JPH0962033A - 多色電子写真法 - Google Patents

多色電子写真法

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JPH0962033A
JPH0962033A JP7216161A JP21616195A JPH0962033A JP H0962033 A JPH0962033 A JP H0962033A JP 7216161 A JP7216161 A JP 7216161A JP 21616195 A JP21616195 A JP 21616195A JP H0962033 A JPH0962033 A JP H0962033A
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紀男 猿渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色電子写真法のカラー印刷を改良し、平滑
性と耐オフセット性を両立させる。 【解決手段】 カラートナーのバインダ樹脂として多価
カルボン酸と特定の2価カルボン酸の混合物と2価アル
コール成分とからなるポリエステル樹脂を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多色電子写真法によ
る画像形成方法に係る。また、本発明は画像形成方法に
おける現像方法の改良にも係り、この現像方法は多色の
みならず単色の電子写真法による画像形成方法にも適用
される。
【0002】
【従来の技術】電子写真法により、カラーの多色像を得
る場合、一般にイエロー、マゼンタ、シアンの3色のト
ナーを用い、各色のトナー像を重ね合わせ、混色するこ
とにより実現している。しかし、カラートナーの場合、
従来黒トナーとは異なるカラートナー特有の下記特性が
必要となり、下記問題点がある。
【0003】複写機またはレーザプリンタなどにおいて
採用されている電子写真法は、一般には、光導電性絶縁
体層上に一様な静電荷を与え、該絶縁体層上に光像を照
射することにより、該静電荷を部分的に除去して静電潜
像を形成し、その静電荷の残った部分にトナーと呼ばれ
る微粉末を付着させて該潜像を可視化トナー画像を形成
(現像という)し、該トナー画像を該記録紙に加熱定着
して印刷物を得るものである。
【0004】前記定着方法として、各種の定着方式が知
られているが、特に熱効率が高く、火災の危険性もない
等の理由により熱源を内蔵した回転可能な熱ローラと、
前記熱ローラに接しながら回転する圧着ローラから成る
熱ローラ定着方式が広く実用化され、前記両ローラとし
てアルミニウムローラを用いるのが一般的であった。し
かし、アルミローラを用いた場合、硬度が高いため、ト
ナーを熱溶融した後、定着画像表面が荒れ、平滑性が劣
り、モノクロ印刷においても、グラフィック等の印刷の
場合、ベタ黒画像表面に凹凸が発生し、画像品質が劣る
問題があった。さらに、カラートナーを用いた自然画等
の画像の印刷では顕著であり、定着画像の高い平滑性が
望まれていた。定着画像の平滑性を向上するためには、
ローラ材質としてシリコーンゴム等を用い、ローラ硬度
を低減することが望ましいが、シリコーンゴムを用いた
場合、シリコーンゴム表面がトナー、用紙等の接触によ
り、削られやすく、ローラ表面が荒れ、寿命が短い欠点
があった。また、ローラの硬度をあまり落とさず、ロー
ラ表面のみの耐久性を向上するため、フッ素樹脂でシリ
コーンゴム上を被覆したローラを定着ローラとして用い
ると良好な画像平滑性を維持したまま、耐久性を向上す
ることが可能となる。しかし、オフセットの発生が起こ
りやすくなり、定着温度マージンが狭くなる問題があっ
た。特に、画像平滑性が重要なカラートナーにおいて
は、トナーの粘弾性を低くしているため、従来の黒トナ
ーに比べさらにオフセットが発生しやすい問題があっ
た。
【0005】また、カラートナーのバインダ樹脂として
は、ポリエステル樹脂が、屈折率が小さいことから、一
般的に用いられており、特に線状構造を持つポリエステ
ル樹脂は粘弾性が低いことから定着画像表面の平滑性が
優れるため、カラートナー用のバインダ樹脂としては主
流であった。しかし、線状ポリエステル樹脂を用いた場
合、ソフトローラでの定着性は良好であるが、高速カラ
ープリンタに用いられるセミソフトローラで定着を行っ
た場合、耐オフセット性が悪い問題点がある。一方、耐
オフセット性を向上するため、ゲル成分を導入したポリ
エステル樹脂は、耐オフセット性を向上できるが、定着
画像を平滑にできない問題点があった。このように、耐
オフセット性と定着画像表面の平滑性を両立できるカラ
ートナー用バインダ樹脂は存在しなかった。
【0006】また、前記ヒートロール定着機は熱源を内
蔵した回転可能な熱ローラと、前記熱ローラに接しなが
ら回転する圧着ローラから成る熱ローラ定着方式が広く
実用化され、前記両ローラとしてアルミニウムローラを
用いるのが一般的であった。しかし、アルミローラを用
いた場合、硬度が高いため、トナーを熱溶融した後、定
着画像表面が荒れ、平滑性が劣り、モノクロ印刷におい
ても、グラフィック等の印刷の場合、ベタ黒画像表面に
凹凸が発生し、画像品質が劣る問題があった。さらに、
カラートナーを用いた自然画等の画像の印刷では顕著で
あり、定着画像の高い平滑性が望まれていた。定着画像
の平滑性を向上するためには、ローラ材質としてシリコ
ーンゴム等を用い、ローラ硬度を低減することが望まし
いが、シリコーンゴムを用いた場合、ローラ表面がトナ
ー、用紙等の接触により、削られやすく、ローラ表面が
荒れ、寿命が短いため、高速プリンタにおいては、交換
周期が短くなり実用化が難しい。また、ローラの硬度を
あまり落とさず、ローラ表面のみの耐久性を向上するた
め、フッ素樹脂でシリコーンゴム上を被覆したローラを
定着ローラとして用いると良好な画像平滑性を維持した
まま、耐久性を向上することが可能となる。しかし、耐
オフセット性が劣り、トナー側から耐オフセット性を向
上する必要があった。しかし、耐オフセット性を向上し
た従来のトナーはソフトローラ定着での画像平滑性が劣
り、ソフトローラ定着で良好な平滑性を維持したまま、
セミソフトローラ定着機において、良好な耐オフセット
性を実現できるカラートナーは存在しなかった。
【0007】本発明の第1の目的は、このセミソフトロ
ーラ定着機で良好な平滑性と耐オフセット性を実現する
ことにある。また、カラートナーの場合、従来黒トナー
とは異なるカラートナー特有の下記特性が必要となり、
下記問題点がある。イエロートナーに用いる顔料として
ベンジジン系顔料、が主流であったが、ベンジジン系顔
料は高温(200℃)で、発癌性物質(ジクロルベンジ
ジン)が発生する恐れがあり、また、他の構造を持つ、
安全な顔料であるイソインドリノン系顔料、ベンズイミ
ダゾロン系顔料等を用いた場合、発色性が悪く、また、
連続印刷時のトナー帯電量変動が大きく、安定した現像
性が得られない問題点があった。
【0008】マゼンタ顔料として、キナクリドン系顔
料、ナフトール系顔料、アゾレーキ顔料を用いた場合も
発色性は良好であるが連続印刷時のトナー帯電量変動が
大きく、安定した現像性が得られない問題点があった。
シアン顔料として、銅フタロシアニン顔料を用いた場合
も同様に良好な発色性は得られるが、連続印刷時のトナ
ー帯電量変動が大きく、安定した現像性が得られない問
題点があった。
【0009】上記各問題の原因はトナー中での顔料粒子
が大きいため、トナー表面に露出している顔料が多く、
この顔料によるキャリア表面上へのトナーフィルミング
のため、連続印刷性が劣り、また、顔料粒子が大きいた
め透過性が悪く、鮮やかな発色性が得られないためであ
る。さらに、カラー電子写真の場合、カラートナーの付
着量(現像量)が変動すると、印刷物の色調が大きく変
化するため、カラートナーの場合、連続印刷後、また、
環境変動しても安定した現像量を実現することが不可欠
であり、上記のように帯電量が変動するカラー現像剤に
おいては、安定した印刷特性が得られない問題点があっ
た。
【0010】従来のカラートナー用の帯電制御剤として
は、クロム錯体、亜鉛錯体等の金属錯体が一般的であ
り、良好な帯電付与効果があるが、金属錯体は今後、環
境問題等で規制の対象になる恐れがあるため、金属フリ
ーの帯電制御剤に変更したい要望が強い。しかし、樹脂
帯電制御剤は帯電効果が小さく、また、カリックスアレ
ン化合物も一般的なカラートナーに通常の方法で用いた
場合は帯電効果が小さいという問題があり、金属フリー
であり、かつ、帯電付与効果のある無色帯電制御剤は従
来は存在しなかった。
【0011】カラートナーの外添剤として、疎水性シリ
カ粉末、二酸化チタン粉末等があるが、疎水性シリカ粉
末はトナーの流動性向上効果が大きいが、環境変動(特
に湿度変動)に伴う帯電量変化を大きくする。一方、二
酸化チタン粉末は環境変動に伴う帯電変化を小さくする
効果があるが、トナーの流動性向上効果が小さい。ま
た、疎水性シリカ粉末と二酸化チタン粉末の混合は、流
動性向上効果があるが、環境変動に伴う帯電量変化を小
さくすることが出来ないと言う問題点があった。
【0012】上記のようにカラートナーにおいて、優れ
た発色性、環境変動に伴う帯電安定性、連続印刷時の画
像安定性の全てを実現できるカラー現像剤は存在しなか
った。さらに、イエロー顔料として、安全性の高いベン
ズイミダゾロン系顔料を用いた場合、汎用のベンズイミ
ダゾロン系顔料に比べ、色相が赤み方向にずれるため、
マゼンタ顔料として一般的な汎用キナクリドン系顔料を
用いた場合、カラーバランスがくずれる問題があった。
【0013】本発明の第2の目的は、環境条件が変動し
ても長期に渡り鮮やかなフルカラー画像を安定して供給
できる画像形成方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の側面(トナーバインダ樹脂) 本発明の第1の目的は、本発明の第1の側面において、
ローラ基材表面に厚さ2〜30mmのシリコンゴムを被覆
しかつその表面をフッ素樹脂で被覆して成るセミソフト
ローラを用いて熱定着する工程を含む多色電子写真法に
よる画像形成方法において、カラートナーのバインダ樹
脂がアルコール成分と酸成分から成り、前記アルコール
成分が2価アルコールであり、かつ、前記酸成分が多価
カルボン酸と下記一般式
【0015】
【化4】
【0016】(式中のR1 ,R2 ,R3 は炭素数6〜2
4好ましくは10〜20、特に約12の飽和もしくは不
飽和の炭化水素基である)で示される2価カルボン酸及
びその無水物から選ばれる少なくとも1種からなるポリ
エステル樹脂であることを特徴とする多色電子写真によ
る画像形成方法を提供することにより達成される。多色
電子写真法によりヒートロール定着機で画像を形成する
カラートナーに用いるバインダ樹脂において、該バイン
ダ樹脂がアルコール成分と酸成分から成り、前記アルコ
ール成分が2価アルコールであり、また、前記酸成分が
多価カルボン酸と一般式(1),(2)(式中のR1
2 ,R3 は炭素数6〜24の飽和もしくは不飽和の炭
化水素基である)で示される2価カルボン酸もしくはそ
の無水物からなるポリエステル樹脂をカラートナーのバ
インダ樹脂として用いることにより、式(I)と式(I
I)で示されるモノマーが長い側鎖を形成され、長い側
鎖は結合せずに互いに絡み合うことにより、疑似的な架
橋構造を形成する。この側鎖の絡みにより、トナーの動
的粘弾性を適正化でき、ソフトロール定着での良好な画
像平滑性とセミソフトローラ定着での良好な耐オフセッ
ト性を実現した。
【0017】さらに、前記多価カルボン酸にテレフタル
酸、もしくは、その無水物を用いることにより、トナー
の動的粘弾性の適正化が容易になる。また、前記多価カ
ルボン酸にトリメリット酸、もしくは、その無水物を用
いることにより、トナーの動的粘弾性の適正化が容易に
なる。前記2価アルコールに下記一般式 (III)で表され
るものを用いることにより、トナーの動的粘弾性の適正
化が容易になる。
【0018】
【化5】
【0019】(式中R3 は炭素数2〜4のアルキレン基
であり、その和の平均値は2〜16である) さらに、前記式(I)または、式(II)で表される2価
カルボン酸もしくはその無水物が酸成分中の10モル%
以下の場合、疑似架橋の効果が現れず、セミソフトロー
ラ定着機において、耐オフセット性が劣る。前記式
(I)または式(II)で表される2価カルボン酸もしく
はその無水物が酸成分中の80モル%以上の場合、ソフ
トロール定着機における画像平滑性が劣る。前記ポリエ
ステル樹脂のクロロホルム不溶分が前記ポリエステル樹
脂中の20wt%以上の場合、動的粘弾性が高くなりす
ぎ、ソフトロール定着機における画像平滑性が劣る。
【0020】前記ポリエステル樹脂と従来の線状ポリエ
ステル樹脂を混合して用いても、良好な特性を維持でき
る。本発明の第1の側面で用いるトナーは限定されない
が一般的に下記に示すものが考えられる。カラートナー
としての色材は下記のものが考えられる。
【0021】本発明に用いるベンジジン系有機顔料とし
ては、例えば、カラーインデックスNo.のC.I.21
090(ピグメントイエロー12, KET Yellow 406, 大日
本インキ化学工業)、C.I.21095(ピグメント
イエロー14, KET Yellow 404, 大日本インキ化学工
業)、C.I.21100(ピグメントイエロー13, KE
TYellow 405, 大日本インキ化学工業)などが挙げられ
る。本顔料はバインダ樹脂中での分散性に優れ、また、
分光反射特性が良好である。
【0022】本発明に用いるキナクリドン系有機顔料と
しては、カラーインデックス No.のC.I.73916
(ピグメントレッド122, KET Red 309, 大日本インキ化
学工業)がある。本顔料はバインダ樹脂中での分散性に
優れ、また、分光反射特性が良好である。本発明に用い
るローダミン系有機顔料としては、カラーインデックス
No.のC.I.45160(ピグメントレッド81, Ultr
a Rose R, 東洋インキ製造) がある。本顔料はバインダ
樹脂中での分散性に優れ、また、分光反射特性が良好で
ある。
【0023】次に、本発明に用いるフタロシアニン系有
機顔料としては、カラーインデックス No.のC.I.7
4160(ピグメントブルー15, KET Blue 102, KET Bl
ue 103, KET Blue 104, KET Blue 105, KET Blue 106,
KET Blue 111, 大日本インキ化学工業)、C.I.74
260(ピグメントグリーン7, KET Green 201, 大日本
インキ化学工業)などが挙げられる。本顔料はバインダ
樹脂中での分散性に優れ、また、分光反射特性が良好で
ある。
【0024】また、電荷制御剤として、含金染料、脂肪
酸エステル、アミノ基を有する化合物を加えてもよい。
本発明の第1の側面で用いるトナーは、従来公知の方法
で製造できる。すなわち、前記バインダ樹脂と前記顔
料、また、必要であればワックス、帯電制御剤等を添加
して例えば、加圧ニーダ、エクストルーダ、などによ
り、溶融混練し、均一分散させ、例えば、風力分級機な
どにより、分級して所望のトナーを得ることができる。
【0025】第2の側面(カラートナー) 本発明の第2の目的は、本発明の第2の側面において、
バインダ樹脂と帯電制御剤と着色剤と外添剤からなるイ
エロートナー、マゼンタトナー、シアントナーの3色、
又は、前記3色トナーおよび黒トナーを用いて多色電子
写真法により、ヒートロール定着で画像を形成する画像
形成方法において、該イエロートナーは着色材として用
いるイエロー顔料がベンズイミダゾロン系顔料であり、
前記イエロートナー中に平均粒径1μm以下で分散し、
かつ、外添剤としてシランカップリング剤で表面処理し
た二酸化チタン粉末を用いたトナーであり、該マゼンタ
トナーは着色材として用いるマゼンタ顔料が前記マゼン
タトナー中に平均粒径1μm以下で分散し、かつ、外添
剤としてシランカップリング剤で表面処理した二酸化チ
タン粉末を用いたトナーであり、該シアントナーは着色
材として用いるシアン顔料が前記シアントナー中に平均
粒径1μm以下で分散し、かつ、外添剤としてシランカ
ップリング剤で表面処理した二酸化チタン粉末を用いた
トナーであり、且つ、該帯電制御剤がカリックスアレン
化合物であることを特徴とする多色電子写真法による画
像形成方法を提供することにより達成される。
【0026】カラートナーに用いる着色材として、これ
をトナー中に平均粒径1μm以下で分散させることによ
り、発色性を向上し、さらに、トナー表面上に顔料の露
出を防止することにより、2成分現像剤として用いた場
合、キャリア表面上にトナーフィルミングの発生を抑
え、トナー帯電量変動を低減した。さらに、外添剤とし
て、シランカップリング剤で表面処理した二酸化チタン
粉末を用いることにより、環境湿度が20〜80%RH
(25℃)の間で変動した場合もトナー帯電量変化を低
減することができた。また、イエロー顔料として、従来
のベンジジン系顔料から、ベンズイミダゾロン系顔料に
変更することにより、発癌性物質発生の恐れがなくな
り、また、マゼンタトナーにおいても、ナフトール系ア
ゾ顔料、また、シアン顔料として、銅フタロシアニン顔
料を用い、さらに、外添剤として、シランカップリング
で表面処理した二酸化チタン粉末を用いることにより、
環境湿度が20〜80%RH(25℃)の間で変動した場
合もトナー帯電量変化を低減することができた。さら
に、顔料を微分散し、TiO2 を外添剤に用いたカラー
トナーに帯電制御剤として、カリックスアレン化合物を
用いることにより、金属元素を含まず安全性の高い材料
でありながら、連続印刷時においても安定した良好な帯
電特性を実現した。
【0027】上記のイエロートナー、マゼンタトナー、
シアントナーを用いることにより、環境湿度が変わった
場合も、連続印刷においても、長期に渡り安定した鮮や
かな画像形成が可能であり、カラーバランスのとれた3
色カラートナーを提供することができる。外添剤として
一次粒子の平均粒径が0.001〜0.1μmであり、
かつ、トナー表面に付着している状態での前記二酸化チ
タン粉末の平均粒径が1.0μm以下である二酸化チタ
ンを用いることにより、トナーの流動性を向上する効果
が大きく、他の外添剤の併用を無くすことができる。
【0028】外添剤として、電気抵抗が1×106 〜1
×1012である二酸化チタン粉末を用いることにより、
環境変動に伴い、トナーの電気抵抗変化を抑えることが
でき、トナー帯電量変化を低減することができる。結晶
型がルチル型よりもアナターゼ型の二酸化チタン粉末を
トナーの外添剤として用いることにより、原因は不明で
あるが、長期に渡り安定した帯電量特性を実現できる。
【0029】コーティング剤として用いたシランカップ
リング剤がnブチルトリメトキシシランである二酸化チ
タン粉末は、1次粒子の会合が少なく、2次粒子におい
て粒子径が大きくならないため、トナーの流動性向上効
果が大きい。二酸化チタン粉末の添加量がトナー中の
0.1wt%よりも少ないと、外添剤の効果が小さく、帯
電特性が不良となる。また、逆に、2wt%を越えるとト
ナー飛散が多くなり、装置内を汚染する問題が発生す
る。
【0030】本発明の第2の側面に用いるカリックスア
レン化合物は
【0031】
【化6】
【0032】で表わされる化合物、またはその誘導体で
ある。誘導体としてはベンゼン環、メチレン基、水酸基
の水素原子又はRが各種の置換基(特に低級アルキル、
アリール、アラルキル、ハロゲン原子など)で置換した
もの、あるいはこのような誘導体間の共重合体などがあ
る(特開平2−201378号公報参照)。さらに、帯
電制御剤の添加量がトナー中の0.1wt%よりも少ない
と、帯電付与効果が小さく、帯電特性が不良となる。ま
た、逆に、5wt%を越えると帯電安定性が劣る。
【0033】また、本発明の第2の側面で用いるトナー
も、従来公知の方法で製造できる。すなわち、前記バイ
ンダ樹脂と前記顔料、また、必要であればワックス、帯
電制御剤等を添加して例えば、加圧ニーダ、エクストル
ーダ、などにより、溶融混練し、均一分散させ、例え
ば、風力分級機などにより、分級して所望のトナーを得
ることができる。
【0034】第3の側面(現像剤) 本発明は第3の側面において、トナーと磁性キャリアか
ら成る2成分現像剤において、攪拌時間t(秒)に対す
るトナー帯電量|q(t)|(μC/g)を0秒と0〜
30秒、30〜60秒、60〜120秒、120〜30
0秒の間で各1個測定したデータを含む6ポイント以上
測定したデータ(n個)を次式(1) |q(t)|=aτ−bτ・exp(−ct)/(cτ−1) −d・exp(−t/τ) …(1) で示される式に代入し、最小二乗法により、定数a,
b,c,d,τを求めた時、自由度(ν=n−5)のχ
2 分布において、
【0035】
【化7】
【0036】χ2 がα=0.05の値χ2 0.05以下であ
り、かつ、下記式(2) |q′(0)|=bcτ/(cτ−1)+d/τ …(2) で示される|q′(0)|が1μC/g・秒以上である
現像剤を用いることを特徴とする電子写真現像方法を提
供する。電子写真法のトナーの現像方法としては、特に
米国特許第2786439号等に記載された磁気ブラシ
現像方法が広く実用化されている。この場合、トナー中
の電荷量すなわちトナー帯電量が現像特性に大きな影響
を与える。2成分現像剤においては、印刷によりトナー
が消費されると、消費されたトナーを補うため、トナー
ホッパーからトナーが現像剤中に加えられ、加えられた
トナーは現像剤中のキャリアと摩擦帯電し、電荷を得、
現像に寄与することになる。しかし、加えられたトナー
がキャリアとの摩擦により、すぐに帯電しない(帯電速
度が遅い)場合、トナーのキャリアへの保持力が弱く、
加えられたトナーがキャリアから分離し、トナー飛散を
起こし、装置内汚染の原因となっていた。
【0037】また、トナーはキャリアとの攪拌による摩
擦から、電荷を得るが、攪拌時間によりトナー帯電量が
変わることがあり、その帯電量の変動幅が大きいと、画
像特性の変動が大きくなる問題があった。さらに、プリ
ンタを設置する環境条件、主に湿度条件であるが、湿度
の変動によるトナー帯電量変動が大きい現像剤では、環
境条件変動により、画像特性の変動が大きくなる問題が
あった。
【0038】また、カラー電子写真の場合には、カラー
トナーの付着量(現像量)が変動すると、印刷物の色調
が大きく変化するため、カラートナーの場合、連続印刷
後、また、環境変動しても安定した現像量を実現するこ
とが不可欠であり、上記のように帯電量が変動するカラ
ー現像剤においては、安定した印刷特性が得られない問
題点があり、カラー現像剤においては、トナー帯電量が
変動しない現像剤が特に望まれていた。
【0039】本発明の第3の側面は、このような要望に
答えるものであり、本発明者らは、上述した従来の問題
点に対し、種々の検討を加えた結果、トナーの帯電速度
が速く、安定した帯電特性を実現する現像剤として、ト
ナー帯電量の攪拌時間依存性が一定の条件を満たす現像
剤を使用すればよいことを見いだした。こうして、上記
の現像剤を用いることにより、上記問題点を全て解決で
きることを見い出した。なお、上記時間の範囲で測定す
るのは、帯電量の攪拌時間依存性は上記時間内での特徴
が大きいため、その時間内に測定しないと各現像剤特有
の帯電量の攪拌時間依存性を把握できないためである。
【0040】次に、上記式を導き出した背景について、
記述する。従来、トナーの帯電速度の攪拌時間依存性は
〔発電速度〕と〔電荷漏洩速度〕に分けたモデルで解析
され、下記式(4)で表されてきた〔唐木田:電子写真
学会第60回研究討論会、p1(1987);松井:電
子写真学会誌、27,(3),p307(198
8)〕。
【0041】 |q′(t)|=k(ΦT −ΦC )−q(t)/τ …(4) ここで、(ΦT −ΦC )はトナーとキャリアの仕事関数
差、τは帯電の時定数であり、式(3)の微分方程式を
解くと式(5)になる。 |q(t)|=kτ(ΦT −ΦC )−d・exp(−t/τ) …(5) ここで、dは正の積分定数である。
【0042】上記帯電挙動モデルの式(1)では発電の
項の発電速度が攪拌時間に伴い変化せず、単にトナーと
キャリアの仕事関数差に比例すると考え、定数k(ΦT
−Φ C )と置いている。しかし、2成分現像剤におい
て、トナーとキャリアの表面状態は攪拌時間とともに変
化し、トナーとキャリアの仕事関数差も時間に伴い変わ
るものと考えられ、発電項を時間の関数|f(t)|と
おいて、下記の式を立てた。
【0043】 |f(t)|=a+b・exp(−ct/τ) …(6) ここで、aはトナーとキャリアの攪拌により表面状態が
平衡に達した時の発電速度(t=∞の時の発電速度〔k
1 (ΦT1−ΦC1)〕に対応する)、bはt=0とt=∞
の時の発電速度の差、つまり、発電速度の低下量cはト
ナーとキャリアの表面状態が平衡に達するまでの速度に
対応する。
【0044】式(5)を式(3)の発電速度の項に入れ
換えると式(7)になる。 |q′(t)|=f(t)−q(t)/τ =a+b・exp(−ct/τ)−q(t)/τ …(7) 次に式(7)の微分方程式を解くと上述した式(1)と
なる。 |q(t)|=aτ−bτ・exp(−ct)/(cτ−1) −d・exp(−t/τ) …(1) 次に測定データが上記モデル式に適合性があるか否かを
検定する時に、一般的に用いられているχ2 検定(吉澤
康和著、新しい誤差論、共立出版株式会社)を用いて行
った。
【0045】χ2 とは、例えば、トナー帯電量の時間依
存性について測定しデータを式(1)に代入し、最小二
乗法により、定数(a,b,c,d,τ)を求めた時の
χ2を求め、χ2 の値により、測定データとモデル式と
の適合性が判断できるものである。χ2 は下記式(8)
により表すことができる(p198、吉澤康和著、新し
い誤差論、共立出版株式会社)。
【0046】
【化8】
【0047】で与えられる。y(xi )が式(9)で表
されるp次の多項式で、p+1の係数を最小二乗法で定
めた時、χ2 は自由度ν=n−(p+1)のχ2 分布
〔式(10)〕に従う。 y=a+bX+cX2 +・・・・・・+kXp …(9) 自由度(ν)のχ2 分布において、
【0048】
【化9】
【0049】一般に、α=0.05の値χ2 0.05以下で
あれば、モデルと実験データとの適合性はあると考えら
れ、本発明においても、χ2 がα=0.05の値χ2
0.05以下であり、実験データとモデル式が適合すること
を前提として、かつ、式(2)で示される初期帯電速度
|q′(0)|が1μC/g・秒以上である現像剤を用
いる場合、トナーホッパーから現像剤にトナーが供給さ
れた時、トナーとキャリアが直ちに摩擦帯電し、適当な
トナー帯電量を持ち、トナー飛散がなく、優れた特性を
発揮できることがわかった。
【0050】 |q′(0)|=bcτ/(cτ−1)+d/τ …(2) トナーと磁性キャリアから成る2成分現像剤において、
攪拌時間t(秒)に対するトナー帯電量|q(t)|
(μC/g)を0秒と0〜30秒、30〜60秒、60
〜120秒、120〜300秒の間で各1個測定したデ
ータを含む6ポイント以上測定したデータ(n個)を次
式で示される式に代入し、最小二乗法により、定数a,
b,c,d,τを求めた時、 |q(t)|=aτ−bτ・exp(−ct)/(cτ−1) −d・exp(−t/τ) …(1) 自由度(ν=n−5)のχ2 分布において、
【0051】
【化10】
【0052】χ2 がα=0.05の値χ2 0.05以下であ
れば、実験データとモデル式が適合しており、かつ、モ
デル式を用いて導き出した式(2)で示される初期帯電
速度|q′(0)|が1μC/g・秒以上である現像剤
を用いる場合、トナーホッパーから現像剤にトナーが供
給された時、トナーとキャリアが直ちに摩擦帯電し、適
当なトナー帯電量を持ち、トナー飛散がなく、優れた特
性を発揮できる。
【0053】 |q′(0)|=bcτ/(cτ−1)+d/τ …(2) また、前記2成分現像剤において、攪拌時間に対するト
ナー帯電量を0秒、0〜10秒、10〜20秒、20〜
30秒、30〜60秒、60〜120秒、120〜24
0秒、240〜480秒、480〜720秒、720〜
920秒の間で測定したデータ10個を前記式(1)に
代入し、最小二乗法により、定数a,b,c,d,τを
求めた時、χ2 検定において、χ2 がχ2 0.05=11.
07以下であれば、モデル式と実験データとの適合性が
優れており、かつ、|q′(0)|が1μC/g・秒以
上である現像剤を用いれば、トナーホッパーから現像剤
にトナーが供給された時、トナーとキャリアが直ちに摩
擦帯電し、適当なトナー帯電量を持ち、トナー飛散がな
く、優れた特性を発揮できる。
【0054】前記2成分現像剤において、式(1)のt
=0の時のトナー帯電量が0であれば、トナーホッパー
内でのトナーは帯電してなく、トナーホッパーから現像
機にトナーが補給されると同時に帯電が始まるため、ト
ナーの帯電制御に有利である。現像剤の発電速度は上述
の式(6)で表され、初期の発電速度f(0)は次式で
表され、|f(0)|=a+bが1μC/g・秒以上で
ある現像剤を用いれば、トナーホッパーから現像剤にト
ナーが供給された時、トナーとキャリアが直ちに摩擦帯
電し、適当なトナー帯電量を持ち、トナー飛散がなく、
優れた特性を発揮できる。
【0055】式(6)に表されるトナーとキャリアの攪
拌により表面状態が平衡に達した時の発電速度aが0.
5μC/g・秒以上である現像剤を用いれば、帯電量が
平行状態に達した時も、トナー帯電量の獲得する能力が
あるため、トナー中の電荷の獲得と漏洩が適度に行わ
れ、良好な帯電特性を持つため、トナー飛散がなく、優
れた印刷特性を発揮できる。
【0056】式(6)で表されるt=0とt=∞の時の
発電速度の差(発電速度の低下量)であるbが0.2μ
C/g・秒以下では初期と帯電量が飽和する時の発電速
度の差が小さ過ぎ、初期の帯電速度が小さくなるため、
帯電が遅くなり、トナー飛散が生じやすい。また、2μ
C/g・秒以上では初期と帯電量が飽和する時の発電速
度の差が大き過ぎるため、帯電特性が不安定になりやす
い。従って、b=0.2〜2μC/g・秒の範囲である
ことが望ましい。
【0057】トナー帯電量は攪拌時間に伴い、増加し、
飽和し、その後徐々に低下する傾向があるが、帯電量が
飽和するまでの時間tr0は式(3)より、|q′(t)
|が0になるときの時間であり、tr0が200秒以下で
あれば、帯電が飽和するまでの時間が短く、速く安定状
態に達するため、現像特性も安定にできる。帯電量の極
大値と次式から求められる飽和帯電量qm (∞)の差が
大きいと帯電量変動が大きいことにつながり、安定した
現像特性を得るためには、飽和帯電量qm (∞)は帯電
量の極大値の80%以上であることが望ましい。
【0058】qm (∞)は式(1)から、qm (∞)=
aτ 2成分現像剤において、環境条件により、帯電特性が変
動しないことが望まれ、25℃において、20〜80%
RHと変動しても、式(2)においてq′(t)|が0に
なるときの時間をth0とした時、th0が0.9〜1.1
×tr0である現像剤であれば、環境による現像特性の変
動は小さい。
【0059】環境条件により、帯電特性を変動させない
現像剤を得るためには、環境条件が25℃において、2
0〜80%RHと変動した時、下記の条件が要求される。 χ2 の変動が±10%以内である |q′(0)|の変動が10%以内である aの変動が±10%以内である bの変動が±10%以内である 帯電量の極大値と飽和帯電量の差が±10%以内で
ある 上記良好な特性を実現するためには、現像剤に対するト
ナーの割合が1〜10wt%であることが望ましい。
【0060】上記良好な特性を実現するためには、トナ
ーの外添剤として、酸化チタンを0.1〜2wt%用いる
ことが望ましい。上記良好な特性を実現するためには、
二酸化チタン粉末の一次粒子の平均粒径が0.001〜
0.1μmであり、かつ、トナー表面に付着している状
態(2次粒子状態)での前記二酸化チタン粉末の平均粒
径が1.0μm以下であることが望ましい。
【0061】上記良好な特性を実現するためには、二酸
化チタン粉末の電気抵抗が1×10 6 〜1×1012であ
ることが望ましい。上記良好な特性を実現するために
は、前記二酸化チタン粉末の結晶型がアナターゼである
ことが望ましい。上記良好な特性を実現するためには、
前記二酸化チタン粉末のコーティング剤として用いたシ
ランカップリング剤がnブチルトリメトキシシランであ
ることが望ましい。
【0062】上記良好な特性を実現するためには、前記
トナーに用いる帯電制御剤がカリックスアレン化合物で
あることが望ましい。上記良好な特性を実現するために
は、前記2成分現像剤に用いるトナーがイエロー、マゼ
ンタ、シアンであることが望ましい。上記良好な特性を
実現するためには、前記トナーのバインダ樹脂としてポ
リエステル樹脂を用いることが望ましい。
【0063】上記良好な特性を実現するためには、前記
2成分現像剤に用いるキャリアがマグネタイトであるこ
とが望ましい。上記良好な特性を実現するためには、前
記2成分現像剤に用いるキャリアがフェライトであるこ
とが望ましい。上記良好な特性を実現するためには、2
成分現像剤に用いるキャリアのコーティング剤としてア
クリル樹脂を用いることが望ましい。
【0064】本発明の第3の側面で用いるトナーは本発
明の第1の側面に関連して記載したものが考えられる。
【0065】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例によって説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。第1の側面 〔樹脂の製造例1〕ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン68
0グラム、テレフタル酸120g、テトラプロフェニル
コハク酸無水物100g、ハイドロキノン0.1gをフ
ラスコに投入し、マントルヒータを用いて、220℃に
昇温し、窒素気流中にて、攪拌しつつ反応させた。次
に、トリメリット酸20gを加え、約6時間反応させポ
リエステル樹脂を製造した。軟化点は115℃であっ
た。
【0066】トナーの製造方法を下記に示す。 〔トナー1(イエロー)〕 バインダ樹脂:製造例1のポリエステル樹脂 93.5重量部 色材:ベンズイミダゾロン系顔料、Pigment Yellow 154 4重量部 帯電制御剤:BONTRON E84(オリエント化学製) 0.5重量部 ワックス:ビスコール660−P(三洋化成製) 2重量部 上記組成物をボールミルにより混合攪拌し、140℃に
加熱したエクストルーダで溶融混練し、冷却固化したの
ち、粉砕機で粗粉砕し、さらに、ジェットミルで細粉砕
した。得られた微粉末を風力分級機で分級して5〜20
μmのトナーを得た。得られたトナーに外添剤として、
二酸化チタン粉末を1wt%用い、ヘンシェルミキサによ
る外添処理を行った。
【0067】他の色のトナーとして前記イエロートナー
と顔料のみ変更したトナーを試作した。 〔トナー2〕マゼンタトナー 顔料:キナクリドン系顔料 Pigment Red 122 〔トナー3〕シアントナー 顔料:銅フタロシアニン顔料 Pigment Blue 15
【0068】
【表1】
【0069】(バインダ樹脂のモノマー組成と物性) モノマー構成 ・アルコール成分(2価アルコール):ポリオキシプロピレン(2,2)−2, 2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ ロパン ・酸成分(2価カルボン酸):テトラプロフェニルコハク酸無水物〔(I)式の R1 の炭素数は12〕 (多価カルボン酸):テレフタル酸(2価) (多価カルボン酸):トリメリット酸(3価) クロロホルム不溶分 :0wt% 本実施例の評価装置として下記のプリンタを用いた。 〔多色画像形成装置(図1)〕図1は複数の画像形成部
を配置し多色の画像を出力する画像形成装置の概要を示
す。
【0070】1は感光体であり、2に示す帯電器によっ
て感光体表面を均一に帯電させる。3は露光部であり、
感光体表面を記録情報に応じて画像光を投射し、感光体
表面に静電潜像を形成させる。4,5,6,7は現像部
であり、感光体上に形成させた静電潜像をトナーを用い
て可視像化する。尚、4はイエロートナー、5はマゼン
タトナー、6はシアントナー、7はブラックトナーを現
像するための現像器である。現像されたトナー像は8の
用紙搬送ベルトを搬送して各々の感光体と接触している
9により感光体上の可視トナー像を用紙背面からトナー
の帯電方向とは逆極性の電荷を与え、用紙上に順次トナ
ー像を転写する。10は熱ロール定着器(詳細は図2に
示す)を示し、用紙上に転写された多色のトナー像を加
熱することによって用紙上に定着する。11は除電部を
示し、感光体上の残留電荷をLED光によって除電す
る。12はクリーニング部を示し、感光体上に残留して
いるトナーを感光体より除去する。 〔セミソフトロール定着機(図2)〕定着装置はヒータ
21を内蔵する熱ローラ22と加圧ローラ23から構成
されており、両ローラは付帯バネ24を両サイドに設置
し、熱ローラと加圧ローラを2 kgf/cm2 で圧着してい
る。定着ロール表面には、フッ素樹脂としてパーフルオ
ロアルコキシ樹脂27を50μm被覆し、フッ素樹脂と
アルミローラとの中間層には厚さ1mmのゴム硬度30の
シリコーンゴム26を用いた。定着オイルはフェルト2
5に含浸させ、定着ローラに圧接して用いた。熱ロール
表面温度は160℃で制御した。 〔実施例1〕前記トナー1〜3を用い、キャリアとして
平均粒径60μmのアクリルコートのフェライトキャリ
アと組み合わせて、トナー濃度5wt%で現像剤を調整
し、下記評価条件による評価を行った。 プリンタプロセス速度:100mm/s 印刷枚数 :15万枚 定着ローラ ・被覆フッ素樹脂 :パーフルオロアルコキシ樹脂 ・ロール圧力 :2 kgf/cm2 ・フッ素樹脂の被覆厚 :50μm ・中間層のゴム硬度 :ゴム硬度30 ・中間層の材質 :シリコーンゴム ・ローラ表面温度 :170℃ 下記評価基準により評価した。
【0071】
【表2】
【0072】その結果、下記の特性を全て満足した。 ・耐オフセット性:220℃まで、オフセットの発生無
し ・平滑性 :画像光沢度18を実現し鮮やかなフ
ルカラー画像を実現できる ・ローラ寿命 :15万枚印刷後も特性劣化無し なお、参考のためソフトロール定着機の試験結果も示
す。 〔ソフトロール定着機(図3)〕定着装置はヒータ21
を内蔵する熱ローラ22と加圧ローラ23から構成され
ており、両ローラは付帯バネ24を両サイドに設置し、
熱ローラと加圧ローラを2 kgf/cm2 で圧着している。
定着ロールとしてはアルミローラ表面に20mmのシリコ
ーンゴム26を被覆したロールを用いた。定着オイルは
フェルト25に含浸させ、定着ローラに圧接して用い
た。熱ロール表面温度は160℃で制御した。 (評価条件) プリンタプロセス速度:30mm/s 印刷枚数 :2万枚 定着ローラ ・被覆シリコーンゴム厚:20mm ・ロール圧力 :2 kgf/cm2 ・ローラ表面温度 :170℃
【0073】
【表3】
【0074】その結果、下記特性を全て満足した。 ・耐オフセット性:220℃まで、オフセットの発生無
し ・平滑性 :画像光沢度23を実現し鮮やかなフ
ルカラー画像を実現できる ・ローラ寿命 :2万枚印刷後も特性劣化無し 〔実施例2〕前記トナー1,2,3において、バインダ
樹脂のモノマーとして用いる酸成分として、テトラプロ
フェニルコハク酸無水物〔(I)式のR1 の炭素数は1
2〕をジプロフェニルコハク酸無水物〔(I)式のR1
の炭素数は6〕に変更した以外は実施例1と同様に評価
を行った結果、実施例1と同様に良好な特性を実現でき
た。 〔実施例3〕前記トナー1,2,3において、バインダ
樹脂のモノマーとして用いる酸成分として、テトラプロ
フェニルコハク酸無水物〔(I)式のR1 の炭素数は1
2〕をオクタプロフェニルコハク酸無水物〔(I)式の
1 の炭素数は24〕に変更した以外は実施例1と同様
に評価を行った結果、実施例1と同様に良好な特性を実
現できた。 〔比較例1〕前記トナー1,2,3において、バインダ
樹脂のモノマーとして用いる酸成分として、テトラプロ
フェニルコハク酸無水物〔(I)式のR1 の炭素数は1
2〕をプロフェニルコハク酸無水物〔(I)式のR1
炭素数は3〕に変更した以外は実施例1と同様に評価を
行った結果、セミソフトローラ定着において、200℃
でオフセットが発生した。 〔比較例2〕前記トナー1,2,3において、バインダ
樹脂のモノマーとして用いる酸成分として、テトラプロ
フェニルコハク酸無水物〔(I)式のR1 の炭素数は1
2〕をノナプロフェニルコハク酸無水物〔(I)式のR
1 の炭素数は27〕に変更した以外は実施例1と同様に
評価を行った結果、画像平滑性が悪く、鮮やかなフルカ
ラー画像を実現できない。 〔実施例4〜26、比較例3〜18〕さらに、実施例と
比較例は添付表にまとめた。
【0075】
【表4】
【0076】
【表5】
【0077】
【表6】
【0078】
【表7】
【0079】
【表8】
【0080】第2の側面 トナーの製造方法を下記に示す。 〔トナー11(黒)〕 バインダ樹脂:ポリエステル樹脂(軟化点100℃) 92重量部 色材:ブラックパールズL(キャボット社) 4重量部 帯電制御剤:BONTRON E81(オリエント化学製) 2重量部 ワックス:ビスコール660−P(三洋化成製) 2重量部 上記組成物をボールミルにより混合攪拌し、140℃に
加熱したエクストルーダで溶融混練し、冷却固化したの
ち、粉砕機で粗粉砕し、さらに、ジェットミルで細粉砕
した。得られた微粉末を風力分級機で分級して5〜20
μmのトナーを得た。 〔トナー12(イエロー)〕 バインダ樹脂:ポリエステル樹脂(軟化点100℃) 93.5重量部 色材:ベンズイミダゾロン系顔料、Pigment Yellow 154 4重量部 帯電制御剤:BONTRON E84(オリエント化学製) 0.5重量部 ワックス・ビスコール660−P(三洋化成製) 2重量部 上記組成物をボールミルにより混合攪拌し、140℃に
加熱したエクストルーダで溶融混練し、冷却固化したの
ち、粉砕機で粗粉砕し、さらに、ジェットミルで細粉砕
した。得られた微粉末を風力分級機で分級して5〜20
μmのトナーを得た。次に、ヘンシェルミキサーを用い
て下記二酸化チタンをトナーに外添処理した。 TiO2 :1次粒子径 0.01μm 2次粒子径 0.3μm 表面処理剤 シランカップリング剤としてオクチルトリメトキシシ ラン 電気抵抗 108 Ω・cm 結晶型 アナターゼ 添加量 1wt% 他の色のトナーとして前記イエロートナーと顔料のみ変
更したトナーを試作した。 〔トナー13〕マゼンタトナー 顔料:キナクリドン系顔料 Pigment Red 122 〔トナー14〕シアントナー 顔料:銅フタロシアニン顔料 Pigment Blue 15
【0081】
【表9】
【0082】
【表10】
【0083】〔多色画像形成装置(図1)〕第1の側面
で説明した図1のものを用いた。 〔実施例31〕前記トナー11〜14を用い、前記多色
画像形成装置により、10万枚の連続フルカラー印刷を
行い、下記条件で評価した。 プリンタプロセス速度:10mm/s 印刷枚数 :10万枚 定着機(ソフトローラ) ・シリコンゴム厚 :15mm 評価基準としては表12の如く◎,○,△,×の4段階
評価とした。
【0084】
【表11】
【0085】・発色性 :鮮やかな発色性を実
現した。 ・画面印刷性が良好:エッジ効果がなく、均一にベタ画
像を形成できる。 ・環境特性 :25℃、20〜80%RHの間で環
境条件を変えても、印刷特性の変化がなく、色調も変わ
り無し。 ・トナー飛散無し :帯電不良によるトナー飛散が発生
せず、装置内のトナー汚染無し。 ・かぶり無し :帯電不良による現像時のかぶりは
発生せず。 ・画像光沢 :定着画像の平滑性に優れ、良好な
光沢度を実現。 ・耐オフセット :10万枚印刷後も、オフセットの
発生無し。 ・流動性 :トナー流動性に優れ、トナー補給
がスムーズに行える。現像・転写特性に優れる。 ・連続印刷特性 :10万枚後の印字特性に変化無
し。
【0086】その結果、上記特性を全て満足した。 〔実施例32〕前記トナー13(マゼンタトナー)にお
いて、顔料をキナクリドン系顔料からナフトール系顔料
(Pigment Red 184)に変更した以外は実施例1と同様に
10万枚の連続印刷を行った結果、実施例31と同様に
良好な特性を実現できた。 〔実施例33〕前記トナー13(マゼンタトナー)にお
いて、顔料をキナクリドン系顔料からアゾレーキ顔料
(Pigment Red 57:1)に変更した以外は実施例31と同
様に10万枚の連続印刷を行った結果、実施例31と同
様に良好な特性を実現できた。 〔実施例14〜42、比較例21〜31〕さらに、実施
例と比較例は添付表にまとめた。
【0087】
【表12】
【0088】
【表13】
【0089】
【表14】
【0090】
【表15】
【0091】第3の側面 トナーの製造方法を下記に示す。 〔トナー21(黒)〕 バインダ樹脂:ポリエステル樹脂(軟化点100℃、線状) 92重量部 色材:ブラックパールズL(キャボット社) 4重量部 帯電制御剤:BONTRON E81(オリエント化学製) 2重量部 ワックス:ビスコール660−P(三洋化成製) 2重量部 上記組成物をボールミルにより混合攪拌し、140℃に
加熱したエクストルーダで溶融混練し、冷却固化したの
ち、粉砕機で粗粉砕し、さらに、ジェットミルで細粉砕
した。得られた微粉末を風力分級機で分級して5〜20
μmのトナーを得た。さらに、ヘンシェルミキサーを用
いて下記材料をトナーに外添処理した。 疎水性シリカ:R972(日本アエロジル) 0.5重量部 〔トナー22(イエロー)〕 バインダ樹脂:ポリエステル樹脂(軟化点100℃、線状、酸価=3) 93.5重量部 色材:ベンズイミダゾロン系顔料、Pigment Yellow 154 4重量部 帯電制御剤:BONTRON E84(オリエント化学製) 0.5重量部 ワックス:ビスコール660−P(三洋化成製) 2重量部 上記組成物をボールミルにより混合攪拌し、140℃に
加熱したエクストルーダで溶融混練し、冷却固化したの
ち、粉砕機で粗粉砕し、さらに、ジェットミルで細粉砕
した。得られた微粉末を風力分級機で分級して5〜20
μmのトナーを得た。次に、ヘンシェルミキサーを用い
て下記二酸化チタンをトナーに外添処理した。 TiO2 :1次粒子径 0.01μm 2次粒子径 0.3μm 表面処理剤 シランカップリング剤としてオクチルトリメトキシシ ラン 電気抵抗 108 Ω・cm 結晶型 アテターゼ 添加量 1wt% 他の色のトナーとして前記イエロートナーと顔料のみ変
更したトナーを試作した。 〔トナー23〕マゼンタトナー 顔料:キナクリドン系顔料 Pigment Red 122 〔トナー24〕シアントナー 顔料:銅フタロシアニン顔料 Pigment Blue 15 〔トナー帯電量の測定方法〕現像剤10gを円柱型のポ
リエチレン製のビンに入れ、ボールミルにて、200rp
m で所定時間攪拌後、帯電量測定機(東芝ケミカル
(株))を用い、ブローオフ法により、帯電量を測定し
た。
【0092】本実施例の評価装置として下記のプリンタ
を用いた。 〔多色画像形成装置(図1)〕前記の通り。 〔定着機(図2)〕定着装置はヒータ21を内蔵する熱
ローラ22と加圧ローラ23から構成されており、両ロ
ーラは付帯バネ24を両サイドに設置し、熱ローラと加
圧ローラを2 kgf/cm2 で圧着している。定着オイルは
フェルト25に含浸させ、定着ローラに圧接して用い
た。熱ロール表面温度は160℃で制御した。 〔実施例51〕前記トナー1とキャリアとして、粒径6
0μmのスチレン−アクリルコートフェライトを用い、
トナー濃度5wt%で、攪拌時間を0,10,30,6
0,100,200,300,600秒の時に帯電量を
測定し、式(1)に代入した時のa,b,c,d,τの
値とχ2 、および、|q′(0)|の値を下記に示す。
【0093】a=1.07 b=0.403 c=0.00436 d=39.8 τ=25.8 χ2 =0.998(自由度ν=8−5=3の時、χ2
0.05=7.82) |q′(0)|=1.49 上記結果より、χ2 は、χ2 0.05=7.82以下であ
り、かつ、|q′(0)|が1μC/g・秒以上であ
る。
【0094】上記現像剤を、1kg作製し、上記多色画像
形成装置に入れて、10万枚の連続モノクロ印刷を行っ
た結果、トナー飛散はなく、良好な印刷特性を実現でき
た。 〔実施例52〕前記トナー22とキャリアとして、粒径
60μmのアクリルコートフェライトを用い、トナー濃
度5wt%で、攪拌時間を0,10,30,60,10
0,200,300,600秒の時に帯電量を測定し、
式(1)に代入した時のa,b,c,d,τの値と
χ2 、および、|q′(0)|の値を下記に示す。t=
0の時トナー帯電量は0であった。
【0095】a=1.99 b=0.915 c=0.00354 d=24.5 τ=8.34 χ2 =0.171(自由度ν=8−5=3の時、χ2
0.05=7.82) |q′(0)|=2.91 上記結果より、χ2 は、χ2 0.05=7.82以下であ
り、かつ、|q′(0)|が1μC/g・秒以上であ
る。
【0096】上記現像剤を、1kg作製し、上記多色画像
形成装置に入れて、10万枚の連続モノカラー印刷を行
った結果、トナー飛散はなく、良好な印刷特性を実現で
きた。 〔実施例53〕前記トナー23とキャリアとして、粒径
60μmのアクリルコートフェライトを用い、トナー濃
度5wt%で、攪拌時間を0,5,15,25,50,8
0,150,300,500,780秒の時に帯電量を
測定し、式(1)に代入した時のa,b,c,d,τの
値とχ2 、および、|q′(0)|の値を調べた。
【0097】結果、χ2 =5.1であり、かつ、|q′
(0)|=2.1μC/g・秒であり、実施例2と同様
に評価した結果、トナー飛散はなく、良好な印刷特性を
実現できた。 〔比較例31〕トナー2において、外添剤を添加しない
以外は実施例52と同様に評価した結果、|q′(0)
|が0.4μC/g・秒であり、帯電速度が遅く、トナ
ー飛散が発生した。 〔比較例42〕トナー22において、外添剤を添加せ
ず、キャリアとして、100μmのノンコート鉄粉を用
いた以外は実施例52と同様に評価した結果、χ2 が8
であり、モデルと実験データとの整合性が悪く、|q′
(0)|が1.2μC/g・秒であっても、トナー飛散
が発生した。 〔比較例43〕トナー21において、バインダ樹脂とし
てアミノ変性スチレン−アクリル樹脂を用いた以外は実
施例51と同様に評価した結果、t=0において、帯電
量は0.2μC/gを示し、ホッパー内でトナーが外壁
に吸着し、良好なトナー補給ができない問題があった。 〔比較例44〕トナー22において、外添剤を添加しな
い以外は実施例52と同様に評価した結果、a+bが
0.3μC/g・秒であり、トナー飛散が発生し、か
つ、飽和帯電量(a×τ)(μC/g)が極大値(μC
/g)の70%であり、安定した印刷特性が得られなか
った。 〔比較例45〕トナー22において、粒径0.01μm
のアルミナ粉を用いた以外は実施例52と同様に評価し
た結果、aが0.3μC/g・秒であり、印刷特性が不
良であった。 〔比較例46〕トナー22において、粒径0.05μm
のアルミナ粉を用いた以外は実施例52と同様に評価し
た結果、bが0.1μC/g・秒であり、印刷特性が不
良であった。 〔比較例47〕トナー22において、粒径0.05μm
のアルミナ粉と酸化チタンを用いた以外は実施例52と
同様に評価した結果、bが2μC/g・秒であり、印刷
特性が印刷枚数に伴い変動した。 〔実施例54〕トナー22について、キャリアとして4
0μmのフェライトキャリアを用いた場合、|q′
(t)|が0になるときの時間をtr0とした時、tr0
30秒程度であり、速く飽和帯電量に達し、安定した印
刷特性を実現した。 〔実施例35〕トナー24について、外添剤の添加量を
0.5wt%とし、キャリアとして50μmのフェライト
キャリアを用いた場合、|q′(t)|が0になるとき
の時間をtr0とした時、tr0が180秒程度であり、速
く飽和帯電量に達し、安定した印刷特性を実現した。 〔比較例48〕トナー24について、外添剤の添加を0
wt%とし、キャリアとして50μmのフェライトキャリ
アを用いた場合、|q′(t)|が0になるときの時間
をtr0とした時、tr0が250秒程度であり、トナー飛
散が発生した。 〔実施例56〕実施例52で用いた現像剤について、飽
和帯電量(a×τ)(μC/g)が極大値(μC/g)
の90%であり、安定した印刷特性を実現した。 〔実施例57〕実施例52で用いた現像剤について、環
境条件が25℃において、20〜80%RHと変動した
時、下記の項目について、測定した結果、 χ2 の変動が±8% |q′(0)|の変動が5% aの変動が±7% bの変動が±3% 帯電量の極大値と飽和帯電量の差が±6% てあり、環境変動に伴う、印刷特性の経銅は見られず、
良好であった。 〔比較例49〕トナー24について、外添剤の添加を0
wt%とし、キャリアとして50μmのエポキシコートフ
ェライトキャリアを用いた場合、環境条件が25℃にお
いて、20〜80%RHと変動した時、下記の項目につい
て、測定した結果 χ2 の変動が±15% |q′(0)|の変動が12% aの変動が±11% bの変動が±13% 帯電量の極大値と飽和帯電量の差が±50% 飽和帯電量(aτ)と帯電量の極大値の差の変動が
20% であり、環境変動に伴う印刷特性の変化が大きい問題が
発生した。 〔比較例50〕トナー24について、外添剤の添加を0
wt%とし、キャリアとして50μmのエポキシコートフ
ェライトキャリアを用いた場合、飽和帯電量(aτ)と
帯電量の極大値の差が大きく、印刷枚数に伴い、画像特
性が変動した。
【図面の簡単な説明】
【図1】多色画像形成装置を示す。
【図2】セミソフトロール定着機を示す。
【図3】ソフトロール定着機を示す。
【符号の説明】
21…ヒータ 22…熱ローラ 23…加圧ローラ 24…バネ 25…フェルト 26…シリコーンゴム 27…フッ素樹脂
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 103 G03G 9/08 371 374 (72)発明者 田中 知明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 猿渡 紀男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 荻野 健 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ基材表面に厚さ2〜30mmのシリ
    コンゴムを被覆しかつその表面をフッ素樹脂で被覆して
    成るセミソフトローラを用いて熱定着する工程を含む多
    色電子写真法による画像形成方法において、カラートナ
    ーのバインダ樹脂がアルコール成分と酸成分から成り、
    前記アルコール成分が2価アルコールであり、かつ、前
    記酸成分が多価カルボン酸と下記一般式 【化1】 (式中のR1 ,R2 ,R3 は炭素数6〜24の飽和もし
    くは不飽和の炭化水素基である)で示される2価カルボ
    ン酸及びその無水物から選ばれる少なくとも1種からな
    るポリエステル樹脂であることを特徴とする多色電子写
    真による画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記多価カルボン酸がテレフタル酸、も
    しくは、その無水物を含有する請求項1記載の画像形成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記多価カルボン酸がトリメリット酸、
    もしくは、その無水物を含有する請求項1記載の画像形
    成方法。
  4. 【請求項4】 前記2価アルコールが下記一般式で表さ
    れる請求項1記載の画像形成方法。 【化2】 (式中R3 は炭素数2〜4のアルキレン基であり、その
    和の平均値は2〜16である)
  5. 【請求項5】 前記式(I)または式(II)で表される
    2価カルボン酸もしくはその無水物が酸成分中の10〜
    80モル%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記ポリエステル樹脂のクロロホルム不
    溶分が前記ポリエステル樹脂中の20wt%以下である請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記バインダ樹脂が前記ポリエステル樹
    脂と線状ポリエステル樹脂を混合して含む請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 バインダ樹脂と帯電制御剤と着色剤と外
    添剤からなるイエロートナー、マゼンタトナー、シアン
    トナーの3色、又は、前記3色トナーおよび黒トナーを
    用いて多色電子写真法により、ヒートロール定着で画像
    を形成する画像形成方法において、 該イエロートナーは着色材として用いるイエロー顔料が
    ベンズイミダゾロン系顔料であり、前記イエロートナー
    中に平均粒径1μm以下で分散し、かつ、外添剤として
    シランカップリング剤で表面処理した二酸化チタン粉末
    を用いたトナーであり、 該マゼンタトナーは着色材として用いるマゼンタ顔料が
    前記マゼンタトナー中に平均粒径1μm以下で分散し、
    かつ、外添剤としてシランカップリング剤で表面処理し
    た二酸化チタン粉末を用いたトナーであり、 該シアントナーは着色材として用いるシアン顔料が前記
    シアントナー中に平均粒径1μm以下で分散し、かつ、
    外添剤としてシランカップリング剤で表面処理した二酸
    化チタン粉末を用いたトナーであり、且つ、 該帯電制御剤がカリックスアレン化合物であることを特
    徴とする多色電子写真法による画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記マゼンタ顔料がナフトール系顔料で
    ある請求項8記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記シアン顔料が銅フタロシアニン顔
    料である請求項8記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記二酸化チタン粉末の一次粒子の平
    均粒径が0.001〜0.1μmであり、かつ、トナー
    表面に付着している状態での前記二酸化チタン粉末の平
    均粒径が1.0μm以下である請求項8記載の画像形成
    方法。
  12. 【請求項12】 前記二酸化チタン粉末の電気抵抗が1
    ×106 〜1×10 12Ω・cmである請求項11記載の画
    像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記二酸化チタン粉末の結晶型がアナ
    ターゼである請求項12記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記二酸化チタン粉末のコーティング
    剤として用いたシランカップリング剤がnブチルトリメ
    トキシシランである請求項8〜13のいずれか1項に記
    載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記二酸化チタン粉末の添加量がトナ
    ー中の0.1〜2.0wt%である請求項8〜14のいず
    れか1項に記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 請求項8〜15のいずれか1項に記載
    のカラートナーを用いる請求項1記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 トナーと磁性キャリアから成る2成分
    現像剤において、攪拌時間t(秒)に対するトナー帯電
    量|q(t)|(μC/g)を0秒と0〜30秒、30
    〜60秒、60〜120秒、120〜300秒の間で各
    1個測定したデータを含む6ポイント以上測定したデー
    タ(n個)を次式(1) |q(t)|=aτ−bτ・exp(−ct)/(cτ−1) −d・exp(−t/τ) …(1) で示される式に代入し、最小二乗法により、定数a,
    b,c,d,τを求めた時、自由度(ν=n−5)のχ
    2 分布において、 【化3】 χ2 がα=0.05の値χ2 0.05以下であり、かつ、下
    記式(2) |q′(0)|=bcτ/(cτ−1)+d/τ …(2) で示される|q′(0)|が1μC/g・秒以上である
    現像剤を用いることを特徴とする電子写真現像方法。
  18. 【請求項18】 前記2成分現像剤において、攪拌時間
    に対するトナー帯電量を0秒、0〜10秒、10〜20
    秒、20〜30秒、30〜60秒、60〜120秒、1
    20〜240秒、240〜480秒、480〜720
    秒、720〜920秒の間で測定したデータ10個を前
    記式(1)に代入し、最小二乗法により、定数a,b,
    c,d,τを求めた時、χ2 検定において、χ2 がχ2
    0.05=11.07以下であり、かつ、|q′(0)|が
    1μC/g・秒以上である現像剤を用いる請求項17記
    載の現像方法。
  19. 【請求項19】 前記2成分現像剤において、t=0の
    時のトナー帯電量が0である現像剤である請求項17又
    は18記載の現像方法。
  20. 【請求項20】 前記式(1)で示されるa,bにおい
    て、a+bが1μC/g・秒以上である現像剤を用いる
    請求項17,18又は19記載の現像方法。
  21. 【請求項21】 前記式(1)で示されるaが0.5μ
    C/g・秒以上である現像剤を用いる請求項17〜20
    のいずれか1項に記載の現像方法。
  22. 【請求項22】 前記式(1)で示されるbが0.2〜
    2μC/g・秒である現像剤を用いる請求項17〜21
    のいずれか1項に記載の現像方法。
  23. 【請求項23】 式(1)を微分した下記式(3) |q′(t)|=bcτ/〔(cτ−1)・exp(ct)〕 +d/〔τ・exp(t/τ)〕 …(3) において、|q′(t)|が0になるときの時間をtr0
    とした時、tr0が200秒以下である現像剤を用いる請
    求項17〜22のいずれか1項に記載の現像方法。
  24. 【請求項24】 飽和帯電量(a×τ)(μC/g)が
    極大値(μC/g)の80%以上である請求項17〜2
    3のいずれか1項に記載の現像方法。
  25. 【請求項25】 環境条件が25℃において、20〜8
    0%RHと変動した時、前記式(2)においてq′(t)
    が負になるときの時間をth0とした時、th0が0.9〜
    1.1×tr0である現像剤を用いる請求項17〜24の
    いずれか1項に記載の現像方法。
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