JPH1177429A - 長尺ワーク切断装置 - Google Patents
長尺ワーク切断装置Info
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- JPH1177429A JPH1177429A JP23812997A JP23812997A JPH1177429A JP H1177429 A JPH1177429 A JP H1177429A JP 23812997 A JP23812997 A JP 23812997A JP 23812997 A JP23812997 A JP 23812997A JP H1177429 A JPH1177429 A JP H1177429A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属棒や金属パイプなどの長尺ワークをそ
の長手方向適当間隔に切断して複数個の短尺加工物に加
工する際に効率良く切断する装置を提案すること。 【解決手段】 パイプ材や棒材などの長尺ワークＷをワ
ーク送り装置２によって回転主軸１から突出させ、チャ
ック装置３によって該長尺ワークＷを掴持させ回転させ
た状態で、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠近
移動するよう設けた刃物台４に複数の回転刃６と該回転
刃６を駆動する駆動モーター７とを設け、回転主軸１と
回転刃６の相対回転によって長尺ワークＷを複数個の加
工物Ｗａに切断加工するようにした。
の長手方向適当間隔に切断して複数個の短尺加工物に加
工する際に効率良く切断する装置を提案すること。 【解決手段】 パイプ材や棒材などの長尺ワークＷをワ
ーク送り装置２によって回転主軸１から突出させ、チャ
ック装置３によって該長尺ワークＷを掴持させ回転させ
た状態で、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠近
移動するよう設けた刃物台４に複数の回転刃６と該回転
刃６を駆動する駆動モーター７とを設け、回転主軸１と
回転刃６の相対回転によって長尺ワークＷを複数個の加
工物Ｗａに切断加工するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属棒や金属パイ
プなどの長尺ワークをその長手方向適当間隔に切断して
複数個の短尺加工物に切断加工する切断装置に関する。
プなどの長尺ワークをその長手方向適当間隔に切断して
複数個の短尺加工物に切断加工する切断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】金属パイプをその長手方向適当間隔に偏
平短尺に切断することによって、例えばボールベアリン
グの構成部材であるリング材を多数個取りする場合に、
一般に図６及び図７に示すような長尺ワーク切断装置、
言い換えれば多数個取り用切断装置が使用される。
平短尺に切断することによって、例えばボールベアリン
グの構成部材であるリング材を多数個取りする場合に、
一般に図６及び図７に示すような長尺ワーク切断装置、
言い換えれば多数個取り用切断装置が使用される。
【０００３】即ち、中空状の回転主軸１にワーク送り装
置２を同心状に備え、パイプ材や棒材などの長尺ワーク
Ｗをワーク送り装置２によって回転主軸１から突出さ
せ、該主軸１に設けられているチャック装置３によって
該長尺ワークＷを掴持させた状態で、長尺ワークＷに対
してその側面方向から、即ち長尺ワークＷの長手方向に
対して直交する方向から、図示しない駆動源によって遠
近移動する刃物台４に設けた複数のバイトからなる固定
刃５によって長尺ワークＷを複数個の加工物Ｗａに切断
加工するようにした長尺ワーク切断装置が使用されてい
る。
置２を同心状に備え、パイプ材や棒材などの長尺ワーク
Ｗをワーク送り装置２によって回転主軸１から突出さ
せ、該主軸１に設けられているチャック装置３によって
該長尺ワークＷを掴持させた状態で、長尺ワークＷに対
してその側面方向から、即ち長尺ワークＷの長手方向に
対して直交する方向から、図示しない駆動源によって遠
近移動する刃物台４に設けた複数のバイトからなる固定
刃５によって長尺ワークＷを複数個の加工物Ｗａに切断
加工するようにした長尺ワーク切断装置が使用されてい
る。
【０００４】この従来装置であれば、回転主軸１と共に
回転する長尺ワークＷに対して、その側面よりバイト等
の固定刃５が切り込むことによって長尺ワークＷを切断
するようになっているため、その切断効率は回転主軸１
の回転速度に多大に影響される。しかるに、回転主軸１
は長尺なワークＷを一体的に掴持して回転しなければな
らないため、回転時の長尺ワークＷの変形や慣性などの
影響で、その回転速度に限界があり、あまり高速に回転
することができない。それがために当然のことながら多
数個取りの際の切断加工効率を充分に向上することがで
きない。
回転する長尺ワークＷに対して、その側面よりバイト等
の固定刃５が切り込むことによって長尺ワークＷを切断
するようになっているため、その切断効率は回転主軸１
の回転速度に多大に影響される。しかるに、回転主軸１
は長尺なワークＷを一体的に掴持して回転しなければな
らないため、回転時の長尺ワークＷの変形や慣性などの
影響で、その回転速度に限界があり、あまり高速に回転
することができない。それがために当然のことながら多
数個取りの際の切断加工効率を充分に向上することがで
きない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、この種の
長尺ワークの切断装置において、可能な限りの切断効率
を向上することを目的とするものである。
長尺ワークの切断装置において、可能な限りの切断効率
を向上することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
回転主軸１にワーク送り装置２を同心状に備え、パイプ
材や棒材などの長尺ワークＷをワーク送り装置２によっ
て回転主軸１から突出させ、該主軸に設けられているチ
ャック装置３によって該長尺ワークＷを掴持させ回転さ
せた状態で、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠
近移動する刃物台４に設けた複数の固定刃５によって長
尺ワークＷを複数個の加工物に切断加工するようにした
長尺ワーク切断装置において、前記刃物台４に前記複数
の固定刃５に代えて複数の回転刃６と該回転刃６を駆動
する駆動モーター７とを設け、回転主軸１と回転刃６の
相対回転によって長尺ワークＷを複数個の加工物Ｗａに
切断加工するようにした構成からなるものである。
回転主軸１にワーク送り装置２を同心状に備え、パイプ
材や棒材などの長尺ワークＷをワーク送り装置２によっ
て回転主軸１から突出させ、該主軸に設けられているチ
ャック装置３によって該長尺ワークＷを掴持させ回転さ
せた状態で、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠
近移動する刃物台４に設けた複数の固定刃５によって長
尺ワークＷを複数個の加工物に切断加工するようにした
長尺ワーク切断装置において、前記刃物台４に前記複数
の固定刃５に代えて複数の回転刃６と該回転刃６を駆動
する駆動モーター７とを設け、回転主軸１と回転刃６の
相対回転によって長尺ワークＷを複数個の加工物Ｗａに
切断加工するようにした構成からなるものである。
【０００７】また請求項２に係る発明は、前記複数の回
転刃６及び駆動モーター７を備えた刃物台４が長尺ワー
クＷを挟んで複数個設けられてなる請求項１記載の構成
からなるものである。
転刃６及び駆動モーター７を備えた刃物台４が長尺ワー
クＷを挟んで複数個設けられてなる請求項１記載の構成
からなるものである。
【０００８】また請求項３に係る発明は、回転刃６によ
る切断部位に対向して長尺ワークＷを保持するワークガ
イド８を設けてなる請求項１または２に記載の構成から
なるものである。
る切断部位に対向して長尺ワークＷを保持するワークガ
イド８を設けてなる請求項１または２に記載の構成から
なるものである。
【０００９】また請求項４に係る発明は、回転主軸１か
ら突出する長尺ワークＷに沿って、その突出方向適当間
隔に対設される複数の回転刃６Ａは、その回転主軸１側
から長尺ワークＷの突出方向側にかけてその直径ｒが順
次大きくなるよう形成されてなる請求項１〜３の何れか
記載の構成からなるものである。
ら突出する長尺ワークＷに沿って、その突出方向適当間
隔に対設される複数の回転刃６Ａは、その回転主軸１側
から長尺ワークＷの突出方向側にかけてその直径ｒが順
次大きくなるよう形成されてなる請求項１〜３の何れか
記載の構成からなるものである。
【００１０】また請求項５に係る発明は、回転主軸１か
ら突出する長尺ワークＷは、その中心部の中空部１３を
利用して、回転主軸１側から長尺ワークＷの突出端にか
けて切削水Ｃを供給できるようになっている請求項１〜
４の何れか記載の構成からなるものである。
ら突出する長尺ワークＷは、その中心部の中空部１３を
利用して、回転主軸１側から長尺ワークＷの突出端にか
けて切削水Ｃを供給できるようになっている請求項１〜
４の何れか記載の構成からなるものである。
【００１１】また請求項６に係る発明は、刃物台４を介
して、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠近移動
する回転刃６，６Ａにおいて、該回転刃によって長尺ワ
ークＷを切断するに至るまでの間に、その切断途上で回
転刃６，６Ａの断続接近動作あるいは遠近動作を繰り返
しながら切断するようにしてある請求項１〜５の何れか
記載の構成からなるものである。
して、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠近移動
する回転刃６，６Ａにおいて、該回転刃によって長尺ワ
ークＷを切断するに至るまでの間に、その切断途上で回
転刃６，６Ａの断続接近動作あるいは遠近動作を繰り返
しながら切断するようにしてある請求項１〜５の何れか
記載の構成からなるものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１に示すように、中空状の回転
主軸１に周知のワーク送り装置２を同心状に備え、パイ
プ材や棒材などの長尺ワークＷを機械本体の後方よりワ
ーク送り装置２によって回転主軸１から突出させ、該主
軸１に設けられている周知のチャック装置３によって該
長尺ワークＷを掴持させ回転させた状態で、長尺ワーク
Ｗに対してその側面方向から、即ち長尺ワークＷの長手
方向に対して直交する方向から、図示しない駆動源、例
えば油圧等の流体圧シリンダや送りねじ機構等によって
機台９に案内されて遠近移動する刃物台４が設けられて
いる。
主軸１に周知のワーク送り装置２を同心状に備え、パイ
プ材や棒材などの長尺ワークＷを機械本体の後方よりワ
ーク送り装置２によって回転主軸１から突出させ、該主
軸１に設けられている周知のチャック装置３によって該
長尺ワークＷを掴持させ回転させた状態で、長尺ワーク
Ｗに対してその側面方向から、即ち長尺ワークＷの長手
方向に対して直交する方向から、図示しない駆動源、例
えば油圧等の流体圧シリンダや送りねじ機構等によって
機台９に案内されて遠近移動する刃物台４が設けられて
いる。
【００１３】この刃物台４には、軸受１０に支持された
回転軸１１に同軸に適当間隔に一体的に設けられたメタ
ルソーなどの複数個の回転刃６と該回転刃６を、即ち回
転軸１１を回転駆動するための駆動モーター７が装備さ
れている。
回転軸１１に同軸に適当間隔に一体的に設けられたメタ
ルソーなどの複数個の回転刃６と該回転刃６を、即ち回
転軸１１を回転駆動するための駆動モーター７が装備さ
れている。
【００１４】図示の実施形態では、前記刃物台４は、長
尺ワークＷを挟んで一対設けられており、これによって
切断効率を上げるようにしているが、勿論片方一台の刃
物台４だけ設けるようにしてもよい。また一対の刃物台
４に互いに対向して設けられる複数個の回転刃６は、図
示の実施形態では各回転刃６が互いに同一面状に対向し
て設けられているが、一方側の刃物台４に設けられる回
転刃６と他方側の刃物台４に設けられる回転刃６とを互
いに軸方向にずらして対設させてもよい。さらには一方
側の刃物台４に設けられる回転刃６の軸方向間隔と他方
側の刃物台４に設けられる回転刃６の軸方向間隔を変え
るようにして対設させてもよい。
尺ワークＷを挟んで一対設けられており、これによって
切断効率を上げるようにしているが、勿論片方一台の刃
物台４だけ設けるようにしてもよい。また一対の刃物台
４に互いに対向して設けられる複数個の回転刃６は、図
示の実施形態では各回転刃６が互いに同一面状に対向し
て設けられているが、一方側の刃物台４に設けられる回
転刃６と他方側の刃物台４に設けられる回転刃６とを互
いに軸方向にずらして対設させてもよい。さらには一方
側の刃物台４に設けられる回転刃６の軸方向間隔と他方
側の刃物台４に設けられる回転刃６の軸方向間隔を変え
るようにして対設させてもよい。
【００１５】更に図２に示すように、回転刃６による切
断部位に対向して長尺ワークＷを保持するワークガイド
８を回転刃６の遠近移動に支障のない位置で長尺ワーク
Ｗを挟んで一対設け、該ワークガイド８によって回転刃
６による切断作業時に長尺ワークＷが撓むのを阻止する
ようにしてもよい。この際に、ワークガイド８の先端部
が直接に長尺ワークＷに接触するようにして支持しても
よいが、ワークガイド８の先端部に図示のようにガイド
ローラー１２を軸支し、該ガイドローラー１２によって
長尺ワークＷを受支するようにしてもよい。
断部位に対向して長尺ワークＷを保持するワークガイド
８を回転刃６の遠近移動に支障のない位置で長尺ワーク
Ｗを挟んで一対設け、該ワークガイド８によって回転刃
６による切断作業時に長尺ワークＷが撓むのを阻止する
ようにしてもよい。この際に、ワークガイド８の先端部
が直接に長尺ワークＷに接触するようにして支持しても
よいが、ワークガイド８の先端部に図示のようにガイド
ローラー１２を軸支し、該ガイドローラー１２によって
長尺ワークＷを受支するようにしてもよい。
【００１６】図２にあっては、長尺ワークＷを挟んで設
けられる一対の刃物台４は、３者同一面状に配設されて
いるが、図３に示すように、長尺ワークＷより若干ずれ
た位置に一対の刃物台４を設け、これに対応するように
他方側にずれた位置に一つのワークガイド８を設けるよ
うにしてもよい。この場合には一つのワークガイド８だ
けで長尺ワークＷを受支することができる利点がある。
けられる一対の刃物台４は、３者同一面状に配設されて
いるが、図３に示すように、長尺ワークＷより若干ずれ
た位置に一対の刃物台４を設け、これに対応するように
他方側にずれた位置に一つのワークガイド８を設けるよ
うにしてもよい。この場合には一つのワークガイド８だ
けで長尺ワークＷを受支することができる利点がある。
【００１７】そして切断作業は、例えば、長尺なパイプ
材Ｗを機械本体の後方よりワーク送り装置２によって回
転主軸１から該パイプ材Ｗが複数の回転刃６に対向する
位置まで突出させて、該主軸１に設けられている周知の
チャック装置３によって該長尺ワークＷを掴持させ回転
状態に維持する。しかるのちに、長尺ワークＷに対して
その側面方向から、図示しない駆動源によって機台９に
案内されて刃物台４が近接し駆動モーター７によって一
体回転する複数のメタルソーからなる回転刃６によっ
て、長尺ワークＷを軸方向に分断して複数の短尺加工
物、例えばボールベアリングの構成部材であるリング材
Ｗａを多数個取りすることになる。
材Ｗを機械本体の後方よりワーク送り装置２によって回
転主軸１から該パイプ材Ｗが複数の回転刃６に対向する
位置まで突出させて、該主軸１に設けられている周知の
チャック装置３によって該長尺ワークＷを掴持させ回転
状態に維持する。しかるのちに、長尺ワークＷに対して
その側面方向から、図示しない駆動源によって機台９に
案内されて刃物台４が近接し駆動モーター７によって一
体回転する複数のメタルソーからなる回転刃６によっ
て、長尺ワークＷを軸方向に分断して複数の短尺加工
物、例えばボールベアリングの構成部材であるリング材
Ｗａを多数個取りすることになる。
【００１８】図４は、本発明の他の実施の形態を示すも
ので、前記実施形態にあっては、回転軸１１に取り付け
られる複数の回転刃６Ａは全てその直径が同一に形成さ
れているが、この実施形態にあっては、複数の回転刃６
Ａは、その回転主軸１側から長尺ワークＷの突出方向側
にかけてその直径ｒが順次大きくなるよう形成されてい
る。
ので、前記実施形態にあっては、回転軸１１に取り付け
られる複数の回転刃６Ａは全てその直径が同一に形成さ
れているが、この実施形態にあっては、複数の回転刃６
Ａは、その回転主軸１側から長尺ワークＷの突出方向側
にかけてその直径ｒが順次大きくなるよう形成されてい
る。
【００１９】このように複数の回転刃６Ａを順次直径ｒ
を変えることによって、回転刃６Ａが長尺ワークＷに接
近して切断作業を行う場合に、切断力が一度にワークに
負荷するのを防止し、切断力を経時的に分散することで
切断作業の安定性を増すことができる。
を変えることによって、回転刃６Ａが長尺ワークＷに接
近して切断作業を行う場合に、切断力が一度にワークに
負荷するのを防止し、切断力を経時的に分散することで
切断作業の安定性を増すことができる。
【００２０】また図４に示すように、周知のワーク送り
装置２の後方側に冷却水やクーラント等の切削水供給手
段１４を設け、回転主軸１から突出するパイプ材等の中
空状長尺ワークＷの中空部１３を利用して、回転主軸１
側から長尺ワークＷの突出端にかけて切削水を供給でき
るようにしてもよい。
装置２の後方側に冷却水やクーラント等の切削水供給手
段１４を設け、回転主軸１から突出するパイプ材等の中
空状長尺ワークＷの中空部１３を利用して、回転主軸１
側から長尺ワークＷの突出端にかけて切削水を供給でき
るようにしてもよい。
【００２１】なお切削水供給手段は、ワーク送り装置２
や回転主軸１あるいはその外部からスイベルジョイント
機構などを介して長尺ワークＷの中空部１３に連通する
ようにしてもよい。
や回転主軸１あるいはその外部からスイベルジョイント
機構などを介して長尺ワークＷの中空部１３に連通する
ようにしてもよい。
【００２２】回転刃６，６Ａによって長尺ワークＷを切
断する際にその切断部分にワークＷの外側からクーラン
ト等を供給するが、これだけではなく長尺ワークＷの中
空部１３を利用して、この中空部１３より切削水を供給
することによって長尺ワークＷや回転刃６，６Ａを一層
冷却して回転刃６，６Ａの摩耗を軽減し切削効率を上げ
ることができ、また長尺ワークＷの中空部１３への切粉
の侵入を防止する効果もある。
断する際にその切断部分にワークＷの外側からクーラン
ト等を供給するが、これだけではなく長尺ワークＷの中
空部１３を利用して、この中空部１３より切削水を供給
することによって長尺ワークＷや回転刃６，６Ａを一層
冷却して回転刃６，６Ａの摩耗を軽減し切削効率を上げ
ることができ、また長尺ワークＷの中空部１３への切粉
の侵入を防止する効果もある。
【００２３】また前記実施形態にあっては、刃物台４を
介して、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠近移
動する回転刃６、６Ａにおいて、該回転刃６、６Ａによ
って長尺ワークＷを切断するに至るのは、その切断途上
で回転刃６、６Ａは休むことなく直線的な接近動作によ
って一挙に切断作業を行うようにしているが、本発明
は、この実施形態に限定されることはなく、例えば図５
に示すようなステップ切断動作を回転刃６、６Ａに与え
ることも可能である。
介して、長尺ワークＷに対してその側面方向から遠近移
動する回転刃６、６Ａにおいて、該回転刃６、６Ａによ
って長尺ワークＷを切断するに至るのは、その切断途上
で回転刃６、６Ａは休むことなく直線的な接近動作によ
って一挙に切断作業を行うようにしているが、本発明
は、この実施形態に限定されることはなく、例えば図５
に示すようなステップ切断動作を回転刃６、６Ａに与え
ることも可能である。
【００２４】即ち、回転刃６、６Ａを図５の（ａ）に示
すように、ある程度の切込動作、即ち接近送り（１５
ａ）を行った後、若干休止し（１５ｂ）、また接近送
り、休止するというように断続接近動作を繰り返しなが
ら切断作業を行うようにしてもよい。
すように、ある程度の切込動作、即ち接近送り（１５
ａ）を行った後、若干休止し（１５ｂ）、また接近送
り、休止するというように断続接近動作を繰り返しなが
ら切断作業を行うようにしてもよい。
【００２５】また図５の（ｂ）に示すように、回転刃
６、６Ａを、ある程度の切込動作、即ち接近送り（１６
ａ）を行った後、若干の後退動作、即ち、引きもどし
（１６ｂ）を行うというように遠近動作を繰り返しなが
ら切断作業を行うようにしてもよい。
６、６Ａを、ある程度の切込動作、即ち接近送り（１６
ａ）を行った後、若干の後退動作、即ち、引きもどし
（１６ｂ）を行うというように遠近動作を繰り返しなが
ら切断作業を行うようにしてもよい。
【００２６】上述のような回転刃の断続接近動作や遠近
動作の繰り返し等のステップ動作は、刃物台の遠近送り
駆動機構の例えば駆動モータにシーケンス回路や数値制
御機構等を組み込むことによって容易に達成することが
できる。
動作の繰り返し等のステップ動作は、刃物台の遠近送り
駆動機構の例えば駆動モータにシーケンス回路や数値制
御機構等を組み込むことによって容易に達成することが
できる。
【００２７】このようなステップ動作による切断加工
は、数値制御機械などでドリルによる深孔加工に利用さ
れているように、加工部分が長い場合に切粉も長くなり
切粉の処理が悪くなるのを防ぐのに用いられている。
は、数値制御機械などでドリルによる深孔加工に利用さ
れているように、加工部分が長い場合に切粉も長くなり
切粉の処理が悪くなるのを防ぐのに用いられている。
【００２８】即ち、この実施形態によれば、回転刃によ
る長尺ワークの切断途上で、上述の断続接近動作あるい
は遠近動作の繰り返し（ステップ動作）を行うことによ
って、言い換えれば回転刃の送りを一時停止したり、一
時引き戻しながら切断作業を行うことによって、発生す
る切粉を分断し切粉によるつまりやもつれを阻止し切断
の処理を円滑に行うことができる。
る長尺ワークの切断途上で、上述の断続接近動作あるい
は遠近動作の繰り返し（ステップ動作）を行うことによ
って、言い換えれば回転刃の送りを一時停止したり、一
時引き戻しながら切断作業を行うことによって、発生す
る切粉を分断し切粉によるつまりやもつれを阻止し切断
の処理を円滑に行うことができる。
【００２９】上述のように本発明によれば、長尺ワーク
Ｗと回転刃６とを同一方向に相対回転させることによっ
て、従来の長尺ワークＷだけが回転する場合に比べて切
断刃６も回転しながら切断作業を担当することになるか
ら、切断効率を格段に向上させることができる。
Ｗと回転刃６とを同一方向に相対回転させることによっ
て、従来の長尺ワークＷだけが回転する場合に比べて切
断刃６も回転しながら切断作業を担当することになるか
ら、切断効率を格段に向上させることができる。
【００３０】
【発明の効果】請求項１に係る発明によれば、長尺ワー
クから短尺な切断加工物を多数個取りする際に、長尺ワ
ークとこれを軸方向適当間隔に切断する切断刃とが互い
に相対回転しながら切断するようになっているため、従
来の固定式の切断刃による切断作業に比べて格段に切断
効率を向上させることができる。
クから短尺な切断加工物を多数個取りする際に、長尺ワ
ークとこれを軸方向適当間隔に切断する切断刃とが互い
に相対回転しながら切断するようになっているため、従
来の固定式の切断刃による切断作業に比べて格段に切断
効率を向上させることができる。
【００３１】また請求項２に係る発明によれば、回転刃
による切断作業の際に、回転する長尺ワークを挟んで複
数の回転刃によって切断作業を行うため、それだけ一層
切断効率を向上させることができる。
による切断作業の際に、回転する長尺ワークを挟んで複
数の回転刃によって切断作業を行うため、それだけ一層
切断効率を向上させることができる。
【００３２】また請求項３に係る発明によれば、回転刃
による切断部位に対向して長尺ワークを保持するワーク
ガイドを設けてなるため、回転作業時の回転刃の負荷を
受けて長尺ワークが撓もうとするのをワークガイドで受
支することになるから、長尺ワークが撓み易いものであ
っても正確に切断作業を行うことができる。
による切断部位に対向して長尺ワークを保持するワーク
ガイドを設けてなるため、回転作業時の回転刃の負荷を
受けて長尺ワークが撓もうとするのをワークガイドで受
支することになるから、長尺ワークが撓み易いものであ
っても正確に切断作業を行うことができる。
【００３３】また請求項４に係る発明によれば、回転刃
が長尺ワークに接近して切断作業を行う場合に、切断力
が一度にワークに負荷するのを防止し、切断力を経時的
に分散することで切断作業の安定性を増すことができ
る。
が長尺ワークに接近して切断作業を行う場合に、切断力
が一度にワークに負荷するのを防止し、切断力を経時的
に分散することで切断作業の安定性を増すことができ
る。
【００３４】また請求項５に係る発明によれば、長尺ワ
ークの中空部を利用して、この中空部より切削水を供給
することによって長尺ワークＷや回転刃を一層冷却して
回転刃の摩耗を軽減し切削効率を上げることができ、ま
た長尺ワークの中空部への切粉の侵入を防止する効果も
ある。
ークの中空部を利用して、この中空部より切削水を供給
することによって長尺ワークＷや回転刃を一層冷却して
回転刃の摩耗を軽減し切削効率を上げることができ、ま
た長尺ワークの中空部への切粉の侵入を防止する効果も
ある。
【００３５】また請求項６に係る発明によれば、回転刃
による長尺ワークの切断途上で、上述の断続接近動作あ
るいは遠近動作の繰り返し（ステップ動作）を行うこと
によって、言い換えれば回転刃の送りを一時停止した
り、一時引き戻しながら切断作業を行うことによって、
発生する切粉を分断し切粉によるつまりやもつれを阻止
し切断の処理を円滑に行うことができる。
による長尺ワークの切断途上で、上述の断続接近動作あ
るいは遠近動作の繰り返し（ステップ動作）を行うこと
によって、言い換えれば回転刃の送りを一時停止した
り、一時引き戻しながら切断作業を行うことによって、
発生する切粉を分断し切粉によるつまりやもつれを阻止
し切断の処理を円滑に行うことができる。
【図１】 本発明の一実施形態の平面図である。
【図２】 同正面図である。
【図３】 同他の実施形態の正面図である。
【図４】 同他の実施形態の平面図である。
【図５】 同他の実施形態の動作説明図である。
【図６】 従来技術の平面図である。
【図７】 同正面図である。
１ 回転主軸 ２ ワーク送り装置 ３ チャック装置 ４ 刃物台 ６ 回転刃 ６Ａ 回転刃 ７ 駆動モーター ８ ワークガイド Ｗ 長尺ワークＷ １３ 中空部
Claims (6)
- 【請求項１】 回転主軸にワーク送り装置を同心状に備
え、パイプ材や棒材などの長尺ワークをワーク送り装置
によって回転主軸から突出させ、該主軸に設けられてい
るチャック装置によって該長尺ワークを掴持させ回転さ
せた状態で、長尺ワークに対してその側面方向から遠近
移動する刃物台に設けた複数の固定刃によって長尺ワー
クを複数個の加工物に切断加工するようにした長尺ワー
ク切断装置において、前記刃物台に前記複数の固定刃に
代えて複数の回転刃と該回転刃を駆動する駆動モーター
とを設け、回転主軸と回転刃の相対回転によって長尺ワ
ークを複数個の加工物に切断加工するようにした長尺ワ
ーク切断装置。 - 【請求項２】 前記複数の回転刃及び駆動モーターを備
えた刃物台が長尺ワークを挟んで複数個設けられてなる
請求項１記載の長尺ワーク切断装置。 - 【請求項３】 回転刃による切断部位に対向して長尺ワ
ークを保持するワークガイドを設けてなる請求項１また
は２に記載の長尺ワーク切断装置。 - 【請求項４】 回転主軸から突出する長尺ワークに沿っ
て、その突出方向適当間隔に対設される複数の回転刃
は、その回転主軸側から長尺ワークの突出方向側にかけ
てその直径が順次大きくなるよう形成されてなる請求項
１〜３の何れか記載の長尺ワーク切断装置。 - 【請求項５】 回転主軸から突出する長尺ワークは、そ
の中心部の中空部を利用して、回転主軸側から長尺ワー
クの突出端にかけて切削水を供給できるようになってい
る請求項１〜４の何れか記載の長尺ワーク切断装置。 - 【請求項６】 刃物台を介して、長尺ワークに対してそ
の側面方向から遠近移動する回転刃において、該回転刃
によって長尺ワークを切断するに至るまでの間に、その
切断途上で回転刃の断続接近動作あるいは遠近動作を繰
り返しながら切断するようにしてある請求項１〜５の何
れか記載の長尺ワーク切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23812997A JPH1177429A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 長尺ワーク切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23812997A JPH1177429A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 長尺ワーク切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177429A true JPH1177429A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17025623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23812997A Withdrawn JPH1177429A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 長尺ワーク切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1177429A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002205232A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-23 | Daido Steel Co Ltd | 被切断材のクランプ機構 |
| JP2003062715A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Osaka Gas Co Ltd | 管の切断方法 |
| JP2008515649A (ja) * | 2004-10-08 | 2008-05-15 | プランツール・オサケユキテュア | 厚壁パイプを切断するための方法及び装置 |
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-
1997
- 1997-09-03 JP JP23812997A patent/JPH1177429A/ja not_active Withdrawn
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