JP3952891B2 - 生ごみ処理機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は台所で発生する生ごみを処理する生ごみ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乾燥方式の生ごみ処理機は、生ごみを収納する生ごみ収納容器1内を加熱する加熱手段2であるヒータと、前記加熱手段2にて発生した熱を前記生ごみ収納容器1内に送る送風ファン3と、前記生ごみ収納容器1内の生ごみを撹拌する撹拌手段4と、生ごみ収納容器1の蓋5とを配備している。また、生ごみ収納容器1より蒸発する蒸気を含む空気から臭気を除去するための脱臭装置6と、脱臭装置6の排気側に前記空気を吸引する吸引ファン7を設けてあり、温度を検知する温度センサー8にて運転時間を自動で制御しているものがある。前記温度センサー8により、前記生ごみ収納容器1内の生ごみが加熱乾燥されることにより発せられる蒸気の温度(蒸気温度、もしくは蒸気の通路を構成する部品温度)の変化を捉え、乾燥終了を検知するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成においては、乾燥途中におけるごみの混ざり具合や粉砕度合いは、判断できず澱粉質のごみについては団子状になり表面だけが乾燥して中身は未乾燥のまま終了してしまうことがあった。また、果物等の水分の多いごみと肉などの水分の少ないごみが混ざっている場合、他の水分の少ないごみが早く乾燥してしまい、果物等は湿っぽい状態で終了してしまうこともあった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、生ごみ収納容器内の生ごみの乾燥進行状態を正確に全体的に把握することで、仕上がりよく乾燥する生ごみ処理機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、生ごみを収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみを加熱する加熱手段と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記生ごみ収納容器から空気を排出する排出手段と、前記空気の臭気成分を軽減する脱臭手段と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する赤外線センサーを備え、前記赤外線センサーの出力に応じて、前記脱臭手段の運転動作を制御し、前記赤外線センサーの出力値の上昇勾配が所定値より大きいとき、前記脱臭手段の脱臭能力を大きくするもので、生ごみ収納容器内の生ごみの加熱具合及び乾燥進行度合いを赤外線センサーにて把握し、適切な制御を行うことにより最短時間で仕上がりよく乾燥することができる生ごみ処理機を提供できるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、生ごみを収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみを加熱する加熱手段と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記生ごみ収納容器から空気を排出する排出手段と、前記空気の臭気成分を軽減する脱臭手段と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する赤外線センサーを備え、前記赤外線センサーの出力に応じて、前記脱臭手段の運転動作を制御し、前記赤外線センサーの出力値の上昇勾配が所定値より大きいとき、前記脱臭手段の脱臭能力を大きくするもので、生ごみ収納容器内の生ごみの加熱具合及び乾燥進行度合いを赤外線センサーにて把握し、適切な制御を行うことにより最短時間で仕上がりよく乾燥することができる生ごみ処理機を提供できるものである。また、臭いの発生を防止することができる。
【0007】
本発明の請求項2記載の発明は、生ごみを収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみを加熱する加熱手段と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記生ごみ収納容器から空気を排出する排出手段と、前記空気の臭気成分を軽減する脱臭手段と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する赤外線センサーを備え、前記赤外線センサーの出力に応じて、前記排出手段および/または前記脱臭手段の運転動作を制御し、前記赤外線センサーの出力値の上昇勾配が所定値より大きいとき、前記脱臭手段の脱臭能力を大きくすると共に、前記排出手段の排出能力を小さくするもので、生ごみ収納容器内の生ごみの加熱具合及び乾燥進行度合いを赤外線センサーにて把握し、適切な制御を行うことにより最短時間で仕上がりよく乾燥することができる生ごみ処理機を提供できるものである。また、生ごみ収納容器内から排出される空気量を制御することにより、臭いの発生を防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について添付図面をもとに説明する。図1において、15は生ごみを収納する生ごみ収納容器で、16は生ごみ収納容器15を収納する乾燥庫である。生ごみ収納容器15の内壁には固定刃43が設けられている。44は固定刃43と交差しながら回転する回転刃なる撹拌手段で、センター軸46に連結されている。センター軸46は、回転モータ45で駆動される。17は蓋で、蓋17と生ごみ収納容器15との間のタイトは、蓋側に取り付けたパッキン20を生ごみ収納容器15に圧接することにより維持する。蓋17の下部には、加熱手段である乾燥ヒータ18と送風ファン19を配備してあり、複数個の開口48を設けた保護カバー49で覆ってある。21は蓋17の内側に設けた排出口、22は排出口21につながる上パイプで、連結パッキン24を介して脱臭手段である脱臭装置25につながる下パイプ23に圧接される。50は乾燥モータである。脱臭装置25の排気側には、排出手段である吸引ファン27と吸引モータ28を有しており、吸引した脱臭装置25の排気は、本体排気口29より外部へ排出される。
【0009】
脱臭装置25は、臭いを化学分解する部材をコーティングした触媒30と、化学反応を促進するために触媒30を加熱する触媒ヒータ31を配備し、金属ケース32内に収納してあり、加熱された生ごみから発生した臭気を含む水蒸気は、脱臭装置25にて臭いを除去された後、外部に排出される。
【0010】
吸引モータ28には、冷却ファン33と吸引ファン27が、吸引ファン27の手前には、ファンガイド36が設けてあり、脱臭装置25の排気は、ホース37を通り、ファンガイド36の接続部38に至る。ファンガイド36と吸引ファン27の間には、2〜5mmの隙間が設けてあり、ファンガイド36と吸引ファン間に異物が入り込んでも回転を妨げないようになっている。但しファンガイド36の外径は、吸引ファン27の外径とほぼ同寸法にしてあり、吸引ファン27を覆っているため、吸引ファン27は、外気はほとんど吸引できず、ファンガイド36の接続部38をとおってくる脱臭装置からの排気を吸引し、排出する。
【0011】
本体排気口29は吸引ファン27とファンガイド36の下方に開口しており、冷却ファン33の送風により吸引ファン27の排気を希釈して本体外部に排出する。40は制御回路である。
【0012】
上記構成において、乾燥ヒータ18で加熱された空気が送風ファン19によって開口48を経て生ごみ収納容器15内に送り出され、生ごみを加熱する。加熱された生ごみより発生した蒸気は、吸引ファン27によって吸引されることにより、蓋17の内側に設けた排出口21から排出され、排出口21につながる上パイプ42を通り、上パイプ42と連結パッキン24を介して脱臭装置25につながる下パイプ23を通過し、脱臭装置25に至る。そして脱臭装置25内にて化学反応により臭気を除去された後、冷却ファン33によって室温程度の温度まで冷却されて本体排気口29より外部に排出される。同時に生ごみは、固定刃43と交差しながら回転する回転刃44により、撹拌・粉砕されながら乾燥され、乾燥終了後は、減量・細分化される。
【0013】
51は、生ごみ収納容器15内の温度分布を測定する赤外線センサーであり、生ごみ収納容器15の表面全体の温度分布を読み取る。読み取った情報は制御回路40内で演算処理され、状況に応じて下記の制御を行う。
【0014】
生ごみ表面の温度が目標温度(105℃に仮設定)に達しない場合は、乾燥ヒータ18の入力をONにし続け、常に加熱されるようにする。生ごみ表面の温度が設定温度に達した場合は、回転刃44を回転させ、ごみを撹拌する。
【0015】
その後、生ごみ表面の温度が急激に上昇する(赤外線センサー51の出力値の上昇勾配が所定値より大きいとき)場合は、乾燥速度が速すぎるため、乾燥ヒータ18入力を抑えるとともに、脱臭装置25の触媒ヒータ31の入力を上げ、触媒30の化学反応を促進し、脱臭性能を高めることにより臭気の発生を防止する。同時に吸引ファン27の回転数を減らし、脱臭装置25へ吸引される蒸気量を抑えることにより脱臭装置25で確実に脱臭できる蒸気量のみ吸引するようにして臭い発生を抑える。
【0016】
また、生ごみ表面の温度分布が不均一になった場合(赤外線センサー51が検出する生ごみの温度分布の格差が大きいとき)は、生ごみが団子状になっていると判断し、回転刃44の撹拌頻度を小さくし、1回の撹拌時間を短くしてごみの移動を抑えるとともに反転回数を増やし、回転方向を小刻みに切り換えることによって団子状になった生ごみを粉砕する。
【0017】
そして、生ごみ表面がすべて略均一に目標温度以上に達したと赤外線センサー51が検知した場合、乾燥が終了したと判断し、一定時間(10分に仮設定)経過後冷却工程に移行する。そして生ごみ表面温度が約60℃になった段階で、蓋をあけても臭いがきつくなく、やけどの恐れもないことから運転終了を表示して運転を停止する。
【0018】
これらの制御は、赤外線センサー51からの情報のみで演算処理してコントロールできることから簡単な構成できめ細かい制御を行うことができ、短時間で仕上がり状態のよい生ごみ処理機を提供することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、生ごみ収納容器内の生ごみの乾燥進行状態を正確に全体的に把握することで、仕上がりよく乾燥する生ごみ処理機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における生ごみ処理機の断面図
【図2】 従来例の生ごみ処理機の断面図
【符号の説明】
15 生ごみ収納容器
18 乾燥ヒータ(加熱手段)
19 送風ファン
25 脱臭装置(脱臭手段)
27 吸引ファン(排出手段)
28 吸引モータ
44 回転刃(撹拌手段)
Claims (2)
- 生ごみを収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみを加熱する加熱手段と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記生ごみ収納容器から空気を排出する排出手段と、前記空気の臭気成分を軽減する脱臭手段と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する赤外線センサーを備え、前記赤外線センサーの出力に応じて、前記脱臭手段の運転動作を制御し、前記赤外線センサーの出力値の上昇勾配が所定値より大きいとき、前記脱臭手段の脱臭能力を大きくする生ごみ処理機。
- 生ごみを収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみを加熱する加熱手段と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記生ごみ収納容器から空気を排出する排出手段と、前記空気の臭気成分を軽減する脱臭手段と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する赤外線センサーを備え、前記赤外線センサーの出力に応じて、前記排出手段および/または前記脱臭手段の運転動作を制御し、前記赤外線センサーの出力値の上昇勾配が所定値より大きいとき、前記脱臭手段の脱臭能力を大きくすると共に、前記排出手段の排出能力を小さくする生ごみ処理機。
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