JP2003062715A - 管の切断方法 - Google Patents

管の切断方法

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JP2003062715A
JP2003062715A JP2001253381A JP2001253381A JP2003062715A JP 2003062715 A JP2003062715 A JP 2003062715A JP 2001253381 A JP2001253381 A JP 2001253381A JP 2001253381 A JP2001253381 A JP 2001253381A JP 2003062715 A JP2003062715 A JP 2003062715A
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pipe
cutting
cut
corroded
rotary
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JP2001253381A
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English (en)
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Noriyuki Morita
則志 森田
Kimio Nakajima
紀美雄 中嶋
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Nippon Steel Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管表面が腐食していたり、管表面の凹凸が酷
くなっていたり、管が偏平している場合にも、1回の切
断で確実に切落とすこと。 【解決手段】 回転刃21により管Pを切断する方法で
ある。所定の間隔を存して同軸に取り付けた2枚以上の
回転刃21を用いて、同一のタイミングで同時に管Pを
切断する。 【効果】 管表面が腐食していたり、土砂等がこびり付
いて管表面の凹凸が酷くなっていたり、土圧等により管
が偏平に変形している場合にも、1回の切断で確実に切
落とすことができるようになり、しかも、切断した後
は、切断した撤去管を確実に引き上げることができるよ
うになって、作業時間の短縮と作業者の労力軽減が図れ
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鋼管や鋳鉄
管を切断する方法に係り、特に埋設管のように管表面が
腐食していたり、土砂等がこびり付いて管表面の凹凸が
酷くなっていたり、土圧等により管が偏平している場合
にも、1回の切断で確実に切落とすことができ、しか
も、切断した後も切断した撤去管を確実に引き上げるこ
とができる管の切断方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば都市ガス配管において、埋設管の
切換工事を行う場合には、図2に示すように、先ず、切
換工事を行う管路1を掘削して露出させた後、切断連絡
する箇所の管内圧力を低圧にし、その後、切取る管路1
の前後をエアーバック2等を用いて仮閉鎖する。 【0003】次に、図3に示すような、例えば2個で対
を成し、夫々の一端側を枢支して他端側を接離揺動可能
に構成した半円状の各フレーム3に、夫々2個のカッタ
ー刃4を同一円周上となるように回転が自在なように配
置したパイプロータリーカッター5を管路1の切断位置
aに抱持状に設置した後、フレーム3の外周面複数箇所
に突設状に形成した凸部3aに順次ハンドル6を付け替
えて廻すことにより、管路1の周りをパイプロータリー
カッター5を少しずつ公転させながら対を成すフレーム
3の他端側を締付けてゆくことにより、カッター刃4を
管に押し付けて切断している。 【0004】しかしながら、このようなカッター刃を用
いた押し切り方式の切断作業では、切断によって切取ら
れる幅が微小であることから、管路の二箇所を切断して
もそのままでは切断した管を吊り上げて撤去することが
できず、もう一箇所余分に切断した後、無理やり吊り上
げて撤去しているのが実情であった。 【0005】そこで、本出願人らは、特願2001−2
52981号で、案内部材7を介して管Pの外周面に緊
張状態を維持して取り付た、チップソー8を有する切断
機構9及びこのチップソー8を管軸心に対して接離移動
させる切込み機構10を配置した架台11を、管Pの周
方向に移動させることで管Pを切断する装置12を提案
した(図4参照)。 【0006】本出願人らが提案した上記切断装置は、何
れもチップソーによって管を切断するので、切断幅が前
記したカッター刃よりも広くなって、管路の二箇所を切
断しただけで切断した管を吊り上げて撤去することが可
能になる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いかに
チップソーの切断幅が広いといっても、前記切断した管
の吊り上げ時、吊り上げバランスが悪いと切断した管の
一方端が下がった状態になって既設管に接触し、スムー
ズに引き上げることができなくなる。 【0008】また、切断する管が鋳鉄製の埋設管のよう
に管表面が腐食していたり、また、土砂等がこびり付い
て管表面の凹凸が酷い場合や、土圧等により管が偏平し
ている場合には、架台を周方向に移動させる際に案内部
材がずれ、螺旋状に切れ上がってしまう場合がある。こ
のような場合、いかに切断幅の広いチップソーで切断し
ても管を切落とすことができない。 【0009】本発明は、上記した課題に鑑みて成された
ものであり、埋設管などのように管表面が腐食していた
り、土砂等がこびり付いて管表面の凹凸が酷くなってい
たり、土圧等により管が偏平している場合にも、1回の
切断で確実に切落とすことができ、しかも、切断した後
は、切断した撤去管を確実に引き上げることができる管
の切断方法を提供することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る管の切断方法は、所定の間隔を存
して同軸に取り付けた2枚以上の回転刃を用いて、同一
のタイミングで同時に管を切断することとしている。そ
して、このようにすることで、切断幅が広くなって、管
表面が腐食していたり、管表面の凹凸が酷くなっていた
り、管が偏平している場合にも、1回の切断で確実に切
落とすことができ、しかも、切断した後は、切断した撤
去管を確実に引き上げることができるようになる。 【0011】 【発明の実施の形態】本来、カッター等を用いた切削に
より管を切断する場合、切削抵抗を考慮すると切削幅は
極力狭いほうが望ましく、切断に要する時間も短くな
る。このような観点から、カッター等を用いて管を切断
するに際して、従来は、当然に刃厚の薄い1枚のカッタ
ーで切断を行っていたので、上記したような問題が発生
していた。そこで、本出願人らはカッターよりも刃厚の
厚いチップソーを用いた管切断装置を提案したが、やは
り、1枚のチップソーでは切削幅は限られ、埋設管など
のように管表面が腐食していたり、土砂等がこびり付い
て管表面の凹凸が酷くなっていたり、土圧等により管が
偏平している場合には1回の切断で確実に切落とすこと
ができない場合があった。 【0012】本発明に係る管の切断方法は、上記した観
点に基づいてなされたものであり、所定の間隔を存して
同軸に取り付けた2枚以上の回転刃を用いて、同一のタ
イミングで同時に管を切断するものである。 【0013】本発明に係る管の切断方法では、2枚以上
の回転刃を用いて同一のタイミングで同時に管を切断す
るので、切削幅が広くなって、管表面が腐食していた
り、管表面の凹凸が酷くなっていたり、管が偏平に変形
している場合にも、1回の切断で確実に切落とすことが
できるようになる。しかも、切断した後は、切断した撤
去管を確実に引き上げることができる。 【0014】本発明に係る管の切断方法において、同軸
に取付ける2枚以上の回転刃の間隔は、特に限定される
訳ではないが、切断しようとする管の外周面部分の腐食
状態や凹凸状態、或いは、偏平状態によって、その間隔
を決定する。すなわち、切断しようとする管の外周面部
分の腐食状態や凹凸状態、或いは、偏平状態が酷い場合
には、切断時、螺旋状に切れ上がる割合が大きくなるの
で、回転刃の間隔を広くする必要がある。 【0015】本発明に係る管の切断方法においては、2
枚以上の回転刃を用いて同一のタイミングで同時に管を
切断するので、従来の1枚の回転刃を用いて管を切断す
る場合と比較して切断抵抗が大きくなる。この際、回転
刃の駆動系に余裕がある場合には、従来の1枚の回転刃
を用いて管を切断する場合と同じ切り込み量で切断すれ
ば良いが、駆動系に余裕がない場合には、切り込み量を
少なくすることで対処する。 【0016】なお、切り込み量を少なくすると切断に要
する時間が多少長くなるが、本発明の切断方法によれば
1回の切断で確実に切落とすことができるので、切断に
要する時間が多少長くなっても、切断から撤去までの一
連の作業時間を考えると、作業者の労力軽減及び作業時
間の短縮になることは言うまでもない。 【0017】 【実施例】以下、本発明に係る管の切断方法を図1に示
す1実施例に基づいて説明する。図1は本出願人らが特
願2001−252981号で提案した管切断装置にお
ける回転刃の取り付け部近傍を拡大して示した斜視図で
ある。なお、図1において図4と同一番号は同一部分を
示し、詳細な説明を省略する。 【0018】図1において、21は切断装置12を構成
する架台11に配置した切断機構9の駆動軸22に取付
けられた回転刃、例えばチップソーであり、本実施例で
は同軸に例えば8mmのスペーサを介在させて2枚の回
転刃21が取付けられたものを示している。 【0019】本発明に係る管の切断方法は、上記したよ
うな同軸に例えば8mmの間隔を存して2枚の回転刃2
1を取付けた切断装置12を用いて管Pを切断するもの
であり、この同軸に取り付けた2枚の回転刃21によっ
て、同一のタイミングで同時に管Pを切断するものであ
る。 【0020】図1に示した実施例では、切断機構9の駆
動軸22に2枚の回転刃21を取り付けて切断するもの
を示したが、駆動軸22に取付ける回転刃21は2枚に
限るものではなく、取付ける回転刃21の間隔が広い場
合には3枚以上取付けても良いことは言うまでもない。
この場合、切断抵抗が大きくなって、駆動系に余裕がな
い場合には、切り込み量を少なくすることで調整する。 【0021】また、図1に示した実施例では、回転刃2
1としてチップソーを使用したものを示したが、回転刃
21であればチップソーに限らないことは言うまでもな
い。 【0022】ちなみに、外径が135mmのチップソー
を、チップの半径方向中心位置の周速を8.0m/秒以
下の速度で回転させて、外径が609.6mmで、肉厚
が9.5mの配管用アーク溶接炭素鋼鋼管(JIS G
3457のSTPY400)を切断した場合、従来の
1枚のチップソーで切断した場合には、約8分で切断す
ることができた。 【0023】これに対して、例えば図1に示したような
8mmの間隔を存して上記したのと同様のチップソーを
同軸に2枚取付けて、同じ回転速度で切断した場合に
は、切断抵抗が2倍になるので、切り込み量を従来と半
分にした関係で、切断に要した時間はチップソーの取替
え時間を含めて20〜30分と、従来の1枚のチップソ
ーで切断した場合の約2.5〜4倍の時間を要すること
になった。 【0024】しかしながら、切断しようとする管の外周
面部分の腐食状態や凹凸状態、或いは、偏平状態が酷い
場合には、従来の1枚のチップソーで切断した場合に
は、螺旋状に切れ上がって切落とすことができなくな
り、再度、切断装置をセッティングし直して切断する作
業を繰返し行うことになるのに対して、本発明に係る管
の切断方法を適用した場合には、上記したような場合で
も1回の切断で確実に管を切落とすことができるため、
切断から切断後の管を撤去するまでの一連の作業時間を
比較すると、本発明に係る管の切断方法を採用した場合
の方が実質的な作業時間は短くなって、作業者の負担も
軽減することになる。 【0025】また、回転刃の駆動系に余裕がある場合に
は、1枚の回転刃で切削する場合との切り込み量の差を
小さくできるので、切断に要する作業時間の差も小さく
できるようになる。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る管の
切断方法によれば、埋設管のように管表面が腐食してい
たり、土砂等がこびり付いて管表面の凹凸が酷くなって
いたり、土圧等により管が偏平に変形している場合に
も、1回の切断で確実に切落とすことができるようにな
り、しかも、切断した後は、切断した撤去管を確実に引
き上げることができるようになって、作業時間の短縮と
作業者の労力軽減が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本出願人らが特願2001−252981号で
提案した管切断装置における回転刃の取り付け部近傍を
拡大して示した斜視図である。 【図2】埋設管の切換工事の際における従来の概略説明
図である。 【図3】従来の管切断に使用したパイプロータリーカッ
ターの概略説明図である。 【図4】本出願人らが特願2001−252981号で
提案した管切断装置の概略斜視図である。 【符号の説明】 P 管 21 回転刃 22 駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 紀美雄 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転刃により管を切断する方法であっ
    て、所定の間隔を存して同軸に取り付けた2枚以上の回
    転刃を用いて、同一のタイミングで同時に管を切断する
    ことを特徴とする管の切断方法。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07148607A (ja) * 1993-11-26 1995-06-13 Senda:Kk パイルの切断装置
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