JPH07189925A - スクイズ式ポンプ - Google Patents

スクイズ式ポンプ

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Publication number
JPH07189925A
JPH07189925A JP33454193A JP33454193A JPH07189925A JP H07189925 A JPH07189925 A JP H07189925A JP 33454193 A JP33454193 A JP 33454193A JP 33454193 A JP33454193 A JP 33454193A JP H07189925 A JPH07189925 A JP H07189925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
elastic
pressing roller
elastic tube
pressing
Prior art date
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Pending
Application number
JP33454193A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Iwata
昇 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Techno Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Techno Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Techno Co Ltd filed Critical Daiichi Techno Co Ltd
Priority to JP33454193A priority Critical patent/JPH07189925A/ja
Publication of JPH07189925A publication Critical patent/JPH07189925A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押圧ローラによる弾性チューブの摩耗を抑制
することができるスクイズポンプを提供する。 【構成】 弾性チューブ14を押圧ローラ12により偏
平状に弾性変形してスラリーを移送するスクイズ式ポン
プの前記押圧ローラ12を、内側剛性支持体20の外周
に対し弾性体21を介して外側剛性筒体22を嵌合して
構成する。そして、弾性チューブ14の押圧を開始する
ときに受ける大きな反発力により外側剛性筒体22が弾
性体21を圧縮して変位し、チューブ14への過大な押
圧力を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は生コンクリート等のス
ラリーを移送することができるスクイズ式ポンプに係わ
り、さらに詳しくは弾性チューブを押圧してスラリーを
移送する押圧ローラの改良された構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスクイズ式ポンプにおいては、横
円筒ドラムの内周面に弾性チューブが横U字状に配設さ
れ、ドラムの中心部に貫通支持した駆動軸に対し180
度隔てた位置に一対の支持アームが同期回転可能に取り
付けられている。両支持アームの先端部には前記弾性チ
ューブを左右両側方から挟着しつつ偏平状に弾性変形す
る一対の押圧ローラがそれぞれ支持されている。そし
て、先行する一対の押圧ローラが円弧状の弾性チューブ
を挟着して押圧を開始すると、両ローラに関して先行す
るチューブ内のコンクリートがローラの公転方向に移送
される。又、後続の一対のローラにより弾性チューブが
挟着されて公転されると、先行するローラと後続のロー
ラとの間の弾性チューブ内のコンクリートが綴じ込み状
態で前記公転方向に移送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクイズ式
ポンプの押圧ローラは、単に金属あるいは樹脂等により
一体に形成されており、弾性チューブに対しては剛体と
して押圧されるようになっていた。このため、弾性チュ
ーブの押圧を開始してから該チューブを完全に閉じ込む
までの時期及びチューブの押圧を解除し始めてからロー
ラがチューブから離隔するまでの時期において、弾性チ
ューブの押圧力が局部的に高くなり、チューブの表面が
局部的に摩耗するという問題があった。すなわち、弾性
チューブの押圧開始初期には、肉厚円筒状のチューブを
偏平状に弾性変形させる際、チューブの折り返し部にお
いて、弾性チューブから最も強い反発力が押圧ローラに
作用する。このため、チューブ表面が局部的に摩耗する
という問題があった。なお、押圧ローラによるチューブ
の完全な綴じ込み状態では、押圧ローラの外周面が中央
部ほど凸となる円弧状に形成されているので、偏平状チ
ューブの左右両側の折り返し部には最大の押圧力は作用
せず、局部的な強い反力は回避され、チューブの磨耗は
問題とならない。
【0004】又、押圧ローラによる弾性チューブの完全
な閉じ込み部に大きな固形物が侵入すると、弾性チュー
ブの内周面に局部的な強い押圧力が作用し、チューブ内
面が損傷するという問題があった。
【0005】さらに、前述したチューブを左右両側から
挟着する方式とは別に、円筒ドラム内周面に対し弾性チ
ューブを一つの押圧ローラにより押し付ける方式のポン
プもある。このポンプは押圧を開始する初期と、解除す
る時期における弾性チューブの折り返し部での大きい反
発力は作用しないので、局部的な損傷はない。しかし、
チューブの綴じ込み部に大きい固形物が侵入すると、チ
ューブ内周面が損傷するという問題を解消することはで
きない。
【0006】上記問題を解消するため、ドラム内周面に
弾性材よりなる緩衝リングを配設したポンプも提案され
ている。しかし、緩衝リングの製造及び装着作業は非常
に面倒でコストダウンを図ることができないという問題
があった。
【0007】この発明の目的は上記従来の問題点を解消
して、押圧ローラによる弾性チューブの摩耗を抑制する
ことができるスクイズ式ポンプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ドラム内に弾性チューブを配設し、この弾
性チューブを押圧ローラにより偏平状に弾性変形してス
ラリーを移送するスクイズ式ポンプにおいて、内側剛性
支持体の外周に対し弾性体を介して外側剛性筒体を嵌合
して前記押圧ローラを構成するという手段をとってい
る。
【0009】
【作用】この発明は押圧ローラの外側剛性筒体が弾性体
を介して支持されているので、押圧ローラによる弾性チ
ューブの押圧開始時期に押圧ローラからチューブを偏平
状に変形しようとする際、局部的に強い反発力が作用す
ると、外側剛性筒体が弾性体を圧縮する方向へ変位する
ので、弾性チューブの表面の局部的な摩耗が抑制され
る。又、弾性チューブ内に大きな固形物が侵入した場合
にも押圧ローラの外側剛性筒体が弾性体を圧縮する方向
へ変位するので、チューブ内周面の損傷が防止される。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜4に基づいて説明する。図4に示すように、横円筒状
のドラム1は図示しない台車に固定されている。このド
ラム1の左端部には側板2が一体状に取り付けられ、そ
の外側面には補強リブ3が溶接されている。又、ドラム
1の右端開口部には蓋板4がボルトにより固定されてい
る。この蓋板3の中心部に形成した開口部には取付プレ
ート5を介して電動モータ6が固定されている。このモ
ータ6の駆動軸7は前記ドラム1内の中心部に延出さ
れ、その先端部は側板2の中心部に対しラジアルベアリ
ング8により支持されている。
【0011】前記駆動軸7の中間部には図3に示すよう
に支持アーム9が互いに180度隔てて直線状に延びる
ように連結され、両支持アーム9の先端部左右両側面に
は図4に示すようにそれぞれ支持軸10が平行状態でボ
ルト11により締め付け固定されている。前記各一対の
支持軸10にはそれぞれ押圧ローラ12が回転可能に支
持されている。
【0012】前記ドラム1の内周面には半円弧状のサポ
ーター13が溶接等により固定されている。このサポー
ター13の内周面に沿うように、ゴムよりなる弾性チュ
ーブ14が装設されていて、その吸入側端部14aは図
3に示すようにドラム1の上部から水平に導出され、吸
入配管を通して図示しないコンクリートのホッパーに接
続されている。又、弾性チューブ14の吐出側端部14
bはドラム1の下部から水平に導出されていて、図示し
ない吐出配管を接続することにより、コンクリートを工
事現場に供給可能である。なお、15は弾性チューブを
ガイドするための部材である。
【0013】前記駆動軸7には該軸の軸線方向に所定間
隔をおいて多角形状をなす一対の取付プレート16が溶
接等により互いに平行に固定されている。この取付プレ
ート16の各角部間には弾性チューブ14の内周面に接
触して偏平状態のチューブを円筒状に復元するためのロ
ーラ17がそれぞれ回転可能に支持されている。
【0014】さらに、前記両取付プレート16の側面に
は複数箇所に支持アーム18が互いに平行に支持され、
各アーム18には弾性チューブ14の左右両側面の位置
規制を行う位置規制ローラ19がそれぞれ回転可能に支
持されている。
【0015】次に、この発明の要部である押圧ローラ1
2の構成を図1を中心に説明する。押圧ローラ12は支
持軸10の円柱状部に対しラジアルベアリング(図示
略)により回転可能に支持される金属製の内側剛性支持
体としての内側剛性筒体20と、該筒体20の外周面に
嵌合固定された弾性体21と、該弾性体21の外周面に
嵌合固定された外側剛性筒体22とにより形成されてい
る。又、前記外側剛性筒体22の外周面は中央部ほど凸
となる緩やかな円弧状に形成され、先端部側では弾性体
21の先端部とともに円弧状に形成されている。この押
圧ローラ12は、内側剛性筒体20と外側剛性筒体22
を型(図示略)にセットし、両筒体20,22間に溶融
ゴムを注入することにより製造される。なお、図3にお
いて外側剛性筒体22の外周面の中央部にある二本の平
行な線の間は円筒状部であって、チューブ14を平行に
押圧する。又、ボルト11と対応する部分が四角柱状で
ローラ12の支持部が円柱状であっても良く、全体が円
柱状であっても良い。
【0016】次に、前記のように構成したスクイズ式ポ
ンプについて、その作用を説明する。図3,4に示すモ
ータ6の駆動軸7が回転されると、支持アーム9、押圧
ローラ12、復元ローラ17及び位置規制ローラ19等
は一体となって公転する。この公転により弾性チューブ
14の左右両側面が挟着され、両ローラ12はチューブ
14を図2に示すように挟着して偏平状に変形しつつ公
転するので、チューブ14内のコンクリートは吸入側端
部14aから出口側端部14bに向かって移送される。
【0017】この実施例では押圧ローラ12を図1に示
すように内側剛性筒体20、弾性体21及び外側剛性筒
体22により構成した。このため、弾性チューブ14の
押圧開始時期に弾性チューブ14から押圧ローラ12が
強い反発力を受けた場合に外側剛性筒体22が弾性体2
1を圧縮しながら変位され、弾性チューブ14の局部的
な摩耗が抑制される。すなわち、弾性チューブ14の圧
縮開始初期は該チューブ14が図1の二点鎖線で示すよ
うに変形され、このとき外側剛性筒体22も弾性体21
を圧縮して二点鎖線で示すように変位されて、過大な反
発力が吸収され、チューブの磨耗が抑制される。
【0018】両押圧ローラ12の外周面は前述したよう
に中央部ほど凸となる緩やかな円弧状に形成されてい
る。このため、図2に示すように両ローラ12が弾性チ
ューブ14を完全に綴じ込み状態に押圧した状態では、
チューブ14の両端部の折り返し部14aは中央部と比
較して押圧力が弱くなり、チューブ14の耐久性が向上
するようになっている。
【0019】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)図5に示すように外側剛性筒体22の先端部を弾
性体21の先端部を覆う円弧状部22aを一体に形成す
ること。この場合には弾性チューブ14の押圧を開始す
る時期に弾性筒体21と外側剛性筒体22との接合界面
の繰り返し応力による剥離を抑制することができる。
又、外側剛性筒体22の基端部側にも円弧状部22aと
同様の円弧状部を設けてもよい。
【0020】(2)図6に示すように、内側剛性筒体2
0の外周面及び外側剛性筒体22の内周面に対し弾性体
21との耐剥離性を向上するための凸部20b,22b
を形成すること。
【0021】(3)図7に示すように弾性体21を別体
で形成しておき、これを両剛性筒体20,22の間に接
着材25を使用して接着固定すること。 (4)図8に示すように、支持アーム9Aの先端部間に
対し支持軸10Aを介して弾性チューブ14をドラム1
の内周面に向かって押圧する押圧ローラ12Aを支持す
る。この押圧ローラ12Aを、内側剛性筒体20A、弾
性体21A及び外側剛性筒体22Aにより三層構造にす
ること。
【0022】このタイプの押圧ローラ12Aにおいて
は、弾性チューブ14の押圧を開始する時期において弾
性チューブ14内に例えば固形物が侵入した場合に、弾
性チューブ14からの反発力が局部的に増大する。この
ときもし押圧ローラ12Aが弾性変形しないと、固形物
によりチューブ内面が損傷するが、この実施例ではその
問題を解消することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は押圧ロ
ーラによる弾性チューブの摩耗を抑制することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した押圧ローラと弾性チュー
ブの断面図である。
【図2】押圧ローラによる弾性チューブの押圧状態を示
す断面図である。
【図3】スクイズポンプの断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】この発明の別例を示す断面図である。
【図6】この発明の別例を示す断面図である。
【図7】この発明の別例を示す断面図である。
【図8】この発明の別例を示す断面図である。
【符号の説明】
12…押圧ローラ、20…内側剛性支持体としての内側
剛性筒体、21…弾性体、22…外側剛性筒体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム内に弾性チューブを配設し、この
    弾性チューブを押圧ローラにより偏平状に弾性変形して
    スラリーを移送するスクイズ式ポンプにおいて、内側剛
    性支持体の外周に対し弾性体を介して外側剛性筒体を嵌
    合して前記押圧ローラを構成したスクイズ式ポンプ。
JP33454193A 1993-12-28 1993-12-28 スクイズ式ポンプ Pending JPH07189925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33454193A JPH07189925A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 スクイズ式ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33454193A JPH07189925A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 スクイズ式ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07189925A true JPH07189925A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18278570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33454193A Pending JPH07189925A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 スクイズ式ポンプ

Country Status (1)

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JP (1) JPH07189925A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6168397B1 (en) 1997-07-01 2001-01-02 Daiichi Techno Co., Ltd. Flexible tube of squeeze pump

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6168397B1 (en) 1997-07-01 2001-01-02 Daiichi Techno Co., Ltd. Flexible tube of squeeze pump

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