JP5900008B2 - プロジェクター - Google Patents
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Description
すなわち、流出口に分岐壁が設けられていない構成の場合、ダクト内を流通する冷却風が全体的にダクトの内面に衝突して流出するため、流出口から流出する冷却風は、風速や風向が乱れて流出することとなるが、分岐壁を有する構成の場合、分岐壁およびダクトの内面に分散して衝突することとなり、流出口から流出する冷却風の風速や風向の乱れを抑制することが可能となる。よって、流出口から流出する冷却風を有効に光変調装置に送風し、光変調装置の効率的な冷却が可能となる。特に、冷却ファンと光変調装置とが近接して配置される構成の場合、分岐壁を備えない構成においては、流出口における風速や風向の乱れが著しくなるため、効果が顕著となる。
したがって、プロジェクターは、小型化が図られつつ、長期に亘って画質の劣化を抑制した投写が可能となる。また、冷却ファンからの冷却風を有効に利用できるので、冷却ファンを低速回転できることによる低騒音化が図れる。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、および冷却装置7を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、投写レンズ36、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する光学部材であり、光源装置31から射出された光束の光軸Lに対して略直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを備えている。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネルで利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
光学装置4は、図1、図2に示すように、R光、G光、B光の各色光用に設けられた電気光学装置5(R光用の電気光学装置を5R、G光用の電気光学装置を5G、B光用の電気光学装置を5Bとする)、および色合成光学装置としてクロスダイクロイックプリズム41を備えている。光学装置4は、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、変調した各色光を合成する。
光変調装置52は、制御部から入力された駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御され、入射する色光を画像情報に応じて変調する。
保持部材6に保持された光変調装置52は、図2に示すように、フレキシブル基板52Fが上側となるように配置され、取付部材64を介してクロスダイクロイックプリズム41に取り付けられる。
ここで、冷却装置7について詳細に説明する。
冷却装置7は、前述したように、吸気ダクト71、3つの冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を備えている(図2参照)。
吸気ダクト71は、外装筐体2の内側から外装筐体2の吸気口を囲む開口部711を有している。開口部711は、図2に示すように、前後方向(Y方向)が上下方向(Z方向)より長い平面視矩形状に形成されている。吸気ダクト71は、この開口部711が3つの冷却ファン72R,72G,72Bの各吸入口と連通するように形成されている。吸気ダクト71は、冷却ファン72R,72G,72Bが駆動されることにより、防塵フィルターを介して流入する外装筐体2外部の空気を開口部711から冷却ファン72R,72G,72Bの各吸入口に導く。
冷却ファン72R,72G,72Bは、図3に示すように、略円柱状の形状を有し、厚み寸法が略円柱状の外形寸法より小さなシロッコファンで構成されている。冷却ファン72R,72G,72Bは、それぞれが空気を吸入する吸入口721(冷却ファン72G,72Bの吸入口は図示省略)、および吸入された空気を送出する送出口722を有し、吸入した空気を冷却風として送出する。
ダクト8は、図2に示すように、吸気ダクト71の−X側から冷却ファン72R,72G,72Bの吸入口721を囲んで光学装置4の下方(−Z側)に延出して形成され、外装筐体2の下ケース(図示省略)に固定される。
ダクト8は、図3に示すように、冷却ファン72Rから送出された冷却風が流通する第1流路81、冷却ファン72Gから送出された冷却風が流通する第2流路82、および冷却ファン72Bから送出された冷却風が流通する第3流路83を有している。
第1流路81は、この壁部811が形成されることにより、冷却ファン72G側に位置する分岐流路81R、および冷却ファン72B側に位置する分岐流路81Gが形成されている。
流出口812,813は、図2に示すように、縁部が上方に突出して形成されている。そして、流出口812は、光変調装置52Rの下方に位置し、流出口813は、電気光学装置5Rに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。そして、第1流路端部流出口は、電気光学装置5Gに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。
分岐流路81Rを流通する冷却風は、一部が流出口812,813(図2参照)からダクト8の上方に流出し、残りの冷却風は、第1流路端部流出口に向かう。
そして、流出口812から流出した冷却風は、光変調装置52R、および電気光学装置5Rの入射側偏光板51を主に冷却し、流出口813から流出した冷却風は、電気光学装置5Rの射出側偏光板54を主に冷却する。
第2流路82は、図3に示すように、冷却ファン72Gの送出口722から電気光学装置5G(図2参照)の下方に延出して形成されている。そして、第2流路82の下流側端部には、図4に示すように、光変調装置52Gの下方に位置し、第2流路82を流通した空気が流出する流出口9が形成されている。後で詳細に説明するが、流出口9は、図4に示すように、分岐壁10A,10Bによって仕切られた開口部91,92,93で構成されている。
流出口833は、偏光変換素子323の下方に位置するように形成されており、図2に示すように、縁部が上方に突出し、内面は偏光変換素子323に効率良く冷却風が送風されるような傾斜面を有して形成されている。
そして、流出口831から流出した冷却風は、光変調装置52B、および電気光学装置5Bの入射側偏光板51を主に冷却し、流出口832から流出した冷却風は、電気光学装置5Bの射出側偏光板54を主に冷却する。そして、流出口833から流出した冷却風は、偏光変換素子323を冷却する。
図5は、光変調装置52G、および光変調装置52G近傍の冷却装置7を後方から見た断面図である。
流出口9は、図4、図5に示すように、また、前述したように、分岐壁10A,10Bによって仕切られた開口部91,92,93で構成されている。
分岐壁10A,10Bは、第2流路82を流通し、流出口9に向かう方向(第1の流通方向)に流れる冷却風100を分割し、分割した冷却風の流通方向をそれぞれ屈曲させることにより、この冷却風100を分岐させる。そして、開口部91,92,93は、分岐壁10A,10Bによって分岐された冷却風110を流出する。
開口部91,92,93は、平面視矩形状に形成され、開口部93の−X側の内面9Rは、図5に示すように、下方から上方に向かう程、つまり光変調装置52Gに向かう程+X側となるように傾斜して形成されている。そして、開口部93の開口面積は、他の開口部91,92の開口面積より小さくなるように形成されている。つまり、分岐壁10A,10Bは、開口部93を流通する冷却風113の風量が開口部91,92を流通する冷却風111,112の風量より小さくなるように流出口9を仕切るように形成されている。
具体的に、侵入量は、冷却ファン72Gの送出口722近傍のダクト8上側の内面9Uから分岐壁10A,10Bそれぞれの下方端部までの長さ(侵入長さ)であり、図5に示すように、分岐壁10Aの侵入長さ10Atは、分岐壁10Bの侵入長さ10Btより短く形成されている。すなわち、分岐壁10A,10Bは、冷却風100の流れに対し、侵入長さ10Atの短い分岐壁10Aが、侵入長さ10Btの長い分岐壁10Bより上流に形成される。
分岐壁10A,10Bは、侵入長さが異なることにより、冷却ファン72Gから送出された冷却風100を2段階に亘って分岐させる。
冷却ファン72Gから送出され、第1の流通方向に流通する冷却風100は、図5に示すように、第2流路82を流れる。そして、第2流路82を流れる冷却風100は、流通する位置に応じて分岐壁10A,10Bによって分岐され、冷却風110として開口部91,92,93から流出する。
分岐壁10Aの下方を流れた冷却風100のうちの上側の冷却風100は、分岐壁10Bに衝突して流通方向が第2の流通方向に屈曲されて開口部92から流出する(冷却風112)。そして、開口部92から流出した冷却風112は、光変調装置52Gの下方から光変調装置52Gの略中央に送風される。
(1)ダクト8の流出口9には、分岐壁10A,10Bが設けられ、冷却ファン72Gから送出された冷却風100は、分岐壁10A,10Bによって分割され、流通方向が屈曲されて開口部91,92,93から流出する。これによって、流出口9から流出する冷却風110の風速や風向の乱れを抑制することが可能となる。特に、冷却ファン72Gと光変調装置52Gとが近接して配置されることによる、第1の流通方向に向かおうとする勢いが強い冷却風100を分割するので、分割された冷却風110の流出口9における風速や風向の乱れを効果的に抑制することが可能となる。よって、流出口9から流出する冷却風110を有効に光変調装置52Gに送風し、光変調装置52Gの効率的な冷却が可能となる。
したがって、プロジェクター1は、小型化が図られつつ、長期に亘って画質の劣化を抑制した投写が可能となる。また、冷却ファン72Gからの冷却風100を有効に利用できるので、冷却ファン72Gを低速回転できることによる低騒音化が図れる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
侵入長さ10At,10Btが変更可能となるように、分岐壁10A,10Bを移動できるように構成してもよい。
また、分岐壁を取付部材64等の部材で構成してもよい。
Claims (5)
- 光源と、前記光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置とを備えたプロジェクターであって、
冷却風を送出する冷却ファンと、
前記冷却風を導き、導いた前記冷却風を前記光変調装置に流出する流出口を有するダクトと、
前記ダクトに形成されるとともに、前記冷却風の流通方向をそれぞれ第1の流通方向から第2の流通方向に屈曲させる第1および第2の分岐壁と、
前記流出口において、前記第1の分岐壁により仕切られて形成された第1の開口部と、
前記流出口において、前記第1および第2の分岐壁により仕切られて形成された第2の開口部と、
前記流出口において、前記第2の分岐壁により仕切られて形成された第3の開口部と、
を備え、
前記第1の分岐壁の前記流出口側の端部から他端までの長さは、前記第2の分岐壁の前記流出口側の端部から他端までの長さより短く、
前記ダクトの前記第1の流通方向端部の内面は、前記第2の流通方向に向かうに従って、前記第2の分岐壁に近づくように傾斜していることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1および第2の分岐壁は、前記光変調装置の光束入射側端面に交差するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記第1ないし第3の開口部は、前記第1の流通方向に沿うように配設され、
前記第3の開口部の開口面積は、前記第1および第2の開口部の開口面積より小さく形成され、
前記第3の開口部から流出する前記冷却風の風量が、前記第1および第2の開口部から流出する前記冷却風の風量より小さくなるように形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第1および第2の分岐壁は、分割される前の前記冷却風が流通する空間に侵入するように形成され、
前記第1または第2の分岐壁は、前記空間への侵入量が変更可能に構成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第1または第2の分岐壁は、前記第1の流通方向において移動可能に構成されていることを特徴とするプロジェクター。
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