと略同じ大きさの遠心力ファンであってもよい。また、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lの大きさは、互いに異なっていてもよく、同じであってもよい。
上記実施形態では、第4遠心力ファン81Lの吸気面81L2は、XY平面に交差するとした。しかしながら、これに限らず、第4遠心力ファン81Lは、吸気面81L2がXY平面と平行になるように配置されてもよい。
なお、遠心力ファン81B,81R,81Gは、同じ仕様の遠心力ファンであるとした。しかしながら、これに限らず、遠心力ファン81B,81R,81Gのうち少なくとも1つの遠心力ファンは、他の遠心力ファンと大きさ及び単位時間当たりの回転数が異なっていてもよい。また、遠心力ファン81B,81R,81Gのうち少なくとも1つの遠心力ファンによる冷却気体の吸引力及び送出量は、他の遠心力ファンによる冷却気体の吸引力及び送出量と異なっていてもよい。
上記実施形態では、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lは、第1フィルターとしてのエアフィルター226を介して外装筐体2の外部の気体を吸引するとした。しかしながら、これに限らず、エアフィルター226は無くてもよい。
また、エアフィルター226を通過した気体が導入される吸気側部材86は、吸気ダクト869を有するとした。しかしながら、これに限らず、吸気ダクト869は無くてもよい。
上記実施形態では、光源用ファン90は、第2フィルターであるエアフィルター2231を介して外装筐体2の外部の気体を吸引するとした。しかしながら、これに限らず、エアフィルター2231は無くてもよい。
上記実施形態では、遠心力ファン81B,81R,81G,81Lは、左側スピーカーSPLよりも+X方向に配置されるとした。しかしながら、プロジェクターは、スピーカーを備えていなくてもよい。
上記実施形態では、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lは、底面22に設けられた導入口225に配置されたエアフィルター226を通過した気体を吸引するとした。しかしながら、各遠心力ファン81B,81R,81G,81Lによって吸引される冷却気体は、外装筐体2において他の面に設けられた導入口を通過して外装筐体2内に導入された気体であってもよい。
上記実施形態では、投射光学装置7は、+Y方向に入射する画像光を-Y方向かつ+Z方向に反射して拡大する拡大反射部材75を備えるとした。しかしながら、これに限らず、投射光学装置7は、+Y方向に進行する画像光を、被投射面に向かって+Y方向に投射するものであってもよい。
上記実施形態では、光変調装置65は、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルを備えるとした。しかしながら、これに限らず、光変調装置65は、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを備えていてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を、上記プロジェクターに採用される光変調装置としてもよい。
[本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
本開示の第1態様に係るプロジェクターは、第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を出射する光源装置と、前記第1色光を変調する第1光変調装置と、前記第2色光を変調する第2光変調装置と、前記第3色光を変調する第3光変調装置と、変調された前記第1色光、前記第2色光及び前記第3色光を合成して画像光を出射する色合成素子と、を有する画像形成装置と、光路変更素子を有し、前記画像形成装置から第1方向に前記画像光が入射し、入射された前記画像光を前記第1方向に沿って導光し、前記画像光の光路を前記光路変更素子によって前記第1方向に交差する第2方向に変更した後に前記画像光を投射する投射光学装置と、冷却装置と、を備え、前記冷却装置は、前記第1光変調装置に応じて設けられる第1ダクトと、吸気面を有し、前記第1ダクトに冷却気体を送出する第1遠心力ファンと、前記第2光変調装置に応じて設けられる第2ダクトと、吸気面を有し、前記第2ダクトに冷却気体を送出する第2遠心力ファンと、前記第3光変調装置に応じて設けられる第3ダクトと、吸気面を有し、前記第3ダクトに冷却気体を送出する第3遠心力ファンと、を備え、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置され、前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に配置され、前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる。
このような構成によれば、各遠心力ファンは、画像形成装置と投射光学装置とによって区画された領域に配置されるので、第1方向及び第2方向におけるプロジェクターの小型化に寄与できる。
また、第2遠心力ファンは、第1遠心力ファンに対して第3方向に配置され、第3方向から見て、第2ダクトの一部が第1遠心力ファンの一部と重なる。これにより、各遠心力ファン及び各ダクトをコンパクトに配置でき、第1方向及び第2方向によって規定される平面における各遠心力ファン及び各ダクトの設置面積を小さくできる。このとき、第2ダクトが第2遠心力ファンから第1遠心力ファンに向かう方向に延出するときに、第2ダクトの一部が第1遠心力ファンの一部と重ならないように、第2ダクトを曲げる必要が無い。これにより、第2ダクトにおける冷却気体の流路長が長くなることを抑制できる。
更に、各遠心力ファンは、上記仮想面と吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置される。これにより、各遠心力ファンから伝播する振動が大きくなることを抑制でき、各遠心力ファンの駆動時の騒音を低減できる。
従って、プロジェクターの設置面積を小さくできるとともに、プロジェクターにて発生する振動及び騒音を低減できる。
上記第1態様では、前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第2方向に配置されてもよい。
このような構成によれば、第2遠心力ファンは、第1遠心力ファンに対して第3方向に配置されるとともに、第2方向にずれて配置される。従って、第1方向における第1遠心力ファン及び第2遠心力ファンの設置範囲を小さくできる。
上記第1態様では、前記第2遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なってもよい。
このような構成によれば、第3方向から見て第2遠心力ファンの一部が第1遠心力ファンの一部と重ならない場合に比べて、第2方向における第1遠心力ファン及び第2遠心力ファンの設置範囲を小さくできる。
上記第1態様では、前記第2遠心力ファンは、前記第3遠心力ファンに対して前記第3方向にずれて配置され、前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て、前記第3遠心力ファンと重なってもよい。
このような構成によれば、第3方向から見て、第1遠心力ファンの一部と第2遠心力ファンの一部とが重なり、第2ダクトの一部は、第1遠心力ファンの一部及び第3遠心力ファンの一部と重なる。これによれば、各遠心力ファン及び第2ダクトをコンパクトに配置でき、各遠心力ファン及び第2ダクトの設置面積を小さくできる。従って、プロジェクターの設置面積を小さくできる。
上記第1態様では、前記第1遠心力ファンと前記第3遠心力ファンとは、前記第1方向及び前記第2方向のうち少なくとも一方の方向に並んで配置され、前記第2遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て、前記第1遠心力ファンの一部と重なり、前記第2遠心力ファンの他の一部は、前記第3方向から見て、前記第3遠心力ファンの一部と重なってもよい。
このような構成によれば、第1遠心力ファンと第3遠心力ファンとは、第3方向から見て重ならない位置に配置される。これに対し、第3方向から見て、第2遠心力ファンの一部と第1遠心力ファンの一部とが重なり、第2遠心力ファンの他の一部と第3遠心力ファンの一部とが重なることによって、各遠心力ファンをコンパクトに配置でき、各遠心力ファンの設置面積を小さくできる。従って、プロジェクターの設置面積を小さくできる。
上記第1態様では、前記第1光変調装置の発熱量及び前記第3光変調装置の発熱量は、前記第2光変調装置の発熱量よりも大きく、前記第1ダクトにおける冷却気体の流路長及び前記第3ダクトにおける冷却気体の流路長は、前記第2ダクトにおける冷却気体の流路長よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、発熱量が大きい第1光変調装置及び第3光変調装置に冷却気体を導く第1ダクト及び第3ダクトのそれぞれにおける冷却気体の流路長が、発熱量が小さい第2光変調装置に冷却気体を導く第2ダクトにおける冷却気体の流路長よりも小さい。これによれば、第1光変調装置及び第3光変調装置に流通する冷却気体の損失を低減でき、第1光変調装置及び第3光変調装置に冷却気体を流通させやすくすることができる。従って、発熱量が大きい第1光変調装置及び第3光変調装置の冷却効率を向上できる。
上記第1態様では、前記冷却装置は、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に配置されて、冷却対象に冷却気体を送出する第4遠心力ファンを備えていてもよい。
このような構成によれば、4つの遠心力ファンをコンパクトに配置できる他、第4遠心力ファンから送出される冷却気体によって他の冷却対象を冷却できる。
上記第1態様では、前記第4遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンのそれぞれと重ならなくてもよい。
このような構成によれば、例えば第4遠心力ファンが他の遠心力ファンよりも小型の遠心力ファンである場合に、第3方向から見て他の遠心力ファンの一部と重ならないデッドスペースに、第4遠心力ファンを配置できる。従って、第4遠心力ファンを上記領域に配置した場合でも、各遠心力ファンの設置面積が拡大することを抑制できる。
上記第1態様では、前記第4遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て、前記第1遠心力ファンと、前記第2遠心力ファンと、前記第3遠心力ファンとのうちの少なくとも1つの遠心力ファンの一部と重なってもよい。
このような構成によれば、第1遠心力ファン及び第2遠心力ファンの場合と同様に、第4遠心力ファンを設けた場合でも、各遠心力ファンの設置面積を小さくできる。従って、プロジェクターの設置面積を小さくできる。
上記第1態様では、前記第4遠心力ファンは、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンのうち最も大きい遠心力ファンよりも小さく、前記第4遠心力ファンの吸気面は、前記仮想面に交差していてもよい。
このような構成によれば、第1遠心力ファン、第2遠心力ファン及び第3遠心力ファンのうち最も大きい遠心力ファンよりも小型の第4遠心力ファンの設置面積を小さくできる。これにより、冷却装置が、第1遠心力ファン、第2遠心力ファン及び第3遠心力ファンに加えて第4遠心力ファンを備える場合でも、各遠心力ファンの設置面積を小さくでき、プロジェクターの設置面積を小さくできる。
上記第1態様では、前記第4遠心力ファンは、前記投射光学装置に冷却気体を流通させてもよい。
このような構成によれば、投射光学装置が熱に弱い部品を有する場合でも、第4遠心力ファンによって流通する冷却気体によって熱に弱い部品を冷却できる。従って、投射光学装置によって安定して画像光を投射できる。
上記第1態様では、前記光源装置、前記画像形成装置、前記投射光学装置及び前記冷却装置を収容する筐体を備え、前記筐体は、前記筐体の外部の気体を前記筐体の内部に導入する第1導入口と、前記第1導入口に設けられた第1フィルターと、を備え、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン、前記第3遠心力ファン及び前記第4遠心力ファンは、前記第1フィルターを介して前記筐体の外部の気体を吸引し、前記第4遠心力ファンによる冷却気体の吸引力は、前記第1遠心力ファンと、前記第2遠心力ファンと、前記第3遠心力ファンとのうち、冷却気体の吸引力が最も大きい遠心力ファンによる冷却気体の吸引力よりも小さく、前記冷却装置は、前記第1遠心力ファンと、前記第2遠心力ファンと、前記第3遠心力ファンとから独立して、前記第1フィルターと前記第4遠心力ファンとを結ぶダクトを備えていてもよい。
ここで、上記ダクトが無い場合、第1フィルターを通過した気体は、第1遠心力ファン、第2遠心力ファン及び第3遠心力ファンによって吸引されやすくなり、第4遠心力ファンに流通する気体の量が少なくなりやすい。
これに対し、上記構成によれば、冷却気体の送出量が他の遠心力ファンよりも小さい第4遠心力ファンに、第1フィルターを通過した気体を確実に流通させることができる。
上記第1態様では、前記筐体は、前記筐体の外部の気体を前記筐体の内部に導入する第2導入口と、前記第2導入口に設けられた第2フィルターと、を備え、前記冷却装置は、前記光源装置に冷却気体を送出する光源用ファンを備え、前記光源用ファンの吸気面は、前記第3方向において前記第2フィルターと対向していてもよい。
このような構成によれば、光源用ファンによって、第2フィルターを介して吸引された冷却気体を光源装置に流通させることができる。また、光源用ファンは、第1遠心力ファン、第2遠心力ファン及び第3遠心力ファンとは異なる位置に設けられるので、光源用ファンは、第3方向から見て各遠心力ファンと重ならない。このため、光源用ファンが設けられる場合でも、第3方向におけるプロジェクターの寸法が大きくなることを抑制できる。
上記第1態様では、前記第3方向から見て、前記領域における前記投射光学装置とは反対側の部分に設けられたスピーカーを備え、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記スピーカーよりも前記第1方向に配置されてもよい。
このような構成によれば、スピーカーの動作時に生じる磁界によってファンが誤動作することを抑制できる。
本開示の第2態様に係るプロジェクターは、第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を出射する光源装置と、前記第1色光を変調する第1光変調装置と、前記第2色光を変調する第2光変調装置と、前記第3色光を変調する第3光変調装置と、変調された前記第1色光、前記第2色光及び前記第3色光を合成して画像光を出射する色合成素子と、を有する画像形成装置と、光路変更素子を有し、前記画像形成装置から第1方向に前記画像光が入射し、入射された前記画像光を前記第1方向に沿って導光し、前記画像光の光路を前記光路変更素子によって前記第1方向に交差する第2方向に変更した後に前記画像光を投射する投射光学装置と、冷却装置と、を備え、前記冷却装置は、前記第1光変調装置に応じて設けられる第1ダクトと、吸気面を有し、前記第1ダクトに冷却気体を送出する第1遠心力ファンと、前記第2光変調装置に応じて設けられる第2ダクトと、吸気面を有し、前記第2ダクトに冷却気体を送出する第2遠心力ファンと、前記第3光変調装置に応じて設けられる第3ダクトと、吸気面を有し、前記第3ダクトに冷却気体を送出する第3遠心力ファンと、を備え、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に配置され、前記第1遠心力ファン及び前記第2遠心力ファンは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置され、前記第3遠心力ファンは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となる向きに配置され、前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に配置され、前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる。
このような構成によれば、上記第1態様に係るプロジェクターと同様の効果を奏することができる。
すなわち、各遠心力ファンは、画像形成装置と投射光学装置とによって区画された領域に配置されるので、第1方向及び第2方向におけるプロジェクターの小型化に寄与できる。また、第2遠心力ファンは、第1遠心力ファンに対して第3方向に配置され、第3方向から見て、第2ダクトの一部が第1遠心力ファンの一部と重なる。これにより、各遠心力ファン及び各ダクトをコンパクトに配置でき、第1方向及び第2方向によって規定される平面における各遠心力ファン及び各ダクトの設置面積を小さくできる。このとき、第2ダクトが第2遠心力ファンから第1遠心力ファンに向かう方向に延出するときに、第2ダクトの一部が第1遠心力ファンの一部と重ならないように、第2ダクトを曲げる必要が無い。これにより、第2ダクトにおける冷却気体の流路長が長くなることを抑制できる。
更に、第3遠心力ファンは、第1方向及び第2方向によって規定される仮想面と吸気面とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となる向きに配置され、第1遠心力ファン及び第2遠心力ファンは、第1方向及び第2方向によって規定される仮想面と吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置される。これによれば、第1遠心力ファン、第2遠心力ファン及び第3遠心力ファンのそれぞれが、上記仮想面と吸気面とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となる向きに配置される場合に比べて、各遠心力ファンから伝播する振動が大きくなることを抑制でき、各遠心力ファンの駆動時の騒音を低減できる。
従って、プロジェクターの設置面積を小さくできるとともに、プロジェクターにて発生する振動及び騒音を低減できる。
上記第2態様では、前記第3遠心力ファンは、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファン及び前記第2遠心力ファンと重ならなくてもよい。
このような構成によれば、第3遠心力ファンが第3方向から見て第1遠心力ファン及び第2遠心力ファンと重なる場合に比べて、第1遠心力ファン、第2遠心力ファン及び第3遠心力ファンを備えるプロジェクターの第3方向における寸法が大きくなることを抑制できる。従って、プロジェクターの小型化を図ることができる。
1…プロジェクター、2…外装筐体(筐体)、21…天面、22…底面、22A…内面、223…導入口(第2導入口)、2231…エアフィルター(第2フィルター)、225…導入口(第1導入口)、226…エアフィルター(第1フィルター)、23…正面、24…背面、25…左側面、26…右側面、3…ベース部材、4…画像投射装置、5…光源装置、501…光源用筐体、511…受熱板、512…ヒートパイプ、513…ヒートシンク、6…画像形成装置、65…光変調装置、65B…青用光変調装置(第1光変調装置)、65G…緑用光変調装置(第3光変調装置)、65R…赤用光変調装置(第2光変調装置)、66…色合成素子、7…投射光学装置、73…光路変更素子、75…拡大反射部材、8…冷却装置、81…遠心力ファン、81B…第1遠心力ファン、81B1…送出口、81B2…吸気面、81B3…吸気口、81G…第3遠心力ファン、81G1…送出口、81G2…吸気面、81G3…吸気口、81L…第4遠心力ファン、81L1…送出口、81L2…吸気面、81L3…吸気口、81R…第2遠心力ファン、81R1…送出口、81R2…吸気面、81R3…吸気口、85…ダクト部材、86…吸気側部材、87…送出側部材、88…上側部材、89…下側部材、90…光源用ファン、91…第1ダクト、92…第2ダクト、93…第3ダクト、LB…青色光(第1色光)、LG…緑色光(第3色光)、LR…赤色光(第2色光)、SP…スピーカー、SPL…左側スピーカー。

Claims (16)

  1. 第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を出射する光源装置と、
    前記第1色光を変調する第1光変調装置と、前記第2色光を変調する第2光変調装置と、前記第3色光を変調する第3光変調装置と、変調された前記第1色光、前記第2色光及び前記第3色光を合成して画像光を出射する色合成素子と、を有する画像形成装置と、
    光路変更素子を有し、前記画像形成装置から第1方向に前記画像光が入射し、入射された前記画像光を前記第1方向に沿って導光し、前記画像光の光路を前記光路変更素子によって前記第1方向に交差する第2方向に変更した後に前記画像光を投射する投射光学装置と、
    冷却装置と、を備え、
    前記冷却装置は、
    前記第1光変調装置に応じて設けられる第1ダクトと、
    吸気面を有し、前記第1ダクトに冷却気体を送出する第1遠心力ファンと、
    前記第2光変調装置に応じて設けられる第2ダクトと、
    吸気面を有し、前記第2ダクトに冷却気体を送出する第2遠心力ファンと、
    前記第3光変調装置に応じて設けられる第3ダクトと、
    吸気面を有し、前記第3ダクトに冷却気体を送出する第3遠心力ファンと、を備え、
    前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置され、
    前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に配置され、
    前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる、ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2遠心力ファンは、前記第1遠心力ファンに対して前記第2方向に配置される、ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる、ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2遠心力ファンは、前記第3遠心力ファンに対して前記第3方向にずれて配置され、
    前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て、前記第3遠心力ファンと重なる、ことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1遠心力ファンと前記第3遠心力ファンとは、前記第1方向及び前記第2方向のうち少なくとも一方の方向に並んで配置され、
    前記第2遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て、前記第1遠心力ファンの一部と重なり、
    前記第2遠心力ファンの他の一部は、前記第3方向から見て、前記第3遠心力ファンの一部と重なる、ことを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1光変調装置の発熱量及び前記第3光変調装置の発熱量は、前記第2光変調装置の発熱量よりも大きく、
    前記第1ダクトにおける冷却気体の流路長及び前記第3ダクトにおける冷却気体の流路長は、前記第2ダクトにおける冷却気体の流路長よりも小さい、ことを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記冷却装置は、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に配置されて、冷却対象に冷却気体を送出する第4遠心力ファンを備える、ことを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項7に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第4遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンのそれぞれと重ならない、ことを特徴とするプロジェクター。
  9. 請求項7に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第4遠心力ファンの一部は、前記第3方向から見て、前記第1遠心力ファンと、前記第2遠心力ファンと、前記第3遠心力ファンとのうちの少なくとも1つの遠心力ファンの一部と重なる、ことを特徴とするプロジェクター。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第4遠心力ファンは、前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンのうち最も大きい遠心力ファンよりも小さく、
    前記第4遠心力ファンの吸気面は、前記仮想面に交差する、ことを特徴とするプロジェクター。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第4遠心力ファンは、前記投射光学装置に冷却気体を流通させる、ことを特徴とするプロジェクター。
  12. 請求項7から請求項11のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置、前記画像形成装置、前記投射光学装置及び前記冷却装置を収容する筐体を備え、
    前記筐体は、
    前記筐体の外部の気体を前記筐体の内部に導入する第1導入口と、
    前記第1導入口に設けられた第1フィルターと、を備え、
    前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン、前記第3遠心力ファン及び前記第4遠心力ファンは、前記第1フィルターを介して前記筐体の外部の気体を吸引し、
    前記第4遠心力ファンによる冷却気体の吸引力は、前記第1遠心力ファンと、前記第2遠心力ファンと、前記第3遠心力ファンとのうち、冷却気体の吸引力が最も大きい遠心力ファンによる冷却気体の吸引力よりも小さく、
    前記冷却装置は、前記第1遠心力ファンと、前記第2遠心力ファンと、前記第3遠心力ファンとから独立して、前記第1フィルターと前記第4遠心力ファンとを結ぶダクトを備える、ことを特徴とするプロジェクター。
  13. 請求項12に記載のプロジェクターにおいて、
    前記筐体は、
    前記筐体の外部の気体を前記筐体の内部に導入する第2導入口と、
    前記第2導入口に設けられた第2フィルターと、を備え、
    前記冷却装置は、前記光源装置に冷却気体を送出する光源用ファンを備え、
    前記光源用ファンの吸気面は、前記第3方向において前記第2フィルターと対向する、ことを特徴とするプロジェクター。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第3方向から見て、前記領域における前記投射光学装置とは反対側の部分に設けられたスピーカーを備え、
    前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記スピーカーよりも前記第1方向に配置される、ことを特徴とするプロジェクター。
  15. 第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を出射する光源装置と、
    前記第1色光を変調する第1光変調装置と、前記第2色光を変調する第2光変調装置と、前記第3色光を変調する第3光変調装置と、変調された前記第1色光、前記第2色光及び前記第3色光を合成して画像光を出射する色合成素子と、を有する画像形成装置と、
    光路変更素子を有し、前記画像形成装置から第1方向に前記画像光が入射し、入射された前記画像光を前記第1方向に沿って導光し、前記画像光の光路を前記光路変更素子によって前記第1方向に交差する第2方向に変更した後に前記画像光を投射する投射光学装置と、
    冷却装置と、を備え、
    前記冷却装置は、
    前記第1光変調装置に応じて設けられる第1ダクトと、
    吸気面を有し、前記第1ダクトに冷却気体を送出する第1遠心力ファンと、
    前記第2光変調装置に応じて設けられる第2ダクトと、
    吸気面を有し、前記第2ダクトに冷却気体を送出する第2遠心力ファンと、
    前記第3光変調装置に応じて設けられる第3ダクトと、
    吸気面を有し、前記第3ダクトに冷却気体を送出する第3遠心力ファンと、を備え、
    前記第1遠心力ファン、前記第2遠心力ファン及び前記第3遠心力ファンは、前記画像形成装置と前記投射光学装置とによって区画された領域に配置され、
    前記第1遠心力ファン及び前記第2遠心力ファンは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が0°以上、45°以下の角度となる向きに配置され、
    前記第3遠心力ファンは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される仮想面と前記吸気面とのなす角が45°を超え、90°以下の角度となる向きに配置され、
    前記第2遠心力ファンの一部、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なり
    前記第2ダクトの一部は、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファンの一部と重なる、ことを特徴とするプロジェクター。
  16. 請求項15に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第3遠心力ファンは、前記第3方向から見て前記第1遠心力ファン及び前記第2遠心力ファンと重ならない、ことを特徴とするプロジェクター。
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