JP2001099882A - プリント配線板の検査装置 - Google Patents

プリント配線板の検査装置

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JP2001099882A
JP2001099882A JP28274599A JP28274599A JP2001099882A JP 2001099882 A JP2001099882 A JP 2001099882A JP 28274599 A JP28274599 A JP 28274599A JP 28274599 A JP28274599 A JP 28274599A JP 2001099882 A JP2001099882 A JP 2001099882A
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Takeo Funaoka
武夫 船岡
Akio Ochi
昭夫 越智
Shinji Nishiura
新二 西浦
Hirotada Minafuji
裕祥 皆藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要物の残存がなく、高密度電極においても
測定検査を確実に行えるプリント配線板の検査装置を提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 被検査部であるプリント配線板2に形成
した複数の電極3と対向した位置に設けた接点4bの集
合でなる接点部4と、この接点部4より引出し配線する
配線部21を介して配線端子8を配設した検査用基板1
と、上記被検査部であるプリント配線板2を垂直状態あ
るいは所定の傾き角度をもって設置し、接点部4を複数
の電極3に当接させるために押圧する押圧部20と、検
査用基板1の配線端子8に接続される接続部19を介し
て接続され、被検査部であるプリント配線板2の電気的
接続状態を測定検査する検査部18により構成してお
り、高密度電極のプリント配線板の検査が容易に行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に用いら
れるプリント配線板における配線パターンや電極などの
電気的接続状態を測定検査するプリント配線板の検査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の検査装置に関して
図面を用いて説明する。図7は従来におけるプリント配
線板の検査装置の要部構成図であり、12は絶縁体でな
り上下移動自在なホルダー、9は金属材でなりホルダー
12に装着された複数の伸縮自在なスプリングプローブ
である。
【0003】スプリングプローブ9の被検査プリント配
線板2の電極3に当接する一方の先端は円錐状であり、
他端には導体材を絶縁材で被膜し柔軟性あるいは伸縮性
のある配線材8aの一端が接続されており、その配線材
8aの他端は被検査プリント配線板2の電極や配線パタ
ーンあるいは絶縁材などにおける、導通や絶縁など電気
的接続状態を測定検査する検査部18に接続されてい
る。
【0004】被検査プリント配線板2は、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの絶縁基材5の
片面に、導体材の銅箔やメッキなどでなる配線パターン
や複数の電極3などにより形成されている。
【0005】そして、被検査プリント配線板2の検査す
べき電極3の位置に、ホルダー12を降下させてスプリ
ングプローブ9の先端を弾性をもって当接させ、配線材
8aを介して接続された検査部18により被検査プリン
ト配線板2の所定個所における電気的接続状態を測定検
査するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成では、電極3の密度が高いプリント配線板
の測定検査には、細くしたスプリングプローブ9を密集
して配設する必要があり、細いスプリングプローブ9は
損傷しやすく、また複数のスプリングプローブ9を確実
に弾性を持って当接することが困難であり、さらにま
た、測定検査を行う際に発生した不要物が残存して、以
降の測定検査が正確に行えないという課題を有してい
た。
【0007】本発明は、前記従来の課題を解決しようと
するものであり、不要物の残存がなく、高密度電極のプ
リント配線板の測定検査を確実に行えるプリント配線板
の検査装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために本発明のプリント配線板の検査装置は、プリント
配線板に形成した被検査部である複数の電極と対向した
位置に夫々接点を有する接点部を配設し、前記接点部よ
り引出し配線する配線部を介して配線端子を設けた検査
用基板と、前記被検査部であるプリント配線板を垂直状
態あるいは所定の傾き角度をもって設置し、前記検査用
基板の接点部を前記被検査部の複数の電極に当接させる
ために押圧する押圧部と、前記検査用基板の配線端子に
接続される接続部を介して接続され、前記被検査部であ
るプリント配線板の電気的接続状態を測定検査する検査
部からなる構成としたものである。
【0009】本発明により、高密度電極のプリント配線
板においても電気的接続状態を確実に測定検査すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、プリント配線板に形成した被検査部である複数の電
極と対向した位置に夫々接点を有する接点部を配設し、
前記接点部より引出し配線する配線部を介して配線端子
を設けた検査用基板と、前記被検査部であるプリント配
線板を垂直状態あるいは所定の傾き角度をもって設置
し、前記検査用基板の接点部を前記被検査部の複数の電
極に当接させるために押圧する押圧部と、前記検査用基
板の配線端子に接続される接続部を介して接続され、前
記被検査部であるプリント配線板の電気的接続状態を測
定検査する検査部とを備えたプリント配線板の検査装置
としたものであり、不要物が残存せず、プリント配線板
の測定検査が容易かつ確実にできるという作用を有す
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、配線端子を被検
査部であるプリント配線板の外形より外側に配置してな
る請求項1に記載のプリント配線板の検査装置としたも
のであり、請求項1に記載の作用に加えて、接点部のす
べてを電極に押圧し、広いスペースで配線端子と接続部
を確実に当接し接続できるという作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、電極と検査部と
の接続を2系統としてなる請求項1または2に記載のプ
リント配線板の検査装置としたものであり、測定検査に
おける誤差を補正できるという作用を有する。
【0013】請求項4に記載の発明は、各々2個の接続
部で対応する配線端子と当接し接続する構成としてなる
請求項3に記載のプリント配線板の検査装置としたもの
であり、検査部と接続部間の配線抵抗や、配線端子と接
続部間の接触抵抗を低減できるという作用を有する。
【0014】請求項5に記載の発明は、各々2個の接点
で対向する電極と当接し接続する構成としてなる請求項
3に記載のプリント配線板の検査装置としたものであ
り、検査部と接点部間の配線抵抗や、配線端子と接続部
間の接触抵抗および接点部と電極間の接触抵抗を低減で
きるという作用を有する。
【0015】請求項6に記載の発明は、先端形状が平
坦、曲面あるいは針状の1個あるいは複数の突起でなる
接点部とする請求項1または2に記載のプリント配線板
の検査装置としたものであり、接点部と電極の接触圧の
上昇、あるいは当接点の数を増加させることができると
いう作用を有する。
【0016】請求項7に記載の発明は、突起の高さを
0.01mm以上とする請求項6に記載のプリント配線
板の検査装置としたものであり、被検査部であるプリン
ト配線板にうねりがあっても測定検査できるという作用
を有する。
【0017】請求項8に記載の発明は、弾性体の部材で
形成してなる押圧部とする請求項1または2に記載のプ
リント配線板の検査装置としたものであり、押圧部にう
ねりがあっても、表面に凹凸を有した検査用基板との接
触面を全面加圧することができるという作用を有する。
【0018】請求項9に記載の発明は、検査用基板に当
接する部分的に突起を設けてなる押圧部とする請求項8
に記載のプリント配線板の検査装置としたものであり、
押圧部の突起が被検査部であるプリント配線板の電極部
分との接触面を加圧するという作用を有する。
【0019】請求項10に記載の発明は、密閉された流
体で形成してなる押圧部とする請求項1または2に記載
のプリント配線板の検査装置としたものであり、押圧部
にうねりがあっても、表面に凹凸を有した検査用基板と
の接触面を全面均一に加圧することができるという作用
を有する。
【0020】請求項11に記載の発明は、押圧部が部分
的に突起可能な構造としてなる請求項10に記載のプリ
ント配線板の検査装置としたものであり、押圧部の突起
が被検査部であるプリント配線板の電極部分との接触面
を加圧するという作用を有する。
【0021】請求項12に記載の発明は、検査用基板の
接点部以外の面部分に、対応する被検査部であるプリン
ト配線板の表面の凹凸に対応させて、突起または窪みを
設けてなる請求項1または2に記載のプリント配線板の
検査装置としたものであり、被検査部であるプリント配
線板上の凹凸を吸収することができるという作用を有す
る。
【0022】請求項13に記載の発明は、検査用基板の
接点部をクリーニングする粘着テープあるいはブラシを
付設してなる請求項1または2に記載のプリント配線板
の検査装置としたものであり、接点部に付着し残存した
ゴミや異物などを除去できるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。なお、従来の技術で説明したものと同
じ構成部材には、同一の番号を付与し詳細な説明は省略
する。
【0024】図1は本発明の実施の形態におけるプリン
ト配線板の検査装置の要部断面図である。図1におい
て、1は垂直状態あるいは所定の傾き角度をもって設置
した検査用基板であり、片面あるいは両面に銅箔やメッ
キなどの導体材でなる配線パターン7を形成し、内部に
銅、銀、ニッケルなどからなる導電性物質6を充填した
スルーホールを設けた絶縁基材5aを必要な枚数積層し
電気的に接続して形成している。
【0025】導電性物質6と配線パターン7により多層
状の配線部21を構成している。1bは積層した絶縁基
材5aの右外面側である主面であり、右面にスルーホー
ルの導電性物質6と接続し、電極3と対向しかつほぼ同
じ形状の複数の接点4bでなる接点部4を設けている。
【0026】また、1cは積層した絶縁基材5aの左外
面側である他面であり、スルーホールの導電性物質6と
接続した複数の導体材でなる配線端子8を左面に設けて
いる。
【0027】なお、配線端子8は検査用基板1の主面1
bあるいは端面1dに形成することも可能であり、配線
部21は多層状でなく両面あるいは片面の配線パターン
7により形成してもよい。
【0028】接点部4における接点4bおよび配線パタ
ーン7は、導体材の銅箔をレーザ切削加工、フォトエッ
チング加工などにより形成し、絶縁基材5aはフェノー
ル、ポリイミド、エポキシ、ポリエステルなどの絶縁樹
脂、あるいはその絶縁樹脂に紙、ガラス繊維、アラミド
繊維などの補強材を添加した材料を使用している。
【0029】3は導体材でなる電極、5は前記と同じ材
料で形成した絶縁基材、そして2は前記検査用基板1と
同じ姿勢で対向して載置した被検査部としてのプリント
配線板である。
【0030】11は水平あるいは所定角度の斜め方向に
移動自在な絶縁材でなる検査用プレートであり、検査用
基板1に設けた配線端子8に当接する接続部19に伸縮
自在なスプリングプローブ9を装着し、スプリングプロ
ーブ9の一端は検査部18に配線材8aを介して接続さ
れている。
【0031】10はバネ、ゴムなどの弾性体でなる押圧
部材であり、片面を検査用基板1の左外面側である他面
1cに当接するように配設されて押圧部20を構成して
いる。
【0032】なお、配線端子8は被検査プリント配線板
2の外形より外側に位置した検査用基板1の他面1cに
配置されており、押圧部材10よりなる押圧部20によ
り配線端子8部分は押圧されず、接点4bでなる接点部
4を電極3に押圧できるような構成となっている。
【0033】また、接続部19には各種の被検査プリン
ト配線板2の測定検査に対応できるように、スプリング
プローブ9を使用して検査用基板1を取替え可能として
いるが、スプリングプローブ9に代えてコネクターを使
用してもよく、さらに、被検査プリント配線板2を1品
種に限定や専用とする場合などには、柔軟性あるいは伸
縮自在な配線材により配線端子8と接続固着してもよ
く、さらにまた、検査用プレート11を省略して配線材
8aを配線端子8に直接接続し固着してもよい。
【0034】被検査プリント配線板2をセットし保持し
た後、検査用プレート11を右方向に水平移動させ、ス
プリングプローブ9の先端を配線端子8と弾性をもって
当接させ、続いて検査用プレート11および検査用基板
1を同時に右方向に水平移動させて、接点部4を被検査
プリント配線板2の電極3に当接して接続させるととも
に、さらに押圧部20により検査用基板1を押圧して前
記電極3と接点4bとの当接による接続状態を確実と
し、かつそれを保持して、検査部18により被検査プリ
ント配線板2の所定の電気的接続状態を測定し検査する
のである。
【0035】検査用基板1の構成例を、図2の検査用基
板の要部断面図を用いて説明する。図2(a)は接点部
4における接点4bが1個に対して配線部21の配線パ
ターン7、スルーホールの導電性物質6、および配線端
子8を2個とした検査用基板1であり、これに対応して
接続部19におけるスプリングプローブ9も2個設けて
おり、測定検査において定電流回路と電圧測定回路の2
回路に分離することができるため、電圧測定回路におけ
る検査部18と接点部4の間の配線抵抗、および配線部
21の配線端子8とスプリングプローブ9の間の接触抵
抗を低減することが可能となる。
【0036】図2(b)は配線端子8を2本のスプリン
グプローブ9の先端が弾性をもって当接できる形状にし
た検査用基板1であり、配線部21は1系統の配線とし
ている。
【0037】本構成は1個の接点部4における接点4b
に対して接続部19におけるスプリングプローブ9を2
個設けたものであり、測定検査において定電流回路と電
圧測定回路の2回路に分離することができるため、検査
部18と配線端子8の間の配線抵抗、および配線端子8
とスプリングプローブ9の間の接触抵抗を低減すること
が可能となる。
【0038】なお、図2(a)と図2(b)の構成を比
較した場合、図2(a)の構成は導電性物質6および配
線パターン7が増えるために複雑で製作価格が高価にな
るが、接点部4と配線端子8間の配線抵抗を低減でき、
図2(b)の構成は配線端子8の形状を大きくするのみ
であり前記よりは簡単で安価に製作できる。
【0039】なおまた、配線部21すなわち絶縁基材5
aにおける検査用基板1の内部で配線パターン7、スル
ーホールの導電性物質6による配線を分岐して、1個の
接点4bに対して接続部19のスプリングプローブ9が
2個当接する構成にしてもよい。
【0040】図2(c)は電極3が1個に対して接点部
4における接点4bを2個当接し接続する構成の検査用
基板1であり、接点4bを1個の電極3に対して2個設
けることにより、測定検査において定電流回路と電圧測
定回路の2回路に分離することができるため、検査部1
8と接点部4の間の配線抵抗、配線部21の配線端子8
とスプリングプローブ9の間の接触抵抗、および接点4
bと電極3の間の接触抵抗を低減することが可能とな
る。
【0041】接点部4における接点4bの構造例を、図
3の接点部の要部断面図を用いて説明する。図3(a)
は接点部4における接点4bの先端部を高さが0.01
mm以上で下面が平坦な突起13を設けたものであり、
電極3との接触圧を上げたり、被検査プリント配線板2
にうねりがある部分でも確実に当接し接続することがで
きる。
【0042】突起13の形成は銅箔をフォトエッチング
加工して接点4bを形成し、突起13を形成したい部分
のみを残存させるように感光性レジストで覆い、他の領
域を再エッチングすることによる形成や、メッキ処理に
よる形成、あるいはハンダバンプなどの後加工処理によ
り形成する。
【0043】図3(b)は接点部4における接点4bの
先端部を半田やエッチングなどで形成する円錐の針状の
突起13aとしたものであり、突起13aは針状である
ため、電極3との接触圧をさらに上げる事が可能とな
る。
【0044】図3(c)は接点部4における接点4bの
先端部を先端が曲面形状の突起13bとしたものであ
り、突起13bの先端は曲面であるために当接が確実
で、電極3との接触圧を上げる事が可能となる。
【0045】なお、先端が曲面形状の突起13bは、ソ
フトエッチングなどの化学研磨、あるいはサンドブラス
トやバフ研磨などの機械的研磨により形成する。
【0046】図3(d)は接点部4における接点4bの
先端部を先端が平坦、針状、あるいは曲面形状の複数の
突起13cとしたものであり、複数の突起13cとする
ことにより、電極3との当接点の数が増え、当接し接続
する確実性が向上する。
【0047】接点部4および押圧部20の構成例を、図
4の接点部および押圧部の要部断面図を用いて説明す
る。
【0048】図4(a)は高さの不均一な接触面である
接点部および押圧部の要部断面図であり、接点部4にお
ける接点4bおよび電極3はフォトエッチング加工など
により形成されるため、厳密には同一の高さで形成する
ことは困難であり、基準より高さの低い接点4aあるい
は電極3aが形成されて存在する。
【0049】測定検査する際には、高さにバラツキがあ
っても、接点4b、4aと電極3、3aをすべて当接し
接続させる必要がある。
【0050】図4(b)は検査用プレート11および検
査用基板1が右方向に水平移動し、押圧部20の弾性体
でなる押圧部材10が変形して、接点部4b、4aと電
極3、3aとが当接し接続した状態の要部断面図であ
り、バネやゴムなどの弾性体でなる押圧部材10を配設
することにより、検査用基板1との必要な当接面を全面
加圧し、接点部4と対応する電極3をすべて当接し接続
させることができる。
【0051】しかしながら、弾性体では加圧力が全て一
定に付加されることは困難であり、図4(c)の要部断
面図に示すように、形状が可変自在な密閉容器10aに
充填された水、油、粉体、ペースト状材、空気などの流
体で押圧部材10を構成すれば、検査用基板1との当接
面の全体をより均一に加圧することが可能になる。
【0052】また、図4(d)は変形が発生した検査用
基板1の要部断面図であり、電極3および接点4bが存
在しない部分で検査用基板1にたわみが発生して接点部
4における接点4b間のピッチが変動して狭くなること
がある。
【0053】したがって、図4(e)の弾性体に突起を
設けた押圧部材10でなる押圧部20の要部断面図に示
すように、右側面に部分的に突起15を設けた形状の弾
性体でなる押圧部材10を配設することにより、必要と
する検査用基板1との当接面を部分的に選択して加圧す
ることができる。
【0054】また、図4(f)は密閉容器に流体を充填
して突起が形成可能な押圧部材10でなる押圧部20の
要部断面図であり、検査用プレート11の右側面に設置
したメッシュブロック17の内部に、密閉容器10aに
充填された流体でなる押圧部材10を配設し、部分的に
発生する突起15aを検査用基板1の接点4bでなる接
点部4を配置した部分に当接させる押圧部20としたも
のであり、必要とする検査用基板1との当接面を部分的
に選択しかつ均一に加圧することが可能になる。
【0055】なお、メッシュブロック17を用いずに複
数の密閉容器10aに充填された流体でなる押圧部材1
0による構成としてもよく、押圧部20と検査用プレー
ト11を分離した別個のものとしてもよい。
【0056】他の検査用基板の構成例を図5の検査用基
板の要部断面図を用いて説明する。図5(a)は突起部
を設けた検査用基板の要部断面図であり、被検査プリン
ト配線板2の左面は電極3がその厚み分突出しているた
め、検査用基板1における主面1bの右面における接点
部4以外の部分に、接点部4における接点4bと電極3
の厚みの和よりやや小さい厚みの絶縁材や、レジストな
どで形成された突起部22を配設することにより、検査
用基板1が変形することが少なくなる。
【0057】図5(b)は窪みを設けた検査用基板の要
部断面図であり、被検査プリント配線板2の表面にダブ
ルレジストや低背な微小部品搭載などで形成された突起
部23の厚み分が突出している場合には、検査用基板1
における主面1bの右面の接点部4以外の部分に窪み2
2aを設けることにより、検査用基板1が変形すること
が少なくなる。
【0058】検査用基板のクリーニングに関して、図6
に示す検査用基板のクリーニングの要部構成図を用いて
説明する。
【0059】図6(a)は検査用基板のクリーニング用
に粘着テープを用いた要部構成図であり、巻出リール2
4に巻回された粘着テープ14を供出し、モータなどの
駆動機構(図示せず)と連結した巻取リール25で巻取
る間で、粘着テープ14の粘着面が接点部4の接触面に
当接するようにクリーニング部28が構成されている。
【0060】クリーニング部28は被検査プリント配線
板2の測定検査を行っていない時に、検査用基板1の接
点部4の接触面を粘着テープ14の粘着面に接触させて
クリーニングを行い、測定検査中には検査用基板1より
離脱させて巻取リール25を回転させ使用済みの粘着テ
ープ14を巻取る。
【0061】クリーニング部28の粘着テープ14の粘
着面により、検査用基板1の接点部4に残存し付着した
ゴミや異物などの不要物を除去し、接点部4における接
点4bと電極3の当接すなわち接続を確実にすることが
できる。
【0062】図6(b)は検査用基板のクリーニング用
にブラシを設置した要部構成図であり、クリーニング部
28は、垂直移動案内用のレール27に垂直あるいは水
平に対し角度をもって移動自在に載置されたブラケット
26と、ブラケット26に回転自在に保持されモータな
どの駆動機構(図示せず)と連結した円形状のブラシ1
6で構成されている。
【0063】クリーニング部28は、被検査プリント配
線板2の検査を行っていない時に、検査用基板1の接点
部4の接触面がブラシ16の円周端に当接するように配
置し、ブラシ16が回転しながらレール27に案内され
て垂直移動し、接点部4における全ての接点4bの接触
面をブラッシングする。
【0064】クリーニング部28のブラシ16によるブ
ラッシングにより、検査用基板1の接点部4に残存し付
着したゴミや異物などの不要物を除去し、接点部4にお
ける接点4bと電極3間の当接すなわち接続を確実にす
ることができる。
【0065】以上、被検査プリント配線板2の片面に複
数の電極3を有する場合を説明したが、両面に複数の電
極3を有する場合には、前記と同じ検査用基板1を2枚
として被検査プリント配線板2を挟持するように設置
し、2枚の検査用基板1を一体化して移動動作させて検
査を行うようにすればよい。
【0066】なお、押圧部20は被検査プリント配線板
2の右面側に配置し被検査プリント配線板2を押圧する
ようにしてもよく、また、検査用基板1の方を絶縁体あ
るいは金属体などの剛体に固定し、被検査プリント配線
板2の方を移動動作させて測定検査を行ってもよく、さ
らにまた、検査用基板1の配線端子8は主面1bに設
け、右方より接続部19を配設することも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、不要物の
残存がなく、電極密度が高いプリント配線板の検査を容
易に、かつ確実に行うことができるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプリント配線板の
検査装置の要部断面図
【図2】(a)配線部および配線端子を2個とした検査
用基板の要部断面図 (b)2個のスプリングプローブが弾接できる配線端子
形状の検査用基板の要部断面図(c)2個の接点が電極
に当接する形状の検査用基板の要部断面図
【図3】(a)先端が平面の突起でなる接点の要部断面
図 (b)先端が針状の突起でなる接点の要部断面図 (c)先端が曲面の突起でなる接点の要部断面図 (d)先端が複数の突起でなる接点の要部断面図
【図4】(a)高さの不均一な接触面である接点部の要
部断面図 (b)弾性体の材料でなる押圧部の要部断面図 (c)流体でなる押圧部の要部断面図 (d)変形状態の検査基板の要部断面図 (e)突起を設けた弾性体の材料でなる押圧部の要部断
面図 (f)突起が形成可能な密閉された流体でなる押圧部の
要部断面図
【図5】(a)部分的に突起を設けた検査用基板の要部
断面図 (b)部分的に窪みを設けた検査用基板の要部断面図
【図6】(a)粘着テープでクリーニングを行う検査用
基板の要部構成図 (b)ブラシでクリーニングを行う検査用基板の要部構
成図
【図7】従来におけるプリント配線板の検査装置の要部
構成図
【符号の説明】
1 検査用基板 1b 主面 1c 他面 1d 端面 2 被検査プリント配線板 3,3a 電極 4 接点部 4a,4b 接点 5,5a 絶縁基材 6 導電性物質 7 配線パターン 8 配線端子 9 スプリングプローブ 10 押圧部材 10a 密閉容器 11 検査用プレート 12 ホルダー 13,13a,13b,13c 突起 14 粘着テープ 15,15a 突起 16 ブラシ 17 メッシュブロック 18 検査部 19 接続部 20 押圧部 21 配線部 22,23 突起部 22a 窪み 24 巻出リール 25 巻取リール 26 ブラケット 27 レール 28 クリーニング部
フロントページの続き (72)発明者 西浦 新二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 皆藤 裕祥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G011 AA03 AA04 AA09 AA10 AA16 AB01 AB04 AB06 AB08 AC01 AC02 AC13 AC14 AD01 AE01 AF07 2G014 AA01 AB59 AC10 AC14 2G032 AD08 AF02 AK04 AL03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板に形成した被検査部であ
    る複数の電極と対向した位置に夫々接点を有する接点部
    を配設し、前記接点部より引出し配線する配線部を介し
    て配線端子を設けた検査用基板と、前記被検査部である
    プリント配線板を垂直状態あるいは所定の傾き角度をも
    って設置し、前記検査用基板の接点部を前記被検査部の
    複数の電極に当接させるために押圧する押圧部と、前記
    検査用基板の配線端子に接続される接続部を介して接続
    され、前記被検査部であるプリント配線板の電気的接続
    状態を測定検査する検査部とを備えたプリント配線板の
    検査装置。
  2. 【請求項2】 配線端子を被検査部の外形より外側に配
    置してなる請求項1に記載のプリント配線板の検査装
    置。
  3. 【請求項3】 電極と検査部との接続を2系統としてな
    る請求項1または2に記載のプリント配線板の検査装
    置。
  4. 【請求項4】 各々2個の接続部で対応する配線端子と
    当接し接続する構成としてなる請求項3に記載のプリン
    ト配線板の検査装置。
  5. 【請求項5】 各々2個の接点で対向する電極と当接し
    接続する構成としてなる請求項3に記載のプリント配線
    板の検査装置。
  6. 【請求項6】 先端形状が平坦、曲面あるいは針状の1
    個あるいは複数の突起を有する接点でなる接点部とする
    請求項1〜5に記載のプリント配線板の検査装置。
  7. 【請求項7】 突起の高さを0.01mm以上とする請
    求項6に記載のプリント配線板の検査装置。
  8. 【請求項8】 弾性体の部材で形成してなる押圧部とす
    る請求項1または2に記載のプリント配線板の検査装
    置。
  9. 【請求項9】 検査用基板に当接する部分的に突起を設
    けてなる押圧部とする請求項8に記載のプリント配線板
    の検査装置。
  10. 【請求項10】 密閉された流体で形成してなる押圧部
    とする請求項1または2に記載のプリント配線板の検査
    装置。
  11. 【請求項11】 押圧部が部分的に突起可能な構造とし
    てなる請求項10に記載のプリント配線板の検査装置。
  12. 【請求項12】 検査用基板の接点部以外の面部分に、
    対応する被検査部であるプリント配線板の表面の凹凸に
    対応させて突起または窪みを設けてなる請求項1または
    2に記載のプリント配線板の検査装置。
  13. 【請求項13】 検査用基板の接点部をクリーニングす
    る粘着テープあるいはブラシを付設してなる請求項1ま
    たは2に記載のプリント配線板の検査装置。
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