JPH11316085A - 鋼材加熱装置および鋼材加熱方法 - Google Patents

鋼材加熱装置および鋼材加熱方法

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JPH11316085A
JPH11316085A JP10123270A JP12327098A JPH11316085A JP H11316085 A JPH11316085 A JP H11316085A JP 10123270 A JP10123270 A JP 10123270A JP 12327098 A JP12327098 A JP 12327098A JP H11316085 A JPH11316085 A JP H11316085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エネルギー損失が少なく、加熱される鋼材の搬
送が減速された場合にも、鋼材を確実に所定温度に均熱
に加熱することができる。 【解決手段】誘導加熱炉10内を連続的に搬送されるビ
レット材30が、各加熱ブロック11にて、電磁誘導加
熱によって順次加熱される。ビレット材30の搬送方向
上流側から下流側にかけて配置された3つの加熱ブロッ
ク11では、投入エネルギー密度が、ビレット材30の
搬送方向上流側から下流側にかけて順次増大するように
パターン化されて設定されている。誘導加熱炉10にて
加熱されて表面が所定の温度になった各ビレット材30
は、連続して、電熱炉20によって、電気抵抗加熱によ
って加熱されて均熱化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、建設機
械、電機製品、農業機械等の各種部品を、例えば鍛造
(塑性)加工によって製造する際に、被加熱材であるビ
レット材等の鋼材を加熱するために使用される鋼材加熱
装置および鋼材加熱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機械部品を温熱間鍛造加工によって
製造する際には、被加熱材であるビレット材が、予め、
加熱炉によって加熱された後に、鍛造加工されるように
なっている。鍛造加工するためにビレット材を加熱する
加熱炉としては、燃焼式加熱炉が一般的であったが、高
温にまで効率よく加熱することができず、しかも、加熱
温度の制御も容易でないことから、電磁誘導加熱によっ
てビレット材を加熱する誘導加熱炉が普及している。誘
導加熱炉は、ビレット材が搬送される炉心管にコイルが
巻回されて構成されており、コイルに通電されることに
よって、炉心管内を搬送されるビレット材が電磁誘導加
熱されるようになっている。加熱されたビレット材は、
順次、プレス工程に搬送されて、鍛造プレスされる。
【0003】誘導加熱炉では、通常、連続的に搬送され
るビレット材が順次加熱されて、誘導加熱炉の出口にお
いて、例えば1200℃程度の高温になるように構成さ
れている。この場合、誘導加熱炉内に搬入される低温の
ビレット材は、誘導加熱炉内に搬入されることによって
急激に加熱され、その後、誘導加熱炉の出口近傍におい
て所定の温度になるように順次加熱される。
【0004】塑性加工用の加熱炉においては、搬送され
るビレット材を、表面のみならず、中心部分も、所定の
温度に均熱加熱する必要がある。電磁誘導によってビレ
ット材を加熱する誘導加熱炉では、高周波になるほど、
渦電流がビレット材の表面に集中するために内部を十分
に加熱することができないという問題がある。このため
に、誘導加熱炉では、ビレット材の搬送方向に沿って複
数の加熱ブロックに分割して、各加熱ブロック毎に投入
エネルギー密度をそれぞれ設定することにより、各加熱
ブロックにおけるビレット材の加熱を最適な態様とし
て、最終的に、ビレット材の表面および中心部分が所定
の温度に均熱化されるように構成されている。
【0005】図3は、従来の誘導加熱炉における投入エ
ネルギー密度パターンを、ビレット材の温度とともに示
すグラフである。図3に示す誘導加熱炉では、ビレット
の搬送方向方向に沿って5つの加熱ブロックに分割され
ており、各加熱ブロックにはおいて投入エネルギー密度
がそれぞれ設定されている。各加熱ブロックにおける投
入エネルギー密度は、搬送方向上流側に位置する3つの
加熱ブロックでは、ビレット材を急速に加熱して表面を
所定の温度にまで昇温するように、また、搬送方向下流
側に位置する2つの加熱ブロックでは、加熱されたビレ
ット材が均熱化されるように、それぞれ設定されてい
る。その結果、最も搬送方向上流側に位置する加熱ブロ
ックにおいては、投入エネルギー密度が最大に設定され
ており、搬送方向下流側に位置する加熱ブロックになる
につれて、投入エネルギー密度が順次低下している。
【0006】上流側に位置する3つの加熱ブロックで
は、ビレット材の表面が比較的短時間で所定の温度にま
で昇温されるように、誘導加熱炉全体に投入される全投
入エネルギー密度の65〜75%程度が投入されてお
り、搬送方向下流側に位置する2つの加熱ブロックで
は、ビレット材の表面からの熱損失が大きくなるため
に、ビレット材を均熱化するために必要な全エネルギー
の9〜22%程度のエネルギーと、ビレット材表面の熱
の放射損失を補充するために必要な全エネルギーの6〜
13%程度のエネルギーの合計である25〜35%程度
のエネルギーが投入されている。
【0007】誘導加熱炉では、加熱されたビレット材を
鍛造プレスするプレス工程において、試し打ち、作業開
始時、機械のトラブル等によって、加熱されたビレット
材の供給を中断しなければならない場合がある。この場
合には、誘導加熱炉による加熱作業を完全に停止すれ
ば、加熱作業を再開した場合に、炉内を所定の加熱温度
とするために長時間を要するために、誘導加熱炉による
加熱作業を停止することなく、誘導加熱炉に対する投入
エネルギー密度を全体にわたって低減するとともに、ビ
レット材の搬送速度を減速する保温モードに切り替えら
れるようになっている。保温モードとなった誘導加熱炉
では、ビレット材が減速状態で加熱処理されるために、
プレス工程における作業が再開されるまでの間に、多量
のビレット材が無駄に加熱されるおそれがなく、しか
も、投入エネルギー密度も低減されているために、省エ
ネルギー化が図られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】保温モードでは、誘導
加熱炉の全投入エネルギー密度は、通常の連続運転時に
おける全投入エネルギー密度の30〜40%程度とされ
ているが、誘導加熱炉の各加熱ブロックにおける投入エ
ネルギー密度のパターン(比率)は変更されない。この
場合、誘導加熱炉内でのビレット材の表面からの熱の放
射損失は、ビレット材の搬送速度が減速されても大きな
変化がないために、ビレット材が低速で搬送されている
ことにより、表面からの熱の放射損失が大きくなってし
まう。このために、誘導加熱炉の搬送方向下流側の加熱
ブロックでは、保温モード時における投入エネルギー密
度では、ビレット材の放射損失エネルギーを十分に補充
することができないために、ビレット材は所定の温度に
まで加熱されずに加熱不足になるおそれがある。
【0009】この場合、誘導加熱炉から搬出されるビレ
ット材が加熱不足にならないように、誘導加熱炉におけ
る全投入エネルギー密度を増加させると、搬送方向上流
側に位置する加熱ブロックでは、ビレット材が過剰に加
熱されて、誘導加熱炉から搬出されるビレット材は過剰
加熱されることになる。
【0010】このような保温モードの誘導加熱炉におい
て、ビレット材が加熱不足、過剰加熱等になっている
と、ビレット材をプレス工程に連続供給する通常運転が
再開された場合に、プレス工程においては、所定の加熱
状態になっていないビレット材は、鍛造プレスすること
ができないものとして排出される。その結果、誘導加熱
炉を保温モード時としているにもかかわらず、プレス工
程にてプレスできない無駄なビレット材が発生するとと
もに、その無駄なビレット材を加熱することによってエ
ネルギーも浪費されることになり、経済性が著しく損な
われるという問題がある。
【0011】また、誘導加熱炉においてビレット材を連
続加熱する際に、ビレット材の種類、後段のプレス工程
の作業等によっては、ビレット材の搬送速度を大きく減
速しすることもある。しかしながら、ビレット材を減速
速度を大きくすると、誘導加熱炉における搬送方向中流
域においてビレット材が過剰加熱されることになる。こ
のために、ビレット材の搬送速度は、通常の連続運転時
における搬送速度の50〜60%程度にしか設定するこ
とができず、その結果、ビレット材の種類、プレス工程
の作業等に対応させてビレット材を加熱することができ
ないおそれもある。
【0012】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、エネルギー効率に優れており、し
かも、保温モードになった場合にも、鋼材を確実に所定
温度に均熱に加熱することができる鋼材加熱装置および
鋼材加熱方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼材加熱装置
は、連続的に搬送される複数の鋼材を電磁誘導加熱によ
って順次加熱する誘導加熱炉と、この誘導加熱炉にて加
熱された各鋼材を電気抵抗加熱によって連続的に加熱す
る電熱炉と、を具備することを特徴とする。
【0014】前記誘導加熱炉における投入エネルギー密
度は、その誘導加熱炉における鋼材の熱の放射損失エネ
ルギー密度のパターンに対応したパターンに設定されて
いる。
【0015】本発明の鋼材加熱方法は、鋼材を電磁誘導
加熱によって表面が所定の温度になるように急速に加熱
した後に、電気抵抗加熱によって加熱して均熱化するこ
とを特徴とする。
【0016】前記電磁誘導加熱における投入エネルギー
密度は、電磁誘導加熱における鋼材の熱の放射損失エネ
ルギー密度のパターンに対応してパターンに設定されて
いる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の鋼材加熱装置の実施の形
態の一例を示す概略構成図である。この鋼材加熱装置
は、例えば、鍛造加工される被加熱材である鋼材として
断面円形状の棒材であるビレット材30を順次加熱する
ために使用されるようになっており、ビレット材30の
搬送方向上流側に配置された誘導加熱炉10と、この誘
導加熱炉10に対してビレット材30の搬送方向下流側
に連続して配置された電熱炉20とを有している。
【0019】誘導加熱炉10には、ビレット材30の搬
送方向に沿って3つの加熱ブロック11が設けられてお
り、各加熱ブロック11では、その中心部分に、炭化珪
素質の耐火セラミックチューブによって構成された炉心
管13がそれぞれ水平状態で挿通している。各加熱ブロ
ック11における炉心管13には、コイル14がそれぞ
れ巻回されている。
【0020】ビレット材30の搬送方向上流側に位置す
る加熱ブロック11のさらにビレット材30の搬送方向
上流側には、その加熱ブロック11の炉心管13内にビ
レット材30を搬入するピンチローラー40が設けられ
ている。ピンチローラー40によって、ビレット材30
が、順次、加熱ブロック11の炉心管13内に順次押し
込まれる。炉心管12内に押し込まれたビレット材30
は、各加熱ブロック11の炉心管13内を、順次、連続
的に搬送される。
【0021】ピンチローラー40と誘導加熱炉10との
間には、ビレット材30の搬送をモニターする搬送検知
ローラー41が設けられており、この搬送検知ローラー
41によって、誘導加熱炉10内でのビレット材30渋
滞あるいは停止が検出されるようになっている。そし
て、搬送検知ローラー41によってビレット材30の渋
滞等が検出されると、誘導加熱炉10内による加熱が停
止されるようになっており、これにより、ビレット材3
0がオーバーヒートすることが防止される。
【0022】炉心管13内を搬送されるビレット材30
は、各加熱ブロック11において炉心管13に巻回され
た各コイル14が通電されることによって、各加熱ブロ
ック11の炉心管13内を通過する間に電磁誘導加熱さ
れる。
【0023】誘導加熱炉10に連続して設けられた電熱
炉20は、炉体21の中心部にビレット材30が搬送さ
れる搬送路22が水平に設けられており、この搬送路2
2の周囲にセラミックヒーター23が設けられている。
【0024】誘導加熱炉10では、各加熱ブロック11
毎に、コイル14に対する投入エネルギー密度がパター
ン化されてそれぞれ予め設定されている。また、電熱炉
20では、炉内が所定の温度になるように、セラミック
ヒーター23が制御されるようになっている。
【0025】図2は、誘導加熱炉10および電熱炉20
における投入エネルギー密度のパターンおよびビレット
材の放射損失エネルギー密度のパターンを、ビレット材
30の温度とともに示すグラフである。鋼材加熱装置で
は、ピンチローラー40によって誘導加熱炉10内に搬
入されるビレット材30は、誘導加熱炉10における各
加熱ブロック11にて、順次、電磁誘導加熱されて昇温
された後に、電熱炉20にて均熱化される。このよう
に、ビレット材30は、後段の電熱炉20にて均熱化さ
れるために、前段に設けられた誘導加熱炉10では、ビ
レット材30を均熱化する必要がなく、従って、誘導加
熱炉10では、ビレット材30の表面が例えば1200
℃の温度になるように、3つの加熱ブロック11におい
て、順次、ビレット材30の表面温度が上昇するよう
に、投入エネルギー密度を設定すればよい。そのため
に、投入エネルギー密度の大きな誘導加熱炉10におい
ては、ビレット材30を加熱するために必要とする投入
エネルギー密度のパターンが、各加熱ブロック11にお
けるビレット材30からの熱の放射損失エネルギー密度
のパターンに対応するように、設定されている。
【0026】すなわち、誘導加熱炉10の各加熱ブロッ
ク11では、ビレット材30の熱の放射損失が、搬送方
向上流側から下流側にかけて順次増加していることか
ら、搬送方向上流側から下流側にかけて順番に配置され
た各加熱ブロック11の投入エネルギー密度が順次増加
するように、それぞれパターン化されて設定されてい
る。従って、出口側にてビレット材30を均熱加熱する
という従来の誘導加熱炉の投入エネルギー密度のパター
ン(図3参照)とは、全く逆の投入エネルギー密度のパ
ターンになっている。
【0027】このようにして、誘導加熱炉10におい
て、ビレット材30が順次、電磁誘導加熱されると、ビ
レット材30が誘導加熱炉10から電熱炉20に投入さ
れる際には、ビレット材30の表面は、1200℃程度
の高温になっているのに対して、中心部分は、それより
も低い700℃程度の温度になっている。このような状
態で、電熱炉20にビレット材30が投入されると、電
熱炉20は、ビレット材30の中心部分が、表面と同様
の1200℃の高温になるように加熱して、ビレット材
30を均熱化する。この場合、電熱炉20では、ビレッ
ト材30を周囲から電気抵抗加熱しているために、ビレ
ット材30の表面からの熱の放射損失は抑制され、ビレ
ット材30は、効率よく均熱化される。
【0028】このような鋼材加熱装置では、プレス工程
におけるトラブル等によって、ビレット材30の供給が
中断される場合には、誘導加熱炉10および電熱炉20
において、ビレット材の搬送速度が減速されるととも
に、誘導加熱炉10および電熱炉20に対する投入エネ
ルギー密度が全体にわたって低減される。従って、誘導
加熱炉10の各加熱ブロック11における投入エネルギ
ー密度のパターン(比率)は変更されず、従って、ビレ
ット材30の熱の放射損失のエネルギー密度の大きさに
ほぼ比例した大きさの投入エネルギー密度になった各加
熱ブロック11においてビレット材30が順次加熱され
ることになり、ビレット材30は搬送方向上流側におい
て過剰に加熱されるおそれがなく、また、搬送方向下流
側において加熱不足になるおそれもない。
【0029】しかも、連続運転時において、ビレット材
の搬送速度を減速するような場合にも、同様に、ビレッ
ト材30の過剰加熱および加熱不足が防止されることに
よって、ビレット材30の加熱ムラが抑制されることに
なる。本発明の鋼材加熱装置では、ビレット材30の搬
送速度を通常の30%程度としても、ビレット材30
を、過剰加熱および加熱不足を招来することなく、所定
の温度に加熱して均熱化することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の鋼材加熱装置および鋼材加熱方
法は、このように、鋼材を誘導加熱炉にて昇温させた後
に、電熱加熱炉にて均熱化するようになっているため
に、鋼材を誘導加熱炉にて所定の温度に加熱する場合に
比べて、加熱に要するエネルギー効率が向上する。しか
も、鋼材の搬送が減速あるいは停止された場合にも、鋼
材がオーバーヒートすることなく、また、加熱不足にな
ることなく、所定の温度に均熱化することができる。そ
の結果、加熱不良によって無駄になる鋼材量が著しく低
減され、経済性が著しく向上する。さらに、運転開始時
には、事前に電熱加熱炉の炉内を、比較的少電力出短時
間に所定の温度に加熱することができるために、加熱開
始当初から加熱不良によって無駄になる鋼材量を低減す
ることができ、これによっても浪費される電力を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼材加熱装置の実施の形態の一例を示
す概略構成図である。
【図2】その鋼材加熱装置における投入エネルギー密度
のパターンおよびビレット材の放射損失エネルギー密度
のパターンを、ビレット材の温度とともに示すグラフで
ある。
【図3】従来の誘導加熱炉における投入エネルギー密度
のパターンおよびビレット材の放射損失エネルギー密度
のパターンを、ビレット材の温度とともに示すグラフで
ある。
【符号の説明】 10 誘導加熱炉 11 加熱ブロック 13 炉心管 14 コイル 20 電熱炉 21 炉体 22 搬送路 23 ヒーター 30 ビレット材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27B 9/36 F27B 9/36 H05B 3/00 375 H05B 3/00 375 6/10 341 6/10 341

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に搬送される複数の鋼材を電磁誘
    導加熱によって順次加熱する誘導加熱炉と、 この誘導加熱炉にて加熱された各鋼材を電気抵抗加熱に
    よって連続的に加熱する電熱炉と、 を具備することを特徴とする鋼材加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導加熱炉における投入エネルギー
    密度は、その誘導加熱炉における鋼材の熱の放射損失エ
    ネルギー密度のパターンに対応したパターンに設定され
    ている請求項1に記載の鋼材加熱装置。
  3. 【請求項3】 鋼材を電磁誘導加熱によって表面が所定
    の温度になるように急速に加熱した後に、電気抵抗加熱
    によって加熱して均熱化することを特徴とする鋼材加熱
    方法。
  4. 【請求項4】 前記電磁誘導加熱における投入エネルギ
    ー密度は、電磁誘導加熱における鋼材の熱の放射損失エ
    ネルギー密度のパターンに対応してパターンに設定され
    ている請求項3に記載の鋼材加熱方法。
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