JPH10225506A - 高圧蒸気滅菌装置 - Google Patents

高圧蒸気滅菌装置

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Publication number
JPH10225506A
JPH10225506A JP9030815A JP3081597A JPH10225506A JP H10225506 A JPH10225506 A JP H10225506A JP 9030815 A JP9030815 A JP 9030815A JP 3081597 A JP3081597 A JP 3081597A JP H10225506 A JPH10225506 A JP H10225506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
sterilized
cooling
main body
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9030815A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fujii
啓次 藤井
Ichiro Sato
佐藤  一郎
Takashi Mitsuta
孝 光田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scientific Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scientific Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10225506A publication Critical patent/JPH10225506A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外からの雑菌の侵入を防ぎ、被滅菌物からの
水分の蒸発を促進して迅速な乾燥状態を確保する。 【解決手段】 内部に被滅菌物がセットされる滅菌装置
本体1に、滅菌工程時に蒸気を発生させる滅菌用のヒー
タ13と、乾燥工程時に被滅菌物を乾燥させる乾燥用の
ヒータ9とを設け、前記乾燥用のヒータ9による被滅菌
物の乾燥と同時に、冷却手段31によって滅菌装置本体
1の一部分を冷却し、冷却により蒸発する水分を凝縮さ
せて、滅菌装置本体1内を常に未飽和状態として、被滅
菌物からの水分の蒸発の促進を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧蒸気滅菌装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高圧蒸気滅菌装置にあっては、
高圧の蒸気による滅菌工程完了後、被滅菌物を乾燥させ
る乾燥工程に入る。乾燥工程では、乾燥用のヒータで、
滅菌装置本体の外周を加熱し、内部にセットされた被滅
菌物に含まれる水分を蒸発させる手段となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾燥工程では、被滅菌
物に含まれる水分を蒸発させ、それを外へ搬出すること
で、乾燥を行なうものであるが、例えば、ガーゼ等の被
滅菌物にあっては、蒸気による滅菌工程時に水分を多量
に吸収するため、乾燥に時間がかかる。
【0004】この場合、蒸発した水分を外へ迅速に排出
し、内部を未飽和状態とすることで、乾燥時間の短縮が
図れるようになるが、迅速に排出する手段としては、排
気口の口径を大きくすることで達成できる。あるいは、
真空ポンプで強制的に吸引排気することでも達成でき
る。
【0005】しかしながら、排気口の口径を大きくする
前者にあっては、雑菌が外から侵入し易くなる等望まし
くない。そこで、雑菌の侵入を嫌って口径を小さくする
と、円滑な排出が行なわれず乾燥に時間がかかる。
【0006】また、真空ポンプを用いる後者にあって
は、高価な真空ポンプが必要で、コストアップにつなが
り、コスト性の面で望ましくない。
【0007】そこで、この発明は、外からの雑菌の侵入
を阻止し、乾燥時間の短縮を図ると共に、コスト性の面
でも好ましい高圧蒸気滅菌装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、内部に被滅菌物がセットされる滅菌装
置本体に、滅菌工程時に蒸気を発生させる滅菌用のヒー
タと、乾燥工程時に被滅菌物を乾燥させる乾燥用のヒー
タとを備えた高圧蒸気滅菌装置において、前記乾燥用の
ヒータによる被滅菌物の乾燥と同時に、滅菌装置本体の
一部分を冷却する冷却手段を備える。
【0009】冷却手段としては、滅菌装置本体の底部に
冷却風を送風する冷却ファン、あるいは、滅菌装置本体
の底部に冷却水を送り込む冷却パイプがある。
【0010】かかる高圧蒸気滅菌装置によれば、高圧蒸
気による滅菌工程完了後、蒸気発生用の水を抜いた後、
被滅菌物を乾燥する乾燥工程に入る。乾燥工程にあって
は、乾燥用のヒータにより被滅菌物を加熱して水分を蒸
発させる一方、冷却手段によって滅菌装置本体の底部側
を冷却する。これにより、滅菌装置本体内で蒸発した水
分は、順次冷却された低温却に凝縮するため、本体内は
飽和状態になることはない。この結果、蒸発が促進され
て迅速な乾燥状態が得られると共に、外から雑菌が侵入
する虞れもない。
【0011】この場合、冷却手段は、冷却ファン又は冷
却パイプのため、真空ポンプに比べて安価で済みコスト
アップを招くこともない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1の図面を参照しながら
この発明の実施の形態について説明する。
【0013】図中1は高圧蒸気滅菌装置3の滅菌装置本
体を示しており、上方の解放口となる出し入れ口は開閉
可能な蓋5によって閉塞され、チャンバー7内は密閉状
態が確保されるようになっている。滅菌装置本体1の外
周には、装置本体1の外周を加熱する乾燥用のヒータ9
が設けられる一方、チャンバー7内の底には蒸気発生用
の水11と、水を沸騰させる滅菌用のヒータ13と、被
滅菌物載置台15がそれぞれ設けられている。水温は第
1の温度検出センサ17によって、チャンバー7内の温
度は第2の温度検出センサ19によってそれぞれ検出さ
れるようになっている。第1の温度検出センサ17は滅
菌装置本体1の底部に設けられると共に、第2の温度検
出センサ19は前記被滅菌物載置台15より上方で、滅
菌装置本体1の周壁に設けられている。蒸気発生用の水
11は底部に設けられたドレインパイプ21の排水弁2
3を開とすることで排水可能となる。また、チャンバー
7内の高温の蒸気は、滅菌装置本体1と排出容器(図示
していない)をつなぐ排気管25に設けられた開閉弁2
7を開とすることで排出容器内へ逃がすことが可能とな
り、各弁23,27は図外の制御部からの信号によって
作動制御されるソレノイド29により開閉自在に制御さ
れる。
【0014】即ち、開閉弁27は空気抜き工程時に開
に、滅菌工程時に閉にそれぞれ制御される。また、排水
弁23は、乾燥工程時に入る前に水が全部排出されるよ
う開になると共に、乾燥工程時において、前記開閉弁2
7と一緒に閉に制御されるようになっている。
【0015】一方、滅菌装置本体1の底部には、冷却手
段となる冷却ファン31が設けられている。冷却ファン
31は、駆動部33により回転することで、滅菌装置本
体1の底部へ向けて冷却風を送風し、底部を冷却するよ
うになる。
【0016】このように構成された高圧蒸気滅菌装置に
よれば、被滅菌物を被滅菌物載置台15にセットした
後、空気抜き工程に入る。空気抜き工程では、開閉弁2
7を開とし、滅菌用のヒータ13をオンとして蒸気を発
生させ、蒸気と一緒に滅菌装置本体1内の空気を外へ排
出する。一定時間経過後に開閉弁27を閉として滅菌工
程に入る。滅菌工程では、蒸気により一定時間滅菌した
後、乾燥工程に入る。乾燥工程では、排水弁23を開と
して蒸気発生用の水を全部抜いた後、閉とし、乾燥用の
ヒータ9をオンとして滅菌装置本体1の外周を加熱す
る。同時に冷却ファン31を回転させて滅菌装置本体1
の底部を冷却する。これにより被滅菌物から蒸発した水
分は冷却ファン31で冷却された底部内面に順次凝縮す
るため、滅菌装置本体1内は蒸発した水分によって飽和
状態になることはない。この結果、被滅菌物からの蒸発
が促進され、迅速な乾燥が得られると共に、外から雑菌
が侵入することもない。
【0017】一方、冷却手段は、冷却ファン31のた
め、真空ポンプに比べて安価で済みコストアップを招く
こともない。
【0018】この場合、冷却手段となる冷却ファン31
にかえて、図2,図3に示す如く、滅菌装置本体1内の
底部に、止水弁35を有する冷却パイプ37を設け、冷
却パイプ37に冷却水を流すことでも、冷却ファン31
と同様の効果が期待できる。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の高圧
蒸気滅菌装置によれば、乾燥用のヒータによって蒸発す
る水分を順次凝縮し、滅菌装置本体内を常に未飽和の状
態にできるため、被滅菌物からの水分の蒸発の促進が可
能となり、迅速な乾燥が得られると共に、外からの雑菌
の侵入を防ぐことができる。また、冷却手段も安価で済
み、コスト性の面でも大変好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる高圧蒸気滅菌装置の概要切断
説明図。
【図2】冷却手段の別の実施の形態を示した図1と同様
の概要切断説明図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 滅菌装置本体 9 乾燥用のヒータ 13 滅菌用のヒータ 31 冷却ファン(冷却手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に被滅菌物がセットされる滅菌装置
    本体に、滅菌工程時に蒸気を発生させる滅菌用のヒータ
    と、乾燥工程時に被滅菌物を乾燥させる乾燥用のヒータ
    とを備えた高圧蒸気滅菌装置において、前記乾燥用のヒ
    ータによる被滅菌物の乾燥と同時に、滅菌装置本体の一
    部分を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする高圧
    蒸気滅菌装置。
  2. 【請求項2】 冷却手段は、滅菌装置本体の底部に冷却
    風を送風する冷却ファンであることを特徴とする請求項
    1記載の高圧蒸気滅菌装置。
  3. 【請求項3】 冷却手段は、滅菌装置本体の底部に冷却
    水を送り込む冷却パイプであることを特徴とする請求項
    1記載の高圧蒸気滅菌装置。
JP9030815A 1997-02-14 1997-02-14 高圧蒸気滅菌装置 Pending JPH10225506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030815A JPH10225506A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 高圧蒸気滅菌装置

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JP9030815A JPH10225506A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 高圧蒸気滅菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10225506A true JPH10225506A (ja) 1998-08-25

Family

ID=12314204

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JP9030815A Pending JPH10225506A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 高圧蒸気滅菌装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108452329A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 上海沃迪自动化装备股份有限公司 一种固态物料灭菌装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108452329A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 上海沃迪自动化装备股份有限公司 一种固态物料灭菌装置
CN108452329B (zh) * 2017-02-17 2024-04-02 上海沃迪自动化装备股份有限公司 一种固态物料灭菌装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020129