JP4045236B2 - 厨芥処理機 - Google Patents

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本発明は、一般家庭や食堂、料理屋あるいはファーストフード店等で発生する厨芥ごみを乾燥して減容処理する厨芥処理機に関するものである。
厨芥ごみを乾燥して減容処理する従来の厨芥処理機として、特開平7−88463号公報(特許文献1)や特開平8−107044号公報(特許文献2)に示すものがある。
まず、特許文献1について図5を用いて説明すると、図において、40は本体、41は厨芥収納容器で、この厨芥収納容器41内には厨芥ごみを粉砕、撹拌する手段として固定刃42と回転撹拌刃43が設けられている。
固定刃42は厨芥収納容器41の下部内壁に設けられ、回転撹拌刃43は厨芥収納容器41の底面から突き出た回転軸44に固定されている。この回転軸44は電動モーター45、減速装置46を介した駆動軸47と係合している。
厨芥収納容器41の上方には厨芥ごみの加熱手段としてのヒーター48と撹拌ファン49が設けられている。
50はファンモーターであり、厨芥収納容器41及びヒーター48の上部に配置されている。そしてヒーター48と撹拌ファン49により厨芥ごみの表面上部を加熱し、この加熱された厨芥ごみを電動モーター45によって駆動される回転撹拌刃43によって破砕するようにしている。
また、厨芥収納容器41の外周には外側固定容器51が設けられており、この外側固定容器51の上部開口部は蓋52で覆われている。この蓋52には空気を取り入れる空気取り入れ口53が設けられている。そして、外側固定容器51には厨芥収納容器41内で発生した臭気を排出する排気口54が設けられている。
この排気口54は連結パイプ55と厨芥収納容器41内で発生した臭気を無臭化する触媒加熱手段56aと触媒56bで構成された触媒脱臭器56と、この触媒脱臭器56によって脱臭された気体を本体外に排出する排気手段57に連通されている。
このように構成されたものにおいて、厨芥収納容器41内に厨芥ごみが投入されて乾燥運転が開始されると、ヒーター48と撹拌ファン49によって厨芥ごみの表面上部が加熱される。
それと同時に、厨芥ごみは固定刃42と回転撹拌刃43によって破砕されながら臭気を含む蒸気を発生する。その臭気を、触媒加熱手段56aで加熱された触媒56bによって脱臭し、排気手段57によって本体40外に排出し、乾燥が行われる。
そして、乾燥が終了すると、それを温度検知手段(図示せず)が検知して運転を終了させるものである。
また、特許文献2に示すものは、図示していないが、厨芥収納容器と、この厨芥収納容器に投入された厨芥を加熱するヒータと、厨芥収納容器からの排気を熱交換し、水分を凝縮する凝縮手段と、凝縮手段からの水を流すガス放出管と、このガス放出管に接続された脱臭装置を備え、脱臭装置を触媒と触媒ヒータと触媒の温度を検出する温度検出手段とで構成し、この温度検出手段の検出温度が所定の温度以下に低下したとき触媒ヒータの加熱を停止するものである。
特開平7−88463号公報
特開平8−10744号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示すものでは、排気手段57と触媒加熱手段56aの制御のタイミングが双方同時に通電するなどの方法で制御されているため、周囲温度が低い時、特に極端な低温下において脱臭用の触媒56bの温度が活性温度に達しないうちに脱臭および排気が作動を始めるので、臭気が本体40外に排出されてしまい、脱臭性能を充分発揮できない場合が生ずる。
また、例えば厨芥ごみにアルコール成分などが含まれていると、触媒56bと激しく化学反応して高熱を発生し、触媒56b周辺が予期せぬ高温にさらされ、損傷して安全性に問題が生ずる場合があり、この対処法としてサーモスタットや温度ヒューズなどの安全装置を設けて、異常な温度上昇を検出して回路を切断して安全性を保っていた。
しかし、この対処法は触媒56b等の損傷の防止が充分ではないという欠点があった。
また、特許文献2に示すものは、脱臭装置の中に温度検出手段を設けて触媒の温度を温度検出手段で検出するものであるが、この温度検出手段は、凝縮手段の中に凝縮水が満水のまま乾燥処理が継続して行われたり乾燥処理中に冷たい凝縮水が脱臭装置内に流れ込んで触媒ヒータが急冷され、断線等所定の加熱機能を果たせなくなるのを防止するために、その検出温度が所定の温度以下に低下したとき触媒ヒータの加熱を停止するものであり、やはり、上記特許文献1に示されている欠点をそのまま備えているものである。
本発明は前記不具合を解決するものであり、周囲温度が低い時にも排気運転中は脱臭用の触媒の温度を常に活性温度に保って脱臭性能を確保し、同時に脱臭用の触媒と化学反応して高熱を発生させる厨芥ごみが投入された場合であっても、脱臭性能を維持し、機器の損傷を防ぐことを目的とする。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、厨芥処理機の本体と、この本体の開口部を覆う本体蓋と、前記本体内に取り付けられた外側固定容器と、この外側固定容器内に着脱自在に設置された厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内の厨芥ごみを加熱する加熱手段と、触媒および触媒加熱手段とで構成され、前記厨芥収納容器内で発生した臭気を無臭化する触媒脱臭器と、該触媒脱臭器によって脱臭された気体を本体外に排出する排気手段と、前記加熱手段、触媒加熱手段を制御する制御回路とで構成され、前記触媒脱臭器によって脱臭された空気を本体外に排出する厨芥処理機において、前記触媒脱臭器を前記本体と外側固定容器との間に設置するとともに、触媒脱臭器の近傍あるいは触媒脱臭器に隣接して脱臭器センサーを設け、該脱臭器センサーを制御回路の入力側に接続し、触媒脱臭器の触媒加熱手段および排気手段を制御回路の出力側に接続し、該制御回路は乾燥運転が開始されると触媒加熱手段をONとし、前記脱臭器センサーの検出する温度が、触媒の活性温度領域の下限に近い所定温度T1を超えたとき排気手段をONとし、脱臭器センサーの検出する温度の変化が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器センサーの検出する温度が触媒の活性温度領域内で高い所定温度(T3)を超えた時、触媒加熱手段をOFFするものである。


上記本発明によれば、周囲温度が低い時にも排気運転中は脱臭用の触媒の温度を常に活性温度に保って脱臭性能を確保し、同時にアルコール成分などの脱臭用の触媒と化学反応して高熱を発生させる厨芥ごみが投入された場合であっても、脱臭性能を維持し、機器の損傷を防ぐことができる。
以下本発明の一実施例を図1、図2、図3及び図4を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例における厨芥処理機の要部断面図である。図2は本発明の一実施例における厨芥処理機の制御動作を示すブロック図である。図3は本発明の一実施例における厨芥処理機の基本的な制御方法を示す図である。図4は本発明の一実施例における厨芥処理機の異常を発生させる厨芥ごみの場合の制御方法を示す図である。
図1において、1は厨芥処理機の本体である。2はこの本体1の上部に開閉自在に取り付けられ、本体1の開口部を覆う本体蓋で、後部が蓋ヒンジ2aにより本体1の後部上方に枢支されている。3は本体1内に取り付けられた外側固定容器である。4は厨芥収納容器で、外側固定容器3の内部に着脱自在に設置されている。
5は固定刃で、この厨芥収納容器4の内壁の下部に取り付けられている。6は回転撹拌刃で、厨芥収納容器4内の下部に設置されており、厨芥収納容器4内に収容される厨芥ごみを撹拌するほかに、固定刃5と連携して厨芥ごみを破砕するものである。
7は被駆動回転軸で、厨芥収納容器4の底部に設けられて、その先端が回転撹拌刃6と連結しており、厨芥収納容器4の取り外しの際に容器ごと取り外されるものである。
8は回転駆動軸で、外側固定容器3の底部に取り付けられており、被駆動回転軸7と着脱自在に連結して被駆動回転軸7に回転力を伝えるものである。9は電動モーターで、回転駆動軸8を回転させるための回転力を発生し、回転撹拌刃6を回転させるものである。10は減速機構で、電動モーター9の回転力を減速して回転駆動軸8に伝達するものである。
11は内蓋で、本体蓋2内の下面に位置し、厨芥収納容器4及び外側固定容器3の上部開口部を覆うように設けられている。12は加熱手段で、電熱ヒーターよりなり、厨芥収納容器4の上方において、内蓋11の内側天井部に取外し自在に取り付けられ、厨芥収納容器4内の厨芥ごみを加熱する。
13は送風手段で、シロッコファン(図示せず)と、このシロッコファンを駆動するファンモーター(図示せず)とで構成され、厨芥収納容器4と加熱手段12の上方を避けて本体蓋2内の一側に設置されており、加熱手段12によって加熱される空気を厨芥収納容器4内に送風するものである。
14は内蓋11に開設された送風口で、その下部近傍に前記加熱手段12が設置されている。15はこの送風口14とは別に内蓋11に開口加工された循環口である。
16は本体蓋2の内部空間部に設置された循環送風ダクトで、一側に前記送風手段13を設置し、反対側を送風口14及び循環口15を通して送風手段13と前記厨芥収納容器4とを連通して空気を循環させる。16aは遮熱板で、加熱手段12と対向した循環送風ダクト16の内壁面に取り付けられている。16bはダクト仕切で、送風手段13と加熱手段12によって加熱された熱風を送風口14を通して厨芥収納容器4に送風する循環風路16cと、厨芥収納容器4内の厨芥ごみを加熱乾燥させた後の空気を循環口15から送風手段13に戻す循環風路16dを分離遮断する役目をしている。図示していないが、循環送風ダクト16の側面には送風手段13を構成する前記ファンモーターの軸貫通穴を兼ね、外気を循環送風ダクト16内に取り入れる通風口を設けている。
17はヒーターカバーで、内蓋11に取り付けられた加熱手段12をカバーするものであり、内蓋11の下面に同じく取外し自在に取り付けられている。17aはヒーターカバー17の周側壁に開設されたヒーターカバー開口で、送風口14から厨芥収納容器4内に送風される空気を厨芥収納容器4の壁面に当たるようにしている。17bは循環口15の下面でヒーターカバー17に開設されたヒーターカバー開口である。
18はヒーターカバー17内にあって送風口14と循環口15とを仕切る仕切で、送風口14から厨芥収納容器4内に送風される空気と循環口15から送風手段13に戻る空気を分離させるためのものである。19は臭気流出口で、循環口15より外側の内蓋11に設けられている。
20は触媒脱臭器で、本体1と外側固定容器3との間に設置されており、臭気流出口19から流出する臭気を受け入れて脱臭するものであり、触媒20aおよび触媒加熱手段20bとで構成され、前記厨芥収納容器4内で発生した臭気を無臭化する。触媒20aは、触媒加熱手段20bにより加熱され活性温度となって本来の脱臭機能を発揮する。
21は臭気流出口19と触媒脱臭器20を連結する連結パイプである。なお、図示はしていないが、この連結パイプ21には接続と離脱が自在なジョイント部が形成されていて、本体蓋2の開閉時にその離脱と接続が行なわれるようになっている。
22は排気手段で、本体1内の冷却及び触媒脱臭器20によって脱臭された気体を前記本体1外に排出するためのものであり、排気ファン22aと、この排気ファン22aを駆動する排気モーター22bとで構成されている。
23は脱臭器センサーで、触媒脱臭器20の近傍または触媒脱臭器20に隣接して設けられ、触媒20aの温度を検出するものである。
24は排気ファン22aの空気入口側に設けた吸引口で、触媒脱臭器20の排気パイプ25と接続されている。
26は本体1内の部品の冷却をした後の空気と、排気パイプ25から吸引口24を通して脱臭後の気体の両者を本体1外へ流出させるための排気口である。
27は容器センサーで、外側固定容器3の下部側面に取り付けられ、該外側固定容器3内部の温度を検出するものである。
28は温度センサーで、遮熱板16aが取り付けられた循環送風ダクト16の内面に取り付けられ、その感熱部は循環送風ダクト16内に臨んでいる。
図2において、制御回路29の入力側には、前記した脱臭器センサー23、容器センサー27及び温度センサー28が接続され、出力側には電動モーター9、加熱手段12、送風手段13、触媒加熱手段20b、排気手段22及び後記報知手段30が夫々接続され、これらを制御する。
30は報知手段で、本体蓋2の上面部等に設けられ、表示、音などで運転状態等を報知する。
本発明は上記の構成よりなり、次にその動作について、図1、図2、図3および図4を参照し説明する。
先ず、主に図1、図2および図3を用いて基本的な制御方法を説明する。図3(a)は通常の厨芥ごみの場合の制御方法を示し、(b)は特殊な厨芥ごみの場合の制御方法を示しており、脱臭器センサー23の検出する触媒20a温度と主な出力の制御関係を時間軸(横軸)を一致させて表している。
通常の厨芥ごみが厨芥収納容器4内に投入されて乾燥運転が開始されると、先ず、制御回路29は電熱ヒーターよりなる加熱手段12および触媒加熱手段20bをONとする。
触媒加熱手段20bによって加熱されて触媒20aの温度が上昇し、脱臭器センサー23の検出する触媒20aの温度が所定温度(T1)を超えた時、制御回路29は送風手段13をONとし、排気手段22をONとして、厨芥収納容器4内の熱風の循環と、触媒脱臭器20によって脱臭された気体の本体1外への排出が行われる。
所定温度(T1)は触媒20aの活性温度領域の下限に近い値に設定する。これにより、周囲温度が低い時にも触媒20aの温度が活性温度に達してから、脱臭、排気が行われる。このため、周囲温度が低い時にも脱臭性能を確保することができる。
また、制御回路29は運転開始から時間の計測を行い、運転開始から所定時間(ty)が経過した時、回転撹拌刃6の駆動用の電動モーター9をONとし、厨芥ごみの粉砕、撹拌を開始する。所定時間(ty)は、通常の厨芥ごみの場合に、触媒加熱手段20bによって加熱される触媒20aが充分活性温度に達すると予測される時間に設定する。
送風手段13で送風された空気の流れ(図1の矢印で示す。)を説明すると、循環送風ダクト16の循環風路16cを通った風は送風口14の近傍に設置された加熱手段12によって暖められた後、ヒーターカバー開口17aを通って厨芥収納容器4の壁面に吹き付けられる。
さらに、厨芥収納容器4の壁面に沿って厨芥ごみに当てられ、厨芥ごみを乾燥しながらヒーターカバー開口17b、循環口15を通り、循環風路16dから送風手段13の構成部品であるシロッコファン(図示せず)に戻るという流れで循環する。
この循環風の温度すなわち温度センサー28の検出する温度が110℃〜140℃に維持されるように、加熱手段12に電力が供給され、制御回路29が電動モーター9を制御し回転撹拌刃6を適宜作動させると、投入された厨芥ごみは撹拌され、かつ厨芥収納容器4の内壁に取り付けられた固定刃5とによって破砕されながら蒸気を発生し、乾燥が進行する。
一方、排気ファン22aの作動によって、本体1内の部品を冷却した空気が排気口26から本体1の外部に排出されるが、同時に吸引口24は排気ファン22aが動作することによって大気圧に対して低圧となり、厨芥収納容器4内の雰囲気が臭気流出口19を通って吸引され、触媒脱臭器20すなわち活性化された触媒20aを通過して脱臭された後、排気口26から冷却風と混合されて本体1の外部に排出される。
この吸引と排気によって、循環送風ダクト16内も大気に対して低圧となるため、外気が循環送風ダクト16に設けられた通風口(図示せず)を通して循環送風ダクト16内に取り入れられる。
この状態で厨芥ごみの乾燥が進行していくと、厨芥収納容器4の外部壁面部の温度も上昇し、さらに厨芥ごみの乾燥が終了する温度に達すると、その温度を外側固定容器3に取り付けられた容器センサー27が検出し、制御回路29は各出力をOFFして運転動作を終了する。
続いて、アルコール成分等を含んだ特殊な厨芥ごみの場合の制御方法の主要部を図3(b)を参照し説明する。アルコール等は触媒20aと激しく化学反応して高熱を発生させるので、この場合の触媒20aの時間的な温度傾斜は図3(a)に示す通常の厨芥ごみの場合より急なものとなる。
制御回路29は、運転開始後は脱臭器センサー23の検出する触媒20aの温度の時間的な変化を常に演算処理している。具体的には、脱臭器センサー23の検出する温度が所定時間(△t)の間に上昇する温度上昇分(△T)を常に把握し、この時間的な温度傾斜(△T/△t)が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上か否かを判断している。尚、所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)は製品の仕様に合わせて適切な値に定めればよい。
図において、乾燥運転が開始されると、制御回路29は触媒加熱手段20bをONとし、脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T1)を超えた時、排気手段22をONとして、触媒脱臭器20によって脱臭された気体を本体1外に排出する。
触媒20aの温度が急激に上昇して行き、制御回路29は脱臭器センサー23の検出する温度の変化が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T3)を超えた時(図のUで示す。)、電動モーター9および触媒加熱手段20bをOFFする。これによって触媒20aと厨芥ごみに含まれるアルコール等との化学反応が抑制される。所定温度(T3)は、触媒20aの活性温度領域内で高い温度値に設定する。
尚、図に示すように、運転開始からの経過時間が所定時間(ty)以内に前記現象が生じた時は、電動モーター9は未だOFFなので、OFFのままである。
触媒20aと厨芥ごみに含まれるアルコール等との化学反応が抑制されたため、やがて化学反応による発熱が減退し、脱臭器センサー23の検出する温度が低下して行く。制御回路29は、その後脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T3)以下となった時、電動モーター9をONし、回転撹拌刃6を回転させ厨芥ごみの粉砕、撹拌を再開する。
制御回路29は、さらに脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T2)以下となった時、触媒加熱手段20bをONとする。つまり、触媒20aの温度が所定温度(T2)以下となれば、触媒20aと厨芥ごみに含まれるアルコール等との化学反応が低調となり、激しい発熱が収まったと見なせるので、触媒20aを再度加熱し、触媒20aの温度を活性温度に維持し、通常の乾燥運転状態とする。所定温度(T2)は、触媒20aの活性温度領域内で所定温度(T1)と所定温度(T3)の間の値に設定する。
しかし、図3(b)の右側に示すように、もし再び触媒20aの温度が運転開始から所定時間(ty)以上経過してから急激に上昇した場合には、制御回路29は脱臭器センサー23の検出する温度の変化が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T3)を超えた時(図のUで示す。)、電動モーター9および触媒加熱手段20bをOFFする等の制御を行う。
これにより、機器の脱臭性能を確保し、触媒20a周辺の温度を抑制できる。
次に、厨芥ごみが脱臭用の触媒の温度を比較的に緩やかに高温まで上昇させる場合の制御方法について、図4を参照し説明する。
このような厨芥ごみが厨芥収納容器4内に投入されて乾燥運転が開始されると、時間が経過しても触媒20aの温度が上昇を続け、遂には所定温度(T4)を超える場合がある。所定温度(T4)は、触媒20a等に損傷を与えない上限に近い値に設定する。
触媒20aの温度が上昇し、脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T4)を超えた時には、制御回路29は電動モーター9および触媒加熱手段20bをOFFし、触媒20aの温度上昇を抑制する。
その後、触媒20aの温度が低下して行くので、制御回路29は脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T5)以下となった時、排気手段22をOFFとする。つまり、再度乾燥運転をしても問題のない温度まで低下したことを確認して制御を終了する。所定温度(T5)は、所定温度(T1)より低く、触媒20aの活性温度領域のほぼ下限の値に設定する。
また、脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T4)を超えた時には、制御回路29は報知手段30により使用者に異常発生の旨を報知する。つまり、使用者に異常が発生した旨を表示、または音、あるいは表示および音で報知して適切な処置を促す。
尚、前記所定温度T1、T2、T3、T4およびT5の設定値の大小関係は、T5<T1<T2<T3<T4とするとよい。
本発明の一実施例における厨芥処理機の要部断面図である。 本発明の一実施例における厨芥処理機の制御動作を示すブロック図である。 本発明の一実施例における厨芥処理機の基本的な制御方法を示す図で、(a)は通常の厨芥ごみの場合の制御方法を示し、(b)は特殊な厨芥ごみの場合の制御方法を示している。 本発明の一実施例における厨芥処理機の異常を発生させる厨芥ごみの場合の制御方法を示す図である。 従来例における厨芥処理機の要部断面図である。
符号の説明
1 本体
4 厨芥収納容器
6 回転撹拌刃
9 電動モーター
12 加熱手段
13 送風手段
16 循環送風ダクト
20 触媒脱臭器
20a 触媒
20b 触媒加熱手段
22 排気手段
23 脱臭器センサー
29 制御回路
30 報知手段




Claims (1)

  1. 厨芥処理機の本体と、この本体の開口部を覆う本体蓋と、前記本体内に取り付けられた外側固定容器と、この外側固定容器内に着脱自在に設置された厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内の厨芥ごみを加熱する加熱手段と、触媒および触媒加熱手段とで構成され、前記厨芥収納容器内で発生した臭気を無臭化する触媒脱臭器と、該触媒脱臭器によって脱臭された気体を本体外に排出する排気手段と、前記加熱手段、触媒加熱手段を制御する制御回路とで構成され、前記触媒脱臭器によって脱臭された空気を本体外に排出する厨芥処理機において、
    前記触媒脱臭器を前記本体と外側固定容器との間に設置するとともに、
    触媒脱臭器の近傍あるいは触媒脱臭器に隣接して脱臭器センサーを設け、
    該脱臭器センサーを制御回路の入力側に接続し、触媒脱臭器の触媒加熱手段および排気手段を制御回路の出力側に接続し、
    該制御回路は乾燥運転が開始されると触媒加熱手段をONとし、
    前記脱臭器センサーの検出する温度が、触媒の活性温度領域の下限に近い所定温度(T1)を超えたとき排気手段をONとし、
    脱臭器センサーの検出する温度の変化が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器センサーの検出する温度が触媒の活性温度領域内で高い所定温度(T3)を超えた時、触媒加熱手段をOFFすることを特徴とする厨芥処理機。
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