JPH11506492A - 低分子量の高反応性ポリイソブテンの製法 - Google Patents

低分子量の高反応性ポリイソブテンの製法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、平均分子量Mn500〜20000ダルトン、80モル%より上の末端位二重結合の含量を有する低分子量の高反応性ポリイソブテンを、イソブテン又はイソブテン含有の炭化水素流を液体相中で三弗化硼素−錯体−触媒を用いて温度−40〜0℃及び圧力1〜20バールで重合させることによって製造する方法に関し、その際、重合反応を少なくとも2つの重合反応工程で実施し、その際、第1重合工程で供給されたイソブテンを95%までの部分変換率まで重合させ、残りのイソブテンの重合を、第1重合工程で生成されたポリイソブテンを前もって分離せずに又は分離した後に、1以上の後続の重合工程で引き続き行う。

Description

【発明の詳細な説明】 低分子量の高反応性ポリイソブテンの製法 詳細な説明 本発明は、イソブテン又はイソブテン含有の炭化水素流を液体相中で三弗化 硼素−錯体−触媒を用いて温度−40〜0℃及び圧力1〜20バールで重合させ ることによって、平均分子量Mn500〜20000ダルトン、80モル%より 上の末端位二重結合の含量を有する低分子量の高反応性ポリイソブテンを製造す る方法に関する。 数十万ダルトンまでの分子量を有する低分子量及び高分子量のポリイソブテン はかなり前から公知であり、その製法は、例えばH.ギューターボック(Guerte rbock)著“ポリイソブチレン ウント ミッシュポリメリザート(Polyisobuty len und Mischpolymerisate)”77〜104頁(Springer、ベルリン、195 9年)に記載されている。現在得られるこの分子量範囲のポリイソブテンは大抵 はルイス酸−触媒、例えば塩化アルミニウム、塩化アルミニウムアルキル又は三 弗化硼素を用いて製造され、大抵は10モル%より少ない末端位二重結合(ビニ リデン原子団)及び2〜7の分子量分布(分散性)を有する。 この慣用のポリイソブテンと、一般に500〜50 00ダルトンの平均分子量を有し、有利には60モル%よりはるかに上の高い含 量のビニリデン原子団を有するいわゆる高反応性ポリイソブテンとは異なる。こ のような高反応性ポリイソブテンは、例えば西ドイツ特許(DE−A)第270 2604号明細書に記載されているように、潤滑剤及び燃料用の添加物を製造す るための中間生成物として使用される。これらの添加物を製造するために、先ず ポリイソブテンの末端位二重結合と無水マレイン酸との反応により、ポリイソブ テン−無水マレイン酸付加生成物、特に無水琥珀酸ポリイソブテニルを製造し、 これを引き続き特定のアミンと反応させて完全な添加物に変換する。無水マレイ ン酸を用いて付加生成物を生成する際に主としてビニリデン二重結合が反応し、 これに対して高分子の内部に存在するその他の二重結合が高分子中のその状態に 応じてハロゲン添加なしには全くか又は著しく僅かにしか反応を起こさないので 、分子中の末端位二重結合の含分はこのタイプのポリイソブテンの極めて重要な 品質基準である。 ビニリデン二重結合の成立及びイソブテン高分子中の末端位二重結合の内部二 重結合への異性体化に関しては、パスカス(Puskas)その他著“ジャーナル オ ブ ポリマー サイアンス(Journal of Polymer science)”:シンポジウム第 56巻、191頁(1976年)により下記の式に記載の概念がある: 重合反応の経過の間に生じるポリイソブテン陽イオ ンIはプロトンの脱離により相応するポリイソブテンに変わることができる。そ の際、プロトンを、β−メチル基並びにγ−メチレン基から脱離させることがで きる。この2種類の位置のいずれかからプロトンを脱離させるかに応じて、その 際、ビニリデン二重結合IIを有するか又は三置換された分子の末端近くに存在 する二重結合IIIを有するポリイソブテンが生じる。 ポリイソブテン陽イオンIは比較的不安定であり、比較的高置換の陽イオンへ 転移することによって安定化するように動く。その際、ポリイソブテン陽イオン IVへの1,3−メチル基移動並びに後続的にか又は競合的にポリイソブテン陽 イオンVへの1,2−ヒドリド−及び2,3−メチル基変位が起こり得る。陽イ オンIV及びVからどの位置からプロトンが脱離したかに応じて、各々3種類の 異なる二重結合異性体のポリイソブテンが生成する。しかし、二重結合がなお更 にポリイソブテン高分子の内部に移動する作用で、陽イオンIV及びVが更に移 動する可能性もある。 この脱プロトン化及び転移は全て平衡反応であり、従って可逆的であり、その 際、もちろん最後に安定な、高置換された陽イオンの生成及びそれによって熱動 力的平衡下における内部位の二重結合を有するポリイソブテンの生成が有利であ る。これらの脱プロトン化、プロトン化及び転移は、場合により反応混合物中に 含有される痕跡の酸により接触されるが、特に重合の触媒反応に必要なルイス− 酸−触媒自体により接触される。この状況に基づき、式IIによるビニリデン二 重結合を有するポリイソブテンのみが非常に良好に付加生成物形成下で無水マレ イン酸と反応し、これに比べて式IIIのポリイソブテンは既に著しく減少した 反応性を有し、高置換二重結合を有するその他のポリイソブテンは実際に反応性 ではないので、更に高含量の末端位二重結合を有する高反応性ポリイソブテンの 改善された製法を見出すために多くの研究班が絶え間ない努力をしていることは 理解される。 イソブテン又はイソブテン−含有炭化水素流、特にその中に当初から含有され る1,3−ブタジエンを完全に除去した、スチームクラッカー、FCC−クラッ カー(FCC:Fluid Catalyzed Cracking)からのC4−分、いわゆるC4−ラフィ ネートからの低分子量の高反応性ポリイソブテンの製造は、多数の所有権、例え ば欧州特許(EP−A)第145235号明細書、欧州特許(EP−A)第48 1297号明細書、西ドイツ特許(DE−A)第2702604号明細書、欧州 特許(EP−A)第628575号明細書、欧州特許(EP−A)第32224 1号明細書及びWO93/10063号明細書から公知である。これらの方法は 全て単一反応工程のイソブテンの重合に関する。 これらの方法の欠点は、BF3−錯体−触媒の使用 により弗素含有副生成物が生成されることである。この方法により製造されたポ リイソブテンの弗素含量は200ppmまで達しうる。この弗素含有ポリイソブ テンの熱負荷に際して、非常に腐食性である弗化水素の脱離が起こる。特にこの 問題はイソブテン−含有のC4−分を出発物質として使用する場合に不利である 。それというのも、その際−n−ブテンの含量に基づき−ポリイソブテンの比較 的安定な第二弗化物が生じ、次いでこれはポリイソブテンを燃料−及び潤滑油添 加物へ更に誘導体化する場合に、又はこの燃料添加物を後で自動車で使用する場 合に脱離して弗化水素を生じる恐れがあり、その際、腐蝕損傷が生じるからであ る。 C4−分を使用する場合の単一工程の重合実施のその他の欠点は、この炭化水 素流中に含有されるn−ブテンに起因する。成長するポリマー鎖中へのその組み 込みにより重合中止が起こる可能性があり、高反応性ポリイソブテン、即ち高含 量のビニリデン二重結合を有するポリイソブテンの形成に関する選択性が減少す る。 これらの欠点を回避するためには、これまで公知の方法によれば重合に使用さ れたC4−分のまだ比較的高い残イソブテン含量で重合を中断しなければならな い。しかしこれは装入物質の高い損失を起こし、従って慣用の方法によるC4− 分からのPIB製造は不経 済である。 従って本発明の課題は、その弗素含量が公知方法により製造したポリイソブテ ンの弗素含量よりはるかに下である、低分子量の高反応性ポリイソブテン(PI B)を製造するための方法を見出すことであった。この方法は特に、低い弗素含 量及び二重結合の高い末端位性のPIBをC4−炭化水素流から製造することを 可能にし、経済的であるべきである。更にこうして製造したPIBは緊密な分子 量分布Dを有すべきである。 相応して、イソブテン又はイソブテン含有炭化水素流を液体相中で三弗化硼素 −錯体−触媒を用いて温度−40〜0℃及び圧力1〜20バールで重合させるこ とによって、平均分子量Mn500〜20000ダルトン、80モル%より上の 末端位二重結合の含量を有する低分子量の高反応性ポリイソブテンを製造する方 法を見出したが、これは重合反応を少なくとも2つの重合反応工程で実施し、そ の際、第1重合工程で供給されたイソブテンを95%までの部分変換率に達する まで重合し、残りのイソブテンの重合を、第1重合工程で生成されたポリイソブ テンを前もって分離せずにか又は分離した後に、1又は数個の後続重合工程で引 き続き行うことを特徴とする。 本発明による方法は、BF3−錯体−触媒を用いるPIB製造で弗素−含有の 有機副生成物の生成の研究 に関連して本発明者が見出し、下記の式により説明され、本発明の操作仮定とし て利用した。この反応式中では他のBF3−錯体−触媒の代わりにBF3−アルコ ール−錯体を使用する。 この反応式中の出発点は、イソブテン−重合の進行の過程で生成されるポリイ ソブチル−陽イオンIaであり、その対イオンは[BF3OR]-−陰イオンである 。この陰イオンから弗化物陰イオンをポリイソブチル陽イオンIaに移動させて ポリイソブチルフルオライドVI及びBF3ORを生成することができる。これ は重合混合物中に存在するプロトンの存在でポリイソブテンII及び弗化水素と 平衡状態にある。生成された弗化水素は、プロトンの存在でその際に生じる 弗化t−ブチルVIIIと平衡状態である同様に重合混合物中に含有されるモノ マーイソブテンVIIに付加される。BF3−錯体−触媒又は重合混合物の抽出 又は中和によって、この平衡の調整が阻止される。 更になお直鎖のブテンを含有するイソブテン−含有のC4−分を使用する場合 には、この反応式に記載されている反応順序は更に、1−ブテンの延長ポリイソ ブテン鎖中への組み込みによってポリマー中に第二カルベニウムイオンが形成さ れ、これは陰イオンからのフルオライド−移動の場合に第二ポリイソブチルフル オライドへ反応する可能性があり、このポリイソブチルフルオライドから弗素が 重合条件下で脱離することが困難であることによって、複雑となる。 反応式中に記載の平衡の調整並びにその移動は、使用される反応条件、特に重 合混合物中に存在するポリマーとモノマーの量比、BF3−錯体−触媒の種類及 びBF3−錯化剤の量比に左右され、更に調整される重合温度にも左右される。 この結果を考慮して、本発明の目的は、イソブテン−重合の反応実施を、高含 量のビニリデン二重結合を有する低分子ポリイソブテンの生成が損なわれること なく、弗素−含有の有機副生成物、特にポリイソブチルフルオライドの生成を最 小に抑えるように行うことであった。 この目的は、少なくとも2段階の重合工程でのイソ ブテン−重合の実施法により達成されたが、その際、第2重合工程又は更に後続 する重合工程は、第1重合工程よりも一般に低い温度で操作する。 次に本発明による方法及びこの方法の二三の有利な態様を詳説する。 最も簡単な態様では、本発明による方法を2つの重合工程で行う。その際、高 い含量の末端位二重結合及び低い弗素含量を達成するために、多種多様な方法で 行うことができる。 例えば第1重合工程でイソブテン変換率を5〜98%、有利には50〜95% 、特に50〜90%に調整し、次いで第2工程で重合を最後まで行うことができ る。 その際、第2重合工程は、第1重合工程より低い温度で行うのが有利であるが 、その際、一般に温度差は1〜20℃、有利には2〜10℃である。 イソブテンの重合は発熱性で進行するので、第1重合工程の重合温度は所定の 冷却剤温度で、使用触媒の反応性に応じて新たなイソブテンの供給によって調整 して、技術的に回避できない変動は別として、実質的に一定を保つようにする。 その際、第1重合工程でのイソブテン変換率は、前記パラメーター、即ち冷却剤 温度、重合温度及び反応器中の反応混合物の平均滞留時間を考慮して、錯化剤の 配量により触媒錯体の反応性を調整することによって制御される。 第1重合工程からの搬出物は、有利には更に後処理することなしに第2重合工 程に導入される。その際、重合を新たなイソブテンの添加なしに第1重合工程よ り低い重合温度で行う。これは、冷却剤の低い温度により作用されうるか又は第 1重合工程と同じ温度の冷却剤を使用する際に作用され、例えばそこで使用した 冷却装置を共用する場合には、重合混合物からそこで残りのイソブテンの重合で 遊離するより多くの熱を搬出することによって冷却を調整して行うことができる 。事情によっては、重合反応の進行の過程に不活性化された触媒を三弗化硼素の 供給により補充するか又はBF3−錯体触媒の触媒活性を三弗化硼素の供給によ って高めることが必要であるか又は有利であり、それによって重合が時期尚早に 停止することがない。これらの三弗化硼素の添加は、第2重合工程に重合混合物 を導入する前又は後に行うことができる。 第1重合工程における重合混合物の滞留時間は50〜90%のイソブテン変換 率に調整する場合に一般に5〜60分間であるが、しかし非常に活性であるか又 は活性の僅かである触媒を使用するかに応じてこれよち短くともよいし、長くと もよい。第2重合工程では、一般に滞留時間を1〜180、有利には5〜120 分間に調整する。一般に第2の重合工程でイソブテン変換率を、第1及び第2重 合工程のイソブテンの全変換率が一般に80〜100%、有利には90〜100 %、特に95〜100%であるように、調整する。第2の重合工程からの搬出物 を慣用の方法で、例えば触媒にその他の錯化剤、例えば水、アルコール、アミン 又はニトリルを添加することによって不活性化し、不活性化された触媒をポリイ ソブテンから抽出し、PIBをPIB含有相から揮発性成分、例えば溶剤、揮発 性イソブテンオリゴマー及び低分子量の揮発性副生成物の蒸留による分離により 単離することによって、後処理することができる。この方法により得られたPI Bは非常に高含分の末端位の二重結合を有し、非常に僅かな弗素含量を有する。 第2の重合工程からの搬出物がなお多量の未反応イソブテンを含有する場合に は、このイソブテンを、重合反応に出発物質として純粋なイソブテンを使用した 場合には、重合搬出物の蒸留による分離後に再び有利には第1重合工程に戻すこ とができる。 代わりに反応しなかったイソブテンを第2の重合工程からの重合搬出物と一緒 に、更に後処理することなしに、第3の重合工程に供給することができ、そこで 第2の重合工程より低い重合温度で最後まで重合させることができる。一般にこ のような第3の重合工程で重合温度は1〜20℃、有利には2〜10℃だけ前の 第2の重合工程の重合温度より低く調整する。重合温度の調整は、例えば前に第 2の重合工程の重合温度調整用に記載したような手段を用いて行うことができる 。第3の重合工程における重合混合物の滞留時間は、触媒活性及び所望の変換率 により決められ、一般に5〜180、有利には10〜120分間である。第2の 重合工程の実施の説明で記載したように、場合により使用済み触媒を三弗化硼素 の供給により補うか又は触媒活性を三弗化硼素の添加によって高めることが必要 であるか又は有利でありうる。 第2及び第3の重合工程の使用が純粋なイソブテンを重合に使用する場合にも 有利であるにしても、イソブテン含有のC4−炭化水素流、例えばイソブテン− 脱水素化からのC4−ラフィネート又はC4−分を装入物質として本発明による方 法で使用することが特に有利である。それというのも、それによってイソブテン 損失が回避され、第1重合工程への未反応のその他の炭化水素を含有するイソブ テンの回収により不所望な炭化水素の濃度上昇が起こらず、これによって品質的 に高価な事実上弗素不含の、高含量の末端位二重結合を有するPIBが得られる からである。第3の重合工程からの重合搬出物の後処理は、第2の重合工程から の搬出物の後処理で記載したと同じ方法で行うことができる。 第2の重合工程又は場合により第3の重合工程後になお重合搬出物中に含有さ れる、元来第1の重合工程への供給物中に含有されるイソブテンの2%より少な い、有利には1%までのイソブテンの残量は、実際に 完全なイソブテン変換率が所望される場合には、第2又は第3の重合工程のいず れかに後続された滞留時間容器(これはこの場合には第3又は第4の重合工程の 機能を満たす)中で最後まで重合させる。滞留時間容器は、前の重合工程と同じ 重合温度で操業することができるが、一般にこれより高い温度に調整する。即ち 滞留時間容器中の重合混合物の温度を−40〜+40℃、有利には0〜40℃、 特に0〜30℃に高める。滞留時間容器中の重合混合物の滞留時間は、0.1〜 3時間、有利には0.3〜2時間であってよく、その際、この滞留時間はもちろ ん滞留時間容器中の重合温度に左右される。一般に更に後処理しないで滞留時間 容器中に達する前の重合工程からの重合搬出物に、新しい触媒を供給する。イソ ブテン重合の完結に加えて、重合搬出物を滞留時間容器中へ通すことによって、 生じたポリイソブテンの弗素含量を更に減少させることができる。恐らく滞留時 間容器中で重合搬出物中になお含有されるポリ弗化イソブチルから平衡状態調整 下で、弗化水素が脱離してポリイソブテンが生成され、これがなお重合混合物中 に存在するイソブテンを部分的に捕集して易揮発性弗化イソブチル又は弗化t− ブチルを形成すると考えられる。この易揮発性弗化物は滞留時間容器から出てく る重合搬出物をその他は前記したようにして行うことができる後処理する際に分 解されない限りは、更に蒸留後処理でPIBから簡単 に吸着により除去し、分解することができる。滞留時間容器の使用により有利な 結果が得られるにしても、これは本発明による方法の任意の手段である。それと いうのも、この滞留時間容器の使用の経済性は例えば前の重合工程におけるイソ ブテン変換率の程度及びその際得られるポリイソブテンの弗素含量のような要因 に左右されるからである。 次に本発明を第1図により詳説するが、これは実例を挙げて説明するために、 本発明による方法の態様を4段階の重合工程で簡単な管形反応器で図示する。 供給管1を介してイソブテン又はイソブテン含有炭化水素流を、場合により不 活性溶剤で希釈して、冷却浴(図示してない)を用いて温度調整した反応器2中 に導入する。反応器2は管形反応器管として形作られており、その中で反応混合 物がポンプ3を用いて循環されている。高度のポンプ効率が反応器から熱放出を 助け、重合混合物の良好な混和、従って一定の定常イソブテン濃度に役立つ。重 合触媒は重合反応器2中に搬入される前に既に供給に混合してあってもよいし、 反応器2の事実上任意の場所で導管(記載されてない)から添加してもよい。そ の際に、前もって生成された、即ち重合反応器の外側で形成された三弗化硼素− 錯体−触媒を導入することもできるし、使用した錯化剤及び三弗化硼素を別々に 反応器中へ添加し、重合触媒をその場で反応器2中で製造することもできる。最 後の場合には一時的に高い三弗化硼素濃度が生じないように留意すべきである。 それというのも、一時的に高い濃度が末端位二重結合の含量に不利に作用する恐 れがあるからである。有利には触媒のその場での製造の場合には錯化剤を前装入 し、錯化剤を導入した後に初めて三弗化硼素を添加する。反応器2中における所 望の定常的平衡の調整後に、導管4を介して重合搬出物を反応器2から搬出し、 第2の重合工程である反応器5(これは有利には反応器2と同様に管形反応管の 形をしている)へ供給し、この中で重合混合物をポンプ6を用いて循環させる。 反応器5は記載されていない冷却浴により冷却される。触媒活性を高めるために −記載してない−取り入れ口を介して導管4又は有利には反応管5へ更に三弗化 硼素を後添加することができる。反応器5中における所望の一定の重合平衡の調 整後に、重合混合物をこの反応器5から導管7を介して搬出し、冷却浴−記載し てない−中に存在する管形反応器8(これは管束形反応器の形であってもよく、 有利には通過反応器として作動する)に供給する。この反応器中の滞留時間は例 えば反応器管の長さを調整することによってこの直径に関連して調整することが できる。必要に応じて、記載されてない取り入れ口を介して導管7又は有利には 反応器8中へ付加的に三弗化硼素を後添加することができる。反応器8からの搬 出物は導管9を介して滞留時間容器10に供給される が、この容器は一般に冷却せず、装置的には、例えば流出口を有するタンクとし て又は同じく管形反応器の形をしていてよい。導管11を介して滞留時間容器か らの搬出物は、必要な場合には前もって放圧の後に、後処理に送るが、この後処 理は、慣用の方法で、例えば錯化剤で洗浄することにより、それによって触媒を 不活性化し、重合を中断し、特に有利には水で洗浄することによって、引き続き 相分離し、得られたPIBから揮発性成分を蒸留により精製することによって行 われる。前記記載は工業的規模の方法実施を有利にする管束形反応器を使用する 場合に当てはまる。 本発明による方法は、図に記載されている様に、多種多様な方法で変えること ができ、例えば重合を2段又は3段重合工程でのみ行うことができる。例えば重 合を既に第1重合工程で−図1の反応器2及び5に応じて−最後まで行うことが できる。同じく重合工程1(反応器2)の重合を比較的高いイソブテン−変換率 まで行い、重合を図1による反応器5に相応する反応器を使用しないで、図1に よる反応器8に相応する反応器中で所望により付加的に滞留時間容器中で実施す ることができる。このような態様は実質的に図1による反応器2及び5が実際に 単一の重合工程に総括されている本発明による方法の態様でもあり、その際、実 際に同じ重合条件下で反応を図1に相応する重合反応器の反応器2中で例えば4 〜10%のイソブテン変換 率まで実施し、この第1反応器からの搬出物を更に後処理することなしに図1の 反応器5に相応する第2反応器に供給し、そこで、この第2反応器の搬出物を第 2重合段階を表す第3反応器、例えば図1の反応器8に相応する反応器(そこで 重合を完全にか又は十分に最後まで行う)に供給する前に、重合を更に高い変換 率まで行う。これらのどの態様により又は本発明による方法のその他に可能など の態様により詳細に最も有利に操作するかの選択は、装置中で反応させるべきイ ソブテン含有出発物質、使用される三弗化硼素−触媒の種類、所望されるPIB 品質及び供給される冷却装置などを考慮して行われ、装置の解釈は当業者に周知 のことである。 所望によりイソブテンの反応を、ポリイソブテン中でなお高い含量の末端位二 重結合が保証される部分変換率まで行うことができ、その後、重合を更に多量の 錯化剤、例えば水の添加によって中断させ、高反応性PIBを含有する搬出物を 前記した様にして後処理し、後処理で分離された、未反応イソブテンを含有する 炭化水素混合物を慣用の方法で僅かな含量の末端位二重結合を有する低分子量の ポリイソブテンまで更に加工する。 触媒として本発明による方法では三弗化硼素−錯体を、三弗化硼素の重合活性 を、一方で重合により低分子量のポリイソブテンが生じ、他方では三弗化硼素の 異性体化活性が末端位の異性体化に関してポリイソブテン分子の内部まで達する が、反応性二重結合が全くか又はごく僅かしか減少しないような影響を与える錯 化剤と一緒に使用する。好適な錯化剤は、例えば水、C1〜C10−アルコール、 C2〜C10−ジオール、C1〜C20−カルボン酸、C4〜C20−無水カルボン酸並 びにC2〜C20−ジアルキルエーテルである。有利には本発明による方法で、C1 〜C20−アルコール、特にC1〜C4−アルコールの種類及びC1〜C20−ジアル キルエーテルの種類から成る錯化剤を使用するが、その中でエーテル酸素が第三 アルキル基の第三炭素原子と結合しているようなジアルキルエーテル、特にWO 93/10063号明細書に記載されているようなエーテルが有利である。アル コールの内、欧州特許(EP−A)第628575号明細書に記載されているよ うな1価の第二アルコール、C3〜C20−アルコールが錯化剤として三弗化硼素 −触媒の重合−及び異性体化活性に対して特に有利な影響を有し、その際、イソ プロパノール及び2−ブタノールが特に有利である。三弗化硼素/錯化剤のモル 比が1より小さい、特に0.4〜0.95、特に有利には0.5〜0.8である ような三弗化硼素−錯体−触媒を本発明による方法に使用するのが有利である。 既に記載したように、三弗化硼素−錯体−触媒をその使用の前に例えば欧州特許 (EP−A)第145235 号明細書に記載されているようにして前もって成形することもできるし又は欧州 特許(EP−A)第628575号明細書に記載されているように、その場で重 合反応器中で製造することもできる。三弗化硼素−錯体−触媒を製造するための 原料としては、有利には気体状の三弗化硼素を使用するが、その際、なお少量の 二酸化硫黄を含有する工業用三弗化硼素(純度:96.5重量%)を使用するこ とができるが、有利には高純度の三弗化硼素(純度:99.5重量%)を使用す ることができる。特に有利には、四弗化珪素不含の三弗化硼素を触媒製造のため に使用する。 イソブテンの重合は、反応条件下で不活性の溶剤、例えば飽和炭化水素、例え ばペンタン、ヘキサン、イソオクタン又はハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチ レン又はクロロホルムの存在又はそれらの不存在で実施することができる。C4 −分を出発物質として使用する場合には、イソブテンの他にC4−分中に含有さ れる炭化水素が事実上溶剤として働く。 PIBへの重合は工業的規模で有利には連続的に実施される。このために慣用 の反応器、例えば管形反応器、管束形反応器又は攪拌釜中で操作することができ 、有利には本発明による方法で最初の2つの重合工程で管状反応器、従って常に 反応物が循環する管形−又は管束形反応器を使用するが、その際、一般に供給/ 循環の比は1:1〜1:1000、有利には1:50 〜1:200v/vである。もちろん供給量は重合反応器中の定常平衡の調整に より重合搬出物の量と同じである。 二重結合変位の誘因となる恐れのある重合装置中の高い局所的及び定常的な触 媒濃度を回避するために、予め成形された触媒錯体を反応器中に導入する場合に も、反応器中で三弗化硼素−錯体をその場で製造する場合でも全反応成分を良好 に混合するために反応器中で反応物の渦巻き流を生じさせることが有利であり、 このために反応器は例えば適当な構造物、例えば方向変換板を具備するか又は管 横断面の寸法を好適な流速を調整することができるような大きさにすることがで きる。 個々の重合工程における重合すべきイソブテンの滞留時間は、該当重合工程に より、5秒から数時間であってよく、有利には個々の重合工程では、この工程で のイソブテンの所望の反応度に応じて1〜180、有利には5〜120分の滞留 時間を選択する。既に記載したように、滞留時間容器中の滞留時間は数時間まで であってよい。全体的な反応速度は量、特に使用触媒のモル比に左右される。一 般に三弗化硼素/第二アルコール−及び/又はジアルキルエーテル−触媒は使用 イソブテン又は炭化水素混合物中に含有されるイソブテンに対して0.05〜1 重量%の量で供給される。 重合は0℃より下の温度で実施するのが有利である 。イソブテンをなお著しく低い温度で重合させて高反応性のポリイソブテンにす ることができるとしても、一般に0〜−40℃、特に−4〜−30℃、特に有利 には−10〜−25℃の温度で操作する。これとは異なり、滞留時間容器中では 、これよりはるかに高い温度、例えば40℃までの温度を使用することができる 。重合は大気圧下で実施することができるが、20バールまでの高めた圧力の使 用及び反応系の自己圧下での操作も有利であるが、重合結果に関しては一般に僅 かである。有利には重合反応を等温条件下で及び反応媒体中の一定の定常モノマ ー濃度の調整下で、特に約90%までのイソブテン変換率に達するまで行う。重 合混合物中に含有されるイソブテンの残量の重合に際しては、イソブテン濃度を 下げて操作することができる。 定常的イソブテン濃度は原則として任意に選択することができるが、一般に全 重合混合物に対して、0.1〜50、特に0.2〜10重量%のモノマー濃度に 調整するのが有利である。 重合反応は発熱性に進行するので、重合熱を一般に例えば冷却剤としての液体 アンモニアを用いて操作することのできる冷却装置を用いて除去する。重合熱を 導出するその他の方法は、反応器の生成物側面の沸騰冷却(Siedekuehlung)で ある。その際、放出する熱をイソブテン及び/又はイソブテン−供給原料のその 他の易揮発性成分又は場合により易揮発性溶剤、例えばエタン、プロパン又はブ タンの蒸発により搬出するが、これにより温度は一定に保たれる。冷却は、使用 反応器の型に応じて内部−又は外部冷却により行うことができる。管形反応器は 有利には外部冷却により冷却するが、その際、反応管は有利には冷却浴中に存在 し、攪拌釜反応器は有利には内部冷却により、生成物側で例えば冷却ホースを用 いてか又は沸騰冷却によって、温度調整することができる。 後処理するために、反応搬出物を有利には、重合触媒を不活性化し、こうして 重合を中断させる媒体中に誘導する。このために例えば水、アルコール、アセト ニトリル、アンモニア又は無機塩基の水溶液、例えばアルカリ金属−及びアルカ リ土類金属−水酸化物溶液、これらの金属の炭酸塩溶液等を使用することができ る。 後処理のその他の操作で、ポリイソブテンを、有利には触媒残量を除去するた めの数回の抽出(一般にメタノール)の又は水洗浄の後に、蒸留によりC4−炭 化水素溶剤、オリゴマー及びポリイソブテンに分離する。水洗の際には、触媒の 他になお重合の経過の間に生じた弗化水素も除去される。 純粋なイソブテンを出発物質として使用する場合には、これをイソブテンオリ ゴマー及び溶剤と同じく重合に戻すことができる。イソブテン含有のC4−分を 使用する場合には、未反応イソブテン及び残りのC4−炭化水素を戻し、その他 の目的に使用する。易揮発性弗素含有の副生成物、例えば弗化t−ブチルはポリ イソブテンからその他の炭化水素と一緒に除去し、これらの炭化水素から蒸留又 は抽出により分離することができる。 本発明による方法は、純粋なイソブテン並びに特に有利にはイソブテン含有炭 化水素流からの高反応性ポリイソブテンの経済的な製造を可能にする。その際、 非常に良好な選択性及び非常に高い変換率で80モル%より上のPIBの非常に 高い含量の末端二重結合が達成される。こうして製造したポリイソブテンは分子 量範囲Mn500〜20000ダルトン、有利には500〜5000ダルトンの 平均分子量Mn及び狭い分子量分布Dを有する。 実施例 実施例により製造したポリマーの平均分子量(Mn)をゲル透過クロマトグラ フィー(GPC)により測定したが、その際、検量のために標準化ポリイソブテ ンを使用した。得られたクロマトグラムから数平均値Mnを等式: により算出したが、式中、ciは得られたポリマー混合物中の個々のポリマー種 iの濃度を表わし、Miは 個々のポリマー種iの分子量を表わす。以後に分散性Dと称する分子量分布を、 分子量の重量平均(Mw)と分子量の数平均(Mn)との比から等式: により算出した。重量平均MWは得られたクロマトグラムから式: を用いて決定した。 ビニリデン二重結合又は末端位二重結合とは、本明細書ではポリイソブテン高 分子中の状態が一般式IIa: [式中、Rは該当するポリイソブチレン基を表わす]により記載されるような二 重結合のことである。本発明により製造されるポリイソブテンの種類及び含分を13 C−NMR−分光法の方法を用いて測定したが、その際、式IIa中でα及び βで表マークされている末端位二重結合の2つの炭素原子を13C−NMR−スペ クトルで114.4又は143.6ppmの化学変位信号により同定可能であり 、その他の種類の二重結合に対する末端位二重結合の含分はオレフィン信号の全 積分に関する信号のピーク面の測定により得られる。13C−NMR−分光法用に 溶剤としてジュウテリウム置換クロロホルム及び内部標準としてテトラメチルシ ランを使用した。 重合溶液及びポリイソブテン中の有機結合弗素の含量を慣用の元素分析法によ り測定した:このために有機物質をヴィックボールド(Wickbold)又はシェーニ たが、これはその際に遊離する弗化物を水中に吸着させ、得られた弗化物水溶液 の弗化物含量を電圧滴定により、弗化物イオンに対して選択性の市販の電極を用 いて検量線を使用して測定する。こうして測定した溶液の弗化物含量及び燃焼に 使用された試料量から、試料中の有機結合した弗化物の含量を簡単に得ることが できる(文献:F.Ehrenberger:Quantitative Element aranalyse;VCH Verlagsg esellschaft、Weinheim、436頁以降、424頁以降、617頁以降)。 下記実施例では純粋なイソブテンの他に第1表による組成のC4−分を使用し た。 例1 する長さ7.6mのテフロンホースからなり、これを介してギヤポンプにより反 応器内容物501を循環導入した。ホース及びポンプは100mlの内容を有し た。テフロンホース及びポンプヘッドは−19℃の冷却浴中にあった(Kryo stat)。供給物としてラフィネートI(組成:第1表)を使用したが、供給 量は300g/時であった。分子篩3Åを用いて3ppmより少ない含水量まで 乾燥させ、−19℃に前もって冷却してあった内径2mmを有する毛細管を通し て循環反応器に供給した。BF3−及びイソプロパノール量を、分子量Mn100 0のPIB80%のイソブテン変換率になるまで変化させた。BF3−量は10 ミリモルであり、イソプロパノール量は15ミリモルであった。反応温度は−1 3℃であった。 イソブテン変換率の測定は、ガスクロマトグラフィ ーにより排ガスの分析によって行った。流入、反応器容量及び重合による容量収 縮により、約13分の平均滞留時間が生じた。搬出管又は試料採取口の圧力調節 装置のすぐ後ろで重合をアセトニトリル15ml/時間で中断させた。 反応器中の圧力比は、その形状、循環量、反応混合物の粘度及び圧力保持によ り決められる。ポンプの圧力側上の反応器搬出口の圧力保持は7バールに調節さ れており、存在する濃度状態でポンプの吸引側で約4バールと測定された。従っ てこの系の圧力損失は3バールであった。 反応器搬出物をアセトニトリルを用いて重合を中断させた後に、熱湯(60℃ )600ml/時と一緒に内容11の攪拌フラスコ中に導入し、残りの液体ガス を蒸発させた。この液体ガスはブタン及びn−ブテンの他になおイソブテン14 .1%を含有していた。ドライアイス冷却器で凝縮させ、共沸で一緒に駆出され た水は冷却器表面に凍結した。攪拌フラスコ中の分離相の維持はサイホンを介し て行ったが、混合相の維持はサイホンでの片側流出によって行った。 定常的平衡を調整するためにほぼ2時間要したが、その後1時間の間に混合試 料を集め、前記したようにして後処理し、同量のヘキサン中に入れ、その他の水 を分離した。溶液の有機結合弗素含量は114ppmであった。ヘキサンの蒸留 除去の後に、残りの揮発性 成分、例えば水及びオリゴマーを圧力1ミリバール(絶対)で温度を230℃ま で高めて蒸留により分離した。回転蒸発器の缶部に残留したポリイソブテンを引 き続き特性付けした。末端位二重結合の含分は90モル%であった。ウッベロー デ粘度計で測定した粘度は198mm2/秒であり、平均分子量Mnは1005ダ ルトンであり、分子量分布はD1.5であった。弗素含量は65ppmであった 。 凝縮された排ガスを乾燥後3Å分子篩を通して圧力容器中へ移し、50℃に加 熱し、昇管を介して自己圧下で前記した反応器中に誘導し、そこでBF32ミリ モル及びイソプロパノール1ミリモルと0.6重量%の重合混合物のイソブテン 濃度で反応させた。 後処理の後、末端位二重結合含量28モル%、粘度(100℃)219mm2 /秒、平均分子量Mn980ダルトン及び分散度D1.8を有する慣用のポリイ ソブテンが得られた。 この実施例を実施するためのその他の記載は第2表に表わす。 例2 る反応器2及び5)から成る重合反応器を使用した。例1の記載とは異なり、こ の実験ではテフロンホースの長さは第1反応器では4.5mであり、第2反応器 では2.7mであった。各々ヘキサン及びイソブテン 150g/時の供給物を前記したように乾燥させ、反応器系に別々に内径2mm の毛細管を介して供給した。供給されたBF3−及びイソプロパノール量は、− 7℃の反応温度で及び50%のイソブテン変換率で平均分子量Mn1040ダル トンのポリイソブテンが生じるまで変化させた。BF315ミリモル及びイソプ ロパノール27ミリモルが必要であった。 反応器搬出物をその他の添加物なしにかつ後処理せずに、反応温度−14℃で 作動されている第2反応器中に導入した。ここでイソブテンを総変換率79%に 達するまで更に重合させた。この反応器の搬出物を次いで例1の様にして操作し て、重合を中止し、後処理した。 得られたポリイソブテンは、末端位二重結合含量95モル%、粘度(100℃ )203mm2/秒、平均分子量Mn1040ダルトン及び分散度D1.5を有し た。この実施例に関するその他の記載は第2表に表わす。 例3 例1に記載したような2つの空気循環反応器から成る重合反応器を使用した。 例1の記載とは異なり、この実験ではテフロンホースの長さは第1反応器では0 .7mであり、第2反応器では6.5mであった。装入物質としてラフィネート I(組成:第1表)を使用した。ラフィネートIの供給物を前記したように乾燥 させた。供給されたBF3−及びイソプロパノール量は、第1反応器中の反応温 度−11℃及び6%のイソブテン変換率で平均分子量Mn1000ダルトンのポ リイソブテンが生じるまで変化させた。第1反応器からの搬出物を更に後処理せ ずに第2反応器中に導入した。反応温度を−13℃に調整した第2反応器中で、 重合を供給物中に含有されるイソブテンの総変換率90%になるまで引き続き行 った。重合反応をアセトニトリルの添加により中止させ、不活性化したBF3− 触媒を水で抽出した後、未反応のイソブテンを残りのラフィネートI中に含有さ れている炭化水素と一緒に蒸留により除去した。ポリイソブテン残分を同量のヘ キサン中に入れ、もう一度蒸留して痕跡の水を分離除去した。抽出後に、得られ たポリイソブテン溶液は有機結合した弗素143ppm、蒸留による後処理後に は弗素3ppmの含量を有した。蒸留による後処理は前記したようにして実施し た。蒸留による後処理後に得られたPIBは、平均分子量Mn960ダルトン、 分散性1.6及び末端位二重結合含量86モル%を有した。 この実施例に関するその他の記載は第2表に表わす。 例4 例1による反応器中に無水ヘキサン及びイソブテン各々150gを供給した。 BF3及びイソプロパノー ルを前記の様にして前冷却したヘキサン流に導入し、供給はイソブテン変換率9 0%で平均分子量Mn1015ダルトンのポリイソブテンが生じるまで変えた。 反応温度は−13℃、冷却浴温度は−19℃であった。重合を中止し、抽出し、 蒸留した後、反応器搬出物の試料を分析した:有機結合した弗素の含量は98p pmであったが、蒸留による後処理後に1ppmより下まで低下した。末端位二 重結合の含量は88モル%、分散性Dは1.5であった。 器8)−内径4mmを有する長さ50cmのテフロンホース−に移し、この反応 器を通して簡単な経路で誘導した。反応器8は反応器2と同じ冷却浴中にあり、 イソブテン変換率が僅かであることに基づき、反応温度は−16℃に低下した。 この反応器8中で残りのイソブテンをほぼ完全に反応させた。 この反応器からの搬出物の試料を分析した:99%より上のイソブテンの総変 換率で、得られたポリイソブテンの平均分子量Mnは1015ダルトン、末端位 二重結合の含量は88モル%、分散性は1.5及び有機結合した弗素の含量は蒸 留前には93ppmであり、蒸留後には1ppmより少なかった。 この反応器8からの反応搬出物を後処理せずに滞留時間容器中へ導入し、そこ で平均滞留時間3時間で温 度+20℃で保持した。滞留時間容器からの搬出物中でイソブテンは事実上完全 に反応しており、得られたポリイソブテンはその分析データに関して前の反応器 からのポリイソブテンと完全に一致したが、有機結合した弗素の含量はなお5p pmにすぎなかった。 この実施例に関するその他の記載は第2表に表わす。 例5 例1による反応器2にイソブタン脱水素化反応からの無水C4−分(組成:第 1表)を装入した。BF312ミリモル及びイソプロパノール18ミリモルを用 いて反応器温度−13℃でイソブテン変換率80%が調整された。得られたポリ イソブテンは平均分子量Mn1030ダルトン及び末端位二重結合92%並びに 分散性D1.5を有した。有機結合した弗素の含量は蒸留前には124pmであ ったが、蒸留後には15ppmであった。反応器2からの反応器搬出物を後処理 せずに直接、長さ1m及び内径4mmのテフロンホースから成る反応器8に通し た。反応温度は−21℃であった。この反応器8を通過後、イソブテン変換率は 99%に上昇した。後処理後に得られたポリイソブテンは、分析結果によれば反 応器2からの試料と完全に一致した。 この実施例に関するその他の記載は第2表に表わす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG ,BR,CA,CN,CZ,HU,IL,JP,KR, MX,NO,NZ,PL,SG,SK,TR,UA,U S

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.平均分子量Mn500〜20000ダルトン、80モル%より上の末端位二 重結合の含量を有する低分子量の高反応性ポリイソブテンを、イソブテン又はイ ソブテン含有炭化水素流を液体相中で三弗化硼素−錯体−触媒を用いて温度−4 0〜0℃及び圧力1〜20バールで重合させることによって製造するに当たり、 重合反応を少なくとも2つの重合反応工程で実施し、その際、第1重合工程で供 給されたイソブテンを95%までの部分変換率まで重合させ、残りのイソブテン の重合を、第1重合工程で生じたポリイソブテンを前もって分離せずに又は分離 した後に、1以上の後続重合工程で引き続き行うことを特徴とする、低分子量の 高反応性ポリイソブテンの製法。 2.第2重合工程における重合を第1重合工程より低い重合温度で行うことを特 徴とする、請求項1に記載の方法。 3.第1重合工程でイソブテンを、第1重合工程に供給されたイソブテン量に対 して5〜98%の変換率に達するまで重合させることを特徴とする、請求項1及 び2に記載の方法。 4.第1重合工程でイソブテンを、第1重合工程に供給されたイソブテン量に対 して50〜90%の変換 率に達するまで重合させることを特徴とする、請求項1から3に記載の方法。 5.第1重合工程からの搬出物を、更に後処理せずに第2又は後続の重合工程に 導入することを特徴とする、請求項1から4までに記載の方法。 6.第2又は後続の重合工程で、三弗化硼素を後添加することを特徴とする、請 求項1から5までに記載の方法。 7.第2又はその他の重合工程の通過後に得られた重合混合物を、その中になお 含まれるイソブテン−残量を重合させるために、後反応器として働く滞留時間容 器中で前の重合工程より高い温度で処理することを特徴とする、請求項1から6 までに記載の方法。 8.三弗化硼素−錯体−触媒として、三弗化硼素とC1〜C20−アルコール、第 三アルキルエーテル及び/又は水との1種類又は数種類の錯体を使用することを 特徴とする、請求項1から7に記載の方法。 9.三弗化硼素−錯体−触媒として、三弗化硼素とイソプロパノール又は2−ブ タノールとの錯体を使用することを特徴とする、請求項1から8に記載の方法。
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