JPH11322656A - 新規なカリックスアレーン誘導体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体、ならびに感光性組成物 - Google Patents

新規なカリックスアレーン誘導体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体、ならびに感光性組成物

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JPH11322656A
JPH11322656A JP10146597A JP14659798A JPH11322656A JP H11322656 A JPH11322656 A JP H11322656A JP 10146597 A JP10146597 A JP 10146597A JP 14659798 A JP14659798 A JP 14659798A JP H11322656 A JPH11322656 A JP H11322656A
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calix
spectrum
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JP10146597A
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English (en)
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Tatatomi Nishikubo
忠臣 西久保
Atsushi Kameyama
敦 亀山
Yoshihisa Ota
芳久 大田
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JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸解離性官能基を有する新規なカリックスア
レーン誘導体およびカリックスレゾルシナレーン誘導
体、ならびに感光性組成物を提供する。 【解決手段】 下記式(1)で示されるカリックスアレ
ーン誘導体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体、
ならびにこの誘導体と光酸発生剤とを含有する感光性組
成物。この誘導体および感光性組成物は、ポジ型の化学
増幅型レジスト材料などとして有用である。 【化1】 (式中、R1およびR2は相互に独立に水素原子または炭
素数1〜5のアルキル基であり、R3は水素原子、te
rt−ブトキシカルボニル基、トリメチルシリル基およ
びシクロヘキセニル基から選択される基であって少なく
とも一つは水素原子以外の基であり、nは1〜3の整
数、mは4〜12の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な化合物に関
し、さらに詳しくは、ポジ型の化学増幅型レジスト材料
として特に有用な新規化合物に関する。また本発明は、
この新規化合物と光酸発生剤とを含む感光性組成物に関
する。本発明の化合物は、紫外線、遠紫外線、電子線、
X線に感応する感放射線性材料として、エレクトロニク
ス分野におけるLSI、VLSI製造時のマスクなどに
利用される。
【0002】
【従来の技術】カリックスアレーンは、フェノールとホ
ルムアルデヒドとの縮合により生成する環状オリゴマー
(大環状フェノール樹脂誘導体)である。また、カリッ
クスレゾルシナレーンは、レゾルシノールとパラアルデ
ヒドとの縮合により生成する環状オリゴマーである。カ
リックスアレーン、カリックスレゾルシナレーンおよび
それらの誘導体は、円錐台形の周側面に沿ってベンゼン
環が配されたようなその特有の構造から、クラウンエー
テルやシクロデキストリンと同様に包接機能を有するこ
とが知られており、第三のホスト分子として、例えば海
水中の重金属イオンの回収などを目的とした研究が近年
盛んに行われている。また、特開平9−263560号
公報には、ラジカル重合性基やカチオン重合性基を有す
る硬化性のカリックスアレーン誘導体、および、この誘
導体を含有する硬化性樹脂組成物が開示されている。
【0003】一方、集積回路素子の製造に代表される微
細加工の分野においては、より高い集積度を得るため
に、サブクオーターミクロン(0.20μm)レベルの
微細加工を可能とするリソグラフィー技術の開発が進め
られており、その一つの手段として、より波長の短い放
射線の利用が検討されている。このような短波長の放射
線としては、例えば、水銀灯の輝線スペクトル、エキシ
マレーザーに代表される遠紫外線、X線、電子線などを
挙げることができ、特にKrFエキシマレーザーあるい
はArFエキシマレーザーが注目されている。そして、
これらの放射線を利用して高感度、高解像度のレジスト
を得るための一つの方法として、いわゆる化学増幅型レ
ジストが提案されている。例えばポジ型の化学増幅型レ
ジストとしては、放射線の照射により酸を発生する感放
射線性酸発生剤(以下、「光酸発生剤」という。)と、
現像液には溶解しない成分であって酸解離性官能基を有
しこの官能基が酸を触媒として脱離することにより現像
液に易溶性となる成分と、を必須成分とする組成物が種
々知られている。しかし、上記のような酸解離性官能基
を有するカリックスアレーン誘導体およびカリックスレ
ゾルシナレーン誘導体については、これまでのところ知
られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、酸解
離性官能基を有する新規なカリックスアレーン誘導体お
よびカリックスレゾルシナレーン誘導体、ならびにこれ
らを含有する感光性組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカリックスアレ
ーン誘導体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体
は、下記式(1)で示される。
【0006】
【化2】 (式中、R1およびR2は相互に独立に水素原子または炭
素数1〜5のアルキル基であり、R3は水素原子、te
rt−ブトキシカルボニル基、トリメチルシリル基およ
びシクロヘキセニル基から選択される基であり、複数個
存在するR3のうち少なくとも一つはtert−ブトキ
シカルボニル基、トリメチルシリル基およびシクロヘキ
セニル基から選択される基であり、nは1〜3の整数、
mは4〜12の整数である。) また、本発明の感光性組成物は、上記式(1)で示され
るカリックスアレーン誘導体およびカリックスレゾルシ
ナレーン誘導体から選択される少なくとも一種の化合物
と、光酸発生剤と、を含有する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のカリックスアレーン誘導
体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体において、
上記式(1)のR1は水素原子または炭素数1〜5のア
ルキル基である。このアルキル基の具体例としては、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基などの直鎖状アルキ
ル基、イソプロピル基、sec−ブチル基およびter
t−ブチル基などの分岐状アルキル基が挙げられる。特
に好ましいR1は、水素原子またはメチル基である。ま
た、式(1)におけるR2は水素原子または炭素数1〜
5のアルキル基であり、このアルキル基の具体例として
はR1と同様の基が挙げられる。このR2は、R1と同じ
基であってもよく異なる基であってもよい。特に好まし
いR2は、水素原子、メチル基またはtert−ブチル
基である。そして、式(1)において複数個存在するR
3は、そのうち少なくとも一つはtert−ブトキシカ
ルボニル基、トリメチルシリル基またはシクロヘキセニ
ル基から選択される基であって酸解離性官能基を形成し
ている。本発明の化合物を化学増幅型レジスト材料に用
いる場合には、酸解離性官能基がtert−ブトキシカ
ルボニル基またはシクロヘキセニル基であることが好ま
しく、脱離反応における量子収率がより高いことから、
酸解離性官能基がtert−ブトキシカルボニル基であ
ることがさらに好ましい。式(1)におけるmは4〜1
2の整数であり、4〜8の整数であることが好ましい。
また、nは1〜3の整数であり、1または2であること
が好ましい。
【0008】本発明の化合物のうち、化学増幅型レジス
ト材料として特に好適に用いられるのは、式(2)に示
すカリックスレゾルシナレーン誘導体である。この化合
物は、後述する実施例3により得られた化合物3aであ
って、式(1)においてR1がメチル基、R2が水素原
子、R3がtert−ブトキシカルボニル基、mが4、
nが2である場合に相当する。なお、この化合物3aを
用いたポジ型レジスト材料の現像液としては水酸化トリ
メチルアンモニウム(TMAH)水溶液などのアルカリ
水を、また現像後の洗浄液としては水を用いることがで
きる。
【0009】
【化3】
【0010】本発明の化合物を合成するためには、カリ
ックスアレーンまたはカリックスレゾルシナレーンの水
酸基に対し、R3がtert−ブトキシカルボニル基で
ある場合にはジ−tert−ブチルカーボネートなど
を、R3がトリメチルシリル基である場合には1,1,
1,3,3,3−へキサメチルジシラザンなどを、また
3がシクロヘキセニル基である場合には3−ブロモシ
クロヘキセンなどを反応させればよい。このとき、水酸
基に対する上記各化合物の仕込み比は、例えば水酸基に
対して上記各化合物0.1〜5倍モルを用いることがで
きる。
【0011】本発明のカリックスアレーン誘導体および
カリックスレゾルシナレーン誘導体は、酸触媒により基
3のうちの酸解離性基が脱離して水酸基を生成し、こ
れにより所定の溶媒への溶解性が大きく変化する。この
ため、この化合物と光酸発生剤とを含有する本発明の感
光性組成物は、例えばKrF、ArF、電子線およびX
線などに感応するポジ型の化学増幅型レジスト材料とし
て有用である。本発明の化合物は、ある程度大きな分子
量を有することから製膜性を備えるので、この化合物を
単独で化学増幅型レジスト材料の基体として利用するこ
とができる。あるいは、本発明の化合物の他に、現像可
能な樹脂、カリックスアレーンまたはカリックスレゾル
シナレーンとを併用して化学増幅型レジスト材料の基体
としてもよい。本発明の化合物は、直鎖状の樹脂などに
比べて分子サイズが小さいため、この化合物を含むレジ
スト材料は高解像度なパターンを形成可能であり、また
形成されたパターンにおいていわゆるエッジラフネスが
少なくなる。さらに、このレジスト材料はポジ型である
ため、膨潤による悪影響が抑えられるという利点もあ
る。本発明の感光性組成物における光酸発生剤として
は、従来公知の化合物、例えばビス[4−(ジフェニル
スルフォニオ)フェニル]スルフイド−ビス(へキサフ
ルオロホスフェート)(以下、「DPSP」という。)
などを用いればよい。また、本発明の感光性組成物を化
学増幅型レジスト組成物として用いる場合には、必要に
応じてさらに各種添加剤、例えば光酸発生剤から発生す
る酸に対してルイス塩基として作用する化合物、界面活
性剤、ハレーション防止剤、接着助剤、保存安定化剤、
消泡剤などを含有させることができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、以下において、カリックスアレーンの
n量体を「カリックス(n)アレーン」と、カリックス
レゾルシナレーンのn量体を「カリックス(n)レゾル
シナレーン」と表記する。
【0013】参考合成例1(原料合成) 下記の方法により、カリックス(4)レゾルシナレーン
を合成した。すなわち、反応容器中にレゾルシノール3
3g(0.3mol)を秤取り、水135ml、エタノ
ール135ml、塩酸10mlを加え、85℃のオイル
バス中で均一系になるまで攪拌した。その後、パラアル
デヒド13.2g(0.1mol)を1時間半かけて滴
下し、85℃で6時間攪拌した。反応後、反応容器を氷
冷して結晶を析出させた。この結晶をろ過により回収
し、蒸留水および氷エタノールで洗浄を行い、結晶を乾
燥させた。さらに、得られた結晶をメタノールで2回再
結晶させて精製し、粉末状の白色結晶9.1g(収率2
3%)を得た。得られた生成物は、IRスペクトル、1
H−NMRスペクトルおよびマススペクトルのデータか
ら、カリックス(4)レゾルシナレーン(以下、「CR
A」という。)と同定できた。
【0014】各スペクトルデータを以下に示し、この化
合物の構造式を下記式(3)に示す。 IR(Film,KBr):(cm-1) 3428(ν OH)、1508、1425(ν C=C、アロマティック )1 H−NMR(200MHz、溶媒DMSO−d6、内部標準TMS): δ(ppm)=1.31(d,J=6.3Hz,3.0H,CH3) 4.47(q,J=6.3Hz,1.0H,CH) 6.16(s,1.0H,Hb) 6.78(s,1.0H,Ha) 8.55(s,2.0H,OH) 質量分析(TOF‐MAS):計算値(Mw)544.58 実測値(Mw)544.15
【0015】
【化4】
【0016】実施例1(tert−ブトキシカルボニル
基を有するtert−ブチルカリックスアレーン誘導体
(1a)の合成) 反応容器中にp−tert−ブチルカリックス(8)ア
レーン(以下、「BCA」という。)0.3g(2.5
mmol)を秤取り、トリエチルアミン(以下、「TE
A」という。)0.25g(2.5mmol)およびピ
リジン3mlを加え、室温で均一系になるまで攪拌し
た。次いで、ジ−tert−ブチルジカーボネート(以
下、「DTBDC」という。)を0.66g(3mmo
l)を加え、室温で24時間攪拌した後、反応液を水に
注ぎ、析出した結晶をろ過により回収した。その後、結
晶をクロロホルムで溶解し、蒸留水で3回洗浄を行い、
無水炭酸ソーダで乾燥した。乾燥剤を除去した後、クロ
ロホルムを減圧留去し、結晶をメタノールにて洗浄し
た。その結果、粉末状の白色結晶0.54g(収率83
%)が生成物として得られた。1H−NMRより求めた
エステル化率は100%であった。得られた生成物は、
IRスペクトル、1H−NMRスペクトルおよび元素分
析の結果から、5,11,17,23,29,35,4
1,47−オクタ−tert−ブチル−49,50,5
1,52,53,54,55,56−オクタキス((t
ert−ブトキシカルボニル)オキシ)カリックス
(8)アレーン(これを化合物1aという。)と同定で
きた。
【0017】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示し、IRスペクトルおよび1H−NMRスペ
クトルのチャートをそれぞれ図1および図2に示す。ま
た、構造式を下記式(4)に示す。 IR(Film,KRS):(cm-1) 1775(ν C=O、カルボニル)、1478(ν C=C、アロマティ ック)、1275(ν ArC−O−C、エーテル)、1143、1116(ν O−C−O、カルボナート)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=0.81〜2.00(m,18.0H,C(CH33,OC (CH33) 3.44〜3.88(bs,2.0H,Ph−CH2) 6.49〜7.62(br,2.0H,ArH) 元素分析(C12817624): 計算値(%) C:73.25、H:8.45 実測値(%) C:73.32、H:8.58
【0018】
【化5】
【0019】実施例2(tert−ブトキシカルボニル
基を有するp−メチルカリックスアレーン誘導体(2
a)の合成) 反応容器中にp−メチルカリックス(n)アレーン(た
だし、n=6〜8の混合物。以下、「MCA」とい
う。)0.3g(2.5mmol)を秤取り、TEA
0.25g(2.5mmol)およびピリジン3mlを
加え、室温で均一系になるまで攪拌した。次いで、DT
BDC0.66g(3mmol)を加え、室温で24時
間攪拌した後、反応液を水に注ぎ、析出した結晶をろ過
により回収した。その後、結晶をクロロホルムで溶解
し、蒸留水で3回洗浄を行い、無水炭酸ソーダで乾燥し
た。乾燥剤を除去した後、クロロホルムを減圧留去し、
結晶をメタノールにて洗浄した。その結果、粉末状の白
色結晶収量0.52g(収率93%)が生成物として得
られた。1H−NMRより求めたエステル化率は100
%であった。得られた生成物は、IRスペクトル、1
−NMRスペクトルおよび元素分析の結果から、(te
rt−ブトキシカルボニル)オキシ−p−メチルカリッ
クス(n)アレーン(これを化合物2aという。)と同
定できた。
【0020】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示し、IRスペクトルおよび1H−NMRスペ
クトルのチャートをそれぞれ図3および図4に示す。ま
た、構造式を下記式(5)に示す。 IR(Film,KRS):(cm-1) 1754(ν C=O、カルボニル)、1472(ν C=C、アロマティ ック)、1276(ν ArC−O−C、エーテル)、1156、1132(ν O−C−O、カルボナート)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=1.44(s,9.0H,OC(CH33) 2.17(s,3.0H,Ph−CH3) 3.79(s,2.0H,Ph−CH2) 6.79(s,2.0H,ArH) 元素分析(C13163n: 計算値(%) C:70.89、H:7.32 実測値(%) C:70.62、H:7.33
【0021】
【化6】
【0022】実施例3(tert−ブトキシカルボニル
基を有するカリックスレゾルシナレーン誘導体(3a)
の合成) 反応容器中にCRA0.34g(2.5mmol)を秤
取り、TEA0.5g(5mmol)およびピリジン3
mlを加え、室温で均一系になるまで攪拌した。次い
で、DTBDC1.32g(6mmol)を加え、室温
で24時間攪拌した後、反応液を水に注ぎ、析出した結
晶をろ過により回収した。その後、結品をクロロホルム
で溶解し、蒸留水で3回洗浄を行い、無水炭酸ソーダで
乾燥した。乾燥剤を除去した後、クロロホルムを減圧留
去し、結晶をメタノールにて洗浄した。その結果、粉末
状の白色結晶0.68g(収率81%)が生成物として
得られた。1H−NMRより求めたエステル化率は10
0%であった。得られた生成物は、IRスペクトル、1
H−NMRスペクトルおよび元素分析の結果から、2,
8,14,20−テトラメチル−4,6,10,12,
16,18,22,24−オクタキス((tert−ブ
トキシカルボニル)オキシ)カリツクス(4)レゾルシ
ナレーン(これを化合物3aという。)と同定できた。
【0023】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示し、IRスペクトルおよび1H−NMRスペ
クトルのチャートをそれぞれ図5および図6に示す。ま
た、構造式を下記式(2)に示す。 IR(Film,KRS):(cm-1) 1759(ν C=O、カルボニル)、1496、1457(ν C=C、 アロマティック)、1249(ν ArC−O−C、エーテル)、1151、1 116(ν O−C−O、カルボナート)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=1.49(s,21.0H,C(CH33、CH3) 4.50(q,J=6.3Hz、1.0H,Ph−CH) 6.19〜7.40(br,2.0H,ArH) 元素分析(C729624): 計算値(%) C:64.27、H:7.19 実測値(%) C:64.37、H:7.31
【0024】
【化7】
【0025】実施例4(トリメチルシリル基を有するt
ert−ブチルカリックスアレーン誘導体(1b)の合
成) 反応容器中にBCA0.41g(2.5mmol)を秤
取り、テトラヒドロフラン(以下、「THF」とい
う。)10mlを加えて懸濁させた。この懸濁液に、ク
ロロトリメチルシラン(以下、「CTMS」という。)
0.015g(0.13mmol)および1,1,1,
3,3,3−へキサメチルジシラザン(以下、「HMD
S」という。)0.61g(3.8mmol)を加え、
窒素雰囲気下で加熱した。その後、系中が均一となって
から48時間還流した。反応後、THFを減圧留去し、
析出した結晶をn‐へキサンにて洗浄した。その結果、
粉末状の白色結晶0.48g(収率82%)が生成物と
して得られた。1H−NMRより求めたシリル化率は1
00%であった。得られた生成物は、IRスペクトル、
1H−NMRスペクトルおよび元素分析の結果から、
5,11,17,23,29,35,41,47−オク
タ−tert−ブチル−49,50,51,52,5
3,54,55,56−オクタキス(トリメチルシロキ
シ)カリックス(8)アレーン(これを化合物1bとい
う。)と同定できた。
【0026】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示す。また、化合物1bの構造式を下記式
(6)に示す。 IR(Film):(cm-1) 1475(ν C=C、アロマティック)、1259、840(ν Si− C)、1194(ν Si−O)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=−0.40〜0.66(m,9.0H,Si(CH33) 0.96〜1.28(m,9.0H,C(CH33) 3.42〜4.02(br,2.0H,Ph−CH2) 6.70〜7.28(m,2.0H,ArH) 元素分析(C1121768Si8): 計算値(%) C:71.73、H:9.46 実測値(%) C:71.91、H:9.76
【0027】
【化8】
【0028】実施例5(トリメチルシリル基を有するp
−メチルカリックスアレーン誘導体(2b)の合成) 反応容器中に、MCAを0.3g(2.5mmol)を
秤取り、THF10m1を加えて懸濁させた。この懸濁
液に、CTMS0.015g(0.13mmol)およ
びHMDS1.02g(6.3mmol)を加え、窒素
雰囲気下で加熱した。その後、系中が均一となってから
48時間還流した。反応後、THFを減圧留去し、析出
した結晶をn−へキサンにて洗浄した。その結呆、粉末
状の白色結晶0.24g(収率50%)が生成物として
得られた。1H−NMRより求めたシリル化率は100
%であった。得られた生成物は、IRスペクトル、1
−NMRスペクトルおよび元素分析の結果から、トリメ
チルシロキシ−p−メチルカリックスアレーン(これを
化合物2bという。)と同定できた。
【0029】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示す。また、化合物2bの構造式を下記式
(7)に示す。 IR(Film):(cm-1) 1466(ν C=C、アロマティック)、1259(ν Si−C)、1 194(ν Si−O)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=0.21(s,9.2H,Si(CH33) 2.14(s,3.0H,CH3) 3.88(s,2.0H,Ph−CH2) 6.60(s,2.0H,ArH) 元素分析(C1116OSi)n: 計算値(%) C:68.69、H:8.39 実測値(%) C:68.62、H:8.68
【0030】
【化9】
【0031】実施例6(トリメチルシリル基を有するカ
リックスレゾルシナレーン誘導体(3b)の合成) 反応容器中にCRA0.34g(2.5mmol)を秤
取り、THF10mlを加えて懸濁させた。この懸濁液
に、CTMS0.028g(0.25mmol)および
HMDS1.22g(7.5mmol)を加え、窒素雰
囲気下で加熱した。その後、系中が均一となってから4
8時間還流した。反応後、THFを減圧留去し、析出し
た結晶をn−へキサンにて洗浄した。その結果、粉末状
の白色結晶0.40g(収率58%)が生成物として得
られた。1H−NMRより求めたシリル化率は100%
であった。得られた生成物は、IRスペクトル、1H−
NMRスペクトルおよび元素分析の結果から、2,8,
14,20−テトラメチル−4,6,10,12,1
6,18,22,24−オクタキス(トリメチルシロキ
シ)カリックス(4)レゾルシナレーン(これを化合物
3bという。)と同定できた。
【0032】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示す。また、化合物3bの構造式を下記式
(8)に示す。 IR(Film):(cm-1) 1495(ν C=C、アロマティック)、1260(ν Si−C)、1 193(ν Si−O)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=−0.65〜0.65(m,18.0H,Si(CH33) 1.35(d,J=7.3Hz,3.0H,CH3) 4.51(q,J=7.3Hz,1.0H,Ph−CH) 5.80〜6.38(m,1.4H,ArH) 7.00〜7.20(m,0.6H,ArH) 元素分析(C56968Si8): 計算値(%) C:59.95、H:8.62 実測値(%) C:59.65、H:8.81
【0033】
【化10】
【0034】実施例7(シクロヘキセニル基を有するt
ert−ブチルカリックスアレーン誘導体(1c)の合
成) 反応容器中にテトラブチルアンモニウムブロミド(以
下、「TBAB」という。)0.04g(0.13mm
ol)、BCA0.41g(2.5mmol)および水
酸化カリウム0.17g(2.5mmol)を秤取り、
NMPを3ml加えて室温で30分間拠件した。その
後、TEA0.46g(4.5mmol)および3−ブ
ロモシクロヘキセン(以下、「BCH」という。)0.
67g(3.8mmol)を加え、60℃で24時間攪
拌した。反応後、反応液をクロロホルムにて希釈し、蒸
留水にて3回洗浄を行い、無水炭酸ソーダで乾燥した。
乾燥剤を除去した後、クロロホルムを減圧留去し、メタ
ノールに再沈して精製を行った。その結果、粉末状の白
色結晶0.51g(収率84%)が生成物として得られ
た。1H−NMRより求めたエーテル化率は100%で
あった。得られた生成物は、IRスペクトル、1H−N
MRスペクトルおよび元素分析の結果から、5,11,
17,23,29,35,41,47−オクタ−ter
t−ブチル−49,50,51,52,53,54,5
5,56−オクタキス(3−シクロヘキセニルオキシ)
カリックス(8)アレーン(これを化合物1cとい
う。)と同定できた。
【0035】各スペクトルデータおよび元素分析の結果
を以下に示す。また、化合物1cの構造式を下記式
(9)に示す。 IR(Film):(cm-1) 1649(ν C=C、シクロヘキセニル)、1475(ν C=C、アロ マティック)、1190(ν C−O−C)、934(ν =CH、シクロヘキ セニル)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=0.76〜2.16(m,15.3H,C(CH33,CH 2 CH2CH2) 3.44〜4.70(m,3.0H,Ph−CH2,O−C H) 5.29〜6.09(br,2.0H,CH=CH) 6.50〜7.36(br,2.0H,ArH) 元素分析(C1361768): 計算値(%) C:84.25、H:9.15 実測値(%) C:84.14、H:9.29
【0036】
【化11】
【0037】実施例8(シクロヘキセニル基を有するp
−メチルカリックスアレーン誘導体(2c)の合成) 反応容器中にTBAB0.04g(0.13mmo
1)、MCA0.3g(2.5mmol)および水酸化
カリウム0.17g(2.5mmol)を秤取り、NM
Pを3m1加えて室温で3時間攪拌した。その後、ピリ
ジン0.3m1(3.8mmol)を加え、氷冷下にお
いてBCH0.89g(5mmol)を滴下し、室温で
1時間攪拌した後、60℃で24時間攪拌した。反応
後、反応液をクロロホルムにて希釈し、蒸留水にて3回
洗浄を行い、無水炭酸ソーダで乾燥した。乾燥剤を除去
した後、クロロホルムを減圧留去し、メタノールに再沈
して精製を行った。その結果、粉末状の淡茶褐色結晶収
量0.31gが生成物として得られた。1H−NMRよ
り求めたエーテル化率は94%であった。得られた生成
物は、IRスペクトルおよび1H−NMRスペクトルか
ら、(3−シクロヘキセニル)オキシ−p−メチルカリ
ックス(n)アレーン(これを化合物2cという。)と
同定できた。
【0038】各スペクトルデータを以下に示す。また、
化合物2cの構造式を下記式(10)に示す。 IR(Film):(cm-1) 3358(ν OH)、1646(ν C=C、シクロヘキセニル)、14 61(ν C=C、アロマティック)、1136(ν C−O−C)、934( ν =CH、シクロヘキセニル)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=1.37〜2.37(m,9.0H,CH3,CH2CH2C H2) 3.53〜4.78(m,3.0H,Ph−CH2,O−C H) 5.40〜6.10(br,1.9H,CH=CH) 6.39〜7.18(br,2.0H,ArH)
【0039】
【化12】
【0040】実施例9(シクロヘキセニル基を有するカ
リックスレゾルシナレーン誘導体(3c)の合成) 反応容器中にTBAB0.08g(0.25mmo
1)、MCA0.34g(2.5mmo1)および水酸
化カリウム0.34g(5mmol)を秤取り、NMP
を3m1加えて室温で3時間攪拌した。その後、ピリジ
ン0.6ml(7.5mmol)を加え、氷冷下におい
てBCH1.34g(7.5mmol)を滴下し、室温
で1時間攪拌した後、60℃で24時間攪拌した。反応
後、反応液をクロロホルムにて希釈し、蒸留水にて3回
洗浄を行い、無水炭酸ソーダで乾燥した。乾燥剤を除去
した後、クロロホルムを減圧留去し、メタノールに再沈
して精製を行った。その結果、粉末状の淡茶褐色結晶
0.12gが生成物として得られた。得られた生成物
は、IRスペクトルおよび1H−NMRスペクトルか
ら、2,8,14,20−テトラメチル−4,6,1
0,12,16,18,22,24−オクタキス((3
−シクロヘキセニル)オキシ)カリックス(4)レゾル
シナレーン(これを化合物3cという。)と同定でき
た。
【0041】各スペクトルデータを以下に示す。また、
化合物3cの構造式を下記式(11)に示す。 IR(Film):(cm-1) 3476(ν OH)、1606(ν C=C、シクロヘキセニル)、14 92(ν C=C、アロマティック)、1179(ν C−O−C)、955( ν =CH、シクロヘキセニル)1 H−NMR(200MHz、溶媒CDCl3、内部標準TMS): δ(ppm)=0.97〜2.40(m,14.7H,CH3,CH2CH2 CH2) 3.80〜6.67(m,8.9H,O−CH,Ph−CH ,CH=CH)
【0042】
【化13】
【0043】実施例10(化合物1aを用いた感光性組
成物) 化合物1aに、光酸発生剤としてのDPSPを5mol
%添加して感光性組成物を調整した。この組成物からフ
ィルムを形成させた後、DPSPから酸を発生させるた
めに2分間の紫外線照射(15mW/cm2、波長36
0nm)を行った。次いで、このフィルムを150℃で
30分間加熱して、tert−ブトキシカルボニル基の
脱離反応を進行させた。その結果、IRにおいて177
5cm-1のカルボニルの吸収が減少し、それに伴い水酸
基の吸収が生じることが確認された。このカルボニルの
吸収の減少から算出した転化率は60%に達した。この
結果から、光照射により発生した酸は、その後の加熱に
よりtert−ブトキシカルボニル基の脱離反応の触媒
として働き、この脱離反応を連鎖的に進行させることが
判った。
【0044】実施例11(化合物2aを用いた感光性組
成物) 化合物1aに換えて化合物2aを用いた点以外は実施例
10と同様にして、tert−ブトキシカルボニル基の
脱離反応を進行させた。その結果、照射時間2分、加熱
温度150℃、加熱時間30分の条件においてカルボニ
ルの転化率は60%に達し、実施例10と同様に脱離反
応が連鎖的に進行することが判った。
【0045】実施例12(化合物3aを用いた感光性組
成物)化合物1aに換えて化合物3aを用いた点以外は
実施例10と同様にして感光性組成物を調整した。この
組成物からフィルムを形成させた後、10秒間の紫外線
照射(15mW/cm2、波長360nm)を行った。
次いで、このフィルムを150℃で30分間加熱して、
tert−ブトキシカルボニル基の脱離反応を進行させ
たところ、カルボニルの転化率は95%に達した。さら
に、照射後に加熱せず室温に30分間放置した場合にも
25%のカルボニル転化率が得られた。このように化合
物3aにおいては、少量の酸によってtert−ブトキ
シカルボニル基の脱離反応が効率よく進行した。
【0046】実施例13〜15(化合物1b〜3bを用
いた感光性組成物) 化合物1aに換えて化合物1b、2bまたは3bを用い
た点以外は実施例10と同様にして、それぞれ感光性組
成物を調整した。これらの組成物からフィルムを形成さ
せた後、5分間の紫外線照射(15mW/cm2、波長
360nm)を行った。次いで150℃で30分間加熱
したところ、いずれのフィルムもIRにおいてトリメチ
ルシリル基のSi−C伸縮に基づく1259cm-1の吸
収が減少し、それに伴い水酸基の吸収が生じたことか
ら、トリメチルシリル基の脱離反応が進行したことが確
認された。このSi−C吸収の減少から算出した転化率
は、化合物1b、2b、3bのいずれも17%であっ
た。
【0047】実施例16〜18(化合物1c〜3cを用
いた感光性組成物) 化合物1aに換えて化合物1c、2cまたは3cを用い
た点以外は実施例10と同様にして、それぞれ感光性組
成物を調整した。これらの組成物からフィルムを形成さ
せた後、5分間の紫外線照射(15mW/cm2、波長
360nm)を行った。次いで150℃で30分間加熱
したところ、いずれのフィルムもIRにおいてシクロヘ
キセニル基の=CH伸縮に基づく吸収(化合物1cおよ
び2cでは934cm-1、化合物3cでは955c
-1)の吸収が減少し、それに伴い水酸基の吸収が生じ
たことから、シクロヘキセニル基の脱離反応が進行した
ことが確認された。この=CH吸収の減少から算出した
転化率は、化合物1cでは23%、化合物3cでは30
%であった。また、化合物2cでは87%と高い転化率
が得られた。
【0048】なお、上記実施例における化合物1aを化
学増幅型レジスト組成物に用いる場合、その溶剤として
は酢酸エチル、アニソールなどを、レジストの現像液と
してはN,N−ジメチルアセトアミドなどを、現像後の
洗浄液としてはジメチルスルホキサイドなどを用いるこ
とができる。また、化合物2aを化学増幅型レジスト組
成物に用いる場合には、溶剤として酢酸エチル、アニソ
ールなどを、現像液としてN,N−ジメチルアセトアミ
ドなどを、洗浄液としてn−ヘキサンなどを用いること
ができる。そして、化合物3aを化学増幅型レジスト組
成物に用いる場合には、溶剤として酢酸エチル、アニソ
ール、プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、メチルアミルケトン、シクロヘキサノンなどを、現
像液としてTMAH水溶液などのアルカリ水を、洗浄液
として水を用いることができる。したがって、本発明の
化合物のうち特に化合物3aは、化学増幅型レジストと
して有用である。
【0049】なお、本発明においては、前記具体的実施
例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、酸解離性官能基を有す
る新規なカリックスアレーン誘導体およびカリックスレ
ゾルシナレーン誘導体が提供される。また、本発明によ
ると、これらの誘導体と光酸発生剤とを含有する感光性
組成物が提供される。本発明の化合物および感光性組成
物は、酸触媒により基R3が脱離し、これにより所定の
溶媒への溶解性が大きく変化するので、例えばポジ型の
化学増幅型レジスト材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1により得られた化合物1aのIRスペ
クトルを示すチャートである。
【図2】実施例1により得られた化合物1aの1H−N
MRスペクトルを示すチャートである。
【図3】実施例2により得られた化合物2aのIRスペ
クトルを示すチャートである。
【図4】実施例2により得られた化合物2aの1H−N
MRスペクトルを示すチャートである。
【図5】実施例3により得られた化合物3aのIRスペ
クトルを示すチャートである。
【図6】実施例3により得られた化合物3aの1H−N
MRスペクトルを示すチャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で示されるカリックスアレ
    ーン誘導体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体。 【化1】 (式中、R1およびR2は相互に独立に水素原子または炭
    素数1〜5のアルキル基であり、R3は水素原子、te
    rt−ブトキシカルボニル基、トリメチルシリル基およ
    びシクロヘキセニル基から選択される基であり、複数個
    存在するR3のうち少なくとも一つはtert−ブトキ
    シカルボニル基、トリメチルシリル基およびシクロヘキ
    セニル基から選択される基であり、nは1〜3の整数、
    mは4〜12の整数である。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカリックスアレーン誘導
    体およびカリックスレゾルシナレーン誘導体から選択さ
    れる少なくとも一種の化合物と、光酸発生剤と、を含有
    する感光性組成物。
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