JP2012082439A - ポリイソブチレンの液相重合方法 - Google Patents
ポリイソブチレンの液相重合方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012082439A JP2012082439A JP2011289168A JP2011289168A JP2012082439A JP 2012082439 A JP2012082439 A JP 2012082439A JP 2011289168 A JP2011289168 A JP 2011289168A JP 2011289168 A JP2011289168 A JP 2011289168A JP 2012082439 A JP2012082439 A JP 2012082439A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction zone
- reaction mixture
- reaction
- flow rate
- polyisobutylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
【解決手段】イソブチレンを含む原料を供給する工程と、BF3とBF3用の錯化剤との錯体を含む触媒組成物を供給する工程と、前記原料および前記触媒組成物を反応域内で残留反応混合物に導入する工程と、前記残留反応混合物、前記原料および前記触媒組成物を均質に混合して前記反応ゾーン内に均質混合反応混合材を生じさせる工程と、前記均質混合反応混合材を均質混合状態に維持し、前記反応混合材が前記反応域内にありつつ、前記混合材を少なくとも約0℃の温度に保持して、前記混合材中のイソブチレンを重合してポリイソブチレンを生成させる工程と、低分子量高反応性ポリイソブチレンを含む製品ストリームを前記反応域から抜き取る工程と、重合しているイソブチレンの前記反応域内での滞留時間が約4分以下であるように、前記反応域への前記原料の導入と前記反応域からの前記製品ストリームの抜き取りを制御する工程とを含む方法。
【選択図】図1
Description
本発明の原理および着想を用いて、低分子量の高反応性ポリイソブチレンを製造するために、図1に示した反応器などの反応器を用いた。原料は表1で上に示したのと本質的に同じであった。反応器のシェル側に循環する冷媒は35質量%メタノールと65質量%水との混合物であった。入口冷媒温度は32°Fであった。1:1BF3/メタノール錯体触媒を用いた。関連する反応器のすべてのデータおよび寸法を表4において以下に記載した。
2.19質量%のイソブタン、61.5質量%のn−ブタン、0.64質量%の1−ブテン、28.18質量%のトランス−2−ブテンおよび7.49質量%のシス−2−ブテン(35.66質量%の2−ブテン)を含有するストリームを156ml/分(93.6g/分)の速度でフィードライン15を経由して図2のループ反応器系に導入する。BF3/メタノール錯体(1モルのBF3対1モルのメタノール)を含有する触媒錯体を8ml/分(10.4g/分)の速度で反応器にフィードした。反応器の温度は90°Fで一定に維持する。関連する反応器のすべてのデータおよび寸法を表6において以下に記載する。反応器エフルエントはライン55を経由して反応器ループの頂上から出、そして触媒が好ましくは有機層から分離されるとしたらデカント(図示していない)にフィードされる。その後、触媒の一部を反応器にリサイクルで戻すことが可能であり、それは必要とされる新しい触媒の量を低下させる。デカントの頂上から出てくる製品をNH4OHと混合して、有機層中の一切の残留触媒を冷却し、製品を第2のデカントに送る。製品を水でもう2回洗浄し、デカントして最後の微量の触媒を除去する。オリゴマー製品の組成を表7に示している。
94.0質量%の1−デセンおよび6.0質量%のC10−異性体を含有するストリームを10ml/分(7.4g/分)の速度で図2のループ反応器にフィードした。BF3/メタノール錯体(1モルのBF3対1モルのメタノール)を含有する触媒錯体を1ml/分(1.3g/分)の速度で反応器にフィードした。反応器を70°Fの温度で一定に保持した。関連する反応器のすべてのデータおよび寸法を表8に示している。反応器構成と下流触媒除去工程の両方は実施例2と同じである。製品ストリームは、約59.8質量%のC20オリゴマーおよび約40.2質量%のC30オリゴマーを含有していた。
Claims (111)
- 少なくとも一種のオレフィン成分を含む液体原料を供給する工程と、BF3とBF3用の錯化剤との安定な錯体を含む触媒組成物を供給する工程と、前記原料および前記触媒組成物をループ反応器反応域内で残留反応混合物に導入する工程と、前記残留反応混合物、前記原料および前記触媒組成物の均質混合を生じさせるのに十分な再循環速度で前記ゾーン内に前記残留反応混合物を再循環させて、前記反応域内で再循環する均質混合反応混合材を生じさせる工程と、前記再循環する均質混合反応混合材を均質混合状態に維持し、前記反応混合材を前記反応域内で再循環させつつ、前記原料に導入された前記オレフィン成分を前記触媒組成物の存在下で重合してポリオレフィン製品を生成させるのに相応しいレベルの温度である前記反応混合材中で実質的に一定の反応温度を与えるように計算された速度で前記反応混合材から反応熱を除去する工程と、前記ポリオレフィン製品を含む製品ストリームを前記反応域から抜き取る工程と、重合している前記オレフィン成分の前記反応域内での滞留時間が前記ポリオレフィン製品の製造のために適切であるように、前記反応域への前記原料の導入と前記反応域からの前記製品ストリームの抜き取りを制御する工程とを含む、前もって選択された特性をもつポリオレフィン製品を製造する液相重合方法。
- 前記反応域が多管式熱交換器のチューブ側を含み、そして前記反応熱が前記熱交換器のシェル側の冷媒の循環によって発生と同時に除去される請求項1に記載の方法。
- 前記滞留時間が約3分以下である請求項1に記載の方法。
- 前記滞留時間が約2分以下である請求項1に記載の方法。
- 前記滞留時間が約1分以下である請求項1に記載の方法。
- 前記滞留時間が1分未満である請求項1に記載の方法。
- 前記錯化剤がアルコールを含む請求項1に記載の方法。
- 前記錯化剤が第一アルコールを含む請求項7に記載の方法。
- 前記錯化剤がC1〜C8第一アルコールを含む請求項8に記載の方法。
- 前記アルコールがβ炭素上に水素原子をもたない請求項7に記載の方法。
- 前記アルコールがメタノールを含む請求項10に記載の方法。
- 前記アルコールがネオペンタノールを含む請求項10に記載の方法。
- 前記錯化剤が、オリゴマーオレフィン製品を製造するために必要な温度で安定である、BF3との錯体を生じさせる請求項1に記載の方法。
- 前記錯化剤がグリコールを含む請求項1に記載の方法。
- 前記錯化剤がエチレングリコールを含む請求項14に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.5:1〜約5:1の範囲である請求項1に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.5:1〜約2:1の範囲である請求項1に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.5:1〜約1:1の範囲である請求項1に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約1:1である請求項1に記載の方法。
- 前記原料において前記混合材に導入されるオレフィン成分のモルごとに約0.1〜約10ミリモルのBF3が、前記触媒組成物を含む前記反応混合材に導入される請求項1に記載の方法。
- 前記原料において前記混合材に導入されるオレフィン成分のモルごとに約0.5〜約2ミリモルのBF3が、前記触媒組成物を含む前記反応混合材に導入される請求項1に記載の方法。
- 前記反応混合材が第1の体積流量で連続的に再循環され、そして前記原料および前記触媒組成物が総合的な第2の体積流量で連続的に導入される請求項1に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が約20:1〜約50:1の範囲である請求項22に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が約25:1〜約40:1の範囲である請求項22に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が約28:1〜約35:1の範囲である請求項22に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が、前記反応混合材中の成分の濃度が本質的に一定のままであるような比である請求項22に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が、本質的に等温の状態が前記反応混合材中で確立され、維持されるような比である請求項22に記載の方法。
- 前記原料および前記触媒組成物をプレミックスし、そして前記第2の体積流量で単一ストリームとして合わせて前記反応域に導入する請求項22に記載の方法。
- 前記原料および前記触媒組成物を二つのストリームとして別個に前記反応域に導入し、合わせた流量は合計で第2の体積流量となる請求項22に記載の方法。
- 反応器構成、前記反応混合物の特性および前記第1の体積流量が、乱流が前記反応域内で維持されるようなものである請求項22に記載の方法。
- 少なくとも約2000のレイノルズ数が前記反応域内で維持される請求項30に記載の方法。
- 前記反応器が多管式熱交換器のチューブ側である請求項30に記載の方法。
- 少なくとも約50Btu/min・ft2°FのUが前記反応域内で維持される請求項32に記載の方法。
- 少なくとも約2000のレイノルズ数が前記反応域内で維持される請求項33に記載の方法。
- 前記原料が少なくとも約30質量%の前記オレフィン成分を含む請求項1に記載の方法。
- 前記原料が非反応性炭化水素希釈剤を含む請求項1に記載の方法。
- 前記原料が少なくとも約30質量%の前記オレフィン成分を含み、残りは前記希釈剤である請求項36に記載の方法。
- 前記反応域が多管式熱交換器のチューブ側である請求項22に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.75:1である請求項1に記載の方法。
- 前記重合方法はカチオンプロセスである請求項1に記載の方法。
- 前記重合方法が共有結合プロセスである請求項1に記載の方法。
- オレフィン製品が約5000以下の分子量をもつ請求項1に記載の方法。
- オレフィン製品が少なくとも約350の分子量をもつ請求項42に記載の方法。
- 前記オレフィン成分がイソブチレンを含み、そして前記ポリオレフィン製品がPIBを含む請求項43に記載の方法。
- 前記PIBが少なくとも約50%のビニリデン含有率を有する請求項44に記載の方法。
- 前記PIBが約50%以下のビニリデン含有率を有する請求項44に記載の方法。
- 前記ポリオレフィン製品が約350以下の分子量を有する請求項1に記載の方法。
- 前記オレフィン成分が分岐化合物であり、そして前記製品が、1員オリゴマー、2員オリゴマー、3員オリゴマーまたは4員オリゴマーを含む請求項47に記載の方法。
- 前記オレフィン成分がイソブチレンを含み、そして前記ポリオレフィン製品が、C12、C16、C20またはC24PIBオリゴマーを含む請求項48に記載の方法。
- 前記オレフィン成分がC3〜C15直鎖アルファオレフィンを含む請求項10に記載の方法。
- 前記オレフィン成分がC3〜C15直鎖アルファオレフィンを含む請求項14に記載の方法。
- 前記オレフィン成分がC4〜C15反応性非アルファオレフィンを含む請求項10に記載の方法。
- 前記オレフィン成分が2−ブテンである請求項52に記載の方法。
- 前記オレフィン成分がC4〜C15反応性非アルファオレフィンを含む請求項14に記載の方法。
- 前記オレフィン成分が2−ブテンである請求項54に記載の方法。
- イソブチレンを含む原料を供給する工程と、BF3とBF3用の錯化剤との錯体を含む触媒組成物を供給する工程と、前記原料および前記触媒組成物を反応域内で残留反応混合物に導入する工程と、前記残留反応混合物、前記原料および前記触媒組成物を均質に混合して前記反応ゾーン内に均質混合反応混合材を生じさせる工程と、前記均質混合反応混合材を均質混合状態に維持し、前記反応混合材が前記反応域内にありつつ、前記混合材を少なくとも約0℃の温度に保持して、前記混合材中のイソブチレンを重合してポリイソブチレンを生成させる工程と、低分子量高反応性ポリイソブチレンを含む製品ストリームを前記反応域から抜き取る工程と、重合しているイソブチレンの前記反応域内での滞留時間が約4分以下であるように、前記反応域への前記原料の導入と前記反応域からの前記製品ストリームの抜き取りを制御する工程とを含む、低分子量高反応性ポリイソブチレンを製造する液相重合方法。
- 前記滞留時間が約3分以下である請求項56に記載の方法。
- 前記滞留時間が約2分以下である請求項56に記載の方法。
- 前記滞留時間が約1分以下である請求項56に記載の方法。
- 前記滞留時間が約1分未満である請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約350〜約5000の範囲内の分子量を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約600〜約4000の範囲内の分子量を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約700〜約3000の範囲内の分子量を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約800〜約2000の範囲内の分子量を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約950〜約1050の範囲内の分子量を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約1000の分子量を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが少なくとも約70%のビニリデン含有率を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが少なくとも約80%のビニリデン含有率を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが少なくとも約90%のビニリデン含有率を有する請求項56に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが少なくとも約70%のビニリデン含有率を有する請求項61に記載の方法。
- 前記錯化剤がアルコールを含む請求項56に記載の方法。
- 前記錯化剤が第一アルコールを含む請求項71に記載の方法。
- 前記錯化剤がC1〜C8第一アルコールを含む請求項72に記載の方法。
- 前記錯化剤がメタノールを含む請求項73に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.5:1〜約5:1の範囲である請求項56に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.5:1〜約2:1の範囲である請求項56に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.5:1〜約1:1の範囲である請求項56に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約1:1である請求項56に記載の方法。
- 前記原料において前記混合材に導入されるイソブチレンのモルごとに約0.1〜約10ミリモルのBF3が、前記触媒組成物を含む前記反応混合材に導入される請求項56に記載の方法。
- 前記原料において前記混合材に導入されるオレフィン成分のモルごとに約0.5〜約2ミリモルのBF3が、前記触媒組成物を含む前記反応混合材に導入される請求項56に記載の方法。
- 前記ポリイソブチレンの多分散性が約2.0以下である請求項56に記載の方法。
- 前記ポリイソブチレンの多分散性が約1.65以下である請求項56に記載の方法。
- 前記反応域は、前記反応混合材が第1の体積流量で連続的に再循環され、そして前記原料および前記触媒組成物が総合的な第2の体積流量で連続的に導入されるループ反応器を含む請求項56に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が約20:1〜約50:1の範囲である請求項83に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が約25:1〜約40:1の範囲である請求項83に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が約28:1〜約35:1の範囲である請求項83に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が、前記反応混合材中の成分の濃度が本質的に一定のままであるような比である請求項83に記載の方法。
- 前記第1の体積流量対前記第2の体積流量の比が、本質的に等温の状態が前記反応混合材中で確立され、維持されるような比である請求項83に記載の方法。
- 前記原料および前記触媒組成物をプレミックスし、そして前記第2の体積流量で単一ストリームとして合わせて前記反応域に導入する請求項83に記載の方法。
- 前記原料および前記触媒組成物を二つのストリームとして別個に前記反応域に導入し、合わせた流量は合計で第2の体積流量となる請求項83に記載の方法。
- 反応器構成、前記反応混合物の特性および前記第1の体積流量が、乱流が前記反応域内で維持されるようなものである請求項83に記載の方法。
- 少なくとも約2000のレイノルズ数が前記反応域内で維持される請求項91に記載の方法。
- 前記反応器が多管式熱交換器のチューブ側である請求項91に記載の方法。
- 少なくとも約50Btu/min・ft2°FのUが前記反応域内で維持される請求項93に記載の方法。
- 少なくとも約2000のレイノルズ数が前記反応域内で維持される請求項94に記載の方法。
- 前記原料が少なくとも約30質量%の前記イソブチレンを含む請求項56に記載の方法。
- 前記原料が非反応性炭化水素希釈剤を含む請求項56に記載の方法。
- 前記原料が少なくとも約30質量%の前記イソブチレンを含み、残りは前記希釈剤である請求項97に記載の方法。
- イソブチレンを含む原料を供給する工程と、BF3とC1〜C8第一アルコールとの錯体を含み、前記錯体中の前記BF3対前記アルコールの比が約0.5:1〜約2:1の範囲内である触媒組成物を供給する工程と、前記原料および前記触媒組成物を反応域内で残留反応混合物に導入する工程と、約0.1〜約10ミリモルのBF3が前記原料に導入されたイソブチレンのモルごとに導入されるように前記反応域に導入される触媒錯体の量を制御する工程と、前記残留反応混合物、前記原料および前記触媒組成物を均質に混合して前記反応ゾーン内に均質混合反応混合材を生じさせる工程と、前記均質混合反応混合材を均質混合状態に維持し、前記反応混合材が前記反応域内にありつつ、前記混合材を少なくとも約0℃の温度に保持して、前記混合材中のイソブチレンを重合してポリイソブチレンを生成させる工程と、前記ポリイソブチレンを含む製品ストリームを前記反応域から抜き取る工程と、重合しているイソブチレンの前記反応域内での滞留時間が約4分以下であるように、前記反応域への前記原料の導入と前記反応域からの前記製品ストリームの抜き取りを制御する工程とを含む、約500〜約5000の範囲内の平均分子量および少なくとも70%のビニリデン含有率を有するポリイソブチレンを製造する液相重合方法。
- 少なくとも約40質量%のイソブチレンを含む原料を供給する工程と、BF3とメタノールとの錯体を含み、前記錯体中の前記BF3対前記メタノールの比が約0.5:1〜約1:1の範囲内である触媒組成物を供給する工程と、前記原料および前記触媒組成物を反応域内で残留反応混合物に導入する工程と、約0.5〜約2ミリモルのBF3が前記原料に導入されたイソブチレンのモルごとに導入されるように前記反応域に導入される触媒錯体の量を制御する工程と、前記反応域内の乱流によって前記残留反応混合物、前記原料および前記触媒組成物を均質に混合して前記反応ゾーン内に均質混合反応混合材を生じさせる工程と、前記均質混合反応混合材を均質混合状態に維持し、前記反応混合材が前記反応域内にありつつ、前記混合材を少なくとも約0℃の温度に保持して、前記混合材中のイソブチレンを重合してポリイソブチレンを生成させる工程と、前記ポリイソブチレンを含む製品ストリームを前記反応域から抜き取る工程と、重合しているイソブチレンの前記反応域内での滞留時間が約45秒〜約90秒の包含範囲内であるように、前記反応域への前記原料の導入と前記反応域からの前記製品ストリームの抜き取りを制御する工程とを含む、約950〜約1050の範囲内の平均分子量、約1.3〜約1.5の範囲内の多分散性および少なくとも80%のビニリデン含有率を有するポリイソブチレンを製造する液相重合方法。
- 前記反応域が多管式熱交換器のチューブ側である請求項56に記載の方法。
- 前記反応域が多管式熱交換器のチューブ側である請求項83に記載の方法。
- 前記反応域が多管式熱交換器のチューブ側である請求項99に記載の方法。
- 前記反応域が多管式熱交換器のチューブ側である請求項100に記載の方法。
- 前記多分散性が約1.3〜約1.5である請求項82に記載の方法。
- 前記錯体中のBF3対錯化剤のモル比が約0.75:1である請求項56に記載の方法。
- 前記重合方法がカチオンプロセスである請求項56に記載の方法。
- 前記重合方法が共有結合プロセスである請求項56に記載の方法。
- オレフィン製品が少なくとも約250の分子量をもつ請求項42に記載の方法。
- オレフィン製品が約250以下の分子量をもつ請求項1に記載の方法。
- 前記製品ストリーム中の前記ポリイソブチレンが約250〜約5000の範囲内の分子量をもつ請求項56に記載の方法。
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15426399P | 1999-09-16 | 1999-09-16 | |
US60/154,263 | 1999-09-16 | ||
US16035799P | 1999-10-19 | 1999-10-19 | |
US60/160,357 | 1999-10-19 | ||
US09/515,790 US6562913B1 (en) | 1999-09-16 | 2000-02-29 | Process for producing high vinylidene polyisobutylene |
US09/515,790 | 2000-02-29 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007121874A Division JP5064878B2 (ja) | 1999-09-16 | 2007-05-02 | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014183170A Division JP5844864B2 (ja) | 1999-09-16 | 2014-09-09 | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012082439A true JP2012082439A (ja) | 2012-04-26 |
JP2012082439A5 JP2012082439A5 (ja) | 2012-07-19 |
JP5670874B2 JP5670874B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=46241634
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011289168A Expired - Lifetime JP5670874B2 (ja) | 1999-09-16 | 2011-12-28 | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
JP2014183170A Expired - Lifetime JP5844864B2 (ja) | 1999-09-16 | 2014-09-09 | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014183170A Expired - Lifetime JP5844864B2 (ja) | 1999-09-16 | 2014-09-09 | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5670874B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109012504A (zh) * | 2018-09-17 | 2018-12-18 | 丹东明珠特种树脂有限公司 | 联产法由碳四获得高含量丁烯-1制备原料的方法及其系统装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2735540C2 (ru) * | 2016-04-08 | 2020-11-03 | Инеос Юруоп Аг | Полимеризационная установка и способ полимеризации |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55104309A (en) * | 1979-02-05 | 1980-08-09 | Basf Ag | Manufacture of polyisobutene |
JPH10306128A (ja) * | 1997-03-07 | 1998-11-17 | Nippon Petrochem Co Ltd | ブテンポリマーの製造方法 |
JPH11506492A (ja) * | 1995-06-07 | 1999-06-08 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 低分子量の高反応性ポリイソブテンの製法 |
JP5064878B2 (ja) * | 1999-09-16 | 2012-10-31 | ティーピーシー グループ リミティド ライアビリティ カンパニー | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
-
2011
- 2011-12-28 JP JP2011289168A patent/JP5670874B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2014
- 2014-09-09 JP JP2014183170A patent/JP5844864B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55104309A (en) * | 1979-02-05 | 1980-08-09 | Basf Ag | Manufacture of polyisobutene |
JPH11506492A (ja) * | 1995-06-07 | 1999-06-08 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 低分子量の高反応性ポリイソブテンの製法 |
JPH10306128A (ja) * | 1997-03-07 | 1998-11-17 | Nippon Petrochem Co Ltd | ブテンポリマーの製造方法 |
JP5064878B2 (ja) * | 1999-09-16 | 2012-10-31 | ティーピーシー グループ リミティド ライアビリティ カンパニー | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109012504A (zh) * | 2018-09-17 | 2018-12-18 | 丹东明珠特种树脂有限公司 | 联产法由碳四获得高含量丁烯-1制备原料的方法及其系统装置 |
CN109012504B (zh) * | 2018-09-17 | 2024-02-02 | 丹东明珠特种树脂有限公司 | 联产法由碳四获得高含量丁烯-1制备原料的方法及其系统装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5670874B2 (ja) | 2015-02-18 |
JP5844864B2 (ja) | 2016-01-20 |
JP2015007250A (ja) | 2015-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5064878B2 (ja) | ポリイソブチレンの液相重合方法 | |
EP2277927A2 (en) | Process for preparing polyolefin products | |
KR100926605B1 (ko) | 중간-범위 비닐리덴 함량의 폴리이소부틸렌 및 그의 제조 | |
US6884858B2 (en) | Process for preparing polyolefin products | |
JP5844864B2 (ja) | ポリイソブチレンの液相重合方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20131008 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140107 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140513 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140909 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140910 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20141027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5670874 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |