JP3822917B2 - 衣類害虫用防虫剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、衣類害虫用防虫剤に関し、更に詳しくは、常温揮散性防虫薬剤を一定期間安定して徐放的に揮散させることが出来ると共に、薬効残存状態及び終点が明確に判別できるようにした衣類害虫用防虫剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
衣類用防虫剤としては、従来、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、樟脳等の昇華性固体防虫薬剤が用いられてきた。これらはそれ自身常温常圧下で徐々に昇華するため、顆粒、錠剤、ボール状の剤型においてその大きさ及び消失状態で薬剤残存状態及びその終点を認知することができる。しかしながら、これらの固体防虫薬剤は、パラジクロルベンゼン、ナフタリンにあっては独特の刺激臭と安全性(毒性)の点で、一方、樟脳については殺虫効力が低い点で問題があった。また、上記防虫薬剤は衣類が防虫薬剤臭くなったり、皮膚、目等に刺激がある等の問題があった。
【0003】
このような問題を解決するものとして、近年、無臭で、しかも微量で効力を有する常温揮散性の液状の防虫薬剤、特にピレスロイド系殺虫剤であるエムペントリンが注目され、これを使用した商品が多数出廻っている。
例えば、異臭がなく安全性の高いエムペントリンをパルプ製原紙に含浸させた防虫マットを、PE又はPPでラミネート加工した紙又は不織布の内装紙に包納する方法が特開昭60−161908号に、また、昇華性防虫薬剤の錠剤と常温揮散性防虫薬剤を含浸させたシートとを通気性の包材とガスバリヤー性包材で包被する方法が特開昭62−72601号に、あるいは、常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の成形基材内に含有せしめられてなる構成を特徴とする防虫方法が特開昭61−83102号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記エムペントリンに代表される、異臭がなく、安全性が高く、害虫に対する殺虫力が大きいピレスロイド系殺虫剤の常温揮散性防虫薬剤をパルプ製原紙に含浸させた防虫マットを、ラミネート加工した紙又は不織布の内装紙に包納し、又は通気性を有するシートで包被すると、薬剤の蒸気が通気性を有するフィルムを透過していく必要があるために、薬剤自身の揮散性がかなり高くないと効果が低く、防殺虫薬剤のように比較的揮散しにくい薬剤の場合、必要な揮散量が確保できないという問題がある。一方、常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の成形基材内に含有せしめられてなる構成の錠剤は、揮散表面積が小さく、揮散性がおちるという難点がある。更に、昇華性物質が昇華消失するに従って、含有している常温揮散性防虫薬剤の揮散が遅いため順次表面上に露出して油状物が溜まり、衣服を汚染するという問題がある。
また、前記昇華性固体防虫薬剤は防虫薬剤自身が昇華消失することによって終点を明確に表示できるのに比較して、前記エムペントリン等の常温揮散性防虫薬剤の液状薬剤はその性状から一般に含浸体に含浸保持された剤型として使用されるので、効力終点時においても紙又はプラスチック等の含浸体がそのままの形状で残り、外観的には何ら変化を起こさず、使用の終点を明確に認知することができないという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記のような欠点をなくし、常温揮散性防虫薬剤をその使用目的に応じて一定期間安定して徐放的に揮散させることが出来ると共に、薬効残存状態及び薬剤揮散完了後に終点が明確に判別できる衣類害虫用防虫剤を提供することにある。
更に本発明のより特定的な目的は、常温揮散性防虫薬剤と昇華性物質とを組み合わせた錠剤を収納し、揮散に際して、常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の揮散と共に錠剤表面に滲出して少しずつ残存し、その残存油状防虫薬剤が容器の通気性材料へ遂次含浸・拡散されて、より広い揮散面積で常温揮散性防虫薬剤をスムーズに揮散して長期間に亘り所定の防虫効力が保たれるように徐放せしめると共に、容器の一部を構成する透明な樹脂製フィルムもしくは板状体を通して上記昇華性物質の昇華消失状態を目視することによって薬効残存状態及び終点が認知できるようにした衣類害虫用防虫剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、前記目的を達成するため、液状の常温揮散性防虫薬剤と該常温揮散性防虫薬剤含有保持された無臭性もしくは微臭性の昇華性物質と組み合わされた錠剤、一部が透明な樹脂製フィルムもしくは板状体からなり、他の部分が不織布又は紙で構成された液状物質を含浸保持可能な通気性材料からなる包納容器内に収納されており、上記常温揮散性防虫薬剤、1製剤に使用される全使用量の1%〜50%上記通気性材料に含浸保持さ、残り昇華性物質の錠剤内に含浸保持さ該錠剤から昇華性物質が揮散する前から既に通気性材料に移行されていた上記常温揮散性防虫薬剤、昇華性物質の揮散と共に錠剤表面に滲出して少しずつ残存し、上記通気性材料に遂次含浸・拡散された上記常温揮散性防虫薬剤、及び上記通気性材料に含浸保持されていた上記1製剤に使用される全使用量の1%〜50%の常温揮散性防虫薬剤と、昇華性物質と、上記通気性材料を介して揮散されると共に、上記透明な樹脂製フィルムもしくは板状体を通して上記昇華性物質の昇華消失状態目視されることによって薬効残存状態及び終点が認知可能であることを特徴とする衣類害虫用防虫剤が提供される。
【0007】
好適な態様によれば、前記樹脂製フィルムもしくは板状体は、微細な孔を多数開けたり、あるいは通気性の樹脂フィルムを用いることによって、通気が可能となり、また、前記錠剤を収納している包納容器の通気性材料を覆うように、1乃至複数の開孔部を有する外カバー容器を設ける。前記錠剤は、前記常温揮散性防虫薬剤及び昇華性物質の他に、揮発性溶剤又は不揮発性溶剤、気化性防黴剤、抗酸化剤、香料その他の薬剤を含有することができる
【0008】
【発明の作用及び態様】
本発明の衣類害虫用防虫剤は、液状の常温揮散性防虫薬剤の単剤、液状の常温揮散性防虫薬剤と香料、常温揮散性防虫薬剤と揮発性溶剤又は不揮発性溶剤を混入した2薬剤混合液、あるいは目的に応じて任意に数種類の他の揮散性薬剤が混在している薬剤原液等が昇華性物質からなる成形基材の内部及び表面部に含有保持された錠剤を、一部が透明で中の状態がよく見えるように樹脂製フィルムもしくは板状体等から構成され、他の部分が不織布又は紙からなる液状物質を含浸保持可能な通気性材料から構成された包納容器内に収納すると共に、上記常温揮散性防虫薬剤を、1製剤に使用される全使用量の1%〜50%を上記通気性材料に含浸保持させ、残りは昇華性物質の錠剤内に含浸保持させ、上記錠剤中の常温揮散性防虫薬剤や昇華性物質等の揮散性薬剤を包納容器の通気性材料を介して揮散せしめるものである。したがって、揮散に際して、まず使用開始時には錠剤表面部から昇華性物質が揮散する前から既に通気性材料に含浸保持されていた常温揮散性防虫薬剤が揮散し、使用開始初期から所定の防虫効果が得られる。また、使用時においては、昇華性物質が常温揮散性防虫薬剤より速く揮散し、昇華性物質が昇華消失するに従って、錠剤中に含有されている常温揮散性防虫薬剤や他の含有成分が順次錠剤表面上に滲出露出し、その残存油状防虫薬剤がすぐに包納容器の不織布又は紙からなる液状物質を含浸保持可能な通気性材料へ遂次含浸され、常に少しずつ常温揮散性防虫薬剤が通気性材料へ補給され、通気性材料全面に拡散される。その結果、常温揮散性防虫薬剤の揮散面積が広くなり、防虫薬剤がスムーズに揮散して長期間に亘り一定の防虫効力が保たれるように徐放せしめることができる。
また、錠剤を収納する包納容器の一部が透明な樹脂製フィルムもしくは板状体からなるため、該透明な樹脂製フィルムもしくは板状体を通して上記昇華性物質の昇華消失状態を目視することによって、薬効残存状態及び終点を明瞭に認知することができる。
【0009】
前記したように、常温揮散性防虫薬剤をパルプ製原紙に含浸させた防虫マットをラミネート加工した紙又は不織布の内装紙に包納し、又は、通気性を有するシートで包被すると、薬剤の蒸気が通気性を有するフィルムを透過していく必要があるために、薬剤自身の揮散性がかなり高くないと揮散効率が悪くなる。したがって、防殺虫薬剤のように比較的揮散しにくい薬剤の場合、必要な揮散量が確保できない。また、常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の成形基材内に含有せしめられてなる構成の錠剤は揮散表面積が小さく、且つ、昇華性物質が昇華消失するに従って、含有されている常温揮散性防虫薬剤の揮散が遅いため順次表面上に滲出露出して、少しずつ錠剤の表面に残存する。その結果、残存油状防虫薬剤が錠剤表面に溜まり、揮散効率が悪くなる。更に、残存油状防虫薬剤により衣服の汚染が生じる。
【0010】
これに対して、本発明のように、液状の常温揮散性防虫薬剤や他の常温揮散性薬剤原液等が昇華性物質からなる成形基材の内部及び表面部に含有保持された錠剤を収納する包納容器の大部分を、不織布又は紙からなる液状物質を含浸保持可能な通気性材料から構成することにより、昇華性物質が昇華消失するに従って錠剤中に含有されている常温揮散性防虫薬剤や他の含有成分が順次錠剤表面上に滲出露出しても、その残存油状防虫薬剤はすぐに包納容器の不織布又は紙からなる液状物質を含浸保持可能な通気性材料へ遂次含浸され、常に少しずつ常温揮散性防虫薬剤が通気性材料へ補給され、通気性材料全面に拡散される。したがって、常温揮散性防虫薬剤の揮散面積が広くなり、揮散効率が高くなると共に必要な揮散量を充分に確保でき、防虫薬剤がスムーズに揮散して長期間に亘り一定の防虫効力が保たれるように徐放せしめることができる。また、前記錠剤を収納している包納容器の通気性材料に含浸された油状防虫薬剤は通気性材料全面に拡散され、速やかに揮散されるため、衣服を汚染する恐れは少ないが、上記通気性材料を覆うように、1乃至複数の開孔部を有する外カバー容器を設けることにより、衣服の汚染を完全に防止することができる。
【0011】
また、前記錠剤に、常温揮散性防虫薬剤及び昇華性物質の他に、揮発性溶剤又は不揮発性溶剤や香料等を含有させることにより、常温揮散性防虫薬剤の通気性材料への移行促進効果が得られ、また気化性防黴剤その他の薬剤を含有させることにより、使用薬剤に応じた他の効果も得られる。
さらに、常温揮散性防虫薬剤を、1製剤に使用される全使用量の1%〜50%を通気性材料に含浸保持させ、残りは昇華性物質の錠剤内に含浸保持させることにより、使用開始時の初期防虫効果を高めることができる。
【0012】
本発明の錠剤に含有保持される常温揮散性防虫薬剤としては、液状防殺虫剤が挙げられる。液状防殺虫剤としては、例えば(R,S)−1−エチニル−2−メチルペント−2−エニル(1R)−シス、トランスクリサンテマート(以下、エムペントリンという)、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2−ジメチル−3−(2´,2´−ジクロルビニル)−シクロプロパン−1−カルボキシレート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、3−アリル−2−メチルシクロペント−2−エン−4−オン−1−イル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、テラレスリンという)、5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチルクリサンテマート(一般名フラメトリン)、(+)1R・トランス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)−ジクロロプロパンカルボン酸2,3,5,6−テトラフルオロベンジル(以下、ベンフルスリンという)等のピレスロイド系殺虫剤、ジクロルボス等の常温揮散性殺虫剤、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フマル酸ジエチル、N,N−ジエチル−m−トルアミド等の防虫・忌避剤、安息香酸エチル、サフロール、イソサフロール、オイゲノール、シトロネロール、アネトール、L−カルボン等の防虫香料、ケイ皮アルデヒド、ベンズアルデヒド等の防虫・防黴剤などが挙げられ、上記防殺虫性薬剤を単独であるいは2種以上組み合わせて使用することができる。
また、気化性防黴剤としては、α−ブロムシンナムアルデヒド(BCA)、2−イソプロピル−5−メチルフェノール(チモール)などが挙げられる。
【0013】
前記常温揮散性を有する液状防殺虫剤や気化性防黴剤を含有保持させるための昇華性物質としては、2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン(商品名「サンサブリ」、小川香料(株)製)、トリシクロドデカン(商品名「アイサワーD」、出光石油化学(株)製)、アダマンタン、2−ヒドロキシカンファー(慣用名:ボルネオール)、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(慣用名:ネオペンチルグリコール)、シクロデカンなど従来公知の各種昇華剤を用いることができる。本発明の錠剤は、これら各種昇華性物質を主体とし、前記常温揮散性を有する液状防殺虫剤や気化性防黴剤を含有させる他、ジャスミン、パインアップルオイル、L−カルボン、ソオイゲノール、ベンズアルデヒド、ベンジルアセテート等各種香料及び調合香料など、また、N,N−ジエチル−m−トルアミド、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸イソプロピル等の揮発性溶剤又は不揮発性溶剤などを含有させることにより、常温揮散性を有する防虫薬剤や防黴剤等が、包納容器の不織布又は紙で構成されている液状物質を含浸保持可能な通気性材料へ遂次少しずつ、徐々にスムーズに滲出、含浸されるように適用し、常温揮散性を有する防虫薬剤や防黴剤等の揮散を効率的に行えるようにせしめ、長期間に亘って防虫薬剤や防黴剤を徐放的に揮散させ一定効力を発揮させる衣類用防虫剤や防黴剤等として好適に用いることができる。
【0014】
なお、前記薬剤を目的に応じて任意に配合した薬液を昇華性物質に含有保持してなる本発明の錠剤は、必要に応じて、例えば、2,6−ジブチル−3−メチルフェノール(BHT)、イソアスコルビン酸、イソアスコルビン酸ナトリウム、dl−α−トコフェノール(ビタミンE)等の抗酸化剤、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、また、着色剤等を適宜配合する事により、防殺虫性薬剤の経時における分解をおさえ、長期間に亘って防虫効力を安定して発揮せしめることができる。
【0015】
本発明で用いる防殺虫性薬剤を含有した昇華性物質の錠剤を収納する包納容器の大部分は、不織布又は紙からなる通気性材料から構成されるが、この材質は昇華性物質の錠剤から滲出する防殺虫性薬剤を全て含浸、拡散せしめ得る材質であれば全て使用可能であり、例えば、成形された紙容器(厚さ0.1〜4mm)、成形加工が可能な不織布(厚さ0.1〜1mm、商品名「スマッシュ」、旭化成工業(株)製)などが挙げられる。
本発明の包納容器は、このような通気性材料から通常の容器形態に作製できる。なお、昇華性物質の錠剤を収納する容器のサイズは、一般に口部は5〜80mmφ、高さは5〜50mm、また容器の縁の巾は1〜40mm程度が適当であり、またこれら容器の口部、高さ及び容器の縁の巾を変えることにより防殺虫性薬剤の揮散面積を任意に調整できる。
【0016】
また、通常の容器形態の場合、常温揮散性防虫薬剤を含有した昇華性物質の錠剤の薬効残存状態及び終点が認知できるように、容器の口部又は側部窓部に透明な樹脂製フィルムもしくは板状体等を溶着密封し、容器内に収納した昇華性物質の錠剤が外から良く見える様にする。容器の口部又は窓部を覆う透明樹脂製フィルムもしくは板状体等の蓋部の材質は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニール、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、4−メチルペンテン−1をベースとするポリオレフィン(商品名「TPX」、三井石油化学(株)製)、また透明な多層フィルム、例えば、ポリプロピレンの多層シート(商品名「マルチレイ」、出光石油化学(株)製)、アクリロニトリル系可塑性樹脂を主体にした多層シート(商品名「ゼクロン」、三井東圧化学(株)製)等が挙げられる。
また、容器の口部や開口窓部を、透明な樹脂製フィルムもしくは板状体等に微細な多孔を開けたもの、又は、1〜10mmφの孔を1乃至複数個開けたもの、或いは、常温揮散性防虫薬剤が透過する透過性フィルム、例えばポリオレフィン系のフィルムを積層したもの等で溶着密封して覆い、収納した錠剤から常温揮散性防虫薬剤及び昇華性物質が容器全面から揮散するように構成することもできる。
【0017】
本発明の衣類害虫用防虫剤に用いる容器の形態は、上記のような通常の容器形態だけでなく、任意の形態に作製することができる。幾つかの好適な形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、吊下げ用の扁平な防虫剤容器形態を示し、図中、1は常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の成形基材内に含有保持せしめられた錠剤、2は不織布又は紙で構成された液状物質を容易に含浸保持可能な通気性材料(液状の常温揮散性防虫薬剤が含浸保持されている)、3は箱状に成形された透明な樹脂製フィルムである。符号10は外カバー容器であり、該外カバー容器10は基板部11と該基板部11に開閉自在に装着されたカバー部12とからなり、基板部11の上端には半環状の吊下げ部13が突設されている。また、基板部11の内面には複数の筋状の突部15が突設され、通気性材料2と基板部11との間に間隙が形成されるようにされていると共に、複数の開孔16が穿設されている。一方、カバー部12にも同様に複数の開孔17が穿設されているが、カバー部12の略中央部は開口され、該開口部の周縁は内側に折り曲げられて折曲部14が形成され、該折曲部14の内周面に上記箱状に成形された樹脂製フィルム3の周縁部が固着されている。錠剤1は、該箱状の樹脂製フィルム3と通気性材料2とで形成される空間内に収容されている。
揮散に際しては、錠剤1中の昇華性物質が昇華消失するに従って錠剤1表面に残存・滲出した常温揮散性防虫薬剤の残存油状防虫薬剤は、上記通気性材料2へ遂次移行して含浸・拡散され、上記通気性材料2から外カバー容器10の開孔16、17を通して揮散される。また、薬効残存状態及び終点は、上記透明な樹脂製フィルム3を通して上記錠剤1の昇華消失状態を観察することによって容易に判定できる。
【0018】
図3及び図4は、外カバー容器10aのカバー部12aがドーム状に成形され、かつ不織布又は紙で構成された液状物質を容易に含浸保持可能な通気性材料2aが錠剤1aを収容するためにドーム状に成形されている点において、図1及び図2に示す容器形態とは異なる。すなわち、ドーム状に成形された通気性材料2aの周縁部は、上端に吊下げ部13aを有する外カバー容器10aの基板部11aに直に固着されており、錠剤1aは、該ドーム状の通気性材料2aと基板部11aとで形成される空間内に収容されている。また、ドーム状のカバー部12aには斜めに複数のスリット状の開孔17aが穿設されている。
揮散に際しては、錠剤1a中の昇華性物質が昇華消失するに従って錠剤1a表面に残存・滲出した常温揮散性防虫薬剤の残存油状防虫薬剤は、上記通気性材料2aへ遂次移行して含浸・拡散され、上記通気性材料2aから外カバー容器10aの開孔17aを通して揮散される。また、薬効残存状態及び終点は、上記外カバー容器10aの透明な基板部11aを通して上記錠剤1aの昇華消失状態を観察することによって容易に判定できる。
【0019】
図5は、図3及び図4に示すドーム状の容器形態とは異なり、扁平な円形容器状に成形された透明なプラスチック製外カバー容器10bを用いた例を示す。外カバー容器10bの凹陥状の側壁カバー部12bには複数の開孔17bが穿設されており、その内面には不織布で構成された通気性材料2bが貼着されている。また、外カバー容器10bの他側部にも、その開口部を覆うように同様に不織布で構成された通気性材料2cが貼着されている。常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の成形基材内に含有保持せしめられた錠剤1bは、上記両通気性材料2b,2cの間に配置されている。なお、符号13bは外カバー容器10bの上端縁から突設された吊下げ部である。
図5に示す容器形態においては、揮散に際して、錠剤1b中の昇華性物質が昇華消失するに従って錠剤1b表面に残存・滲出した常温揮散性防虫薬剤の残存油状防虫薬剤は、その両側に配設された上記通気性材料2b,2cへ遂次移行して含浸・拡散され、通気性材料2cから直に揮散されると共に、上記通気性材料2bから外カバー容器10bの開孔17bを通しても揮散され、より広い揮散面を有する。また、薬効残存状態及び終点は、透明な上記外カバー容器10bを通して上記錠剤1bの昇華消失状態を観察することによって容易に判定できる。
【0020】
【実施例】
以下、試験例及び実施例を示して本発明について具体的に説明する。
【0021】
試験例1
昇華性物質と防虫薬剤を組み合わせる際、溶剤等の使用による有効性を次の試験方法で確認した。
(試験方法)
サンサブリ15gに下記表1に示す処方にて成形した錠剤を、面積60cm2(10×6cm)、厚さ1.5mmのパルプ原紙の上に設置して得られた衣料用防虫剤をラミネート加工したフィルムで包納し、40℃で保存する。1週間後に、サンサブリ15gに残存している薬剤とパルプ原紙に移行している薬剤をガスクロマトグラフィーによって定量分析を行い、薬剤のパルプ原紙への移行性を確認した。その結果を表2に示す。
【表1】
Figure 0003822917
【0022】
【表2】
Figure 0003822917
(試験結果)
いずれの処方例の防虫薬剤も濃度は等しくなっており、全て昇華基材中に存在した状態で試験を開始した。
表2に示す結果から明らかなように、試験終了後の1週間後には、どの処方例においても防虫薬剤は含浸体に移行していた。中でも溶剤や香料を用いたものは、これらを用いない処方例よりも移行量が多く、溶剤などの使用によって防虫薬剤の移行促進効果が得られることは明らかである。
【0023】
試験例2
昇華性物質と防虫薬剤を組み合わせた表3に示す処方の以下の薬剤について、通気性を有し液状物質を容易に含浸保持する含浸体を用いて、揮散試験を行った。
(試験方法)
サンサブリ15gにエムペントリン300mgを含浸させた錠剤を、含浸体のパルプ原紙面積60cm2(6×10cm)、厚さ1.5mmを介して揮散させるものを処方例4とした。同様にサンサブリ15gにエムペントリン300mgを含浸させた錠剤を処方例5(比較処方例)とした。また、昇華剤を使用せず面積60cm2(6×10cm)、厚さ1.5mmのパルプ原紙にエムペントリン300mgを含浸させたものを処方例6(比較処方例)とした。
約50リットルの容積の引出しに羊毛モスリン布をほぼ一杯に収納し、その上部にそれぞれの処方例の衣料用防虫剤を設置した。衣料用防虫剤を定期的に回収し、定量した薬剤残存量と試料調製時の薬剤量から薬剤揮散量を求めた。その結果を表4及び図6に示す。
【表3】
Figure 0003822917
【0024】
【表4】
Figure 0003822917
(試験結果)
表4及び図6に示す結果から明らかなように、昇華性物質と防虫薬剤を組み合わせた錠剤(処方例5)の場合、昇華性物質が防虫薬剤より速く揮散し、防虫薬剤が錠剤表面に滲出して少しずつ残存し、その残存油状防虫薬剤は殆ど揮散しなかった。
一方、含浸体としてパルプ原紙を使用した場合は、防虫薬剤の揮散が見られる。しかし、パルプ原紙に初めから薬剤が存在する処方例6の場合は、初期の揮散量が多く、経時的に揮散量が減少しており、一定な薬剤揮散とは言えない。
これに対して、本発明に従って昇華剤とパルプ原紙の両方を使用した処方例4の場合は、昇華剤の減少に伴い錠剤表面に滲出した防虫薬剤がパルプ原紙に含浸拡散して供給されるため、一定の薬剤揮散速度が達成された。
【0025】
試験例3
昇華性物質を通気性を有する容器に収納し、揮散試験を行った。
(試験方法)
サンサブリ5gの錠剤を、下記表5に示す形態の容器に収納し、35℃の条件下に放置した。錠剤を定期的に回収し、その時測定した重量と試験開始時の重量を比較した。試験結果を表6及び図7に示す。
【表5】
Figure 0003822917
【0026】
【表6】
Figure 0003822917
(試験結果)
表6及び図7に示す結果から明らかなように、通気性の容器を用いなかった処方例7(比較処方例)に比べて、通気性の容器を用いることで錠剤昇華速度が遅くなるが、使用初期の急激な昇華は抑制され、ほぼ一定の昇華速度となった。また、容器の蓋部に微細孔を設けたシートを用いた処方例8は微細孔の無いシートを用いた処方例9よりも揮散が速く、揮散孔を有する外カバーを設けた処方例10は外カバーの無い処方例9よりも揮散が遅い。蓋部や外カバーの形状及び開孔度を加減調整することで錠剤の揮散調節が可能となる。
【0027】
実施例
昇華性物質と防虫薬剤を組み合わせた表7に示す薬剤について、通気性を有し液状物質を容易に含浸保持する含浸体に防虫薬剤を塗布した場合の薬剤の揮散量に関する揮散試験を行った。
(試験方法)
昇華性物質、含浸体にそれぞれ表7に示す処方に従って防虫薬剤を含浸させ、含浸体上に昇華剤の錠剤を設置する。
約50リットルの容積の引出しに羊毛モスリン布をほぼ一杯に収納し、その上部にそれぞれの処方例の衣料用防虫剤を設置した。衣料用防虫剤を定期的に回収し、ガスクロマトグラフィーにより定量した薬剤残存量と試料調製時の薬剤量から薬剤揮散量を求めた。結果を表8及び図8に示す。
【表7】
Figure 0003822917
【0028】
【表8】
Figure 0003822917
(試験結果)
表8及び図8に示す結果から明らかなように、含浸体に防虫薬剤を塗布した処方例12及び13の場合、防虫薬剤を塗布していない処方例11と比較すると初期の揮散量が多い。したがって、含浸体への薬剤塗布は、使用後半に一定な揮散で初期には多量な薬剤揮散が必要な場合に有効である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明の衣類害虫用防虫剤によれば、常温揮散性防虫薬剤と該常温揮散性防虫薬剤を含有保持する無臭性もしくは微臭性の昇華性物質とを組み合わせた錠剤を、一部が透明な樹脂製フィルムもしくは板状体からなり、他の部分が不織布又は紙等で構成された液状物質を容易に含浸保持可能な通気性材料からなる包納容器内に収納すると共に、上記常温揮散性防虫薬剤を、1製剤に使用される全使用量の1%〜50%を上記通気性材料に含浸保持させ、残りは昇華性物質の錠剤内に含浸保持させたものであるため、揮散に際して、まず使用開始時には、錠剤表面部から昇華性物質が揮散する前から既に通気性材料に含浸保持されていた常温揮散性防虫薬剤が揮散し、使用開始初期から所定の防虫効果が得られる。また、使用時においては、常温揮散性防虫薬剤が昇華性物質の揮散と共に錠剤表面に滲出して少しずつ残存し、その残存油状防虫薬剤が容器の通気性材料へ遂次含浸・拡散されて、より広い揮散面積で常温揮散性防虫薬剤をスムーズに揮散し、長期間に亘り所定の防虫効力が保たれるように徐放せしめることができると共に、容器の一部を構成する透明な樹脂製フィルムもしくは板状体を通して上記昇華性物質の昇華消失状態を目視することによって、薬効残存状態及び終点を明瞭に認知することができる。
【0030】
また、前記樹脂製フィルムもしくは板状体は、微細な孔を多数開けたり、あるいは通気性の樹脂フィルムを用い、通気性とすることによって、収納した錠剤から常温揮散性防虫薬剤及び昇華性物質が包納容器全面から揮散せしめることができる。また、前記錠剤を収納している包納容器の通気性材料を覆うように、1乃至複数の開孔部を有する外カバー容器を設けることによって、衣類の汚染を防止できると共に、外カバーの形状を加減調整することで錠剤の揮散調節が可能となる。更に、前記錠剤は、常温揮散性防虫薬剤及び昇華性物質の他に、揮発性溶剤又は不揮発性溶剤や香料その他の常温揮散性薬剤を含有することによって、常温揮散性防虫薬剤の通気性材料への移行促進効果が得られ、また、常温揮散性防虫薬剤のみの原液、又は必要に応じて他の成分を任意に混合した混合原液を、1製剤に使用される全使用量の1%〜50%を通気性材料に含浸保持させ、残りの原液は昇華性物質の錠剤内に含浸保持させることによって、使用開始の初期防虫効果が高められるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衣類害虫用防虫剤の容器形態の一例を示す正面図である。
【図2】 図1に示す防虫剤容器の縦断面図である。
【図3】 本発明の衣類害虫用防虫剤の容器形態の他の例を示す正面図である。
【図4】 図3に示す防虫剤容器の縦断面図である。
【図5】 本発明の衣類害虫用防虫剤の容器形態のさらに別の例を示す縦断面図である。
【図6】 試験例2において作成した種々の形態の衣類害虫用防虫剤の薬剤残存率と経過期間との関係を示すグラフである。
【図7】 昇華性物質からなる錠剤の昇華に伴う残存量と経過期間との関係(重量変化)を示すグラフである。
【図8】 実施例において作成した種々の形態の衣類害虫用防虫剤の薬剤残存率と経過期間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,1a,1b 錠剤、 2,2a,2b,2c 通気性材料、 3 樹脂製フィルム、 10,10a,10b 外カバー容器、 11,11a 基板部、 12,12a,12b カバー部、 13,13a,13b 吊下げ部、 14 折曲部、 15 突部、 16,17,17a,17b 開孔

Claims (4)

  1. 液状の常温揮散性防虫薬剤と該常温揮散性防虫薬剤含有保持された無臭性もしくは微臭性の昇華性物質と組み合わされた錠剤、一部が透明な樹脂製フィルムもしくは板状体からなり、他の部分が不織布又は紙で構成された液状物質を含浸保持可能な通気性材料からなる包納容器内に収納されており、上記常温揮散性防虫薬剤、1製剤に使用される全使用量の1%〜50%上記通気性材料に含浸保持さ、残り昇華性物質の錠剤内に含浸保持さ該錠剤から昇華性物質が揮散する前から既に通気性材料に移行されていた上記常温揮散性防虫薬剤、昇華性物質の揮散と共に錠剤表面に滲出して少しずつ残存し、上記通気性材料に遂次含浸・拡散された上記常温揮散性防虫薬剤、及び上記通気性材料に含浸保持されていた上記1製剤に使用される全使用量の1%〜50%の常温揮散性防虫薬剤と、昇華性物質と、上記通気性材料を介して揮散されると共に、上記透明な樹脂製フィルムもしくは板状体を通して上記昇華性物質の昇華消失状態目視されることによって薬効残存状態及び終点が認知可能であることを特徴とする衣類害虫用防虫剤。
  2. 前記樹脂製フィルムもしくは板状体が通気性を有することを特徴とする請求項1に記載の衣類害虫用防虫剤。
  3. 前記錠剤を収納している包納容器の通気性材料を覆うように、1乃至複数の開孔部を有する外カバー容器を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の衣類害虫用防虫剤。
  4. 前記錠剤が、前記常温揮散性防虫薬剤及び昇華性物質の他に、揮発性溶剤又は不揮発性溶剤、気化性防黴剤、抗酸化剤及び香料からなる群から選ばれた少なくとも1種の薬剤を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の衣類害虫用防虫剤。
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