JPH0912405A - 浄化槽用害虫駆除剤および害虫駆除方法 - Google Patents
浄化槽用害虫駆除剤および害虫駆除方法Info
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- JPH0912405A JPH0912405A JP8092168A JP9216896A JPH0912405A JP H0912405 A JPH0912405 A JP H0912405A JP 8092168 A JP8092168 A JP 8092168A JP 9216896 A JP9216896 A JP 9216896A JP H0912405 A JPH0912405 A JP H0912405A
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Abstract
5.0×10-2mmHg、好ましくは1.0×10-4〜
1.0×10-2mmHgである殺虫性化合物が水溶性固
体担体に保持されてなる浄化槽用害虫駆除剤および該害
虫駆除剤を浄化槽内の空間部に配置して用いる害虫駆除
方法である。 【効果】 水溶性固体担体に保持される殺虫性化合物が
継続して常温で揮散し続けることにより、浄化槽内の害
虫を長期間にわたって駆除することができると共に、本
発明の浄化槽用害虫駆除剤は不要になったときにそのま
ま浄化槽内へ投棄することが可能であるという利点をも
合わせ持つ。
Description
よび害虫駆除方法に関するものである。
や不快害虫等を防除するのに、殺虫性油剤を浄化槽内の
空間部に噴霧したり、殺虫性乳剤を汚水に散布すること
が行われている。
内の空間部に殺虫性油剤を噴霧しても、そのときにいる
成虫の駆除はできてもそれ以後に発生する害虫の駆除ま
では充分にできず、繰り返し噴霧する必要があった。ま
た、幼虫等を駆除するため殺虫性乳剤を汚水に多量に散
布することは、乳剤中に含まれる乳化剤や溶剤が浄化槽
内の活性汚泥に影響を及ぼし、浄化能を落とすことがあ
ることから多量に散布するのが困難な場合があり、さら
に、殺虫性乳剤は汚水と共に次々に排出されることから
殺虫剤濃度は次第に低下し、殺虫効力の持続性が必ずし
も充分ではなかった。
解決するものであり、20℃における蒸気圧が1.0×
10-5〜5.0×10-2mmHg、好ましくは1.0×
10-4〜1.0×10-2mmHgである殺虫性化合物が
水溶性固体担体に保持されてなる浄化槽用害虫駆除剤お
よび該害虫駆除剤を浄化槽内で用いる害虫駆除方法を提
供するものである。即ち、本発明によれば水溶性固体担
体に保持される殺虫性化合物が継続して常温で揮散し続
けることにより、浄化槽内の害虫を長期間にわたって駆
除することができると共に、本発明の浄化槽用害虫駆除
剤は不要になったときにそのまま浄化槽内へ投棄するこ
とが可能であるという利点をも合わせ持つものである。
は、20℃における蒸気圧が1.0×10-5〜5.0×
10-2mmHgである殺虫性化合物であれば任意のもの
を使用できるが、効力、安全性等の点からピレスロイド
化合物の使用が好ましく、特に1−エチニル−2−フル
オロ−2−ペンテニル 2,2−ジメチル−3−(2,
2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシラー
ト、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル クリ
サンテマート、3−アリル−2−メチルシクロペンタ−
2−エン−4−オン−1−イル 2,2,3,3−テト
ラメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチニ
ル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,3,3−テ
トラメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチ
ニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−ジメチル
−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカル
ボキシラート、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペン
テニルクリサンテマート、3−(2−プロペニル)−2
−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシラート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シ
クロプロパンカルボキシラート、2,3,4,5,6−
ペンタフルオロベンジル2,2−ジメチル−3−(2,
2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシラー
ト、2,3,5,6−テトラフルオロベンジルクリサン
テマート、および4−メチル−2,3,5,6−テトラ
フルオロベンジル2,2−ジメチル−3−(2−クロロ
−3,3,3−トリフルオロプロペニル)シクロプロパ
ンカルボキシラートよりなる群より選ばれる一種以上の
ピレスロイド化合物の使用が好ましい。
体が存在するが、有効な任意の異性体およびその混合物
が使用できる。具体例としては、例えば(Z)−1−エ
チニル−2−フルオロ−2−ペンテニル (1RS)−
シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジ
クロロビニル)シクロプロパンカルボキシラート〔20
℃における蒸気圧が2.5×10-4mmHg、以下、化
合物Aと記す。〕、(E)−1−エチニル−2−メチル
−2−ペンテニル (1R)−シス,トランス−クリサ
ンテマート〔20℃における蒸気圧が6.7×10-4m
mHg、以下、化合物Bと記す。〕、(RS)−3−ア
リル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−
1−イル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシラート〔20℃における蒸気圧が2.3×
10-4mmHg、以下、化合物Cと記す。〕、(E)−
1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,
3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート
〔20℃における蒸気圧が2.8×10-3mmHg、以
下、化合物Dと記す。〕、2,3,5,6−テトラフル
オロベンジル(1R)−トランス−2,2−ジメチル−
3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボ
キシラート〔20℃における蒸気圧が1.6×10-4m
mHg、以下、化合物Eと記す。〕、(E)−1−エチ
ニル−2−メチル−2−ペンテニル (1RS)−シ
ス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2,2ジクロ
ロビニル)シクロプロパンカルボキシラート〔20℃に
おける蒸気圧が1.9×10-4mmHg〕、(S)−3
−(2−プロペニル)−2−メチルシクロペンター2−
エン−4−オン−1−イル 2,2,3,3−テトラメ
チルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,4,
5,6−ペンタフルオロベンジル(1R)−トランス−
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シ
クロプロパンカルボキシラート、4−メチル−2,3,
5,6−テトラフルオロベンジル(Z)−シス−2,2
−ジメチル−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフル
オロプロペニル)シクロプロパンカルボキシラート等が
挙げられる。
としては水に溶解または分解し得る担体、例えば水解
紙、水溶紙、生分解性樹脂、水溶性樹脂等が挙げられ
る。水解紙および水溶紙としては、例えばパルプを主原
料としてポリビニルアルコールやカルボキシメチルセル
ロースナトリウムなどの水溶性高分子を結合剤として製
造されるもの等が挙げられ、市販品の具体例としては、
広瀬製紙株式会社製のP100K、大興製紙株式会社製
の水解紙クレープ、特種製紙株式会社製のWD−80、
WD−100、WD−130等の水解紙、三島製紙株式
会社製のディゾルボ30MDP−WA、ディゾルボ60
MDP−WA、ディゾルボ120MDP−WA、ディゾ
ルボ60MDP−WAP等の水溶紙などが挙げられる。
また、他の水解紙としては、原材料をパルプ粉末のみ、
またこれに合成樹脂粉末(PP,PE、塩化ビニル、ポ
リスチレン、生分解性樹脂他)およびまたはでんぷん等
の高分子化合物粉末を任意の比率で混合したものを、バ
インダーを用いずに圧着または加熱成形したもの(以下
これを水解紙Aという)が挙げられる。この水解紙Aの
物性は紙の表面に結露した程度では崩壊せず、水中に投
入することで撹拌されて崩壊する。また、目付は好まし
くは100〜1000g/m2 であるが、必要とする効
力持続時間により任意に選択できるため、これに限定さ
れるものではない。そして、生分解性樹脂としては、例
えば3−ヒドロキシプチレートと3−ヒドロキシバリレ
ートとの重合体を主成分とするもの(ゼネカ社製、バイ
オポール)、ポリ乳酸を主成分とするもの(島津製作所
製、ラクティ)、澱粉とポリビニルアルコールとのポリ
マーアロイを主成分とするもの(イタリアNovamo
nt社製、マタービー)等が、水溶性樹脂としては、例
えばポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、水溶性ナイロン、ポリマルトトリオー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリ
エチレンオキサイド、ポリアクリル酸ナトリウム等の水
溶性高分子を主成分とする樹脂が挙げられ、これらは例
えばプレート状、シート状等の形状を有する。
おける蒸気圧が1.0×10-5〜5.0×10-2mmH
gである殺虫性化合物を通常0.1〜50重量%、好ま
しくは1〜50重量%、さらに好ましくは3〜50重量
%含有するものであり、通常は、実質的に該殺虫性化合
物と水溶性固体担体とからなるものである。プレート状
またはシート状の水溶性固体担体が使用される場合、殺
虫性化合物はプレート面またはシート面100cm2 当
たり通常0.01〜10g、好ましくは0.03〜5
g、さらに好ましくは0.05〜1g程度水溶性固体担
体に保持される。
槽内の空間部に配置して使用される。プレート状または
シート状の形状を有する本発明の浄化槽用害虫駆除剤を
浄化槽内の空間部に配置するに際しては、生分解性の樹
脂やゴムを成形した支持具を用いるのが、使用後の処理
において便利である。本発明の浄化槽用害虫駆除剤の処
理量は、殺虫性化合物の種類、浄化槽の容積、害虫の発
生状況等種々の要因により変わり得るが、例えばプレー
ト状またはシート状の形状を有する本発明の浄化槽用害
虫駆除剤を用いる場合、一般に浄化槽内の空間部1m3
当たりプレート面またはシート面の面積にして300〜
30000cm2 、好ましくは500〜20000cm
2 、さらに好ましくは700〜10000cm2 程度に
設定する。
発生するハエ類、カ類などの衛生害虫、ノミバエ類、オ
オチョウバエ、ホシチョウバエ等のチョウバエ類、ユス
リカなどの不快害虫の駆除に有効である。
おける蒸気圧が1.0×10-5〜5.0×10-2mmH
gである殺虫性化合物を水溶性固体担体に塗布、含浸、
煉込み等により保持させることにより製造される。該殺
虫性化合物を塗布または含浸するに際しては、必要によ
り該殺虫性化合物をトルエン、キシレン等の溶媒に溶解
して使用する。シート状の形状を有する本発明の浄化槽
用害虫駆除剤の場合、例えば蛇腹折り加工して浄化槽内
に装着し易い容器内に収納して使用することができる。
明する。まず、本発明の浄化槽用害虫駆除剤の製造例を
示す。 製造例1 化合物A 25mgを0.5mlのエチルエーテルに溶
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)7.5cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾して
浄化槽用害虫駆除剤を得た。
に溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式
会社製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)7.5cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾して
浄化槽用害虫駆除剤を得た。
に溶解し、目付100/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾して
浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾して
浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)7.5cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾して
浄化槽用害虫駆除剤を得た。
に溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式
会社製、P100K)15cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
カ社製、バイオポール)225mgに煉込み、厚さ0.
5mm、板面の面積15cm2 のプレート状に成形加工
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
カ社製、バイオポール)225mgに煉込み、厚さ0.
5mm、板面の面積15cm2 のプレート状に成形加工
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
カ社製、バイオポール)225mgに煉込み、厚さ0.
5mm、板面の面積15cm2 のプレート状に成形加工
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)300cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)600cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)600cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)300cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)600cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)600cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)300cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会
社製、P100K)600cm2 に塗布含浸させ、風乾
して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
解し、目付100g/m2 の水解紙(広瀬製紙株式会社
製、P100K)600cm2 に塗布含浸させ、風乾し
て浄化槽用害虫駆除剤を得た。
溶解し、厚さ0.5mmの水溶性樹脂フィルム(東レ株
式会社製)600cm2 に塗布し、風乾して浄化槽用害
虫駆除剤を得た。
製、バイオポール)9g中に煉込み、厚さ0.5mm、
板面の面積600cm2 のプレート状に成形加工して浄
化槽用害虫駆除剤を得た。
所製、ラクティ)9g中に煉込み、厚さ0.5mm、板
面の面積600cm2 のプレート状に成形加工して浄化
槽用害虫駆除剤を得た。
製、バイオポール)9g中に煉込み、厚さ0.5mm、
板面の面積600cm2 のプレート状に成形加工して浄
化槽用害虫駆除剤を得た。
製、バイオポール)9g中に煉込み、厚さ0.5mm、
板面の面積600cm2 のプレート状に成形加工して浄
化槽用害虫駆除剤を得た。
所製、ラクティ)9g中に煉込み、厚さ0.5mm、板
面の面積600cm2 のプレート状に成形加工して浄化
槽用害虫駆除剤を得た。
7.5cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 3.75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を
得た。
7.5cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 3.75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を
得た。
7.5cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 3.75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を
得た。
7.5cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 3.75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を
得た。
7.5cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 3.75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を
得た。
A 150cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得
た。
75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 150cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得
た。
75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 150cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得
た。
75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 150cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得
た。
75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
A 150cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得
た。
75cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を得た。
する浄化槽用害虫駆除剤の製造例を参考例として示す。 参考例1 ジクロルボス(20℃における蒸気圧が9.6×10-2
mmHg)100mgを2mlのエチルエーテルに溶解
し、製造例1で用いたのと同じ水解紙15cm2 に塗布
含浸させ、風乾して浄化槽用害虫駆除剤を得た。 参考例2 ジクロルボス(20℃における蒸気圧が9.6×10-2
mmHg)16gを加熱溶融した塩化ビニル樹脂109
g中に煉込み、厚さ5mm、板面の面積600cm2 の
プレート状に成形加工して浄化槽用害虫駆除剤を得た。
紙A 7.5cm2 に含浸させ、浄化槽用害虫駆除剤を
得た。 参考例4 ジクロルボス 16gを加熱した塩化ビニル樹脂109
g中に練込み、厚さ5mm、板面の面積150cm
2 (両面で300cm2 )のプレート状に加工して浄化
槽用害虫駆除剤を得た。
30頭を放し、上記製造例1〜14にて得た各浄化槽用
害虫駆除剤を容器内の中央底面に設置した。表1に示す
各経過時間毎にオオチョウバエ成虫のノックダウンした
虫数を数え、ノックダウン率(%)を求めた。また、3
時間後に全ての虫を回収して清潔な容器に移し、24時
間後の死虫率(%)を求めた。結果を表1に示す。
び参考例1にて得た各浄化槽用害虫駆除剤を用い、試験
例1と同様の試験を行った。結果を表2に示す。
び参考例1にて得た各浄化槽用害虫駆除剤を用い、試験
例1と同様の試験を行った。結果を表3に示す。
コシアキノミバエ成虫を用いる以外は全て試験例1と同
様にノックダウン率(%)および死虫率(%)を求め
た。結果を表4に示す。
キノミバエ成虫を用いる以外は全て試験例2と同様にノ
ックダウン率(%)および死虫率(%)を求めた。結果
を表5に示す。
キノミバエ成虫を用いる以外は全て試験例3と同様にノ
ックダウン率(%)および死虫率(%)を求めた。結果
を表6に示す。
例15〜29および参考例2にて得た各浄化槽用害虫駆
除剤を配置し、該浄化槽内に発生するチョウバエ類(オ
オチョウバエ、ホシチョウバエ)およびノミバエ類(ノ
ミバエ、ニセケバエ)の個体数を調査した。チョウバエ
類の結果を表7に、ノミバエ類の結果を表8に示す。表
中、−はチョウバエ類およびノミバエ類の個体数が0、
±は個体数が1〜9、+は個体数が10〜29、++は
個体数が30〜99、+++は個体数が100以上を表
す。
化合物として現在浄化槽用に使用されているジクロルボ
ス(20℃における蒸気圧が9.6×10-2mmHg)
を使用した場合、必ずしも充分な害虫駆除効果が得られ
ない。
30頭を放ち、上記製造例30〜39にて得た薬剤塗布
直後の各浄化槽用害虫駆除剤を容器内に設置した。設置
後の時間の経過に伴うノックダウン率を調査し、3時間
後に全ての虫を回収して清潔な容器に移し、24時間後
の致死率(%)を調査した。なお、反復は3回実施し
た。結果を表9に示す。
内で換気しながら保存し、30日、60日経過後に試験
例8と同様の試験を行った。なお、反復は3回実施し
た。30日経過後の結果を表10に、60日経過後の結
果を表11に示す。
約30頭を放ち、上記製造例30〜39にて得た薬剤塗
布直後の各浄化槽用害虫駆除剤を容器内に設置した。設
置後の時間の経過に伴うノックダウン率を調査し、3時
間後に全ての虫を回収して清潔な容器に移し、24時間
後の致死率(%)を調査した。なお、反復は3回実施し
た。結果を表12に示す。
内で換気しながら保存し、30、60日経過後に試験例
10と同様の試験を行った。なお、反復は3回実施し
た。30日経過後の結果を表13に、60日経過後の結
果を表14に示す。結果を表12に示す。
化槽用害虫駆除剤は、薬剤の水溶性固体担体として水解
紙Aを用いてもチョウバエ類、ノミバエ類に対して初期
的な効果のみならず、長期間にわたり卓効を有すること
がわかる。
おける害虫防除実施試験を実施した。その試験方法とし
ては、家庭用の分離曝気型浄化槽(5〜10人槽)中
に、製造例40〜49にて得た各浄化槽用害虫駆除剤を
配置し、該浄化槽内に発生するチョウバエ類成虫、ノミ
バエ類成虫の個体数を調査した。チョウバエ類の結果を
表15に、ノミバエ類の結果を表16に示す。表中、−
はチョウバエ類およびノミバエ類の個体数が0、±は個
体数が1〜9、+は個体数が10〜29、++は個体数
が30〜99、+++は個体数が100以上を表す。
化槽用害虫駆除剤は、薬剤の水溶性固体担体として水解
紙Aを用いてもチョウバエ類、ノミバエ類に対して初期
的な効果のみならず、長期間にわたり高い実用上の駆除
効果を有することがわかる。
駆除方法は、浄化槽内の害虫を長期間にわたって駆除で
きると共に、使用後はそのまま浄化槽内に投棄すること
のできる使用し易いものでもある。
Claims (5)
- 【請求項1】 20℃における蒸気圧が1.0×10-5
〜5.0×10-2mmHgである殺虫性化合物が水溶性
固体担体に保持されてなることを特徴とする浄化槽用害
虫駆除剤。 - 【請求項2】 殺虫性化合物が、1−エチニル−2−フ
ルオロ−2−ペンテニル 2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシ
ラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
クリサンテマート、3−アリル−2−メチルシクロペン
タ−2−エン−4−オン−1−イル 2,2,3,3−
テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エ
チニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,3,3
−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−
エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−ジメ
チル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパン
カルボキシラート、1−エチニル−2−フルオロ−2−
ペンテニル クリサンテマート、3−(2−プロペニ
ル)−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−
1−イル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ
ベンジル2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)シクロプロパンカルボキシラート、2,3,4,
5,6−ペンタフルオロベンジル2,2−ジメチル−3
−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキ
シラート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジルク
リサンテマート、および4−メチル−2,3,5,6−
テトラフルオロベンジル2,2−ジメチル−3−(2−
クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)シクロ
プロパンカルボキシラートよりなる群より選ばれる一種
以上である請求項1記載の浄化槽用害虫駆除剤。 - 【請求項3】 水溶性固体担体が水解紙もしくは水溶紙
または生分解性樹脂もしくは水溶性樹脂である請求項1
記載の浄化槽用害虫駆除剤。 - 【請求項4】 プレート状またはシート状の形状を有す
る請求項1記載の浄化槽用害虫駆除剤。 - 【請求項5】 20℃における蒸気圧が1.0×10-5
〜5.0×10-2mmHgである殺虫性化合物が水溶性
固体担体に保持されてなる害虫駆除剤を、浄化槽内の空
間部に配置することを特徴とする害虫駆除方法。
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