JP2006188527A - 防虫材 - Google Patents

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Takao Ishiwatari
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Abstract

【課題】従来の線香、電気蚊取マット、電気蚊取液のような熱源を必要としない簡便な防虫手段を提供する。
【解決手段】空気が流通する貫通穴を有し、(外気に触れる面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にある担体に常温揮散性の防虫性化合物が保持されてなる防虫材を、屋内又は広い空間に設置して、常温揮散性の防虫性化合物を揮散させることを特徴とする蚊又は蝿の防虫方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、防虫材に関するものである。
本発明は、殺虫又は害虫忌避を目的になされたものである。特に、従来の線香、電気蚊取マット、電気蚊取液のような熱源を必要としない簡便な防虫手段の提供を目的としてなされたものである。
本発明は、貫通穴を有し(表面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にある担体に、常温揮散性の防虫性化合物が保持されてなる防虫材を提供するものである。
本発明によれば、保持された防虫性化合物が常温で揮散し易いため、その効力を充分に発揮させることのできるものである。
本発明において用いられる常温揮散性の防虫性化合物としては、20℃における蒸気圧が 1.0×10-4mmHg以上の化合物が好ましく、通常、20℃における蒸気圧が 1.0×10-4〜 5.0×10-2mmHgの範囲内にあるエムペントリン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート等の常温揮散性ピレスロイド化合物に代表される殺虫性化合物、N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−ジオール、1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシラート等の害虫忌避性化合物などが用いられる。
本発明において用いられる防虫材の形状は特に限定されず、空気の流通がよくなるような貫通穴を有し(表面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にありさえすればよい。
ここで、表面積は表裏両面の外気に触れる面積全体であり、体積とは担体の外輪郭から求めた体積を意味するものである。
より具体的な形状の例としては、図1に示されるような円筒を束ねた形、図2に示されるような空隙を有するロール状の形及び図3に示されるような紙片を折り曲げたような形などが挙げられる。
これら本発明の防虫材は、通常 200〜 10000cm3 程度の体積を有し、適当な模様、色彩等により、室内装飾品としてふさわしいものとすることもできる。
該防虫材に保持される常温揮散性の防虫性化合物の量は、用いられる防虫性化合物の種類や使用場面、使用する個数等により異なるが、一般に防虫材1個当たり 0.1〜100 g程度である。尚、常温揮散性の防虫性化合物として、エムペントリン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート等の常温揮散性ピレスロイド化合物に代表される殺虫性化合物を用いる場合は、一般に防虫材1個当たり 0.1〜10g程度である。
本発明において用いられる担体の材質としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルム、紙、布などが挙げられ、紙の場合は、防虫性化合物の含浸性や工作性から比較的柔らかい紙の使用が好ましい。
本発明の防虫材は、住居、事務所、倉庫等の屋内の適当な場所に1〜数個、広い空間においてはさらに多数個を設置して、蚊、蠅等の防除に用いられる。
次に、実施例にて本発明をより詳細に説明する。
実施例1
1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートの5%(w/v) アセトン溶液20mlを均一に塗布して乾燥させた直径2cm、長さ 6.5cmの濾紙製の円筒32個を、図1にならって断面の外郭が略円形になるように紐で束ね、本発明の防虫材を得た。(表面積/体積)は、約 3.0cm-1である。
実施例2
1S,3S,4S,6R −カラン−3,4−ジオールの20%(w/v) アセトン溶液20mlを均一に塗布して乾燥させた直径2cm、長さ 6.5cmの濾紙製の円筒32個を、図1にならって断面の外郭が略円形になるように紐で束ね、本発明の防虫材を得た。(表面積/体積)は、約 3.0cm-1である。
後述の試験例(実施例3)において比較用に用いる防虫材の製造例を参考例として示す。
参考例1
1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 1R−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートの5%(w/v) アセトン溶液20mlを均一に塗布して乾燥させた直径13cm、長さ 6.5cmの濾紙製の円筒を比較用の防虫材とした。(表面積/体積)は、約0.62cm-1である。
実施例3
28m3 (4.3m ×2.65m ×高さ2.45m)の試験室中央に、実施例1で得た防虫材を下端が床から 1.2mの高さとなるように吊した。該防虫材から水平方向に60cm及び 180cmの位置にアカイエカ(Culex pipiens pallens )雌成虫20頭を入れたナイロン製ケージ(直径30cm、高さ20cmの円柱形)を下端が床から60cmの高さとなるように吊した。該ケージは各距離2個ずつ、計4個吊した。
60分後にノックダウンした虫数を数え、ノックダウン率(%)を求めた。
尚、試験中は、室内の空気を攪拌するために防虫材の真下に扇風機を設置し、風が防虫材に直接当たらないように扇風機の上部に板を配置した。
結果を表1に示す。
実施例4
実施例3と同様の試験を、アカイエカにかえてネッタイシマカ(Aedes aegypti )を用いて行い、30分後にノックダウン率(%)を求めた。
結果を表2に示す。
本発明の防虫材の一例を示す斜視図である。 本発明の防虫材の他の一例を示す斜視図である。 本発明の防虫材の他の一例を示す断面図(a)と側面図(b)である。

Claims (8)

  1. 空気が流通する貫通穴を有し、(外気に触れる面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にある担体に常温揮散性の防虫性化合物が保持されてなる防虫材を、屋内又は広い空間に設置して、常温揮散性の防虫性化合物を揮散させることを特徴とする蚊又は蝿の防虫方法。
  2. 担体が、紙、布又は樹脂フィルムである請求項1記載の防虫方法。
  3. 常温揮散性の防虫性化合物が、20℃における蒸気圧が1.0×10-4mmHg以上の化合物である請求項1又は2記載の防虫方法。
  4. 常温揮散性の防虫性化合物が、エムペントリン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−ジオール及び1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシラートから選ばれる一種以上である請求項1又は2記載の防虫方法。
  5. 空気が流通する貫通穴を有し、(外気に触れる面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にある担体に常温揮散性の防虫性化合物が保持されてなる蚊又は蝿の防虫材。
  6. 担体が、紙、布又は樹脂フィルムである請求項5記載の防虫材。
  7. 常温揮散性の防虫性化合物が、20℃における蒸気圧が1.0×10-4mmHg以上の化合物である請求項5又は6記載の防虫材。
  8. 常温揮散性の防虫性化合物が、エムペントリン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−ジオール及び1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシラートから選ばれる一種以上である請求項5又は6記載の防虫材。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014161671A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Daio Paper Corp 薬剤揮散装置
CN113508711A (zh) * 2021-07-21 2021-10-19 湖南农业大学 一种在开放空间应用β-罗勒烯的方法

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