JP4350914B2 - フルカラー画像形成方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンター、複写機などの電子写真方式を用いたフルカラー画像形成方法、その方法に用いる装置およびトナーに関し、詳しくは、中間転写ベルト等の中間転写体を介在させて、像担持体から中間転写体へトナー像を転写する一次転写、中間転写体上の一次転写画像を転写材へ転写する二次転写の各転写工程を経て画像形成を行う画像形成方法、その方法の実施に用いる装置および静電荷像現像用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真記録方式を用いてカラー画像を形成するカラープリンタや複写機などのカラー画像形成装置においては、それぞれについて像坦持体上に静電潜像を形成し、これを各色のカラートナーで現像し、該像坦持体上のトナー像を転写体に静電転写することによってフルカラーのトナー像を形成するようにしている。そして、例えば、画像形成担持体に形成された1色目、2色目、3色目及び4色目のトナー像を中間転写体に順次重ね転写(1次転写)し、中間転写媒体においてカラーのトナー像を形成した後、該カラーのトナー像を記録支持体に一括して転写(2次転写)する中間転写方式が提供されている。
この中間転写方式の場合、色ずれを発生させないようにするための対応や制御が容易であることや、転写部材の搬送部分の短縮や搬送経路の簡易化などが容易であることから比較的多く採用されている。
【0003】
しかしながら中間転写体を使用したカラー画像形成装置においては、現像坦持体上の静電潜像上に対して他色の現像の際に押圧力が付与され、更に転写工程が増えることから静電潜像のトナーと現像坦持体間に密着力の強い部分が生じ転写されにくくなり、画像に欠損が生じてしまう問題( いわゆる転写抜け) が生じてしまう。また転写抜けにはならなくても転写効率のムラが生じることで、ベタ画像がムラとなり、特にフルカラー画像ではボソボソした非常に見苦しい画像となってしまう( 転写ボソツキと呼ぶ) 。
さらに、近年フルカラープリンタが普及され、画像再現性はますます重要になっていること、また、プリンターにおいては再生紙やボンド紙などの表面の凹凸が大きな記録媒体や不定形用紙等も多く使用されることから、画像欠陥を生じさせることなく転写させなければならないという問題がある。
【0004】
従来、これらの問題を解決するため流動性付与剤であるシリカ等の外添剤を多量添加し、トナーの凝集力を下げ、転写抜けや転写ボソツキを防止させる手段が取られてきた。しかしシリカ等の外添剤を増量すると流動性は添加量とともにある程度までは向上するが、限界がある。またシリカの浮遊物が増加し、例えば、ウレタンを基材としたベルトの中間転写媒体を使用するとき、このトナー母体から遊離したシリカがベルトに打ち込まれて傷が発生したり、シリカがベルトに固着するシリカフィルミングが発生する。
また、シリカが核となりクリーニングブレードの押圧力で現像坦持体に打ち込まれて傷が発生する。そして現像坦持体上にシリカやトナーが固着するフィルミングが発生する。またシリカの浮遊物がベタ画像部に付着し白点が発生する。
更に重ね転写を行うカラー画像形成方法においては、添加剤の増量によってトナーが飛び散るいわゆる転写チリが発生し、解像力の低下、画質の劣化を招くという問題がある。
【0005】
これらの問題を解決する方法として、特開平7−181732号公報や特開平7−181733号公報では中間転写方式の画像形成装置に使用されるトナーの形状を球形化することにより転写時の転写抜け( 転写ボソツキ) や飛び散りが改善されることが記載されている。しかし転写抜けに関しては若干の改良効果はあるものの、まだ効果は不十分であるし、転写チリに関してはほとんど効果がなかった。特に、一成分現像においては形状を球形化することにより、ブレードとの間の摩擦帯電が不十分となりトナーの帯電が不安定になるという問題を有している。
【0006】
また中間転写方式において、これらの転写抜け( 転写ボソツキ) は現像順の早い色ほど起こり易くなっている。すなわち、画像形成担持体に形成された、例えば、1色目、2色目、3色目及び4色目のトナー像を中間転写体に転写して1層目、2層目、3層目及び4層目のトナー層を重ねて形成した場合、中間転写体上にある1 色目のトナーは2色目以降が重なる、重ならないに係らず、自らの転写を含めると1次転写工程を4度、2色目であれば3度通ることとなる。この為1次転写工程で作像時以外に転写圧がかかることにより、現像順の早いものほど転写トナー層内での凝集力が強くなり、中間転写体に最も近いトナー層から転写されにくくなる為であると考えられている。
【0007】
一方、転写チリについては、流動性の高く比較的トナー間の凝集力が小さい場合、トナー間の僅かの反撥力でもトナーが容易に動きやすくなるので、重ね転写において、後工程の転写では、既に転写されているトナーと次に転写されるトナーとの間でトナーの同極性による反撥力が作用することもあり、トナーが飛び散りやすい。
【0008】
この問題を解決する為に特許公報第2680081 号ではトナーによる重ね転写の順番を、流動性向上添加剤の含有量の多い順に設定することで転写チリおよび転写抜け防止を解決されることが記載されているが、静電反発による転写チリについては不十分であり、特に転写ローラー等の当接圧がかかるような現像方式において、転写チリを解決するに至っていない。
【0009】
更に転写チリについては、最近、画像処理技術によってフルカラーをイエロー、シアン、マゼンタで再現し、黒色は黒のみで再現するようにし、重ね転写の回数を減らすように設定するなどの手段がとられているがいまだ十分ではない。また現像色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4 色でフルカラーを作成する場合はその色目から、ブラック、マゼンタ 、シアン、イエローの順に目立ちやすいが、ブラックは色重ねを行うことが少ないことから、マゼンタ、及びシアンのどちらかもしくは両方を重ねる際は転写チリが非常に目立ち易くなるが、イエローを後から重ねる際は比較的転写チリは目立ちにくく、画像再現性には大きく影響しにくい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、中間転写方式を用いたフルカラーの画像形成方法において、当接転写時に発生する転写抜けやトナーによるチリ画像等の上記問題点を解決し、色ムラがなくカラーバランスのとれた高画質が得られる画像形成方法を提供することにある。
また本発明の目的は、中間転写方式を用いたフルカラー画像形成において、当接転写時に発生する転写抜けやトナーによるチリ画像等の上記問題点を解決し、色ムラがなくカラーバランスのとれた高画質が得られる画像形成装置を提供することにある。
更に本発明の目的は、中間転写方式を用いた画像形成において、当接転写時に発生する転写抜けやトナーによるチリ画像等の上記問題点を解決することの出来る静電荷像現像用トナーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者が鋭意研究を重ねた結果、転写抜けや転写チリのない安定した画像品質特性を出力し得るためには、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成工程と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像工程と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写工程と、転写部材上のトナー像を定着する定着工程とを有し、フルカラーの再現を、イエロー、シアンおよびマゼンタの3色重ねで行い、黒のみを単色で行うフルカラー画像形成方法であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアンとマゼンタのうち現像順の早いトナーをA、現像順の遅いトナーをBとしたとき、下記式(a) 〜(c) で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<Bであり、(2)前記二次転写工程において、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とする。
ふるい目75μm のふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
ふるい目45μm のふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
ふるい目22μm のふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
【0012】
また、この画像形成方法に用いられる、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成手段と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像手段と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写手段と、転写部材上のトナー像を定着する定着手段とを有し、フルカラーの再現を、イエロー、シアンおよびマゼンタの3色重ねで行い、黒のみを単色で行うフルカラー画像形成装置であって、上記(1)、(2)を満たすことを特徴とするフルカラー画像形成装置および/または上記(1)、(2)を満たす静電荷像現像用トナーである時、上記課題を達成できる。
【0013】
また本発明によれば、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成工程と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像工程と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写工程と、転写部材上のトナー像を定着する定着工程を有するフルカラー画像形成方法であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、最も現像順の遅いトナーをCとしたとき、上記式(a) 〜(c) で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦Cであり、(2)前記二次転写工程において、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とする。
【0014】
また、このフルカラー画像形成方法に用いられる、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成手段と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像手段と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写手段と、転写部材上のトナー像を定着する定着手段を有するフルカラー画像形成装置であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、最も現像順の遅いトナーをCとしたとき、上記式(a) 〜(c) で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦Cであり、(2)前記二次転写手段が、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成 装置および/または上記(1)、(2)を満たす静電荷像現像用トナーである時、上記課題を達成できる。
【0015】
さらに本発明によれば、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成工程と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像工程と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写工程と、転写部材上のトナー像を定着する定着工程を有するフルカラー画像形成方法であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、3番目のトナーをC 、最も現像順の遅いトナーをD としたとき、上記式(a) 〜(c) で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦C≦Dであり、(2)前記二次転写工程において、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とする。
【0016】
また、この画像形成方法に用いられる、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成手段と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像手段と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写手段と、転写部材上のトナー像を定着する定着手段を有するフルカラー画像形成装置であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、3番目のトナーをC 、最も現像順の遅いトナーをD としたとき、上記式(a) 〜(c) で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦C≦Dであり、(2)前記二次転写手段が、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴と するフルカラー画像形成装置および/または上記(1)、(2)を満たす静電荷像現像用トナーであると更に好ましい。
【0017】
上記フルカラー画像形成方法および装置における中間転写体が中間転写ベルトであること、像担持体が感光体ベルトであることがそれぞれ好ましい。
また、上記フルカラー画像形成方法において、中間転写体の部材にステアリン酸亜鉛を微量塗布することが好ましく、また上記画像形成装置において、中間転写体の部材にステアリン酸亜鉛を微量塗布する手段を有することが望ましい。
さらに、上記静電荷像現像用トナーにおいて、各トナーに添加される流動性付与剤はシリコンオイルまたはシリコンワニスで処理されたシリカであることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
フルカラー画像の生成においては4色のトナー像が均一に転写されにくく、さらに、中間転写体を用いる場合には、色ムラやカラーバランスの面で問題が生じやすく、高画質のフルカラー画像を安定して出力することは容易でない。
この為本発明者らは、中間転写、接触転写において各色トナーの下記式(a) 〜(c) の計算値の和として定義されるトナーの凝集度を現像順に最適化することで本発明を解決するに至った。
ふるい目 75μm のふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
ふるい目 45μm のふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
ふるい目 22μm のふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
すなわち色重ねによってフルカラー画像を再現する場合、凝集度を現像順の早いものほど小さくしてやると、転写については、1次転写においても転写圧やその他のストレスによる凝集を作りにくくなり、さらに中間転写体への層重ねの場合、中間転写体に一番近い層(つまり2次転写の場合転写材から一番遠い層) が凝集しにくくなっているため転写圧及び転写バイアスが加わる2次転写において、中間転写体との離型性に優れ、転写抜け(転写ボソツキ)が起こりにくくなる。
【0019】
更に、各色トナーの凝集度は、5%以上30%以下がよい。凝集度が30%より大きいと、凝集しやすく、上述のような問題が発生しやすい。また、凝集度が5%未満であると、流動性が良すぎて、転写チリやトナー飛散が発生しやすい。
【0020】
本発明において、トナーの凝集度を制御する方法は特に限定されていないが、制御因子としては、
▲1▼トナーの粒径分布、▲2▼トナー形状(例えば、球形度、円形度)、▲3▼流動性改質剤の添加(コロイダルシリカ、酸化チタン、アルミナなどの金属酸化物微粉末や樹脂微粒子)、▲4▼定着特性改質剤(ワックス、金属石鹸などの滑剤)などがあり、適宜選択される。
但し、この際イエローについては淡色である為、実際の画像においては、転写チリ等が実際に発生していてもほとんど目立たないが、好ましくは現像順によってトナーの凝集度を上記のように合わせた方が良い。しかし、決してとらわれる必要はない。
この為、黒を除くイエロー、シアン、マゼンタの3色重ねでフルカラーを再現する場合においては、マゼンタとシアンの関係が、4色重ねでフルカラーを再現する場合においては、マゼンタ、シアン、黒の各トナーが、好ましくはイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各トナーの現像順が早いものほどトナーの凝集度が小さい必要がある。
凝集度の測定に関しては、ホソカワミクロン(株)製パウダーテスターを用いて、ふるい目75μm のふるいを上に、ふるい目45μm のふるいを中間に、ふるい目22μm のふるいを下にセットして、10秒間振幅1mmの振動を台に与えて測定した。
【0021】
本発明で適用することの出来るフルカラー画像記録方式の一例を図1、図2に示す。
これらの装置において、画像データを原稿画像に対応した光書き込みを行う図示していない書き込み光学ユニットより、感光体(2)に静電潜像が形成される。
【0022】
該光学ユニットはそれ自体公知であり、レーザダイオード、ポリゴンミラー、ポリゴンモータ、結像レンズ、反射ミラー等からなる。感光体(2) は矢印のように反時計方向の回転をするが、その周りには図示していないが、クリーニング前除電器、クリーニングローラ及びクリーニングブレード等を含むクリーニングユニットや、除電ランプ、帯電器、現像パターン検知器などが配置されている。
そして各現像器(1a〜1d)は静電潜像を現像する為に、現像剤を感光体に対向させるように回転する現像スリーブへ現像剤を供給する。ここでは、現像動作の順序(カラートナー形成順序)をC、M、Y、Bkとした例で以下に動作を説明する(但し、順序はこれに限られるものではない)。
【0023】
印刷動作が開始されると、所定のタイミングからC画像データのレーザ光による光書込み、潜像形成が始まる(以下、C潜像と称する。M、Y,Bkについても同様とする)。このC潜像の先端部から現像可能とすべく、C現像器(1a)の現像位置に潜像先端部が到達する前に現像スリーブを回転開始してC潜像をCトナー(帯電量を最小に保持)で現像する。その後、C潜像領域の現像動作を続けるが、C潜像後端部がC現像位置を通過した時点で現像不作動状態にする。これは少なくとも、次のM画像先端部が到達する前に完了させる。
【0024】
次いで、感光体(2)上に形成したCトナー像を、中間転写体(3)の表面に転写する(以下、感光体(2)から中間転写体(3)へのトナー像転写を「一次転写」という)。一次転写は、感光体(2)と中間転写体(3)とが接触した状態において、転写バイアス電圧を印加することにより行う。そして、中間転写体(3)には感光体(2)に順次形成するC、M、Y,Bkのトナー像を同一面に順次位置合せして4色重ねの一次転写画像を形成し、その後転写紙に一括転写(二次転写)を行う。この中間転写体(3)のユニット構成及び動作については後述する。
【0025】
感光体(2)側ではC工程の後に、流動性付与剤の添加量及び帯電量を上記通りに制御したMトナーを使用したM工程に進むが、所定のタイミングから画像データによるレーザ光書込みでM潜像形成を行う。M現像器(1b)はその現像位置に対して、先のC潜像後端部が通過した後で、かつ、M潜像の先端が到達する前に現像スリーブを回転開始してM潜像を現像する。その後M潜像領域の現像を続けるが、潜像後端部が通過した時点で、先のC現像器の場合と同様に現像不動作状態にする。これもやはり次のY潜像先端部が到達する前に完了させる。
Y及びBkの工程については、各色のトナーを使用する他は、各々の画像データ読取り、潜像形成、現像の動作が上述のC、Mの工程と同様であるので説明を省略する。
これらの1次転写では上述したように作像時に転写圧がかかり、特に作像の順番が1色目であれば、自身の作像を含め4回の転写圧がかかることによりトナー層内での凝集力が強くなってしまう為、少しでも圧力を抑えるのが好ましいが、この際感光体を感光体ベルトにして用いることにより、1 次転写の際、局所的な圧力を逃がしてやることが出来ることから、感光体ベルトを用いることが好ましい。
【0026】
中間転写体(3)は、転写バイアスローラ、駆動ローラ及び従動ローラ等により架設されており、駆動モータより駆動制御される。また中間転写体周りには必要に応じてクリーニングユニット等などにより構成されてもよく、その際には接離機構により接離動作をする。この接離動作のタイミングはプリントスタートからBk(この例では最終色の4色目)の一次転写が終了するまでは中間転写体(3)面から離反させておき、その後の所定タイミングで、前記接離機構によって中間転写体(3)面に接触させてクリーニングを行う。
中間転写体についても、局所的な圧力を逃がすことが出来ることから、ベルト方式を用いることが好ましく、更に図2に示すように、感光体ベルトと中間転写ベルトの組み合わせがもっとも好ましい。また中間転写部材表面にステアリン酸亜鉛を微量塗布することで中間転写部材の表面エネルギーを低減し、トナー層との離型性を更に良好にすることから転写抜けを更に防止でき、また転写残のクリーニング性向上が出来ることから望ましい。
【0027】
転写紙等への二次転写は、転写バイアスローラ(4)(二次転写用電界形成手段)、及び図示していないが中間転写体(3)からの接離機構等で構成されている。このバイアスローラ(4)は、通常は中間転写体(3)から離反しているが、中間転写体(3)面に形成された4色の重ね画像を転写材(6)に一括転写する時にタイミングを取って接離機構によって3g/cm 以上で押圧され、前記ローラ(4)に所定のバイアス電圧を印加して転写紙(6)への転写を行う。この際押圧力が3g/cm 未満であると2次転写時の転写材の位置ずれ、転写材のずれを起こし易くなり、転写材への正常な印刷が出来なくなってしまう。
【0028】
更にこのように中間転写体(3)面から4色重ね画像が一括転写された転写材(6)は、紙搬送されて定着器(5)に搬送され、所定温度にコントロールされた定着ローラ及び定着ベルトと加圧ローラでトナー像を融着定着されたフルカラープリントを得ることが出来る。
【0029】
本発明で用いられるトナーはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナーである。
【0030】
本発明で用いられる結着樹脂は公知のものが使用可能であり、具体的には、従来からトナー用結着樹脂として使用されてきたものは全てが適用される。
このような樹脂としては、例えば、ポリオール樹脂、スチレンアクリル共重合体、ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン/p−クロロスチレン共重合体、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニルトルエン共重合体、スチレン/ビニルナフタレン共重合体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリル酸エチル共重合体、スチレン/アクリル酸ブチル共重合体、スチレン/アクリル酸オクチル共重合体、スチレン/メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メタクリル酸エチル共重合体、スチレン/メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン/α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン/ビニルメチルケトン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、スチレン/アクリロニトリル/インデン共重合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、これらは単独であるいは2種以上混合して使用される。
【0031】
着色剤としては公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、
イエロートナーの例としては、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミユウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、オイルイエロー、ハンザイエロー、(GR、A、RN、R),ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラゲンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、
マゼンタトナー用の例としては、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーミンBS、パーマネントレッド(E2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマリーン、パ−マネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマリーンライト、ボンマリーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレットB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、
シアントナー用の例としては、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサジンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアンエメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物、
黒トナー用の例としては、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、更に補色としてシアン系の顔料、等が挙げられる。
使用量は各色とも一般にバインダー樹脂100重量部に対し0.1〜50重量部である。
本発明のイエロー、シアン, マゼンタ及びブラックトナ−は流動性付与剤を添加しても良い。
【0032】
流動性付与剤としては、無機微粒子を好ましく用いることができる。この無機微粒子の一次粒子径は、5mμ〜2μmであることが好ましく、特に5mμ〜500mμであることが好ましい。又、BET法による比表面積は、20〜500m2 /gであることが好ましい。
【0033】
無機微粒子の具体例としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ペンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸パリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。
この他高分子系微粒子、たとえば、ソープフリー乳化重合や懸濁重合、分散重合によって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステル共重合体やシリコーン、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重縮合系、熱硬化性樹脂による重合体粒子が挙げられる。また必要に応じて該無機粉末表面の疎水性、帯電特性等を改質する目的で特定のシランカップリング剤、チタネートカップリング剤、シリコーンオイル、有機酸等で処理する方法、特定の樹脂を被覆する方法なども提案されている。
中でもシリコーンオイル等の有機珪素化合物とを反応させシリカ微粒子表面のシラノール基を有機基で置換し疎水化したシリカ微粒子はチリを抑え、転写性を改善することからより好ましく用いられてる。
これらの流動性付与剤は、各色のトナーにおいて異なったものを使用しても良いし、複数の付与剤を使用しても良く、添加量は0.01〜5重量%が好ましいが、現像順に伴なって上記請求項の通りの添加量にする必要がある。
【0034】
本発明のトナーは、必要に応じて帯電制御剤を含有してもよい。
帯電制御剤としては公知のものが全て使用でき、例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又は化合物、タングステンの単体又は化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。
本発明において荷電制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダー樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは2〜5重量部の範囲がよい。0.1重量部未満では、トナーの負帯電が不足し実用的でない。10重量部を越える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、キャリアや現像スリーブ等との静電的吸引力の増大によるスペントやフィルミングなどのよって画像濃度の低下を招く。又、必要に応じて、複数の荷電制御剤を併用してもよい。また各色トナーの現像順によって添加量を変えても良い。
【0035】
製造される現像剤に離型性を持たせる為に、製造される現像剤の中にワックスを含有させても良い。前記ワックスは、その融点が40〜120℃のものであり、特に50〜110℃のものであることが好ましい。ワックスの融点が過大のときには低温での定着性が不足する場合があり、一方融点が過小のときには耐オフセツト性、耐久性が低下する場合がある。
なお、ワックスの融点は、示差走査熱量測定法(DSC)によって求めることができる。すなわち、数mgの試料を一定の昇温速度、例えば(10℃/min)で加熟したときの融解ピーク値を融点とする。
【0036】
本発明に用いることができるワックスとしては、例えば、固形のパラフィンワックス、マイクロワツクス、ライスワツクス、脂肪酸アミド系ワックス、脂肪酸系ワックス、脂肪族モノケトン類、脂肪酸金属塩系ワックス、脂肪酸エステル系ワックス、部分ケン化脂肪酸エステル系ワックス、シリコーンワニス、高級アルコール、カルナウバワツクスなどを挙げることができる。また低分子量ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンなども用いることができる。特に、環球法による軟化点が70〜150℃のポリオレフィンが好ましく、さらには当該軟化点が120〜150℃のポリオレフィンが好ましい。
【0037】
本発明においては、トナー単独で現像剤となし静電潜像を顕像化する、いわゆる1成分現像法で現像しても良いし、トナーとキャリアを混合してなる2成分現像剤を用いて静電潜像を顕像化する2成分現像法で現像しても良い。
2成分系現像剤に用いる場合には、トナーを磁性キャリアと混合して用いれば良く、現像剤中のキャリアとトナーの含有比は、キャリア100重量部に対してトナー1〜10重量部が好ましい。
磁性キャリアとしては、粒子径20〜200μm程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉、磁性樹脂キャリアなど従来から公知のものが使用できる。
【0038】
また、被覆材料としては、アミノ系樹脂、例えば、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等があげられる。またポリビニルおよびポリビニリデン系樹脂、例えば、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂およびスチレンアクリル共重合樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ弗化ビニル樹脂、ポリ弗化ビニリデン樹脂、ポリトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフルオロプロピレン樹脂、弗化ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、弗化ビニリデンと弗化ビニルとの共重合体、テトラフルオロエチレンと弗化ビニリデンと非弗化単量体とのターポリマー等のフルオロターポリマー等が使用できるが、現像剤寿命の観点からシリコーン樹脂が優れている。
【0039】
また必要に応じて、導電粉等を被覆樹脂中に含有させてもよい。
導電粉としては、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛等が使用できる。これらの導電粉は、平均粒子径1μm以下のものが好ましい。平均粒子径が1μmよりも大きくなると、電気抵抗の制御が困難になる。
【0040】
(トナーの製造方法)
本発明のトナーの製造方法は、少なくとも結着剤樹脂、主帯電制御剤および顔料を含む現像剤成分を機械的に混合する工程と、溶融混練する工程と、粉砕する工程と、分級する工程とを有する製造方法が適用できる。また機械的に混合する工程や溶融混練する工程において、粉砕または分級する工程で得られる製品となる粒子以外の粉末を戻して再利用する製造方法も含まれる。
ここで言う製品となる粒子以外の粉末(副製品)とは、溶融混練する工程後、粉砕工程で得られる所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子や引き続いて行われる分級工程で発生する所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子を意味する。このような副製品を混合工程や溶融混練する工程で原料と好ましくは副製品1 に対しその他原材料99から 副製品50に対し、その他原材料50の重量比率で混合するのが好ましい。
少なくとも結着剤樹脂、主帯電制御剤および顔料、副製品を含む現像剤成分を機械的に混合する混合工程は、回転させる羽による通常の混合機などを用いて通常の条件で行えばよく、特に制限はない。
【0041】
以上の混合工程が終了したら、次いで混合物を混練機に仕込んで溶融混練する。溶融混練機としては、一軸、二軸の連続混練機や、ロールミルによるバッチ式混練機を用いることができる。例えば、神戸製鋼所社製KTK型2軸押出機、東芝機械社製TEM型押出機、ケイ・シー・ケイ社製2軸押出機、池貝鉄工所社製PCM型2軸押出機、ブス社製コニーダー等が好適に用いられる。
この溶融混練は、バインダー樹脂の分子鎖の切断を招来しないような適正な条件で行うことが重要である。具体的には、溶融混練温度は、結着剤樹脂の軟化点を参考に行うべきであり、軟化点より低温過ぎると切断が激しく、高温過ぎると分散が進まない。
【0042】
以上の溶融混練工程が終了したら、次いで混練物を粉砕する。この粉砕工程においては、まず粗粉砕し、次いで微粉砕することが好ましい。この際 ジェット気流中で衝突板に衝突 させて粉砕したり、ジェット気流中で粒子同士を衝突させて粉砕したり、機械的に回転するローターとステーターの狭いギャップで粉砕する方式が好ましく用いられる。
【0043】
この粉砕工程が終了した後に、粉砕物を遠心力などで気流中で分級し、もって所定の粒径例えば平均粒径が5〜20μmの現像剤を製造する。
また、現像剤を調製する際には、現像剤の流動性や保存性、現像性、転写性を高めるために、以上のようにして製造された現像剤にさらに先に挙げた疎水性シリカ微粉末等の無機微粒子を添加混合してもよい。外添剤の混合は一般の粉体の混合機が用いられるがジャケット等装備して、内部の温度を調節できることが好ましい。外添剤に与える負荷の履歴を変えるには、途中または漸次外添剤を加えていけばよい。もちろん混合機の回転数、転動速度、時間、温度などを変化させてもよい。はじめに強い負荷を、次に比較的弱い負荷を与えても良いし、その逆でも良い。
【0044】
使用できる混合設備の例としては、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。
本発明の複数のトナ−を製造するにあたっては、上述した様な構成材料をヘンシェルミキサ−等の混合機にて混合した後、連続混練機或いはロ−ルニ−ダ−等の混練機にて、加熱混練し、混練物を冷却固化後、粉砕分級し、所望の平均粒径を得る方法が好ましい。他には、噴霧乾燥法、重合法及びマイクロカプセル法等の方法がある。更にこうして得られたトナ−を必要に応じて所望の添加剤とヘンシェルミキサ−等の混合機にて十分に混合し、トナ−を製造することができる。
【0045】
(実施例)
以下に実施例及び比較例をあげて本発明について具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。また以下の例において,部及び%は、特に断りのない限り重量基準である。
【0046】
(実施例1)
〈イエロートナー〉
水 600部
C.I.Pigment yellow 180 1200部
をフラッシャーでよく攪拌する。ここにポリエステル樹脂(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4.0、Tg60度)1200部を加え,150 度で30分混練後キシレン1000部 を加え、更に1 時間、水とキシレンを除去後(キシレンは100ppm以下にした)、圧延冷却し パルペライザーで粉砕、更に3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料(MY−1)を得た。
【0047】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4、Tg60度)
上記マスターバッチ(MY−1) 12部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 3部
上記材料をミキサーで混合後、2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後ジェットミルによる衝突板方式(I式ミル;日本ニューマチック工業社製)と旋回流による風力分級(DS分級機:日本ニューマチック工業社製)をおこない重量平均粒径6.8μm、4μ以下が7.5個数%のイエロー着色粒子を得た。
なお粒度分布はコールター社のコールターカウンターTAIIにて測定した。
【0048】
上記イエロー着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.6部
をミキサーで混合し、トナー凝集度11.8%のイエロートナー得た。
【0049】
〈マゼンタトナー〉
水 600部
C.I.Pigment RED 57:1 1200部
をフラッシャーでよく攪拌する。ここにポリエステル樹脂(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4.0、Tg60度)1200部を加え、150 度で30分混練後キシレン1000部を加え、更に1 時間、水とキシレンを除去後(キシレンは100ppm以下にした)、圧延冷却し パルペライザーで粉砕、更に3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料(MM−1)を得た。
【0050】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4、Tg60度)
上記マスターバッチ(MM−1) 9部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 3部
を上記イエロートナーと同様な方法で重量平均粒径6.5μm、4μ以下が9.6個数%のマゼンタ着色粒子を得た。
【0051】
上記マゼンタ着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.4部
をミキサーで混合し、トナー凝集度15.5%のマゼンタトナーを得た。
【0052】
〈シアントナー〉
水 600部
C.I.Pigment blue 55:3 1200部
をフラッシャーでよく攪拌する。ここにポリエステル樹脂(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4.0、Tg60度)1200部を加え、150 度で30分混練後キシレン1000部 を加え、更に1 時間、水とキシレンを除去後(キシレンは100ppm以下にした)、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、更に3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料(MC−1)を得た。
【0053】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4、Tg60度)
上記マスターバッチ(MC−1) 9部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 3部
を上記イエロートナーと同様な方法で重量平均粒径6.9μm、4μ以下が8.5個数%のシアン着色粒子を得た。
【0054】
上記シアン着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製TS−720) 0.35部
をミキサーで混合し、トナー凝集度18.0のシアントナーを得た。
【0055】
〈ブラックトナー〉
ポリエステル樹脂 100部
(酸価3、水酸基価25、Mn4500、Mw/Mn4、Tg60度)
カーボンブラック (キャボット社製PRINTEX70) 10部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 3部
を上記イエロートナーと同様な方法で重量平均粒径7.1μm、4μ以下が7.1個数%のブラック着色粒子を得た。
【0056】
上記ブラック着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.35部
をミキサーで混合し、トナー凝集度18.8%のブラックトナーを得た。
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセット(OPCベルト、中間転写ベルト、ステアリン酸亜鉛塗布機構あり)し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで全て鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。また転写抜け及び転写ボソツキについても30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0057】
(実施例2)
〈イエロートナー〉
実施例1記載のイエロー着色粒子を使用した。流動性付与剤量を1.0部にした以外は同様な凝集度が5.2%のイエロートナーを得た。
〈シアントナー〉
実施例1のシアン着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.8部にした以外は同様な凝集度が8.4%のシアントナーを得た。
〈マゼンタトナー〉
実施例1のマゼンタ着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.75部にした以外は同様な凝集度が10.6%のマゼンタトナーを得た。
〈ブラックトナー〉
実施例1と同様のブラック着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.6部にした以外は同様な凝集度が13.4%のブラックトナーを得た。
【0058】
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねの全ての色において鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。また転写抜け及び転写ボソツキについても30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0059】
(実施例3)
〈ブラックトナー〉
ポリオール樹脂 100部
(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg62度)
カーボンブラック(キャボット製:PRINTEX70) 7部
荷電制御剤(オリエント社製:E−84) 4部
を上記実施例と同様の方法で重量平均粒径6.6μm、4μ以下9.8個数%の着色粒子を得た。
【0060】
上記着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 1.0部
流動性付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.5部
をミキサーで混合し、トナー凝集度15.5%のブラックトナーを得た。
【0061】
〈マゼンタトナー〉
水 600部
C.I.Pigment RED 57:1 1200部
をフラッシャーでよく攪拌する。ここにポリオール樹脂(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg6 2度)1200部を加え,150 度で30分混練後キシレン1000部を加え、更に1 時間、水とキシレンを除去後(キシレンは100ppm以下にした)、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、更に3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料(MM−2)を得た。
【0062】
ポリオール樹脂 100部
(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg62度)
上記マスターバッチ(MM−2) 9部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 4部
を上記イエロートナー度同様な方法で重量平均粒径7.2μm、4μ以下が4.3個数%のマゼンタ着色粒子を得た。
【0063】
上記マゼンタ着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.9部
流動性付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.5部
をミキサーで混合し、トナー凝集度16.3%のマゼンタトナーを得た。
【0064】
〈イエロートナー〉
水 600部
C.I.Pigment yellow 180 1200部
をフラッシャーでよく攪拌する。ここにポリオール樹脂(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg62度)1200部を加え,150 度で30分混練後キシレン1000部を加え、更に1 時間、水とキシレンを除去後(キシレンは100ppm以下にした)、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、更に3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料(MY−2)を得た。
【0065】
ポリオール樹脂 100部
(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg62度)
上記マスターバッチ(MY−2) 12部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 4部
を上記実施例と同様な方法で重量平均粒径7.4μm、4μ以下が4.5個数%のイエロー着色粒子を得た。
【0066】
上記イエロー着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.8部
流動性付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.4部
をミキサーで混合し、トナー凝集度18.2%のイエロートナーを得た。
【0067】
〈シアントナー〉
水 600部
C.I.Pigment blue 55:3 1200部
をフラッシャーでよく攪拌する。ここにポリオール樹脂(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg6 2度)1200部を加え,150 度で30分混練後キシレン1000部を加え、更に1 時間、水と キシレンを除去後(キシレンは100ppm以下にした)、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、更に3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料(MC−1)を得た。
【0068】
ポリオール樹脂 100部
(Mn3700、Mw/Mn4.2、Tg62度)
上記マスターバッチ(MC−2) 9部
帯電制御剤(オリエント化学社製E−84) 4部
を上記イエロートナーと同様な方法で重量平均粒径6.4μm、4μ以下が8.5個数%のシアン着色粒子を得た。
【0069】
上記シアン着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.6部
流動性付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.0部
をミキサーで混合し、トナー凝集度22.3%のシアントナーを得た。
【0070】
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで全て鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。また転写抜け及び転写ボソツキについても30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0071】
(実施例4)
実施例3と同様のトナーを使用し、各色とも平均粒径50μmのフェライト粒子にシリコーン樹脂を表面コートとしたキャリア100重量部に対し、5重量部の割合でターブラーミキサーにて混合し、現像剤とした。
得られた二成分現像剤をデジタルフルカラーコピー(リコー社製imagioColor 4055) 改造機にセットし(感光体ドラム、中間転写ベルト、ステアリン酸亜鉛塗布機構あり)、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際の2次転写圧は50g/cmであった。また 得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで全て鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。また転写抜け及び転写ボソツキについても30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0072】
(実施例5)
〈ブラックトナー〉
実施例3と同様のブラック着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.8部にした以外は同様な凝集度が8.2%のブラックトナーを得た。
〈マゼンタトナー〉
実施例3と同様のマゼンタ着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.75部にした以外は同様な凝集度が9.0%のマゼンタトナーを得た。
〈イエロートナー〉
実施例3と同様のイエロー着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.75部にした以外は同様な凝集度が9.0%のイエロートナーを得た。
〈シアントナー〉
実施例3と同様のシアントナーを使用した。
【0073】
上記シアン着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.5部
流動性付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.8部
をミキサーで混合し、トナー凝集度28.5%のシアントナーを得た。
【0074】
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで目視では鮮明であったが、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したところマゼンタとイエローの2色重ねとなるレッド、及び3色重ね、4色重ねにおいてはチリが確認できた。また転写抜けについては30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0075】
(実施例6)
〈イエロートナー〉
実施例3と同様のイエロー着色粒子を使用した。
【0076】
上記イエロー着色粒子 100部
流動性付与剤(ワッカー社製:H2000) 0.8部
をミキサーで混合し、トナー凝集度8.2%のイエロートナーを得た
【0077】
〈マゼンタトナー〉
実施例5と同様のマゼンタトナーを使用した。
〈シアントナー〉
実施例3と同様のシアン着色粒子を得た。
【0078】
上記シアン着色粒子 100部
流動性付与剤(キャボット社製:TS−720) 0.75部
流動性付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.0部
をミキサーで混合し、トナー凝集度18.6%のシアントナーを得た。
【0079】
〈ブラックトナー〉
実施例3と同様のブラック着色粒子を得た。
【0080】
上記ブラック着色粒子 100部
流動製付与剤(日本アエロジル社製:RY−50) 1.5部
流動性付与剤(ワッカー社製:H2000) 0.8部
をミキサーで混合し、トナー凝集度18.8%のブラックトナーを得た。
【0081】
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、イエロー、マゼンタ,シアン,ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで目視では鮮明であったが、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したところマゼンタとイエローの2色重ねとなるレッド、及び3色重ね、4色重ねにおいてはチリが確認できた。また転写抜けについては30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0082】
(実施例7)
〈イエロートナー〉
実施例2と同様のイエロートナーを使用した。
〈マゼンタトナー〉
実施例2と同様のマゼンタトナーを使用した。
〈シアントナー〉
実施例1と同様のシアントナーを使用した。
【0083】
上記トナーを使用し、各色とも平均粒径50μmのフェライト粒子にシリコーン樹脂を表面コートとしたキャリア100重量部に対し、5重量部の割合でターブラーミキサーにて混合し、現像剤とした。
【0084】
得られた二成分現像剤を図1に示した作像機を用いて(感光体ドラム、中間転写ドラム、ステアリン酸亜鉛塗布機構あり)、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順にセットして、単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際の2次転写圧は50g/cmであった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ね まで全て鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。しかし転写抜けについては目視では確認出来なかったが、30倍ルーペでは単色も含め全体的に若干の転写抜けが確認された。
【0085】
(実施例8)
〈イエロートナー〉
実施例1記載のイエロー着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.55部にした以外は同様な凝集度が18.6%のイエロートナーを得た。
〈マゼンタトナー〉
実施例1のマゼンタ着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.35部にした以外は同様な凝集度が25.2%のマゼンタトナーを得た。
〈シアントナー〉
実施例1のシアン着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.25部にした以外は同様な凝集度が28.5%のシアントナーを得た。
〈ブラックトナー〉
実施例1と同様のブラック着色粒子を使用した。流動性付与剤量を0.25部にした以外は同様な凝集度が29.8%のブラックトナーを得た。
【0086】
上記トナーを使用し、各色とも平均粒径50μmのフェライト粒子にシリコーン樹脂を表面コートとしたキャリア100重量部に対し、5重量部の割合でターブラーミキサーにて混合し、現像剤とした。
【0087】
得られた二成分現像剤を図1に示した作像機を用いて(感光体ドラム、中間転写ドラム、ステアリン酸亜鉛塗布機構あり)、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順にセットして単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際の2次転写圧は50g/cmであった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで全て鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。しかし転写抜けについては目視では確認出来なかったが、30倍ルーペでは単色も含め全体的に若干の転写抜けが確認された。
【0088】
(比較例1)
イエロー、マゼンタ、シアンについては実施例1と同様のトナーを使用した。
〈ブラックトナー〉
実施例1と同様のブラック着色粒子を得た。
【0089】
上記ブラック着色粒子 100部
流動製付与剤(キャボット社製:TS−720) 1.5部
をミキサーで混合し、凝集度4.2%ブラックトナーを得た。
【0090】
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。更に中間転写体へのステアリン酸亜鉛塗布機構を除去して使用した。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像はブラックを含まない単色〜3色重ねまでは全て鮮明であり、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したがチリはなくシャープな画像であった。しかしブラックを含む重ね画像については全て目視でも、チリが確認できるほどわるく、使用に耐えられるものではなかった。また転写抜けについては30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
【0091】
(比較例2)
実施例1の着色粒子を使用して、各トナーの流動性付与剤を調整し、表1のような凝集度のトナーを得た。
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色以外の重ね画像では全てチリがひどく、得に4色重ねは耐えられるものではなかった。また転写抜けについても重ね画像は、目視でも転写抜けが見うけられ、得にマゼンタ色の転写ムラがひどかった。
【0092】
(比較例3)
実施例3の着色粒子を使用して、各トナーの流動性付与剤を調整し、表1のような凝集度のトナーを得た。
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は単色〜4色重ねまで全て鮮明であったが、30倍ルーペで画像エッジ部を観察したところマゼンタとシアンが重なる一部で若干のチリがあったが全体的にはシャープな画像であった。しかし転写抜けについてはシアンとマゼンタの重なるブルーでは目視で確認できるほどの転写抜けがあった。
【0093】
(比較例4)
実施例1の着色粒子を使用して、各トナーの流動性付与剤を調整し、表1のような凝集度のトナーを得た。
得られた一成分現像剤をデジタルフルカラープリンター(リコー社製Ipsio COLOR5000)改造機にセットし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像順で単色、2色重ね、ブラックの入らない3色重ね、4色重ねのフルカラー画像を形成した。この際2次転写圧は30g/cmであった。現像ローラ上の薄層性は均一で良好であった。また得られたプリント画像は特にマゼンタとシアンの重なるブルーで転写チリがひどく、使用に耐えうるものではなかった。しかし転写抜けについては30倍ルーペでも確認できず、かつ画像のムラも見られなかった。
上記の実施例1 〜8、比較例1 〜4についてまとめたものを表1に示す。
【0094】
【表1】
Figure 0004350914
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、中間転写方式かつ接触( 2次) 転写方式を使用するフルカラー画像の生成において、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックである4色のトナーの凝集度を現像順に最適化することで転写チリ、及び転写抜け( 転写ボソツキ) のない再現性の高い画像を供給することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で適用できるフルカラー画像記録方式の例を示す概略図である。
【図2】本発明で適用できるフルカラー画像記録方式の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1a〜1d 現像器
2 感光体ドラム、感光体ベルト
3 中間転写ドラム、中間転写ベルト
4 転写ローラ
5 定着ローラ
6 転写材

Claims (14)

  1. イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成工程と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像工程と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写工程と、転写部材上のトナー像を定着する定着工程とを有し、フルカラーの再現を、イエロー、シアンおよびマゼンタの3色重ねで行い、黒のみを単色で行うフルカラー画像形成方法であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアンとマゼンタのうち現像順の早いトナーをA、現像順の遅いトナーをBとしたとき、下記式(a)〜(c)で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<Bであり、(2)前記二次転写工程において、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成方法。
    ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
    ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
    ふるい目22μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
  2. イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成工程と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像工程と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写工程と、転写部材上のトナー像を定着する定着工程を有するフルカラー画像形成方法であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、最も現像順の遅いトナーをCとしたとき、下記式(a)〜(c)で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦Cであり、(2)前記二次転写工程において、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成方法。
    ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
    ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
    ふるい目22μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
  3. イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成工程と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像工程と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写工程と、転写部材上のトナー像を定着する定着工程を有するフルカラー画像形成方法であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、3番目のトナーをC、最も現像順の遅いトナーをDとしたとき、下記式(a)〜(c)で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦C≦Dであり、(2)前記二次転写工程において、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成方法。
    ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
    ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
    ふるい目22μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
  4. 前記中間転写体が、中間転写ベルトである請求項1〜3のいずれかに記載のフルカラー画像形成方法。
  5. 前記像坦持体が、感光体ベルトである請求項1〜4のいずれかに記載のフルカラー画像形成方法。
  6. 前記中間転写体の部材にステアリン酸亜鉛を微量塗布する請求項1〜5のいずれかに記載のフルカラー画像形成方法。
  7. 前記各トナーが、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有するトナーであり、更に、該トナーに添加される流動性付与剤が、シリコンオイルまたはシリコンワニスで処理されたシリカであるトナーを用いる請求項1〜6のいずれかに記載のフルカラー画像形成方法。
  8. イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成手段と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像手段と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写手段と、転写部材上のトナー像を定着する定着手段とを有し、フルカラーの再現を、イエロー、シアンおよびマゼンタの3色重ねで行い、黒のみを単色で行うフルカラー画像形成装置であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアンとマゼンタのうち現像順の早いトナーをA、現像順の遅いトナーをBとしたとき、下記式(a)〜(c)で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<Bであり、(2)前記二次転写手段が、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成装置。
    ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
    ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
    ふるい目22μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
  9. イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成手段と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像手段と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写手段と、転写部材上のトナー像を定着する定着手段を有するフルカラー画像形成装置であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、最も現像順の遅いトナーをCとしたとき、下記式(a)〜(c)で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦Cであり、(2)前記二次転写手段が、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm 以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成装置。
    ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
    ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
    ふるい目22μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
  10. イエロー、シアン、マゼンタおよび黒の各色についての静電潜像を像坦持体上に形成する潜像形成手段と、該像坦持体上に形成された静電潜像を前記4色のそれぞれのカラートナーで現像する現像手段と、この現像された像坦持体上のトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、該中間転写体上のトナー像を一括して転写部材に転写する二次転写手段と、転写部材上のトナー像を定着する定着手段を有するフルカラー画像形成装置であって、(1)フルカラトナーが、少なくとも結着樹脂と着色材とを含有し、イエロー、シアン、マゼンタおよび黒のうちの最も現像順の早いトナーをA、2番目のトナーをB、3番目のトナーをC 、最も現像順の遅いトナーをD としたとき、下記式(a)〜(c)で求められる計算値の和として定義されるトナーの凝集度が5%以上30%以下であり、該トナー凝集度がA<B≦C≦Dであり、(2)前記二次転写手段が、転写バイアスが印加された転写装置を3g/cm以上で当接させてトナー像を転写部材へ転写することを特徴とするフルカラー画像形成装置。
    ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの重量%×1 …(a)
    ふるい目45μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.6 …(b)
    ふるい目22μmのふるいに残ったトナーの重量%×0.2 …(c)
  11. 前記中間転写体が中間転写ベルトである請求項8〜10のいずれかに記載のフルカラー画像形成装置。
  12. 前記像坦持体が感光体ベルトである請求項8〜11のいずれかに記載のフルカラー画像形成装置。
  13. 前記中間転写体の部材にステアリン酸亜鉛を微量塗布する手段を有する請求項8〜12のいずれかに記載のフルカラー画像形成装置。
  14. 前記各トナーが、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有するトナーであり、更に、該トナーに添加される流動性付与剤が、シリコンオイルまたはシリコンワニスで処理されたシリカであるトナーである請求項8〜13のいずれかに記載のフルカラー画像形成装置。
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