JP2001344449A - 電子取引システムと電子取引方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子取引システムと電子取引方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001344449A
JP2001344449A JP2000164800A JP2000164800A JP2001344449A JP 2001344449 A JP2001344449 A JP 2001344449A JP 2000164800 A JP2000164800 A JP 2000164800A JP 2000164800 A JP2000164800 A JP 2000164800A JP 2001344449 A JP2001344449 A JP 2001344449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、例えば鋼材取引等における
オーナの役割を考慮した安全且つ柔軟な商取引を効率的
に行うことができない。 【解決手段】 例えば、鋼材取引を仲買する商社(オー
ナ)が、自分の販売網である専用の電子取引システムを
開設する際、取引に参加できる売側と買側を、メンバ設
定処理部2bにより、そのID情報をメンバマスタ3a
に登録することにより制限する。さらに、どの買側が、
どの売側の、どの種類の商品を購入できるかを、販売設
定処理部2cにより販売マスタ3bに当該情報を登録す
ることにより制限する。また、買側に対する価格を、価
格設定処理部2dにより価格マスタ3cに登録すること
により特定し、そして、買側の取引可能限度額を、限度
設定処理部2eにより限度マスタ3dに登録して設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークを介してコンピュータ間での商取引を行
う電子取引システムに係わり、特に、高信頼な取引を効
率的に行うのに好適な電子取引システムと電子取引方法
およびその処理プログラムを記録した記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴い、W
WW(World Wide Web)を用いた電子取引システムの推
進が図られている。このような電子取引システムには、
例えば、電子ショッピングシステムなど多数の例があ
り、企業対個人、個人対個人、ならびに、企業対企業に
おける商品取引に広く活用されている。
【0003】これらの電子取引システムは、企業対個
人、企業対企業のどちらの場合でも、売側と買側の直接
取引を前提にしているのが通例である。一般には、売側
が販売対象の商品を電子取引システム上で紹介し、買側
が所望の商品を選択して売側から購入する。
【0004】この購入に際し、企業対個人の場合には、
代金回収をクレジット会社などが代行する場合がある
が、企業対企業の場合は、売側企業と買側企業に取引基
本契約が存在し、電子取引といえど、この取引基本契約
の中での商取引行為と位置付け、電子取引システムが運
用されている。
【0005】このような電子取引システムの処理内容
は、次のように、大きく次の二つに分類される。
【0006】第一の処理では、売側が商品を電子取引シ
ステムで提示し、この商品の購入を希望する複数の買側
が売側に対し、電子取引システムにおいて購入希望の意
思表示を行う。この意思表示の中には購入希望価格等購
入条件が含まれ、電子取引システムでは、任意の一定期
間に集まった買側の購入希望の意思表示を購入条件と伴
に売側に提示し、売側は、このようにして電子取引シス
テムから提示された各購入希望の中から最も売側に有利
な条件を提示した買側に対して商品を販売する売側主導
の取引である。
【0007】第二の処理では、買側が購入希望の商品を
購入条件と伴に電子取引システムで提示し、この商品の
販売を希望する複数の売側が買側に対し、電子取引シス
テムを通じて販売希望の意思表示を行う。意思表示の中
には、販売希望価格等販売条件が含まれ、電子取引シス
テムでは、任意の一定期間に集まった売側の販売希望の
意思表示を販売条件と伴に買側に提示し、買側は、この
ようにして電子取引システムから提示された各販売条件
の中から最も買側に有利な条件を提示した売側から商品
を購入する買側主導の取引である。
【0008】しかし、このようなインターネットおよび
WWWを用いた従来の電子取引システムは、例えば、鋼
材取引のような特殊な取引内容を持つ取引には適用する
ことができない。
【0009】例えば、鋼材取引においては、商品を製造
する鉄鋼メーカや、商品の販売と取りまとめている商
社、商品を鋼材加工業者や需要家などに卸している鋼材
問屋、鋼材を加工して需要家に提供する鋼材加工業者、
および、鋼材を利用する需要家などが取引に関わってお
り、そして、大きく紐付取引と店売取引に分類される。
【0010】紐付取引は、需要家がその商品の仕様や、
鋼材加工業者、商社、鉄鋼メーカなどを指定して、需要
家専用の商品として注文を行う注文生産商品であり、商
取引の流れ(商流)も物流も注文の段階から決まってお
り、流通の過程でこの商品が他の需要家に販売されるこ
とは原則的には無い商品に関する取引である。
【0011】店売取引は、商社が鋼材問屋や鋼材加工業
者、需要家などの紐付取引以外の需要を市場対象とし
て、その販売量を予測して、鉄鋼メーカに注文し、商品
をこの市場向けに販売するものや、同様な市場を対象と
して鋼材問屋あるいは鋼材加工業者が保有する商品や鉄
鋼メーカの余剰品および流通過程で余剰となった在庫な
どの転売を目的としたものや、突発的な需要による紐付
取引の不足を補うことを目的とした取引である。そのた
め、要因が多岐にわたる中で取引され、商流や物流にお
いても、鉄鋼メーカ、商社、鋼材問屋、鋼材加工業者、
需要家が複雑にからみ、かつ商品の種類、商流の影響を
強く受けた販売網が複数存在する。
【0012】このような取引状況の中で、鋼材取引の、
特に店売取引の電子取引システムへの適用を考えた場
合、従来の売側主導の取引方式、または、買側主導の取
引方式の電子取引システムでは満たし得ない機能要素、
例えば、「オーナの取引に対する介在」がある。
【0013】すなわち、鋼材取引の、一般的な売側主導
の取引方式や買側主導の取引方式との最も大きな違い
は、売側と買側の間に取引をまとめる仲買人が存在する
ことである。ここでは、この仲買人を、「オーナ」と称
する。
【0014】鋼材取引においては、多岐にわたる取引要
因の中で、商品をどの売側から調達し、どの買側に販売
すれば良いか、また、売側と買側の連結は商流上問題な
いか、などを確認した取引がなされているため、自然発
生的に販売網が形成され、そこにはそれらを取りまとめ
るオーナが存在するようになった。
【0015】例えば、鋼材取引においては、売側から見
ると、買側の信用保証が問題となる。すなわち、売った
後の支払の問題に伴い買側の経営状態を調査の上、取引
を実施しなければならない。取引に関する基本契約があ
っても、買側の経営状態は常に変化し、売側は一定のリ
クスをかかえながらの取引となる。
【0016】また、買側から見ると、売側の商品に対す
る品質保証が問題となる。すなわち、鋼材は多様な品質
が求められているが、電子取引システムでは、買側が現
品を確認できる範囲が限られており、従来にもまして、
誰が売側なのかという売側の信用が問題となり、買側は
リスクを回避するのであれば、売側を選択せざるを得な
い。
【0017】このような状況の中で、買側の経営状態を
常に把握し、売側に対して買側の債務を保証する、ある
いは、売側の商品を確認し、買側に対して当該商品の品
質を保証する、あるいは、商品の商流を考慮し、全体と
して、どの売側とどの買側なら取引をしても良いかを判
断し、かつ、取引が活性化するよう適切な売側と買側を
商品により選択していくことが、オーナの役割となって
いる。
【0018】従来の電子取引システムにおいては、この
ようなオーナの役割を考慮した安全な取引を実現するこ
とができない。さらには、このようなオーナの役割を考
慮していない以上、各オーナ間における販売委託、すな
わち、あるオーナでは保証していないが他のオーナでは
保証している買側がいる場合、あるオーナから他のオー
ナに商品を提供し、この商品を他のオーナの責任におい
て当該買側に間接的に販売する販売委託を考慮した柔軟
な取引に関しても、従来の電子取引システムでは実現す
ることができない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、例えば鋼材取引等におけるオー
ナの役割を考慮した安全且つ柔軟な商取引を効率的に行
うことができない点である。
【0020】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、例えば鋼材取引等、従来の電子取引システムに
おける売側主導の取引や買側主導の取引では対応できな
い、高信頼な商取引を、活性化を妨げることなく効率的
に行うことを可能とする電子取引システムと電子取引方
法およびその処理プログラムを記録した記録媒体を提供
することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子取引システムと電子取引方法は、例え
ば商社等の仲買人が参加する仲買人取引機能を有する電
子取引システムと方法であって、例えば鋼材取引を仲買
するオーナが、自分の販売網である専用の電子取引シス
テムを開設する際、取引に参加できる売側と買側を、メ
ンバ情報を登録することにより制限し、また、どの買側
が、どの売側の、どの種類の商品を購入できるかを、販
売情報を登録することにより制限し、さらに、買側に対
する価格を、価格情報を登録することにより特定し、そ
して、買側の取引可能限度額を、予め限度情報を登録す
ることにより設定する。
【0022】そして、電子取引システムへの参加時に売
側、買側から入力された認証情報に対して、予め登録し
たメンバ情報を参照することにより、それぞれの参加資
格の正当性を確認する。また、売側の商品情報登録や、
買側の商品検索要求情報による取引時も、メンバ情報を
参照することにより、売側、買側の正当性を確認する。
【0023】このようにして正当性が確認された後、売
側は自システムを操作して、販売を希望する商品を商品
情報により入力して電子取引システム送信し、オーナ
は、電子取引システムにおいてこの情報を判読し、自電
子取引システム上で販売しても良い商品か否かを確認し
た後に、正式に販売対象商品として登録してシステム上
で提示する。尚、オーナが販売できないと判断した商品
は、商品情報として再び売側に戻され、売側にて登録を
削除する。
【0024】また、買側は、自システムにおいて、商品
検索要求情報を入力・送信することにより、購入商品の
参照を行う。この商品検索要求情報に基づき、本例の電
子取引システムでは、買側に販売できる商品を、商品情
報と販売情報から抽出し、価格を商品情報と価格情報か
ら決定し、買側のシステムに提示する。尚、予約商品が
存在する場合、予約商品を、前記抽出した買側に販売す
る商品から除外する。
【0025】そして、買側は、販売できるとして提示さ
れた各商品を参照し、購入希望の商品がある場合は、注
文情報を入力して購入する、あるいは、予約が認められ
ている買側の場合で、かつ予約希望の商品がある場合
は、予約情報を入力して予約する。尚、この予約は、メ
ンバ情報でオーナにより予約期間が定められており、予
約期間が過ぎた商品に関しては自動的に予約が解除され
る。また、買側は、予約した商品を予約照会要求情報に
より知ることができ、購入希望の商品がある場合は、注
文情報を入力することにより購入する。この際、当該商
品に関する予約は解除される。
【0026】また、買側の取引限度については、買側か
らの注文情報が入力された時点で、電子取引システムに
おいて、限度情報と、買側の一定期間の取引累計を比較
することにより行う。そして、取引限度に達していない
取引は、取引成立とみなし、取引明細を記録するととも
に、取引累計を更新し、取引の成立を成約通知情報に
て、オーナ、売側、買側にそれぞれ通知する。この通知
が終了すると該当する商品情報が削除される。
【0027】また、本発明の電子取引システムと電子取
引方法では、例えば、複数の鋼材取引システムが存在す
る中で、オーナは販売委託をする他オーナをメンバ情報
に登録し、この他オーナに対して、自電子取引システム
のどの売側の、どの商品を販売委託可能にするかを販売
情報に登録し、かつ、他オーナに対する販売委託価格を
価格情報に登録する。そして、販売委託商品を参照する
目的での、他オーナからの認証情報が入力されれば、メ
ンバ情報を参照することによりその正当性を確認する。
さらに、他オーナの商品検索要求情報による取引時も、
メンバ情報を参照することにより正当性を確認する。
【0028】正当性が確認された他オーナは、販売委託
商品を参照する際には、自システムから商品選択要求情
報を入力・送信する。この商品選択要求情報を受信し
て、電子取引システムでは、他オーナに販売委託できる
商品を、商品情報と販売情報から抽出し、価格を商品情
報と価格情報から決定し、他オーナのシステムに送信し
て提示させる。尚、この際、予約の機能は提供されな
い。
【0029】他オーナは、自システムで提示された各販
売委託できる商品を参照し、希望の商品がある場合は、
商品選択情報を入力することにより選択する。この商品
選択情報を受信した電子取引システムでは、当該商品
を、他オーナの電子取引システムの商品情報に登録す
る。
【0030】このようにして、販売委託商品が、他オー
ナの電子取引システムの商品情報に登録された後、取引
が成立した時点で、販売委託に関与している全オーナに
成約通知情報を出力する。また、予約解除の条件が発生
した場合、販売委託に関与している全オーナの電子取引
システムの、当該商品にかかわる予約を解除する。ま
た、 成約通知情報出力後、販売委託に関与している全
オーナの電子取引システムの、当該商品に関(かか)わ
る商品情報を削除する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。本例の電子取引システムとそ
の電子取引方法では、従来の電子取引システムにおいて
は実現できない、いわゆるオーナの役割を考慮した取引
を実現するためのものである
【0032】すなわち、鋼材取引などの取引において
は、買側の経営状態を常に把握し、売側に対して買側の
債務を保証する、あるいは、売側の商品を確認し、買側
に対して当該商品の品質を保証する、あるいは、商品の
商流を考慮し、全体として、どの売側とどの買側なら取
引をしても良いかを判断し、かつ、取引が活性化するよ
う適切な売側と買側を商品により選択する仲買(オー
ナ)が必要であり、このような、オーナが介在する鋼材
取引を電子取引システムで実現するためには、次のよう
に、(1)オーナの取引に対する介在に関する基本的な
機能要素、および、それらに基づく(2)オーナ間の販
売委託に関する機能要素が必要となることに着目して、
本例の電子取引システムとその電子取引方法が考案され
ている。
【0033】(1)オーナの取引に対する介在に関する
基本的な機能要素:第一に、オーナは、オーナが取りま
とめる販売網に、どの売側あるいは買側が参加可能かを
予め決めて登録し、売側、買側からの電子取引システム
に対する取引を適切な形で認証できる機能が提供される
必要がある。
【0034】電子取引システムの利用者は、売側、買
側、あるいはその両者に分類されるが、オーナは、売側
になれない利用者からの取引、あるいは、買側になれな
い利用者からの取引を監視し、該取引を中止する仕組み
が必要となる。
【0035】第二に、オーナはどの売側の商品をどの買
側に提示できるかを制御できる手段が提供される必要が
ある。上記に述べたように、本機能がオーナとして最も
重要なものとなる。
【0036】第三に、オーナは、商品の種類(以降、
「商品分類」と称する場合がある。)によっては、さら
に買側を絞る機能が提供される必要がある。状況として
は、鉄鋼メーカの余剰品、流通過程の在庫を取扱う場合
など、原則的には無い紐付取引の商品も含まれる場合が
あり、売側は、該商品が通常指定している買側よりさら
に絞り込んで、秘匿性を高めた形での取引を希望する場
合がある。
【0037】第四に、オーナは売側の同一商品を、買側
に対して価格を変えて提示する機能が提供される必要が
ある。買側への価格は一律でなく、買側の購入量などに
より、取引の多い買側に対しては、ディスカウントも考
慮する必要がある。
【0038】また、オーナは直接取引による異常なまで
の価格の変動を未然に防ぎ、販売網内の価格をある一定
の範囲に保持するため、売側から販売網に対して直接価
格が提示されることをがないようにする機能を必要とし
ている。尚、価格の制御に関しては、買側および商品の
種類により価格を制御できる機能が必要となる。
【0039】第五に、オーナは買側の取引限度を設定
し、限度を超える買側の取引を中止する機能が提供され
る必要がある。オーナは買側の債務を保証するため、買
側に対して一定期間の取引金額あるいは取引数量の上限
を定め、買側が取引の上限を超えて商品を購入すること
がないよう制御する必要がある。
【0040】第六に、オーナは買側の予約を許可し、予
約期間を設定できる機能が提供される必要がある。オー
ナは、取引の多い買側に対しては、他の買側より優先的
に商品を確保できるように配慮が必要である。
【0041】第七に、オーナは売側の商品を確認できる
手段が提供される必要がある。売側商品を一定の品質に
保つのはオーナの役割であり、オーナの確認無しには、
売側は、商品を買側に提示できない仕組みが必要とな
る。本例においては、以上の仕組みを持たせた電子取引
システムを基本取引モデルという。
【0042】(2)オーナ間の販売委託に関する機能要
素:上述の基本的な機能のうえに、次に説明するオーナ
間の販売委託に関しての機能も必要となる。
【0043】以下、オーナ間の販売委託について説明す
る。オーナが介在する電子取引システムでは、オーナが
取りまとめる販売網の中に、買側が要望する商品があっ
たとしても、オーナがこの買側を、当販売網の中で取引
することを認めていなくては、買側は商品を購入するこ
とができない。
【0044】従来の電子取引システムでは、買側は、当
該販売網に参加し、売側との間で直接取引できることが
前提となっているが、オーナが介在する取引の場合、買
側の債務を保証する前提では、前記のように、買側の経
営状態によっては、オーナは、この販売網への参加を認
めることができない買側も存在する。
【0045】一方、オーナとしては、取引を活性化させ
るために、販売網を拡大し商品の購入を希望する買側を
増やしたいという目論見が存在する。 この場合、オー
ナは、買側を当販売網の利用者として認めていないが、
この買側を利用者として認める別のオーナの販売網が存
在する場合がある。
【0046】このような場合には、元のオーナと、別の
オーナとの間で、商品の販売委託が成立すれば、元のオ
ーナは、本来は利用者として認めていない買側に間接的
に商品を販売することができる。
【0047】従って、電子取引システムとしては、この
オーナ間の販売委託を可能にする機能が、それぞれのオ
ーナに対して提供される必要がある。
【0048】本例においては、まず、上述の(1)オー
ナの取引に対する介在に関する基本的な機能要素に関し
ての仕組みを持たせた電子取引システムを基本取引モデ
ルとして説明し、その後、この基本取引モデルをベース
としてさらに(2)オーナ間の販売委託に関しての仕組
みも持たせた電子取引システムを拡張取引モデルとして
説明する。以下、図2を用いて鋼材取引システムの基本
取引モデルについて説明する。
【0049】図2は、本例の鋼材取引システムの基本取
引モデルの構成例を示すブロック図である。基本取引モ
デルは、本図2に示すように、単数のオーナ21と、複
数の売側メンバ24a,24b,・・・、および、複数
の買側メンバ25a,25b,・・・により構成され、
オーナ21と各メンバ(売側メンバ24a,24b,・
・・、買側メンバ25a,25b,・・・)の集合をメ
ンバグループ22と称する。
【0050】尚、各メンバは、同一メンバで売側にも買
側にもなることができる。取引の流れとしては、本図2
に示すように、売側が商品23を提供し、オーナ21
が、この商品23を確認し、メンバグループ22という
場でこの商品23を販売し、買側がこの商品23を購入
する。
【0051】オーナの役割は、メンバの該メンバグルー
プへの参加審査、商品確認、買側に対して提供する売側
商品の選択、商品分類の選択、買側に対する価格の決
定、買側の取引限度の管理を行い、メンバ間の取引に関
する責任を負うものとする。このような基本取引モデル
のハードウエア構成例を図1に示す。
【0052】図1は、本発明に係わる鋼材取引システム
のハードウェア構成例を示すブロック図である。本例の
鋼材取引システム2は、サーバ1内に、データベース3
と共に構成されており、サーバ1は、複数台のオーナ情
報処理システム5a,5b,・・・、複数台の売側メン
バ情報処理システム6a,6b,・・・、および、複数
台の買側メンバ情報処理システム7a,7b,・・・、
がネットワーク4で接続されている。
【0053】サーバ1とオーナ情報処理システム5a,
5b,・・・、売側メンバ情報処理システム6a,6
b,・・・、買側メンバ情報処理システム7a,7b,
・・・は、それぞれ、相互に情報を交換する通信手段を
有する。
【0054】また、オーナ情報処理システム5a,5
b,・・・、売側メンバ情報処理システム6a,6b,
・・・、買側メンバ情報処理システム7a,7b,・・
・のそれぞれは、鋼材取引システム2から出力される情
報を表示する表示装置および格納する記憶装置と、鋼材
取引システム2に情報を入力するための入力装置を有す
る。
【0055】また、オーナ情報処理システム5a,5
b,・・・、売側メンバ情報処理システム6a,6,・
・・、買側メンバ情報処理システム7a,7b,・・・
のそれぞれは、図8に示すテーブル(1)80における
情報区分の各報に対して、キー項目を設定して、このキ
ー項目に基づき、情報区分が示す情報を、鋼材取引シス
テム1を介してデータベース3を参照して抽出・入手
し、自システムの表示装置に表示および記憶装置に格納
する機能を有する。
【0056】図8は、本例の鋼材取引システムで用いら
れるテーブルの構成例を示す説明図である。本例のテー
ブル(1)80は、「情報区分」と「キー項目」および
「その他の項目」の各項目欄が設けられ、以降で説明す
る、図1における鋼材取引システム2での各処理で参照
される。その詳細は、以降の鋼材取引システム2での各
処理の説明と併せて説明する。
【0057】図1において、オーナおよび各メンバに
は、鋼材取引システム全体で一意に識別可能なユーザI
Dが割り振られる。そして、オーナを示すユーザIDを
入力した情報処理システムがオーナ情報処理システム5
a,5b,・・・、また、売側メンバを示すユーザID
を入力した情報処理システムが売側メンバ情報処理シス
テム6a,6b,・・・、そして、買側メンバを示すユ
ーザIDを入力した情報処理システムが買側メンバ情報
処理システム7a,7b,・・・、となる。
【0058】オーナは鋼材取引システム上にメンバグル
ープを開設する時、図8に示す情報の内、マスタおよび
ファイルに関する情報を制御する為のリソースが、当該
メンバグループ専用に割当てられ、各情報に対するデー
タベース3の参照権限と更新権限が与えられる。
【0059】また、オーナのユーザIDおよびパスワー
ドによる認証は、鋼材取引システム2により行われる。
【0060】以下、図10を用いて、サーバ1、オーナ
情報処理システム5a,5b,・・・、売側メンバ情報
処理システム6a,6b,・・・、買側メンバ情報処理
システム7a,7b,・・・に用いられるコンピュータ
装置の構成について説明する。
【0061】図10は、図1におけるサーバとオーナ情
報処理システムと売側メンバ情報処理システムおよび買
側メンバ情報処理システムのハードウェア構成例を示す
ブロック図である。
【0062】本図10において、101はCRT(Cath
ode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等か
らなる表示装置、102はキーボードやマウス等からな
る入力装置、103はHDD(Hard Disk Drive)等か
らなる外部記憶装置、104はCPU(Central Proces
sing Unit)104aや主メモリ104b等を具備して
コンピュータ処理を行なう情報処理装置、105は本発
明に係わるプログラムやデータを記録したCD−ROM
(Compact Disc-Read Only Memory)もしくはDVD(D
igital Video Disc/Digital Versatile Disc)等からな
る光ディスク、106は光ディスク105に記録された
プログラムおよびデータを読み出すための駆動装置、1
07はLAN(Local Area Network)接続装置やモデム
等からなる通信装置である。
【0063】光ディスク105に格納されたプログラム
およびデータを情報処理装置104により駆動装置10
6を介して外部記憶装置103内にインストールした
後、外部記憶装置103から主メモリ104bに読み込
みCPU104aで処理することにより、情報処理装置
104内に次に説明する図4および図5に示す構成の電
子取引システムが構成される。
【0064】以下、図4および図5を用いて、本例の鋼
材取引システム2の詳細構成とその動作を説明する。ま
ず、図4での説明を行う。
【0065】図4は、本発明に係わる電子取引システム
の基本取引モデルでの第1の詳細構成例を示すブロック
図である。本図における電子取引システムは、鋼材取引
システムを例としており、まず、この鋼材取引システム
による各種登録処理をマスタ登録、商品登録の順で
説明する。
【0066】マスタ登録は、商品取引に先立ちオーナが
行う登録操作に基づき、図4におけるマスタ登録処理部
2aにおいて行われる。
【0067】まず、オーナは、参加希望メンバの審査を
行った後、オーナ情報処理システム5aを介して、各メ
ンバに関するメンバマスタ3a、限度マスタ3d、販売
マスタ3b、価格マスタ3cの登録を行う。尚、これら
の登録内容は随時変更が可能であり、各マスタに関連す
る情報を入力できるのは、オーナ情報処理システム5a
のみとする。
【0068】メンバマスタ3aは、メンバからの取引を
認めるためのメンバ情報が、オーナ情報処理システム5
aから鋼材取引システムにおけるマスタ登録処理部2a
のメンバ設定処理部2bに入力され、図1のデータベー
ス3に格納されることにより登録される。
【0069】本例におけるメンバ情報は、図8のテーブ
ル(1)80に示すように、メンバ情報を特定するため
の「キー項目」としてユーザIDとメンバグループ番号
が用いられ、その内容は「その他の項目」として登録さ
れたパスワード、売側マーク、買側マーク、予約期間、
他オーナマークである。
【0070】具体的には、メンバ情報のキー項目に、参
加を認めたメンバのユーザIDを入力し、その他の項目
に該ユーザIDのパスワードを入力する。メンバには、
売側になれるメンバと、買側になれるメンバと、その両
者になれるメンバがあり、その種別をオーナが決め、メ
ンバ情報の売側マーク、買側マークを入力する。
【0071】そして、売側マーク有りで売側を、買側マ
ーク有りで買側を示し、両者になれるメンバは、両方の
マークを有りとする。さらにメンバマスタ(3a)で
は、買側になれるメンバに対して、メンバ毎に予約後の
商品保留期間を予約期間として入力できる。尚、予約期
間が設定されていないメンバは、予約が認められていな
いことを示す。
【0072】図4における販売マスタ3bは、買側メン
バ毎に対する商品の販売範囲を示す販売情報が、オーナ
情報処理システム5aから、鋼材取引システムのマスタ
登録処理部2aにおける販売設定処理部2cに入力され
図1のデータベース3に格納されることにより登録され
る。
【0073】これによりオーナは、どの買側メンバに、
どの売側メンバの商品を販売するか、さらには、どの商
品分類を販売するかを決めることができる。
【0074】具体的には、図8のテーブル(1)80に
おける「情報区分」が販売情報(販売マスタ)に示され
る内容であり、そのキー項項目に、買側メンバのユーザ
IDを入力し、ユーザID(売側メンバ)に、この買側
メンバに商品を販売しても良いと判断した複数の売側メ
ンバのユーザIDを入力し、商品分類(品種・グレード
等)に、この買側メンバに販売しても良いと判断した複
数の商品分類を入力することにより登録を行う。
【0075】図4における価格マスタ3cは、買側メン
バおよび商品分類毎に対する商品の価格設定を示す価格
情報が、オーナ情報処理システム5aから鋼材取引シス
テムのマスタ登録処理部2aにおける価格設定処理部2
dに入力され図1のデータベース3に格納されることに
より登録される。
【0076】これにより、オーナは、同一商品に対して
買側メンバおよび商品分類毎に個別の価格設定を行うこ
とができる。具体的には、図8のテーブル(1)80に
おける「情報区分」が価格情報(価格マスタ)に示され
る内容であり、そのキー項目に、買側メンバのユーザI
Dおよび商品分類を入力し、その他の項目に、商品情報
に設定された価格に対するエキストラ価格の割合(%)
を入力することにより登録を行う。
【0077】また、図4における限度マスタ3dは、買
側メンバ毎の取引限度を示す限度情報が、オーナ情報処
理システム5aから鋼材取引システムのマスタ登録処理
部2aにおける限度設定処理部2eに入力され図1のデ
ータベース3に格納されることにより登録される。これ
によりオーナは、各メンバの一定期間の取引上限を、取
引金額か、あるいは取引数量で決めることができる。
【0078】具体的には、図8のテーブル(1)80に
おける「情報区分」が限度情報(限度マスタ)に示され
る内容であり、そのキー項目に、買側メンバのユーザI
Dを入力し、その他の項目に、この買側メンバの取引上
限金額と、その上限金額を確認する取引上限金額一定期
間、取引上限数量と、その上限数量を確認する取引上限
数量一定期間の、どちらかあるいはその両方を入力する
ことにより登録を行う。
【0079】次に、図4における鋼材取引システムでの
売側メンバによる商品の登録処理に関して説明する図4
に示すように、商品登録をする売側メンバは、売側メン
バ情報処理システム6aから認証情報(その各項目の詳
細は、図8に示されている)を鋼材取引システム側の認
証処理部2fに入力する。
【0080】認証処理部2fでは、図8のテーブル
(1)80における「情報区分」が認証情報の内容に基
づき、認証情報のメンバグループ番号をキー項目とし
て、このメンバグループ番号が示すメンバグループのメ
ンバマスタ3aを参照し、この認証情報のユーザIDが
当該メンバマスタ3aに登録されているか否かを確認
し、登録されていない場合は取引中止情報(認証不可)
を売側メンバ情報処理システム6aに出力し、以降の取
引を中止する。
【0081】認証許可がなされれば、商品登録が行われ
る。すなわち、商品を示す商品情報(その項目の詳細は
図8に示されている)が、売側メンバ情報処理システム
6aから商品登録処理部2gに入力され図1のデータベ
ース3に格納されることにより行われる。
【0082】商品登録処理部2gでは、入力された商品
情報が、図8のテーブル(1)80における「情報区
分」が商品情報(ファイル)に示される内容のものであ
り、ユーザIDをキー項目として、メンバマスタ3aを
参照し、このユーザIDが売側マーク有りとなっている
ことを確認する。
【0083】尚、売側マークが有りとなっていない場
合、このユーザIDは、商品登録をオーナより許可され
ていないため取引中止情報を当該売側メンバ情報処理シ
ステム6aに出力し、以降の取引を中止する。
【0084】商品登録処理部2gでは、売側メンバ情報
処理システム6aから入力された商品情報一件毎に、鋼
材取引システム全体で一意に識別可能な商品番号を割り
振る。
【0085】このようにして、図1のデータベース3に
格納された各商品情報は、商品登録処理部2gより、オ
ーナ情報処理システム5aに出力され表示あるいは格納
される。
【0086】オーナ情報処理システム5aでは、この商
品情報の内容を確認し、メンバグループ内に販売しても
良い商品情報に有効マークをつけ、鋼材取引システムの
商品登録処理部2hに入力し、図1のデータベース1に
格納する。
【0087】オーナ情報処理システム5aから入力され
た有効マークのついた商品情報以外の各商品情報は、商
品登録処理部2hより、売側メンバ情報処理システム6
aに出力され、表示あるいは、格納される。売側メンバ
情報処理システム6aでは、この商品情報の内容を確認
し、削除マークをつけ、鋼材取引システムの商品登録処
理部2iに入力する。
【0088】商品登録処理部2iでは、このような削除
マークのついた商品情報を図1のデータベース3から削
除する。次に、図5を用いて、商品の取引動作に関して
説明する。
【0089】図5は、本発明に係わる電子取引システム
の基本取引モデルでの第2の詳細構成例を示すブロック
図である。本図では、電子取引システムの例とした鋼材
取引システムでの商品取引の流れを示すものであり、商
品取引をする買側メンバは、買側メンバ情報処理システ
ム7aから認証情報を、鋼材取引システムの認証処理部
2jに入力する。
【0090】認証処理部2jでは、この認証情報のメン
バグループ番号をキー項目として、メンバグループ番号
が示すメンバグループのメンバマスタ3aを参照し、こ
の認証情報のユーザIDが当該メンバマスタ3aに登録
されているか否かを確認し、登録されていない場合は取
引中止情報(認証不可)を買側メンバ情報処理システム
7aに出力し、以降の取引を中止する。認証された買側
メンバは、以降の商品照会、予約照会が可能となる。
【0091】商品照会は、商品照会要求情報(項目の詳
細は、図8に示されている)が、認証された買側メンバ
情報処理システム7aから、鋼材取引システムの商品取
引処理部2kにおける売側選択処理部2lに入力される
ことにより行われる。
【0092】売側選択処理部2lでは、図8のテーブル
(1)の内容に基づき、商品照会要求情報のユーザID
をキー項目として、メンバマスタ3aを参照し、このユ
ーザIDが買側マーク有りとなっていることを確認す
る。
【0093】尚、買側マークが有りとなっていない場
合、このユーザIDは、商品照会をオーナより許可され
ていないため取引中止情報を、買側メンバ情報処理シス
テム7aに出力し、以降の取引を中止する。
【0094】次に、売側選択処理部2lにおいて、商品
照会要求情報のユーザIDをキー項目として、販売マス
タ3bを参照し、この販売マスタ3b中のユーザID
(売側メンバ)を抽出し、抽出した売側メンバのユーザ
IDをキー項目として、商品情報を参照し、ユーザID
が一致し、かつ有効マークが有りとなっている商品情報
を抽出する。
【0095】次に、商品取引処理部2kは、分類選択処
理部2mにおいて、販売マスタ3b中の商品分類を抽出
し、売側選択処理部2lにおいて抽出された商品情報か
ら商品分類が一致する商品情報を抽出する。
【0096】次に、商品取引処理部2kは、価格処理部
2nにおいて、商品照会要求情報のユーザIDおよび分
類選択処理部2mにおいて抽出した商品情報の商品分類
をキー項目として、価格マスタ3cを参照し、エキスト
ラ価格の割合(%)を抽出し、抽出した商品情報の価格
に掛け合わせ買側メンバに対する価格(以降、買側メン
バ価格と称する。)を求める。
【0097】次に、商品取引処理部2kは、予約分削除
処理部2oにおいて、商品照会要求情報のユーザIDを
キー項目として、予約商品情報を参照し、商品情報か
ら、予約商品情報に該当する商品情報を削除し、販売商
品情報(項目の詳細は、図8に示されている)として図
1のデータベース3に格納する。
【0098】尚、この販売商品情報を図1のデータベー
ス3に格納する際、次の当該買側メンバ情報処理システ
ム7aからの商品照会に備え、価格および属性情報がキ
ー項目として追加される。
【0099】販売商品情報が図1のデータベース3に生
成されると、商品取引処理部2kは、商品検索処理部2
pから商品検索受付情報(項目の詳細は、図8に示され
ている)が、買側メンバ情報処理システム7aに出力さ
れる。
【0100】買側メンバ情報処理システム7aでは、こ
の商品検索受付情報により、販売商品情報の参照が可能
なキー項目を知ることができる。そして、買側メンバ情
報処理システム7aは、販売商品情報の参照可能なキー
項目の内容を、商品検索要求情報(項目の詳細は、図8
に示されている)として、鋼材取引システムの商品取引
処理部2kにおける商品検索処理部2pに入力する。
【0101】商品検索処理部2pは、販売商品情報3f
を参照し、対応する販売商品情報を抽出して買側メンバ
情報処理システム7aに出力する。買側メンバ情報処理
システム7aは、受け取った販売商品情報を表示装置に
表示または記憶装置に格納する。
【0102】次に、買側メンバ情報処理システム7aの
メンバは、このように表示または格納した商品情報の内
容を確認し、購入したい商品がある場合、予約または注
文を行う。
【0103】この予約および注文は、買側メンバ情報処
理システム7aから、予約情報または注文情報(それぞ
れの情報の項目の詳細は、図8に示されている)を、鋼
材取引システムに対し入力することで行われる。
【0104】買側メンバ情報処理システム7aからの予
約情報は、鋼材取引システムの商品取引処理部2kにお
ける予約登録処理部2qに入力され、予約登録処理部2
qでは、商品番号をキー項目として販売商品情報3fを
参照し、この予約情報に対して、買側メンバのユーザI
D、予約登録年月日時分秒を追加し、予約商品情報3g
(項目の詳細は、図8に示されている)として図1のデ
ータベース3に格納される。
【0105】このようにして登録された予約商品情報3
gは、鋼材取引システムが定める一定時間毎に予約解除
処理部2sにより参照され、当該予約商品情報のユーザ
ID(買側メンバ)をキー項目としてメンバマスタ3a
を参照し、メンバマスタ3aの当該予約期間と、予約商
品情報3gにおける当該予約商品情報の予約登録年月日
時分秒からの経過時間を比較し、予約期間を超えている
予約商品情報を図1のデータベース3から削除する。
【0106】次に、このような予約の照会に関して説明
する。予約照会は、予約照会要求情報(項目の詳細は、
図8に示されている)が、買側メンバ情報処理システム
7aから鋼材取引システムの商品取引処理部2kにおけ
る予約検索処理部2rに入力されると開始される。
【0107】予約検索処理部2rは、予約照会要求情報
のユーザIDをキー項目として、予約商品情報3gを参
照し、当該予約商品情報を買側メンバ情報処理システム
7aに送信する。
【0108】買側メンバ情報処理システム7aは、送信
されてきた予約商品情報を表示装置に表示または記憶装
置に格納する。買側メンバは、このようにして表示また
は格納された予約商品情報の内容を確認し、購入したい
商品がある場合、買側メンバ情報処理システム7aを介
して注文を行う。この注文情報が、買側メンバ情報処理
システム7aから鋼材取引システムに入力されることで
注文処理が開始される。
【0109】以下、その注文処理に関して説明する。買
側メンバ情報処理システム7aから注文情報が鋼材取引
システムの成約処理部2tに対し入力されると、成約処
理部2tでは、商品番号をキー項目として、商品照会か
らの注文の場合は販売商品情報3eを、また、予約照会
からの注文の場合は予約商品情報3gをそれぞれ参照す
る。
【0110】ここで、まず、取引限度判定を行う。すな
わち、成約処理部2tにおいて取引成立の処理を実施す
る前に、取引限定処理部2uにおいて、その取引が予め
定められた取引限度を超えているか否かを確認する。
【0111】この取引限度の判定は、成約処理部2tか
ら、取引限定処理部2uにおける限度処理部2vに、当
該注文情報および当該販売商品情報あるいは予約商品情
報が通知され、限度処理部2vにおいて、この販売商品
情報や予約商品情報から、価格、数量を参照し、注文情
報にて商品番号が複数指定されている場合はそれらの価
格や数量の総和を求め、それに当該注文情報のユーザI
Dをキー項目として、成約情報3hから取引累計金額お
よび取引累計数量を参照したものを加え、それらが、当
該ユーザIDをキー項目として限度マスタ3dを参照し
て得られる取引上限金額あるいは取引上限数量を超えて
いるか否かを比較することにより行う。超えている場合
は取引中止情報を、買側メンバ情報処理システム7aに
出力し、以降の取引を中止する。
【0112】超えていなければ次の成約情報更新の処理
を行う。すなわち、取引上限金額あるいは、取引上限数
量を超えていない場合は、通知を要求した成約処理部2
tに、取引限度処理部2uから処理が戻され、取引成立
と見なし、成約処理部2tにおいて、商品番号単位に、
オーナ用、買側メンバ用、売側メンバ用の成約情報が、
それぞれのユーザIDをキー項目として作成・更新され
る。
【0113】買側メンバ用成約情報の取引累計金額、取
引累計数量に関しては、注文の価格、数量の総和を、取
引累計金額および、取引累計数量に加え、データベース
に格納し、成約情報を更新する。
【0114】その際、成約処理部2tは、取引累計金
額、取引金額累計期間に関して、注文情報のユーザID
をキー項目として、限度マスタ3dの取引上限金額一定
期間を参照し、成約情報の取引金額累計期間が限度マス
タ3dにおける取引上限金額一定期間に達している場合
は、成約情報の取引累計金額、および取引金額累計期間
をゼロとし、達していない場合は取引金額累計期間を更
新する。
【0115】また、取引累計数量、取引数量累計期間に
関しても同一の処理が行われる。尚、オーナ用および売
側メンバ用の成約情報のこの情報に関する更新は行われ
ない。
【0116】成約情報には図8におけるテーブル(1)
80の「その他の項目」において示されるように、取引
明細が含まれ、この取引明細は商品番号単位に記録さ
れ、オーナ用、買側メンバ用、売側メンバ用それぞれ
に、成約年月日時分秒を記録し、当該販売商品情報また
は当該予約商品情報の内容を取引明細に記録する。
【0117】この取引明細の価格に関しては、オーナ用
は、価格1に当該販売商品情報または当該予約商品情報
の買側メンバ価格が、価格2に商品情報の価格が記録さ
れる。商品情報の価格に関しては、当該注文情報の商品
番号をキー項目として商品情報3eを参照する。
【0118】買側メンバ用の取引明細は、価格1に買側
メンバ価格を記録し、価格2は空欄とする。また、売側
メンバ用の取引明細は、価格1は空欄とし、価格2に商
品情報の価格を記録する。
【0119】買側メンバの価格2を空欄にするのは、買
側メンバに対して、オーナの仕入れ価格を秘匿するため
であり、また、売側メンバの価格1を空欄にするのは、
売側メンバに対して、オーナの売り価格を秘匿するため
である。
【0120】この後、成約処理部2tにおいて、成約通
知が行われる。すなわち、成約処理部2tでは、オーナ
情報処理システム5a、買側メンバ情報処理システム7
a、売側メンバ情報処理システム6aのそれぞれに成約
通知情報(項目の詳細は、図8に示されている)を出力
する。
【0121】この成約通知情報は、オーナ、買側メン
バ、売側メンバのそれぞれに対応した成約情報3hにあ
る取引成立した取引明細を参照して作成される。
【0122】この成約通知処理後、次に予約解除処理を
行う。予約解除においては、予約照会からの注文の場合
は、成約処理部2tにおいて、注文情報の商品番号をキ
ー項目として、予約商品情報3gを参照し、当該情報を
図1のデータベース3から削除する。
【0123】さらに、この予約解除処理後に商品情報の
更新処理を行う。すなわち、成約処理部2tにおいて、
注文情報の商品番号をキー項目として、商品情報3eを
参照し、当該情報を図1のデータベース3から削除す
る。
【0124】以上で基本取引モデルに関しての説明を終
わり、次に、拡張取引モデルに関しての説明を行う。
【0125】図3は、本例の鋼材取引システムの拡張取
引モデルの構成例を示すブロック図である。本例の鋼材
取引システムは、本図3に示すように、図2における基
本取引モデルをメンバグループ単位に複数形成すること
が可能である。
【0126】本図3の例では、図2における基本取引モ
デルのメンバグループが、メンバグループA32aとメ
ンバグループB32bおよびメンバグループC32cと
して3グループ形成され、各グループが基本取引モデル
に従い独立して取引が行われている。
【0127】この独立しているという意味は、本例で
は、オーナB31bが管理するメンバグループB32b
における買側メンバ(B1)36a,36bと、オーナ
C31cが管理するメンバグループC32cにおけるお
よび買側メンバ(C1)37a,37bは、オーナA3
1aが管理するメンバグループA32aの売側メンバ
(A1)34a,34bと直接取引ができない、つまり
オーナA31aは、買側メンバB1、買側メンバC1
を、メンバグループAに参加することを認めていないと
いう状況での取引が行われている。
【0128】本例の拡張取引モデルでは、このようにそ
れぞれ独立した取引が行われている複数の基本取引モデ
ルの集合の中で、任意のメンバグループ上の商品33
a,33b,33cを他のメンバグループでも購入する
ことができることを、実現するものである。
【0129】取引の流れとしては、メンバグループのオ
ーナが、メンバグループ内の商品を、商品毎にどの他メ
ンバグループのオーナに提供するかを決め、他メンバグ
ループのオーナは、提供された商品の中からどの商品を
自分のメンバーグループ内に販売するかを決定する。
【0130】販売する商品が決定すると、オーナの責任
において、当該商品を自分のメンバーグループ内の商品
として販売し、当該メンバグループの買側メンバが購入
する。
【0131】図3の例では、まずメンバグループA32
aの売側メンバ(A1)34aの商品33aが、オーナ
A31aによりオーナB31bに提供され、オーナB3
1bの責任で、当該商品33aが商品33bとしてメン
バグループBにおいて販売される。
【0132】さらに、オーナB31bは、この商品33
bをオーナC31cに提供し、オーナC31cは、オー
ナC31cの責任で、当該商品33b(商品33a)を
メンバグループC32cにおいて、商品33cとして販
売する。
【0133】このようにすることで、売側メンバ(A
1)34aの商品33aは、買側メンバ(B1)36
a、買側メンバ(C1)37aが購入することが可能に
なると同時に、買側メンバ(B1)36aが購入した場
合の取引に関する責任は、オーナB31bが負い、ま
た、買側メンバ(C1)37aが購入した場合の取引に
関する責任は、オーナC31cが負う。
【0134】これにより、オーナA31aは、その責任
を負わないため、買側メンバ(B1)36a、買側メン
バ(C1)37aが、メンバグループA32aに属さな
くても取引を成立させることが可能となる。
【0135】このような拡張取引モデルを構成する各シ
ステム、すなわち、オーナ情報処理システムや売側メン
バ情報処理システムおよび買側メンバ情報処理システム
のハードウェア構成などは、基本取引モデルと同じであ
る。
【0136】以下、図6,図7を用いて、本例の拡張取
引モデルとしての鋼材取引システムの詳細構成とその動
作を説明する。まず、図6での説明を行う。
【0137】図6は、本発明に係わる電子取引システム
の拡張取引モデルでの詳細構成例を示すブロック図であ
る。本図6における電子取引システムは、鋼材取引シス
テムを例としており、まず、この鋼材取引システムによ
る各種登録処理をマスタ登録から説明する。
【0138】本例は、図3に示した拡張取引モデルにお
けるメンバグループA32aの売側メンバ(A1)34
aの商品33aを、メンバグループB32bの買側メン
バ(B1)36aが購入する部分の実現方式を説明した
ものである。
【0139】尚、図3における売側メンバ(A1)34
aの商品33aを、オーナC31cがメンバグループC
32cにおいて販売し、買側メンバ(C1)37aが購
入する部分は、本図6の説明において、メンバグループ
AをメンバグループBに、メンバグループBをメンバグ
ループCに置き換え、オーナAをオーナBに、オーナB
をオーナCに、また、買側メンバB1を買側メンバC1
にそれぞれ置き換えたものであり、同様の説明となるた
め省略する。
【0140】まず、図6におけるマスタ登録の処理につ
いて説明する。オーナBのメンバグループAへの取引を
可能にするため、オーナAはメンバマスタにオーナBを
登録しておく必要がある。その際、メンバ情報として、
オーナBのユーザIDとパスワードを入力し、さらに他
オーナマークを有りとする。
【0141】オーナAは、オーナBに提供する商品を決
めるため、オーナB用の販売マスタ3bでの登録を予め
行う。具体的には、販売マスタ3bのキー項目にオーナ
BのユーザIDを登録し、ユーザID(売側メンバ)に
メンバグループAの売側メンバの内、商品登録された商
品をオーナBに提供しても良いと判断した複数の売側メ
ンバのユーザIDを登録し、商品分類にオーナBに提供
しても良いと判断した複数の商品分類を登録する。
【0142】また、オーナAは、メンバグループAの商
品を、オーナBに提供する際のエキストラ価格を価格マ
スタ3cに登録する。具体的には、価格マスタ3cのキ
ー項目にオーナBのユーザIDおよび商品分類を登録
し、その他の項目にオーナBに対するエキストラ価格の
割合(%)を登録する。
【0143】次に、商品選択の処理に関しての説明を行
う。オーナAからオーナBへの商品提供は、本図6に示
すように、オーナB情報処理システム5bから、メンバ
グループAの鋼材取引システムにおける売側選択処理部
2Lに対して商品選択要求情報を入力することで行われ
る。この商品選択要求情報を含む各情報の構成を図9に
示す。
【0144】図9は、拡張取引モデルにおける鋼材取引
システムで用いられるテーブルの構成例を示す説明図で
ある。本例のテーブル(2)90は、「情報区分」と
「キー項目」および「その他の項目」の各項目欄が設け
られ、以降で説明する拡張取引モデルにおける鋼材取引
システムでの各処理で参照される。その詳細は、図6に
示す、以降の鋼材取引システムでの各処理の説明と併せ
て説明する。
【0145】図6において、売側選択処理部2Lでは、
オーナB情報処理システム5bから受け取った商品選択
要求情報のユーザIDをキー項目として、メンバマスタ
を参照し、当該ユーザIDがメンバマスタに登録されて
いること、かつ、他オーナマークが有りとなっているこ
とを確認し、もし、登録されていない場合は取引中止情
報をオーナB情報処理システム5bに出力し、以降の取
引を中止する。
【0146】商品選択は、基本取引モデルで記載した予
約に関する処理を除く商品照会と同様に行われ、オーナ
AからオーナBに提供される商品が、販売商品情報とし
て作成され、その中で、オーナBがメンバグループBに
販売したい商品がある場合、商品選択情報(図9の例で
は、ユーザIDをキー項目として用いられ、その他の項
目の商品番号が参照される)をオーナB情報処理システ
ム5bから商品選択処理部2Pに入力され、商品登録が
行われる。
【0147】すなわち、商品選択処理部2Pでは、商品
選択情報が入力されると、商品番号をキー項目として、
メンバグループAの販売商品情報を参照し、当該販売商
品情報をメンバグループBの商品登録処理部2Iに入力
する。
【0148】メンバグループBの商品登録処理部2Iで
は、この販売商品情報をメンバグループBの商品情報と
してデータベースに格納する。尚、メンバグループBの
商品登録処理部2Iでは、このようにして商品情報を格
納する際、自メンバグループのオーナからの登録である
ため、商品情報の有効マークを有りとする。
【0149】メンバグループAの商品選択処理部2Pで
は、上記処理の過程で、商品オーナ情報を生成する。こ
の商品オーナ情報は、商品がどのオーナからどのオーナ
に渡されたかを記録するものであり、図9において示さ
れている項目内容となっている。
【0150】この内容に基づき、図6の場合であれば、
商品選択処理部2Pでは、商品オーナ情報のキー項目に
商品番号を、その他の項目の、レコードの先頭に、オー
ナAのユーザIDを、続いてオーナBのユーザIDを入
力し、データベースに格納する。
【0151】以下、図6におけるメンバグループB側で
の処理を説明する。上記のように、商品がオーナAから
オーナBに渡された後のメンバグループB側の処理は、
成約処理部2Tでの処理を除いて、基本取引モデルと同
じであり、以下、成約処理部2Tでの、基本取引モデル
との処理の違いを説明する。
【0152】成約処理部2Tにおいて、注文情報の商品
番号をキー項目として、商品オーナ情報を参照し、オー
ナのユーザIDを確認する。この情報が記録されている
ことは、オーナ間をわたった商品であることを示し、成
約処理部2Tでは、この商品オーナ情報のその他項目に
記載のあるオーナのユーザIDを全て抽出する。
【0153】尚、成約処理部2Tでは、当該商品がオー
ナをわたった商品であることから、成約情報の作成・更
新、成約通知、予約解除、商品情報更新を、取引に関与
した全オーナの、それぞれが管理するメンバグループ全
てを対象に実施する必要がある。
【0154】これらの成約情報の作成・更新、成約通
知、予約解除、商品情報更新に係わる処理を順に説明す
る。まず、成約情報の作成・更新について説明する。
【0155】図5に示した基本取引モデルでは、成約処
理部2tにおいて、オーナ用、買側メンバ用、売側メン
バ用に成約情報を作成・更新したが、図6における成約
処理部2Tでは、売側メンバは、他メンバグループであ
り、さらに、オーナAが取引に関与しているため、次の
ようにして、オーナA用の成約情報を作成する必要があ
る。
【0156】まず、成約情報の取引累計金額、取引金額
累計期間、取引累計数量、取引数量累計期間に関する処
理は、基本取引モデルと同一で、買側メンバにのみ更新
する。
【0157】次に、取引明細の価格を除いた部分は、オ
ーナA用、オーナB用、買側メンバ用、売側メンバ用そ
れぞれに、成約年月日時分秒を記録し、メンバグループ
Bの販売商品情報または、予約商品情報の内容を取引明
細に記録する。
【0158】尚、取引明細のユーザID(オーナ)は、
オーナA用であっても買側メンバのオーナであるオーナ
Bが記録される。これは、当該取引の責任を買側メンバ
のオーナ、すなわちオーナBが負うため、その責任の所
在が記録される。取引明細の価格については、図7を用
いて説明する。
【0159】図7は、図6の電子取引システムにおける
価格の遷移と各情報の関係をまとめた例を示す説明図で
ある。本図7にしめすように、オーナBおよび買側メン
バの価格(1)、価格(2)については、基本取引モデ
ルと同様に、メンバグループBの販売商品情報または予
約商品情報および商品情報を参照して記録される。
【0160】売側メンバの価格(2)は、メンバグルー
プが異なるため、基本取引モデルと同一の求め方をする
と価格Bとなってしまうため、メンバグループAの商品
情報を参照し価格Aを記録する。
【0161】具体的には、商品オーナ情報から、売側メ
ンバのオーナを求め、当該オーナが管理する商品情報
を、商品番号をキー項目として参照し、当該商品情報中
の価格を求める。尚、価格(1)は空欄であることは、
基本取引モデルと同一である。
【0162】オーナAに関する価格は、価格(1)は、
オーナBに提供した価格、すなわち図7の価格Bを記録
し、また、価格(2)は、売側メンバあるいは他のオー
ナから仕入れた価格、すなわち図7の価格Aを記録す
る。この価格(1)に価格Bを記録する理由は、オーナ
Aが提供した商品に対し、オーナBはいくらで買側メン
バに売ったのかを秘匿するためである。
【0163】次に、成約通知に関する処理を説明する。
図6における成約処理部2Tでは、オーナA情報処理シ
ステム5a、オーナB情報処理システム5b、買側メン
バB1情報処理システム7b、売側メンバ(A1)情報
処理システム6aに成約通知を出力する。成約通知は、
オーナA、オーナB、買側メンバB1、売側メンバA1
のそれぞれの成約情報3hにある取引明細を参照し作成
される。
【0164】次に、予約解除に関する処理を説明する。
予約照会からの注文の場合は、成約処理部2Tでは、対
象となる各メンバグループの予約商品情報を注文情報の
商品番号をキー項目として参照し、当該情報をデータベ
ースから削除する。
【0165】次に、商品情報更新に関する処理を説明す
る。成約処理部2Tにおいて、対象となる各メンバグル
ープの商品情報を、注文情報の商品番号をキー項目とし
て参照し、当該商品情報をデータベースから削除する。
【0166】以上、図1〜図10を用いて説明したよう
に、本例の電子取引システムと方法では、鋼材取引を仲
買するオーナが、自分の販売網である専用の電子取引シ
ステムを開設する際、取引に参加できる売側と買側を、
メンバ情報を登録することにより制限し、また、どの買
側が、どの売側の、どの種類の商品を購入できるかを、
販売情報を登録することにより制限し、さらに、買側に
対する価格を、価格情報を登録することにより特定し、
そして、買側の取引可能限度額を、予め限度情報を登録
することに設定する。
【0167】そして、電子取引システムへの参加時に売
側、買側から入力された認証情報に対して、予め登録し
たメンバ情報を参照することにより、それぞれの参加資
格の正当性を確認する。
【0168】また、売側の商品情報や、買側の商品検索
要求情報による取引時も、メンバ情報を参照することに
より、売側、買側の正当性を確認する。
【0169】このようにして正当性が確認された後、売
側は、販売を希望する商品を商品情報により入力し、オ
ーナは、この情報を判読し、電子取引システム上で販売
しても良い商品か否かを確認した後に、正式に販売対象
商品として登録してシステム上で提示する。尚、オーナ
が販売できないと判断した商品は、商品情報として再び
売側に戻され、売側にて登録を削除する。
【0170】また、買側は、商品検索要求情報を入力す
ることにより、購入商品の参照を行う。この商品検索要
求情報に基づき、本例の電子取引システムでは、買側に
販売できる商品を、商品情報と販売情報から抽出し、価
格を商品情報と価格情報から決定する。尚、予約商品が
存在する場合、予約商品を、前記抽出した買側に販売す
る商品から除外する。
【0171】そして、買側は、販売できるとして提示さ
れた各商品を参照し、購入希望の商品がある場合は、注
文情報を入力して購入する、あるいは、予約が認められ
ている買側の場合で、かつ予約希望の商品がある場合
は、予約情報を入力して予約する。
【0172】尚、この予約は、メンバ情報でオーナによ
り予約期間が定められており、予約期間が過ぎた商品に
関しては自動的に予約が解除される。また、買側は、予
約した商品を予約照会要求情報により知ることができ、
購入希望の商品がある場合は、注文情報を入力すること
により購入する。この際、当該商品に関する予約は解除
される。
【0173】また、買側の取引限度については、買側か
らの注文情報が入力された時点で、限度情報と、買側の
一定期間の取引累計を比較することにより行う。そし
て、取引限度に達していない取引は、取引成立とみな
し、取引明細を記録するとともに、取引累計を更新し、
取引の成立を成約通知情報にて、オーナ、売側、買側に
それぞれ通知する。この通知が終了すると該当する商品
情報が削除される。
【0174】さらに、本例の電子取引システムと電子取
引方法では、以上のような基本取引モデルをベースに拡
張取引モデルを構成できる。すなわち、複数の鋼材取引
システムが存在する中で、オーナは販売委託をする他オ
ーナをメンバ情報に登録し、この他オーナに対して、自
電子取引システムのどの売側の、どの商品を販売委託可
能にするかを販売情報に登録し、かつ、他オーナに対す
る販売委託価格を価格情報に登録する。
【0175】そして、販売委託商品を参照する目的で
の、他オーナからの認証情報は、メンバ情報を参照する
ことによりその正当性を確認する。さらに、他オーナの
商品検索要求情報による取引時も、メンバ情報を参照す
ることにより正当性を確認する。
【0176】正当性が確認された他オーナは、販売委託
商品を参照する際には、自システムから商品選択要求情
報を入力・送信する。この商品選択要求情報を受信し
て、自電子取引システムでは、他オーナに販売委託でき
る商品を、商品情報と販売情報から抽出し、価格を商品
情報と価格情報から決定し、他オーナのシステムに送信
して提示させる。尚、この際、予約の機能は提供されな
い。
【0177】他オーナは、自システムで提示された各販
売委託できる商品を参照し、希望の商品がある場合は、
商品選択情報を入力することにより選択する。この商品
選択情報を受信した電子取引システムでは、当該商品
を、他オーナの電子取引システムの商品情報に登録す
る。
【0178】販売委託商品が、他オーナの電子取引シス
テムの商品情報に登録された後、取引が成立した時点
で、販売委託に関与している全オーナに成約通知情報を
出力する。また、予約解除の条件が発生した場合、販
売委託に関与している全オーナの電子取引システムの、
当該商品にかかわる予約を解除する。また、 成約通
知情報出力後、販売委託に関与している全オーナの電子
取引システムの、当該商品にかかわる商品情報を削除す
る。
【0179】尚、本発明は、図1〜図10を用いて説明
した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲において種々変更可能である。例えば、本例にお
いては、鋼材取引を例に説明したが、他の、鋼材と同様
な商品特性、取引特性を有する他の商品の取引等、例え
ば商社が仲買する取引全般等に適用することができる。
【0180】また、本例では、光ディスクを記録媒体と
して用いているが、FDを記録媒体として用いることで
も良い。また、プログラムのインストールに関しても、
通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウ
ンロードしてインストールすることでも良い。
【0181】
【発明の効果】本発明によれば、例えば鋼材取引等、従
来の電子取引システムにおける売側主導の取引や買側主
導の取引では対応できない、高信頼な商取引を、活性化
を妨げることなく効率的に行うことが可能となる。
【0182】具体的には、まず、商社等のオーナが開設
する電子取引システムに、オーナ自身がどの売側、どの
買側を参加させるかを制御し、その取引許可の正当性を
制御することができる。
【0183】また、オーナは、どの買側が、どの売側の
商品を購入し、かつどの商品の種類を購入できるかを制
御することができる。さらに、オーナは、買側毎に価格
を制御することができる。
【0184】また、オーナは、買側の取引上限を設定
し、上限を超えた取引を制御できる。さらに、オーナ
は、買側に対して予約期間を設定し、期間内の予約を制
御することができる。また、オーナは、売側の販売希望
商品の確認を行い商品の登録を制御できる。
【0185】また、あるオーナが、他オーナの電子取引
システムの商品を、自電子取引システムの商品として販
売することができ、複数のオーナ間による商品販売委託
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる鋼材取引システムのハードウェ
ア構成例を示すブロック図である。
【図2】本例の鋼材取引システムの基本取引モデルの構
成例を示すブロック図である。
【図3】本例の鋼材取引システムの拡張取引モデルの構
成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係わる電子取引システムの基本取引モ
デルでの第1の詳細構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係わる電子取引システムの基本取引モ
デルでの第2の詳細構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係わる電子取引システムの拡張取引モ
デルでの詳細構成例を示すブロック図である。
【図7】図6の電子取引システムにおける価格の遷移と
各情報の関係をまとめた例を示す説明図である。
【図8】本例の鋼材取引システムで用いられるテーブル
の構成例を示す説明図である。
【図9】拡張取引モデルにおける鋼材取引システムで用
いられるテーブルの構成例を示す説明図である。
【図10】図1におけるサーバとオーナ情報処理システ
ムと売側メンバ情報処理システムおよび買側メンバ情報
処理システムのハードウェア構成例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1:サーバ、2:鋼材取引システム、2a:マスタ登録
処理部、2b:メンバ設置処理部、2c:販売設定処理
部、2d:価格設定処理部、2e:限度設定処理部、2
f:認証処理部、2g〜2i,2I:商品登録処理部、
2j:認証処理部、2k:商品取引処理部、2l,2
L:売側選択処理部、2m,2M:分類選択処理部、2
n,2N:価格処理部、2o:予約分削除処理部、2
p:商品検索処理部、2P:商品選択処理部、2q:予
約登録処理部、2r:予約検索処理部、2s:予約解除
処理部、2t,2T:成約処理部、2u:取引限度処理
部、2v:限度処理部、3:データベース、3a:メン
バマスタ、3b:販売マスタ、3c:価格マスタ、3
d:限度マスタ、3e:商品情報、3f:販売商品、3
g:予約商品、3h:成約情報、4:ネットワーク、5
a,5b:オーナ情報処理システム、6a,6b:売側
メンバ情報処理システム、7a,7b:買側メンバ情報
処理システム、21:オーナ、22:メンバグループ、
23:商品、24a,24b:売側メンバ、25a,2
5b:買側メンバ、31a:オーナA、31b:オーナ
B、31c:オーナC、32a:メンバグループA、3
2b:メンバグループB、32c:メンバグループC、
33a〜33c:商品、34a,34b:売側メンバA
1、35a,35b:買側メンバA1、36a,36
b:買側メンバB1、37a,37b:買側メンバC
1、80:テーブル(1)、90:テーブル(2)、1
01:表示装置、102:入力装置、103:外部記憶
装置、104::情報処理装置、104a:CPU、1
04b:主メモリ、105:光ディスク、106:駆動
装置、107:通信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加古 史明 東京都千代田区丸の内二丁目6番3号 三 菱商事株式会社内 (72)発明者 衛藤 知彦 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株式 会社日立情報システムズ内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA05 BB07 BB11 CC02 CC05 CC06 CC08 DD01 EE00 EE02 EE05 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワーク上に開設さ
    れ、商品の売買取引処理を行う電子取引システムであっ
    て、開設元のオーナコンピュータから入力される、取引
    に参加できるメンバの識別に用いるメンバ情報、売側お
    よび買側のメンバ毎に許可する取引商品を特定する販売
    情報、買側のメンバに対する商品価格を示す価格情報、
    および、買側のメンバに対する取引限度額を示す限度情
    報を記憶装置に記録する第1の情報登録処理手段と、取
    引参加を要求してきたコンピュータから入力されたメン
    バ情報を、上記記憶装置から読み出した上記メンバ情報
    と照合して、該コンピュータを操作しているメンバの取
    引参加を制限する認証処理手段と、取引参加を許可した
    売側メンバのコンピュータから入力された販売要求内容
    を、上記記憶装置から読み出した上記販売情報と照合し
    て、該売側メンバが販売できる商品を制限する商品登録
    処理手段と、取引参加を許可した買側メンバのコンピュ
    ータから入力された購入要求内容を上記記憶装置から読
    み出した上記販売情報と照合して、該買側メンバが購入
    できる商品を制限する選択処理手段と、購入を許可した
    買側メンバに対する購入対象となる商品の価格を、上記
    記憶装置から読み出した上記価格情報を参照して求め、
    該買側メンバのコンピュータに通知する価格処理手段
    と、買側メンバの購入成約合計額を算出し、上記記憶装
    置から読み出した上記限度情報と比較して、該買側メン
    バの購入を制限する限度処理手段とを有することを特徴
    とする電子取引システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子取引システムであ
    って、上記開設元のオーナコンピュータから入力され
    る、予約取引を許可する買側メンバの予約メンバ情報と
    予約取引の対象となる商品を特定する予約商品識別情報
    とを記憶装置に記録する第2の情報登録処理手段と、取
    引参加を許可した買側メンバのコンピュータから入力さ
    れた商品の購入予約要求内容を、上記記憶装置から読み
    出した上記予約メンバ情報および上記予約商品識別情報
    と照合して、上記予約取引を制限する予約検索処理手段
    とを有することを特徴とする電子取引システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の電子取引システムであって、上記開設元のオ
    ーナコンピュータから入力される、他システムの開設元
    のオーナ(他オーナ)を特定するオーナ識別情報と該他
    オーナのシステムでの販売を許可する販売委託商品を特
    定する委託商品情報および該販売委託商品の上記他オー
    ナのシステムでの販売価格情報を上記記憶装置に記録す
    る第3の情報登録処理手段と、取引参加を要求してきた
    コンピュータから入力されたメンバ情報を、上記記憶装
    置から読み出した上記オーナ識別情報と照合して、該コ
    ンピュータを操作している他オーナの取引参加を制限す
    る他オーナ認証処理手段と、取引参加を許可した他オー
    ナのコンピュータから入力された委託販売要求内容を、
    上記記憶装置から読み出した上記委託商品情報と照合し
    て、該他オーナのシステムで販売できる上記販売委託商
    品を制限する商品選択処理手段とを有し、上記他オーナ
    のシステムに上記販売委託商品の販売に係わる品質保証
    と代金回収とを委託することを特徴とする電子取引シス
    テム。
  4. 【請求項4】 コンピュータネットワーク上に開設さ
    れ、商品の売買取引処理を行う電子取引システムの電子
    取引方法であって、開設元のオーナコンピュータから入
    力される、取引に参加できるメンバの識別に用いるメン
    バ情報、および、売側および買側のメンバ毎に許可する
    取引商品を特定する販売情報とを記憶装置に記録するス
    テップと、取引参加を要求してきたコンピュータから入
    力されたメンバ情報を、上記記憶装置から読み出した上
    記メンバ情報と照合して、該コンピュータを操作してい
    るメンバの取引参加を制限するステップと、取引参加を
    許可した売側メンバのコンピュータから入力された販売
    要求内容を、上記記憶装置から読み出した上記販売情報
    と照合して、該売側メンバが販売できる商品を制限する
    ステップと、取引参加を許可した買側メンバのコンピュ
    ータから入力された購入要求内容を上記記憶装置から読
    み出した上記販売情報と照合して、該買側メンバが購入
    できる商品を制限するステップとを有することを特徴と
    する電子取引方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電子取引方法であっ
    て、上記開設元のオーナコンピュータから入力される、
    買側のメンバに対する商品価格を示す価格情報、およ
    び、買側のメンバに対する取引限度額を示す限度情報と
    を記憶装置に記録するステップと、購入を許可した買側
    メンバに対する購入対象となる商品の価格を、上記記憶
    装置から読み出した上記価格情報を参照して求め、該買
    側メンバのコンピュータに通知するステップと、買側メ
    ンバの購入成約合計額を算出し、上記記憶装置から読み
    出した上記限度情報と比較して、該買側メンバの購入を
    制限するステップとを有することを特徴とする電子取引
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項4、もしくは、請求項5のいずれ
    かに記載の電子取引方法であって、上記開設元のオーナ
    コンピュータから入力される、予約取引を許可する買側
    メンバの予約メンバ情報、および、予約取引の対象とな
    る商品を特定する予約商品識別情報とを記憶装置に記録
    するステップと、取引参加を許可した買側メンバのコン
    ピュータから入力された商品の購入予約要求内容を、上
    記記憶装置から読み出した上記予約メンバ情報および上
    記予約商品識別情報と照合して、上記予約取引を制限す
    るステップとを有することを特徴とする電子取引方法。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の電子取引方法であって、上記開設元のオーナコンピュ
    ータから入力される、他システムの開設元のオーナ(他
    オーナ)を特定するオーナ識別情報と該他オーナのシス
    テムでの販売を許可する販売委託商品を特定する委託商
    品情報および該販売委託商品の上記他オーナのシステム
    での販売価格情報とを上記記憶装置に記録するステップ
    と、取引参加を要求してきたコンピュータから入力され
    たメンバ情報を、上記記憶装置から読み出した上記オー
    ナ識別情報と照合して、該コンピュータを操作している
    他オーナの取引参加を制限するステップと、取引参加を
    許可した他オーナのコンピュータから入力された委託販
    売要求内容を、上記記憶装置から読み出した上記委託商
    品情報と照合して、該他オーナのシステムで販売できる
    上記販売委託商品を制限するステップとを有することを
    特徴とする電子取引方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータネットワーク上に開設さ
    れ、商品の売買取引処理を行う電子取引システムの電子
    取引方法の処理手順を記述したプログラムをコンピュー
    タに読み取り可能に記録する記録媒体であって、請求項
    4から請求項7のいずれかに記載の電子取引方法におけ
    る各ステップを、上記コンピュータに実行させるための
    処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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