JPH11308955A - 害虫防除方法 - Google Patents

害虫防除方法

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JPH11308955A
JPH11308955A JP11897598A JP11897598A JPH11308955A JP H11308955 A JPH11308955 A JP H11308955A JP 11897598 A JP11897598 A JP 11897598A JP 11897598 A JP11897598 A JP 11897598A JP H11308955 A JPH11308955 A JP H11308955A
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blowing
pest
pest control
drug
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JP11897598A
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Yasuo Tsunoda
泰男 角田
Mayumi Matsushita
真弓 松下
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Earth Corp
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Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洋服タンスやクローゼットのような収納空間
にファンを用いる害虫防除方法を適用するに当たり、従
来と同程度の少ない量の薬剤を保持した薬剤保持体を用
いながら、その内部に害虫防除成分が十分に行き渡るよ
うにし、かつ長い使用期間を維持できるような害虫防除
方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 害虫防除成分を含有する薬剤を担体に保
持した薬剤保持材を送風手段により気体の流れに接触さ
せることにより、該保持材から前記害虫防除成分を気体
中にリリースさせて収納空間の害虫を防除する害虫防除
方法において、送風期間と送風休止期間を交互に設定
し、送風期間においては、収納空間において有効薬剤濃
度に速やかに達する速度で前記害虫防除成分を気体中に
リリースさせ、送風休止期間が送風期間よりも10倍以
上長くすることを特徴とする害虫防除方法。及びその装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、害虫を防除する方
法及びその装置に関するもので、さらに詳しくは害虫防
除成分を含む薬剤を担体に保持してなる薬剤保持材を送
風手段による気体の流れを利用して薬剤保持材から害虫
防除成分を気体中にリリースさせることにより、収納空
間にいる害虫を防除する方法及びそのための装置に関す
るものであり、特に衣類害虫を防除する方法及びそのた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋服タンスやクローゼット等の収納空間
の防虫においては、吊り下げ型の防虫剤が主に使用され
ているが、この防虫剤では有効成分を自然拡散させてい
るために洋服タンスなどの収納空間全体に有効成分が良
く行き渡らずに、洋服の防虫に十分に作用しない。特に
洋服タンスなどでは、洋服の繊維が害虫防除成分を吸着
しやすいために、洋服タンスなどでは害虫防除成分がそ
の内部全体に拡散する前に洋服に吸着されてしまうとい
う問題がある。そこで、この洋服タンスやクローゼット
等の収納空間の防虫に対して、有効性があり、かつ安全
性が高い害虫防除方法を検討することが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洋服タンス
やクローゼットのような収納空間の全体に有効成分が十
分に行き渡るように、ファンを用いる害虫防除方法を適
用するに当たり、従来と同程度の少ない量の薬剤を保持
した薬剤保持体を用いながら、その内部に害虫防除成分
が十分に行き渡るようにし、かつ長い使用期間を維持で
きるような害虫防除方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来技術
の欠点を解消し、その収納空間の内部に害虫防除成分が
十分に行き渡るようにし、かつ長い使用期間を維持でき
るような害虫防除方法及びその装置を提供することにつ
いて鋭意検討した結果、本発明を完成した。すなわち本
発明は、次のことからなる。 (1)害虫防除成分を含有する薬剤を担体に保持した薬
剤保持材を送風手段により気体の流れに接触させること
により、該保持材から前記害虫防除成分を気体中にリリ
ースさせて害虫を防除する害虫防除方法において、送風
期間と送風休止期間を交互に設定し、送風期間において
は、収納空間において気中有効薬剤濃度に速やかに達す
る速度で前記害虫防除成分を気体中にリリースさせ、送
風休止期間が送風期間よりも10倍以上長くすることを
特徴とする害虫防除方法。
【0005】(2)装置本体に通気口につながる通気路
を有し、該通気路内の少なくとも1箇所以上に薬剤を担
体に保持した薬剤保持材を固定し、該保持材に保持され
た薬剤は、1種以上の害虫防除成分を含み、前記通気路
内に固定した保持材を前記通気口で生起させた気体の流
れに接触させる害虫防除用装置において、薬剤保持材か
ら有効に害虫防除成分をリリースできる速度で気体を送
るファン式送風装置を有し、前記送風装置は収納空間に
おいて気中有効薬剤濃度に速やかに達する速度で前記害
虫防除成分を気体中にリリースさせるよう送風期間運転
し、送風期間の後、送風期間よりも10倍以上長い送風
休止期間を設定し、送風と送風休止を交互に行う制御手
段を設けたことを特徴とする害虫防除用装置。
【0006】本発明においては、送風期間において、そ
の収納空間全体についてその中の気中薬剤濃度が気中有
効薬剤濃度に早く達するようにするのが好ましいため、
単位時間当たりの揮散量が大きいものを用いるのがよ
い。そのためには、連続運転の場合よりも単位時間当た
りの揮散量が大きくなる送風手段を用いる。従って、送
風装置のファンには、そのような揮散量が得られる送風
量の大きいものを用いる。その代わり、所定の送風期間
の後には送風を停止する送風休止期間を設ける。この送
風休止期間は送風期間よりも長いものである。これは、
送風期間の終わりにおいてその収納空間が気中有効薬剤
濃度に達した後は、その気中薬剤濃度は薬剤が洋服など
による吸着により減少するとか、或いは収納空間の戸の
開閉による空気の出入りにより減少するとしても、その
減少の速度は小さいために、かなり長い時間の送風休止
期間を置いても、その気中薬剤濃度は気中有効薬剤濃度
に近い値を維持できることによるものである。
【0007】そして、その気中薬剤濃度は気中有効薬剤
濃度よりもある程度下がった段階で送風を再開し、送風
期間に入り、気中薬剤濃度を上げるようにする。このよ
うにして、送風期間と送風休止期間とを交互に設けれ
ば、洋服タンス等の中は気中有効薬剤濃度ないしそれに
近い濃度に維持することができる。特に、洋服タンスや
クローゼット等は1日に数回開ける程度で、中の空気が
逃げる量が少ないのでこのような交互運転を行っても、
その中の気中薬剤濃度は有効薬剤濃度ないしそれに近い
濃度に維持することができる。本発明は、このような間
欠的な運転でよいので、ファンは1日のごく少ない時間
だけ動くだけでよいから、電池を用いる場合でもそのの
消耗量は少なく、電池を長期間使用することができる。
さらに、薬剤保持体も、1日のごく少ない時間だけ風が
通ることから、単位時間当たりの揮散量が大きいように
設定して運転しても、1日の通算揮散量は低く抑えら
れ、薬剤保持量が従来と同様な薬剤保持体を使用して
も、長期間にわたって薬剤を揮散させることができる利
点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、害虫防除成分を含む薬剤
を担体に保持する仕方としては、後に詳細に記載するよ
うに紙類、多孔性樹脂類、セラミック等の担体に保持し
て、該担体をケースに納めて固定した状態において気体
に当てる場合のみならず、前記薬剤を液状としてボトル
内に入れ、前記紙類や多孔性樹脂類のような担体のシー
トをボトルの開口部から外部に引き出して、薬液を吸上
げさせてボトル外の部分を非加熱状態で気体に当てる場
合などをも含むものである。本発明を収納空間に適用す
る際には、運転当初ではその収納空間には害虫防除成分
が何も無かったのであるから、気中有効薬剤濃度に達す
るまでは前記の間欠的な送風手段を取ることなく、連続
的な送風を行い、気中有効薬剤濃度に達した後において
間欠的な送風に移るようにするのがよい。ファンを駆動
するモータの送電回路にそのようなプログラムを組み込
んでおくことができる。送風方法については後に詳しく
述べる。
【0009】本発明で用いる害虫防除成分としては、公
知の各種成分が挙げられ、その中でも安全性の観点から
ピレスロイド系の化合物を用いることがより好ましく、
代表的なものを例示すると以下の通りである。 ・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シ
クロペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマ
ート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学工
業株式会社製) ・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シ
クロペンテニル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト(商品名ピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社
製) ・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シ
クロペンテニル d−トランス−クリサンテマート(商
品名バイオアレスリン:ユクラフ社製) ・d−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シク
ロペンテニル d−トランス−クリサンテマート(商品
名エキスリン:住友化学工業株式会社製、商品名エスバ
イオール:ユクラフ社製)
【0010】・(5−ベンジル−3−フリル)メチル
d−シス/トランス−クリサンテマート(一般名レスメ
トリン、商品名クリスロンフォルテ:住友化学工業株式
会社製) ・5−プロパギル−2−フリルメチル− d−シス/ト
ランス−クリサンテマート(一般名フラメトリン、商品
名ピナミンDフォルテ:住友化学工業株式会社製) ・(+)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピ
ニル)−2−シクロペンテニル(+)−シス/トランス
−クリサンテマート(一般名プラレトリン、商品名エト
ック:住友化学工業株式会社製) ・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シ
クロペンテニル−dl−シス/トランス−2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボシキラート(一
般名テラレスリン:住友化学工業株式会社製) ・(1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−
ジオキソ−2−イソインドリル)メチル−dl−シス/
トランス−クリサンテマート(一般名フタルスリン、商
品名ネオピナミン:住友化学工業株式会社製)
【0011】・(1,3,4,5,6,7−ヘキサヒド
ロ−1,3−ジオキソ−2−イソインドリル)メチル−
d−シス/トランス−クリサンテマート(商品名ネオピ
ナミンフォルテ:住友化学工業株式会社製) ・3−フェノキシベンジル−d−シス/トランス−クリ
サンテマート(一般名フェノトリン、商品名スミスリ
ン:住友化学工業株式会社製) ・3−フェノキシベンジル−dl−シス/トランス−3
−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1
−シクロプロパンカルボオキシラート(一般名ペルメト
リン、商品名エクスミン:住友化学工業株式会社製) ・(±)α−シアノ−3−フェノキシベンジル(+)−
シス/トランス−クリサンテマート(一般名シフェノト
リン、商品名ゴキラート:住友化学工業株式会社製) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル dl−
シス/トランス−クリサンテマート(一般名エンペント
リン、商品名ベーパースリン) ・d−トランス−2,3,5,6−テトラフルオロベン
ジル−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チル−1−シクロプロパンカルボキシレート(一般名ベ
ンフルトリン) ・これらの異性体、類縁体など
【0012】本発明においては、これらから選ばれた1
種以上の害虫防除成分を担体に保持して薬剤保持材とし
て用いることができる。この他に有機リン系及びカーバ
メイト系害虫防除成分などの防虫剤、忌避剤、殺卵剤、
増殖阻害剤、拡散性薬剤、防虫性香料、植物精油、テル
ペン類、セキステルペン類などを単独又は組み合わせて
用いることができる。その例をいくつか示すと、忌避
剤、殺卵剤、増殖阻害剤としては、例えばディート、3
−ヒドロキシエチル−p−メンタン−8−オール、
(+)−8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン、カラ
ン−3,4−ジオール、9−ヒドロキシ−1,8−シネ
オール、リナロール、シトロネロール、ゲラニオール、
テレピネオール、イソプレゴール、クミンアルコール、
チモール、オイゲノール、デシルアルコール、シトラー
ル、ペリラアルデヒド、アネトール、ローズオキサイ
ド、カルボン、メントンなどが挙げられる。
【0013】本発明の薬剤保持材を構成する担体として
は、送風手段による気体の流れを遮断、外方に拡散する
ことがないように通気性が良いものが望ましい。そして
薬剤(害虫防除成分など)を十分に保持することができ
るものが望ましい。通気性が良く薬剤を十分に保持する
ことができるものであれば特に限定されない。担体は、
簡単な構造で通気性が大きいという点で、ハニカム状、
すのこ状、格子状、網状等の構造のものが好ましい。材
質としては無機質および有機質の成型材料が挙げられ、
それらから成型されたものとしては、例えば紙類(濾
紙、パルプ、厚紙など)、樹脂類(ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニルなど)、セラミック、ガラ
ス繊維、炭素繊維、化学繊維(ポリエステル、ナイロ
ン、アクリル、ビニロン、ポリエチレン製、ポリプロピ
レン製など)、天然繊維(木綿、絹、羊毛、麻など)、
ガラス繊維、炭素繊維、化学繊維、天然繊維などからの
不織布、多孔性ガラス材料、金網などが挙げられる。
【0014】これら担体に本発明の薬剤を保持し、これ
らの一種又は二種以上を組み合わせて任意の形状にして
使用できる。さらに吸着用担体(薬剤を担体に保持させ
るための補助材)を使用する場合、吸着用担体として
は、ゲル化物質(寒天、カラギーナン、澱粉、ゼラチ
ン、アルギン酸など)や可塑化高分子物質などが挙げら
れる。高分子物質を可塑化する場合には、例えばジオク
チルフタレートなどが使用される。
【0015】なお、蒸散促進用助剤としてアダマンタ
ン、シクロドデカン、シクロデカン、ノルボルナン、ト
リメチルノルボンナン、ナフタリン、樟脳などの昇華性
物質を添加することにより、さらに蒸散効果を高めるこ
ともできる。また、α−〔2−(2−ブトキシエトキ
シ)エトキシ〕−4,5メチレンジオキシ−2−プロピ
ルトルエン(ピペロニルブトキシド)、N−(2−エチ
ルヘキシル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド(MGK−264)、オ
クタクロロジイソプロピルエーテル(S−421)、サ
イネピリン500などの既知の共力剤と混合して使用す
ることができる。
【0016】なお、光、熱、酸化などに対する安定性を
高めるために酸化防止剤や紫外線吸収剤を添加して使用
することにより、効力を安定させることができる。酸化
防止剤としては、例えば2’−メチレンビス(6−te
rt−ブチル−4−エチルフェノール) 2,6−ジ−
tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、
2,6−ジ−tert−ブチルフェノール 2,2’−
メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェ
ノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−te
rt−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス
(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、
4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチ
ルフェノール)、ジブチルヒドロキシノン(DBH)が
挙げられ、紫外線吸収剤としては、例えばBHTのよう
なフェノール誘導体、ビスフェノール誘導体またはフェ
ニル−α−ナフチルアミン、フェネチジンとアセトンと
の縮合物などのアリールアミン類、ベンゾフェノン系化
合物が挙げられる。
【0017】薬剤を前記保持材に吸収・保持させ、空気
等の気体を送って揮散させる場合には、薬剤保持材に残
存する薬剤を知るためインジケーターを添加して置くの
が良い。インジケーター機能を持たせるため、例えば、
担体の色を変化させるにはアリルアミノアントラキノ
ン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン、
1,4−ジアミノアントラキノン、1,4−ジブチルア
ミノアントラキノン、1−アミノ−4−アニリノアント
ラキノンなどの色素を使用することができる。また、薬
剤の残量をインジケートする機能を持たせるため、ラク
トン環を有する電子供与性呈色性有機化合物やフェノー
ル系の水酸基を有する顕色剤および必要なら減感剤を用
い薬剤の揮散(それと共に揮散する減感剤)に伴う担体
の色を変化により薬剤の残量を示す組成物を使用するこ
とができる。またさらに蒸散組成物用の香料などを添加
したり混合してもよい。
【0018】担体に本発明の薬剤(害虫防除成分など)
を保持させる方法としては、該担体に薬剤を滴下塗布、
含浸塗布、スプレー塗布などの液状塗布方法、液状印
刷、はけ塗り等の方法、あるいは担体へ貼り付けする方
法等の方法が利用でき、さらに使用する組成物が液状の
ものでない場合、あるいは溶剤を使用しない場合などで
は、練込み、塗布、印刷などにより適用することができ
る。また、薬剤を担体に上記のように適用する場合、担
体の全面に適用する場合の他、点状、片面あるいは模様
状等部分的に適用することができる。担体に本発明の薬
剤を適用する際に、担体に薬剤の含浸を容易にするため
などの理由で液状薬剤を低粘度化する添加剤として、ミ
リスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、
ラウリル酸ヘキシルなどの脂肪酸エステルやイソプロピ
ルアルコール、ポリエチレングリコール、脱臭ケロシン
などの有機溶剤を必要により使用することができる。担
体に上記の害虫防除成分及び/又は各種薬剤を保持させ
る量は特に制限を受けないが、例えば前記薬剤(害虫防
除成分など)を吸油性材料(例えば紙)に含有させる場
合には吸油性材料中に薬剤を50mg/gから1000
mg/gの範囲、好ましくは100mg/gから700
mg/gの範囲である。
【0019】本発明を実施するのに適する害虫防除装置
のうち、好ましいものを図面を参照して詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る害虫防除装置の概要構成図で
あり、図2は図1の装置に用いる薬剤保持材を示す斜視
図である。害虫防除装置1は、チャンバ2と、直流モー
タ3と、電池5を収容する電池収容部4とからなる。電
池収容部4には電池5の電極に接触する端子(図示せ
ず)が設けてあり、端子は運転制御回路(図示せず)を
介して直流モータ3へと接続している。電池収容部4と
チャンバー2とは、例えば図1に示すように直流モータ
3のケーシング部を介して連結することができる。な
お、直流モータ3に代えて他の駆動機を用いてもよい。
【0020】直流モータ3は、チャンバ2の下面から駆
動軸8を内部に垂直に突出している。チャンバ2は、内
部が中空となっており、直流モータ3を設けた下面に吸
気口6を形成する一方、上面に排気口10を形成してい
る。直流モータ3の駆動軸8には、吸気口6の直上に位
置するファン7を固定している。従って、ファン7が回
転することにより、吸気口6から外気が取り入れられ、
ファン7を通過した外気はチャンバ2の上方へ送られる
ようになっている。上記のように、ファン7が固定され
ている場合の他に、ファン7をフレキシブルに可動させ
るようにすることもでき、例えば、扇風機のように、フ
ァン7を左右若しくは上下に移動するタイプとすること
ができる。チャンバ2内の上方には、薬剤保持材9を排
気口10の直下に配設している。薬剤保持材9は、簡単
な構造で通気性の大きなものが好ましく、例えば図2に
示すハニカム形状の他、網形状、スリット形状、格子形
状若しくは開孔を設けた紙類等の構造のものとすること
ができる。
【0021】ここで用いるファン7は、複数枚の傾斜羽
根を駆動軸8に放射状に設けるように形成されている。
ファン7と直流モータ3とは、いわゆる軸流式送風手段
を構成する。この他、送風手段としては、駆動軸8に平
行な方向に多数の羽根を円筒状に設け、駆動軸8と直交
する方向へ送風を行ういわゆる多翼式送風手段(シロッ
コファン)であってもよい。これらファン7の重量とし
ては、電池で駆動可能な負荷との関係から、30グラム
よりも軽量のものが適当であり、その例をと、プロペラ
ファンで3〜17グラム、シロッコファンで7〜15グ
ラム程度のものが挙げられる。さらに、ICを内蔵する
ブラシレス軸流ファンタイプのもの等を使用することが
できる。また、図3は、別の型式のファン式防虫装置で
あって、小型軽量化を図るために、シッロコファンに代
えてプロペラファンを用いたものである。この装置は、
送風期間と送風休止期間を設定できるセンサ、タイマ等
を有する制御装置11を備えている。
【0022】この装置については、例えば直流モータに
ついての回路に送風期間と送風休止期間とを設定して運
転する制御装置を設ける。この制御装置は予めこれらの
期間を設定しておいてもよいし、任意にこれらの期間を
設定できるようにしてもよい。使用者は、例えばシーケ
ンスモードを用途に応じて選択すると、選択されたシー
ケンスモードに基づいて送風機の運転が制御され、薬剤
の蒸散も制御されるようになる。さらに、使用者が任意
にシーケンスモードを設定するためのプログラム設定機
能が備えられていてもよい。また、この装置は、洋服タ
ンスの中などに入れて使用する関係で、入れた時に邪魔
にならず、排気口から出るガスがその空間内に良く分散
できるような形をもつことが好ましい。
【0023】本発明において、送風期間と送風休止期間
との設定は種々のやり方で行うことができ、そのモード
を分単位、時間単位あるいは日単位で行うことができ、
例えば、1日に2時間オン/22時間オフ、1月に2日
オン/28日オフ、あるいは1時間に5分オン/55分
オフなどで行うことができる。また好ましい態様として
は1〜30分オン/11時間59分〜11時間30分オ
フとすることが示される。送風停止期間は、送風期間の
10〜150倍とすることができる。この送風期間は、
前記したようにその空間に有効成分濃度を与えるための
ものであるから、送風時における当初の薬剤成分濃度の
他、単位時間当たりの揮散量と空間の大きさから決ま
る。また、送風停止期間は、送風停止時における薬剤成
分濃度の他、その空間における単位時間当たりの薬剤成
分濃度の減少率によって決めるのがよいが、送風期間の
少なくとも10倍であるように設定するのがよい。さら
に、この防虫装置をスタートさせるときには、その空間
にはまだ薬剤が使用されていない場合には、その空間全
体に薬剤を充満させる必要があるので、それに必要な時
間だけ送風が行われるように、制御回路にそのようなプ
ログラムを設定しておくのがよい。
【0024】前記薬剤保持体の設置位置はファンの吸気
側でも、また排気側のいずれでも違いがないように考え
られるが、ファンの吸気側に設置するときには、薬剤保
持体にかかる空気流れの速度がその箇所によらず比較的
均一であるのに対し、排気側ではファンの形状により薬
剤保持体の各箇所における空気の流れの速度に大きな差
異があるため、前記したように空気流路に整流板を設け
る等して空気の流れを均一にすることが望ましい。通常
は、薬剤保持体の箇所により薬剤の揮散に大きな差が出
るため、吸気側とすることが好ましい。ただし薬剤保持
体の設置はファンのすぐ前面でなくて少しずれていても
よいが、吸気口よりファンへ吸引される空気流の中に薬
剤保持体があるような位置とする。
【0025】さらに詳しくいえば、送風手段であるファ
ンと薬剤保持体である担体との間隔はあまり近接してい
ないほうが良く、約5mm程度以上の間隔を設けること
が好ましい。両者の間隔が近接していると担体の全面に
均一に風を当てることが難しく、中央部に比べ外方部で
の揮散が不十分となり、揮散むらが起こる原因となる。
例えば、紙製のハニカム状の担体(70×70×15m
m)をシロッコファン(直径5cm、厚さ2cm)を用
いて送風した場合、該ファンを駆動させるための電源電
圧を2.0vから4.0vまでの範囲で変化させた時
は、担体とファンとの間隔は5mmから15mmが好ま
しい。しかし、これらの範囲は限定されるものではな
く、担体ファンの形状、電源電圧、装置の形状及び大き
さそしてこれらの関係や組合せ等により適当なものを選
択することができる。本発明で防除できる害虫の例を挙
げると、衣類害虫であるイガ、コイガ、ヒメカツオブシ
ムシ、ヒメマルカツオブシムシの他に、貯穀害虫のコク
ムストモドキ、ヒララキクイムシ、コクゾウムシ、ジン
サンシバムシ、タバコシバンムシ等が挙げられる。この
他にもゴキブリ、ダニ、ノミ、ハエ、カ等にも適用でき
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。
【0027】実施例1 (試験薬剤) 大きさ : 7×7cmの紙製ハニカム 使用薬剤: ベーパースリン 500mgを含浸 (ファン式装置) ファンの大きさ: 直径が5cmのシロッコ式ファン モータ : 直流モータ 電源 : 単1乾電池2個 (試験装置) 1.試験容器 内容積 500リットルの洋服タンス 2.ファン式装置の設置位置 洋服タンスの内部底面中央
【0028】(試験条件) 1.サンプル 洋服タンスにスーツ13着を等間隔に吊るし、それらの
スーツの両端と端から2着置きに綿布とイガを取り付け
た。 2.使用害虫 イガ:30日令の幼虫を各5頭ずつ 3.取り付けた部位 スーツの肩、背中、内ポケット、すそ 4.ファン式装置の運転条件 a.通電開始後、1時間連続運転 b.以後、12時間おきに5分間運転 5.試験期間 ファン式装置の運転開始後、2週間後及び1ケ月後に各
部位のイガの致死頭数を調べた。 (試験結果)ファン式装置の運転開始後、2週間後及び
1ケ月後における試験結果を第1表及び第2表に示す。
このファン式装置を用いた場合には、害虫防除成分が自
然に拡散する場合とは異なり、害虫防除成分が風で多く
リリースされ、かつ収納空間に害虫防除成分が風で送ら
れるので、収納空間に吊るす衣類の数を多くしても同じ
ような防虫効果が得られる。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】比較例1 実施例1と同じ洋服タンスについて、そのハンガーの吊
り下げ用の棒の中央に市販の揮散タイプの防虫剤を吊り
下げた。この防虫剤はベーパースリン500mgを含有
するものである。その他の試験条件、試験期間などは、
実施例1と同様にした。 (試験結果)防虫剤を吊り下げ後、2週間後及び1ケ月
後における試験結果を第3表及び第4表に示す。
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】試験例 実施例1で使用した防虫剤と通常の吊り下げ型防虫剤と
における通風時の薬剤揮散の違いをみるために、同じフ
ァン式装置に関連して両方の防虫剤をそれぞれ設置し
て、運転して薬剤揮散量を測定した。 (試験薬剤) 1.実施例1で使用した防虫剤 大きさ : 7×7cmの紙製ハニカム 使用薬剤: ベーパースリン 500mgを含浸 2.吊り下げ型防虫剤 大きさ : 2×7cmのシート状紙製 使用薬剤: ベーパースリン 500mgを含浸
【0035】(試験装置) 1.試験容器 内容積 500リットルの洋服タンス 2.ファン式装置の設置位置 洋服タンスの内部底面中央
【0036】(試験条件) 1.防虫剤の設置箇所 実施例1で使用した防虫剤・・・ファン式装置内 吊り下げ型防虫剤・・・・・・・ハンガーの吊り下げ棒
の中央 2.温度 25℃ 3.ファン式装置の運転条件 連続運転 4.試験期間及び測定方法 ファン式装置の運転開始後、1時間後、3時間後、5時
間後、及び12時間後に各防虫剤(サンプル)における
薬剤の残存量を測定し、それから残存率を算出し、それ
に基づいて揮散率を求めた。 (試験結果)試験結果を第5表及び第6表に示す。本発
明によれば、防虫剤保持体を単に吊り下げておくより、
さらに防虫剤保持体を吊り下げて風を当てる場合より
も、よく揮散する。
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、洋服タンスやクローゼ
ットのような狭い収納空間について、ファン式装置を用
いて有効に防虫の作用を行うことができる。従来の吊り
下げ型防虫剤を用いるものよりも、即効的で、強力防虫
の効果が得られる。そして、収納空間に入れておく衣類
の数によらず有効な防虫の効果が得られる。特に、防虫
用の薬剤の保持量が少ない薬剤保持材を用いて、かつ一
般の商用電源を使用しないときでも、少ない電流消費で
長期間に渡って、衣類害虫などに防虫の作用を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる害虫防除装置の概略構成図を示
す。
【図2】図1の害虫防除装置で用いる薬剤保持材の斜視
図を示す。
【図3】本発明で用いる害虫防除装置の他の形態の分解
構成図を示す。
【符号の説明】
1 害虫防除装置 2 チャンバ 3 直流モータ 4 電池収容部 5 電池 6 吸気口 7 ファン 8 駆動軸 9 薬剤保持材 10 排気口 11 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 害虫防除成分を含有する薬剤を担体に保
    持した薬剤保持材を送風手段により気体の流れに接触さ
    せることにより、該保持材から前記害虫防除成分を気体
    中にリリースさせて害虫を防除する害虫防除方法におい
    て、送風期間と送風休止期間を交互に設定し、送風期間
    においては、収納空間において有効薬剤濃度に速やかに
    達する速度で前記害虫防除成分を気体中にリリースさ
    せ、送風休止期間が送風期間よりも10倍以上長くする
    ことを特徴とする害虫防除方法。
  2. 【請求項2】 装置本体に通気口につながる通気路を有
    し、該通気路内の少なくとも1箇所以上に薬剤を担体に
    保持した薬剤保持材を固定し、該保持材に保持された薬
    剤は、1種以上の害虫防除成分を含み、前記通気路内に
    固定した保持材を前記通気口で生起させた気体の流れに
    接触させる害虫防除用装置において、薬剤保持材から害
    虫防除成分をリリースできる速度で気体を送るファン式
    送風装置を有し、前記送風装置は収納空間において気中
    有効薬剤濃度に速やかに達する速度で前記害虫防除成分
    を気体中にリリースさせるよう送風期間運転し、送風期
    間の後、送風期間よりも10倍以上長い送風休止期間を
    設定し、送風と送風休止を交互に行う制御手段を設けた
    ことを特徴とする害虫防除用装置。
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