JP2007212194A - 基板検査装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高密度の配線パターンに対してもより効率よく四端子測定を行うことのできる基板検査装置を提供する。
【解決手段】その基板検査装置は、複数の被検査点が設定された複数の配線を有する被検査基板の前記被検査点に接触する複数の検査用プローブを使用する。各検査用プローブは、電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる。その基板検査装置は、さらに、複数の電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続する接続部材と、その接続部材を経由してその群に電流を供給する電流供給手段と、群に属する電流供給用のプローブに対応する電圧測定用のプローブと、その群とは異なる他の群に属する検査用プローブに対応する電圧測定用プローブとの間の電圧を測定する電圧測定手段と、電流供給手段の供給電流値と電圧測定手段の測定電圧値とから前記被検査点の2つの間の配線の抵抗値を算出する算出手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は基板検査装置及び方法に関し、より詳しくは、回路基板上の配線の抵抗値を測定して導通検査を行うために四端子測定方法を用いる基板検査装置及び方法に関する。
この出願書類で使用する用語の「回路基板」は、半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアに限らず、プリント配線基板、例えば、フレキシブル基板、多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板など種々の配線が施される基板を総称する。即ち、回路基板には、四端子測定の対象となり得る全ての基板が含まれる。
従来、半導体パッケージ基板の導通検査では、配線パターンを形成する配線の両端にそれぞれプローブを接触させて、その配線の導通のみを検出していた。しかし、近年になって、導通のみではなく、配線の抵抗値を正確に測定する必要が生じたため、プローブの接触抵抗の影響を無くしながら、その抵抗値の測定のために四端子測定が一般的に使用されている。
このような四端子測定では、電圧測定用プローブと電流印加用プローブとができるだけ近接して設けられ、同一検査点に確実に接触する必要があり、そのための手段が種々提案されている。
特開2004−279133号 この文献1には、保持部材によって電流供給用ニードルピン及び電圧測定用ニードルピンが一体に保持された構成が開示されており、四端子測定で利用されるプローブが示されている。
このような文献1に開示される四端子プローブを利用する場合、各検査点にこのプローブの二つの端子を圧接させ、所定の二箇所の検査点に接触する二本の四端子プローブ間の抵抗を算出することになる。
このような四端子プローブを利用して各配線の導通検査を行う場合、検査対象となる配線上の測定点に圧接された二本の四端子プローブを順次選出して、それらの間の抵抗値を測定していた。
しかしながら、このような導通検査の方法では、各配線に圧接する二本の四端子プローブ同士の全ての組合せに対して抵抗値の測定を実施しなければならず効率の悪い方法であった。
また、このような四端子プローブを、フリップチップ面のような比較的配線ピッチが狭く高密度の配線パターンが形成された検査対象面で用いる場合、単位面積当たりの四端子プローブの本数が増加し、このプローブが有する二つの端子からの電気信号を送受信する電極部の面積が増加することになり、二つの端子からの電気信号を送受信することが難しいという問題を有していた。
さらに、特許文献1で示される如き四端子プローブは、比較的配線ピッチの間隔の広い配線パターンが形成されたボールグリッド面側(基板の裏面側)においては利用しやすいが、比較的配線ピッチが狭く高密度の配線パターンが形成されたフリップチップ面(基板の表面側)においては利用することが難しいため、表面側上で形成される配線(top-to-top配線)と表面側と裏面側にかけて形成される配線(top-to-bottom配線)との両方が存在する基板においては四端子測定を行うことが難しいという問題を有していた。
このため、フリップチップ面のようにより高密度の配線パターンが形成されている面に対してもより効率よく四端子プローブを配置して、四端子測定により抵抗値の測定を行うことが望まれている。
被測定対象が多数であるため、それらの被測定対象に対して効率よく測定を行うことが望まれている。
また、四端子プローブを用いる際に、それらの四端子プローブと計測装置との間の配線の簡略化が望まれている。
さらに、top-to-top配線とtop-to-bottom配線との両方が存在する基板において簡易に四端子測定を行うことが望まれている。
上記課題を解決するために、本発明に係る基板検査装置は、複数の被検査点が設定された複数の配線を有する被検査基板の被検査点に接触する複数の検査用プローブであって、各検査用プローブが、電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブと、複数の検査用プローブの電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続する接続部材と、接続部材を経由して群に電流を供給する電流供給手段と、群に属する電流供給用のプローブに対応する電圧測定用のプローブと、その群とは異なる他の群に属する検査用プローブに対応する電圧測定用プローブとの間の電圧を測定する電圧測定手段と、電流供給手段の供給電流値と電圧測定手段の測定電圧値とから被検査点の2つの間の配線の抵抗値を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る基板検査装置は、複数の被検査点が表側及び裏側に設定された複数の配線を有する被検査基板の被検査点に接触する複数の検査用プローブであって、各検査用プローブが、電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブと、複数の検査用プローブの電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続する接続部材と、接続部材を経由して群に電流を供給する電流供給手段と、群に属する電流供給用のプローブに対応する電圧測定用のプローブと、その群とは異なる他の群に属する検査用プローブに対応する電圧測定用プローブとの間の電圧を測定する電圧測定手段と、電流供給手段の供給電流値と電圧測定手段の測定電圧値とから前記被検査点の2つの間の配線の抵抗値を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る接続部材は、複数の被検査点が表側及び裏側に設定された複数の配線を有する被検査基板の各被検査点に接触し、各々が電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブを用いる基板検査装置で使用される接続部材であって、複数の検査用プローブの電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続することを特徴とする。
さらに、本発明に係る基板検査方法は、各々が電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブを被検査基板の表側及び裏側に設定された複数の配線上の被検査点に接触させる工程と、電流供給用のプローブを群にまとめて電気的に相互に接続し、群に電流を供給する工程と、複数の被検査点に接触する複数の電圧測定用のプローブの2つの組合せの間に発生している電圧値を測定する工程と、供給した電流値と測定した電圧値とから2つの被検査点の組合せの間の抵抗値を算出することにより配線の導通検査を行うことを特徴とする。
本発明によれば、フリップチップ面のようにより高密度の配線パターンに対しても四端子測定を行うことのできる基板検査装置及び方法並びに接続部材を提供することができる。
本発明によれば、より効率よく四端子測定を行うことのできる基板検査装置及び方法並びに接続部材を提供する。
また、本発明によると、高密度の配線パターンに対して四端子測定を行うに当たって検査用プローブと検査装置との間の配線を簡略化できる基板検査装置及び方法並びに接続部材を提供する。
さらに、top-to-top配線とtop-to-bottom配線との両方が存在する基板においても簡易に四端子測定を行うことができる基板検査装置及び方法並びに接続部材を提供することができる。
以下、本発明に係るプローブの望ましい実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ符号を付して、重複した説明を省略している。
[四端子測定装置]
図1は、四端子測定装置の概念を説明するための図である。その装置は、電流発生部12と電圧測定部10とを備える。電流発生部12には電流供給用の第1及び第2電流プローブ12F1,12F2が接続され、電圧測定部10には電圧測定用の第1及び第2電圧プローブ10S1,10S2が接続されている。
図1に示すように、回路基板の配線16の抵抗14を測定する場合には、第1及び第2電圧プローブ10S1,10S2と第1及び第2電流プローブ12F1,12F2とを、その配線16の抵抗14の両端に接触するように配置し、第1及び第2電流プローブ12F1,12F2を経由して、電流発生部12から配線16に測定用の所定の大きさの電流を供給する。それにより配線16の抵抗14の両端部には電位が発生するので、第1及び第2電圧プローブ10S1,10S2を介してその両端部の電位を電圧測定部10で測定する。それらの電位の差の値、つまり電圧値が求まると、測定用の電流値及びその測定した電圧値から配線16の抵抗14の抵抗値を求めることができる。
[基板検査装置の構成]
図2(a)は、四端子測定によって基板の配線の検査を行うための本発明に係る基板検査装置23の望ましい実施形態を示す。被検査基板24には、top-to-top配線29とtop-to-bottom配線28a、28b、・・・28nとの両方が形成されている。この実施形態では、被検査基板24の表側(図2に向かって上側)に形成された比較的配線ピッチが狭く高密度の配線のランド21a、21b、21c、・・・21nの中の2つの中の所定のランド間のtop-to-top配線29の抵抗値の測定及び断線の有無の確認を行うとともに、ランド21a、21b・・・21nの中の所定のランドと、基板24の裏側(図2に向かって下側)に形成された配線のランド25a、25b、・・・25nの中の所定のランドとの間のtop-to-bottom配線28a、28b、・・・28nの抵抗値の測定及び断線の有無の確認を行うものとする。
基板検査装置23は、検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−n等を用いて四端子測定を実施する。発明の理解の容易化のために、一部の検査用プローブのみを示し、他の検査用プローブは省略している。検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−nは測定対象の両端部に配置されるプローブであり、すべて同じ構造である。このため、代表的に検査用プローブ20−1について説明する。検査用プローブ20−1は、電圧測定用の円柱状の電圧プローブ20S1と、それを囲むように同軸的に配置された円柱状の電流供給用の電流プローブ20Fとからなる。それらの間には絶縁層(図示せず)が形成されている。
図2(b)は、図2(a)において破線Aで囲んだ検査用プローブ20−nの先端部を拡大した図である。その図に示すように、検査用プローブ20−nの先端部は、中央にある電圧プローブ20Snのとがった先端部と、それを囲むように配置された電流プローブ20Fの円環状のとがった先端部とから構成されていて、それらの両方ともがランド21nに当接している。
また、中間板22は、絶縁性の板状の材料から形成されていて、それには、図2(a)に示すように複数の貫通孔32が形成されている。その貫通孔32には検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−nが貫通して固定されている。後述するように、それらの複数の貫通孔32は、複数のグループ(群)に分けられており、各郡内の貫通孔32に挿入された検査用プローブの電流プローブ20Fが電気的に相互に接続されている。
ここで、図3aから図3cを参照しながら、測定対象とする基板24’の配線29’等と、中間板22’に形成された複数の群に分けられた貫通孔32と、それらの貫通孔に取り付けられる検査用プローブ20−1等との関係を説明する。図3aは、図2aにおける中間板22に相当する中間板22’の平面図であり、図3bは、図2aにおける被検査基板24に相当する被検査基板24’の平面図である。また、図3cは、図3bにおける被検査基板24’の3C−3C線から見た断面側面図である。
図3b及び図3cに示すように、被検査基板24’には、top-to-top配線29’とtop-to-bottom配線28’a、28’bとの両方が形成されている。測定対象のtop-to-top配線29’はランド21’cとランド21’nとの間の配線であり、また、測定対象のtop-to-bottom配線28’a、28’bは、それぞれ、ランド21’aとランド25’aとの間の配線及びランド21’bとランド25’bとの間の配線である。
図3aに示すように、中間板22’には、図3bに示す被検査基板24’のランド21’a、21’b、21’c・・・21’n(又は配線上の既定の測定点)に対応する位置に複数の貫通孔32が形成されており、それらの貫通孔32は、群34,35,36a、36b、36cにグループ化されている。群34は、top-to-bottom配線28’a、28’b・・・のランド21’a、21’bをグループ化したものに対応し、群35は、3つのtop-to-top配線29’の一方の側の複数のランド21’cをグループ化したものに対応する。また、群36a、36b、36cは、それぞれ、その3つのtop-to-top配線29’の他方の個々のランド21’nに対応する。なお、この実施例では、単数の貫通孔からなるものもグループ(群)と称する。
群34及び群35のそれぞれの群内では、貫通孔32の周縁を、例えば、導電性部材38(図3aには一部のみをしめす)によって接続することによって、各群内のすべての貫通孔32を電気的に相互に接続している。群36a、36b、36cは、互いに電気的に分離されており、また、群34及び群35からも電気的に離隔されている。
また、電流発生部12が、群34、群35、群36a、群36b及び群36c内の検査用プローブの電流プローブに電流を供給するように接続されている。その接続は、電流発生部12を、各群内の1つの検査用プローブの電流プローブに直接に接続するようにしてもよく、または、各群内の導電性部材38を経由していずれかの電流プローブに接続するようにしてもよい。
図2aに示すように、図3aの中間板22’の貫通孔32に検査用プローブ20−1、20−2、20−nを挿入すると、それらの検査用プローブの電流プローブ20Fは、その貫通孔32の周縁に密着して保持される。また、各群34,35内では、貫通孔32に挿入された検査用プローブ20−1、20−2、・・・20−nが導電性部材38によって相互に電気的に接続される。
そのように構成すると、電流発生部12から、群34、35、36a、36b及び36cの1つの検査用プローブの電流プローブ20Fに電流を供給すると、各群内のすべての電流プローブ20Fに電流を供給することができる。
中間板22’の複数の貫通孔32をどのようなグループ(群)にまとめるかは、主として基板の配線パターンに対応して定めることになる。例えば、図3aに示すように、top-to-bottom配線28’a、28’b等が存在する場合には、それらの配線の例えば基板24’の表側の面上にあるランドや被測定点を1つのグループにする。また、top-to-top配線29’等が存在する場合には、それらの配線の一方のランドや被測定点を1つのグループにまとめ、他方のランドや被測定点は電気的に個々に独立したグループとする。
このように中間板22’の貫通孔32をグループ化することによって、被検査基板に、top-to-bottom配線とtop-to-top配線とが混在していても、top-to-top配線に対し四端子測定によって導通検査を行うことができる。
一方、図2に示すように、被検査基板24の裏側には、top-to-bottom配線28a、28b、・・・28nの一方のランド25a、25b、・・・25nが形成されている。その基板の裏側では、その基板の表側で用いた検査用プローブ20−1、20−2、・・・20−nとは異なる構造の検査用プローブ26を用いている。その検査用プローブ26は、電流供給用の電流プローブ26Fと電圧測定用の電圧プローブ26Sとを備え、それらが一体的に形成されている。ただし、検査用プローブ26の代わりに検査用プローブ20−1、等と同じ構造のプローブを用いてもよい。
図2aに示すように、検査用プローブ26の電流プローブ26Fと、電圧測定用の電圧プローブ26Sとの先端部(図2に向かって上側の位置にある部位)は、ともにランド25aに当接している。また、電流プローブ26Fは、電流発生部12に接続されており、電圧プローブ26Sは、電圧測定部10に接続されている。
また、被測定基板24の表側に配置された検査用プローブの電圧プローブ20S1、20S2、・・・20Snは、電圧測定部10に接続されている。このように、基板の表面側のすべての電圧測定用の電圧プローブを同じ電圧測定部に接続するようにしてもよいが、個別に又はいくつかのグループごとに別々の電圧測定部に接続するようにしてもよい。同一の電圧測定部にすべての電圧プローブを接続したときには、測定時間をずらしてそれぞれの電圧プローブの電圧測定を行えばよく、別々の電圧測定部を用いた場合には測定を同時に行うこともできる。
また、図示していないが、電流発生部12及び電圧測定部10には演算処理装置が接続されていて、電流発生部12から供給される電流の値及び電圧測定部10によって測定する電圧値に関するデータを受信して、それらの値から抵抗値を算出する処理を行う。また、その演算処理装置に表示装置が接続されていて、その算出した抵抗値等のデータを表示する(図示せず)。
[基板検査装置の動作]
図4は、例えば、図3bに示す配線の群34、35、36a、36b及び36cに対応させて、図3aに示すように、検査用プローブを34、35、36a、36b及び36cにグループ化した中間板22を用いた基板検査装置23によって、各配線の抵抗値を測定する場合のその装置の動作の流れを説明する。
ステップS41では、まず、被検査基板24’に対し中間板22’に取り付けたプローブの先端の位置決めを行う。つまり、検査用プローブ20−1,20−2、20−3、・・・20nを中間板22’ともに移動させて、それらの検査用プローブの先端を基板24’の表側のランド21’a、21’b、21’c、・・・21’nの表面に当接させる。この場合、基板22’の表面と平行な面内に沿ってX軸方向及びそれに直交するY軸方向と、その面と直交する鉛直方向のZ軸方向とを規定して、それらの座標に基づいてランドの位置を特定し、図示せぬプローブ移動装置を用いて検査用プローブを移動してその先端をランドに当接させるようにしてもよい。
また、top-to-bottom配線28’a、28’b、・・・28’nを検査するために、基板24’の裏側のランド25’a、25’b、・・・25’nのそれぞれに別々の検査用プローブ26の先端を当接させる。
ステップS42では、電流発生部12を、群34、35、36a、36b及び36cと、検査用プローブ26の電流プローブ26Fとに接続し、それから、top-to-bottom配線28’a、28’b、・・・28’nの検査を行うために群34と電流プローブ26Fとの間に電流を供給し、また、top-to-top配線29’の検査を行うために群36と群36a、36b及び36cとの間に電流を供給する。
上記のように、群34と電流プローブ26Fとの間に電流を供給すると、配線28’a、28’b、・・・28’nのそれぞれの両端に電位差が生じる。また、群35と群36a、36b及び36cとの間に電流を供給すると、群35と群36aとの間の配線29’の両端、また、群35と群36bとの間の配線29’の両端、さらに、群35と群36cとの間の配線29’の両端に電位差が生じる。
ステップS43では、top-to-bottom配線28’a、28’b、・・・28’nの検査の場合には、電圧プローブ20S1,20S2、20S3、・・・20Snと電圧プローブ26Sとの間の電位差を電圧測定部10によって測定する。また、top-to-top配線29’の検査の場合には、電圧プローブ20S1,20S2、20S3、・・・20Snの一対ごとの間の電位差を電圧測定部10によって測定する。
ステップS44では、演算処理装置によって、電流発生部12から供給した電流の値とその測定した電圧値とから抵抗値を算出してその値を保存する。
続いて、ステップS45では、その算出した抵抗値を既定の抵抗値のrオームと比較する。算出した抵抗値が既定の抵抗値より大きい場合には、ステップS46において、その算出した抵抗値を表示装置に表示する。一方、算出した抵抗値がその既定の抵抗値より小さい場合には、ステップS47において、2つのグループに対応する2つの配線が短絡していると判断して、その旨を表示装置に表示する。短絡は、例えば、図3bの実施例では、配線29’同士の間で発生する可能性がある。そのように、群35と群36aとの間の配線29’と、群35と群36bとの間の配線29’又は群35と群36cとの間の配線29’との間の導通を調べる場合には、群35と群36b又は群36cと間の短絡の検査をおこなえば、配線29’同士の短絡の有無を検査することができる。必要に応じて、表示装置には、短絡や抵抗値の表示に代えて、配線の導通の良否を示す表示に代えてもよい。
図3aの実施例のように、電流を郡34のいずれかの検査用プローブの電流プローブ26Fに供給すると、導電性部材38を経由してすべての他の電流プローブにも電流が供給されるので、個々の電流プローブに電流を供給する必要がない。
[検査用プローブの他の実施例]
図5は、中間板を用いた基板検査装置に適した検査用プローブ50の一例を示す。
図5に示すように、検査用プローブ50は、電圧測定用の円柱状の電圧プローブ50Sと、それを囲むように同軸的に配置された円筒状の電流プローブ50Fとを備える。電圧プローブ50Sの表面には絶縁膜(図示せず)が形成されており、電圧プローブ50Sは電流プローブ50Fの内部で移動することができる。図5から明らかなように、電流プローブ50Fは、電圧プローブ50Sよりも短く、電圧プローブ50Sの先端部の接触部53は、電圧プローブ50Fから突出している。また、電流プローブ50F及び電圧プローブ50Sは、可撓性及び弾性を有する材料から形成されている。それにより、後述するように、電流プローブ50F及び電圧プローブ50Sは、ベースプレートと測定対象の回路基板との間で撓んで湾曲するとともにそれらの先端部を回路基板に適切に当接させることができるようになる。
[他の実施例に係る検査用プローブを用いた検査装置の一例]
図6は、図5に示すプローブ50と同じ構造の検査用プローブ50−1,50−2,50−3を備えた検査装置60の一例を示す。その検査装置60においては、各々の検査用プローブ50−1,50−2,50−3の電流プローブ50Fの上端部分が、中間板64に固定されているが、その下端近くは、ガイドプレート62に形成された孔に移動自在に挿入されている。
中間板64は絶縁性の材料から形成されていて電流プローブ50Fを保持する。中間板64に固定された検査用プローブ50−1,50−2,50−3は、例えば、図2及び図3に示す実施例のように、top-to-bottom配線やtop-to-top配線のような基板の配線パターンに対応させてグループ化されていて、それらのグループ内では、検査用プローブ同士が導電性部材68によって電気的に相互に接続されている。
図示していないが、各グループ内の1つの電流プローブ50Fが、電流発生部12に接続されていて、導電性部材68を経由してグループ内の他のすべての電流プローブ50Fに電流が供給される。
図6は、電圧プローブ50S及び電流プローブ50Fの先端部が測定対象にしっかりと押し付けられていて、それらが適切に撓んでいる状態を示す。
図6は、その電圧プローブ50S及び電流プローブ50Fの代表的な撓みの例を示す。破線で示す部分50S’、50F’は、各プローブが測定対象に押し付けられていない状態である。検査用プローブ50−1では、ベースプレート52に近い側の電圧プローブ50Sが撓んでいる。検査用プローブ50−2では、ベースプレート52に近い側では電圧プローブ50Sが撓むとともに、さらに基板58側では電流プローブ50F及びその内部に位置する電圧プローブ50Sの両方が撓んでいる。また、検査用プローブ50−3も検査用プローブ50−2と同様に撓むが、ベースプレート52に近い側での電圧プローブ50Sの撓みの方向は検査用プローブ50−2とは逆である。
次に、図6に基づいて、検査用プローブ50−1,50−2,50−3の先端部を測定対象の配線回路パターン56に当接させる際の検査装置60の動作を説明する。
まず、電圧プローブ50Sの上端部が固定されたベースプレート52と、電流プローブ50Fの上端部が固定された中間板64とをそれらの距離を一定に保持したまま同時に下降させて、電圧プローブ50Sの接触部53を回路基板58上の配線回路パターン56に当接させる。このときは、電流プローブ50F及び電圧プローブ50Sはまっすぐである。破線で示す部分50S’、50F’は、各プローブが撓んでいない状態を示す。
次に、接触部53を配線回路パターン56に当接させた状態で、さらにベースプレート52及び中間板64を下降させて接触部53を配線回路パターン56に押し続ける。そうすると、ベースプレート52と配線回路パターン56との間の距離が、電圧プローブ50Sの長さより小さくなるので、弾性を有する電圧プローブ50Sが撓み始める。ベースプレート52及び中間板64の下降が続くと、電流プローブ50Fの先端部が配線回路パターン56に当接するようになる。その状態が図6における検査用プローブ50−1の状態に対応しており、電流プローブ50Fはまっすぐのままである。
一方、基板58又は配線回路パターン56の表面に凹凸があることがある。このため、検査用プローブ50−1の先端が、配線回路パターン56の表面に当接する前に、既に、他の検査用プローブの先端が、対応する配線回路パターン56の表面に当接している場合がある。その場合に、ベースプレート52及び中間板64の下降を続けると、既に先端が当接している検査用プローブは、可撓性を有するため撓んで湾曲し始める。その後、全ての検査用のプローブの電圧プローブ50S及び電流プローブ50Fの先端が、対応する配線回路パターン56の表面に当接すると、ベースプレート52及び中間板64の下降が止められる。そのときは、図6に示すように、先に配線回路パターン56に当接していた検査用プローブ50−2及び50−3の電流プローブ50Fは、撓んで湾曲している。このように電流プローブ50Fが撓むのは、電流プローブ50Fが取り付けられた中間板64と、それに対応する配線回路パターン56の表面との間隔が、複数の検査用プローブの間で相違することがあるため、その相違を吸収するためである。
図5及び図6の実施例に係る検査用プローブ50−1等を用いて、基板上の配線の検査を行う場合には、電流発生部12を、中間板64に取り付けられた検査用プローブの各グループに接続するとともに、電圧測定部10を検査用プローブ50−1,50−2,50−3等に接続して、図2に示す検査装置と同様に、図4に示す手順に基づいて配線の抵抗値の測定を行う。つまり、検査用プローブ50−1等を配線(ランド)に接触させて、電流供給部12から中間板64の導電性部材38を経由して各群内の1つの電流プローブ50Fに電流を供給する。同じ群内の電流プローブ50Fは導電性部材68によって電気的に相互に接続されているので、1つの電流プローブ50Fに電流を供給することによって、他の電流プローブ50Fにも電流が供給される。さらにその電流はそれらの電流プローブから配線に供給される。その電流の供給によって、検査対象の配線の2つの被接触点の間には電位差が発生する。それらの被接触点には電圧プローブ50Sが接触しているので、電圧測定部10を用いてそれらの一対の電圧プローブ50Sの間に発生した電位差を測定する。次に測定した電圧値及び供給電流の値から配線の抵抗値を算出して配線の状態を検査する。
図5及び図6の実施例によると、電流プローブ50Fを測定対象に押し付けるだけで、電圧プローブ50S及び電流プローブ50Fの両方の先端部を測定対象にしっかりと接触させることができる。
上記の測定装置60の動作の説明においては、ベースプレート52と中間板64との間を一定に保持して、電圧プローブ50Sの先端を最初に配線回路パターン56の表面に当接させ、次に、電流プローブ50Fの先端を配線回路パターン56に当接させた。それに代えて、次のように測定装置60を動作させるようにしてもよい。
つまり、測定装置60において、まず、中間板64とそれに上端部が固定された電流プローブ50Fを下降させて、電流プローブ50Fの先端部を配線回路パターン56の表面に当接させる。その際、基板58又は配線回路パターン56の表面に凹凸があることがあるため、すべての電流プローブ50Fの先端部が、配線回路パターン56の表面に同時に当接しない場合がある。そのため、すべての電流プローブ50Fの先端部が、配線回路パターン56の表面に当接するまで中間板64の下降が続けられる。その下降に伴い、先に配線回路パターン56の表面に当接した電流プローブ50Fは、中間板64の下降に伴って湾曲することになる。すべての電流プローブ50Fの先端部が配線回路パターン56の表面に当接した段階で、中間板64の下降は止められる。
次に、電圧プローブ50Sとともにベースプレート52を下降させる。それにより、電圧プローブ50Sの先端部が、配線回路パターン56の表面に当接するようになる。その際、基板58又は配線回路パターン56の表面の凹凸のために、電流プローブ50Fの場合と同様に、複数の電圧プローブ50Sの先端部が同時に配線回路パターン56の表面に当接しないことがあるので、すべての電圧プローブ50Sの先端部が、配線回路パターン56の表面に当接するまでベースプレート52の下降が続けられる。その下降に伴い、先に配線回路パターン56の表面に当接した電圧プローブ50Sは湾曲することになる。すべての電圧プローブ50Sの先端部が配線回路パターン56の表面に当接した段階で、ベースプレート52の下降が止められる。
上述のように、測定装置60を動作させると、電流プローブ50F及び電圧プローブ50Sの撓みによって、測定対象の面の凹凸による高さの相違やプローブの長さの相違等が吸収されてすべてのプローブの先端が適切に測定対象の面に接することができるとともに、それらの先端が適切な力でその面に押し付けられて良好な電気的接触を形成することができる。
この実施例によると、グループ化された複数の電流プローブ50Fが中間板64に固定されていて、各グループ内においてそれらの固定された端部が導電性部材68によって電気的に相互に接続されているので、電流発生部12からは、それらの電流プローブ50Fの中の1つだけに電流を供給すればよい。そのため、電流プローブから電流発生部までの配線を簡略化することができる。
[代替例等]
以上、本発明の係る基板検査装置、基板検査方法、接続部材及び検査用プローブについていくつかの実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に拘束されるものではない。当業者が容易になしえる追加、削除、改変等は、本発明に含まれることを承知されたい。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲の記載によって定められる。
例えば、図2及び図3の実施例では、中間板22を絶縁性材料で形成したが、導電性材料、例えば、導電性ゴムによって形成し、さらに、貫通孔32のグループ同士を電気的に分離するために、それらの境界に絶縁材の分離帯を形成するようにしてもよい。又は、中間板を貫通孔の群ごとに別々に独立させてもよい。
また、中間板として、板状に一体的に形成して検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−nを支持するとともに、電流発生部12と電流プローブ20Fとを電気的に接続する実施例を説明したが、中間板によって検査用プローブの支持は行わずに、その支持は別部材によって行い、中間板は、例えば、導電性のあるフィルム状のもので形成して、電流発生部12と所定のグループ化した電流プローブ20Fとを電気的に接続することのみを行わせてもよい。
また、図2において、電流プローブ20Fと電圧プローブ20S1,20S2,20−3、・・・20nとを入れ替えて、電流プローブ20Fを中心に配置し、それを囲むように電圧プローブ20S1,20S2,20nを形成するように構成してもよい。そのような検査用プローブを用いる場合には、各検査用プローブの内側に位置する電流プローブ20Fに電流発生部12を接続し、各電流プローブ20Fを囲むように形成された電圧プローブ20S1,20S2,20nに、中間板22の導電性部材38を経由して電圧測定部10を接続する。この状態で、電流を各電流プローブ20Fに流して、電圧プローブ26Sと電圧プローブ20S1,20S2,20nとの間に発生した電圧を中間板22の導電性部材38を経由して電圧測定部10で測定する。この後の処理装置での計算処理は図4で説明したものと同じである。
[中間板の他の例]
図7は、他の例の中間板72を示す平面図である。中間板72には、top-to-top配線が形成された被検査基板のランドの位置に対応する位置に貫通孔32’’が形成されている。各々の貫通孔の直径は検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−n又は50−1、50−2、50−3、・・・50−nの外径に相当する。また、複数の貫通孔32’’の一部が、例えば、図7に示すように、2つのグループ(群)34’’及び35’’にグループ化されており、各グループ34’’,35’’内では、貫通孔32’’の周縁が導電性部材38によって相互に電気的に接続されている。図7では、図面を簡略化するために、導電性部材38は一部のみを示す。
所定の貫通孔32’’に、例えば検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−nを挿入すると、それらの検査用プローブの電流プローブ20Fが、その貫通孔32’’の周縁に密着して保持される。また、貫通孔32’’の各グループ34’’,35’’内では、貫通孔32’’に挿入された検査用プローブ20−1、20−2、20−3、・・・20−nが導電性部材38によって相互に電気的に接続される。このため、グループ34’’内の貫通孔34’’aに挿入された検査用プローブの1つの電流プローブ20Fに電流発生部12から電流を供給すると、そのグループ内の全ての電流プローブに電流を供給できることになる。同様に、グループ35’’の貫通孔35’’aに挿入された検査用プローブの1つの電流プローブに電流発生部12から電流を供給すると、そのグループ内の全ての電流プローブに電流を供給できる。
次に、図2aに示す基板検査装置23を用いて、例えば、図7に示すように、グループ34’’とグループ35’’とにそれぞれ対応する基板のtop-to-top配線の中の2つの配線の間の抵抗値を測定する場合のその装置の動作の流れを説明する。
まず中間板72に取り付けた検査用プローブの位置決めを行う。つまり、図6に示すような検査用プローブ50−1,50−2、50−3、・・・50nを中間板72ともに移動して、それらの検査用プローブの先端をランド56の表面に当接させる。この場合、基板の表面と平行な面内に沿ってX軸方向及びそれに直交するY軸方向と、その面と直交する鉛直方向のZ軸方向とを規定して、それらの座標によってランドの位置を特定し、図示せぬプローブ移動装置を用いて検査用プローブを移動してその先端をランドに当接させるようにしてもよい。
次に、各グループ34’’,35’’間に電流を供給する。つまり、それぞれのグループ内の任意の1つの電流プローブ50Fに電流発生部12から電流を供給する。それにより、電流は、各グループ34’’,35’’内の導電性部材38を経由してすべての電流プローブ50Fに供給される。
その電流の供給によって、グループ34’’内の電圧プローブ20Sと、グループ35’’内の電圧プローブ20Sとの間に電位差が発生するので、それを電圧測定部10によって測定する。その電位差はそれらのグループの配線間に生じたものである。
次に、演算処理装置によって、電流発生部12から供給した電流の値とその測定した電圧値とから抵抗値を算出してその値を保存する。
このように測定すると、検査用プローブをグループ化しないでtop-to-top配線間の絶縁の良否を測定する場合と比べると、検査用プローブをグループ化することによって2つの配線間の絶縁の良否の判断のための測定を1度で済ませることができる。
図1は、四端子測定法の概念を説明するための図である。 図2(a)は、本発明に係る基板検査装置の一実施形態の概略側面図である。図2(b)は、その基板検査装置に用いる検査用プローブの先端部の拡大図である。 図3(a)は、本発明に係る基板検査装置に用いる中間板の平面図である。図3(b)は、その中間板を用いて検査を行う被検査基板の平面図である。図3(c)は、図3(b)の被検査基板の3C−3C線からみた断面側面図である。 図4は、本発明に係る基板検査装置を用いて基板を検査する際の装置の動作の流れ図である。 図5は、本発明に係る検査用プローブの他の実施例を説明するための図である。 図6は、図5の検査用プローブを用いる他の実施例に係る基板検査装置を説明するための図である。 図7は、他の例に係る中間板の平面図である。
符号の説明
10:電圧測定部、 12:電流発生部、 20−1,20−2,20−n,26:検査用プローブ、 20S1,20S2,20Sn:電圧プローブ、 20F,26F:電流プローブ、 22,64:中間板、 32:貫通孔、 38,68:導電性部材、 50:検査用プローブ、 60:基板検査装置

Claims (17)

  1. 複数の被検査点が設定された複数の配線を有する被検査基板の前記被検査点に接触する複数の検査用プローブであって、各検査用プローブが、電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブと、
    前記複数の検査用プローブの前記電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続する接続部材と、
    前記接続部材を経由して前記群に電流を供給する電流供給手段と、
    前記群に属する電流供給用のプローブに対応する電圧測定用のプローブと、該群とは異なる他の群に属する検査用プローブに対応する電圧測定用プローブとの間の電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記電流供給手段の供給電流値と前記電圧測定手段の測定電圧値とから前記被検査点の2つの間の配線の抵抗値を算出する算出手段とを備える基板検査装置。
  2. 複数の被検査点が表側及び裏側に設定された複数の配線を有する被検査基板の前記被検査点に接触する複数の検査用プローブであって、各検査用プローブが、電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブと、
    前記複数の検査用プローブの前記電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続する接続部材と、
    前記接続部材を経由して前記群に電流を供給する電流供給手段と、
    前記群に属する電流供給用のプローブに対応する電圧測定用のプローブと、該群とは異なる他の群に属する検査用プローブに対応する電圧測定用プローブとの間の電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記電流供給手段の供給電流値と前記電圧測定手段の測定電圧値とから前記被検査点の2つの間の配線の抵抗値を算出する算出手段とを備える基板検査装置。
  3. 前記算出手段によって算出された抵抗値を既定の値と比較することによって前記配線の導通検査を行う請求項1又は2の基板検査装置。
  4. 前記接続部材が、前記被検査基板の表側又は裏側に配置され、各接続部材が、前記複数の前記電流供給用プローブを電気的に相互に接続する請求項1又は2の基板検査装置。
  5. 前記電流供給用のプローブが絶縁層を介して前記電圧測定用のプローブを囲み、該電流供給用のプローブと該電圧測定用のプローブとが同心状に形成されている請求項1又は2の基板検査装置。
  6. 前記接続部材が絶縁性材料から形成された板状部材であり、該板状部材に複数の貫通孔が形成されていて、該貫通孔が前記群ごとに導電性部材によって電気的に相互に接続されている請求項1又は2の基板検査装置。
  7. 前記被検査基板の前記表側に配置されていて前記複数の検査用プローブの前記電流供給用のプローブが取り付けられた接続部材と、前記被検査基板の前記裏側に配置された前記検査用プローブの前記電流供給用のプローブとの間に前記電流供給手段が電流を供給し、前記被検査基板の前記表側に配置された前記接続部材に取り付けられた前記複数の検査用プローブの前記電圧測定用のプローブと、前記被検査基板の前記裏側に配置された前記検査用プローブの前記電圧測定用のプローブとによって、前記被検査基板を表側から裏側に貫通する配線の抵抗値を測定する請求項1又は2の基板検査装置。
  8. 前記接続部材が、前記群内の電流供給用のプローブ同士を電気的に相互に接続する導電性材料から形成された部分と、該群同士を電気的に離隔する絶縁性材料から形成された部分とからなる請求項1又は2の基板検査装置。
  9. 前記群が前記被検査基板の配線に応じて決定される請求項1又は2の基板検査装置。
  10. 前記群が、少なくとも、前記被検査基板の表面と裏面とを接続する配線パターンに接触する群と、該被検査基板の表面のみからなる配線パターンに接触するプローブの群を有する請求項1又は2の基板検査装置。
  11. 複数の被検査点が表側及び裏側に設定された複数の配線を有する被検査基板の各被検査点に接触し、各々が電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブを用いる基板検査装置で使用される接続部材であって、
    前記複数の検査用プローブの前記電流供給用のプローブを群ごとに電気的に相互に接続する接続部材。
  12. 前記接続部材が板状部材からなり、前記複数の検査用プローブの前記電流供給用のプローブを保持する請求項11の接続部材。
  13. 前記接続部材が導電性の薄膜状部材からなる請求項11の接続部材。
  14. 前記群が前記被検査基板の配線に応じて決定される請求項11の接続部材。
  15. 前記群が、少なくとも、前記被検査基板の表面と裏面とを接続する配線パターンに接触する群と、該被検査基板の表面のみからなる配線パターンに接触するプローブの群を有する請求項11の接続部材。
  16. 各々が電圧測定用のプローブと電流供給用のプローブとからなる複数の検査用プローブを被検査基板の表側及び裏側に設定された複数の配線上の被検査点に接触させる工程と、
    前記電流供給用のプローブを群にまとめて電気的に相互に接続し、該群に電流を供給する工程と、
    前記複数の被検査点に接触する前記複数の電圧測定用のプローブの2つの組合せの間に発生している電圧値を測定する工程と、
    前記供給した電流値と前記測定した電圧値とから前記2つの被検査点の組合せの間の抵抗値を算出することにより配線の導通検査を行う基板検査方法。
  17. 前記群が前記被検査基板の配線に応じて決定される請求項16の基板検査方法。

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