JPH1193858A - スクイズ式ポンプ - Google Patents
スクイズ式ポンプInfo
- Publication number
- JPH1193858A JPH1193858A JP10182877A JP18287798A JPH1193858A JP H1193858 A JPH1193858 A JP H1193858A JP 10182877 A JP10182877 A JP 10182877A JP 18287798 A JP18287798 A JP 18287798A JP H1193858 A JPH1193858 A JP H1193858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- squeeze pump
- elastic tube
- roller
- pump according
- pressure roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B43/00—Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
- F04B43/12—Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having peristaltic action
- F04B43/1253—Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having peristaltic action by using two or more rollers as squeezing elements, the rollers moving on an arc of a circle during squeezing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B15/00—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts
- F04B15/02—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts the fluids being viscous or non-homogeneous
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2210/00—Working fluid
- F05B2210/10—Kind or type
- F05B2210/11—Kind or type liquid, i.e. incompressible
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
- F05C2225/02—Rubber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
- F05C2225/06—Polyamides, e.g. NYLON
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/04—Composite, e.g. fibre-reinforced
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S417/00—Pumps
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S417/00—Pumps
- Y10S417/90—Slurry pumps, e.g. concrete
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性チューブを挟圧する挟圧ローラのベアリ
ングの耐久性を向上することができるスクイズ式ポンプ
を提供する。 【解決手段】 挟圧ローラ22を樹脂により構成し、そ
の軸穴221のベアリング収容穴222,223に対
し、支持軸20の円柱状部202に嵌合した第1〜第4
のラジアルベアリング31〜34の外周面を嵌入する。
挟圧ローラ22を形成する樹脂としてポリアミド系樹脂
の注型ナイロンを用いることにより、弾性チューブ24
側から伝達される熱がローラ22の外周面から内周面側
に伝達し難くして、ベアリング31〜34の寿命を向上
する。
ングの耐久性を向上することができるスクイズ式ポンプ
を提供する。 【解決手段】 挟圧ローラ22を樹脂により構成し、そ
の軸穴221のベアリング収容穴222,223に対
し、支持軸20の円柱状部202に嵌合した第1〜第4
のラジアルベアリング31〜34の外周面を嵌入する。
挟圧ローラ22を形成する樹脂としてポリアミド系樹脂
の注型ナイロンを用いることにより、弾性チューブ24
側から伝達される熱がローラ22の外周面から内周面側
に伝達し難くして、ベアリング31〜34の寿命を向上
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生コンクリート等
のスラリーを移送することができるスクイズ式ポンプに
係わり、さらに詳しくは弾性チューブを扁平状に挟圧し
てスラリーを移送する挟圧ローラ及び弾性チューブの改
良された構造に関するものである。
のスラリーを移送することができるスクイズ式ポンプに
係わり、さらに詳しくは弾性チューブを扁平状に挟圧し
てスラリーを移送する挟圧ローラ及び弾性チューブの改
良された構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクイズ式ポンプにおいては、横
円筒ドラムの内周面に弾性チューブが横U字状に配設さ
れ、ドラムの中心部に貫通支持した駆動軸に対し180
度隔てた位置に一対の支持アームが同期回転可能に取り
付けられている。両支持アームの先端部には支持軸及び
ベアリングを介して前記弾性チューブを左右両側方から
挟圧しつつ偏平状に弾性変形する一対の挟圧ローラが支
持されている。そして、先行する一対の挟圧ローラが円
弧状の弾性チューブの挟圧を開始すると、両ローラに関
して先行するチューブ内のコンクリートがローラの公転
方向に移送される。又、後続の一対の挟圧ローラが弾性
チューブを挟圧して公転されると、先行する挟圧ローラ
と後続の挟圧ローラとの間の弾性チューブ内のコンクリ
ートが閉じ込み状態で前記公転方向に移送され、コンク
リートのポンプ作用が継続して行われる。
円筒ドラムの内周面に弾性チューブが横U字状に配設さ
れ、ドラムの中心部に貫通支持した駆動軸に対し180
度隔てた位置に一対の支持アームが同期回転可能に取り
付けられている。両支持アームの先端部には支持軸及び
ベアリングを介して前記弾性チューブを左右両側方から
挟圧しつつ偏平状に弾性変形する一対の挟圧ローラが支
持されている。そして、先行する一対の挟圧ローラが円
弧状の弾性チューブの挟圧を開始すると、両ローラに関
して先行するチューブ内のコンクリートがローラの公転
方向に移送される。又、後続の一対の挟圧ローラが弾性
チューブを挟圧して公転されると、先行する挟圧ローラ
と後続の挟圧ローラとの間の弾性チューブ内のコンクリ
ートが閉じ込み状態で前記公転方向に移送され、コンク
リートのポンプ作用が継続して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクイズ式
ポンプにおける挟圧ローラは、鉄により一体状に形成さ
れている。このため、挟圧ローラの重量が大きくなるば
かりでなく、鉄の熱伝導率が高いので、挟圧ローラと弾
性チューブとの接触面で発生した高温の熱が挟圧ローラ
の内部の軸穴へ伝達され易く、支持軸と挟圧ローラとの
間に介在されたベアリングを早期に摩耗させるという問
題があった。この問題は、弾性チューブが破裂して生コ
ンクリートが挟圧ローラの内部のベアリングの収容空間
に侵入しないようにシールを十分に行っているので、該
収容空間に熱が籠もり易いことに起因する。
ポンプにおける挟圧ローラは、鉄により一体状に形成さ
れている。このため、挟圧ローラの重量が大きくなるば
かりでなく、鉄の熱伝導率が高いので、挟圧ローラと弾
性チューブとの接触面で発生した高温の熱が挟圧ローラ
の内部の軸穴へ伝達され易く、支持軸と挟圧ローラとの
間に介在されたベアリングを早期に摩耗させるという問
題があった。この問題は、弾性チューブが破裂して生コ
ンクリートが挟圧ローラの内部のベアリングの収容空間
に侵入しないようにシールを十分に行っているので、該
収容空間に熱が籠もり易いことに起因する。
【0004】この発明の目的は上記従来の問題点を解消
して、挟圧ローラを支持するベアリングの耐久性を向上
することができるスクイズ式ポンプを提供することにあ
る。この発明の別の目的は、上記目的に加えて、弾性チ
ューブの耐久性を向上することができるスクイズ式ポン
プを提供することにある。
して、挟圧ローラを支持するベアリングの耐久性を向上
することができるスクイズ式ポンプを提供することにあ
る。この発明の別の目的は、上記目的に加えて、弾性チ
ューブの耐久性を向上することができるスクイズ式ポン
プを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記の目的を達成するため、弾性チューブを複数対のロ
ーラで挟圧して弾性変形させながら、各対の挟圧ローラ
を移動させることにより、弾性チューブを介してスラリ
ーを搬送するようにしたスクイズポンプであって、円筒
状のドラムと、ドラムの内周面に沿って配設された弾性
チューブと、前記ドラムの中心部に支持された駆動軸
と、前記駆動軸に片持ち支持された複数対の支持軸と、
各支持軸上において前記ローラを回転可能に支持するベ
アリングとを備え、前記挟圧ローラが合成樹脂材料によ
って形成されている。
上記の目的を達成するため、弾性チューブを複数対のロ
ーラで挟圧して弾性変形させながら、各対の挟圧ローラ
を移動させることにより、弾性チューブを介してスラリ
ーを搬送するようにしたスクイズポンプであって、円筒
状のドラムと、ドラムの内周面に沿って配設された弾性
チューブと、前記ドラムの中心部に支持された駆動軸
と、前記駆動軸に片持ち支持された複数対の支持軸と、
各支持軸上において前記ローラを回転可能に支持するベ
アリングとを備え、前記挟圧ローラが合成樹脂材料によ
って形成されている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1において
前記挟圧ローラは、前記合成樹脂材料を金型内に注入し
た後に重合することにより形成されている。請求項3記
載の発明は、前記合成樹脂材料から成型される挟圧ロー
ラの熱伝導率は4.8〜6.4(10-4cal/cm℃sec )
に設定されている。
前記挟圧ローラは、前記合成樹脂材料を金型内に注入し
た後に重合することにより形成されている。請求項3記
載の発明は、前記合成樹脂材料から成型される挟圧ロー
ラの熱伝導率は4.8〜6.4(10-4cal/cm℃sec )
に設定されている。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項3において
前記合成樹脂材料から成型される挟圧ローラのロックウ
ェル硬度は105〜125に設定されている。請求項5
記載の発明は、請求項4において前記合成樹脂材料から
成型される挟圧ローラの耐熱温度は120〜170℃で
ある。
前記合成樹脂材料から成型される挟圧ローラのロックウ
ェル硬度は105〜125に設定されている。請求項5
記載の発明は、請求項4において前記合成樹脂材料から
成型される挟圧ローラの耐熱温度は120〜170℃で
ある。
【0008】請求項6記載の発明は、請求項5において
前記合成樹脂材料から成型される挟圧ローラの圧縮強さ
は、700〜1300Kg/cm2に設定されている。請求項
7記載の発明は、請求項6において前記挟圧ローラは前
記ベアリングを収容するための孔を備え、前記ベアリン
グは挟圧ローラの収容孔に焼きばめされている。
前記合成樹脂材料から成型される挟圧ローラの圧縮強さ
は、700〜1300Kg/cm2に設定されている。請求項
7記載の発明は、請求項6において前記挟圧ローラは前
記ベアリングを収容するための孔を備え、前記ベアリン
グは挟圧ローラの収容孔に焼きばめされている。
【0009】請求項8記載の発明は、請求項7において
前記焼きばめは、前記挟圧ローラを最高使用温度以上に
加熱することによって収容孔を膨張させ、膨張した収容
孔に前記ベアリングを嵌入し、次いで、挟圧ローラ及び
ベアリングを冷却することを含むものである。
前記焼きばめは、前記挟圧ローラを最高使用温度以上に
加熱することによって収容孔を膨張させ、膨張した収容
孔に前記ベアリングを嵌入し、次いで、挟圧ローラ及び
ベアリングを冷却することを含むものである。
【0010】請求項9記載の発明は、請求項7におい
て、前記挟圧ローラとベアリングとの間の焼きばめ代K
1(%)は次式(1)によって定められるスクイズポン
プ。 K1=K0 +0.01(tmax −tmin )<1.0% (1) ここで、K0 (%)は基準焼きばめ代、tmax は挟圧ロ
ーラの最高使用温度(℃)、tmin は最低使用温度
(℃)であり、K0 (%)は次式(2)によって定めら
れる。
て、前記挟圧ローラとベアリングとの間の焼きばめ代K
1(%)は次式(1)によって定められるスクイズポン
プ。 K1=K0 +0.01(tmax −tmin )<1.0% (1) ここで、K0 (%)は基準焼きばめ代、tmax は挟圧ロ
ーラの最高使用温度(℃)、tmin は最低使用温度
(℃)であり、K0 (%)は次式(2)によって定めら
れる。
【0011】 K0 =(基準焼きばめ寸法/ベアリングの外径)×100 (2) ここで、基準焼きばめ寸法は、ベアリングの外径から収
容孔の内径を差し引いた値の2分の1で表される。
容孔の内径を差し引いた値の2分の1で表される。
【0012】請求項10記載の発明は、請求項9におい
て、前記基準焼きばめ代は0.3%〜0.6%に設定さ
れるスクイズポンプ。請求項11記載の発明は、請求項
10において、前記焼きばめ時における加熱温度は17
0〜180℃、加熱時間は3〜10分に設定されてい
る。
て、前記基準焼きばめ代は0.3%〜0.6%に設定さ
れるスクイズポンプ。請求項11記載の発明は、請求項
10において、前記焼きばめ時における加熱温度は17
0〜180℃、加熱時間は3〜10分に設定されてい
る。
【0013】請求項12記載の発明は、請求項1におい
て、前記挟圧ローラは弾性チューブを押圧する作用部位
を備え、その作用部位の肉厚は10mm以上であって、
挟圧ローラの外径に対する作用部位の外径の寸法比を、
0.1〜0.4に設定している。
て、前記挟圧ローラは弾性チューブを押圧する作用部位
を備え、その作用部位の肉厚は10mm以上であって、
挟圧ローラの外径に対する作用部位の外径の寸法比を、
0.1〜0.4に設定している。
【0014】請求項13記載の発明は、請求項2におい
て、前記合成樹脂材料はモノマー注型ナイロンであり、
その材料から成型される挟圧ローラは耐摩耗性、耐熱性
及び耐衝撃性を有している。
て、前記合成樹脂材料はモノマー注型ナイロンであり、
その材料から成型される挟圧ローラは耐摩耗性、耐熱性
及び耐衝撃性を有している。
【0015】請求項14記載の発明では、請求項1のス
クイズポンプはさらに、前記駆動軸に取り付けられた取
付けプレートと、前記取付けプレートに片持ち支持され
た複数の支持アームと、各支持アームに回転可能に支持
され、弾性チューブとの係合により、その位置を規制す
る規制ローラと、前記取付けプレートに装着され、前記
挟圧ローラによって圧縮された弾性チューブを復元させ
るための復元ローラとを備えている。
クイズポンプはさらに、前記駆動軸に取り付けられた取
付けプレートと、前記取付けプレートに片持ち支持され
た複数の支持アームと、各支持アームに回転可能に支持
され、弾性チューブとの係合により、その位置を規制す
る規制ローラと、前記取付けプレートに装着され、前記
挟圧ローラによって圧縮された弾性チューブを復元させ
るための復元ローラとを備えている。
【0016】請求項15記載の発明は、請求項1におい
て、前記弾性チューブの外径に対する内径の比率が0.
56〜0.72に設定され、かつ弾性チューブの肉厚
が、23〜35mmに設定されている。
て、前記弾性チューブの外径に対する内径の比率が0.
56〜0.72に設定され、かつ弾性チューブの肉厚
が、23〜35mmに設定されている。
【0017】請求項16記載の発明は、請求項15にお
いて、前記弾性チューブの外径に対する内径の比率が
0.6〜0.8に設定されている。請求項17記載の発
明は、請求項15において、前記弾性チューブの肉厚
が、28〜30mmに設定されている。
いて、前記弾性チューブの外径に対する内径の比率が
0.6〜0.8に設定されている。請求項17記載の発
明は、請求項15において、前記弾性チューブの肉厚
が、28〜30mmに設定されている。
【0018】請求項18記載の発明は、請求項12にお
いて、前記弾性チューブは、ゴム製のチューブ本体と、
該チューブ本体に埋設された補強層とを備えている。請
求項19記載の発明は、請求項18において、前記補強
層はチューブ本体の半径方向に所定の間隔をおいて複数
設けられ、それらの補強層は互いに反対方向に螺旋状に
巻回されている。
いて、前記弾性チューブは、ゴム製のチューブ本体と、
該チューブ本体に埋設された補強層とを備えている。請
求項19記載の発明は、請求項18において、前記補強
層はチューブ本体の半径方向に所定の間隔をおいて複数
設けられ、それらの補強層は互いに反対方向に螺旋状に
巻回されている。
【0019】請求項20記載の発明は、請求項19にお
いて、前記補強層が前記チューブ本体の軸線に対して交
わる角度は約50〜60度である。請求項21記載の発
明は、請求項20において、前記補強層は間隔を隔てて
配置された複数の糸と、各糸を包蔵するゴムとを備え、
かつ、各糸はナイロン及びポリエステルのいずれかによ
って形成されている。
いて、前記補強層が前記チューブ本体の軸線に対して交
わる角度は約50〜60度である。請求項21記載の発
明は、請求項20において、前記補強層は間隔を隔てて
配置された複数の糸と、各糸を包蔵するゴムとを備え、
かつ、各糸はナイロン及びポリエステルのいずれかによ
って形成されている。
【0020】請求項22に記載の発明は、請求項21に
おいて、前記弾性チューブの内周面と前記補強層との間
におけるチューブ本体の肉厚を、10〜15mmに設定
している。
おいて、前記弾性チューブの内周面と前記補強層との間
におけるチューブ本体の肉厚を、10〜15mmに設定
している。
【0021】請求項23に記載の発明は、請求項18に
おいて、前記チューブ本体は、耐摩耗性及び耐候性を有
するゴムにより構成され、該ゴムの材料は、50重量部
の天然ゴム、50重量部のスチレン・ブタジエンゴム、
50重量部のカーボンブラック、5重量部の亜鉛華、5
重量部の軟化剤、3重量部の加工助剤、2重量部の硫
黄、1重量部の加硫促進剤、2重量部のステアリン酸及
び1重量部の老化防止剤を含んでいるスクイズポンプ。
おいて、前記チューブ本体は、耐摩耗性及び耐候性を有
するゴムにより構成され、該ゴムの材料は、50重量部
の天然ゴム、50重量部のスチレン・ブタジエンゴム、
50重量部のカーボンブラック、5重量部の亜鉛華、5
重量部の軟化剤、3重量部の加工助剤、2重量部の硫
黄、1重量部の加硫促進剤、2重量部のステアリン酸及
び1重量部の老化防止剤を含んでいるスクイズポンプ。
【0022】請求項24に記載の発明は、請求項1にお
いて、前記挟圧ローラには、筒状の断熱層が埋設されて
いる。
いて、前記挟圧ローラには、筒状の断熱層が埋設されて
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図1〜図12に基づいて説明する。最初に、図
11,12によりスクイズ式ポンプの全体構成を説明す
ると、図11に示すように、横円筒状のドラム11は図
示しない搬送用台車に固定されている。このドラム11
の左端部には図12に示すように、側板12が一体状に
取り付けられ、その外側面には補強リブ13が溶接され
ている。又、ドラム11の右端開口部には蓋板14がボ
ルトにより固定されている。この蓋板14の中心部に形
成した開口部には取付プレート15を介して油圧モータ
16が固定されている。このモータ16の駆動軸17は
前記ドラム11内の中心部に延出され、その先端部は側
板12の中心部に対しラジアルベアリング18により支
持されている。
施形態を図1〜図12に基づいて説明する。最初に、図
11,12によりスクイズ式ポンプの全体構成を説明す
ると、図11に示すように、横円筒状のドラム11は図
示しない搬送用台車に固定されている。このドラム11
の左端部には図12に示すように、側板12が一体状に
取り付けられ、その外側面には補強リブ13が溶接され
ている。又、ドラム11の右端開口部には蓋板14がボ
ルトにより固定されている。この蓋板14の中心部に形
成した開口部には取付プレート15を介して油圧モータ
16が固定されている。このモータ16の駆動軸17は
前記ドラム11内の中心部に延出され、その先端部は側
板12の中心部に対しラジアルベアリング18により支
持されている。
【0024】前記駆動軸17の中間部には図11に示す
ように支持アーム19が互いに180度隔てて直線状に
延びるように連結され、両支持アーム19の先端部左右
両側面には図12に示すようにそれぞれ支持軸20が平
行状態でボルト21により締め付け固定されている。前
記各一対の支持軸20には弾性チューブ24を挟圧する
ための後に詳述する挟圧ローラ22が回転可能にそれぞ
れ支持されている。
ように支持アーム19が互いに180度隔てて直線状に
延びるように連結され、両支持アーム19の先端部左右
両側面には図12に示すようにそれぞれ支持軸20が平
行状態でボルト21により締め付け固定されている。前
記各一対の支持軸20には弾性チューブ24を挟圧する
ための後に詳述する挟圧ローラ22が回転可能にそれぞ
れ支持されている。
【0025】前記ドラム11の内周面には図11に示す
ように半円弧状のサポーター23が溶接等により固定さ
れている。このサポーター23の内周面に沿うように、
ゴムよりなる弾性チューブ24が装設されていて、その
吸入側端部241はドラム11の上部から水平に導出さ
れ、吸入配管を通して図示しないコンクリートのホッパ
ーに接続されている。又、弾性チューブ24の吐出側端
部242はドラム11の下部から水平に導出されてい
て、図示しない吐出配管を接続することにより、コンク
リートを工事現場に供給可能である。なお、25は弾性
チューブをガイドするための部材である。
ように半円弧状のサポーター23が溶接等により固定さ
れている。このサポーター23の内周面に沿うように、
ゴムよりなる弾性チューブ24が装設されていて、その
吸入側端部241はドラム11の上部から水平に導出さ
れ、吸入配管を通して図示しないコンクリートのホッパ
ーに接続されている。又、弾性チューブ24の吐出側端
部242はドラム11の下部から水平に導出されてい
て、図示しない吐出配管を接続することにより、コンク
リートを工事現場に供給可能である。なお、25は弾性
チューブをガイドするための部材である。
【0026】前記駆動軸17には該軸の軸線方向に所定
間隔をおいて多角形状をなす一対の取付プレート26が
溶接等により互いに平行に固定されている。これらの取
付プレート16の各角部間には弾性チューブ24の内周
表面に接触して偏平状態のチューブを円筒状に復元する
ためのローラ27がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。
間隔をおいて多角形状をなす一対の取付プレート26が
溶接等により互いに平行に固定されている。これらの取
付プレート16の各角部間には弾性チューブ24の内周
表面に接触して偏平状態のチューブを円筒状に復元する
ためのローラ27がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。
【0027】さらに、前記両取付プレート26の側面に
は複数箇所に支持アーム28が互いに平行に支持され、
各アーム28には弾性チューブ24の左右両側面の位置
規制を行う位置規制ローラ29がそれぞれ回転可能に支
持されている。
は複数箇所に支持アーム28が互いに平行に支持され、
各アーム28には弾性チューブ24の左右両側面の位置
規制を行う位置規制ローラ29がそれぞれ回転可能に支
持されている。
【0028】次に、この発明の要部である樹脂材よりな
る挟圧ローラ22の軸受構造を図1〜図3を中心に説明
する。図3に示すように、挟圧ローラ22は支持軸20
に対し第1〜第4のラジアルボールベアリング31〜3
4(以下単に第1〜第4のベアリングという)により回
転可能に支持されている。前記支持軸20は、前記支持
アーム19の側面にボルト21により締め付け固定され
る四角柱状部201を備えている。該四角柱状部201
には小径の軸部202と大径の軸部203が直列に一体
形成されている。小径の軸部202には前記第1,2の
ベアリング31,32のインナーレース311,321
が嵌合されている。大径の軸部203には前記第3及び
第4のラジアルベアリング33,34のインナーレース
331,341が嵌合されている。前記四角柱状部20
1と大径の軸部203との間にはフランジ部204が一
体に形成され、第3及び第4のベアリング33,34に
作用するスラスト荷重を受けるようにしている。
る挟圧ローラ22の軸受構造を図1〜図3を中心に説明
する。図3に示すように、挟圧ローラ22は支持軸20
に対し第1〜第4のラジアルボールベアリング31〜3
4(以下単に第1〜第4のベアリングという)により回
転可能に支持されている。前記支持軸20は、前記支持
アーム19の側面にボルト21により締め付け固定され
る四角柱状部201を備えている。該四角柱状部201
には小径の軸部202と大径の軸部203が直列に一体
形成されている。小径の軸部202には前記第1,2の
ベアリング31,32のインナーレース311,321
が嵌合されている。大径の軸部203には前記第3及び
第4のラジアルベアリング33,34のインナーレース
331,341が嵌合されている。前記四角柱状部20
1と大径の軸部203との間にはフランジ部204が一
体に形成され、第3及び第4のベアリング33,34に
作用するスラスト荷重を受けるようにしている。
【0029】図1に示すように、前記挟圧ローラ22の
中心に形成された軸穴221の内端寄りには、前記第
1,2のベアリング31,32のアウターレース31
2,322の外周面に焼きばめされる第1収容穴222
が形成されている。又、軸穴221の開口部寄りには前
記第3,4のベアリング33,34のアウターレース3
32,342の外周面に焼きばめされる第2収容穴22
3が形成されている。
中心に形成された軸穴221の内端寄りには、前記第
1,2のベアリング31,32のアウターレース31
2,322の外周面に焼きばめされる第1収容穴222
が形成されている。又、軸穴221の開口部寄りには前
記第3,4のベアリング33,34のアウターレース3
32,342の外周面に焼きばめされる第2収容穴22
3が形成されている。
【0030】前記挟圧ローラ22の先端部には、小孔2
24が形成されている。これは、挟圧ローラに対する第
1〜第4のベアリング31〜34を焼きばめする際に、
軸穴221内部の空気を外部に逃すためのものである。
小孔224は後工程において樹脂により密閉される。
24が形成されている。これは、挟圧ローラに対する第
1〜第4のベアリング31〜34を焼きばめする際に、
軸穴221内部の空気を外部に逃すためのものである。
小孔224は後工程において樹脂により密閉される。
【0031】又、図1,3に示すように、挟圧ローラ2
2の軸穴221の開口部寄り内周面には係止溝225が
形成され、該溝225には第4ベアリング34のアウタ
ーレース342の位置規制を行うためのC型止めリング
35が係止されている。挟圧ローラ22の基端部には嵌
合凹部226とネジ孔227が形成されている。シール
部材36を所定位置に保持するシールキャップ37は前
記ネジ孔227に螺合されるボルト38により嵌合凹部
226内に締め付け固定されている。そして、前記支持
軸20のフランジ部203の外周面と挟圧ローラ22の
軸穴221の開口縁との間のシールを保持する。
2の軸穴221の開口部寄り内周面には係止溝225が
形成され、該溝225には第4ベアリング34のアウタ
ーレース342の位置規制を行うためのC型止めリング
35が係止されている。挟圧ローラ22の基端部には嵌
合凹部226とネジ孔227が形成されている。シール
部材36を所定位置に保持するシールキャップ37は前
記ネジ孔227に螺合されるボルト38により嵌合凹部
226内に締め付け固定されている。そして、前記支持
軸20のフランジ部203の外周面と挟圧ローラ22の
軸穴221の開口縁との間のシールを保持する。
【0032】次に、挟圧ローラ22を構成する樹脂材に
ついて説明する。前記挟圧ローラ22を構成する樹脂材
料として、この実施形態ではモノマー注型ナイロン{宇
部興産グループの明和化成株式会社製の〔商品名;UB
E UMC(UBE Monomer Castin
g)ナイロン〕}を使用している。これは鋳物と同じよ
うに原料としてカプロラクタムをアルカリ触媒とともに
金型内に収容して重合させるもので、耐摩耗性、耐熱
性、耐衝撃性等に優れている。なお、表1に各種のモノ
マー注型ナイロンの諸性質を示す。各項目の圧縮強さ、
硬度及び熱伝導度の測定法はASTM(米国における材
料測定規格)のD696,D695,D785,C−1
77によっている。
ついて説明する。前記挟圧ローラ22を構成する樹脂材
料として、この実施形態ではモノマー注型ナイロン{宇
部興産グループの明和化成株式会社製の〔商品名;UB
E UMC(UBE Monomer Castin
g)ナイロン〕}を使用している。これは鋳物と同じよ
うに原料としてカプロラクタムをアルカリ触媒とともに
金型内に収容して重合させるもので、耐摩耗性、耐熱
性、耐衝撃性等に優れている。なお、表1に各種のモノ
マー注型ナイロンの諸性質を示す。各項目の圧縮強さ、
硬度及び熱伝導度の測定法はASTM(米国における材
料測定規格)のD696,D695,D785,C−1
77によっている。
【0033】
【表1】 NA:入手不可能 表1から明らかなように、注型ナイロンのUMC−2で
は、圧縮強さ及び耐熱性が挟圧ローラ22の材料として
望ましいものではない。UMC−1,UMC−3,UM
C−4,UMC−6のいずれかがローラの材質として選
択される。
は、圧縮強さ及び耐熱性が挟圧ローラ22の材料として
望ましいものではない。UMC−1,UMC−3,UM
C−4,UMC−6のいずれかがローラの材質として選
択される。
【0034】次に、挟圧ローラ22の軸穴221に対す
る第1〜第4のベアリング31〜34の焼きばめ方法に
ついて説明する。図1に示すように、挟圧ローラ22と
ベアリング31〜34との焼きばめ以前の常温状態で
は、第1及び第2のベアリング31,32の外径δ1が
挟圧ローラ22側の第1ベアリング収容穴222の内径
ε1よりも大きく形成されている。同様に、第3及び第
4のベアリング33,34の外径δ2も挟圧ローラ22
側の第2ベアリング収容穴223の内径ε2よりも大き
く形成されている。
る第1〜第4のベアリング31〜34の焼きばめ方法に
ついて説明する。図1に示すように、挟圧ローラ22と
ベアリング31〜34との焼きばめ以前の常温状態で
は、第1及び第2のベアリング31,32の外径δ1が
挟圧ローラ22側の第1ベアリング収容穴222の内径
ε1よりも大きく形成されている。同様に、第3及び第
4のベアリング33,34の外径δ2も挟圧ローラ22
側の第2ベアリング収容穴223の内径ε2よりも大き
く形成されている。
【0035】挟圧ローラ22とベアリング31〜34と
の基準焼きばめ寸法は、前記ベアリングの外径δ1(δ
2)から挟圧ローラ22のベアリング収容穴222(2
23)の内径ε1(ε2)を減算して2で除算すること
によって得られる。基準焼きばめ寸法のベアリングの外
径δ1に対する割合、即ち、基準焼きばめ代Koは、次
式で表される。
の基準焼きばめ寸法は、前記ベアリングの外径δ1(δ
2)から挟圧ローラ22のベアリング収容穴222(2
23)の内径ε1(ε2)を減算して2で除算すること
によって得られる。基準焼きばめ寸法のベアリングの外
径δ1に対する割合、即ち、基準焼きばめ代Koは、次
式で表される。
【0036】Ko(%)=(基準焼きばめ寸法/ベアリ
ングの外径)×100 前述したUMC−1の注型ナイロンを使用する場合、基
準焼きばめ代Koは、ローラ22の最高使用温度におい
て、ベアリング31,32(33,34)の外径δ1
(δ2)の0.3〜0.6%範囲内に設定される。
ングの外径)×100 前述したUMC−1の注型ナイロンを使用する場合、基
準焼きばめ代Koは、ローラ22の最高使用温度におい
て、ベアリング31,32(33,34)の外径δ1
(δ2)の0.3〜0.6%範囲内に設定される。
【0037】通常、挟圧ローラ22の最低使用温度と最
高使用温度との間には大きな差がある。実際の焼きばめ
代K1は、これらの使用温度の影響を受けるため、それ
らの温度に応じて補正される。最高使用温度をtmax 、
最低使用温度をtmin とすると、実際の焼きばめ代K1
は次式で求められる。さらに、その焼きばめ代K1は
1.0%未満である必要がある。
高使用温度との間には大きな差がある。実際の焼きばめ
代K1は、これらの使用温度の影響を受けるため、それ
らの温度に応じて補正される。最高使用温度をtmax 、
最低使用温度をtmin とすると、実際の焼きばめ代K1
は次式で求められる。さらに、その焼きばめ代K1は
1.0%未満である必要がある。
【0038】K1(%)=Ko+0.01(tmax −t
min )<1.0 例えば、第1,2のベアリング31,32の外径δ1が
125mmとすると、第1ベアリング収容穴222の内
径ε1を124.25〜124.50mmにしている。
このときの基準焼きばめ代Koは、0.5〜0.75m
mで、この数値のベアリング31〜34の外径δ1(δ
2)に対する割合は0.4〜0.6%である。
min )<1.0 例えば、第1,2のベアリング31,32の外径δ1が
125mmとすると、第1ベアリング収容穴222の内
径ε1を124.25〜124.50mmにしている。
このときの基準焼きばめ代Koは、0.5〜0.75m
mで、この数値のベアリング31〜34の外径δ1(δ
2)に対する割合は0.4〜0.6%である。
【0039】焼きばめの際の熱媒体は、油(例えば、商
品名;日石ハイサーム井80)を用いて充分攪拌する。
加熱温度は横軸に焼きばめ代Koと縦軸に最高使用温度
tmax との関係を示す図4のグラフによって求められ
る。例えば、焼きばめ代Koが0.6%で、最高使用温
度tmax が100℃の場合、焼きばめ温度は170〜1
80℃の範囲に設定される。
品名;日石ハイサーム井80)を用いて充分攪拌する。
加熱温度は横軸に焼きばめ代Koと縦軸に最高使用温度
tmax との関係を示す図4のグラフによって求められ
る。例えば、焼きばめ代Koが0.6%で、最高使用温
度tmax が100℃の場合、焼きばめ温度は170〜1
80℃の範囲に設定される。
【0040】又、図5は横軸に浸漬加熱時間、縦軸に挟
圧ローラ22の肉厚ρ(mm)をとり、加熱温度との関
係を示すグラフである。このグラフから適正な加熱時間
が求められる。例えば、挟圧ローラ22の肉厚ρが20
〜30mmで加熱温度が170〜180℃の場合には、
加熱時間は4.5〜10.0分の範囲に設定される。こ
の加熱時間は通常3〜10分の範囲に設定される。
圧ローラ22の肉厚ρ(mm)をとり、加熱温度との関
係を示すグラフである。このグラフから適正な加熱時間
が求められる。例えば、挟圧ローラ22の肉厚ρが20
〜30mmで加熱温度が170〜180℃の場合には、
加熱時間は4.5〜10.0分の範囲に設定される。こ
の加熱時間は通常3〜10分の範囲に設定される。
【0041】前記挟圧ローラ22を、上記の条件に従っ
て、焼きばめ温度180℃に加熱した場合、約2%膨張
することになる。この膨張状態で図2に実線で示すよう
に挟圧ローラ22のベアリング収容穴222の内径ε1
が、第1及び第2のベアリング31,32の外径δ1よ
りも大きくなり、隙間μ(0.5〜2.0mm)が形成
されて各ベアリング31〜34をベアリング収容穴22
2に円滑に挿入することができる。ベアリングの挿入
後、挟圧ローラ22の温度を常温まで低下させると、挟
圧ローラ22が収縮してベアリング収容穴222,22
3の内面がベアリング31〜34の外周面に強固に押圧
されて、挟圧ローラ22がベアリングに強固に固定され
る。
て、焼きばめ温度180℃に加熱した場合、約2%膨張
することになる。この膨張状態で図2に実線で示すよう
に挟圧ローラ22のベアリング収容穴222の内径ε1
が、第1及び第2のベアリング31,32の外径δ1よ
りも大きくなり、隙間μ(0.5〜2.0mm)が形成
されて各ベアリング31〜34をベアリング収容穴22
2に円滑に挿入することができる。ベアリングの挿入
後、挟圧ローラ22の温度を常温まで低下させると、挟
圧ローラ22が収縮してベアリング収容穴222,22
3の内面がベアリング31〜34の外周面に強固に押圧
されて、挟圧ローラ22がベアリングに強固に固定され
る。
【0042】このようにして、挟圧ローラ22とベアリ
ング31〜34の焼きばめ作業が行われる。仮に、前記
挟圧ローラ22とベアリング31〜33との嵌合状態が
緩い場合には、ポンプの駆動中に挟圧ローラとベアリン
グとの間にガタツキが生じてローラの円滑な回転が阻害
され、耐久性が低下する。
ング31〜34の焼きばめ作業が行われる。仮に、前記
挟圧ローラ22とベアリング31〜33との嵌合状態が
緩い場合には、ポンプの駆動中に挟圧ローラとベアリン
グとの間にガタツキが生じてローラの円滑な回転が阻害
され、耐久性が低下する。
【0043】前記挟圧ローラ22の外周面は中央部ほど
凸となる緩やかな円弧状に形成され、先端部側では円弧
状に形成されている。なお、図3において挟圧ローラ2
2の外周面の中央部にある二本の平行な線の間は円筒状
部であって、チューブ24を平行に挟圧する。挟圧ロー
ラ22の先端部外周寄りの円弧状部228は、弾性チュ
ーブ24に対する最初の食い込みのときにチューブ24
に接触するだけであるので、それ程厚さを必要としな
い。しかし、常時弾性チューブ24を挟圧する円柱状部
分229では肉厚ρが小さいと、外周面と内周面との間
の温度勾配が小さく熱が内部のベアリング31〜34へ
伝わり易いので、ベアリング31〜34の焼きばめ状態
が弛み、ベアリングのガタツキが起こり、破損し易い。
又、肉厚ρが小さいと、ベアリング31〜34の焼きば
め保持力が小さくなるので、使用中に焼きばめ状態が緩
む。従って、この挟圧ローラ22の肉厚ρは、ベアリン
グ31〜33の焼きばめ保持力が低下しない最低10m
mが必要であり、前記挟圧ローラ22の外径ε3に対す
る該ローラ22の肉厚ρの寸法比(ρ/ε3)は、0.
1以上が望ましい。又、この寸法比が0.4を越える
と、ローラ22の外径が同一の場合、ベアリング31〜
34の機械的強度が低下するので好ましくない。従っ
て、寸法比(ρ/ε3)は、0.1〜0.4の範囲に設
定される。
凸となる緩やかな円弧状に形成され、先端部側では円弧
状に形成されている。なお、図3において挟圧ローラ2
2の外周面の中央部にある二本の平行な線の間は円筒状
部であって、チューブ24を平行に挟圧する。挟圧ロー
ラ22の先端部外周寄りの円弧状部228は、弾性チュ
ーブ24に対する最初の食い込みのときにチューブ24
に接触するだけであるので、それ程厚さを必要としな
い。しかし、常時弾性チューブ24を挟圧する円柱状部
分229では肉厚ρが小さいと、外周面と内周面との間
の温度勾配が小さく熱が内部のベアリング31〜34へ
伝わり易いので、ベアリング31〜34の焼きばめ状態
が弛み、ベアリングのガタツキが起こり、破損し易い。
又、肉厚ρが小さいと、ベアリング31〜34の焼きば
め保持力が小さくなるので、使用中に焼きばめ状態が緩
む。従って、この挟圧ローラ22の肉厚ρは、ベアリン
グ31〜33の焼きばめ保持力が低下しない最低10m
mが必要であり、前記挟圧ローラ22の外径ε3に対す
る該ローラ22の肉厚ρの寸法比(ρ/ε3)は、0.
1以上が望ましい。又、この寸法比が0.4を越える
と、ローラ22の外径が同一の場合、ベアリング31〜
34の機械的強度が低下するので好ましくない。従っ
て、寸法比(ρ/ε3)は、0.1〜0.4の範囲に設
定される。
【0044】次に、弾性チューブ24の構成について説
明する。次に、本願発明の要部である弾性チューブ24
の構成について説明する。この弾性チューブ24は、図
6に示すように、ゴム製の円筒状をなすチューブ本体4
0と、該本体40内に複数層に、かつ同心状に埋設され
た第1〜4の補強層41,42,43,44とにより構
成されている。チューブ本体40の材質としては耐摩耗
性、耐候性のゴムが用いられている。このゴムは、例え
ば、表2のような組成である。
明する。次に、本願発明の要部である弾性チューブ24
の構成について説明する。この弾性チューブ24は、図
6に示すように、ゴム製の円筒状をなすチューブ本体4
0と、該本体40内に複数層に、かつ同心状に埋設され
た第1〜4の補強層41,42,43,44とにより構
成されている。チューブ本体40の材質としては耐摩耗
性、耐候性のゴムが用いられている。このゴムは、例え
ば、表2のような組成である。
【0045】
【表2】 又、補強層41〜44は、図8に示すように、ナイロン
糸45を複数本同一面に互いに接触しないように配置し
てトッピングにより各ナイロン糸45をゴム46で包蔵
して平板状に形成した長尺の化繊コード47を使用して
いる。ナイロン糸45としてナイロン6あるいはナイロ
ン66が用いられ、ゴム46として天然ゴムあるいはス
チレン・ブタジエンゴムなどが用いられる。
糸45を複数本同一面に互いに接触しないように配置し
てトッピングにより各ナイロン糸45をゴム46で包蔵
して平板状に形成した長尺の化繊コード47を使用して
いる。ナイロン糸45としてナイロン6あるいはナイロ
ン66が用いられ、ゴム46として天然ゴムあるいはス
チレン・ブタジエンゴムなどが用いられる。
【0046】この化繊コード47の厚さは0.6〜1.
2mm、幅は200〜500mmに設定されている。第
1及び第2の補強層41,42の化繊コード47は例え
ば時計回りと反時計回り方向にそれぞれ螺旋状に巻き付
けられ、同様に第3補強層43と第4補強層44も化繊
コード47の螺旋巻き回方向が逆となっている。
2mm、幅は200〜500mmに設定されている。第
1及び第2の補強層41,42の化繊コード47は例え
ば時計回りと反時計回り方向にそれぞれ螺旋状に巻き付
けられ、同様に第3補強層43と第4補強層44も化繊
コード47の螺旋巻き回方向が逆となっている。
【0047】弾性チューブ本体40における前記補強層
41〜44のチューブ軸線に対する巻回角度(静止角)
は、54度44分に設定されている。この角度は約50
度から約60度の範囲内に設定することが望ましい。こ
の範囲内であれば、弾性チューブ24を介してスラリー
が移送されるとき、スラリーの圧力による弾性チューブ
24の膨張を抑制できる。従って、弾性チューブの耐久
性が向上する。
41〜44のチューブ軸線に対する巻回角度(静止角)
は、54度44分に設定されている。この角度は約50
度から約60度の範囲内に設定することが望ましい。こ
の範囲内であれば、弾性チューブ24を介してスラリー
が移送されるとき、スラリーの圧力による弾性チューブ
24の膨張を抑制できる。従って、弾性チューブの耐久
性が向上する。
【0048】又、図7に示す弾性チューブ24の外周面
244の直径(以下外径φ1という)と、内周面243
の直径(以下内径φ2という)との寸法比(φ2/φ
1)は、0.56〜0.72に設定されている。従っ
て、挟圧ローラ22による弾性チューブ24の挟圧開始
初期には、図10に示すようにチューブ24は適正に挟
圧される。この寸法比の設定の根拠を以下に説明する。
244の直径(以下外径φ1という)と、内周面243
の直径(以下内径φ2という)との寸法比(φ2/φ
1)は、0.56〜0.72に設定されている。従っ
て、挟圧ローラ22による弾性チューブ24の挟圧開始
初期には、図10に示すようにチューブ24は適正に挟
圧される。この寸法比の設定の根拠を以下に説明する。
【0049】例えば、弾性チューブ24の外径φ1を1
59.0mm、内径φ2を101.6mmに設定した第
1弾性チューブと、外径φ1を165.0mm、内径φ
2を105.0mmに設定した第2弾性チューブを用い
てコンクリートの移送試験を行った。その結果、いずれ
の弾性チューブを用いても、挟圧ローラ22による弾性
チューブの適正な挟圧が行われることが分かった。(表
3参照)また、弾性チューブの外径φ1を159.0m
m又は165.0mmに設定し、弾性チューブ24の肉
厚ηを、23.0〜35.0mmに設定した場合にも、
適正な挟圧が行われることが分かった。
59.0mm、内径φ2を101.6mmに設定した第
1弾性チューブと、外径φ1を165.0mm、内径φ
2を105.0mmに設定した第2弾性チューブを用い
てコンクリートの移送試験を行った。その結果、いずれ
の弾性チューブを用いても、挟圧ローラ22による弾性
チューブの適正な挟圧が行われることが分かった。(表
3参照)また、弾性チューブの外径φ1を159.0m
m又は165.0mmに設定し、弾性チューブ24の肉
厚ηを、23.0〜35.0mmに設定した場合にも、
適正な挟圧が行われることが分かった。
【0050】
【表3】 従って、弾性チューブにおける好適な寸法比(φ2/φ
1)は、0.56〜0.72である。さらに、好ましく
は、寸法比(φ2/φ1)が、0.60〜0.68であ
る。弾性チューブの肉厚ηは、23〜35mmが望まし
く、28〜30mmであればさらに望ましい。
1)は、0.56〜0.72である。さらに、好ましく
は、寸法比(φ2/φ1)が、0.60〜0.68であ
る。弾性チューブの肉厚ηは、23〜35mmが望まし
く、28〜30mmであればさらに望ましい。
【0051】弾性チューブ24の肉厚ηが35mm以上
になると、補強層41,42,43,44とゴム本体4
0との接着面が剥離し易くなる。肉厚ηが23mm以上
必要な理由は、弾性チューブ24が扁平状態からの復元
力を必要とし、加熱による剥離を防止するためである。
になると、補強層41,42,43,44とゴム本体4
0との接着面が剥離し易くなる。肉厚ηが23mm以上
必要な理由は、弾性チューブ24が扁平状態からの復元
力を必要とし、加熱による剥離を防止するためである。
【0052】さらに、図8に示すように、最内側の第1
補強層41とチューブ24の内周面243との間のゴム
層の肉厚γは、10〜15mmに設定されている。この
ゴム層の肉厚γは、図9に示すように、弾性チューブ2
4内に異物48の噛み込みが生じた場合に、弾性チュー
ブ24の第1補強層41が異物48により切断されない
ように設定されている。
補強層41とチューブ24の内周面243との間のゴム
層の肉厚γは、10〜15mmに設定されている。この
ゴム層の肉厚γは、図9に示すように、弾性チューブ2
4内に異物48の噛み込みが生じた場合に、弾性チュー
ブ24の第1補強層41が異物48により切断されない
ように設定されている。
【0053】次に、前記のように構成したスクイズ式ポ
ンプについて、その動作を説明する。図12に示すモー
タ16の駆動軸17が回転されると、支持アーム19、
挟圧ローラ22、復元ローラ27及び位置規制ローラ2
9等は同期して公転する。この公転により弾性チューブ
24の左右両側面が左右一対の挟圧ローラ22により挟
着され、両ローラ22はチューブ24を図3及び図12
に示すように挟着して偏平状に変形しつつ公転するの
で、チューブ24内のコンクリートは吸入側端部241
から出口側端部242に向かって移送される。
ンプについて、その動作を説明する。図12に示すモー
タ16の駆動軸17が回転されると、支持アーム19、
挟圧ローラ22、復元ローラ27及び位置規制ローラ2
9等は同期して公転する。この公転により弾性チューブ
24の左右両側面が左右一対の挟圧ローラ22により挟
着され、両ローラ22はチューブ24を図3及び図12
に示すように挟着して偏平状に変形しつつ公転するの
で、チューブ24内のコンクリートは吸入側端部241
から出口側端部242に向かって移送される。
【0054】次に、前記のように構成された実施形態の
各構成に基づく作用効果を列記する。 ・前記実施形態では、支持軸20にベアリング31〜3
4を介して支持される挟圧ローラ22を樹脂により構成
したので、ローラの熱伝導率を小さくしてローラの外周
面で発生した熱がローラの軸穴221側へ伝達され難く
なり、密封されたベアリング31〜34が高熱に晒され
て劣化し、寿命が短縮されることはない。
各構成に基づく作用効果を列記する。 ・前記実施形態では、支持軸20にベアリング31〜3
4を介して支持される挟圧ローラ22を樹脂により構成
したので、ローラの熱伝導率を小さくしてローラの外周
面で発生した熱がローラの軸穴221側へ伝達され難く
なり、密封されたベアリング31〜34が高熱に晒され
て劣化し、寿命が短縮されることはない。
【0055】・前記実施形態では、金型に樹脂原料を注
入して重合させるモノマー注型ナイロンにより前記挟圧
ローラ22を成型したので、製造を容易に行うことがで
きる。
入して重合させるモノマー注型ナイロンにより前記挟圧
ローラ22を成型したので、製造を容易に行うことがで
きる。
【0056】・前記実施形態では、前記挟圧ローラを形
成する樹脂の膨張係数を、6.5〜8.5(10-5/
℃)に設定したので、ベアリング31〜34の焼きばめ
を容易に行うことができる。
成する樹脂の膨張係数を、6.5〜8.5(10-5/
℃)に設定したので、ベアリング31〜34の焼きばめ
を容易に行うことができる。
【0057】・前記実施形態では、前記挟圧ローラを形
成する樹脂の熱伝導率を、4.8〜6.4(10-4cal/
cm℃sec )に設定したので、ベアリング31〜34が高
熱に晒されて劣化し、寿命が短縮されることはない。
成する樹脂の熱伝導率を、4.8〜6.4(10-4cal/
cm℃sec )に設定したので、ベアリング31〜34が高
熱に晒されて劣化し、寿命が短縮されることはない。
【0058】・前記実施形態では、前記挟圧ローラの樹
脂の硬度を、105〜125(Rscale )に設定したの
で、耐摩耗性及び耐衝撃性を向上することができる。 ・前記実施形態では、前記挟圧ローラの樹脂の耐熱性
を、120〜170℃に設定したので、スクイズ式ポン
プの最高使用温度100℃に耐えることができる。
脂の硬度を、105〜125(Rscale )に設定したの
で、耐摩耗性及び耐衝撃性を向上することができる。 ・前記実施形態では、前記挟圧ローラの樹脂の耐熱性
を、120〜170℃に設定したので、スクイズ式ポン
プの最高使用温度100℃に耐えることができる。
【0059】・前記実施形態では、前記挟圧ローラ22
の樹脂の圧縮強さを、700〜1300(Kg/cm 2 )
に設定したので、耐摩耗性及び耐衝撃性を向上すること
ができる。
の樹脂の圧縮強さを、700〜1300(Kg/cm 2 )
に設定したので、耐摩耗性及び耐衝撃性を向上すること
ができる。
【0060】・前記実施形態では、前記挟圧ローラ22
を使用最高温度以上に加熱し、その膨張したベアリング
収容穴222,223に前記ベアリング31〜34を嵌
入し、冷却後にベアリング収容穴の内周面をベアリング
31〜34の外周面に押圧する焼きばめを行うようにし
たので、ローラ22の回転中にベアリングにガタツキが
生じることはなく、ベアリングの耐久性を向上すること
ができる。
を使用最高温度以上に加熱し、その膨張したベアリング
収容穴222,223に前記ベアリング31〜34を嵌
入し、冷却後にベアリング収容穴の内周面をベアリング
31〜34の外周面に押圧する焼きばめを行うようにし
たので、ローラ22の回転中にベアリングにガタツキが
生じることはなく、ベアリングの耐久性を向上すること
ができる。
【0061】・前記実施形態では、前記基準焼きばめ代
Koを、最高使用温度tmax において、ベアリングの外
径(δ1,δ2)の0.3〜0.6%の範囲に設定し、
挟圧ローラ22の最低使用温度をtmin とすると、挟圧
ローラの焼きばめ代K1を、K1(%)=Ko+0.0
1(tmax −tmin )<1.0上記式により設定した。
このため、焼きばめ代K1を適正範囲に容易に設定する
ことができる。
Koを、最高使用温度tmax において、ベアリングの外
径(δ1,δ2)の0.3〜0.6%の範囲に設定し、
挟圧ローラ22の最低使用温度をtmin とすると、挟圧
ローラの焼きばめ代K1を、K1(%)=Ko+0.0
1(tmax −tmin )<1.0上記式により設定した。
このため、焼きばめ代K1を適正範囲に容易に設定する
ことができる。
【0062】・前記実施形態では、挟圧ローラの焼きば
めの加熱温度を、170〜180℃、加熱時間を3〜1
0分に設定したので、焼きばめ作業を効率良く適正に行
うことができる。
めの加熱温度を、170〜180℃、加熱時間を3〜1
0分に設定したので、焼きばめ作業を効率良く適正に行
うことができる。
【0063】・前記実施形態では、前記挟圧ローラ22
の弾性チューブを挟圧する部位の肉厚ρを、10mm以
上とし、かつ、同部位における挟圧ローラの外径ε3に
対する割合を、1割〜4割に設定した。このため、ロー
ラ22の外周面と内周面との温度勾配を大きくして、ベ
アリングの過加熱を抑制し、ベアリングの焼きばめ剛性
を長期に亘って確保することができる。
の弾性チューブを挟圧する部位の肉厚ρを、10mm以
上とし、かつ、同部位における挟圧ローラの外径ε3に
対する割合を、1割〜4割に設定した。このため、ロー
ラ22の外周面と内周面との温度勾配を大きくして、ベ
アリングの過加熱を抑制し、ベアリングの焼きばめ剛性
を長期に亘って確保することができる。
【0064】・前記実施形態では、前記挟圧ローラ22
を、明和化成株式会社製の商品名UMC−1,UMC−
3,UMC−4,UMC−6のモノマー注型ナイロンの
なかから選択した。このため、挟圧ローラ22の耐摩耗
性、耐熱性、耐衝撃性を向上し、ベアリング31〜34
の耐久性を向上することができる。
を、明和化成株式会社製の商品名UMC−1,UMC−
3,UMC−4,UMC−6のモノマー注型ナイロンの
なかから選択した。このため、挟圧ローラ22の耐摩耗
性、耐熱性、耐衝撃性を向上し、ベアリング31〜34
の耐久性を向上することができる。
【0065】・前記実施形態では、挟圧ローラ22の外
周面を中央部ほど凸となる緩やかな円弧状に形成した。
このため、図3に示すように両ローラ22が弾性チュー
ブ24を完全に綴じ込み状態に挟圧した状態では、チュ
ーブ24の両端部の折り返し部が中央部と比較して挟圧
力が弱くなり、チューブ24の局部応力集中を緩和して
耐久性を向上することができる。
周面を中央部ほど凸となる緩やかな円弧状に形成した。
このため、図3に示すように両ローラ22が弾性チュー
ブ24を完全に綴じ込み状態に挟圧した状態では、チュ
ーブ24の両端部の折り返し部が中央部と比較して挟圧
力が弱くなり、チューブ24の局部応力集中を緩和して
耐久性を向上することができる。
【0066】・前記実施形態では、前記弾性チューブ2
4の外径φ1と内径φ2の寸法比(φ2/φ1)を0.
56〜0.72に設定し、弾性チューブ24の肉厚η
を、23〜35mmに設定した。このため、挟圧ローラ
22が弾性チューブ24の挟圧を開始する際、ドラム1
1の内周面側に押圧されて扁平状になることはなく、弾
性チューブ24が正規の挟圧位置に挟み込まれる。従っ
て、弾性チューブ24が局部的に過大な応力を受けて損
傷することはなく、チューブの耐久性を向上することが
できる。
4の外径φ1と内径φ2の寸法比(φ2/φ1)を0.
56〜0.72に設定し、弾性チューブ24の肉厚η
を、23〜35mmに設定した。このため、挟圧ローラ
22が弾性チューブ24の挟圧を開始する際、ドラム1
1の内周面側に押圧されて扁平状になることはなく、弾
性チューブ24が正規の挟圧位置に挟み込まれる。従っ
て、弾性チューブ24が局部的に過大な応力を受けて損
傷することはなく、チューブの耐久性を向上することが
できる。
【0067】・前記実施形態では、寸法比(φ2/φ
1)を0.60〜0.68の範囲に設定した。このた
め、弾性チューブ24がローラの正規の挟圧位置にさら
に円滑に挟み込まれ、チューブの耐久性を向上すること
ができる。
1)を0.60〜0.68の範囲に設定した。このた
め、弾性チューブ24がローラの正規の挟圧位置にさら
に円滑に挟み込まれ、チューブの耐久性を向上すること
ができる。
【0068】・前記実施形態では、前記弾性チューブ2
4を、ゴム製のチューブ本体40と、該本体に埋設され
た補強層41〜44とにより構成した。このため、弾性
チューブの耐久性を向上することができる。
4を、ゴム製のチューブ本体40と、該本体に埋設され
た補強層41〜44とにより構成した。このため、弾性
チューブの耐久性を向上することができる。
【0069】・前記実施形態では、前記補強層41〜4
4をチューブ本体40の半径方向に所定の間隔をおいて
複数層設け、それらの補強層41〜44を互いに反対方
向に螺旋状に巻回した。このため、弾性チューブ24の
耐久性をさらに向上することができる。
4をチューブ本体40の半径方向に所定の間隔をおいて
複数層設け、それらの補強層41〜44を互いに反対方
向に螺旋状に巻回した。このため、弾性チューブ24の
耐久性をさらに向上することができる。
【0070】・前記実施形態では、前記弾性チューブ本
体40の円周方向に対する前記補強層41〜44の螺旋
巻回角度を、静止角を挟んで±5度の範囲に設定した。
このため、弾性チューブ24の耐久性をさらに向上する
ことができる。
体40の円周方向に対する前記補強層41〜44の螺旋
巻回角度を、静止角を挟んで±5度の範囲に設定した。
このため、弾性チューブ24の耐久性をさらに向上する
ことができる。
【0071】・前記実施形態では、前記補強層41〜4
4をナイロン、あるいはポリエステル等の化学繊維45
を所定間隔をおいて複数本並列に配置した状態でそれら
の外周をゴム46により包蔵するトッピングにより形成
された化繊コード47により構成した。このため、弾性
チューブ24の耐久性をさらに向上することができる。
4をナイロン、あるいはポリエステル等の化学繊維45
を所定間隔をおいて複数本並列に配置した状態でそれら
の外周をゴム46により包蔵するトッピングにより形成
された化繊コード47により構成した。このため、弾性
チューブ24の耐久性をさらに向上することができる。
【0072】・前記実施形態では、前記弾性チューブ2
4の内周面243と最内側に埋設された第1補強層41
との間のチューブ本体40の肉厚γを、10〜15mm
に設定した。このため、弾性チューブが異物48を噛み
込んだ場合に、補強層41が異物により切断されるのを
防止して、弾性チューブ24の耐久性をさらに向上する
ことができる。
4の内周面243と最内側に埋設された第1補強層41
との間のチューブ本体40の肉厚γを、10〜15mm
に設定した。このため、弾性チューブが異物48を噛み
込んだ場合に、補強層41が異物により切断されるのを
防止して、弾性チューブ24の耐久性をさらに向上する
ことができる。
【0073】・前記実施形態では、前記チューブ本体4
0を、天然ゴム;50重量部、スチレン・ブタジエンゴ
ム;50重量部、カーボンブラック;50重量部、亜鉛
華;5重量部、軟化剤;5重量部、加工助剤;3重量
部、硫黄;2重量部、加硫促進剤;1重量部、ステアリ
ン酸;2重量部、老化防止剤;1重量部により構成し
た。このため、弾性チューブ24の耐久性を向上するこ
とができる。
0を、天然ゴム;50重量部、スチレン・ブタジエンゴ
ム;50重量部、カーボンブラック;50重量部、亜鉛
華;5重量部、軟化剤;5重量部、加工助剤;3重量
部、硫黄;2重量部、加硫促進剤;1重量部、ステアリ
ン酸;2重量部、老化防止剤;1重量部により構成し
た。このため、弾性チューブ24の耐久性を向上するこ
とができる。
【0074】なお、この発明は前記実施形態に限定され
るものではなく、次のように具体化することもできる。 ・図13に示すように、挟圧ローラ22の軸穴221を
先端側へ大きく開放した構成とし、第1〜第4のベアリ
ング31〜34の外径を全て同じにしてもよい。この場
合には軸穴221の先端開口部を蓋板50により密閉す
る。
るものではなく、次のように具体化することもできる。 ・図13に示すように、挟圧ローラ22の軸穴221を
先端側へ大きく開放した構成とし、第1〜第4のベアリ
ング31〜34の外径を全て同じにしてもよい。この場
合には軸穴221の先端開口部を蓋板50により密閉す
る。
【0075】・図13に示す別の実施形態において、鎖
線で示すように挟圧ローラ22の内部にさらに、前記注
型ナイロンよりも熱伝導性の低い例えば、ガラス繊維
紙、雲母、ウレタンフォームあるいは塩化ビニールフォ
ーム等の断熱層50を設けてもよい。この場合には、ベ
アリング31〜34の熱による寿命低下をより確実に防
止することができる。前記断熱層50に多数の透孔を形
成すると、断熱層50内外層の樹脂が連結されて強度を
向上することができる。
線で示すように挟圧ローラ22の内部にさらに、前記注
型ナイロンよりも熱伝導性の低い例えば、ガラス繊維
紙、雲母、ウレタンフォームあるいは塩化ビニールフォ
ーム等の断熱層50を設けてもよい。この場合には、ベ
アリング31〜34の熱による寿命低下をより確実に防
止することができる。前記断熱層50に多数の透孔を形
成すると、断熱層50内外層の樹脂が連結されて強度を
向上することができる。
【0076】・押圧ローラ22の材料として前記注型ナ
イロン以外に、ナイロン6、ナイロン66あるいはポリ
アセタール樹脂等を用いてもよい。 ・図14に示すように、弾性チューブ24の第1〜第4
の補強層41〜44に加えて、第5,6の補強層51,
52を設けたり、補強層を図示しないが、1層、2層、
あるいは3層にしたり、7層以上にしたりしてもよい。
イロン以外に、ナイロン6、ナイロン66あるいはポリ
アセタール樹脂等を用いてもよい。 ・図14に示すように、弾性チューブ24の第1〜第4
の補強層41〜44に加えて、第5,6の補強層51,
52を設けたり、補強層を図示しないが、1層、2層、
あるいは3層にしたり、7層以上にしたりしてもよい。
【0077】・弾性チューブ24の本体40をニトリル
ゴム(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体)、スチ
レンゴム(スチレン−ブタジエン共重合体)、アクリル
ゴム(アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合
体)、ポリエチレンゴム(クロロスルホン化ポリエチレ
ン)、ポリウレタンゴム等により形成してもよい。
ゴム(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体)、スチ
レンゴム(スチレン−ブタジエン共重合体)、アクリル
ゴム(アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合
体)、ポリエチレンゴム(クロロスルホン化ポリエチレ
ン)、ポリウレタンゴム等により形成してもよい。
【0078】上記実施形態から把握できる請求項以外の
技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
請求項1〜13のいずれか1項において、挟圧ローラ2
2の内部には、断熱層50が筒状に埋設されていること
を特徴とするスクイズ式ポンプ。
技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
請求項1〜13のいずれか1項において、挟圧ローラ2
2の内部には、断熱層50が筒状に埋設されていること
を特徴とするスクイズ式ポンプ。
【0079】このスクイズ式ポンプの場合には前述した
ベアリングの劣化防止機能を高め、耐久性を一層向上す
ることができる。又、この明細書において、ベアリング
とは、前記ラジアルボールベアリング以外にラジアルニ
ードルベアリング、ラジアルプレーンベアリング、スラ
ストベアリング等を含むものとする。
ベアリングの劣化防止機能を高め、耐久性を一層向上す
ることができる。又、この明細書において、ベアリング
とは、前記ラジアルボールベアリング以外にラジアルニ
ードルベアリング、ラジアルプレーンベアリング、スラ
ストベアリング等を含むものとする。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜13記
載の発明は挟圧ローラを支持するベアリングの耐久性を
向上することができる効果がある。
載の発明は挟圧ローラを支持するベアリングの耐久性を
向上することができる効果がある。
【0081】又、請求項13〜24記載の発明は、請求
項1〜13記載の発明の効果に加えて、挟圧ローラによ
る弾性チューブの挟圧開始時期の局部的な摩耗を抑制し
て、弾性チューブの耐久性を向上することができる効果
がある。
項1〜13記載の発明の効果に加えて、挟圧ローラによ
る弾性チューブの挟圧開始時期の局部的な摩耗を抑制し
て、弾性チューブの耐久性を向上することができる効果
がある。
【図1】 この発明のスクイズ式ポンプに用いられる挟
圧ローラとベアリングの焼きばめ前の状態を示す断面
図。
圧ローラとベアリングの焼きばめ前の状態を示す断面
図。
【図2】 挟圧ローラとベアリングの焼きばめ前の状態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】 一対の挟圧ローラの組み付け状態を示す部分
断面図。
断面図。
【図4】 焼きばめ代と最高使用温度から焼きばめ温度
を求めるグラフ。
を求めるグラフ。
【図5】 挟圧ローラの肉厚と焼きばめ温度から加熱時
間を求めるグラフ。
間を求めるグラフ。
【図6】 弾性チューブの部分断面図。
【図7】 弾性チューブの部分横断面図。
【図8】 弾性チューブの部分拡大断面図。
【図9】 弾性チューブの異物噛み込み状態を示す部分
断面図。
断面図。
【図10】 弾性チューブの挟圧初期の断面図。
【図11】 スクイズ式ポンプの正断面図。
【図12】 図11のI−I線断面図。
【図13】 この発明の別例を示す挟圧ローラの断面
図。
図。
【図14】 弾性チューブの別例を示す部分断面図。
【図15】 従来のスクイズ式ポンプの部分断面図。
11…ドラム、17…駆動軸、19…支持アーム、20
…支持軸、22…挟圧ローラ、222…第1収容穴、2
23…第2収容穴、24…弾性チューブ、ε1…第1収
容穴222の内径、ε2…第2収容穴222の内径、δ
1…第1,第2ラジアルベアリング31,32の外径、
δ2…第3,第4ラジアルベアリング33,34の外
径、ρ…挟圧ローラ22の肉厚、μ…隙間。
…支持軸、22…挟圧ローラ、222…第1収容穴、2
23…第2収容穴、24…弾性チューブ、ε1…第1収
容穴222の内径、ε2…第2収容穴222の内径、δ
1…第1,第2ラジアルベアリング31,32の外径、
δ2…第3,第4ラジアルベアリング33,34の外
径、ρ…挟圧ローラ22の肉厚、μ…隙間。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F04C 13/00 F04C 13/00 A
Claims (24)
- 【請求項1】 弾性チューブを複数対のローラで挟圧し
て弾性変形させながら、各対の挟圧ローラを移動させる
ことにより、弾性チューブを介してスラリーを搬送する
ようにしたスクイズポンプであって、 円筒状のドラムと、 ドラムの内周面に沿って配設された弾性チューブと、 前記ドラムの中心部に支持された駆動軸と、 前記駆動軸に片持ち支持された複数対の支持軸と、 各支持軸上において前記ローラを回転可能に支持するベ
アリングとを備え、 前記挟圧ローラが合成樹脂材料によって形成されている
スクイズポンプ。 - 【請求項2】 前記挟圧ローラは、前記合成樹脂材料を
金型内に注入した後に重合することにより形成されてい
る請求項1に記載のスクイズポンプ。 - 【請求項3】 前記合成樹脂材料から成型される挟圧ロ
ーラの熱伝導率は4.8〜6.4(10-4cal/cm℃sec
)に設定されている請求項2に記載のスクイズポン
プ。 - 【請求項4】 前記合成樹脂材料から成型される挟圧ロ
ーラのロックウェル硬度は105〜125に設定されて
いる請求項3に記載のスクイズポンプ。 - 【請求項5】 前記合成樹脂材料から成型される挟圧ロ
ーラの耐熱温度は120〜170℃である請求項4に記
載のスクイズポンプ。 - 【請求項6】 前記合成樹脂材料から成型される挟圧ロ
ーラの圧縮強さは、700〜1300Kg/cm2に設定され
ている請求項5に記載のスクイズポンプ。 - 【請求項7】 前記挟圧ローラは前記ベアリングを収容
するための孔を備え、前記ベアリングは挟圧ローラの収
容孔に焼きばめされている請求項6に記載のスクイズポ
ンプ。 - 【請求項8】 前記焼きばめは、前記挟圧ローラを最高
使用温度以上に加熱することによって収容孔を膨張さ
せ、膨張した収容孔に前記ベアリングを嵌入し、次い
で、挟圧ローラ及びベアリングを冷却することを含む請
求項7に記載のスクイズポンプ。 - 【請求項9】 請求項7において、前記挟圧ローラとベ
アリングとの間の焼きばめ代K1(%)は次式(1)に
よって定められるスクイズポンプ。 K1=K0 +0.01(tmax −tmin )<1.0% (1) ここで、K0 (%)は基準焼きばめ代、tmax は挟圧ロ
ーラの最高使用温度(℃)、tmin は最低使用温度
(℃)であり、K0 (%)は次式(2)によって定めら
れる。 K0 =(基準焼きばめ寸法/ベアリングの外径)×100 (2) ここで、基準焼きばめ寸法は、ベアリングの外径から収
容孔の内径を差し引いた値の2分の1で表される。 - 【請求項10】 請求項9において、前記基準焼きばめ
代は0.3%〜0.6%に設定されるスクイズポンプ。 - 【請求項11】 請求項10において、前記焼きばめ時
における加熱温度は170〜180℃、加熱時間は3〜
10分に設定されているスクイズポンプ。 - 【請求項12】 請求項1において、前記挟圧ローラは
弾性チューブを押圧する作用部位を備え、その作用部位
の肉厚は10mm以上であって、挟圧ローラの外径に対
する作用部位の外径の寸法比を、0.1〜0.4に設定
したスクイズポンプ。 - 【請求項13】 請求項2において、前記合成樹脂材料
はモノマー注型ナイロンであり、その材料から成型され
る挟圧ローラは耐摩耗性、耐熱性及び耐衝撃性を有する
スクイズポンプ。 - 【請求項14】 請求項1のスクイズポンプはさらに、 前記駆動軸に取り付けられた取付けプレートと、 前記取付けプレートに片持ち支持された複数の支持アー
ムと、 各支持アームに回転可能に支持され、弾性チューブとの
係合により、その位置を規制する規制ローラと、 前記取付けプレートに装着され、前記挟圧ローラによっ
て圧縮された弾性チューブを復元させるための復元ロー
ラとを備えるスクイズポンプ。 - 【請求項15】 請求項1において、前記弾性チューブ
の外径に対する内径の比率が0.56〜0.72に設定
され、かつ弾性チューブの肉厚が、23〜35mmに設
定されているスクイズポンプ。 - 【請求項16】 請求項15において、前記弾性チュー
ブの外径に対する内径の比率が0.6〜0.8に設定さ
れているスクイズポンプ。 - 【請求項17】 請求項15において、前記弾性チュー
ブの肉厚が、28〜30mmに設定されているスクイズ
ポンプ。 - 【請求項18】 請求項12において、前記弾性チュー
ブは、ゴム製のチューブ本体と、該チューブ本体に埋設
された補強層とを備えているスクイズポンプ。 - 【請求項19】 請求項18において、前記補強層はチ
ューブ本体の半径方向に所定の間隔をおいて複数設けら
れ、それらの補強層は互いに反対方向に螺旋状に巻回さ
れているスクイズポンプ。 - 【請求項20】 請求項19において、前記補強層が前
記チューブ本体の軸線に対して交わる角度は約50〜6
0度であるスクイズポンプ。 - 【請求項21】 請求項20において、前記補強層は間
隔を隔てて配置された複数の糸と、各糸を包蔵するゴム
とを備え、かつ、各糸はナイロン及びポリエステルのい
ずれかによって形成されているスクイズポンプ。 - 【請求項22】 請求項21において、前記弾性チュー
ブの内周面と前記補強層との間におけるチューブ本体の
肉厚は、10〜15mmに設定されているスクイズポン
プ。 - 【請求項23】 請求項18において、前記チューブ本
体は、耐摩耗性及び耐候性を有するゴムにより構成さ
れ、該ゴムの材料は、50重量部の天然ゴム、50重量
部のスチレン・ブタジエンゴム、50重量部のカーボン
ブラック、5重量部の亜鉛華、5重量部の軟化剤、3重
量部の加工助剤、2重量部の硫黄、1重量部の加硫促進
剤、2重量部のステアリン酸及び1重量部の老化防止剤
を含んでいるスクイズポンプ。 - 【請求項24】 請求項1において、前記挟圧ローラに
は、筒状の断熱層が埋設されているスクイズポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/886,686 US5954486A (en) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | Squeeze pump having shrink fitter rollers |
US08/886686 | 1997-07-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193858A true JPH1193858A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=25389538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10182877A Pending JPH1193858A (ja) | 1997-07-01 | 1998-06-29 | スクイズ式ポンプ |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5954486A (ja) |
EP (1) | EP0889238B1 (ja) |
JP (1) | JPH1193858A (ja) |
KR (1) | KR100301672B1 (ja) |
CN (1) | CN1095938C (ja) |
AU (1) | AU702646B2 (ja) |
CA (1) | CA2242133C (ja) |
DE (1) | DE69819417T2 (ja) |
NZ (1) | NZ330823A (ja) |
TW (1) | TW371700B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146737A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ポンピングチューブ |
JP2008261240A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Daiichi Techno Co Ltd | ダブルローラ式ポンプ |
KR102425430B1 (ko) * | 2021-10-27 | 2022-07-27 | (주)윈텍글로비스 | 과열증기를 이용한 활성탄 재생 및 수처리 통합시스템 |
GB2618516A (en) * | 2021-10-27 | 2023-11-15 | Wintec Glovis Co Ltd | Integrated system for activated carbon regeneration and water treatment using superheated steam |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050266226A1 (en) * | 2000-11-29 | 2005-12-01 | Psiloquest | Chemical mechanical polishing pad and method for selective metal and barrier polishing |
NZ523300A (en) | 2002-12-20 | 2005-12-23 | Impian Technologies Ltd | Peristaltic pump head and tube holder |
US20060154579A1 (en) * | 2005-01-12 | 2006-07-13 | Psiloquest | Thermoplastic chemical mechanical polishing pad and method of manufacture |
FR2926336B1 (fr) * | 2008-01-11 | 2016-09-02 | Lucien Vidal | Pompe peristaltique perfectionnee |
DE102008021682A1 (de) * | 2008-04-30 | 2009-11-05 | Magna Powertrain Ag & Co Kg | Verfahren zur Montage einer Baueinheit |
KR101012550B1 (ko) * | 2009-06-15 | 2011-02-07 | 이관우 | 호스 가이드바가 구비된 호스펌프 |
FR2966526B1 (fr) * | 2010-10-22 | 2012-11-30 | Lancy Mixjet | Pompe peristaltique |
KR101151937B1 (ko) | 2011-10-05 | 2012-06-01 | 천상준 | 축산용 슬러지 펌프 |
CN104473519B (zh) * | 2014-12-12 | 2016-06-29 | 天津中医药大学第二附属医院 | 一种改善和保持记忆能力的药物枕头 |
WO2017055109A1 (en) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | Koninklijke Philips N.V. | Breast pump |
IT201700005714A1 (it) * | 2017-01-19 | 2018-07-19 | Ima Spa | Metodo di utilizzo e controllo di una pompa peristaltica e pompa peristaltica utilizzante tale metodo. |
CN110332100A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-10-15 | 四川轻化工大学 | 一种单位置挤压式蠕动泵 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3762836A (en) * | 1971-09-30 | 1973-10-02 | Sarns Inc | Peristaltic pump construction |
DK140318B (da) * | 1973-05-29 | 1979-07-30 | Erik Bach Kyvsgaard | Slangepumpe. |
US4000759A (en) * | 1974-12-11 | 1977-01-04 | The Gates Rubber Company | Hose |
CA1036420A (en) * | 1975-09-25 | 1978-08-15 | Baxter Travenol Laboratories | Peristaltic pump with forgiving rollers |
GB2076068B (en) * | 1980-05-16 | 1983-11-09 | Smith & Nephew Ass | Peristaltic fluid-machines |
DE3028162A1 (de) * | 1980-07-23 | 1982-02-18 | KUVAG Kunststoffverkaufs-Gesellschaft mbH, Neumarkt im Hausruckkreis | Giesswerkzeug |
KR850000830B1 (ko) * | 1980-12-13 | 1985-06-15 | 다이이찌 엔지니어링 가부시끼 가이샤 | 스퀴이즈 펌프(squeeze pump) |
US4730993A (en) * | 1980-12-13 | 1988-03-15 | Daiichi Engineering Co., Ltd. | Squeeze pump |
AU3909985A (en) * | 1984-03-27 | 1985-10-03 | Deere & Company | Hose pump |
DE3540823C1 (de) * | 1985-11-16 | 1986-10-02 | Laboratorium Prof. Dr. Rudolf Berthold, 7547 Wildbad | Fotometrische Messstation |
US5380173A (en) * | 1993-09-20 | 1995-01-10 | Cole-Parmer Instrument Company | Peristaltic pump |
JP2905692B2 (ja) * | 1994-05-11 | 1999-06-14 | 株式会社大一テクノ | スクイズ式ポンプ |
JP3507178B2 (ja) * | 1995-03-03 | 2004-03-15 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックシートの製造方法 |
-
1997
- 1997-07-01 US US08/886,686 patent/US5954486A/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-06-16 AU AU71882/98A patent/AU702646B2/en not_active Ceased
- 1998-06-29 NZ NZ330823A patent/NZ330823A/xx unknown
- 1998-06-29 JP JP10182877A patent/JPH1193858A/ja active Pending
- 1998-06-30 TW TW087110502A patent/TW371700B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-06-30 DE DE69819417T patent/DE69819417T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-30 EP EP98305163A patent/EP0889238B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-30 CN CN98115911A patent/CN1095938C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-30 CA CA002242133A patent/CA2242133C/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-30 KR KR1019980025933A patent/KR100301672B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146737A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ポンピングチューブ |
JP2008261240A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Daiichi Techno Co Ltd | ダブルローラ式ポンプ |
KR102425430B1 (ko) * | 2021-10-27 | 2022-07-27 | (주)윈텍글로비스 | 과열증기를 이용한 활성탄 재생 및 수처리 통합시스템 |
WO2023074944A1 (ko) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | (주)윈텍글로비스 | 과열증기를 이용한 활성탄 재생 및 수처리 통합시스템 |
GB2618516A (en) * | 2021-10-27 | 2023-11-15 | Wintec Glovis Co Ltd | Integrated system for activated carbon regeneration and water treatment using superheated steam |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NZ330823A (en) | 1999-05-28 |
AU7188298A (en) | 1999-01-14 |
KR100301672B1 (ko) | 2002-02-28 |
EP0889238A2 (en) | 1999-01-07 |
EP0889238A3 (en) | 1999-05-19 |
EP0889238B1 (en) | 2003-11-05 |
KR19990013492A (ko) | 1999-02-25 |
AU702646B2 (en) | 1999-02-25 |
TW371700B (en) | 1999-10-11 |
CN1204733A (zh) | 1999-01-13 |
DE69819417D1 (de) | 2003-12-11 |
CA2242133C (en) | 2003-09-09 |
CN1095938C (zh) | 2002-12-11 |
CA2242133A1 (en) | 1999-01-01 |
US5954486A (en) | 1999-09-21 |
DE69819417T2 (de) | 2004-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1193858A (ja) | スクイズ式ポンプ | |
TWI329159B (en) | Scroll fluid machine | |
US7549205B2 (en) | Assembly and method for pre-stressing a magnetic coupling canister | |
US7972121B2 (en) | Limited free-motion pump impeller coupling device | |
AU643789B2 (en) | Helical gear pump and stator | |
JPH023719A (ja) | 空気ばねの端部部材および空気ばねの組立体 | |
TW200826419A (en) | A structure of motor | |
US6168397B1 (en) | Flexible tube of squeeze pump | |
CN107435622A (zh) | 压缩机构、压缩机和制冷设备 | |
BR112019019152B1 (pt) | Bomba helicoidal excêntrica | |
US2899906A (en) | Roller pumps | |
CN103097757B (zh) | 用于阀致动器的自锁机构 | |
CN220122728U (zh) | 用于电机输出轴的阻尼装置 | |
TW200520863A (en) | Neck seal for rolling mill oil film bearing | |
JP4035119B2 (ja) | チューブポンプ | |
CN104033416B (zh) | 一种机械密封装置 | |
JP3795938B2 (ja) | チューブポンプ | |
CN207134890U (zh) | 一种支撑型启动机电枢 | |
CN209896814U (zh) | 一种耐磨抗氧化的气泵电机 | |
CN216490000U (zh) | 一种用于电机的新型后端盖 | |
JPS60182378A (ja) | 一軸偏心ねじポンプのロ−タ−駆動装置 | |
CN219729447U (zh) | 双向旋转逆止器 | |
CN208885765U (zh) | 一种汽车转轴 | |
CN209067464U (zh) | 一种螺杆自吸泵 | |
JPS63100293A (ja) | スクロ−ル圧縮機の旋回スクロ−ル支持構造 |