JPH1165285A - マグネットローラ及び該マグネットローラを用いた現像ローラ - Google Patents

マグネットローラ及び該マグネットローラを用いた現像ローラ

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JPH1165285A
JPH1165285A JP9240388A JP24038897A JPH1165285A JP H1165285 A JPH1165285 A JP H1165285A JP 9240388 A JP9240388 A JP 9240388A JP 24038897 A JP24038897 A JP 24038897A JP H1165285 A JPH1165285 A JP H1165285A
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roller
magnet roller
sleeve
developer
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Shigeru Aoki
繁 青木
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Bridgestone Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転時の騒音の発生を可及的に防止すること
ができる静粛性に優れたマグネットローラを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 樹脂バインダーに磁性粉を分散したボン
ド磁石組成物でマグネット本体部11及び該マグネット
本体部11の両端又は片端から突出するシャフト部12
を一体的に成形してなるマグネットローラ1において、
前記シャフト部12の真円度が30μm以下であること
を特徴とするマグネットローラを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の電子写真装置や静電記録装置などにおいて、静電潜
像を保持した感光ドラムやベルト、紙,OHP,印画紙
等の紙葉類などの画像形成体に現像剤を供給して、これ
ら画像形成体表面に可視画像を形成するための現像ロー
ラに用いられるマグネットローラ、及び該マグネットロ
ーラとスリーブとからなる現像ローラに関し、更に詳述
すると、マグネット本体部とシャフト部とを一体に成形
したマグネットローラにおいてシャフト部の真円度に優
れ、運転時の静粛性に優れるマグネットローラ及びこの
マグネットローラを用いた静粛性に優れる現像ローラに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、複写機、プリンタ等の電子写真装置や静電気録装置
などにおいて、感光ドラム等の潜像保持体上の静電潜像
を可視化する現像ローラとして、回転するスリーブ内に
ボンド磁石により成形されたマグネットローラを配設
し、スリーブ表面に担持した磁性現像剤(トナー)を該
マグネットローラの磁力特性により潜像保持体上に飛翔
させる所謂ジャンピング現象によって、潜像保持体表面
にトナーを供給し、静電潜像を可視化する現像方法が知
られている。
【0003】従来、上記マグネットローラは、主にナイ
ロンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂のバインダーに
フェライト等の磁性粉体を混合したペレット状のボンド
磁石組成物を磁場を配置した金型を用いて射出成形又は
押出成形することによって、ローラ状に成形すると共
に、所望の磁気特性に着磁させることにより、製造され
ている。この場合、通常、ローラの両端部には、該ロー
ラを支持するシャフト部が設けられるが、製造コストの
低減化や高磁力化のために両端部又は片端部のシャフト
部をマグネット本体部と一体的にボンド磁石組成物で成
形することが提案されている。
【0004】しかしながら、このようにマグネット本体
部とシャフト部とをボンド磁石組成物で一体に成形した
マグネットローラは、現像動作時に騒音が発生しやすい
という問題があり、特にスリーブだけでなくこのマグネ
ットローラも回転するタイプの現像ローラとした場合に
は騒音の発生が顕著である。
【0005】即ち、図1に示したように、回転可能に配
設されたスリーブ2に取り付けた軸受け3,3に、マグ
ネットローラ1のシャフト部12,12を回転可能に支
持させて、該マグネットローラ1をスリーブ2の内側に
回転可能に配設し、このマグネットローラ1をスリーブ
2の回転方向とは逆に回転させながら現像を行うタイプ
の現像ローラがあるが、このような現像ローラのマグネ
ットローラ1として、マグネット本体部11とシャフト
部12,12とを一体に成形したマグネットローラを用
いた場合、運転時の騒音の発生が顕著であり、特にマグ
ネットローラ1を150rpm以上の高速で回転させる
タイプの現像ローラでは、かなりの騒音が発生する。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、マグネットローラを回転させるタイプの現像ロー
ラ、特にマグネットローラを高速で回転させるタイプの
現像ローラに用いた場合でも、騒音の発生を可及的に防
止することができる静粛性に優れたマグネットローラ、
及び該マグネットローラを用いた静粛性に優れた現像ロ
ーラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、マグネット本体部とシャフト部とをボンド磁石組成
物で一体に成形したマグネットローラを、マグネットロ
ーラが回転するタイプの現像ローラに用いた場合に発生
する騒音の原因がマグネットローラのシャフト部の真円
度にあることを知見し、シャフト部の真円度を騒音が発
生しないレベルまで向上させることにより、シャフト一
体型のマグネットローラでも良好な静粛性が得るれるこ
とを見い出した。
【0008】即ち、上記一体成形のマグネットローラ
は、通常2つ割り構造の金型を用いて成形されるが、こ
の場合金型の割り面に相当する箇所に所謂パーティング
ラインが生じ、図3(A)に示したように、シャフト部
12の外周面にも軸方向に沿ってパーティングラインP
Lが現れ、このパーティングラインPLがシャフト部1
2の真円度を低下させる。また、図3(B)に示したよ
うに、パーティングラインから発生するバリなどの対策
としてバリ逃げ用の窪みhをシャフト12の長さ方向
(軸方向)に沿って形成することも行われるが、この場
合には更に真円度が低下することとなる。そして、図1
に示した構造の現像ローラにおけるスリーブ2は、現像
機構部において磁気作用(磁性トナー或いは磁性ブレー
ドとの引力)により長手方向に沿って一様の荷重(10
0gf以上)を受けた状態にあり、この状態でシャフト
部12の真円度の低い(丸くない)マグネットローラ1
が高速で回転すると、シャフト部12に振動が発生し、
これが運転時に騒音を生じる原因であることが、本発明
者の検討により分かった。そこで、本発明者は更に検討
を進めた結果、上記シャフト部の真円度を30μm以
下、特に20μm以下とすることにより、マグネットロ
ーラを高速回転させても騒音の発生を可及的に防止する
ことができ、運転時の静粛性に優れたマグネットローラ
が得られることを見い出し、本発明を完成したものであ
る。
【0009】従って、本発明は、(1)樹脂バインダー
に磁性粉を分散したボンド磁石組成物でマグネット本体
部及び該マグネット本体部の両端又は片端から突出する
シャフト部を一体的に成形してなるマグネットローラに
おいて、前記シャフト部の真円度が30μm以下である
ことを特徴とするマグネットローラ、及び、(2)回転
自在に配設された円筒状のスリーブと、該スリーブの内
側に回転可能に配設されたマグネットローラとを具備し
てなり、前記マグネットローラの磁気特性によって前記
スリーブの外周面に現像剤を担持して該現像剤の薄層を
形成し、この状態で画像形成体に近接して、前記マグネ
ットローラの磁気特性によって該画像形成体表面に上記
現像剤を飛翔させて供給することにより、該画像形成体
表面に可視画像を形成する現像ローラにおいて、マグネ
ットローラが、上記(1)のマグネットローラである現
像ローラを提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のマグネットローラは、図1に示されたマグネッ
トローラ1と同様に、マグネット本体部11とシャフト
部12,12とをボンド磁石組成物で一体に成形したマ
グネットローラ1のシャフト部12,12の真円度を3
0μm以下としたものである。
【0011】ここで、本発明でいう「真円度」とは、図
2に示したように、シャフト部12の断面形状における
中心点oからの最大半径r1と最小半径r2との差をμ
m単位で表したものであり、本発明ではこの真円度を3
0μm以下、好ましくは20μm以下としたものであ
る。
【0012】また、本発明のマグネットローラにおける
シャフト部は、図1のシャフト部12のように、通常は
基端から先端まで一定の径を有するものとされるが、場
合によっては図5に示したように、シャフト部12をや
や大径の基端部12bと小径の先端部12aとで構成し
てもよい。この場合、シャフト部12のうち上記真円度
が要求される箇所は、図1における軸受け3,3によっ
てスリーブ2に支持される箇所であり、例えば図5のシ
ャフト部12においては基端部12b部分が上記図1の
軸受け3,3で支持されるのであれば、この基端部12
bが上記真円度30μm以下とされ、先端部12a部分
が上記図1の軸受け3,3で支持されるのであれば、こ
の先端部12aが上記真円度30μm以下とされるもの
である。なお、図1のように一定の径を有するシャフト
部12である場合でも、シャフト部12の全長に亘って
上記真円度30μm以下が要求されるわけではなく、こ
の場合にも軸受け3,3により支持される箇所が真円度
30μm以下であればよい。
【0013】本発明のマグネットローラは、上述のよう
に、上記マグネット本体部11とシャフト部12とをボ
ンド磁石組成物で一体に成形したものであるが、この場
合ボンド磁石組成物としては、特に制限はなく、樹脂バ
インダーに磁性粉を分散した従来から公知の通常のボン
ド磁石組成物を用いることができる。
【0014】上記樹脂バインダーとしては、ナイロン
6,ナイロン12等のポリアミド樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリフェニレ
ンサルファイド樹脂(PPS)、エチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂(EVA)、エチレン−エチルアクリレー
ト樹脂(EEA)、エポキシ樹脂、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体樹脂(EVOH)、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン,ポリエチレン共重合体等のポリオレ
フィンや、これらポリオレフィンの構造中に無水マレイ
ン酸基,カルボキシル基,ヒドロキシル基,グリシジル
基等の反応性をもつ官能基を導入した変性ポリオレフィ
ン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を混合して
用いることができる。なお、特に制限されるものではな
いが、これらの中では、ポリアミド樹脂、EVA、EE
Aなどが好ましく用いられる。
【0015】また、上記磁性粉としては、従来からマグ
ネットローラに用いられる通常の磁性粉を用いることが
でき、具体的には、Srフェライト,Baフェライト等
のフェライト粉末やSm−Co合金,Nd−F−B合
金,Ce−Co合金等の希土類系合金粉末などを例示す
ることができる。
【0016】この磁性粉の配合割合は、要求される磁力
の強さに応じて適宜選定されるもので、特に制限される
ものではないが、通常は、ボンド磁石組成物全体の80
〜94重量%程度(密度が2.5〜4.5g/cm3
度)とすることが好ましい。
【0017】このボンド磁石組成物には、上記バインダ
ー成分及び磁性粉に加えて、必要に応じマイカやウィス
カ或いはタルク,炭素繊維,ガラス繊維等の補強効果の
大きな充填材を添加することができる。即ち、ローラに
要求される磁力が比較的低く、上記磁性粉の充填量が少
ない場合には、成形物の剛性が低くなりやすく、このよ
うな場合には剛性を補うためにマイカやウィスカ等の充
填材を添加して成形品の補強を行うことができる。この
場合、本発明に好適に用いられる充填材としてはマイカ
或いはウィスカが好ましく、ウィスカとしては、炭化ケ
イ素,窒化ケイ素等からなる非酸化物系ウィスカ、Zn
O,MgO,TiO2,SnO2,Al23等からなる金
属酸化物系ウィスカ、チタン酸カリウム,ホウ酸アルミ
ニウム,塩基性硫酸マグネシウム等からなる複酸化物系
ウィスカなどが挙げられるが、これらの中ではプラスチ
ックとの複合化が容易な点から複酸化物系ウィスカが特
に好適に使用される。
【0018】これら充填材を用いる際の配合割合は、特
に制限されるものではないが、通常はボンド磁石組成物
全体の2〜32重量%、特に5〜20重量%程度とされ
る。なお、このボンド磁石組成物には、本発明の目的を
逸脱しない限り、上記充填材以外の添加剤を添加しても
差し支えない。
【0019】ここで、上記ボンド磁石組成物を用いて、
本発明のマグネットローラを成形する方法に制限はな
く、上記真円度30μm以下のシャフト部を有するマグ
ネットローラが得られれば、いずれの方法であってもよ
いが、通常は射出成形法が好適に採用される。この場
合、射出成形法により上記真円度30μm以下のシャフ
ト部を成形する方法としては、特に制限されるものでは
ないが、例えば次の方法が例示される。即ち、金型のシ
ャフト部を成形する部分を金型の中子とし、この中子に
回転加工具(ドリル,バイト等)を用いてシャフト部成
形用のキャビティーを設けたり、又は放電精密加工,ワ
イヤーカット等で中子を仕上げることにより、真円度に
優れたシャフト部成形用キャビティーを有する中子を
得、この中子をスライド機構を有する金型に取り付けて
用いることにより、上記真円度30μm以下のシャフト
部を有するマグネットローラを成形することができる。
【0020】また、射出成形により本発明のマグネット
ローラを得る場合、特に制限されるものではないが、通
常の方法に従って上述の各成分を混合し、溶融混練し、
ボンド磁石組成物を一旦ペレット状に成形して、ペレッ
ト状の成形材料を得、これを上記金型を用いた射出成形
に供することによりマグネットローラを成形することが
好ましい。この場合、溶融混練には二軸混練押出機、K
CK混練押出機等を用いて通常の方法、条件で溶融混練
することができる。
【0021】また、射出成形を行う際の条件、即ちシリ
ンダー温度,金型温度,射出圧力等の成形条件は、目的
とするマグネットローラの大きさや成形材料であるボン
ド磁石組成物の物性などに応じて通常の条件とすること
ができる。
【0022】本発明のマグネットローラは、上記成形時
又は成形後に公知の方法により着磁を施して、所望の磁
力パターンを与えることができるが、この場合特に制限
されるものではないが、本発明のマグネットローラにあ
っては、マグネットローラが高速回転する現像ローラに
用いられる場合にその防音効果が顕著であり、よってこ
のように高速回転するマグネットローラに採用される等
分布の磁力パターンであることが好ましい。なお、等分
布の磁力パターンとは、略同一の磁力ピークを有する複
数の磁極がローラの周方向に沿って略等間隔で存在する
磁力パターンをいい、例えば図4に示したように、略同
一の磁力ピークを有する4つのN極N1〜N4と4つの
S極S1〜S4との8極をN極とS極とが交互になるよ
うに、ローラ1の周方向に沿って略等間隔に配置した磁
力パターンを例示することができる。
【0023】次に、シャフト部の真円度が30μm以下
である上記マグネットローラを用いた本発明の現像ロー
ラは、例えば図1のように、回転自在に配設された円筒
状のスリーブ2と、該スリーブ2の内側に回転可能に配
設されたマグネットローラ1とを具備し、前記マグネッ
トローラ1の磁気特性によって前記スリーブ2の外周面
に現像剤を担持して該現像剤の薄層を形成し、この状態
で画像形成体に近接して、前記マグネットローラ1の磁
気特性によって該画像形成体表面に上記現像剤を飛翔さ
せて供給することにより、該画像形成体表面に可視画像
を形成するものであり、そのマグネットローラ1として
シャフト部12の真円度に優れる上記本発明のマグネッ
トローラを用いたものである。
【0024】この場合、この現像ローラによれば、マグ
ネットローラ1として上記本発明のマグネットローラを
用いたことにより、上記スリーブ2及びマグネットロー
ラ1を回転させながら上記現像操作を行う場合に騒音の
発生を可及的に防止し得、運転時の静粛性に優れるもの
であり、特に制限されるものではないが、マグネットロ
ーラ1が150rpm以上の速度で高速回転するもので
ある場合に、特にその効果が顕著である。
【0025】なお、本発明の現像ローラは、図1のもの
に限定されるものではなく、スリーブ2及びマグネット
ローラ1の形状やこれら両部材2,1の連結方法などは
適宜変更することができ、その他の構成についても本発
明の要旨の範囲内で種々変更することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマグネッ
トローラによれば、マグネットローラを回転させるタイ
プの現像ローラ、特にマグネットローラを高速で回転さ
せるタイプの現像ローラに用いた場合でも、騒音の発生
を可及的に防止することができ、優れた静粛性を得るこ
とができる。よって、このマグネットローラを用いた本
発明の現像ローラによれば、運転時の騒音の発生を効果
的に防止し得、現像運転時の静粛性に優れるものであ
る。
【0027】
【実施例】以下、実施例,比較例を示し、本発明をより
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限される
ものではない。
【0028】[実施例1〜4]下記組成のボンド磁石組
成物を、下記条件で射出成形し、シャフト部の真円度が
下記表1に示した通りの4種類のマグネットローラを得
た。なお、マグネットローラの寸法は下記の通りであ
る。
【0029】マグネットローラの寸法 マグネット本体部:長さ310mm,外径14mm シャフト部:長さ6mm,径6mmボンド磁石組成物 バインダー:ナイロン6 10重量% 磁性粉:Srフェライト 90重量%射出成形条件 シリンダー温度:290〜300℃ 金型温度:110〜120℃ 射出圧力:700[kg/cm2
【0030】[比較例1,2]図3(A)に示されてい
るように、シャフト部12にパーティングラインPLを
有し、該シャフト部12の真円度が40μmであること
以外は実施例1と同様のマグネットローラ(比較例
1)、及び図3(B)に示されているように、シャフト
部12にバリ逃げ用の窪みhを有し、該シャフト部12
の真円度が50μmであること以外は実施例1と同様の
マグネットローラ(比較例2)を作成した。
【0031】上記実施例1〜4及び比較例1,2で得ら
れた各マグネットローラを用いて、図1に示したものと
同様の現像ローラを構成し、マグネットローラ1を72
0rpmで回転させると共に、スリーブ2を60rpm
でマグネットローラ1とは逆方向に回転させ、このとき
の騒音を測定した。結果を表1に示す。なお、騒音の測
定は、JIS Z8731に準拠して測定した。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示されているように、シャフト部の
真円度が30μm以下である実施例1〜4のマグネット
ローラは、運転時の騒音が低く静粛性に優れていること
が確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネットローラを用いた現像ローラ
の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明における真円度を説明する説明図であ
る。
【図3】従来のマグネットローラのシャフト部を示す概
略断面図である。
【図4】本発明のマグネットローラの磁力パターンの一
例を示す概略図である。
【図5】本発明のマグネットローラのシャフト部の一例
を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 マグネットローラ 11 マグネット本体 12 シャフト部 2 スリーブ 3 軸受け

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂バインダーに磁性粉を分散したボン
    ド磁石組成物でマグネット本体部及び該マグネット本体
    部の両端又は片端から突出するシャフト部を一体的に成
    形してなるマグネットローラにおいて、前記シャフト部
    の真円度が30μm以下であることを特徴とするマグネ
    ットローラ。
  2. 【請求項2】 上記マグネットローラの磁力パターン
    が、略同一の磁力ピークを有する複数の磁極がローラの
    周方向に沿って略等間隔で存在する等分布パターンであ
    る請求項1記載のマグネットローラ。
  3. 【請求項3】 回転自在に配設された円筒状のスリーブ
    と、該スリーブの内側に回転可能に配設されたマグネッ
    トローラとを具備してなり、前記マグネットローラの磁
    気特性によって前記スリーブの外周面に現像剤を担持し
    て該現像剤の薄層を形成し、この状態で画像形成体に近
    接して、前記マグネットローラの磁気特性によって該画
    像形成体表面に上記現像剤を飛翔させて供給することに
    より、該画像形成体表面に可視画像を形成する現像ロー
    ラにおいて、前記マグネットローラが、請求項1又は2
    に記載のマグネットローラである現像ローラ。
  4. 【請求項4】 マグネットローラが、150rpm以上
    の速度で高速回転するものである請求項3記載の現像ロ
    ーラ。
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