JPH09308421A - 防虫材 - Google Patents

防虫材

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JPH09308421A
JPH09308421A JP9042142A JP4214297A JPH09308421A JP H09308421 A JPH09308421 A JP H09308421A JP 9042142 A JP9042142 A JP 9042142A JP 4214297 A JP4214297 A JP 4214297A JP H09308421 A JPH09308421 A JP H09308421A
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JP
Japan
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insect repellent
insect
repellent material
compound
volatile
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Withdrawn
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JP9042142A
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English (en)
Inventor
Takao Ishiwatari
多賀男 石渡
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M1/00Stationary means for catching or killing insects
    • A01M1/20Poisoning, narcotising, or burning insects
    • A01M1/2022Poisoning or narcotising insects by vaporising an insecticide
    • A01M1/2027Poisoning or narcotising insects by vaporising an insecticide without heating
    • A01M1/2055Holders or dispensers for solid, gelified or impregnated insecticide, e.g. volatile blocks or impregnated pads
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M29/00Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus
    • A01M29/12Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus using odoriferous substances, e.g. aromas, pheromones or chemical agents

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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱源を必要としない簡便な殺虫又は害虫忌避手
段を提供する。 【解決手段】折り畳み可能な紙製の穴を多数有する筒状
材に、常温揮散性の防虫性化合物{例えば、エムペント
リン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオ
ロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロピニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、
N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−
ジオール、1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシ
エチル)−1−ピペリジンカルボキシラート}が保持さ
れてなる防虫材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防虫材に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、殺虫又は害
虫忌避を目的になされたものである。特に、従来の線
香、電気蚊取マット、電気蚊取液のような熱源を必要と
しない簡便な防虫手段の提供を目的としてなされたもの
である。また、屋内の装飾品としても使用可能な防虫材
の提供をも目的としてなされたものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、折り畳み可能
な紙製の穴を多数有する筒状材に、常温揮散性の防虫性
化合物が保持されてなる防虫材を提供するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる常温揮
散性の防虫性化合物としては、20℃における蒸気圧が
1.0×10-4mmHg以上の化合物が好ましく、通常、20℃に
おける蒸気圧が1.0×10-4〜 5.0×10-2mmHgの範囲内に
あるエムペントリン、トランスフルスリン、1−エチニ
ル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシラート等の常温揮散性ピレスロイド化合物に代表
される殺虫性化合物、N,N−ジエチル−m−トルアミ
ド、カラン−3,4−ジオール、1−メチルプロピル
2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボ
キシラート等の害虫忌避性化合物などが用いられる。
【0005】本発明において用いられる筒状材の形状は
特に限定されず、多数の穴を有し、折り畳み可能な構造
を有してさえいればよい。
【0006】より具体的な形状の例としては、紙製の玩
具(大阪市内の玩具問屋の間で通称「デングリ」と呼ば
れる玩具)として知られる図1のような形状を有するも
のがある。この例においては、紙製の筒状材が相対する
面状部材に挟まれてなり、該面状部材の面上又は面の周
辺に位置する線を軸として面状部材を正逆方向に(0°
〜 360°)擺動することにより筒状材をひろげたり折り
畳んだりすることが可能となる構造を有するものであ
る。
【0007】これら本発明の防虫材は、通常 200〜 100
00cm3 程度の大きさを有し、垂直断面積が 0.5〜10cm2
程度の穴を10〜1000個程度有するものである。勿論、一
つの防虫材において、穴の大きさが全て同一である必要
はなく、種々の大きさの穴を組合わせ、適当な模様、色
彩等により、室内装飾品としてふさわしいものとするこ
ともできる。
【0008】さらに、本発明の防虫材の他の例として、
図2に示されるような形状のものがある。図2に示され
る本発明の防虫材は、紙製の筒状材が相対する面状部材
に挟まれてなり、該面状部材を互いに近づけたり引き離
したりすることにより、ひろげたり折り畳んだりするこ
とができるようになっている。筒状材を形成する紙は、
比較的柔らかい紙の使用が好ましい。図1又は図2のよ
うな面状部材を有する防虫材においては、一般に、該面
状部材は厚紙、樹脂等の材質のものが使用される。
【0009】本発明の防虫材は、ひろげた状態で住居、
事務所、倉庫等の屋内の適当な場所に1〜数個を設置し
て、蚊、蠅等の防除に使用される。使用の際にひろげる
角度又は程度を変えることにより、防虫性化合物の揮散
を調節することができる。非使用時には、本発明の防虫
材を折り畳んでおけば防虫性化合物の揮散を抑制できる
ことから、防虫効果をより長く保つことができる。
【0010】
【実施例】次に実施例にて本発明をより詳細に説明する
が、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。 実施例1 1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 1R−
トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラートの10%(w/v)
アセトン溶液10mlを塗布含浸させ、風乾させた紙で製作
した図1に示される形状の防虫材を用いて下記の試験を
行った。28m3 (4.3m×2.65m ×高さ2.45m )の試験
室中央に、上記で得た防虫材(面状部材が 7.3cm×6.5c
m の長方形で、6.5cm の辺を軸として 360°開くことが
可能で、面状部材間にひだを20設けたもの)を 360°に
ひろげ、下端が床から 1.2mの高さになるように吊し
た。該防虫材から水平方向に60cm及び 180cmの位置にア
カイエカ(Culex pipiens pallens )雌成虫20頭を入れ
たナイロン製ケージ(直径30cm、高さ20cmの円柱形)を
下端が床から60cmの高さとなるように吊した。該ケージ
は各距離2個ずつ、計4個吊した。60分後にノックダ
ウンした虫数を数え、ノックダウン率(%)を求めたと
ころ、ノックダウン率は100%であった。
【0011】実施例2 実施例1と同様の試験を、アカイエカのかわりにネッタ
イシマカ(Aedes aegypti )を用いて行った。その結
果、60分後のノックダウン率は100%であった。
【0012】実施例3 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオールの
20%(w/v) アセトン溶液10mlを塗布含浸させ、風乾させ
た紙で図1に示される形状の防虫材を製作した。
【0013】実施例4 1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 1R−
トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラートの20%(w/v)
アセトン溶液10mlを塗布含浸させ、風乾させた紙で製作
した図1に示される形状の防虫材を用いて下記の試験を
行った。室温約25℃、湿度50〜60%の実験室中の
ドラフト内に最大限ひろげた状態で3週間( 504時間)
保存した後の上記の防虫材を用いて、実施例1及び実施
例2と同様の試験を行った。その結果、60分後のアカ
イエカに対するノックダウン率は99%、ネッタイシマ
カに対するノックダウン率は100%であった。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、筒状材が多数の穴を有
することから、保持された防虫性化合物が常温で揮散し
易いため、その効力を充分に発揮し得るものである。ま
た、折り畳み可能な構造を有することから、非使用時に
防虫性化合物が揮散して失われるのも抑えられてなるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防虫材の一例を示す説明図である。
(a) のように折り畳まれてなる防虫材は、面状部材の一
辺を軸として擺動することにより、例えば(b) のように
筒状材が 180°ひろがり、使用時の一形態となる。
【図2】本発明の防虫材の他の一例を示す説明図であ
る。(a) のように折り畳まれてなる防虫材は、相対する
面状部材を互いに引き離すことにより、(b) のように筒
状材をひろげることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り畳み可能な紙製の穴を多数有する筒状
    材に、常温揮散性の殺虫性化合物が保持されてなること
    を特徴とする防虫材。
  2. 【請求項2】筒状材が相対する面状部材に挟まれてな
    り、該面状部材の面上又は面の周辺の線を軸として正逆
    方向に擺動することにより筒状材をひろげたり折り畳ん
    だりすることが可能となる構造を有する請求項1記載の
    防虫材。
  3. 【請求項3】常温揮散性の防虫性化合物が、20℃におけ
    る蒸気圧が 1.0×10 -4mmHg以上の化合物である請求項1
    又は請求項2記載の防虫材。
  4. 【請求項4】常温揮散性の防虫性化合物が、エムペント
    リン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオ
    ロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)
    −2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、
    N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−
    ジオール及び1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキ
    シエチル)−1−ピペリジンカルボキシラートから選ば
    れる一種以上である請求項1又は請求項2記載の防虫
    材。
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