JP3279218B2 - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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JP3279218B2
JP3279218B2 JP10444797A JP10444797A JP3279218B2 JP 3279218 B2 JP3279218 B2 JP 3279218B2 JP 10444797 A JP10444797 A JP 10444797A JP 10444797 A JP10444797 A JP 10444797A JP 3279218 B2 JP3279218 B2 JP 3279218B2
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定廣 嶋田
基道 三島
隆文 横山
健二 伊藤
徹 小立
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に家庭の台所で発
生する生ごみを処理する厨芥処理機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の厨芥処理機において、特に厨芥を
乾燥させて処理する方法として、厨芥を収納した乾燥庫
の上部に加熱用の生ごみ加熱手段とファンを設けて、厨
芥を撹拌しながら厨芥に温風を当てて乾燥処理する温風
方式、乾燥庫の底部を加熱して乾燥庫内の厨芥を煮沸さ
せて乾燥処理する直接加熱方式、蒸気を乾燥庫の外周に
循環させて大きな熱容量で乾燥させる蒸気方式などがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の内、温風方
式の場合、厨芥が乾燥するに従い、乾燥して軽くなった
厨芥が舞い上がり、それが生ごみ加熱手段に付着して、
焦げ臭を発するなどの問題があった。
【0004】また、直接加熱方式の場合、乾燥庫の加熱
温度を上げると、乾燥庫の内壁に厨芥が焦げ付くなどの
問題があった。さらに乾燥庫が高温になるため、乾燥庫
を形成する材料などが限られてしまう問題もあった。さ
らに乾燥庫の底部が高温になるため、他の構成部品に熱
影響が及ぼさないように複雑な断熱構成をとる必要があ
り高価なものになっていた。
【0005】また、蒸気で加熱する方式では、蒸気用の
設備が必要であるなど構造が複雑で大型となり、家庭の
台所等の近傍で使用することができなかった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、厨芥
を効率よく乾燥させるとともに、安価で小型な厨芥処理
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、生ごみ収納容器を挿入する乾燥用容器と、前
記乾燥用容器の底部を加熱する生ごみ加熱手段と、生ご
み収納容器から蒸気を排出する通気路を設け、前記生ご
み収納容器と乾燥用容器との間に隙間を形成し、前記隙
間の大きさを、前記生ごみ加熱手段側底部において大き
く設定し、上方に向かって次第に狭くなるようにした
で、生ごみ収納容器の生ごみ加熱手段側の部分の過熱を
防止して、生ごみ収納容器全体を均一に加熱して、生ご
みの焦げ付きを防止し、かつ効率良く乾燥させることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
生ごみ収納容器と、生ごみ収納容器を挿入する乾燥用容
器と、前記乾燥用容器の底部を加熱する生ごみ加熱手段
と、生ごみ収納容器から蒸気を排出する通気路を設け、
前記生ごみ収納容器と乾燥用容器との間に隙間を形成
し、前記隙間の大きさを、前記生ごみ加熱手段側底部に
おいて大きく設定し、上方に向かって次第に狭くなるよ
うにしたので、生ごみ収納容器の生ごみ加熱手段側の部
分の過熱を防止して、生ごみ収納容器全体を均一に加熱
して、生ごみの焦げ付きを防止し、かつ効率良く乾燥さ
せることができる。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、生ごみ収
納容器の上端を、乾燥用容器に取着した支持体で受け、
前記生ごみ収納容器と乾燥用容器との間の隙間を遮蔽す
るもので、空気層が密閉され、加熱効率が高まるもので
ある。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、生ごみ収
納容器の側面外周に垂直方向に複数個のリブを設け、か
つ前記リブの先端を乾燥用容器に当接させたもので、前
記リブにより熱対流がスムーズに行われ、かつ乾燥用容
器の熱がリブを介して伝わることにより、さらに生ごみ
収納容器の加熱効率をあげるとともに、生ごみ収納容器
のがたつきをおさえることができる。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、生ごみ収
納容器の形状を略すり鉢状として、乾燥用容器の側面部
に対し、生ごみ収納容器側面を傾斜させることにより、
生ごみ収納容器の側面が上昇する熱対流から熱を受けや
すくなり、加熱効率が上げるとともに投入ごみが撹拌部
を有する底部中央に集中する効果を有し、乾燥効率を上
げることができる。
【0012】本発明の請求項5記載の発明は、乾燥用容
器を加熱する生ごみ加熱手段を円環状に形成し、前記生
ごみ加熱手段を乾燥用容器の側壁の下方に配備したもの
で、上方に上がる生ごみ加熱手段の熱の範囲内に乾燥用
容器側面が位置するため乾燥用容器の温度分布が均一に
なるとともに、中央に有する撹拌部に対しスペースを有
効に活用でき、コンパクトな構造に結び付けることがで
きる。
【0013】本発明の請求項6記載の発明は、乾燥用容
器の底部に設けられ外気と連通する吸引口と、生ごみ収
納容器内部と空気層とを連通する第二の吸気口を設け、
前記吸引口を前記空気層に連通させたもので、生ごみ収
納容器に流入する外気が事前に加熱されるため、外気の
温度の変化による影響が少なくなり乾燥状態のばらつき
が少なくなる。
【0014】本発明の請求項7記載の発明は、第二の吸
気口を空気層の上部に形成したもので、生ごみ収納容器
と乾燥用容器との間を通過する空気が熱対流に沿って上
昇するので、外気吸引手段の負荷が少なくて済み、加熱
される経路も最長となり、生ごみ収納容器に入る空気が
十分加熱されるので乾燥効率も良くなる。
【0015】本発明の請求項8記載の発明は、乾燥用容
器の外周を覆う円筒状の断熱ケースを備え、前記断熱ケ
ースと乾燥用容器との間に第二の空気層を形成したもの
で、乾燥用容器が保温され、しかも第二の空気層を経て
熱が上方へロスなく移動し、生ごみ加熱手段の熱が生ご
み収納容器に均一に伝わりやすくなり、省電力で乾燥効
率の良い生ごみ処理機を提供することができる。
【0016】本発明の請求項9記載の発明は、生ごみ収
納容器と、生ごみ収納容器を挿入する乾燥用容器と、前
記乾燥用容器の上部開口部を覆う蓋と、前記蓋の下面に
設けられたファンと、、前記ファンの外周に設けたファ
ンガイドと、前記乾燥用容器の下部を加熱する生ごみ加
熱手段とを備えたもので、ファンにより生ごみ収納容器
内の空気を撹拌し、底面の熱を奪って生ごみ収納容器内
の温度を均一にすると共に生ごみの表面の蒸気を飛散さ
せることによって蒸気の発生を促進させて乾燥速度を早
めることができる。
【0017】本発明の請求項10記載の発明は、乾燥用
容器の外周部に第2の生ごみ加熱手段を備えたもので、
生ごみ収納容器内の温度を上昇させて、生ごみの表面の
蒸気を飛散させて蒸気の発生を促進させ、乾燥速度を早
めることができる。
【0018】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第1の実施例について図1〜図3をもと
に説明する。
【0019】図において、12は生ゴミを収納する生ご
み収納容器で、11は前記生ごみ収納容器12を受ける
乾燥用容器である。40は生ごみ収納容器12の上部を
支持する支持体で、乾燥用容器11の上方開口部の開口
縁に取着されている。さらにその支持体40は、生ごみ
収納容器12を形成する材料よりも熱膨張係数の小さい
材料で成形されている。
【0020】生ごみ収納容器12を乾燥用容器11内に
収納したとき、生ごみ収納容器12の外壁と乾燥用容器
11の内壁との間の隙間で空気層41を形成している。
前記隙間は、下方すなわち乾燥用容器11の後述の生ご
み加熱手段であるヒータ30側底部において大きく設定
し、上方に向かって次第に狭くなるように設定してい
る。
【0021】さらに詳細に述べると、乾燥用容器11の
側面はほぼ垂直に設定してあり、一方生ごみ収納容器1
2の側面は、上方へ行くほど径が大きくなるすり鉢状の
形状に設定してある。42は生ごみ収納容器12の外周
側面に垂直方向に複数個設けられたリブで、その径方向
の先端が乾燥用容器11の内壁に接するように設定され
ている。
【0022】生ごみ収納容器12の内壁には固定刃13
が設けられている。14は固定刃13と交差しながら回
転する回転刃で、センター軸16に連結されている。セ
ンター軸16は、乾燥用容器11底部に設けた接続装置
17により着脱自在に回転軸18に連結されており、回
転軸18には、回転モータ15の回転がプーリー19と
ベルト23、および小ギヤと大ギヤからなる減速装置2
3により減速されて伝達される。これら固定刃13と回
転刃14により生ごみ収納容器12の内部の生ごみを粉
砕撹拌する粉砕撹拌手段を構成している。
【0023】30は乾燥用容器11を加熱するヒ−タで
あり、乾燥用容器11の底部に略円環状に配置し、その
径は乾燥用容器11の下部とほぼ同一に設定してある。
31はヒータ温度やモータの回転をコントロールするた
めの制御回路を収納する回路ケースである。33は乾燥
用容器11を覆う円筒状の断熱ケースで、内部に断熱材
34を配備してある。24は厨芥処理機本体に開閉可能
に設けた蓋で、生ごみ収納容器12の開口を蓋24に取
着したパッキン25にてシールしている。
【0024】36は蓋24の内側に設けた裏蓋37に設
けた吸気口である。20は、図3に示すように、蓋24
の内側に設けた裏蓋37に設けた排出口であり、小パッ
キン38に至るまで空気通路を形成している。小パッキ
ン38は、吸気フィルタ39と蓋24閉時に当接するよ
う配置してあり、吸気フィルタ39は本体側に設けた排
気ホース21と連通されている。さらに排気ホース21
は脱臭装置22に接続されている。
【0025】脱臭装置22の排気側には、遠心ファン2
6とモータ27からなる吸引手段を有しており、生ごみ
収納容器12内の蒸気は吸引されることより、裏蓋37
の排出口20から脱臭装置22に至って外部へ排出され
る。
【0026】以上のように構成された厨芥処理機におい
て、その動作を説明する。生ごみ収納容器12に投入さ
れた生ごみは、回転刃14により撹拌されると共に回転
刃14と固定刃13により粉砕される。ヒータ30によ
り加熱された乾燥用容器11は、生ごみ収納容器12に
全周から熱を伝え、生ごみ収納容器12内の温度が上昇
して生ごみが加熱される。加熱された生ごみからは水蒸
気が発生し、生ごみ収納容器12上部の排出口20から
排出される。
【0027】排出された水蒸気はファン26とモータ2
7からなる吸引手段により吸引され、吸気フィルタ3
9、排気ホース21を通り、脱臭装置22にて臭いを除
去された後、外部に排出される。よって乾燥中は異臭も
ない上、粉砕、乾燥された生ごみは、生ごみ収納容器1
2に残るが、嵩が減っており、棄てやすく、また乾燥し
て水分活性が低下しているので、腐敗したりカビが発生
することはない。従って生ごみ収納容器12が一杯にな
るまで、次々、乾燥した生ごみの上に生ごみを入れて乾
燥処理することができる。よって生ごみに比べ、扱いや
すく、減量され、処理しやすいごみに変換することがで
きる。
【0028】生ごみ収納容器12はすり鉢状の形状にな
っているため、生ごみ収納容器12の外壁と乾燥用容器
11の内壁との間の隙間は、上方に向かって次第に狭く
なるように設定されているので、ヒータ30に近い乾燥
用容器11底部の温度は高くなる(約250℃)が、底
部では生ごみ収納容器12と乾燥用容器11との隙間が
大きいため、生ごみ収納容器12の温度は低く抑えられ
る(約130℃)。
【0029】一方、乾燥用容器11側面は上に行くほど
ヒータ30の熱が伝わりにくく、温度が低下してくる
(約160℃)が生ごみ収納容器12と乾燥用容器11
との隙間が狭いため、生ごみ収納容器12への熱伝達は
良くなり、底面とほぼ同じ温度になる(約130℃)。
【0030】よって生ごみ収納容器12は、上下方向に
渡ってほぼ均一の温度に加熱されるので比較的低い温度
でも従来の温風を送り込む方式と同等の加熱能力を発揮
し、生ごみを短時間で乾燥することができる。しかもヒ
ータ温度が高くなっていても生ごみ収納容器12の温度
は耐熱樹脂で耐えられる温度で抑えられるので、直接生
ごみ収納容器12を加熱する方法に比べ、形成が自由な
材料で形成することができる。また樹脂でも形成できる
ので金属で形成する場合と比べ、表面の剥離性をあげる
ことができ、こびり付きも少なくなるなどその効果は大
なるものがある。
【0031】又、生ごみ収納容器12の上部が、生ごみ
収納容器12の材料よりも熱膨張係数の小さい材料で成
形され乾燥用容器11に取着した支持体40で支持され
ているので、加熱温度が上がるほど生ごみ収納容器が支
持体40に圧接され、生ごみ収納容器12と乾燥用容器
11とので形成される空気層41の熱気が逃げにくくな
り、より熱効率があがって乾燥が速くなる。
【0032】また生ごみ収納容器12の側面外周に設け
た複数個のリブ42の先端を乾燥用容器11に接するよ
うに設定することにより、空気層41内の熱対流をスム
ーズにし、かつ温度が上がりにくい生ごみ収納容器12
側面に乾燥用容器11の熱がリブ42を介して伝わるこ
とにより、さらに生ごみ収納容器11の加熱効率をあげ
るとともに、生ごみ収納容器12の乾燥用容器11内の
がたつきをおさえることができる。
【0033】また生ごみ収納容器12をすり鉢状の形状
にして側面を傾斜させることにより、上昇する熱対流か
ら熱を受けやすくなり、加熱効率を上げるとともに、投
入ごみが撹拌部を有する生ごみ収納容器12底部中央へ
集める効果を有し、粉砕されやすくなり、乾燥効率を上
げることができる。さらにヒータ30は、円形に形成
し、発熱部の位置を乾燥用容器11側壁の下方に配備し
たことにより、上方に上がるヒータの熱の範囲内に乾燥
用容器11側面が位置するため、乾燥用容器11側面の
温度が上がりやすくなり、結果として生ごみ収納容器1
2の温度分布が均一になるとともに、中央に有する撹拌
部に対し、スペースを有効に活用でき、コンパクトな構
造に結び付けることができる。
【0034】(実施例2) 次に第2の実施例を図4、図5を用いて説明する。上記
実施例と同一部分については、同一符号を付してその説
明を省略する。
【0035】35は乾燥用容器11の底部に設けられ、
外気と連通する吸引口で、43は生ごみ収納容器12内
部と空気層41とを連通する第二の吸気口で、生ごみ収
納容器12の上部に設けられている。
【0036】33は略円筒状の断熱ケースで、乾燥用容
器11の外周を覆い、熱を保温するとともに内方に向け
て熱を反射させ、乾燥用容器11の加熱を促進するため
のものである。そして乾燥用容器11と断熱ケース33
とで第二の空気層45が形成されている。44は断熱ケ
ース33の底部に設けられ外気と連通した空気取り入れ
口である。
【0037】上記構成による作用は以下の通りである。
【0038】空気取り入れ口44より流入する外気は、
吸引口35を経て、空気層41に入り、下から上へ迂回
するように通過する。その際、外気は空気層41の熱対
流にのって移動するため、通過中に外気は加熱され、仮
に外気が低温でも第二の吸気口43を経て生ごみ収納容
器12に入る際には、高い温度になっている。よって生
ごみ収納容器12に温風が送り込まれることになり、乾
燥が一層促進される。
【0039】また上昇気流に乗って外気が上昇するた
め、遠心ファン26とモータ27からなる吸引手段の能
力に加えて吸引力が働くことになり、モータ27の負荷
が低減されることになる。
【0040】また乾燥用容器11と断熱ケース33との
間の第二の空気層45により、断熱効果が一層たかま
り、さらに空気取り入れ口44からの外気が第二の空気
層45内でも対流し、乾燥用容器11の底部の熱を乾燥
用容器11の側面上部に伝える効果をなし、乾燥用容器
11の加熱効率が上がり、省電力で乾燥処理することが
できる。
【0041】(実施例3) 次に第3の実施例を図6を用いて説明する。なお、上記
実施例と同一部分については、同一符号を付してその説
明を省略する。
【0042】蓋24の下面の裏蓋37には生ごみ処理容
器12内部の空気を撹拌するファン46が設置されてい
る。47はファン46を回すモ−タ、48はファン46
によって発生した風を下方に導くガイド、49は面全体
に空気が通過する開口を有するファンカバ−である。モ
−タ47の回転軸47aが貫通する箇所に吸気口50を
設け、蓋24内部を通る外気を生ごみ収納容器12内に
導入する。
【0043】51は、乾燥用容器11の外周部に巻かれ
た第2のヒ−タで、生ごみ収納容器12の側壁を間接的
に加熱するためのものである。好ましくは、第2のヒー
タ51は生ごみ収納容器12の高さ方向の温度分布を考
慮して上方に設けるのがよい。
【0044】上記構成による作用は以下の通りである。
【0045】遠心ファン26の吸引力によって、蓋24
内の空気は吸気口50から生ごみ収納容器12と蓋24
で囲まれた空間に取り入れられる。乾燥用容器11の外
周部に巻かれた第2のヒ−タ51によって生ごみ収納容
器12の側壁が加熱される。蓋24の下面に設けたファ
ン46は生ごみ収納容器12内の空気を撹拌し、この
時、生ごみ収納容器12の側壁の熱も奪って生ごみ収納
容12器内の空気の温度を高め、高温度の空気を循環さ
せることにより、生ごみの乾燥速度を早めることができ
る。
【0046】さらに、蓋24の下面に設けたファン46
により生ごみ収納容器12内の空気を撹拌し、底面の熱
を奪って生ごみ収納容器12内の温度を均一にすると共
に生ごみの表面の蒸気を飛散させることによって蒸気の
発生を促進させて乾燥速度を早めることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
生ごみ収納容器と、生ごみ収納容器を挿入する乾燥用容
器と、前記乾燥用容器の底部を加熱する生ごみ加熱手段
と、生ごみ収納容器から蒸気を排出する通気路を設け、
前記生ごみ収納容器と乾燥用容器との間の隙間を形成
し、前記隙間の大きさを、前記生ごみ加熱手段側底部に
おいて大きく設定し、上方に向かって次第に狭くなるよ
うにしたので、生ごみ収納容器の生ごみ加熱手段側の部
分の過熱を防止して、生ごみ収納容器全体を均一に加熱
して、生ごみの焦げ付きを防止し、かつ効率良く乾燥さ
せることができる。
【0048】しかもヒータ温度が高くなっていても生ご
み収納容器の温度は耐熱樹脂で耐えられる温度で抑えら
れるので直接生ごみ収納容器を加熱する方法に比べ、形
成自由な材料で形成できる。また樹脂でも形成できるの
で金属で形成する場合と比べ、表面の剥離性が優れ、こ
びり付きも少なくなるなどその効果は大なるものがあ
る。また、生ごみ収納容器が部分的に過熱される事が無
いので、ごみの焦げ付きを防止し、かつ効率良く乾燥さ
せることができる。
【0049】請求項2記載の発明では、生ごみ収納容器
が支持体に圧接され、生ごみ収納容器と乾燥用容器との
で形成される空気層の熱気が逃げにくくなり、より熱効
率があがって乾燥が速くなる。
【0050】請求項3記載の発明では、熱対流をスムー
ズにし、かつ乾燥用容器の熱がリブを介して伝わること
により、さらに生ごみ収納容器の加熱効率をあげるとと
もに、生ごみ収納容器のがたつきをおさえることができ
る。
【0051】請求項4記載の発明では、上昇する熱対流
から熱を受けやすくするために生ごみ収納容器の側面を
傾斜させたもので、加熱効率を上げるとともに投入ごみ
が撹拌部を有する底部中央へ集める効果を有し、乾燥効
率を上げることができる。
【0052】請求項5記載の発明では、上方に上がるヒ
ータの熱の範囲内に乾燥用容器側面が位置するため乾燥
用容器の温度分布が均一になるとともに中央に有する撹
拌部に対し、スペースを有効に活用でき、コンパクトな
構造に結び付けることができる。
【0053】請求項6記載の発明では、生ごみ収納容器
に投入される空気が事前に加熱されるため外気の変化の
影響が少なく環境変化の影響による乾燥状態のばらつき
が少なくなる。
【0054】請求項7記載の発明では、生ごみ収納容器
と乾燥用容器との間に通って通過する空気が熱対流に沿
って上昇するので、外気吸引手段の負荷が少なくて済
み、加熱される経路も最長となり、生ごみ収納容器に入
る空気が十分加熱されるので乾燥効率も良くなる。
【0055】請求項8記載の発明では、円筒状の断熱ケ
ースが乾燥用容器の熱を保温するとともに内部に反射さ
せ、乾燥用容器の加熱を補助するとともに、乾燥用容器
と円筒状の断熱ケースとで第二の空気層内でも熱対流が
生じ、乾燥用容器底部の熱を乾燥用容器側面上部に伝え
る効果をなすため加熱効率が上がり、省電力で乾燥処理
することができる。
【0056】請求項9記載の発明では、蓋の下面に設け
たファンにより生ごみ収納容器内の空気を撹拌し、底面
の熱を奪って生ごみ収納容器内の温度を均一にすると共
に生ごみの表面の蒸気を飛散させることによって蒸気の
発生を促進させて乾燥速度を早めることができる。
【0057】請求項10記載の発明では、乾燥用容器の
外周部に第2の生ごみ加熱手段を備え、生ごみ収納容器
内の温度を上昇させながら、蓋の下面に設けたファンは
高温の空気を撹拌し、生ごみ収納容器内の温度を高める
と共に生ごみの表面の蒸気を飛散させて蒸気の発生を促
進させ、乾燥速度を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す厨芥処理機の全体
断面図
【図2】同厨芥処理機の斜視図
【図3】同厨芥処理機の要部断面図
【図4】本発明の第2の実施例を示す厨芥処理機の全体
断面図
【図5】同厨芥処理機の要部断面図
【図6】本発明の第3の実施例を示す厨芥処理機の全体
断面図
【符号の説明】
11 乾燥用容器 12 生ごみ収納容器 20 排出口 24 蓋 26 遠心ファン 30 ヒータ(生ごみ加熱手段) 33 断熱ケース 34 断熱材 35 吸引口 36 吸気口 37 裏蓋 40 支持体 41 空気層 42 リブ 43 第二の吸気口 44 空気取り入れ口 45 第二の空気層 46 ファン 51 第2のヒ−タ(第2の生ごみ加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 基道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 横山 隆文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 伊藤 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小立 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−14842(JP,A) 特開 平8−338687(JP,A) 特開 平8−303959(JP,A) 特開 平8−121966(JP,A) 特開 平8−75363(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 B09B 3/00 303 B09B 5/00 F26B 1/00 - 25/22

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ収納容器と、生ごみ収納容器を挿
    入する乾燥用容器と、前記乾燥用容器の底部を加熱する
    生ごみ加熱手段と、生ごみ収納容器から蒸気を排出する
    通気路を設け、前記生ごみ収納容器と乾燥用容器との間
    に隙間を形成し、前記隙間の大きさを、前記生ごみ加熱
    手段側底部において大きく設定し、上方に向かって次第
    に狭くなるようにした厨芥処理機。
  2. 【請求項2】 生ごみ収納容器の上端を、乾燥用容器に
    取着した支持体で受け、前記生ごみ収納容器と乾燥用容
    器との間の隙間を遮蔽する請求項1記載の厨芥処理機。
  3. 【請求項3】 生ごみ収納容器の側面外周に垂直方向に
    複数個のリブを設け、かつ前記リブの先端を乾燥用容器
    に当接させた請求項1又は2記載の厨芥処理機。
  4. 【請求項4】 生ごみ収納容器の形状を略すり鉢状とし
    て、乾燥用容器の側面部に対し、生ごみ収納容器側面を
    傾斜させた請求項1〜3のいずれか1項記載の厨芥処理
    機。
  5. 【請求項5】 乾燥用容器を加熱する生ごみ加熱手段を
    円環状に形成し、前記生ごみ加熱手段を乾燥用容器の側
    壁の下方に配備してなる請求項1〜4のいずれか1項記
    載の厨芥処理機。
  6. 【請求項6】 乾燥用容器の底部に設けられ外気と連通
    する吸引口と、生ごみ収納容器内部と空気層とを連通す
    る第二の吸気口を設け、前記吸引口を前記空気層に連通
    させた請求項1〜5のいずれか1項記載の厨芥処理機。
  7. 【請求項7】 第二の吸気口を空気層の上部に形成して
    なる請求項6記載の厨芥処理機。
  8. 【請求項8】 乾燥用容器の外周を覆う円筒状の断熱ケ
    ースを備え、前記断熱ケースと乾燥用容器との間に第二
    の空気層を形成してなる請求項1〜7のいずれか1項記
    載の厨芥処理機。
  9. 【請求項9】 生ごみ収納容器と、生ごみ収納容器を挿
    入する乾燥用容器と、前記乾燥用容器の上部開口部を覆
    う蓋と、前記蓋の下面に設けられたファンと、前記ファ
    ンの外周に設けたファンガイドと、前記乾燥用容器の下
    部を加熱する生ごみ加熱手段とを備えた厨芥処理機。
  10. 【請求項10】 乾燥用容器の外周部に第2の生ごみ加
    熱手段を備えた請求項1〜9のいずれか1項記載の厨芥
    処理機。
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