JP2003062544A - 生ゴミ処理機 - Google Patents
生ゴミ処理機Info
- Publication number
- JP2003062544A JP2003062544A JP2001259782A JP2001259782A JP2003062544A JP 2003062544 A JP2003062544 A JP 2003062544A JP 2001259782 A JP2001259782 A JP 2001259782A JP 2001259782 A JP2001259782 A JP 2001259782A JP 2003062544 A JP2003062544 A JP 2003062544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- tank
- garbage
- stirring
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 54
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 40
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 29
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 4
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 abstract 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 48
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 11
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 10
- 230000001877 deodorizing effect Effects 0.000 description 9
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 7
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 101150042515 DA26 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100161928 Solanum tuberosum AC58 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000010796 biological waste Substances 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000000855 fermentation Methods 0.000 description 1
- 230000004151 fermentation Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Drying Of Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理槽内の空気を処理する新たな構造を提案
するものである。 【解決手段】 処理槽2内の処理物を攪拌するととも
に、処理物の水分を蒸発させることで、生ゴミの分解処
理を行う生ゴミ処理機1において、処理槽2内の空気を
冷却装置30に取り込み、空気の水分を、冷却手段(ペ
ルチェ素子50)によって凝縮させて除去することで、
空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空気を処理槽2内に還
元させる槽内空気循環機構10を備える構成とした。ー
ドへの切換えを決定する(S34)こととした。
するものである。 【解決手段】 処理槽2内の処理物を攪拌するととも
に、処理物の水分を蒸発させることで、生ゴミの分解処
理を行う生ゴミ処理機1において、処理槽2内の空気を
冷却装置30に取り込み、空気の水分を、冷却手段(ペ
ルチェ素子50)によって凝縮させて除去することで、
空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空気を処理槽2内に還
元させる槽内空気循環機構10を備える構成とした。ー
ドへの切換えを決定する(S34)こととした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭等の調理場や
食品工場などの食品加工現場、更には、野菜等の田畑な
ど食品生産現場から排出される生物系のゴミ一般を、分
解処理する生ゴミ処理装置に関するものであって、特
に、処理槽内の空気を循環させる構造と、空気を冷却
し、水分を除去する冷却構造に関する。
食品工場などの食品加工現場、更には、野菜等の田畑な
ど食品生産現場から排出される生物系のゴミ一般を、分
解処理する生ゴミ処理装置に関するものであって、特
に、処理槽内の空気を循環させる構造と、空気を冷却
し、水分を除去する冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】生ゴミを生分解処理する生ゴミ処理装置
は、既に、諸々の装置が市場に流通している。該生ゴミ
処理機の構成には、生ゴミを分解処理する処理部と、分
解処理された処理物を回収する回収部と、処理部からの
臭気を脱臭して排気する脱臭排気部と、からなるものが
ある。
は、既に、諸々の装置が市場に流通している。該生ゴミ
処理機の構成には、生ゴミを分解処理する処理部と、分
解処理された処理物を回収する回収部と、処理部からの
臭気を脱臭して排気する脱臭排気部と、からなるものが
ある。
【0003】前記処理部には、処理槽内に攪拌装置の攪
拌羽根が配され、該攪拌羽根の回転方向を周期的に切換
えて、分解処理が行われる「攪拌モード」と、一方向に
のみ回転させて、処理物の排出を行う「排出モード」の
運転が行われる。また、処理槽は、温水や電熱ヒーター
を熱供給手段として、槽内の空気温度が昇温させるよう
に構成され、生ゴミ中の水分を蒸発させるとともに、分
解の促進を図っている。また、回収部には、回収トレイ
が備えられ、前記「排出モード」の運転時において、処
理槽より排出される処理物を回収するものである。ま
た、脱臭排気部には、脱臭フィルタが備えられ、処理槽
や回収トレイで発生した臭気を脱臭した後に、煙突より
装置外へ開放するものである。
拌羽根が配され、該攪拌羽根の回転方向を周期的に切換
えて、分解処理が行われる「攪拌モード」と、一方向に
のみ回転させて、処理物の排出を行う「排出モード」の
運転が行われる。また、処理槽は、温水や電熱ヒーター
を熱供給手段として、槽内の空気温度が昇温させるよう
に構成され、生ゴミ中の水分を蒸発させるとともに、分
解の促進を図っている。また、回収部には、回収トレイ
が備えられ、前記「排出モード」の運転時において、処
理槽より排出される処理物を回収するものである。ま
た、脱臭排気部には、脱臭フィルタが備えられ、処理槽
や回収トレイで発生した臭気を脱臭した後に、煙突より
装置外へ開放するものである。
【0004】また、分解処理にかける時間、即ち、「攪
拌モード」から「排出モード」への切換えのタイミング
は、投入した生ゴミから、所定の水分量だけ乾燥した際
に、「攪拌モード」から、自動的に「排出モード」に切
換える制御を行っていた。即ち、切換えのタイミング
は、処理物(生ゴミ)の重量変化に基づいて決定されて
いるのである。
拌モード」から「排出モード」への切換えのタイミング
は、投入した生ゴミから、所定の水分量だけ乾燥した際
に、「攪拌モード」から、自動的に「排出モード」に切
換える制御を行っていた。即ち、切換えのタイミング
は、処理物(生ゴミ)の重量変化に基づいて決定されて
いるのである。
【0005】また、前記熱供給手段においては、「攪拌
モード」と「排出モード」のいずれにおいても、常に熱
を供給させる制御が行われている。
モード」と「排出モード」のいずれにおいても、常に熱
を供給させる制御が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の脱臭排
気部においては、臭気対策のため、脱臭フィルタの交換
の必要性や、不完全な脱臭による煙突からの異臭の発生
という問題があった。この問題は、槽内の空気を排出す
る構造に端を発するものである。また、前記熱供給手段
による熱の供給は、「攪拌モード」の運転時のみに必要
であって、分解処理を行うことを目的としない「排出モ
ード」の運転時では必用ないのである。このことから、
従来の熱供給手段の制御では、エネルギーを浪費してい
たといえる。本発明は、以上の問題点に鑑み、処理槽内
の空気を処理する新たな構造と、エネルギー消費に着目
した「排出モード」における最適な運転制御を提案する
ものである。
気部においては、臭気対策のため、脱臭フィルタの交換
の必要性や、不完全な脱臭による煙突からの異臭の発生
という問題があった。この問題は、槽内の空気を排出す
る構造に端を発するものである。また、前記熱供給手段
による熱の供給は、「攪拌モード」の運転時のみに必要
であって、分解処理を行うことを目的としない「排出モ
ード」の運転時では必用ないのである。このことから、
従来の熱供給手段の制御では、エネルギーを浪費してい
たといえる。本発明は、以上の問題点に鑑み、処理槽内
の空気を処理する新たな構造と、エネルギー消費に着目
した「排出モード」における最適な運転制御を提案する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、処理槽内の処理物を攪拌するとともに、処理物の水
分を蒸発させることで、生ゴミの分解処理を行う生ゴミ
処理機において、処理槽内の空気を冷却装置に取り込
み、空気の水分を、冷却手段によって凝縮させて除去す
ることで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空気を処理
槽内に還元させる槽内空気循環機構を備えることであ
る。
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、処理槽内の処理物を攪拌するとともに、処理物の水
分を蒸発させることで、生ゴミの分解処理を行う生ゴミ
処理機において、処理槽内の空気を冷却装置に取り込
み、空気の水分を、冷却手段によって凝縮させて除去す
ることで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空気を処理
槽内に還元させる槽内空気循環機構を備えることであ
る。
【0008】また、請求項2に記載のごとく、前記乾燥
空気の温度を、処理槽に還元される前において、熱供給
手段により上昇させることである。
空気の温度を、処理槽に還元される前において、熱供給
手段により上昇させることである。
【0009】また、請求項3に記載のごとく、前記冷却
手段は、ペルチェ素子であることである。
手段は、ペルチェ素子であることである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明の生ゴミ処理機の
正面断面図、図2は同じく側面図、図3は同じく冷却装
置を示す正面一部断面図、図4は制御機構の構成を示す
ブロック図、図5は同じく制御機構が行う制御のフロー
チャート、図6は温度センサーによる切換えタイミング
適正判断の流れを示すフローチャート、図7は循環空気
の温度変化と「排出モード」への切換えのタイミングを
示す図、図8は水分センサーによる切換えタイミング適
正判断の流れを示すフローチャート、図9は含水率の変
化と「排出モード」への切換えのタイミングを示す図で
ある。
面に基づいて説明する。図1は本発明の生ゴミ処理機の
正面断面図、図2は同じく側面図、図3は同じく冷却装
置を示す正面一部断面図、図4は制御機構の構成を示す
ブロック図、図5は同じく制御機構が行う制御のフロー
チャート、図6は温度センサーによる切換えタイミング
適正判断の流れを示すフローチャート、図7は循環空気
の温度変化と「排出モード」への切換えのタイミングを
示す図、図8は水分センサーによる切換えタイミング適
正判断の流れを示すフローチャート、図9は含水率の変
化と「排出モード」への切換えのタイミングを示す図で
ある。
【0011】図1及び図2に示すごとく、生ゴミ処理機
1は、コージェネレーション装置等により供給される温
水を、処理槽2内を昇温させる熱源として用いる構成で
あって、装置外観は、側面視略「L」字状を形成するケ
ーシング3で構成され、下面に取付けたキャスター4・
4又は車輪にて自由に移動できるように構成したのであ
る。
1は、コージェネレーション装置等により供給される温
水を、処理槽2内を昇温させる熱源として用いる構成で
あって、装置外観は、側面視略「L」字状を形成するケ
ーシング3で構成され、下面に取付けたキャスター4・
4又は車輪にて自由に移動できるように構成したのであ
る。
【0012】処理槽2は、ケーシング3の底板より立設
するフレーム5・5(図1)により支持された側面視略
「U」字状(図2)の槽であって、前側上部に投入口8
を開口して、生ゴミ処理機1前面に設けた生ゴミ投入蓋
7を開いて生ゴミや分解基材(処理物)を投入可能とし
ている。該生ゴミ投入蓋7の下方近傍には、操作手段で
ある操作パネル46が配され、使用者による分解処理の
開始/終了の操作や、生ゴミの種別/投入量を入力等が
行われる。さらに、該操作パネル46の下方には、制御
手段であるコントローラ70が備えられている。
するフレーム5・5(図1)により支持された側面視略
「U」字状(図2)の槽であって、前側上部に投入口8
を開口して、生ゴミ処理機1前面に設けた生ゴミ投入蓋
7を開いて生ゴミや分解基材(処理物)を投入可能とし
ている。該生ゴミ投入蓋7の下方近傍には、操作手段で
ある操作パネル46が配され、使用者による分解処理の
開始/終了の操作や、生ゴミの種別/投入量を入力等が
行われる。さらに、該操作パネル46の下方には、制御
手段であるコントローラ70が備えられている。
【0013】また、処理槽2内には、複数枚の攪拌羽根
6dを径方向に突設した回転軸6cが横設され、該回転
軸6cを、処理槽2の側方に配えた攪拌モーター6aに
より、ギアボックス6bを介して駆動する構成とし、攪
拌羽根6dを、側面視において時計回り/半時計回りに
周期的に回転させる「攪拌モード」の運転を行うこと
で、生ゴミと分解基材を攪拌し、好気性の発酵菌による
分解処理が行われるようになっている。
6dを径方向に突設した回転軸6cが横設され、該回転
軸6cを、処理槽2の側方に配えた攪拌モーター6aに
より、ギアボックス6bを介して駆動する構成とし、攪
拌羽根6dを、側面視において時計回り/半時計回りに
周期的に回転させる「攪拌モード」の運転を行うこと
で、生ゴミと分解基材を攪拌し、好気性の発酵菌による
分解処理が行われるようになっている。
【0014】この攪拌モーター6aの作動は、コントロ
ーラ70により制御されるものである。より詳しくは、
攪拌モーター6aは、処理物を攪拌して分解処理を行う
「攪拌モード」においては、前記攪拌羽根6dの回転方
向が、時計回り/半時計回りに一定間隔で切り替わるよ
うに作動する。一方で、攪拌モーター6aは、分解処理
後の処理物の排出処理を行う「排出モード」において
は、攪拌羽根6dの回転方向を、一方向(本実施例で
は、図2に示す右側面視において時計回り)に回転させ
るように作動する。
ーラ70により制御されるものである。より詳しくは、
攪拌モーター6aは、処理物を攪拌して分解処理を行う
「攪拌モード」においては、前記攪拌羽根6dの回転方
向が、時計回り/半時計回りに一定間隔で切り替わるよ
うに作動する。一方で、攪拌モーター6aは、分解処理
後の処理物の排出処理を行う「排出モード」において
は、攪拌羽根6dの回転方向を、一方向(本実施例で
は、図2に示す右側面視において時計回り)に回転させ
るように作動する。
【0015】また、処理槽2の上部には、槽内空気循環
機構10が配される一方、下部には、熱供給手段である
温水ジャケット20が配されている。図1に示すごと
く、槽内空気循環機構10は、処理槽2内の空気を、上
部側面に接続された排気管11に取り込み、空気中の水
分を、冷却装置30によって凝縮させ、該凝縮水をドレ
ン管17で回収するとともに、凝縮後の乾燥空気を、フ
ァンモーター14で回転する送風ファン15により、還
元管12を通して、処理槽2内に還元する機構である。
また、ファンモーター14は、コントローラ70(図
2)により作動を制御されている。該構成で、処理槽2
内の空気を冷却装置30に取り込み、空気の水分を、冷
却手段(後述するペルチェ素子50)によって凝縮させ
て除去することで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空
気を処理槽2内に還元し、処理槽2内の水分を吸収させ
る(水分の蒸発を促す)。このようにして、処理槽2内
の空気が、処理槽2内と冷却装置30との間の循環を繰
り返すうちに、処理物が乾燥されるのである。
機構10が配される一方、下部には、熱供給手段である
温水ジャケット20が配されている。図1に示すごと
く、槽内空気循環機構10は、処理槽2内の空気を、上
部側面に接続された排気管11に取り込み、空気中の水
分を、冷却装置30によって凝縮させ、該凝縮水をドレ
ン管17で回収するとともに、凝縮後の乾燥空気を、フ
ァンモーター14で回転する送風ファン15により、還
元管12を通して、処理槽2内に還元する機構である。
また、ファンモーター14は、コントローラ70(図
2)により作動を制御されている。該構成で、処理槽2
内の空気を冷却装置30に取り込み、空気の水分を、冷
却手段(後述するペルチェ素子50)によって凝縮させ
て除去することで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空
気を処理槽2内に還元し、処理槽2内の水分を吸収させ
る(水分の蒸発を促す)。このようにして、処理槽2内
の空気が、処理槽2内と冷却装置30との間の循環を繰
り返すうちに、処理物が乾燥されるのである。
【0016】また、図1に示すごとく、排気管11に
は、管内の空気の温度を検出する温度センサー60が備
えられており、該温度センサー60が、排気管11内の
循環空気の温度を検出し、その検出結果をコントローラ
70(図2)に入力するようにしている。尚、該温度セ
ンサー60の配置については、特に限定されるものでは
ないが、前記冷却装置30や、後述するラジエータ16
による温度影響を考慮して、これらの影響を受け難い排
気管11内に配置することが望ましい。
は、管内の空気の温度を検出する温度センサー60が備
えられており、該温度センサー60が、排気管11内の
循環空気の温度を検出し、その検出結果をコントローラ
70(図2)に入力するようにしている。尚、該温度セ
ンサー60の配置については、特に限定されるものでは
ないが、前記冷却装置30や、後述するラジエータ16
による温度影響を考慮して、これらの影響を受け難い排
気管11内に配置することが望ましい。
【0017】このように、以上の構成の槽内空気循環機
構10では、処理槽2内の空気は、機外に放出されない
ことから、臭気対策が必要なく、脱臭フィルタの交換の
必要が無いのは勿論のこと、機外への排気が無いため、
生ゴミ処理機1の周囲に悪臭が放たれることがないので
ある。
構10では、処理槽2内の空気は、機外に放出されない
ことから、臭気対策が必要なく、脱臭フィルタの交換の
必要が無いのは勿論のこと、機外への排気が無いため、
生ゴミ処理機1の周囲に悪臭が放たれることがないので
ある。
【0018】次に、温水ジャケット20は、図2に示す
ごとく、処理槽2の「U」字の底部分の円弧部分の外側
表面に覆い被さる形状、即ち、側面視略半円形状の密閉
容器であり、その下面を、ケーシング3の下部底面より
立設する設置脚21・21に支持されている。該温水ジ
ャケット20へは、コージェネレーション装置等からの
温水が、ケーシング3の下部側面に備える温水入口ヘッ
ダー22より給湯管23を通して供給されるようになっ
ており、該温水の熱を、処理槽2の内側面にて処理物と
熱交換させ、熱交換された後の戻り湯を、戻り管24を
通して温水出口ヘッダー25より再びコージェネレーシ
ョン装置へ戻されるようになっている。即ち、コージェ
ネレーション装置と温水ジャケット20の間で温水を循
環させているのである。
ごとく、処理槽2の「U」字の底部分の円弧部分の外側
表面に覆い被さる形状、即ち、側面視略半円形状の密閉
容器であり、その下面を、ケーシング3の下部底面より
立設する設置脚21・21に支持されている。該温水ジ
ャケット20へは、コージェネレーション装置等からの
温水が、ケーシング3の下部側面に備える温水入口ヘッ
ダー22より給湯管23を通して供給されるようになっ
ており、該温水の熱を、処理槽2の内側面にて処理物と
熱交換させ、熱交換された後の戻り湯を、戻り管24を
通して温水出口ヘッダー25より再びコージェネレーシ
ョン装置へ戻されるようになっている。即ち、コージェ
ネレーション装置と温水ジャケット20の間で温水を循
環させているのである。
【0019】また、図1に示すごとく、前記給湯管23
には、弁開閉アクチュエーター56により弁が開閉され
るモーター弁57が備えられている。弁開閉アクチュエ
ーター56の作動は、前記コントローラ70(図2)に
より制御されるようになっている。該モータ弁57は、
温水の供給量を調整するものであり、本実施例では、生
ゴミ処理機1内に備える構成としたが、コージェネレー
ション装置との間の配管に備える構成、又は、コージェ
ネレーション装置に備える構成としてもよい。また、コ
ージェネレーション装置からの温水供給での温水ジャケ
ット20による熱供給の形態に限るものではなく、電熱
ヒーターを用いる熱供給の形態とすることもできる。
には、弁開閉アクチュエーター56により弁が開閉され
るモーター弁57が備えられている。弁開閉アクチュエ
ーター56の作動は、前記コントローラ70(図2)に
より制御されるようになっている。該モータ弁57は、
温水の供給量を調整するものであり、本実施例では、生
ゴミ処理機1内に備える構成としたが、コージェネレー
ション装置との間の配管に備える構成、又は、コージェ
ネレーション装置に備える構成としてもよい。また、コ
ージェネレーション装置からの温水供給での温水ジャケ
ット20による熱供給の形態に限るものではなく、電熱
ヒーターを用いる熱供給の形態とすることもできる。
【0020】また、図1に示すごとく、前記送風ファン
15の下方には、熱供給手段であるラジエータ16が備
えられ、該ラジエータ16へは、前記給湯管23より分
岐したラジエータ給湯管27を通って温水が供給される
ようになっており、該温水の熱を、送風ファン15によ
り送られる循環空気に熱交換させた後、ラジエータ戻り
管28を通って前記戻り管24へ戻されるようになって
いる。こうして、冷却装置30により冷却された乾燥空
気の温度を、処理槽に還元される前において、ラジエー
タ16により上昇させることで、処理槽2内の空気温度
が下がることがなく、好気性の発酵菌による分解や処理
物の乾燥を促進させるようにしている。また、コージェ
ネレーション装置からの温水供給でのラジエータ16に
よる熱供給の形態に限るものではなく、電熱ヒーターを
用いる熱供給の形態とすることもできる。
15の下方には、熱供給手段であるラジエータ16が備
えられ、該ラジエータ16へは、前記給湯管23より分
岐したラジエータ給湯管27を通って温水が供給される
ようになっており、該温水の熱を、送風ファン15によ
り送られる循環空気に熱交換させた後、ラジエータ戻り
管28を通って前記戻り管24へ戻されるようになって
いる。こうして、冷却装置30により冷却された乾燥空
気の温度を、処理槽に還元される前において、ラジエー
タ16により上昇させることで、処理槽2内の空気温度
が下がることがなく、好気性の発酵菌による分解や処理
物の乾燥を促進させるようにしている。また、コージェ
ネレーション装置からの温水供給でのラジエータ16に
よる熱供給の形態に限るものではなく、電熱ヒーターを
用いる熱供給の形態とすることもできる。
【0021】また、図1に示すごとく、処理槽2におい
て、前記攪拌モーター6a側の側面であって、回転軸6
cの前方には、排出ダクト43が設けられており、該排
出ダクト43内に、排出機構40が備えられている。該
排出機構40は、コントローラ70(図2)により排出
プレート開閉モーター41を作動させ、該排出プレート
開閉モーター41に接続したリンク42の動作で、下端
に回動支点を備える排出プレート44を揺動させる構成
としたものである。排出プレート44は、排出機構40
が働かない状態、即ち、「攪拌モード」では、処理槽2
の一部側面を形成するようになっている。
て、前記攪拌モーター6a側の側面であって、回転軸6
cの前方には、排出ダクト43が設けられており、該排
出ダクト43内に、排出機構40が備えられている。該
排出機構40は、コントローラ70(図2)により排出
プレート開閉モーター41を作動させ、該排出プレート
開閉モーター41に接続したリンク42の動作で、下端
に回動支点を備える排出プレート44を揺動させる構成
としたものである。排出プレート44は、排出機構40
が働かない状態、即ち、「攪拌モード」では、処理槽2
の一部側面を形成するようになっている。
【0022】そして、「排出モード」においては、排出
プレート44の上端が処理槽2内側に倒されて、処理槽
2の側面の一部が開口し、該開口より前記攪拌羽根6d
により掻き揚げられた分解処理物を、排出プレート44
の上側面に乗せた後に、該上側面の傾斜を滑らせるよう
にして、排出ダクト43内へ導くようになっている。該
排出ダクト43の下方には、キャスター付の回収トレイ
45が配置されており、排出ダクト43内へ導かれた処
理物を、連続的に回収するようになっている。
プレート44の上端が処理槽2内側に倒されて、処理槽
2の側面の一部が開口し、該開口より前記攪拌羽根6d
により掻き揚げられた分解処理物を、排出プレート44
の上側面に乗せた後に、該上側面の傾斜を滑らせるよう
にして、排出ダクト43内へ導くようになっている。該
排出ダクト43の下方には、キャスター付の回収トレイ
45が配置されており、排出ダクト43内へ導かれた処
理物を、連続的に回収するようになっている。
【0023】また、処理槽2内には、水分センサー65
(65a・65b)が備えられており、該水分センサー
65が、処理物の含水率を検出し、その検出結果をコン
トローラ70(図2)に入力するようにしている。水分
センサー65は、例えば、処理槽2の側壁面に取付けた
電極板65a・65b間の電圧値を計測することで処理
物の含水率を検出可能とし、電極板65a・65bの配
置は、常に処理物が接触するような位置、即ち、処理槽
2の円弧底面の近傍とする構成等である。尚、該構成に
おいて、処理物の含水率を適確に検出すべく、一定時間
(例えば、10分間)内に複数個(例えば、24個)の
電圧値を検出し、検出値の内の最大値から順次大きい電
圧値をあらかじめ設定した個数(例えば、3個)だけ不
採用とし、その次に大きい電圧値から順次大きい電圧値
をあらかじめ設定した個数(例えば、8個)だけ採用し
て、採用した電圧値の平均値を含水率の最終判断基準と
して使用する制御を行うことが望ましい。
(65a・65b)が備えられており、該水分センサー
65が、処理物の含水率を検出し、その検出結果をコン
トローラ70(図2)に入力するようにしている。水分
センサー65は、例えば、処理槽2の側壁面に取付けた
電極板65a・65b間の電圧値を計測することで処理
物の含水率を検出可能とし、電極板65a・65bの配
置は、常に処理物が接触するような位置、即ち、処理槽
2の円弧底面の近傍とする構成等である。尚、該構成に
おいて、処理物の含水率を適確に検出すべく、一定時間
(例えば、10分間)内に複数個(例えば、24個)の
電圧値を検出し、検出値の内の最大値から順次大きい電
圧値をあらかじめ設定した個数(例えば、3個)だけ不
採用とし、その次に大きい電圧値から順次大きい電圧値
をあらかじめ設定した個数(例えば、8個)だけ採用し
て、採用した電圧値の平均値を含水率の最終判断基準と
して使用する制御を行うことが望ましい。
【0024】次に、冷却手段である冷却装置30の構造
と作用について詳述する。図1及び図3に示すごとく、
冷却装置30内には、ペルチェ素子50が備えられ、該
ペルチェ素子50の放熱フィン51・51・・・を上
側、吸熱フィン52・52・・・を下側となる様に設置
されている。該ペルチェ素子50は、フロンガスを冷媒
として用いることのない冷却装置であるため、フロンガ
スの回収等といった手間を要することが無く、しかも、
メンテナンスも殆ど必要ないことから、生ゴミ処理機1
をメンテナンスフリーで長年使用することを可能とする
とともに、装置構成が複雑でなく、しかも、小型である
ため、生ゴミ処理機1のコンパクト化に貢献する。
と作用について詳述する。図1及び図3に示すごとく、
冷却装置30内には、ペルチェ素子50が備えられ、該
ペルチェ素子50の放熱フィン51・51・・・を上
側、吸熱フィン52・52・・・を下側となる様に設置
されている。該ペルチェ素子50は、フロンガスを冷媒
として用いることのない冷却装置であるため、フロンガ
スの回収等といった手間を要することが無く、しかも、
メンテナンスも殆ど必要ないことから、生ゴミ処理機1
をメンテナンスフリーで長年使用することを可能とする
とともに、装置構成が複雑でなく、しかも、小型である
ため、生ゴミ処理機1のコンパクト化に貢献する。
【0025】また、放熱フィン51・51・・・は、冷
却装置30のケーシングから突出した形で備えられ、放
熱フィン51・51・・・より開放される熱を、冷却装
置30の外で、冷却装置30外周近傍の外気(図3にお
ける矢印90)と熱交換するようになっている。こうし
て、熱を吸収して高温となった外気は、排風モーター5
5で回転する大気開放ファン58により、装置外部へ排
風される。また、排風モーター55は、コントローラ7
0(図2)により作動を制御されている。尚、前述した
ごとく、処理槽2内の空気を外部に開放しない構成とす
ることから、放熱フィン51・51・・・と冷却装置3
0のケーシングの境界は、シール部材53・53(図
3)により密閉が保たれている。
却装置30のケーシングから突出した形で備えられ、放
熱フィン51・51・・・より開放される熱を、冷却装
置30の外で、冷却装置30外周近傍の外気(図3にお
ける矢印90)と熱交換するようになっている。こうし
て、熱を吸収して高温となった外気は、排風モーター5
5で回転する大気開放ファン58により、装置外部へ排
風される。また、排風モーター55は、コントローラ7
0(図2)により作動を制御されている。尚、前述した
ごとく、処理槽2内の空気を外部に開放しない構成とす
ることから、放熱フィン51・51・・・と冷却装置3
0のケーシングの境界は、シール部材53・53(図
3)により密閉が保たれている。
【0026】また、該構成で、処理槽2から排気管11
内に送り込まれる空気(矢印91・91)は、温度セン
サー60により温度を測定された後、冷却フィン52・
52・・・により冷却され、水分を除去された後、乾燥
空気(矢印92・93)となって、送風ファン15によ
る送風効果により、ラジエータ16で熱を吸収して温度
を上昇させた後、処理槽2内へ還元される(矢印9
4)。
内に送り込まれる空気(矢印91・91)は、温度セン
サー60により温度を測定された後、冷却フィン52・
52・・・により冷却され、水分を除去された後、乾燥
空気(矢印92・93)となって、送風ファン15によ
る送風効果により、ラジエータ16で熱を吸収して温度
を上昇させた後、処理槽2内へ還元される(矢印9
4)。
【0027】また、図3に示すごとく、冷却装置30に
おいて、内側底面には傾斜が付けられており、該傾斜に
おいて最下点となる位置に前記ドレン管17の開口を配
置することで、吸熱フィン52・52・・・により冷却
されて発生する凝縮水が、ドレン管17の開口に導かれ
るようになっている。
おいて、内側底面には傾斜が付けられており、該傾斜に
おいて最下点となる位置に前記ドレン管17の開口を配
置することで、吸熱フィン52・52・・・により冷却
されて発生する凝縮水が、ドレン管17の開口に導かれ
るようになっている。
【0028】次に、生ゴミ処理機の制御機構の構成と、
運転の制御方法について説明する。図4は、操作手段1
01、検出手段102、冷却手段103、熱供給手段1
04、攪拌手段105、排出手段106、及び制御手段
107とから構成される制御機構を示したブロック図で
ある。各手段について、上述の生ゴミ処理機1の構成に
照らして説明すると、操作手段101とは、生ゴミ処理
機1の分解処理の開始/終了の操作や、生ゴミの種別/
投入量を入力等する操作パネル46(図2)である。検
出手段102とは、温度センサー60と、水分センサー
65である。冷却手段103とは、ペルチェ素子50、
及び排風モーター55である。熱供給手段104とは、
ラジエータ16、温水ジャケット20、及び弁開閉アク
チュエーター56である。攪拌手段105とは、攪拌モ
ーター6a、及びファンモーター14である。排出手段
106とは、攪拌モーター6a、及び排出プレート開閉
モーター41である。そして、制御手段107とは、コ
ンピュータプログラムにより制御を行うコントローラ7
0であって、前記操作手段及び検出手段の命令に基づく
冷却手段103等の作動/停止や、予め設定されたプロ
グラムに基づき「攪拌モード」と「排出モード」の切換
えを制御するものである。
運転の制御方法について説明する。図4は、操作手段1
01、検出手段102、冷却手段103、熱供給手段1
04、攪拌手段105、排出手段106、及び制御手段
107とから構成される制御機構を示したブロック図で
ある。各手段について、上述の生ゴミ処理機1の構成に
照らして説明すると、操作手段101とは、生ゴミ処理
機1の分解処理の開始/終了の操作や、生ゴミの種別/
投入量を入力等する操作パネル46(図2)である。検
出手段102とは、温度センサー60と、水分センサー
65である。冷却手段103とは、ペルチェ素子50、
及び排風モーター55である。熱供給手段104とは、
ラジエータ16、温水ジャケット20、及び弁開閉アク
チュエーター56である。攪拌手段105とは、攪拌モ
ーター6a、及びファンモーター14である。排出手段
106とは、攪拌モーター6a、及び排出プレート開閉
モーター41である。そして、制御手段107とは、コ
ンピュータプログラムにより制御を行うコントローラ7
0であって、前記操作手段及び検出手段の命令に基づく
冷却手段103等の作動/停止や、予め設定されたプロ
グラムに基づき「攪拌モード」と「排出モード」の切換
えを制御するものである。
【0029】次に、制御機構による生ゴミ処理機1の一
連の運転の制御について、フローチャートを用いて説明
する。図5に示すごとく、前記操作手段101(図4)
の操作(S10)による「攪拌モード」開始の命令がさ
れると、攪拌手段105による攪拌(S11)、熱供給
手段104による熱供給(S12)、検出手段102に
よる温度/含水率の検出(S13)が開始され、さら
に、該検出手段102の作動に基づく制御手段107の
切換えタイミング適正判断が開始される(S14)。該
切換えタイミング適正判断(S14)は、上述した検出
手段による検出結果に基づいて行われるが、詳しくは後
述するものとする。
連の運転の制御について、フローチャートを用いて説明
する。図5に示すごとく、前記操作手段101(図4)
の操作(S10)による「攪拌モード」開始の命令がさ
れると、攪拌手段105による攪拌(S11)、熱供給
手段104による熱供給(S12)、検出手段102に
よる温度/含水率の検出(S13)が開始され、さら
に、該検出手段102の作動に基づく制御手段107の
切換えタイミング適正判断が開始される(S14)。該
切換えタイミング適正判断(S14)は、上述した検出
手段による検出結果に基づいて行われるが、詳しくは後
述するものとする。
【0030】そして、制御手段107が切換えタイミン
グ適正判断(S14)により、分解処理が未終了である
と判断した場合(S15)は、「攪拌モード」の運転が
続行される。一方、制御手段107が切換えタイミング
適正判断(S14)により、分解処理が終了したと判断
した場合(S16)は、制御手段107が、「攪拌モー
ド」の運転を「排出モード」に切換え(S17)、攪拌
手段105の動作を停止し(S18)、熱供給手段10
4による熱供給を停止し(S19)、更に、冷却手段1
03による空気の冷却を停止させる(S20)。尚、該
熱供給の停止は、弁開閉アクチュエーター56(図2)
を作動させて、モーター弁57を閉じることにより、温
水の供給を断つことで行われる。そして、排出手段10
6の作動(S21)により、攪拌モーター6aが攪拌羽
根6dを一方向に回転させ、排出プレート開閉モーター
41が排出プレート44を開くことにより、処理物の排
出が行われ、回収トレイ45に処理物が回収される(S
22)。
グ適正判断(S14)により、分解処理が未終了である
と判断した場合(S15)は、「攪拌モード」の運転が
続行される。一方、制御手段107が切換えタイミング
適正判断(S14)により、分解処理が終了したと判断
した場合(S16)は、制御手段107が、「攪拌モー
ド」の運転を「排出モード」に切換え(S17)、攪拌
手段105の動作を停止し(S18)、熱供給手段10
4による熱供給を停止し(S19)、更に、冷却手段1
03による空気の冷却を停止させる(S20)。尚、該
熱供給の停止は、弁開閉アクチュエーター56(図2)
を作動させて、モーター弁57を閉じることにより、温
水の供給を断つことで行われる。そして、排出手段10
6の作動(S21)により、攪拌モーター6aが攪拌羽
根6dを一方向に回転させ、排出プレート開閉モーター
41が排出プレート44を開くことにより、処理物の排
出が行われ、回収トレイ45に処理物が回収される(S
22)。
【0031】以上の運転の制御において、「排出モー
ド」では、攪拌手段105の動作停止(S18)、熱供
給手段104による熱供給の停止(S19)、冷却手段
103による冷却の停止(S20)が行われ、排出手段
106の動作(S21)のみが行われるのである。こう
して、「排出モード」においては、攪拌手段105及び
冷却手段103の動作が停止し(S18、S20)(フ
ァンモーター14、排風モーター55、ペルチェ素子5
0が停止)、これらを不必要に動作させることによる電
力エネルギーの浪費がないのである。また、熱供給手段
104の熱供給の停止により、処理物への不必要な熱供
給による熱エネルギーの浪費がないのである。
ド」では、攪拌手段105の動作停止(S18)、熱供
給手段104による熱供給の停止(S19)、冷却手段
103による冷却の停止(S20)が行われ、排出手段
106の動作(S21)のみが行われるのである。こう
して、「排出モード」においては、攪拌手段105及び
冷却手段103の動作が停止し(S18、S20)(フ
ァンモーター14、排風モーター55、ペルチェ素子5
0が停止)、これらを不必要に動作させることによる電
力エネルギーの浪費がないのである。また、熱供給手段
104の熱供給の停止により、処理物への不必要な熱供
給による熱エネルギーの浪費がないのである。
【0032】次に、図5における切換えタイミング適正
判断(S14)について詳述する。該切換えタイミング
適正判断(S14)の方法は、温度センサー60による
空気の温度上昇の検出結果に基づく方法と、水分センサ
ー65による処理物の含水率の検出結果に基づく方法の
二つである。
判断(S14)について詳述する。該切換えタイミング
適正判断(S14)の方法は、温度センサー60による
空気の温度上昇の検出結果に基づく方法と、水分センサ
ー65による処理物の含水率の検出結果に基づく方法の
二つである。
【0033】まず、前者は、図6に示すごとく、温度セ
ンサーにより、「攪拌モード」の運転開始時における処
理槽内の空気の初期温度を測定(S30)し、「攪拌モ
ード」の運転中に処理槽内の空気の温度を測定し(S3
1)、コントローラ70により両測定値の差を演算し
(S32)、演算結果が所定値よりも大であるか否かを
判断し(S33)、所定値よりも大であれば分解処理終
了を決定し(S34)、所定値よりも大でない場合は分
解処理の未終了を決定する(S35)方法である。つま
りは、空気の温度が所定値だけ上昇した際には、該温度
上昇が、熱供給手段からの充分な熱の供給、充分な分解
・攪拌処理に基づくものとみなして、「攪拌モード」か
ら「排出モード」に切換える制御を行うのである。尚、
ここでいう「所定値」とは、前記操作手段46(図4)
による生ゴミの種類/量等をパラメータとして、コント
ローラ70の演算処理により決定されるものである。
ンサーにより、「攪拌モード」の運転開始時における処
理槽内の空気の初期温度を測定(S30)し、「攪拌モ
ード」の運転中に処理槽内の空気の温度を測定し(S3
1)、コントローラ70により両測定値の差を演算し
(S32)、演算結果が所定値よりも大であるか否かを
判断し(S33)、所定値よりも大であれば分解処理終
了を決定し(S34)、所定値よりも大でない場合は分
解処理の未終了を決定する(S35)方法である。つま
りは、空気の温度が所定値だけ上昇した際には、該温度
上昇が、熱供給手段からの充分な熱の供給、充分な分解
・攪拌処理に基づくものとみなして、「攪拌モード」か
ら「排出モード」に切換える制御を行うのである。尚、
ここでいう「所定値」とは、前記操作手段46(図4)
による生ゴミの種類/量等をパラメータとして、コント
ローラ70の演算処理により決定されるものである。
【0034】図7は、上記内容をグラフを用いて表現し
た一例であって、「攪拌モード」の運転開始時t1にお
ける空気温度T1から、熱供給手段により熱エネルギー
を供給することで、時間t2において空気温度T2とな
る状態を示したものであり、空気温度T2と空気温度T
1の温度差が、コントローラ70の設定値T3であった
場合に、「排出モード」から「排出モード」に切換える
制御が行われることを示している。このように、「攪拌
モード」から「排出モード」への切換えのタイミングの
基準を、処理物(生ゴミ)の重量変化を基準とせずに、
空気の温度上昇を基準とすれば、蒸発した水分量を測定
する装置も必用なく、信頼性の高い切換えタイミング適
正判断を行うことができるのである。
た一例であって、「攪拌モード」の運転開始時t1にお
ける空気温度T1から、熱供給手段により熱エネルギー
を供給することで、時間t2において空気温度T2とな
る状態を示したものであり、空気温度T2と空気温度T
1の温度差が、コントローラ70の設定値T3であった
場合に、「排出モード」から「排出モード」に切換える
制御が行われることを示している。このように、「攪拌
モード」から「排出モード」への切換えのタイミングの
基準を、処理物(生ゴミ)の重量変化を基準とせずに、
空気の温度上昇を基準とすれば、蒸発した水分量を測定
する装置も必用なく、信頼性の高い切換えタイミング適
正判断を行うことができるのである。
【0035】また、他の切換えタイミング適正判断の方
法である水分センサー65によるものは、図8に示すご
とく、水分センサー65により、攪拌モードの運転中に
処理物の含水率を一定時間(例えば、10分間)モニタ
リングして複数個の電圧値を検出し(S40)、制御手
段により、該電圧値から含水率の平均値を演算し(S4
1)、該平均値が所定値よりも低いか否かを判断し(S
42)、所定値よりも低い場合は分解処理終了を決定し
(S43)、所定値よりも高い場合は分解処理の未終了
を決定する(S44)方法である。つまりは、処理物の
実際の含水率が所定値よりも低くなった際には、処理物
が充分に乾燥し、分解・攪拌処理が行われたとみなし
て、「攪拌モード」から「排出モード」に切換える制御
を行うのである。尚、ここでいう「所定値」とは、前記
操作手段46(図4)による生ゴミの種類/量等をパラ
メータとして、コントローラ70の演算処理により決定
されるものである。
法である水分センサー65によるものは、図8に示すご
とく、水分センサー65により、攪拌モードの運転中に
処理物の含水率を一定時間(例えば、10分間)モニタ
リングして複数個の電圧値を検出し(S40)、制御手
段により、該電圧値から含水率の平均値を演算し(S4
1)、該平均値が所定値よりも低いか否かを判断し(S
42)、所定値よりも低い場合は分解処理終了を決定し
(S43)、所定値よりも高い場合は分解処理の未終了
を決定する(S44)方法である。つまりは、処理物の
実際の含水率が所定値よりも低くなった際には、処理物
が充分に乾燥し、分解・攪拌処理が行われたとみなし
て、「攪拌モード」から「排出モード」に切換える制御
を行うのである。尚、ここでいう「所定値」とは、前記
操作手段46(図4)による生ゴミの種類/量等をパラ
メータとして、コントローラ70の演算処理により決定
されるものである。
【0036】図9は、上記内容をグラフを用いて表現し
た一例であって、「攪拌モード」の運転開始時t1か
ら、含水率Cをモニタリングし、所定値c1になった時
間t2において「攪拌モード」から「排出モード」に切
換える制御が行われることを示している。このように、
「攪拌モード」から「排出モード」への切換えのタイミ
ングの基準を、処理物(生ゴミ)の重量変化を基準とせ
ずに、含水率を基準とすれば、蒸発した水分量を測定す
る装置も必用なく、信頼性の高い切換えタイミング適正
判断を行うことができるのである
た一例であって、「攪拌モード」の運転開始時t1か
ら、含水率Cをモニタリングし、所定値c1になった時
間t2において「攪拌モード」から「排出モード」に切
換える制御が行われることを示している。このように、
「攪拌モード」から「排出モード」への切換えのタイミ
ングの基準を、処理物(生ゴミ)の重量変化を基準とせ
ずに、含水率を基準とすれば、蒸発した水分量を測定す
る装置も必用なく、信頼性の高い切換えタイミング適正
判断を行うことができるのである
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の
ごとく、処理槽内の処理物を攪拌するとともに、処理物
の水分を蒸発させることで、生ゴミの分解処理を行う生
ゴミ処理機において、処理槽内の空気を冷却装置に取り
込み、空気の水分を、冷却手段によって凝縮させて除去
することで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空気を処
理槽内に還元させる槽内空気循環機構を備えるので、処
理槽内の空気は、機外に放出されないことから、臭気対
策が必要なく、脱臭フィルタの交換の必要が無いのは勿
論のこと、機外への排気が無いため、生ゴミ処理機の周
囲に悪臭が放たれることがない。
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の
ごとく、処理槽内の処理物を攪拌するとともに、処理物
の水分を蒸発させることで、生ゴミの分解処理を行う生
ゴミ処理機において、処理槽内の空気を冷却装置に取り
込み、空気の水分を、冷却手段によって凝縮させて除去
することで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空気を処
理槽内に還元させる槽内空気循環機構を備えるので、処
理槽内の空気は、機外に放出されないことから、臭気対
策が必要なく、脱臭フィルタの交換の必要が無いのは勿
論のこと、機外への排気が無いため、生ゴミ処理機の周
囲に悪臭が放たれることがない。
【0038】また、請求項2に記載のごとく、前記乾燥
空気の温度を、処理槽に還元される前において、熱供給
手段により上昇させるので、処理槽内の空気温度が下が
ることがなく、好気性の発酵菌による分解や処理物の乾
燥を促進させることができる。
空気の温度を、処理槽に還元される前において、熱供給
手段により上昇させるので、処理槽内の空気温度が下が
ることがなく、好気性の発酵菌による分解や処理物の乾
燥を促進させることができる。
【0039】また、請求項3に記載のごとく、前記冷却
手段は、ペルチェ素子である前記冷却手段は、ペルチェ
素子であるので、フロンガスの回収等といった手間を要
することが無く、しかも、メンテナンスも殆ど必要ない
ことから、生ゴミ処理機をメンテナンスフリーで長年使
用することを可能とするとともに、装置構成が複雑でな
く、しかも、小型であるため、生ゴミ処理機のコンパク
ト化に貢献させることができる。
手段は、ペルチェ素子である前記冷却手段は、ペルチェ
素子であるので、フロンガスの回収等といった手間を要
することが無く、しかも、メンテナンスも殆ど必要ない
ことから、生ゴミ処理機をメンテナンスフリーで長年使
用することを可能とするとともに、装置構成が複雑でな
く、しかも、小型であるため、生ゴミ処理機のコンパク
ト化に貢献させることができる。
【図1】本発明の生ゴミ処理機の正面断面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく冷却装置を示す正面一部断面図である。
【図4】制御機構の構成を示すブロック図である。
【図5】同じく制御機構が行う制御のフローチャートで
ある。
ある。
【図6】温度センサーによる切換えタイミング適正判断
の流れを示すフローチャートである。
の流れを示すフローチャートである。
【図7】循環空気の温度変化と「排出モード」への切換
えのタイミングを示す図である。
えのタイミングを示す図である。
【図8】水分センサーによる切換えタイミング適正判断
の流れを示すフローチャートである。
の流れを示すフローチャートである。
【図9】含水率の変化と「排出モード」への切換えのタ
イミングを示す図である。
イミングを示す図である。
1 生ゴミ処理機
2 処理槽
10 槽内空気循環機構
30 冷却装置
50 ペルチェ素子
60 温度センサー
65 水分センサー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F26B 21/04 B09B 3/00 303M
25/04 ZAB
D
Fターム(参考) 3L113 AA08 AB02 AB05 AC01 AC08
AC21 AC45 AC46 AC52 AC58
AC63 BA01 DA10 DA14 DA22
DA26
4D004 AA03 AB01 AC01 AC04 CA15
CA19 CA32 CA42 CB04 CB28
CB36 CB43 CB44 DA01 DA02
DA06 DA13
4D052 AA10 BA06 BB02 GA01 GB02
Claims (3)
- 【請求項1】 処理槽内の処理物を攪拌するとともに、
処理物の水分を蒸発させることで、生ゴミの分解処理を
行う生ゴミ処理機において、処理槽内の空気を冷却装置
に取り込み、空気の水分を、冷却手段によって凝縮させ
て除去することで、空気を乾燥空気に変換し、該乾燥空
気を処理槽内に還元させる槽内空気循環機構を備える生
ゴミ処理機。 - 【請求項2】 前記乾燥空気の温度を、処理槽に還元さ
れる前において、熱供給手段により上昇させることを特
徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理機。 - 【請求項3】 前記冷却手段は、ペルチェ素子であるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生ゴミ処
理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259782A JP2003062544A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 生ゴミ処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259782A JP2003062544A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 生ゴミ処理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062544A true JP2003062544A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19087102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001259782A Pending JP2003062544A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 生ゴミ処理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003062544A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029954A1 (en) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Dae-Eun Kang | Garbage deodorizing drier by condensing |
JP2013506424A (ja) * | 2009-09-30 | 2013-02-28 | エクセレレックス インク. | 使い捨てバイオリアクター凝縮バッグおよびフィルターヒーター |
JP2021120607A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-19 | シャープ株式会社 | 調湿装置 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001259782A patent/JP2003062544A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029954A1 (en) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Dae-Eun Kang | Garbage deodorizing drier by condensing |
JP2013506424A (ja) * | 2009-09-30 | 2013-02-28 | エクセレレックス インク. | 使い捨てバイオリアクター凝縮バッグおよびフィルターヒーター |
JP2021120607A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-19 | シャープ株式会社 | 調湿装置 |
JP7355666B2 (ja) | 2020-01-31 | 2023-10-03 | シャープ株式会社 | 調湿装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100686957B1 (ko) | 음식물 쓰레기 처리기 | |
WO2005080014A1 (en) | Food refuge treatment apparatus | |
JP4405531B2 (ja) | 乾燥装置 | |
JP2003062544A (ja) | 生ゴミ処理機 | |
KR200383472Y1 (ko) | 가정용 음식물 쓰레기 처리기 | |
WO2005007311A1 (ja) | 飲食物に関した廃棄物処理装置 | |
KR101826974B1 (ko) | 음식물쓰레기 처리기용 응축장치 | |
JPH11333415A (ja) | 生ゴミ処理機 | |
JP2003062545A (ja) | 生ゴミ処理機の運転の制御方法 | |
KR101465004B1 (ko) | 음식물 감량기를 이용한 탈취 시스템 | |
KR200183875Y1 (ko) | 음식물 쓰레기 건조장치 | |
KR101868479B1 (ko) | 응결 배수구조가 적용된 투입도어를 갖는 음식물 쓰레기 처리장치 | |
JP2002370075A (ja) | 厨芥処理機 | |
KR20170002828U (ko) | 유기성 폐기물 처리장치 | |
JP2003275712A (ja) | 生ゴミ処理装置 | |
KR100882750B1 (ko) | 탈취 기능을 갖는 음식물 쓰레기 건조장치 | |
KR200383027Y1 (ko) | 음식물 쓰레기 처리기 | |
KR200356444Y1 (ko) | 음식물 쓰레기용 건조기 | |
JP3448807B2 (ja) | 電子レンジ式生ゴミ処理機 | |
KR200420419Y1 (ko) | 음식물 쓰레기의 분해 처리장치 | |
JP2889467B2 (ja) | 生ゴミ処理機 | |
JP3108273B2 (ja) | 生ゴミ処理装置 | |
JP2003260442A (ja) | 厨芥処理装置 | |
JPH09271742A (ja) | 生ごみ処理装置及び生ごみ処理方法 | |
JPH07260354A (ja) | 厨芥処理装置 |