JPH11283694A - 防水コネクタ及び防水処理方法 - Google Patents
防水コネクタ及び防水処理方法Info
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- JPH11283694A JPH11283694A JP10087116A JP8711698A JPH11283694A JP H11283694 A JPH11283694 A JP H11283694A JP 10087116 A JP10087116 A JP 10087116A JP 8711698 A JP8711698 A JP 8711698A JP H11283694 A JPH11283694 A JP H11283694A
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5205—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
- H01R13/5208—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
Abstract
シール材の端子による損傷を防止することができると共
に、シール性能の低下を防止する。 【解決手段】 端子11が収容される端子収容室を有す
るハウジング13と、このハウジング13の電線引出側
の後端部13aに設けられて端子収容室内をシールする
シール部14と、このシール部14に組み付けられる軟
質シール材15とを備えた防水コネクタ10であって、
軟質シール材15に端子11の外径より大きい挿通孔1
6を設け、シール部14に軟質シール材15が挿入され
るシール材収容空間17を設け、このシール材収容空間
17内の軟質シール材15を加圧して挿通孔16を縮小
させることで電線18の外周に密着・当接させる加圧部
材29をシール部14に設けた。
Description
収容室が軟質シール材によりシールされた防水コネクタ
及び防水処理方法に関する。
許第4662692号、特開昭64−63282号、実
開平4−101380号公報に記載のものと類似の技術
が用いられた従来の防水コネクタ1を示す。この防水コ
ネクタ1は、端子収容室2が形成されたハウジング3
と、電線4の端末に接続されて端子収容室内2に収容さ
れる端子5と、端子収容室2内をシールする軟質シール
材6とを備えている。軟質シール材6は、シリコン等か
らなるジェルで、ハウジング3の内壁3a及び電線4の
外周に密着することで電線4の外周とハウジング3の内
壁3aとの間からの端子収容室2内への水の浸入を阻止
している。
に装着され、ハウジング3の後端部に挿着された止め部
材7によって、ハウジング3からの脱落が阻止されてい
る。さらに、軟質シール材6には、図6(b)に示すよ
うに、端子5及び電線4が挿通する複数のスリット8が
形成されている。
ウジング3に組み付けるには、図6(a)に示すよう
に、ハウジング3に軟質シール材6を電線引出側の開口
から挿入し、ハウジング3の内壁3aに密着当接させた
状態で、ハウジング3内に収容する。次に、止め部材7
をハウジング3の後端部に挿着することにより軟質シー
ル材6の脱落を防止する。
リット8内に端子5を挿入し、スリット8内を無理矢理
挿通させ、端子5を端子収容室2内に挿入・収容させる
と共に、電線4をスリット8内に挿通させる。
3の内壁3aから押圧されているので、スリット8が押
し潰されており、電線4の外周に密着当接している。
の内壁3aとの間からの水の浸入が阻止されている。
の状態から図6(c)に示すように、押し潰された状態
のスリット8内に端子5を挿通させると、端子5が軟質
シール材6を削り取って、削り取った軟質シール材6が
端子に付着した状態で端子収容室2内に収容される。こ
のため、端子5が相手端子(不図示)と接続する場合、
絶縁体である軟質シール材6の削り取られたものが相手
端子との間に介在されることになるため、接続における
信頼性が低下するという問題を有している。
り取られると、軟質シール材6の防水性能を劣化させる
原因にもなるという問題を有している。
の付着を防止し、軟質シール材の端子による損傷を防止
することができると共に、シール性能の低下を防止する
ことができる防水コネクタ及び防水処理方法の提供を目
的とする。
め、請求項1の発明は、端子が収容される端子収容室を
有するハウジングと、このハウジングの電線引出側の後
端部に設けられて前記端子収容室内をシールするシール
部と、このシール部に組み付けられる軟質シール材とを
備えた防水コネクタであって、前記軟質シール材に前記
端子の外径より大きい挿通孔を設け、前記シール部に前
記軟質シール材が挿入されるシール材収容空間を設け、
このシール材収容空間内の軟質シール材を加圧して前記
挿通孔を縮小させることで前記電線の外周に密着・当接
させる加圧部材を前記シール部に設けたことを特徴とす
る。
に軟質シール材を収容した状態で、端子を挿通孔内に挿
通させて端子収容室内に収容させても、挿通孔が端子の
外径より大きく設定されているので、端子に軟質シール
材が付着することがない。また、端子によって軟質シー
ル材が削り取られることもない。さらに、軟質シール材
は、加圧部材によって加圧されることによって、電線の
外周に密着・当接することで防水性能を確保することが
できる。
ネクタであって、前記加圧部材が、前記シール材収容空
間内に収容された前記軟質シール材の前記挿通孔を挟ん
で両側に設けられ、両側の加圧部材を互いに接近させる
ことにより前記軟質シール材を加圧することを特徴とす
る。
側の加圧部材を互いに接近させることにより、軟質シー
ル材を容易にかつ確実に加圧することができる。
に記載の防水コネクタであって、前記シール部に係止孔
を設け、前記加圧部材に、前記軟質シール材を加圧した
状態で前記係止孔に挿入・係止して加圧状態を保持する
係止突起を設けたことを特徴とする。
圧した加圧部材による加圧状態が、係止突起を係止孔に
挿入・係止して加圧部材をシール部に保持することで維
持される。
のいずれかに記載の防水コネクタによる防水処理方法で
あって、前記シール部のシール材収容空間内に前記軟質
シール材を収容した状態で、この軟質シール材の挿通孔
に電線端末の端子を挿通させて、端子収容室内に収容
し、前記加圧部材により前記軟質シール材を加圧し前記
挿通孔を縮小させて前記軟質シール材を電線の外周に密
着当接させることを特徴とする。
内の軟質シール材の挿通孔に電線端末の端子を挿通させ
て端子収容室内に収容させても、挿通孔が端子の外径よ
り大きく設定されていので端子に軟質シール材が付着す
ることがない。また軟質シール材を端子が削り取ること
もないので、軟質シール材のシール性能の低下を防止す
ることができる。
理方法であって、前記加圧部材を、前記シール材収容空
間に収容された軟質シール材の前記挿通孔を挟んで両側
に設けて、両側の加圧部材を接近させて前記軟質シール
材を加圧することを特徴とする。
互いに接近する方向に移動することにより、軟質シール
材を容易にかつ確実に加圧することができる。
及び防水処理方法の実施形態について説明する。図1
は、防水コネクタ10の外観を示す分解斜視図であり、
図2、図3、図4は、防水コネクタ10の内部を示す断
面図である。
10は、端子11が収容される端子収容室12を有する
ハウジング13と、このハウジング13の電線引出側の
後端部13aに設けられて端子収容室12内をシールす
るシール部14と、このシール部14に組み付けられる
軟質シール材15とを備えている。また、本実施形態の
防水コネクタ10は、軟質シール材15に端子11の外
径寸法L1より大きい寸法L2の挿通孔16が設けら
れ、シール部14に軟質シール材15が挿入されるシー
ル材収容空間17が設けられている。さらに、このシー
ル材収容空間17内の軟質シール材15を加圧して挿通
孔16を縮小させることで電線18の外周に密着・当接
させる加圧部材29がシール部14に設けられている。
19の外側に一体に形成された防水フード部20と、本
体19の後端側に一体に設けられた基部21とからな
り、基部21の本体19側にシール部14が設けられて
いる。本体19内には、端子収容室12が2段に形成さ
れており、各内壁からは可撓性の係止ランス22がそれ
ぞれ突設されている。
の端子11の挿入方向に対して交差する方向に沿って移
動可能なスペーサ23が仮係止位置に組み付けられてい
る。このスペーサ23は、本係止位置に移動することに
よって、端子収容室12内に収容されて係止ランス22
と係合し、その抜けが阻止された端子11に係止して、
端子収容室12内からの端子11の抜けを二重に防止し
ている。また、本体19の相手コネクタとの嵌合面19
a側には、スライド部材24が装着されている。このス
ライド部材24は、本体19側へ移動することによりス
ペーサ23を仮係止位置から本係止位置に移動させる。
断面の貫通孔25が設けられており、貫通孔25の対向
する内壁25a、25bには、端子収容室12と基部2
1の端子導入孔27にそれぞれ連通する端子挿入開口2
6、28が形成されている。そして、基部21と本体1
9との間が、軟質シール材15が収容されるシール材収
容空間17となっている。
れて、厚み方向に貫通したスリット状の上記端子挿通孔
16、16が2段に形成されている。この端子挿通孔1
6の幅寸法L2は、上記したように端子11の外径寸法
L1より大きく設定されており、端子11が端子挿通孔
16内を挿通する場合、挿通孔16の内壁に端子11が
摺動することのない程度に形成されている。また、端子
挿通孔16は、シール材収容空間17に収容された状態
では、端子挿通孔16が端子挿入開口26、28にそれ
ぞれ連通し、基部21の端子導入孔27から挿入された
端子11が、端子挿通孔16を挿通した後に、端子収容
室12内に容易に挿入できるようになっている。
を間に挟んで両側に配置された加圧部材29、29によ
り加圧されて収縮し、電線挿通孔16が縮小することに
より電線18の外周に密着・当接する。
a又は下面15bに当接する板状の当接底部30の外周
から、4つの側壁31a、31b、32a、32aが立
ち上がったボックス状に形成され、内部に対角同士を結
ぶ補強板35、35がクロスして設けられている。ま
た、側壁32a、32aの外周には係止突起(ただし、
図1には片側のみ図示)33、33が設けられている。
この係止突起33は、傾斜面33aと垂直面33bとを
有し、シール部14の両側壁14a、14aに設けられ
た矩形状の係止孔34、34に係合することにより、軟
質シール材15を加圧した状態に保持する。また、シー
ル部14の上下の開口部分にセットされた状態では、傾
斜面33b、33bが開口35の縁部上に当接する。
理方法について説明する。
5をシール材収容空間17内にセットする。この場合、
軟質シール材15の端子挿通孔16は、端子収容室12
側の開口26と連通すると共に、端子導入孔27側の開
口28と連通している。この状態から、電線18の端末
の端子11を基部21の端子導入孔27内に挿入し、端
子挿通孔16内を挿通させた後に、端子収容室12内に
収容する。このとき、図3及び図5(a)に示すよう
に、端子11は、端子挿通孔16の内壁に接触すること
なく、あるいは、触れても端子挿通孔16の内壁を傷つ
けることなく挿通することができる。
態では、係止ランス22が端子11に係合して端子収容
室12内からの抜けが阻止される。また、この状態か
ら、スライド部材24を本体19側に移動させることに
より、仮係止位置にあるスペーサ23を本係止位置に移
動させて、スペーサ23を端子11に係止する。これに
より、端子11は、係止ランス22との係合、スペーサ
23との係止により端子収容室12内に二重に係止され
る。
圧部材29、29を互いに接近する方向に移動させるこ
とによって、軟質シール部材15を加圧すると、端子挿
通孔16の内壁が電線18の外周に密着当接する。ま
た、係止突起33が係止孔34に係合することによっ
て、加圧部材29、29が軟質シール材15を加圧した
状態が保持される。これにより、電線18の外周と軟質
シール材15との間からの水の浸入が阻止される。
設けた端子挿通孔16が、端子11の外径寸法より大き
く設定されているので、端子挿通孔16内に端子11を
挿通させても端子11に軟質シール部材15が付着する
ことがない。この結果、相手端子との接続時に絶縁体で
ある軟質シール材15が介在しないので、電気的接続に
おける信頼性を向上することができる。
せて端子収容室12内に収容した後に、加圧部材29、
29によって軟質シール材15を加圧して電線18の外
周に密着当接させることによって、端子収容室12内へ
の水の浸入を防止することができる。
と係止突起33によって、軟質シール材15を加圧した
状態に保持することによって、シール性能を確実に維持
することができる。
する場合、端子11によって、軟質シール材15を削り
取ることがないので、軟質シール材の欠損を防止して、
流れ込み量が変化することがないので、シール性能の低
下を確実に防止することができる。
れば、シール材収容空間に軟質シール材を収容した状態
で、端子を挿通孔内に挿通させて端子収容室内に収容さ
せても、挿通孔が端子の外径より大きく設定されている
ので、端子に軟質シール材が付着することがない。ま
た、端子によって軟質シール材が削り取られることもな
い。
て加圧されることによって、電線の外周に密着・当接す
ることで防水性能を確保することができる。
両側の加圧部材を互いに接近させることにより、軟質シ
ール材を容易にかつ確実に加圧することができる。
加圧した加圧部材による加圧状態を、係止突起を係止孔
に挿入・係止して加圧部材をシール部に保持することで
維持することができる。
間内の軟質シール材の挿通孔に電線端末の端子を挿通さ
せて端子収容室内に収容させても、挿通孔が端子の外径
より大きく設定されていので端子に軟質シール材が付着
することがない。また、軟質シール材を端子が削り取る
こともないので、軟質シール材のシール性能の低下を防
止することができる。
を互いに接近する方向に移動することにより、軟質シー
ル材を容易にかつ確実に加圧することができる。
ある。
を端子収容室内に収容する前の状態を示す断面図であ
る。
図である。
断面図である。
(a)は図3のa−a線に沿って切断した断面図、
(b)は図4のb−b線に沿って切断した断面図であ
る。
子収容室内に挿入する前の状態を示す断面図、(b)は
防水コネクタに用いられる軟質シール材を示す正面図、
(c)は端子を端子収容室内に挿入した状態を示す断面
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 端子が収容される端子収容室を有するハ
ウジングと、このハウジングの電線引出側の後端部に設
けられて前記端子収容室内をシールするシール部と、こ
のシール部に組み付けられる軟質シール材とを備えた防
水コネクタであって、前記軟質シール材に前記端子の外
径より大きい挿通孔を設け、前記シール部に前記軟質シ
ール材が挿入されるシール材収容空間を設け、このシー
ル材収容空間内の軟質シール材を加圧して前記挿通孔を
縮小させることで前記電線の外周に密着・当接させる加
圧部材を前記シール部に設けたことを特徴とする防水コ
ネクタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、
前記加圧部材が、前記シール材収容空間内に収容された
前記軟質シール材の前記挿通孔を挟んで両側に設けら
れ、両側の加圧部材を互いに接近させることにより前記
軟質シール材を加圧することを特徴とする防水コネク
タ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の防水コネ
クタであって、前記シール部に係止孔を設け、前記加圧
部材に、前記軟質シール材を加圧した状態で前記係止孔
に挿入・係止して加圧状態を保持する係止突起を設けた
ことを特徴とする防水コネクタ。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の防水コネクタによる防水処理方法であって、前記シー
ル部のシール材収容空間内に前記軟質シール材を収容し
た状態で、この軟質シール材の挿通孔に電線端末の端子
を挿通させて、端子収容室内に収容し、前記加圧部材に
より前記軟質シール材を加圧し前記挿通孔を縮小させて
前記軟質シール材を電線の外周に密着当接させることを
特徴とする防水処理方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の防水処理方法であって、
前記加圧部材を、前記シール材収容空間に収容された軟
質シール材の前記挿通孔を挟んで両側に設けて、両側の
加圧部材を接近させて前記軟質シール材を加圧すること
を特徴とする防水処理方法。
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