JPH11199405A - 薬剤揮散性シート - Google Patents
薬剤揮散性シートInfo
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- JPH11199405A JPH11199405A JP10145678A JP14567898A JPH11199405A JP H11199405 A JPH11199405 A JP H11199405A JP 10145678 A JP10145678 A JP 10145678A JP 14567898 A JP14567898 A JP 14567898A JP H11199405 A JPH11199405 A JP H11199405A
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- chemical
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Abstract
剤等の薬剤を揮散するようにした薬剤揮散性シートを提
供する。 【解決手段】 常温揮散性薬剤が保持されてなるシート
が多数、層を形成してなる薬剤揮散性シート。特に、常
温揮散性薬剤が保持されてなる各々のシートの片面が粘
着物処理され、他面が離型処理されてなり、粘着物書裏
面と他のシートの離型処理面とが接するように張合わさ
れてなる薬剤揮散性シート。
Description
特に常温揮散性の防虫剤や芳香剤を揮散するようにした
薬剤揮散性シートに関するものである。
芳香剤等の薬剤を保持したシートを設置して、薬剤を揮
散させる技術はよく知られているが、一般に、常温揮散
性の薬剤を保持したシートにおいては短時間で薬剤の大
部分が揮散してしまうために、このような技術は長時間
にわたって薬剤を揮散する目的に対しては有効とは言え
なかった。
り薬剤を揮散し続けることのできる常温揮散性の薬剤を
保持したシートを提供することを目的としてなされたも
のであり、常温揮散性薬剤が保持されてなるシートが多
数、層を形成してなる薬剤揮散性シートが、長時間にわ
たって薬剤を揮散する目的に合致するというものであ
る。
散性の薬剤としては、殺虫剤、殺ダニ剤、害虫忌避剤等
の有効成分である防虫性化合物や芳香剤の有効成分であ
る芳香性化合物などが挙げられる。該薬剤は通常、20
℃における蒸気圧が1×10-4mmHg以上を有する。上記
防虫性化合物の具体例としては、1−エチニル−2−メ
チル−2−ペンテニル 3−(2−クロロ−2−フルオ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクリプロパン−1−カ
ルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4
−メチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベン
ジル3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,
5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−
(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペ
ンテニル (1R)−3−(2−メチル−1−プロペニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト(一般名:エンペントリン)、2,3,5,6−テト
ラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシラート(一般名:トランスフルスリン)等
のピレスロイド化合物、N,N−ジエチル−m−トルア
ミド、カラン−3,4−ジオールなどが挙げられる。
は一般に10枚以上、好ましくは20枚以上であり、枚
数が多いほど、内部の層を形成するシートに保持された
薬剤の揮散が抑制され、長時間にわたり薬剤を揮散し続
ける上でより有利となる。本発明の薬剤揮散性シートの
大きさは特に限定されず、使用形態や薬剤の種類によ
り、適宜設定すればよく、例えば20〜1000cm2のシート
が用いられる。
特に限定されるものではなく、例えば紙、ポリエステ
ル、ポリアミド等の合成樹脂製シート材、アルミニウム
などが用いられる。また、紙やアルミニウムの表面を樹
脂加工したシート材を用いてもよい。該シート材の厚さ
も特に限定されるものではなく、例えば20〜 200μm程
度のものが用いられる。
又は薬剤をアセトン、アルコール類(例えば、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール)等の適当な
溶媒に溶解した溶液を塗布、含浸等の手段により保持さ
せればよい。薬剤の保持量は特に限定されず、使用形態
や薬剤の種類により、適宜設定すればよく、上述したエ
ンペントリン等の防虫性化合物を使用する場合は、該防
虫性化合物を、例えば0.04〜20g/m2、好ましくは0.5〜2
0g/m2程度使用すればよい。
ートに保持された薬剤が最も早く揮散することから、使
用に際しては、使用中適宜外層のシートを取り除き、薬
剤の多く残存する内側のシートを大気に晒すようにすれ
ばよい。シートの層を形成させるに際して、各々のシー
トの片面を粘着物処理し、他面を離型処理しておき、粘
着物処理面と他のシートの離型処理面とが接するように
重ねて張合わせることにより、外層のシートを取り除く
のを容易にすることができる。
る。 実施例1 30cm×20cmの「日めくり」( 365枚の紙)にエンペ
ントリン(ピレスロイド化合物)計1gを含浸させるこ
とにより、本発明の薬剤揮散性シートを得る。得られる
薬剤揮散性シートは、例えば室内の柱や壁に掛けておく
ことにより、室内のハエ、カ等を防除するのに使用され
る。
チニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−トラ
ンス−3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,
2−ジメチルシクリプロパン−1−カルボキシラート計
50gを含浸させることにより、本発明の薬剤揮散性シ
ートを得る。得られる薬剤揮散性シートは、例えば室内
の柱や壁に掛けておくことにより、室内のハエ、カ等を
防除するのに使用される。
3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル
(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト計20gを含浸させることにより、本発明の薬剤揮散
性シートを得る。得られる薬剤揮散性シートは、例えば
室内の柱や壁に掛けておくことにより、室内のハエ、カ
等を防除するのに使用される。
3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル
(1R)−トランス−3−(2−クロロ−2−フルオロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシ
ラート計10gを含浸させることにより、本発明の薬剤
揮散性シートを得る。得られる薬剤揮散性シートは、例
えば室内の柱や壁に掛けておくことにより、室内のハ
エ、カ等を防除するのに使用される。
3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル
(1R)−トランス−3−((Z)−1−プロペニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート計
5gを含浸させることにより、本発明の薬剤揮散性シー
トを得る。得られる薬剤揮散性シートは、例えば室内の
柱や壁に掛けておくことにより、室内のハエ、カ等を防
除するのに使用される。
バラ香料200mgを含浸させ、離型処理面の裏面に粘着
物を塗布して、各離型処理面と粘着物を塗布した面とが
接するように重ね合わせることにより、本発明の薬剤揮
散性シートを得る。得られる薬剤揮散性シートは、例え
ば洗面所、便所等に掛けておくことにより芳香材として
使用される。
わたり薬剤を揮散し続けることのできるものである。
Claims (4)
- 【請求項1】常温揮散性薬剤が保持されてなるシートが
多数、層を形成してなる薬剤揮散性シート。 - 【請求項2】常温揮散性薬剤が防虫性化合物又は芳香性
化合物である請求項1に記載のシート。 - 【請求項3】常温揮散性薬剤が保持されてなる各々のシ
ートの片面が粘着物処理され、他面が離型処理されてな
り、粘着物処理面と他のシートの離型処理面とが接する
ように張合わされてなる請求項1または2に記載のシー
ト。 - 【請求項4】層を形成するシートが日めくりである請求
項1、2または3に記載のシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10145678A JPH11199405A (ja) | 1997-11-11 | 1998-05-27 | 薬剤揮散性シート |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30879097 | 1997-11-11 | ||
JP9-308790 | 1997-11-11 | ||
JP10145678A JPH11199405A (ja) | 1997-11-11 | 1998-05-27 | 薬剤揮散性シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11199405A true JPH11199405A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=26476760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10145678A Pending JPH11199405A (ja) | 1997-11-11 | 1998-05-27 | 薬剤揮散性シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11199405A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001342104A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 害虫防除エアゾール用組成物 |
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JP2002029907A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Fumakilla Ltd | 衣料用害虫防除剤 |
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-
1998
- 1998-05-27 JP JP10145678A patent/JPH11199405A/ja active Pending
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