JPH1152618A - 非磁性1成分現像剤 - Google Patents

非磁性1成分現像剤

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JPH1152618A
JPH1152618A JP20887397A JP20887397A JPH1152618A JP H1152618 A JPH1152618 A JP H1152618A JP 20887397 A JP20887397 A JP 20887397A JP 20887397 A JP20887397 A JP 20887397A JP H1152618 A JPH1152618 A JP H1152618A
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稔 中村
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克宣 黒瀬
Hiroyuki Fukuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OHPの透光性および色再現性に優れ、優れ
た転写性を有するイエロー現像剤を提供すること。 【解決手段】 多色画像を再現するフルカラー画像形成
に使用される非磁性1成分現像剤において、この非磁性
1成分現像剤が、少なくとも酸価1〜30KOHmg/
gのバインダー樹脂及びピグメントイエロー180に分
類される化合物を含有してなる負荷電性非磁性トナー粒
子を含有してなり、このトナー粒子の円形度が0.94
〜1.0、円形度の標準偏差が0.045以下及び重量
平均粒径が2〜9μm、トナーの粒径分布において重量
平均粒径の2倍以上の粒径を有するトナー粒子の含有量
が2重量%以下で、且つ重量平均粒径の1/3以下のト
ナー粒子の含有量が5個数%以下である非磁性1成分現
像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像現像用現
像剤に関し、特にフルカラー静電式複写機やフルカラー
レーザービームプリンター等のフルカラー画像形成装置
に用いる非磁性1成分現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光体等の静電潜像担持体上
に形成された静電潜像をトナーを用いて現像し、このト
ナー像を記録紙等の記録部材上に転写して画像形成を行
う画像形成方法が、複写機、プリンター、ファクシミリ
等に幅広く用いられており、近年では複数色のカラート
ナーを重ね合わせることにより多色画像を再現するフル
カラー画像形成装置も実用化されている。
【0003】このようなフルカラー画像形成装置におい
ては、例えば、光ビームを照射する等のデジタル書き込
みにより負に帯電された有機系感光体上にドット単位で
静電潜像を形成し、この潜像を負荷電性のマゼンタトナ
ー、シアントナー、イエロートナーおよび必要に応じて
ブラックトナーを使用して反転現像し、各色のトナー像
を重ね合わせることにより多色画像の再現を行ってい
る。
【0004】上述したフルカラー画像形成は、主に絵、
写真、グラフィック画像等を再現するのに使用され、上
述したように複数色のカラートナーの重ね合わせにより
多色画像の再現が行われる。このような多色画像は、単
に記録紙への画像形成に留まらずオーバーヘッドプロジ
ェクター用シート(OHPシート)に対しても汎用され
ている。このため、トナーには所望の色に対応する分光
反射率を有していること、重ね合わせの際に下層となる
トナーの色を隠蔽してしまわず優れた透光性を有してい
ることが要求される。この要求は特に淡色であるイエロ
ートナーにおいて顕著である。
【0005】また、従来よりイエロートナーに使用され
る着色剤としては、公知の有機顔料および染料が知られ
ているが、それぞれに種々の欠点を有している。例え
ば、染料は一般的にトナーの結着樹脂中に溶解した状態
で存在するため、透光性および色の彩度等が優れている
が、耐熱性や耐光性が低いという欠点を有している。耐
光性が低く光による退色が生じるため彩度に優れた画像
が得られてもそれを長期間維持することができないとい
う問題が生じてしまう。また、耐熱性が低いために加熱
定着を行うと染料は定着部付近で昇華して機内汚染を生
じやすいという問題もある。また、定着ローラに塗布さ
れたシリコーンオイル等の離型剤に溶解するものもあり
画像を汚してしまう等の問題もある。このような観点か
ら顔料を用いることが好ましいが、顔料は凝集性が強く
トナー中でも均一に微分散することが困難であるためト
ナーの隠蔽力が強くなってしまい透光性が低下してしま
う。また、顔料粒子の凝集が生じるとこの粒子による光
散乱に起因して原稿を正確に再現するための分光反射特
性が得られず、また、上述した隠蔽力の強さに起因して
十分な透光性が得られないためOHPシートに用いた場
合に、投影像が暗く彩度が低くなる等の欠点を有してい
る。また、顔料の中にも耐熱性が低くトナーの製造時や
加熱定着時に分解してしまうものもある。
【0006】一方、フルカラー用のトナーは上述したよ
うに、各色のトナーを重ね合わせて多色画像を再現する
ため優れた転写性が要求される。トナーの帯電量が高す
ぎると感光体へのトナーの付着力が強くなって転写性が
低下し、またトナーの帯電量分布がブロードであっても
転写性は低下する。このためフルカラー用のトナーは適
正な帯電量および帯電量分布を有していることが必要と
される。このような要求は、トナーを転写ローラを用い
て中間転写体上に転写し、この中間転写体上で各色のト
ナーを重ね合わせ、これを転写紙上に転写ローラを用い
て転写する場合に特に顕著である。
【0007】また、近年フルカラー画像形成装置の小型
化が検討されているが、そのためには現像装置を小型化
する必要がある。これはフルカラー画像形成装置ではシ
アン現像剤、イエロー現像剤、マゼンタ現像剤およびブ
ラック現像剤をそれぞれ収容した4つの現像装置が必要
とされるためである。現像装置を小型化するにあたって
はトナーとキャリアとの攪拌機構等が必要ない非磁性1
成分現像装置が有利であるが、非磁性1成分現像装置の
場合にはキャリアを使用しないため現像剤担持部材や現
像剤規制部材との接触でトナーを帯電させるため、この
ようなトナーには適正な帯電量に速やかに立ち上がる特
性が要求される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題を解決したフルカラー画像形成用の非磁性1成分現像
剤を提供することを目的とする。
【0009】即ち、本発明は、透光性および色再現性に
優れた非磁性1成分現像剤を提供することを目的とす
る。
【0010】また、本発明は、適正な帯電量および帯電
量分布を有する非磁性1成分現像剤を提供することを目
的とする。
【0011】また、本発明は、多色画像形成時にも優れ
た転写性を有する非磁性1成分現像剤を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、多色画像を再
現するフルカラー画像形成に使用される非磁性1成分現
像剤において、この非磁性1成分現像剤が、少なくとも
酸価1〜30KOHmg/gのバインダー樹脂及びピグ
メントイエロー180に分類される化合物を含有してな
る負荷電性非磁性トナー粒子を含有してなり、このトナ
ー粒子の円形度が0.94〜1.0、円形度の標準偏差
が0.045以下及び重量平均粒径が2〜9μm、トナ
ーの粒径分布において重量平均粒径の2倍以上の粒径を
有するトナー粒子の含有量が2重量%以下で、且つ重量
平均粒径の1/3以下のトナー粒子の含有量が5個数%
以下である非磁性1成分現像剤に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のフルカラー用非磁性1成
分現像剤のトナー粒子には、イエロー着色剤としてC.
I.ピグメントイエロー180に分類される化合物を含
有させる。C.I.ピグメントイエロー180を含有す
るトナーは透光性および色再現性に優れているという特
性を示す。また、C.I.ピグメントイエロー180は
耐光性に優れ、また耐熱性にも優れているためトナーの
製造時や定着時に加熱しても分解して有害な物質を発生
することがなく優れた安全性を有している。なお、含有
量が少なすぎると十分な彩度が得られず、また多すぎる
とトナーの荷電への影響が強くなるため、C.I.ピグ
メントイエロー180の含有量はバインダー樹脂100
重量部に対して2〜15重量部が好ましい。
【0014】一方、C.I.ピグメントイエロー180
のバインダー樹脂中での分散性を向上させるためには、
バインダー樹脂として1.0〜30.0KOHmg/
g、好ましくは1.0〜25.0KOHmg/g、より
好ましくは2.0〜20.0KOHmg/gの酸価を有
する樹脂を用いる。これは酸価が1.0KOHmg/g
より小さいと分散性向上の効果が小さくなり、30.0
KOHmg/gより大きくなると負帯電性が強くなると
ともに環境変動による帯電量の変化が大きくなるためで
ある。
【0015】このような酸価を有するバインダー樹脂で
あれば樹脂の種類は限定されず、例えばスチレン−アク
リル系共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂等を使用することができ、これらを単独でまたは混合
して使用することができる。これらの樹脂の中でも特に
ポリエステル樹脂が好ましい。
【0016】本発明において、好ましいポリエステル樹
脂はアルコール成分としてビスフェノールAアルキレン
オキサイド付加物を主成分として使用し、酸成分として
フタル酸系ジカルボン酸類あるいはフタル酸系ジカルボ
ン酸類と脂肪族ジカルボン酸類を使用して重縮合反応に
より合成されたものである。
【0017】ビスフェノールAアルキレンオキサイド付
加物としては、ビスフェノールAプロピレンオキサイド
付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物が
好適であり、これらを混合して用いることが好ましい。
【0018】また、アルコール成分としてビスフェノー
ルAアルキレンオキサイド付加物とともに下記ジオール
や多価アルコールを若干使用してもよい。このようなア
ルコール成分としては、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
等のジオール類、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキ
サンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリ
トール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−
ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパ
ントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオ
ール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙
げられる。
【0019】フタル酸系ジカルボン酸類としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸等のフタル酸系ジカルボン酸、
その酸無水物またはその低級アルキルエステル等を使用
することができる。
【0020】また、フタル酸系ジカルボン酸類とともに
使用可能な脂肪族ジカルボン酸類としては、フマール
酸、マレイン酸、コハク酸、炭素数4〜18のアルキル
またはアルケニルコハク酸等の脂肪族ジカルボン酸、そ
の酸無水物またはその低級アルキルエステル等が挙げら
れる。
【0021】また、トリメリット酸等の多価カルボン酸
等を樹脂の酸価を調整するためにトナーの透光性等を損
なわない範囲で少量使用してもよい。このような多価カ
ルボン酸成分としては、例えば、1,2,4−ベンゼン
トリカルボン酸(トリメリット酸)、1,2,5−ベン
ゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカル
ボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサン
ントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチ
ル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シ
クロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボ
キシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカル
ボン酸、ピロメリット酸、これらの無水物、低級アルキ
ルエステル等を挙げることができる。
【0022】本発明のトナー粒子に用いるバインダー樹
脂は、ガラス転移点が55〜75℃、好ましくは58〜
70℃、軟化点が95〜120℃、好ましくは100〜
118℃、数平均分子量が2500〜6000、好まし
くは3000〜5500、重量平均分子量/数平均分子
量が2〜8、好ましくは3〜7のものである。ガラス転
移点が低くなるとトナーの耐熱性が低下し、また高くな
ると透光性や混色性が低下する。軟化点が低くなると定
着時に高温オフセットが発生し易くなり、高くなると定
着強度が低下する。数平均分子量が小さくなると画像を
折り曲げた際にトナーが剥離し易くなり、大きくなると
定着強度が低下する。また重量平均分子量/数平均分子
量が小さくなると高温オフセットが発生し易くなり、大
きくなると透光性が低下する。
【0023】また、トナー粒子にはポリプロピレンワッ
クス、ポリエチレンワックス、カルナバワックス、サゾ
ールワックス等のワックス類を添加すること好ましい。
これは耐オフセット性を向上させるだけではなく、非磁
性1成分現像装置における規制部材(ブレード)や現像
剤担持体(現像ローラ)等に対するトナーの固着の問題
を低減させることができるためである。特に酸価が0.
5〜30KOHmg/gのワックスを用いることが上記
酸価を有するバインダー樹脂に対する分散性の観点から
好ましい。このようなワックスの添加量は、バインダー
樹脂100重量部に対して0.5〜5重量部、好ましく
は1〜3重量部が好ましい。これは添加量が0.5重量
部より少ないと添加による効果が不十分となり、5重量
部より多くなると透光性や色再現性が低下するためであ
る。
【0024】本発明において、トナー粒子は公知の方法
により製造することができ特に限定されず、例えば混練
粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、乳化分散造粒法、カ
プセル化法等によって製造することができる。なお、製
造過程でイエロー顔料を添加する際にはマスターバッチ
処理あるいはフラッシング処理されたイエロー顔料を用
いることが、その分散性を向上させる観点から好まし
い。
【0025】そして、本発明に係るトナー粒子は、体積
平均粒径を2〜9μm、好ましくは2〜7μmに調整す
ることが画像の高精細再現性の観点から好ましい。さら
に体積平均粒径の2倍以上の粒径を有するトナー粒子の
含有量が2重量%以下、好ましくは1重量%以下で、且
つ体積平均粒径の1/3以下の粒径を有するトナー粒子
の含有量が5個数%以下であるような粒径分布を有する
ことが、トナーの帯電量分布を狭くし、カブリを防止す
る観点から必要である。
【0026】なお、トナー粒子の粒径および粒径分布
は、コールターマルチサイザー(コールターカウンター
社製)を用い、アパチャー径50μmで測定した。
【0027】また、本発明に係るトナー粒子は、その円
形度(平均円形度)が0.94〜1.0であり、且つ円
形度の標準偏差が0.045以下であることが必要であ
る。これは円形度が0.94より小さい場合には、像担
持体や中間転写体に対するトナー粒子の静電的な付着力
が強くなってしまうため、転写不良が生じやすくなるた
めである。また円形度の標準偏差が0.045より大き
い場合には、トナー粒子毎の帯電量のバラツキが大きく
なり、カブリや転写不良の要因となるためである。さら
に上述した観点から円形度は好ましくは0.945〜
0.99、より好ましくは0.95〜0.98であり、
円形度の標準偏差は好ましくは0.040以下、より好
ましくは0.035以下である。
【0028】なお、円形度は(相当円の周囲長/粒子投
影像の周囲長)で表され、フロー式粒子像分析装置(F
PIA−1000:東亜医用電子社製)を用いて水分散
系で測定した。
【0029】トナー粒子の円形度およびその標準偏差
は、トナー粒子の製造条件によって制御することができ
る。例えば混練粉砕法では、原料混合工程、溶融混練工
程、粉砕工程、分級工程を経てトナー粒子が製造され
る。この際に粉砕工程で使用する粉砕装置として被粉砕
粒子を球形化できる粉砕装置を用いることにより円形度
等を制御することができる。このような粉砕装置として
はイノマイザーシステム(ホソカワミクロン社製)、ク
リプトロンシステム(川崎重工業社製)等を挙げること
ができる。また、分級工程で使用する分級装置として被
処理粒子を球形化できる分級装置を用いることにより円
形度等を制御することができる。このような分級装置と
してはティープレックス型分級機(ホソカワミクロン社
製)等を挙げることができる。
【0030】また、原料混合工程、溶融混練工程、粉砕
工程、分級工程を経て得られたトナー粒子を表面改質装
置で処理することにより円形度等を調整してもよい。こ
のような表面改質装置としては、ハイブリダイゼーショ
ンシステム(奈良機械製作所社製)、コスモスシステム
(川崎重工業社製)イノマイザーシステム(ホソカワミ
クロン社製)等の高速気流中衝撃法を応用した表面改質
装置、メカノフュージョンシステム(ホソカワミクロン
社製)、メカノミル(岡田精工社製)等の乾式メカノケ
ミカル法を応用した表面改質装置、サーフュージングシ
ステム等の熱気流中改質法を応用した表面改質装置、デ
ィスパーコート(日清製粉社製)、コートマイザー(フ
ロイント産業社製)等の湿式コーティング法を応用した
表面改質装置等が挙げられる。
【0031】本発明においては、トナー粒子に対して
0.1〜3重量%の無機微粒子を外添することが流動性
等を向上させる観点で好ましい。このような無機微粒子
としてはシリカ、チタニア、アルミナ、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化錫、酸化亜鉛等を単独であるいは2種以
上混合して使用することができる。無機微粒子は疎水化
剤で表面処理されたものを使用することが環境安定性向
上の観点から好ましい。また、このような無機酸化物以
外に1μm以下の樹脂微粒子を外添してもよい。本発明
の非磁性1成分現像剤は、特に、フルカラー画像形成装
置の小型化の観点から、現像剤担持体である現像スリー
ブに現像剤規制部材であるブレードを圧接させた構成を
有しており、規制部を通過させる際にトナーを荷電させ
る非磁性一成分現像方式に用いることが好ましい。
【0032】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて具体的
に説明するが、これに限定されるものではない。以下の
実施例、比較例で使用したバインダー樹脂は次のもので
ある。
【0033】(ポリエステル系樹脂A〜Gの製造例)温
度計、攪拌器、流下式コンデンサーおよび窒素導入管を
取り付けたガラス製4つ口フラスコに、表1に示すモル
比でアルコール成分および酸成分を重合開始剤(ジブチ
ル錫オキサイド)とともに入れた。これをマントルヒー
ター中で窒素雰囲気下にて、攪拌しながら加熱すること
により反応させて、表1に示す数平均分子量(Mn)、
重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)、ガラス
転移点(Tg)、軟化点(Tm)、酸価および水酸価を
有するポリエステル樹脂A〜Gを得た。得られた各ポリ
エステル樹脂を1mm以下に粗砕したものを以下のトナ
ーの製造で用いた。なお表1中、POはポリオキシプロ
ピレン(2,2)−2,2ービス(4ーヒドロキシフェ
ニル)プロパンを、EOはポリオキシエチレン(2,
0)−2,2ービス(4ーヒドロキシフェニル)プロパ
ンを、GLはグリセリンを、TPAはテレフタル酸を、
TMAはトリメリット酸を、FAはフマル酸を表す。
【0034】
【表1】
【0035】なお、分子量はゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(807−IT型;日本分光工業社製)
を使用し、キャリア溶媒としてテトラヒドロフランを使
用して、ポリスチレン換算により分子量を求めた。
【0036】ガラス転移点は示差走査熱量計(DSC−
200;セイコー電子社製)を用いて秤量された試料1
0mgについて測定し、リファレンスとしてアルミナを
用い、30〜80℃の範囲におけるメイン吸熱ピークの
ショルダー値をガラス転移点とした。
【0037】軟化点については、フローテスター(CF
T−500;島津製作所社製)を用い、試料1.0gに
ついて1.0mm×1.0mmのダイを使用し、昇温速
度3.0℃/min、荷重30kgの条件で測定を行
い、試料が1/2流出したときの温度を軟化点とした。
【0038】酸価は秤量された試料を適当な溶媒に溶解
し、フェノールフタレイン等の指示薬を使用して酸性基
を中和するのに必要な水酸化カリウムのmg数で表し
た。
【0039】水酸価は秤量された試料を無水酢酸で処理
し、得られたアセチル化物を加水分解し、遊離する酢酸
を中和するのに必要な水酸化カリウムのmg数で表し
た。
【0040】(顔料マスターバッチA〜Gの製造)ポリ
エステル樹脂Aとイエロー顔料(C.I.ピグメントイ
エロー180)とを樹脂:顔料が7:3の重量比になる
ように加圧ニーダーに仕込み混練した。得られた混練物
を冷却後フェザーミルにより粉砕し顔料マスターバッチ
Aを得た。また、ポリエステル樹脂Aをポリエステル樹
脂B〜Gに変更する以外は同様にして顔料マスターバッ
チB〜Gを得た。
【0041】(実施例1)ポリエステル樹脂A93重量
部、顔料マスターバッチA10重量部、負荷電制御剤と
してサリチル酸亜鉛錯体(E−81:オリエント化学工
業社製)2重量部、酸化型低分子量ポリプロピレン(1
00TS:三洋化成社製:軟化点140℃、酸価3.5
KOHmg/g)1重量部をヘンシェルミキサーで十分
混合した後、混合物を2軸押出混練機(PCM−30;
池貝鉄工社製)の排出部を取り外したものを使用して混
練し、冷却した混練物をフェザーミルで粗粉砕した。そ
の後粗粉砕物をイノマイザー(INM−30型;ホソカ
ワミクロン社製)で微粉砕した後、さらにロ−タ型分級
機(ティープレックス型分級機タイプ100ATP;ホ
ソカワミクロン社製)で微粉分級することにより体積平
均粒径6.2μm、体積平均粒径の2倍以上の粒径を有
するトナー粒子の含有量0.1重量%、体積平均粒径の
1/3以下の粒径を有するトナー粒子の含有量3.8個
数%であるトナー粒子を得た。またこのトナー粒子の円
形度は0.953、円形度の標準偏差は0.036であ
った。
【0042】このトナー粒子100重量部に疎水性シリ
カ(TS−500;キャボジル社製)0.5重量部と疎
水性二酸化チタン(STT30A;チタン工業社製)
1.0重量部を添加してヘンシェルミキサーで混合処理
しイエロートナーAを得た。
【0043】(実施例2〜5)実施例1において、ポリ
エステル樹脂Aをポリエステル樹脂B〜Eに変更し、顔
料マスターバッチAを顔料マスターバッチB〜Eに変更
する以外は同様にしてイエロートナーB〜Eを得た。
【0044】(実施例6)実施例2において、酸化型低
分子量ポリプロピレンの添加量を2重量部に変更する以
外は同様にしてイエロートナーFを得た。
【0045】(実施例7)実施例6で得られたトナー粒
子を表面改質装置(ハイブリダイゼーションシステムN
HS−3型;奈良機械製作所社製)により6000rp
mで5分間処理すること以外は同様にしてイエロートナ
ーGを得た。
【0046】(比較例1および2)実施例2において、
粗粉砕物を粉砕する粉砕装置としてイノマイザーに代え
てジェット粉砕機(IDS:日本ニューマチック社製)
を使用して微粉砕すること、および微粉分級機としてロ
−タ型分級機に代えてDS分級機(日本ニューマチック
社製)を使用すること以外は同様にしてイエロートナー
HおよびIを得た。 (比較例3)実施例1において、ポリエステル樹脂Aを
ポリエステル樹脂Fに変更し、顔料マスターバッチAを
顔料マスターバッチFに変更する以外は同様にしてイエ
ロートナーJを得た。
【0047】(比較例4)実施例1において、ポリエス
テル樹脂Aをポリエステル樹脂Gに変更し、顔料マスタ
ーバッチAを顔料マスターバッチGに変更する以外は同
様にしてイエロートナーKを得た。
【0048】(比較例5)実施例4において、C.I.
ピグメントイエロー180をC.I.ソルベントイエロ
ー19に変更する以外は同様にしてイエロートナーLを
得た。
【0049】(比較例6)実施例1において、C.I.
ピグメントイエロー180をC.I.ピグメントイエロ
ー133に変更する以外は同様にしてイエロートナーM
を得た。
【0050】(比較例7)実施例1において、C.I.
ピグメントイエロー180をC.I.ピグメントイエロ
ー169に変更する以外は同様にしてイエロートナーN
を得た。
【0051】(比較例8)実施例1において、C.I.
ピグメントイエロー180をC.I.ピグメントイエロ
ー62に変更する以外は同様にしてイエロートナーOを
得た。
【0052】(比較例9)実施例2において、粗粉砕物
を粉砕する粉砕装置としてイノマイザーに代えてジェッ
ト粉砕機(IDS:日本ニューマチック社製)を使用し
て微粉砕し、得られた微粉砕物をホソカワミクロン社製
の熱処理装置を用いて108℃で加熱処理して球状化を
行った。この後粗粉および微粉をエルボージェット分級
機(日鉄鉱業社製)を用いて除去しトナー粒子を得た。
このトナー粒子100重量部に疎水性シリカ(TS−5
00;キャボジル社製)0.5重量部と疎水性二酸化チ
タン(STT30A;チタン工業社製)1.0重量部を
添加してヘンシェルミキサーで混合処理しイエロートナ
ーPを得た。
【0053】上記実施例1〜7及び比較例1〜9で得ら
れたトナーA〜Pの体積平均粒径((D50)、体積平均
粒径の2倍以上の粒径を有するトナー粒子(>2D50
の含有量の重量%、体積平均粒径の1/3以下の粒径を
有するトナー粒子(<D50/3)の含有量の個数%、ト
ナー粒子の平均円形度および円形度の標準偏差を表2に
示した。
【0054】
【表2】
【0055】(シアントナー、マゼンタトナーおよびブ
ラックトナーの製造)実施例2において、C.I.ピグ
メントイエロー180をC.I.ピグメントブルー15
−3に変更する以外は同様にしてシアントナーを得た。
シアントナーの体積平均粒径は6.2μm、体積平均粒
径の2倍以上の粒径を有するトナー粒子の含有量は0.
1重量%、体積平均粒径の1/3以下の粒径を有するト
ナー粒子の含有量は2.9個数%、トナー粒子の平均円
形度は0.956、円形度の標準偏差は0.035であ
った。
【0056】また、実施例2において、C.I.ピグメ
ントイエロー180をC.I.ピグメントレッド184
に変更する以外は同様にしてマゼンタトナーを得た。マ
ゼンタトナーの体積平均粒径は6.2μm、体積平均粒
径の2倍以上の粒径を有するトナー粒子の含有量は0.
1重量%、体積平均粒径の1/3以下の粒径を有するト
ナー粒子の含有量は3.2個数%、トナー粒子の平均円
形度は0.955、円形度の標準偏差は0.036であ
った。
【0057】また、実施例2において、C.I.ピグメ
ントイエロー180をカーボンブラック(モーガルL;
キャボット社製)5重量部に変更する以外は同様にして
ブラックトナーを得た。ブラックトナーの体積平均粒径
は6.4μm、体積平均粒径の2倍以上の粒径を有する
トナー粒子の含有量は0.1重量%、体積平均粒径の1
/3以下の粒径を有するトナー粒子の含有量は2.3個
数%、トナー粒子の平均円形度は0.959、円形度の
標準偏差は0.037であった。
【0058】上記各トナーに対して下記の各評価を行い
その結果を表3に示した。
【0059】(ドット面積率の異なる画像のOHP透光
性および色再現性)下記に説明するフルカラープリンタ
を用いて常温常湿環境下(25℃、60%RH)でOH
Pシート上に、150線のスクリーンでドット面積率1
00%、50%および20%の画像を画出しし、オーバ
ーヘッドプロジェクターで投影した場合のイエローの発
色を目視により評価した。鮮やかに発色している場合を
○、少し発色している場合を△、発色していない場合を
×として評価した。
【0060】この評価に用いたフルカラープリンタは図
1に示される構成のものであり、図中矢印a方向に回転
駆動される有機感光体ドラム10(以下感光体10)
と、レーザー走査光学系20と、フルカラー現像装置3
0と、図中矢印b方向に回転駆動される無端状の中間転
写ベルト40と、給紙部60とで構成されている。感光
体10の周囲には、さらに感光体10表面を所定の電位
に帯電させる帯電ブラシ11及び感光体10上に残留し
たトナーを除去するクリーナーブレード12aを備えた
クリーナー12が設けられている。
【0061】レーザー走査光学系20はレーザーダイオ
ード、ポリゴンミラー、fθ光学素子を内蔵した周知の
もので、その制御部にはシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)毎の印字デ
ータがホストコンピュータから転送される。レーザー走
査光学系20は各色毎の印字データを順次レーザービー
ムとして出力し、感光体10上を走査露光する。これに
より感光体10上に各色毎の静電潜像が順次形成され
る。
【0062】フルカラ−現像装置30はC、M、Y、B
Kの非磁性トナーからなる1成分現像剤を収容した4つ
の色別現像器31C、31M、31Y、31BKを一体
化したもので、支軸81を支点として時計回り方向に回
転可能である。各現像器は現像スリーブ32、トナー規
制ブレード34を備えている。現像スリーブ32の回転
により搬送されるトナーは、ブレード34と現像スリー
ブ32との圧接部(規制部)を通過することにより帯電
される。
【0063】中間転写ベルト40は支持ローラ41、4
2およびテンションローラ43、44に無端状に張り渡
され感光体10と同期して図中矢印b方向に回転駆動さ
れる。中間転写ベルト40の側部には図示しない突起が
設けられ、この突起をマイクロスイッチ45が検出する
ことにより、露光、現像、転写等の作像処理が制御され
る。中間転写ベルト40は回転自在な1次転写ローラ4
6に押圧されて感光体10に接触している。この接触部
が1次転写部T1 である。また、中間転写ベルト40は
支持ローラ42に支持された部分で回転自在な2次転写
ローラ47が接触している。この接触部が2次転写部T
2 である。
【0064】さらに、前記現像装置30と中間転写ベル
ト40の間のスペースにはクリーナー50が設置されて
いる。クリーナー50は中間転写ベルト40上の残留ト
ナーを除去するためのブレード51を有している。この
ブレード51および2次転写ローラ47は中間転写ベル
ト40に対して接離可能である。
【0065】給紙部60は、画像形成装置本体1の正面
側に開放可能な給紙トレイ61と、給紙ローラ62と、
タイミングローラ63とから構成されている。記録シー
トSは給紙トレイ61上に積載され、給紙ローラ62の
回転によって1枚ずつ図中右方向へ給紙され、タイミン
グローラ63で中間転写ベルト40上に形成された画像
と同期をとって2次転写部へ送り出される。記録シート
の水平搬送路65は前記給紙部を含んでエアーサクショ
ンベルト66等で構成され、定着器70からは搬送ロー
ラ72、73、74を備えた垂直搬送路71が設けられ
ている。記録シートSはこの垂直搬送路71から画像形
成装置本体1の上面へ排出される。
【0066】ここで、上記フルカラープリンタのプリン
ト動作について説明する。プリント動作が開始される
と、感光体10および中間転写ベルト40が同じ周速度
で回転駆動され、感光体10は帯電ブラシ11によって
所定の電位に帯電される。
【0067】続いて、レーザー走査光学系20によって
シアン画像の露光が行われ、感光体10上にシアン画像
の静電潜像が形成される。この静電潜像は直ちに現像器
31Cで現像されると共に、トナー画像は1次転写部で
中間転写ベルト40上に転写される。1次転写終了直後
に現像器31Mが現像部Dへ切り替えられ、続いてマゼ
ンタ画像の露光、現像、1次転写が行われる。さらに現
像器31Yへの切り替え、イエロー画像の露光、現像、
1次転写が行われる。さらに現像器31BKへの切り替
え、ブラック画像の露光、現像、1次転写が行われ、1
次転写毎に中間転写ベルト40上にはトナー画像が重ね
られていく。
【0068】最終の1次転写が終了すると、記録シート
Sが2次転写部へ送りこまれ、中間転写ベルト40上に
形成されたフルカラートナー画像が記録シートS上に転
写される。この2次転写が終了すると記録シートSはベ
ルト型接触加熱定着器70へ搬送され、フルカラートナ
ー画像が記録シートS上に定着されてプリンタ本体1の
上面に排出される。
【0069】なお、上記画像形成は、感光体表面電位−
550V、現像バイアス電圧−200V、1次転写バイ
アス電圧900V、2次転写バイアス電圧500Vを基
準にして、記録シート上のベタ画像部のトナー付着量が
0.7mg/cm2 となる設定条件で、且つ定着温度1
60℃の条件で行った。また、下記のカブリ、中抜け、
転写性およびドット再現性の評価は、低温低湿環境(1
0℃、15%RH)および高温高湿環境(30℃、85
%RH)の両環境下で行って、悪い方の評価結果を表3
に示した。
【0070】(カブリ)上記フルカラープリンタを用い
てイエロートナー単色でB/W比5%の文字パターンを
プリントし、得られた画像を目視によって確認し、ほと
んどカブリが見られないものを○、若干カブリが認めら
れる実用上問題のないものを△、カブリが全面に渡って
存在し実用上問題のあるものを×として評価した。
【0071】(中抜け)上記フルカラープリンタを用い
てイエロートナーとシアントナーとを重ね合わせたグリ
ーン色の「E」の文字をプリントし、「E」の文字に画
像欠損のないものを○、若干画像欠損が認められるがグ
リーン色の「E」の文字を認識することができ実用上問
題のないものを△、画像欠損がひどくグリーン色の
「E」の文字を認識することが困難であるものを×とし
て評価した。
【0072】(転写性)上記フルカラープリンタを用い
てイエロートナー単色でプリントした画像について、感
光体ドラム上のトナー付着量に対する転写紙上のトナー
付着量の割合を求め、80%以上であるものを○、70
%以上80%未満のものを△、70%未満のものを×と
して評価した。
【0073】(ドット再現性)600dpiで2ドット
網点の画像を画出しし、ルーペ(50倍)でドットを観
察し、ドットが1つずつ再現されており、ドットの大き
さのバラツキも小さいものを○、ドットとドットは分離
されており欠損はないが、ドットの大きさにバラツキが
多いものを△、2ドットの1つ1つが欠損していたり、
くっついていたりし、十分にドット再現されていないも
のを×として評価した。
【0074】(耐光性)上記フルカラープリンタを用い
てイエロートナー単色でプリントした画像について、紫
外線照射装置にて紫外線を30分間照射し、退色が認め
られないものを○、若干退色が認められるものの実用上
問題のないものを△、退色が大きいものを×として評価
した。
【0075】(耐熱性)50ccのガラスビンにトナー
5gを入れ、55℃で24時間放置した後のトナーの凝
集性を確認し、凝集物の発生していないものを○、若干
の凝集物は存在するが、外力で簡単にほぐれるものを
△、凝集物が存在し、外力では簡単にほぐれないものを
×として評価した。
【0076】
【表3】
【0077】また、実施例6で得られたイエロートナー
F、上記製造例で得られたシアントナー、マゼンタトナ
ーおよびブラックトナーについて、上記フルカラープリ
ンタを用いてB/W比6%のフルカラー画像の3000
枚の耐刷テストを行った。耐刷終了後の画像について、
カブリ、中抜けおよび転写性の評価を行ったところ全て
○ランクを維持していた。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、透光性および色再現性
に優れた非磁性1成分イエロー現像剤を得ることができ
る。
【0079】また、本発明によれば、多色画像形成時に
も優れた転写性を有する非磁性1成分イエロー現像剤を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フルカラープリンタの概略説明図である。
【符号の説明】
10:感光体ドラム、20:レーザー光学系、30:フ
ルカラー現像装置、40:中間転写ベルト、60:給紙
手段、70:定着装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒瀬 克宣 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 福田 洋幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色画像を再現するフルカラー画像形成
    に使用される非磁性1成分現像剤において、この非磁性
    1成分現像剤が、少なくとも酸価1〜30KOHmg/
    gのバインダー樹脂及びピグメントイエロー180に分
    類される化合物を含有してなる負荷電性非磁性トナー粒
    子を含有してなり、このトナー粒子の円形度が0.94
    〜1.0、円形度の標準偏差が0.045以下及び重量
    平均粒径が2〜9μm、トナーの粒径分布において重量
    平均粒径の2倍以上の粒径を有するトナー粒子の含有量
    が2重量%以下で、且つ重量平均粒径の1/3以下のト
    ナー粒子の含有量が5個数%以下であることを特徴とす
    る非磁性1成分現像剤。
  2. 【請求項2】 前記バインダー樹脂のガラス転移点が5
    5〜75℃、軟化点が95〜120℃、数平均分子量が
    2500〜6000および重量平均分子量/数平均分子
    量が2〜8である請求項1記載の非磁性1成分現像剤。
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