JP2008286915A - 冷却装置及びそれを有する画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内から排出される冷却が終った風の排出方向を適切に制御することによって、周囲の者に不快感を極力与えないようにした冷却装置及びそれを有する画像投射装置を得る。
【解決手段】筐体内に設けられたランプ及び部材を冷却するための冷却装置であって、筐体には、ランプ冷却ファン14と、ランプを流通させた風を排気するランプ排気ファン18と、筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、部材を冷却するための部材冷却ファンと、部材を流通させた風を排気する筐体内排気ファン17と、ランプ排気ファン18から排気される風と筐体内排気ファン17から排気される風が通過するスリットと、ランプ排気ファン18から排出される風の方向と筐体内排気ファン17から排気される風の方向が互いに交わるようにする風向き変更壁24cとが設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は画像表示素子に表示される画像を投射光学系で被照射面に拡大投射する画像投射装置(液晶プロジェクタ)において、液晶プロジェクタを構成する筐体内の内部構成部品を冷却する際に好適な冷却装置に関する。
画像投射装置においては、被投射画像を照明するためのランプ、該ランプからの光束で照明された画像表示素子、そしてランプを駆動させる電源等が1つの筐体内に設けられている。
筐体内に収納されているこれらの部材は、動作すると発熱するため、これらの部材を冷却するための冷却装置が筐体内に設けられている。
例えばランプを冷却する冷却装置では、冷却ファンからの風の吹き付け力、または吸気力にてランプに風を流すこと(流通させること)でランプを冷却している。そして、このとき生ずる高温の風を画像投射装置外(筐体外)に排出する冷却装置が知られている(特許文献1)。
ランプ、及びそれを駆動させるための電源からの発熱に対する冷却装置として、画像投射方向に対して側面に並列させた複数の排気ファンを用いて、ランプ、及び電源等の周囲に風を流し、その風を装置外部に排気する構成が知られている(特許文献2)。
また、画像投射方向に対して同方向に並列させた複数の排気ファンを用いて、ランプ等の周囲に風を流し、その風を装置外部に排気する構成が知られている(特許文献3)。
また、ランプ等の部材を冷却した排気風の方向がダクトを用いて筐体外へ変更可能となるように構成した冷却装置が知られている(特許文献4)。
特開2000−221599号公報 特開2006−235317号公報 特開2006−208454号公報 特開平9−319007号公報
液晶プロジェクタ等の画像投射装置には、投射画像が明るいことが要望されている。
この要件を満たすために画像表示素子(液晶パネル)を高出力のランプからの光束で照明することが行われている。
筐体内に収納した高出力のランプは発熱量が多く、ランプ及びその周囲の部材が高温になってくる。
高温のランプ及び周囲の部材を冷却する為に送られてくる風はランプを流通した後に、比較的高温の排気風となって筐体外へ排出される。
一方、ランプからの光束で照明される画像表示素子やランプ駆動用の電源等は、発熱するが、発熱量は少なくランプ程高温にならない。
このためこれらの部材を流通した風はあまり高温にならずに低温の状態で筐体外へ排出される。
一般に画像投射装置を用いてプレゼンテーションを行う場合、ランプを流通した高温の風が画像投射装置の周囲にいる説明者や傍聴者に当たる場合がある。
低温の風なら良いが高温の風が説明者や傍聴者に当たると説明者や傍聴者に不快感を与えることになる。
このため画像投射装置には筐体内から排出される冷却が終った風を筐体外へ排出させる場合には、高温の風や低温の風の排出方向を適切に制御することが重要になってくる。
一般的に、画像投射装置を用いてのプレゼンテーション時は、画像投射方向に対して側面方向に傍聴者が着席している場合が多い。このため特許文献2に開示されている投影装置では、画像投射方向に対して側面に配置した排気ファンにより高温の風が傍聴者に当たる場合がある。
また、特許文献3に開示されているプロジェクタでは、プレゼンテーション時、画像投射方向に対して側面方向に着席している傍聴者には直接に高温の風が当たることは無い。しかしながら、画像投射方向に対して同方向に高温の風が排気されることで、投影光の通過する領域に高温の風が入り、投影画像のゆらぎを発生させることがあった。
特許文献4の投射型プロジェクタでは筐体内から排出した高温の風が直接説明者、または傍聴者に当たらないように、排気風の方向を変更可能としている。
しかしながら特許文献4の投射型プロジェクタは、排気風の方向を変更するダクトを新規に設ける必要があり、構成が大型化となり、またデザイン的に外観も損なってしまう傾向があった。
本発明は、筐体内から排出される冷却が終った風の排出方向を適切に制御することによって、周囲の者に不快感を極力与えないようにした冷却装置及びそれを有する画像投射装置の提供を目的とする。
本発明の冷却装置は、
◎筐体内に設けられたランプ及び該ランプからの光束が照射される部材を冷却するための冷却装置であって、
該筐体には、該ランプを冷却するためのランプ冷却ファンと、
該ランプ冷却ファンからの風であって、該ランプを流通させた風を排気するランプ排気ファンと、
該筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、該部材を冷却するための部材冷却ファンと、
該部材冷却ファンからの風であって、該部材を流通させた風を排気する筐体内排気ファンと、
該ランプ排気ファンと該筐体内排気ファンは該筐体内で並列配置されており、該ランプ排気ファンから排気される風と該筐体内排気ファンから排気される風が通過するスリットと、該スリットを介して該筐体外へ風が排出されるとき、該ランプ排気ファンから排出される風の方向と該筐体内排気ファンから排気される風の方向が互いに交わるようにする風向き変更壁と、が設けられていることを特徴としている。
◎筐体内に設けられたランプ及び該ランプからの光束が照射される部材を冷却するための冷却装置であって、
該筐体には、該ランプを冷却するためのランプ冷却ファンと、
該ランプ冷却ファンからの風であって、該ランプを流通させた風を排気するランプ排気ファンと、
該筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、該部材を冷却するための部材冷却ファンと、
該部材冷却ファンからの風であって、該部材を流通させた風を排気する筐体内排気ファンと、が設けられており、
該ランプ排気ファンと該筐体内排気ファンは、該筐体外へ風が排出されるとき、該ランプ排気ファンから排出される風の方向と該筐体内排気ファンから排気される風の方向が互いに交わるように角度をもって配置されていることを特徴としている。
◎筐体内に設けられたランプ及び該ランプからの光束が照射される部材を冷却するための冷却装置であって、
該筐体には、該ランプを冷却するためのランプ冷却ファンと、
該ランプ冷却ファンからの風であって、該ランプを流通させた風を排気する排気部を有するランプ排気ファンと、
該筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、該部材を冷却するための部材冷却ファンと、
該部材冷却ファンからの風であって、該部材を流通させた風を排気する排気部を有する筐体内排気ファンと、
該ランプ排気ファンの排気部と該筐体内排気ファンの排気部が繋がるスリットとが設けられており、該スリットを介して該ランプ排気ファンから排出される風と、該筐体内排気ファンから排気される風が該筐体外へ排出されることを特徴としている。
◎筐体内に設けられた少なくとも2つの発熱する部材を冷却するための冷却装置であって、
該筐体には、該2つの部材を流通した風のうち温度が高い方の風を排気するランプ排気ファンと、
温度が低い方の風を排気する筐体内排気ファンと、
該ランプ排気ファンから排気される風と該筐体内排気ファンから排気される風が通過する排気口と、該排気口を介して該筐体外へ風が排出されるとき、
該ランプ排気ファンから排出される風の方向と該筐体内排気ファンから排出される風の方向が互いに交わるようにする風向き変更壁と、が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、筐体内から排出される冷却が終った風の排出方向を適切に制御することによって、周囲の者に不快感を極力与えないようにした冷却装置及びそれを有する画像投射装置が得られる。
以下に、本発明の冷却装置及びそれを有する画像投射装置の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の冷却装置は、筐体内に設けたランプ及び該ランプからの光束が照射される画像表示素子(液晶パネル)、電源等の部材を冷却する冷却ファンを筐体内に有している。
画像投射装置(液晶プロジェクタ)は、冷却装置内のランプからの光束で照明された画像表示素子を被照射面に投射する投射光学系を有している。
図1は、本発明の冷却装置を有する画像投射装置(投射表示装置)の実施例1の要部概略図を示している。
図1において、1は光源ランプ(ランプ)、2はランプ1を保持するランプホルダー、3はランプ1の前方(光出射側)に配置する防爆ガラス、4は防爆ガラス3用のガラス押さえである。
αはランプ1からの光を画像表示用の液晶表示素子(画像形成素子)側へ入射する照明光学系である。βは照明光学系αからの出射光を入射するR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色用の画像表示素子(ライトバルブ)を備えた色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系βからの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズ鏡筒である。投射レンズ鏡筒5内には後述する投射レンズ光学系(投射光学系)を収納している。6はランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系βを収納するとともに投射レンズ鏡筒5が固定される光学ボックスである。
光学ボックス6にはランプ1の周囲を囲むランプ周辺部材としてのランプケース部材が形成されている。
7は光学ボックス6内に照明光学系α、色分解合成光学系βを収納した状態で蓋をする光学ボックス蓋である。8は電源、9は電源フィルタである。10は電源8と合体しランプ1を点灯する為のバラスト電源である。11は電源8からの電力によりライトバルブの駆動、及びランプ1の点灯指令を送る為の回路基板である。12(12A・12B)は後述する外装キャビネット21の吸気口21aから空気を吸い込むことで色分解合成光学系β内のライトバルブ等の光学素子(部材)を冷却する為の光学系用の冷却ファン(部材冷却ファン)(冷却ファンA・冷却ファンB)である。
13は冷却ファン12による風を色分解合成光学系β内のライトバルブ等の光学素子に送る為のRGBダクト(ファンダクト)である。
14はランプ1に対して吹き付け風を送り、ランプ1を冷却する為の光源ランプ用の冷却ファン(ランプ冷却ファン)である。
15はランプ冷却ファン14を保持しつつ冷却風をランプ1に送るためのランプダクトである。16は冷却ファン14を押さえてランプダクト15と合わせてダクトを構築するためのランプダクトである。
17は後述する外装キャビネット(外装ケース)21に設けた吸気口21bから空気を吸い込むことで電源8とバラスト電源10内に風を流通させて電源8及びバラスト電源10を同時に冷却する為の電源用の冷却ファン(筐体内排気ファン)である。
18は排気ファン(ランプ排気ファン)である。排気ファン18は冷却ファン14からの風であってランプ1を通過した後の風を排出する。
ランプ排気ファン18と筐体内排気ファン17は大風量が得られる軸流ファンから成っている。
19はランプ排気ルーバー、20はランプ排気ルーバーであり、ランプ1からの光が装置外部に漏れないような遮光機能を有している。
21は光学ボックス6等を収納する為の外装キャビネット(外装ケースの下部)、22は外装キャビネット21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をする為の外装キャビネット蓋(外装ケースの上部)である。
23は側板、24は側板である。外装キャビネット21には上述した吸気口21a、21bが形成されており、側板24には排気口が形成されている。
25は各種信号を取り込むコネクターが搭載されるインターフェース基板である。26は側板23の内側に取り付けられたインターフェース補強板である。
27はランプ1からの排気熱を排気ファン18まで導き、装置内部に排気風を放散させないためのランプ排気ボックスで、ランプ排気ルーバー19とランプ排気ルーバー20を保持する。
28はランプ蓋である。ランプ蓋28は外装キャビネット21の底面に着脱自在に設けられており、図示を省略したビスにより固定されている。29はセット調整脚で、セット調整脚29は外装キャビネット21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、装置本体の傾斜角度を調整できるように構成されている。
30は外装キャビネット21の吸気口21a外側に取り付く不図示のフィルタを押さえるRGB吸気プレートである。
31は色分解合成光学系βを保持するプリズムベースである。32は、色分解合成光学系βを構成する各光学素子とライトバルブを冷却するために冷却ファン12A・冷却ファン12Bからの冷却風を導くためのダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。
33はボックスサイドカバー32と合わせることでダクトを形成するためのRGBダクトである。
34は色分解合成光学系β内に配置されるところの、ライトバルブから出ているFPCが接続され、回路基板11に接続されるRGB基板(駆動回路基板)である。35はRGB基板34に電気ノイズが入り込まないようにするためのRGB基板カバーである。
図2(A)、(B)は図1の投射型画像表示装置の光学構成の平面図と側面図である。
図2(A)、(B)は、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β、投射レンズ5にて構成されるライトバルブ(反射型液晶表示素子)を搭載した投射型画像表示装置の光学構成を示している。
図2(A)、(B)において、図1で示した部材と同一部材には同符番を付している。
図2(B)において、41は連続スペクトルで白色光を発光する発光管である。42は発光管41からの光を所定の方向に集光するリフレクターである。発光管41とリフレクター42によりランプ(光源手段)1を形成する。
43aは水平方向(ランプ1からの光の進行方向における水平方向(図2(B)の紙面垂直方向))YZ面内において屈折力を有するレンズアレイで構成された第1のシリンダアレイである。
43bは第1のシリンダアレイ43aの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第2のシリンダアレイである。44は紫外線吸収フィルタである。45は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子である。
46は垂直方向(Y方向)において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサである。47は光軸を88度変換する為の全反射ミラーである。43cは垂直方向(ランプ1からの光の進行方向における垂直方向(図2(B)の紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第3のシリンダアレイである。
43dは第3のシリンダアレイ43cの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第4のシリンダアレイである。
50は色座標を、ある値に調整するために特定波長域の色光を透過させるためのカラーフィルターである。48はコンデンサーレンズである。49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。
以上の各部材は照明光学系αの一要素を構成している。
図2(A)において、58は青色光(B)と赤色光(R)の波長領域の光を反射し、緑色光(G)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーである。59は透明基板に偏光素子を貼着したG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60はP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
61R,61G,61Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤色用の反射型液晶表示素子(ライトバルブ)、緑色用の反射型液晶表示素子(ライトバルブ)、青色用の反射型液晶表示素子(ライトバルブ)である。
62R,62G,62Bはそれぞれ、赤色用の1/4波長板、緑色用の1/4波長板、青色用の1/4波長板である。64aはRの色純度を高めるためにオレンジ光をランプ1側に戻すトリミングフィルターである。64bは透明基板に偏光素子を貼着したR、B光用の入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66はP偏光を透過し、S偏光を反射する第2の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
68BはB用の出射側偏光板(偏光素子)であり、BのS偏光のみを整流する。68GはS偏光のみを透過させるG用出側偏光板である。69はRB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
以上のダイクロイックミラー58からダイクロイックプリズム69に至る各部材により、色分解合成光学系βが構成される。
ここでP偏光とS偏光の定義を明確にすると、偏光変換素子45では、P偏光をS偏光に変換するが、ここで定義するP偏光とS偏光は45の偏光変換素子を基準として述べている。
一方ダイクロイックミラー58に入射する光は偏光ビームスプリッター60、66基準で考えるのでP偏光光が入射するものとする。偏光変換素子45から射出された光はS偏光だが、同じS偏光光をダイクロイックミラーに入射する光をP偏光光として本実施例では定義するものである。
次に光学的な作用を説明する。
発光管41から発した光はリフレクター42により所定の方向に集光される。リフレクター42は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。
但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。
これらの光束は、第1のシリンダアレイ43aに入射する。第1のシリンダアレイ43aに入射した光束はそれぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光され(垂直方向に帯状の複数の光束)、紫外線吸収フィルタ44を介して、第2のシリンダアレイ43bに入射する。そして、第2のシリンダアレイ43bを経て、複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)を偏光変換素子45の近傍に形成する。
偏光変換素子45は、偏光分離面と反射面と1/2波長板とからなり、複数の光束は、その列に対応した偏光分離面に入射し、透過するP偏光成分の光と反射するS偏光成分の光に分割される。反射されたS偏光成分の光は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。
一方、透過したP偏光成分の光は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向が揃った光として出射する。
偏光変換された複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)は、偏光変換素子45を出射した後、フロントコンプレッサ46を介して、反射ミラー47にて88度反射し、第3のシリンダアレイ43cに入射する。第3のシリンダアレイ43cに入射した光束はそれぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光される(水平方向に帯状の複数の光束)。そして、その後、カラーフィルター50、第4のシリンダアレイ43dを経て、複数の光束(水平方向に帯状の複数の光束)となり、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49に至る。
ここで、フロントコンプレッサ46、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49の光学的作用の関係で、複数の光束は矩形形状の像が重なった形で矩形の均一な照明エリアが形成されることになる。この照明エリアに後述の反射型液晶表示素子61R、61G、61Bを配置する。
次に、偏光変換素子45によりS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する。
尚、ダイクロイックミラー58は、B(波長430nm〜495nm)とR(波長590nm〜650nm)の光は反射し、G(波長505nm〜580nm)の光は透過する。
次に、Gの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光は入射側偏光板59に入射する。尚、Gの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(45の偏光変換素子基準の場合はS偏光)となっている。
そしてGの光は、入射側偏光板59から出射した後、第1の偏光ビームスプリッター60に対してP偏光として入射して偏光分離面で透過して、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。G用の反射型液晶表示素子61Gにおいては、Gの光が画像変調されて反射される。
画像変調されたGの反射光のうちP偏光成分は、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたGの反射光のうちS偏光成分は、第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整している。
これにより、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1の偏光ビームスプリッター60から出射したGの光は、ダイクロイックプリズム69に対してS偏光として入射し、ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面でG光を反射して投射レンズ70へと至る。
一方、ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光は、入射側偏光板64aに入射する。
尚、RとBの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光となっている。そしてRとBの光は、トリミングフィルター64aでオレンジ光をカットされた後、64bの入射側偏光板から出射し、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。
また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。
R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のうちS偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたRの反射光のうちP偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
また、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のうちP偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して光源1側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたBの反射光のうちS偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射して投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、第2の偏光ビームスプリッター66とR用,B用の反射型液晶表示素子61R,61Bの間に設けられた1/4波長板62R,62Bの遅相軸を調整することにより、Gの場合と同じようにR,Bそれぞれの黒の表示の調整を行うことができる。
こうして1つの光束に合成され、第2の偏光ビームスプリッター66から出射したRとBの投射光のうちBの光は、出射側偏光板68Bで検光されてダイクロイックプリズム69に入射する。
また、Rの光はP偏光のまま偏光板68Bをそのまま透過し、ダイクロイックプリズム69に入射する。
尚、出射側偏光板68Bで検光されることにより、Bの投射光は第2の偏光ビームスプリッター66とB用の反射型液晶表示素子61B、1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。
そして、ダイクロイックプリズム69に入射したR(P偏光)とB(S偏光)の投射光はダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面を透過し、前述した該ダイクロイック膜面にて反射したG(S偏光)の光と合成されて投射レンズ5に至る。
そして、合成されたR,G,Bの投射光は、投射レンズ5によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
以上説明した光路は反射型液晶表示素子が白表示の場合である為、以下に反射型液晶表示素子が黒表示の場合での光路を説明する。
まず、Gの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光のP偏光光は入射側偏光板59に入射し、その後、第1の偏光ビームスプリッター60に入射して偏光分離面で透過され、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。
しかし、反射型液晶表示素子61Gが黒表示の為、Gの光は画像変調されないまま反射される。
従って、反射型液晶表示素子61Gで反射された後もGの光はP偏光光のままである為、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過し、入射側偏光板59を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
次に、RとBの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光のP偏光光は、入射側偏光板64bに入射する。そしてRとBの光は、入射側偏光板64bから出射した後、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。
また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。ここでR用の反射型液晶表示素子61Rは黒表示の為、R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されないまま反射される。
従って、R用の反射型液晶表示素子61Rで反射された後もRの光はS偏光光のままである為、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射し、入射側偏光板64bを通過して光源1側に戻され、投射光から除去される為、黒表示となる。
一方、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したP偏光光のBの光はB用の反射型液晶表示素子61Bが黒表示の為、画像変調されないまま反射される。
従って、B用の反射型液晶表示素子61Bで反射された後もBの光はP偏光光のままである為、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過し、色選択性位相差板65により、P偏光に変換される。
そして、その後、入射側偏光板64bを透過して光源側に戻されて投射光から除去される。
以上が、反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル)を使用した投射型画像表示装置での光学構成である。
尚、反射型液晶表示素子の変わりに透過型液晶表示素子を用いても良い。
次に、本構成の冷却装置の構成の各部材の配置、及び風(冷却風)の流れについて図2、図3、図4にて説明する。
本実施例の冷却装置の一要素を構成する。筐体21には、ランプ1を冷却するためのランプ冷却ファン14と、ランプ冷却ファン14からの風であって、ランプ1を流通させた風(温度が高い方の風)を排気するランプ排気ファン18とが設けられている。
また筐体21には、筐体21に設けた吸気口21aから空気を吸い込み、画像表示素子等の部材を冷却するための部材冷却ファン12が設けられている。更に、部材冷却ファン12からの風であって、部材を流通させた風(温度の低い方の風)を排気する筐体内排気ファン17が設けられている。
このように本実施例では発熱する少なくとも2つの部材が筐体21内に収納されている。
ランプ排気ファン18と筐体内排気ファン18は筐体21内で並列配置されている。また筐体21には、ランプ排気ファンから排気される風と筐体内排気ファン17から排気される風が通過するスリット24bが設けられている。
また筐体21には、スリット24bを介して筐体外へ風が排出されるとき、ランプ排気ファン18から排出される風の風向き方向と筐体内排気ファン17から排気される風の風向き方向が互いに交わるようにする風向き変更壁24cが設けられている。
図3、図4において、冷却ファン12A・12B(不図示、図1参照)は色分解合成光学系β内のライトバルブ61R、61G、61Bに冷却風を吹き付けて冷却する為の冷却ファンである。
この冷却ファン12A・冷却ファン12Bから吹き出される風は、RGBダクト13を介してボックスサイドカバー32に流れ、ボックスサイドカバー32のダクト形状部を介して、送風口32R、32G、32Bに分岐することになる。
そして、送風口32R、32G、32Bからの風は、プリズムベース31のそれぞれの穴部31R、31G、31Bを通過して、色分解合成光学系β内のライトバルブ61R、61G、61Bに送る。そしてライトバルブ61R、61G、61Bを通る風は、図2で示すように、それぞれ偏光ビームスプリッター60、66との間隙を含めた部分を通過し、光学ボックス6をも通過する。
そして、その風はそれぞれRGB基板カバー35の穴部35A、切り欠き部35G、穴部35Bを通過し、さらにRGB基板(駆動回路基板)34の穴部34A、切り欠き部34G、穴部34Bを通過することになる。
ところが、その風がRGB基板(駆動回路基板)34の穴部34A、切り欠き部34G、穴部34Bを通るころには、これらが冷却ファン12A、12Bから遠く離れて配置されている為、風速が遅くなる。
しかし、RGB基板(駆動回路基板)34の穴部34A、切り欠き部34G、穴部34Bを通過した風は、今度は排気ファン(筐体内排気ファン)17の吸気力を受ける。これにより、電源8、バラスト電源10のカバーの穴部を通過して、排気ファン(筐体内排気ファン)17側に流れることになる。
そしてその結果、冷却の終わった風(温風化された風であるが、比較的、低温の風)は、排気ファン(筐体内排気ファン)17により、装置外(筐体外)に排出することが可能となる。
一方、ランプ1の冷却、即ち、風の流れについては、ランプ冷却ファン14によりランプ1の発光管41を冷却した後、排気ファン18(ランプ排気ファン)の吸気力により、高温の風(熱いが人体には全く影響がない程度の風)を装置外(筐体外)に排出する。
また、排気ファン18は、ランプ1のリフレクター42を冷却する為、リフレクター42の周囲の高温空気も吸気力により、熱風を装置外に排出するように構成する。
尚、当然のことながら、排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風温度は、排気ファン(筐体内排気ファン)17の排気風より高温状態で装置外に排出される。
次に、本実施例による排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風(吹き出し風)の方向について図5、図6にて説明する。
ランプ排気ファン18と筐体内排気ファン17は外装ケース21内に並列に配置されている。
まず、側板24には排気口24aが形成されているが、この形状として図5にて示すように、排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)の両方の排気部に連続して繋がるようにスリット24bを設けている。
このスリット24bから排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風が装置(外装ケース)21内から排出されることになる。
一方、側板24にはスリット24bをつなぐ縦方向の複数のリブ24cを設けている。このリブ24cは、排気ファン18(ランプ排気ファン)側に設けられており、このリブ24cにて排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気方向を変更する風向き変更壁として形成する。尚、排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風は、リブ24c(風向き変更壁)により、排気ファン17(筐体内排気ファン)の排気風と合流するように方向が決定される。
従って、排気ファン18(ランプ排気ファン)から排出された熱風は、排気風の温度が低い排気ファン17(筐体内排気ファン)の排気風と混ぜ合わさり、排気風の比較的温度が低い状態で風の流れを形成することになる。
その為、排気風が説明者、または傍聴者に当たっても不快感を極力軽減させる構成が可能となる。
尚、本実施例では、排気ファン18(ランプ排気ファン)側の側板24のスリット24bにリブ24c(風向き変更壁)を設けて排気風の向きを変更した。これに限らず、排気ファン17(筐体内排気ファン)側の側板24のスリット24bにリブ24c(風向き変更壁)を設けても良い。また双方に設けても良い。これにより排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風を混ぜ合わせるようにしても良い。
また、双方の排気風が互いに交わる場所は筐体21の内部、または外部、または筐体21の排気口24aのいずれであっても良い。
以上のように本実施例によれば、ランプ排気ファンと、筐体内排気ファンを並列に配置している。そして外装ケース(筐体)には、ランプ排気ファン、及び筐体内排気ファンの排気風が通過するスリットを設け、該スリットには、ランプ排気ファンの風向き方向が、筐体内排気ファンの風向き方向に対して交わるような風向き変更壁を設けている。
これにより、外装ケースの排気口に風向き変更壁を設けるだけの簡単な構成で、排気風の温度が低い筐体内排気ファンの排気風を、排気風温度が高温なランプ排気ファンの排気風と混ぜ合わせることが容易となる。
この結果、排気風が説明者、または傍聴者に当たっても不快感を極力軽減させることができる画像投射装置が得られる。
また本実施例では、外装ケースには、ランプ排気ファン、及び筐体内排気ファンの排気風が通過するスリットを設け、該スリットをランプ排気ファンと筐体内排気ファンの両方の排気部に連続してつながるように構成している。
このことで、簡単な構成にて外観を損ねず筐体内排気ファンの排気風を、ランプ排気ファンの排気風と混ぜ合わせることができ、周囲の者に風が当たっても不快感を与えることを少なくすることができる。
また本実施例では、ランプやその他の装置を駆動する為の電源を冷却するのに筐体内排気ファンが、該電源の周囲の空気を排気するように構成している。
一般に電源を冷却した排気風の温度は、ランプを冷却した排気風の温度に比べて非常に低い。この為、ランプを排気した温度が高い風が電源を冷却した低温の排気風と混ぜ合うようにしている。これにより排気風が周囲の者に当たったとしても不快感が極力少なく成るようにしている。
図7は、本発明の実施例2の冷却装置を有する画像投射装置における排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風(吹き出し風)の合流方向の平面図である。
図7において、実施例1と異なる点は、排気ファン18(ランプ排気ファン)が、排気ファン17(筐体内排気ファン)に対して角度を持って配置されている点である。
この方式であれば、側板24のスリット24bにリブ24c(風向き変更壁)を設けずに、排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)の排気風を混ぜ合わせることが可能である。
この方式により、実施例1と同様、排気ファン18(ランプ排気ファン)から排出された熱風は、排気風の温度が低い排気ファン17(筐体内排気ファン)の排気風と混ぜ合わさり、排気風の比較的温度が低い状態で風の流れを形成することになる。その為、排気風が説明者、または傍聴者に当たっても不快感を極力軽減させる構成が可能となる。
尚、排気ファン18(ランプ排気ファン)を排気ファン17(筐体内排気ファン)に対して角度を持たせて配置することで排気風を合流(混合)させた。これに限らず、排気ファン17(筐体内排気ファン)を排気ファン18(ランプ排気ファン)に対して角度を持たせて配置しても良い。
本実施例では、排気ファン17(筐体内排気ファン)と排気ファン18(ランプ排気ファン)からの排気風を混ぜ合わせることができる構成であればどのような構成であっても良い。
本実施例では、ランプ排気ファンと、筐体内排気ファンを並列に配置する一方、ランプ排気ファンの風向き方向が、筐体内排気ファンの風向き方向に対して交わるように角度を持って配置している。
このように、ランプ排気ファンと筐体内排気ファンの配置角度を変更するだけの簡単な構成で、排気風の温度が低い筐体内排気ファンの排気風を、排気風の温度が高温なランプ排気ファンの排気風と混ぜ合わせることができる。
この結果、排気風が説明者、または傍聴者に当たっても不快感を極力軽減させることができる画像投射装置が得られる。
本発明の冷却装置を有する画像投射装置の実施例1の分解斜視図 図1の画像投射装置の光学構成図 本発明の実施例1の一部分の分解斜視図 本発明の実施例1の一部分の斜視図 本発明の実施例1の一部分の詳細斜視図 本発明の実施例1の一部分の平面図 本発明の実施例2の一部分の平面図
符号の説明
1は光源ランプ、2はランプホルダー、3は防爆ガラス、4はガラス押さえ、5は投射レンズ、6は光学ボックス、7は光学ボックス蓋、8は電源、9は電源フィルタ、10はバラスト電源、11は回路基板、12A・12Bは光学冷却ファン(吹き付けファン)、13はRGBダクト、14はランプ冷却ファン、15はランプダクト、16はランプダクト、17は排気ファン(筐体内排気ファン、及び電源用冷却ファン)、18は排気ファン(ランプ排気ファン)、19はランプ排気ルーバー、20はランプ排気ルーバー、21は外装キャビネット、22は外装キャビネット蓋(外装ケース)、23は側板、24は側板、24bはスリット、24cはリブ(風向き変更壁)、25はインターフェース基板、26はインターフェース補強板、27は排気ボックス、28はランプ蓋、29はセット調整脚、30はRGB吸気プレート、31はプリズムベース、32はボックスサイドカバー(吹き付け風の送風口含む)、33はRGBダクトB、34はRGB基板(駆動回路基板)、35はRGB基板カバー、41はランプ発光管(光源)、42はリフレクター、61R,61G,61Bは反射型液晶表示装置、60,66は偏光ビームスプリッター、αは照明光学系、βは色分解合成光学系。

Claims (7)

  1. 筐体内に設けられたランプ及び該ランプからの光束が照射される部材を冷却するための冷却装置であって、
    該筐体には、該ランプを冷却するためのランプ冷却ファンと、
    該ランプ冷却ファンからの風であって、該ランプを流通させた風を排気するランプ排気ファンと、
    該筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、該部材を冷却するための部材冷却ファンと、
    該部材冷却ファンからの風であって、該部材を流通させた風を排気する筐体内排気ファンと、
    該ランプ排気ファンと該筐体内排気ファンは該筐体内で並列配置されており、該ランプ排気ファンから排気される風と該筐体内排気ファンから排気される風が通過するスリットと、
    該スリットを介して該筐体外へ風が排出されるとき、該ランプ排気ファンから排出される風の方向と該筐体内排気ファンから排気される風の方向が互いに交わるようにする風向き変更壁と、が設けられていることを特徴とする冷却装置。
  2. 筐体内に設けられたランプ及び該ランプからの光束が照射される部材を冷却するための冷却装置であって、
    該筐体には、該ランプを冷却するためのランプ冷却ファンと、
    該ランプ冷却ファンからの風であって、該ランプを流通させた風を排気するランプ排気ファンと、
    該筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、該部材を冷却するための部材冷却ファンと、
    該部材冷却ファンからの風であって、該部材を流通させた風を排気する筐体内排気ファンと、が設けられており、
    該ランプ排気ファンと該筐体内排気ファンは、該筐体外へ風が排出されるとき、該ランプ排気ファンから排出される風の方向と該筐体内排気ファンから排気される風の方向が互いに交わるように角度をもって配置されていることを特徴とする冷却装置。
  3. 筐体内に設けられたランプ及び該ランプからの光束が照射される部材を冷却するための冷却装置であって、
    該筐体には、該ランプを冷却するためのランプ冷却ファンと、
    該ランプ冷却ファンからの風であって、該ランプを流通させた風を排気する排気部を有するランプ排気ファンと、
    該筐体に設けた吸気口から空気を吸い込み、該部材を冷却するための部材冷却ファンと、
    該部材冷却ファンからの風であって、該部材を流通させた風を排気する排気部を有する筐体内排気ファンと、
    該ランプ排気ファンの排気部と該筐体内排気ファンの排気部が繋がるスリットとが設けられており、該スリットを介して該ランプ排気ファンから排出される風と、該筐体内排気ファンから排気される風が該筐体外へ排出されることを特徴とする冷却装置。
  4. 筐体内に設けられた少なくとも2つの発熱する部材を冷却するための冷却装置であって、
    該筐体には、該2つの部材を流通した風のうち温度が高い方の風を排気するランプ排気ファンと、
    温度が低い方の風を排気する筐体内排気ファンと、
    該ランプ排気ファンから排気される風と該筐体内排気ファンから排気される風が通過する排気口と、該排気口を介して該筐体外へ風が排出されるとき、
    該ランプ排気ファンから排出される風の方向と該筐体内排気ファンから排出される風の方向が互いに交わるようにする風向き変更壁と、が設けられていることを特徴とする冷却装置。
  5. 前記ランプ排気ファンと前記筐体内排気ファンは軸流ファンであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 前記筐体内には、前記ランプを駆動させる電源を有し、前記筐体内排気ファンは、該電源を流通する風を該筐体外へ排出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の冷却装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の冷却装置と、該冷却装置内のランプからの光束で照明された画像表示素子と、該画像表示素子で形成された画像を被投射面に投射する投射光学系とを有することを特徴とする画像投射装置。
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