JP2002148867A - トナーバインダー - Google Patents

トナーバインダー

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JP2002148867A
JP2002148867A JP2001260536A JP2001260536A JP2002148867A JP 2002148867 A JP2002148867 A JP 2002148867A JP 2001260536 A JP2001260536 A JP 2001260536A JP 2001260536 A JP2001260536 A JP 2001260536A JP 2002148867 A JP2002148867 A JP 2002148867A
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JP
Japan
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acid
toner binder
diol
toner
bisphenol
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Application number
JP2001260536A
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English (en)
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Katsumi Masuda
克巳 増田
Hisato Kawakami
寿人 川上
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性ならびに色調に優れ、かつ低温定着性
と耐ホットオフセット性に優れたポリエステル系トナー
バインダーを提供する。 【解決手段】 ポリオール成分(1)とポリカルボン酸
成分(2)を重縮合してなるポリエステルからなるトナ
ーバインダーにおいて、該ポリエステルの重縮合触媒が
ジオール(A)のチタン酸エステルからなり、ジオール
(A)の少なくとも一部が3以上の炭素数を有するジオ
ール(a)であることを特徴とするトナーバインダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真、静電記
録、静電印刷などに用いられる乾式トナー用のトナーバ
インダーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式トナーに用いられるトナーバインダ
ーには、熱ロール温度が低くてもトナーが定着できるこ
と(低温定着性)と、高い熱ロール温度でもトナーが熱
ロールに融着しないこと(耐ホットオフセット性)とい
う相反する性能を満たすことが求められている。従来、
トナーバインダーとしては、スチレンアクリル樹脂、ポ
リエステル、エポキシ樹脂などが用いられているが、低
温定着性に優れることから、ポリエステルが多用されつ
つある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来このトナーバイン
ダー用のポリエステルを製造する際の重縮合触媒として
は、ジブチル錫オキサイドなどの錫系触媒、および3酸
化アンチモンなどのアンチモン触媒などが一般的に使用
されている。しかし、これらの化合物は、近年、環境ホ
ルモンなどの安全性の問題が生じている。上記化合物以
外のポリエステル触媒としては、チタン酸テトライソプ
ロピル、チタン酸テトラブチル、オルトチタン酸ジイソ
プロピルなどのチタン酸エステルが知られている。しか
しながら、従来知られているチタン酸エステル触媒はポ
リエステル化の際に生成する水により失活するため高重
合度のポリエステルが得られない問題があるとともに、
得られたポリエステルが着色するためカラートナー用に
使用し難い問題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、安全性な
らびに色調に優れ、かつ低温定着性と耐ホットオフセッ
ト性に優れたポリエステル系トナーバインダーを開発す
べく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本
発明は、ポリオール成分(1)とポリカルボン酸成分
(2)を重縮合してなるポリエステルからなるトナーバ
インダーにおいて、該ポリエステルの重縮合触媒がジオ
ール(A)のチタン酸エステルからなり、ジオール
(A)の少なくとも一部が3以上の炭素数を有するジオ
ール(a)であることを特徴とするトナーバインダーで
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。本発明
のトナーバインダーであるポリエステルにおいては、重
縮合触媒はジオール(A)のチタン酸エステルからな
り、ジオール(A)の少なくとも一部が3以上の炭素数
を有するジオール(a)である。3以上の炭素数を有す
るジオール(a)としては、アルキレングリコール
(1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ドデカンジオールなど);アルキレンエー
テルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4-
シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノール
A、水素添加ビスフェノールFなど);ビスフェノール
類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノ
ールSなど);上記脂環式ジオールの炭素数2〜18の
アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイ
ド、α−オレフィンオキサイドなど)付加物;上記ビス
フェノール類の炭素数2〜18のアルキレンオキサイド
(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド、スチレンオキサイド、α−オレフィンオ
キサイドなど)付加物などが挙げられる。アルキレンオ
キサイドの付加モル数は通常1〜10モル、好ましくは
1〜5モルである。これらのうち好ましいものは、6以
上の炭素数を有するジオールであり、さらに好ましいも
のはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物及
び脂環式ジオールであり、特に好ましいものはビスフェ
ノール類のエチレンオキサイド付加物及びビスフェノー
ル類のプロピレンオキサイド付加物である。
【0006】ジオール(A)として、3以上の炭素数を
有するジオール(a)の他、エチレングリコール(b)
を併用することが好ましい。(a)と(b)のモル比
は、通常25:75〜100:0、好ましくは40:6
0〜100:0、さらに好ましくは50:50〜90:
10である。(a)の比率が高いほうが、触媒活性が高
く、また得られたポリエステルの着色が少ない点で好ま
しいが、(b)を含有させることで触媒が水により失活
しにくくなる点で好ましい。
【0007】本発明に用いる縮合触媒の具体例として
は、以下のものなどが挙げられる。 (1)ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物の
チタン酸エステル (2)ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物
のチタン酸エステル (3)ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物/
エチレングリコール混合物(モル比;75/25)のチ
タン酸エステル (4)ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物/
エチレングリコール混合物(モル比;50/50)のチ
タン酸エステル (5)ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物
/エチレングリコール混合物(モル比;75/25)の
チタン酸エステル (6)ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物
/エチレングリコール混合物(モル比;50/50)の
チタン酸エステル
【0008】本発明に用いるチタン酸エステル縮合触媒
の製造方法としては以下の方法などが挙げられる。脱水
したジオール(A)に20〜100℃でチタン酸の低級
モノアルコールエステル(たとえばチタン酸テトライソ
プロピルなど)を加え、エステル交換反応により生成す
る低級アルコール(たとえばイソプロパノールなど)を
常圧または減圧下に留去することで、本発明に用いるチ
タン酸エステル縮合触媒が得られる。ジオール(A)と
チタン酸の低級モノアルコールエステルのモル比は、通
常20/1〜 1/1であり、好ましくは12/1〜2
/1である。
【0009】本発明のポリエステルを構成するポリオー
ル成分(1)としては、ジオール(1-1)、3価以上の
ポリオール(1-2)およびその低級アルカン酸エステル
(酢酸エステルなど)などが挙げられる。ジオール(1
-1)としては、アルキレングリコール(エチレングリコ
ール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ドデカンジオールなど);アルキレン
エーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール
(1,4-シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェ
ノールA、水素添加ビスフェノールFなど);ビスフェ
ノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビス
フェノールSなど);上記脂環式ジオールの炭素数2〜
18のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオ
キサイド、α−オレフィンオキサイドなど)付加物;上
記ビスフェノール類の炭素数2〜18のアルキレンオキ
サイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、α−オレフ
ィンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。アルキ
レンオキサイドの付加モル数は通常1〜10モル、好ま
しくは1〜5モルである。これらのうち好ましいもの
は、炭素数2〜18のアルキレングリコール、ビスフェ
ノール類のアルキレンオキサイド付加物、脂環式ジオー
ルであり、さらに好ましいものはビスフェノール類のア
ルキレンオキサイド付加物、水素添加ビスフェノール
A、水素添加ビスフェノールF、およびこれらと他の少
量のジオールの併用であり、特に好ましいものはビスフ
ェノール類のエチレンオキサイド付加物、ビスフェノー
ル類のプロピレンオキサイド付加物およびこれらと他の
少量のジオールの併用である。3価以上のポリオール
(1-2)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪
族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トールなど);トリスフェノール類(トリスフェノール
PAなど);ノボラック樹脂(フェノールノボラック、
クレゾールノボラックなど);上記トリスフェノール類
の炭素数2〜18のアルキレンオキサイド付加物;上記
ノボラック樹脂の炭素数2〜18のアルキレンオキサイ
ド付加物などが挙げられる。アルキレンオキサイドの付
加モル数は通常1〜10モル、好ましくは1〜5モルで
ある。これらのうち好ましいものは、3〜8価またはそ
れ以上の多価脂肪族アルコールおよびノボラック樹脂の
アルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいもの
はノボラック樹脂のアルキレンオキサイド付加物であ
る。
【0010】ポリエステルを構成するポリカルボン酸成
分(2)としては、ジカルボン酸(2-1)、3価以上の
ポリカルボン酸(2-2)およびその酸無水物または低級
アルコールエステル(メチルエステル、エチルエステ
ル、イソプロピルエステル、エチレングリコールエステ
ルなど)が挙げられる。これらのうち、ジカルボン酸
(2-1)、(2-1)の酸無水物およびこれらと少量の他
のポリカルボン酸の併用が好ましい。ジカルボン酸(2
-1)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカル
ボン酸、オクタデカンジカルボン酸、ドデセニルコハク
酸、ペンタデセニルコハク酸、オクタデセニルコハク
酸、ダイマー酸など);アルケニレンジカルボン酸(マ
レイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好まし
いものは、炭素数4〜50のアルキレンジカルボン酸、
炭素数4〜50のアルケニレンジカルボン酸、炭素数8
〜20の芳香族ジカルボン酸およびこれらの併用であ
り、さらに好ましいものは、炭素数4〜50のアルキレ
ンジカルボン酸、炭素数8〜20の芳香族ジカルボン
酸、およびこれらと炭素数4〜50のアルキレンジカル
ボン酸の併用であり、より好ましいものは、炭素数16
〜50のアルケニルコハク酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、マレイン酸、フマル酸およびこれらの併用であ
り、特に好ましいものはテレフタル酸、マレイン酸およ
びフマル酸である。3価以上のポリカルボン酸(2-2)
としては、炭素数9〜20の芳香族ポリカルボン酸(ト
リメリット酸、ピロメリット酸など)、不飽和カルボン
酸のビニル重合物(スチレン/マレイン酸共重合物、ス
チレン/アクリル酸共重合物、α−オレフィン/マレイ
ン酸共重合物、スチレン/フマル酸共重合物など)など
が挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数9
〜20の芳香族ポリカルボン酸であり、特に好ましいも
のはトリメリット酸である。
【0011】また、(1)、(2)とともにヒドロキシ
カルボン酸(3)を共重合することもできる。ヒドロキ
シカルボン酸(3)としては、ヒドロキシステアリン
酸、硬化ヒマシ油脂肪酸などが挙げられる。ポリオール
とポリカルボン酸の比率は、水酸基[OH]とカルボキシ
ル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通
常2/1〜1/2、好ましくは1.5/1〜1/1.
5、さらに好ましくは1.4/1〜1/1.4である。
3価以上のポリオールおよび3価以上のポリカルボン酸
の比率は、必要とされるポリエステルの軟化点、分子量
によって適宜選択すればよい。
【0012】チタン酸エステル縮合触媒の使用量は、ポ
リエステルを構成するポリオール成分、ポリカルボン酸
成分の合計に対して、通常0.01〜3重量%、好まし
くは0.05〜2重量%、さらに好ましくは0.1〜1
重量%である。
【0013】ポリエステルのガラス転移点は、通常30
〜80℃であり、好ましくは45〜75℃、さらに好ま
しくは、50〜70℃である。Tgが30℃以上である
ほうが耐熱保存性の観点から好ましく、80℃以下であ
るほうが低温定着性の観点から好ましい。ポリエステル
の水酸基価は、通常70mgKOH/g以下、好ましくは5〜
50mgKOH/g、さらに好ましくは8〜45mgKOH/gであ
る。水酸基価が小さいほうが環境安定性および帯電量が
向上する点で好ましい。ポリエステルの酸価は、通常0
〜50mgKOH/g、好ましくは1〜40mgKOH/g、さらに好
ましくは5〜35mgKOH/gである。酸価が小さいほうが
環境安定性が向上するが、適度の酸価を有しているほう
が帯電の立ち上がりが向上するとともに、耐ホットオフ
セット性が向上する点で好ましい。また、ポリエステル
は架橋にともなうテトラヒドロフラン(THF)不溶分
を含有しているほうが耐ホットオフセット性が向上する
点で好ましいが、THF不溶分を含有すると画像の光沢
が低下する。従って、画像の光沢を必要としない用途
(たとえば白黒用)にはTHF不溶分を含有するものが
好ましく、画像の光沢を必要とするフルカラー用途には
THF不溶分を含有しないのは好ましい。THF不溶分
を含有させる場合のTHF不溶分は、通常5重量%以
上、好ましくは10重量%以上、さらに好ましくは15
〜70重量%、特に好ましくは20〜60重量%であ
る。THF不溶分を含有させる場合のポリエステルの軟
化点は、通常120℃以上であり、好ましくは125〜
200℃、より好ましくは130〜180℃である。1
20℃以上にすることで耐ホットオフセット性が向上す
る。THF不溶分を含有させない場合のポリエステルの
軟化点は、通常80〜130℃であり、好ましくは80
〜120℃、さらに好ましくは、90〜110℃であ
る。THF不溶分を含有させない場合のポリエステルの
重量平均分子量は、通常2,000〜200,000、
好ましくは、3,000〜50,000、さらに好ましく
は4,000〜30,000である。また、ポリエステル
として、分子量または軟化点の異なる2種のポリエステ
ルを混合することもできる。2種を混合することでより
低温定着性と耐ホットオフセット性の両立が向上する点
で好ましい。
【0014】本発明のポリエステルの具体例としては、
以下のものなどが挙げられる。 (1)ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物/テレフタル酸重縮合物 (2)ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
/テレフタル酸/無水トリメリット酸重縮合物 (3)ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
/ビスフェノールAエチレンオキサイド4モル付加物/
テレフタル酸重縮合物 (4)ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物/ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
/テレフタル酸/フマル酸/無水トリメリット酸重縮合
物 (5)ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物/ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
/フェノールノボラックのエチレンオキサイド付加物/
テレフタル酸/無水トリメリット酸重縮合物 (6)ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物/フェノールノボラックのプロピレンオキサイド付加
物/テレフタル酸/無水ドデセニルコハク酸/無水トリ
メリット酸重縮合物
【0015】本発明のトナーバインダーの製造方法とし
ては以下の方法などが挙げられる。縮合触媒であるジオ
ール(A)のチタン酸エステルの存在下に、ポリオール
成分(1)とポリカルボン酸成分(2)を混合し、窒素
などの不活性気流下に150〜280℃に加熱し、脱水
縮合することで得られる。反応末期の反応速度を向上さ
せるために減圧にすることも有効である。縮合触媒の使
用量は前述の通り、通常0.01〜3重量%、好ましく
は0.05〜2重量%、さらに好ましくは0.1〜1重
量%である。また、必要により他の公知の縮合触媒、た
とえばテトラブトキシチタネート、酢酸ジルコニウム、
酢酸亜鉛、3酸化アンチモンなどを、本発明の縮合触媒
[ジオール(A)のチタン酸エステル]の重量に基づい
て2〜400重量%の範囲で併用することもできる。
【0016】本発明のトナーバインダーにおいて、トナ
ー中のバインダーの含有量は通常30〜98重量%、好
ましくは35〜96重量%である。本発明のトナーバイ
ンダーは、着色剤および必要により離型剤、荷電制御剤
などの種々の添加剤等を混合し、乾式トナーとして用い
られる。着色剤としては公知の染料、顔料および磁性粉
を用いることができる。具体的には、カーボンブラッ
ク、スーダンブラックSM、ファーストイエロ−G、ベ
ンジジンイエロー、ピグメントイエロー、インドファー
ストオレンジ、イルガシンレッド、バラニトアニリンレ
ッド、トルイジンレッド、カーミンFB、ピグメントオ
レンジR、レーキレッド2G、ローダミンFB、ローダ
ミンBレーキ、メチルバイオレットBレーキ、フタロシ
アニンブルー、ピグメントブルー、プリリアントグリー
ン、フタロシアニングリーン、オイルイエローGG、カ
ヤセットYG、オラゾールブラウンB、オイルピンクO
P、マグネタイト、鉄黒などが挙げられる。トナー中の
着色剤の含有量は、染料または顔料を使用する場合は、
通常2〜15重量%であり、磁性粉を使用する場合は、
通常20〜70重量%である。離型剤としては公知のも
のが使用でき、例えばポリオレフィンワッックス(ポリ
エチレンワックス、ポリプロピレンワックスなど);長
鎖炭化水素(パラフィンワッックス、サゾールワックス
など);カルボニル基含有ワックス(カルナバワック
ス、モンタンワックス、ジステアリルケトンなど)など
が挙げられる。トナー中の離型剤の含有量は通常0〜1
0重量%であり、好ましくは1〜7重量%である。荷電
制御剤としては、公知のものすなわち、ニグロシン染
料、4級アンモニウム塩化合物、4級アンモニウム塩基
含有ポリマー、含金属アゾ染料、サリチル酸金属塩、ス
ルホン酸基含有ポリマー、含フッソ系ポリマー、ハロゲ
ン置換芳香環含有ポリマーなどが挙げられる。トナー中
の荷電制御剤の含有量は通常0〜5重量%である。さら
に、流動化剤を使用することもできる。流動化剤として
は、コロイダルシリカ、アルミナ粉末、酸化チタン粉
末、炭酸カルシウム粉末など公知のものを用いることが
できる。乾式トナーの製造法としては、公知の混練粉砕
法などが挙げられる。上記トナー成分を乾式ブレンドし
た後、溶融混練され、その後、ジェットミルなどを用い
て微粉砕し、さらに風力分級し、粒径が通常2〜20μ
mの粒子として得られる。
【0017】本発明のトナーバインダーを用いた乾式ト
ナーは必要に応じて鉄粉、ガラスビーズ、ニッケル粉、
フェライト、マグネタイト、および樹脂(アクリル樹
脂、シリコーン樹脂など)により表面をコーティングし
たフェライトなどのキャリアー粒子と混合されて電気的
潜像の現像剤として用いられる。また、キャリア粒子の
かわりに帯電ブレードなどの部材と摩擦し、電気的潜像
を形成することもできる。次いで、公知の熱ロール定着
方法などにより支持体(紙、ポリエステルフィルムな
ど)に定着して記録材料とされる。
【0018】以下実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下、部
は重量部を示す。
【0019】
【実施例】実施例および比較例で得られたトナーバイン
ダーの性質の測定法を次に示す。 1.酸価および水酸基価 JIS K0070に規定の方法。なお、試料に架橋に
ともなう溶剤不溶分がある場合は、以下の方法で溶融混
練後のものを試料として用いた。 混練装置 : 東洋精機(株)製 ラボプラストミル
MODEL30R150 混練条件 : 130℃、70rpmにて30分 2.ガラス転移点(Tg) ASTM D3418−82に規定の方法(DSC
法)。 装置:セイコー電子工業(株)製 DSC20,SSC
/580 3.分子量 THF可溶分をゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)で測定。GPCによる分子量測定の条件は
以下の通りである。 装置 : 東ソー(株)製 HLC−8120 カラム : TSK GEL GMH6 2本 (東
ソー(株)製) 測定温度 : 25℃ 試料溶液 : 0.25重量%のテトラヒドロフラン
(THF)溶液 溶液注入量: 200μl 検出装置 : 屈折率検出器 なお、分子量校正曲線は標準ポリスチレンを用いて作成
した。 4.テトラヒドロフラン(THF)不溶分 試料0.5gに50mlのTHFを加え、3時間撹拌還
流させる。冷却後、グラスフィルターにて不溶分をろ別
し、80℃で3時間減圧乾燥する。グラスフィルター上
の樹脂分の重量と試料の重量比から、不溶分を算出す
る。 5.軟化点の測定 フローテスターを用いて、下記条件で等速昇温し、その
流出量が1/2になる温度をもって軟化点とした。 装置 : (株)島津製作所製 フローテスター
CFT−500 荷重 : 20kg ダイ : 1mmΦ−1mm 昇温速度 : 6℃/min.
【0020】実施例1 [縮合触媒の合成]冷却管、撹拌機および窒素導入管の
付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド2モル付加物704部(2.23モル)およびエチレ
ングリコール267部(4.30モル)を入れ、100
℃にて溶解した。その後200mmHgに減圧し、脱水
した。次いで、50℃まで冷却後、窒素気流下テトライ
ソプロピルチタネート184部(0.647モル;ジオ
ールとのモル比=1:10)を加え、50℃で、徐々に
減圧し、生成するイソプロピルアルコールを留去しなが
らエステル交換反応を進めた。20mmHgに到達し、
イソプロピルアルコールの留出がなくなった時点で取り
出し、チタン酸エステル(1)を得た。 [トナーバインダーの合成]冷却管、撹拌機および窒素
導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレン
オキサイド2モル付加物729部、テレフタル酸318
部および縮合触媒としてチタン酸エステル(1)2部を
入れ、230℃で窒素気流下に生成する水を留去しなが
ら12時間反応させた。次いで5〜20mmHgの減圧
下に反応させ、酸価が1になった時点で180℃に冷却
し、無水トリメリット酸27部を加え、常圧密閉下1時
間反応させた。その後取り出して本発明のトナーバイン
ダー(1)を得た。トナーバインダー(1)は淡黄褐色
の樹脂であり、酸価16、水酸基価29、Tgは64
℃、重量平均分子量は10500であった。
【0021】比較例1 [トナーバインダーの合成]縮合触媒をテトラブトキシ
チタネートに変える以外は実施例1と同様に反応させ
た。触媒失活のために反応が途中で停止してしまい、生
成水が留出しなくなる問題が生じたため、反応途中でテ
トラブトキシチタネートを5回追加したが、酸価1まで
反応させることができず、トナーバインダーは得られな
かった。また、反応物は紫褐色に強く着色していた。
【0022】比較例2 [トナーバインダーの合成]縮合触媒をチタン酸エチレ
ングリコールエステルに変える以外は実施例1と同様に
反応させた。反応速度が遅かったため、反応時間は24
時間とした。得られた樹脂を比較トナーバインダー(C
2)とする。比較トナーバインダー(C1)は強い紫褐
色に着色した樹脂であり、酸価18、水酸基価36、T
g62.5℃、重量平均分子量は9000であった。
【0023】実施例2 [縮合触媒の合成]冷却管、撹拌機および窒素導入管の
付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサ
イド2モル付加物970部(2.70モル)およびエチ
レングリコール20部(0.32モル)を入れ、80℃
にて溶解した。その後、120℃まで昇温し、200m
mHgに減圧し、脱水した。次いで、50℃まで冷却
後、窒素気流下テトライソプロピルチタネート198部
(0.701モル;ジオールとのモル比1:4.3)を
加え、50℃で、徐々に減圧し、生成するイソプロピル
アルコールを留去しながらエステル交換反応を進めた。
20mmHgに到達し、イソプロピルアルコールの留出
がなくなった時点で取り出し、チタン酸エステル(2)
を得た。 [トナーバインダーの合成]冷却管、撹拌機および窒素
導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレン
オキサイド2モル付加物467部、ビスフェノールAプ
ロピレンオキサイド2モル付加物331部、テレフタル
酸69部および縮合触媒としてチタン酸エステル(2)
3部を入れ、230℃で窒素気流下に生成する水を留去
しながら8時間反応させた。次いで、フマル酸189部
を加え、200℃で窒素気流下に生成する水を留去しな
がら8時間反応させた。その後、180で5〜20mm
Hgの減圧下にさらに反応させ、酸価が1になった時点
で無水トリメリット酸26部を加え、常圧密閉下1時間
反応させた。その後取り出して本発明のトナーバインダ
ー(2)を得た。トナーバインダー(2)は淡黄褐色の
樹脂であり、酸価16、水酸基価32、Tgは59℃、
重量平均分子量は14100であった。
【0024】評価例1、2および比較評価例2 本発明のトナーバインダー(1)、(2)または比較ト
ナーバインダー(C2)を100部、カルナバワックス
5部およびイエロー顔料(クラリアント(株)製tone
r yellow HG VP2155)4部を下記の
方法でトナー化した。まず、ヘンシェルミキサ(三井三
池化工機(株)製 FM10B)を用いて予備混合した
後、二軸混練機((株)池貝製 PCM−30)で混練し
た。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット(日本ニ
ューマチック工業(株)製)を用いて微粉砕した後、気流
分級機(日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I)
で分級し粒径d50が8μmのトナー粒子を得た。つい
で、トナー粒子100部にコロイダルシリカ(アエロジ
ルR972:日本アエロジル製)0.5部をサンプルミ
ルにて混合して、トナー(1)、(2)および比較トナ
ー(C2)を得た。評価結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】[評価方法] 光沢発現温度(GLOSS) 市販カラー複写機(CLC−1;キヤノン製)の定着装
置を用いて定着評価した。定着画像の60゜光沢が10
%以上となる定着ロール温度をもって光沢発現温度とし
た。 ホットオフセット発生温度(HOT) 上記GLOSSと同様に定着評価し、定着画像へのホッ
トオフセットの有無を目視評価した。ホットオフセット
が発生した定着ロール温度をもってホットオフセット発
生温度とした。 色調 上記GLOSSと同様にしてOHPフィルム上に現像、
定着し、オーバヘッドプロジェクターにて定着画像を透
写し、その色調を目視判定した。
【0027】実施例3 [トナーバインダーの合成]冷却管、撹拌機および窒素
導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレ
ンオキサイド2モル付加物309部、ビスフェノールA
プロピレンオキサイド3モル付加物437部、フェノー
ルノボラック(平均重合度約5)のエチレンオキサイド
5モル付加物21部テレフタル酸121部、フマル酸7
4部および縮合触媒としてチタン酸エステル(2)3部
を入れ、210℃で窒素気流下に生成する水を留去しな
がら10時間反応させた後、チタン酸エステル(2)2
部を追加し、5〜20mmHgの減圧下に反応させ、酸
価が2以下になるまで反応させた。次いで、無水トリメ
リット酸87部を加え、常圧下に1時間反応させた後、
20〜40mmHgの減圧下に反応させ軟化点が140
℃になった時点で取り出して、本発明のトナーバインダ
ー(3)を得た。トナーバインダー(3)のTHF不溶
分は20%、酸価24、水酸基価22、Tgは61℃、
THF可溶分のピークトップ分子量は6000であっ
た。
【0028】評価例3 本発明のトナーバインダー(3)100部に対して、カ
ーボンブラックMA−100(三菱化学(株)製)8部、
カルナバワックス5部、荷電制御剤T−77(保土谷化
学(製))1部を加え評価例1と同様にトナー化し、粒径
d50が9μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒
子100部にコロイダルシリカ(アエロジルR972:
日本アエロジル製)0.3部をサンプルミルにて混合し
て、トナー(3)を得た。評価結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】[評価方法] 最低定着温度(MFT) 市販複写機(AR5030;シャープ製)を用いて現像
した未定着画像を、市販複写機(AR5030;シャー
プ製)の定着機を用いて評価した。定着画像をパットで
擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる定着ロ
ール温度をもって最低定着温度とした。 ホットオフセット発生温度(HOT) 上記MFTと同様に定着評価し、定着画像へのホットオ
フセットの有無を目視評価した。ホットオフセットが発
生した定着ロール温度をもってホットオフセット発生温
度とした。 顔料分散性 トナーの誘電正接(tanδ)を測定し、これを顔料分
散性の指標とした。 誘電正接測定条件 装置 : 安藤電気(株)製 TR−1100型誘
電体損測定装置 電極 : 安藤電気(株)製 SE−43型 粉体
電極 測定周波数:1kHz
【0031】本発明のトナーバインダーおよびその製造
方法は以下の効果を奏する。 1.安全性に不安のある錫、アンチモンなどの化合物を
含有せず、安全性に優れる。 2.着色が少なく、カラートナーにした場合の色調に優
れる。 3.低温定着性と耐ホットオフセット性のいずれにも優
れる。 4.顔料分散性に優れ、帯電特性に優れる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール成分(1)とポリカルボン酸
    成分(2)を重縮合してなるポリエステルからなるトナ
    ーバインダーにおいて、該ポリエステルの重縮合触媒が
    ジオール(A)のチタン酸エステルからなり、ジオール
    (A)の少なくとも一部が3以上の炭素数を有するジオ
    ール(a)であることを特徴とするトナーバインダー。
  2. 【請求項2】 該ポリオール成分(1)の主成分がビス
    フェノール類のアルキレンオキサイド付加物である請求
    項1記載のトナーバインダー。
  3. 【請求項3】 該ポリカルボン成分(2)の主成分がジ
    カルボン酸および/またはその無水物である請求項1ま
    たは2記載のトナーバインダー。
  4. 【請求項4】 該ジオール(a)がビスフェノール類の
    アルキレンオキサイド付加物である請求項1〜3のいず
    れか記載のトナーバインダー。
  5. 【請求項5】 該ジオール(A)が3以上の炭素数を有
    するジオール(a)とエチレングリコール(b)からな
    り、(a)と(b)のモル比が25:75〜100:0
    である請求項1〜4のいずれか記載のトナーバインダ
    ー。
  6. 【請求項6】 カラートナー用に用いられる請求項1〜
    5のいずれか記載のトナーバインダー。
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