JPH11179325A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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Publication number
JPH11179325A
JPH11179325A JP9364388A JP36438897A JPH11179325A JP H11179325 A JPH11179325 A JP H11179325A JP 9364388 A JP9364388 A JP 9364388A JP 36438897 A JP36438897 A JP 36438897A JP H11179325 A JPH11179325 A JP H11179325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
container
drain
heating
condensing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9364388A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kakegawa
泰雄 掛川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP9364388A priority Critical patent/JPH11179325A/ja
Publication of JPH11179325A publication Critical patent/JPH11179325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無臭状態で生ごみを簡単に処理することがで
きる生ごみ処理装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の生ごみ処理装置1は、生ごみを
収容する密閉可能な容器13、該容器内の生ごみを加熱
する加熱手段15、加熱された生ごみから発生する蒸気
を冷却してドレインに凝縮する凝縮手段29、該ドレイ
ンを下水に放流する放流管33を備える。生ごみは容器
に入れたまま着脱可能であり、密閉状態で処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は生ごみ処理装置に関
し、特に無臭型の生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭や飲食店等から出される生ご
みの量が急増しており、問題となっている。現在のとこ
ろ、これらの生ごみの大半は、ごみ焼却炉で焼却された
り、埋め立て地に埋め立てられて処理されている。
【0003】しかしながら、ごみ焼却炉の処理能力の伸
びに対してごみの発生量は急激に増加してきており、ご
み焼却炉を増設する必要があるが、周知のようにごみ焼
却炉の増設は容易でない。また、生ごみ処理用の埋め立
て地の確保も困難となっている。したがって、急増する
生ごみの処理が大きな問題となっている。
【0004】このような問題を解決するために、家庭や
飲食店等で簡単に使用できる生ごみ処理装置が開発され
ている。しかしながら、これらの生ごみ処理装置は、生
ごみ加熱の際に悪臭が発生するという問題が生じる。こ
のため、無臭状態で生ごみを簡単に処理できる生ごみ処
理装置への要望が高まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
みてなされたものであり、無臭状態で生ごみを簡単に処
理することができる生ごみ処理装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じた。本発明は、生ごみを
収容する密閉可能な容器と、該容器内の生ごみを加熱す
る加熱手段と、加熱された生ごみから発生する蒸気を冷
却してドレインに凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下
水に放流する放流管と、を備える生ごみ処理装置であっ
て、上記容器が、生ごみを入れたまま取り出し可能であ
ることを特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
【0007】この構成によれば、容器に生ごみを入れた
ままで装置に着脱することができるので、装置周辺を汚
すことなく簡単に生ごみを処理することができる。この
構成においては、上記容器がフッ素樹脂コーティングさ
れていることが好ましい。これにより、容器に加熱され
たごみが付着することを防止できる。
【0008】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記容器の
蓋に、該容器内の生ごみを攪拌する攪拌機が付設されて
いることを特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
【0009】この構成によれば、容器内の乾燥を良好に
行うことができる。また、この構成においては、攪拌機
の回転駆動部が上記蓋の上面に設置されていることが好
ましい。この場合、蓋を外して一緒に攪拌機を清掃する
ことができる。
【0010】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記容器の
蓋に、上記蒸気を上記凝縮手段に導く排気管が付設され
ていることを特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
【0011】この構成によれば、生ごみを加熱すること
により発生した蒸気を効率良く凝縮手段に導くことがで
きる。この構成においては、排気管の一部がフレキチュ
ーブ又は回転継手で構成されていることが、蓋の取り外
しが容易となるので好ましい。
【0012】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、上記容器内の生ごみを攪拌する攪拌機と、を備
える生ごみ処理装置であって、該攪拌機が、生ごみ中で
回転する、弾性部材からなる羽根を有することを特徴と
する生ごみ処理装置を提供する。この構成によれば、生
ごみを攪拌する際に攪拌機の羽根に必要以上の負荷がか
かることを防止でき、羽根の破損やモータの過熱を防止
することができる。
【0013】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記容器
に、容器内の異常昇圧を防止する安全弁が付設されてい
ることを特徴とする生ごみ処理装置を提供する。この構
成によれば、万一、ドレイン凝縮手段または放流管の閉
塞が生じた場合、容器内の加熱された蒸気による異常昇
圧を防止できるので、装置を安全に操作することができ
る。
【0014】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記容器内
の生ごみに風を送る手段が設けられていることを特徴と
する生ごみ処理装置を提供する。この構成によれば、容
器内の乾燥を短時間で良好に行うことができる。
【0015】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記凝縮手
段の入側にフィルターが設けられていることを特徴とす
る生ごみ処理装置を提供する。この構成によれば、ドレ
イン凝縮手段と放流管の閉塞を防ぎ、ごみが下水管に流
れ込むことを防止できる。
【0016】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記凝縮手
段から容器への雰囲気の逆流を防止する逆止弁が付設さ
れていることを特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
これらの構成によれば、生ごみの処理により発生した臭
いが外部に洩れることを防止できる。
【0017】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記容器の
底を加熱するガスバーナが設けられていることを特徴と
する生ごみ処理装置を提供する。
【0018】この構成によれば、効率良く生ごみを加熱
することができる。この構成においては、ガスバーナの
火炎が直接上記容器の底に当らないような均熱板が設け
られていることが好ましい。これにより、局部過熱の発
生を防止することができ、容器内のごみを均一に加熱す
ることができる。
【0019】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に放流する放
流管と、を備える生ごみ処理装置であって、上記容器、
あるいは容器内の生ごみ又は容器外側部の温度を検知す
る温度センサを備え、該温度センサの検出温度が一定値
以上となってある時間経過した場合に上記加熱手段を停
止することを特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
【0020】この構成によれば、必要以上の温度上昇に
よる装置の故障の発生を防止することができる。また、
加熱手段の停止後、上記温度センサの検出温度が一定値
以下となってある時間経過したときに上記加熱手段を再
度作動させることが好ましい。これにより、十分に生ご
みを乾燥させることができる。また、この構成において
は、加熱手段の停止後、上記温度センサの検出温度が一
定値以下となるのに所定以上の時間が経過した場合は、
上記加熱手段を再作動させず、生ごみ乾燥完了を表示す
ることが好ましい。十分乾燥した生ごみの処理に余分の
熱エネルギーを投入することを防止できる。
【0021】また、本発明は、生ごみを収容する密閉可
能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、
加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却してドレイン
に凝縮する凝縮手段と、上記凝縮手段に接続された排水
管と、を備える生ごみ処理装置であって、該排水管が、
サイフォンを介して下水管に接続されることを特徴とす
る生ごみ処理装置を提供する。この構成によれば、生ご
みの処理により発生した臭いが外部に洩れることを防止
できる。また、凝縮されたドレインが逆流することを防
ぐ。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の生ごみ処理装置は、生ご
みを密閉した容器内に入れ、生ごみが焦げない程度(例
えば約130℃)に加熱し、これにより発生した蒸気を
冷却器で冷却し、ドレインを下水へ放流する無臭型の処
理装置である。
【0023】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施
形態に係る生ごみ処理装置を示す概略構成図である。生
ごみ処理装置1は、断熱材で構成された箱型形状を有す
る装置本体(ケース)11と、装置本体11を密閉可能
に開閉できる上蓋12を主要部として構成されている。
【0024】装置本体11においては、その側周面の上
端部に内周縁が窪んだ切り欠き部11aが形成されてい
る。この切り欠き部11aに生ごみ14を収容したごみ
容器13の鍔部13aが置かれるようになっている。こ
れにより、容器13に生ごみを入れたままで装置1への
脱着ができる。
【0025】ごみ容器13は、局部過熱を防止するため
に、熱伝導率の高いアルミニウム等の材質で構成され、
適当な肉厚で構成されていることが好ましい。また、加
熱されたごみの付着を防止するために、表面にフッ素コ
ーティング等の表面処理を施すことが好ましい。
【0026】装置本体11の底面中央には、加熱手段で
あるガスバーナー15が配置されている。ガスバーナー
15の根本部は装置11本体の底を貫通している。この
ガスバーナー15の近傍には、ガスバーナー15に点火
する、圧電火花ライター等の点火装置16が配置されて
いる。また、ガスバーナー15の近傍には、火炎の検出
を行う熱電対等の炎検出器17が配置されている。この
ガスバーナー15は、ごみ容器13の底部から所定の間
隔を開けるように配置されており、ガスバーナー15と
ごみ容器13の底部との間には、ガスバーナー15の上
部を覆うような形態で均熱板18が配置されている。こ
の均熱板18によりごみ容器13の局部過熱を防ぎ、ご
みを均一に加熱し、焦げ付きを防止できる。
【0027】ガスバーナー15には、ガス供給用の配管
が接続されており、ガスが供給されるようになってい
る。また、この配管には、ガス元弁19および電磁弁2
0が設けられており、ガスの供給を調整したり、消火時
にガスの供給を遮断したりするようになっている。
【0028】装置本体11の側面には、排気管21が取
付られており、装置本体11内部からのガスを排気する
ようになっている。また、装置本体11の側面の排気管
21の下部には、装置本体11内部が必要以上に温度上
昇したことを認識させるための過熱警報センサ22およ
び装置本体11内部の温度を検出する温度センサー23
が取り付けられている。これにより、ごみ容器内の温度
を制御することができるとともに、制御装置が故障した
とき、装置の異常を知らせ装置を停止させることができ
る。
【0029】点火装置16、炎検出器17、電磁弁2
0、過熱警報センサ22、および温度センサー23は、
コントローラを兼ねる操作盤24に接続されており、操
作盤24には、AC100Vの電源が供給されるように
なっている。この操作盤24において、種々の設定等が
行えるようになっている。
【0030】上蓋12の中央には、攪拌機25のシャフ
ト25bが貫挿されている。この攪拌機25の回転駆動
部は、上蓋12の上面に設置されている。また、シャフ
ト25bの先端には、羽根25aが取り付けられてい
る。この羽根25aによりごみ容器13内のごみ14を
攪拌するようになっている。なお、この羽根25aは、
ごみ攪拌の際に無理な負荷がかからないように、弾性を
有する材料で作られ、スプリング等でシャフト25bに
弾性支持されることが望ましい。これにより、攪拌機の
破損やモーターの過負荷を防止することができる。
【0031】また、上蓋12には開口12eが形成され
ており、この開口に配管を介して送風機26が取り付け
られている。この送風機26により容器13内に空気を
供給するようになっている。これにより、ごみの乾燥を
短時間で良好に行うことができる。また、上蓋12に
は、安全弁27が設けられており、容器13内の異常昇
圧を防止することができる。
【0032】上蓋12は、装置本体11の上端部でヒン
ジ部材28により回動可能に取り付けられている。上蓋
12のヒンジ部材28側には、排気口12aが設けられ
ており、この排気口12aには、排気通路12bが連通
している。また、排気口12aには、逆止弁12cおよ
びフィルター12dが設けられており、排気されたガス
の逆流や、ごみが下水管に流れ込むことを防止できるよ
うになっている。
【0033】また、排気通路12bは、ヒンジ部材28
内に連通しており、この排気通路12bは回転継手28
aを通って凝縮手段である冷却器29に接続されてい
る。この冷却器29は、例えばフレキシブルチューブ等
からなる波形状の排気通路で構成されており、ガス中の
水蒸気を冷却により凝縮し液化する。このように波形状
にすることにより、伝熱面積を広くして冷却効率を上げ
ることができる。
【0034】冷却器29の側方には、冷却効果を高める
ためにファン30を設置してもよい。このファン30
は、前述の操作盤24に接続されている。また、冷却器
29の下方には、逆流止めであるサイフォン31が設け
られており、凝縮したドレインの逆流やにおいの逆流を
防止することができる。なお、サイフォン31は、装置
本体11内の温度が下がり負圧になったときにサイフォ
ン31内の水が逆流しないように、適当な空間36を設
けることが好ましい。また、サイフォン31の下流で
は、家庭の流し32からの放流管である排水管33と連
結しており、下水に放流できるようになっている。これ
により、装置本体11が密閉状態で下水にドレインを放
流することができる。
【0035】なお、装置本体11の切り欠き部11aお
よび上蓋12のごみ容器13の鍔部13aには、パッキ
ン等のシール材34が取り付けられており、上蓋12と
ごみ容器13との間およびごみ容器13と装置本体11
との間を密着可能に構成している。上蓋12と装置本体
11とは、上蓋12の自重や止め金具等により気密性を
保つことができる。また、装置本体11は、架台35に
より支持されている。
【0036】図2は、本発明に係る生ごみ処理装置を使
用手順を説明する図である。図2(A)はごみを容器に
投入したときの状態、図2(B)はごみ容器を装置に設
置したときの状態を示す。上記構成を有する生ごみ処理
装置では、まず、図2(A)に示すように、ごみ容器1
3に生ごみ14を入れ、図2(B)に示すように、上蓋
12を開けて、装置本体11に容器13をセットし、上
蓋12を閉める。
【0037】図3は、本発明に係る生ごみ処理装置の原
理を説明する図である。次いで、この状態で電磁弁20
を開きガスバーナー15を点火する。このとき、容器1
3内のごみ14は攪拌機25により攪拌されながら加熱
される。この加熱により発生した蒸気は上蓋12の排気
通路12bから冷却器29に導かれ、冷却され凝縮しド
レインとなる。このときファン30で冷却を促進しても
よい。その後、このドレインを下水に放流する。
【0038】加熱時、ごみ容器13内の温度が所定の温
度、例えば130℃になるように、温度センサー23を
用いて制御する。温度センサー23の検出温度が一定値
以上となってある時間(例えば5分)が経過した場合に
は、ガスバーナー15を停止させる。これにより、安全
に処理を行うことができる。
【0039】また、ガスバーナー15の停止後、温度セ
ンサー23の検出温度が一定値、例えば130℃以下と
なってある時間(例えば10分)が経過したときには、
十分に生ごみを乾燥させるためにガスバーナー15を再
度作動させる。これにより、安全な状態で自動的に処理
を再開させることができる。なお、ガスバーナー15の
停止後、温度センサー23の検出温度が一定値以下とな
るのに所定以上の時間(例えば30分)が経過した場合
は、ガスバーナー15を再作動させず、生ごみ乾燥完了
を操作盤24等に表示するようにしても良い。これによ
り、生ごみの乾燥完了を容易に確認することができる。
乾燥の終了を直ちに知ることにより、装置への負荷が減
り、余分のエネルギー投入を防ぐことができる。また、
予めタイマー等によって所定時間経過後に自動的に運転
を停止してもよい。
【0040】このような生ごみ処理装置によれば、密閉
処理ができるので、無臭での処理が可能となる。また、
生ごみを容器に入れ、処理後に乾燥したごみを取り出す
だけであるので、取り扱いが簡単である。また、処理後
のごみは、乾燥してあるので、においの発生がほとんど
なく、保存も容易となり、堆肥等の原料としてリサイク
ルが可能である。この場合、バイオ方式と異なるので、
バイオ菌の投入や菌床の管理が不要となる。
【0041】また、この生ごみ処理装置は、高温処理を
行うので、有害な細菌を死滅させ、虫等の発生がない。
しかも小型化が可能であり、においが洩れないので、室
内設置が可能となる。さらに、構造が簡単であり、生ご
み以外の異物が混入されても装置の部品に損傷や摩耗を
与えにくい。
【0042】上記実施形態においては、処理装置の温度
制御を温度センサーによるごみ容器の温度検知により行
う場合について説明しているが、本発明は、処理装置の
温度制御を温度センサーによるごみ容器内の雰囲気温度
の検知により行う場合にも適用することができる。
【0043】上記実施形態においては、装置本体にごみ
容器を取り外しできるような構成である場合について説
明しているが、本発明は、ごみ容器を装置本体に固定し
た構成である場合にも適用することができる。この場
合、効率良く排気できるように、排気管をごみ容器側に
取り付けても良い。
【0044】上記実施形態においては、加熱手段がガス
バーナーである場合について説明しているが、本発明
は、加熱手段が電気ヒーターである場合にも適用するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】本発明のごみ処理装置は、生ごみを収容
する密閉可能な容器と、該容器内の生ごみを加熱する加
熱手段と、加熱された生ごみから発生する蒸気を冷却し
てドレインに凝縮する凝縮手段と、該ドレインを下水に
放流する放流管と、を備えることを特徴とするもので、
生ごみを密閉した容器に入れ、焦げない程度に加熱し、
発生した蒸気を冷却し、ドレインを下水へ放流する。こ
のように、密閉処理が可能であるので、無臭で生ごみを
処理することができ、周囲環境の汚染を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る生ごみ処理装置を示
す概略構成図である。
【図2】本発明に係る生ごみ処理装置を使用手順を説明
するための図である。図2(A)はごみをごみ容器に投
入したときの状態、図2(B)はごみ容器を装置に設置
したときの状態を示す。
【図3】本発明に係る生ごみ処理装置の原理を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…生ごみ処理装置、11…装置本体、11a…切り欠
き部、12…上蓋、12a…排気口、12b…排気通
路、12c…逆止弁、12d…フィルター、12e…開
口、13…ごみ容器、13a…鍔部、14…生ごみ、1
5…ガスバーナー、16…点火装置、17…炎検出器、
18…均熱板、19…ガス元弁、20…電磁弁、21…
排気管、22…過熱警報センサ、23…温度センサー、
24…操作盤、25…攪拌機、25a…羽根、25b…
シャフト、26…送風機、27…安全弁、28…ヒンジ
部、28a…回転継手、29…冷却器、30…ファン、
31…サイフォン、32…流し、33…排水管、34…
シール材、35…架台、36…空間。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、該
    容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生ご
    みから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝縮
    手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備え
    る生ごみ処理装置であって;上記容器が、生ごみを入れ
    たまま取り出し可能であることを特徴とする生ごみ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 上記容器がフッ素樹脂コーティングされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、該
    容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生ご
    みから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝縮
    手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備え
    る生ごみ処理装置であって;上記容器の蓋に、該容器内
    の生ごみを攪拌する攪拌機が付設されていることを特徴
    とする生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記攪拌機の回転駆動部が上記蓋の上面
    に設置されていることを特徴とする請求項3記載の生ご
    み処理装置。
  5. 【請求項5】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、該
    容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生ご
    みから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝縮
    手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備え
    る生ごみ処理装置であって;上記容器の蓋に、上記蒸気
    を上記凝縮手段に導く排気管が付設されていることを特
    徴とする生ごみ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記排気管の一部がフレキシブルチュー
    ブ又は回転継手で構成されていることを特徴とする請求
    項5記載の生ごみ処理装置。
  7. 【請求項7】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、該
    容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生ご
    みから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝縮
    手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、上記容
    器内の生ごみを攪拌する攪拌機と、を備える生ごみ処理
    装置であって;該攪拌機が、生ごみ中で回転する、弾性
    部材からなる羽根を有することを特徴とする生ごみ処理
    装置。
  8. 【請求項8】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、該
    容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生ご
    みから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝縮
    手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備え
    る生ごみ処理装置であって;上記容器に、容器内の異常
    昇圧を防止する安全弁が付設されていることを特徴とす
    る生ごみ処理装置。
  9. 【請求項9】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、該
    容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生ご
    みから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝縮
    手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備え
    る生ごみ処理装置であって;上記容器内の生ごみに風を
    送る手段が設けられていることを特徴とする生ごみ処理
    装置。
  10. 【請求項10】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、
    該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生
    ごみから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝
    縮手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備
    える生ごみ処理装置であって;上記凝縮手段の入側にフ
    ィルターが設けられていることを特徴とする生ごみ処理
    装置。
  11. 【請求項11】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、
    該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生
    ごみから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝
    縮手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備
    える生ごみ処理装置であって;上記凝縮手段から容器へ
    の雰囲気の逆流を防止する逆止弁が付設されていること
    を特徴とする生ごみ処理装置。
  12. 【請求項12】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、
    該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生
    ごみから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝
    縮手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備
    える生ごみ処理装置であって;上記容器の底を加熱する
    ガスバーナが設けられていることを特徴とする生ごみ処
    理装置。
  13. 【請求項13】 上記ガスバーナの火炎が直接上記容器
    の底に当らないような均熱板が設けられていることを特
    徴とする請求項12記載の生ごみ処理装置。
  14. 【請求項14】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、
    該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生
    ごみから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝
    縮手段と、該ドレインを下水に放流する放流管と、を備
    える生ごみ処理装置であって;上記容器、あるいは容器
    内の生ごみ又は容器外側部の温度を検知する温度センサ
    を備え、 該温度センサの検出温度が一定値以上となってある時間
    経過した場合に上記加熱手段を停止することを特徴とす
    る生ごみ処理装置。
  15. 【請求項15】 上記加熱手段の停止後、上記温度セン
    サの検出温度が一定値以下となってある時間経過したと
    きに上記加熱手段を再度作動させることを特徴とする請
    求項14記載の生ごみ処理装置。
  16. 【請求項16】 上記加熱手段の停止後、上記温度セン
    サの検出温度が一定値以下となるのに所定以上の時間が
    経過した場合は、上記加熱手段を再作動させず、生ごみ
    乾燥完了を表示することを特徴とする請求項15記載の
    生ごみ処理装置。
  17. 【請求項17】 生ごみを収容する密閉可能な容器と、
    該容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、加熱された生
    ごみから発生する蒸気を冷却してドレインに凝縮する凝
    縮手段と、上記凝縮手段に接続された排水管と、を備え
    る生ごみ処理装置であって;該排水管が、サイフォンを
    介して下水管に接続されることを特徴とする生ごみ処理
    装置。
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