JPH1151998A - プリント配線板の検査装置 - Google Patents

プリント配線板の検査装置

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JPH1151998A
JPH1151998A JP9208833A JP20883397A JPH1151998A JP H1151998 A JPH1151998 A JP H1151998A JP 9208833 A JP9208833 A JP 9208833A JP 20883397 A JP20883397 A JP 20883397A JP H1151998 A JPH1151998 A JP H1151998A
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Takeo Funaoka
武夫 船岡
Akio Ochi
昭夫 越智
Masahiro Kawabata
雅弘 川畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度な電極においても確実に検査可能なプ
リント配線板の検査装置を提供することを目的とするも
のである。 【解決手段】 被検査プリント配線板2に形成された複
数の電極3に対向した位置に設けた接点部4から多層状
に引出し配線された配線部21を介して設置された配線
端子8からなる検査用基板1と、検査用プレート11に
装着された配線端子8に当接する接続部19と、接点部
4を電極3に押圧する押圧部20とが上下移動自在に設
置され、接続部19と配線材8aで接続されて被検査プ
リント配線板2の電気的接続状態を測定検査する検査部
18により構成され、電極密度が高いプリント配線板の
検査が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に用いられ
るプリント配線板におけるプリント配線や電極などの電
気的接続状態を検査するプリント配線板の検査装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の検査装置を図面を
用いて説明する。図7は従来におけるプリント配線板の
検査装置の要部構成図であり、12は絶縁体でなり上下
移動自在なホルダー、9は金属材でなりホルダー12に
装着された複数の伸縮自在なスプリングプローブであ
る。
【0003】スプリングプローブ9の被検査プリント配
線板2の電極3に当接する一方の先端は円錐状であり、
他端には導体材を絶縁材で被膜し柔軟性あるいは伸縮性
のある配線材8aの一端が接続されており、その他端は
検査部18に接続されている。
【0004】被検査プリント配線板2は、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの絶縁基材5の
片面に、導体材の銅箔などでなる配線パターンや複数の
電極3などにより形成されている。
【0005】そして、被検査プリント配線板2の検査す
べき電極3の位置に、ホルダー12を降下させてスプリ
ングプローブ9の先端を弾性をもって当接させ、配線材
8aを介して接続された検査部18により被検査プリン
ト配線板2の所定個所における電気的接続状態を測定検
査するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、電極3の密度が高いプリント配線板の検
査には、細くしたスプリングプローブ9を密集して装着
する必要があり、細いスプリングプローブ9は損傷しや
すく、また複数のスプリングプローブ9を確実に弾性を
もって当接することが困難であるという課題を有してい
た。
【0007】本発明は、前記従来の課題を解決しようと
するものであり、電極密度が高いプリント配線板の検査
を確実に行える検査装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のプリント配線板の検査装置は、被検査プリン
ト配線板に形成された電極と対向した位置に接点部を、
他面に接点部から多層状に引出し配線する配線部を介し
て配線端子を設けた検査用基板と、検査用プレートに装
着され配線端子の一端と接続する伸縮自在な接続部と、
検査用基板と検査用プレートの間に装着した接点部を電
極に当接させるために押圧する押圧部とが上下移動自在
に設置され、接続部の他端が接続されて被検査プリント
配線板の電気的接続状態を測定検査する検査部からなる
構成としたものである。
【0009】本発明により、電極密度が高いプリント配
線板においても電気的接続状態を確実に検査することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、被検査プリント配線板に形成された電極と対向した
位置に接点部を、他面に接点部から多層状に引出し配線
する配線部を介して配線端子を設けた検査用基板と、検
査用プレートに装着され配線端子の一端と接続する伸縮
自在な接続部と、検査用基板と検査用プレートの間に装
着した接点部を電極に当接させるために押圧する押圧部
とが上下移動自在に設置され、接続部の他端が接続され
て被検査プリント配線板の電気的接続状態を測定検査す
る検査部からなるプリント配線板の検査装置としたもの
であり、電極密度が高いプリント配線板の検査が容易で
確実にできるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、配線端子を被検
査プリント配線板の外形の外側に位置した検査用基板上
に配置してなる請求項1に記載のプリント配線板の検査
装置としたものであり、すべての接点部を電極に押圧
し、広いスペースで配線端子と接続部を確実に接続でき
るという作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、各々2個の接続
部で対応する各配線端子と接続する構成でなる請求項1
および2に記載のプリント配線板の検査装置としたもの
であり、検査部と接続部間の配線抵抗や配線端子と接続
部間の接触抵抗を低減できるという作用を有する。
【0013】請求項4に記載の発明は、各々2個の接点
部で対向する各電極と当接する構成でなる請求項1,2
および3に記載のプリント配線板の検査装置としたもの
であり、検査部と接点部間の配線抵抗や配線端子と接続
部間の接続抵抗および接点部と電極間の接触抵抗を低減
できるという作用を有する。
【0014】請求項5に記載の発明は、先端形状が平
坦、曲面あるいは針状の1個あるいは複数の突起でなる
接点部とする請求項1,2,3および4に記載のプリン
ト配線板の検査装置としたものであり、接点部と電極と
の接触圧を高め、あるいは接続点数を増加させることが
できるという作用を有する。
【0015】請求項6に記載の発明は、突起の高さを
0.01mm以上とする請求項5に記載のプリント配線板
の検査装置としたものであり、被検査プリント配線板に
うねりがあっても検査できるという作用を有する。
【0016】請求項7に記載の発明は、弾性体の部材で
形成してなる押圧部とする請求項1〜5に記載のプリン
ト配線板の検査装置としたものであり、押圧部にうねり
があっても、表面に凹凸を有した検査用基板との接触面
を全面加圧することができるという作用を有する。
【0017】請求項8に記載の発明は、検査用基板に当
接する部分的に突起を設けてなる押圧部とする請求項7
に記載のプリント配線板の検査装置としたものであり、
押圧部の突起が被検査プリント配線板の電極部分との接
触面を加圧するという作用を有する。
【0018】請求項9に記載の発明は、密閉された流体
で形成してなる押圧部とする請求項1〜5に記載のプリ
ント配線板の検査装置としたものであり、押圧部にうね
りがあっても、表面に凹凸を有した検査用基板との接触
面を全面均一に加圧することができるという作用を有す
る。
【0019】請求項10に記載の発明は、押圧部が部分
的に突起可能の構造とする請求項9に記載のプリント配
線板の検査装置としたものであり、押圧部の突起が被検
査プリント配線板の電極部分との接触面を加圧するとい
う作用を有する。
【0020】請求項11に記載の発明は、検査用基板の
接点部以外の面部分に、対応する被検査プリント配線板
の表面の凹凸に対応させて、突起または窪みを設けてな
る請求項1〜5に記載のプリント配線板の検査装置とし
たものであり、被検査プリント配線基板上の凹凸を吸収
することができるという作用を有する。
【0021】請求項12に記載の発明は、検査用基板の
接点部をクリーニングする粘着フィルムあるいはブラシ
を付属してなる請求項1〜5,7,9に記載のプリント
配線板の検査装置としたものであり、接点部に付着した
ゴミや異物などを除去できるという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。なお、従来の技術で説明したものと同
じ構成部材には、同一の番号を付与し詳細な説明は省略
する。
【0023】図1は本発明の実施の形態におけるプリン
ト配線板の検査装置の要部断面図である。
【0024】図1において、3は電極、5は絶縁基材、
2は被検査プリント配線板である。1は検査用基板であ
り、片面に銅箔などの導体材でなる配線パターン7を形
成し、内部に銅、ニッケルなどからなる導電性物質6を
充填したスルーホールを設けた絶縁基材5aを必要な枚
数積層し電気的に接続して形成している。
【0025】導電性物質6と配線パターン7で多層状の
配線部21を構成しており、1bは積層した絶縁基材5
aの最下層である主面であり、下面にスルーホールの導
電性物質6と接続し、電極3と対向しかつほぼ同じ形状
の複数の接点部4を設けている。
【0026】また、1cは積層した絶縁基材5aの最上
層である他面であり、スルーホールの導電性物質6と接
続した複数の導体材でなる配線端子8を上面に設けてい
る。
【0027】なお、配線端子8は検査用基板1の主面1
bあるいは端面1dに形成することも可能である。
【0028】接点部4および配線パターン7は導体材の
銅箔をフォトエッチング加工などにより形成し、絶縁基
材5aはフェノール、ポリイミド、エポキシ、ポリエス
テルなどの絶縁樹脂、あるいはその絶縁樹脂に紙、ガラ
ス繊維、アラミド繊維などの補強材を添加した材料を使
用している。
【0029】11は上下移動自在な絶縁材でなる検査用
プレートであり、検査用基板1に設けた配線端子8に当
接する接続部19に伸縮自在なスプリングプローブ9を
装着し、スプリングプローブ9の一端は配線材8aによ
り検査部18に接続されている。
【0030】10はバネ、ゴムなどの弾性体でなる押圧
部材であり、検査用プレート11と検査用基板1との間
に装着され押圧部20を構成している。
【0031】なお、配線端子8は被検査プリント配線板
2の外形の外側に位置した検査用基板1上に配置されて
おり、押圧部材10によりすべての接点部4を電極3に
押圧できるような構成となっている。
【0032】また、接続部19には各種の被検査プリン
ト配線板2の検査に対応できるように、スプリングプロ
ーブ9を使用して検査用基板1を取替え可能としている
が、スプリングプローブ9に代えてコネクターを使用し
てもよく、さらに、被検査プリント配線板2を1品種に
限定する場合には、柔軟性あるいは伸縮自在な配線材で
配線端子8と接続固着してもよい。
【0033】被検査プリント配線板2をセットした後、
検査用プレート11を降下させてスプリングプローブ9
の先端を配線端子8と弾性をもって当接させ、続いて検
査用プレート11および検査用基板1を同時に降下させ
て、接点部4が被検査プリント配線板2の電極3に当接
し、検査部18により被検査プリント配線板2の所定の
電気的接続状態を測定し検査する。
【0034】検査用基板1の構成例を図2の検査用基板
の構成要部断面図を用いて説明する。
【0035】図2(a)は接点部4が1個に対して配線
部21の配線パターン7、スルーホールの導電性物質
6、および配線端子8を2個とした検査用基板1であ
り、これに対応して接続部19も2個設けており、検査
測定において定電流回路と電圧測定回路の2回路に分離
することができるため、電圧測定回路における検査部1
8と接点部4の間の配線抵抗、および配線部21の配線
端子8とスプリングプローブ9の間の接触抵抗を低減す
ることが可能となる。
【0036】図2(b)は配線端子8をスプリングプロ
ーブ9の先端が2本弾性をもって当接できる形状にした
検査用基板1であり、配線部21は1系統の配線であ
る。
【0037】本構成は1個の接点部4に対して接続部1
9を2個設けたものであり、検査測定において定電流回
路と電圧測定回路の2回路に分離することができるた
め、検査部18と配線端子8の間の配線抵抗、および配
線端子8とスプリングプローブ9の間の接触抵抗を低減
することが可能となる。
【0038】なお、図2(a)と図2(b)の構成を比
較した場合、図2(a)の構成は導電性物質6および配
線パターン7が増えるために複雑で製作価格が高価にな
るが、接点部4と配線端子8間の配線抵抗を低減でき、
図2(b)の構成は配線端子8の形状を大きくするだけ
であり前記より簡単で安価に製作できる。
【0039】なおまた、配線部21すなわち絶縁基材5
aにおける検査用基板1の内部で配線パターン7、スル
ーホールの導電性物質6による配線を分岐して、1個の
接点部4に対して接続部19のスプリングプローブ9が
2個当接する構成にしてもよい。
【0040】図2(c)は電極3が1個に対して接点部
4を2個当接する構成の検査用基板1であり、接点部4
を1個の電極3に対して2個設けることにより、検査測
定において定電流回路と電圧測定回路の2回路に分離す
ることができるため、検査部18と接点部4の間の配線
抵抗、配線部21の配線端子8とスプリングプローブ9
の間の接触抵抗、および接点部4と電極3の間の接触抵
抗を低減することが可能となる。
【0041】接点部4の構造例を図3の接点部の要部断
面図を用いて説明する。図3(a)は接点部4の先端部
の高さが0.01mm以上で下面が平坦な突起13とした
ものであり、接触圧を上げたり、被検査プリント配線板
2にうねりがある部分でも確実に当接することができ
る。
【0042】突起13の形成は銅箔をフォトエッチング
加工して接点部4を形成し、突起13を形成したい部分
のみを残存させるように感光性レジストで覆い、他の領
域を再エッチングすることによる形成や、メッキ処理に
よる形成、あるいはハンダバンプなどの後加工処理によ
り形成する。
【0043】図3(b)は接点部4の先端部を半田など
で形成する円錐の針状の突起13aとしたものであり、
突起13aは針状であるため、接触圧をさらに上げる事
が可能となる。
【0044】図3(c)は接点部4の先端部を曲面形状
の突起13bとしたものであり、突起13bの先端は曲
面であるために接触が確実で、かつ接触圧を上げる事が
可能となる。
【0045】なお、先端が曲面形状の突起13bは、突
起をソフトエッチングなどの化学研磨、あるいはサンド
ブラストやバフ研磨などの機械的研磨により形成する。
【0046】図3(d)は接点部4の先端部を先端が平
坦、針状、あるいは曲面形状の複数の突起13cとした
ものであり、複数の突起13cとすることにより、電極
3との接触点の数が増え、当接すなわち接続の確実性が
向上する。
【0047】接点部4および押圧部20の構成例を図4
の接点部および押圧部の構成要部断面図を用いて説明す
る。
【0048】図4(a)は高さの不均一な接触面である
接点部および押圧部の構成要部断面図であり、接点部4
および電極3はフォトエッチング加工などにより形成さ
れるため、厳密には同一の高さで形成することは困難で
あり、基準より高さの低い接点部4aあるいは電極3a
が形成されて存在する。
【0049】検査する際には、高さにバラツキがあって
も、接点部4、4aと電極3、3aをすべて当接させる
必要がある。
【0050】図4(b)は検査用プレート11、検査用
基板1が降下し弾性体でなる押圧部材10が変形して、
接点部4、4aと電極3、3aとが当接した状態の要部
断面図であり、バネやゴムなどの弾性体でなる押圧部材
10を装着することにより検査用基板1との接触面を全
面加圧し、接点部4と電極3をすべて接触させることが
できる。
【0051】しかしながら、弾性体材料では加圧力が全
て一定に付加されることは困難であり、図4(c)の構
成要部断面図に示すように、形状が可変自在な密閉容器
10aに充填された水、油、粉体、ペースト状材、空気
などの流体で押圧部材10を構成すれば、検査用基板1
との接触面の全面をより均一に加圧することが可能にな
る。
【0052】また、図4(d)は変形が発生した検査用
基板の要部断面図であり、電極3および接点部4が存在
しない部分で検査用基板1にたわみが発生して接点部4
間のピッチが変動して狭くなることがある。
【0053】したがって、図4(e)の弾性体に突起を
設けた押圧部材でなる押圧部の要部断面図に示すよう
に、下面に部分的に突起15を設けた形状の弾性体でな
る押圧部材10を装着することにより、必要とする検査
用基板1との接触面を部分的に加圧することができる。
【0054】また、図4(f)は密閉容器に流体を充填
し突起が形成可能な押圧部材でなる押圧部の要部断面図
であり、検査用プレート11の下面に設置したメッシュ
ブロック17の内部に、密閉容器10aに充填された流
体でなる押圧部材10を装着し、部分的に発生する突起
15aを検査用基板1の接点部4の部分に当接させる押
圧部20としたものであり、必要とする検査用基板1と
の接触面を部分的にかつ均一に加圧することが可能にな
る。
【0055】なお、メッシュブロック17を用いずに複
数の密閉容器10aに充填された流体でなる押圧部材1
0の構成としてもよい。
【0056】他の検査用基板の構成例を図5の検査用基
板の要部断面図を用いて説明する。図5(a)は突起部
を設けた検査用基板の要部断面図であり、被検査プリン
ト配線板2の表面は電極3がその厚み分突出しているた
め、検査用基板1における主面1bの下面の接点部4以
外の部分に、接点部4と電極3の厚みの和よりやや小さ
い厚みのレジストなどで形成された突起部22を設ける
ことにより、検査用基板1が変形することが少なくな
る。
【0057】図5(b)は窪みを設けた検査用基板の要
部断面図であり、被検査プリント配線板2の表面にダブ
ルレジストや低背な微小部品搭載などで形成された突起
部23の厚み分が突出している部分には、検査用基板1
における主面1bの下面の接点部4以外の部分に窪み2
2aを設けることにより、検査用基板1が変形すること
が少なくなる。
【0058】検査用基板のクリーニングに関して、図6
の検査用基板のクリーニングの要部構成図を用いて説明
する。
【0059】図6(a)は検査用基板のクリーニング用
に粘着テープを用いた要部構成図であり、巻出リール2
4に巻回された粘着テープ14を供出し、モータなどの
駆動機構(図示せず)と連結した巻取リール25で巻取
る間で、粘着テープ14の粘着面が接点部4の接触面に
当接するようにクリーニング部28が構成されている。
【0060】クリーニング部28は被検査プリント配線
板2の検査を行っていない時に、検査用基板1の接点部
4の接触面を粘着テープ14の粘着面に接触させてクリ
ーニングを行い、検査中には検査用基板1より離脱させ
て巻取リール25を回転させ使用済みの粘着テープ14
を巻取る。
【0061】クリーニング部28の粘着テープ14の粘
着面により、検査用基板1の接点部4に付着したゴミや
異物などを除去し、接点部4と電極3の接触すなわち接
続を確実にすることができる。
【0062】図6(b)は検査用基板のクリーニング用
にブラシを設置した要部構成図であり、クリーニング部
28は、直動案内レール27に移動自在に載置されたブ
ラケット26と、ブラケット26に回転自在に保持され
モータなどの駆動機構(図示せず)と連結した円形状の
ブラシ16で構成されている。
【0063】クリーニング部28は、被検査プリント基
板2の検査を行っていない時に、検査用基板1の接点部
4の接触面がブラシ16の円周端に接触するように配置
し、ブラシ16が回転しながら直動案内レール27に案
内されて移動し、全ての接点部4の接触面をブラッシン
グする。
【0064】クリーニング部28のブラシ16によるブ
ラッシングにより、検査用基板1の接点部4に付着した
ゴミや異物などを除去し、接点部4と電極3間の接続を
確実にすることができる。
【0065】以上、被検査プリント配線板2の片面に複
数の電極3を有する場合を説明したが、両面に複数の電
極3を有する場合には、前記と同じ検査用基板1を2枚
として被検査用プリント配線板2を挟持するように設置
し、2枚の検査用基板1を一体化して移動動作させて検
査を行うのである。
【0066】なお、押圧部20は被検査プリント配線板
2の下面に配置し被検査プリント配線板2を押圧するよ
うにしてもよく、また、検査用基板1の方を絶縁体ある
いは金属体などの剛体に固定し、被検査プリント配線板
2の方を移動動作させて検査を行ってもよく、さらにま
た、検査用基板1の配線端子8は主面1bに設け、下方
に接続部19を配置することも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電極密度
が高いプリント配線板の検査を容易に、かつ確実に行う
ことができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプリント配線板の
検査装置の要部断面図
【図2】(a)配線部および配線端子を2個とした被検
査用基板の構成要部断面図 (b)2個のスプリングプローブが弾接できる配線端子
形状の検査用基板の構成要部断面図 (c)2個の接点部が電極に当接する形状の検査用基板
の構成要部断面図
【図3】(a)先端が平面の突起でなる接点部の要部断
面図 (b)先端が針状の突起でなる接点部の要部断面図 (c)先端が曲面の突起でなる接点部の要部断面図 (d)先端が複数の突起でなる接点部の要部断面図
【図4】(a)高さの不均一な接触面である接点部の構
成要部断面図 (b)弾性体の材料でなる押圧部の構成要部断面図 (c)流体でなる押圧部の構成要部断面図 (d)変形状態の検査基板の要部断面図 (e)突起を設けた弾性体の材料でなる押圧部の構成要
部断面図 (f)突起が形成可能な密閉された流体でなる押圧部の
構成要部断面図
【図5】(a)部分的に突起を設けた検査用基板の要部
断面図 (b)部分的に窪みを設けた検査用基板の要部断面図
【図6】(a)粘着テープでクリーニングを行う検査用
基板の要部断面図(b)ブラシでクリーニングを行う検
査用基板の要部断面図
【図7】従来におけるプリント配線板の検査装置の要部
構成図
【符号の説明】
1 検査用基板 1b 主面 1c 他面 1d 端面 2 被検査プリント配線板 3,3a 電極 4,4a 接点部 5,5a 絶縁基材 6 導電性物質 7 配線パターン 8 配線端子 9 スプリングプローブ 10 押圧部材 10a 密閉容器 11 検査用プレート 12 ホルダー 13,13a,13b,13c 突起 14 粘着テープ 15,15a 突起 16 ブラシ 17 メッシュブロック 18 検査部 19 接続部 20 押圧部 21 配線部 22,23 突起部 22a 窪み 24 巻出リール 25 巻取リール 26 ブラケット 27 直動案内レール 28 クリーニング部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査プリント配線板に形成された電極
    と対向した位置に接点部を、他面に接点部から多層状に
    引出し配線する配線部を介して配線端子を設けた検査用
    基板と、検査用プレートに装着され配線端子の一端と接
    続する伸縮自在な接続部と、検査用基板と検査用プレー
    トの間に装着した接点部を電極に当接させるために押圧
    する押圧部とが上下移動自在に設置され、接続部の他端
    が接続されて被検査プリント配線板の電気的接続状態を
    測定検査する検査部からなるプリント配線板の検査装
    置。
  2. 【請求項2】 配線端子を被検査プリント配線板の外形
    の外側に位置した検査用基板上に配置してなる請求項1
    に記載のプリント配線板の検査装置。
  3. 【請求項3】 各々2個の接続部で対応する各配線端子
    と接続する構成でなる請求項1および2に記載のプリン
    ト配線板の検査装置。
  4. 【請求項4】 各々2個の接点部で対向する各電極と当
    接する構成でなる請求項1,2および3に記載のプリン
    ト配線板の検査装置。
  5. 【請求項5】 先端形状が平坦、曲面あるいは針状の1
    個あるいは複数の突起でなる接点部とする請求項1,
    2,3および4に記載のプリント配線板の検査装置。
  6. 【請求項6】 突起の高さを0.01mm以上とする請求
    項5に記載のプリント配線板の検査装置。
  7. 【請求項7】 弾性体の部材で形成してなる押圧部とす
    る請求項1〜5に記載のプリント配線板の検査装置。
  8. 【請求項8】 検査用基板に当接する部分的に突起を設
    けてなる押圧部とする請求項7に記載のプリント配線板
    の検査装置。
  9. 【請求項9】 密閉された流体で形成してなる押圧部と
    する請求項1〜5に記載のプリント配線板の検査装置。
  10. 【請求項10】 押圧部が部分的に突起可能の構造とす
    る請求項9に記載のプリント配線板の検査装置。
  11. 【請求項11】 検査用基板の接点部以外の面部分に、
    対応する被検査プリント配線板の表面の凹凸に対応させ
    て、突起または窪みを設けてなる請求項1〜5に記載の
    プリント配線板の検査装置。
  12. 【請求項12】 検査用基板の接点部をクリーニングす
    る粘着フィルムあるいはブラシを付属してなる請求項1
    〜5,7,9に記載のプリント配線板の検査装置。
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