JP2010232526A - プリント基板清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品が実装されたプリント基板の異物を除去するプリント基板清掃装置を提供する。
【解決手段】プリント基板清掃装置10は、プリント基板5を支持するための支持部11と、支持部11に支持されたプリント基板5の導電部2を清掃するための清掃部材1と、支持部11に支持されたプリント基板5の導電部2に付着した異物22に清掃部材1を接触させるための移動機構12とを備えている。清掃部材1はプローブ形状を有し、かつプローブ形状の先端部3は粘着性を有するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明はプリント基板清掃装置に関し、特に清掃部材によりプリント基板を清掃するプリント基板清掃装置に関するものである。
従来、プリント基板の電気特性の試験にプロービングが用いられている。具体的には、ICT(In Circuit Tester)試験により電子部品が搭載されたプリント基板の電気特性が測定される。ICT試験では、プローブがプリント基板のビアホールやパッドなどの電気的に導通のある電極部に接触することによりプロービングが行なわれる。電極部にプローブが接触することにより、プローブに接続された測定機器がプリント基板の電気特性を測定する。プリント基板の電気特性の測定結果に基づき、パソコンなどによりプリント基板が良品に該当するかの合否が判定される。このようにして、プリント基板の電気特性の試験が行なわれる。
プリント基板に電子部品を実装する際の半田工程などでフラックスなどの異物が発生する。この異物が電極部に付着すると、プロービングの接触不良が発生する。プロービングの接触不良が発生することで試験のやり直しや、良品を不良品と判定するなどの不具合が発生する。
プロービングの接触不良を防止するために異物を除去する手法としては、ブラッシング、粘着性部材による異物の転写、エアー噴射などがある。たとえば、特開2002−181875号公報(特許文献1)によれば、プリント配線板の検査装置には、ブラシや粘着テープを有する電極クリーニング部が設けられている。
特開2002−181875号公報
ブラシによる異物除去では、ブラシの損傷や電極部などのブラシと接触する部分の損傷という問題がある。
粘着部材による異物除去では、従来、シート状やロール状の粘着部材が用いられている。しかし、電子部品が実装されたプリント基板においては、電子部品が突起物となる。そのため電子部品は、シート状やロール状の粘着部材が電極部に接触することの妨げとなる。
また、プリント基板ではビアホールが電極部として利用される場合が多い。しかし、ビアホールはプリント基板を貫通するように設けられており、かつ径が小さい。したがって、シート状やロール状の粘着部材では、ビアホール内部に粘着部材を接触させることが難しいためビアホール内部の異物除去は困難である。
またプリント基板では、半田付け部を電極部として利用する場合もある。この場合には半田付け部が突起物となる。そのため半田付け部は、シート状やロール状の粘着部材が他の電極部と接触することの妨げとなる。
なお、電子部品を実装したプリント基板の異物除去の手法として、エアー噴射があるが、一度除去した異物が飛散して再付着するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子部品が実装されたプリント基板の異物を除去するプリント基板清掃装置を提供することである。
本発明のプリント基板清掃装置は、プリント基板を支持するための支持部と、支持部に支持されたプリント基板の導電部を清掃するための清掃部材と、支持部に支持されたプリント基板の導電部に付着した異物に清掃部材を接触させるための移動機構とを備えている。清掃部材はプローブ形状を有し、かつプローブ形状の先端部は粘着性を有するように構成されている。
本発明のプリント基板清掃装置によれば、清掃部材はプローブ形状を有し、かつプローブ形状の先端部は粘着性を有するように構成されているため、電子部品が実装されたプリント基板の異物を除去することができる。
本発明の一実施の形態におけるプリント基板清掃装置を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態におけるビアホールに付着した異物の転写の様子を概略的に示す断面図であって、転写前の状態(A)と、転写中の状態(B)と、転写後の状態(C)とを示す断面図である。 本発明の一実施の形態におけるパッドに付着した異物の転写の様子を概略的に示す断面図であって、転写前の状態(A)と、転写中の状態(B)と、転写後の状態(C)とを示す断面図である。 本発明の一実施の形態における半田付け部に付着した異物の転写の様子を概略的に示す断面図であって、転写前の状態(A)と、転写中の状態(B)と、転写後の状態(C)とを示す断面図である。 本発明の一実施の形態における除去機構による異物除去の様子を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における除去機構による異物の転写の様子を概略的に示す断面図であって、転写前の状態(A)と、転写中の状態(B)と、転写後の状態(C)とを示す断面図である。 ICT試験のプロービングの様子を概略的に示す断面図である。 図7のP部を示す拡大図である。 ICT試験装置の構成を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
最初に、本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置の構成について説明する。
図1を参照して、本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置10は、清掃部材1と、固定部4と、支持部11と、移動機構12とを主に備えている。なお、図1では、プリント基板も記載されている。
清掃部材1は、プリント基板5のビアホール6を清掃するための清掃部材(ビアホール用)1aと、パッド7を清掃するための清掃部材(パッド用)1bと、半田付け部8を清掃するための清掃部材(半田付け部用)1cとを有している。清掃部材(ビアホール用)1aは、プリント基板5のビアホール6内部に、清掃部材(ビアホール用)1aの先端部3が接触するように位置合わせされている。清掃部材(パッド用)1bは、プリント基板5のパッド7に清掃部材(ビアホール用)1bの先端部3が接触するように位置合わせされている。清掃部材(半田付け部用)1cは、プリント基板5の半田付け部8に清掃部材(半田付け部用)1cの先端部3が接触するように位置合わせされている。
清掃部材1は、プリント基板5の固定部4で底板13の上に固定されている。清掃部材1は、プローブ形状を有している。これにより、清掃部材1は、電子部品9が実装されたプリント基板5において電子部品9に妨げられずに電極部(導電部)2であるビアホール6、パッド7および半田付け部8に接触することができる。プローブ形状は、たとえば先端が尖った針状の形状であるが、円筒状や四角柱状などの形状であってもよい。プローブ形状は、電子部品9に妨げられずに電極部2に接触することができる形状であればよい。
清掃部材1のプローブ形状の先端部3は粘着性を有するように構成されている。これにより、プリント基板5に付着した異物22をプローブ形状の先端部3に転写することができる。またプローブ形状の先端部3は、テーパ形状23を有していてもよい。テーパ形状23は、その先端部分の径がビアホール6の径より小さく、その根元部分の径がビアホール6の径より大きくなるように構成されている。これにより、電極部2に窪みが形成されている場合に窪みの内部の異物22を除去することができる。したがって、ビアホール6内部の異物22を除去することができる。また、ビアホール6の上端部の異物22を除去することができる。
また、プローブ形状の先端部3は、弾性のある素材で構成されていてもよい。電子部品9が半田付けされたパッド7や半田付け部8の異物22が除去される場合には、清掃部材1は、弾性のあるゴム素材によって形成されていることが望ましい。これにより、電子部品9が半田付けされたパッド7や半田付け部8の凹凸形状に対して、清掃部材1のゴム素材が凹凸を吸収するように弾性変形する。これにより、清掃部材1の先端部3がこの凹凸形状に密着するため、凹凸形状に付着した異物22を転写することができる。また、清掃部材1のゴム素材は、導電性があり静電気を除去することができる素材で構成されていることが望ましい。また、ゴム素材からなる先端部3を固定する固定部4も導電性があり静電気を除去することができる素材で構成されていることが望ましい。これらにより静電気による影響を除くことができる。
なお、清掃部材1が剛性の低い材質で形成されている場合には、清掃部材1の内部に金属性の芯が入れられていてもよい。これにより、清掃部材1の剛性を補強することができる。また耐久性を向上することができる。また清掃部材1が剛性の高い材質で形成されている場合には、清掃部材1の下部にばねが配置されていてもよい。これにより、プロービングの圧力およびプローブの高さを調整することができる。
底板13の上には断面視において固定部4の両側に支持部11が固定されている。支持部11には、プリント基板5が支持されている。プリント基板5に設けられた孔14に支持部11が貫通することによって、プリント基板5が支持部11に位置合わせされている。プリント基板5には、ビアホール6およびパッド7が形成されている。プリント基板5には、電子部品9が実装されている。電子部品9が実装された部分には半田付け部8が形成されている。
移動機構12は、プリント基板5を清掃部材1の先端部3と接触させ、かつ接触後に引き離すように構成されている。
次に、本発明の一実施の形態におけるプリント基板清掃装置によるプリント基板の清掃方法について説明する。
図1を参照して、電子部品9が実装されたプリント基板5が準備される。プリント基板5が支持部11にあわせて装着される。移動機構12がプリント基板5を上方より押圧する。押圧する力は、マイクロメータなどによって調整可能であり、プリント基板5にダメージを与えない範囲で調整される。これにより、プリント基板5が支持部11に支持されながら清掃部材1の先端部3と接触するように下方に移動される。
プリント基板5の電極部2に付着しているフラックスなどの異物22は、粘着性のある清掃部材1に転写されて取り除かれる。
まず、ビアホール6内部に付着した異物22が除去される様子について説明する。図2(A)に示すように、清掃部材(ビアホール用)1aのプローブ形状の先端部3がプリント基板5のビアホール6の内部に挿入される位置に位置決めされる。プリント基板5が下方(図2(A)中矢印X方向)に移動される。
図2(B)に示すように、プリント基板5が移動機構12によって下方に移動されて、清掃部材(ビアホール用)1aの先端部3がプリント基板5のビアホール6内部に挿入される。清掃部材(ビアホール用)1aの先端部3がテーパ形状23を有しているためビアホール6内部に付着した異物22にテーパ形状23が接触する。プリント基板5が上方(図2(B)中矢印Y方向)に移動される。
図2(C)に示すように、清掃部材(ビアホール用)1aの先端部3は粘着性を有しているため、異物22は清掃部材(ビアホール用)1aの先端部3のテーパ形状23に付着した状態が維持される。
次に、パッド7に付着した異物22が除去される様子について説明する。図3(A)に示すように、清掃部材(パッド用)1bのプローブ形状の先端部3がプリント基板5のパッド7と対向する位置に位置決めされる。プリント基板5が下方(図3(A)中矢印X方向)に移動される。
図3(B)に示すように、プリント基板5が移動機構12によって下方に移動されて、清掃部材(パッド用)1bの先端部3がプリント基板5のパッド7に付着した異物22と接触する。プリント基板5が上方(図3(B)中矢印Y方向)に移動される。図3(C)に示すように、清掃部材(パッド用)1bの先端部3は粘着性を有しているため、異物22は清掃部材(パッド用)1bの先端部3に付着した状態が維持される。
続いて、半田付け部8の異物22が除去される様子について説明する。図4(A)に示すように、清掃部材(半田付け部用)1cのプローブ形状の先端部3がプリント基板5の半田付け部8と対向する位置に位置決めされる。プリント基板5が下方(図4(A)中矢印X方向)に移動される。
図4(B)に示すように、プリント基板5が移動機構12によって下方に移動されて、清掃部材(半田付け部用)1cの先端部3がプリント基板5の半田付け部8に付着した異物22と接触する。プリント基板5が上方(図4(B)中矢印Y方向)に移動される。図4(C)に示すように、清掃部材(半田付け部用)1cの先端部3は粘着性を有しているため、異物22は清掃部材(半田付け部用)1cの先端部3に付着した状態が維持される。上記のように、清掃部材1は、異物22をプリント基板5から除去することができる。
次に、清掃部材1に付着した異物22を清掃する工程について説明する。図5を参照して、プリント基板清掃装置10は、清掃部材1のプローブ形状の先端部3に付着した異物22を除去するための除去機構15を有している。
清掃部材1のプローブ形状の先端部3に付着した異物22は、除去機構15によって除去される。除去機構15は、粘着シート16を有している。粘着シート16が清掃部材1のプローブ形状の先端部3に付着した異物22に接触することで、その異物22が粘着シート16に転写される。これにより、異物22が清掃部材1から除去される。粘着シート16は、除去機構15の外周部に配置されている。粘着シート16は、ロール状に形成されている。粘着シート16は、渦巻き状にシートが巻かれており、表面のシートがはがされると新しいシートの粘着面があらわれるように構成されている。粘着シート16の粘着力は、清掃部材1のプローブ形状の先端部3の粘着力より強いことが好ましい。
除去機構15は、清掃部材1が延在する方向と交差する方向に移動可能に構成されている。清掃部材1が延在する方向と交差する方向は、たとえば図5中矢印A方向であるが、図5中矢印A方向と逆方向であってもよい。また除去機構15は、仮想の軸線17を中心に回転可能に構成されている。除去機構15の回転方向は、たとえば図5中矢印B方向であるが、図5中矢印B方向と逆方向であってもよい。
清掃部材1のプローブ形状の先端部3に付着した異物22が除去される様子について説明する。以下に清掃部材(ビアホール用)1aのプローブ形状の先端部3のテーパ形状23に付着した異物22が除去される場合について説明する。
図6(A)に示すように、除去機構15の外周部に配置された粘着シート16が清掃部材1のプローブ形状の先端部3のテーパ形状23に付着した異物22と接触するように清掃部材1が配置されている。除去機構15が仮想の軸線17を中心に図6(A)中矢印B方向に回転しながら図6(A)中矢印A方向に移動する。
図6(B)に示すように、除去機構15が回転しながら移動して、粘着シート16が清掃部材1のプローブ形状の先端部3のテーパ形状23に付着した異物22と接触する。除去機構15は、接触後も回転しながら移動することを継続する。図6(C)に示すように、粘着シート16は粘着性を有しているため、異物22は粘着シート16に付着した状態
が維持される。
また、清掃部材1のプローブ形状の先端部3がたとえばゴム素材からなっている場合、ゴム素材は性質上弾力性があり、ある程度変形するため、その先端部3が弾性変形する。そのため、その先端部3が弾性変形するような力を加えながら粘着シート16をその先端部3に接触させることができる。たとえば、粘着シート16を回転させながらその先端部3に接触させることができる。
また、粘着シート16に付着した異物22は、粘着シート16の表面のシートがはがされることで除去される。粘着シート16の表面のシートは、粘着シート16に付着した異物22がある程度たまった段階ではがされてもよい。
なお、異物22が取り除かれたプリント基板5はプロービング試験工程に送られる。
次に、本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置の作用効果について説明する。
本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置10によれば、清掃部材1はプローブ形状を有し、かつプローブ形状の先端部3は粘着性を有するように構成されている。清掃部材1がプローブ形状を有しているので、その先端部3が電子部品9が実装されたプリント基板5の電極部2に接触することができる。つまり、電子部品9によってプローブ形状の先端部3がプリント基板5の電極部2に付着した異物22に接触することが妨げられない。また先端部3は、粘着性を有しているため異物22を転写することができる。したがって、清掃部材1は電子部品9が実装されたプリント基板5に付着した異物22を除去することができる。
次に本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置の他の作用効果を説明するために、電子部品9が実装されたプリント基板5のプロービングの際の接触不良について説明する。プローブを利用してプリント基板5の電気特性を試験する代表的な試験として、ICT試験がある。ICT試験のプロービングの際の異物22の付着による接触不良について説明する。
図7に示すように、ICT試験では、測定されるプリント基板5のビアホール6などにプローブ18を接触させることによりプリント基板5の電気特性が測定される。図8に示すように、プローブ18をビアホール6などに接触させる際に、ビアホール6に付着した異物22はプローブ18に転写される。なお、プローブ18は、電気抵抗をさげるため金でメッキされている場合が多い。
図9に示すように、ICT試験では、プリント基板5の電気特性や実装状態がプローブ18を通じて測定機器20によって測定される。そして、その測定結果に基づいてPC(パーソナルコンピューター)21によってICT試験の合否の判定が行われる。なお、複数のプローブ18によりプローブ部19が構成されていてもよい。このプローブ部19を通じて測定機器20によってプリント基板5の電気特性が測定されてもよい。
プリント基板5には半田付けによって電子部品9が実装されているため、半田付けの際のフラックスなどの異物22が付着している場合がある。また電極部2は、たとえば銅で構成されているため、その酸化物が異物22として付着している場合がある。これらの異物22が電極部2とプローブ18との間に介在することによりプロービングの際に接触不良が発生する。
またプロービングを繰り返す事により異物22がプローブ18上に固着されてプローブ18上に異物22の膜ができる。この異物22の膜が電極部2とプローブ18との間に介在することによりプロービングの際に接触不良が発生する。
プロービングの際に接触不良が発生すると、ICT試験において、良品を不具合品と判定してしまう場合がある。
本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置10によれば、電子部品9が実装されたプリント基板5に付着した異物22を除去することができるため、ICT試験などのプロービングによる電気特性試験の直行率の向上を図ることができる。
また、電子部品9が実装されたプリント基板5のビアホール6やパッド7などの電極部2をプローブ18でプロービングする前に、プリント基板5に付着した異物22を除去することができる。そのため異物22によりプロービングの際に接触不良が発生することを抑制することができる。これにより電気特性試験における誤判定の低減を図ることができる。
本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置10によれば、清掃部材1のプローブ形状の先端部3がテーパ形状23を有している。そのため、従来の平面状の粘着性部材では異物を除去することが困難なビアホール6内部の異物22を除去することができる。
本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置10によれば、清掃部材1のプローブ形状の先端部3は、たとえばゴム素材などの弾性のある素材で構成されている。これにより、電子部品9が半田付けされたパッド7や半田付け部8の凹凸形状に対して、先端部3の弾性のある素材が凹凸形状を吸収するように弾性変形して密着する。これにより、清掃部材1の先端部3がこの凹凸形状に密着するため、凹凸形状に付着した異物22を転写することができる。したがって、異物22をより効果的に除去することができる。
本発明の一実施の形態のプリント基板清掃装置10によれば、清掃部材1のプローブ形状の先端部3に付着した異物22を除去するための除去機構15をさらに備えている。清掃部材1のプローブ形状の先端部3に付着した異物22が除去機構15の粘着シート16に転写されるので、プリント基板清掃装置10は、その先端部3を自動清掃することができる。
また、清掃部材1のプローブ形状の先端部3がたとえばゴム素材からなっている場合、その先端部3が弾性変形する。そのため、その先端部3が弾性変形するような力を加えながら粘着シート16をその先端部3に接触させることができる。たとえば、粘着シート16を回転させながらその先端部3に接触させることができる。これにより、除去機構15に異物22を効果的に転写することができる。
なお電子部品9が高密度に実装されている場合に上記の効果はより顕著となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、清掃部材によりプリント基板を清掃するプリント基板清掃装置に特に有利に適用され得る。
1 清掃部材、1a 清掃部材(ビアホール用)、1b 清掃部材(パッド用)、1c 清掃部材(半田付け部用)、2 電極部、3 先端部、4 固定部、5 プリント基板、6 ビアホール、7 パッド、8 半田付け部、9 電子部品、10 プリント基板清掃装置、11 支持部、12 移動機構、13 底板、14 孔、15 除去機構、16 粘着シート、22 異物、23 テーパ形状。

Claims (4)

  1. プリント基板を支持するための支持部と、
    前記支持部に支持された前記プリント基板の導電部を清掃するための清掃部材と、
    前記支持部に支持された前記プリント基板の前記導電部に付着した異物に前記清掃部材を接触させるための移動機構とを備え、
    前記清掃部材はプローブ形状を有し、かつ前記プローブ形状の先端部は粘着性を有するように構成されている、プリント基板清掃装置。
  2. 前記清掃部材の前記プローブ形状の先端部は、テーパ形状を有している、請求項1に記載のプリント基板清掃装置。
  3. 前記清掃部材の前記プローブ形状の先端部は、弾性のある素材で構成されている、請求項1または2に記載のプリント基板清掃装置。
  4. 前記清掃部材の前記プローブ形状の先端部に付着した異物を除去するための除去機構をさらに備え、
    前記除去機構は、粘着シートを有し、
    前記除去機構は、前記清掃部材の前記プローブ形状の先端部に付着した前記異物が前記粘着シートに転写されるように構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載のプリント基板清掃装置。
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JP2013116452A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Ntn Corp 異物除去装置および異物除去方法

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