JPH09289855A - 防虫材 - Google Patents
防虫材Info
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- JPH09289855A JPH09289855A JP9037500A JP3750097A JPH09289855A JP H09289855 A JPH09289855 A JP H09289855A JP 9037500 A JP9037500 A JP 9037500A JP 3750097 A JP3750097 A JP 3750097A JP H09289855 A JPH09289855 A JP H09289855A
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- repellent
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Abstract
うな熱源を必要としない簡便な防虫手段を提供する。 【解決手段】貫通穴を有し(表面積/体積)が1〜20cm
-1の範囲内にある紙、布、樹脂フィルム等の担体に、常
温揮散性の防虫性化合物〔例えばエムペントリン、トラ
ンスフルスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペ
ンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、N,N−ジ
エチル−m−トルアミド、カラン−3,4−ジオール、
1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−
1−ピペリジンカルボキシラート〕が保持されてなる防
虫材。
Description
のである。
虫忌避を目的になされたものである。特に、従来の線
香、電気蚊取マット、電気蚊取液のような熱源を必要と
しない簡便な防虫手段の提供を目的としてなされたもの
である。
(表面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にある担体に、
常温揮散性の防虫性化合物が保持されてなる防虫材を提
供するものである。
散性の防虫性化合物としては、20℃における蒸気圧が
1.0×10-4mmHg以上の化合物が好ましく、通常、20℃に
おける蒸気圧が1.0×10-4〜 5.0×10-2mmHgの範囲内に
あるエムペントリン、トランスフルスリン、1−エチニ
ル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシラート等の常温揮散性ピレスロイド化合物に代表
される殺虫性化合物、N,N−ジエチル−m−トルアミ
ド、カラン−3,4−ジオール、1−メチルプロピル
2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボ
キシラート等の害虫忌避性化合物などが用いられる。
特に限定されず、空気の流通がよくなるような貫通穴を
有し(表面積/体積)が1〜20cm-1の範囲内にありさえ
すればよい。ここで、表面積は表裏両面の外気に触れる
面積全体であり、体積とは担体の外輪郭から求めた体積
を意味するものである。
されるような円筒を束ねた形、図2に示されるような空
隙を有するロール状の形及び図3に示されるような紙片
を折り曲げたような形などが挙げられる。
00cm3 程度の体積を有し、適当な模様、色彩等により、
室内装飾品としてふさわしいものとすることもできる。
該防虫材に保持される常温揮散性の防虫性化合物の量
は、用いられる防虫性化合物の種類や使用場面、使用す
る個数等により異なるが、一般に防虫材1個当たり 0.1
〜100 g程度である。尚、常温揮散性の防虫性化合物と
して、エムペントリン、トランスフルスリン、1−エチ
ニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−
ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシラート等の常温揮散性ピレスロイド化合物に代
表される殺虫性化合物を用いる場合は、一般に防虫材1
個当たり 0.1〜10g程度である。
ては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィル
ム、紙、布などが挙げられ、紙の場合は、防虫性化合物
の含浸性や工作性から比較的柔らかい紙の使用が好まし
い。
の屋内の適当な場所に1〜数個、広い空間においてはさ
らに多数個を設置して、蚊、蠅等の防除に用いられる。
る。 実施例1 1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 1R−ト
ランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラートの5%(w/v) ア
セトン溶液20mlを均一に塗布して乾燥させた直径2cm、
長さ 6.5cmの濾紙製の円筒32個を、図1にならって断
面の外郭が略円形になるように紐で束ね、本発明の防虫
材を得た。(表面積/体積)は、約 3.0cm-1である。
アセトン溶液20mlを均一に塗布して乾燥させた直径2c
m、長さ 6.5cmの濾紙製の円筒32個を、図1にならっ
て断面の外郭が略円形になるように紐で束ね、本発明の
防虫材を得た。(表面積/体積)は、約 3.0cm-1であ
る。
に用いる防虫材の製造例を参考例として示す。 参考例1 1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 1R−ト
ランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラートの5%(w/v) ア
セトン溶液20mlを均一に塗布して乾燥させた直径13cm、
長さ 6.5cmの濾紙製の円筒を比較用の防虫材とした。
(表面積/体積)は、約0.62cm-1である。
施例1で得た防虫材を下端が床から 1.2mの高さとなる
ように吊した。該防虫材から水平方向に60cm及び 180cm
の位置にアカイエカ(Culex pipiens pallens )雌成虫
20頭を入れたナイロン製ケージ(直径30cm、高さ20cm
の円柱形)を下端が床から60cmの高さとなるように吊し
た。該ケージは各距離2個ずつ、計4個吊した。60分
後にノックダウンした虫数を数え、ノックダウン率
(%)を求めた。尚、試験中は、室内の空気を攪拌する
ために防虫材の真下に扇風機を設置し、風が防虫材に直
接当たらないように扇風機の上部に板を配置した。結果
を表1に示す。
シマカ(Aedes aegypti )を用いて行い、30分後にノ
ックダウン率(%)を求めた。結果を表2に示す。
物が常温で揮散し易いため、その効力を充分に発揮させ
ることのできるものである。
る。
と側面図(b)である。
Claims (4)
- 【請求項1】貫通穴を有し(表面積/体積)が1〜20cm
-1の範囲内にある担体に、常温揮散性の防虫性化合物が
保持されてなることを特徴とする防虫材。 - 【請求項2】担体が、紙、布又は樹脂フィルムである請
求項1記載の防虫材。 - 【請求項3】常温揮散性の防虫性化合物が、20℃におけ
る蒸気圧が 1.0×10 -4mmHg以上の化合物である請求項1
又は請求項2記載の防虫材。 - 【請求項4】常温揮散性の防虫性化合物が、エムペント
リン、トランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオ
ロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、
N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−
ジオール及び1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキ
シエチル)−1−ピペリジンカルボキシラートから選ば
れる一種以上である請求項1又は請求項2記載の防虫
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9037500A JPH09289855A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-21 | 防虫材 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-43720 | 1996-02-29 | ||
JP4372096 | 1996-02-29 | ||
JP9037500A JPH09289855A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-21 | 防虫材 |
ZA9707081A ZA977081B (en) | 1996-02-29 | 1997-08-08 | Insect controller. |
US08/917,960 US6327813B1 (en) | 1996-02-29 | 1997-08-27 | Insect controller |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006033543A Division JP2006188527A (ja) | 1996-02-29 | 2006-02-10 | 防虫材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09289855A true JPH09289855A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=27460430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9037500A Withdrawn JPH09289855A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-21 | 防虫材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09289855A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003313A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-09 | Fumakilla Ltd | 飛翔害虫防除方法 |
JP2003501366A (ja) * | 1999-06-04 | 2003-01-14 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 受動的空間昆虫忌避細片 |
WO2003073846A1 (fr) | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sakura Color Products Corporation | Moyen de resistance aux insectes et procede de resistance aux insectes |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP9037500A patent/JPH09289855A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003501366A (ja) * | 1999-06-04 | 2003-01-14 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 受動的空間昆虫忌避細片 |
JP2002003313A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-09 | Fumakilla Ltd | 飛翔害虫防除方法 |
WO2003073846A1 (fr) | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sakura Color Products Corporation | Moyen de resistance aux insectes et procede de resistance aux insectes |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050620 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050825 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051213 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060322 |