JP7272383B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本開示は、プロジェクターに関する。
従来、光源等の排気を筐体外に排出する排気ファンを2つ備えたプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、光源からの排気を排出する第1の排気ファンと、電源部からの排気を排出する第2の排気ファンと、を備える。第1の排気ファン及び第2の排気ファンは、第1の排気ファンの一部と第2の排気ファンの一部とが重なるように配置されている。光源からの排気は、第1の排気ファン及び第2の排気ファンによって筐体外に排出される。
特開2008-102375号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターでは、第1の排気ファンの一部と第2の排気ファンとの一部が重なっているため、上流側に位置する第1の排気ファンから送出された空気によって、下流側に位置する第2の排気ファンによって吸引される気流に乱れが生じやすい。このため、第2の排気ファンが空気を吸引しづらくなり、第2の排気ファンのよる排気効率が低下し、ひいては、冷却対象の冷却効率が低下するおそれがある。
本開示の第1態様に係るプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像投射装置と、前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、前記冷却対象から気体を吸引して排出する第1排出ファンと、前記第1排出ファンによって排出された気体及び前記筐体内の気体を前記筐体の外部に排出する第2排出ファンと、前記第1排出ファンによって排出された気体を前記第2排出ファンに流通させるダクトと、を備える。
本開示の第2態様に係るプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像投射装置と、前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、前記冷却対象に気体を供給する第1供給ファンと、前記筐体の外部から吸引した気体を前記第1供給ファンに供給する第2供給ファンと、前記第2供給ファンによって供給される気体を前記第1供給ファンに流通させるダクトと、を備え、前記第1供給ファンは、前記第2供給ファンによって供給される気体を前記冷却対象に供給して前記冷却対象を冷却し、前記第1供給ファン及び前記第2供給ファンのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を前記筐体内部に供給する。
第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。 第1実施形態に係る画像投射装置の構成を示す模式図。 第1実施形態に係る冷却装置の排出装置の構成を示す模式図。 第1実施形態の第1変形例に係る排出装置の構成を示す模式図。 第1実施形態の第2変形例に係る排出装置の構成を示す模式図。 第1実施形態の第3変形例に係る排出装置の構成を示す模式図。 第2実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。 第2実施形態に係る冷却装置の供給装置の構成を示す模式図。 第2実施形態の第1変形例に係る供給装置の構成を示す模式図。 第2実施形態の第2変形例に係る供給装置の構成を示す模式図。 第2実施形態の第3変形例に係る供給装置の構成を示す模式図。 第3実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター1Aの内部構成を示す模式図である。
本開示の第1態様に係るプロジェクター1Aは、光源から出射された光を変調して画像情報に応じた画像光を生成し、生成した画像光をスクリーン等の被投射面に投射する投射装置である。プロジェクター1Aは、図1に示すように、外装筐体2、光源装置3、画像投射装置4、電源装置5、制御装置6及び冷却装置7Aを備える。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、筐体に相当し、プロジェクター1Aの外装を構成する。外装筐体2は、光源装置3、画像投射装置4、電源装置5、制御装置6及び冷却装置7Aを収容する。外装筐体2は、正面21、背面22、右側面23、左側面24、図示しない天面、及び、図示しない底面を備え、略直方体形状に構成されている。
以下の説明では、互いに直交する三方向を+X方向、+Y方向及び+Z方向とする。+Z方向を背面22から正面21に向かう方向とし、+X方向を右側面23から左側面24に向かう方向とし、+Y方向を底面から天面に向かう方向とする。また、図示を省略するが、+X方向とは反対方向を-X方向とし、+Y方向とは反対方向を-Y方向とし、+Z方向とは反対方向を-Z方向とする。
正面21と背面22とは、+Z方向において互いに反対側となる面である。
正面21は、第1面に相当し、外装筐体2において画像光の投射方向の面である。正面21は、第1開口部211及び第2開口部212を備える。
第1開口部211は、後述する投射光学装置46の一部が露出する開口である。投射光学装置46によって投射された光は、第1開口部211を通過して、外装筐体2の外部に投射される。第1開口部211は、正面21において中央より-X方向に設けられている。
第2開口部212は、後述する冷却装置7Aにより外装筐体2内部から気体が排出される排気口である。第2開口部212は、正面21において中央より+X方向に設けられている。
右側面23と左側面24とは、+X方向において互いに反対側となる面である。
右側面23は、外装筐体2において-X方向に配置される。外装筐体2の内部において右側面23の内側には、後述する供給装置8Aが固定されている。右側面23は、開口部231を備える。
開口部231は、外装筐体2の外部の空気を冷却気体として外装筐体2の内部に導入する導入口である。
左側面24は、外装筐体2において+X方向に配置される。左側面24は、開口部241を備える。
開口部241は、開口部231と同様に、外装筐体2の外部の空気を冷却気体として外装筐体2の内部に導入する導入口である。なお、開口部241には、流通する空気中の塵埃を捕集する図示しないフィルターが設けられている。
[光源装置の構成]
光源装置3は、外装筐体2内において背面22側で左側面24側の部分に配置される。光源装置3は、画像投射装置4を構成する光変調装置443(図2参照)の変調領域を照明する照明光を出射する。光源装置3は、光源31、受熱部材32及び放熱部材33を有する。
光源31は、光を出射する。光源31の構成として、LD(Laser Diode)等の固体発光素子と、固体発光素子から出射された第1波長帯の光を第1波長帯とは異なる第2波長帯の光に変換する波長変換素子とを備える構成が例示される。また、光源31の他の構成として、超高圧水銀ランプ等の放電ランプを備える構成が挙げられる。
受熱部材32は、光源31の熱を放熱部材33に伝達する。
放熱部材33は、受熱部材32を介して光源31から伝達される熱を放熱する。具体的に、放熱部材33は、外装筐体2の内部に導入された冷却気体に光源31の熱を伝達することによって光源31の熱を放熱し、これにより光源31を冷却する。
放熱部材33には、外装筐体2の左側面24に設けられた開口部241から、外装筐体2の外部の気体が冷却気体として流通する。光源31の熱が伝達された冷却気体は、後述する冷却装置7Aの排出装置9Aによって外装筐体2の外部に排出される。
[画像投射装置の構成]
画像投射装置4は、光源装置3から出射される光を変調して、制御装置6から入力される画像情報に応じた画像を形成し、形成された画像を投射する。画像投射装置4は、光源装置3に対して-X方向の部分に、背面22及び右側面23に沿って配置される。画像投射装置4は、画像形成装置40及び投射光学装置46を備える。
[画像形成装置の構成]
図2は、画像投射装置4の構成を示す模式図である。
画像形成装置40は、光源装置3から出射される光を変調して画像を形成する。画像形成装置40は、均一化部41、色分離部42、リレー部43、画像形成部44及び光学部品用筐体45を有する。
均一化部41は、光源装置3から出射された光を均一化する。均一化された光は、色分離部42及びリレー部43を経て、後述する光変調装置443の変調領域を照明する。均一化部41は、2つのレンズアレイ411,412、偏光変換素子413及び重畳レンズ414を備える。
色分離部42は、均一化部41から入射される光を赤、緑及び青の各色光に分離する。色分離部42は、2つのダイクロイックミラー421,422と、ダイクロイックミラー421によって分離された青色光を反射させる反射ミラー423と、を備える。
リレー部43は、他の色光の光路より長い赤色光の光路に設けられ、赤色光の損失を抑制する。リレー部43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433、反射ミラー432,434を備える。なお、本実施形態では、赤色光の光路上にリレー部43を設けることとした。しかしながら、これに限らず、例えば他の色光より光路が長い色光を青色光とし、青色光の光路上にリレー部43を設ける構成としてもよい。
画像形成部44は、入射される赤、緑及び青の各色光を変調し、変調された各色光を合成して、画像を形成する。画像形成部44は、入射される色光に応じて設けられる3つのフィールドレンズ441、3つの入射側偏光板442、3つの光変調装置443、3つの視野角補償板444及び3つの出射側偏光板445と、1つの色合成部446と、を備える。
光変調装置443は、光源装置3から出射された光を画像情報に応じて変調する。3つの光変調装置443は、赤色光を変調する光変調装置443R、緑色光を変調する光変調装置443G、及び、青色光を変調する光変調装置443Bを含む。光変調装置443は、透過型の液晶パネルによって構成されており、入射側偏光板442、光変調装置443、出射側偏光板445によって液晶ライトバルブが構成される。
色合成部446は、光変調装置443B,443G,443Rによって変調された3つの色光を合成して画像を形成し、形成した画像を投射光学装置46に出射する。本実施形態では、色合成部446は、クロスダイクロイックプリズムによって構成されているが、これに限らず、例えば複数のダイクロイックミラーによって構成することも可能である。
光学部品用筐体45は、上記した各部41~44を内部に収容する。なお、画像投射装置4には、設計上の光軸である照明光軸Axが設定されており、光学部品用筐体45は、照明光軸Axにおける所定位置に各部41~44を保持する。光源装置3及び投射光学装置46は、照明光軸Axにおける所定位置に配置される。
[投射光学装置の構成]
投射光学装置46は、画像形成部44から入射される画像を被投射面に拡大して投射する投射レンズである。すなわち、投射光学装置46は、光変調装置443によって変調された光を投射する。投射光学装置46としては、複数のレンズと、複数のレンズが内部に収容される筒状の鏡筒とを有する組レンズを例示できる。
[電源装置及び制御装置の構成]
図1に示すように、電源装置5は、プロジェクター1Aを構成する光学部品に駆動電力を供給する。すなわち、電源装置5は、光源装置3及び画像投射装置4に電源を供給する。電源装置5は、外部から供給される電力を変圧し、変圧した電力を電子部品に供給する。本実施形態では、電源装置5は、トランス等の回路素子が設けられた回路基板として構成されている。電源装置5は、画像投射装置4に対して-Z方向に位置している。すなわち、電源装置5は、画像投射装置4と背面22との間に配置されている。
制御装置6は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理回路が設けられた回路基板であり、プロジェクター1Aの動作を制御する。制御装置6は、画像投射装置4に対して+Y方向に配置される。
[冷却装置の構成]
冷却装置7Aは、外装筐体2の内部に収容された冷却対象を冷却する。冷却装置7Aは、供給装置8A及び排出装置9Aを備える。
[供給装置の構成]
供給装置8Aは、外装筐体2内において開口部231に応じて設けられている。供給装置8Aは、開口部231を介して外装筐体2の外部の気体を冷却気体として外装筐体2の内部に導入し、導入した冷却気体を冷却対象に供給する。供給装置8Aの冷却対象は、光源装置3、画像投射装置4、電源装置5及び制御装置6のうち少なくとも1つの装置であり、本実施形態では、画像投射装置4、電源装置5及び制御装置6である。
供給装置8Aは、第1供給ファン81、第2供給ファン82及びフィルターユニット83を備える。
フィルターユニット83は、開口部231に応じて設けられている。フィルターユニット83は、開口部231を介して外装筐体2の外部から外装筐体2の内部に導入される気体に含まれる塵埃を除去する。
第1供給ファン81及び第2供給ファン82は、開口部231及びフィルターユニット83を介して、外装筐体2の外部の気体を吸引し、外装筐体2の内部に冷却気体として供給する。このため、供給ファン81,82は、吸引ファンでもある。
第1供給ファン81によって外装筐体2の内部に供給された冷却気体は、図1にて点線の矢印A1によって示すように、電源装置5に沿って流通し、電源装置5を冷却する。電源装置5を冷却した冷却気体は、左側面24に向かって流通し、光源装置3に到達する。
第2供給ファン82によって外装筐体2の内部に供給された冷却気体は、図1にて点線の矢印A2によって示すように、画像形成装置40及び制御装置6に沿って流通し、画像形成装置40及び制御装置6を冷却する。例えば、冷却気体は、3つの光変調装置443及び偏光変換素子413(図2参照)を冷却する。画像形成装置40及び制御装置6を冷却した冷却気体は、左側面24に向かって流通し、光源装置3に到達する。
[排出装置の構成]
排出装置9Aは、外装筐体2内を流通して冷却対象を冷却した冷却気体を吸引して、外装筐体2の外部に排出する。本実施形態では、排出装置9Aは、冷却対象としての光源装置3の熱が伝達された冷却気体を吸引し、吸引した冷却気体を外装筐体2の外部に排出することによって、光源装置3を冷却する。排出装置9Aは、第1排出ファン91A、ダクト92A及び第2排出ファン93Aを有する。
[第1排出ファンの構成]
図3は、YZ平面に沿う排出装置9Aの断面を模式的に示す図である。
第1排出ファン91Aは、光源装置3から気体を吸引して排出する軸流ファンである。詳述すると、第1排出ファン91Aは、光源装置3の放熱部材33にて光源31の熱が伝達された冷却気体を吸引して、ダクト92Aに排出する。ダクト92Aに排出された冷却気体は、第2排出ファン93Aに流通する。なお、本実施形態では、第1排出ファン91Aによって吸引されて第1排出ファン91Aから排出された冷却気体の全ては、ダクト92Aを介して第2排出ファン93Aに流通する。
また、第1排出ファン91Aにおいて光源装置3と対向する面は、冷却気体を吸引する吸気面911である。第1排出ファン91Aにおいて第2排出ファン93Aと対向する面は、吸引した冷却気体を排出する排気面912である。吸気面911の寸法は、第1排出ファン91Aから見たときの光源装置3の寸法と略同一である。吸気面911の寸法と、排気面912の寸法とは、略同一である。
[ダクトの構成]
ダクト92Aは、第1排出ファン91Aと第2排出ファン93Aとを接続し、第1排出ファン91Aによって排出された冷却気体の全てを第2排出ファン93Aに流通させる。ダクト92Aは、第1排出ファン91Aから第2排出ファン93Aに向かって+Z方向に延出している。詳述すると、ダクト92Aにおける-Z方向の部位は、第1排出ファン91Aによる冷却気体の排出方向に沿って延出し、ダクト92Aにおける+Z方向の部位は、第2排出ファン93Aに向かって折れ曲がっている。なお、詳しくは後述するが、第1排出ファン91Aへの冷却気体の流通方向(+Z方向)から見て第1排出ファン91Aの寸法は、第2排出ファン93Aへの冷却気体の流通方向(+Z方向)から見て第2排出ファン93Aの寸法よりも小さい。
ダクト92Aは、導入部921、排出部922、突出部923及び流通口924,925を有する。
導入部921は、第1排出ファン91Aから排出された冷却気体をダクト92A内に導入する導入口である。導入部921は、第1排出ファン91Aの吸気面911と対向する。
排出部922は、ダクト92Aを流通した冷却気体を第2排出ファン93Aに排出する排出口である。排出部922は、第2排出ファン93Aの吸気面931と対向する。
突出部923は、ダクト92Aにおいて第1排出ファン91Aよりも外側に突出した部分である。突出部923には、流通口924,925が設けられている。
流通口924は、突出部923において+Z方向に交差する面に設けられている。流通口925は、突出部923において+Z方向に直交する+X方向又は+Y方向に交差する面に設けられている。流通口924,925は、外装筐体2の内部に開口して、ダクト92Aの外部と内部とを連通している。このため、第2排出ファン93Aが駆動すると、外装筐体2内の冷却気体が流通口924,925を介してダクト92A内に導入される。すなわち、流通口924,925は、外装筐体2の内部の冷却気体をダクト92A内に流通させる。なお、流通口924,925のうち、一方の流通口は無くてもよい。
[第2排出ファンの構成]
第2排出ファン93Aは、第1排出ファン91Aからダクト92A内に排出された冷却気体を、第2開口部212を介して外装筐体2の外部に排出する軸流ファンである。第2排出ファン93Aが駆動すると、ダクト92A内には、流通口924,925を介して外装筐体2内の冷却気体が導入される。このため、第2排出ファン93Aは、第1排出ファン91Aによってダクト92A内に排出された冷却気体と、外装筐体2の内部においてダクト92A内に導入された冷却気体とを、外装筐体2の外部に排出する。
第2排出ファン93Aにおいて第1排出ファン91Aと対向する面は、冷却気体を吸引する吸気面931である。第2排出ファン93Aにおいて吸気面931とは反対側の面は、吸引した冷却気体を排出する排気面932である。吸気面931の寸法と、排気面932の寸法とは、略同一である。
なお、第2排出ファン93Aは、第2排出ファン93Aの排気面932が投射光学装置46による画像の投射方向で、かつ、投射光学装置46に対して遠ざかる方向を向くように、外装筐体2内に配置されている。このため、第2排出ファン93Aは、吸引した冷却気体を第1開口部211及び投射光学装置46に対して遠ざかる方向に排出する。これにより、温度が高い気体が投射光学装置46による画像の投射範囲に流通することが抑制され、投射された画像に揺らぎ等のちらつきが発生することが抑制される。
[第1排出ファンの仕様と第2排出ファンの仕様との違い]
第2排出ファン93Aの単位時間当たりの気体の排出量は、第1排出ファン91Aの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きい。このため、第2排出ファン93Aは、第1排出ファン91Aから排出された冷却気体の全てを吸引して、第2開口部212を介して外装筐体2の外部に排出できる。更に、第2排出ファン93Aは、余剰の排出量を用いて、ダクト92A内に流入した外装筐体2内の冷却気体を吸引して、第2開口部212を介して外装筐体2の外部に排出できる。
また、第2排出ファン93Aへの気体の流通方向(+Z方向)に沿って見て第2排出ファン93Aの寸法は、第1排出ファン91Aへの冷却気体の流通方向(+Z方向)に沿って見て第1排出ファン91Aの寸法よりも大きい。すなわち、第2排出ファン93Aの吸気面931の面積は、第1排出ファン91Aの吸気面911の面積よりも大きい。このため、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの冷却気体の排出量を、第1排出ファン91Aの単位時間当たりの冷却気体の排出量よりも大きくしやすくすることができる。これにより、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの回転数を、第1排出ファン91Aの単位時間当たりの回転数よりも小さくすることができる。このため、プロジェクター1Aの外部に漏れ出る風切音等の騒音を低減できる。すなわち、2つの第1排出ファン91Aと第2排出ファン93Aとを用いることで、1つの排出ファンを用いた場合の当該1つの排出ファンの単位時間当たりの回転数に比べて、各排出ファン91A,93Aの単位時間当たりの回転数を下げることができる。この他、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの回転数を第1排出ファン91Aの単位時間当たりの回転数よりも小さくできる。これにより、騒音を低減できる。
そして、第2排出ファン93Aによる冷却気体の排出方向(+Z方向)から見て、第1排出ファン91Aの全体は、第2排出ファン93Aによって覆われる。このため、冷却対象である光源装置3を冷却した冷却気体の排出効率を高め、更に騒音の低減を図りつつ、プロジェクター1Aの大型化を抑制できる。換言すると、光源装置3の冷却効率を高め、更に騒音の低減を図りつつ、プロジェクター1Aの大型化を抑制できる。
[第1実施形態の効果]
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、以下の効果を奏する。
プロジェクター1Aは、光源装置3と、光源装置3から出射される光を変調して画像光を生成し、画像光を投射する画像投射装置4と、光源装置3及び画像投射装置4に電力を供給する電源装置5と、光源装置3、画像投射装置4及び電源装置5を収容する外装筐体2と、光源装置3を冷却対象とし、光源装置3から気体を吸引して排出する第1排出ファン91Aと、第1排出ファン91Aによって排出された気体及び外装筐体2内の気体を外装筐体2の外部に排出する第2排出ファン93Aと、第1排出ファン91Aによって排出された気体を第2排出ファン93Aに流通させるダクト92Aと、を備える。
このような構成によれば、第1排出ファン91Aによって光源装置3に気体を流通させることができる他、光源装置3を冷却した気体を吸引して、ダクト92Aに排出できる。また、ダクト92Aが第1排出ファン91Aから流通される気体を整流してダクト92A内を流通させることができる。このため、ダクト92A内を流通する気体は、第2排出ファン93Aによって容易に吸引されて、外装筐体2の外部に排出されるので、光源装置3を冷却して熱を帯びた冷却気体を速やかに外装筐体2の外部に排出できる。これにより、気体の流通効率が向上し、ひいては、冷却対象である光源装置3の冷却効率を高めることができる。
第2排出ファン93Aによる気体の排出方向から見て、第1排出ファン91A及び第2排出ファン93Aのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われる。
このような構成によれば、第1排出ファン91A及び第2排出ファン93Aのうち、一方のファンによる気体の排出方向から見て、一方のファンが他方のファンの外側に突出するように配置される場合に比べて、第1排出ファン91A及び第2排出ファン93Aをコンパクトに配置できる。従って、光源装置3の冷却効率を高めつつ、プロジェクター1Aが大型化することを抑制できる。
プロジェクター1Aでは、ダクト92Aは、外装筐体2の内部に開口し、外装筐体2の内部の気体をダクト92A内に流通させる流通口924,925を備える。
このような構成によれば、第1排出ファン91Aから排出された気体だけでなく、外装筐体2内を流通した気体も、第2排出ファン93Aによって排出できる。従って、外装筐体2内の気体を排出するファンを別途設ける必要がないので、プロジェクター1Aの構成部品が増加することを抑制できる他、プロジェクター1Aの大型化を抑制できる。
プロジェクター1Aでは、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの気体の排出量は、第1排出ファン91Aの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きい。
このような構成によれば、第2排出ファン93Aによって、第1排出ファン91Aから排出された気体の全てを速やかに外装筐体2の外部に排出できる。このため、光源装置3を冷却して温度が上昇した気体がプロジェクター1A内に停滞することを抑制できる。従って、光源装置3の冷却効率を高めることができる。
プロジェクター1Aでは、第2排出ファン93Aへの気体の流通方向に沿って見て第2排出ファン93Aの寸法は、第1排出ファン91Aへの気体の流通方向に沿って見て第1排出ファン91Aの寸法以上である。
第2排出ファン93Aの寸法が第1排出ファン91Aの寸法よりも大きい場合には、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの気体の排出量を、第1排出ファン91Aの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きくしやすくすることができる。
また、第2排出ファン93Aの寸法が第1排出ファン91Aの寸法よりも大きく、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの気体の排出量が第1排出ファン91Aの単位時間当たりの気体の排出量と同じである場合には、第2排出ファン93Aの単位時間当たりの回転数を、第1排出ファン91Aの単位時間当たりの回転数よりも小さくできる。また、2つの排出ファン91A,93Aを用いることによって、1つの排出ファンを用いた場合の当該1つの排出ファンの単位時間当たりの回転数よりも、各排出ファン91A,93Aの単位時間当たりの回転数を下げることができる。これらにより、外装筐体2の外部に漏れ出る騒音を低減できる。更に、第2排出ファン93Aの寸法が第1排出ファン91Aの寸法よりも大きいことにより、第2排出ファン93Aによる気体の排出方向から見て、第1排出ファン91Aの全体を第2排出ファン93Aによって覆いやすくすることができる。
一方、第2排出ファン93Aの寸法が第1排出ファン91Aの寸法と同じである場合には、第1排出ファン91A及び第2排出ファン93Aに同じ規格のファンを採用できる。従って、プロジェクター1Aの製造コストの増大を抑制できる。
プロジェクター1Aでは、画像投射装置4は、画像光を投射する投射光学装置46を備える。外装筐体2は、画像投射装置4による画像光の投射方向に配置される正面21を有し、正面21は、投射光学装置46の一部が露出する第1開口部211と、第2排出ファン93Aによって排出される気体が流通する第2開口部212と、を有する。第2排出ファン93Aは、第1開口部211に対して遠ざかる方向に冷却気体を排出する。
このような構成によれば、第2排出ファン93Aによって第2開口部212を介して外装筐体2の外部に排出される温度が高い気体が、第1開口部211に流通することを抑制できる。このため、投射光学装置46による画像光の投射範囲に、温度が高い気体が流通することを抑制できる。従って、投射される画像に揺らぎ等の劣化が生じることを抑制できる。
プロジェクター1Aでは、第1排出ファン91Aから排出された冷却気体の全ては、第2排出ファン93Aに流通する。
このような構成によれば、冷却対象である光源装置3を冷却した気体を、第2排出ファン93Aによって外装筐体2の外部に排出しやすくすることができる。従って、熱を帯びた気体が外装筐体2内に停滞することを抑制でき、光源装置3の冷却効率を高めることができる。
プロジェクター1Aでは、冷却対象は、光源装置3である。
ここで、光源装置3の冷却が適切に行われないと、投射される画像の輝度が低下する他、光源装置3の劣化が進みやすくなり、光源装置3の寿命が短くなる。これに対し、冷却対象が光源装置3である場合には、光源装置3の冷却効率を高めることができるので、投射される画像の輝度が低下することを抑制できる他、光源装置3、ひいては、プロジェクター1Aの長寿命化を図ることができる。
[第1実施形態の第1変形例]
プロジェクター1Aでは、排出装置9Aは、第1排出ファン91Aと、気体の流通方向に沿って見て第1排出ファン91Aの寸法よりも大きい第2排出ファン93Aと、を備えるとした。しかしながら、これに限らず、気体の流通方向に沿って見て第1排出ファンの寸法と第2排出ファンの寸法とは、略同一であってもよい。すなわち、第1排出ファンと第2排出ファンとは、同じ規格のファンであってもよい。
図4は、YZ平面に沿う排出装置9Bの断面を模式的に示す図である。
例えば、排出装置9Aに代えて、図4に示す排出装置9Bをプロジェクター1Aに採用してもよい。
排出装置9Bは、第1排出ファン91Aに代えて、第1排出ファン91Bを備える他は、排出装置9Aと同様の構成及び機能を備える。
第1排出ファン91Bは、光源装置3を冷却した気体を吸引してダクト92A内に排出する軸流ファンである。第1排出ファン91Bは、第1排出ファン91Bに対する気体の流通方向である+Z方向から見て、第2排出ファン93Aと略同一の寸法である。詳述すると、第1排出ファン91Bと第2排出ファン93Aとは、同じ規格のファンであり、第1排出ファン91Bの吸気面911の面積は、第2排出ファン93Aの吸気面931の面積と同じである。第1排出ファン91Bは、放熱部材33と対向する吸気面911によって放熱部材33を冷却した気体、ひいては、光源装置3を冷却した気体を吸引してダクト92Aに排出する。
排出装置9Bのダクト92Aにおいて、流通口924,925のうち、少なくとも1つの流通口は無くてもよい。ダクト92Aに流通口924,925のそれぞれが無い場合には、第1排出ファン91Bの回転速度と第2排出ファン93Aの回転速度とは同じであり、第1排出ファン91Bの単位時間当たりの気体の排出量と第2排出ファン93Aの単位時間当たりの気体の排出量とは同じであってもよい。
このような排出装置9Bを排出装置9Aに代えて備えるプロジェクター1Aは、排出装置9Aを備えるプロジェクター1Aと同様の効果を奏する。
この他、第1排出ファン91Bと第2排出ファン93Aとに同じ規格のファンを採用できるので、排出装置9Bの製造コスト、ひいては、プロジェクター1Aの製造コストを低減できる。
[第1実施形態の第2変形例]
排出装置9Aでは、外装筐体2内の気体は、第2排出ファン93Aが駆動することによって流通口924,925を介してダクト92A内に流通し、第2排出ファン93Aによって外装筐体2の外部に排出されるとした。しかしながら、これに限らず、外装筐体2内の気体は、第1排出ファンによってダクト内に流通する構成としてもよい。すなわち、第1排出ファンは、冷却対象を冷却した気体を吸引するとともに、外装筐体2内の気体を吸引する構成としてもよい。
図5は、YZ平面に沿う排出装置9Cの断面を模式的に示す図である。
例えば、排出装置9Aに代えて、図5に示す排出装置9Cをプロジェクター1Aに採用してもよい。
排出装置9Cは、第1排出ファン91C、ダクト92C及び第2排出ファン93Cを備え、排出装置9Aと同様に作用する。
具体的に、第1排出ファン91Cは、第1排出ファン91A,91Bと同様に、光源装置3を冷却した気体を吸引してダクト92C内に排出する軸流ファンである。+Z方向から見た場合、第1排出ファン91Cは、光源装置3の放熱部材33よりも大きく、放熱部材33は、第1排出ファン91Cによって+Z方向にて覆われる。このため、第1排出ファン91Cは、放熱部材33を冷却した気体だけでなく、外装筐体2内の気体も吸引して、ダクト92C内に排出する。
ダクト92Cは、第1排出ファン91Cと第2排出ファン93Cとを接続し、第1排出ファン91Cによって排出された冷却気体の全てを第2排出ファン93Cに流通させる。ダクト92Cは、ダクト92Aと同様に、導入部921及び排出部922を有するが、突出部923及び流通口924,925を有しない。このため、ダクト92C内に流通する気体は、第1排出ファン91Cから排出された気体である。
第2排出ファン93Cは、ダクト92C内の冷却気体を吸引し、第2開口部212を介して外装筐体2の外部に排出する軸流ファンである。第2排出ファン93Cは、第1排出ファン91Cに比べて小型のファンであり、ダクト92C内に配置される。このため、第1排出ファン91Cによってダクト92C内に排出された気体のうち、一部の気体は、第2排出ファン93Cによって吸引されて外装筐体2の外部に排出され、残りの気体は、ダクト92Cの排出部922から外装筐体2の外部に排出される。なお、第2排出ファン93Cの単位時間当たりの気体の排出量は、第1排出ファン91Cの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きくてもよい。
このような排出装置9Cを排出装置9Aに代えて備えるプロジェクター1Aは、排出装置9Aを備えるプロジェクター1Aと同様の効果を奏する。
[第1実施形態の第3変形例]
排出装置9Aでは、+Z方向から見て第1排出ファン91A及び第2排出ファン93Aは、光源装置3よりも大きいとした。しかしながら、これに限らず、+Z方向から見て第1排出ファンの寸法及び第2排出ファンの寸法は、放熱部材33の寸法と略同一でもよい。
また、排出装置9Cでは、第1排出ファン91Cからダクト92C内に排出された気体は、ダクト92C内に流通した外装筐体2内の気体とともに、第2排出ファン93Cによって吸引されて外装筐体2の外部に排出されるとした。しかしながら、これに限らず、第1排出ファンから流通する気体と、ダクト内に流通した外装筐体内の気体とを仕切る仕切部をダクト内に設けてもよい。
図6は、YZ平面に沿う排出装置9Dの断面を模式的に示す図である。
例えば、排出装置9Aに代えて、図6に示される排出装置9Dをプロジェクター1Aに採用してもよい。
排出装置9Dは、第1排出ファン91D、ダクト92D及び第2排出ファン93Dを備える。
第1排出ファン91Dは、光源装置3の気体を吸引してダクト92D内に排出する軸流ファンである。第1排出ファン91Dにおける+X方向の寸法は、光源装置3の放熱部材33における+X方向の寸法と略同じであり、第1排出ファン91Dにおける+Y方向の寸法は、放熱部材33における+Y方向の寸法と略同じである。すわわち、気体の流通方向である+Z方向から見て第1排出ファン91Dと光源装置3の放熱部材33とは重なる。
ダクト92Dは、第1排出ファン91Dと第2排出ファン93Dとを接続し、第1排出ファン91Dによって排出された気体の全てを第2排出ファン93Dに流通させる。ダクト92Dは、導入部921、排出部922及び仕切部926を有する。
なお、ダクト92Dは、第1排出ファン91D及び第2排出ファン93Dよりも+Y方向に大きく形成され、第1排出ファン91D及び第2排出ファン93Dは、ダクト92D内に配置される。このため、第1排出ファン91Dによって吸引される気体は、-Z方向を向く導入部921を介して第1排出ファン91Dに流通する。また、第2排出ファン93Dから排出される気体は、+Z方向を向く排出部922を介してダクト92Dの外部、ひいては、外装筐体2の外部に排出される。
仕切部926は、ダクト92D内において、第1排出ファン91Dから排出された気体と、導入部921を介してダクト92D内に流通した外装筐体2内の気体とを仕切る。すなわち、仕切部926は、ダクト92D内部に流通する気体を仕切る仕切板である。仕切部926は、第1排出ファン91Dにおける+Y方向かつ+Z方向の端部から第2排出ファン93Dに向かって+Z方向及び+Y方向に傾斜して延出している。すなわち、仕切部926は、第1排出ファン91Dにおける+Y方向かつ+Z方向の端部から+Z方向に向かうに従って-Y方向に延出している。このため、第1排出ファン91Dから排出された気体は、導入部921を介したダクト92D内に流通した外装筐体2内の気体と混ざることなく、第2排出ファン93Dに流通する。
第2排出ファン93Dは、第1排出ファン91Dと略同じ大きさの軸流ファンである。すなわち、第2排出ファン93Dの吸気面931の面積と第1排出ファン91Dの吸気面911の面積とは、同じであり、第2排出ファン93Dの排気面932の面積と第1排出ファン91Dの排気面912の面積とは、同じである。
第2排出ファン93Dは、第1排出ファン91Dによって排出された気体を吸引する。また、第2排出ファン93Dは、仕切部926によって第1排出ファン91Dによって排出された気体と仕切られた気体であって、導入部921を介してダクト92D内に流通した外装筐体2内の気体の一部を吸引する。第2排出ファン93Dは、吸引した気体を排出部922を介してダクト92Dの外部に排出する。
本実施形態では、第2排出ファン93Dの単位時間当たりの気体の排出量は、第1排出ファン91Dの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きい。このため、第2排出ファン93Dは、第1排出ファン91Dと略同じ大きさのファンであっても、第1排出ファン91Dから排出された気体の全てと、ダクト92D内に流通した外装筐体2内の気体とを吸引して、第2開口部212を介して外装筐体2の外部に排出できる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の構成を備えるが、冷却装置の構成が異なる。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本実施形態に係るプロジェクター1Eの内部構成を示す平面図である。
プロジェクター1Eは、冷却装置7Aに代えて冷却装置7Eを備える他は、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の構成及び機能を備える。
[冷却装置の構成]
冷却装置7Eは、外装筐体2の内部に収容された冷却対象を冷却する。冷却装置7Eは、図7に示すように、供給装置8A及び供給装置9Eを備える。
冷却装置7Eでは、供給装置8Aによって開口部231から外装筐体2の内部に導入された冷却気体は、+X方向に流通する。供給装置9Eによって第2開口部212から外装筐体2の内部に導入された冷却気体は、-Z方向に流通する。供給装置9Eによって供給される気体のうち、一部の気体は、光源装置3の放熱部材33に流通した後、+X方向に流通して、開口部241から外装筐体2の外部に排出される。また、供給装置9Eによって供給される気体のうち、他の一部の気体は、供給装置8Aの第2供給ファン82から供給された気体と合流して+X方向に流通し、開口部241から外装筐体2の外部に排出される。また、供給装置8Aの第1供給ファン81から供給された気体は、外装筐体2を+X方向に流通した後、開口部241から外装筐体2の外部に排出される。なお、外装筐体2の内部において開口部241に応じた位置に、開口部241を介して外装筐体2内の気体を外装筐体2の外部に排出する排出ファンを設けてもよい。
以下、供給装置9Eの構成について説明する。なお、供給装置8Aの構成は、上記のとおりであるので、供給装置8Aについての説明を省略する。
[供給装置の構成]
図8は、YZ平面に沿う供給装置9Eの断面を模式的に示す図である。
供給装置9Eは、外装筐体2内において第2開口部212に対応して設けられる。供給装置9Eは、第2開口部212を介して外装筐体2の外部の気体を冷却気体として外装筐体2の内部に導入し、導入した冷却気体を冷却対象に供給する。供給装置9Eの冷却対象は、冷却対象となり得る光源装置3、画像投射装置4、電源装置5及び制御装置6のうちの光源装置3である。供給装置9Eは、図7及び図8に示すように、第1供給ファン94A、ダクト95A及び第2供給ファン96Aを備える。
[第1供給ファンの構成]
第1供給ファン94Aは、光源装置3に冷却気体を流通させる軸流ファンである。詳述すると、第1供給ファン94Aは、第2供給ファン96Aから送出されてダクト95A内を流通した気体を光源装置3に流通させる。なお、本実施形態では、第2供給ファン96Aにより送出された気体は、全てダクト95A内を流通し、第1供給ファン94Aを介して光源装置3に流通する。
第1供給ファン94Aにおいてダクト95Aと対向する面は、ダクト95A内の気体を吸引する吸気面941である。第1供給ファン94Aにおいて吸気面941とは反対側に設けられた面は、吸気面941にて吸引された冷却気体を光源装置3に向かって排出する排気面942である。排気面942の+Y方向における寸法は、第1供給ファン94Aから見たときの光源装置3の+Y方向における寸法と略同一である。すなわち、第1供給ファン94Aは、第1供給ファン94Aに対する気体の流通方向から見て光源装置3と重なっている。吸気面941の面積と排気面942の面積とは、略同一である。
[ダクトの構成]
ダクト95Aは、第1供給ファン94Aと第2供給ファン96Aとを接続し、第2供給ファン96Aによって供給される気体を第1供給ファン94Aに流通させる。ダクト95Aは、第1実施形態に係るダクト92Aと同様の構成を備えるが、気体の流通方向が異なる。詳述すると、第1実施形態に係るダクト92Aでは、+Z方向に沿って気体が流通するが、第2実施形態に係るダクト95Aでは、-Z方向に沿って気体が流通する。ダクト95Aは、導入部951及び排出部952を備える。
導入部951は、第2供給ファン96Aから排出された気体をダクト95A内に導入する開口部である。導入部951は、第2供給ファン96Aの排気面962と対向する。
排出部952は、ダクト95A内を流通した冷却気体を第1供給ファン94Aに導く開口部である。排出部952は、第1供給ファン94Aの吸気面941と対向する。
[第2供給ファンの構成]
第2供給ファン96Aは、外装筐体2外の気体を吸引し、第1供給ファン94Aに供給する軸流ファンである。詳述すると、第2供給ファン96Aは、第2開口部212を介して外装筐体2の外部の気体を外装筐体2内に吸引する。そして、第2供給ファン96Aは、吸引した気体の一部を冷却気体としてダクト95A内に供給する。また、第2供給ファン96Aは、吸引した気体の残りを冷却気体としてダクト95Aに対して+Y方向の位置から外装筐体2内に供給する。
第2供給ファン96Aは、第1供給ファン94Aに対して+Z方向に沿って略平行に配置されている。つまり、第2供給ファン96Aは、第1供給ファン94Aに対して傾斜して配置されていない。すなわち、気体の流通方向(+Z方向)から見て第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aは、重なって配置されている。換言すると、気体の流通方向(+Z方向)から見て第1供給ファン94Aは、第2供給ファン96Aによって全体が覆われる。第2供給ファン96Aは、外装筐体2の外部から気体を吸引する吸気面961と、ダクト95Aに気体を供給する排気面962と、を備える。
[第1供給ファンの仕様と第2供給ファンの仕様との違い]
第2供給ファン96Aの単位時間当たりの気体の供給量は、第1供給ファン94Aの単位時間当たりの気体の供給量よりも大きい。このため、第2供給ファン96Aは、第1供給ファン94Aに加えて外装筐体2内に冷却気体を供給することができる。また、第2供給ファン96Aは、気体の流通方向(+Z方向)から見て第1供給ファン94Aの寸法よりも大きい。すなわち、第2供給ファン96Aの排気面962の面積は、第1供給ファン94Aの吸気面941の面積よりも大きい。換言すると、気体の流通方向(+Z方向)から見て第1供給ファン94Aの寸法と、第2供給ファン96Aの寸法は、異なっている。このため、第2供給ファン96Aの単位時間当たりの冷却気体の供給量を、第1供給ファン94Aの単位時間当たりの冷却気体の供給量よりも大きくできる。これにより、第2供給ファン96Aの単位時間当たりの回転数を、第1供給ファン94Aの単位時間当たりの回転数よりも小さくできる他、プロジェクター1Eの外部に漏れる風切り音等の騒音を低減できる。すなわち、2つの供給ファン94A,96Aを用いることによって、1つの供給ファンを用いた場合の当該供給ファンの単位時間当たりの回転数よりも、各供給ファン94A,96Aの単位時間当たりの回転数を下げることができる。また、第2供給ファン96Aの単位時間当たりの回転数を第1供給ファン94Aの単位時間当たりの回転数よりも小さくできる。これにより、外装筐体2の外部に漏れ出る騒音を低減できる。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Eは、以下の効果を奏する。
プロジェクター1Eは、光源装置3と、光源装置3から出射される光を変調して画像光を生成し、画像光を投射する画像投射装置4と、光源装置3及び前記画像投射装置4に電力を供給する電源装置5と、光源装置3、画像投射装置4及び電源装置5を収容する外装筐体2と、光源装置3、画像投射装置4及び電源装置5のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、冷却対象に気体を供給する第1供給ファン94Aと、外装筐体2の外部から吸引した気体を第1供給ファン94Aに供給する第2供給ファン96Aと、第2供給ファン96Aによって供給される気体を第1供給ファン94Aに流通させるダクト95Aと、を備える。第1供給ファン94Aは、第2供給ファン96Aによって供給される気体を冷却対象に供給して冷却対象を冷却し、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を外装筐体2内部に供給する。
このような構成によれば、第2供給ファン96Aによって外装筐体2の外部から吸引された気体は、ダクト95Aを介して第1供給ファン94Aに供給され、第1供給ファン94Aによって冷却対象に供給される。このため、ダクト95Aを設けない構成に比べて、第2供給ファン96Aによって供給される気体を整流してダクト95A内に流通させることができ、第2供給ファン96Aから送出された気体を、第1供給ファン94Aによって冷却対象に速やかに供給できる。これにより、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
プロジェクター1Eでは、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を外装筐体2内部に供給し、第2供給ファン96Aによる気体の供給方向とは反対方向から見て、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われている。
このような構成によれば、第2供給ファン96Aのよる気体の供給方向とは反対方向から見て、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われる。これによれば、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aのうち、一方のファンが他方のファンの外側に突出するように配置される場合に比べて、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aをコンパクトに配置できる。
従って、冷却対象の冷却効率を高めつつ、プロジェクター1Eが大型化することを抑制できる。
プロジェクター1Eでは、第1供給ファン94Aへの気体の流通方向から見て第1供給ファン94Aの寸法と、第2供給ファン96Aへの気体の流通方向から見て前記第2供給ファン96Aの寸法とは、異なっている。
このような構成によれば、冷却対象に合わせて第1供給ファン94Aの仕様を決めた後、第1供給ファン94Aの性能以上の第2供給ファン96Aを選定する上で、第2供給ファン96Aの選択自由度を高めることができる。
プロジェクター1Eでは、第1供給ファン94A及び第2供給ファン96Aのうち、気体の流通方向から見たときの寸法が小さいファンは、気体の流通方向から見て、冷却対象と重なっている。
このような構成によれば、冷却対象に効率よく気体を流通させることができる。従って、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
[第2実施形態の第1変形例]
供給装置9Eでは、第2供給ファン96Aは、第1供給ファン94Aの寸法よりも大きいとした。しかしながら、これに限らず、第1供給ファンの寸法は、第2供給ファンの寸法と略同一でもよい。
図9は、YZ平面に沿う供給装置9Eの第1変形例である供給装置9Fの断面を示す模式図である。
例えば供給装置9Eに代えて図9に示される供給装置9Fをプロジェクター1Eに採用してもよい。
供給装置9Fは、第1供給ファン94A及びダクト95Aに代えて第1供給ファン94B及びダクト95Bを備える他は、供給装置9Eと同様の構成及び機能を備える。
第1供給ファン94Bは、冷却対象としての光源装置3及び外装筐体2内に気体を供給する軸流ファンである。第1供給ファン94Bは、気体の流通方向(+Z方向)から見て第2供給ファン96Aと略同一の寸法である。すなわち、第1供給ファン94Bの吸気面941の面積は、第2供給ファン96Aの吸気面961の面積と略同一である。換言すると、第1供給ファン94Bへの気体の流通方向(+Z方向)から見て第1供給ファン94Bの寸法と、第2供給ファン96Aの寸法とは、略同一である。第1供給ファン94Bにおいて吸気面941とは反対側の面は、吸引した気体を排出する排気面942である。第1供給ファン94Bは、排気面942において放熱部材33に対して+Y方向側に位置する領域から外装筐体2内に冷却気体を排出する。
ダクト95Bは、第2供給ファン96Aによって供給される気体を第1供給ファン94Bに流通させる。ダクト95Bは、第2供給ファン96Aから排出された冷却気体をダクト95B内に導入する導入部951及びダクト95Bを流通した冷却気体を第1供給ファン94Bに排出する排出部952を備える。
プロジェクター1Eでは、第1供給ファン94Bへの気体の流通方向から見て第1供給ファン94Bの寸法と、第2供給ファン96Aへの気体の流通方向から見て第2供給ファン96Aの寸法とは、略同一である。
このような構成によれば、第1供給ファン94B及び第2供給ファン96Aに同じ規格のファンを採用できる。従って、プロジェクターの製造コストの増大を抑制できる。
[第2実施形態の第2変形例]
供給装置9Eでは、第2供給ファン96Aは、第1供給ファン94Aの寸法よりも大きいとした。しかしながら、これに限らず、第1供給ファンの寸法は、第2供給ファンの寸法よりも大きくてもよい。
図10は、YZ平面に沿う供給装置9Eの第2変形例である供給装置9Gの断面を示す模式図である。
例えば、供給装置9Eに代えて図10に示される供給装置9Gをプロジェクター1Eに採用してもよい。
供給装置9Gは、第1供給ファン94C、ダクト95C及び第2供給ファン96Cを備える。
第1供給ファン94Cは、冷却対象及び外装筐体2内に気体を供給する。第1供給ファン94Cは、気体の流通方向(+Z方向)から見て光源装置3に対して+Y方向に寸法が大きい。第1供給ファン94Cの寸法は、後述する第2供給ファン96Cの寸法よりも大きい。すなわち、第1供給ファン94Cの吸気面941は、第2供給ファン96Cの吸気面961の面積よりも大きい。なお、第1供給ファン94Cにおいて吸気面941とは反対側の面は、ダクト95C内の気体を吸引する排気面942である。
ダクト95Cは、第1供給ファン94Cと第2供給ファン96Cとを接続し、第2供給ファン96Cによって供給される気体を第1供給ファン94Cに流通させる。ダクト95Cは、第2供給ファン96Cにより外装筐体2の外部から外装筐体2内に流通する気体をダクト95C内に導く導入部951、ダクト95C内を流通した冷却気体を第1供給ファン94Cに導く排出部952、及び、第2供給ファン96Cに対して+Y方向に突出する突出部953を備える。
第2供給ファン96Cは、外装筐体2の外部から吸引した気体をダクト95Cに供給し、ダクト95Cを介して第1供給ファン94Cに供給する軸流ファンである。気体の流通方向(+Z方向)から見て第2供給ファン96Cは、光源装置3と重なる。第2供給ファン96Cの吸気面961は、第1供給ファン94Cの吸気面941の面積よりも小さい。
なお、第2供給ファン96Cにおいて吸気面961とは反対側の面は、ダクト95Cに気体を排出する排気面962である。
第1供給ファン94Cの単位時間当たりの供給量は、第2供給ファン96Cの単位時間当たりの供給量よりも大きい。このため、第1供給ファン94Cに対して第2供給ファン96Cの供給量が小さくても、第1供給ファン94Cの大きさは冷却対象である光源装置3に対応する大きさであるため、冷却対象を十分に冷却可能な気体を第1供給ファン94Cが排出することができる。
[第2実施形態の第3変形例]
冷却装置7Aでは、ダクト92Aは、流通口924,925を備え、流通口924,925により外装筐体2内からダクト92A内に気体を流通させる構成とした。しかしながら、これに限らず、ダクト内流通した気体を第1供給ファンが光源装置3に向かって排出する気体と分流する仕切部を設けてもよい。
図11は、YZ平面に沿う供給装置9Eの第3変形例である供給装置9Hの断面を示す模式図である。
例えば、供給装置9Eに代えて図11に示される供給装置9Hをプロジェクター1Eに採用してもよい。
供給装置9Hは、第1供給ファン94D及びダクト95Dを備える他は、供給装置9Eと同様の構成及び機能を備える。
第1供給ファン94Dは、光源装置3に気体を供給する軸流ファンである。第1供給ファン94Dは、気体の流通方向(+Z方向)から見て光源装置3と重なる。第1供給ファン94Dは、ダクト95D内の気体を吸引する吸気面941を備える。
吸気面941の面積は、第2供給ファン96Cの吸気面961の面積と略同一である。このため、第1供給ファン94Dから排出した気体の全ては、光源装置3に流通する。第1供給ファン94Dにおいて吸気面941とは反対側の面は、吸引した気体をダクト95D内に排出する排気面942である。
ダクト95Dは、第1供給ファン94Dと第2供給ファン96Cとを接続し、第2供給ファン96Cによって供給される気体を第1供給ファン94Dに流通させる。ダクト95Dは、第1供給ファン94D及び第2供給ファン96Cに対して+Y方向に突出している。ダクト95Dは、導入部951、排出部952及び突出部953を備える。
導入部951は、第2供給ファン96Cから排出された冷却気体をダクト95D内に導入する開口部である。導入部951は、第2供給ファン96Dの排気面962と対向する。
排出部952は、ダクト95Dを流通した冷却気体を第1供給ファン94Dに排出する開口部である。排出部952は、第1供給ファン94Cの吸気面941と対向する。
突出部953は、ダクト95Dにおいて第1供給ファン94D及び第2供給ファン96Cよりも外側に突出した部分である。突出部953には、流通口954,955及び仕切部956が設けられている。
流通口954は、突出部953において+Z方向に交差する面に設けられている。流通口955は、突出部953において+Z方向に直交する+X方向又は+Y方向に交差する面に設けられている。流通口954,955は、外装筐体2の内部に開口して、ダクト95Dの外部と内部とを連通している。このため、第2供給ファン96Cが駆動すると、外装筐体2内に冷却気体を流通口954,955を介してダクト95D内から排出する。すなわち、流通口954,955は、ダクト95D内の冷却気体を外装筐体2の内部に流通させる。
仕切部956は、第2供給ファン96Cによって供給される気体を、第1供給ファン94Dによって供給される気体と外装筐体2内部に供給される気体とに分流する。すなわち、仕切部956は、ダクト95D内部に流通する気体を仕切る仕切板である。仕切部956は、第1供給ファン94Dにおける+Y方向かつ+Z方向の端部から+Z方向に向かうに従って-Y方向に延出している。このため、第2供給ファン96Cから排出された気体は、第1供給ファン94Dにより光源装置3に排出される気体と混ざることなく、流通口954,955を介して外装筐体2Iの内部に流通する。
ダクト95Dを備えるプロジェクター1Eは、以下の効果を奏する。
すなわち、プロジェクター1Eでは、ダクト95Dは、第2供給ファン96Cによって供給される気体を、第1供給ファン94Dに供給される気体と外装筐体2内部に供給される気体とに分流する仕切部956を備える。
このような構成によれば、第2供給ファン96Cによって外装筐体2の外部から吸引した気体を、第1供給ファン94Dと外装筐体2内部とに供給できる。従って、外装筐体2の外部の気体を外装筐体2内部に導入するファンを別途設ける場合に比べて、プロジェクター1Eの部品点数の増加を抑制できる。
[第3実施形態]
次に、本開示の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の構成を備えるが、外装筐体及び冷却装置の構成が異なる。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本実施形態に係るプロジェクター1Iの内部構成を示す平面図である。なお、供給装置8Iを構成する複数のファンの図示は省略している。
本実施形態に係るプロジェクター1Iは、図12に示すように、外装筐体2及び冷却装置7Aに代えて外装筐体2I及び冷却装置7Iを備える他は、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の構成及び機能を備える。
[外装筐体の構成]
外装筐体2Iは、正面21及び左側面24に代えて正面21I及び左側面24Iを備える他は、外装筐体2と同様の構成及び機能を備える。
外装筐体2Iは、筐体に相当し、プロジェクター1Iの外装を構成する。外装筐体2Iは、光源装置3、画像投射装置4、電源装置5、制御装置6及び冷却装置7Iを収容する。
正面21Iは、第1面に相当し、外装筐体2Iにおいて画像光の投射方向の面である。正面21Iは、+X方向における略中央の位置から+X方向の位置に第1開口部211を有する。第1開口部211からは、投射光学装置46が露出している。すなわち、正面21Iは、第1実施形態に係る外装筐体2の正面21とは異なり第2開口部を備えない。
左側面24Iは、外装筐体2Iにおいて-X方向に配置されている。左側面24Iは、+Z方向に開口する開口部242を備える。
開口部242は、後述する冷却装置7Iによって、図示された点線の矢印A3の方向に冷却気体が流通する。開口部242は、第1実施形態に係る外装筐体2の開口部241とは異なり、後述する排出装置9Iに対応して+Z方向に広く形成されている。すなわち、開口部242は、外装筐体2C内に冷却気体としての空気を流通させる吸気口として機能する。
[冷却装置の構成]
冷却装置7Iは、外装筐体2Iの内部に収容された冷却対象を冷却する。冷却装置7Iは、供給装置8I及び排出装置9Iを備える。
[供給装置の構成]
供給装置8Iは、外装筐体2I内において開口部242に応じて設けられている。供給装置8Iは、開口部242を介して外装筐体2Iの外部の気体を冷却気体として外装筐体2Iの内部に導入し、導入した冷却気体を冷却対象に供給する。供給装置8Iの冷却対象は、光源装置3、画像投射装置4、電源装置5、制御装置6のうち少なくとも1つの装置である。供給装置8Iによって供給された気体は、矢印A3に沿って後述する排出装置9Iに流通する。本実施形態では、冷却対象は、光源装置3、画像投射装置4及び制御装置6である。供給装置8Iは、フィルターユニット84及び図示しない複数のファンを備える。
フィルターユニット84は、開口部242に応じて設けられている。フィルターユニット84は、開口部242を介して外装筐体2Iの外部から外装筐体2Iの内部に導入される気体に含まれる塵埃を除去する。
[排出装置の構成]
排出装置9Iは、外装筐体2I内を流通して冷却対象を冷却した冷却気体を吸引して、外装筐体2Iの外部に排出する。本実施形態では、排出装置9Iは、冷却対象としての画像投射装置4の熱が伝達された冷却気体を吸引し、吸引した冷却気体を外装筐体2Iの外部に排出することによって、画像投射装置4を冷却する。排出装置9Iは、第1排出ファン97、ダクト98及び第2排出ファン99を備える。
[第1排出ファンの構成]
第1排出ファン97は、画像投射装置4から気体を吸引して排出する軸流ファンである。詳述すると、第1排出ファン97は、画像投射装置4において画像形成装置40の熱が伝達された冷却気体を吸引してダクト98に排出する。ダクト98に排出された気体は、第2排出ファン99に流通する。なお、本実施形態では、第1排出ファン97によって吸引されて第1排出ファン97から排出された冷却気体の全ては、ダクト98を介して第2排出ファン99に流通する。
また、第1排出ファン97において画像投射装置4と対向する面は、吸気面971である。第1排出ファン97において第2排出ファン99と対向する面は、吸引した冷却気体を排出する排気面972である。
[ダクトの構成]
ダクト98は、第1排出ファン97と第2排出ファン99とを接続し、第1排出ファン97によって排出された冷却気体の全てを第2排出ファン99に流通させる。ダクト98は、第1排出ファン97から第2排出ファン99に向かって-X方向に延出している。詳述すると、ダクト98における+Z方向の部位は、第1排出ファン97の排出方向に沿って延出し、ダクト98における-Z方向の部位は、第2排出ファン99に向かって折れ曲がっている。冷却気体の流通方向(-X方向)から見て第1排出ファン97の寸法は、第2排出ファン99への冷却気体の流通方向(-X方向)から見て第2排出ファン99の寸法よりも小さい。
[第2排出ファンの構成]
第2排出ファン99は、第1排出ファン97からダクト98内に排出された気体を外装筐体2Iの外部に排出する軸流ファンである。詳述すると、第2排出ファン99が駆動すると、ダクト98を介して第1排出ファン97から送出された気体及び第2排出ファン99の吸気面991から吸引した外装筐体2I内の気体を外装筐体2Iの外部に排出する。第2排出ファン99において吸気面991とは反対側の面は、吸引した気体を排出する排気面992である。吸気面991の寸法と、排気面992の寸法とは、略同一である。
[第1排出ファンの仕様と第2排出ファンの仕様との違い]
第2排出ファン99の単位時間当たりの気体の排気量は、第1排出ファン97の単位時間当たりの気体の排気量よりも大きい。このため、第2排出ファン99は、第1排出ファン97から排出された気体の全てを吸引し、開口部231を介して外装筐体2Iの外部に排出できる。
また、第2排出ファン99への気体の流通方向(-X方向)から見て第2排出ファン99の寸法は、第1排出ファン97への冷却気体の流通方向(-X方向)から見て第1排出ファン97の寸法よりも大きい。すなわち、第2排出ファン99の吸気面991の面積は、第1排出ファン97の吸気面971の面積よりも大きい。このため、第2排出ファン99の単位時間当たりの冷却気体の排出量を、第1排出ファン97の単位時間当たりの冷却気体の排出量よりも大きくすることができる。これにより、第2排出ファン99の単位時間当たりの回転数を、第1排出ファン97の単位時間当たりの回転数よりも小さくすることができる他、プロジェクター1Iの外部に漏れる風切り音等の騒音を低減できる。すなわち、2つの排出ファン97,99を用いることによって、1つの排出ファンを用いた場合の当該排出ファンの単位時間当たりの回転数よりも、各排出ファン97,99の単位時間当たりの回転数を下げることができる。また、第2排出ファン99の単位時間当たりの回転数を第1排出ファン97の単位時間当たりの回転数よりも小さくできる。これにより、外装筐体2の外部に漏れ出る騒音を低減できる。
そして、第2排出ファン99への気体の流通方向(-X方向)から見て第1排出ファン97の全体は、第2排出ファン99によって覆われる。このため、冷却対象である画像投射装置4を冷却した冷却気体の排出効率を高める他、プロジェクター1Iの騒音の低減を図りつつ、プロジェクター1Iの大型化を抑制することができる。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
このような構成によれば、プロジェクター1Iの右側面23から気体を排出することができる。例えば、正面21I側にスクリーン等の被投射面を近接して配置させる構成の場合に排出した気体が被投射面側に排出されることがない。
[第3実施形態の変形例]
冷却装置7Iでは、排出装置9Iにより冷却気体を外装筐体2Iの外部に排出する構成とした。しかしながら、これに限らず、第2実施形態に係る冷却装置7Eのように、排出装置9Iを外装筐体2I内に冷却気体としての空気を導入する構成としてもよい。この場合、例えば、背面22に開口部を設けることで、開口部から外装筐体2I内の気体を外装筐体2Iの外部に排出する排気口として採用してもよい。
[実施形態の変形]
本開示は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形及び改良等は、本開示に含まれるものである。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1E,1Iの外装筐体2,2I内における光源装置、画像投射装置、電源装置、制御装置及び冷却装置は、図1,7,12で示されるレイアウトで配置されるとした。しかしながら、これに限らず、外装筐体2,2I内における光源装置、画像投射装置、電源装置、制御装置及び冷却装置は上記に限定されない。
上記第1実施形態及び第3実施形態では、第2排出ファン93A,93C,93D,99による気体の排出方向から見て、第1排出ファン91A,91B,91D,97及び第2排出ファン93A,93C,93D,99のうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われるとした。しかしながら、これに限らず、気体の排出方向から見て、第1排出ファン91A,91B,91D,97及び第2排出ファン93A,93C,93D,99のうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われなくてもよい。すなわち、第1排出ファンにより排出された気体の全てがダクトを介して第2排出ファンに排出されればよい。
上記第1実施形態及び第2実施形態の第3変形例では、ダクト92A,95Dは、外装筐体2の内部の気体をダクト92A,95D内に流通させる流通口924,925,954,955を備えるとした。しかしながら、これに限らず、ダクト92A,95Dは、気体をダクト92A,95D内に流通させる流通口924,925,954,955を備えなくてもよい。例えば、外装筐体2内の気体は、ダクトを流通せずに外装筐体2の外部に排出されてもよい。
上記第1実施形態及び第3実施形態では、第2排出ファン93A,93C,93D,99の単位時間当たりの気体の排出量は、第1排出ファン91A,91B,91D,97の単位時間当たりの気体の排出量よりも大きいとした。しかしながら、これに限らず、第2排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量は、第1排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量と略同一でもよく、第1排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量よりも小さくてもよい。
上記第1実施形態、上記第1実施形態の第1変形例、第1実施形態の第3変形例及び第3実施形態では、第2排出ファン93A、93D,99への気体の流通方向に沿って見て第2排出ファン93A、93D,99の寸法は、第1排出ファン91A,91B,91D,97への気体の流通方向に沿って見て第1排出ファンの寸法以上であるとした。しかしながら、これに限らず、第2排出ファン93A、93D,99への気体の流通方向に沿って見て第2排出ファン93A、93D,99の寸法は、第1排出ファン91A,91B,91D,97への気体の流通方向に沿って見て第1排出ファン91A,91B,91D,97の寸法以上でなくてもよい。
上記各実施形態では、外装筐体2は、投射光学装置46の一部が露出する第1開口部211を備える正面21を有するとした。正面21は、第2排出ファン93A,93C,99から排出される気体が流通する第2開口部212を有するとした。第2開口部212は、正面21において第1開口部211から遠ざかる方向に向かって配置されているとした。しかしながら、これに限らず、外装筐体2における第2排出ファン93A,93C,99から排気される開口部が設けられる面は、正面21で無くともよい。例えば、背面22に設けられてもよく、図示しない天面や底面でもよい。
上記第1実施形態では、画像投射装置4は、画像光を投射する投射光学装置46を備えるとした。外装筐体2は、画像投射装置4による画像光の投射方向に配置される正面21を有するとした。正面21は、投射光学装置46の一部が露出する第1開口部211と、第2排出ファン93A,93C,93Dによって排出される気体が流通する第2開口部212と、を有するとした。第2排出ファン93A,93C,93Dは、第1開口部211に対して遠ざかる方向に冷却気体を排出するとした。しかしながら、これに限らず、画像投射装置4は、投射光学装置46を備えなくてもよい。また、外装筐体2における正面21は、第1開口部211及び第2開口部212を備えなくてもよい。更に、第2排出ファン93A,93C,93Dは、第1開口部211に対して遠ざかる方向に冷却気体を排出しなくてもよい。
上記第1実施形態及び第3実施形態では、第1排出ファン91A,91B,91D,97から排出された冷却気体の全ては、第2排出ファン93A,93C,93D,99に流通するとした。しかしながら、これに限らず、第1排出ファン91A,91B,91D,97から排出された冷却気体の一部は、第2排出ファン93A,93C,93D,99に流通しなくてもよい。
上記第2実施形態では、第1供給ファン94A,94B,94C,94D及び第2供給ファン96A,96Cのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を外装筐体2内部に供給し、第2供給ファン96A,96Cによる気体の供給方向とは反対方向から見て、第1供給ファン94A,94B,94C,94D及び第2供給ファン96A,96Cのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われているとした。しかしながら、これに限らず、第1供給ファン94A,94B,94C,94D及び第2供給ファン96A,96Cのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を外装筐体2内部に供給し、第2供給ファン96A,96Cのよる気体の供給方向とは反対方向から見て、第1供給ファン94A,94B,94C,94D及び第2供給ファン96A,96Cのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われていなくてもよい。
上記第2実施形態の第3変形例では、ダクト95Dは、第2供給ファン96Dによって供給される気体を、第1供給ファン94Dに供給される気体と外装筐体2内部に供給される気体とに分流する仕切部956を備えるとした。しかしながら、これに限らず、ダクト95Dは、仕切部956を設けなくてもよい。
上記第2実施形態の第1変形例及び第2実施形態の第3変形例では、第1供給ファン94B,94Dへの気体の流通方向から見て第1供給ファン94B,94Dの寸法と、第2供給ファン96A,96Cへの気体の流通方向から見て第2供給ファン96A,96Cの寸法とは、略同一であるとした。しかしながら、これに限らず、第1供給ファン94B,94Dへの気体の流通方向から見て第1供給ファン94B,94Dの寸法と、第2供給ファン96A,96Cへの気体の流通方向から見て第2供給ファン96A,96Cの寸法とは、略同一でなくてもよい。
また、第2実施形態及び第2実施形態の第2変形例では、第1供給ファン94A,94Cへの気体の流通方向から見て第1供給ファン94A,94Cの寸法と、第2供給ファン96A,96Cへの気体の流通方向から見て第2供給ファン96A,96Cの寸法とは、異なるとした。しかしながら、これに限らず、第1供給ファン94A,94Cへの気体の流通方向から見て第1供給ファン94A,94Cの寸法と、第2供給ファン96A,96Cへの気体の流通方向から見て第2供給ファン96A,96Cの寸法とは、略同一でもよい。
上記第2実施形態、第2実施形態の第2変形例及び第2実施形態の第3変形例では、第1供給ファン94A,94C,94D及び第2供給ファン96A,96Cのうち、気体の流通方向から見たときの寸法が小さいファンは、気体の流通方向から見て、冷却対象と重なるとした。しかしながら、これに限らず、第1供給ファン94A,94C,94D及び第2供給ファン96A,96Cのうち、気体の流通方向から見たときの寸法が小さいファンは、気体の流通方向から見て、冷却対象と重ならなくてもよい。
上記第1実施形態の第2変形例及び第3変形例では、ダクト92C,92Dの排出部922において、第2排出ファン93C,93Dの排気面932に対する外側の領域は、開口していてもよく、閉塞されていてもよい。
上記第2実施形態の第2変形例及び第3変形例では、ダクト95C,95Dの突出部953は、ダクト95C,95Dの外部の気体をダクト95C,95D内に導入する開口部を備えていてもよい。例えば、ダクト95C,95Dは、外装筐体2の外部の気体をダクト95C,95Dの内部に導入する開口部を備えていてもよい。
上記各実施形態では、冷却対象は、光源装置3及び画像投射装置4のうちの一方の装置であるとした。しかしながら、これに限らず、冷却対象は、光源装置3、画像投射装置4、電源装置5、制御装置6のうちの少なくとも1つであればよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1E,1Iは、3つの光変調装置443B,443G,443Rを備えるとした。しかしながら、これに限らず、2つ以下、あるいは、4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも、本開示を適用可能である。
上記各実施形態では、光変調装置443は、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルであるとした。しかしながら、これに限らず、光変調装置として、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
[本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
本開示の第1態様に係るプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像投射装置と、前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、前記冷却対象から気体を吸引して排出する第1排出ファンと、前記第1排出ファンによって排出された気体及び前記筐体内の気体を前記筐体の外部に排出する第2排出ファンと、前記第1排出ファンによって排出された気体を前記第2排出ファンに流通させるダクトと、を備える。
このような構成によれば、第1排出ファンによって冷却対象に気体を流通させることができる他、冷却気体を冷却した気体を吸引して、ダクトに排出できる。また、ダクトが第1排出ファンから流通される気体を整流してダクト内を流通させることができる。このため、ダクト内を流通する気体は、第2排出ファンによって容易に吸引されて、筐体の外部に排出されるので、冷却対象を冷却して熱を帯びた冷却気体を速やかに筐体の外部に排出できる。これにより、気体の流通効率が向上し、ひいては、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
上記第1態様では、前記第2排出ファンによる気体の排出方向から見て、前記第1排出ファン及び前記第2排出ファンのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われてもよい。
また、第2排出ファンによる気体の排出方向から見て、第1排出ファン及び第2排出ファンのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われる。これによれば、第1排出ファン及び第2排出ファンのうち、一方のファンが他方のファンの外側に突出するように配置される場合に比べて、第1排出ファン及び第2排出ファンをコンパクトに配置できる。
従って、冷却対象の冷却効率を高めつつ、プロジェクターが大型化することを抑制できる。
上記第1態様では、前記ダクトは、前記筐体の内部に開口し、前記筐体の内部の気体を前記ダクト内に流通させる流通口を備えてもよい。
このような構成によれば、第1排出ファンから排出された気体だけでなく、筐体内を流通した気体も、第2排出ファンによって排出できる。従って、筐体内の気体を排出するファンを別途設ける必要がないので、プロジェクターの構成部品が増加することを抑制できる他、プロジェクターの大型化を抑制できる。
上記第1態様では、前記第2排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量は、前記第1排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きくてもよい。
このような構成によれば、第2排出ファンによって、第1排出ファンから排出された気体の全てを速やかに筐体の外部に排出できる。このため、冷却対象を冷却して温度が上昇した気体がプロジェクター内に停滞することを抑制できる。従って、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
上記第1態様では、前記第2排出ファンへの気体の流通方向に沿って見て前記第2排出ファンの寸法は、前記第1排出ファンへの気体の流通方向に沿って見て前記第1排出ファンの寸法以上であってもよい。
第2排出ファンの寸法が第1排出ファンの寸法よりも大きい場合には、第2排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量を、第1排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きくしやすくすることができる。
また、第2排出ファンの寸法が第1排出ファンの寸法よりも大きく、第2排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量が第1排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量と同じである場合には、第2排出ファンの単位時間当たりの回転数を、第1排出ファンの単位時間当たりの回転数よりも小さくできる。また、2つの排出ファンを用いることによって、1つの排出ファンを用いた場合の当該排出ファンの単位時間当たりの回転数に比べて、各排出ファンの単位時間当たりの回転数を下げることができる。これらにより、筐体の外部に漏れ出る騒音を低減できる。更に、第2排出ファンの寸法が第1排出ファンの寸法よりも大きいことにより、第2排出ファンによる気体の排出方向から見て、第1排出ファンの全体を第2排出ファンによって覆いやすくすることができる。
一方、第2排出ファンの寸法が第1排出ファンの寸法と同じである場合には、第1排出ファン及び第2排出ファンに同じ規格のファンを採用できる。従って、プロジェクターの製造コストの増大を抑制できる。
上記第1態様では、前記画像投射装置は、前記画像光を投射する投射光学装置を備え、前記筐体は、前記画像投射装置による前記画像光の投射方向に配置される第1面を有し、前記第1面は、前記投射光学装置の一部が露出する第1開口部と、前記第2排出ファンによって排出される気体が流通する第2開口部と、を有し、前記第2排出ファンは、前記第1開口部に対して遠ざかる方向に冷却気体を排出してもよい。
このような構成によれば、第2排出ファンによって第2開口部を介して筐体の外部に排出される温度が高い気体が、第1開口部に流通することを抑制できる。このため、投射光学装置による画像光の投射範囲に、温度が高い気体が流通することを抑制できる。従って、投射される画像に揺らぎ等の劣化が生じることを抑制できる。
上記第1態様では、前記第1排出ファンから排出された冷却気体の全ては、前記第2排出ファンに流通してもよい。
このような構成によれば、冷却対象を冷却した気体を、第2排出ファンによって筐体の外部に排出しやすくすることができる。従って、熱を帯びた気体が筐体内に停滞することを抑制でき、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
本開示の第2態様に係るプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像投射装置と、前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、前記冷却対象に気体を供給する第1供給ファンと、前記筐体の外部から吸引した気体を前記第1供給ファンに供給する第2供給ファンと、前記第2供給ファンによって供給される気体を前記第1供給ファンに流通させるダクトと、を備え、前記第1供給ファンは、前記第2供給ファンによって供給される気体を前記冷却対象に供給して前記冷却対象を冷却し、前記第1供給ファン及び前記第2供給ファンのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を前記筐体内部に供給する。
このような構成によれば、第2供給ファンによって筐体の外部から吸引された気体は、ダクトを介して第1供給ファンに供給され、第1供給ファンによって冷却対象に供給される。このため、ダクトを設けない構成に比べて、第2供給ファンによって供給される気体を整流してダクト内を流通させることができ、第2供給ファンから送出された気体を、第1供給ファンによって冷却対象に速やかに供給できる。これにより、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
前記第2供給ファンによる気体の供給方向とは反対方向から見て、前記第1供給ファン及び前記第2供給ファンのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われてもよい。
このような構成によれば、第2供給ファンのよる気体の供給方向とは反対方向から見て、第1供給ファン及び第2供給ファンのうち一方のファンの全体は、他方のファンによって覆われる。これによれば、第1供給ファン及び第2供給ファンのうち、一方のファンが他方のファンの外側に突出するように配置される場合に比べて、第1供給ファン及び第2供給ファンをコンパクトに配置できる。
従って、冷却対象の冷却効率を高めつつ、プロジェクターが大型化することを抑制できる。
上記第2態様では、前記ダクトは、前記第2供給ファンによって供給される気体を、前記第1供給ファンに供給される気体と前記筐体内部に供給される気体とに分流する仕切部を備えてもよい。
このような構成によれば、第2供給ファンによって筐体の外部から吸引した気体を、第1供給ファンと筐体内部とに供給できる。従って、筐体の外部の気体を筐体内部に導入するファンを別途設ける場合に比べて、プロジェクターの部品点数の増加を抑制できる。
上記第2態様では、前記第1供給ファンへの気体の流通方向から見て前記第1供給ファンの寸法と、前記第2供給ファンへの気体の流通方向から見て前記第2供給ファンの寸法とは、略同一であってもよい。
このような構成によれば、第1供給ファン及び第2供給ファンに同じ規格のファンを採用できる。従って、プロジェクターの製造コストの増大を抑制できる。
上記第2態様では、前記第1供給ファンへの気体の流通方向から見て前記第1供給ファンの寸法と、前記第2供給ファンへの気体の流通方向から見て前記第2供給ファンの寸法とは、異なっていてもよい。
このような構成によれば、冷却対象に合わせて第1供給ファンの仕様を決めた後、第1供給ファンの性能以上の第2供給ファンを選定する上で、第2供給ファンの選択自由度を高めることができる。
上記第2態様では、前記第1供給ファン及び前記第2供給ファンのうち、気体の流通方向から見たときの寸法が小さいファンは、気体の流通方向から見て、前記冷却対象と重なってもよい。
このような構成によれば、冷却対象に効率よく気体を流通させることができる。従って、冷却対象の冷却効率を高めることができる。
上記第1態様及び上記第2態様では、前記冷却対象は、前記光源装置及び前記画像投射装置のうちの一方の装置であってもよい。
ここで、光源装置の冷却が適切に行われないと、投射される画像の輝度が低下する他、光源装置の劣化が進みやすくなり、光源装置の寿命が短くなる。これに対し、冷却対象が光源装置である場合には、光源装置の冷却効率を高めることができるので、投射される画像の輝度が低下することを抑制できる他、光源装置、ひいては、プロジェクターの長寿命化を図ることができる。
また、画像投射装置の冷却が適切に行われないと、画像投射装置を構成する光学部品の劣化が進みやすくなり、画像投射装置の寿命が短くなる。これに対し、冷却対象が画像投射装置である場合には、画像投射装置の冷却効率を高めることができるので、画像投射装置、ひいては、プロジェクターの長寿命化を図ることができる。
1A,1E,1I…プロジェクター、2,2I…外装筐体、21…正面(第1面)、211…第1開口部、212…第2開口部、3…光源装置、4…画像投射装置、46…投射光学装置、5…電源装置、6…制御装置、7A,7E,7I…冷却装置、91A,91B,91D,97…第1排出ファン、92A,92C,92D,95A,95B,95C,95D,98…ダクト、93A,93C,93D,99…第2排出ファン、94A,94B,94C,94D…第1供給ファン、96A,96C…第2供給ファン、926,956…仕切部。

Claims (13)

  1. 光源装置と、
    前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像投射装置と、
    前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、
    前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、
    前記筐体に設けられ、内部から気体が排出される排気口と、
    前記筐体の外部の気体を吸引し、前記筐体の内部に冷却気体として供給する供給ファンと、
    前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、前記冷却対象から気体を吸引して排出する第1排出ファンと、
    前記排気口に配置され、前記第1排出ファンによって排出された気体及び前記筐体内の気体を前記筐体の外部に排出する第2排出ファンと、
    前記第1排出ファンと前記第2排出ファンとを接続し、他の冷却対象を介することなしに、前記第1排出ファンによって排出された気体及び前記筐体内の気体を前記第2排出ファンに流通させるダクトと、を備え、
    前記第2排出ファンによる気体の排出方向から見て、前記第1排出ファンの排気面の全 体は、前記第2排出ファンの吸気面によって覆われることを特徴とするプロジェクター。
  2. 光源装置と、
    前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像 投射装置と、
    前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、
    前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、
    前記筐体に設けられ、内部から気体が排出される排気口と、
    前記筐体の外部の気体を吸引し、前記筐体の内部に冷却気体として供給する供給ファン と、
    前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却 対象とし、前記冷却対象から気体を吸引して排出する第1排出ファンと、
    記排気口に配置され、前記第1排出ファンによって排出された気体及び前記筐体内の 気体を前記筐体の外部に排出する第2排出ファンと、
    前記第1排出ファンと前記第2排出ファンとを接続し、他の冷却対象を介することなし に、前記第1排出ファンによって排出された気体及び前記筐体内の気体を前記第2排出フ ァンに流通させるダクトと、を備え、
    前記第2排出ファンによる気体の排出方向から見て、前記第2排出ファンの吸気面の全 体は、前記第1排出ファンの排気面によって覆われることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記ダクトは、前記筐体の内部に開口し、前記筐体の内部の気体を前記ダクト内に流通させる流通口を備えることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量は、前記第1排出ファンの単位時間当たりの気体の排出量よりも大きいことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2排出ファンへの気体の流通方向に沿って見て前記第2排出ファンの寸法は、前記第1排出ファンへの気体の流通方向に沿って見て前記第1排出ファンの寸法よりも大き ことを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記画像投射装置は、前記画像光を投射する投射光学装置を備え、
    前記筐体は、前記画像投射装置による前記画像光の投射方向に配置される第1面を有し、
    前記第1面は、
    前記投射光学装置の一部が露出する第1開口部と、
    前記第2排出ファンによって排出される気体が流通する第2開口部と、を有し、
    前記第2排出ファンは、前記第1開口部に対して遠ざかる方向に冷却気体を排出することを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1排出ファンから排出された冷却気体の全ては、前記第2排出ファンに流通することを特徴とするプロジェクター。
  8. 光源装置と、
    前記光源装置から出射される光を変調して画像光を生成し、前記画像光を投射する画像投射装置と、
    前記光源装置及び前記画像投射装置に電力を供給する電源装置と、
    前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置を収容する筐体と、
    前記筐体に設けられ、内部に気体を導入する導入口と、
    前記光源装置、前記画像投射装置及び前記電源装置のうち少なくとも1つの装置を冷却対象とし、前記冷却対象に気体を供給する第1供給ファンと、
    前記導入口に配置され、前記筐体の外部から吸引した気体を前記第1供給ファンに供給する第2供給ファンと、
    前記第1供給ファンと前記第2供給ファンとを接続し、前記第2供給ファンによって供給される気体を他の冷却対象に供給することなく前記第1供給ファンに流通させるダクトと、を備え、
    前記第1供給ファンと前記第2供給ファンは、気体の流通方向が同じで、気体の流通方向から見て重なって配置され、
    前記第1供給ファンは、前記第2供給ファンによって供給される気体を前記冷却対象に供給して前記冷却対象を冷却し、
    前記第1供給ファン及び前記第2供給ファンのうち一方のファンは、吸引した気体の一部を前記筐体内部に供給することを特徴とするプロジェクター。
  9. 請求項8に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2供給ファンによる気体の供給方向とは反対方向から見て、前記第1供給ファン の吸気面の全体は、前記第2供給ファンの排気面によって覆われることを特徴とするプロジェクター。
  10. 請求項8に記載のプロジェクターにおいて、
    記第2供給ファンによる気体の供給方向とは反対方向から見て、前記第2供給ファン の排気面の全体は、前記第1供給ファンの吸気面によって覆われることを特徴とするプロ ジェクター。
  11. 請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記ダクトは、前記第2供給ファンによって供給される気体を、前記第1供給ファンに供給される気体と前記筐体内部に供給される気体とに分流する仕切部を備えることを特徴とするプロジェクター。
  12. 請求項8に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1供給ファン及び前記第2供給ファンのうち、気体の流通方向から見たときの寸法が小さいファンは、気体の流通方向から見て、前記冷却対象と重なることを特徴とするプロジェクター。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記冷却対象は、前記光源装置及び前記画像投射装置のうちの一方の装置であることを特徴とするプロジェクター。
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