JPH11162108A - 光ディスク装置、タイミング発生回路、及び情報記録再生方法 - Google Patents

光ディスク装置、タイミング発生回路、及び情報記録再生方法

Info

Publication number
JPH11162108A
JPH11162108A JP9327435A JP32743597A JPH11162108A JP H11162108 A JPH11162108 A JP H11162108A JP 9327435 A JP9327435 A JP 9327435A JP 32743597 A JP32743597 A JP 32743597A JP H11162108 A JPH11162108 A JP H11162108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
clock
sector
recording
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9327435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4078696B2 (ja
Inventor
Toyoji Gushima
豊治 具島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32743597A priority Critical patent/JP4078696B2/ja
Priority to EP05012185A priority patent/EP1580748A3/en
Priority to EP98122403A priority patent/EP0920007A3/en
Priority to EP01118576A priority patent/EP1168330A3/en
Priority to CNB031586104A priority patent/CN1320546C/zh
Priority to CN98124881A priority patent/CN1129119C/zh
Priority to US09/200,856 priority patent/US6181655B1/en
Priority to KR1019980051465A priority patent/KR100280688B1/ko
Publication of JPH11162108A publication Critical patent/JPH11162108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4078696B2 publication Critical patent/JP4078696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/30Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
    • G11B27/3027Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording used signal is digitally coded
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/36Monitoring, i.e. supervising the progress of recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの回転数が基準から外れている場
合や、リードクロックの品質が悪い場合にも、アドレス
の再生を安定に行い、データの記録・再生を精度良く行
うことを目的とする。 【解決手段】 光ディスクからの再生信号を2値化した
信号に基づいてPLL回路202によって発生されたリ
ードクロック208は、第1のセクタカウンタ205に
入力される。また、基準クロック発生回路203によっ
て発生された基準クロックは、第2のセクタカウンタ2
06に入力される。ゲート信号生成回路207は、第1
及び第2のセクタカウンタ205及び206の出力を受
け取り、ディスク回転状態信号に応じて、第1及び第2
のセクタカウンタ205及び206の出力のうちの一方
を選択して、再生信号2値化回路201及びPLL回路
202等の動作を制御するためのゲート信号として出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクへ情報を
記録再生する光ディスク装置、及び該光ディスク装置に
おいて記録再生に必要なタイミング信号を生成するタイ
ミング発生回路、及び光ディスクへの情報記録再生方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクは大容量の情報記録媒
体として注目され、コンピュータの外部記憶装置や映像
音声記録用として開発および商品化が進められている。
一般に、光ディスクでは、ディスク面にスパイラル状の
トラックを設け、レーザービームを前記トラックに沿っ
て照射することにより情報の記録・再生を行うようにな
っている。また、前記トラックは更に情報データの記録
・再生の最小単位となる複数のセクタに分割されてい
る。
【0003】図17は書換可能な光ディスクのセクタ構
造の一例を示す模式図である。セクタ1701の先頭に
はヘッダ領域1702が設けられ、アドレス情報等を含
む信号が予めピット(ディスク面の凹凸)によって記録
されている。図示していないが、ヘッダ領域1702の
先頭には、ISOにより規格化されている書換型光ディ
スク(ISO/IEC10090参照)のように、パタ
ーン一致検出によりセクタの頭出しが容易に行えるよう
にセクタマークと呼ばれる長いマークを用いたパターン
が設けられているものもあるが、先頭に長いマークは設
けずクロックの再生を高速にするためのVFO(Variab
le Frequency Oscillator)と呼ばれる所定周期の繰り
返しパターンが設けられているものもある。一般に光デ
ィスク装置ではまず、ヘッダ領域先頭のセクタマークパ
ターンを検出したり、信号の有無をエンベロープにより
検出したりして、セクタの頭出しを行い、ヘッダ領域の
アドレス情報を読みだすことにより、必要なデータの位
置を管理し、データの検索を高速かつ容易に出来るよう
になっている。
【0004】ヘッダ領域1702の後にはギャップ領域
1703、データ記録領域1704、バッファ領域17
05が順に続く。ギャップ領域1703にはデータの記
録は行われず、例えばデータの記録再生に用いるレーザ
のパワー制御等に用いられる。データ記録領域1704
は実際にユーザーデータを記録する領域であり、ユーザ
データに誤り訂正符号等の冗長データを付加したディジ
タルデータが所定の変調則に則って変調され記録され
る。バッファ領域1705は光ディスクの回転変動等を
吸収するために設けられ、信号の記録は行われない。
【0005】光ディスクのセクタ配置法として従来よ
り、CLV(Constant Linear Velocity)方式、CAV
(Constant Angular Velocity)方式、CAV方式を改
良したZCAV(Zoned CAV)方式、CLV方式を改
良したZCLV(Zoned CLV)方式が知られている。
【0006】CLV方式では、トラック半径に反比例し
たディスク回転速度となるようにディスクモータを制御
して、記録再生するトラックの線速がディスク上のどの
半径位置においても一定になるようにしている。このた
め、記憶容量を大きくすることができ、しかも一定のク
ロックに同期させてデータを記録・再生することができ
るので、ディスク上の内外周に依らず記録・再生条件を
略同じにすることができるという利点を有している。
【0007】CAV方式では、ディスクモータの回転及
び記録・再生の周波数が一定になるようにしている。こ
のため、回転制御が容易であり、小型モータを使用でき
るという利点を有している。しかしその反面、全記憶容
量が少なくなるという欠点も有している。
【0008】ZCAV方式は、CAV方式における回転
制御が容易であるという利点を生かし、全記憶容量が少
ないという欠点を改良した方式である。この方式では、
CAV方式のようにディスクの回転数は一定で、光ディ
スクを半径方向にゾーンと呼ばれる所定本数からなるト
ラック単位に分割し、ゾーン毎に記録・再生の周波数を
内周から外周に向けて高くするように変化させる。これ
により、CLV方式に近い記憶容量を確保できる。
【0009】またZCLV方式では、記録・再生の周波
数は一定とし、ZCAV方式と同様ゾーンに分割し、ゾ
ーン毎にディスクの回転数を内周から外周に向けて低く
なるように変化させる。これにより、CLV方式に近い
記憶容量を確保しつつ、CLV方式よりもディスクモー
タの回転制御が簡易化されるという利点がある。
【0010】ところで、書換型光ディスクのフォーマッ
トとして、トラックの中心に対して千鳥状に一定間隔の
プリピットを配置し、このプリピットを再生することに
より記録・再生を行うための基準クロックを得る方式
(サンプルサーボ方式と呼ばれる)や、トラックの中心
に対し、正弦波状に蛇行した溝部(ウォブルグルーブと
呼ばれる)を形成し、再生されたウォブル信号により記
録・再生のための基準クロックを得る方式が提案されて
いる。ウォブルグルーブの蛇行周期は通常、記録データ
のチャネルビットの周期より十分長くとり、かつチャネ
ルビット周期の整数倍とすることで、データの再生信号
とウォブル信号との周波数分離性を良くし、基準クロッ
クを容易に得られるようにしている。
【0011】ウォブルグルーブは、図17に示したよう
な予めピットによりアドレス情報が記録されたヘッダ領
域を含むセクタ構造と組み合わせて用いることが可能で
ある。ヘッダ領域にはアドレス情報をピットにより形成
し、データ記録領域にはウォブルグルーブを形成して、
溝部(グルーブ部)と溝間(ランド部と呼ぶ)の両方に
ユーザデータを記録できるようにしたランド/グルーブ
記録方式が最近提案され、上述したZCLV方式と合わ
せて最近の高密度書換型光ディスクの記録方式として採
用されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなセクタ
構造をもつ光ディスクにデータの記録・再生を行うた
め、一般に光ディスク装置では、ライトゲートやリード
ゲートなどのゲート信号を生成し、それらのゲート信号
のタイミングを以って、データの記録及び再生の開始・
終了を決めている。従来の装置では、上述した基準クロ
ックをカウントするカウンタ回路を設け、そのカウント
値により前記ゲート信号のタイミングを決めていた。
【0013】しかしながら上記に述べたようなZCLV
方式では、ゾーン毎にディスクの回転数を切り替えるた
め、ゾーン間に跨るような検索動作を行う場合、ディス
クモータが正規の回転数に整定されるまで時間がかか
る。このため、基準クロックを用いてタイミング生成を
行うと、ディスクモータが基準クロックに応じた回転数
に整定されるまで、データの記録・再生が開始できない
という課題があった。
【0014】またZCAV方式の光ディスクにおいて
も、上述したようにゾーン毎に記録・再生周波数が異な
るため、装置の起動時もしくはゾーン間にまたがるよう
な検索動作を行う際に、記録・再生の基準となるクロッ
クの周波数を変える必要が生じる。
【0015】このことが、ZCLV方式またはZCAV
方式の光ディスクの起動時間及び検索時間を遅くする原
因となっていた。
【0016】本発明は上記課題に鑑みてなされ、ZCL
V方式またはZCAV方式の光ディスクに対しても、起
動時間及び検索時間を高速にし、かつアドレス情報の再
生及びデータの記録・再生を精度良く行う光ディスク装
置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の光ディスク装置は、光ディスクから信号
を読み取る信号読み取り手段と、前記光ディスクへ情報
を記録する記録手段と、前記信号読み取り手段により読
み取られた再生信号から第1のクロックを再生するクロ
ック再生手段と、前記信号読み取り手段により読み取ら
れた再生信号からアドレスを再生するアドレス再生手段
と、記録のための基準となる第2のクロックを発生する
基準クロック発生手段と、前記第1のクロックを用いて
前記光ディスクの1セクタの長さをカウントする第1の
カウント手段と、前記第2のクロックを用いて前記光デ
ィスクの1セクタの長さをカウントする第2のカウント
手段と、前記第1のカウント手段によるカウント値及び
前記第2のカウント手段によるカウント値を用いて、前
記記録手段、前記クロック再生手段、前記アドレス再生
手段の各動作を制御するためのタイミング信号を生成す
るタイミング生成手段とを備える。
【0018】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクから信号を読み取る信号読み取り手段と、前記光デ
ィスクへ情報を記録する記録手段と、前記信号読み取り
手段により読み取られた再生信号から第1のクロックを
再生するクロック再生手段と、前記信号読み取り手段に
より読み取られた再生信号からアドレスを再生するアド
レス再生手段と、記録のための基準となる第2のクロッ
クを発生する基準クロック発生手段と、前記第1のクロ
ックと前記第2のクロックを時分割に切り替え第3のク
ロックを出力するクロック切替手段と、前記第3のクロ
ックを用いて前記光ディスクの1セクタの長さをカウン
トするカウント手段と、前記カウント手段によるカウン
ト値を用いて、前記記録手段、前記クロック再生手段、
前記アドレス再生手段の各動作を制御するためのタイミ
ング信号を生成するタイミング生成手段とを備える。
【0019】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクから信号を読み取る信号読み取り手段と、前記光デ
ィスクへ情報を記録する記録手段と、前記信号読み取り
手段により読み取られた再生信号から第1のクロックを
再生するクロック再生手段と、前記信号読み取り手段に
より読み取られた再生信号から第2のクロックを再生す
るクロック再生手段と、前記信号読み取り手段により読
み取られた再生信号からアドレスを再生するアドレス再
生手段と、前記第1のクロックを用いて前記光ディスク
の1セクタの長さをカウントする第1のカウント手段
と、前記第2のクロックを用いて前記光ディスクの1セ
クタの長さをカウントする第2のカウント手段と、前記
第1のカウント手段によるカウント値及び前記第2のカ
ウント手段によるカウント値を用いて、前記記録手段、
前記クロック再生手段、前記アドレス再生手段の各動作
を制御するためのタイミング信号を生成するタイミング
生成手段とを備える。
【0020】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクから信号を読み取る信号読み取り手段と、前記光デ
ィスクへ情報を記録する記録手段と、前記信号読み取り
手段により読み取られた再生信号からエンベロープを検
出するエンベロープ検出手段と、前記信号読み取り手段
により読み取られた再生信号から第1のクロックを再生
するクロック再生手段と、前記信号読み取り手段により
読み取られた再生信号からアドレスを再生するアドレス
再生手段と、記録のための基準となる第2のクロックを
発生する基準クロック発生手段と、前記第1のクロック
を用いて前記光ディスクの1セクタの長さをカウントす
る第1のカウント手段と、前記第2のクロックを用いて
前記光ディスクの1セクタの長さをカウントする第2の
カウント手段と、前記エンベロープ検出手段により検出
されたエンベロープ検出信号、前記第1のカウント手段
によるカウント値、及び前記第2のカウント手段による
カウント値を用いて、前記記録手段、前記クロック再生
手段、前記アドレス再生手段の各動作を制御するための
タイミング信号を生成するタイミング生成手段とを備え
る。
【0021】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクから信号を読み取る信号読み取り手段と、前記光デ
ィスクへ情報を記録する記録手段と、前記信号読み取り
手段により読み取られた再生信号からエンベロープを検
出するエンベロープ検出手段と、前記信号読み取り手段
により読み取られた再生信号から第1のクロックを再生
するクロック再生手段と、前記信号読み取り手段により
読み取られた再生信号からアドレスを再生するアドレス
再生手段と、記録のための基準となる第2のクロックを
発生する基準クロック発生手段と、前記第1のクロック
と前記第2のクロックを時分割に切り替え第3のクロッ
クを出力するクロック切替手段と、前記第3のクロック
を用いて前記光ディスクの1セクタの長さをカウントす
るカウント手段と、前記エンベロープ検出手段により検
出されたエンベロープ検出信号及び前記カウント手段に
よるカウント値を用いて、前記記録手段、前記クロック
再生手段、前記アドレス再生手段の各動作を制御するた
めのタイミング信号を生成するタイミング生成手段とを
備える。
【0022】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクから信号を読み取る信号読み取り手段と、前記光デ
ィスクへ情報を記録する記録手段と、前記信号読み取り
手段により読み取られた再生信号からエンベロープを検
出するエンベロープ検出手段と、前記信号読み取り手段
により読み取られた再生信号から第1のクロックを再生
するクロック再生手段と、前記信号読み取り手段により
読み取られた再生信号から第2のクロックを再生するク
ロック再生手段と、前記信号読み取り手段により読み取
られた再生信号からアドレスを再生するアドレス再生手
段と、前記第1のクロックを用いて前記光ディスクの1
セクタの長さをカウントする第1のカウント手段と、前
記第2のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタの
長さをカウントする第2のカウント手段と、前記エンベ
ロープ検出手段により検出されたエンベロープ検出信
号、前記第1のカウント手段によるカウント値、及び前
記第2のカウント手段によるカウント値を用いて、前記
記録手段、前記クロック再生手段、前記アドレス再生手
段の各動作を制御するためのタイミング信号を生成する
タイミング生成手段とを備える。
【0023】また、本発明のタイミング生成回路は、光
ディスクにセクタ単位で情報の記録再生を行う光ディス
ク装置において、記録再生に必要なタイミング信号を生
成するタイミング生成回路であって、前記光ディスクか
ら再生された第1のクロックを用いて1セクタの長さを
カウントする第1のカウンタ回路と、前記光ディスクに
記録を行う基準となる第2のクロックを用いて1セクタ
の長さをカウントする第2のカウンタ回路と、前記第1
のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし所定の幅
の第1のゲート信号を生成する第1のデコード回路と、
前記第2のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
所定の幅の第2のゲート信号を生成する第2のデコード
回路と、前記第1のゲート信号と前記第2のゲート信号
を前記光ディスクの回転状態に応じて切り替えた信号を
前記タイミング信号として出力する選択回路とを備えた
構成である。
【0024】また、本発明のタイミング生成回路は、光
ディスクにセクタ単位で情報の記録再生を行う光ディス
ク装置において、記録再生に必要なタイミング信号を生
成するタイミング生成回路であって、前記光ディスクか
ら再生された第1のクロックを用いて1セクタの長さを
カウントする第1のカウンタ回路と、前記光ディスクか
ら再生された第2のクロックを用いて1セクタの長さを
カウントする第2のカウンタ回路と、前記第1のカウン
タ回路のカウント値出力をデコードし所定の幅の第1の
ゲート信号を生成する第1のデコード回路と、前記第2
のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし所定の幅
の第2のゲート信号を生成する第2のデコード回路と、
前記第1のゲート信号と前記第2のゲート信号を前記第
2のクロックの状態に応じて切り替えた信号を前記タイ
ミング信号として出力する選択回路とを備えた構成であ
る。
【0025】また、本発明のタイミング生成回路は、光
ディスクのトラックを複数に分割した各セクタにあらか
じめ付与されたアドレス情報を読み取りながらセクタ単
位で情報の記録再生を行う光ディスク装置において、記
録再生に必要なタイミング信号を生成するタイミング生
成回路であって、前記光ディスクの再生信号より検出さ
れたエンベロープ信号を所定の時間遅延させる遅延回路
と、前記エンベロープ信号と前記遅延回路の遅延出力の
論理積をとる論理積回路と、前記光ディスクから再生さ
れた第1のクロックを用いて1セクタの長さをカウント
する第1のカウンタ回路と、前記光ディスクに記録を行
う基準となる第2のクロックを用いて1セクタの長さを
カウントする第2のカウンタ回路と、前記第1のカウン
タ回路のカウント値出力をデコードし所定の幅の第1の
ゲート信号を生成する第1のデコード回路と、前記第2
のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし所定の幅
の第2のゲート信号を生成する第2のデコード回路と、
前記論理積回路の論理積出力と前記第1のゲート信号と
前記第2のゲート信号を、前記光ディスクの回転状態及
び前記アドレス情報の読み取り状態に応じて切り替えた
信号を前記タイミング信号として出力する選択回路とを
備えた構成である。
【0026】また、本発明のタイミング生成回路は、光
ディスクのトラックを複数に分割した各セクタにあらか
じめ付与されたアドレス情報を読み取りながらセクタ単
位で情報の記録再生を行う光ディスク装置において、記
録再生に必要なタイミング信号を生成するタイミング生
成回路であって、前記光ディスクの再生信号より検出さ
れたエンベロープ信号を所定の時間遅延させる遅延回路
と、前記エンベロープ信号と前記遅延回路の遅延出力の
論理積をとる論理積回路と、前記光ディスクから再生さ
れた第1のクロックを用いて1セクタの長さをカウント
する第1のカウンタ回路と、前記光ディスクから再生さ
れた第2のクロックを用いて1セクタの長さをカウント
する第2のカウンタ回路と、前記第1のカウンタ回路の
カウント値出力をデコードし所定の幅の第1のゲート信
号を生成する第1のデコード回路と、前記第2のカウン
タ回路のカウント値出力をデコードし所定の幅の第2の
ゲート信号を生成する第2のデコード回路と、前記論理
積回路の論理積出力と前記第1のゲート信号と前記第2
のゲート信号を、前記第2のクロックの状態及び前記ア
ドレス情報の読み取り状態に応じて切り替えた信号を前
記タイミング信号として出力する選択回路とを備えた構
成である。
【0027】また、本発明の情報記録再生方法は、光デ
ィスクのトラックを複数に分割した各セクタにあらかじ
め付与されたアドレス情報を読み取りながらセクタ単位
で情報の記録再生を行う情報記録再生方法であって、前
記アドレス情報の読み取りエラー状態をセクタ毎に監視
するアドレスエラー監視ステップと、前記光ディスクの
回転数が所定の範囲内であるかを監視する回転状態監視
ステップと、前記アドレスエラー監視ステップにより監
視されたアドレスエラーの状態によりセクタ同期状態を
決定するセクタ同期状態決定ステップと、前記セクタ同
期状態決定ステップにより決定されたセクタ同期状態と
前記回転状態監視ステップにより監視された回転状態に
応じて情報の記録または再生を許可する記録再生許可ス
テップよりなる。
【0028】また、本発明の情報記録再生方法は、光デ
ィスクのトラックを複数に分割した各セクタにあらかじ
めアドレス情報が付与され、前記光ディスクより読み取
られた再生信号より情報の記録を行うための基準となる
記録クロックとアドレス情報を得て、セクタ単位で情報
の記録再生を行う情報記録再生方法であって、前記アド
レス情報の読み取りエラー状態をセクタ毎に監視するア
ドレスエラー監視ステップと、前記記録クロックの状態
を監視する記録クロック状態監視ステップと、前記アド
レスエラー監視ステップにより監視されたアドレスエラ
ーの状態によりセクタ同期状態を決定するセクタ同期状
態決定ステップと、前記セクタ同期状態決定ステップに
より決定されたセクタ同期状態と前記記録クロックの状
態に応じて記録または再生を許可する記録再生許可ステ
ップよりなる。
【0029】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクからの再生信号を2値化した信号に基づいて第1の
クロックを発生するPLL回路と、該第1のクロックと
は異なる第2のクロックを発生する手段と、該第1及び
第2のクロックのいずれか一方を用いて、該PLL回路
の動作を制御するためのタイミング信号を出力するタイ
ミング回路とを備えており、そのことにより上記目的を
達成する。
【0030】好ましくは、前記タイミング回路は、前記
第1のクロックが入力される第1のカウンタと、該第1
のカウンタの出力をデコードして第1のゲート信号を出
力する第1のデコーダと、前記第2のクロックが入力さ
れる第2のカウンタと、該第2のカウンタの出力をデコ
ードして第2のゲート信号を出力する第2のデコーダ
と、該第1及び第2のゲート信号を選択的に前記タイミ
ング信号として出力する選択回路とを有している。
【0031】前記選択回路は、前記第1及び第2のゲー
ト信号を、前記光ディスクの回転状態に応じて選択し得
る。好ましくは、前記第2のクロックは基準クロックで
あり、前記PLL回路は、前記再生信号を2値化した信
号と該基準クロックとの位相同期をとることによって前
記第1のクロックを発生する。
【0032】前記選択回路は、前記第1及び第2のゲー
ト信号を前記第2のクロックの状態に応じて選択し得
る。好ましくは、前記光ディスクは、トラックに予め所
定の周期毎に形成されたクロック再生用ビットを少なく
とも有しており、前記第2のクロックを発生する手段
は、該クロック再生用ビットに同期したクロックを該第
2のクロックとして出力する。あるいは、前記光ディス
クには、少なくとも、所定の周期で蛇行した溝部がトラ
ックとして形成されており、前記第2のクロックを発生
する手段は、該溝部の蛇行周期に同期したクロックを該
第2のクロックとして出力する。あるいは、前記光ディ
スクには、少なくとも、所定の周期で蛇行した溝部がト
ラックとして形成されており、前記PLL回路は、前記
再生信号を2値化した信号と基準クロックとの位相同期
をとることによって前記第1のクロックを発生し、前記
第2のクロックを発生する手段は、該溝部の蛇行周期に
同期したクロックと該基準クロックとを時分割に切り替
えて該第2のクロックとして出力する。
【0033】前記再生信号は、前記光ディスク上に記録
されたアドレス情報またはユーザデータを読み取ること
によって得られ、前記PLL回路は、該アドレス情報ま
たはユーザデータのビット周期に同期したクロックを第
1のクロックとして出力してもよい。
【0034】前記光ディスク装置は、アドレスが検出さ
れたタイミングを示すアドレス検出信号を出力する手段
と、該アドレス検出信号を用いてセクタ同期の状態を表
すセクタ同期状態信号を発生する手段とをさらに備えて
おり、前記選択回路は、前記光ディスクの回転状態およ
び該セクタ同期状態信号に応じて前記第1及び第2のゲ
ート信号を選択してもよい。あるいは、前記光ディスク
装置は、アドレスが検出されたタイミングを示すアドレ
ス検出信号を出力する手段と、該アドレス検出信号を用
いてセクタ同期の状態を表すセクタ同期状態信号を発生
する手段とをさらに備えており、前記選択回路は、前記
第2のクロックの状態および該セクタ同期信号に応じて
前記第1及び第2のゲート信号を選択してもよい。
【0035】前記タイミング回路には前記再生信号のエ
ンベロープ検出出力がさらに入力され、該タイミング回
路は、該エンベローブ検出出力、前記第1および第2の
クロックのいずれか一つを用いて、前記タイミング信号
を出力してもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について、
図面を参照しながら説明する。
【0037】図1は本発明に係る光ディスク装置の構成
を示すブロック図である。図1において、ディスクモー
タ102は、光ディスク101を所定の回転数で回転さ
せる。
【0038】光ヘッド103は、図示していないが半導
体レーザ、光学系、光検出器等を内蔵し、半導体レーザ
より発光されたレーザ光が光学系により集光され、光デ
ィスク101の記録面に光スポットを照射することによ
りデータの記録再生を行う。また記録面からの反射光は
光学系により集光され光検出器で電流に変換され、さら
に増幅器104で電圧変換及び増幅され、再生信号とし
て出力される。
【0039】サーボ手段105は、ディスクモータ10
2の回転制御、光ヘッド103を光ディスク101の半
径方向に移動させる移送制御、記録面に光スポットの焦
点を合わせるためのフォーカス制御、トラックの中心に
光スポットをトラッキングさせるためのトラッキング制
御を行う。なお、フォーカス制御及びトラッキング制御
には、増幅器104の出力である再生信号のうち、フォ
ーカス誤差信号(光ディスク101の記録面からの光ス
ポットのずれを示す電気信号)及びトラッキング誤差信
号(光ディスク101の所定トラックからの光スポット
のずれを示す電気信号)を用いる。
【0040】再生信号処理手段106は、再生信号より
光ディスク101に記録された信号成分を取り出し、取
り出した信号を2値化し、2値化データと基準クロック
から、内蔵のPLL(Phase Locked Loopの略:位相同
期ループ)によりリードクロックとリードクロックに同
期したリードデータを生成する。
【0041】レーザ駆動手段108は、アドレス及びデ
ータの再生時には再生用のパワーで、記録時には記録用
のパワーで、光ヘッド103に内蔵される半導体レーザ
が発光するようにレーザ駆動信号を発生する。
【0042】フォーマットエンコーダ/デコーダ107
は、再生信号処理手段106より出力されたリードクロ
ックとリードデータより、光ディスク101のヘッダ領
域に記録されたアドレス情報を再生し、再生されたアド
レス位置を基準として光ディスク101のセクタに同期
したタイミングで記録再生に必要となる各タイミング信
号を発生供給するタイミング生成手段111が内蔵され
ている。たとえば、タイミング生成手段111は、再生
信号処理手段106へアドレスまたはデータの2値化・
PLL処理に必要なリードゲート等のタイミング信号を
出力する。レーザ駆動手段108へは記録時に、記録用
のパワーの発光を許可するライトゲート等のタイミング
信号を出力する。
【0043】また、フォーマットエンコーダ/デコーダ
107は、記録時には、ホストインタフェース109を
通じて装置外部から供給されるユーザデータに誤り訂正
符号等の冗長データを付加し、所定のフォーマットに従
い変調したビット系列を記録データとしてレーザ駆動手
段108へ出力する。また再生時には、再生信号処理手
段106より出力されたリードクロックとリードデータ
より、光ディスク101のヘッダ領域に記録されたアド
レス情報を再生し、データ領域に記録されたデータの復
調・誤り訂正処理を行い、訂正後のデータをホストイン
タフェース109を通じて装置外部へ送信する。
【0044】システム制御手段110は、ホストインタ
フェース109を通じて装置外部から供給されるコマン
ド(命令)を解釈して、光ディスク101の所定のセク
タに対して、データの記録・再生がなされるように、サ
ーボ手段105、再生信号処理手段106、フォーマッ
トエンコーダ/デコーダ107、レーザ駆動手段10
8、及びホストインタフェース109の動作を制御す
る。
【0045】以下に本発明の特徴となるタイミング生成
手段111の構成について、複数の実施例を用いて説明
する。
【0046】(第1の実施例)再生信号からPLLによ
り生成したリードクロックをカウントするカウンタ回路
と、記録再生の基準となる基準クロックをカウントする
カウンタ回路の両方を用いてタイミング生成を行う構
成。
【0047】(第2の実施例)再生信号からPLLによ
り生成したリードクロックと、記録再生の基準となる基
準クロックを時分割に切り換えて1つのカウンタ回路を
動作させ、そのカウンタ回路を用いてタイミング生成を
行う構成。
【0048】(第3の実施例)再生信号からPLLによ
り生成したリードクロックをカウントするカウンタ回路
と、ウォブルグルーブから再生されたウォブルクロック
をカウントするカウンタ回路の両方を用いてタイミング
生成を行う構成。
【0049】(第4の実施例)再生信号のエンベロープ
検出結果と、再生信号からPLLにより生成したリード
クロックをカウントするカウンタ回路と、記録再生の基
準となる基準クロックをカウントするカウンタ回路とを
用いてタイミング生成を行う構成。
【0050】(第5の実施例)再生信号からPLLによ
り生成したリードクロックと、記録再生の基準となる基
準クロックを時分割に切り換えて1つのカウンタ回路を
動作させ、そのカウンタ回路と再生信号のエンベロープ
検出結果の両方を用いてタイミング生成を行う構成。
【0051】(第6の実施例)再生信号のエンベロープ
検出結果と、再生信号からPLLにより生成したリード
クロックをカウントするカウンタ回路と、ウォブルグル
ーブから再生されたウォブルクロックをカウントするカ
ウンタ回路とを用いてタイミング生成を行う構成。
【0052】(第7の実施例)再生信号のエンベロープ
検出結果と、再生信号からPLLにより生成したリード
クロックをカウントするカウンタ回路と、ウォブルグル
ーブから再生されたウォブルクロックと基準クロックを
時分割に切り換えてカウントするカウンタ回路とを用い
てタイミング生成を行う構成。
【0053】図2は第1の実施例におけるタイミング生
成手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図で
ある。図2において、再生信号2値化回路201は光デ
ィスクからの再生信号を2値化する。PLL回路202
は、再生信号2値化回路201により2値化された再生
信号と、基準クロック発生回路203より供給される基
準クロックとの位相同期をとり、再生信号に同期したリ
ードクロック208と、リードクロック208により同
期化された再生データであるリードデータ209を出力
する。
【0054】基準クロック発生回路203は、水晶発振
器、周波数シンセサイザ等(図示せず)により構成さ
れ、前記基準クロックを発生供給する。なお、ここで基
準クロックとは、1クロックの周期が、予め定められた
回転数(または線速度)で光ディスクを回転させた時
に、1チャネルビットの時間となるクロックである。例
えば、CAV方式、CLV方式、ZCLV方式の光ディ
スクを記録・再生する場合、ディスク上のどの半径位置
においても定められた1チャネルビットの周期は一定で
あるため、水晶発振器の出力をそのまま用いることが出
来る。また、ZCAV方式の光ディスクを記録・再生す
る場合、ゾーン毎に定められた1チャネルビットの周期
は異なる。従って、水晶発振器の出力を周波数シンセサ
イザ等により、ゾーン毎に異なる所定の比率に逓倍し、
これを基準クロックとして出力する。前記基準クロック
は、フォーマットエンコーダ/デコーダ107(図1)
において記録データの生成に用いられる。すなわち、前
記記録データは前記基準クロックに同期した形式で出力
される。また前記基準クロックは、サーボ手段105に
おいてディスクモータ102の回転制御の時間計測に用
いても良い。
【0055】アドレス再生回路204は、リードクロッ
ク208とリードデータ209を用いてアドレスの検出
・再生を行い、システム制御手段110に対してアドレ
ス情報を出力するとともに、各セクタにおいてアドレス
エラーが所定の基準以下である時、アドレスが検出され
たタイミングを示すアドレス検出信号を出力する。アド
レス検出信号は、例えばアドレス情報がエラーなく得ら
れた時にパルス状に出力され、セクタ同期をとるための
基準となる。
【0056】第1のセクタカウンタ205は、PLL回
路202により出力されるリードクロックを用いて1セ
クタの長さを計数する回路である。例えば1セクタの長
さを2697バイト、1バイト=16チャネルビットと
すると、第1のセクタカウンタ205は0から4315
1(=2697×16−1)までを計数して再び0に戻
るような16ビットのループカウンタにより構成するこ
とが出来る。さらに、前記アドレス検出信号のタイミン
グでカウント値を所定の値にプリセットする事により、
セクタ毎のアドレス位置を基準としたビット位置または
バイト位置をカウント出力により表現できる。
【0057】第2のセクタカウンタ206は、基準クロ
ック発生回路により出力される基準クロックを用いて1
セクタの長さを計数する回路である。第2のセクタカウ
ンタ206は第1のセクタカウンタ205と同様にルー
プカウンタにより構成することが出来る。また同様に、
前記アドレス検出信号のタイミングでカウント値を所定
の値にプリセットする事により、セクタ毎のアドレス位
置を基準としたビット位置またはバイト位置をカウント
出力により表現できる。
【0058】ゲート信号生成回路207は、第1のセク
タカウンタ205のカウント出力及び第2のセクタカウ
ンタ206のカウント出力を用いて、周辺ブロックの動
作を制御するための各種ゲート信号を生成する。
【0059】ここで、第1のセクタカウンタ205のカ
ウント出力と第2のセクタカウンタ206のカウント出
力の各々に対する実際のセクタ位置との精度について考
察する。前述のように、第1のセクタカウンタ205の
カウント出力はリードクロックによる計数結果であるた
め、その精度はリードクロックの精度に依存する。
【0060】書換型光ディスクの場合、通常セクタ内に
はデータを記録していない領域(図17の例で述べれ
ば、ギャップ領域1703、バッファ領域1705、未
記録セクタのデータ記録領域1704など)が存在す
る。リードクロックは前述したように2値化された再生
信号を用いて位相同期をとることで得られるため、デー
タのない領域を再生しているときには原理的に位相同期
をとることが出来ない。データのない領域の通過期間
中、PLL回路202の動作は通常、前記基準クロック
に位相ロックさせるか、もしくはデータのない領域に至
る直前の周波数を保持するように動作させる。このため
データのない領域を通過している間の線速度変化等に追
従できないため、リードクロックの周波数に多少の誤差
が生じる。
【0061】また、リードクロックの精度は再生信号の
品質にも依存する。ディスクの欠陥等による再生信号の
劣化により、リードクロックのジッタが増大したり、P
LL回路202の位相同期が不能となったりする恐れも
ある。
【0062】以上により、第1のセクタカウンタ205
のカウント出力は、リードクロックの精度が悪化した場
合にはセクタ上の位置を精度良く表現することが出来な
くなる。
【0063】これに対し、第2のセクタカウンタ206
のカウント出力は前記基準クロックによる計数結果であ
るため、絶対時間に対する誤差は水晶発振器及び周波数
シンセサイザの精度の範囲内であるため、実際上無視で
きるようなごく小さい値である。また、再生信号の品質
には依存しないため、ディスクの欠陥等によりカウント
出力が影響を受けることがない。
【0064】しかしながら、CLV方式、ZCLV方式
のようにディスクの半径位置により回転数を変化させる
ような方式では、アドレスの検索動作に伴い、光ヘッド
103がディスクの半径方向に移動中もしくは移動直
後、ディスクの回転数が基準から外れてしまう。このた
め、第2のセクタカウンタ206のカウント出力は実際
のセクタ上の位置とは異なる結果を示してしまう。ま
た、ZCAV方式のようにゾーン毎に基準クロックの周
波数が異なる場合にも、装置の起動時やゾーン間を横断
するようなアドレスの検索動作に伴い、ゾーンと基準ク
ロック周波数の関係がずれてしまうことがある。この場
合にも、第2のセクタカウンタ206のカウント出力は
実際のセクタ上の位置とは異なる結果を示してしまう。
【0065】上記したような、リードクロックを用いた
第1のセクタカウンタ205のカウント出力と、基準ク
ロックを用いた第2のカウント回路206のカウント出
力の、各々に対する実際のセクタ位置との関係を考慮
し、常にセクタ位置を精度良く示す事の出来る回路構成
を以下に示す。
【0066】図8は、図2におけるゲート信号生成回路
207の内部構成の一例を示すブロック図である。本例
では、図1における再生信号処理手段106の2値化も
しくはPLLの動作を制御するためのリードゲートを出
力する。図8において、第1のデコード回路801は第
1のセクタカウンタ205のカウント出力をデコード
し、例えばカウント出力がある所定値の範囲内にある時
はHレベルとなるようなディジタル信号を出力する。ま
た同様に、第2のデコード回路802は第2のセクタカ
ウンタ206のカウント出力をデコードしたディジタル
信号を出力する。
【0067】選択制御手段803は、第1のデコード回
路801の出力と第2のデコード回路802の出力を選
択し、選択した信号をリードゲートとして出力する。選
択はサーボ手段105(図1参照)より出力されるディ
スク回転状態信号を用いて行われる。ディスク回転状態
信号はディスクモータ102の回転状態を示すディジタ
ル信号であり、光ディスク101が規定の回転数で回転
しているときにHレベルとなる。規定の回転数であるか
どうかの判別は、例えばサーボ手段105がディスクモ
ータから出力されるFGパルスの周期を測定し、測定さ
れた周期が規定の範囲内であるかどうかを判別すること
により行われる。選択制御手段803は、ディスク回転
状態信号がLレベルである時に第1のセクタカウンタ8
01の出力を選択し、Hレベルである時に第2のセクタ
カウンタ802の出力を選択するようになっている。
【0068】以上の構成により、リードゲートは、規定
の回転数でないとき(ディスク回転状態信号がLレベル
の時)にはリードクロックを基準としたタイミングとな
る。従って、リードクロックの周波数が再生されたデー
タに略一致している限りは、ディスクの回転数がずれて
いてもタイミング精度の良いゲート信号を出力すること
ができる。また、リードゲートは、規定の回転数である
とき(ディスク回転状態信号がHレベルの時)には基準
クロックを基準としたタイミングとなる。従って、ディ
スクの回転数が合っているときには信号の品質に影響さ
れることなく、タイミング精度の良いゲート信号を出力
することができる。
【0069】図3は第2の実施例におけるタイミング生
成手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図で
ある。図3において、再生信号2値化回路201、PL
L回路202、基準クロック発生回路203、及びアド
レス再生回路204は、前述した図2における各々と同
等の機能を有するブロックであり、その説明は省略す
る。
【0070】クロック選択回路301は、PLL回路2
02により出力されたリードクロックと、基準クロック
発生回路203により出力により出力された基準クロッ
クのどちらかを選択し、セクタカウンタ302へ出力す
る。選択はサーボ手段105(図1参照)より出力され
る前記ディスク回転状態信号を用いて行われる。即ち、
ディスク回転状態信号がLレベルの時はリードクロック
を選択し、Hレベルの時は基準クロックを選択する。
【0071】セクタカウンタ302は、クロック選択回
路301による選択後のクロックを用いて1セクタの長
さを計数する回路である。図2で説明したのと同様に、
例えば1セクタの長さを2697バイト、1バイト=1
6チャネルビットとすると、セクタカウンタ302は0
から43151(=2697×16−1)までを計数し
て再び0に戻るような16ビットのループカウンタによ
り構成することが出来る。さらに、アドレス再生回路2
04によるアドレス検出のタイミングであるアドレス検
出信号を用いてカウント値を所定の値にプリセットする
事により、セクタ毎のアドレス位置を基準としたビット
位置またはバイト位置をカウント出力により表現でき
る。
【0072】ゲート信号生成回路303は、セクタカウ
ンタ302のカウント出力を用いて周辺ブロックの動作
を制御するための各種ゲート信号を生成する。
【0073】以上の構成により、各種ゲート信号は、規
定の回転数でないとき(ディスク回転状態信号がLレベ
ルの時)にはリードクロックを基準としたタイミングと
なる。従って、リードクロックの周波数が再生されたデ
ータに略一致している限りは、ディスクの回転数がずれ
ていてもタイミング精度の良いゲート信号を出力するこ
とができる。また、各種ゲート信号は、規定の回転数で
あるとき(ディスク回転状態信号がHレベルの時)には
基準クロックを基準としたタイミングとなる。従って、
ディスクの回転数が合っているときには信号の品質に影
響されることなく、タイミング精度の良いゲート信号を
出力することができる。
【0074】また、図3に示した構成によると、クロッ
ク選択回路301によりリードクロックと基準クロック
を選択1本化されるため、ゲート信号の生成に要するセ
クタカウンタは1系統で済む。従って、図2に示した構
成に比べて回路規模を縮小出来る。
【0075】一方、図2に示した構成によると、ゲート
信号生成回路207には、リードクロック同期のカウン
タ出力と基準クロック同期のカウンタ出力が両方入力さ
れるため、図8に示したように両方のカウンタ出力を用
いて1本のゲート信号を生成するだけでなく、あるゲー
ト信号についてはリードクロック同期のカウンタ出力の
みを用いて生成したり、別のゲート信号については基準
クロック同期のカウント出力のみを用いて生成すること
が可能である。従って、図3に示した構成に比べてゲー
ト信号の発生に対する汎用性を高めることが出来る。
【0076】図4は第3の実施例におけるタイミング生
成手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図で
あり、特に従来の技術で述べたようなウォブルグルーブ
を形成した光ディスクに対して記録・再生を行う装置に
適用して好適なタイミング生成手段の構成を提案するも
のである。図4において、再生信号2値化回路201、
PLL回路202、基準クロック発生回路203、及び
アドレス再生回路204は、前述した図2における各々
と同等の機能を有するブロックであり、その説明は省略
する。
【0077】ウォブルクロック再生回路401は、図示
していないが、光ディスクからの再生信号よりウォブル
信号成分を抽出するフィルタ回路と、抽出された正弦波
状のウォブル信号を2値化する2値化回路と、2値化さ
れた信号と位相同期をとりウォブル信号に同期したウォ
ブルクロックを得るPLL等により構成される。
【0078】第1のセクタカウンタ402は、PLL回
路202により出力されるリードクロックを用いて1セ
クタの長さを計数する回路である。例えば1セクタの長
さを2697バイト、1バイト=16チャネルビットと
すると、第1のセクタカウンタ402は0から4315
1(=2697×16−1)までを計数して再び0に戻
るような16ビットのループカウンタにより構成するこ
とが出来る。さらに、前記アドレス再生回路204によ
る前記アドレス検出信号のタイミングでカウント値を所
定の値にプリセットする事により、セクタ毎のアドレス
位置を基準としたビット位置またはバイト位置をカウン
ト出力により表現できる。
【0079】第2のセクタカウンタ403は、ウォブル
クロック再生回路401により出力されるウォブルクロ
ックを用いて1セクタの長さを計数する回路である。第
2のセクタカウンタ403は第1のセクタカウンタ40
2と同様にループカウンタにより構成することが出来
る。また同様に、前記アドレス検出信号のタイミングで
カウント値を所定の値にプリセットする事により、セク
タ毎のアドレス位置を基準としたビット位置またはバイ
ト位置をカウント出力により表現できる。
【0080】ゲート信号生成回路404は、第1のセク
タカウンタ402のカウント出力及び第2のセクタカウ
ンタ403のカウント出力を用いて、周辺ブロックの動
作を制御するための各種ゲート信号を生成する。
【0081】ここで、ウォブルクロック再生回路401
内蔵のPLLにより再生されるウォブルクロックの精度
について簡単に考察する。
【0082】従来の技術にて述べたように、ウォブル信
号の周期は通常、ヘッダ領域やデータ記録領域に記録さ
れたアドレス情報や記録データの周期に比べて十分長
い。従って、ウォブルクロックPLLの引き込み速度
は、リードクロックを再生する前記PLL回路202の
引き込み速度に比べ、十分遅い。これは、PLLが対象
となる信号の変化点(エッジ)の情報を用いて、クロッ
クの位相同期をとるためである。つまり、ウォブル信号
の周期が、記録データ周期の100倍であるとすると、
単純に比較してウォブルクロックの引き込みに要する時
間は、リードクロックの引き込みに要する時間の約10
0倍かかる結果となる。逆に、ディスク上のキズ等の欠
陥に対するPLLの安定性の面では、ウォブルクロック
の方が優れる。これは、同じ長さの欠陥により損なわれ
るエッジの情報が、ウォブル信号の周期が長い分相対的
に少ないので、PLLに与える影響が少なくなるためで
ある。
【0083】図9は、図4におけるゲート信号生成回路
404の内部構成の一例を示すブロック図である。本例
では、図1における再生信号処理手段106の2値化も
しくはPLLの動作を制御するためのリードゲートを出
力する。図9において、第1のデコード回路901は第
1のセクタカウンタ402のカウント出力をデコード
し、例えばカウント出力がある所定値の範囲内にある時
はHレベルとなるようなディジタル信号を出力する。ま
た同様に、第2のデコード回路902は第2のセクタカ
ウンタ403のカウント出力をデコードしたディジタル
信号を出力する。
【0084】選択制御手段903は、第1のデコード回
路901の出力と第2のデコード回路902の出力を選
択し、選択した信号をリードゲートとして出力する。選
択はウォブルクロック再生回路401(図4参照)より
出力されるウォブルクロック状態信号を用いて行われ
る。ウォブルクロック状態信号は、前述したウォブルク
ロック再生回路401に内蔵されたPLL回路の位相同
期状態を示すディジタル信号であり、前記PLL回路に
おいて、ウォブルクロックがウォブルの2値化信号に位
相ロックしているときにHレベルとなる。選択制御手段
903は、ウォブルクロック状態信号がLレベルである
時に第1のセクタカウンタ901の出力を選択し、Hレ
ベルである時に第2のセクタカウンタ902の出力を選
択するようになっている。
【0085】以上の構成により、リードゲートは、ウォ
ブルクロックがディスク上のウォブル信号に位相ロック
している時には、ウォブルクロックを基準としたタイミ
ングとなる。従って、ディスク上に多少の欠陥があって
も、ウォブルクロックの周波数が安定であるため、タイ
ミング精度の良いゲート信号を出力することができる。
【0086】また、リードゲートは、ウォブルクロック
が位相ロックしていない時には、リードクロックを基準
としたタイミングとなる。従って、ディスクの内周から
外周、また外周から内周へのアドレスの検索途中など、
ウォブルクロックのPLL引き込みに時間がかかるとき
にも、リードクロックの周波数が再生されたデータに略
一致している限りは、ディスクの回転数がずれていても
タイミング精度の良いゲート信号を出力することができ
る。
【0087】従って、常にウォブルクロックを基準にタ
イミングを発生する場合に比べて、より迅速にタイミン
グ精度の良いゲート信号を出力できる。
【0088】なお、本実施例では、ウォブルグルーブを
形成した光ディスクに対して、データの記録・再生を行
う際に必要なゲート信号のタイミングをウォブルクロッ
クを用いて生成する構成例について述べたが、本方法
は、従来の技術にて述べたサンプルサーボ方式にも適用
可能である。すなわち、ディスク上に形成されたクロッ
クピットからクロックを再生するブロックを図4におけ
るウォブルクロック再生回路401と置き換えることで
同様の機能・効果を実現する。
【0089】図5は第4の実施例におけるタイミング生
成手段111とその周辺の別の構成例を示すブロック図
である。
【0090】図5の構成は、図2の構成に加え、新たに
再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回
路501を設け、エンベロープ検出回路501により出
力されるエンベロープ検出出力をタイミング信号の生成
に積極的に利用しようとするものである。
【0091】なお、図5において、再生信号2値化回路
201、PLL回路202、基準クロック発生回路20
3、アドレス再生回路204、第1のセクタカウンタ2
05、及び第2のセクタカウンタ206は、前述した図
2における各々と同等の機能を有するブロックであり、
その説明は省略する。
【0092】上述のエンベロープ検出回路501は、例
えば包絡線検波回路により構成され、再生信号のRF振
幅がある一定以上であるときにHレベルとなるようなエ
ンベロープ検出出力をゲート信号生成回路502に出力
する。
【0093】ゲート信号生成回路502は、前記エンベ
ロープ検出出力と、第1のセクタカウンタ205のカウ
ント出力(リードクロック同期)、第2のセクタカウン
タ206のカウント出力(基準クロック同期)を用い
て、周辺ブロックの動作を制御するための各種ゲート信
号を生成する。
【0094】セクタ同期状態監視手段503は、アドレ
ス再生回路204によるアドレス検出信号を用いて、現
在のセクタにおけるセクタ同期状態を監視し、セクタ同
期状態信号をゲート信号生成回路502へ出力する。こ
こでセクタ同期状態とは、現在及びその直前の所定数セ
クタにおけるアドレスエラーの状態を示し、例えば以下
に説明する4つの状態を持つ。
【0095】(1)正常セクタ同期状態 正常セクタ同期状態は、現在セクタにおいてアドレス検
出信号が出力された状態を示す。この状態では、現在セ
クタのアドレス検出信号により第1のセクタカウンタ2
05及び第2のセクタカウンタ206はプリセットされ
ているため、各々のカウント出力は現在セクタのアドレ
ス位置を基準としたビット位置またはバイト位置を精度
良く表現できている状態と言える。
【0096】(2)セクタ同期補間状態 セクタ同期補間状態は、現在セクタにおいてアドレス検
出信号は出力されなかったが、直前の所定数セクタ以内
に少なくとも1回アドレス検出信号が出力された状態を
示す。この状態では、第1のセクタカウンタ205及び
第2のセクタカウンタ206は、直前の所定数セクタ以
内のあるセクタでプリセットされたものの現在セクタで
はプリセットされないために、各々のカウント出力は現
在セクタのアドレス位置を基準としたビット位置または
バイト位置からずれてきている可能性がある。但し、デ
ィスクの回転数が規定の回転数である時は、基準クロッ
ク同期である第2のカウント出力と、ディスク上のビッ
ト位置またはバイト位置との誤差はそれほど大きくない
と言える。しかしながら、少なくとも規定のディスク回
転数からの回転誤差と、ディスクの偏芯等による線速度
の変動分の誤差は生じる。
【0097】(3)セクタ同期引き込み状態 セクタ同期引き込み状態は、現在セクタ及び直前の所定
数セクタ以上連続して、アドレス検出信号が出力されな
かった状態を示す。この状態では、第1のセクタカウン
タ205及び第2のセクタカウンタ206は、直前の所
定数以上のセクタ通過中、アドレス検出信号によりプリ
セットされていないため、各々のカウント出力は現在セ
クタのアドレス位置を基準としたビット位置またはバイ
ト位置からかなりずれている可能性がある。
【0098】(4)セクタ同期停止状態 セクタ同期停止状態は、アドレス再生回路204がアド
レス再生動作を停止している状態を示す。装置の電源が
onされてから(又はハードウェアリセットが入ってか
ら)アドレスの再生動作に入るまで、ユーザのディスク
交換要求等に伴い、ディスクの記録再生及びディスクの
回転を停止している状態においては、少なくともセクタ
同期停止状態に入る。
【0099】上記4つの状態は、前記セクタ同期状態監
視手段503が出力するセクタ同期状態信号により区別
され、周辺の各ブロックはセクタ同期状態信号を用いて
現在のセクタ同期状態を識別できる。セクタ同期状態監
視手段503は、4状態のステートマシンにより構成さ
れ、セクタ同期状態信号は、例えば2ビットのディジタ
ル信号により表現される。なお、ステートマシンはフリ
ップフロップ等を用いたディジタル回路により構成して
も良いし、システム制御手段110またはフォーマット
エンコーダ/デコーダ107内蔵のマイクロコードプロ
グラムにより、ソフトウェア的に構成しても良い。
【0100】図12は、本実施例におけるセクタ同期状
態の遷移を説明する状態遷移図である。本図を用いて、
上述の4つの状態間の遷移を説明する。
【0101】装置の電源がonされると、まずセクタ同
期停止状態に遷移する。セクタ同期停止状態にある時、
セクタ同期状態監視手段503は、セクタ同期状態信
号"11"を出力する。セクタ同期停止状態においては、ア
ドレス再生動作を開始するまで(言い換えると、システ
ム制御手段110がフォーマットエンコーダ/デコーダ
107にアドレスの再生開始を指示するまで)はこの状
態を保持する。
【0102】アドレスの再生動作を開始すると、セクタ
同期引き込み状態に遷移する。セクタ同期引き込み状態
にある時、セクタ同期状態監視手段503は、セクタ同
期状態信号"00"を出力する。タイミング生成手段111
内蔵のゲート信号生成回路502は、再生信号処理手段
106内蔵の再生信号2値化回路201及びPLL回路
202に対し、アドレスを再生するためのリードゲート
を出力する。アドレス再生回路204は、PLL回路2
02により出力されるリードデータ及びリードクロック
を用いてアドレスの検出・再生を行い、アドレス検出信
号を出力する。なお、セクタ同期引き込み状態では、デ
ータの記録・再生は行われない。
【0103】あるセクタにおいて所定のエラーレベル以
下でアドレス情報が得られ、アドレス検出信号が出力さ
れると、正常セクタ同期状態に遷移する。正常セクタ同
期状態にある時、セクタ同期状態監視手段503は、セ
クタ同期状態信号"01"を出力する。本状態は、データの
記録・再生が可能な状態である。アドレスの再生を行う
ため、さらに必要に応じてデータの再生を行うために、
タイミング生成手段111内蔵のゲート信号生成回路5
02は、再生信号処理手段106内蔵の再生信号2値化
回路201及びPLL回路202に対し、リードゲート
を出力する。また、ゲート信号生成回路502は、必要
に応じてデータの記録を行うために、レーザ駆動手段1
08に対しライトゲートを出力する。本状態において、
光ヘッドが正常にトラッキングしていて、かつアドレス
検出信号が出力されている間は、本状態を保持する。
【0104】正常セクタ同期状態にある時、検索に伴い
トラッキングをオフしたり、光ヘッドが現在のトラック
からトラック外れを起こすと、セクタ同期引き込み状態
に遷移する。なぜなら、トラッキングオフ状態では、デ
ータの記録・再生を行えないし、再びトラッキングをオ
ンした時、速やかにアドレス再生を行う必要があるため
である。
【0105】また、正常セクタ同期状態にある時、ある
セクタでアドレス検出に失敗、またはアドレス情報に所
定のレベル以上のエラーが検出されると、セクタ同期補
間状態に遷移する。セクタ同期補間状態にある時、セク
タ同期状態監視手段503は、セクタ同期状態信号"10"
を出力する。本状態にある時、トラッキングをオフした
り、さらに所定セクタ数連続してアドレスエラーの状態
が継続すると、前記セクタ同期引き込み状態に遷移す
る。所定セクタの数は本状態において発生するゲート信
号のセクタ位置に対する誤差を考慮してあらかじめ設定
しておく。つまり、アドレスが連続して検出されない状
態で1セクタ当たりに発生する、第1のカウンタ205
のカウント出力及び第2のカウンタ206のカウント出
力と、セクタ上におけるビット位置またはバイト位置と
の誤差をe1とする。あるゲート信号に対して許容され
る誤差をe2とする。このとき所定セクタ数をnとする
と、e1×n<e2となるようにnを設定すると、nセ
クタ間セクタ同期補間状態が継続しても、あるゲート信
号のタイミング誤差は許容範囲内となる。このため本状
態は、セクタ同期の補間を行うことによりデータの記録
・再生が可能となる。
【0106】但し、セクタ同期補間状態にあるセクタ
は、アドレス情報にエラーがあるため、データの記録に
関しては、慎重に扱う必要がある。つまり、アドレス情
報にエラーがあると、データ再生の信頼性が取れない場
合があるため、特にコンピュータの外部記憶装置として
使用する場合は、速やかに交替処理(当該セクタを欠陥
セクタとして登録し、エラーの無い別のセクタにデータ
を記録する処理)を行う方が望ましい。
【0107】一方、データの再生に関しては、セクタ同
期補間状態にあっても、データ記録領域に記録されたユ
ーザデータを再生する必要があるため、本モードが活か
される。つまり、アドレス情報にエラーがあっても、ゲ
ート信号のタイミング誤差がある一定以内である限り
は、安定にデータの再生を行うことが可能である。
【0108】図10は、本実施例におけるゲート信号生
成回路502の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。本例では図1における再生信号処理手段106の2
値化もしくはPLLの動作を制御するためのリードゲー
トを出力する。図10において、第1のデコード回路8
01及び第2のデコード回路802は、前述した図8に
おける各々と同等の機能を有するブロックであり、その
説明は省略する。
【0109】遅延回路1001は、エンベロープ検出回
路501よりのエンベロープ検出出力を所定時間遅延さ
せる。遅延回路1001は、前記エンベロープ検出出力
をシフトレジスタもしくはカウンタ等ディジタル回路に
より所定クロック数分遅延させる構成にしても良いし、
アナログ遅延素子を用いてアナログ的に所定時間遅延さ
せる構成にしても良い。
【0110】AND回路1002は、エンベロープ検出
出力と前記遅延回路1001の遅延出力の論理積をとり
出力する。
【0111】選択制御手段1003は、セクタ同期状態
監視手段503よりのセクタ同期状態信号と、サーボ手
段105よりのディスク回転状態信号を用い、前記AN
D回路1002、前記第1のデコード回路801、及び
前記第2のデコード回路802の各出力を時分割に選択
して、リードゲートを出力する。
【0112】図13は本実施例における前記選択制御手
段1003の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
【0113】図13(a)では、トラッキングonから
アドレス情報が読めて、セクタ同期が正常に保持できる
まで、リードゲート生成の様子をタイミング波形として
示す。なお時間は左から右に流れるとし、図中に示す連
続した6セクタのうち最初のセクタ(一番左)におい
て、セクタ同期引き込み状態にあったとして、以下に各
タイミング波形を参照しながら、動作説明をする。
【0114】なお、図13(b)はヘッダ領域1302
におけるリードゲートの理想的なタイミングを示す。そ
の立ち上がり位置(LレベルからHレベルへの変化点)
はヘッダ領域1302の先頭から所定バイト数分遅れた
位置となる。所定バイト数は、ヘッダ領域1302の先
頭にセクタマークが記録されている場合には、少なくと
もセクタマーク長さに相当するバイト数、セクタマーク
がなくVFOパターンから始まっている場合には、再生
信号2値化回路201がVFOパターンに2値化スライ
スレベルを確実に追従できるまでの時間に相当するバイ
ト数とする。
【0115】一番上の段はディスク上の連続した6セク
タ(左端から順に1301a,1301b,1301
c,1301d,1301e,1301fと符号を付す
る)を示し、斜線入りの長方形はヘッダ領域1302、
無地の長方形はデータ記録領域1303を示す。図に示
す連続した6セクタの各ヘッダ領域1302の下に表示
している○または×は、各々のヘッダ領域1302のア
ドレス情報がエラー無く得られたかどうかを示し、○の
時はエラー無く得られたことを示している。
【0116】エンベロープ検出出力は、図10における
遅延回路1001及びAND回路1002の入力波形を
示しており、各セクタ1301a〜1301fまでの各
ヘッダ領域1302でHレベルとなっている。但し,セ
クタ1301eはヘッダ領域1302の欠陥の為に,エ
ンベロープ検出出力がヘッダ領域1302の一部でLレ
ベルのままになっている。
【0117】AND回路出力は、図10におけるAND
回路1002の出力波形を示している。AND回路出力
の立ち上がり位置(LレベルからHレベルへの変化点)
は、前記エンベロープ検出出力の立ち上がり位置に比べ
所定時間遅延され、その分H区間が短くなっている。遅
延する所定時間は図13bにて説明した所定バイトに相
当する時間となっている。但し、セクタ1301eでは
ヘッダ領域1302の欠陥のため、AND回路出力も所
定の区間でHレベルとはならない。
【0118】第1のデコード出力は、図10における第
1のデコード回路801の出力波形を示している。第1
のデコード出力は、図8の説明において前述したよう
に、リードクロック同期の第1のカウンタ出力値が所定
のバイト位置の時にHレベルとなるようにデコードされ
ている。第1のカウンタはアドレス情報を正しく検出出
来たタイミングで同期化されるため、そのH区間は、ア
ドレス情報が検出できなかったセクタでは正しいバイト
位置からずれている可能性が高い。
【0119】第2のデコード出力は、図10における第
2のデコード回路802の出力波形を示している。第2
のデコード出力は、図8の説明において前述したよう
に、基準クロック同期の第2のカウンタ出力値が所定の
バイト位置の時にHレベルとなるようにデコードされて
いる。第2のカウンタは、第1のカウンタと同様にアド
レス情報を正しく検出出来たタイミングで同期化される
ため、そのH区間は、アドレス情報が検出できなかった
セクタでは正しいバイト位置からずれている可能性が高
い。但し、ディスクの回転数が所定の範囲内であると
き、即ちディスク回転状態信号がHレベルのときには、
あるセクタでアドレス情報が正しく検出されると、以降
のセクタでアドレス情報が検出出来なくても、所定セク
タ数の範囲内では、そのH区間は所定位置からそれほど
ずれない。
【0120】セクタ同期状態信号は、図10における選
択制御手段1003への入力を示している。トラッキン
グonから最初にアドレス情報が得られるまでは、セク
タ同期引き込み状態を示す"00"となる。セクタ1301
bでアドレス情報が得られると正常セクタ同期状態を示
す"01"となり、続くセクタ1301c、1301dで
も、アドレス情報が正しく検出されているため、正常セ
クタ同期状態"01"を保持する。続くセクタ1301eで
は、アドレス情報が検出されないため、セクタ同期補間
状態を示す"10"に変化する。続くセクタ1301fで
は、アドレス情報が正しく検出されたため、再び正常セ
クタ同期状態"01"に戻る。
【0121】ディスク回転状態信号は、図10における
選択制御手段1003への入力を示している。本図にお
いては、トラッキングon時からセクタ1301dの通
過途中までLレベルであり、セクタ1301dの途中か
らHレベルに変化している。この波形は、検索動作に伴
いディスクモータ103の回転数を変化させている途中
であることを意味し、セクタ1301dの通過途中にデ
ィスクの回転数が所定の範囲内に整定されたことを意味
する。
【0122】リードゲートは、図10における選択制御
手段1003の出力を示している。なお、本図に示され
る各セクタでは、ヘッダ領域のアドレス情報のみを再生
しており、データ記録領域に記録されたユーザデータを
再生していないため、各ヘッダ領域のみリードゲートを
アクティブ(Hレベル)にしている。
【0123】リードゲートは、AND回路出力、第1の
デコード出力、第2のデコード出力のいずれかを、図中
に示すように時分割に切り替えて出力される。まず、セ
クタ1301a、1301bのヘッダ領域通過時は、セ
クタ同期引き込み状態にあるので、リードゲートとして
AND回路出力を選択する。セクタ1301c,130
1dのヘッダ領域通過時は、正常セクタ同期状態にあ
り、かつディスク回転状態信号はLレベルであるので、
リードゲートとして第1のデコード出力を選択する。セ
クタ1301e,1301fのヘッダ領域通過時は、そ
れぞれセクタ同期補間状態、正常セクタ同期状態にある
が、ともにディスク回転状態信号はHレベルであるの
で、リードゲートとして第2のデコード出力を選択す
る。
【0124】上記選択方法を表1に示す。
【0125】
【表1】
【0126】選択制御手段1003は、表1に示される
ようにリードゲートを出力する。まず、アドレス情報が
正常に読みとれている状況下(正常セクタ同期状態)で
は、ディスクの回転数は所定の範囲外にあるときには、
リードクロック同期である第1のセクタカウンタ205
の出力を基準にしてリードゲートが出力され、ディスク
の回転数は所定の範囲内にあるときには、基準クロック
同期である第2のセクタカウンタ206の出力を基準に
してリードゲートが出力される。また、直前セクタのア
ドレス情報は読みとれなかったが、以前の所定数セクタ
のうち少なくともあるセクタでアドレス情報が正常に読
みとれている状況下(セクタ同期補間状態)では、ディ
スクの回転数は所定の範囲外にあるときには、再生信号
のエンベロープを基準にしてリードゲートが出力され、
ディスクの回転数は所定の範囲内にあるときには、基準
クロック同期である第2のセクタカウンタ206の出力
を基準にしてリードゲートが出力される。また、アドレ
ス情報が所定数以上連続して読みとれず、第1のセクタ
カウンタ205及び第2のセクタカウンタ206の出力
がともにセクタ上のバイト位置及びビット位置を正確に
示せていない状況下(セクタ同期引き込み状態)では、
リードゲートは再生信号のエンベロープを基準にして出
力される。
【0127】これにより、いかなる状況下においても、
セクタ上の位置をもっとも正確に示す対象を基準にして
リードゲートのタイミングを発生することが可能にな
る。従って、アドレスの再生動作を高速かつ信頼性高く
行うことが可能となる。
【0128】なお、アドレス情報を読む必要のないとき
(セクタ同期停止状態)は、リードゲートをアクティブ
(本例の場合はHレベル)にしない。これにより、周辺
ブロック、特に再生信号2値化回路201及びPLL回
路202のデータ再生動作を停止させることが出来るた
め、無駄な消費電力を低下させる効果がある。
【0129】なお、本例ではアドレスを再生するための
ヘッダ領域におけるリードゲートのタイミング発生方法
を示したが、本方法はユーザデータを再生するためのデ
ータ領域におけるリードゲートのタイミング発生方法に
適用できるし、セクタのバイト位置に応じてレベルが変
化するような他のいかなるゲート信号のタイミング発生
方法にも適用可能である。また、選択制御手段1003
は、表1を実現するディジタルロジック回路により構成
しても良いし、フォーマットエンコーダ/デコーダに内
蔵のマイクロコードプログラムによりソフトウェア的に
構成しても良い。
【0130】図6は第5の実施例におけるタイミング生
成手段とその周辺の別の構成例を示すブロック図であ
る。
【0131】図6の構成は、図2の構成に対する発展例
である図5の構成と同様に、図3の構成に加え、新たに
再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回
路501を設け、エンベロープ検出回路501により出
力されるエンベロープ検出出力をタイミング信号の生成
に積極的に利用しようとするものである。
【0132】なお、図6において、再生信号2値化回路
201、PLL回路202、基準クロック発生回路20
3、及びアドレス再生回路204は、前述した図2にお
ける各々と同等の機能を有するブロックである。また、
クロック選択回路301及びセクタカウンタ302は前
述した図3における各々と同等の機能を有するブロック
である。また、エンベロープ検出回路501及びセクタ
同期状態監視手段503は前述した図5における各々と
同等の機能を有するブロックである。従って、これらの
説明は省略する。
【0133】ゲート信号生成回路601は、前記エンベ
ロープ検出回路501よりのエンベロープ検出出力と、
前記セクタカウンタ301よりのカウント出力と、前記
セクタ同期状態監視手段503よりのセクタ同期状態信
号と、図1におけるサーボ手段105よりのディスク回
転状態信号を用いて、周辺ブロックを制御するための各
種ゲート信号を生成する。
【0134】図11は、図6におけるゲート信号生成回
路601の内部構成の一例を示すブロック図である。本
例では図6における再生信号2値化回路201の2値化
動作、及びPLL回路202の動作を制御するためのリ
ードゲートを出力する。
【0135】デコード回路1101は、前記セクタカウ
ンタ301よりのカウント出力をデコードし前記カウン
ト出力がある所定の範囲内にあるときHレベルとなるよ
うなディジタル信号を出力する。遅延回路1001及び
AND回路1002は、図10における各々と同様の機
能を有するブロックであり、前記エンベロープ検出出力
から、その立ち上がり位置(LレベルからHレベルへの
変化点)を所定時間遅延し、その分Hレベル区間が短く
なった信号がAND回路1002より出力される。
【0136】選択制御手段1102は、前記セクタ同期
状態信号の前述した4つの状態、及びディスク回転状態
信号のレベルに応じて、前記デコード回路1101のデ
コード出力と前記AND回路1002の出力を選択し、
それをリードゲートとして出力する。その選択方法を表
2に示す。
【0137】
【表2】
【0138】まず、アドレス情報が正常に読みとれてい
る状況下(正常セクタ同期状態)では、セクタカウンタ
302の出力を基準にしてリードゲートが出力される。
また、直前セクタのアドレス情報は読みとれなかった
が、以前の所定数セクタのうち少なくともあるセクタで
アドレス情報が正常に読みとれている状況下(セクタ同
期補間状態)では、ディスクの回転数は所定の範囲外に
あるときには、再生信号のエンベロープを基準にしてリ
ードゲートが出力され、ディスクの回転数は所定の範囲
内にあるときには、セクタカウンタ302の出力を基準
にしてリードゲートが出力される。また、アドレス情報
が所定数以上連続して読みとれず、セクタカウンタ30
2の出力がセクタ上のバイト位置及びビット位置を正確
に示せていない状況下(セクタ同期引き込み状態)で
は、リードゲートは再生信号のエンベロープを基準にし
て出力される。
【0139】これにより、いかなる状況下においても、
セクタ上の位置をもっとも正確に示す対象を基準にして
リードゲートのタイミングを発生することが可能にな
る。従って、アドレス及びデータの再生動作を高速かつ
信頼性高く行うことが可能となる。
【0140】なお、アドレス情報を読む必要のないとき
(セクタ同期停止状態)は、リードゲートをアクティブ
(本例の場合はHレベル)にしない。これにより、周辺
ブロック、特に再生信号2値化回路201及びPLL回
路202のデータ再生動作を停止させることが出来るた
め、無駄な消費電力を低下させる効果がある。
【0141】また、図6及び図11に示した構成による
と、クロック選択回路301によりリードクロックと基
準クロックを選択1本化されるため、ゲート信号の生成
に要するセクタカウンタは1系統で済む。従って、図5
及び図10に示した構成に比べ回路規模を縮小できる。
【0142】なお、本実施例で述べたリードゲートのタ
イミング発生方法は、セクタのバイト位置に応じてレベ
ルが変化するような他のいかなるゲート信号のタイミン
グ発生方法にも適用可能である。
【0143】図7は第6の実施例におけるタイミング生
成手段とその周辺の別の構成例を示すブロック図であ
る。
【0144】図7の構成は、図2の構成に対する発展例
である図5の構成と同様に、図4の構成に加え、新たに
再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回
路501を設け、エンベロープ検出回路501により出
力されるエンベロープ検出出力をタイミング信号の生成
に積極的に利用しようとするものである。
【0145】なお、図7において、再生信号2値化回路
201、PLL回路202、基準クロック発生回路20
3、及びアドレス再生回路204は、前述した図2にお
ける各々と同等の機能を有するブロックである。また、
ウォブルクロック再生回路401、第1のセクタカウン
タ402、及び第2のセクタカウンタ403は、前述し
た図4における各々と同等の機能を有するブロックであ
る。また、エンベロープ検出回路501及びセクタ同期
状態監視手段503は前述した図5における各々と同等
の機能を有するブロックである。従って、これらの説明
は省略する。
【0146】ゲート信号生成回路701は、前記エンベ
ロープ検出回路よりのエンベロープ検出出力と、前記第
1のセクタカウンタ402よりの第1のカウント出力
と、前記第2のセクタカウンタ403よりの第2のカウ
ント出力と、前記セクタ同期状態監視手段503よりの
セクタ同期状態信号と、ウォブルクロック再生回路40
1よりのウォブルクロック状態信号を用いて、周辺ブロ
ックを制御するための各種ゲート信号を生成する。
【0147】図14は、図7におけるゲート信号生成回
路701の内部構成の一例を示すブロック図である。本
例では図1における再生信号処理手段106(その一部
は図7の再生信号2値化回路201及びPLL回路20
2に相当)の2値化もしくはPLLの動作を制御するた
めのリードゲートを出力する。また、図1における増幅
器104もしくは再生信号処理手段106において、ヘ
ッダ領域/データ記録領域での信号分離、信号検出方法
(ヘッダ領域とデータ領域とで再生信号の極性を切り換
える必要がある場合、ヘッダ領域は差信号・データ領域
は和信号で再生信号を検出する場合等)の切換等に用い
られるIDゲートを出力する。
【0148】遅延回路1001及びAND回路1002
は、図10における各々と同様の機能を有するブロック
であり、前記エンベロープ検出出力から、その立ち上が
り位置(LレベルからHレベルへの変化点)を所定時間
遅延し、その分Hレベル区間が短くなった信号がAND
回路1002より出力される。
【0149】デコード回路1401及び1404は、そ
れぞれ前記第1のカウント出力をデコードし前記第1の
カウント出力がある所定の範囲内にあるときHレベルと
なるようなディジタル信号を出力する。
【0150】デコード回路1402及び1405は、そ
れぞれ前記第2のカウント出力をデコードし前記第2の
カウント出力がある所定の範囲内にあるときHレベルと
なるようなディジタル信号を出力する。
【0151】選択制御手段1403は、前記セクタ同期
状態信号の前述した4つの状態、及びウォブルクロック
状態信号のレベルに応じて、前記デコード回路1401
のデコード出力と前記AND回路1002の出力を選択
し、それをリードゲートとして出力する。その選択方法
を表3に示す。
【0152】
【表3】
【0153】まず、アドレス情報が正常に読みとれてい
る状況下(正常セクタ同期状態)では、ウォブルクロッ
クがディスク上のウォブル信号に位相ロックしていない
ときには、リードクロック同期である第1のセクタカウ
ンタ402の出力を基準にしてリードゲートが出力さ
れ、位相ロックしているときには、ウォブルクロック同
期である第2のセクタカウンタ403の出力を基準にし
てリードゲートが出力される。また、直前セクタのアド
レス情報は読みとれなかったが、以前の所定数セクタの
うち少なくともあるセクタでアドレス情報が正常に読み
とれている状況下(セクタ同期補間状態)では、ウォブ
ルクロックがディスク上のウォブル信号に位相ロックし
ていないときには、再生信号のエンベロープを基準にし
てリードゲートが出力され、位相ロックしているときに
は、ウォブルクロック同期である第2のセクタカウンタ
403の出力を基準にしてリードゲートが出力される。
また、アドレス情報が所定数以上連続して読みとれず、
第1のセクタカウンタ402及び第2のセクタカウンタ
403の出力がともにセクタ上のバイト位置及びビット
位置を正確に示せていない状況下(セクタ同期引き込み
状態)では、リードゲートは再生信号のエンベロープを
基準にして出力される。
【0154】これにより、いかなる状況下においても、
セクタ上の位置をもっとも正確に示す対象を基準にして
リードゲートのタイミングを発生することが可能にな
る。従って、アドレス及びデータの再生動作を高速かつ
信頼性高く行うことが可能となる。 なお、アドレス情
報を読む必要のないとき(セクタ同期停止状態)は、リ
ードゲートをアクティブ(本例の場合はHレベル)にし
ない。これにより、周辺ブロック、特に再生信号2値化
回路201及びPLL回路202のデータ再生動作を停
止させることが出来るため、無駄な消費電力を低下させ
る効果がある。
【0155】選択制御手段1406は、前記セクタ同期
状態信号の前述した4つの状態、及びウォブルクロック
状態信号のレベルに応じて、前記デコード回路1404
のデコード出力と前記デコード回路1405のデコード
出力を選択し、それをIDゲートとして出力する。その
選択方法を表4に示す。
【0156】
【表4】
【0157】まず、アドレス情報が正常に読みとれてい
る状況下(正常セクタ同期状態)もしくは、直前セクタ
のアドレス情報は読みとれなかったが、以前の所定数セ
クタのうち少なくともあるセクタでアドレス情報が正常
に読みとれている状況下(セクタ同期補間状態)では、
ウォブルクロックがディスク上のウォブル信号に位相ロ
ックしていないときには、リードクロック同期である第
1のセクタカウンタ402の出力を基準にしてIDゲー
トが出力され、位相ロックしているときには、ウォブル
クロック同期である第2のセクタカウンタ403の出力
を基準にしてIDゲートが出力される。この時のIDゲ
ートは、ヘッダ領域のアドレス情報を再生し、データ記
録領域でユーザデータの記録・再生を行うに当たり、信
号の分離・信号検出方法の切換等を確実に行うため、少
なくともヘッダ領域でHレベルであり、データ記録領域
でLレベルであることを保証する。このために、実際に
は余裕を持ってヘッダ領域を覆うようなタイミングでH
レベルとする。先行技術にて述べたように、一般に書換
可能な光ディスクのセクタフォーマットでは、データ記
録領域の前後には信号の記録を行わないギャップ領域・
バッファ領域等を置くため、IDゲートに要求されるタ
イミング精度には多少余裕がある。従って、セクタ同期
補間状態において生じる多少の同期ずれが許容できる。
【0158】アドレス情報が所定数以上連続して読みと
れず、第1のセクタカウンタ402及び第2のセクタカ
ウンタ403の出力がともにセクタ上のバイト位置及び
ビット位置を正確に示せていない状況下(セクタ同期引
き込み状態)では、アドレスの再生動作を常に行い、早
急にセクタの頭出しを行う必要があるため、IDゲート
は常にアクティブ(ここではHレベル)とする。
【0159】これにより、いかなる状況下においても、
セクタ上の位置をより正確に示す対象を基準にしてID
ゲートのタイミングを発生することが可能になる。従っ
て、アドレス及びデータの再生動作を高速かつ信頼性高
く行うことが可能となる。
【0160】また、アドレス情報を読む必要のないとき
(セクタ同期停止状態)は、信号の分離・信号検出方法
の切換等を行う必要がないため、基本的にIDゲートは
どちらのレベルでも差し支えない。
【0161】図15は第7の実施例におけるタイミング
生成手段とその周辺の別の構成例を示すブロック図であ
る。
【0162】図15では、図7の構成に加え、新たに基
準クロックとウォブルクロックを選択出力するクロック
選択回路1501を設け、第2のセクタカウンタ403
の入力には、前記クロック選択回路1501の出力クロ
ックを入力する構成とする。
【0163】なお、図15において、再生信号2値化回
路201、PLL回路202、基準クロック発生回路2
03、及びアドレス再生回路204は、前述した図2に
おける各々と同等の機能を有するブロックである。ま
た、ウォブルクロック再生回路401、第1のセクタカ
ウンタ402、及び第2のセクタカウンタ403は、前
述した図4における各々と同等の機能を有するブロック
である。また、エンベロープ検出回路501及びセクタ
同期状態監視手段503は前述した図5における各々と
同等の機能を有するブロックである。従って、これらの
説明は省略する。
【0164】クロック選択回路1501は上述したよう
に、基準クロック発生回路203よりの基準クロック
と、ウォブルクロック再生回路401よりのウォブルク
ロックを入力とし、ウォブルクロック再生回路401よ
りのウォブルクロック状態信号のレベルにより、2入力
を選択して出力する。すなわち、ウォブルクロック状態
信号がHレベル(ウォブル信号に位相ロックしている)
のときにはウォブルクロックを出力し、Lレベルのとき
には基準クロックを出力する。
【0165】ゲート信号生成回路1502は、前記エン
ベロープ検出回路よりのエンベロープ検出出力と、前記
第1のセクタカウンタ402よりの第1のカウント出力
と、前記第2のセクタカウンタ403よりの第2のカウ
ント出力と、前記セクタ同期状態監視手段503よりの
セクタ同期状態信号と、図1におけるサーボ手段105
よりのディスク回転状態信号と、ウォブルクロック再生
回路401よりのウォブルクロック状態信号を用いて、
周辺ブロックを制御するための各種ゲート信号を生成す
る。
【0166】図16は、図15におけるゲート信号生成
回路1502の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。本例では図1における再生信号処理手段106(そ
の一部は図7の再生信号2値化回路201及びPLL回
路202に相当)の2値化もしくはPLLの動作を制御
するためのリードゲートを出力する。また、図1におけ
るレーザ駆動手段108に対して、データの記録時に記
録用のレーザパワーの発光を許可するライトゲートを出
力する。
【0167】なお、図16において、遅延回路100
1、AND回路1002は、前述した図10における各
々と同等の機能を有するブロックである。また、第1の
デコード回路1401、第2のデコード回路1402、
及び第1の選択制御手段1403は、前述した図14に
おける各々と同等の機能を有するブロックである。従っ
て、これらの説明は省略する。
【0168】第3のデコード回路1601は、図15に
おける第2のセクタカウンタ403よりの第2のカウン
ト出力をデコードし前記第2のカウント出力がある所定
の範囲内にあるときHレベルとなるようなディジタル信
号を出力する。
【0169】第2のAND回路1602は、前記第3の
デコード回路よりのデコード出力と、後述する記録許可
手段1603よりの記録許可信号を入力とする、2入力
1出力の論理積回路であり、その出力はライトゲートと
して、レーザ駆動回路108へ送られる。
【0170】記録許可手段1603は、前記セクタ同期
状態信号の前述した4つの状態、及びウォブルクロック
状態信号のレベル、及びディスク回転状態信号のレベル
に応じて、ライトゲートをマスクするための記録許可信
号を出力する。記録許可信号の真理値表を表5に示す。
【0171】
【表5】
【0172】すなわち、アドレス情報が正常に読みとれ
ている状況下(正常セクタ同期状態)であり、かつウォ
ブルクロック状態信号、ディスク回転状態信号のいずれ
かがHレベルである時に、記録許可信号をHレベル(記
録可能な状態)とする。また、直前セクタのアドレス情
報は読みとれなかったが、以前の所定数セクタのうち少
なくともあるセクタでアドレス情報が正常に読みとれて
いる状況下(セクタ同期補間状態)では、ウォブルクロ
ック状態信号がLレベルのときは記録許可信号はLレベ
ル(記録禁止の状態)とし、ウォブルクロック状態信号
がHレベルであるとき、記録許可信号のレベルは設定に
より選択可能とする。また、アドレス情報が所定数以上
連続して読みとれず、第1のセクタカウンタ402及び
第2のセクタカウンタ403の出力がともにセクタ上の
バイト位置及びビット位置を正確に示せていない状況下
(セクタ同期引き込み状態)及びアドレス情報を読む必
要のないとき(セクタ同期停止状態)には、記録許可信
号は常にLレベルとする。
【0173】この構成により、記録許可信号がHレベル
のときのみライトゲートをアクティブ(本例の場合Hレ
ベル)にすることが可能である。従って、第2のカウン
タ出力がセクタ上のバイト位置及びビット位置を精度良
く示している時のみ、データの記録を行うことが可能で
ある。従って、データの記録動作に対する信頼性を向上
することが出来る。
【0174】また、セクタ同期補間状態かつウォブルク
ロック状態信号がHレベルの時に、記録許可信号のレベ
ルを設定により可変にしたことにより、アドレス情報の
正常な読みとりが連続的に行えない状況下でも、ライト
ゲートをアクティブにすることが可能となる。
【0175】さらに、図15及び図16に示した構成に
より、ウォブルクロック状態信号がHレベルのときはウ
ォブルクロックに同期してライトゲートが発生されるの
で、ディスクの回転数が所定の範囲内にないときにも、
記録を行うことが出来る。一方、ウォブルクロック状態
信号がLレベルのときは基準クロックに同期してライト
ゲートが発生されるので、ウォブルクロックの位相がず
れている状態でも、ディスクの回転数が所定の範囲内に
ある限りは記録を行うことが出来る。従って従来の装置
よりも、記録を行える状況が広がるため、データの記録
をより高速に行え、装置のパフォーマンスが向上する。
【0176】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生信号から得られるリードクロックと、所定の周期の
基準クロックの両方を用いて、光ディスクのセクタ上の
バイト位置及びビット位置を計測することが出来るの
で、ディスクの回転数が所定の範囲内にないときやリー
ドクロックの品質が良くないときにも、片方のクロック
が正規の周期で出力されている限りは、セクタ同期の各
種ゲート信号のタイミングを生成できる。
【0177】従って、ZCLV方式のディスク等でゾー
ン間に跨る検索動作に伴い、回転数が所定の範囲からず
れている場合や、ディスク上の欠陥等によりPLLの位
相が外れて、リードクロックの周波数がずれてしまった
場合にも、安定にアドレス情報の読み取りを行うことが
可能である。
【0178】また、本発明によれば、セクタ毎のアドレ
ス情報の読み取り状態を監視し、その監視結果によりセ
クタ同期状態を決定し、前記セクタ同期状態とディスク
の回転状態によりゲート信号のタイミング生成方法を切
り換えることが出来る。
【0179】従って、いかなる状況下においても、セク
タ上の位置をもっとも正確に示す対象を基準にしてゲー
ト信号のタイミングを発生することが出来るので、デー
タの記録・再生を高速かつ信頼性高く行うことが可能と
なる。
【0180】さらに、本発明によれば、ウォブルグルー
ブやクロックピットなどから再生するクロックが正常に
位相ロックしているときはそのクロックを用いて、ライ
トゲート及びライトデータを生成して記録を行い、位相
同期がとれていないときは水晶発振器もしくは周波数シ
ンセサイザ等から発生した基準クロックを用いて、ディ
スクの回転数が所定の範囲内にあるときのみライトゲー
ト及びライトデータを生成して記録を行うことが出来
る。
【0181】従って、回転数が所定の範囲からずれてい
る場合や、ディスク上の欠陥等によりウォブルグルーブ
やクロックピットからクロックを再生できない状況下で
も、データの記録を行うことが出来るので、データの記
録を高速かつ信頼性高く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク装置の構成を示すブロ
ック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるタイミング生成
手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図3】本発明の第2の実施例におけるタイミング生成
手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例におけるタイミング生成
手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図5】本発明の第4の実施例におけるタイミング生成
手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図6】本発明の第5の実施例におけるタイミング生成
手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図7】本発明の第6の実施例におけるタイミング生成
手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図8】本発明の第1の実施例におけるゲート信号生成
回路207の内部構成の一例を示すブロック図
【図9】本発明の第3の実施例におけるゲート信号生成
回路404の内部構成の一例を示すブロック図
【図10】本発明の第4の実施例におけるゲート信号生
成回路502の内部構成の一例を示すブロック図
【図11】本発明の第5の実施例におけるゲート信号生
成回路601の内部構成の一例を示すブロック図
【図12】本発明の第4の実施例におけるセクタ同期状
態の遷移を説明する状態遷移図
【図13】本発明の第4の実施例における前記選択制御
手段1003の動作を説明するためのタイミング図
【図14】本発明の第6の実施例におけるゲート信号生
成回路701の内部構成の一例を示すブロック図
【図15】本発明の第7の実施例におけるタイミング生
成手段111とその周辺の一構成例を示すブロック図
【図16】本発明の第7の実施例におけるゲート信号生
成回路1502の内部構成の一例を示すブロック図
【図17】書換可能な光ディスクのセクタ構造の一例を
示す模式図
【符号の説明】
101 光ディスク 102 ディスクモータ 103 光ヘッド 104 増幅器 105 サーボ手段 106 再生信号処理手段 107 フォーマットエンコーダ/デコーダ 108 レーザ駆動手段 109 ホストインタフェース 110 システム制御手段 111 タイミング生成手段 201 再生信号2値化回路 202 PLL回路 203 基準クロック発生回路 204 アドレス再生回路 205 第1のセクタカウンタ 206 第2のセクタカウンタ 207 ゲート信号生成回路 301 クロック選択回路 302 セクタカウンタ 303 ゲート信号生成回路 401 ウォブルクロック再生回路 402 第1のセクタカウンタ 403 第2のセクタカウンタ 404 ゲート信号生成回路 501 エンベロープ検出回路 502 ゲート信号生成回路 503 セクタ同期状態監視手段 601 ゲート信号生成回路 701 ゲート信号生成回路 801 第1のデコード回路 802 第2のデコード回路 803 選択制御手段 901 第1のデコード回路 902 第2のデコード回路 903 選択制御手段 1001 遅延回路 1002 AND回路 1003 選択制御手段 1101 デコード回路 1102 選択制御手段 1301 セクタ 1302 ヘッダ領域 1303 データ記録領域 1403 第1の選択制御手段 1406 第2の選択制御手段 1501 クロック選択回路 1502 ゲート信号生成回路 1602 第2のAND回路 1603 記録許可手段 1701 セクタ 1702 ヘッダ領域 1703 ギャップ領域 1704 データ記録領域 1705 バッファ領域

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクから信号を読み取る信号読み
    取り手段と、 前記光ディスクへ情報を記録する記録手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第1のクロックを再生するクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    アドレスを再生するアドレス再生手段と、 記録のための基準となる第2のクロックを発生する基準
    クロック発生手段と、 前記第1のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第1のカウント手段と、 前記第2のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第2のカウント手段と、 前記第1のカウント手段によるカウント値及び前記第2
    のカウント手段によるカウント値を用いて、前記記録手
    段、前記クロック再生手段の各動作を制御するためのタ
    イミング信号を生成するタイミング生成手段と、を具備
    した光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクから信号を読み取る信号読み
    取り手段と、 前記光ディスクへ情報を記録する記録手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第1のクロックを再生するクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    アドレスを再生するアドレス再生手段と、 記録のための基準となる第2のクロックを発生する基準
    クロック発生手段と、 前記第1のクロックと前記第2のクロックを時分割に切
    り替え第3のクロックを出力するクロック切替手段と、 前記第3のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第3のカウント手段と、 前記第3のカウント手段によるカウント値を用いて、前
    記記録手段、前記クロック再生手段の各動作を制御する
    ためのタイミング信号を生成するタイミング生成手段
    と、を具備した光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクから信号を読み取る信号読み
    取り手段と、 前記光ディスクへ情報を記録する記録手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第1のクロックを再生する第1のクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第2のクロックを再生する第2のクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    アドレスを再生するアドレス再生手段と、 前記第1のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第1のカウント手段と、 前記第2のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第2のカウント手段と、 前記第1のカウント手段によるカウント値及び前記第2
    のカウント手段によるカウント値を用いて、前記記録手
    段、前記第1のクロック再生手段の各動作を制御するた
    めのタイミング信号を生成するタイミング生成手段と、
    を具備した光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクから信号を読み取る信号読み
    取り手段と、 前記光ディスクへ情報を記録する記録手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    エンベロープを検出するエンベロープ検出手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第1のクロックを再生するクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    アドレスを再生するアドレス再生手段と、 記録のための基準となる第2のクロックを発生する基準
    クロック発生手段と、 前記第1のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第1のカウント手段と、 前記第2のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第2のカウント手段と、 前記エンベロープ検出手段により検出されたエンベロー
    プ検出信号、前記第1のカウント手段によるカウント
    値、及び前記第2のカウント手段によるカウント値を用
    いて、前記記録手段、前記クロック再生手段の各動作を
    制御するためのタイミング信号を生成するタイミング生
    成手段と、を具備した光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクから信号を読み取る信号読み
    取り手段と、 前記光ディスクへ情報を記録する記録手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    エンベロープを検出するエンベロープ検出手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第1のクロックを再生するクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    アドレスを再生するアドレス再生手段と、 記録のための基準となる第2のクロックを発生する基準
    クロック発生手段と、 前記第1のクロックと前記第2のクロックを時分割に切
    り替え第3のクロックを出力するクロック切替手段と、 前記第3のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第3のカウント手段と、 前記エンベロープ検出手段により検出されたエンベロー
    プ検出信号及び前記第3のカウント手段によるカウント
    値を用いて、前記記録手段、前記クロック再生手段の各
    動作を制御するためのタイミング信号を生成するタイミ
    ング生成手段と、を具備した光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクから信号を読み取る信号読み
    取り手段と、 前記光ディスクへ情報を記録する記録手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    エンベロープを検出するエンベロープ検出手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第1のクロックを再生するクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    第2のクロックを再生するクロック再生手段と、 前記信号読み取り手段により読み取られた再生信号から
    アドレスを再生するアドレス再生手段と、 前記第1のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第1のカウント手段と、 前記第2のクロックを用いて前記光ディスクの1セクタ
    の長さをカウントし、前記アドレス再生手段がアドレス
    を再生した時点で所定のカウント値にプリセットされる
    第2のカウント手段と、 前記エンベロープ検出手段により検出されたエンベロー
    プ検出信号、前記第1のカウント手段によるカウント
    値、及び前記第2のカウント手段によるカウント値を用
    いて、前記記録手段、前記第1のクロック再生手段の各
    動作を制御するためのタイミング信号を生成するタイミ
    ング生成手段と、を具備した光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 信号読みとり手段は少なくとも、光ディ
    スク上に記録されたアドレス情報及びユーザデータを再
    生信号として読みとり、第1のクロック再生手段は、前
    記アドレス情報またはユーザデータのビット周期に同期
    したクロックを第1のクロックとして再生することを特
    徴とする請求項3もしくは請求項6に記載の光ディスク
    装置。
  8. 【請求項8】 信号読みとり手段は少なくとも、光ディ
    スクのトラックに予め所定の周期毎に形成されたクロッ
    ク再生用ピットからの信号を読みとり、第2のクロック
    再生手段は、前記クロック再生用ピットの周期に同期し
    たクロックを第2のクロックとして再生することを特徴
    とする請求項3もしくは請求項6に記載の光ディスク装
    置。
  9. 【請求項9】 信号読みとり手段は少なくとも、所定の
    周期で蛇行した溝部がトラックとして形成された光ディ
    スクからの信号を読みとり、第2のクロック再生手段
    は、前記溝部の蛇行周期に同期したクロックを第2のク
    ロックとして再生することを特徴とする請求項3もしく
    は請求項6に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 光ディスクにセクタ単位で情報の記録
    再生を行う光ディスク装置において、記録再生に必要な
    タイミング信号を生成するタイミング生成回路であっ
    て、 前記光ディスクから再生された第1のクロックを用いて
    1セクタの長さをカウントする第1のカウンタ回路と、 前記光ディスクに記録を行う基準となる第2のクロック
    を用いて1セクタの長さをカウントする第2のカウンタ
    回路と、 前記第1のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第1のゲート信号を生成する第1のデコード
    回路と、 前記第2のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第2のゲート信号を生成する第2のデコード
    回路と、 前記第1のゲート信号と前記第2のゲート信号を前記光
    ディスクの回転状態に応じて切り替えた信号を前記タイ
    ミング信号として出力する選択回路と、を具備したタイ
    ミング生成回路。
  11. 【請求項11】 光ディスクにセクタ単位で情報の記録
    再生を行う光ディスク装置において、記録再生に必要な
    タイミング信号を生成するタイミング生成回路であっ
    て、 前記光ディスクから再生された第1のクロックを用いて
    1セクタの長さをカウントする第1のカウンタ回路と、 前記光ディスクから再生された第2のクロックを用いて
    1セクタの長さをカウントする第2のカウンタ回路と、 前記第1のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第1のゲート信号を生成する第1のデコード
    回路と、 前記第2のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第2のゲート信号を生成する第2のデコード
    回路と、 前記第1のゲート信号と前記第2のゲート信号を前記第
    2のクロックの状態に応じて切り替えた信号を前記タイ
    ミング信号として出力する選択回路と、を具備したタイ
    ミング生成回路。
  12. 【請求項12】 光ディスクのトラックを複数に分割し
    た各セクタにあらかじめ付与されたアドレス情報を読み
    取りながらセクタ単位で情報の記録再生を行う光ディス
    ク装置において、記録再生に必要なタイミング信号を生
    成するタイミング生成回路であって、 前記光ディスクの再生信号より検出されたエンベロープ
    信号を所定の時間遅延させる遅延回路と、 前記エンベロープ信号と前記遅延回路の遅延出力の論理
    積をとる論理積回路と、 前記光ディスクから再生された第1のクロックを用いて
    1セクタの長さをカウントする第1のカウンタ回路と、 前記光ディスクに記録を行う基準となる第2のクロック
    を用いて1セクタの長さをカウントする第2のカウンタ
    回路と、 前記第1のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第1のゲート信号を生成する第1のデコード
    回路と、 前記第2のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第2のゲート信号を生成する第2のデコード
    回路と、 前記論理積回路の論理積出力と前記第1のゲート信号と
    前記第2のゲート信号を、前記光ディスクの回転状態及
    び前記アドレス情報の読み取り状態に応じて切り替えた
    信号を前記タイミング信号として出力する選択回路と、
    を具備したタイミング生成回路。
  13. 【請求項13】 光ディスクのトラックを複数に分割し
    た各セクタにあらかじめ付与されたアドレス情報を読み
    取りながらセクタ単位で情報の記録再生を行う光ディス
    ク装置において、記録再生に必要なタイミング信号を生
    成するタイミング生成回路であって、 前記光ディスクの再生信号より検出されたエンベロープ
    信号を所定の時間遅延させる遅延回路と、 前記エンベロープ信号と前記遅延回路の遅延出力の論理
    積をとる論理積回路と、 前記光ディスクから再生された第1のクロックを用いて
    1セクタの長さをカウントする第1のカウンタ回路と、 前記光ディスクから再生された第2のクロックを用いて
    1セクタの長さをカウントする第2のカウンタ回路と、 前記第1のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第1のゲート信号を生成する第1のデコード
    回路と、 前記第2のカウンタ回路のカウント値出力をデコードし
    所定の幅の第2のゲート信号を生成する第2のデコード
    回路と、 前記論理積回路の論理積出力と前記第1のゲート信号と
    前記第2のゲート信号を、前記第2のクロックの状態及
    び前記アドレス情報の読み取り状態に応じて切り替えた
    信号を前記タイミング信号として出力する選択回路と、
    を具備したタイミング生成回路。
  14. 【請求項14】 光ディスクのトラックを複数に分割し
    た各セクタにあらかじめ付与されたアドレス情報を読み
    取りながらセクタ単位で情報の記録再生を行う情報記録
    再生方法であって、 前記アドレス情報の読み取りエラー状態をセクタ毎に監
    視するアドレスエラー監視ステップと、 前記光ディスクの回転数が所定の範囲内であるかを監視
    する回転状態監視ステップと、 前記アドレスエラー監視ステップにより監視されたアド
    レスエラーの状態によりセクタ同期状態を決定するセク
    タ同期状態決定ステップと、 前記セクタ同期状態決定ステップにより決定されたセク
    タ同期状態と前記回転状態監視ステップにより監視され
    た回転状態に応じて情報の記録または再生を許可する記
    録再生許可ステップと、を包含したことを特徴とする情
    報記録再生方法。
  15. 【請求項15】 光ディスクのトラックを複数に分割し
    た各セクタにあらかじめアドレス情報が付与され、前記
    光ディスクより読み取られた再生信号より情報の記録を
    行うための基準となる記録クロックとアドレス情報を得
    て、セクタ単位で情報の記録再生を行う情報記録再生方
    法であって、 前記アドレス情報の読み取りエラー状態をセクタ毎に監
    視するアドレスエラー監視ステップと、 前記記録クロックの状態を監視する記録クロック状態監
    視ステップと、 前記アドレスエラー監視ステップにより監視されたアド
    レスエラーの状態によりセクタ同期状態を決定するセク
    タ同期状態決定ステップと、 前記セクタ同期状態決定ステップにより決定されたセク
    タ同期状態と前記記録クロックの状態に応じて記録また
    は再生を許可する記録再生許可ステップと、を包含した
    ことを特徴とする情報記録再生方法。
JP32743597A 1997-11-28 1997-11-28 記録許可判定装置及び情報記録装置 Expired - Lifetime JP4078696B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32743597A JP4078696B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 記録許可判定装置及び情報記録装置
EP98122403A EP0920007A3 (en) 1997-11-28 1998-11-26 Optical disc drive, timing signal generator, and information recording and reproduction method
EP01118576A EP1168330A3 (en) 1997-11-28 1998-11-26 Optical disc drive, timing signal generator, and information recording and reproduction method
EP05012185A EP1580748A3 (en) 1997-11-28 1998-11-26 Information recording method and information recording apparatus
CNB031586104A CN1320546C (zh) 1997-11-28 1998-11-27 信息记录和再现方法
CN98124881A CN1129119C (zh) 1997-11-28 1998-11-27 光盘驱动装置和时序信号产生器及信息记录和再现方法
US09/200,856 US6181655B1 (en) 1997-11-28 1998-11-27 Optical disc drive, timing signal generator, and information recording and reproduction method
KR1019980051465A KR100280688B1 (ko) 1997-11-28 1998-11-28 광디스크 드라이브, 타이밍 신호 발생기 및 정보를 기록하고재생하는 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32743597A JP4078696B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 記録許可判定装置及び情報記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11162108A true JPH11162108A (ja) 1999-06-18
JP4078696B2 JP4078696B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=18199143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32743597A Expired - Lifetime JP4078696B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 記録許可判定装置及び情報記録装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6181655B1 (ja)
EP (3) EP1168330A3 (ja)
JP (1) JP4078696B2 (ja)
KR (1) KR100280688B1 (ja)
CN (2) CN1129119C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747932B1 (en) 1999-07-09 2004-06-08 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for detecting non-recording regions of an optical recording medium
KR100841862B1 (ko) * 2000-11-18 2008-06-27 휴렛-팩커드 컴퍼니(델라웨어주법인) 광 저장 매체
KR101279030B1 (ko) * 2006-06-30 2013-07-05 삼성전자주식회사 광디스크 장치 및 그의 포커싱 방법

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3679643B2 (ja) * 1999-02-26 2005-08-03 三洋電機株式会社 ディスク記録装置
EP1056077B1 (en) 1999-05-19 2006-05-10 Mitsubishi Kagaku Media Co., Ltd. Phase change optical recording by divided recording pulses
KR100363166B1 (ko) * 2000-02-26 2002-11-30 삼성전자 주식회사 오기록 방지 회로 및 방법
JP4523117B2 (ja) * 2000-05-31 2010-08-11 富士通セミコンダクター株式会社 データ記録装置、データ記録方法及びディスク装置
JP2004515866A (ja) 2000-06-30 2004-05-27 シーゲイト テクノロジー エルエルシー ディスク駆動機構内のチャンネル対コントローラ・インターフェースの構成
JP3576113B2 (ja) * 2001-03-15 2004-10-13 株式会社東芝 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置
JP2002342942A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Toshiba Corp 情報記憶媒体、情報記録方法、および情報記録再生装置
TWI230378B (en) * 2002-12-05 2005-04-01 Mediatek Inc Apparatus and method for connecting interrupted recording
JP2005190623A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Toshiba Corp 記録方法および光ディスク装置
JP2005332549A (ja) * 2004-03-09 2005-12-02 Teac Corp 光ディスク装置
WO2007015492A1 (ja) * 2005-08-01 2007-02-08 Nec Corporation 光ディスクの信号再生方法、及び、光ディスク装置
WO2007085974A1 (en) * 2006-01-25 2007-08-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical drive and method for determining a reading and/or writing position
TWI449040B (zh) 2006-10-06 2014-08-11 Crocus Technology Sa 用於提供內容可定址的磁阻式隨機存取記憶體單元之系統及方法
EP2031590A1 (en) * 2007-08-31 2009-03-04 Deutsche Thomson OHG Method and apparatus for data detection
ATE538474T1 (de) 2008-04-07 2012-01-15 Crocus Technology Sa System und verfahren zum schreiben von daten auf magnetoresistive direktzugriffsspeicherzellen
EP2124228B1 (en) 2008-05-20 2014-03-05 Crocus Technology Magnetic random access memory with an elliptical junction
US8031519B2 (en) 2008-06-18 2011-10-04 Crocus Technology S.A. Shared line magnetic random access memory cells
JP2021044030A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 株式会社東芝 磁気ディスク装置、及びサーボリード処理方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59213035A (ja) 1983-05-16 1984-12-01 Fujitsu Ltd 光デイスクのマ−ク検出方式
JPS60145566A (ja) 1984-01-05 1985-08-01 Ricoh Co Ltd デ−タ記録再生方式
US4815063A (en) * 1985-09-13 1989-03-21 Yamaha Corporation Disc motor control circuit for controlling the rotation of a disc in a disc playing device
US5339301A (en) * 1986-10-06 1994-08-16 U.S. Philips Corporation Optically readable record carrier for recording information, method and apparatus for manufacturing such, apparatus for recording and reading information on a such a record carrier
CA2054880C (en) * 1990-11-09 1997-07-08 Shigemi Maeda Information recording and reproducing device
JPH0562367A (ja) 1991-09-03 1993-03-12 Hitachi Ltd データ再生装置
US5377178A (en) * 1991-10-11 1994-12-27 Hitachi, Ltd. Data recording/reproducing method and apparatus using a recording medium having clock marks recorded in a wobbled track for read/write synchronization
JP2679568B2 (ja) * 1992-03-26 1997-11-19 ヤマハ株式会社 光ディスクのアクセス方法及び装置
JPH05342770A (ja) * 1992-06-15 1993-12-24 Mitsubishi Electric Corp 光ディスクの再生装置
JP2658880B2 (ja) * 1994-07-07 1997-09-30 日本電気株式会社 磁気ディスク装置
JP3614477B2 (ja) * 1994-11-04 2005-01-26 ティアック株式会社 光ディスク装置
JPH08255351A (ja) 1995-03-20 1996-10-01 Toshiba Corp 情報記録再生装置
JP4086913B2 (ja) * 1995-10-09 2008-05-14 松下電器産業株式会社 光ディスクおよび光ディスクの再生装置
JP3631311B2 (ja) * 1995-12-15 2005-03-23 富士通株式会社 光ディスク装置
JP2867236B2 (ja) 1996-02-26 1999-03-08 株式会社リコー 光ディスク記録媒体および光ディスク装置
JP2856390B2 (ja) 1996-07-26 1999-02-10 株式会社日立製作所 情報記録媒体及びそれを用いた記録再生方法
KR100298792B1 (ko) * 1998-02-27 2001-09-06 구자홍 광 기록매체의 데이타 기록장치 및 기록방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747932B1 (en) 1999-07-09 2004-06-08 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for detecting non-recording regions of an optical recording medium
KR100841862B1 (ko) * 2000-11-18 2008-06-27 휴렛-팩커드 컴퍼니(델라웨어주법인) 광 저장 매체
KR101279030B1 (ko) * 2006-06-30 2013-07-05 삼성전자주식회사 광디스크 장치 및 그의 포커싱 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US6181655B1 (en) 2001-01-30
CN1320546C (zh) 2007-06-06
EP1580748A2 (en) 2005-09-28
KR100280688B1 (ko) 2001-03-02
EP1168330A3 (en) 2002-07-17
CN1129119C (zh) 2003-11-26
EP1580748A3 (en) 2005-11-02
EP0920007A3 (en) 1999-12-29
EP1168330A2 (en) 2002-01-02
CN1219731A (zh) 1999-06-16
EP0920007A2 (en) 1999-06-02
KR19990045673A (ko) 1999-06-25
CN1495771A (zh) 2004-05-12
JP4078696B2 (ja) 2008-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4078696B2 (ja) 記録許可判定装置及び情報記録装置
US6584053B1 (en) Disk recording system
JP2583645B2 (ja) 情報記録再生装置
CA2022192C (en) Optical disk recording/reproducing device
EP0967612B1 (en) Optical disk recording apparatus and method for recording data on optical disk
JP4033940B2 (ja) プリピット情報検出装置及び検出方法
JP4223818B2 (ja) 光ディスク記録再生装置及び記録再生方法
JPH10320783A (ja) ウォブル信号検出回路、ウォブル異常検出回路、これらを用いた情報処理装置及び情報処理方法、並びにこれらに用いる記憶媒体
JPH0366062A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH05314664A (ja) 情報記録媒体、情報記録再生方法並びに情報記録再生装置
JP3875399B2 (ja) 光ディスク装置のトラッキング方法とdvd−ramドライブ装置のトラッキング方法
JP2001357620A (ja) 光ディスク記録装置とその半導体集積回路
JP3219393B2 (ja) 光ディスク
JP2000082212A (ja) 光ディスク記録装置および光ディスクにデ―タを記録する方法
KR100233665B1 (ko) 광디스크의 정보 기록용 섹터내 동기화 정보 검출 방법 및장치
JPH11149720A (ja) クロック発生装置
JP3062500B2 (ja) 光ディスク
JP2006185547A (ja) 同期信号検出装置及び同期信号検出方法
JP3059169B2 (ja) 光ディスク
JP4494941B2 (ja) データ記録用クロック信号発生回路
JP3062501B2 (ja) 光ディスク
JP4694087B2 (ja) ディスク記録再生装置及び再生方法
JP2000003555A (ja) 光ディスク装置
WO2006129478A1 (ja) Pll回路及び光ディスク装置
JP2001216648A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041122

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20041214

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term