JPH0980817A - フルカラー現像用トナー - Google Patents

フルカラー現像用トナー

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JPH0980817A
JPH0980817A JP7255584A JP25558495A JPH0980817A JP H0980817 A JPH0980817 A JP H0980817A JP 7255584 A JP7255584 A JP 7255584A JP 25558495 A JP25558495 A JP 25558495A JP H0980817 A JPH0980817 A JP H0980817A
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toner
parts
pigment
image
kneaded
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JP7255584A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Iwamoto
康敬 岩本
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Masami Tomita
正実 冨田
Yasuo Asahina
安雄 朝比奈
Hiroshi Yaguchi
宏 矢口
Satoshi Miyamoto
聡 宮元
Tomomi Suzuki
智美 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラを劣化させることなく、多数枚の
良質の画像が得られるトナーを提供する。 【解決手段】 カラー複写用トナーにおいて、そのトナ
ー中に分散される着色剤として実質的に0.5μm以下
の分散径(長軸径)のものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録分野において複数色のトナー像を重ねて多色像を得る
のに適した画像形成用のトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式によって、シアン、マゼン
タ、イエロー及びブラックのトナーを重ね合わせてフル
カラー画像を得ることが多く行なわれるようになってき
た。フルカラー用のこれらトナーは色再現性や透明性を
確保すめためにトナー中に分散される着色剤粒子を規定
することが提案されている。例えば、特開平3−213
876号には、マゼンタ着色剤であれば780000μ
2中に10〜12.5μm2の大きさを有する着色剤粒
子が40個以下、12.5〜15μm2の大きさを有す
る着色剤粒子が20個以下とすること、また、シアン着
色剤及びイエロー着色剤についても似かよった規定を着
色剤粒子に採用することにより、重ね合わせ時に鮮明に
発色させることが記載されている。
【0003】また、フルカラー用のトナーは色再現性や
透明性を確保すめために工法での規定も多くなされてい
る。一般的には顔料濃度を高めて、予備混練するマスタ
ーバッチ法が用いられており、顔料ケーキの水性媒体を
樹脂で置換するフラッシング法や3本ロールミルを使用
する方法が知られている。フラッシング方法を用いる
と、顔料乾燥前の含水ケーキを用いるため、乾燥時に生
じる凝集がなく全体的に顔料を細かく分散できるが、フ
ラッシャーはせん断力が弱く、合成時等に生じた塊を粉
砕できないという問題があった。3本ロールミルはせん
断力もかなりあり、また分級機能も有しているが、細か
な凝集物を粉砕するには至らない。そこで、特開平5−
11498号には、溶剤を加えて加熱しつつ混練する方
法が記載されている。この方法に従えば、マスターバッ
チにより顔料をあらかじめ溶剤で湿潤させるので顔料分
散はかなり良化するが、溶剤を加えさらに加熱するた
め、混練物の粘度が低下し、凝集物を解砕することがで
きず、全体的に顔料を細かく分散できるが、量は少ない
ものの大きな粒子が存在する。特開平6−130724
号には顔料を湿式粉砕後、水性媒体を樹脂で置換するマ
スターバッチの作成方法が記載されているが、この方法
においても、存在している凝集物を解砕することができ
ないため、全体的に顔料を細かく分散できるが、量は少
ないものの大きな粒子が存在する。
【0004】しかし、これら提案されているトナーによ
って多色画像を得ようとした場合には、その理由はいま
だ明らかにされていないが、定着ローラを劣化させ、多
数枚のコピーが作成できにくいといった欠点を有してい
る。即ち、従来のカラートナーを用いた場合には、定着
ローラの傷が光沢を有する画像上に明瞭に現われるた
め、定着ローラに傷が生じると直ぐにローラの交換が必
要となり、機械の停止を伴ったりランニングコストの上
昇につながっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、異な
る色のトナーで静電潜像を現像して得られた複数色のト
ナー像を重ねることによって多色画像を得る画像形成方
法において、良質のトナー画像が得られるとともに、定
着ローラを劣化させることのないトナーを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、定着ロー
ラの傷の発生原因について検討した結果、トナー中の顔
料が大きく影響していることがわかった。すなわち、定
着ローラに微少に付着したトナーが定着ローラのクリー
ニング部材に蓄積し、蓄積したトナー中にある程度以上
の径を有する顔料が存在した場合に、その顔料粒子によ
りローラに傷が生じることがわかった。また、顔料の種
類により若干の相違はあるものの概ね長軸径を0.5μ
m以下にするとローラ傷が激減することがわかった。ま
た、色調や耐光性の点から使用されることの多い、キナ
クリドン系の顔料や銅フタロシアニンは一般の色剤例え
ばアゾ顔料より硬いことが知られている。これらの顔料
に関しては、一般の顔料より分散径(長軸径)をさらに
小さく、0.4μm以下にすることが必要であることも
判明した。
【0007】本発明によれば、(1)異なる色のトナー
で静電潜像を現像して得られた複数色のトナー像を重ね
ることによって多色画像を得、熱ロールによりトナー像
を定着する画像形成方法に使用されるトナーにおいて、
該トナー中に分散されている着色剤の長軸径が実質的に
0.5μm以下であることを特徴とするフルカラー現像
用トナー、(2)異なる色のトナーで静電潜像を現像し
て得られた複数色のトナー像を重ねることによって多色
画像を得、熱ロールによりトナー像を定着する画像形成
方法に使用されるトナーにおいて、該トナー中に分散さ
れている着色剤がキナクリドン系着色剤で、その長軸径
が実質的に0.4μm以下であることを特徴とするフル
カラー現像用マゼンタトナー、(3)異なる色のトナー
で静電潜像を現像して得られた複数色のトナー像を重ね
ることによって多色画像を得、熱ロールによりトナー像
を定着する画像形成方法に使用されるトナーにおいて、
該トナー中に分散されている着色剤がベンズイミダゾロ
ン系着色剤で、その長軸径が実質的に0.5μm以下で
あることを特徴とするフルカラー現像用イエロートナ
ー、(4)異なる色のトナーで静電潜像を現像して得ら
れた複数色のトナー像を重ねることによって多色画像を
得、熱ロールによりトナー像を定着する画像形成方法に
使用されるトナーにおいて、該トナー中に分散されてい
る着色剤が銅フタロシアニンで、その長軸径が実質的に
0.4μm以下であることを特徴とするフルカラー現像
用シアントナー、が提供される。
【0008】また、本発明によれば、(5)前記(1)
(2)(3)又は(4)のトナーにおいて、該トナーが
顔料のマスターバッチを用いて製造されたものであり、
該マスターバッチが、少なくとも染顔料と樹脂を有する
原材料に対し、10±5wt%の溶媒を加え、溶媒の沸
点以下の品温に保ちながら混練する工程であることを特
徴とするフルカラー現像用トナー、が提供される。
【0009】
【発明の実態の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。顔料の分散径(長軸径)を本発明に規定する分散
径まで細かくするためには、顔料を高濃度で混練するい
わゆるマスターバッチ工程をとる必要がある。マスター
バッチ工程には、顔料ケーキを用いるフラッシング法や
ドライパウダーを2本ロールミルや3本ロールミル、2
軸押し出し機等で混練する方法があるが、本発明に規定
する分散径まで細かくするためには、複数の工法を使用
したり、同一工程を繰り返したり、分散剤の使用や、特
に混練エネルギーの強い工法を採用する必要がある。
【0010】特に混練エネルギーの強い工法として、染
顔料と樹脂を有する原材料に対し、10±5wt%の溶
媒を加え、溶媒の沸点以下の品温に保ちながら混練する
工法が挙げられる。ここで、溶媒が5wt%以下では低
温で混練機がロックして混練できず、また溶媒の量を1
5wt%以上にしたり、温度を沸点以上に上昇させる
と、混練物の粘度が下がり凝集物が残存してしまう。こ
こで使用される溶媒としては、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類やメタノール、IPA(イソプロピ
ルアルコール)等のアルコール類など特に規定はない
が、沸点が低すぎると混練中に蒸発して媒体混練物の粘
度制御ができない等の問題が生じ、逆に、沸点が高すぎ
ると溶媒が残留しやすい等の問題をもつ。また、混練機
としては、かけられる剪断力の観点から2本ロールミル
が好適である。
【0011】分散径を測定する手段としては、レーザー
等の散乱を利用する手段等があるが、本発明において
は、粉砕前の混練物をミクロトームで薄膜切片を作成
し、TEMで観察し、切片0.1mm四方相当中の顔料
分散径の最大長軸径をもって評価した。むろん、粉砕後
のトナーを樹脂で固め、ミクロトームで薄膜切片を作成
し、TEMで観察評価してもかまわない。
【0012】本発明のトナーはその材料に関しては公知
のものが全て可能である。バインダー樹脂としては、ポ
リスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルト
ルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体;スチレ
ン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレ
ン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチ
レン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン
−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケ
トン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレ
ン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル
−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、
スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン
系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹
脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化
水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラ
フィンワックスなどが挙げられ、これらは単独であるい
は混合して使用できる。
【0013】着色剤としては公知の染料及び顔料の全て
を単独又は混合して使用でき、例えば、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハ
ンザイエロー(10G、5G、G)、カドミウムイエロ
ー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエ
ロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、R
N、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー
(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バル
カンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレー
キ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローB
GL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛
朱、カドミウムレッド、カドミウムマーキュレッド、ア
ンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、フ
ァイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッ
ド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントフ
ァストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パ
ーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRL
L、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカン
ファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソ
ールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリア
ントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボル
ドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドー
F2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマ
ルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレー
キ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザ
リンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマル
ーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロン
レッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベン
ジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、
コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレ
ーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレー
キ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブル
ー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(R
S、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブ
ルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ
ーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレッ
ト、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジ
ンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグ
リーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーン
B、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラ
カイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アン
トラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及
びそれらの混合物が使用できる。使用量は一般にバイン
ダー樹脂100重量部に対し0.1〜50重量部であ
る。
【0014】本発明のトナーは、必要に応じて帯電制御
剤を含有してもよい。帯電制御剤としては公知のものが
全て使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニル
メタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸
キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミ
ン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム
塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、
タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サ
リチル酸金属塩、及びサリチル酸誘導体の金属塩等であ
る。
【0015】本発明において荷電制御剤の使用量は、バ
インダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の
有無、分散方法を含めたトナーの製造方法によって決定
されるもので、一義的に限定されるものではないが、好
ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1
〜10重量部の範囲、好ましくは2〜5重量部の範囲で
用いられる。0.1重量部未満ではトナーの負帯電が不
足し実用的でなく、逆に、10重量部を越える場合には
トナーの帯電性が大きすぎ、キャリアとの静電的吸引力
の増大のため、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下
を招く。これら荷電制御剤は必要に応じて、複数の荷電
制御剤と併用してもよい。
【0016】その他の添加物としては、例えばコロイド
状シリカ、疎水性シリカ、脂肪酸金属塩(ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなど)、金属酸化物
(酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化アンチ
モンなど)、フルオロポリマー等が含有されてもよい。
【0017】本発明においては、トナー単独で現像剤と
なり静電潜像を顕像化する、いわゆる一成分現像法で現
像しても良いし、トナーとキャリアを混合してなる二成
分現像剤を用いて静電潜像を顕像化する二成分現像法で
現像しても良い。二成分現像法で使用されるキャリアと
しては鉄粉、フェライト、ガラスビーズ等従来と同様で
ある。なおこれらキャリアは樹脂を被覆したものでもよ
い。この場合、使用される樹脂はポリ弗化炭素、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、ポリ
ビニルアセタール、シリコーン樹脂等である。いずれに
してもトナーとキャリアとの混合割合は、一般にキャリ
ア100重量部に対しトナー0.5〜6.0重量部程度
が適当である。
【0018】
【実施例】以下に本発明を下記の実施例によってさらに
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。なお、部数はすべて重量部である。ここで、本
発明のトナーを二成分系現像剤として使用する際のキャ
リアの製造例は以下のとおりである。 (キャリア製造例) シリコーン樹脂溶液(信越化学社製、KR50) 100部 トルエン 100部 からなる処方のホモミキサーで30分間分散して被覆層
形成液を調製した。この被覆層形成液を平均粒径50μ
mの球状フェライト1000部の表面に流動床型塗布装
置を用いて被覆層を形成したキャリアAを得た。
【0019】実施例1 (ブラックトナーの製造) 水 1200部 フタロシアニングリーン含水ケーキ(固形分30%) 200部 カーボンブラック(MA60、三菱化学社製) 540部 をフラッシャーでよく撹拌する。これに、ポリエステル
樹脂(酸価=3、水酸基価=25、Mn=45000、
Mw/Mn=4.0、Tg=60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン190部を加
え、さらに1時間混練し、水とキシレンを除去後、圧延
冷却しパルペライザーで粉砕して、マスターバッチ顔料
を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.4μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してブラックトナーを得た。
【0020】 (イエロートナーの製造) 水 600部 Pigment Yellow 180 含水ケーキ 1200部 (固形分50%) をフラッシャーでよく撹拌する。これに、ポリエステル
樹脂(酸価=3、水酸基価=25、Mn=45000、
Mw/Mn=4.0、Tg=60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン240部を加
え、さらに1時間混練し、水とキシレンを除去後、圧延
冷却し、パルペライザーで粉砕し、さらに3本ロールで
2パスして、マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 2部 からなる組成上記材料をミキサーで混合後2本ロールミ
ルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料
の最大径は0.4μmであった。その後粉砕分級を行
い、体積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、
疎水性シリカ(R972、日本アエロジル社製)を0.
5wt%添加し、ミキサーで混合してイエロートナーを
得た。
【0021】 (マゼンタトナーの製造) 水 600部 Pigment Red 57 含水ケーキ 1200部 (固形分50%) をフラッシャーでよく撹拌する。これに、ポリエステル
樹脂(酸価=3、水酸基価=25、Mn=45000、
Mw/Mn=4.0、Tg=60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン240部を加
え、さらに1時間混練し、水とキシレンを除去後、圧延
冷却し、パルペライザーで粉砕し、さらに3本ロールで
2パスして、マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.4μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してマゼンタトナーを得た。
【0022】 (シアントナーの製造) 水 600部 Pigment Blue 15:3 1200部 含水ケーキ(固形分50%) をフラッシャーでよく撹拌する。ここに、ポリエステル
樹脂(酸価=3、水酸基価=25、Mn=45000、
Mw/Mn=4.0、Tg=60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン240部を加
え、さらに1時間混練し、水とキシレンを除去後、圧延
冷却し、パルペライザーで粉砕し、さらに3本ロールで
2パスして、マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.4μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してシアントナーを得た。
【0023】キャリアA400gと各々のトナー20g
をボールミルに入れ30分撹拌して現像剤を得た。得ら
れた現像剤をリコー社製カラー複写機(PRETER7
50)の各現像部に入れ、またトナーをホッパーに入
れ、通紙試験を行ったところ、図1に示したように、ロ
ーラを観察しても傷は見られなかったし、またコピー画
像中にもローラ傷による縦すじは観察されなかった。図
1において、縦軸の傷ランクは“傷あり”を1とし、
“傷なし”を5とし、これを5段階評価したものであ
り、横軸は印刷枚数を表わしたものである(以下同
じ)。
【0024】実施例2 (ブラックトナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 75部 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) カーボンブラック(MA60、三菱化学社製) 500部 をヘンシェルミキサーでよく撹拌する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後、パルペライザーで粉砕して、
マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ボントロンE84、オリエント化学) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.3μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル)を0.5wt%添加
し、ミキサーで混合してブラックトナーを得た。
【0025】 (イエロートナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 75部 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 黄色顔料(P−HGヘキスト社製) 500部 をヘンシェルミキサーでよく混合する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後パルペライザーで粉砕して、マ
スターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.3μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してイエロートナーを得た。
【0026】 (マゼンタトナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 75部 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 赤色顔料(KET RED 309、大日本インキ社製) 400部 をヘンシェルミキサーでよく混合する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後、パルペライザーで粉砕して、
マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 10部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.2μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してマゼンタトナーを得た。
【0027】 (シアントナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 75部 ポリエステル樹脂 600部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 青色顔料(LIONOL BLUE FG−7351、 400部 東洋インキ社製) をヘンシェルミキサーでよく混合する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後、パルペライザーで粉砕して、
マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.3μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してシアントナーを得た。
【0028】キャリアA400gと各々のトナー20g
をボールミルに入れ30分撹拌して現像剤を得た。得ら
れた現像剤をリコー社製カラー複写機(PRETER7
50)の各現像部に入れ、またトナーをホッパーに入
れ、通紙試験を行ったところ、ローラを観察しても傷は
認められず、またコピー画像中にもローラ傷による縦す
じは観察されなかった。
【0029】比較例1 (ブラックトナーの製造) ポリエステル樹脂 700部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) カーボンブラック(MA60、三菱化学社製) 300部 をヘンシェルミキサーでよく撹拌し、これを3本ロール
で3パス混練後冷却し、パルペライザーで粉砕して、マ
スターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 14部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.6μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してブラックトナーを得た。
【0030】 (イエロートナーの製造) ポリエステル樹脂 700部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 黄色顔料(LIONOL YELLOW FG−1、 300部 東洋インキ社製) をヘンシェルミキサーでよく撹拌し、これを3本ロール
で3パス混練後冷却し、パルペライザーで粉砕して、マ
スターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 14部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.6μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してイエロートナーを得た。
【0031】 (マゼンタトナーの製造) ポリエステル樹脂 700部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 赤色顔料(PPE02、ヘキスト社製) 300部 をヘンシェルミキサーでよく混合し、これを3本ロール
で3パス混練後冷却し、パルペライザーで粉砕して、マ
スターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 14部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.8μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してマゼンタトナーを得た。
【0032】 (シアントナーの製造) ポリエステル樹脂 700部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 青色顔料(LIONOL BLUE FG−7351、 300部 東洋インキ社製) をヘンシェルミキサーでよく混合し、これを3本ロール
で3パス混練後冷却し、パルペライザーで粉砕して、マ
スターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 10部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.7μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してシアントナーを得た。
【0033】キャリアA400gと各々のトナー20g
をボールミルに入れ30分撹拌して現像剤を得た。得ら
れた現像剤をリコー社製カラー複写機(PRETER7
50)の各現像部に入れ、またトナーをホッパーに入
れ、通紙試験を行なったところ、ローラを観察すると5
00枚目から傷が認められ、6000枚目には非常に傷
が多くコピー画像上にもローラ傷による縦すじが多く観
察された。
【0034】比較例2 (ブラックトナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 200部 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) カーボンブラック(MA60、三菱化学社製) 500部 をヘンシェルミキサーでよく撹拌する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後、パルペライザーで粉砕し、マ
スターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.6μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してブラックトナーを得た。
【0035】 (イエロートナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 100部 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 黄色顔料(P−HG ヘキスト社製) 500部 上記マスターバッチ 8部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.8μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してイエロートナーを得た。
【0036】 (マゼンタトナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 100部 ポリエステル樹脂 600部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 赤色顔料(KET RED 309、大日本インキ社製) 400部 をヘンシェルミキサーでよく混合する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後、パルペライザーで粉砕して、
マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 10部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.5μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してマゼンタトナーを得た。
【0037】 (シアントナーの製造) 水−アセトン混合溶媒 100部 ポリエステル樹脂 500部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 青色顔料(LIONOL BLUE FG−7351、 500部 東洋インキ社製) をヘンシェルミキサーでよく混合する。これをロール内
に冷却装置を装着した2本ロールミルで発熱を防止しな
がら10分間混練冷却後、パルペライザーで粉砕して、
マスターバッチ顔料を得た。さらに、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価=3、 水酸基価=25、 Mn=45000、 Mw/Mn=4.0、 Tg=60℃) 上記マスターバッチ 5部 サリチル酸亜鉛誘導体(ポントロンE84、オリエント化学社製) 2部 からなる組成をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融
混練し、混練物を圧延冷却した。ここで、顔料の最大径
は0.5μmであった。その後粉砕分級を行い、体積平
均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリ
カ(R972、日本アエロジル社製)を0.5wt%添
加し、ミキサーで混合してシアントナーを得た。
【0038】キャリアA400gと各々のトナー20g
をボールミルに入れ30分撹拌して現像剤を得た。得ら
れた現像剤をリコー製カラー複写機(PRETER75
0)の各現像部に入れ、またトナーをホッパーに入れ、
通紙試験を行なったところ、1000枚目からローラを
観察すると傷が見られ出し、13000枚目には非常に
傷が多くコピー画像上にもローラ傷による縦すじが多く
観察された。
【0039】
【発明の効果】請求項1〜5の発明によれば、異なる色
のトナーで静電潜像を現像して得られた複数色のトナー
像を重ねることによって多色画像を得るフルカラー画像
形成方法において、定着ローラ傷を発生させることのな
いトナーを得ることができた。さらに、請求項2及び4
の発明によれば、特に耐光性や色調に優れるキナクリド
ン系の顔料や銅フタロシアニン顔料においても定着ロー
ラ傷を発生させることのないトナーを得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷枚数とローラ傷のランク変動を表わした
図。
【図2】実施例2のマゼンタトナーの断面写真(倍率3
0000倍)。
【図3】比較例1のマゼンタトナーの断面写真(倍率3
0000倍)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝比奈 安雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 矢口 宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮元 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 智美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色のトナーで静電潜像を現像して
    得られた複数色のトナー像を重ねることによって多色画
    像を得、熱ロールによりトナー像を定着する画像形成方
    法に使用されるトナーにおいて、該トナー中に分散され
    ている着色剤の長軸径が実質的に0.5μm以下である
    ことを特徴とするフルカラー現像用トナー。
  2. 【請求項2】 異なる色のトナーで静電潜像を現像して
    得られた複数色のトナー像を重ねることによって多色画
    像を得、熱ロールによりトナー像を定着する画像形成方
    法に使用されるトナーにおいて、該トナー中に分散され
    ている着色剤がキナクリドン系着色剤で、その長軸径が
    実質的に0.4μm以下であることを特徴とするフルカ
    ラー現像用マゼンタトナー。
  3. 【請求項3】 異なる色のトナーで静電潜像を現像して
    得られた複数色のトナー像を重ねることによって多色画
    像を得、熱ロールによりトナー像を定着する画像形成方
    法に使用されるトナーにおいて、該トナー中に分散され
    ている着色剤がベンズイミダゾロン系着色剤で、その長
    軸径が実質的に0.5μm以下であることを特徴とする
    フルカラー現像用イエロートナー。
  4. 【請求項4】 異なる色のトナーで静電潜像を現像して
    得られた複数色のトナー像を重ねることによって多色画
    像を得、熱ロールによりトナー像を定着する画像形成方
    法に使用されるトナーにおいて、該トナー中に分散され
    ている着色剤が銅フタロシアニンで、その長軸径が実質
    的に0.4μm以下であることを特徴とするフルカラー
    現像用シアントナー。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4のトナーにおい
    て、該トナーが顔料のマスターバッチを用いて製造され
    たものであり、該マスターバッチが、少なくとも染顔料
    と樹脂を有する原材料に対し、10±5wt%の溶媒を
    加え、溶媒の沸点以下の品温に保ちながら混練する工程
    であることを特徴とするフルカラー現像用トナー。
JP7255584A 1995-09-07 1995-09-07 フルカラー現像用トナー Pending JPH0980817A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001117282A (ja) * 1999-10-22 2001-04-27 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及び画像形成方法
US6232029B1 (en) 1997-09-10 2001-05-15 Nippon Shokubai Co., Ltd. Process for preparing flash fixation toner and master batch for use in said process
JP2002229265A (ja) * 2001-02-06 2002-08-14 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナー、バインダー樹脂、マスターバッチ顔料、現像剤、及びそれらの製造方法、並びに電子写真画像形成方法及び装置
JP2004184554A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用イエロー現像剤及び画像形成方法並びに画像形成装置
JP2008097042A (ja) * 2007-12-25 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 乾式トナー及び該トナーの製造方法並びに該トナーを用いた画像形成装置

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US6232029B1 (en) 1997-09-10 2001-05-15 Nippon Shokubai Co., Ltd. Process for preparing flash fixation toner and master batch for use in said process
JP2001117282A (ja) * 1999-10-22 2001-04-27 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2002229265A (ja) * 2001-02-06 2002-08-14 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナー、バインダー樹脂、マスターバッチ顔料、現像剤、及びそれらの製造方法、並びに電子写真画像形成方法及び装置
JP2004184554A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用イエロー現像剤及び画像形成方法並びに画像形成装置
JP2008097042A (ja) * 2007-12-25 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 乾式トナー及び該トナーの製造方法並びに該トナーを用いた画像形成装置

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