JPH1172091A - スクイズ式ポンプ及びそれに用いる弾性チューブ - Google Patents

スクイズ式ポンプ及びそれに用いる弾性チューブ

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JPH1172091A
JPH1172091A JP10182878A JP18287898A JPH1172091A JP H1172091 A JPH1172091 A JP H1172091A JP 10182878 A JP10182878 A JP 10182878A JP 18287898 A JP18287898 A JP 18287898A JP H1172091 A JPH1172091 A JP H1172091A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟圧ローラによる弾性チューブの挟圧開始時
に、挟圧ローラの間の正規の位置で弾性チューブを確実
に挟持することができるスクイズ式ポンプを提供する。 【解決手段】 弾性チューブ24の外径φ1 と内径φ2
の寸法比(φ2 /φ1 )を0.56〜0.72に設定
し、弾性チューブ24の肉厚ηを、23〜35mmに設
定する。前記弾性チューブを、ゴム製のチューブ本体4
0と、該本体に埋設された補強層41〜44とにより構
成する。そして、挟圧ローラ22が弾性チューブ24を
挟圧し始める段階で、弾性チューブ24が両挟圧ローラ
22の間に円滑に導かれ、正規の挟圧状態に容易に移行
し、弾性チューブの局部的な応力集中による損傷を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生コンクリート等
のスラリーを移送することができるスクイズ式ポンプに
係わり、さらに詳しくは挟圧ローラにより扁平状に挟圧
される弾性チューブの改良された構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスクイズ式ポンプにおいては、横
円筒ドラムの内周面に弾性チューブが横U字状に配設さ
れ、ドラムの中心部に貫通支持した駆動軸に対し180
度隔てた位置に一対の支持アームが同期回転可能に取り
付けられている。両支持アームの先端部には支持軸及び
ベアリングを介して前記弾性チューブを左右両側方から
挟圧しつつ偏平状に弾性変形する一対の挟圧ローラが支
持されている。そして、先行する一対の挟圧ローラが円
弧状の弾性チューブの挟圧を開始すると、両ローラに関
して先行するチューブ内のコンクリートがローラの公転
方向に移送される。又、後続の一対の挟圧ローラが弾性
チューブを挟圧して公転されると、先行する挟圧ローラ
と後続の挟圧ローラとの間の弾性チューブ内のコンクリ
ートが閉じ込み状態で前記公転方向に移送され、コンク
リートのポンプ作用が継続して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクイズ式
ポンプにおける弾性チューブの外径は160〜165m
m、内径は120〜145mm、肉厚は、10〜20m
mの範囲に設定されている。これは、外径に対する内径
の寸法比が0.73〜0.91の範囲内で設定されてい
ることになる。従って、挟圧ローラにより弾性チューブ
の挟圧を開始した直後に弾性チューブ自身の弾発力が弱
いので、弾性チューブが左右一対の挟圧ローラ間の正規
の位置へ進入できず、ドラムの内周面側に押し付けられ
る恐れがあった。
【0004】すなわち、図14に示すように、弾性チュ
ーブ61の一部は両挟圧ローラ62の間に入るが大半は
ドラム63の内周面側に向かって押圧変形された状態に
なる。この状態で挟圧ローラ62がさらに公転して弾性
チューブ61をローラ62間に取り込もうとするが、一
旦扁平状になった弾性チューブ61の弾発力が小さいの
で、それを両ローラ62により強制的に取り込まざるを
得ない。この結果、弾性チューブ61がローラ62によ
って局部的に早期に摩耗するという問題が生じる。
【0005】この発明の目的は上記従来の問題点を解消
して、弾性チューブの挟圧ローラによる挟圧開始時に、
挟圧ローラの間の正規の位置で確実に挟持することがで
きる弾性チューブを備えたスクイズポンプを提供するこ
とにある。
【0006】又、本発明の別の目的は、局部摩耗を抑制
して耐久性を向上することができるスクイズ式ポンプの
弾性チューブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記の目的を達成するため、弾性チューブを複数対のロ
ーラで挟圧して弾性変形させながら、各対の挟圧ローラ
を移動させることにより、弾性チューブを介してスラリ
ーを搬送するようにしたスクイズ式ポンプであって、前
記弾性チューブは外径、内径及び肉厚を有し、外径φ1
に対する内径φ 2 の寸法比(φ2 /φ1 )を0.56〜
0.72に設定し、かつ肉厚ηを、23〜35mmに設
定するという手段をとっている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1のスクイ
ズポンプはさらに、円筒状のドラムと、前記弾性チュー
ブは前記ドラムの内周面に沿って配設されていること
と、前記ドラムの中心部に支持された駆動軸と、前記駆
動軸に片持ち支持された複数対の支持軸と、各支持軸上
において前記挟圧ローラを回転可能に支持するベアリン
グとを備えている。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2のスクイ
ズポンプはさらに、前記駆動軸に取り付けられた取付け
プレートと、前記取付けプレートに片持ち支持された複
数の支持アームと、各支持アームに回転可能に支持さ
れ、弾性チューブとの係合により、その位置を規制する
規制ローラと、前記取付けプレートに装着され、前記挟
圧ローラによって圧縮された弾性チューブを復元させる
ための復元ローラとを備えている。
【0010】請求項4記載の発明は、前記弾性チューブ
は前記ドラムの内周面に沿って配置されたときに楕円形
の断面形状を有し、その楕円形断面の長径(D1)に対
する短径(D2)の割合、即ち扁平率が90%以上にな
るように、前記ドラムの中心から弾性チューブの中心軸
線までの距離、即ち曲げ半径Rが次式に従って設定され
ている請求項2に記載のスクイズポンプ。
【0011】R=k3×(φ2+η)×(φ2/η)及
びk3∝(1/G) ここで、Gは弾性チューブの剛性、ηは弾性チューブの
肉厚である。請求項5記載の発明は、請求項1のスクイ
ズポンプにおいて、前記弾性チューブの肉厚が、28.
7〜30.0mmに設定されている。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1のスクイ
ズポンプにおいて、前記弾性チューブは、ゴム製のチュ
ーブ本体と、該チューブ本体に埋設された補強層とを備
えている。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6のスクイ
ズポンプにおいて、前記補強層はチューブ本体の半径方
向に所定の間隔をおいて複数設けられ、それらの補強層
は互いに反対方向に螺旋状に巻回されている。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7のスクイ
ズポンプにおいて、前記補強層が前記チューブ本体の軸
線に対して交わる角度は約50〜60度である。請求項
9記載の発明は、請求項8のスクイズポンプにおいて、
前記補強層は間隔を隔てて配置された複数の糸と、各糸
を包蔵するゴムとを備え、かつ、各糸はナイロン及びポ
リエステルのいずれかによって形成されている。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項9のスク
イズポンプにおいて、前記弾性チューブの内周面と前記
補強層との間におけるチューブ本体の肉厚は、10〜1
5mmに設定されている。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項6のスク
イズポンプにおいて、前記チューブ本体は、耐摩耗性及
び耐候性を有するゴムにより構成され、該ゴムの材料
は、50重量部の天然ゴム、50重量部のスチレン・ブ
タジエンゴム、50重量部のカーボンブラック、5重量
部の亜鉛華、5重量部の軟化剤、3重量部の加工助剤、
2重量部の硫黄、1重量部の加硫促進剤、2重量部のス
テアリン酸及び1重量部の老化防止剤を含んでいる。
【0017】請求項12記載の発明は、弾性チューブを
複数対のローラで挟圧して弾性変形させながら、各対の
挟圧ローラを移動させることにより、弾性チューブを介
してスラリーを搬送するようにしたスクイズポンプの弾
性チューブにおいて、前記弾性チューブは外径、内径及
び肉厚を有し、外径に対する内径の比率が0.56〜
0.72に設定され、肉厚が23〜35mmに設定され
ている。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項12の弾
性チューブにおいて、その肉厚が28.7〜30.0m
mに設定されている。請求項14記載の発明は、請求項
12の弾性チューブにおいて、前記弾性チューブは、ゴ
ム製のチューブ本体と、該チューブ本体に埋設された補
強層とを備えている。
【0019】請求項15記載の発明は、請求項14の弾
性チューブにおいて、前記補強層はチューブ本体の半径
方向に所定の間隔をおいて複数設けられ、それらの補強
層は互いに反対方向に螺旋状に巻回されている。
【0020】請求項16記載の発明は、請求項15の弾
性チューブにおいて、前記補強層が前記チューブ本体の
軸線に対して交わる角度は約50〜60度である。請求
項17記載の発明は、請求項16の弾性チューブにおい
て、前記補強層は間隔を隔てて配置された複数の糸と、
各糸を包蔵するゴムとを備え、かつ、各糸はナイロン及
びポリエステルのいずれかによって形成されている。
【0021】請求項18記載の発明は、請求項14の弾
性チューブにおいて、前記弾性チューブの内周面と前記
補強層との間におけるチューブ本体の肉厚は、10〜1
5mmに設定されている。
【0022】請求項19記載の発明は、請求項14の弾
性チューブにおいて、前記チューブ本体は、耐摩耗性及
び耐候性を有するゴムにより構成され、該ゴムの材料
は、50重量部の天然ゴム、50重量部のスチレン・ブ
タジエンゴム、50重量部のカーボンブラック、5重量
部の亜鉛華、5重量部の軟化剤、3重量部の加工助剤、
2重量部の硫黄、1重量部の加硫促進剤、2重量部のス
テアリン酸及び1重量部の老化防止剤を含んでいる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図1〜図12に基づいて説明する。最初に、図
6,7によりスクイズ式ポンプの全体構成を説明する
と、図6に示すように、横円筒状のドラム11は図示し
ない搬送用台車に固定されている。このドラム11の左
端部には図7に示すように、側板12が一体状に取り付
けられ、その外側面には補強リブ13が溶接されてい
る。又、ドラム11の右端開口部には蓋板14がボルト
により固定されている。この蓋板14の中心部に形成し
た開口部には取付プレート15を介して油圧モータ16
が固定されている。このモータ16の駆動軸17は前記
ドラム11内の中心部に延出され、その先端部は側板1
2の中心部に対しラジアルベアリング18により支持さ
れている。
【0024】前記駆動軸17の中間部には図6に示すよ
うに支持アーム19が互いに180度隔てて直線状に延
びるように連結され、両支持アーム19の先端部左右両
側面には図7に示すようにそれぞれ支持軸20が平行状
態でボルト21により締め付け固定されている。前記各
一対の支持軸20には弾性チューブ24を挟圧するため
の挟圧ローラ22が回転可能にそれぞれ支持されてい
る。
【0025】前記ドラム11の内周面には図6に示すよ
うに半円弧状のサポーター23が溶接等により固定され
ている。このサポーター23の内周面に沿うように、ゴ
ムよりなる弾性チューブ24が装設されていて、その吸
入側端部241はドラム11の上部から水平に導出さ
れ、吸入配管を通して図示しないコンクリートのホッパ
ーに接続されている。又、弾性チューブ24の吐出側端
部242はドラム11の下部から水平に導出されてい
て、図示しない吐出配管を接続することにより、コンク
リートを工事現場に供給可能である。なお、25は弾性
チューブをガイドするための部材である。
【0026】前記駆動軸17には該軸の軸線方向に所定
間隔をおいて多角形状をなす一対の取付プレート26が
溶接等により互いに平行に固定されている。これらの取
付プレート16の各角部間には弾性チューブ24の内周
表面に接触して偏平状態のチューブを円筒状に復元する
ためのローラ27がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。
【0027】さらに、前記両取付プレート26の側面に
は複数箇所に支持アーム28が互いに平行に支持され、
各アーム28には弾性チューブ24の左右両側面の位置
規制を行う位置規制ローラ29がそれぞれ回転可能に支
持されている。
【0028】次に、本願発明の要部である弾性チューブ
24の構成について説明する。この弾性チューブ24
は、図2に示すように、ゴム製の円筒状をなすチューブ
本体40と、該本体40内に複数層に、かつ同心状に埋
設された第1〜4の補強層41,42,43,44とに
より構成されている。チューブ本体40の材質としては
耐摩耗性、耐候性のゴムが用いられている。このゴム
は、例えば、表1のような組成である。
【0029】
【表1】 又、補強層41〜44は、図3に示すように、ナイロン
糸45を複数本同一面に互いに接触しないように配置し
てトッピングにより各ナイロン糸45をゴム46で包蔵
して平板状に形成した長尺の化繊コード47を使用して
いる。ナイロン糸45としてナイロン6あるいはナイロ
ン66が用いられ、ゴム46として天然ゴムあるいはス
チレン・ブタジエンゴムなどが用いられる。この化繊コ
ード47の厚さは0.6〜1.2mm、幅は200〜5
00mmに設定されている。第1及び第2の補強層4
1,42の化繊コード47は例えば時計回りと反時計回
り方向にそれぞれ螺旋状に巻き付けられ、同様に第3補
強層43と第4補強層44も化繊コード47の螺旋巻き
回方向が逆となっている。
【0030】又、図1に示す弾性チューブ24の外周面
244の直径(以下外径φ1 という)と、内周面243
の直径(以下内径φ2 という)との寸法比(φ2
φ1 )を、0.56〜0.72とし、挟圧ローラ22に
よる弾性チューブ24の挟圧開始初期にチューブ24を
適正に挟圧するようにしている。この寸法比の設定の根
拠を以下に説明する。
【0031】例えば、弾性チューブ24の外径φ1 を1
59.0mm、内径φ2 を101.6mmに設定した第
1弾性チューブと、外径φ1 を165.0mm、内径φ
2 を105.0mmに設定した第2弾性チューブを用い
てコンクリートの移送試験を行った。その結果、いずれ
の弾性チューブを用いても、挟圧ローラによる弾性チュ
ーブの適正な挟圧が行われることが分かった。(表2参
照)又、第2〜第6の弾性チューブにおいて、弾性チュ
ーブの外径φ1 を159.0mm又は165.0mmに
設定し、弾性チューブ24の肉厚ηを、23.0〜3
5.0mmに設定した場合にも、適正な挟圧が行われる
ことが分かった。
【0032】
【表2】 従って、弾性チューブにおける好適な寸法比(φ2 /φ
1 )は、0.56〜0.72である。さらに、好ましい
寸法比(φ2 /φ1 )は、0.60〜0.68である。
弾性チューブの肉厚ηは、23〜35mmが望ましく、
28.7〜30.0mmであれば、さらに望ましい。
【0033】表2において、第7〜第10の弾性チュー
ブは従来例を示す。これらの弾性チューブの外径は16
0〜165mm、内径は120〜145mm、肉厚が
7.5〜22.5mmの場合である。この場合、弾性チ
ューブの外径に対する内径の寸法比は、0.73〜0.
91である。
【0034】弾性チューブ24の肉厚ηが35mm以上
になると、補強層41,42,43,44とゴム本体4
0との接着面が剥離し易くなる。肉厚ηが23mm以上
必要な理由は、弾性チューブ24が扁平状態からの復元
力を必要とし、加熱による剥離を防止するためである。
【0035】さらに、図3に示すように、最内側の第1
補強層41とチューブ24の内周面243との間のゴム
層の肉厚γは、10〜15mmに設定されている。この
ように設定することにより、図4に示すように、弾性チ
ューブ24内に異物48を噛み込んだ場合に、弾性チュ
ーブ24の第1補強層41が異物48により切断されな
いようにしている。
【0036】次に、前記のように構成したスクイズ式ポ
ンプについて、その動作を説明する。図7に示すモータ
16の駆動軸17が回転されると、支持アーム19、挟
圧ローラ22、復元ローラ27及び位置規制ローラ29
等は同期して公転する。この公転により弾性チューブ2
4の左右両側面が左右一対の挟圧ローラ22により挟着
され、両ローラ22はチューブ24を図7及び図8に示
すように挟着して偏平状に変形しつつ公転するので、チ
ューブ24内のコンクリートは吸入側端部241から出
口側端部242に向かって移送される。
【0037】次に、図6及び図9に示すように、この実
施形態の弾性チューブ24はドラム11の内周面に沿っ
て半円弧状に湾曲するように装着されている。その装着
時における弾性チューブ24の曲げ半径R、つまりドラ
ム11の中心O1 から弾性チューブ24の中心軸線O2
までの距離Rの設定方法について説明する。
【0038】弾性チューブ24は直管状態ではその横断
面は、真円であるが、図9に示す折り曲げ状態では、図
10に示すように楕円形となる。この楕円形状の内周面
241の長径D1 は図10の横断面においてドラム11
の内面と平行で、短径D2 は該内面に直交する。前記長
径D1 と短径D2 の比、つまり[(D2 /D1 )×10
0]を弾性チューブの扁平率τ(%)とすると、この扁
平率τが小さくなるほどポンプの吸込量を低下させる。
又、弾性チューブ24は図9に示すように、湾曲される
と該チューブ24のドラム11に接触する外側縁が引っ
張られ、ドラム11から離れた内側縁が圧縮される。従
って、前記曲げ半径Rが小さくなって、扁平率τが下が
り弾性チューブ24の降伏点(復元限界)を過ぎると、
該チューブ24の内側縁が挫屈応力T、つまりチューブ
24の降伏点(復元限界)を越えて図9の鎖線Hで示す
ように挫屈に至る。
【0039】従って、この実施形態では、前述した弾性
チューブ24の吸込量の減少率ΔSを10%以下に保持
するとともに、弾性チューブ24の挫屈現象を防止する
ために、その扁平率τを τ=[(D2 /D1 )×100]≧90%・・・(1) となるように設定している。
【0040】弾性チューブ24の扁平率τを(1)式の
関係に保持する場合、弾性チューブ24の曲げ半径R
と、弾性チューブ24の肉厚η、剛性G、外径φ1 、内
径φ2の寸法比(φ2 /φ1 )等を考慮する必要があ
る。前記弾性チューブ24の剛性Gは、第1〜第4補強
層41〜44の層数Nと螺旋巻回角度α(図9に示すよ
うに中心軸線O2 と平行な直線に対する補強層41〜4
4の傾斜角度)により決定される剛性、弾性チューブの
肉厚η、ゴムの硬度Hs等によって決定される。
【0041】ここで、(1)式の関係を考慮して弾性チ
ューブ24の内径φ2 と曲げ半径Rとの関係を実験によ
り求めたところ、図11のグラフのようになった。この
グラフから明らかなように、弾性チューブ24の内径φ
2 に対する曲げ半径Rの比は、R/φ2 ≒4.0となる
が、安全率をみてR/φ2 ≒5.0に設定するのが望ま
しい。
【0042】弾性チューブ24の挫屈応力Tは、弾性チ
ューブ24が曲げ半径Rに湾曲されると、真円を楕円に
変形させる外力W(kg)がチューブ24の中心軸線に対
する法線方向に発生する。このとき、弾性チューブ24
自体にこれに耐えようとする力、即ち挫屈応力T(kg)
が発生する。前記外力Wが挫屈応力Tよりも大きくなる
時の曲げ半径Rが挫屈曲げ半径R1であり、その時の挫
屈応力Tが限界挫屈応力である。
【0043】前記挫屈応力Tは、次の式(2)で表さ
れ、弾性チューブ24の剛性Gは、式(3)で表され
る。 T=k1×(ηn /φ2 m )×Gr ・・・(2) G=k2×N×E・・・(3) 但し、k1,k2は定数、指数n,m,rは実験的に求
められる数値、Nは補強層41〜44の層数、Eは補強
層41〜44の材質、繊維の太さ、エンド数(1インチ
の長さ中に存在する繊維の本数)によって実験的に決め
られる定数である。
【0044】又、補強層41〜44の螺旋巻回角度α
は、チューブ24の湾曲特性に影響を与える要素であ
り、螺旋巻回角度αが零度では、チューブは曲がり難
く、挫屈し易いがチューブ内圧によって同チューブが軸
方向に伸び難い。一方、螺旋巻回角度αが90度ではチ
ューブは容易に曲がり挫屈し難いが、チューブ内圧によ
って同チューブが軸方向に伸び易い。このため、螺旋巻
回角度αは通常50〜70度の範囲に設定される。この
螺旋巻回角度αの54度55分が内圧による軸方向と径
方向の力がバランスのとれる静止角である。
【0045】図12に示すグラフは、38mm、50m
m、75mm及び100mmの内径φ2 を有する複数の
弾性チューブ24を製造し、それぞれの曲げ半径Rと扁
平率τの関係をプロットしたものである。弾性チューブ
の曲げ半径Rは上記のプロットから求められ、次の実験
式(4)で表される。
【0046】 R=k3×(φ2 +η)×(φ2 /η)・・・(4) 但し、k3∝(1/G)・・・(5) 上記の実験式(4)から明らかなように、チューブ24
の肉厚ηが同じで、かつ扁平率τが同じでも、前記
(3)式において補強層41〜44の層数Nが増えれ
ば、(5)式の剛性Gが大きくなり、このため定数k3
が下がり、曲げ半径Rが小さくなる。前記剛性Gに関与
するゴムの硬度Hsは通常50〜70゜である。又、定
数k3は使用されるドラム径によって変化し、通常0.
8〜1.2の範囲にあると考えられる。
【0047】呼び径が38mm、50mm、75mm及
び100mmの弾性チューブ24の緒元を基に、前述し
た扁平率τを表す(1)式を満足し、実験式(4)から
設計された弾性チューブ24の曲げ半径Rの計算値、実
寸値及び扁平率τの数値を表3に示す。なお、ドラム1
1の内周面の半径は前記曲げ半径Rの実寸値に弾性チュ
ーブの外径φ1 の2分の1を加算した半径となるように
設定される。
【0048】
【表3】 上記の表3から明らかなように、前記補強層の層数は4
層〜6層が望ましく、2層〜8層でもよい。なお、表3
においてk3は、例えば呼び径が38mmの場合、ドラ
ム半径128.3を計算値152.4mmで除算した値
(≒0.84)となる。呼び径が50mmの場合、k3
は(≒1.03)となる。
【0049】次に、前記のように構成された実施形態の
各構成に基づく作用効果を列記する。 ・前記実施形態では、前記弾性チューブ24の外径φ1
と内径φ2 の寸法比(φ2 /φ1 )を0.56〜0.7
2に設定し、弾性チューブ24の肉厚ηを、23〜35
mmに設定した。このため、挟圧ローラ22が弾性チュ
ーブ24の挟圧を開始する際、ドラム11の内周面側に
押圧されて扁平状になることはなく、弾性チューブ24
が正規の挟圧位置に挟み込まれる。従って、弾性チュー
ブ24が局部的に過大な応力を受けて損傷することはな
く、チューブの耐久性を向上することができる。
【0050】・前記実施形態では、寸法比(φ2
φ1 )を0.60〜0.68の範囲に設定した。このた
め、弾性チューブ24がローラの正規の挟圧位置にさら
に円滑に挟み込まれ、チューブの耐久性を向上すること
ができる。
【0051】・前記実施形態では、前記弾性チューブ2
4を、ゴム製のチューブ本体40と、該本体に埋設され
た補強層41〜44とにより構成した。このため、弾性
チューブの耐久性を向上することができる。
【0052】・前記実施形態では、前記補強層41〜4
4をチューブ本体40の半径方向に所定の間隔をおいて
複数層設け、それらの補強層41〜44を互いに反対方
向に螺旋状に巻回した。このため、弾性チューブ24の
耐久性をさらに向上することができる。
【0053】・前記実施形態では、前記弾性チューブ本
体40の円周方向に対する前記補強層41〜44の螺旋
巻回角度を、静止角を挟んで±5度の範囲に設定した。
このため、弾性チューブ24の耐久性をさらに向上する
ことができる。
【0054】・前記実施形態では、前記補強層41〜4
4をナイロン、あるいはポリエステル等の化学繊維45
を所定間隔をおいて複数本並列に配置した状態でそれら
の外周をゴム46により包蔵するトッピングにより形成
された化繊コード47により構成した。このため、弾性
チューブ24の耐久性をさらに向上することができる。
【0055】・前記実施形態では、前記弾性チューブ2
4の内周面243と最内側に埋設された第1補強層41
との間のチューブ本体40の肉厚γを、10〜15mm
に設定した。このため、弾性チューブが異物48を噛み
込んだ場合に、補強層41が異物により切断されるのを
防止して、弾性チューブ24の耐久性をさらに向上する
ことができる。
【0056】・前記実施形態では、前記チューブ本体4
0を、天然ゴム;50重量部、スチレン・ブタジエンゴ
ム;50重量部、カーボンブラック;50重量部、亜鉛
華;5重量部、軟化剤;5重量部、加工助剤;3重量
部、硫黄;2重量部、加硫促進剤;1重量部、ステアリ
ン酸;2重量部、老化防止剤;1重量部により構成し
た。このため、弾性チューブ24の耐久性を向上するこ
とができる。
【0057】・前記実施形態では、前記弾性チューブの
扁平率を90%以上になるように、ドラムの曲げ半径R
を設定し、この曲げ半径Rを前記式(4)により設定し
た。このため、弾性チューブ24の挫屈を防止して耐久
性を向上することができる。
【0058】なお、この発明は前記実施形態に限定され
るものではなく、次のように具体化することもできる。 ・図13に示すように、弾性チューブ24の第1〜第4
の補強層41〜44に加えて、第5,6の補強層51,
52を設けたり、補強層を図示しないが、1層、2層、
あるいは3層にしたり、7層以上にしたりしてもよい。
【0059】・弾性チューブ24の本体40をニトリル
ゴム(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体)、スチ
レンゴム(スチレン−ブタジエン共重合体)、アクリル
ゴム(アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合
体)、ポリエチレンゴム(クロロスルホン化ポリエチレ
ン)、ポリウレタンゴム等により形成してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜11記
載の発明は、挟圧ローラによる弾性チューブの挟圧開始
時に、挟圧ローラの間の正規の位置で弾性チューブを確
実に挟持することができる。
【0061】請求項12〜19に記載の発明は、弾性チ
ューブの局部摩耗を抑制して、耐久性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のスクイズ式ポンプに用いられる弾
性チューブの部分横断面図。
【図2】 弾性チューブの部分断面図。
【図3】 弾性チューブの部分拡大断面図。
【図4】 弾性チューブの異物噛み込み状態を示す部分
断面図。
【図5】 弾性チューブの挟圧初期の状態を示す断面
図。
【図6】 スクイズ式ポンプの正断面図。
【図7】 図6のI−I線断面図。
【図8】 一対の挟圧ローラの組み付け状態を示す部分
断面図。
【図9】 弾性チューブの湾曲状態を示す正面図。
【図10】 弾性チューブの横断面図。
【図11】 弾性チューブの内径と曲げ半径の関係を示
すグラフ。
【図12】 弾性チューブの曲げ半径と扁平率との関係
を示すグラフ。
【図13】 弾性チューブの別例を示す部分断面図。
【図14】 従来のスクイズ式ポンプの部分断面図。
【符号の説明】
11…ドラム、17…駆動軸、19…支持アーム、20
…支持軸、22…挟圧ローラ、24…弾性チューブ、2
43…外周面、244…内周面、40…チューブ本体、
41〜44…第1〜第4の補強層、45…ナイロン繊
維、46…ゴムモールド、47…化繊コード、φ1 …弾
性チューブ24の外径、φ2 …弾性チューブ24の内
径、η…弾性チューブ24の肉厚、γ…弾性チューブ2
4の内周面243と第1補強層41との間の距離。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性チューブを複数対のローラで挟圧し
    て弾性変形させながら、各対の挟圧ローラを移動させる
    ことにより、弾性チューブを介してスラリーを搬送する
    ようにしたスクイズ式ポンプであって、 前記弾性チューブは外径、内径及び肉厚を有し、外径φ
    1 に対する内径φ2 の寸法比(φ2 /φ1 )を0.56
    〜0.72に設定し、かつ肉厚ηを、23〜35mmに
    設定したスクイズ式ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1のスクイズポンプはさらに、 円筒状のドラムと、 前記弾性チューブは前記ドラムの内周面に沿って配設さ
    れていることと、 前記ドラムの中心部に支持された駆動軸と、 前記駆動軸に片持ち支持された複数対の支持軸と、 各支持軸上において前記挟圧ローラを回転可能に支持す
    るベアリングとを備えるスクイズポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項2のスクイズポンプはさらに、 前記駆動軸に取り付けられた取付けプレートと、 前記取付けプレートに片持ち支持された複数の支持アー
    ムと、 各支持アームに回転可能に支持され、弾性チューブとの
    係合により、その位置を規制する規制ローラと、 前記取付けプレートに装着され、前記挟圧ローラによっ
    て圧縮された弾性チューブを復元させるための復元ロー
    ラとを備えるスクイズポンプ。
  4. 【請求項4】 前記弾性チューブは前記ドラムの内周面
    に沿って配置されたときに楕円形の断面形状を有し、そ
    の楕円形断面の長径(D1)に対する短径(D2)の割
    合、即ち扁平率が90%以上になるように、前記ドラム
    の中心から弾性チューブの中心軸線までの距離、即ち曲
    げ半径Rが次式に従って設定されている請求項2に記載
    のスクイズポンプ。 R=k3×(φ2+η)×(φ2/η)及びk3∝(1
    /G) ここで、Gは弾性チューブの剛性、ηは弾性チューブの
    肉厚である。
  5. 【請求項5】 請求項1のスクイズポンプにおいて、前
    記弾性チューブの肉厚が、28.7〜30.0mmに設
    定されているスクイズポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項1のスクイズポンプにおいて、前
    記弾性チューブは、ゴム製のチューブ本体と、該チュー
    ブ本体に埋設された補強層とを備えているスクイズポン
    プ。
  7. 【請求項7】 請求項6のスクイズポンプにおいて、前
    記補強層はチューブ本体の半径方向に所定の間隔をおい
    て複数設けられ、それらの補強層は互いに反対方向に螺
    旋状に巻回されているスクイズポンプ。
  8. 【請求項8】 請求項7のスクイズポンプにおいて、前
    記補強層が前記チューブ本体の軸線に対して交わる角度
    は約50〜60度であるスクイズポンプ。
  9. 【請求項9】 請求項8のスクイズポンプにおいて、前
    記補強層は間隔を隔てて配置された複数の糸と、各糸を
    包蔵するゴムとを備え、かつ、各糸はナイロン及びポリ
    エステルのいずれかによって形成されているスクイズポ
    ンプ。
  10. 【請求項10】 請求項9のスクイズポンプにおいて、
    前記弾性チューブの内周面と前記補強層との間における
    チューブ本体の肉厚は、10〜15mmに設定されてい
    るスクイズポンプ。
  11. 【請求項11】 請求項6のスクイズポンプにおいて、
    前記チューブ本体は、耐摩耗性及び耐候性を有するゴム
    により構成され、該ゴムの材料は、50重量部の天然ゴ
    ム、50重量部のスチレン・ブタジエンゴム、50重量
    部のカーボンブラック、5重量部の亜鉛華、5重量部の
    軟化剤、3重量部の加工助剤、2重量部の硫黄、1重量
    部の加硫促進剤、2重量部のステアリン酸及び1重量部
    の老化防止剤を含んでいるスクイズポンプ。
  12. 【請求項12】 弾性チューブを複数対のローラで挟圧
    して弾性変形させながら、各対の挟圧ローラを移動させ
    ることにより、弾性チューブを介してスラリーを搬送す
    るようにしたスクイズポンプの弾性チューブにおいて、 前記弾性チューブは外径、内径及び肉厚を有し、外径に
    対する内径の比率が0.56〜0.72に設定され、肉
    厚が23〜35mmに設定されている弾性チューブ。
  13. 【請求項13】 請求項12の弾性チューブにおいて、
    その肉厚が28.7〜30.0mmに設定されている弾
    性チューブ。
  14. 【請求項14】 請求項12の弾性チューブにおいて、
    前記弾性チューブは、ゴム製のチューブ本体と、該チュ
    ーブ本体に埋設された補強層とを備えている弾性チュー
    ブ。
  15. 【請求項15】 請求項14の弾性チューブにおいて、
    前記補強層はチューブ本体の半径方向に所定の間隔をお
    いて複数設けられ、それらの補強層は互いに反対方向に
    螺旋状に巻回されている弾性チューブ。
  16. 【請求項16】 請求項15の弾性チューブにおいて、
    前記補強層が前記チューブ本体の軸線に対して交わる角
    度は約50〜60度である弾性チューブ。
  17. 【請求項17】 請求項16の弾性チューブにおいて、
    前記補強層は間隔を隔てて配置された複数の糸と、各糸
    を包蔵するゴムとを備え、かつ、各糸はナイロン及びポ
    リエステルのいずれかによって形成されている弾性チュ
    ーブ。
  18. 【請求項18】 請求項14の弾性チューブにおいて、
    前記弾性チューブの内周面と前記補強層との間における
    チューブ本体の肉厚は、10〜15mmに設定されてい
    る弾性チューブ。
  19. 【請求項19】 請求項14の弾性チューブにおいて、
    前記チューブ本体は、耐摩耗性及び耐候性を有するゴム
    により構成され、該ゴムの材料は、50重量部の天然ゴ
    ム、50重量部のスチレン・ブタジエンゴム、50重量
    部のカーボンブラック、5重量部の亜鉛華、5重量部の
    軟化剤、3重量部の加工助剤、2重量部の硫黄、1重量
    部の加硫促進剤、2重量部のステアリン酸及び1重量部
    の老化防止剤を含んでいる弾性チューブ。
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