JP2002092358A - 電子商取引制御システム、制御方法及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 清算時に生ずるエラーや価格変動の問題を解
消し、商品提供者及び電子商取引に対する信頼性を向上
させる。 【解決手段】 商品の販売処理を行う商品情報提供者側
サイト１が、購入を希望する一又は二以上の商品を登録
するショッピング・カート１０と、商品の在庫数を管理
する在庫マスタ２０と、商品の販売価格を管理する単価
マスタ３０と、所定の商品情報を利用者側に提示する商
品情報４０と、ショッピング・カート１０に商品の登
録，追加及び削除を行う購入５０及びキャンセル６０
と、ショッピング・カート１０に登録された商品の清算
処理を行う清算７０を備え、ショッピング・カート１０
に商品が登録される際に、在庫マスタ２０が当該商品の
在庫の有無を確認し、単価マスタ３０における当該商品
の販売価格をあわせてショッピング・カート１０に登録
し、登録された販売価格に基づいて清算処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線等を介し
て利用者側端末装置が接続される商品情報提供者側サイ
トにおいて、商品情報の提示や商品の販売処理を行う電
子商取引の制御システムに関し、特に、利用者が購入を
希望する商品の最終的な清算処理が行われる前に、あら
かじめ当該商品の在庫の有無や最終の販売価格を利用者
側に提示することにより、清算時の在庫不足や価格変動
の問題を解消し、商品提供者及び電子商取引に対する信
頼性を向上させる電子商取引の制御システム及び制御方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パーソナル・コンピュータや携帯
電話機等の普及に伴い、これらの情報処理装置を介して
商品情報を入手して、所望の入手や商品の購入を行う、
いわゆる電子商取引，電子ショッピング（Electronic C
ommerce）と呼ばれる商品販売方法が実施されている。
このような電子商取引システムでは、利用者は、専用端
末や自ら所有するパーソナル・コンピュータ等の情報処
理装置を介して自宅や職場にいながら商品の選択や注文
が行える利便性があり、商品提供者側にとっても必要な
情報をサーバに蓄積しておくだけで商品の提供，受注が
行え、店舗設備や在庫管理の負担軽減を図ることができ
ることから、今後、急速な拡大が予想されている。

【０００３】そして、最近では、この種の電子商取引シ
ステムにおいて、利用者が複数の商品を同時に発注，購
入しようとする際の利便性を向上させる観点から、いわ
ゆるショッピング・カート（買い物かご）方式と呼ばれ
る商品販売方法が提案されている。このショッピング・
カート方式とは、電子商取引システムに、スーパーマー
ケット等で使用されるショッピング・カート（買い物か
ご）を想定した機能を持たせるようにしたものである。

【０００４】一般に、スーパーマーケット等では、消費
者は商品を選択すると、それらを順次ショッピング・カ
ートに入れていき、所望の商品の選択がすべて終了する
と、ショッピング・カートをキャッシャー（レジ）に運
んで清算し、購入する。電子商取引におけるショッピン
グ・カート方式は、このような実際のスーパーマーケッ
ト等における商品の購入方法を模したもので、端末装置
から商品提供者側のサイトにアクセスした利用者は、提
供者側の商品情報の中から所望の商品を選択して購入予
定リスト（ショッピング・カート）に登録していき、所
望の商品をすべて登録及び削除し終えた時点で、最終的
な清算処理を行う、というものである。

【０００５】このようなショッピング・カート方式によ
れば、利用者は、購入したい一又は二以上の商品を、す
べて選択，指定した上で最終的な清算処理を行えばよい
ので、商品一つずつについて別々に選択，登録及び購入
処理を行う必要があった従来の電子商取引システムと比
べて、商品の購入処理動作が簡単となり、商品の追加や
削除も容易に行え、複数の商品を購入する場合にも十分
に比較，検討した上で最終的な清算処理が行えることか
ら、利用者にとって利便性が各段に向上するというメリ
ットがあった。このようなショッピング・カート方式を
採用した電子商取引システムに関する技術としては、こ
れまで、例えば特開平１０−１０５５９９号公報に記載
された「電子ショッピングシステムにおける買い物かご
機能提示方法」等が提案されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のショッピング・カート方式を採用した電子商
取引システムでは、商品の最終的な清算処理段階で在庫
確認や価格計算処理を行うようにしていたため、以下の
ような問題が発生した。まず、従来方式では、在庫商品
の確認，引当処理を最終的な清算処理段階で行うように
していたため、利用者が商品を選択する時点ではショッ
ピング・カートに商品を登録できるにもかかわらず、清
算処理段階では商品在庫が不足するという問題が生じ
た。

【０００７】また、商品代金の計算処理についても、商
品の最終的な清算段階で計算されるようになっていたた
め、商品情報としてあらかじめ提示されている販売価格
と、清算処理段階で最終的に計算される実際の支払い代
金とが異なるという事態も発生した。このような清算時
における在庫不足や価格の変動は、スーパーマーケット
等における現実の買い物の場面では生じ得ないことであ
り、電子商取引を利用する利用者に強い不信感や抵抗感
を与える原因となる上に、その商品の提供者が行う他の
電子商取引や電子商取引外のビジネスについての信用を
損なうおそれもあった。

【０００８】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、利用者が
購入を希望する商品の最終的な清算処理が行われる前
に、あらかじめ当該商品の在庫の有無や最終の販売価格
を利用者側に提示することにより、清算時の在庫不足や
価格変動の問題を解消し、現実の店舗における買い物と
近づけることで、商品提供者及び電子商取引に対する信
頼性を向上させる電子商取引の制御システム及び制御方
法の提供を目的とする。

【０００９】上記目的を達成するため、本発明の請求項
１記載の電子商取引制御システムは、利用者側端末装置
が接続され、所定の商品情報の提示、商品の販売処理を
行う商品情報提供者側サイトを備えた電子商取引制御シ
ステムであって、前記商品情報提供者側サイトが、利用
者が購入を希望する一又は二以上の商品を登録，蓄積す
る商品登録手段と、提供される商品の在庫数を管理する
在庫管理手段と、提供される商品の販売価格を管理する
単価管理手段と、提供される商品の所定情報を利用者側
端末装置に提示する商品情報提示手段と、前記商品登録
手段に対して、商品の登録，追加及び削除を行う商品登
録入力手段と、前記商品登録手段に登録された商品につ
いての最終的な清算処理をおこなう清算処理手段と、を
備え、前記在庫管理手段が、前記商品登録手段に商品が
登録される際に、当該商品の在庫の有無を確認して、登
録の可否を決定する構成としてある。

【００１０】そして、特に、請求項２記載の電子商取引
制御システムでは、前記在庫管理手段が、在庫数を管理
する商品が前記商品登録手段に登録又は削除される際
に、当該商品の在庫数を更新する構成としてある。

【００１１】このような構成からなる本発明の電子商取
引制御システムによれば、サイト上で提供される各商品
の在庫数を監視する在庫管理手段を備え、各商品の商品
登録手段への登録の可否、商品登録手段に対し登録又は
削除された商品の在庫数の更新を行うようにしてあるの
で、在庫情報は常に最新のものが提供され、利用者は、
在庫数を確認しつつ各商品の選択，登録を行うことが可
能となる。これにより、従来システムで問題となってい
たような清算処理段階での在庫不足によるエラーの発生
といった問題が一切なくなり、利用者にとって信頼性の
高い電子商取引を提供することができる。

【００１２】また、請求項３記載の電子商取引制御シス
テムは、前記商品登録手段が、利用者が購入を希望する
商品を登録する際に、当該商品の前記単価管理手段で管
理されている販売価格を登録するとともに、前記清算処
理手段が、前記商品登録手段に登録された販売価格に基
づいて当該商品の清算処理を行う構成としてある。

【００１３】このような構成からなる本発明の電子商取
引制御システムによれば、商品登録手段に対して利用者
が購入を希望する商品を登録する際に、単価管理手段で
管理されている当該商品の販売価格を、同時に登録する
ようにし、最終的な商品の清算処理を、商品登録手段に
登録された単価で計算するようにしてあり、利用者が購
入を希望した時点における販売価格によって、最終的な
清算処理が行われることになる。これにより、従来問題
となっていた、利用者が購入を希望した時点の価格と清
算処理段階での価格とが相違するといった事態が解消さ
れ、利用者に対し電子商取引に対する不信感や抵抗感を
与えることなく、安全で信用度の高い電子ビジネスを提
供することができる。

【００１４】さらに、請求項４記載の電子商取引制御シ
ステムは、前記商品情報提供者側サイトが、利用者側端
末装置と通信回線を通じて接続される構成としてある。

【００１５】このような構成からなる本発明の電子商取
引制御システムによれば、商品情報提供者側サイトに対
し、利用者側端末装置が通信回線を介して接続可能とな
るので、携帯電話機やパーソナル・コンピュータ等の情
報端末機器を利用者側端末装置として用いることができ
る。これにより、利用者は自ら所有するコンピュータや
通信端末等によって、自宅や職場にいながら本発明にか
かる商品情報提供者側サイトを通じた商品の選択や注文
を行うことができ、きわめて利便性の高い電子商取引サ
ービスを提供することができる。

【００１６】一方、請求項５記載の電子商取引制御方法
は、利用者側端末装置が接続されて、商品情報提供者側
サイトを介して、所定の商品情報の提示、商品の販売処
理を行う電子商取引制御方法であって、前記商品情報提
供者側サイトが、利用者が購入を希望する一又は二以上
の商品を登録，蓄積し、提供される商品の在庫数を管理
し、提供される商品の販売価格を管理し、提供される商
品の所定情報を利用者側端末装置に提示し、利用者が購
入を希望する商品の登録，追加及び削除を行い、登録さ
れた商品についての最終的な清算処理を行うとともに、
利用者が購入を希望する商品が登録される際に、当該商
品の在庫の有無を確認して、登録の可否を決定する処理
を有する方法としてある。

【００１７】そして、特に、請求項６記載の電子商取引
制御方法では、利用者が購入を希望する商品が登録又は
削除される際に、当該商品について管理されている在庫
数を更新する処理を有する方法としてある。

【００１８】このような方法からなる本発明の電子商取
引制御方法によれば、サイト上で提供される各商品の在
庫数を監視するとともに、利用者が購入を希望する各商
品の登録の可否、購入を希望する商品の登録が登録，追
加又は削除された場合の在庫数の更新が行われることに
なる。これにより、在庫情報は常に最新のものが提供さ
れ、利用者は、在庫数を確認しつつ各商品の選択，登録
を行うことが可能となり、清算処理段階での在庫不足に
よるエラーの発生が一切なくなる。

【００１９】また、請求項６記載の電子商取引制御方法
は、利用者が購入を希望する商品を登録する際に、当該
商品について管理されている販売価格を登録するととも
に、この登録された販売価格に基づいて当該商品の清算
処理を行う処理を有する方法としてある。

【００２０】このような方法からなる本発明の電子商取
引制御方法によれば、利用者が購入を希望する商品を登
録する際に、管理されている当該商品の販売価格を、同
時に登録し、最終的な商品の清算処理を、この登録され
た単価で計算するようにしてある。これにより、利用者
が購入を希望した時点における販売価格によって、最終
的な清算処理を行うことができ、利用者が購入を希望し
た時点の価格と清算処理段階での価格とが相違すること
を確実に防止することができる。

【００２１】さらに、請求項８記載の電子商取引制御方
法によれば、前記商品情報提供者側サイトが、利用者側
端末装置と通信回線を通じて接続されることにより行わ
れる方法としてある。

【００２２】このような方法からなる本発明の電子商取
引制御方法によれば、商品情報提供者側サイトに対し、
利用者側端末装置が通信回線を介して接続可能となるの
で、携帯電話機やパーソナル・コンピュータ等、利用者
が自ら所有する情報端末を利用者側端末装置として用い
ることができ、利用者にとって利便性の高い電子商取引
サービスを実現することができる。

【００２３】一方、請求項９記載の記録媒体は、利用者
側端末装置が接続されて、商品情報提供者側サイトを介
して、所定の商品情報の提示、商品の販売処理を行う電
子商取引制御方法プログラムが記録された記録媒体であ
って、前記商品情報提供者側サイトが、利用者が購入を
希望する一又は二以上の商品を登録，蓄積し、提供され
る商品の在庫数を管理し、提供される商品の販売価格を
管理し、提供される商品の情報を利用者側端末装置に提
示し、利用者が購入を希望する商品の登録，追加及び削
除を行い、登録された商品についての最終的な清算処理
を行うとともに、利用者が購入を希望する商品が登録さ
れる際に、当該商品の在庫の有無を確認して、登録の可
否を決定する処理を有することを特徴とする電子商取引
制御方法プログラムが記録してある。

【００２４】そして、特に、請求項１１記載の記録媒体
では、利用者が購入を希望する商品が登録又は削除され
ると、当該商品について管理されている在庫数を更新す
る処理を有する電子商取引制御方法が記録してある。

【００２５】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを実行させることにより、サイト上で提供される各商
品の在庫数を監視するとともに、利用者が購入を希望す
る各商品の登録の可否、購入を希望する商品の登録が登
録，追加又は削除された場合の在庫数の更新を行うこと
ができ、常に最新の在庫情報に基づいた商品提供が可能
となり、利用者は、在庫数を確認しつつ各商品の選択，
登録を行うことができ、清算処理段階での在庫不足の問
題が一切生じなくなる。

【００２６】また、請求項１１記載の記録媒体は、利用
者が購入を希望する商品を登録する際に、当該商品につ
いて管理されている販売価格を登録するとともに、この
登録された販売価格に基づいて当該商品の清算処理を行
う処理を有する電子商取引制御方法が記録してある。

【００２７】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを実行させることにより、利用者が購入を希望する商
品を登録する際に、管理されている当該商品の販売価格
を、同時に登録し、最終的な商品の清算処理を、この登
録された単価で計算することが可能となる。これによ
り、利用者が購入を希望した時点における販売価格によ
って、最終的な清算処理を行うことができ、利用者が購
入を希望した時点の価格と清算処理段階での価格とが相
違することを確実に防止することができる。

【００２８】さらに、請求項１２記載の記録媒体は、前
記商品情報提供者側サイトが、利用者側端末装置と通信
回線を通じて接続されることにより行われる電子商取引
制御方法が記録してある。

【００２９】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを実行させることにより、商品情報提供者側サイトに
対し、利用者側端末装置が通信回線を介して接続可能と
なるので、携帯電話機やパーソナル・コンピュータ等、
利用者が自ら所有する情報端末を利用者側端末装置とし
て用いることができ、利用者にとって利便性の高い電子
商取引サービスとなる。

【００３０】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電子商取引
制御システム及び制御方法の一実施形態について、図面
を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態に示す電
子商取引制御システムにおける処理は、プログラム制御
されたコンピュータにより実行され、プログラムは、例
えば記録媒体により提供される。記録媒体としては、例
えば、磁気ディスク，光ディスク，半導体メモリ，その
他の任意の、コンピュータで読み取り可能な媒体を使用
することができる。また、記録媒体に記録されたプログ
ラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コ
ンピュータに読み込ませてもよく、通信回線を介してコ
ンピュータに読み込ませてもよい。

【００３１】図１は、本発明の一実施形態にかかる電子
商取引制御システムの商品情報提供者側サイトと利用者
側端末装置の関係を示す説明図である。図２は、本実施
形態の電子商取引制御システムの商品情報提供者側サイ
トを示すブロック図である。図３及び図４は、本実施形
態の電子商取引制御システムにおける商品の選択及び販
売処理を示すチャート図で、図３は選択した商品を最終
的に購入，清算する場合を示し、図４は選択した商品を
キャンセルする場合を示している。さらに、図５は、本
実施形態における商品情報提供者側サイトのデータベー
ス・サーバに登録，蓄積される商品情報を示す説明図で
ある。

【００３２】まず、図１に示すように、本実施形態にか
かる電子商取引制御システムは、利用者側端末装置２が
接続されて、所定の商品情報の提示や商品の販売処理を
行う商品情報提供者側サイト１を備えている。ここで、
利用者側端末装置２は、商品情報提供者側サイト１のサ
ーバにアクセスして所定の商品情報や商品販売処理のた
めのデータを送受信できる手段であれば、どのような情
報処理装置であってもよい。例えば、図１に示すよう
に、インターネット等の通信回線３を介して商品情報提
供者側サイト１に接続される携帯電話機２ａやパーソナ
ル・コンピュータ２ｂ、専用回線を通じて直接、商品情
報提供者側サイト１に接続される専用端末装置２ｃ等、
どのような手段であってもよい。携帯電話機２ａやパー
ソナル・コンピュータ２ｂを利用者側端末装置２として
用いると、利用者は自ら所有するコンピュータ等によっ
て、自宅や職場にいながら本実施形態にかかる商品情報
提供者側サイト１を通じて商品の選択や注文を行うこと
ができ便利である。

【００３３】商品提供者側サイト１は、図２に示すよう
に、データベース・サーバとなるショッピング・カート
１０，在庫マスタ２０，単価マスタ３０と、本サイトの
サーバ上の処理となる商品情報４０，購入５０，キャン
セル６０及び清算７０を備えた構成となっている。な
お、図示しないが、本実施形態の商品提供者側サイト１
は、利用者に提供する各種商品についての所定の情報
（商品の説明や画像等）を蓄積した商品情報データベー
スが備えられており、利用者が蓄積された商品の所定情
報を得て、商品の選択及び購入の可否を決定できるよう
になっている。

【００３４】ショッピング・カート１０は、商品提供者
側サイト１上での処理に利用されるデータベースで、後
述する購入５０の処理によって、利用者が購入を希望す
る商品として指定（又は削除）した一又は二以上の商品
のデータを登録，蓄積する商品登録手段となっている。
このようなショッピング・カート１０を備えることによ
り、ある商品を購入するか否かの決定は最終的な清算処
理段階で行えばよく、利用者は、購入したいと思う一又
は二以上の商品を、とりあえず選択，指定して、ショッ
ピング・カート１０に任意の商品を任意の数だけ登録し
ておくことができる。なお、本実施形態では、ショッピ
ング・カート１０は、利用者が商品提供者側サイト１に
アクセスして作成されたセッションごとに作成，識別さ
れるようになっている。

【００３５】そして、本実施形態では、このショッピン
グ・カート１０に対して利用者が購入を希望する商品を
登録する際に、後述する単価マスタ３０で管理されてい
る当該商品の販売価格についても、同時に登録するよう
にしてあり、最終的な商品の清算処理は、このショッピ
ング・カート１０に登録される単価で計算されるように
なっている。これによって、利用者が購入を希望した時
点における販売価格によって、最終的な清算処理が行わ
れれることになり、従来問題となっていた、利用者が購
入を希望した時点の価格と清算処理段階での価格とが相
違するといった事態が解消される。

【００３６】在庫マスタ２０は、商品提供者側サイト１
上での処理に利用されるデータベースで、商品提供者側
サイト１で提供される商品の在庫数を蓄積，管理する在
庫管理手段である。そして、本実施形態では、この在庫
マスタ２０が、上述したショッピング・カート１０に商
品が登録される際に、当該商品の在庫の有無を確認し
て、登録の可否を決定するようになっている。

【００３７】具体的には、利用者が当該商品の購入を希
望して、後述する購入５０の処理によってショッピング
・カート１０にその商品を登録しようとすると、在庫数
がある場合には、登録しようとする購入数だけ在庫から
減算（仮引当て）して、ショッピング・カート１０への
登録を許可する。一方、在庫数が不足する場合には、シ
ョッピング・カート１０への登録を拒否し、必要に応じ
て在庫数の不足を利用者側に提示する。さらに、後述す
るキャンセル６０の処理によって、一度ショッピング・
カート１０に登録された商品の登録が削除された場合に
は、キャンセルされた商品数を在庫に加算（仮引当ての
返却）する。

【００３８】このように、本実施形態では、常に各商品
の在庫数を監視する在庫マスタ２０を備え、各商品のシ
ョッピング・カート１０への登録の可否、ショッピング
・カート１０に対し登録又は削除された商品の在庫数の
更新を行うようにしてあるので、利用者は、在庫数を確
認しつつ各商品の選択，登録が行え、従来システムで問
題となっていたような清算処理段階での在庫不足による
エラーの発生といった問題は一切生じないようになって
いる。なお、本実施形態では、在庫マスタ２０で管理さ
れる各商品の在庫数を、後述する商品情報４０の処理を
通じて表示するようにしてあり、利用者が指定した商品
の在庫数は常に利用者側に提示されるようになってい
る。

【００３９】単価マスタ３０は、商品提供者側サイト１
上での処理に利用されるデータベースで、商品提供者側
サイト１で提供される商品の販売価格を蓄積，管理して
いる単価管理手段である。本実施形態では、この単価マ
スタ２０で管理される各商品の販売単価が、ショッピン
グ・カート１０に商品が登録される際に、同時にショッ
ピング・カート１０に登録されるようになっている。そ
して、このショッピング・カート１０に登録された各商
品の販売価格に基づいて、後述する清算７０の清算処理
が行われるようになっている。

【００４０】このように、各商品の販売単価を管理して
いる単価マスタ３０の価格を、利用者が商品をショッピ
ング・カート１０に登録しようとする時点で登録し、そ
の価格に基づいて清算処理を行うことにより、利用者が
購入を希望した販売価格のまま清算が行われることにな
る。これにより、従来システムで問題となっていた商品
情報の提示時点での価格と清算時の価格が異なるといっ
た問題が一切なくなり、利用者が安心して商品を購入で
きるようになる。なお、本実施形態では、単価マスタ３
０の各商品の販売価格についても、商品情報４０を通じ
て常に利用者側に提示されるようになっており、利用者
は、購入の決定前に、各商品を選択するだけで、当該商
品の販売価格を確認することができる。

【００４１】商品情報４０，購入５０，キャンセル６０
及び清算７０は、それぞれ、商品提供者側サイト１上で
の処理で、利用者側端末装置２にＨＴＭＬ（Hyper Text
Markup Language）やＣＧＩ（Computer Graphics Inte
rface）等の方式を利用して提示されるようになってお
り、利用者が画面上に表示されるボタンやアイコン等を
操作することにより、各処理を動作させることができ
る。商品情報４０は、（図示しない商品情報データベー
スに蓄積された）商品提供者側サイト１で提供される所
定の商品についての情報を画面に表示し、利用者側端末
装置２に提示する処理で、商品情報提示手段として機能
している。

【００４２】本実施形態では、上述した在庫マスタ２０
で管理されている商品の在庫数及び単価マスタ３０で管
理される商品の販売単価についても、所定の情報として
商品情報４０の処理を通じて利用者側に提示されるよう
になっている。利用者はこの商品情報４０の処理によっ
て、商品提供者側サイト１で提供される各種の商品の情
報を得て、商品の選択及び購入の可否を決定することが
できる。

【００４３】購入５０及びキャンセル６０は、ショッピ
ング・カート１０へ商品の登録，追加及び削除を行う処
理で、商品登録入力手段として機能する。購入５０は、
商品情報４０の処理で表示された画面上から、利用者が
選択した商品をショッピング・カート１０に登録及び追
加する処理が行われる。また、本実施形態では、この購
入５０の処理で商品の登録，追加が行われると、同時
に、在庫マスタ２０の該当商品の在庫数を、ショッピン
グ・カート１０に登録，追加された数だけ減算（仮引当
て）し、在庫マスタ２０を更新するようになっている。

【００４４】一方、キャンセル６０は、利用者がいった
ん選択して購入５０の処理によってショッピング・カー
ト１０に登録，追加した商品について、その登録を取り
消す処理で、ショッピング・カート１０に登録されてい
る該当商品の登録の削除を行う。そして、本実施形態で
は、このキャンセル６０の処理で商品登録の削除が行わ
れると、同時に、在庫マスタ２０の該当商品の在庫数
を、ショッピング・カート１０から削除された数だけ加
算して、仮引当てした数の返却して、在庫マスタ２０の
在庫数を更新する。

【００４５】清算７０は、ショッピング・カート１０に
登録された商品についての最終的な清算処理で、清算処
理手段として機能する。本実施形態では、上述したよう
に、この清算７０の処理において、ショッピング・カー
ト１０に登録された各商品の販売価格に基づいて清算が
行われるようになっており、利用者が購入を希望した時
点での販売価格のまま最終的な代金の計算が行われる。
この清算７０の処理で、商品の購入，清算が確定するの
で、利用者は所定の決済方法で代金を決済するととも
に、受注された商品情報が販売システム，物流システム
に通知され、所定の方法により利用者側に実際の商品が
提供される。

【００４６】次に、以上のような構成からなる本実施形
態にかかる電子商取引制御システムにおいて商品の選
択，購入を行う場合の動作について、図３を参照しつつ
説明する。まず、図３に基づいて、利用者が選択，登録
された商品を最終的に購入，清算する場合について説明
する。同図に示すように、まず、本サイトのサーバ上の
処理として、在庫マスタ２０，単価マスタ３０及び図示
しない商品情報を格納するマスタ（データベース）の情
報が抽出され（ステップ１）、それらの情報に基づき、
利用者に商品情報を提供するためのＨＴＭＬが作成され
て（ステップ２）、商品情報画面として利用者側端末装
置２のブラウザ等に表示される（ステップ３）。

【００４７】利用者は、この商品情報画面を参照し、自
分の購入条件に合致する商品に対して、購入候補として
商品の登録を行う（ステップ４）。商品登録の操作は、
利用者側端末装置２に提供される表示画面の内容に従っ
て行われるようになっており、使用される端末装置やソ
フト・ウェアによっても異なるが、例えば、キーボード
やマウス等を操作して、商品情報画面上に表示される
「カートに追加」等の表示のあるアイコン等をクリック
し、購入する商品数を入力することができる（ステップ
４）。これにより、サーバ上の購入５０の処理が行われ
る。

【００４８】購入５０の処理は、まず、利用者が本サイ
トにアクセスすることにより確立されるセッションに対
応した利用者ごとのショッピング・カート１０が作成さ
れる（ステップ５）。同時に、選択された商品の販売価
格が単価マスタ３０から抽出されて登録（コピー）され
る（ステップ６）。そして、在庫マスタ２０の在庫数の
有無が確認されて、在庫数に不足がなければ、選択され
た商品がショッピング・カート１０に登録されるととも
に、在庫マスタ２０の在庫数から、登録された商品の数
が減算（仮引当て）される（ステップ７）。なお、在庫
数に不足がある場合には、ショッピング・カート１０へ
の登録が拒否されることになる。

【００４９】図５に、商品情報が蓄積，登録されたショ
ッピング・カート１０，在庫マスタ２０及び単価マスタ
３０を示す。同図に示すように、在庫マスタ２０及び単
価マスタ３０には、それぞれ、商品コードで識別された
商品の在庫情報及び単価情報が蓄積されている。例え
ば、図５に示す例では、商品コード１０１は在庫数２０
０，単価３５０、商品コード１０２は、在庫数５０，単
価１５００．．．、となっている。ショッピング・カー
ト１０は、利用者が本サイトにアクセスすることにより
確立されたセッションごとに作成され、セッションコー
ド（図５では「セッションコード４２１」）によって識
別されている。そして、在庫数に不足のない商品には、
各商品ごとに登録が行われ、商品コードによって識別さ
れて、単価マスタ３０の単価，在庫マスタ２０の在庫数
の情報があわせて登録される。

【００５０】図３に示すように、ショッピング・カート
１０への商品の登録が行われると、登録された内容につ
いて確認画面を表示するためのＨＴＭＬが作成され（ス
テップ８）、利用者側に提示される（ステップ９）。こ
の時点で、利用者には、登録された商品については、在
庫数に不足がなく、必ず購入可能であることが保証され
ることになる。利用者は、確認画面が提示されることに
より、その内容で清算７０の処理を行うか（ステップ１
０）、キャンセル６０の処理を行うか（図４のステップ
１５参照）を選択することができる。なお、ステップ４
における操作を行うことにより、さらに商品を追加登録
することができることは勿論である。

【００５１】利用者が清算７０の処理を選択した場合に
は（ステップ１０）、ショッピング・カート１０に登録
された商品についての単価及び購入数に基づいて請求金
額が算出される（ステップ１１）。このとき、金額の計
算は、すべて、ショッピング・カート１０に登録されて
いる単価情報に基づいて行われ、単価マスタ３０の情報
は使用されない。これにより、単価マスタ３０で管理さ
れる単価が途中で変更されたとしても、ショッピング・
カート１０に登録した時点（ステップ４）での価格で購
入できることが保証されることになる。その後は、販売
管理システムや物流システム向けに受注トランザクショ
ンが作成されるとともに（ステップ１２）、清算処理の
結果表示画面がＨＴＭＬで作成され（ステップ１３）、
利用者側に提示される（ステップ１４）。

【００５２】一方、図４に基づいて、利用者が選択，登
録された商品をキャンセルする場合について説明する。
同図に示すように、ステップ１〜９までの動作は、上述
した商品を最終的に清算するまでの場合と同様である
（図３参照）。ショッピング・カート１０に一度登録さ
れた商品をキャンセルする場合には、まず、商品が登録
されたことの確認画面が提示されるた時点で（ステップ
９）、キャンセル６０の処理を行うことを選択し、その
操作（例えば、画面上の「キャンセル」のアイコンをク
リック）を行う（ステップ１５）。

【００５３】キャンセル６０の処理が行われると、在庫
マスタ２０の在庫数に、キャンセルされた商品の数が加
算（仮引当ての返却）されるとともに（ステップ１
６）、ショッピング・カート１０に登録された商品情報
が削除（クリア）される（ステップ１７）。その後は、
キャンセル処理の結果表示画面がＨＴＭＬで作成され
（ステップ１８）、利用者側に提示される（ステップ１
９）。

【００５４】以上説明したように、本実施形態にかかる
電子商取引制御システム及び制御方法によれば、サイト
上で提供される各商品の在庫数を監視する在庫マスタ２
０を備え、各商品のショッピング・カート１０への登録
の可否、ショッピング・カート１０に対し登録又は削除
された商品の在庫数の更新を行うようにしてあるので、
在庫情報は常に最新のものが提供され、利用者は、在庫
数を確認しつつ各商品の選択，登録を行うことが可能と
なる。これにより、従来システムで問題となっていたよ
うな清算処理段階での在庫不足によるエラーの発生とい
った問題が一切なくなり、利用者にとって信頼性の高い
電子商取引を提供することができる。

【００５５】また、本実施形態では、ショッピング・カ
ート１０に対して利用者が購入を希望する商品を登録す
る際に、単価マスタ３０で管理されている当該商品の販
売価格を、同時に登録するようにしてあり、最終的な商
品の清算処理を、ショッピング・カート１０に登録され
た単価で計算するようにしてあり、利用者が購入を希望
した時点における販売価格によって、最終的な清算処理
が行われることになる。これにより、従来問題となって
いた、利用者が購入を希望した時点の価格と清算処理段
階での価格とが相違するといった事態が解消され、利用
者に対し電子商取引に対する不信感や抵抗感を与えるこ
となく、安全で信用度の高い電子ビジネスを提供するこ
とができる。

【００５６】なお、本発明の電子商取引制御システム
は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲で種々の変更実施が可能であること
は言うまでもない。

【００５７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子商取
引制御システム及び制御方法によれば、利用者が購入を
希望する商品の最終的な清算処理が行われる前に、あら
かじめ当該商品の在庫の有無や最終の販売価格を利用者
側に提示することができる。これにより、従来生じてい
たような清算時の在庫不足や価格変動の問題を解消する
ことができ、商品提供者及び電子商取引に対する信頼性
を向上させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態にかかる電子商取引制御シ
ステムの商品情報提供者側サイトと利用者側端末装置の
関係を示す説明図である。

【図２】本発明の一実施形態の電子商取引制御システム
の商品情報提供者側サイトを示すブロック図である。

【図３】本発明の一実施形態の電子商取引制御システム
における商品の選択及び販売処理を示すチャート図で、
選択した商品を最終的に購入，清算する場合を示す。

【図４】本発明の一実施形態の電子商取引制御システム
における商品の選択及び販売処理を示すチャート図で、
選択した商品をキャンセルする場合を示す。

【図５】本発明の一実施形態における商品情報提供者側
サイトのデータベース・サーバに登録，蓄積される商品
情報を示す説明図である。

【符号の説明】

１０ ショッピング・カート（商品登録手段） ２０ 在庫マスタ（在庫管理手段） ３０ 単価マスタ（単価管理手段） ４０ 商品情報（商品情報提示手段） ５０ 購入（商品登録入力手段） ６０ キャンセル（商品登録入力手段） ７０ 清算（清算処理手段）

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 利用者側端末装置が接続され、所定の商
   品情報の提示、商品の販売処理を行う商品情報提供者側
   サイトを備えた電子商取引制御システムであって、 前記商品情報提供者側サイトが、 利用者が購入を希望する一又は二以上の商品を登録，蓄
   積する商品登録手段と、 提供される商品の在庫数を管理する在庫管理手段と、 提供される商品の販売価格を管理する単価管理手段と、 提供される商品の所定情報を利用者側端末装置に提示す
   る商品情報提示手段と、 前記商品登録手段に対して、商品の登録，追加及び削除
   を行う商品登録入力手段と、 前記商品登録手段に登録された商品についての最終的な
   清算処理をおこなう清算処理手段と、を備え、 前記在庫管理手段が、前記商品登録手段に商品が登録さ
   れる際に、当該商品の在庫の有無を確認して、登録の可
   否を決定することを特徴とした電子商取引制御システ
   ム。
2. 【請求項２】 前記在庫管理手段が、在庫数を管理する
   商品が前記商品登録手段に登録又は削除される際に、当
   該商品の在庫数を更新する請求項１記載の電子商取引制
   御システム。
3. 【請求項３】 前記商品登録手段が、利用者が購入を希
   望する商品を登録する際に、当該商品の前記単価管理手
   段で管理されている販売価格を登録するとともに、 前記清算処理手段が、前記商品登録手段に登録された販
   売価格に基づいて当該商品の清算処理を行う請求項１又
   は２記載の電子商取引制御システム。
4. 【請求項４】 前記商品情報提供者側サイトが、利用者
   側端末装置と通信回線を通じて接続される請求項１，２
   又は３記載の電子商取引制御システム。
5. 【請求項５】 利用者側端末装置が接続されて、商品情
   報提供者側サイトを介して、所定の商品情報の提示、商
   品の販売処理を行う電子商取引制御方法であって、 前記商品情報提供者側サイトが、利用者が購入を希望す
   る一又は二以上の商品を登録，蓄積し、提供される商品
   の在庫数を管理し、提供される商品の販売価格を管理
   し、提供される商品の所定情報を利用者側端末装置に提
   示し、利用者が購入を希望する商品の登録，追加及び削
   除を行い、登録された商品についての最終的な清算処理
   を行うとともに、 利用者が購入を希望する商品が登録される際に、当該商
   品の在庫の有無を確認して、登録の可否を決定する処理
   を有することを特徴とした電子商取引制御方法。
6. 【請求項６】 利用者が購入を希望する商品が登録又は
   削除される際に、当該商品について管理されている在庫
   数を更新する処理を有する請求項５記載の電子商取引制
   御方法。
7. 【請求項７】 利用者が購入を希望する商品を登録する
   際に、当該商品について管理されている販売価格を登録
   するとともに、この登録された販売価格に基づいて当該
   商品の清算処理を行う処理を有する請求項５又は６記載
   の電子商取引制御方法。
8. 【請求項８】 前記商品情報提供者側サイトが、利用者
   側端末装置と通信回線を通じて接続されることにより行
   われる請求項５，６又は７記載の電子商取引制御方法。
9. 【請求項９】 利用者側端末装置が接続されて、商品情
   報提供者側サイトを介して、所定の商品情報の提示、商
   品の販売処理を行う電子商取引制御方法プログラムが記
   録された記録媒体であって、 前記商品情報提供者側サイトが、利用者が購入を希望す
   る一又は二以上の商品を登録，蓄積し、提供される商品
   の在庫数を管理し、提供される商品の販売価格を管理
   し、提供される商品の情報を利用者側端末装置に提示
   し、利用者が購入を希望する商品の登録，追加及び削除
   を行い、登録された商品についての最終的な清算処理を
   行うとともに、 利用者が購入を希望する商品が登録される際に、当該商
   品の在庫の有無を確認して、登録の可否を決定する処理
   を有することを特徴とする電子商取引制御方法プログラ
   ムが記録された記録媒体。
10. 【請求項１０】 利用者が購入を希望する商品が登録又
    は削除されると、当該商品について管理されている在庫
    数を更新する請求項９記載の電子商取引制御方法が記録
    された記録媒体。
11. 【請求項１１】 利用者が購入を希望する商品を登録す
    る際に、当該商品について管理されている販売価格を登
    録するとともに、この登録された販売価格に基づいて当
    該商品の清算処理を行う処理を有する請求項９又は１０
    記載の電子商取引制御方法が記録された記録媒体。
12. 【請求項１２】 前記商品情報提供者側サイトが、利用
    者側端末装置と通信回線を通じて接続されることにより
    行われる請求項９，１０又は１１記載の電子商取引制御
    方法が記録された記録媒体。