JP3331405B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP3331405B2 JP20436694A JP20436694A JP3331405B2 JP 3331405 B2 JP3331405 B2 JP 3331405B2 JP 20436694 A JP20436694 A JP 20436694A JP 20436694 A JP20436694 A JP 20436694A JP 3331405 B2 JP3331405 B2 JP 3331405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭やレストラン等の
厨房から発生する生ゴミを加熱、乾燥処理する厨芥処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の厨芥処理装置として、例えば、
特開平5−237407号公報に開示されているように
生ゴミを釜内で加熱し乾燥させることで減量、軽量化し
て貯蔵、運搬の取扱いの容易化を図ったものがある。そ
こでは、生ゴミをヒータと送風ファンで加熱乾燥させる
手段と回転刃の間欠回転運動で攪拌する手段とを併設し
てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前出の従来
例のものでは、ヒータと送風ファンによる加熱乾燥の開
始と同時もしくは開始後に回転刃による攪拌を同時に進
行させているが、攪拌の開始時には釜の内部圧力が瞬間
的に最も高くなって蒸気が多量に発生する。従って、触
媒脱臭方式、凝縮脱臭方式あるいは活性炭などからなる
脱臭装置を備えている場合、生ゴミの攪拌開始と同時に
もしくはその開始前に送付ファンにより空気が釜内に吹
き込まれると、多量の蒸気が一気に脱臭装置に送り込ま
れることになり、このため脱臭装置に過大な負荷を与
え、脱臭不足が生じて強い悪臭があるまま排気され、ま
たその過大な負荷に応えるようにするには脱臭装置の大
型化を招くという欠点がある。また釜の内圧が空気の送
り込みにより更に高くなって蓋がその内圧で瞬間的に開
いて強い臭気を釜から外部へ放出するという不具合もあ
った。
【0004】本発明の目的は、空気送込みによる乾燥手
段と攪拌手段とを併用した厨芥処理装置において攪拌開
始時における釜内圧の急上昇による脱臭不足、臭気漏れ
の防止を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図示例のよう
ち生ゴミを受け入れる内釜3と、内釜3を開閉する蓋2
と、外気を内釜3内に送り込む送気手段39と、内釜3
内の気体を外部に排出する排気経路と、内釜3の内部に
設置された攪拌翼9と、前記排気経路に備えた脱臭装置
50とを備えてある厨芥処理装置において、攪拌翼9の
駆動開始時に、送気手段39が駆動停止状態にあるよう
に制御する手段を設けてあることを特徴とする。攪拌翼
9による攪拌は連続攪拌方式または間欠攪拌方式を採用
する。連続攪拌方式の場合は、送気手段39の駆動開始
時期を攪拌翼9の駆動開始時期よりも遅延させるか、ま
たは送気手段39の駆動開始時期を攪拌翼9の駆動開始
時期よりも早く設定する場合攪拌翼9の駆動開始時に送
気手段39の駆動が停止状態になるように制御する。間
欠攪拌方式の場合は、その停止と運転の間隔を長くとる
場合のみ、連続攪拌の場合と同様に攪拌翼9の運転開始
時もしくは運転時に送気手段39の運転を停止させ、攪
拌翼9の停止時に送気手段39を運転させる。その停止
と運転の間隔が短いときは送気手段39を連続運転して
もよい。
【0006】
【作用】攪拌翼9の駆動開始時には送気手段39を駆動
停止状態に制御しておくと、生ゴミの攪拌開始時に蒸気
が多量に発生しても内釜3の内圧の上昇のみによって自
然的に排気が行えるので、触媒装置50の負荷が過大に
なるようなことがなく、触媒装置50のもつ能力範囲内
で十分に脱臭できて外部へ無臭気状態で放出できる。ま
た蓋2が攪拌開始時に瞬間的に開くようなこともなくな
るので、内釜3からの強い臭気漏れをも防止できる。
【0007】
【実施例】本発明に係る厨芥処理装置の一実施例を図1
ないし図10に基づいて説明する。図2および図3にお
いて、この厨芥処理装置は外箱1の上部に開閉自在な蓋
2を備えている。外箱1の内部には生ゴミが投入される
内釜3が設置され、この内釜3の周側方および底部は外
釜4で覆っている。内釜3は外釜4に対し出し入れ自在
とする。外釜4の内底面には加熱手段としてのシーズヒ
ータ等のヒータ5が設置され、このヒータ5の発熱で内
釜3と外釜4の間に形成した空間8内の空気の温度が上
がり、その熱で内釜3が生ゴミを焦げつかせない程度
(110℃程度以下)に熱せられるものとする。外釜4
の周側方および底部は断熱材6を内装した断熱容器7で
覆って、外部への放熱を軽減している。この断熱容器7
の外側は外箱1で覆われている。
【0008】図5において、内釜3の内底の中央部に
は、生ゴミを攪拌して乾燥を促進させるための攪拌翼9
を装着している。攪拌翼9は内釜3の内底の中央部に垂
直に支持固定した軸受筒10内に攪拌軸11を軸受12
を介して回転自在に支持し、この攪拌軸11上に羽根板
保持筒13を固定している。攪拌軸11の下端にはクラ
ッチ片14を固定する。一方、断熱容器7の底部を支持
固定する支持台15の中央には原動軸16を攪拌軸11
の直下にそれと同一軸線上になるように軸受17を介し
て支持する。原動軸16の上端には、外釜4からの内釜
3を出し入れする動作に伴い前記クラッチ片14と係脱
するクラッチ片19が固定される。図3に示すように、
その原動軸16の下端と、外箱1内の下部に張設したの
中底板20上に設置した駆動モータ21の軸22とにそ
れぞれプーリ23・24を固定し、両プーリ23・24
間にベルト25を掛ける。しかるときは駆動モータ21
が駆動するとベルト25、原動軸16、およびクラッチ
片19・14を介して攪拌軸11が回転する。
【0009】図9および図10において、攪拌翼9は上
下2枚の羽根板26・27を有する。上下の羽根板26
・27共にこれの回転方向先行側端縁26a・27a
が、羽根板保持筒13の円周接線上にほぼ合致する曲線
状に形成し、これにより攪拌時に生ゴミが内釜3内の径
方向中央付近に停滞することなく、その径方向外方の内
壁3aに向かって移動するようにしてある。下側の羽根
板27はこれの回転方向先行側端縁27aよりも回転方
向後行側端縁27bが高くなるようにその傾斜角度θが
15〜30°位に設定して取り付ける。これら回転方向
先行側端縁27aの径方向外端部と回転方向後行側端縁
27bの径方向外端部とをつなぐ外周縁27cは内釜3
の内壁3aに沿うよう平面視において円弧状に形成する
とともに、一個あるいは数個の切欠部28を有する形に
形成する。下側の羽根板27の形状をこのように形成す
ることにより、攪拌時に生ゴミを回転方向先行側端縁2
7aですくい上げながら回転方向後行側端縁27bの方
向へ持ち上げて内釜3の内壁3aに接触加熱させる機会
を増大させ、切欠部28から下方へ内釜3の内壁3aに
沿わせて落下させる。
【0010】上側の羽根板26は、下側の羽根板27と
は反対に、これの回転方向先行側端縁26aが回転方向
後行側端縁26bよりも高くなるように蒸気傾斜角度θ
と同じく15〜30°位の傾斜状態に取り付ける。これ
ら回転方向先行側端縁26aの径方向外端部と回転方向
後行側端縁26bの径方向外端部とは、下側の羽根板2
7と同様に、内釜3の内壁3aに沿うよう平面視におい
て円弧状につなぐ外周縁26cでつなぎ、この外周縁2
6cに一個あるいは数個の切欠部28を設ける。従っ
て、攪拌時に上側の羽根板26はこの上に位置する生ゴ
ミを回転方向後行側端縁26bの方向へずり下げながら
内釜3の内壁3aに接触加熱させる機会を増大させ、切
欠部28から下方へ内釜3の内壁3aに沿わせて落下さ
せる。
【0011】図2および図3に示すように、攪拌翼9の
上端には半球形状あるいは弾頭形状に形成した頭部29
を付けることにより、この上に生ゴミが滞留することの
ないように、また後述する送気口36から吹き出される
風が内釜3の内底に向けてスムーズに流れるように整流
作用を発揮する。
【0012】図3および図6において、蓋2は、外箱1
の外形に対応させた大きさの外蓋30と、内釜3の上方
を密閉する内蓋31とで二重に作って内外蓋31・30
間に空間38を形成している。図4および図7に示すよ
うに、この二重構造の蓋2はこれの後端部を外箱1の後
側上端部に左右一対のヒンジ32をもって取り付け、こ
のヒンジ32まわりに開閉回動できるようにしてある。
そのヒンジ32は外箱1側に固定した継手33と蓋2側
に固定した継手34どうしを重ね、この重合部に継手ピ
ン35を通してなる。この蓋2の内蓋31には、図2に
示すように、生ゴミの加熱乾燥時に空気を送り込むため
の送気口36と、生ゴミの乾燥中に内釜3内で発生する
水蒸気を排出するための排気口37とを設ける。送気口
36は内釜3の中央上方に位置するように設けて、空気
を内釜3の中央上方から生ゴミに吹き付け、生ゴミの全
体に均一に効率的に吹き付けるようにしてある。排気口
37は内釜3の上部中央からずれた偏心位置に存在する
ように送気口36の左右両側に設けて、生ゴミの乾燥中
に発生する水蒸気が内釜3内に滞留することなく速やか
に釜外へ排出するようにしてある。
【0013】図3において、上記送気口36へ空気を送
り込むための送気手段としてのポンプ部39はエアーポ
ンプ等からなり、上記中底板20の下側に設置される。
ポンプ部39と送気口36とは外箱1内に配備される第
1送気管40と蓋2内に配備される第2送気管41で接
続される。ここにおいて、注目すべきは、攪拌翼9によ
る攪拌開始時に内釜3の内圧が瞬間的に最も高くなって
多量に発生する蒸気が、このポンプ部39で内釜3内に
送り込まれる空気によって後述する触媒脱臭装置に一気
に送り込まれることのないように、このポンプ部39は
図示しない制御部により上記攪拌翼9の駆動開始時には
駆動停止状態にあるように制御する点である。図1の
(A)および(B)に連続攪拌の場合におけるポンプ部
39の駆動制御方法の2例を示す。そのひとつは、図1
の(A)に示すごとくポンプ部39の駆動開始時期を攪
拌翼9の駆動開始時期よりも遅延させている。他のひと
つは、同図の(B)に示すごとくポンプ部39の駆動開
始時期を攪拌翼9の駆動開始時期よりも早く設定する
が、この場合は攪拌翼9の開始時にポンプ部39の駆動
が停止状態になるように制御するものである。図1の
(A)に示すように、ポンプ部39の駆動開始時期を攪
拌翼9の駆動開始時期よりも遅延させる方式の場合にお
けるポンプ部39の駆動開始時期は、内釜3内の生ゴミ
の加熱乾燥中に蒸発がある程度進み、内釜3の内圧が攪
拌開始時よりも低下してくる時期とほぼ同時期に設定す
る。攪拌翼9の停止後にもポンプ部39は更に所定時間
運転し続けさせているのは内釜3内を外気で冷却するた
めである。なお、図1の(A)において、攪拌翼9の運
転開始時期はヒータ5の「閉」の開始時期よりも遅らせ
てあるのは、内釜3内に前回の処理物が固くなって残っ
ている場合、これをヒータ5の加熱で柔らかくしてから
攪拌するためである。ヒータ5は120℃と100℃に
2段階制御とし、内釜3の内部温度が上昇し始めたら1
00℃に制御して生ゴミを焦がさずに残り水分を除き、
所定時間経過後に「開」とする。
【0014】図2および図6において、上記送気口36
の下方には下向き先端側を細く絞る形の吹出ノズル42
を備え、この吹出ノズル42により風が流速で内釜3が
深くてもこの内底にまで十分に達するようにしてある。
この吹出ノズル42の出口端42aは排気口37の下向
き先端37aの位置よりも内釜3内に向けて長く突出す
るように位置設定することにより、送気口36から吹き
出される風が、生ゴミの乾燥に十分使われずに、そのま
ま排気口37に短絡的に排出されることのないようにし
てある。
【0015】図6において、上記吹出ノズル42の内部
には、送気手段として、上記ポンプ部39から送り込ま
れる空気を内釜3内の生ゴミに吹き付けるための送風フ
ァン43を併設する。この送風ファン43は蓋2内に収
納配備したくま取りコイル誘導モータ等のファン駆動モ
ータ44で駆動される。このファン駆動モータ44は上
下端に軸45・46を有し、下端側の軸46上に上記送
風ファン43が固定され、上端側の軸45上には冷却フ
ァン47が固定されている。冷却ファン47は外蓋30
と内蓋31の間の空間38を更に隔壁48で上下に二分
割形成してこの上側の空間49内に配備され、このファ
ン47の駆動により外蓋30の表面温度が上昇するのを
低減する。
【0016】図3および図6において、外蓋30と内蓋
31の間の空間38内には、触媒脱臭装置、即ち排気口
37から排出される蒸気に触媒作用を及ぼして酸化脱臭
する触媒コンバータ50を設置する。この触媒コンバー
タ50はセラミックなどの担体に貴金属系触媒を担持さ
せた触媒体51を触媒筒52に充てんし、この触媒体5
1の中央にヒータ53を貫通させて構成する。ヒータ5
3は、生ゴミ乾燥時に触媒を活性化するために触媒温度
を500℃位に維持する。図4において、触媒筒52に
設けた蒸気入口54と左右の排気口37とは二股状の排
気管55で接続される。また触媒コンバータ50は重量
大であり、このために蓋2が開閉操作しにくくなること
のないように、この触媒コンバータ50は蓋2上のヒン
ジ32寄りにできるだけ近づけて配置する。
【0017】触媒コンバータ50の触媒筒52の蒸気入
口54とは反対側に設けた排出口56は、蓋2の後側部
に設けた外部排気口57に臨ませ、外部排気口57の外
側には安全性および塵埃侵入防止のために断熱材からな
るガード58を取り付けて外部排気口57の上方および
側方を覆っている。
【0018】図6に示すように、上記触媒コンバータ5
0の触媒筒52の排出口56および外部排気口57は上
記冷却ファン47が存在する上部空間49内に位置設定
している。従って上記冷却ファン47は、外蓋2の表面
温度の低減機能のみならず、触媒コンバータ50の排出
口56から排出される蒸気を外部排気口57に向けて速
やかに排出させるという強制排出機能をも発揮する。
【0019】図3および図6において、触媒コンバータ
50は触媒筒52の表面から放熱するが、この放熱はポ
ンプ部39で送り込まれる空気を送気口36に入る前に
予熱させるための予備加熱源として利用する。そのため
に、触媒筒52の外側を上記第2送気管41の中途部に
膨出状に連通形成した断熱筒59で覆って両筒52・5
9間に予熱室60を形成する。断熱筒59は空気入口6
1および出口62を有し、空気入口61は第1送気管4
0の端40aと接続し、出口62は送気口36に第2送
気管41で連通させる。蓋2は上述したようにヒンジ3
2まわりに開閉自在であり、このために蓋2を閉じたと
きは、図8に示すように断熱筒59の空気入口61が第
1送気管40の端40aと突き合わされて連通するよう
にする。その第1送気管40の端40aの内部には逆止
弁63を入れてある。触媒コンバータ50の外側を断熱
筒59で覆っておくと、触媒筒52の表面からの放熱損
失を減少させて触媒の加熱効率を向上させることができ
るため、一挙両得である。
【0020】次に、上記のごとく構成した本装置の動作
について説明する。蓋2を開けて生ゴミを内釜3の内部
に投入し、図示しない駆動スイッチをONすると、駆動
モータ21が回転を始め、攪拌翼9が生ゴミを攪拌する
とともに、ヒータ5が発熱する。ヒータ5の発熱により
内釜3内の温度が上昇し、生ゴミの水分が蒸発し始め
る。蒸発した水分は臭気と共に排気口37から排気管4
1を通って触媒コンバータ50を通過し脱臭されて、外
部排気口57へ排出される。この攪拌開始時は、内釜3
の内圧が瞬間的に最も高くなって蒸気が多量に発生する
が、ポンプ部39は駆動停止状態にして空気を内釜3内
に送り込まず、内釜3の内圧の上昇のみによって自然的
に排気を行う。従って、攪拌開始と同時もしくは開始前
にポンプ部39の駆動で空気を内釜3内に送り込む場合
に生じるような不具合、即ち多量排気が一気に行われて
触媒コンバータ50の触媒体51に過負荷を付与するよ
うな問題を防止でき、触媒コンバータ50のもつ能力範
囲内で十分に脱臭でき、外部排気口57から無臭気を放
出することになる。
【0021】蒸発がある程度進み、内釜3の内圧が低下
してくると、水分を多量に含んだ空気が滞留したままと
なるので、この時はポンプ部39を駆動させ、空気を送
気口36から送り込んで排気を促進させる。しかもその
送り込まれる空気は触媒コンバータ50の放熱で予熱さ
れており、送風ファン43で生ゴミに強制的に吹き付け
られるので、乾燥を促進させる。
【0022】所定の時間運転されると、ヒータ5による
内釜3内の加熱を停止させ、生ゴミの乾燥処理が終了す
る。使用者は蓋2を開け、外釜4から内釜3を取り出し
て処理後の乾燥ゴミを処分する。
【0023】(他の実施例)上記実施例では攪拌翼9を
連続運転するようにしてあるが、これに代えて攪拌翼9
を間欠運転させて生ゴミの攪拌を間欠的に行うようにす
ることもできる。この間欠攪拌の場合、図11に示すよ
うに停止と運転の間隔が長い場合はポンプ部39も周期
的に停止と運転を繰り返し、攪拌翼9の運転時にはポン
プ部39を停止させ、攪拌翼9の停止時にポンプ部39
を運転させる。ただし、停止と運転の間隔を短くする間
欠攪拌時にはポンプ部39を連続運転しても支障がな
い。図11においてポンプ部39の駆動開始時期を攪拌
翼9のそれよりも遅延させてあるが、ポンプ部39の駆
動開始時期を攪拌翼9のそれよりも早く設定するもので
あってもよい。要は攪拌翼9の駆動開始時にポンプ部3
9の駆動が停止状態にあるようにすればよい。間欠攪拌
の場合、攪拌当初において停止と運転の間隔を長くとっ
ているのは攪拌当初では生ゴミが水分を多く含んでお
り、この状態で粉砕すると粉砕物の表面積が小さくなっ
て乾燥しにくくなるからこれをできるだけ避けるためで
ある。水分が少なくなるとそのようなこともなく、むし
ろ細粉状化できて減量できるため前記間隔を短くし、そ
の途中からは連続運転に切り換える。その連続運転に切
り換える時期は内釜3の内部温度が上昇し始めたときに
ヒータ100℃に制御する時期と同時期である。
【0024】上記実施例では送気手段としてポンプ部3
9と送風ファン43を併設してあるが、その送風ファン
43のみで送気手段を構成するものであってもよい。ま
た上記実施例では脱臭装置として触媒コンバータ50を
採用してあるが、そのほかに、たとえば凝縮脱臭方式、
あるいは活性炭などによるものであってもよい。加熱手
段としては、高周波によって生ゴミを加熱するマグネト
ロンを内釜3に備えるものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、攪
拌翼9の駆動開始時には送気手段39の駆動が停止状態
にあるように制御するものであるから、攪拌の開始時に
おける脱臭装置の負荷を低減できて脱臭不足を防止で
き、脱臭装置のコンパクト化を図ることができる。また
攪拌の開始時における釜内圧の急上昇による蓋2の瞬間
的な開きを防止できて臭気洩れも無くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】攪拌翼とポンプ部の駆動開始時期を示す説明図
である。
【図2】全体の縦断正面図である。
【図3】全体の縦断側面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】内釜の取出し途上の状態を示す断面図である。
【図6】蓋の半開き状態を示す断面図である。
【図7】外箱と蓋を連結したヒンジ部の拡大断面図であ
る。
【図8】送気管の中途部分の断面図である。
【図9】攪拌翼の平面図である。
【図10】攪拌翼の正面図である。
【図11】他の実施例の攪拌翼とポンプ部の駆動開始時
期を示す説明図である。
【符号の説明】
3 内釜 9 攪拌翼 39 送気手段(ポンプ部) 50 脱臭装置(触媒コンバータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 21/00 B01D 53/86 B09B 5/00 F26B 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを受け入れる内釜3と、内釜3を
    開閉する蓋2と、外気を内釜3内に送り込む送気手段3
    9と、内釜3内の気体を外部に排出する排気経路と、内
    釜3の内部に設置された攪拌翼9と、前記排気経路に備
    えた脱臭装置50とを備えてある厨芥処理装置におい
    て、 攪拌翼9の駆動開始時に送気手段39の駆動が停止状態
    にあるように制御する手段を備えてあることを特徴とす
    る厨芥処理装置。
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