JP3120685B2 - 投射型画像表示装置 - Google Patents

投射型画像表示装置

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JP3120685B2 JP07034911A JP3491195A JP3120685B2 JP 3120685 B2 JP3120685 B2 JP 3120685B2 JP 07034911 A JP07034911 A JP 07034911A JP 3491195 A JP3491195 A JP 3491195A JP 3120685 B2 JP3120685 B2 JP 3120685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパソコンからの出力信号
やCD・ビデオ等の映像をスクリ−ン等に拡大投影する
画像表示装置に関し、詳しくは該画像表示装置の冷却装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の投射型画像表示装置について図
4、及び図5を用いて説明する。この種の投射型画像表
示装置には、赤色、緑色、青色(以下R、G、Bと称
す)の3つの液晶パネル3R、3G、3Bを用いたもの
がある。かかる投射型画像表示装置は、光Lを発する光
源1と、光LをR、G、Bの各成分LR、LG、LBに
分解する反射系10と、RGBの各成分LR、LG、L
Bのうち、1成分のみが入射される3つの液晶パネル3
R、3G、3Bを通過した各成分LR、LG、LBを重
畳して図示しないスクリ−ンに、拡大投影する拡大投射
用レンズ系20と、液晶パネル3R、3G、3Bを冷却
する冷却ファン4と、これらを収納するキャビネット5
とを有している。
【0003】反射系10は図4に示すように、成分L
R,LGのみを通過させる第1のダイクロックミラ−1
11と、成分LGのみを通過させる第2のダイクロイッ
クミラ−112と、成分LBのみ通過させる第3のダイ
クロイックミラ−113と、成分LR、LBのみを通過
させる第4のダイクロイックミラ−114と、入射され
た全ての成分を反射させる第1から第3の全反射ミラ−
101〜103とを有している。なお、図4に示す6は
赤外、紫外遮断フィルタ−である。
【0004】成分LGに対応した画像が表示される液晶
パネル3Gには、第1のダイクロックミラ−111と第
2のダイクロイックミラ−112とを通過した成分LG
が入射される。また、成分LRに対応した画像が表示さ
れる液晶パネル3Rには、第1のダイクロックミラ−1
11を通過し、第2のダイクロイックミラ−112によ
って、選択的に反射された成分LRが入射される。さら
に、成分LBに対応した画像が表示される液晶パネル3
Bには、第1のダイクロックミラ−111で選択的に反
射され、かつ第2の全反射身ミラ−102で反射された
成分LBが入射される。液晶パネル3Bを通過した成分
LB及び液晶パネル3Rを通過した成分LRは、第3の
ダイクロイックミラ−113に入射される。また、液晶
パネル3Gを通過した成分LGは、第3の全反射ミラ−
103を介して第4のダイクロイックミラ−114に入
射される。この第4のダイクロイックミラ−114に
は、前記第3のダイクロイックミラ−113に入射され
た成分LR、LBも入射されているので、第4のダイク
ロイックミラ−114において各成分LR、LG、LB
が重畳され、拡大投射レンズ20を介してスクリ−ンに
投影される。
【0005】光源1には高輝度のメタルハライドランプ
が使用されるため、キャビネット内は高温になる。ま
た、入射側偏光板2R、2G、2Bでは、S波またはP
波のいづれか一方の光成分を通過させることから、通過
しない光による発熱が発生する。さらに、液晶パネル3
R、3G、3Bでは通過する光成分LR、LG、LBに
より発熱する。これらの冷却は冷却ファン4により行わ
れるが、該冷却の様子を液晶パネル3Rまわりをを取り
上げてさらに詳述する。
【0006】図5に示すように、液晶パネル3Rの光源
側には、コンデンサ−レンズ6Rと入射側偏光板2Rと
が設けられている。一方液晶パネル3Rの後側には、出
射側偏光板7Rが前記液晶パネルと一体に設けられてい
る。さらに出射側偏光板7Rの後方には、透明な導風板
8が設けられている。該液晶パネルまわりのそれぞれの
部品間には、冷却ファン4からの冷却風Wが通過できる
所定の間隔をもって構成されている。したがって、入射
側偏光板2Rや液晶パネル3Rに発生する熱は、該冷却
風Wによって放熱することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た投射型画像表示装置は各部品間を通る冷却風Wの風量
配分については考慮されていない。各構成部品間を通過
する風量は、各部品間の間隔とその流路表面凹凸などに
よる流路抵抗により自動的に決まるため、冷却風Wの配
分ができないのが現状である。液晶パネル3Rと偏光板
2Rで発生する熱量は、一般に光源光の半分を遮断する
偏光板の方が大きく、両者の発生熱量は異なるのが普通
である。従って、入射偏光板2Rの両面を通過する冷却
風Wの流量は、液晶パネル3Rの両面を通過する流量よ
り、大きくなるよう設定することが望ましい。従来、組
立て後の液晶パネルの位置調整などのために、部品間の
間隔だけで風量を調整することは行わないのが実情であ
る。風量の必要でない個所に余分な風量を与えること
は、全体の総風量を上げることになり、ファンの大型
化、消費電力の増大、騒音の増加等の性能劣化となる。
【0008】本発明は、液晶パネル部の冷却風の効率的
な配分だけでなく、ファン中心に近い吹き出し口の風量
増加や、液晶パネルを冷却した冷却風を再び集めて、他
の発熱部の冷却に適用する方法や、偏光装置などの冷却
方法、吹き出し口の効率的な吹き出し形状など、投射型
画像表示装置の冷却風吸気部の冷却ファンユニット全般
の発明に関するもので、その課題は、投射型画像表示装
置の小型化、低消費電力化、低騒音化である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源側からの
光を偏光板と液晶パネルに入射させ画像表示を行う投射
型画像表示装置において、上記液晶パネルと上記偏光板
を互いに離間させて配し、該液晶パネルと該偏光板を冷
却する冷却風の吹き出し口に、該液晶パネル及び該偏光
板に該冷却風を分配するための分配案内板を備え
記案内板によって該案内板真下に強い風速の冷却風を形
成し、該冷却風を上記案内板下流に設けられた上記偏光
板に当てる構成とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】分配案内板により該案内板の真下に強い風速の
冷却風が形成されるため、上記案内板の下流側に設けら
れた偏光板に上記冷却風が送風される
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。先ず装置全体構成について図3を用いて説明
する。図3は本発明投射型画像表示装置の一実施例を示
す概要構成図である。分かり易くするために必要最低限
の部品構成を示している。1はメタルハロイドランプの
光源、11は偏光装置、12はコ−ルドフィルタ、1
3、14、15、16は分離または合成ダイクロイック
ミラ−、17、18は全反射ミラ−である。光の3原色
に対応するRGB用液晶パネル3R、3G、3B、及び
入射側偏光板2R、2G、2Bがそれぞれ所定のいちに
構成されている。20は投射レンズである。4は吸気用
冷却ファン、19はダクトであり、該2部品により吸気
用冷却ファンユニットと称している。21は映像音声回
路22は光源用電源回路である。23はダクト及び排気
ファンからなる排気用冷却ファンユニットである。38
は本装置のシ−ルドケ−スである。尚、図3は装置の裏
側すなわち冷却ファンのある側から見た構成図であり、
ダクト19の反対側にはほぼ同じ形状の分離合成ユニッ
トが一体に構成されている。
【0019】以上の構成からなる本発明投射型画像表示
装置において、光源1を出た光Lは偏光装置11を通過
するが、所定の光成分P(S)波のみ通過する。さらに
コ−ルドフィルタ12により可視光以外の赤外線や紫外
線がカットされ、ダイクロイックミラ−13と14に入
射すれ。それぞれRGBに対応した色の波長に分離さ
れ、各入射偏光板2及び液晶パネル3に入り、それぞれ
変調された光は合成系ダイクロイックミラ−15、16
により合成され、投射レンズ20により図示しないスク
リ−ンなどに拡大投射される。方、吸気用冷却ファン4
は外気から吸気した冷却風により、RGBのそれぞれの
吹き出し口24から、それぞれの偏光板2と液晶パネル
3を冷却するようになっている。
【0020】次に図1、図2を用いて本発明装置の吸気
用冷却ファンユニットの、前記した第1の特徴について
詳述する。図1は図3の冷却ファンユニットのダクト1
9を詳述した平面図である。図2は図1のA−A断面図
である。図1、図2において、RGBの吹き出し口24
には、冷却ファン4の回転方向25に相対抗するように
第1の案内板26が連続して構成されている。該第1の
案内板の高さは、ダクト19を形造るリブ19aと同じ
高さに構成される。Bの吹き出し口24Bには、前記第
1の案内26に平行に第2の案内板30(分配案内板)
が構成される。該分配案内板30の高さは、前記第1の
案内板より低く設定される。31はダクト内の仕切りで
ある。32は集風案内板である。該仕切り31及び集風
案内板32の高さは、リブ19aと同じ高さに設けられ
る。33は冷却ファン4からの冷却風を通す穴33aを
設けたカバ−である。該カバ−により冷却ファンユニッ
ト19からの冷却風は、RGBの各吹き出し口24と、
吹き出し口27、28、29の6流路からユニット外に
吹き出すようになっている。
【0021】以上の構成からなる本発明冷却ファンユニ
ットおいて、まず第1の案内板26は、冷却ファン4に
より吹き出された冷却風Wを、図1の破線でしめすW1
〜W3ように集める作用をする。しかし、該案内板26
だけの場合には、集められた冷却風Wは第1の案内板直
下が最も強く、これから離れるに従い弱くなる。特に、
冷却ファン4の中心近くに構成される吹き出し口24B
では、この傾向が顕著な現象としてあらわれる。従っ
て、該案内板26の直下に位置する液晶パネル3Bの風
速は十分な風速を得られるが、これから離れる偏光板2
Bの冷却風は十分でない。
【0022】従って、該吹き出し口24Bに分配案内板
30を構成すると、図2に示すように分配案内板30で
の新たな冷却風W0が得られ、この直下に位置する偏光
板2Bの冷却効率が向上する。該関係を図6、図7に判
り易く図解した。図6は第1の案内板26だけが構成さ
れた場合の、その直下の風速分布を示したものである。
冷却ファン4による冷却風W1は第1の案内板26に当
たり、その方向を吹き出し口24B方向に変えるが、吹
き出し口開口幅での風速分布を見ると、図6に示すよう
に第1の案内板26の真下が最も強い。
【0023】図7は第1の案内板26と分配案内板30
を同時に構成した場合の風速分布である。図7に示すよ
うに分配案内板30の作用により、該分配案内板真下で
強い風速W0が新たに得られ、グラフに示すような風速
分布となる。従って、分配案内板30の下に構成される
偏光板の冷却が促進され、液晶パネル、偏光板ともに効
率よく冷却することができる。
【0024】図7に示す第1の案内板26直下の風速と
分配案内板30直下の風速との大きさは、分配案内板の
高さhにより設定することができる。
【0025】本発明装置では分配案内板をRGBのう
ち、B部の吹き出し口にのみ、用いた場合を開示した
が、配分が必要であれば当然B部以外の吹き出し口に適
用できることは言うまでもない。因に、本実施例でB部
のみに分配案内板を用いた理由は、以下の理由によるも
のである。すなわち、本発明投射画像装置では装置全体
の小型化を図るために、RGBの吹き出し口を極力冷却
ファン4の投影面積内に収めるように設計した。このた
めに、RGBに吹き込まれる冷却風のうち、ファン中心
に近いB部の風量が低下したのである。冷却ファンから
出る風速の分布を測定すると図8のようになる。図8に
示すように軸流ファンでは、ファン中心に位置するモ−
タ4aのために、中心部での風速は小さくなる傾向があ
る。
【0026】本発明の第2の特徴は集風案内板32にあ
る。前記したしょうにファン中心位置にある吹き出し口
24Bの風量は、他の吹き出し口に比べ小さい。そこ
で、集風案内板32により、実質的にあまり利用されて
いない領域34に吹き出される風量を、吹き出し口24
Bに集めるようにしたものである。集風案内板32の先
端32aの位置は、吹き出し口24Bの間口の大きさS
の約1/3程度の位置にあることが望ましい。これによ
り、未利用領域34からの冷却風を、吹き出し口の中で
も、最も風量の小さいファン中心側に集めることができ
るばかりでなく、本来の冷却風W1の流れに与える影響
も小さい。
【0027】本発明の第3の特徴について実施例図9、
図10を用いて説明する。図9は図2の分離合成ユニッ
ト側から見た図である。図10は図3のDD断面図であ
る。第3の特徴を説明する構成部品のみ示してある。図
9、図10において、分離合成ユニット36の上面に
は、RGBに対応してそれぞれ第2の吹き出し口35が
構成されている。37は分離合成ユニット36の上に、
第2の吹き出し口35を囲むように構成した回収案内板
である。38は雑音カットのためのシ−ルドケ−ス、3
9はランプ電源回路22上に構成された半導体である。
【0028】以上の構成からなる本発明装置の図10に
おいて、ファン4から吹き出された冷却風Wは、ダクト
19から吹き出し口24Bを経て、分離合成内に入り液
晶パネル3B等を冷却する。その後、第2の吹き出し口
35Bから分離合成ユニット36の外部に流れ出る。流
れ出た冷却風はシ−ルドケ−ス38と回収案内板37に
囲まれた隙間40に流れ込み、ランプ電源回路の半導体
39に一体に構成されたヒ−トシンク41から熱を奪う
作用を行う。本発明の第3の特徴は一度冷却に用いた冷
却風を回収して、他の発熱部品の冷却に再び用いること
にある。図9に示すように、本実施例では第2の吹き出
し口35B、35Gの2つを回収案内板37で囲った
が、当然1つでも同様の作用が行えるものである。又回
収案内板37はシ−ルドケ−ス38と分離合成ユニット
36の間に隙間40を構成し、第2の吹き出し口35か
ら流れ出た冷却風を流す流路を構成したが、シ−ルドケ
−ス38を流路の一部にすることなく、回収案内板37
にカバ−を一体に構成して、流路を独立に形成しても本
第3の特徴を達成できるものである。
【0029】次に本発明の第4の特徴について図11を
用いて説明する。図11は図1のCC断面概要図であ
る。29aは吹き出し口29の先端部に、冷却風の流れ
を変えるために構成された導風部である。カバ−33側
は出口に近づくに従い厚肉となり、ダクト側では出口先
端で面取りを行っている。冷却ファン4により発生した
冷却風は、液晶パネル3R及び偏光板2R等をを冷却す
る流れW7ならびに、吹き出し口29に向かう流れW8
発生する。冷却風W8は吹き出し口29で、勾配と面取
りを有した導風部29aにより、その流れの方向が変え
られる。該吹き出し口29は図3に示すように、本実施
例ではランプ電源回路22と対抗しており、該吹き出し
口29から流れ出る冷却風はランプ電源回路22の冷却
に適用される。該ダクトの取付け位置は、光源電源回路
22の下の方に位置しており、前記導風部29aの作用
により、吹き出し口29から流れ出た冷却風は、その方
向を変えてランプ電源回路の方向に流れるようになる。
【0030】次に本発明の第5の特徴について図12を
用いて説明する。図12は図1と同じダクト19を示し
た平面図である。本発明冷却ユニットの特徴は、吸気し
た外気を6つの吹き出し口から流れ出るようにしたもの
である。該流れをW1〜W6で示した。それぞれRGBに
対応する吹き出し口24と他の吹き出し口27、28、
29の6流路から吹き出るようになっている。吹き出し
口27は映像音声回路(図3の21)の冷却、吹き出し
口28は偏光装置11の冷却、29はランプ電源回路
(図3の22)の冷却に用いられる。本発明の吸気用冷
却ファンユニットは、図示しないファン4とカバ−33
とダクト19で構成され、該構成により前記6流路の冷
却風の流れが生まれるようになっている。
【0031】該流路のうち、吹き出し口28から吹き出
される冷却風W6は、前記したように偏光装置11の冷
却に用いるが、本装置ではさらに光源の冷却に再利用し
ている。該冷却風W6の流れについて、図12、図13
を用いて詳述する。図13は図12のEE断面である。
本ダクト19とほぼ同じ形状の分離合成ユニット36も
同時に示した。11は前記した偏光装置、42は偏光装
置を両側から挟むように構成された遮熱板である。該遮
熱板42は偏光装置11で反射される光を遮断する作用
があり、合成分離ユニットケ−ス36aの温度上昇を制
限する。43はダクトに開けられた通風孔である。吹き
出し口28を通る冷却風W6は、通風孔43を抜けて分
離合成ユニット36内に冷却風W61、W62のように流れ
込む。このうち通風孔43aから流れる冷却風W61は、
分離合成ユニット内偏光装置11の出射側11aを冷却
し、また遮熱板42と分離合成ユニットケ−ス36aの
隙間にも流れ込む。その後該冷却風は分離合成ユニット
の開口部36bを、冷却風W60のように抜けて光源に向
かう。
【0032】一方、通風孔43bから抜けた冷却風W62
は、偏光装置の入射側11bを冷却し、冷却風W60のよ
うに開口部36bら光源に向かう。前記冷却風W6は偏
光装置を冷却するだけでなく、光の発生元である光源の
冷却にも用いられるのである。
【0033】本発明の他の実施例について図14にもと
づき説明する。図14は本発明冷却ファンユニットの要
部断面図である。本実施例の場合には分配案内板30を
二重に用いている。冷却ファン4により発生した冷却風
は破線で示すように、それぞれの分配案内板で分離さ
れ、コンデンサレンズ6、入射側偏光板2、液晶パネル
3等で造られる流路に流れるようになる。構成される分
離合成ユニット内の部品数に見合う分配案内板30の適
用により、それぞれの部品で構成される流路に冷却風が
分離されて所定の冷却が行える。
【0034】図15は本発明の他の実施例である。前記
した分配案板を、偏光板2を支持する支持枠2aの一部
を、ダクト内に延長して適用した例である。図15は同
様に第1の案内板26を、分離合成内の部品(本実施例
の場合には液晶パネルの支持枠3a)によりダクト内に
延長して適用できることも容易である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、冷
却ファンからの冷却風の吹き出し口に、離間配置された
液晶パネル及び偏光板に冷却風を分配する分配案内板を
配置する。そして、この分配案内板を配置することによ
形成される下流側への強い風速の冷却風が、上記案内
板の下流側に設けられた偏光板に送風される。従って、
光源から出射される光エネルギーにより温度上昇する液
晶パネルと偏光板それぞれを、分配された風により効率
良く冷却することが可能となる、などの効果を得ること
ができる。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】以上詳述したように、本発明投射型画像表
示装置は冷却風の効率的な適用により、装置全体の大き
さをコンパクトに設計でき、冷却ファンを小さくして、
消費電力を節約できるばかりでなく、風量の小さな冷却
ファンが適用できるから、騒音に対して極めて有利であ
る。本発明投射型画像表示装置は、小型で低消費電力で
り、且つ低騒音であることから、商品性は極めて高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す冷却ファンユニッ
トの概要構成図。
【図2】図1のAA断面図。
【図3】本発明の一実施例を示す投射型画像表示装置の
概要構成図。
【図4】従来例を示す投射型画像表示装置の概要構成
図。
【図5】従来例を示す図4のR部拡大要部断面図。
【図6】本発明冷却ファンユニットの原理説明図。
【図7】本発明冷却ファンユニットの原理説明図。
【図8】冷却ファンの風速分布を示す原理図。
【図9】本発明の他の実施例を示す分離合成ユニットの
平面図。
【図10】本発明の他の実施例を示す図3のDD断面
図。
【図11】本発明の他の実施例を示す図1のCC断面
図。
【図12】本発明の他の実施例を示す冷却ファンユニッ
トのダクト部平面図。
【図13】本発明の他の実施例を示す図12のEE断面
図。
【図14】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【図15】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【図16】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1光源 11偏光装置 12
コ−ルドミラ− 4冷却ファン 24、27、28,29吹き出し
口 26第1の案内板 30分配案内板 32
集風案内板 37回収案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 17/00 G03B 17/00 P 21/16 21/16 (72)発明者 山崎 太志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 丸山 竹介 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (56)参考文献 特開 平1−179126(JP,A) 実開 平7−23330(JP,U) 実開 平5−59449(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 505 G02F 1/1335 510 G03B 21/16 G03B 17/00 H04N 5/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源側からの光を偏光板と液晶パネルに入
    射させ画像表示を行う投射型画像表示装置において、 上記液晶パネルと上記偏光板を互いに離間させて配し、
    該液晶パネルと該偏光板を冷却する冷却風の吹き出し口
    に、該液晶パネル及び該偏光板に該冷却風を分配するた
    めの分配案内板を備え 上記案内板によって該案内板真下に強い風速の冷却風を
    形成し、該冷却風を上記案内板下流に設けられた上記偏
    光板に当てるように構成した ことを特徴とする投射型画
    像表示装置。
  2. 【請求項2】 上記分配案内板は、R,G,Bに対応した
    液晶パネル及び偏光板のうちの少なくともいずれか1つ
    に設けられる請求項1に記載の投射型画像表示装置。
JP07034911A 1995-02-23 1995-02-23 投射型画像表示装置 Expired - Fee Related JP3120685B2 (ja)

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