JPH05180560A - 乾燥濃縮方法および装置 - Google Patents

乾燥濃縮方法および装置

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JPH05180560A
JPH05180560A JP3194364A JP19436491A JPH05180560A JP H05180560 A JPH05180560 A JP H05180560A JP 3194364 A JP3194364 A JP 3194364A JP 19436491 A JP19436491 A JP 19436491A JP H05180560 A JPH05180560 A JP H05180560A
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JP
Japan
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housing
space
pipe line
supplied
drying
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JP3194364A
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English (en)
Inventor
Shigenori Wada
滋憲 和田
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 比較的レベルの低い排熱の有効利用により、
乾燥または濃縮を行うことができる乾燥濃縮方法および
装置を提供する。 【構成】 蓋1により開閉可能な密開ハウジング2内に
処理槽3を設け、処理槽は上方が開放されハウジング2
の空間4に連通している。内方には伝熱板5が設けら
れ、内部空間6には被乾燥物が収縮され、攪拌羽根7に
より攪拌され、伝熱が促進される。攪拌羽根7は蓋1内
の駆動源8により回転駆動される。処理槽3内の部屋9
には管路10から熱源流体が供給され空間6内の物体を
昇温し、管路11を経て排出される。ハウジング2の下
部のノズル12には水蒸気源13から電磁弁SVIを介
して水蒸気が供給される。伝熱管14には管路15から
冷却用冷媒また空気などが圧送供給され管路16から排
出される。管路18には電磁弁SV2を介して逆止弁1
9が接続され、空間4内の気体が排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類、食品および都市
ごみなどを乾燥し、または水溶液などの濃縮を行うため
の乾燥濃縮方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、比較的低温度、たとえば20
〜50℃の温水排熱を利用して、乾燥または濃縮をする
ことが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、温水
などの比較的レベルの低い排熱を有効に利用して乾燥ま
たは濃縮を行うことができる乾燥濃縮方法および装置を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、密閉ハウジン
グ内に設けられた加熱可能な処理槽内に、乾燥または濃
縮すべき物体を収納し、ハウジング内に水蒸気を供給し
てハウジング内の空気を排出し、ハウジング内を冷却し
てハウジング内を負圧にし、処理槽内の物体を加熱する
ことを特徴とする乾燥濃縮方法および装置である。
【0005】また本発明は、蓋によって開閉可能な密閉
ハウジングと、ハウジング内の空間に連通し、ハウジン
グ内に設けられ、乾燥または濃縮すべき物体が収納さ
れ、その物体を間接加熱する処理槽と、水蒸気を供給す
る水蒸気源と、ハウジング内の空間を冷却する手段と、
ハウジングと水蒸気源との間に介在される開閉弁と、ハ
ウジング内の気体を排出する弁と、開閉弁を間欠的に開
閉する制御手段とを含むことを特徴とする乾燥濃縮装置
である。
【0006】また本発明は、ハウジング内の空気を排出
するための逆止弁が設けられることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に従えば、密閉ハウジング内に加熱可能
な処理槽を設け、この処理槽内に乾燥または濃縮すべき
物体を収納し、このハウジング内に水蒸気を供給してハ
ウジング内の空気を排出し、次にハウジング内を冷却
し、これによってハウジング内を大気圧よりも低い負圧
にし、この状態で処理槽内の物体を加熱することによっ
て、前記物体から水分などが蒸発され、乾燥または濃縮
が行われる。ハウジングは、保温などのための断熱を行
う構造とする必要はない。
【0008】ハウジング内、したがって処理槽内は、負
圧となるので、たとえば20〜50℃の温水などの比較
的レベルの低い排熱を利用して、上述のように物体の乾
燥または濃縮を行うことができる。
【0009】処理槽は、物体を間接加熱する構成とし、
水蒸気源からの水蒸気を、開閉弁を介してハウジング内
に供給し、ハウジング内の空気は、開閉操作される弁な
いしは逆止弁を介して排出し、水蒸気雰囲気のみとした
後、冷却手段によりハウジング内の水蒸気を凝縮させれ
ば冷却手段の温度に応じた負圧が得られ、冷却手段より
高い温度の加熱源の存在で処理物の積極的蒸発乾燥が可
能である。したがって低温度の温水などの排熱を有効に
利用することが可能になる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の乾燥濃縮装置の
全体の構成を示す断面図である。蓋1によって開閉可能
な真空容器である密閉ハウジング2内には、処理槽3が
設けられる。この処理槽3は上方に開放しており、ハウ
ジング2内の空間4に連通している。処理槽3の内方に
は、伝熱板5が設けられ、その内部の空間6には、乾燥
されるべき物体、たとえば衣類、食品および都市ごみな
どが収納され、あるいはまた他の実施例として、この空
間6には、濃縮すべき水溶液が貯留される。このような
物体は、撹拌羽根7によって撹拌され、伝熱が促進され
る。撹拌羽根7は、たとえば蓋1に設けられたモータな
どの駆動源8によって鉛直軸線まわりに回転駆動され
る。
【0011】処理槽3の伝熱板5によって仕切られた部
屋9には、管路10からたとえば20〜50℃の温水な
どの熱源流体が供給され、その熱によって空間6内の物
体が前述のように昇温する。この部屋9内の温水は、管
路11を経て排出される。
【0012】ハウジング2の下部には、ノズル12が設
けられ、このノズル12には水蒸気源13から開閉弁で
ある電磁弁SV1を介して水蒸気が供給される。処理槽
3の下方であって、ノズル12の上方には、多数の上下
に延びるフィンを備える冷却のための伝熱管14が設け
られる。この伝熱管14には、管路15から冷却のため
の水などの冷媒または空気などが圧送供給され、その伝
熱管14からの冷媒流体は管路16から排出される。伝
熱管14の上方には、多数の透孔を有する拡散板17が
設けられ、これによってノズル12からの水蒸気が拡散
されて、その拡散板17の上方に供給される。
【0013】ハウジング2の上部には、管路18が設け
られ、この管路18には電磁弁SV2を介して逆止弁1
9が接続され、空間4内の気体が排出される。
【0014】ハウジング2の空間4の最下部にはドレン
パン20が設けられ、このドレンパン20からのドレン
は、管路21を介して、さらに電磁弁SV4を経て外部
に排出される。ノズル12には、後述のように負圧とな
った空間4内に空気を供給するための管路23が接続さ
れ、この管路23には電磁弁SV3が介在される。管路
10,16には電磁弁SV5,SV6がそれぞれ介在さ
れる。
【0015】ハウジング2は、断熱されていないたとえ
ば金属板などから成り、したがって乾燥されるべき物体
から蒸発した水蒸気は、ハウジング2の内面に接触して
凝縮が促進される。
【0016】蓋1は、シール手段24によってハウジン
グ2の上部に形成された開口25を塞ぐことができる。
ハウジング2の上部には大気圧弁26が設けられる。
【0017】図2は、大気圧弁26の断面図である。ハ
ウジング2の上部に連通する管路27の上端部には弁座
28が形成され、球状の弁体29がその自重で着座する
ことができる。ハウジング2内の空間4が大気圧を超え
る圧力になったとき、弁体29が弁座28から離間し、
したがってハウジング2内が大気圧を超える圧力になる
ことが防がれる。マイクロコンピュータなどによって実
現される処理回路30は、電磁弁SV1〜SV7を開閉
制御する。
【0018】図3は、処理回路30の動作を説明するた
めのフローチャートである。ステップb1からステップ
b2に移り、このステップb2〜ステップb8は、ハウ
ジング2内の空間4、したがって処理槽3内の空間6を
大気圧未満の負圧にする動作が行われ、このために複数
m0回、空間4内に水蒸気が供給され、伝熱管14によ
ってその空間4が冷却される動作が繰返される。まず蓋
1を開いて処理槽3の空間6内に乾燥または濃縮すべき
物体を収納し、その後蓋1をシール手段24によって気
密に装着して空間4を気密にする。ステップb2では、
処理回路30内のメモリの内容mを1とし、次のステッ
プb3では、電磁弁SV1,SV2を開き、水蒸気源1
3からの水蒸気をノズル12から空間4内に噴射し、空
間4内の空気を管路18および電磁弁SV2、さらに逆
止弁19を経て排出し、こうして空間4内の空気を水蒸
気でパージする。電磁弁SV3〜SV6は閉じたままで
ある。
【0019】ステップb4において、予め定める時間W
1経過して、空間4内の空気を水蒸気でパージし終えた
後には、ステップb5に移り、電磁弁SV1,SV2を
遮断して、電磁弁SV6を開き、伝熱管14に冷却用流
体を供給する。これによって空間4,6内が負圧にな
り、この状態がステップb6で予め定める時間W2経過
したことが判断されると、メモリの内容mが1だけイン
クリメントし、次のステップb8を経て、同様な動作が
ステップb3〜b7において繰返される。こうして空間
4内の水蒸気の供給と伝熱管14による冷却とが複数m
0回繰返されることによって、空間4,6内の負圧の絶
対値が大きくなる。
【0020】空間4,6内の負圧の絶対値が大きくなっ
た後には、ステップb9に移る。
【0021】ステップb9では、電磁弁SV5を開き、
熱源としての温水を処理槽3の部屋9に供給し、空間6
に収納されている物体を加熱する。これによって物体の
水分などの発生蒸気は、伝熱管14によって冷却され凝
縮し、回収され、その凝縮液はドレンパン20によって
受けられる。
【0022】処理槽3内の空間6の物体が乾燥状態とな
ると、空間4内の圧力が低下する。空間4内の圧力は圧
力検出器31によって検出され、この検出圧力が、予め
定める圧力値P1未満になったことが処理回路30にお
いて検出されると、ステップb10では乾燥完了したも
のと判断し、次のステップb11では、電磁弁SV3を
開き、管路23から空間4,6内に空気を導入する。圧
力検出器31による検出圧力Pが大気圧P0になったも
のとステップb12において判断されると、次のステッ
プb13では、ドレン用電磁弁SV4を開き、ドレンを
排出し、こうして一連の動作をステップb14において
終了する。
【0023】前述のステップb4,b6の時間W1,W
2は、たとえば10秒程度であってもよい。モータ8に
よる撹拌羽根7の駆動は、ステップb3〜b8において
行われる。
【0024】本発明の他の実施例として、処理槽3の空
間6を開閉可能に密閉構造とし、この空間6を、ハウジ
ング2の空間4に管などで接続して構成してもよい。
【0025】処理槽3内の空間6に収納される物体は、
水溶液などの濃縮されるべき物体であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、密閉ハウ
ジング内に設けられた加熱可能な処理槽内に、乾燥また
は濃縮すべき物体を収納し、そのハウジング内に水蒸気
を供給してハウジング内の空気を排出し、ハウジング内
を冷却してハウジング内を負圧にし、これによって温水
などの比較的レベルの低い排熱を利用して処理槽内の物
体を加熱し、物体の水分などの蒸発を行って、その物体
の乾燥または濃縮を行うことができる。
【0027】また本発明によれば、処理槽は、物体を間
接加熱する構成とし、これによって上述のように温水な
どの排熱を容易に利用することができ、水蒸気源から、
間欠的に開閉される開閉弁を介して水蒸気を供給し、ハ
ウジング内、したがって処理槽内の負圧の絶対値を大き
くし、一層低温度の温水などの排熱を、有効に利用する
ことができるようになる。
【0028】さらに本発明によれば、ハウジング内の気
体を、たとえば逆止弁を介して排出することによって、
簡単な構成で、ハウジング内の負圧を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す断面図で
ある。
【図2】大気圧弁26の構成を示す断面図である。
【図3】処理回路30の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 蓋 2 ハウジング 3 処理槽 4.6 空間 5 伝熱板 7 撹拌羽根 12 ノズル 13 水蒸気源 14 伝熱管 19 逆止弁 20 ドレンパン 26 大気圧弁 30 処理回路 SV1〜SV6 電磁弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ハウジング内に設けられた加熱可能
    な処理槽内に、乾燥または濃縮すべき物体を収納し、 ハウジング内に水蒸気を供給してハウジング内の空気を
    排出し、 ハウジング内を冷却してハウジング内を負圧にし、 処理槽内の物体を加熱することを特徴とする乾燥濃縮方
    法および装置。
  2. 【請求項2】 蓋によって開閉可能な密閉ハウジング
    と、 ハウジング内の空間に連通し、ハウジング内に設けら
    れ、乾燥または濃縮すべき物体が収納され、その物体を
    間接加熱する処理槽と、 水蒸気を供給する水蒸気源と、 ハウジング内の空間を冷却する手段と、 ハウジングと水蒸気源との間に介在される開閉弁と、 ハウジング内の気体を排出する弁と、 開閉弁を間欠的に開閉する制御手段とを含むことを特徴
    とする乾燥濃縮装置。
  3. 【請求項3】 ハウジング内の空気を排出するための逆
    止弁が設けられることを特徴とする請求項2記載の乾燥
    濃縮装置。
JP3194364A 1991-08-02 1991-08-02 乾燥濃縮方法および装置 Pending JPH05180560A (ja)

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JP3194364A JPH05180560A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 乾燥濃縮方法および装置

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JPH05180560A true JPH05180560A (ja) 1993-07-23

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JP (1) JPH05180560A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179325A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Tokyo Gas Co Ltd 生ごみ処理装置
CN113739525A (zh) * 2021-08-23 2021-12-03 刘小林 一种口腔科气溶胶防护装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179325A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Tokyo Gas Co Ltd 生ごみ処理装置
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