JP2001187373A - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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JP2001187373A
JP2001187373A JP2000323687A JP2000323687A JP2001187373A JP 2001187373 A JP2001187373 A JP 2001187373A JP 2000323687 A JP2000323687 A JP 2000323687A JP 2000323687 A JP2000323687 A JP 2000323687A JP 2001187373 A JP2001187373 A JP 2001187373A
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幸雄 林田
Hisao Tsunaga
久夫 津永
Hideaki Sakatani
英明 酒谷
Hiroshi Nishida
博史 西田
Tatsuo Yoshikawa
達夫 吉川
Katsuyuki Ishibashi
勝之 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみを粉砕し乾燥することにより、元の体
積、重量を低減し、また、放置していても腐敗したりカ
ビの発生がなく、後処理に手間が掛からないようにし、
かつ生ごみの粉砕・撹拌が効率よく行える厨芥処理機を
提供する。 【解決手段】 生ごみ収納容器2の生ごみを粉砕・撹拌
するため、生ごみ収納容器2の内壁に設けた固定刃と、
生ごみ収納容器2の内底部に設けた回転刃5を有し、少
なくとも回転刃5は休止と回転を繰り返す間欠回転とす
るものである。生ごみ収納容器2に投入された生ごみ
は、粉砕、攪拌されながらヒータ8によって加熱乾燥さ
れる。粉砕、乾燥された生ごみは生ごみ収納容器2内に
残るが、乾燥して水分活性が低下しているので、そのま
ま生ごみ収納容器2内に入れていても、腐敗したりカビ
が発生することはない。さらに、回転刃5は休止と回転
を繰り返す間欠回転なので、生ごみの粉砕・撹拌がより
効果的に行えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ等の厨芥を
処理する厨芥処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の厨芥処理機としては、生ごみを粉
砕して下水へ流すディスポーザーや、生ごみを粉砕、脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみは放置しておくと腐敗しやすく、悪
臭を発生する。そのために、脱臭回収した生ごみを低温
で保管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して、処
理しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の厨
芥処理機は、環境汚染の原因になったり、処理機で処理
した後の処理に手間が掛かるという問題があった。
【0004】本発明は上記従来の厨芥処理機の課題を解
決するもので、生ごみを粉砕し乾燥することにより、元
の体積、重量を低減し、また、放置していても腐敗した
りカビの発生がなく、後処理に手間が掛からないように
し、かつ生ごみの粉砕・撹拌が効率よく行える厨芥処理
機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の請求項1記載の発明は、生ごみ収納容器の生ごみを
粉砕・撹拌する粉砕撹拌手段を、生ごみ収納容器の内壁
に設けた固定刃と、生ごみ収納容器の内底部に設けた回
転刃とから構成し、少なくとも回転刃は休止と回転を繰
り返す間欠回転とするものである。
【0006】上記構成によれば、生ごみ収納容器に投入
された生ごみは、粉砕、攪拌されながら加熱手段によっ
て加熱乾燥される。粉砕、乾燥された生ごみは生ごみ収
納容器内に残るが、嵩が減っており、また、乾燥して水
分活性が低下しているので、そのまま生ごみ収納容器内
に入れていても、腐敗したりカビが発生することはな
い。さらに、生ごみは粉砕撹拌手段で細かく粉砕される
ため乾燥しやすくなり、乾燥速度を速めることができ
る。少なくとも回転刃は休止と回転を繰り返す間欠回転
なので、生ごみの粉砕・撹拌がより効果的に行えるもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器の生ごみを粉砕
・撹拌する粉砕撹拌手段と、前記生ごみ収納容器内の生
ごみを加熱乾燥させる生ごみ加熱手段と、前記生ごみか
ら発生する臭気成分を浄化する脱臭装置を備え、前記粉
砕撹拌手段は生ごみ収納容器の内壁に設けた固定刃と、
生ごみ収納容器の内底部に設けた回転刃とからなり、少
なくとも回転刃は休止と回転を繰り返す間欠回転とする
ものである。
【0008】上記構成によれば、生ごみ収納容器に投入
された生ごみは、粉砕、攪拌されながら加熱手段によっ
て加熱乾燥される。生ごみからは臭気成分を含んだ水蒸
気は、脱臭装置へ導かれ臭気成分は浄化される。粉砕、
乾燥された生ごみは生ごみ収納容器内に残るが、嵩が減
っており、また、乾燥して水分活性が低下しているの
で、そのまま生ごみ収納容器内に入れていても、腐敗し
たりカビが発生することはない。したがって、生ごみ収
納容器が一杯になるまで、乾燥した生ごみの上に、次々
生ごみを入れて乾燥処理することができる。さらに、生
ごみは粉砕撹拌手段で細かく粉砕されるため乾燥しやす
くなり、乾燥速度を速めることができる。また、固定刃
と回転刃を連続して回転すると、ご飯などのでんぷん質
の生ごみは粘りが強く、餅状になり、内部が乾燥しにく
くなる。従って、少なくとも回転刃は休止と回転を繰り
返す間欠回転とすることによって、でんぷん質の生ごみ
が餅状になるのを防止しているので、生ごみの粉砕・撹
拌がより効果的に行えるものである。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、少なくと
も回転刃は休止と回転を繰り返す間欠回転をするととも
に、回転時毎に回転方向を反転させるように制御するの
で、回転刃の刃を上下二段に配列したもので、でんぷん
質の生ごみが餅状になるのを防止することができる。ま
た、一方向にのみ回転刃を回転し続けると、固定刃と回
転刃の間に生ごみが詰まりやすくなり、回転刃がロック
をしやすくなるので、回転刃を間欠回転で毎回、回転方
向を変化させることにより、回転刃のロックを防止する
ようにしている。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、回転刃の
刃を上下二段に配列したので、生ごみが回転方向だけで
なく上下方向にも移動するため攪拌が効率良く行われ、
生ごみの乾燥がを促進される。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、回転刃は
のを上下二段に配列し、それぞれの刃の先端が一方は固
定刃と略水平となるように形成し、他方は固定刃と略垂
直に交差するように形成したものである。この構成によ
れば、固定刃と回転刃の互いの交差角度が異なることに
より、生ごみを効率良く粉砕することができるととも
に、交差角度が一方向の場合は固定刃に生ごみが絡まり
やすくなるが、交差角度を変えることにより絡みつきを
防止することができる。しかも回転刃の刃を上下二段に
配列していることから生ごみが回転方向だけでなく上下
方向にも移動するため攪拌が効率良く行われ、生ごみの
乾燥がを促進される。
【0012】
【実施例】以下本発明の第一の実施例について、図1、
図2を参照しながら説明する。
【0013】図において、1は断熱容器(図1では一例
として内壁と外壁で構成され間の空間を真空にした真空
断熱容器を示す)、2は断熱容器内に取り出し自在に設
置した生ごみ収納容器である。生ごみ収納容器2内には
生ごみの粉砕撹拌手段として固定刃4、回転刃5を設け
ている。固定刃4は生ごみ収納容器2の内壁に設けら
れ、回転刃5は生ごみ収納容器2の内底部に設けてあ
り、生ごみ収納容器2の底面から突き出した回転軸6に
固定されている。生ごみ収納容器2の上方には生ごみ加
熱手段としてヒータ8と、ヒータ8の熱を生ごみ収納容
器2内に均等に送り込むための撹拌ファン9を設けてい
る。10は撹拌ファン駆動用のモータである。
【0014】また、断熱容器1の外周部には生ごみから
発生する水蒸気を凝縮する凝縮部11を配置している。
凝縮部11の外部には外面を冷却する送風ファン12が
設置されている。そして断熱容器1および生ごみ収納容
器2は、この実施例では傾斜した状態に設置され、これ
らは一体となって回転するようになっている。そのため
駆動モータ14の回転は減速ギヤ15を介して駆動軸1
6に伝達されるが、この駆動軸16を2軸構成、すなわ
ち外側の軸16aと内側の軸16bより構成している。
外側の軸16aはカッブリング17aによって断熱容器
1と係合しており、断熱容器1および生ごみ収納容器2
を回転させる。また内側の軸16bはカップリング17
bによって回転軸6と係合し、回転刃5を回転させる。
また駆動軸16の外側の軸16aと内側の軸16bは互
いに異なる方向に回転する構成としている。
【0015】凝縮部11の下部には凝縮水流出パイプ1
8、排気パイプ19が接続されている。凝縮水流出パイ
プ18の先端には凝縮水を溜める凝縮水容器20を脱着
自在に設けている。排気パイプ19には脱臭装置21を
設けている。22は厨芥処理機本体、23は生ごみ加熱
手段を収納した蓋である。蓋23はヒンジ24で支持さ
れ、厨芥処理機本体22の上に開閉自在で、パッキンを
挟み込み、ラッチ式ハンドル25で蓋23と厨芥処理機
本体22が固定されて、生ごみ収納容器2は密閉状態に
なる。
【0016】次に、固定刃4と回転刃5は図3に示すよ
うに相互に逆方向に回転し、休止と回転を繰り返す間欠
回転とするとともに、回転時毎に回転方向が反転するよ
うに制御されている。固定刃4と回転刃5とは駆動軸1
6を2軸構成とし、しかも外側の軸16aと内側の軸1
6bとが互いに異なる方向なので、回転刃5と生ごみ処
理容器2との回転方向が互いに異なり、よって、回転刃
と5と生ごみ処理容器2に設けた固定刃4との回転方向
が互いに逆方向となる。こうすることよって、生ごみ収
納容器2に入れた生ごみは、固定刃4ですくい上げられ
て撹拌され、固定刃4と回転刃5の間で粉砕される。し
かも、固定刃4と回転刃5とが互いに逆方向に回転する
ので、固定刃4と回転刃5との相対速度が高まり、生ご
みの粉砕能力を高めることができる。
【0017】また、固定刃4と回転刃5を連続して回転
すると、ご飯などのでんぷん質の生ごみは粘りが強く、
餅状になり、内部が乾燥しにくくなる。従って、回転を
間欠的に短時間行う(例えば5秒回転、60秒休止)こ
とによって、でんぷん質の生ごみが餅状になるのを防止
している。また、一方向にのみ回転を続けると、固定刃
4と回転刃5の間に生ごみが詰まりやすくなり、回転刃
5がロックをしやすい。従って、間欠回転で毎回、回転
方向を変化させることにより、回転刃5のロックを防止
するようにしている。
【0018】また、回転刃5の一部には生ごみ収納用袋
を破砕するための破砕刃26を垂直方向に設けている。
回転刃5は主に生ごみ粉砕・撹拌用である。生ごみを生
ごみ収納用袋(ポリエチレン袋等)に入れた状態で生ご
み収納容器2に投入し、粉砕乾燥を行う。この場合、回
転刃5が回転するので、回転刃5に設けた破砕刃26も
生ごみ収納用袋の底で回転し袋を破砕する。そして袋の
中の生ごみが袋よりこぼれだし、回転刃5の先端と固定
刃4によって粉砕される。このように、生ごみを生ごみ
収納用袋に入れた状態で、生ごみ収納容器2に投入で
き、厨芥処理機の使用性の向上を図っている。
【0019】また、回転刃5は回転軸6と着脱自在に係
合する構成としている。すなわち、図2に示すように回
転軸6の先端部は断面が略D形状をしており、一部に細
い溝部27がある。同様に回転刃6の中央部にも断面が
略D形状の穴を設けて、その中にはバネ28により付勢
された突起29が突き出している。回転軸6の先端に回
転刃5を挿入すると突起29が溝部27にはまりこみ、
回転刃5と回転軸6が係合し、逆に回転刃5を手で引く
と、容易に外すことができる。従って、生ごみ収納容器
内2が汚れたり、回転刃5に生ごみが焼き付いたりした
場合には、回転刃5を外して、生ごみ収納容器2や回転
刃5を洗うことができ、掃除がしやすい構成としてい
る。
【0020】また、回転刃5はその表面がプラスチック
スよりなっているものである。すなわち回転刃5を金属
製とした場合は、先端の刃部を残し、他の表面をプラス
チックス(図2の破線部分)で覆った構成としている。
また回転刃5はその全体がプラスチックスで構成された
ものであってもよい。プラスチックスは金属に比べて非
粘着性が高いので、この構成により、粉砕乾燥時に、生
ごみが回転刃5に焼き付くことは殆どなく、付着した場
合も、容易に拭き取ることができ、より掃除がしやすく
なる。
【0021】なお、固定刃4も回転刃5と同様な構成と
すれば、生ごみの焼き付きをさらに効果的になくすこと
ができるものである。
【0022】以上のように構成された厨芥処理機につい
て、その動作を説明する。生ごみ収納容器2に投入され
た生ごみは、相互に逆方向に間欠的に、かつ回転方向が
反転する回転刃5と固定刃4の間で粉砕される。同時に
ヒータ8によって加熱され、撹拌ファン9によって生ご
み収納容器2内に均等に熱を拡散する。また、生ごみ収
納容器2は傾斜した状態で回転し、この時、生ごみ収納
容器2の内壁に設けた固定刃4が生ごみをすくいあげる
ため、粉砕した生ごみは撹拌される。生ごみからは臭気
成分を含んだ水蒸気が発生し、生ごみ収納容器2の開口
部から断熱容器1の外側の凝縮部11へ流入する。
【0023】そして水蒸気は凝縮部11において、送風
ファン12で冷却されて凝縮し、凝縮水流出パイプ18
を通って凝縮水容器20に溜まる。一方、凝縮しきれな
かった臭気成分を含む水蒸気は排気パイプ19から脱臭
装置21へ導かれ臭気成分は浄化される。粉砕、乾燥さ
れた生ごみは生ごみ収納容器2に残るが、嵩が減ってお
り、また、乾燥して水分活性が低下しているので、その
まま生ごみ収納容器内2に入れていても腐敗したりカビ
が発生することはない。従って、生ごみ収納容器2が一
杯になるまで、次々、乾燥した生ごみの上に生ごみを入
れて乾燥処理することができる。そして、生ごみ収納容
器2に残った乾燥生ごみと凝縮水容器20に溜まった凝
縮水を定期的に回収して捨てる。
【0024】なお、本実施例では生ごみの撹拌効果をあ
げるために生ごみ収納容器2を傾斜させるとともに回転
させているが、回転刃5だけでも撹拌作用を得ることが
できるので、生ごみ収納容器2を垂直で固定させた構成
としてもよいものである。
【0025】以下、生ごみ収納容器を垂直に固定した第
二の実施例につき説明する。本実施例は図4〜図7に基
づいて説明する。図4において、31は断熱容器で、二
重壁の間に断熱層としての空気層を形成している。32
は断熱容器31内に設置した生ごみ収納容器である。生
ごみ収納容器32の内壁には固定刃33が設けられてい
る。34は刃を上下二段に配列しそれぞれの刃の先端が
一方34aは固定刃33と略水平に、他方34bは固定
刃33と略垂直に交差しながら回転する回転刃で、回転
刃34を取り付けた回転軸35aにはモ−タ35の回転
がベルト36を介して伝達される構成である。上記固定
刃33と回転刃34により生ごみ収納容器32の内部の
生ごみを粉砕撹拌する粉砕撹拌手段を構成している。
【0026】38は断熱容器31の外周部に配置した凝
縮部で、その外側に冷却ファン39が設置されている。
40は凝縮器38より流れ出る凝縮水を回収し溜める凝
縮水収拾容器である。41は厨芥処理機本体上部に開閉
可能に取り付けた蓋で、生ごみの投入口をパッキン37
にてシールしている。42は生ごみ収納容器32内の空
気を撹拌する遠心ファンよりなる攪拌ファンで、回転面
が前記蓋41の下面47とほぼ平行に設けられ、生ごみ
収納容器42の上方開口に突出している。43は撹拌フ
ァン42による撹拌空気を熱風とするヒ−タで、攪拌フ
ァン42の外周に配備してある。そして撹拌ファン42
とヒータ43により生ごみを乾燥する乾燥手段を構成し
ている。なお、断熱容器31および生ごみ収納容器32
の上端部と蓋41の下面47とは隙間のある状態で配置
されている。
【0027】44は蓋41の下面47に設けたフ−ド
で、撹拌ファン42より吐出される熱風を生ごみ収納容
器32内に導くようにしている。45は攪拌ファン42
を駆動する駆動モータで、カバー46、断熱材60とと
もに蓋41内に設置している。駆動モータ45の軸49
は、図7に示すように蓋41の下面47を貫通するとと
もに、貫通部分48を覆ってグリス溜め57aを有する
軸受け57を摺動自在に設けている。軸受け57はバネ
58により蓋41の下面47側に付勢されている。また
軸49には自冷ファン59を設けている。
【0028】また、図4に示すように凝縮部38と凝縮
水収拾容器40はホース50により連結され、ホース5
0は分岐されて脱臭装置21に連結されている。また凝
縮水収拾容器40内には、凝縮水が満杯になったことを
検知するフロートスイッチからなる検知装置53が設け
てあり、本実施例では磁石54を内蔵した浮き子55と
リードスイッチ56にて構成している。また凝縮水収拾
容器40は通電時には比較的高温となる脱臭装置51に
近接して配置し、検知装置53にその熱が作用するよう
にしている。さらにヒータ43の近傍でかつ攪拌ファン
42からの排出風の通路内に温度センサー52を設けて
ヒータ43の温度コントロールを行っている。
【0029】以上のように構成された厨芥処理機におい
て、その動作を説明する。生ごみ収納容器32に投入さ
れた生ごみは、回転刃34により攪拌されると共に回転
刃34と固定刃33により粉砕される。攪拌ファン42
とヒ−タ43による熱風は、蓋41の下面47とフ−ド
44と生ごみ収納容器32で形成される空間内を循環
し、前記空間内の空気を攪拌しながら生ごみを加熱す
る。加熱された生ごみからは水蒸気が発生し、生ごみ収
納容器32の上端部と蓋41の下面47との隙間から凝
縮部38に溢れ出る。断熱容器31の働きで、生ごみ収
納容器32の内部に比べ凝縮部38の温度は低いため、
前記水蒸気は凝縮され水となり凝縮水収拾容器40に集
められる。一方、凝縮しきれなかった臭気成分を含む水
蒸気は、分岐ホースから脱臭装置51へ導かれ臭気成分
は浄化されて外部に排出される。粉砕、乾燥された生ご
みは生ごみ収納容器32に残るが、嵩が減っており、ま
た、乾燥して水分活性が低下しているので、そのまま入
れていても腐敗したりカビが発生することはない。
【0030】ここで、凝縮水収拾容器40が満杯になれ
ば検知装置53が働き、次回の運転時には凝縮水を捨て
なければ運転できないように制御する。凝縮水収拾容器
40の容量は凝縮水の1回処理分の余裕を持たせてある
ため、検知装置53が働く時点では、運転途中で検知装
置53が作動してもその回は最後まで処理されるが、次
回運転時には凝縮水を捨てなければ運転できなくなって
おり、凝縮水収拾容器40から水が溢れだすことはない
ようにしている。仮に外気温度が低下し、凝縮水が凍り
ついて検知装置53が動かない場合には水が溢れる恐れ
があるが、検知装置53近傍に発熱源である脱臭装置5
1が配備されているため、運転時には脱臭装置51の熱
により凝縮水の凍結が解除され、検知装置53が正常に
働き水が溢れ出ることはない。
【0031】次に攪拌ファン42の作用を図5により説
明する。撹拌ファン42より吐出される風は、図5に示
すように撹拌ファン42の回転方向成分の流速Vを有
し、フ−ド44によってガイドされつつ生ごみ収納容器
32内へ送り込まれ、生ごみを加熱したのち、撹拌ファ
ン42の中心部より再度、撹拌ファン42に吸い込まれ
る。従って熱風がヒータ43外周を高速に回転するため
ヒータ43近傍に設けた温度センサー52は、乾燥途中
段階で熱風が蒸気を含む場合には、ヒータ43の放射熱
よりも蒸気の影響を受け、蒸気すなわち生ごみ収納容器
32内の温度を測定することになる。そのため、生ごみ
収納容器32内が乾燥温度になるよう頻繁にヒータ43
の入力が入り乾燥を早めることができる。
【0032】乾燥が進み、熱風内の蒸気が少なくなると
温度センサー52はヒータ43の放射熱からの影響を受
けやすくなり、ヒータ43自体の温度を測定するように
なる。よって、蒸気が少なくなってヒータ43の温度が
急速に上昇する場合には、温度センサー52はヒータ4
3自体の温度を測定しているので、ヒータ43の過昇防
止が図れ、またヒータ消費電力の節約が行える。
【0033】次に生ごみの粉砕撹拌について図6により
説明する。回転刃34は上下二段に配置した二本の刃に
よって形成されており、一方の刃34aの先端は図6
(a)に示すように固定刃33と略水平に交差し、他方
の刃34bの先端は図6(b)に示すように固定刃33
と略垂直に交差する。したがって、互いの交差角度が異
なることにより生ごみを効率良く粉砕することができる
とともに、交差角度が一方向の場合は固定刃33に生ご
みが絡まりやすくなるが、交差角度を変えることにより
絡みつきを防止することができる。しかも、回転刃を上
下二段に配置していることから、生ごみが回転方向だけ
でなく上下方向にも移動することになり、攪拌が効率良
く行われ生ごみの乾燥が促進される。また、生ごみの撹
拌性能が高まるので、生ごみ収納容器を傾斜させること
なく効果的に生ごみを撹拌できる。
【0034】次に、撹拌手段42、駆動モータ45、お
よび蓋41の関連について図7により説明する。駆動モ
ータ45の軸49に摺動自在に設けた軸受け57は、グ
リス溜め57aを設けて駆動モータ45の軸49と貫通
部分48との隙間を覆ってシールするため、軸49と貫
通部分48との隙間は余裕を持って設定することがで
き、よって振動および熱膨張による隙間の変動に対応す
ることができる。かつ軸受け57およびバネ58は自冷
ファン59により空冷されることにより、攪拌ファン4
2から駆動モータ45に伝わる熱を放熱し、駆動モータ
45の温度上昇を低減しているものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、粉砕、乾
燥された生ごみは生ごみ収納容器に残るが、嵩が減って
おり、また、乾燥して水分活性が低下しているので、そ
のまま生ごみ収納容器内に入れていても腐敗したりカビ
が発生することはない。従って、生ごみ収納容器が一杯
になるまで、乾燥した生ごみの上に生ごみを入れて乾燥
処理することができる。しかも、生ごみを粉砕するので
生ごみ内に熱を伝えやすくなり乾燥速度を速めて乾燥処
理時間を短縮することができ、生ごみの粉砕・撹拌がよ
り効果的に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における厨芥処理機の断
面図
【図2】(a)同厨芥処理機における生ごみの粉砕撹拌
手段の要部断面図 (b)同厨芥処理機における撹拌手段の回転軸を示す要
部斜視図
【図3】同厨芥処理機の回転刃と固定刃の回転制御状態
を示す図
【図4】本発明の第二の実施例における厨芥処理機の断
面図
【図5】同厨芥処理機の撹拌ファン部分の平面図
【図6】(a)同厨芥処理機の固定刃と回転刃の関係の
一方側を示す要部斜視図 (b)同他方側を示す要部斜視図
【図7】同厨芥処理機の駆動モータ部分の拡大断面図
【符号の説明】
1、31 断熱容器 2、32 生ごみ収納容器 3、33 固定刃 4、34 回転刃 8、38 凝縮部 10、40 凝縮水収拾容器 11、41 蓋 12、42 攪拌ファン 13、43 ヒ−タ 21、41 脱臭装置 26 破砕刃 45 駆動モータ 48 貫通部分 49 軸 53 検知装置 57 軸受け 59 自冷ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 11/08 F26B 25/00 A 21/00 B09B 3/00 303M 25/00 5/00 ZABP (72)発明者 津永 久夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 酒谷 英明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西田 博史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉川 達夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石橋 勝之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器
    の生ごみを粉砕・撹拌する粉砕撹拌手段と、前記生ごみ
    収納容器内の生ごみを加熱乾燥させる生ごみ加熱手段
    と、前記生ごみから発生する臭気成分を浄化する脱臭装
    置を備え、前記粉砕撹拌手段は生ごみ収納容器の内壁に
    設けた固定刃と、生ごみ収納容器の内底部に設けた回転
    刃とからなり、少なくとも回転刃は休止と回転を繰り返
    す間欠回転とする厨芥処理機。
  2. 【請求項2】 少なくとも回転刃は休止と回転を繰り返
    す間欠回転をするとともに、回転時毎に回転方向を反転
    させるように制御する請求項1記載の厨芥処理機。
  3. 【請求項3】 回転刃は刃を上下二段に配列した請求項
    1または2記載の厨芥処理機。
  4. 【請求項4】 回転刃は刃を上下二段に配列し、それぞ
    れの刃の先端が一方は固定刃と略水平となるように形成
    し、他方は固定刃と略垂直に交差するように形成した請
    求項1または2記載の厨芥処理機。
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