JP3749990B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、家庭やレストラン等の厨房から発生する生ゴミを加熱、乾燥処理する厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の厨芥処理装置として、例えば、特開平1−189383号公報に開示されているように生ゴミを釜内で加熱し乾燥させることで減量、軽量化して貯蔵、運搬の取扱いの容易化を図ったものがある。そこでは、生ゴミの加熱乾燥中に発生する気体を触媒脱臭部に通過させ脱臭して外部排気口から放出するものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、厨芥処理装置は、釜内で生ゴミの加熱乾燥中に発生する蒸気熱で高温となり、特に釜の真上を塞ぐ蓋は、その蒸気熱で非常に高温となりやすかった。そのため、例えば、蓋に電源スイッチ等を備える場合、この電源スイッチ等が熱を帯びて不安感を抱かせたり、蓋の上に他の物を置いた場合、熱損傷を加えられやすく、また厨芥処理装置の箱本体を鉄板等の耐候性に優れる金属板等で製作した場合、この表面が熱くなりやすいという問題が生じる。
【0004】
こうした問題は、前記蓋内に空間を設けることによって幾分解消されるが、空間を設けるだけでは蓋の高温化を充分に防げるものではなかった。しかも蓋の高温化の対策に伴う厨芥処理装置の大型化やコストアップを低減する必要がある。また、前記蓋内の空間から排出される高温の熱気などが使用者に当たらないようにする必要がある。
【0005】
本発明の目的は、装置の大型化やコストアップを低減できながら蓋の断熱効果を向上でき、また蓋内の断熱空間から排出される高温の熱気などが使用者に当たらないようにできる厨芥処理装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、例えば図1に示すごとく、生ゴミを受け入れて加熱、乾燥処理するための内釜3が、外箱1の内部に設置されている厨芥処理装置を対象とする。外箱1には、内釜3の上方に蓋2をこれの後側に配したヒンジ30まわりに開閉回動自在に設けてある。前記蓋2の外蓋26と内蓋27との間には、空間29を設けてあり、この空間29に、外気を取り入れて蓋2を送風冷却する冷却ファン47と、この冷却ファン47を回転駆動するファン駆動モータ41とが設置されている。そして、このファン駆動モータ41が、内釜3内へ外気を吹き付けるファン42・43の駆動モータを兼ねていることを特徴とする。
【0007】
具体的には、図5および図6に示すごとく、蓋2の前側に外気吸込口66が、蓋2の後側に外部排気口51が、蓋2の前記空間29とそれぞれ連通状に設けられており、冷却ファン47が回転することで、外気が外気吸込口66から前記空間29に吸い込まれて、外部排気口51へ向けて吐出される。
【0008】
内釜3内で生ゴミの加熱乾燥時に蒸気が発生するが、この蒸気を含む排気は、例えば図1に示すごとく、前記空間29において、冷却ファン47よりも下流側に排出されるようにすることができる。
【0009】
更に、図5および図6に示すごとく、先のファン駆動モータ41がファンケーシング65で囲まれており、冷却ファン47によって外気がファンケーシング65内に吸い込まれ、ファンケーシング65内に吸い込まれる外気でファン駆動モータ41を冷却することができる。
【0010】
【作用】
蓋2内の空間29には、冷却ファン47により常に新鮮で乾燥した外気が外気吸込口から吸い込まれ、その外気の流れで蓋2が冷却される。冷却ファン47と、内釜3内へ外気を吹き付けるファン42・43とが、1台のファン駆動モータ41で駆動される。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)
図1ないし図4は本発明に係る厨芥処理装置の第1実施例を示しており、図1および図2において、外箱1の上部に開閉自在な蓋2を備えている。外箱1の内部には生ゴミが投入される内釜3が設置され、この内釜3の周側方および底部は外釜4で覆われている。内釜3は外釜4に対し出し入れ自在である。
【0012】
外釜4の内底面には加熱手段としてのシーズヒータ等のヒータ5が設置されている。このヒータ5の発熱で内釜3と外釜4との間に形成した空間8内の空気の温度が上がり、その熱で内釜3が生ゴミを焦げつかせない程度(110℃程度以下)に熱せられる。
【0013】
外釜4の周側方および底部は断熱材6を内装した断熱容器7で覆って、外部への放熱を軽減している。この断熱容器7の外側は外箱1で覆われている。
【0014】
内釜3の内底の中央部には、生ゴミを攪拌して乾燥を促進させるための攪拌翼9が装着されている。攪拌翼9は内釜3の内底の中央部に垂直に支持固定した軸受筒10内に攪拌軸11を軸受12を介して回転自在に支持し、この攪拌軸11上に羽根板保持筒13を固定している。
【0015】
攪拌軸11の下端にはクラッチ片14を固定する。一方、断熱容器7の底部を支持固定する支持台15の中央には、原動軸16を攪拌軸11の直下にそれと同一軸線上になるように軸受17を介して支持する。原動軸16の上端には、外釜4から内釜3を出し入れする動作に伴い前記クラッチ片14と係脱するクラッチ片19が固定される。その原動軸16の下端と、外箱1内の下部に張設した中底板20上に設置した駆動モータ21の軸22とには、それぞれプーリ23・24を固定し、両プーリ23・24間にベルト25を掛ける。しかるときは駆動モータ21が駆動するとベルト25、原動軸16、およびクラッチ片19・14を介して攪拌軸11が回転する。
【0016】
蓋2は、外箱1の外形に対応させた大きさの外蓋26と、内釜3の上方を密閉する内蓋27とで二重に作って内外蓋27・26間に空間29が形成されている。この二重構造の蓋2は、これの後端部を外箱1の後側上端部に左右一対のヒンジ30をもって取り付け、このヒンジ30まわりに上下に開閉回動できる。
【0017】
上記蓋2にはファンケーシング31を形成する。このファンケーシング31は内釜3の上方に対応する内蓋27の下面一部を上壁31aとし、この上壁31aとこの下面一部にシリコンゴム等のパッキン32を介して重合しビス33等で固定した下壁34とで構成し、上壁31aの中央に吸気口35を開口し、下壁34の中央に吸込口36を、下壁34の吸込口36の外周部位に吹込口37および内部排気口39をそれぞれ開口する。
【0018】
ファンケーシング31の上部には上下両端に軸40を突出するくま取りコイル誘導モータ等のファン駆動モータ41を搭載して固定し、その下端側の軸40をファンケーシング31の内部に吸気口35から挿入している。ファンケーシング31の内部において、ファン駆動モータ41の下端側の軸40上には、遠心式のターボファンからなる吸気用ファン42と循環用ファン43とを上下に配して固着する。
【0019】
図示例では遠心式の吸気用ファン42および循環用ファン43は、図3および図4に示すように、中央に上記軸40に通すボス44aを有する一枚の平たい円板44の上下両面にそれぞれ、曲線または直線の後向き羽根45・46を同じ配列で放射状に取り付けてある。その上面側の後向き羽根45は、外気を吸気口35からファンケーシング31内に吸い込む吸気用ファンを構成する。その下面側の後向き羽根46は、上面側の後向き羽根45により吸い込まれた外気を吹込口37から内釜3内に吹き込み、生ゴミにぶつかって反転上昇する気流を吸込口36から吸い込み、再び生ゴミに外気と一緒に吹き付ける循環用ファンを構成する。
【0020】
即ち、吸気用ファン42と循環用ファン43とを一体構造にしてある。この一体構造のものを採用することによりその組み付け作業の簡略化を図ることができるが、これに代えて各々別体の円板に後向き羽根をそれぞれ取り付けてなる遠心の吸気用ファン42と循環用ファン43とを同じ軸40上に上下に配するものであってもよい。
【0021】
ファン駆動モータ41の上端側の軸40には同じく遠心式のターボファンからなる冷却ファン47を固着している。図2に示すように、外蓋26の内面にはうず形のファン囲繞リブ49を設けてうず巻形送風路50をこの吐出側端50aが外部排気口51に臨むように形成し、このうず巻形送風路50に冷却ファン47が納まるようにしてある。
【0022】
そして、この冷却ファン47が回転すると、蓋2内に図外の外気吸気口から入る外気をこれの下方から吸い込み、この外気を外蓋26の内面のファン囲繞リブ49に沿わせて蓋2の後側の左右のヒンジ30・30間に設けた外部排気口51に向けて吐出し、外部排気口51から排出される排気と混合して排気を冷却するようにしている。
【0023】
上記外箱1内の下方には、吸気口35へ外気を圧送するためのエアーポンプ等からなるポンプ部52が設置されている。ポンプ部52と吸気口35とは送気管53で接続される。ポンプ部52には、後述する排気時の触媒脱臭効果をより一層高めるために、オゾン発生器を併設し、オゾンを含んだ空気を吸気口35へ送り込むようにしてもよい。
【0024】
外蓋26と内蓋27との間の空間29内には、内部排気口39から排出される蒸気に触媒作用を及ぼして酸化脱臭する触媒脱臭部54を設置する。この触媒脱臭部54はセラミックなどの担体に貴金属系触媒を担持させた触媒体55を触媒筒56に充てんし、この触媒体56の中央にヒータ57を貫通させて構成する。ヒータ57は、生ゴミ乾燥時に触媒を活性化するために触媒温度を500℃位に維持する。
【0025】
また、触媒脱臭部54は重量大であり、このために蓋2がヒンジ30まわりに開閉操作しにくくなることのないように、この触媒脱臭部54は蓋2上のヒンジ30寄りにできるだけ近づけて配置する。
【0026】
図2において、触媒筒56に設けた流入口58と内部排気口39とは排気管59で接続される。この場合、内部排気口39から排出される水蒸気が触媒脱臭部54に入る前に温度低下したり、結露することのないように触媒筒56の蒸気入口58を内部排気口39にできるだけ近接配置させて両口56・39間の距離を短く設定し、もってできるだけ短い排気管59で足りるものとしてある。
【0027】
また、開蓋時に瞬間的に蒸気が結露し、この結露水が触媒脱臭部54に流入すると、触媒機能を低下するため、これの対策としてU字状に形成した排気管59を用いる。これによれば、蓋2をヒンジ30まわりに上方へ回動させて開けても、蒸気の結露水がU字状の排気管59のU字部59aに一時的に溜まるため、触媒脱臭部54へ直に流入するのを防止できる。
【0028】
触媒脱臭部54の触媒筒56の流入口58とは反対側に設けた流出口60は、蓋2の後側部のヒンジ30・30間に設けた外部排気口51に臨ませている。触媒筒56の流出口60から排出される排気は300℃に近いが、冷却ファン47から吐出される外気によって効果的に冷却される。従って、本装置の傍に居る者に外部排気口51からの排気により火傷を負わしたり、外部排気口51およびこの周辺部を熱変形させたりするおそれがなくなる。
【0029】
上記触媒脱臭部54は触媒筒56の表面から放熱するが、この放熱はポンプ部52で送り込まれる外気を吸気口35に入る前に予熱させるための予備加熱源として利用する。そのために、図2に示すように、触媒筒56の外側を上記送気管53の中途部に膨出状に形成した断熱筒62で覆って両筒56・62間に予熱室63を形成する。
【0030】
また、このように触媒脱臭部54の外側を断熱筒62で覆っておくと、触媒筒56の表面からの放熱損失を減少させて触媒の加熱効率を向上させることもできるため、一挙両得である。
【0031】
次に、上記構成の装置の動作について説明する。蓋2を開けて生ゴミを内釜3の内部に投入し、図示しない駆動スイッチをONすると、触媒脱臭部54のヒータ57が発熱し、触媒温度が上昇する。それと同時に、またはそれより少し後に、内釜3のヒータ5が発熱し、その後駆動モータ21が回転を始め、攪拌翼9が生ゴミを攪拌する。
【0032】
ヒータ5の発熱により内釜3内の温度が上昇し、生ゴミの水分が蒸発し始める。蒸発した水分は臭気と共に内部排気口39から排気管59を通って触媒脱臭部54を通過し脱臭されて、外部排気口51へ排出される。この場合、排気を冷却ファン47により吐出される外気によって効果的に冷却することができる。
【0033】
攪拌開始時には、内釜3の内圧の上昇分があるので、敢えてポンプ部52および吸気用ファン42を駆動させて外気を内釜3内に送り込まなくても排気は自然的に行われるが、排気効率を更に上げるにはポンプ部52および吸気用ファン42を駆動させて外気を内釜3内に強制的に送り込むことがよい。その場合、ポンプ部52は連続運転または間欠運転する。
【0034】
この場合、遠心式の吸気用ファン42は後向き羽根45の回転によって生じる遠心力の作用で外気に圧力を与えて送り込むので、内釜3内に発生する臭気や粉塵を伴う蒸気が内釜3の内圧で逆流するのを防止できる。従って、ポンプ部52が間欠運転の場合、その運転停止時に臭気がポンプ部52へ逆流して外部へ放出するのを防止できる。
【0035】
またファン駆動モータ41のファンケーシング31内に露出する下端側の軸40が逆流蒸気内の粉塵付着により摩耗したり、錆発生するのを防止することもできる。また外気の送り込みにより内釜3内の臭気が薄まるため、それだけ触媒脱臭部54の負荷を軽減できる。
【0036】
蒸発がある程度進み、内釜3の内圧が低下してくると、水分を多量に含んだ空気が滞留したままとなるので、この時は吸気用ファン42、循環用ファン43およびポンプ部52を駆動させ、外気を吹込口37から内釜3内へ吹き込んで排気を促進させる。
【0037】
吸気用ファン42の作用については既述の通りである。循環用ファン43が駆動すると、吸気用ファン42により取り入れられる外気を内釜3内の生ゴミに吹き付け、生ゴミにぶつかって反転上昇し、この上昇気流は循環用ファン43で吸込口36に吸い込まれて再び生ゴミに吹き付ける、という強い循環流が生じる。従って生ゴミの乾燥を促進させ、またその乾燥中に発生する蒸気は前記上昇気流と同伴して内部排気口39から速やかに排出される。なお、その送り込まれる外気が触媒脱臭部54の放熱を利用して予熱されていると、循環用ファン43で生ゴミに強制的に吹き付けられるので、乾燥がより一層促進する。
【0038】
同時に冷却ファン47も駆動し、この冷却ファン47は蓋2内に図外の外気吸気口から入る外気をこれの下方から吸い込み、この外気をうず巻形送風路50に沿わせて外部排気口51に向けて吐出し、外部排気口51から排出される排気と混合して排気を冷却する。また冷却ファン47はファン駆動モータ41それ自体を冷却することもでき、また外蓋26の表面温度が上昇するのを低減することもできる。
【0039】
所定時間だけ運転されると、ヒータ5による内釜3内の加熱を停止させ、これと同時にまたはその後に駆動スイッチをOFFして生ゴミの乾燥処理が終了する。使用者は蓋2を開け、外釜4から内釜3を取り出して処理後の乾燥ゴミを処分する。
【0040】
(第2実施例) 図5ないし図7は本発明の第2実施例を示す。この実施例では、蓋2の内部において内蓋27上にファン駆動モータ41の周側方を囲むファンケーシング65を固着する一方、外蓋26の正面壁に外気吸込口66を設ける。
【0041】
ファンケーシング65の正面壁には導通口67を前記外気吸込口66に対向するように設け、同ケーシング65の上壁はうず巻形通風路50内に臨ませてこの上壁に吸込口69をうず巻形通風路50に連通状態に開口し、この吸込口69に、前記ファン駆動モータ41の上端側の軸40上に取付けた冷却ファン47を配置してある。そのほかの構成は第1実施例の場合と同様である。
【0042】
しかるときは、冷却ファン47の駆動に伴い新鮮で乾燥した外気が外気吸込口66および導通口67を経てファンケーシング65内に吸い込まれ、この吸い込まれた外気は冷却ファン47の羽根間を通ってうず巻形送風路50に外部排気口51に向けて吐出され、外部排気口51から排出される排気と混合して排気を冷却する。またファンケーシング65内に吸い込まれる外気によってファン駆動モータ41を冷却することができ、うず巻形送風路50内を流れる空気流によって外蓋26の表面温度が上昇するのを低減するという断熱効果も得られる。
【0043】
この場合、ファンケーシング65を設けてあるので、冷却ファン47の駆動に伴って外気吸込口66、ファンケーシング65内、およびうず巻形送風路50の順路を経て流れる空気流Pは積極的に促進されるため、排気およびファン駆動モータ41の冷却効果が向上し、またその空気流による外蓋26の断熱効果を高めることができる。
【0044】
なお、この実施例において図6に示すようにうず形のファン囲繞リブ49の外部排気口51に臨む端縁に、吸気遮蔽板49aを設けることにより、外部排気口51から外気が吸い込まれることのないように、つまりショートカットされないようにしてある。
【0045】
(他の実施例)
内釜3に外気を取り入れる手段としては、上記実施例のようにポンプ部52と吸気用ファン42を併用する以外に、ポンプ部52を省略して吸気用ファン42のみであってもよい。
【0046】
上記実施例では予熱室63を触媒脱臭部54の外周に形成するが、これに代えて、それ以外の排気経路の中途部に形成することもできる。また内釜3の加熱手段5としては、高周波によって生ゴミを加熱するマグネトロンを内釜3に備えるもの、電磁波により内釜3を鉄損発熱により直接自己発熱させるか、あるいは外釜4を加熱し間接的に内釜3を加熱するものであってもよい。
【0047】
上記実施例では内釜3と外釜4とを別々に設けてあるが、これに代えて内釜3と外釜4を一体に構成する一つの釜であってもよく、また内釜3又は内釜3と外釜4を一体に構成する一つの釜は出入れ式あるいは固定式のいずれのものであってもよい。
【0048】
遠心式の吸気用ファン42と循環用ファン43に代えて、一つの軸流式の送風ファンで外気を内釜3内に吹き込むようにすることもできる。排気経路は蓋2の内部に設けるに代えて、内釜3と外箱1間に設け、外箱1に外部排気口51を設けることもできる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却ファン47で蓋2の外蓋26と内蓋27との間の空間29に外気を吸い込むようにしたので、常に新鮮な外気を蓋2内の空間29に強制的に流すことができ、蓋2の表面温度上昇を確実に抑制して、安全に使用できる。
【0050】
冷却ファン47およびファン駆動モータ41は、蓋2内の空間29にあるので、この空間29の有効利用を図れて、蓋2の高温化防止対策に伴う大型化を軽減できながら、前記空間29を流れる外気でファン駆動モータ41も冷却できる。ファン駆動モータ41は、これ一台で内釜3内へ外気を吹き付けるファン42・43の駆動モータも兼ねているので、装置の製作コストを軽減化できる。
【0051】
外部排気口51が蓋2の後側に配置され、外気吸込口66が蓋2の前側に配置されていると、外部排気口51を介して排出された排気がそのまま外気吸込口66に吸い込まれることを防止して、蓋2内の空間29に常に新鮮で乾燥した外気を吸い込ませることができる。
【0052】
内釜3内で生ゴミの加熱乾燥時に発生する蒸気は、前記空間29内の冷却ファン47より下流側に排出すると、冷却ファン47によって送られる新鮮な乾燥空気が、前記蒸気と混合して当該蒸気を冷却することができ、排気熱による火傷事故や排出口周辺の熱損傷を防止できて安全に使用できる。
【0053】
先のファン駆動モータ41がファンケーシング65で囲まれており、冷却ファン47の駆動に伴い、外気がファンケーシング65内にいったん吸い込まれたのち出て行く形式になっていると、外気でファン駆動モータ41をこれが過熱しないように冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体の縦断正面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】循環用ファンの底面図である。
【図4】吸気用ファンの平面図である。
【図5】第2実施例の全体の縦断正面図である。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【図7】第2実施例のファンケーシングの斜視図である。
【符号の説明】
1 外箱
2 蓋
3 内釜
26 外蓋
27 内蓋
29 空間
30 ヒンジ
41 ファン駆動モータ
42 吸気用ファン
43 循環用ファン
47 冷却ファン
50 うず巻形送風路
51 外部排気口
66 外気吸込口

Claims (4)

  1. 生ゴミを受け入れて加熱、乾燥処理するための内釜3が、外箱1の内部に設置されている厨芥処理装置において、
    外箱1には、内釜3の上方に蓋2をこれの後側に配したヒンジ30まわりに開閉回動自在に設けてあり、
    前記蓋2の外蓋26と内蓋27との間に、空間29を設けてあり、
    この空間29に、外気を取り入れて蓋2を送風冷却する冷却ファン47と、この冷却ファン47を回転駆動するファン駆動モータ41とが設置されており、
    ファン駆動モータ41が、内釜3内へ外気を吹き付けるファン42・43の駆動モータを兼ねていることを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 蓋2の前側に外気吸込口66が、蓋2の後側に外部排気口51が、蓋2の空間29とそれぞれ連通状に設けられており、
    冷却ファン47が回転することで、外気が外気吸込口66から前記空間29に吸い込まれて、前記外部排気口51へ向けて吐出されるようにしてある請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 内釜3内で生ゴミの加熱乾燥時に発生する蒸気を含む排気が、冷却ファン47よりも下流側に排出されるようにしてある請求項1記載の厨芥処理装置。
  4. ファン駆動モータ41がファンケーシング65で囲まれており、
    冷却ファン47によって外気がファンケーシング65内に吸い込まれ、ファンケーシング65内に吸い込まれる外気でファン駆動モータ41を冷却するようにした請求項1記載の厨芥処理装置。
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