JP2011175131A - 画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装部材を補強することなく、吊り下げ使用時における画像投射装置の重量による投射位置のずれを回避する。
【解決手段】画像投射装置は、光源1からの光を光変調素子に導き、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する光学系α,β,5と、該光学系のうち少なくとも一部を収容するとともに保持する光学ボックス6と、該光学ボックスを収容する外装部材21とを有する。光学ボックスは、ねじ70bによって天吊り装置70と接続される接続部6aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、天吊り装置と接続されて吊り下げ可能な液晶プロジェクタ等の画像投射装置に関する。
上記のような吊り下げ可能な画像投射装置は、例えば特許文献1にて開示されているように、該装置の外装ケースに埋め込まれたナットに天吊り装置に取り付けられたねじを締め込むことで、天吊り装置と接続される。
特開2000−122180号公報
しかしながら、上記のような構成では、天吊り装置によって吊り下げられた画像投射装置の重量によって外装ケースに変形が生じることでスクリーン上での投射位置がずれる可能性がある。特に、複数台の画像投射装置により投射された複数の画像を繋ぎ合わせて1つの大画面画像を表示するような場合に、1つの画像投射装置による画像の投射位置がずれるだけでも良好な大画面画像を表示できなくなる。
外装ケース自体を補強したり外装ケースに補強板を取り付けたりして外装ケースの変形を防止することは可能である。しかし、画像投射装置は必ずしも天吊り使用されるとは限らず、むしろテーブル上に置いて使用される場合の方が多いため、上記のような補強構造が無駄になる可能性が高く、好ましくない。
本発明は、外装ケースを補強することなく、吊り下げ使用時における装置の重量による投射位置のずれを回避できるようにした画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての画像投射装置は、光源からの光を光変調素子に導き、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する光学系と、該光学系のうち少なくとも一部を収容するとともに保持する光学ボックスと、該光学ボックスを収容する外装部材とを有する。そして、光学ボックスは、天吊り装置と接続される接続部を有することを特徴とする。
本発明によれば、高い位置精度が要求される光学素子を保持するために高い強度を有する光学ボックスに接続部を設けて天吊り装置に接続するので、外装部材を補強することなく、吊り下げ使用時における装置の重量による投射位置のずれを回避できる。
本発明の実施例1であるプロジェクタの分解斜視図。 実施例1のプロジェクタの光学構成を示す側面図。 実施例1のプロジェクタと天吊り金具の分解斜視図。 実施例1の天吊り金具をプロジェクタに接続した状態を示す平面図。 実施例1の天吊り金具をプロジェクタに接続した状態を示す断面図(図4中のA−A線での断面図)。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(プロジェクタの全体構成)
図1には、本発明の実施例1である画像投射装置としての液晶プロジェクタの構成を示している。
この図において、1は光源ランプ(以下、単にランプという)であり、本実施例では、高圧水銀放電ランプが用いられている。ただし、光源ランプ1として、高圧水銀放電ランプ以外の放電型ランプ(例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ)を用いてもよい。
2はランプ1を保持するランプホルダ、3は防爆ガラス、4はガラス押えである。
αはランプ1からの光束を均一な明るさ分布を有する平行光束に変換する照明光学系である。βは照明光学系αからの光を色分解して、後述するR,G,Bの3色用の液晶パネル(光変調素子)に導き、さらに該液晶パネルからの光を色合成する色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系βからの光(画像)を図示しないスクリーン(被投射面)に投射する投射光学系を収容する投射レンズ鏡筒である。
6はランプ1、照明光学系αおよび色分解合成光学系β(すなわち、光源からの光を光変調素子に導き、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する光学系のうち少なくとも一部)を収容する光学ボックスである。光学ボックス6は、ランプ1、照明光学系αおよび色分解合成光学系βを位置決めした状態で保持する。投射レンズ鏡筒5は、光学ボックス6の外面に固定される。なお、本実施例では、投射レンズ鏡筒5が光学ボックス6の外面に固定され、ユーザによる取り外しができない場合について説明するが、投射レンズ鏡筒5としてユーザによる交換が可能であってもよい。
7は光学ボックス6内に収納された照明光学系αおよび色分解合成光学系βを覆うように光学ボックス6に蓋をするための光学ボックス蓋である。8は商用電源から各基板へのDC電源を作り出すPFC電源基板、9は電源フィルタ基板、10はPFC電源基板8とともに動作してランプ1を点灯駆動するバラスト電源基板である。
11はPFC電源基板8からの電力により、液晶パネルの駆動とランプ1の点灯制御を行う制御基板である。12A,12Bはそれぞれ、後述する下部外装ケース(外装部材)21の吸気口21aから空気を吸い込むことで、色分解合成光学系β内の液晶パネルや偏光板等の光学素子を冷却するための第1および第2光学系冷却ファンである。
13は第1および第2光学系冷却ファン12A,12Bからの空気を、色分解合成光学系β内の光学素子に導く第1RGBダクトである。
14はランプ1に対して空気を吹き付けてランプ1を冷却するランプ冷却ファンである。15はランプ冷却ファン14を保持しつつ、ランプ冷却ファン14からの空気をランプ1に導く第1ランプダクトである。16はランプ冷却ファン14を保持し、第1ランプダクト15とともにダクトを構成する第2ランプダクトである。
17は下部外装ケース21に設けられた吸気口21bから空気を吸い込み、PFC電源基板8とバラスト電源基板10内に空気を流通させることで、これらを冷却するための電源冷却ファンである。18は排気ファンであり、ランプ冷却ファン14からランプ1に送られてこれを冷却した後の高温の空気を、後述する第2側板24に形成された排気口24aから排出する。
下部外装ケース21は、その内側に、ランプ1、光学ボックス6および基板8〜11等を収容する。22は下部外装ケース21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をするための上部外装ケースである。23は第1側板であり、第2側板24とともに外装ケース21,22により形成される側面開口を閉じる。下部外装ケース21には、上述した吸気口21a,21bが形成されており、第2側板24には上述した排気口24aが形成されている。下部外装ケース21、上部外装ケース22、第1側板23および第2側板24によって、該プロジェクタの筐体が構成される。
25は各種信号を取り込むためのコネクタが搭載されたIF基板であり、26は第1側板23の内側に取り付けられたIF補強板である。
27はランプ1を冷却した高温の空気を排気ファン18まで導き、筐体内に該空気を拡散させないようにするための排気ダクトである。
28はランプ蓋である。ランプ蓋28は、下部外装ケース21の底面に着脱可能に配置され、不図示のビスにより固定される。また、29はセット調整脚である。セット調整脚29は、下部外装ケース21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、プロジェクタの傾斜角度を調整できる。
30は下部外装ケース21の吸気口21aの外側に取り付けられる不図示のフィルタを保持するRGB吸気プレートである。
31はプリズムベースである。プリズムベース31は、光学ボックス6の一部をなし、前述したように色分解合成光学系βを光学ボックス6内において位置決めした状態で保持する。32は色分解合成光学系βを構成する光学素子と液晶パネルを冷却するために、第1および第2光学系冷却ファン12A,12Bからの空気を導くダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。
33はボックスサイドカバー32と合わさってダクトを形成する第2RGBダクトである。
34は色分解合成光学系β内に配置された液晶パネルから延びるフレキシブル基板が接続され、制御基板11に接続されるRGB基板である。35はRGB基板34を保持するための保持板金である。
(光学構成)
次に、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系βおよび投射レンズ鏡筒(投射光学系)5を含む光学系の構成について図2を用いて説明する。図2において、(A)は光学系の水平断面を、(B)は垂直断面をそれぞれ示す。
同図において、41は連続スペクトルで白色光を発光する放電発光管(以下、単に発光管という)である。42は発光管41からの光を所定の方向に集光する凹面鏡を有するリフレクタである。発光管41とリフレクタ42により光源ランプ1が構成される。
43aは図2(A)に示す水平方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズセルを複数配列した第1シリンダアレイである。43bは第1シリンダアレイ43aの個々のレンズセルに対応したシリンドリカルレンズセルを複数有する第2シリンダアレイである。44は紫外線吸収フィルタである。45は無偏光光を所定の偏光方向を有する偏光光に変換する偏光変換素子である。
46は図2(B)に示す垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサである。47はランプ1からの光軸を、ほぼ90度(より詳しくは88度)折り曲げるための反射ミラーである。
43cは垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズセルを複数配列した第3シリンダアレイである。43dは第3シリンダアレイ43cの個々のレンズセルに対応したシリンドリカルレンズアレイを複数有する第4シリンダアレイである。
50は色座標を所定値に調整するために特定波長域の色をランプ1に戻すためのカラーフィルタである。48はコンデンサーレンズである。49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。以上により、照明光学系αが構成される。
58は青(B:例えば430〜495nm)と赤(R:例えば590〜650nm)の波長領域の光を反射し、緑(G:例えば505〜580nm)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーである。59は透明基板に偏光素子を貼り付けたG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60は多層膜により構成された偏光分離面においてP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1偏光ビームスプリッタである。
61R,61G,61Bはそれぞれ、入射した光を反射するとともに画像変調する光変調素子(若しくは画像形成素子)としての赤用反射型液晶パネル、緑用反射型液晶パネルおよび青用反射型液晶パネルである。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用1/4波長板、緑用1/4波長板および青用1/4波長板である。
64aはR光の色純度を高めるためにオレンジ光をランプ1に戻すトリミングフィルタである。64bは透明基板に偏光素子を貼り付けたRB用入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。
65はR光の偏光方向を90度変換し、B光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66は偏光分離面においてP偏光を透過し、S偏光を反射する第2偏光ビームスプリッタである。
68BはB用射出側偏光板(偏光素子)であり、B光のうちS偏光成分のみを整流する。68GはG光のうちS偏光成分のみを透過させるG用出側偏光板である。69はR光およびB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
以上のダイクロイックミラー58〜ダイクロイックプリズム69により、色分解合成光学系βが構成される。
本実施例において、偏光変換素子45はP偏光をS偏光に変換するが、ここでいうP偏光とS偏光は、偏光変換素子45における光の偏光方向を基準として述べている。一方、ダイクロイックミラー58に入射する光は、第1および第2偏光ビームスプリッタ60,66での偏光方向を基準として考え、P偏光光であるとする。すなわち、本実施例では、偏光変換素子45から射出された光をS偏光光とするが、同じS偏光光をダイクロイックミラー58に入射する場合はP偏光光として定義する。
(光学的作用)
次に、光学的な作用を説明する。発光管41から発した光はリフレクタ42により所定の方向に集光される。リフレクタ42は放物面形状の凹面鏡を有し、放物面の焦点位置からの光は該放物面の対称軸に平行な光束となる。この平行光束は、第1シリンダアレイ43aに入射する。第1シリンダアレイ43aに入射した光束は、シリンダレンズセルの数に応じた複数の光束に分割されて集光され、垂直方向に並ぶ帯状の複数の光束となる。そして、これら複数の分割光束は、紫外線吸収フィルタ44および第2シリンダアレイ43bを経て、複数の光源像を偏光変換素子45の近傍に形成する。
偏光変換素子45は、偏光分離面と反射面と1/2波長板とを有する。複数の光束は、それぞれの列に対応した偏光分離面に入射し、これを透過するP偏光成分とここで反射するS偏光成分とに分割される。反射されたS偏光成分は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に射出する。一方、偏光分離面を透過したP偏光成分は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換される。こうして、同じ偏光方向を有する複数の光束が射出する。
偏光変換された複数の光束は、偏光変換素子45から射出した後、フロントコンプレッサ46で圧縮され、反射ミラー47によって88度反射され、第3シリンダアレイ43cに入射する。
第3シリンダアレイ43cに入射した光束は、シリンダレンズセルの数に応じた複数の光束に分割されて集光され、水平方向に並ぶ帯状の複数の光束となる。該複数の分割光束は、第4シリンダアレイ43dおよびコンデンサーレンズ48を介してリアコンプレッサ49に入射する。
フロントコンプレッサ46、コンデンサーレンズ48およびリアコンプレッサ49の光学作用によって、複数の光束によって形成される矩形像は互いに重なり合い、矩形の均一な明るさの照明エリアを形成する。この照明エリアに、反射型液晶パネル61R,61G,61Bが配置される。
偏光変換素子45によってS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する。
ダイクロイックミラー58を透過したG光は、入射側偏光板59に入射する。G光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(偏光変換素子45を基準とする場合はS偏光)となっている。そして、G光は入射側偏光板59から射出した後、第1偏光ビームスプリッタ60に対してP偏光として入射し、その偏光分離面を透過してG用反射型液晶パネル61Gへと至る。
ここで、該プロジェクタのIF基板25には、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、テレビチューナ等の画像供給装置80が接続されている。制御基板11は、画像供給装置80から入力された画像情報に基づいて反射型液晶パネル61R,61G,61Bを駆動し、これらに各色用の原画を形成させる。これにより、各反射型液晶パネルに入射した光は、反射されるとともに原画に応じて変調される。画像供給装置80とプロジェクタとにより画像表示システムが構成される。
G用反射型液晶パネル61Gにおいては、G光が変調されて反射される。変調されたG光のうちP偏光成分は、再び第1偏光ビームスプリッタ60の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたG光のうちS偏光成分は、第1偏光ビームスプリッタ60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1偏光ビームスプリッタ60とG用反射型液晶パネル61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整する。これにより、第1偏光ビームスプリッタ60とG用反射型液晶パネル61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1偏光ビームスプリッタ60から射出したG光は、ダイクロイックプリズム69に対してS偏光として入射し、該ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面で反射して投射レンズ鏡筒5へと至る。
一方、ダイクロイックミラー58で反射したR光とB光は、トリミングフィルタ64aに入射する。R光とB光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光となっている。そして、R光とB光は、トリミングフィルタ64aでオレンジ光成分がカットされた後、入射側偏光板64bを透過し、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、R光の偏光方向のみを90度回転させる作用を有し、これによりR光はS偏光として、B光はP偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射する。
S偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射したR光は、該第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射され、R用反射型液晶パネル61Rへと至る。また、P偏光として第2偏光ビームスプリッタ66に入射したB光は、該第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過してB用反射型液晶パネル61Bへと至る。
R用反射型液晶パネル61Rに入射したR光は、画像変調されて反射される。画像変調されたR光のうちS偏光成分は、再び第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたR光のうちP偏光成分は、第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過して、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
また、B用反射型液晶パネル61Bに入射したB光は、画像変調されて反射される。画像変調されたB光のうちP偏光成分は、再び第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたB光のうちS偏光成分は、第2偏光ビームスプリッタ66の偏光分離面で反射して、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、第2偏光ビームスプリッタ66とR用,B用反射型液晶パネル61R,61Bとの間に設けられた1/4波長板62R,62Bの遅相軸を調整することにより、G光の場合と同じように、R,B光それぞれの黒表示状態での調整を行うことができる。
こうして1つの光束に合成されて第2偏光ビームスプリッタ66から射出したR光とB光は、射出側偏光板68Bで検光されてダイクロイックプリズム69に入射する。また、R光はP偏光のまま射出側偏光板68Bを透過して、ダイクロイックプリズム69に入射する。
射出側偏光板68Bで検光されることにより、B光は、該B光が第2偏光ビームスプリッタ66、B用反射型液晶パネル61Bおよび1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分がカットされた光となる。
ダイクロイックプリズム69に入射したR光とB光は、ダイクロイック膜面を透過して、該ダイクロイック膜面にて反射したG光と合成されて投射レンズ鏡筒5内の投射光学系に至る。そして、合成されたR,G,B光は、投射光学系によってスクリーン等の被投射面に拡大投影される。
図3、図4および図5には、上記のように構成されたプロジェクタを天井から吊り下げるための天吊り金具(天吊り装置)70をプロジェクタに取り付ける構造を示している。
照明光学系αおよび色分解合成系βを収容するとともにこれらを高い位置精度で保持し、さらに投射レンズ鏡筒5が固定される光学ボックス6(プリズムベース31を含む)は、外装下ケース21に比べて高い強度を有する。そして、この光学ボックス6における複数箇所には、図3および図5に示すように、ねじ穴が形成された接続部としてのボス6aが下部外装ケース21に向かって延びるように形成されている。
一方、天吊り金具70は、プロジェクタに接続されるベース板70aを含む。ベース板70aの複数箇所には、ねじ70bが挿入される貫通穴70cが形成されている。図4には、プロジェクタに接続された天吊り金具70のベース板70aを上方(天井側)から見て示している。
図5に示すように、下部外装ケース21の複数箇所には、ボス6aの外径よりも大きな内径を有する開口21cが形成されている。ボス6aの先端面は、該開口21cを通してプロジェクタの外面に露出している。本実施例では、ボス6aの高さは、ボス6aの先端面が、下部外装ケース21の外面の高さと一致するように設定されている。ただし、ボス6aの先端面が、下部外装ケース21の外面から突出していてもよい。
天吊り金具70のベース板70aは、ボス6aの先端面に当接される。そして、ベース板70aの貫通穴70cに挿入されたねじ70bが、ボス6aのねじ穴に締め込まれる。これにより、ボス6a(つまりは光学ボックス6、さらにはプロジェクタ)は、下部外装ケース21を介することなくベース板70a(つまりは天吊り金具70)と接続される。
前述したように、光学ボックス6は、外装下ケース21に比べて高い強度を有する。このため、この光学ボックス6に設けたボス6aを、直接(下部外装ケース21を介することなく)天吊り金具70に接続することで、外装下ケース21を補強することなく、吊り下げ使用時におけるプロジェクタの重量による画像投射位置のずれを回避できる。
なお、本実施例では、光学ボックス(6)に設けた接続部(ボス6a)を外装部材(外装下ケース21)を介することなく天吊り装置(天吊り金具70)に接続する場合について説明したが、接続部と天吊り装置との間に外装部材を挟み込んでもよい。この場合も、光学ボックスに設けた接続部が吊り下げ状態において画像投射装置の重量を支えることに代わりはないので、吊り下げ使用時における投射位置のずれを回避できる。
また、本実施例では、ボス6aにねじ穴を形成した場合について説明したが、ボスにインサートナットを埋め込んでもよい。また、シャフトをボス6a内に挿入して、シャフトの端部をナットで締結してもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記各実施例では光変調素子として液晶パネルを用いたプロジェクタについて説明したが、本発明は、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の他の光変調素子を用いたプロジェクタにも適用することができる。
投射位置のずれを抑えて吊り下げ使用可能な液晶プロジェクタ等の画像投射装置を提供できる。
5 投射レンズ鏡筒
6 光学ボックス
6a ボス
70 天吊り金具
70b ねじ
α 照明光学系
β 色分解合成光学系

Claims (2)

  1. 光源からの光を光変調素子に導き、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する光学系と、
    該光学系のうち少なくとも一部を収容するとともに保持する光学ボックスと、
    該光学ボックスを収容する外装部材とを有し、
    前記光学ボックスは、天吊り装置と接続される接続部を有することを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記接続部は、前記外装部材に形成された開口を通して該装置の外面に露出し、前記外装部材を介さずに前記天吊り装置と接続されることを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
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