JPH1185841A

JPH1185841A - 電子モール機能を有する情報処理装置

Info

Publication number: JPH1185841A
Application number: JP23608497A
Authority: JP
Inventors: Yuji Mizote; 裕二溝手; Tetsuya Masuishi; 哲也増石; Hiroshi Koike; 博小池; Mitsuo Sudo; 光男須藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1997-09-01
Filing date: 1997-09-01
Publication date: 1999-03-30
Also published as: EP0899674A3; EP0899674A2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】電子モールを搭載するサーバがネットワーク
を介して外部の電子店舗を搭載するサーバに接続される
電子モールシステムにおいて、クライアントとなる消費
者、電子モールの経営者及び外部の電子店舗の経営者の
いずれもが満足し得るような電子モールシステムを提供
する。【解決手段】クライアント２０から商品情報の要求を
受けたとき、電子モール１０の商品情報取得処理１２
は、電子店舗３０に関する商品情報の要求であれば電子
店舗３０に要求して商品情報を取得し、外部店舗商品紹
介履歴ＤＢ２６に履歴を記録する。クライアント２０か
ら商品購入の要求を受けたとき、商品在庫処理１４は、
電子店舗３０に関する商品の購入要求であれば電子店舗
３０に商品の購入処理の手続きを要求する。クライアン
ト２０から商品購入の確認了解を受けたとき、電子店舗
３０の商品購入であれば外部店舗購入明細履歴ＤＢ２５
に履歴を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントに商
品についてのサービスを提供する電子モールに係わり、
特にクライアントが電子モールを介して外部の電子店舗
を利用可能に構成される電子モールシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】電子モールは、モールの機能を計算機上
で実現するものであり、複数の電子店舗を収容し、各電
子店舗は複数の商品について商品情報を備える。電子モ
ールは、ユーザからの要求によって所望の商品情報を提
供し、ユーザから商品の購入要求を受けて商品購入に伴
う手続きを実行する。なお電子モールについては、例え
ば日経マルチメディア１９９７年２月号の「サイバーモ
ール（電子商店街）が進化する」に記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】電子モールを利用する
ユーザにとっては、電子モールに収容される電子店舗だ
けでなく、外部の電子店舗も利用できると、提供される
商品情報の幅が広がるので好ましい。一方外部の電子店
舗にとっても、有名な電子モールを窓口にするとアクセ
スされる機会が増えるので好ましい。従来も電子モール
を搭載するサーバを介して外部の電子店舗を搭載するサ
ーバにアクセスすることは可能であったが、単に電子モ
ールを経由する程度であり、電子モールの経営者にとっ
ては特にメリットとなるものではなかった。また電子モ
ールに収容される電子店舗の数が増え、電子店舗が大規
模化すると、電子モールサーバのローカル・データベー
スの負荷が増大するという問題もあった。

【０００４】本発明は、上記の電子モールシステムを改
良するものであり、その目的とするところは、クライア
ントとなる消費者、電子モールの経営者及び外部の電子
店舗の経営者のいずれもが満足し得るような電子モール
システムを提供することにある。また併せて外部電子店
舗導入による電子モールサーバの負荷を軽減することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、電子モールを
搭載するサーバがネットワークを介して外部の電子店舗
を搭載する第２のサーバに接続される電子モールシステ
ムにおける電子モール・サーバであって、クライアント
となる端末装置から商品情報の要求を受けたとき、外部
の電子店舗に関する商品情報の要求であれば第２のサー
バに要求して商品情報を取得する手段と、該端末装置か
ら商品購入の要求を受けたとき、外部の電子店舗に関す
る商品の購入要求であれば第２のサーバに対して商品の
購入処理の手続きを要求する手段とを有する電子モール
・サーバを特徴とする。

【０００６】また電子モール・サーバから商品情報の要
求を受けたとき、商品情報データベースを検索して所望
の商品情報を取得して電子モール・サーバへ送信する手
段と、電子モール・サーバから商品の購入処理手続きの
要求を受けたとき、商品の在庫情報データベースを検索
して注文を受けた商品について在庫処理をする手段とを
有する外部の電子店舗の機能を有する第２のサーバを特
徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明する。

【０００８】図１ａは、電子モールシステムの構成図で
ある。モールとは、複数の店舗を有し、消費者に対して
商品カタログの提示等の商品購入に伴うサービスを提供
する商店街であり、モールの機能を計算機上で実現した
システムを電子モールシステムと呼ぶ。ＷＷＷクライア
ント２０は、ネットワーク４０及びＷＷＷサーバ５０を
介して電子モール１０と接続可能である。電子モール１
０は、複数の電子店舗を管理し、モールの機能を実現す
る情報処理装置（コンピュータ）である。店舗とは、モ
ールが提供する商品情報の管理単位のことであり、複数
の商品情報の集合である。クライアント２０は、電子モ
ール１０が提供するサービスを受ける情報処理装置であ
り、電子モール１０から見ると消費者によって操作され
る端末装置である。ＷＷＷサーバ５０は、電子モール１
０に前置されるサーバであり、ＨＴＴＰプロトコルを解
釈し、電子モール１０を呼び出す情報処理装置である。
電子モール１０には、ネットワーク６０及びＷＷＷサー
バ７０を介して複数の電子店舗３０が接続される。電子
店舗３０は、複数の店舗に属する商品情報を管理する情
報処理装置である。電子店舗３０は、１台又は複数台の
情報処理装置によって構成され得る。ＷＷＷサーバ７０
は、電子店舗３０に前置されるサーバであり、ＨＴＴＰ
プロトコルを解釈し、電子店舗３０を呼び出す情報処理
装置である。以下電子モール１０がその商品情報を保有
する店舗を内部店舗、電子店舗３０が商品情報を保有す
る店舗を外部店舗と呼ぶ。なお本実施形態では、ネット
ワーク４０及び６０としてインターネットを利用するた
めに、電子モール１０及び電子店舗３０にそれぞれＷＷ
Ｗサーバ５０及びＷＷＷサーバ７０を前置する。電子モ
ール１０及び電子店舗３０で実行されるアプリケーショ
ンプログラムは、各々ＷＷＷサーバ５０及びＷＷＷサー
バ７０によってＣＧＩと呼ばれるアプリケーション・イ
ンタフェースを通じて起動される。ＷＷＷサーバ５０と
電子モール１０又はＷＷＷサーバ７０と電子店舗３０を
同一の計算機上に搭載することも可能である。ネットワ
ーク４０及び６０上の通信プロトコルがＨＴＴＰでない
ならば、ＷＷＷサーバ５０及びＷＷＷサーバ７０は不要
となる。

【０００９】図１ｂ（ｉ）は、電子モール１０の内部構
成を示す図である。店舗情報ＤＢ（データベース）２１
は、本電子モールシステムに含まれるすべての店舗につ
いての情報を格納する。商品情報ＤＢ２２は、内部店舗
に属する商品情報を格納する。在庫情報ＤＢ２３は、商
品情報ＤＢ２２に格納される商品についてその在庫情報
を格納する。購入明細ＤＢ２４は、消費者が購入した内
部店舗及び外部店舗の商品購入情報を格納する。外部店
舗購入明細履歴ＤＢ２５は、外部店舗についての購入情
報を格納する。外部店舗商品紹介履歴ＤＢ２６は、外部
店舗の商品を紹介した場合にその事実を記録する。２１
から２６までのＤＢは、電子モール１０に接続される記
憶装置に格納される。

【００１０】電子モール１０の１１から１６までのブロ
ックは、電子モール１０で実行されるアプリケーション
プログラム（ＡＰ）を構成する機能モジュールである。
店舗一覧作成処理１１は、クライアント２０から最初に
電子モール１０がアクセスされたとき、店舗情報ＤＢ２
１を参照して店舗一覧を作成してクライアント２０へ送
信する。商品情報取得処理１２は、クライアント２０か
ら店舗の商品情報の要求があったとき、内部店舗であれ
ば商品情報ＤＢ２２を検索して要求された商品情報を取
り出し、ページ生成処理１３によって商品カタログを作
成してクライアント２０へ送信する。外部店舗であれば
電子店舗３０へ商品情報の検索要求を発行し、取得した
商品情報からページ生成処理１３によって商品カタログ
を作成してクライアント２０へ送信する。商品情報取得
処理１２は、外部店舗の商品紹介をするたびにその履歴
を外部店舗商品紹介履歴ＤＢ２６に記録する。商品在庫
処理１４は、クライアント２０から商品の注文メッセー
ジを受けたとき、内部店舗であれば在庫情報ＤＢ２３を
検索して該当する商品の在庫処理を行い、在庫があれば
商品購入の確認ページをクライアント２０へ送信する。
外部店舗であれば電子店舗３０へ在庫処理要求を発行し
て商品の購入処理の手続きを要求し、在庫があれば商品
購入の確認ページをクライアント２０へ送信する。商品
購入確定処理１５は、クライアント２０から商品購入の
確認了解のメッセージを受けたとき、商品購入の明細を
購入明細ＤＢ２４に記録する。外部店舗の商品であれ
ば、外部店舗購入明細履歴ＤＢ２５にも店舗ＩＤを記録
する。外部店舗課金処理１６は、外部店舗商品紹介履歴
ＤＢ２６及び外部店舗購入明細履歴ＤＢ２５を参照して
電子モール１０が外部店舗について行った商品紹介及び
購入処理の手数料を計算する。なお上記１１〜１６の機
能モジュールを有するＡＰを電子モール１０のコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に格納し、この記憶媒体か
ら電子モール１０のコンピュータに読み込んで実行する
ことが可能である。

【００１１】図１ｂ（ii）は、電子店舗３０の内部構成
を示す図である。商品情報ＤＢ４１は外部店舗について
商品情報ＤＢ２２と同様の商品情報をもち、在庫情報Ｄ
Ｂ４２は外部店舗について在庫情報ＤＢ２３と同様の在
庫情報をもつ。商品情報検索処理３１及び商品在庫処理
３２のブロックは、電子店舗３０で実行されるＡＰを構
成する機能モジュールである。商品情報検索処理３１
は、電子モール１０から商品情報の検索要求を受けて商
品情報ＤＢ４１を検索して要求された商品情報を取り出
して電子モール１０へ送信する。商品在庫処理３２は、
電子モール１０から在庫処理要求を受けて在庫情報ＤＢ
４２を検索して在庫処理を行い、その結果を電子モール
１０へ送信する。なお上記３１及び３２の機能モジュー
ルを有するＡＰを電子店舗３０のコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に格納し、この記憶媒体から電子店舗３
０のコンピュータに読み込んで実行することが可能であ
る。図２は、店舗情報ＤＢ２１のデータ構成を示す図で
ある。店舗情報ＤＢ２１の各レコードは、店舗ＩＤ２０
２、店舗属性２０３、店舗名称２０４及びＵＲＬ２０５
から構成される。店舗ＩＤ２０２は、電子モールシステ
ムに含まれる店舗をユニークに識別するための識別子で
ある。店舗属性２０３は、店舗が「外部店舗」か「内部
店舗」かを区別するためのフラグである。店舗名称２０
４は、店舗の名称を示す文字列である。ＵＲＬ２０５
は、当該電子店舗のネットワーク上の位置を示すもので
ある。

【００１２】図３は、商品情報ＤＢ２２及び４１のデー
タ構成を示す図である。商品情報ＤＢ２２及び４１の各
レコードは、商品ＩＤ３０２、店舗ＩＤ３０３、商品名
称３０４、分類３０５および価格３０６から構成され
る。商品ＩＤ３０２は、各商品を識別する識別子であ
る。店舗ＩＤ３０３は、この商品を有する店舗のＩＤで
ある。商品情報は、商品ＩＤ３０２及び店舗ＩＤ３０３
を指定することによりユニークに識別される。つまり商
品ＩＤ３０２及び店舗ＩＤ３０３は、商品情報ＤＢ２
２，４１の主キーである。商品名称３０４は、商品に対
して付与される名称を示す文字列である。分類３０５
は、商品の分類を示す文字列を設定する。価格３０６
は、商品の価格を示す数値を設定する。

【００１３】図４は、商品の在庫情報ＤＢ２３及び４２
のデータ構成を示す図である。在庫情報ＤＢ２３及び４
２の各レコードは、商品ＩＤ４０２、店舗ＩＤ４０３及
び在庫数４０４から構成される。商品ＩＤ４０２は、在
庫管理対象となる商品の識別子である。店舗ＩＤ４０３
は、当該商品を取り扱う店舗の識別子である。在庫情報
は、在庫情報ＤＢ２３，４２について商品ＩＤ４０２及
び店舗ＩＤ４０３を指定することによりユニークに識別
される。つまり商品ＩＤ４０２及び店舗ＩＤ４０３は、
在庫情報ＤＢ２３，４２の主キーである。

【００１４】図５は、消費者の商品購入情報を管理する
購入明細ＤＢ２４のデータ構成を示す図である。購入明
細ＤＢ２４の各レコードは、購入明細ＩＤ５０２、店舗
ＩＤ５０３、商品ＩＤ５０４、個数５０５及び金額５０
６から構成される。購入明細ＩＤ５０２は、購入情報を
ユニークに識別する識別子であり、購入明細ＤＢ２４の
主キーである。商品ＩＤ５０４は、購入が確定した商品
の識別子である。店舗ＩＤ５０３は、この商品を取り扱
う店舗の識別子である。個数５０５は、この商品の購入
個数である。金額５０６は、購入した商品の個数分の支
払い金額合計である。

【００１５】図６は、外部店舗の商品の購入明細につい
ての履歴情報を管理する外部店舗購入明細履歴ＤＢ２５
のデータ構成を示す図である。外部店舗購入明細履歴Ｄ
Ｂ２５の各レコードは、店舗ＩＤ６０２、購入明細ＩＤ
６０３及び課金フラグ６０４から構成される。購入明細
ＩＤ６０３は、外部店舗の商品購入明細を識別する購入
明細ＩＤである。店舗ＩＤ６０２は、この購入明細で購
入された商品を取り扱う店舗の識別子である。課金フラ
グ６０４は、この外部店舗に対して購入処理の手数料に
ついての処理が行われたか否かの情報を保持する。フラ
グの値として「未済み」と「済み」があり、「未済み」
はこの処理が未済みであり、「済み」はこの処理が済み
であることを示す。

【００１６】図７は、外部店舗の商品の商品紹介につい
ての履歴情報を管理する外部店舗商品紹介履歴ＤＢ２６
のデータ構成を示す図である。外部店舗商品紹介履歴Ｄ
Ｂ２６の各レコードは、店舗ＩＤ７０２及び課金フラグ
７０３から構成される。店舗ＩＤ７０２は、商品紹介を
行った外部店舗の識別子である。課金フラグ７０３は、
この外部店舗に対して商品紹介処理の手数料についての
処理が行われたか否かの情報を保持する。フラグの値と
して「未済み」と「済み」があり、「未済み」はこの処
理が未済みであり、「済み」はこの処理が済みであるこ
とを示す。

【００１７】図８は、電子モール１０が外部の電子店舗
３０と通信する際に利用するＵＲＬのＵＲＬフォーマッ
ト８０１である。本実施形態では、電子店舗３０は、電
子モール１０からネットワーク上のＣＧＩ（Ｃｏｍｍｏ
ｎＧａｔｅｗａｙＩｎｔｅｒｆａｃｅ）プログラム
として実装されるものとする。ＣＧＩとは、インターネ
ット上のアプリケーションの一般的なアプリケーション
・インターフェースである。このときＵＲＬフォーマッ
ト８０１は、図８（ａ）に示すように、電子店舗を実装
するＣＧＩプログラムのネットワーク位置情報８０２、
メッセージ送信対象である電子店舗３０の店舗ＩＤを示
す文字列８０３及び電子店舗３０に送信するメッセージ
文字列８０４から構成される。メッセージ文字列８０４
は、図８（ｂ）に示すようにメソッド名文字列８１２及
びパラメータリスト８１３を示す文字列から構成され
る。

【００１８】メソッド名文字列８１２は、電子モール１
０が電子店舗３０に要求する処理の名称が指定され、パ
ラメータリスト８１３でそのメソッドが使用する引数の
リストを指定する。また文字“＋”はデリミッタとして
機能する。本実施形態では、メソッドとしてＧｅｔＰｒ
ｏｄｕｃｔＩｎｆｏ、ＤｅｃｒｅｍｅｎｔＩｎｖｅｎｔ
ｏｒｙ、ＩｎｃｒｅｍｅｎｔＩｎｖｅｎｔｏｒｙを設け
る。ＧｅｔＰｒｏｄｕｃｔＩｎｆｏは、商品情報を要求
するメソッドであり、パラメータとして商品検索条件を
持つ。ＤｅｃｒｅｍｅｎｔＩｎｖｅｎｔｏｒｙは、商品
在庫の削減を要求するメソッドであり、パラメータとし
て商品ＩＤおよび削減個数を持つ。Ｉｎｃｒｅｍｅｎｔ
Ｉｎｖｅｎｔｏｒｙは、商品在庫の増加を要求するメソ
ッドであり、パラメータとして商品ＩＤおよび増加個数
を持つ。

【００１９】図８（ｃ）は、メッセージ文字列８０４の
例を示す図である。この例では商品情報を取得するメソ
ッドとしてＧｅｔＰｒｏｄｕｃｔＩｎｆｏを、そのメソ
ッドに対するパラメータとして検索条件文字列“分類＝
新発売”を指定している。この例の検索条件文字列は、
商品の分類３０５が「新発売」という検索条件を示して
いる。

【００２０】次に本電子モールシステムにおいて、消費
者が商品を購入する場合のＷＷＷクライアント２０上の
表示画面の動きについて図９を用いて説明する。

【００２１】（１）動作１：電子モールとの接続消費者は、画面９０１上でネットワーク上の電子モール
１０である「ＸＸモール」のＵＲＬが記述されたアンカ
ーを選択する。ＵＲＬの情報は、「http://xxmall.co.j
p/xxmall.html」であり、このアンカーの選択により、x
xmall.htmlを表示する画面９０２に遷移する。

【００２２】（２）動作２：店舗の選択画面９０２は、「ＸＸモール」に登録されている店舗の
一覧を表示する。各店舗についてその店舗で取り扱う商
品分類の一覧を表示する。各店舗名に対応する商品分類
には、その店舗で取り扱う指定された商品分類に属する
商品の一覧を生成することを電子モール１０に要求する
ＵＲＬ情報が設定されている。例えばショップ１の新発
売の商品一覧を要求するＵＲＬは、「http://xxmall.c
o.jp/cgi-bin/mall?shop1&category=new」のような形式
となる。消費者がいずれかの店舗名の商品分類をクリッ
クすると、画面９０３に移る。

【００２３】（３）動作３：商品一覧の表示と商品の購
入画面９０３は、「ショップ１」店舗に登録されている要
求された商品分類の商品情報の一覧を表示する。一覧の
各商品情報には、商品名称、個数、価格等の商品に関す
る情報及びその商品を購入するための要求を記述したＵ
ＲＬと関連付けられたボタン等が表示される。購入商品
の個数は事前に１が設定され、消費者によって必要個数
に修正可能である。消費者が商品１の購入ボタンをクリ
ックすることによって、商品購入要求を電子モール１０
へ送る。例えばショップ１の商品１を１個注文するとき
のＵＲＬは、「http://xxmall.co.jp/cgi-bin/shopping
?shop1&item=item1&count=1」のような形式となる。こ
の動作により画面９０４に遷移する。

【００２４】（４）動作４：商品購入の確定画面９０４は、消費者が購入対象とした商品の商品名
称、価格、個数等の商品購入に関する詳細情報を表示
し、購入の確認を消費者に要求する画面である。ここで
消費者が「ＯＫ」ボタンをクリックすることによって、
購入確認のメッセージＵＲＬが電子モール１０へ送ら
れ、商品購入が確定する。例えば「ＯＫ」ボタンをクリ
ックすることによって送られるＵＲＬは、「http://xxm
all.co.jp/cgi-bin/shoppingOK?shop1&item=item1&coun
t=1&sum=100&customer=yamada-taro」のような形式であ
る。購入確認メッセージの応答として、画面９０５がク
ライアント２０へ送られる。

【００２５】店舗一覧作成処理１１は、クライアント２
０から店舗一覧の要求を受け、店舗情報ＤＢ２１から店
舗一覧を取り出し、その店舗名称２０４の一覧をクライ
アント２０へ送信する。

【００２６】図１０は、商品情報取得処理１２、ページ
生成処理１３及び商品情報検索処理３１の処理の流れを
示すフローチャートである。クライアント２０からネッ
トワーク４０及びＷＷＷサーバ５０を介して商品一覧を
要求するメッセージＵＲＬを受信すると（ステップ５
１）、店舗情報ＤＢ２１を参照してメッセージ中の店舗
名に合致する店舗名称２０４をもつレコードの店舗属性
２０３が「外部店舗」か否か判定する（ステップ５
２）。外部店舗でなければ（ステップ５２ＮＯ）、当該
店舗の店舗ＩＤ３０３とメッセージに基づく商品の分類
３０５をキーにして商品情報ＤＢ２２を検索し、該当す
る商品情報を抽出し（ステップ５３）、ステップ５８へ
行く。外部店舗であれば（ステップ５２ＹＥＳ）、当該
店舗のＵＲＬ２０５を基にしてＵＲＬフォーマット８０
１に従って商品情報取得用のメッセージＵＲＬを生成す
る（ステップ５４）。店舗ＩＤ３０３を文字列８０３と
し、ＧｅｔＰｒｏｄｕｃｔＩｎｆｏをメソッド名文字列
８１２とし、パラメータとして検索条件である商品分類
を設定する。次に生成したＨＴＴＰによるメッセージＵ
ＲＬを目的の電子店舗３０へ送信する（ステップ５
５）。電子店舗３０は、ネットワーク６０及びＷＷＷサ
ーバ７０を介してこのメッセージＵＲＬを受信し、メッ
セージ文字列を解析する（ステップ６１）。その結果商
品情報検索処理３１に制御が渡され、商品情報検索処理
３１は、該当する店舗の店舗ＩＤ３０３とメッセージに
基づく商品の分類３０５をキーにして商品情報ＤＢ４１
を検索し、該当する商品情報を抽出する（ステップ６
２）。次に得られた商品情報ファイルを電子モール１０
へ送信する（ステップ６３）。電子モール１０は、ＨＴ
ＴＰメソッドに対する電子店舗３０の応答ファイルであ
るこの商品情報ファイルを受信して（ステップ５６）、
電子店舗３０の商品情報を消費者に紹介したことを示す
履歴情報を作成して外部店舗商品紹介履歴ＤＢ２６に追
加する（ステップ５７）。店舗ＩＤ７０２は、当該店舗
のＩＤであり、課金フラグ７０３を「未済み」に設定す
る。次に得られた商品情報ファイルを基にして商品カタ
ログページを生成し（ステップ５８）、店舗ＩＤととも
にクライアント２０へ送信する（ステップ５９）。ペー
ジ生成処理１３は、公知の動的ＨＴＭＬの技術を用いて
消費者の要求に合致する商品カタログを生成する。なお
ステップ５８のページ生成処理を電子店舗３０にも設
け、電子モール１０は電子店舗３０から商品カタログの
形のファイルを受け取ってもよい。

【００２７】図１１は、商品在庫処理１４及び商品在庫
処理３２の処理の流れを示すフローチャートである。ク
ライアント２０から商品注文のメッセージＵＲＬを受信
すると（ステップ７１）、受信した店舗ＩＤに対応する
店舗属性２０３が「外部店舗」か否か判定する（ステッ
プ７２）。外部店舗でなければ（ステップ７２ＮＯ）、
当該店舗の店舗ＩＤ４０３とメッセージに基づく商品の
商品ＩＤ４０２をキーにして在庫情報ＤＢ２３を検索
し、該当する商品の在庫数４０４からメッセージ中の購
入個数を減算し（ステップ７３）、ステップ７７へ行
く。ただし在庫数４０４が購入個数より小さい場合に
は、エラーメッセージを準備する。在庫数４０４が購入
個数以上の場合には、購入確認ファイルを作成する。外
部店舗であれば（ステップ７２ＹＥＳ）、当該店舗のＵ
ＲＬ２０５を基にしてＵＲＬフォーマット８０１に従っ
て外部店舗在庫処理用のメッセージＵＲＬを生成する
（ステップ７４）。店舗ＩＤ４０３を文字列８０３と
し、ＤｅｃｒｅｍｅｎｔＩｎｖｅｎｔｏｒｙをメソッド
名文字列８１２とし、パラメータとして購入個数を設定
する。次に生成したＨＴＴＰによるメッセージＵＲＬを
目的の電子店舗３０へ送信する（ステップ７５）。電子
店舗３０は、このメッセージＵＲＬを受信し、メッセー
ジ文字列を解析する（ステップ８１）。その結果商品在
庫処理３２に制御が渡され、商品在庫処理３２は、該当
する店舗の店舗ＩＤ４０３とメッセージに基づく商品の
商品ＩＤ４０２をキーにして在庫情報ＤＢ４２を検索
し、該当する商品の在庫数４０４からメッセージ中の購
入個数を減算し（ステップ８２）、購入確認ファイルを
作成する。ただし在庫数４０４が購入個数より小さい場
合には、エラーメッセージを準備する。次に作成した購
入確認ファイル又はエラーメッセージを電子モール１０
へ送信する（ステップ８３）。電子モール１０は、この
購入確認ファイル又はエラーメッセージを受信して（ス
テップ７６）、クライアント２０へ送信する（ステップ
７７）。

【００２８】図１２は、商品購入確定処理１５の処理の
流れを示すフローチャートである。クライアント２０か
ら購入確認了解メッセージを受信すると（ステップ９
１）、メッセージ中の店舗ＩＤ、商品ＩＤ、購入個数及
び支払金額を基にして購入明細レコードを作成し、購入
明細ＤＢ２４に追加する（ステップ９２）。購入明細Ｉ
Ｄ５０２として注文番号を生成する。次に受信した店舗
ＩＤに対応する店舗属性２０３が「外部店舗」か否か判
定する（ステップ９３）。外部店舗でなければ（ステッ
プ９３ＮＯ）、ステップ９５へ行く。外部店舗であれば
（ステップ９３ＹＥＳ）、外部店舗購入明細レコードを
作成して外部店舗購入明細履歴ＤＢ２５に追加する（ス
テップ９４）。購入明細ＩＤ６０３は、作成した購入明
細レコードの購入明細ＩＤ５０２と同じである。課金フ
ラグ６０４を「未済み」に設定する。最後にクライアン
ト２０へ応答メッセージのページを送信する（ステップ
９５）。なおクライアント２０から購入キャンセルのメ
ッセージを受信した場合には、図１１の商品在庫処理１
４及び商品在庫処理３２によつて在庫情報ＤＢ２３又は
在庫情報ＤＢ４２の在庫数４０４を元に戻す処理を行
う。在庫情報ＤＢ４２を更新する場合には、電子店舗３
０へＩｎｃｒｅｍｅｎｔＩｎｖｅｎｔｏｒｙメソッドを
発行する。

【００２９】最後に外部店舗に対する課金処理について
説明する。外部店舗商品紹介履歴ＤＢ２６及び外部店舗
購入明細履歴ＤＢ２５から課金フラグ６０４，７０３が
未済みであるレコードを検索し、店舗ごとの紹介回数及
び購入回数を集計することにより、外部店舗についての
商品紹介料及び購入手数料を計算することができる。手
数料の計算の済んだ外部店舗商品紹介ＤＢ２６及び外部
店舗購入明細履歴ＤＢ２５のレコードの課金フラグ６０
４，７０３を「済み」に設定する。

【００３０】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電子
モール機能を有するコンピュータが外部の電子店舗が提
供するサービスの一部を分担することができ、消費者、
電子モールの経営者及び外部の電子店舗の経営者のいず
れもが満足し得る電子モールシステムを提供することが
できる。また電子モールサーバは外部の電子店舗につい
ての商品情報、在庫情報等をローカルＤＢにもつ必要が
ないので、電子モールサーバの負荷を軽減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１ａ】実施形態の電子モールシステムの構成図であ
る。

【図１ｂ】実施形態の電子モール１０及び電子店舗３０
の内部構成を示す図である。

【図２】実施形態の店舗情報ＤＢ２１のデータ構成を示
す図である。

【図３】実施形態の商品情報ＤＢ２２及び４１のデータ
構成を示す図である。

【図４】実施形態の在庫情報ＤＢ２３及び４２のデータ
構成を示す図である。

【図５】実施形態の購入明細ＤＢ２４のデータ構成を示
す図である。

【図６】実施形態の外部店舗購入明細履歴ＤＢ２５のデ
ータ構成を示す図である。

【図７】実施形態の外部店舗商品紹介履歴ＤＢ２６のデ
ータ構成を示す図である。

【図８】実施形態のＵＲＬフォーマット８０１を示す図
である。

【図９】実施形態のクライアント２０の表示画面の動き
を説明する図である。

【図１０】実施形態の商品情報取得処理１２、ページ生
成処理１３及び商品情報検索処理３１の処理の流れを示
すフローチャートである。

【図１１】実施形態の商品在庫処理１４及び商品在庫処
理３２の処理の流れを示すフローチャートである。

【図１２】実施形態の商品購入確定処理１５の処理の流
れを示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０：電子モール、１２：商品情報取得処理、１４：商
品在庫処理、２０：ＷＷＷクライアント、２５：外部店
舗購入明細履歴ＤＢ、２６：外部店舗商品紹介履歴Ｄ
Ｂ、３０：電子店舗、３１：商品情報検索処理、３２：
商品在庫処理、８０１：ＵＲＬフォーマット

フロントページの続き (72)発明者須藤光男神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目２番株式会社日立製作所ビジネスシステム開発センタ内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子モール機能を有する情報処理装置と、
該電子モールとは独立して外部の電子店舗の機能を有す
る第２の情報処理装置とがネットワークを介して接続さ
れる電子モールシステムにおける電子モール機能を有す
る情報処理装置であって、クライアントとなる端末装置から商品情報の要求を受け
たとき、外部の電子店舗に関する商品情報の要求であれ
ば第２の情報処理装置に要求して商品情報を取得する手
段と、該端末装置から商品購入の要求を受けたとき、外
部の電子店舗に関する商品の購入要求であれば第２の情
報処理装置に対して商品の購入処理の手続きを要求する
手段とを有することを特徴とする電子モール機能を有す
る情報処理装置。
【請求項２】外部の電子店舗の商品情報を取得したと
き、外部の電子店舗の識別子を記憶装置に記録する手段
をさらに設けることを特徴とする請求項１記載の電子モ
ール機能を有する情報処理装置。
【請求項３】外部の電子店舗に商品の購入処理の手続き
を要求するとき、外部の電子店舗の識別子を記憶装置に
記録する手段をさらに設けることを特徴とする請求項１
記載の電子モール機能を有する情報処理装置。
【請求項４】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に実
体化されたコンピュータプログラムであって、該プログ
ラムは電子モール機能を有するコンピュータと、該電子
モールとは独立して外部の電子店舗の機能を有する第２
のコンピュータとがネットワークを介して接続される電
子モールシステムにおける電子モール機能を実現するプ
ログラムであり、下記ステップを含む：（ａ）クライアントとなる端末装置から商品情報の要求
を受けたとき、外部の電子店舗に関する商品情報の要求
であれば第２のコンピュータに要求して商品情報を取得
し、（ｂ）該端末装置から商品購入の要求を受けたと
き、外部の電子店舗に関する商品の購入要求であれば第
２のコンピュータに対して商品の購入処理の手続きを要
求する。
【請求項５】電子モール機能を有する第１の情報処理装
置と、該電子モールとは独立して外部の電子店舗の機能
を有する第２の情報処理装置とがネットワークを介して
接続される電子モールシステムにおける外部の電子店舗
の機能を有する第２の情報処理装置であって、第１の情
報処理装置から商品情報の要求を受けたとき、商品情報
データベースを検索して所望の商品情報を取得して第１
の情報処理装置へ送信する手段と、第１の情報処理装置
から商品の購入処理手続きの要求を受けたとき、商品の
在庫情報データベースを検索して注文を受けた商品につ
いて在庫処理をする手段とを有することを特徴とする外
部の電子店舗の機能を有する第２の情報処理装置。