JP2001117282A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2001117282A
JP2001117282A JP30139999A JP30139999A JP2001117282A JP 2001117282 A JP2001117282 A JP 2001117282A JP 30139999 A JP30139999 A JP 30139999A JP 30139999 A JP30139999 A JP 30139999A JP 2001117282 A JP2001117282 A JP 2001117282A
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developer
image
polyester resin
yellow
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Toshiaki Yamauchi
俊昭 山内
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した帯電特性を示し、画像の色調に優れ、
十分な画像濃度を有し、かぶり、及びトナー飛散に問題
のない優れた画像を得る。 【解決手段】バインダーとして酸価が6以下のポリエス
テル樹脂、CCAとしてサリチル酸誘導体のジルコニウ
ム錯体を使用し、各々顔料としてイエローはベンズイミ
ダゾロン顔料、マゼンタはナフトールAS不溶性アゾ顔
料、シアンはフタロシアニン顔料、ブラックはカーボン
ブラックをそれぞれ使用したフルカラー現像剤を適用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー電子写真装
置等のカラー画像形成装置及びこのようなそうちを用い
たカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルフルカラー電子写真において
は、まず、スキャナーから読み取った原稿のR(レッ
ド)、G(グリーン)、及びB(ブルー)画像信号、ま
たは外部インターフェースを経て得たRGB画像信号を
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)に
色変換し、墨生成・色補正の処理を行ってY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラッ
ク)の4色の信号にする。
【0003】更に、拡大・縮小の変倍を行ったり、像域
分離により文字・線画と中間調領域を分け、エッジ強調
・MTF補正やスムージング・モアレ除去等を行う空間
フィルター処理を行い、記録信号強度と再生画像濃度の
関係を線形にする為のγ変換を行い、最後に出力をレー
ザーや液晶フィルターに出す為、中間調の処理をディザ
や誤差拡散法等の処理によりドットパターンや万線のパ
ターンを組む等の手法が使用されている。このような手
法は、出力デバイスによっては2値の信号だけではな
く、レーザーの強度を可変にしたり、パルス幅を可変に
して多値の表現を行うことで、中間調をよりスムーズに
しかも高い解像度で表現できるため、きれいな画像表現
の為には不可欠になってきた。
【0004】以上のような画像処理を経て、レーザーや
液晶フィルター等を通して発生したYMCKそれぞれの
光信号を、表面を帯電させた感光体に照射して電位低下
を生じさせて静電潜像を形成し、更に帯電したトナーを
接触させて顕像化する。感光体をYMCKそれぞれに持
ち、別々に現像する方法もあれば(タンデム方式)、1
つの感光体でYMCKをそれぞれ順番で潜像形成、現像
し、中間転写体や紙に転写していく方式もある。トナー
は紙に転写した後、ヒートローラー等の定着器を通し、
4色のトナーを融かすことにより色を混合させるといっ
た、一連の電子写真プロセスを経ることによって最終画
像を得る。
【0005】最終画像を決定する要因として、以上のよ
うにデジタル的な画像処理の部分と、アナログ的な電子
写真プロセスの両方が関わってくる。中でも、画像の安
定性という面では電子写真プロセスの安定性が重要であ
り、ライフ時や連続コピー時、環境変化においても、同
じ光信号の入力に対して同じ画像の出力を4色それぞれ
に行わなければならない。そのために、画質維持機構と
してライフのカウンターや温湿度変動に合わせて感光体
の表面電位や現像バイアスを変動させたり、トナー比濃
度を変動させるような機構が設けられている。また、実
際にテストパターンを転写ベルト等に現像し、同じ画像
濃度を維持するようプロセス条件にフィードバックする
ような機構を設けることもある。
【0006】以上のようにして、4色のγが常に一定に
なるように調整する必要があり、そうでなければ画像の
濃度が変化したり、4色がばらばらに変化すると色ずれ
が発生し、例えば青みがかった画像になったり黄色が強
い画像になったりする。しかし、感光体の表面電位やバ
イアス、トナー比濃度等のプロセス条件は、物理的にあ
るいは画質上から変更できる限界があり、最終的には現
像剤の物性、特に帯電特性の安定性が重要とされる。例
えば、帯電量が高くなりすぎるとキャリアヘの付着力が
急激に増して、現像コントラスト電位を上げても十分な
IDが得られなくなるし、また帯電量が低くなりすぎた
り帯電量分布において0帯電や逆帯電が増えると、白地
コントラスト電位を上げてもかぶりが増えたり、トナー
飛散が増えるという結果になってしまう。
【0007】また、階調性を高める為に多値の露光を行
う場合、感光体上の電位は結果的に多値となり、現像の
γ特性に微妙に影響を受けやすい。そのため一層に現像
剤の特性の安定性が求められている。
【0008】カラートナーの構成としては、一般的にバ
インダー、ワックス等と着色剤、電荷調整剤、外添剤等
からなるが、基本的には顔料以外は無色の材料を用いる
必要がある。電荷調整剤(CCA)としては、モノクロ
トナーに使用されるアゾ系等の有色のものではなく、例
えばサリチル酸系の亜鉛等の錯体、ホウ素錯体、四級ア
ンモニウム塩、樹脂型のCCA等無色のものが広く用い
られているが、あまりライフや環境で安定したものは得
られていなかった。
【0009】着色剤としては、ブラックに用いるカーボ
ンブラック以外は一般的に有機顔料が用いられており、
例えばマゼンタとしてはアゾレーキ顔料、βナフトール
不溶性アゾ顔料、ナフトールAS不溶性アゾ顔料、ピラ
ゾロン顔料、キナクリドン顔料、カルバゾールバイオレ
ット顔料、ペリレン顔料、チオインジゴ顔料等があり、
イエローとしてはモノアゾイエロー顔料、ベンジジンイ
エロー顔料、モノアゾイエローレーキ顔料、ベンズイミ
ダゾロン顔料、縮合アゾ顔料等、シアンとしてはフタロ
シアニン顔料、インダンスレンブルー顔料等が知られて
いる。
【0010】発色・透明性の向上の目的で、これらの顔
料はバインダー樹脂とマスターバッチと呼ばれる予備分
散処理が一般的に行われている。3本ロールのようなシ
アのかかる混練機で分散を上げたり、乾燥前のクルード
状態の顔料を分散させたり、分散助剤を添加したりして
分散性を向上させる手法が取られているが、根本的に
は、顔料とバインダー樹脂の化学的親和性に支配され
る。
【0011】顔料の分散性は、顔料自体の帯電特性が強
い為に、トナーの透明性だけではなく帯電性にも影響を
及ぼし、一般に、分散性が悪いと帯電量分布が広がって
かぶりやトナー飛散の増加が発生する。また、顔料自身
の構造も、帯電性、対環境性に影響を及ぼす。顔料の分
散性を向上させるには、バインダー樹脂のほうにカルボ
キシル基などの極性基を多く含有させる方法も知られて
おり、カラートナーで一般的に使用されているポリエス
テル樹脂ではごく容易に実現できるが、反面多湿環境で
の帯電量が落ちやすいこと、ライフでの現像剤攪拌によ
り帯電量が低下しやすいという欠点もある。
【0012】顔料は以上のように樹脂への分散性、帯電
性、及び色調・透明性の面から選択されるが、色調につ
いてはYMC3原色の標準色として、ジャパンカラーに
近いものを選択するのが好ましい。その他、最近では安
全性の面からの規制もあり、例えばベンジジンイエロー
顔料等は使用を避けていく傾向にある。
【0013】また、彩度高い色調を得るためには各トナ
ーの透明性が高いとともに、表面や粒子界での乱反射を
抑える為、ざらつきの少ない均一な定着表面を得ること
が必要である。その為に、一般的にシャープメルトしや
すい低分子量のポリエステル樹脂等がバインダーとして
用いられているが、機械的強度も低く、十分なライフを
確保することは難しい。
【0014】シャープメルトしやすいトナーは、溶融時
の弾性が下がってオフセットを発生する傾向があるた
め、従来は、定着ローラーにシリコンオイルを定常的に
塗布してオフセットを防止する機構が一般的に使われて
きた。しかし、この方法では定着させた印刷物にオイル
が付着し、特にOHPシートに定着させた場合など、オ
イルによる画像上の縞模様や、保存時のべた付きなどの
問題があった。またオイル補給機構を設けるために機械
が大型化し、更に定期的にオイルをタンクに補給してや
る等の手間もかかった。
【0015】オフセット防止のため、樹脂の分子量分布
を変えて高温時の粘弾性が低下を抑制する試みも為され
ているが、OHPの透明性や発色性と両立させることが
難しかった。そのため、近年ではトナーに低融点のワッ
クスを含有させてシャープメルトを保ったまま、ヒート
ローラへのオイル補給装置が不用になるようオフセット
性を改善させる試みが行われている。
【0016】以上のような柔らかい樹脂やワックスをバ
インダーとして用いても、適度のトナー流動性を保ち、
スペントトナーやフィルミングを防止する目的で、一般
的にモノクロトナーよりも多いシリカ、酸化チタン、及
びアルミナ等の外添剤が添加されている。しかし、この
ために環境変化により帯電性が変化しやすく、またライ
フでも安定した帯電性を維持することは難しかった。
【0017】以上のように、フルカラートナーの場合、
環境が変化した場合やライフにおいて安定した帯電特性
を維持することは難しく、また、YMCKの色によって
帯電性の変化がまちまちであるため、帯電性の変化が、
コピー画像の色調の変化、画像濃度の変化、かぶり、ト
ナー飛散等として現れていた。このような不揃いの帯電
特性を、プロセス条件、機構側で補正する試みもされて
いるが、補正には限界があり、また、頻繁な補正、調整
は、機械のレスポンスや使い勝手を悪くする原因となっ
ていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環境
変化やライフにおいても安定した帯電特性を示し、画像
の色調に優れ、十分な画像濃度を有し、かぶり、及びト
ナー飛散に問題のない優れた画像を形成し得る画像形成
装置を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、環境変化やライフに
おいても安定した帯電特性を示し、画像の色調に優れ、
十分な画像濃度を有し、かぶり、及びトナー飛散に問題
のない優れた画像を形成する方法を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、第1
ないし第4の像担持体と、該第1ないし第4の像担持体
上に形成される第1ないし第4の静電潜像を、第1ない
し第4の現像剤を用いて現像して第1ないし第4の現像
剤像を形成するために、該第1ないし第4像担持体に各
々対向して設けられた第1ないし第4の現像器と、該第
1ないし第4の現像剤像を被転写材上に転写するため
に、各々第1ないし第4の現像器の後段に設けられた第
1ないし第4の転写手段と、転写された該第1ないし第
4現像剤像を被転写材に定着するための定着装置とを含
む画像形成装置であって、前記第1ないし第4の現像剤
として、各々、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリ
チル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びイエロー顔料と
してベンズイミダゾロン顔料を含有するイエロー色現像
剤、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導
体のジルコニウム錯体、及びマゼンタ顔料としてナフト
ールAS不溶性アゾ顔料を含有するマゼンタ色現像剤、
酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体の
ジルコニウム錯体、及びシアン顔料としてフタロシアニ
ン顔料を含有するシアン色現像剤、及び酸価が6以下の
ポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯
体、及びブラック顔料としてカーボンブラックを含有す
る黒色現像剤のいずれかを適用することを特徴とする画
像形成装置を提供する。
【0021】本発明は、第2に、像担持体と、該像担持
体上に順次形成される第1ないし第4の静電潜像を、第
1ないし第4の現像剤を用いて現像して第1ないし第4
の現像剤像を形成するために、該像担持体に対向して設
けられた第1ないし第4の現像器と、該第1ないし第4
の現像剤像を転写するために、第1ないし第4の現像器
の後段に設けられた転写手段と、転写された該第1ない
し第4現像剤像を被転写材に定着するための定着装置と
を含む画像形成装置であって、前記第1ないし第4の現
像剤として、各々、酸価が6以下のポリエステル樹脂、
サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びイエロー顔
料としてベンズイミダゾロン顔料を含有するイエロー色
現像剤、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸
誘導体のジルコニウム錯体、及びマゼンタ顔料としてナ
フトールAS不溶性アゾ顔料を含有するマゼンタ色現像
剤、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導
体のジルコニウム錯体、及びシアン顔料としてフタロシ
アニン顔料を含有するシアン色現像剤、及び酸価が6以
下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウ
ム錯体、及びブラック顔料としてカーボンブラックを含
有する黒色現像剤のいずれかを適用することを特徴とす
る画像形成装置を提供する。
【0022】本発明は、第3に、第1ないし第4の像担
持体上に形成される第1ないし第4の静電潜像を、各
々、異なる色の第1ないし第4の現像剤を用いて現像し
て第1ないし第4の現像剤像を形成し、該第1ないし第
4の現像剤像を被転写材上に順次転写する現像、転写工
程、転写された該第1ないし第4の現像剤像を被転写材
上に定着する定着工程を具備する画像形成方法であっ
て、前記第1ないし第4の現像剤として、各々、酸価が
6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコ
ニウム錯体、及びイエロー顔料としてベンズイミダゾロ
ン顔料を含有するイエロー色現像剤、酸価が6以下のポ
リエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯
体、及びマゼンタ顔料としてナフトールAS不溶性アゾ
顔料を含有するマゼンタ色現像剤、酸価が6以下のポリ
エステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、
及びシアン顔料としてフタロシアニン顔料を含有するシ
アン現像剤、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチ
ル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びブラック顔料とし
てカーボンブラックを含有する黒色現像剤のいずれかを
適用することを特徴とする画像形成方法を提供する。
【0023】本発明は、第4に、像担持体上に順次形成
される第1ないし第4の静電潜像を、各々、異なる色の
第1ないし第4の現像剤を用いて現像及び転写し、被転
写材上に順次第1ないし第4の現像剤像を形成する現
像、転写工程、転写された該第1ないし第4の現像剤像
を被転写材上に定着する定着工程を具備する画像形成方
法であって、前記第1ないし第4の現像剤として、各
々、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導
体のジルコニウム錯体、及びイエロー顔料としてベンズ
イミダゾロン顔料を含有するイエロー色現像剤、酸価が
6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコ
ニウム錯体、及びマゼンタ顔料としてナフトールAS不
溶性アゾ顔料を含有するマゼンタ色現像剤、酸価が6以
下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウ
ム錯体、及びシアン顔料としてフタロシアニン顔料を含
有するシアン現像剤、酸価が6以下のポリエステル樹
脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びブラッ
ク顔料としてカーボンブラックを含有する黒色現像剤の
いずれかを適用することを特徴とする画像形成方法を提
供する。
【0024】
【発明の実施の形態】また、本発明の他の画像形成装置
は、上述の4種類の現像剤を第1ないし第4の現像剤と
して使用した装置であって、第1ないし第4の4つの像
担持体と、4つの像担持体上にそれぞれ形成される第1
ないし第4の静電潜像を、上述の第1ないし第4の現像
剤を用いて現像して第1ないし第4の現像剤像を形成す
るために、4つの像担持体に各々対向して1つずつ設け
られた第1ないし第4の現像器と、第1ないし第4の現
像剤像を被転写材上に転写するために、各々第1ないし
第4の現像器の後段に1つずつ設けられた第1ないし第
4の転写手段と、4つの転写手段により1つの被転写材
上に転写された第1ないし第4現像剤像を被転写材に定
着するための定着装置とを含み、第1ないし第4の現像
剤として、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル
酸誘導体のジルコニウム錯体、及びイエロー顔料として
ベンズイミダゾロン顔料を含有するイエロー色現像剤、
酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体の
ジルコニウム錯体、及びマゼンタ顔料としてナフトール
AS不溶性アゾ顔料を含有するマゼンタ色現像剤、酸価
が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジル
コニウム錯体、及びシアン顔料としてフタロシアニン顔
料を含有するシアン色現像剤、及び酸価が6以下のポリ
エステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、
及びブラック顔料としてカーボンブラックを含有する黒
色現像剤の4種類が適用される。
【0025】本発明の画像形成装置は、像担持体と、1
つの像担持体上に順次形成される第1ないし第4の静電
潜像を、第1ないし第4の現像剤を用いて現像して第1
ないし第4の現像剤像を形成するために、この像担持体
に対向して順に設けられた第1ないし第4の現像器と、
第1ないし第4の現像剤像を転写するために、第1ない
し第4の現像器の後段に設けられた転写手段と、転写さ
れた第1ないし第4現像剤像を被転写材に定着するため
の定着装置とを含む。
【0026】本発明の画像形成方法は、上述の第1ない
し第4の現像剤を用いた方法であって、第1ないし第4
の4つ像担持体上に各々形成される第1ないし第4の静
電潜像を、上述の第1ないし第4の現像剤を各々用いて
現像して第1ないし第4の現像剤像を形成し、第1ない
し第4の現像剤像を1つの被転写材上に順次転写する現
像、転写工程、転写された第1ないし第4の現像剤像を
被転写材上に定着する定着工程を具備する。
【0027】また、本発明の他の画像形成方法は、上述
の第1ないし第4の現像剤を用いた方法であって、像担
持体上に順次形成される第1ないし第4の静電潜像を、
各々、上述の第1ないし第4の現像剤を用いて現像及び
転写し、被転写材上に順次第1ないし第4の現像剤像を
形成する現像、転写工程、転写された第1ないし第4の
現像剤像を被転写材上に定着する定着工程を具備する。
【0028】本発明によれば、上述の所定の顔料、酸価
が6以下のポリエステル樹脂、及び帯電制御剤(CC
A)として無色のサリチル酸誘導体のジルコニウム錯体
を使用することにより、イエロー、マゼンタ、及びシア
ンの3色の現像剤の帯電特性がライブ、環境においても
安定し、安定した画像を提供する。
【0029】フルカラー画像の忠実な再現の為には、使
用する現像剤の色調、及び付着させる現像剤量(ID)
の好適な制御が要求される。色調としては、イエロー、
マゼンタ、シアンのプロセスインキに準じた色を再現す
ることが要求され、日本ではジャパンカラーと呼ばれる
色調が標準とされている。標準色調に近い色を再現する
ためには、顔料の色調が近いだけではなく、樹脂への分
散性が良好で透明性が高いこと、また有色の添加剤で色
の濁りの発生が無いこと等が要求される。
【0030】また、上述の3色とブラックとの4色の現
像剤の現像γ特性は、ライフや環境変化においてもほぼ
等しいことが要求される。フルカラーの画像を出力する
際には、入力されたRGBの画像信号に従って、YMC
Kの信号を作成し、画像形成プロセスにおいてトナーを
現像して画像を可視化させるが、出力信号の強弱は例え
ばレーザーの出力強度、パルス幅、及びドットパターン
等で表現され、感光ドラム上の電位信号として変換され
る。この電位潜像を現像する際の現像γ特性は基本的に
4色とも同じである必要があり、これがずれると例えば
画像が青みがかったり、黄みがかったりする。この色の
微調整の為に、各色について現像バイアスを自動、また
は手動で変更し、現像γ特性を4色合わせることが要求
される。4色の現像剤のγ特性が基本的にほぼ近くない
と、M/C側での調整範囲外になる傾向がある。このγ
特性を合わせる為には、基本的には4色の現像剤の帯電
特性が初期、ライフ、及び環境変化を通じて安定してそ
ろっていることが要求される。
【0031】これに対し、本発明に用いられるベンズイ
ミダゾロン顔料、ナフトールAS不溶性アゾ顔料、及び
フタロシアニン顔料は、これらの要求を十分に満たすこ
とができる。
【0032】本発明に用いられる現像剤のイエローの顔
料としてピグメントイエロー180、マゼンタの顔料と
してピグメントレッド184、シアンの顔料としてピグ
メントブルー15:3を使用することが好ましい。
【0033】これらの顔料を用いることで、3色の帯電
特性が環境変化においてもほぼ等しく、またライフにお
いても安定した帯電特性を示す。また、各材料の分散性
により優れ、さらに透明性が高く、フルカラー画像の再
現性に非常に優れている。
【0034】本発明にマゼンタ顔料として用いられるナ
フトールAS不溶性アゾ顔料とは、βナフトールアゾ顔
料にアニライドを導入して高分子量化したものであり、
例えばピグメントレッド5,17,95,112,11
4,146,147,150,170,184,21
0,253等が知られている。アゾレーキ顔料のように
表に出た極性基や結晶水が少なく、一般に、負の帯電性
は低く、また環境での変化が少ない。
【0035】これに対し、印刷インキ等において最もポ
ピュラーに使われるカーミン6B(ピグメントレッド5
7:1)等のアゾレーキ顔料は金属塩の形を取って顔料
化しており、一般に負の帯電性は強い。そのためライフ
で帯電量が上昇しやすく、制御が行いづらい。また極性
基や結晶水の存在の為に、環境で大きく帯電量変化を起
こしやすいという欠点を持っており、実用的ではない。
【0036】また、他のマゼンタ顔料としてはピグメン
トバイオレット19のキナクリドン、ピグメントレッド
122のジメチルキナクリドン等のキナクリドン系多環
式顔料も汎用されているが、分散が難しい、着色力が弱
い、色目がピンクによっていてジャパンカラーから離れ
ている等の問題がある。また、負の帯電性は若干強い傾
向があり、比較的帯電性の弱いブラックやシアンとバラ
ンスを取るのが難しい。
【0037】以上のようにポリエステル樹脂との組み合
わせで顔料を検討したところ、マゼンタ顔料としては、
ナフトールAS不溶性アゾ顔料が、分散性、帯電性等で
最もバランスの取れた特性を示すことが分かり、中で
も、色目のバランスという面でもピグメントレッド18
4が最も優れていることが分かった。ピグメントレッド
184の構造式を下記式(1)に示す。
【0038】
【化1】
【0039】イエロー顔料として用いられるベンズイミ
ダゾロン顔料は、不溶性アゾ顔料に複素環を導入したも
のであり、例えばピグメントイエロー120,151,
154,175,180,181等がある。このうち下
記式(2)に示すピグメントイエロー180は、ベンズ
イミダゾロンを2分子結合させた形を取っており、着色
力、耐候性、分散性に優れている。帯電性もあまり強く
なく、環境による変動も少ない。
【0040】
【化2】
【0041】従来は、ピグメントイエロー17等のベン
ジジンイエローが着色力の強さ、各種特性の安定性の為
に広く使われてきたが、分解物の安全性の問題で使われ
なくなってきている。その他、モノアゾイエロー顔料は
低分子の為、耐熱性や移行性の問題があり、また、縮合
アゾ顔料は着色力や透明性・分散性の面で十分な結果が
得られなかった。低酸価型のポリエステルでの分散状態
での性能、帯電の安定性等を比較したところ、ベンズイ
ミダゾロン顔料が最も良好な結果が得られた。
【0042】シアン顔料として用いられるフタロシアニ
ン顔料は中心に金属を持った多環式顔料であり、着色力
の強さ、安定性から最もポピュラーな顔料の一つになっ
ている。中心金属は銅、水素、アルミニウム、コバルト
等があるが、銅が主に使用されている。結晶系としては
α、β、γ等があるが、顔料としてはα型のものやβ型
を細かく粉砕したものが用いられる。外側の水素をハロ
ゲンで置換し、縁側に色相をずらしたものも用いられる
が、一般には下記式(3)で表されるピグメントブルー
15:3が使用される。フタロシアニン顔料は帯電性は
ほとんど無く、環境依存性も低いが、顔料が硬くて分散
が難しい為マスターバッチの作成には分散性に気を使う
ことが望ましい。
【0043】
【化3】
【0044】以上のYMCの顔料、及びブラックトナー
にはカーボンブラックを顔料として使用し、かつバイン
ダー樹脂として酸価が6以下のポリエステル樹脂、及び
CCAとしてサリチル酸誘導体のジルコニウム錯体を使
用することにより、バインダーへの分散性が優れ、かつ
4色の帯電性が環境・ライフを含めて安定したトナーを
得ることができる。
【0045】本発明によれば、酸価が6以下のポリエス
テルをバインダー樹脂として選ぶことにより、帯電量の
環境依存性が少なく、またライフでの帯電量変化が少な
いフルカラー現像剤が得られる。また、本発明に使用さ
れるYMCの顔料及びカーボンブラックの顔料は酸価が
6以下のポリエステル樹脂によく分散し、また帯電性も
低くて近い為、4色のトナーがそろった帯電性を得るこ
とができる。ライフでの帯電量変動も、環境での帯電量
変動は少ないが、更に、本発明によれば、CCAとして
サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体を使用することに
より帯電性をより安定させることができる。
【0046】CCAはトナーに帯電を付与する目的で使
用されるが、機能的には多湿での帯電量低下が少なく、
かつ帯電の立ち上がりが速く、また繰り返し摩擦での変
化が少ないことが求められる、このようなCCAの特性
は、化学的な構造のほかにCCAのバインダーへの分散
性、またキャリアとの帯電性の差等に影響されると考え
られる。表1に検討に用いた無色のCCAの種類と、ト
ナーの帯電特性を示す。表1によれば、サリチル酸誘導
体のジルコニウム錯体が最も安定した帯電性を示すこと
が分かった。同じサリチル酸系でも亜鉛錯体よりも優れ
た特性を示すクロム錯体は若干の色がつくこと、また、
環境汚染の観点から見て、本発明には使用しない。
【0047】なお、表1の比較において、トナーの作成
条件として酸価3のポリエステル樹脂、顔料としてピグ
メントレッド184を6%、及びCCA1%を混合・混
練した後、8μmに粉砕・分級し、トナーを作成した。
【0048】環境依存性は生トナーにて、ライフでの帯
電量変化は、外添剤として疎水性シリカを1%及び酸化
チタンを1%添加して比較した。
【0049】現像剤は、いずれもシリコンコートのフェ
ライトキャリアを用い、トナー比濃度5.5%にて作成
した。
【0050】帯電量はホソカワミクロン製イースパート
アナライザーを用い、q/dにて比較を行った。
【0051】サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体の含
有量としては、トナー粒子中に好ましくは0.1から3
重量%、さらに好ましくは0.2から2重量%含有させ
ることができる。0.1重量%よりも少ないと、帯電性
が不十分となり、多湿での帯電量低下、ライフでの帯電
量変化といった不具合が発生する傾向がある。また、3
重量%よりも多いと、帯電量が高くなりすぎて、画像濃
度の低下がおこり、また分散性不良により、感光体への
フィルミングやキャリアヘのスペントトナー等の不具合
が発生する傾向がある。
【0052】
【表1】
【0053】バインダー樹脂としては、酸価が6以下の
ポリエステル樹脂であれば特に構造を特定されるもので
はなく、通常使用されている熱可塑性ポリエステルを用
いることができる。
【0054】ここでいうポリエステル樹脂とは、多価の
酸と多価のアルコールがエステル縮合した重合体を主鎖
とした樹脂のことであり、飽和あるいは不飽和のモノマ
ーを使用することができる。不飽和の2重結合を持って
いる場合、更にスチレン等のビニルモノマーを共重合さ
せることも可能であるが、架橋があまり進んで固くなり
すぎると好ましくない。トリメリット酸など3価の酸を
使用することもできるが、酸価が高くなってしまうこ
と、架橋構造を持って樹脂が融けにくくなってしまうこ
とがある。フルカラートナーには2価の酸と2価のアル
コールからなる、低分子量でシャープメルトな特性を持
った線型ポリエステル樹脂が好ましく用いられる。
【0055】使用するモノマーとしては、2価の酸とし
ては例えばフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイ
ン酸、セバチン酸、コハク酸、アジピン酸などがあげら
れる。2価のアルコールとしては、例えばエチレングリ
コールやプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ブテンジオール等の脂肪族グリコール、あるいはもっと
一般的なものとしては芳香族系のビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物
等があげられる。
【0056】本発明に用いられる現像剤には、バインダ
ー樹脂以外にワックスを含有させることが可能である。
ワックスとしては、例えばライスワックス、カルナバワ
ックス等の天然ワックス、パラフィンワックス等の石油
ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、低分子量ポ
リエチレン、低分子量ポリプロピレン等の合成ワックス
を使用することができる。
【0057】その他、必要に応じて内部/外部滑剤、ク
リーニング助剤、流動化剤等を添加することができる。
【0058】使用する外添剤としては、シリカ、酸化チ
タン、アルミナ等の金属酸化物およびシランカップリン
グやシリコンオイル等の有機物で表面を処理されたも
の、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸、チタン酸バリウム
やチタン酸ストロンチウム等の無機粉体、PMMAやシ
リコン樹脂、PTFE、ポリ弗化ビニリデン等の有機粉
体を使用することができる。
【0059】また、現像剤の製造方法、及び製造装置も
特に限定されるものではない。一般的なカラー現像剤の
製造方法としては、樹脂と顔料等でマスターバッチを作
成し、マスターバッチと樹脂、ワックス、電荷調整剤等
を均一に混合、混練・冷却した後、所定の大きさまで粉
砕・分級を行い、シリカ、酸化チタン等の外添剤を添加
させることによって現像剤を得ることができる。
【0060】以下、図面を参照し、本発明をより詳細に
説明する。
【0061】次に、本発明の画像形成装置の一例につい
て図1を用いて説明する。
【0062】図1において、像担持体である感光体ドラ
ム11は、径40mm長さ266mmの円筒形の積層型
有機感光体であり、図示矢印方向へ回転可能に設けられ
ている。
【0063】この感光体ドラム11の周囲には、回転方
向に沿って以下のものが配置されている。すなわち、図
示しない帯電ローラにより帯電した感光体ドラム11の
表面を露光して静電潜像を形成する露光部15、その下
流側には、現像剤を収容し、この現像剤で露光部15に
より形成された静電潜像を現像する現像器12、現像器
12の下流には、感光体ドラム21に対し転写材である
用紙を搬送する手段14が設けられている。
【0064】さらに、感光体ドラム11の用紙との当接
位置よりも下流側にはブレードクリーニング装置13及
び図示しない除電ランプが設けられている。
【0065】搬送手段14は、感光体ドラム11とドラ
ム幅とほぼ等しい幅を有している。この搬送手段14
は、環状ベルトの形態をとっており、搬送手段14の上
流側及び下流側の環状部分には、それぞれテンションロ
ーラ17及び駆動ローラ18が設けられている。この環
状部分においてテンションローラ17及び駆動ローラ1
8の外周に添うように搬送手段14は、テンションロー
ラ17及び駆動ローラ18に接触している。なお、テン
ションローラ17から駆動ローラ18までの距離は、約
300mmである。
【0066】テンションローラ17及び駆動ローラ18
は各々図示矢印方向に回転可能に設けられている。駆動
ローラ18の回転に伴って、搬送手段14は、環状に送
られることになる。搬送速度は、感光体の回転速度と同
期するよう制御されている。上述の感光体ドラム11、
露光部15、現像器12、及びブレードクリーニング装
置13、及び除電ランプ16によって、プロセスユニッ
ト100が構成されている。
【0067】搬送手段14上には、テンションローラ1
7と駆動ローラ18との間に搬送方向に沿って、プロセ
スユニット100、プロセスユニット200、プロセス
ユニット300、プロセスユニット400が設けられて
おり、プロセスユニット200、プロセスユニット30
0、プロセスユニット400は、いずれもプロセスユニ
ット100と同様の構成を有している。
【0068】すなわち、感光体ドラム1、感光体ドラム
21、感光体ドラム31、及び感光体ドラム41は、各
々各プロセスユニットのほぼ中心に設けられている。こ
の感光ドラムの周囲には、各々露光部25、露光部3
5、及び露光部45;その下流には、現像器22、現像
器32、及び現像器42;ブレードクリーニング装置2
3、ブレードクリーニング装置33、及びブレードクリ
ーニング装置43を設けた構成もプロセスユニット10
0と同様である。
【0069】各プロセスユニットで異なる構成は、現像
器中に収容されている現像剤である。例えば現像器12
には酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導
体のジルコニウム錯体、及びイエロー顔料としてベンズ
イミダゾロン顔料を含有するイエロー色現像剤、現像器
22には酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸
誘導体のジルコニウム錯体、及びマゼンタ顔料としてナ
フトールAS不溶性アゾ顔料を含有するマゼンタ色現像
剤、現像器32には酸価が6以下のポリエステル樹脂、
サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びシアン顔料
としてフタロシアニン顔料を含有するシアン色現像剤、
現像器42には酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリ
チル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びブラック顔料と
してカーボンブラックを含有する黒色現像剤が各々収容
されている。
【0070】カラー画像出力の際は、搬送手段14を搬
送される用紙は各々感光体ドラム1,21,31,41
と順次接触する。この用紙と各々の感光体ドラム11,
21,31,41との当接位置には、転写手段である給
電ローラ19,29,39,49が、各々感光体ドラム
11,21,31,及び41に、1対1対応して設けら
れている。
【0071】すなわち給電ローラ19,29,39,4
9は、対応する感光体ドラム11と当接位置で、搬送手
段14に背面接触して設けられ、搬送手段14を介して
感光体ドラム11と対向するようになっている。尚、給
電ローラ19,29,39,49は、図示しないバイア
ス電源にそれぞれ接続されている。給電ローラ19,2
9,39,49は、搬送手段14の移動に従動して回転
するようになっている。
【0072】ここで、このように構成された画像形成装
置の画像形成プロセスについて説明する。上述の4つの
プロセスユニットの各々回転する感光体ドラム11,2
1,31,41がAD重畳DCバイアスが印加された図
示しない帯電手段により一様に50Vに帯電される。
【0073】一様に帯電された感光体ドラム11,2
1,31,41は、蛍光体により露光を行う露光部1
5,25,35,45から光照射され、静電潜像が形成
される。この静電潜像に対し、現像器12,22,3
2,42により各色の予め十分に帯電された現像剤によ
り現像が行われる。
【0074】一方、用紙は、図示しない給紙カセットか
ら感光体ドラム11の転写位置に送られる。
【0075】用紙が転写位置に搬送されてくると、搬送
手段14には各々給電ローラ19,29,39,49か
らバイアス電圧として例えば約1400Vの電圧が印加
される。バイアス電圧を印加することによって、感光体
ドラム11,21,31,41と搬送手段14との間に
転写電界が形成される。したがって、まず感光体ドラム
11上の現像剤像が用紙に転写され、この現像剤像を担
持した用紙は、搬送されて感光体ドラム21に達する。
感光体ドラム21に形成された現像剤像が、先に転写さ
れた現像剤像上に重ねて転写される。用紙は、さらに搬
送されて感光体ドラム31、感光体ドラム41において
も同様に各色の現像剤像が転写される。
【0076】このように、多重転写により形成された像
を担持した用紙は、搬送手段14から定着器15に送ら
れる。定着器15は、ヒートローラ35及び加圧ローラ
45を有している。用紙は、ヒートローラ及び加圧ロー
ラとの間を像がヒートローラと接触する状態で通される
ことにより、用紙に定着される。
【0077】図2は、本発明の画像形成装置の他の例を
各々示す。
【0078】図2に示す画像形成装置では、共通の感光
体ドラム51上に、図2に示す装置に使用される現像剤
と同様の4色の現像剤を各々収容する4種の現像器11
2,122,132,142が回転移動可能に一体的に
形成された構造を有する現像器、その下流に転写ローラ
54、クリーニング装置53、及び除電装置56が各々
設けられ、さらに感光体ドラム51の下流にヒートロー
ラ35及び加圧ローラ45からなる定着器15が設けら
れている。この装置では、まず現像器112により共通
の感光体ドラム51上の静電潜像を現像し、得られた現
像剤像を,転写ローラ54と感光体ドラム51との間の
転写位置に搬送された用紙に転写する。その後、感光体
ドラム51はクリーニング装置53でクリーニングさ
れ、除電装置56で除電されて1サイクルの転写が終了
する。次に、現像器122により現像を行い、同様の転
写動作を行なう。さらに、現像器132、142につい
ても、同様の現像、転写を行う。このようにして用紙上
に多重転写された現像剤像は、図1に示す装置と同様に
して定着される。
【0079】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。
【0080】実施例1 マゼンタ色現像剤、イエロー色現像剤、シアン色現像
剤、及び黒色現像剤を下記のようにして作成した。
【0081】(1)マゼンタ色現像剤の作成 アルコール成分としてビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド及びエチレンオキサイド付加物、酸成分として
テレフタル酸を用いて重合反応をさせ、Mwが1300
0、Mnが3000、酸価が3、Tgが63℃で軟化点
が106℃のポリエステル樹脂を合成した。
【0082】得られたポリエステル樹脂70重量部、ナ
フトールAS不溶性アゾ系マゼンタ顔料(Pigmen
t Red 184)30重量部を加圧ニーダーにて混
練した後、2本ロールを通してマゼンタ顔料のマスター
バッチを作成した。
【0083】得られたマスターバッチを20重量部、ポ
リエステル樹脂73重量部、ライスワックスLAX−N
−100A(エヌエスケミカル有限会社製:融点79
℃、100℃での動粘度18cSt)6重量部、CCA
としてTN−105(保土谷化学製、サリチル酸誘導体
ジルコニウム錯体)1重量部をヘンシェルミキサーにて
均一に混合し、2軸押出し機PCM45にて混練し、冷
却・粗砕した。更にジェット粉砕機にて微粉砕し、微粉
を気流分級機によりカットして体積50%粒径が8.0
μmgマゼンタトナー粒子を得た。
【0084】更に、マゼンタトナー粒子100重量部に
対し、外添剤として、シリカ微粉末(日本アエロジル製
疎水性シリカNAX50:BET比表面積40m2
g)2重量部、酸化チタン微粉末(チタン工業製STT
−30A)1重量部、及びステアリン酸亜鉛(粒径4μ
m)0.5重量部をヘンシェルミキサーにて3分間混合
し、200メッシュの篩にてふるって負帯電性マゼンタ
トナーを得た。
【0085】得られたマゼンタトナーをパウダーテック
製キャリアEFCS1−60(平均粒径60μm、最大
磁化64emu/g)とトナー比濃度5.5%にて混合
してマゼンタ色現像剤を作成した。
【0086】得られたマゼンタ色現像剤を、東芝テック
製デジタルフルカラー複写機FC−22に入れて画像を
評価したところ、鮮明なマゼンタの画像を得ることがで
きた。
【0087】初期のIDは、1.80(現像コントラス
ト電位250Vにおいて)、帯電量はQ/dで、4.3
(フェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパー
トアナライザーにて測定)であった。
【0088】更に、6万枚の通紙テストを行った後で
も、画像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー
飛散も良好であった。6万枚後の帯電量は3.6であっ
た。
【0089】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0090】さらに、OHPに画像をとり、透過率を測
定したところ74%と良好であった。
【0091】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.85(現像コントラスト電位180
V)、帯電量はQ/dで3.5であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.78(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0092】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の様子を観
察したところ、凝集はほとんど無く、熱保存特性も良好
であった。
【0093】(2)イエロー色現像剤の作成 顔料としてベンズイミダゾロン顔料ピグメントイエロー
180を使用する以外は、マゼンタ色現像剤と同様にし
てイエロー色現像剤を作成した。
【0094】得られたイエロー色現像剤をマゼンタ色現
像剤と同様に評価したところ、鮮明なイエローの画像を
得ることができた。
【0095】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位270Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.4(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0096】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散も
良好であった。6万枚後の帯電量は3.8であった。
【0097】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0098】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ73%と良好であった。
【0099】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位190
V)、帯電量はQ/dで3.6であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.79(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0100】またこのイエロー色現像剤をポリ容器に入
れて55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集
はほとんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0101】(3)シアン色現像剤の作成 顔料としてフタロシアニン顔料ピグメントブルー15:
3を用い、マスターバッチを15重量部、ポリエステル
樹脂を78重量部使用して希釈する以外はマゼンタ色現
像剤と同様にして、シアン色現像剤を得た。
【0102】マゼンタ色現像剤と同様に評価したとこ
ろ、鮮明なシアンの画像を得ることができた。
【0103】初期のIDは1.80(現像コントラスト
電位240Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.2(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0104】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散も
良好であった。6万枚後の帯電量は3.5であった。
【0105】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンも傷などの無い良好な画像が得られた。
【0106】さらに、OHPに画像をとり、透過率を測
定したところ71%と良好であった。
【0107】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.82(現像コントラスト電位180
V)、帯電量はQ/dで3.6であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.80(現像コントラスト電
位320V)、帯電量はQ/dで4.5であった。いず
れも白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0108】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0109】(4)黒色現像剤の作成 マゼンタ色現像剤と同様のポリエステル樹脂88重量
部、黒色顔料としてカーボンブラック5重量部、ライス
ワックスLAX−N−100A(エヌエスケミカル有限
会社製:融点79℃、100℃での動粘度18cSt)
6重量部、CCAとしてTN−105(保土谷化学製、
サリチル酸誘導体ジルコニウム錯体)1重量部をヘンシ
ェルミキサーにて均一に混合し、2軸押出し機PCM4
5にて混練し、冷却・粗砕した。更に、ジェット粉砕機
にて微粉砕し、微粉を気流分級機によりカットして体積
50%粒径が8.0μmの黒色トナー粒子を得た。
【0110】得られた黒色トナー粒子100重量部、シ
リカ微粉末(日本アエロジル製疎水性シリカNAX5
0:BET比表面積40m2/g)2重量部、酸化チタ
ン微粉末(チタン工業製STT−30A)1重量部、ス
テアリン酸亜鉛(粒径4μm)0.5重量部をヘンシェ
ルミキサーにて3分間混合し、200メッシュの篩にて
ふるって負帯電性黒色トナーを得た。
【0111】得られた黒色トナーをマゼンタ色現像剤と
同様にしてキャリアと混合し、黒色現像剤を作成した。
【0112】得られた黒色現像剤をマゼンタ色現像剤と
同様にして評価したところ、初期のIDは1.81(現
像コントラスト電位250Vにおいて)、帯電量はQ/
dで4.2(フェムトC/10μmホソカワミクロン製
イースパートアナライザーにて測定)であった。
【0113】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散
も良好であった。6万枚後の帯電量は3.6であった。
【0114】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0115】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.81(現像コントラスト電位210
V)、帯電量はQ/dで3.8であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.80(現像コントラスト電
位280V)、帯電量はQ/dで4.4だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0116】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0117】カラー画像の作成 上述のようにして得られたマゼンタ、イエロー、シア
ン、黒色現像剤を図1に示すような構成を有する画像形
成装置の4つの現像器にそれぞれ適用し、画像形成をお
こなった。
【0118】なお、画像をとる際自動画質維持機構を動
作させ、可能な範囲で各単色の最大IDが1.8に近づ
くよう自動調整させた。この規格において、最大IDは
現像コントラスト、電位差、かぶり、ハーフトーン濃度
は白地電位差を制御することで一定に保つようコントロ
ールした。
【0119】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散
も良好であった。
【0120】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0121】以上のように、各単色の出力を安定して得
られるため、得られたフルカラー画像を評価したとこ
ろ、ライフでも安定した原稿に忠実な色再現性を得るこ
とができた。また、中間調部分も粒状感や傷などのノイ
ズのない鮮明なフルカラー画像が得られた。
【0122】OHP画像を評価したところ、各色とも十
分な透過、発色を示し、良好であった。
【0123】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、現像剤の特性変動を自動的にプロセス条件をコ
ントロールして補うことにより、常温上質と同様に原稿
に忠実な色再現性を持ち、鮮明なフルカラー画像が得ら
れた。
【0124】10℃20%RHの環境条件でも、同様に
原稿に忠実な色再現性を持ち、鮮明なフルカラー画像が
得られた。
【0125】実施例2 (1)マゼンタ色現像剤の作成 アルコール成分としてビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド及びエチレンオキサイド付加物、酸成分として
テレフタル酸とフマル酸を50%ずつ用いて重合反応を
させ、Mwが1万7千、Mnが4千、酸価が5、Tgが
61℃で軟化点が102℃のポリエステル樹脂を合成し
た。
【0126】得られたポリエステル樹脂を用い、実施例
1と同様にしてマスターバッチを作成した後、混練、粉
砕、分級、及び外添剤の混合を行い、体積50%粒径が
8.0μmのマゼンタ色現像剤を得た。
【0127】マゼンタ色現像剤を実施例1と同様に評価
したところ、鮮明なマゼンタの画像を得ることができ
た。
【0128】初期のIDは1.80(現像コントラスト
電位260Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.4(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0129】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散は
若干増えたが良好であった。6万枚後の帯電量は3.3
であった。
【0130】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0131】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ75%と良好であった。
【0132】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.82(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで3.3であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.80(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0133】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0134】(2)イエロー色現像剤の作成 顔料としてベンズイミダゾロン顔料ピグメントイエロー
180を使用する以外は、マゼンタ色現像剤と同様にし
てイエロー色現像剤を作成した。
【0135】得られたイエロー色現像剤をマゼンタ色現
像剤と同様に評価したところ、鮮明なイエローの画像を
得ることができた。
【0136】初期のIDは1.79(現像コントラスト
電位280Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.6(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0137】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散も
良好であった。6万枚後の帯電量は3.4であった。
【0138】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0139】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ74%と良好であった。
【0140】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.78(現像コントラスト電位180
V)、帯電量はQ/dで3.4であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.79(現像コントラスト電
位310V)、帯電量はQ/dで4.7だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0141】またこのイエロー色現像剤をポリ容器に入
れて55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集
はほとんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0142】(3)シアン色現像剤の作成 顔料としてフタロシアニン顔料ピグメントブルー15:
3を用い、マスターバッチ15重量部、ポリエステル樹
脂は78重量部使用して希釈する以外はマゼンタ色現像
剤と同様にして、シアン色現像剤を得た。
【0143】マゼンタ色現像剤と同様に評価したとこ
ろ、鮮明なシアンの画像を得ることができた。
【0144】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位250Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.3(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0145】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散も
良好であった。6万枚後の帯電量は3.3であった。
【0146】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0147】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ73%と良好であった。
【0148】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで3.3であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.82(現像コントラスト電
位320V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0149】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0150】(4)黒色現像剤の作成 実施例2のマゼンタ色現像剤と同様のポリエステル樹脂
88重量部、黒色顔料としてカーボンブラック5重量
部、ライスワックスLAX−N−100A(エヌエスケ
ミカル有限会社製:融点79℃、100℃での動粘度1
8cSt)6重量部、CCAとしてTN−105(保土
谷化学製、サリチル酸誘導体ジルコニウム錯体)1重量
部をヘンシェルミキサーにて均一に混合し、2軸押出し
機PCM45にて混練し、冷却・粗砕した。更に、ジェ
ット粉砕機にて微粉砕し、微粉を気流分級機によりカッ
トして体積50%粒径が8.0μmの黒色トナー粒子を
得た。
【0151】得られた黒色トナー粒子100重量部、シ
リカ微粉末(日本アエロジル製疎水性シリカNAX5
0:BET比表面積40m2/g)2重量部、酸化チタ
ン微粉末(チタン工業製STT−30A)1重量部、ス
テアリン酸亜鉛(粒径4μm)0.5重量部をヘンシェ
ルミキサーにて3分間混合し、200メッシュの篩にて
ふるって負帯電性黒色トナーを得た。
【0152】得られた黒色トナーをマゼンタ色現像剤と
同様にしてキャリアと混合し、黒色現像剤を作成した。
【0153】初期のIDは1.80(現像コントラスト
電位250Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.3(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0154】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散も
良好であった。6万枚後の帯電量は3.5であった。
【0155】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0156】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.80(現像コントラスト電位180
V)、帯電量はQ/dで3.6であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.79(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.5だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0157】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0158】カラー画像の作成 上述のようにして得られたマゼンタ、イエロー、シア
ン、黒色現像剤を実指令1と同様にして、図1に示すよ
うな構成を有する画像形成装置の4つの現像器にそれぞ
れ適用し、画像形成をおこなった。
【0159】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散
も良好であった。
【0160】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0161】得られた画像の評価を行ったところ、ライ
フにおいても30℃、85%RHの環境においても、1
0℃、20%RHの環境においても安定して原稿に忠実
な色再現性が得られ、中間調部分も粒状感や傷などのノ
イズのない鮮明なフルカラー画像が得られた。
【0162】OHP画像を評価したところ、各色とも十
分な透過、発色を示し、良好であった。
【0163】比較例1 (1)マゼンタ色現像剤の作成 アルコール成分としてビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物、酸成分としてフマル酸を用いて重合反
応をさせ、Mwが1万5千、Mnが4千、酸価が10、
Tgが58℃で軟化点が103℃のポリエステル樹脂を
合成した。
【0164】得られたポリエステル樹脂を用い、実施例
1と同様にしてマスターバッチを作成した後、混練、粉
砕、分級、及び外添剤の混合を行い、体積50%粒径が
8.0μmのマゼンタ現像剤を得た。
【0165】マゼンタ色現像剤を実施例1と同様に評価
したところ、鮮明なマゼンタの画像を得ることができ
た。
【0166】初期のIDは1.82(現像コントラスト
電位270Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.6(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。ベタ部は多少はき目が
目立った。
【0167】更に6万枚の通紙テストを行ったところ画
像濃度は良好だが、かぶり、トナー飛散とも増加した。
6万枚後の帯電量は2.8であった。
【0168】また、感光体へのフィルミング、ハーフト
ーンもキズなどの問題は無かった。
【0169】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ75%と良好であった。
【0170】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位160
V)、帯電量はQ/dで2.9であり、かぶりが増加し
た。10℃2.0%RHの環境条件ではIDは1.81
(現像コントラスト電位300V)、帯電量はQ/dで
4.6だった。白地電位150Vでかぶりは問題が無か
った。
【0171】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0172】(2)イエロー色現像剤の作成 顔料としてベンズイミダゾロン顔料ピグメントイエロー
180を使用する以外は、マゼンタ色現像剤と同様にし
てイエロー色現像剤を作成した。
【0173】得られたイエロー色現像剤をマゼンタ色現
像剤と同様に評価したところ、鮮明なイエローの画像を
得ることができた。
【0174】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位280Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.7(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0175】ベタ部は、マゼンタと同様はき目が多少見
られた。
【0176】更に6万枚の通紙テストを行った後、画像
濃度は良好だが、かぶり、トナー飛散とも増加した。6
万枚後の帯電量は2.7であった。
【0177】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0178】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ75%と良好であった。
【0179】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.80(現像コントラスト電位160
V)、帯電量はQ/dで2.9であり、かぶりが増加し
た。10℃20%RHの環境条件ではIDは1.79
(現像コントラスト電位300V)、帯電量はQ/dで
4.7だった。白地電位150Vでかぶりは問題がなか
った。
【0180】またこのイエロー色現像剤をポリ容器に入
れて55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集
はほとんどなく、熱保存特性は良好であった。
【0181】(3)シアン色現像剤の作成 顔料としてフタロシアニン顔料ピグメントブルー15:
3を15重量部、ポリエステル樹脂は78重量部使用し
て希釈する以外はマゼンタ色現像剤と同様にして、シア
ン色現像剤を得た。
【0182】マゼンタ色現像剤と同様に評価したとこ
ろ、鮮明なシアンの画像を得ることができた。
【0183】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位260Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.5(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0184】ベタ部には多少はき目が見られた。
【0185】更に6万枚の通紙テストを行った後、画像
濃度は良好だが、かぶり、トナー飛散とも増加した6万
枚後の帯電量は2.7であった。
【0186】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0187】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ73%と良好であった。
【0188】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで3.0であり、かぶりが増加し
た10℃20%RHの環境条件ではIDは1.83(現
像コントラスト電位300V)、帯電量はQ/dで4.
6だった。白地電位150Vでかぶりは問題がなかっ
た。
【0189】また得られた現像剤をポリ容器に入れて5
5℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほと
んどなく、熱保存特性は良好であった。
【0190】(4)黒色現像剤の作成 比較例1のマゼンタ色現像剤と同様のポリエステル樹脂
88重量部、黒色顔料としてカーボンブラック5重量
部、ライスワックスLAX−N−100A(エヌエスケ
ミカル有限会社製:融点79℃、100℃での動粘度1
8cSt)6重量部、CCAとしてTN−105(保土
谷化学製、サリチル酸誘導体ジルコニウム錯体)1重量
部をヘンシェルミキサーにて均一に混合し、2軸押出し
機PCM45にて混練し、冷却・粗砕した。更に、ジェ
ット粉砕機にて微粉砕し、微粉を気流分級機によりカッ
トして体積50%粒径が8.0μmの黒色トナー粒子を
得た。
【0191】得られた黒色トナー粒子100重量部、シ
リカ微粉末(日本アエロジル製疎水性シリカNAX5
0:BET比表面積40m2/g)2重量部、酸化チタ
ン微粉末(チタン工業製STT−30A)1重量部、ス
テアリン酸亜鉛(粒径4μm)0.5重量部をヘンシェ
ルミキサーにて3分間混合し、200メッシュの篩にて
ふるって負帯電性黒色トナーを得た。
【0192】得られた黒色トナーをマゼンタ色現像剤と
同様にしてキャリアと混合し、黒色現像剤を作成した。
【0193】初期のIDは1.79(現像コントラスト
電位260Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.5(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。ベタ部には多少はき目
が見られた。
【0194】更に6万枚の通紙テストを行った後、画像
濃度は良好だが、かぶり、トナー飛散共に増加した。6
万枚後の帯電量は3.0であった。
【0195】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0196】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.80(現像コントラスト電位190
V)、帯電量はQ/dで3.4であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.80(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.5だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題がなかった。
【0197】また得られた現像剤をポリ容器に入れて5
5℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほと
んどなく、熱保存特性は良好であった。
【0198】カラー画像の作成 上述のようにして得られたマゼンタ、イエロー、シア
ン、黒色現像剤を実指令1と同様にして、図1に示すよ
うな構成を有する画像形成装置の4つの現像器にそれぞ
れ適用し、画像形成をおこなった。
【0199】更に、6万枚の通紙テストを行った後、画
像濃度は維持されたものの、かぶりは増加し、トナー飛
散も増加して落ちたトナーがノイズとして現れた。
【0200】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0201】得られた画像の色再現性を調べたところ、
各色ともライフでγが立った方向に寄ったため、原稿よ
りも濃い色目となった。また、ドットが太り気味とな
り、中間調部分の粒状性が悪化した。
【0202】OHPに画像をとり、画像を評価したとこ
ろ、各色とも十分な透過、発色を示し、良好であった。
【0203】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、全体的にかぶりが多く、色調再現性も、濃い方
向により、粒状性が悪化した。
【0204】10℃20%RHの環境条件では、ベタ部
のはき目が多少目立つが、全体的には良好な色再現性、
かぶり、粒状性を示した。
【0205】比較例2 (1)マゼンタ色現像剤の作成 実施例1において顔料としてアゾレーキ顔料ピグメント
レッド57:1を用い、実施例1と同様にしてマスター
バッチを作成した後混練・粉砕分級・外添を行い、体積
50%粒径が8.0μmのマゼンタ現像剤を得た。
【0206】得られた現像剤を実施例1と同様に評価し
たところ、鮮明なマゼンタの画像を得ることができた。
【0207】初期のIDは1.80(現像コントラスト
電位300Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.6(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0208】更に6万枚の通紙テストを行ったところ画
像濃度が低下し、かぶり、トナー飛散とも増加した。6
万枚後の帯電量は5.4であった。
【0209】また、感光体へのフィルミング、ハーフト
ーンもキズなどの問題は無かった。
【0210】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ72%と良好であった。また、30℃85%RHの
環境で評価したところ、IDは1.84(現像コントラ
スト電位150V)、帯電量はQ/dで2.6であり、
かぶりが増加した。
【0211】10℃20%RHの環境条件ではIDは
1.50(現像コントラスト電位350V)と低く、帯
電量はQ/dで5.3だった。白地電位150Vでかぶ
りは良好であった。
【0212】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0213】(2)イエロー色現像剤の作成 イエロー顔料として、モノアゾ顔料ピグメントイエロー
97を用い、得られたマスターバッチを30重量部、マ
スターバッチと混合するポリエステル樹脂を63重量部
にする以外は実施例1と同様にして、イエロー色現像剤
を得た。
【0214】得られた現像剤を実施例1と同様に評価し
たところ、鮮明なイエローの画像を得ることができた。
【0215】初期のIDは1.79(現像コントラスト
電位280Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.5(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0216】更に6万枚の通紙テストを行ったところ画
像濃度は維持されたが、かぶり・トナー飛散とも増加し
た。6万枚後の帯電量は2.9であった。
【0217】また、感光体へのフィルミング、ハーフト
ーンもキズなどの問題は無かった。
【0218】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ62%であり、十分な透過率・発色は得られなかっ
た。
【0219】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.82(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで2.9であり、かぶりが増加し
た。
【0220】10℃20%RHの環境条件ではIDは
1.75(現像コントラスト電位350V)であり、帯
電量はQ/dで4.8だった。白地電位150Vでかぶ
りは問題が無かった。
【0221】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0222】(3)シアン色現像剤の作成 実施例1と同様のシアン色現像剤を使用した。
【0223】(4)黒色現像剤の作成 実施例1と同様の黒色現像剤を使用した。
【0224】カラー画像の作成 上述のようにして得られたマゼンタ、イエロー、シア
ン、黒色現像剤を実指令1と同様にして、図1に示すよ
うな構成を有する画像形成装置の4つの現像器にそれぞ
れ適用し、画像形成をおこなった。
【0225】更に、6万枚の通紙テストを行った後、画
像濃度はマゼンタが低い画像となり、かぶりは全体に赤
っぽい、下地かぶりが発生した。トナー飛散も増加し
て、落ちたトナーが画像上にノイズとして現れた。
【0226】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0227】得られた画像の色再現性を調べたところ、
初期は原稿に忠実な色再現性を示していたが、ライフに
従って緑の強い画像となった。カラーバランスを手動で
調整したが、全体的に低い画像濃度しか出せなかった。
【0228】OHPに画像をとり、画像を評価したとこ
ろ、イエローの透過率が悪く、その部分が暗い画像とな
った。
【0229】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、マゼンタの強い画像となり、また、赤色の地か
ぶりが多く発生した。
【0230】10℃20%RHの環境条件では、緑の強
い画像となり、色再現性は不良だった。
【0231】実施例3 (1)マゼンタ色現像剤の作成 CCAのサリチル酸誘導体ジルコニウム錯体の量を0.
5重量部とする以外は実施例1とは同様にしてマゼンタ
色現像剤を得た。
【0232】得られた現像剤を実施例1と同様に評価し
たところ、鮮明なマゼンタの画像を得ることができた。
【0233】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位240Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.1(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0234】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散は
若干増えたが良好であった。6万枚後の帯電量は3.2
であった。
【0235】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフ卜ーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0236】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ73%と良好であった。
【0237】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで3.2であった。
【0238】10℃20%RHの環境条件ではIDは
1.79(現像コントラスト電位300V)、帯電量は
Q/dで4.6だった。いずれも白地電位150Vでか
ぶりは問題が無かった。
【0239】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0240】(2)イエロー色現像剤の作成 顔料としてベンズイミダゾロン顔料ピグメントイエロー
180を使用する以外は、マゼンタ色現像剤と同様にし
てイエロー色現像剤を作成した。
【0241】得られたイエロー色現像剤をマゼンタ色現
像剤と同様に評価したところ、鮮明なイエローの画像を
得ることができた。
【0242】初期のIDは1.78(現像コントラスト
電位250Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.4(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0243】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりは良好であり、トナー飛散はも良好であ
った。6万枚後の帯電量は3.4であった。
【0244】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0245】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ74%と良好であった。
【0246】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.78(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで3.3であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.80(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0247】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0248】(3)シアン色現像剤の作成 顔料として、フタロシアニン顔料ピグメントブルー1
5:3を用い、マスターバッチを15重量部、ポリエス
テル樹脂は78重量部使用して希釈する以外はマゼンタ
色現像剤と同様にして、シアン色現像剤を得た。
【0249】マゼンタ色現像剤と同様に評価したとこ
ろ、鮮明なシアンの画像を得ることができた。
【0250】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位240Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.1(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0251】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散も
良好であった。6万枚後の帯電量は3.3であった。
【0252】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0253】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ72%と良好であった。
【0254】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.84(現像コントラスト電位180
V)、帯電量はQ/dで3.5であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.83(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.5だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0255】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0256】(4)黒色現像剤の作成 CCAのサリチル酸誘導体ジルコニウム錯体の量を0.
5重量部とする以外は、実施例1と同様にして、黒色現
像剤を作成した。
【0257】初期のIDは1.84(現像コントラスト
電位250Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.2(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0258】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散
も良好であった。6万枚後の帯電量は3.3であった。
【0259】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0260】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位200
V)、帯電量はQ/dで3.7であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.78(現像コントラスト電
位270V)、帯電量はQ/dで4.3だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0261】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0262】カラー画像の作成 上述のようにして得られたマゼンタ、イエロー、シア
ン、黒色現像剤を実指令1と同様にして、図1に示すよ
うな構成を有する画像形成装置の4つの現像器にそれぞ
れ適用し、画像形成をおこなった。
【0263】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度、かぶりとも良好な画像を得られ、トナー飛散
も良好であった。
【0264】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0265】得られた画像の色再現性を調べたところ、
ライフにおいても、30℃、85%RH環境下でも原稿
に忠実な色再現がなされ、中間調部分も粒状感や傷など
のノイズの少ない鮮明なフルカラー画像が得られた。
【0266】OHPに画像をとり、画像を評価したとこ
ろ、各色とも十分な透過、発色を示し、良好であった。
【0267】比較例3 (1)マゼンタ色現像剤の作成 CCAのサリチル酸誘導体ジルコニウム錯体の代わりに
サリチル酸誘導体亜鉛錯体(オリエント化学製E−8
4)を1重量部用いる以外は、実施例1と同様にして、
マゼンタ色現像剤を得た。
【0268】得られた現像剤を実施例1と同様に評価し
たところ、鮮明なマゼンタの画像を得ることができた。
【0269】初期のIDは1.83(現像コントラスト
電位230Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.0(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0270】更に、6万枚の通紙テストを行ったとこ
ろ、画像濃度は維持されたが、かぶり、トナー飛散とも
増加した。6万枚後の帯電量は2.2であった。
【0271】また、感光体へのフィルミング、ハーフト
ーンキズなどの問題は無かった。
【0272】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ73%と良好であった。
【0273】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.86(現像コントラスト電位150
V)、帯電量はQ/dで2.2であり、かぶりが多かっ
た。
【0274】10℃20%RHの環境条件ではIDは
1.80(現像コントラスト電位300V)、帯電量は
Q/dで4.6だった。白地電位150Vでかぶりは問
題が無かった。
【0275】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0276】(2)イエロー色現像剤の作成 顔料としてベンズイミダゾロン顔料ピグメントイエロー
180を使用する以外は、マゼンタ色現像剤と同様にし
てイエロー色現像剤を作成した。
【0277】得られたイエロー色現像剤をマゼンタ色現
像剤と同様に評価したところ、鮮明なイエローの画像を
得ることができた。
【0278】初期のIDは1.81(現像コントラスト
電位230Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.0(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0279】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度は維持されたが、かぶりは加し、トナー飛散も
増加した。6万枚後の帯電量は2.4であった。
【0280】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0281】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ74%と良好であった。
【0282】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.84(現像コントラスト電位150
V)、帯電量はQ/dで2.3であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.81(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0283】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後のトナーの凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0284】(3)シアン色現像剤の作成 顔料として、フタロシアニン顔料ピグメントブルー1
5:3を用い、マスターバッチを15重量部、ポリエス
テル樹脂は78重量部使用して希釈する以外はマゼンタ
色現像剤と同様にして、シアン色現像剤を得た。
【0285】マゼンタ色現像剤と同様に評価したとこ
ろ、鮮明なシアンの画像を得ることができた。
【0286】初期のIDは1.84(現像コントラスト
電位230Vにおいて)、帯電量はQ/dで3.9(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0287】更に6万枚の通紙テストを行った後でも画
像濃度は維持されたが、かぶりは増加し、トナー飛散も
増加した。6万枚後の帯電量は2.4であった。
【0288】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0289】OHPに画像をとり、透過率を測定したと
ころ72%と良好であった。
【0290】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.83(現像コントラスト電位160
V)、帯電量はQ/dで2.5であり、10℃20%R
Hの環境条件ではIDは1.82(現像コントラスト電
位300V)、帯電量はQ/dで4.5だった。いずれ
も白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0291】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0292】(4)黒色現像剤の作成 CCAをサリチルサン誘導体亜鉛錯体(オリエント化学
製E−84)1重量部に変更する以外は、実施例1と同
様にして、黒色現像剤を作成した。
【0293】初期のIDは1.85(現像コントラスト
電位230Vにおいて)、帯電量はQ/dで4.0(フ
ェムトC/10μmホソカワミクロン製イースパートア
ナライザーにて測定)であった。
【0294】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度は維持されたが、かぶりは増加し、トナー飛散
も増加した。6万枚後の帯電量は2.5であった。
【0295】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0296】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、IDは1.80(現像コントラスト電位170
V)、帯電量はQ/dで3.2であり、10℃、20%
RHの環境条件ではIDは1.81(現像コントラスト
電位300V)、帯電量はQ/dで4.6だった。いず
れも白地電位150Vでかぶりは問題が無かった。
【0297】また、得られた現像剤をポリ容器に入れて
55℃の恒温水槽に8時間つけた後の現像剤の凝集はほ
とんど無く、熱保存特性も良好であった。
【0298】カラー画像の作成 上述のようにして得られたマゼンタ、イエロー、シア
ン、黒色現像剤を実施例1と同様にして、図1に示すよ
うな構成を有する画像形成装置の4つの現像器にそれぞ
れ適用し、画像形成をおこなった。
【0299】更に、6万枚の通紙テストを行った後でも
画像濃度は維持されたが、全体が黒っぽい地かぶりが発
生し、トナー飛散が増加して落ちたトナーが画像上にノ
イズとして現れた。
【0300】また、感光体へのフィルミングもなく、ハ
ーフトーンもキズなどの無い良好な画像が得られた。
【0301】得られた画像の色再現性を調べたところ、
各色でもライフでγが立った方向に寄ったため、原稿よ
りも濃い色目となった。また、ドットが太り気味とな
り、中間調部分の粒状性が悪化した。
【0302】OHPに画像をとり、画像を評価したとこ
ろ、各色とも十分な透過、発色を示し、良好であった。
【0303】また、30℃85%RHの環境で評価した
ところ、全体的にかぶりが多く、色調再現性も濃い方向
に寄り、粒状性が悪化した。
【0304】10℃20%RHの環境条件では、色調再
現性、かぶり、粒状性等良好な画像を示した。
【0305】以上、実施例1ないし3,比較例1ないし
3について、得られた結果を表2に示す。
【0306】
【表2】
【0307】上記表2から、実施例1ないし3のごとく
本発明に係る組成の現像剤を適用した画像形成を行う
と、環境変化やライフにおいても安定した帯電特性を示
し、かぶり、及びトナー飛散の発生を十分に抑制して、
十分な画像濃度と、優れた色調を有する画像が得られる
ことがわかる。しかしながら、比較例1のように酸価の
高いポリエステル樹脂を使用すると、画像のきめが悪
く、ライフでかぶりやトナー飛散が発生し、帯電性も不
安定となった。また、比較例2のように、本発明の範囲
外の顔料を着色材として使用すると、ライフで画像濃度
の低下、かぶり、及びトナー飛散が発生し、帯電性も不
安定となり、透明性は低下した。さらに、比較例3のよ
うに本発明の範囲外の帯電制御剤を使用すると、ライフ
でかぶり、及びトナー飛散が発生し、帯電性も不安定と
なった。
【0308】
【発明の効果】本発明によれば、環境変化やライフにお
いても安定した帯電特性を示し、画像の色調に優れ、十
分な画像濃度を有し、かぶり、及びトナー飛散に問題の
ない優れた画像を形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を表す概略図
【図2】本発明の画像形成装置の他の一例を表す概略
図。
【符号の説明】
35…ヒートローラ 45…加圧ローラ 11,21,31,41,51…感光体ドラム 12,22,32,42,112,122,132,1
42…現像器 13,23,33,43…クリーニング装置 14…搬送手段 15…定着装置 16,26,36,46…除電ランプ 17…テンションローラ 18…駆動ローラ 54…転写ローラ 100,200,300,400…プロセスユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ないし第4の像担持体と、 該第1ないし第4の像担持体上に形成される第1ないし
    第4の静電潜像を、第1ないし第4の現像剤を用いて現
    像して第1ないし第4の現像剤像を形成するために、該
    第1ないし第4像担持体に各々対向して設けられた第1
    ないし第4の現像器と、 該第1ないし第4の現像剤像を被転写材上に転写するた
    めに、各々第1ないし第4の現像器の後段に設けられた
    第1ないし第4の転写手段と、 転写された該第1ないし第4現像剤像を被転写材に定着
    するための定着装置とを含む画像形成装置であって、 前記第1ないし第4の現像剤として、各々、酸価が6以
    下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウ
    ム錯体、及びイエロー顔料としてベンズイミダゾロン顔
    料を含有するイエロー色現像剤、酸価が6以下のポリエ
    ステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及
    びマゼンタ顔料としてナフトールAS不溶性アゾ顔料を
    含有するマゼンタ色現像剤、酸価が6以下のポリエステ
    ル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びシ
    アン顔料としてフタロシアニン顔料を含有するシアン色
    現像剤、及び酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチ
    ル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びブラック顔料とし
    てカーボンブラックを含有する黒色現像剤のいずれかを
    適用することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、 該像担持体上に順次形成される第1ないし第4の静電潜
    像を、第1ないし第4の現像剤を用いて現像して第1な
    いし第4の現像剤像を形成するために、像担持体に対向
    して設けられた第1ないし第4の現像器と、 該第1ないし第4の現像剤像を転写するために、該第1
    ないし第4の現像器の後段に設けられた転写手段と、 転写された該第1ないし第4現像剤像を被転写材に定着
    するための定着装置とを含む画像形成装置であって、 前記第1ないし第4の現像剤として、各々、酸価が6以
    下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウ
    ム錯体、及びイエロー顔料としてベンズイミダゾロン顔
    料を含有するイエロー色現像剤、酸価が6以下のポリエ
    ステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及
    びマゼンタ顔料としてナフトールAS不溶性アゾ顔料を
    含有するマゼンタ色現像剤、酸価が6以下のポリエステ
    ル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びシ
    アン顔料としてフタロシアニン顔料を含有するシアン色
    現像剤、及び酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチ
    ル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びブラック顔料とし
    てカーボンブラックを含有する黒色現像剤のいずれかを
    適用することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ベンズイミダゾロン顔料は、ピグメ
    ントイエロー180、前記ナフトールAS不溶性アゾ顔
    料は、ピグメントレッド184、前記フタロシアニン顔
    料は、ピグメントブルー15:3であることを特徴とす
    る請求項1または2のいずれか一項に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 第1ないし第4の像担持体上に形成され
    る第1ないし第4の静電潜像を、各々、異なる色の第1
    ないし第4の現像剤を用いて現像して第1ないし第4の
    現像剤像を形成し、該第1ないし第4の現像剤像を被転
    写材上に順次転写する現像、転写工程、 転写された該第1ないし第4の現像剤像を被転写材上に
    定着する定着工程を具備する画像形成方法であって、 前記第1ないし第4の現像剤として、各々、酸価が6以
    下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウ
    ム錯体、及びイエロー顔料としてベンズイミダゾロン顔
    料を含有するイエロー色現像剤、酸価が6以下のポリエ
    ステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及
    びマゼンタ顔料としてナフトールAS不溶性アゾ顔料を
    含有するマゼンタ色現像剤、酸価が6以下のポリエステ
    ル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びシ
    アン顔料としてフタロシアニン顔料を含有するシアン現
    像剤、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘
    導体のジルコニウム錯体、及びブラック顔料としてカー
    ボンブラックを含有する黒色現像剤のいずれかを適用す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 像担持体上に順次形成される第1ないし
    第4の静電潜像を、各々、異なる色の第1ないし第4の
    現像剤を用いて現像及び転写し、被転写材上に順次第1
    ないし第4の現像剤像を形成する現像、転写工程、 転写された該第1ないし第4の現像剤像を被転写材上に
    定着する定着工程を具備する画像形成方法であって、 前記第1ないし第4の現像剤として、各々、酸価が6以
    下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウ
    ム錯体、及びイエロー顔料としてベンズイミダゾロン顔
    料を含有するイエロー色現像剤、酸価が6以下のポリエ
    ステル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及
    びマゼンタ顔料としてナフトールAS不溶性アゾ顔料を
    含有するマゼンタ色現像剤、酸価が6以下のポリエステ
    ル樹脂、サリチル酸誘導体のジルコニウム錯体、及びシ
    アン顔料としてフタロシアニン顔料を含有するシアン現
    像剤、酸価が6以下のポリエステル樹脂、サリチル酸誘
    導体のジルコニウム錯体、及びブラック顔料としてカー
    ボンブラックを含有する黒色現像剤のいずれかを適用す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記ベンズイミダゾロン顔料はピグメン
    トイエロー180、前記ナフトールAS不溶性アゾ顔料
    はピグメントレッド184、前記フタロシアニン顔料は
    ピグメントブルー15:3であることを特徴とする請求
    項4または5のいずれか一項に記載の画像形成方法。
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