JP2000082212A - 光ディスク記録装置および光ディスクにデ―タを記録する方法 - Google Patents

光ディスク記録装置および光ディスクにデ―タを記録する方法

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JP2000082212A
JP2000082212A JP16755899A JP16755899A JP2000082212A JP 2000082212 A JP2000082212 A JP 2000082212A JP 16755899 A JP16755899 A JP 16755899A JP 16755899 A JP16755899 A JP 16755899A JP 2000082212 A JP2000082212 A JP 2000082212A
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signal
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optical disk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォブル信号の状態を判定し、ウォブル信号
の状態が所定の条件を満たさない場合、データを光ディ
スクに記録することを中断または中止することにより、
安定して光ディスクにデータを記録することができる光
ディスク記録装置を提供する。 【解決手段】 本発明の光ディスク記録装置は、光ディ
スクにおけるID部の検出タイミングに基づき第1の周
期を検出する第1検出手段と、ウォブルクロックに基づ
き第2の周期を検出する第2検出手段と、前記第1の周
期および前記第2の周期に基づき、前記ウォブルクロッ
クの状態を判定する判定手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き換え型光ディ
スク記録装置および書き換え型光ディスクにデータを記
録する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DVD−RAMフォーマットのディスク
は各セクタが4個の物理IDからなるID部と、記録再
生が可能な記録部によって構成されている。図12は、
DVD−RAMフォーマットの一例を示す図である。記
録部は半径方向に186チャネルクロックの周期で正弦
的にウォブル(蛇行)し、プッシュプルトラッキングエ
ラー信号にトラックがウォブルしている信号がウォブル
信号として観測される。言い換えると、図2に示すよう
に、広帯域プッシュプルトラッキングエラー信号の記録
部にウォブル信号が観測される。
【0003】そのウォブル信号に狭帯域なバンドパスフ
ィルターを通過させ2値化した信号と、VCOの発振周
波数を186分周した信号とが位相比較され、位相誤差
信号にローパスフィルターを通した信号をVCOの入力
にすることによりPLLを構成し(以下、ウォブルPL
L)位相同期させると、VCOの発振クロックは物理的
なディスクのチャネルクロック周波数となる。そのVC
Oの発振クロックを記録の基準クロックに用いてデータ
を記録再生することにより、PLLの同期誤差は残るも
のの、ほぼ完全にセクタに同期したデータを記録するこ
とができる。
【0004】水晶発振器やシンセサイザーなどの固定ク
ロックを基準クロックとしてデータの記録再生を行う場
合、データの記録再生が、固定クロックのずれ、スピン
ドルモータの回転むら、ディスクの偏心による線速度の
変動などによる変動要因の影響をそのままうける。デー
タを記録するときに上述した影響を受けると、ディスク
に書き込まれたデータを正確に再生することができなく
なる恐れがある。また、場合によっては、データを記録
するときに上述した影響を受けると、物理IDにデータ
が上書きされて、物理IDに書き込まれていた情報を正
しく読み出すことができなくなることもありえる。
【0005】これに対しウォブルPLLのクロックを用
いてデータの記録を行うと、スピンドルモータの回転む
らや、偏心による線速度の変動に記録クロックも追従す
るので、変動要因をすべて吸収したデータが記録可能で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、逆にウォブル
PLLのクロックがディスク上のウォブルに同期してい
ない場合にはかえってウォブルクロックを基準にするの
は危険で、データの再生ができなかったり、物理IDに
上書きする場合もある。
【0007】またディスクに欠陥があったり、ディスク
上にごみがあり、光がほとんど反射しない場合にはトラ
ッキングエラー信号も無信号となるが、無信号に対して
はウォブルPLLも比較対象がないことになり、クロッ
ク自体の信頼性もなくなってしまう。
【0008】本発明は、上記問題を鑑み、ウォブル信号
の状態を判定し、ウォブル信号の状態が所定の条件を満
たさない場合、データを光ディスクに記録することを中
断または中止することにより、安定して光ディスクにデ
ータを記録することができる光ディスク記録装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク記録
装置は、光ディスクにおけるID部の検出タイミングに
基づき第1の周期を検出する第1検出手段と、ウォブル
クロックに基づき第2の周期を検出する第2検出手段
と、前記第1の周期および前記第2の周期に基づき、前
記ウォブルクロックの状態を判定する状態判定手段とを
備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0010】前記ウォブルクロックの状態に基づいて、
前記ウォブルクロックを使用可能であるか否かを判定す
る使用判定手段をさらに備えていてもよい。
【0011】前記状態判定手段は、前記第1の周期に基
づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す信号
が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前記ウ
ォブルクロックの状態を判定し、前記使用判定手段は、
前記第2の周期を示す信号が前記ウィンドウ内に存在す
る場合、前記ウォブルクロックを使用可能であると判定
してもよい。
【0012】前記光ディスク記録装置が、データを記録
する記録手段と、前記ウォブルクロックの状態に基づい
て、前記記録の中止・中断するか否かを判定する記録中
止・中断判定手段とを備えていてもよい。
【0013】前記状態判定手段は、前記第1の周期に基
づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す信号
が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前記ウ
ォブルクロックの状態を判定し、前記記録中止・中断判
定手段は、前記第2の周期を示す信号が前記ウィンドウ
の外に存在する場合、前記記録の中止・中断してもよ
い。
【0014】本発明の光ディスク記録装置は、トラック
が半径方向に一定周期でウォブルした光ディスクに、前
記ウォブルの周期とウォブルクロックのN(Nは有理
数)分周を位相同期せしめ、前記ウォブルクロックに同
期してデータを記録する光ディスク記録装置であって、
ウォブル信号が欠落しているか否かを判定する欠落判定
手段を備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】前記欠落判定手段がウォブル信号が欠落し
ていると判定した場合、前記ウォブルクロックの使用可
否を判定する使用判定手段をさらに備えていてもよい。
【0016】前記光ディスク記録装置が、光ディスクに
記録されている前記ウォブル信号を再生し、前記再生さ
れたウォブル信号が所定以上の振幅である場合、前記再
生されたウォブル信号を2値化した2値化信号を生成
し、所定期間、前記2値化信号が出力されない場合、前
記欠落判定手段が前記ウォブル信号が欠落していると判
定してもよい。
【0017】前記光ディスク記録装置が、データを記録
する記録手段と、前記ウォブル信号の欠落に応じて、前
記記録の中止・中断するか否かを判定する記録中止・中
断判定手段とを備えていてもよい。
【0018】前記光ディスク記録装置が、光ディスクに
記録されている前記ウォブル信号を再生し、前記再生さ
れたウォブル信号が所定以上の振幅である場合、前記再
生されたウォブル信号を2値化した2値化信号を生成
し、所定期間、前記2値化信号が出力されない場合、前
記欠落判定手段が前記ウォブル信号が欠落していると判
定し、前記欠落判定手段が前記ウォブル信号が欠落して
いると判定した場合、前記記録中止・中断判定手段が前
記記録の中止・中断してもよい。
【0019】前記欠落判定手段が前記ウォブル信号が所
定期間t1の間欠落していると判定すると、前記光ディ
スク記録装置は、前記ウォブルクロックをホールドし、
前記欠落判定手段が前記ウォブル信号が所定期間t2の
間欠落していると判定すると、前記光ディスク記録装置
は、前記ウォブルクロックを使用不可としてもよい。ま
た、所定期間t2は所定期間t1より長くてもよいし、
所定期間t2は所定期間t1と同じであってもよい。
【0020】本発明の別の光ディスク記録装置は、ウォ
ブル信号を再生処理するウォブル再生信号処理手段と、
前記再生信号が所定未満の振幅であれば、前記再生信号
を2値化した2値化信号を出力せず、前記再生信号が所
定以上の振幅であれば前記2値化信号を出力する2値化
手段と、前記所定期間t1、前記2値化信号が出力され
ないと、第1の欠落信号を出力する第1の欠落判定手段
と、前記所定期間t2、前記2値化信号が出力されない
と、第2の欠落信号を出力する第2の欠落判定手段と、
前記2値化手段から出力される前記2値化信号とVCO
から出力される出力クロックのN分周の位相誤差信号を
出力するウォブル位相誤差検出手段と、前記ウォブル位
相誤差検出手段から出力される位相誤差信号をローパス
フィルターに通し前記VCOに出力するウォブルPLL
手段と、前記第1の欠落信号に応じて、前記ウォブルP
LLが前記VCOに信号を出力することを阻止するPL
L阻止手段と、前記第2の欠落信号に応じて、前記ウォ
ブルクロックの使用可否を判定するウォブルクロック使
用可否判定手段を備え、そのことにより上記目的が達成
される。
【0021】本発明の他の光ディスク記録装置では、前
記欠落判定手段が前記ウォブル信号が所定期間t1の間
欠落していると判定すると、前記光ディスク記録装置
は、前記ウォブルクロックをホールドし、前記欠落判定
手段が前記ウォブル信号が所定期間t2の間欠落してい
ると判定すると、前記光ディスク記録装置は、情報の記
録の中止および中断のうちの一方を行ってもよい。ま
た、所定期間t2は所定期間t1より長くてもよいし、
所定期間t2は所定期間t1と同じであってもよい。
【0022】本発明のさらに別の光ディスク記録装置
は、ウォブル信号を処理するウォブル再生信号処理手段
と、前記再生信号が所定未満の振幅であれば、前記再生
信号を2値化した2値化信号を出力せず、前記再生信号
が所定以上の振幅であれば前記2値化信号を出力する2
値化手段と、前記所定期間t1、前記2値化信号が出力
されないと、第1の欠落信号を出力する第1の欠落判定
手段と、前記所定期間t2、前記2値化信号が出力され
ないと、第2の欠落信号を出力する第2の欠落判定手段
と、前記2値化手段から出力される前記2値化信号とV
COから出力される出力クロックのN分周の位相誤差信
号を出力するウォブル位相誤差検出手段と、前記ウォブ
ル位相誤差検出手段から出力される位相誤差信号をロー
パスフィルターに通し前記VCOに出力するウォブルP
LL手段と、前記第1の欠落信号に応じて、前記ウォブ
ルPLLが前記VCOに信号を出力することを阻止する
PLL阻止手段と、情報を前記光ディスクに記録してい
る間に、前記第2の欠落信号に応じて、前記記録の中止
および中断のうちの一方を行う中断/中止手段を備え、
そのことにより上記目的が達成される。
【0023】本発明の光ディスクにデータを記録する方
法は、光ディスクにおけるID部の検出タイミングに基
づき第1の周期を検出する第1検出工程と、ウォブルク
ロックに基づき第2の周期を検出する第2検出工程と、
前記第1の周期および前記第2の周期に基づき、前記ウ
ォブルクロックの状態を判定する状態判定工程とを包含
し、そのことにより上記目的が達成される。
【0024】前記ウォブルクロックの状態に基づいて、
前記ウォブルクロックを使用可能であるか否かを判定す
る使用判定工程をさらに包含してもよい。
【0025】前記状態判定工程は、前記第1の周期に基
づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す信号
が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前記ウ
ォブルクロックの状態を判定し、前記使用判定工程は、
前記第2の周期を示す信号が前記ウィンドウ内に存在す
る場合、前記ウォブルクロックを使用可能であると判定
してもよい。
【0026】前記光ディスクにデータを記録する方法
が、データを記録する記録工程と、前記ウォブルクロッ
クの状態に基づいて、前記記録の中止・中断するか否か
を判定する記録中止・中断判定工程とを包含してもよ
い。
【0027】前記状態判定工程は、前記第1の周期に基
づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す信号
が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前記ウ
ォブルクロックの状態を判定し、前記記録中止・中断判
定工程は、前記第2の周期を示す信号が前記ウィンドウ
の外に存在する場合、前記記録の中止・中断してもよ
い。
【0028】トラックが半径方向に一定周期でウォブル
した光ディスクに、前記ウォブルの周期とウォブルクロ
ックのN(Nは有理数)分周を位相同期せしめ、前記ウ
ォブルクロックに同期してデータを記録する光ディスク
にデータを記録する方法であって、ウォブル信号が欠落
しているか否かを判定する欠落判定工程を包含してもよ
い。
【0029】前記欠落判定工程がウォブル信号が欠落し
ていると判定した場合、前記ウォブルクロックの使用可
否を判定する使用判定工程をさらに包含してもよい。
【0030】前記光ディスクにデータを記録する方法
が、データを記録する記録工程と、前記ウォブル信号の
欠落に応じて、前記記録の中止・中断するか否かを判定
する記録中止・中断判定工程とを包含してもよい。
【0031】なお、上記中止・中断は、中止および中断
のうちの一方を意味する。
【0032】本発明では上記の課題を解決するために、
プリピットにより形成されたID部と、データを記録再
生するデータ部から成るセクタが複数個存在し、前記デ
ータ部のトラックが半径方向に一定周期でウォブルした
光ディスクに、前記ウォブルの周期とN分周(Nは自然
数)を位相同期せしめた基準クロック(以下、ウォブル
クロック)に同期したデータを記録再生する光ディスク
記録再生装置において、物理IDの再生によって決定す
るセクタ周期と前記ウォブルクロックをカウントするこ
とにより決定するセクタ周期の差が所定範囲内であれば
前期ウォブルクロックを使用可能とし、所定範囲外であ
れば前期ウォブルクロックを使用不可としている。
【0033】また、トラックが半径方向に一定周期でウ
ォブルした光ディスクに、前記ウォブルの周期とN(N
は自然数)分周を位相同期せしめた基準クロック(以
下、ウォブルクロック)に同期したデータを記録再生す
る光ディスク記録再生装置において、前記ウォブルの信
号が所定期間欠落すると前記ウォブルクロックを使用不
可としている。
【0034】また、トラックが半径方向に一定周期でウ
ォブルした光ディスクに、前記ウォブルの周期とN(N
は自然数)分周を位相同期せしめた基準クロック(以
下、ウォブルクロック)に同期したデータを記録再生す
る光ディスク記録再生装置において、記録中に前記ウォ
ブルの信号が所定期間欠落すると記録を中止または中断
するようにしている。
【0035】また、トラックが半径方向に一定周期でウ
ォブルした光ディスクに、前記ウォブルの周期とN(N
は自然数)分周を位相同期せしめた基準クロック(以
下、ウォブルクロック)に同期したデータを記録再生す
る光ディスク記録再生装置において、前記ウォブルの信
号が所定期間t1欠落するとウォブルクロックをホール
ドし、t2>t1なる所定期間t2欠落すると前記ウォ
ブルクロックを使用不可としている。
【0036】また、トラックが半径方向に一定周期でウ
ォブルした光ディスクに、前記ウォブルの周期とN(N
は自然数)分周を位相同期せしめた基準クロック(以
下、ウォブルクロック)に同期したデータを記録再生す
る光ディスク記録再生装置であって、前記ウォブルの信
号が所定期間t1欠落するとウォブルクロックをホール
ドし、記録中にt2>t1なる所定期間t2欠落すると
記録を中止または中断するようにしている。
【0037】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下に、本発明の
第1の実施形態について図面を用いて説明する。
【0038】図1は、第1の実施形態における光ディス
ク記録再生装置100を示すブロック図である。
【0039】光ディスク記録再生装置100は、光ディ
スク1におけるID部の検出タイミングに基づき第1の
周期を検出し、ウォブルクロックに基づき第2の周期を
検出し、第1の周期および第2の周期に基づき、ウォブ
ルクロックの状態を判定するウォブル信号処理ブロック
50を備えている。さらに、光ディスク記録再生装置1
00は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ
2、光ヘッド3、演算回路4、サーボ制御回路5、再生
信号処理回路6、記録パルス生成回路7、フォーマッタ
8、RISC(Reduced Instructio
n Set Computer)処理部9、システムコ
ントローラ10およびレーザ駆動回路16を備えていて
もよい。
【0040】また、ウォブル信号処理ブロック50はウ
ォブルPLL(Phase Locked Loop)
検出回路15を有しているが、ウォブル信号処理ブロッ
ク50は極性選択回路11、バンドパスフィルター1
2、ウォブル2値化回路13、およびウォブルPLL回
路14を有していてもよい。
【0041】以下に、光ディスク記録再生装置100の
動作を図1〜図3を用いて説明する。図2および図3
は、広帯域プッシュプルトラッキングエラー信号A、ウ
ォブル2値化信号B、ウォブルPLLクロックをN分周
した信号C、アドレス位置検出パルスD、アドレス位置
ウィンドウ信号E、およびウォブルPLLクロックFを
示す図である。ここで、N分周のNとは、有理数であ
る。
【0042】スピンドルモータ2が光ディスク1を回転
させながら、レーザ駆動回路16により光量が制御され
光ヘッド3から出射されたレーザ光が光ディスク1に反
射され、光ヘッド3のフォトディテクター(図示せず)
が受け取った信号をヘッドアンプ(図示せず)がI−V
変換(電流−電圧変換)し、I−V変換された出力信号
を演算回路4が受け取り、その出力信号に基づき、フォ
ーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、アドレス
再生信号、ウォブル再生信号、データ再生の広帯域プッ
シュプルトラッキングエラー信号A、および全加算信号
が生成される。
【0043】演算回路4は、サーボ制御回路5にフォー
カスエラー信号とトラッキングエラー信号を出力し、再
生信号処理回路6に広帯域プッシュプルトラッキングエ
ラー信号Aと全加算信号を出力し、ウォブル信号処理ブ
ロックの極性選択回路11に広帯域プッシュプルトラッ
キングエラー信号Aを出力する。
【0044】サーボ制御回路5は、光スポット(図示せ
ず)が光ディスク1の記録面上に集光するように、光ヘ
ッド3に対してフォーカスサーボ制御を行う。さらに、
サーボ制御回路5は、光スポットが光ディスク1のトラ
ック(光ディスク1の記録面上の溝または溝間)を追従
するようトラッキングサーボ制御を行う。ただし、トラ
ッキングサーボ制御のゲインは、光ディスク1のトラッ
クのウォブルの周波数よりも十分低く、トラッキングサ
ーボ制御は、ウォブルには追従しないものとする。
【0045】再生信号処理回路6ではフォーマッタ8に
より生成されたID部ゲートにより、ID部では広帯域
プッシュプルトラッキングエラー信号Aが選択され、記
録部では全加算信号が選択される。フォーマッタ8によ
り生成されたリードゲートがアクティブになることによ
り、再生信号処理回路6はアドレスおよびデータ各々に
基づいて再生PLL制御により抽出されたクロックによ
る同期を行い、それらをディジタルデータとしてフォー
マッタ8に出力する。
【0046】なお、たとえば、DVD−RAMでは、I
D部の再生はプッシュプル信号から行われ、データの再
生は全加算信号から行われるため、同一再生回路を用い
る場合、それぞれの信号を切り替える必要がある。その
切り換えのために使用される信号が、ID部ゲートであ
る。ID部ゲートは、アドレス区間でアクティブにな
る。たとえば、図2に示すID部では、ID部ゲートが
ハイレベルとなり、図2に示す記録部ではID部ゲート
がローレベルになる。
【0047】また、図12に示す上部にある2つの物理
IDの再生と下部にある2つの物理IDの再生との間お
よびアドレス再生とデータ再生との間は、再生すべき対
象が存在しない。再生すべき対象が存在しない場合に、
PLL制御を行おうとすると、PLL制御によって決定
される目標値が発散し、その後のアドレス再生またはデ
ータ再生が正確に行われない恐れがあるため、PLL制
御を中止(中断)することが好ましい。PLL制御を中
止(中断)するために使用される信号が、リードゲート
である。リードゲートは、PLL制御を行う区間を指定
する。
【0048】データを光ディスク1に記録することを待
機する待機状態およびデータを光ディスク1に記録する
記録中には、リードゲートは、ID部でのみアクティブ
となり、光ディスク1に記録されているデータを再生す
る再生中にリードゲートは、ID部とデータ部(記録
部)でアクティブとなる。
【0049】再生信号処理回路6で再生されたディジタ
ルデータのうちセクタの先頭に複数ある物理IDについ
ては、フォーマッタ8により、それぞれ復調およびエラ
ーチェックが施される。アドレスを再生するための信号
処理に費やす遅延を伴なうが、複数ある物理IDが再生
されたタイミングとID番号に基づいて、複数ある物理
IDが存在するセクタ中の物理的位置が検出され、検出
された信号がアドレス位置検出パルスDとしてウォブル
PLL検出回路15に出力される。
【0050】ウォブル信号処理ブロック50の極性選択
回路11は、演算回路4から出力された広帯域プッシュ
プルトラッキングエラー信号Aと、サーボ制御回路5か
らトラッキングの極性がランドかグルーブかを示す信号
とを受け取る。サーボ制御回路5から出力される信号に
よって、演算回路4からバンドパスフィルター12に出
力される信号の極性が選択される。
【0051】線速度が異なる場合でも、光ディスク1に
データを記録することおよび光ディスク1に記録されて
いるデータを再生することができるように、バンドパス
フィルター12の帯域幅が決定される。バンドパスフィ
ルター12では、光ディスク1のトラックを光スポット
が追従するときの規定の線速度と、もともと光ディスク
1に存在するトラックのウォブルの周期から得られる周
波数を中心とし、規定の線速度の1/2から2倍の範囲
でも十分ウォブル信号が通過するような帯域幅となって
いる。
【0052】ウォブル2値化回路13は、バンドパスフ
ィルター12から出力される出力信号を受け取り、受け
取った信号を、アナログからディジタルへ変換し、ウォ
ブル2値化信号Bを出力する。なお、ウォブル2値化回
路13は、ディジタル変換された信号のID部と、ID
部に続くその直後数パルスをフォーマッタ8で生成され
たID部ゲートによりマスクし、ウォブル2値化信号B
を出力する。このマスクによって、ID部の2値化信号
はローレベルに固定される。このマスクされたウォブル
2値化信号Bに対して、ウォブルPLL回路14が有す
るVCO(Voltage Controlled O
scillator)(図示せず)から出力される出力
クロックをN分周した信号が位相同期するように、ウォ
ブル2値化信号とVCOクロックのN分周(Nはウォブ
ル周期のチャネルクロック数)との位相誤差信号がロー
パスフィルター(図示せず)を通りVCOの入力端子に
フィードバックされる。ウォブルPLL回路14のVC
Oが出力するウォブルPLLクロックFが、記録パルス
生成回路7、フォーマッタ8、およびウォブルPLL検
出回路15に出力される。
【0053】フォーマッタ8は、後述するウォブルPL
L検出回路15からのウォブル使用OK1信号に基づい
て、ウォブルPLL回路14のVCOが生成するウォブ
ルPLLクロックFから複数のゲートの生成を行うかど
うか、あるいはウォブルPLLクロックFによるCLV
(Constant Linear Velocit
y)制御を行うかどうか、もしくはウォブルPLLクロ
ックFに基づいて、データを光ディスクに記録するかど
うかを判定する。生成されたゲートは、データの記録お
よび再生などに用いられる。
【0054】データを光ディスク1に記録する時には、
RISC処理部9は、システムコントローラ10から出
力されたデータに対して、エラーコレクションコードの
付加、インターリーブ、およびスクランブルのうちの少
なくとも1つを行い、それらの処理が行われたデータは
フォーマッタ8に出力され、フォーマッタ内部のFIF
O(First In First Out)メモリ
(図示せず)内に格納される。
【0055】システムコントローラ10は、フォーマッ
タ8に記録目標セクタを設定し、フォーマッタ8がアド
レスを再生しながら、記録目標セクタに到達すると、F
IFOメモリ内のデータを変調し、VFO(Varia
ble FrequencyOscillator)パ
ターンの付加、SYNC(SYNChronousco
de)等の追加を変調データに行いながら記録パルス生
成回路7に変調データを出力する。記録パルス生成回路
7は、フォーマッタ8から出力された変調データを実際
にレーザを発光させるパルスに加工し、レーザ駆動回路
16によりレーザを駆動して光ディスク1に記録を行な
う。
【0056】以下に、ウォブルPLL検出回路15の詳
細な構成とその動作を図4および図5を用いて説明す
る。図4はウォブルPLL検出回路15の一部を示す図
であり、図5はウォブルPLL検出回路15の残りの一
部を示す図である。
【0057】ウォブルPLL検出回路15は、図5に示
すように、遅延器51、カウンタ52、ウィンドウ生成
回路53、および判定部54を有している。
【0058】遅延器51は、フォーマッタ8で検出され
た物理的なアドレス位置から生成されたアドレス位置検
出パルスDに一定量の遅延を加える。遅延を加えられた
信号によって、カウンタ52がリセットされる。リセッ
トされたカウンタ52は、ウォブルPLL回路14から
出力されるウォブルPLLクロックFを用いてカウント
を開始する。たとえば、光ディスク1の1セクタが、4
3152チャネルクロックであり、遅延器51による遅
延量が1チャネルクロックであり、ウォブルPLLクロ
ックFの誤差が±16チャネルクロックである場合、ウ
ィンドウ生成回路53は、カウンタの値が43135
(=43152−16−1)になるとウィンドウをオー
プンとし、カウンタの値が43167(=43152+
16−1)になるとウィンドウをクローズする。ここで
は、アドレス位置ウィンドウ信号Eがローレベルからハ
イレベルになるとウィンドウがオープン状態であること
を示し、アドレス位置ウィンドウ信号Eがハイレベルか
らローレベルになるとウィンドウがクローズ状態である
ことを示す。なお、逆に、アドレス位置ウィンドウ信号
Eがハイレベルからローレベルになるとウィンドウがオ
ープン状態であることを示し、アドレス位置ウィンドウ
信号Eがローレベルからハイレベルになるとウィンドウ
がクローズ状態であることを示してもよい。
【0059】なお、遅延器51およびウィンドウ生成回
路53は、ウォブルPLLクロックFによって同期して
動作する。特に、遅延器51は、アドレス位置検出パル
スDをウォブルPLLクロックFのX個分遅延させると
いうような動作を行うことができる。
【0060】図4に示す判定部54は、アドレス位置検
出パルスDおよびアドレス位置ウィンドウ信号Eを受け
取り、アドレス位置検出パルスDおよびアドレス位置ウ
ィンドウ信号Eに基づいて、ウォブルPLLクロックF
の状態を判定する。図2に示すように、ウィンドウがオ
ープンされている間にアドレス位置検出パルスDが検出
されると、図4に示す判定部54のANDゲート56か
ら出力される出力信号がハイレベルとなり、フリップフ
ロップ55がセットされ、ウォブル使用OK1信号Gが
ハイレベルにセットされる。
【0061】ウォブル使用OK1信号Gがハイレベルで
ある場合、物理的なアドレス位置から検出された1セク
タの長さと、ウォブルPLL回路14により同期されて
いるウォブルPLLクロックFでカウントした1セクタ
の長さの誤差はプラスマイナス16クロック以内であ
る。つまり、アドレス位置検出パルスDを生成するため
の情報を有するデータ部のセクタの直前のセクタがスキ
ャンされる期間にカウントされるウォブルPLLクロッ
クFと基準となるクロックの誤差が、プラスマイナス1
6チャネルクロック以内であるなら、ウォブルPLL回
路14が生成するウォブルPLLクロックFを用いて記
録可能であると、フォーマッタ8が判定する。この場
合、ウォブルPLLクロックFによりゲート信号が生成
され、あるいは、ウォブルPLLクロックFによるCL
V制御が行われ、またはウォブルPLLクロックFを基
準クロックとしてデータが光ディスク1に記録される。
【0062】図3は、ウィンドウがオープンされている
間にアドレス位置検出パルスDが検出されない場合を示
す図である。図3に示す場合、ウォブルPLLクロック
Fの周波数が実際のウォブルよりも高くなっている。
【0063】アドレス位置検出パルスDはウィンドウ内
に収まっていないため、アドレス位置検出パルスDが生
成された瞬間には、判定部54のORゲート57から出
力される出力信号はローレベルとなるので、フリップフ
ロップ55はクリアされウォブル使用OK1信号はロー
レベルとなる。この場合、ウォブルPLLクロックFに
よりゲート信号が生成されず、ウォブルPLLクロック
FによるCLV制御が行われず、ウォブルPLLクロッ
クFを基準クロックとしてデータが光ディスク1に記録
されない。
【0064】また、ウォブルPLL回路14から出力さ
れるウォブルPLLクロックFに同期してデータを記録
するように光ディスク記録再生装置100が設計され、
アドレス位置検出パルスDがウィンドウ内に収まってい
ない場合、データの記録は行われない。また、アドレス
位置検出パルスDがウィンドウ内に収まっていない場
合、連続してセクタにおける所定領域にデータを記録し
ている間であっても、直ちに、その記録は中断される。
【0065】なお、本実施形態では、アドレス再生によ
る物理的なセクタ周期とウォブルクロックによるセクタ
周期の誤差検出として、ウィンドウ作成による方法をと
ったが、実際、アドレス再生による物理的なセクタ周期
をウォブルクロックでカウントし、そのカウント値を規
定の値と比較することによって誤差を検出するという方
法でも同様の効果が得られる。
【0066】なお、連続するセクタでアドレスを再生す
ることができない場合、たとえば、1セクタのセクタ周
期を求めることができない場合、再生することができた
アドレスが属するセクタに挟まれるセクタの数に1を加
えた差分だけウォブルクロックを上述した光ディスク記
録再生装置に比べて多くカウントとし、再生することが
できたアドレスのアドレス位置の周期を用いることによ
り、光ディスク記録再生装置100と同様の効果を有す
る。
【0067】(実施形態2)以下に、本発明の第2の実
施形態について図面を用いて説明する。
【0068】図6は、第2の実施形態における光ディス
ク記録再生装置200を示すブロック図である。
【0069】光ディスク記録再生装置200は、ウォブ
ル信号処理ブロック60を備えている。ウォブル信号処
理ブロック60の構成は、ウォブルPLL検出回路15
aおよびウォブル信号欠落検出回路17を除いて、光デ
ィスク記録再生装置100のウォブル信号処理ブロック
50と実質的に同じである。
【0070】スピンドルモータ2が光ディスク1を回転
させながら、レーザ駆動回路16により光量が制御され
光ヘッド3から出射されたレーザ光が光ディスク1に反
射され、光ヘッド3のフォトディテクター(図示せず)
が受け取った信号をヘッドアンプ(図示せず)がI−V
変換(電流−電圧変換)し、I−V変換された出力信号
を演算回路4が受け取り、その出力信号に基づき、サー
ボ用のフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、アドレス再生信号、ウォブル再生信号、データ再生
の広帯域プッシュプルトラッキングエラー信号、および
全加算信号が生成される。
【0071】演算回路4は、サーボ制御回路5にフォー
カスエラー信号とトラッキングエラー信号を出力し、再
生信号処理回路6に広帯域プッシュプルトラッキングエ
ラー信号と全加算信号を出力し、ウォブル信号処理ブロ
ック60の極性選択回路11に広帯域プッシュプルトラ
ッキングエラー信号を出力する。
【0072】サーボ制御回路5は、光スポット(図示せ
ず)が光ディスク1の記録面上に集光するように、光ヘ
ッド3に対してフォーカスサーボ制御を行う。さらに、
サーボ制御回路5は、光スポットが光ディスク1のトラ
ック(光ディスク1の記録面上の溝または溝間)を追従
するようトラッキングサーボ制御を行う。ただし、トラ
ッキングサーボ制御のゲインは、光ディスク1のトラッ
クのウォブルの周波数よりも十分低く、トラッキングサ
ーボ制御は、ウォブルには追従しないものとする。
【0073】再生信号処理回路6ではフォーマッタ8に
より生成されたID部ゲートにより、ID部では広帯域
プッシュプルトラッキングエラー信号が選択され、記録
部では全加算信号が選択される。フォーマッタ8により
生成されたリードゲートがアクティブになることによ
り、再生信号処理回路6はアドレスおよびデータに基づ
いて再生PLL制御を行い、それらをディジタルデータ
としてフォーマッタ8に出力する。
【0074】データを光ディスク1に記録することを待
機する待機状態およびデータを光ディスク1に記録する
記録中には、リードゲートは、ID部でのみアクティブ
となり、光ディスク1に記録されているデータを再生す
る再生中にリードゲートは、ID部とデータ部でアクテ
ィブとなる。
【0075】再生信号処理回路6で再生されたディジタ
ルデータのうちセクタの先頭に複数ある物理IDについ
ては、フォーマッタ8により、それぞれ復調およびエラ
ーチェックが施される。アドレスを再生するための信号
処理に費やす遅延を伴なうが、複数ある物理IDが再生
されたタイミングとID番号に基づいて、複数ある物理
IDが存在するセクタ中の物理的位置が検出され、検出
された信号がアドレス位置検出パルスDとしてウォブル
PLL検出回路15aに出力される。
【0076】ウォブル信号処理ブロック60の極性選択
回路11は、演算回路4から出力された広帯域プッシュ
プルトラッキングエラー信号と、サーボ制御回路5から
トラッキングの極性がランドかグルーブかを示す信号と
を受け取る。サーボ制御回路5から出力される信号によ
って、演算回路4からバンドパスフィルター12に出力
される信号の極性が選択される。
【0077】線速度が異なる場合でも、光ディスク1に
データを記録することおよび光ディスク1に記録されて
いるデータを再生することができるように、バンドパス
フィルター12の帯域幅が決定される。バンドパスフィ
ルター12では、光ディスク1のトラックを光スポット
が追従するときの規定の線速度と、もともと光ディスク
1に存在するトラックのウォブルの周期から得られる周
波数を中心とし、規定の線速度の1/2から2倍の範囲
でも十分ウォブル信号が通過するような帯域幅となって
いる。
【0078】ウォブル2値化回路13は、バンドパスフ
ィルター12から出力されるウォブル信号Hを受け取
り、受け取ったウォブル信号Hを、アナログからディジ
タルへ変換する。バンドパスフィルター12から出力さ
れる出力信号を2値化する際のスライスレベルは、バン
ドパスフィルター12から出力されるウォブル信号Hの
エンベロープの中心に対してオフセットが与えられたレ
ベル、またはバンドパスフィルター12の0レベルに対
してオフセットが与えられたレベルを取りうる。たとえ
ば、ウォブルの信号振幅が小さいとき、ウォブル2値化
信号Iはウォブル2値化回路13から出力されず、つま
りウォブル2値化信号Iはローレベルになる。なお、ウ
ォブル2値化回路13は、ディジタル変換された信号の
ID部と、ID部に続くその直後数パルスをフォーマッ
タ8で生成されたID部ゲートによりマスクし、ウォブ
ル2値化信号Iを出力する。このマスクによって、ID
部の2値化信号はローレベルに固定される。このマスク
されたウォブル2値化信号Iに対して、ウォブルPLL
回路14が有するVCO(図示せず)から出力される出
力クロックをN分周した信号が位相同期するように、ウ
ォブル2値化信号IとVCOクロックのN分周(Nはウ
ォブル周期のチャネルクロック数)との位相誤差信号が
ローパスフィルターを通りVCOの入力端子にフィード
バックされる。ウォブルPLL回路14のVCOが出力
するウォブルPLLクロックが、記録パルス生成回路
7、フォーマッタ8、およびウォブルPLL検出回路1
5aに出力される。ウォブル信号欠落検出回路17は、
ウォブル2値化信号Iの立ち上がりエッジを検出し、ウ
ォブル信号が所定期間欠落すると立ち上がりエッジ検出
信号J(ウォブル欠落検知信号)を出力する。
【0079】フォーマッタ8は、後述するウォブルPL
L検出回路15aからのウォブル使用OK2信号に基づ
いて、ウォブルPLL回路14のVCOが生成するウォ
ブルPLLクロックから複数のゲートの生成を行うかど
うか、あるいはウォブルPLLクロックによるCLV制
御を行うかどうか、もしくはウォブルPLLクロックに
基づいて、データを光ディスクに記録するかどうかを判
定する。
【0080】データを光ディスク1に記録する時には、
RISC処理部9は、システムコントローラ10から出
力されたデータに対して、エラーコレクションコードの
付加、インターリーブ、およびスクランブルのうちの少
なくとも1つを行い、それらの処理が行われたデータは
フォーマッタ8に出力され、フォーマッタ内部のFIF
Oメモリ(図示せず)内に格納される。
【0081】システムコントローラ10は、フォーマッ
タ8に記録目標セクタを設定し、フォーマッタ8がアド
レスを再生しながら、記録目標セクタに到達すると、F
IFOメモリ内のデータを変調し、VFOパターンの付
加、SYNC等の追加を変調データに行いながら記録パ
ルス生成回路7に変調データを出力する。記録パルス生
成回路7は、フォーマッタ8から出力された変調データ
を実際にレーザを発光させるパルスに加工し、レーザ駆
動回路16によりレーザを駆動して光ディスク1に記録
を行なう。
【0082】以下に、ウォブルPLL検出回路15aの
詳細な構成とその動作を図7および図8を用いて説明す
る。図7は、あるセクタの記録部に欠陥やごみなどのデ
ィフェクトが発生し、光ディスク1からの反射光がなく
なった場合における、ウォブル信号H、ウォブル2値化
信号I、および立ち上がりエッジ検出信号Jを示す図で
あり、図8は、ウォブルPLL検出回路15aを示す図
である。
【0083】図8に示すウォブルPLL検出回路15a
は、カウンタ61および判定部であるウォブル欠落検出
回路62を有している。
【0084】あるセクタの記録部に欠陥やごみなどのデ
ィフェクトが発生し、光ディスク1からの反射光がなく
なった場合、オフセットをもつスライスレベルで2値化
されたウォブル2値化信号Iは、ディフェクトが発生し
た区間ではローレベルとなる。ウォブル信号欠落検出回
路17によって、ウォブル2値化信号Iの立ち上がりエ
ッジを示す立ち上がりエッジ検出信号Jが生成される。
ウォブル2値化信号Iがローレベルである場合、立ち上
がりエッジ検出信号Jもローレベルとなる。
【0085】ウォブル信号欠落検出回路17がウォブル
2値化信号Iの立ち上がりエッジを検出する。カウンタ
61は、ウォブル信号欠落検出回路17が生成する立ち
上がりエッジ検出信号Jのパルス毎にリセットされる。
ウォブル2値化信号Iの立ち上がりエッジが所定のウォ
ブル周期で検出される場合、カウンタ61がカウントす
る値が所定の値以内であるため、ウォブル欠落検出回路
62は、ローレベルの信号を出力する。ローレベルの信
号は、インバータ63によって反転され、ウォブルPL
L検出回路15aは、ハイレベルであるウォブル使用O
K2信号Mを出力する。
【0086】ここで、上記所定の値とは、ウォブル信号
が欠落している判定できる閾値を示し、ウォブル周期の
倍以上の期間に相当するとするカウント数である。ウォ
ブル周期とは、ウォブルクロックまたはシステム基準ク
ロックのN倍を意味する。
【0087】光ディスク1に欠陥やごみが存在する場
合、ウォブル信号欠落検出回路17がウォブル2値化信
号Iの立ち上がりエッジを検出することができない。カ
ウンタ61は、リセットされなくなる。カウンタ61が
カウントする値が所定の値以上になると、ウォブル欠落
検出回路62はハイレベルの信号を出力する。ハイレベ
ルの信号は、インバータ63によって反転され、ウォブ
ルPLL検出回路15aは、ローレベルであるウォブル
使用OK2信号Mを出力する。
【0088】なお、光スポットがディフェクトを通過し
てしまうと、立ち上がりエッジ検出信号Jによってカウ
ンタ61はリセットされ、ウォブル使用OK2信号Mは
ハイレベルになるが、ディフェクト通過後のウォブルP
PLクロックは信頼性に乏しいため、一旦ウォブルの欠
落が検出される。つまり、ウォブル使用OK2信号Mが
ローレベルになることをフォーマッタ8が検出すると、
フォーマッタ8は、そのセクタでの記録を中止または中
断する。
【0089】上述したように、本実施形態では、データ
をセクタの所定領域に記録している間にウォブル信号が
欠落した場合、ウォブルPLLクロックの欠落による誤
記録を防ぐことができる。
【0090】なお、第2の実施形態は、第1の実施形態
と組み合わされてもよい。たとえば、フォーマッタ8
が、第1の実施形態のウォブル使用OK1信号と第2の
実施形態のウォブル使用OK2信号Mとの論理積をとっ
た結果である信号を受け取ることにより、ウォブルPL
Lクロックの引き込みができ、かつ、信号欠落時には記
録を中止または中断するという動作が可能となる。な
お、記録開始時のウォブル使用OKの判定は第1の実施
形態に限らない。
【0091】また、ウォブル信号の欠落検出の方式は、
本実施形態では、ウォブル信号を2値化する際に、ウォ
ブル信号にオフセットを加えて2値化し、ローレベルの
連続する長さを測定するというものであったが、広帯域
プッシュプルトラッキングエラー信号またはバンドパス
フィルター12を通過した後の信号の振幅が所定値以下
になる期間が連続する長さを測定するというものでも、
本実施形態と同様の効果が得られる。
【0092】また、広帯域プッシュプルトラッキングエ
ラー信号またはバンドパスフィルター12を通過した後
の信号の振幅レベルを積分し、積分した信号を所定値で
2値化するという方法によっても、本実施形態と同様の
効果が得られる。
【0093】また、ウォブル信号欠落検出回路17は、
ウォブル2値化回路13から出力されるウォブル2値化
信号Iの立ち上がりエッジを検出したが、ウォブル2値
化信号の立下りエッジを検出してもよい。
【0094】(実施形態3)以下に、本発明の第3の実
施形態について図面を用いて説明する。
【0095】図9は、第3の実施形態における光ディス
ク記録再生装置300を示すブロック図である。
【0096】光ディスク記録再生装置300は、ウォブ
ル信号処理ブロック70を備えている。ウォブル信号処
理ブロック70の構成は、ウォブルPLL検出回路15
bおよびウォブル信号欠落検出回路17を除いて、光デ
ィスク記録再生装置100のウォブル信号処理ブロック
50と実質的に同じである。
【0097】スピンドルモータ2が光ディスク1を回転
させながら、レーザ駆動回路16により光量が制御され
光ヘッド3から出射されたレーザ光が光ディスク1に反
射され、光ヘッド3のフォトディテクター(図示せず)
が受け取った信号をヘッドアンプ(図示せず)がI−V
変換(電流−電圧変換)し、I−V変換された出力信号
を演算回路4が受け取り、その出力信号に基づき、サー
ボ用のフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、アドレス再生信号、ウォブル再生信号、データ再生
の広帯域プッシュプルトラッキングエラー信号、および
全加算信号が生成される。
【0098】演算回路4は、サーボ制御回路5にフォー
カスエラー信号とトラッキングエラー信号を出力し、再
生信号処理回路6に広帯域プッシュプルトラッキングエ
ラー信号と全加算信号を出力し、ウォブル信号処理ブロ
ック70の極性選択回路11に広帯域プッシュプルトラ
ッキングエラー信号を出力する。
【0099】サーボ制御回路5は、光スポット(図示せ
ず)が光ディスク1の記録面上に集光するように、光ヘ
ッド3に対してフォーカスサーボ制御を行う。さらに、
サーボ制御回路5は、光スポットが光ディスク1のトラ
ック(光ディスク1の記録面上の溝または溝間)を追従
するようトラッキングサーボ制御を行う。ただし、トラ
ッキングサーボ制御のゲインは、光ディスク1のトラッ
クのウォブルの周波数よりも十分低く、トラッキングサ
ーボ制御は、ウォブルには追従しないものとする。
【0100】再生信号処理回路6ではフォーマッタ8に
より生成されたID部ゲートにより、ID部では広帯域
プッシュプルトラッキングエラー信号が選択され、記録
部では全加算信号が選択される。フォーマッタ8により
生成されたリードゲートがアクティブになることによ
り、再生信号処理回路6はアドレスおよびデータに基づ
きの再生PLL制御を行い、それらをディジタルデータ
としてフォーマッタ8に出力する。
【0101】データを光ディスク1に記録することを待
機する待機状態およびデータを光ディスク1に記録する
記録中には、リードゲートは、ID部でのみアクティブ
となり、光ディスク1に記録されているデータを再生す
る再生中にリードゲートは、ID部とデータ部でアクテ
ィブとなる。
【0102】再生信号処理回路6で再生されたディジタ
ルデータのうちセクタの先頭に複数ある物理IDについ
ては、フォーマッタ8により、それぞれ復調およびエラ
ーチェックが施される。アドレスを再生するための信号
処理に費やす遅延を伴なうが、複数ある物理IDが再生
されたタイミングとID番号に基づいて、複数ある物理
IDが存在するセクタ中の物理的位置が検出され、検出
された信号がアドレス位置検出パルスDとしてウォブル
PLL検出回路15bに出力される。
【0103】ウォブル信号処理ブロック70の極性選択
回路11は、演算回路4から出力された広帯域プッシュ
プルトラッキングエラー信号と、サーボ制御回路5から
トラッキングの極性がランドかグルーブかを示す信号と
を受け取る。サーボ制御回路5から出力される信号によ
って、演算回路4からバンドパスフィルター12に出力
される信号の極性が選択される。
【0104】線速度が異なる場合でも、光ディスク1に
データを記録することおよび光ディスク1に記録されて
いるデータを再生することができるように、バンドパス
フィルター12の帯域幅が決定される。バンドパスフィ
ルター12では、光ディスク1のトラックを光スポット
が追従するときの規定の線速度と、もともと光ディスク
1に存在するトラックのウォブルの周期から得られる周
波数を中心とし、規定の線速度の1/2から2倍の範囲
でも十分ウォブル信号が通過するような帯域幅となって
いる。
【0105】ウォブル2値化回路13は、バンドパスフ
ィルター12から出力されるウォブル信号を受け取り、
受け取ったウォブル信号Hを、アナログからディジタル
へ変換する。バンドパスフィルター12から出力される
出力信号を2値化する際のスライスレベルは、バンドパ
スフィルター12から出力されるウォブル信号Hのエン
ベロープの中心に対してオフセットが与えられたレベ
ル、またはバンドパスフィルター12の0レベルに対し
てオフセットが与えられたレベルを取りうる。たとえ
ば、ウォブルの信号振幅が小さいとき、ウォブル2値化
信号Iはウォブル2値化回路13から出力されず、つま
りウォブル2値化信号Iはローレベルになる。なお、ウ
ォブル2値化回路13は、ディジタル変換された信号の
ID部と、ID部に続くその直後数パルスをフォーマッ
タ8で生成されたID部ゲートによりマスクし、ウォブ
ル2値化信号を出力する。このマスクによって、ID部
の2値化信号はローレベルに固定される。このマスクさ
れたウォブル2値化信号に対して、ウォブルPLL回路
14が有するVCO(図示せず)から出力される出力ク
ロックをN分周した信号が位相同期するように、ウォブ
ル2値化信号とVCOクロックのN分周(Nはウォブル
周期のチャネルクロック数)との位相誤差信号がローパ
スフィルターを通りVCOの入力端子にフィードバック
される。ウォブルPLL回路14のVCOが出力するウ
ォブルPLLクロックが、記録パルス生成回路7、フォ
ーマッタ8、およびウォブルPLL検出回路15bに出
力される。ウォブル信号欠落検出回路17は、ウォブル
2値化信号Iの立ち上がりエッジを検出し、ウォブル信
号が所定期間欠落すると立ち上がりエッジ検出信号(ウ
ォブル欠落検知信号)を出力する。
【0106】フォーマッタ8は、後述するウォブルPL
L検出回路15bからのウォブル使用OK3信号に基づ
いて、ウォブルPLL回路14のVCOが生成するウォ
ブルPLLクロックから複数のゲートの生成を行うかど
うか、あるいはウォブルPLLクロックによるCLV制
御を行うかどうか、もしくはウォブルPLLクロックに
基づいて、データを光ディスクに記録するかどうかを判
定する。
【0107】データを光ディスク1に記録する時には、
RISC処理部9は、システムコントローラ10から出
力されたデータに対して、エラーコレクションコードの
付加、インターリーブ、およびスクランブルのうちの少
なくとも1つを行い、それらの処理が行われたデータは
フォーマッタ8に出力され、フォーマッタ内部のFIF
Oメモリ(図示せず)内に格納される。
【0108】システムコントローラ10は、フォーマッ
タ8に記録目標セクタを設定し、フォーマッタ8がアド
レスを再生しながら、記録目標セクタに到達すると、F
IFOメモリ内のデータを変調し、VFOパターンの付
加、SYNC等の追加を変調データに行いながら記録パ
ルス生成回路7に変調データを出力する。記録パルス生
成回路7は、フォーマッタ8から出力された変調データ
を実際にレーザを発光させるパルスに加工し、レーザ駆
動回路16によりレーザを駆動して光ディスク1に記録
を行なう。
【0109】以下に、ウォブルPLL検出回路15bの
詳細な構成とその動作を図10を用いて説明する。図1
0は、ウォブルPLL検出回路15bを示す図である。
【0110】ウォブル信号の欠落を検出するための動作
は、第2の実施形態の動作と同様である。つまり、セク
タの記録部で欠陥やごみなどのディフェクトにより反射
光がなくなると、オフセットをもつスライスレベルで2
値化された信号は、ディフェクトが生じている区間がス
キャンされている間ローレベルとなり、ウォブル信号欠
落検出回路17が出力する立ち上がりエッジ検出信号が
ローレベルになる。
【0111】ウォブルPLL検出回路15bは、カウン
タ71、第1のウォブル欠落検出回路72および第2の
ウォブル欠落検出回路73を有している。
【0112】ウォブルPLL検出回路15bは、ウォブ
ル2値化回路13の出力がウォブルPLL回路14の出
力クロックの所定カウントt1以上ローレベルの期間が
続くと、ウォブルPLLホールド信号をウォブルPLL
回路14に出力し、t2>t1なる所定カウントt2以
上ローレベルの期間が続くと、ウォブル使用OK3信号
をフォーマッタ8に出力する。ウォブルPLL回路14
は、ウォブル欠落検出回路が欠落を検出すると、VCO
の入力端子に入力される信号の電圧をホールドし、クロ
ックを一定としておく。
【0113】カウンタ71は、図7の立ち上がりエッジ
検出信号Jがローレベルの期間カウントアップする。第
1のウォブル欠落検出回路72は、カウント値が閾値L
1を超えると、ハイレベルのウォブルPLLホールド信
号を生成する。閾値L1は、ウォブル信号が欠落してい
る期間t1に対応する値である。第2のウォブル欠落検
出回路73は、カウント値が閾値L2を超えると、ハイ
レベルの信号を出力する。そのハイレベルの信号はイン
バータによって反転され、カウント値が閾値を超えない
状態をOKとするウォブル使用OK3信号が生成され
る。閾値L2は、ウォブル信号が欠落している期間t2
に対応し、閾値L1より大きい値である。
【0114】図11は、ウォブルPLL回路14の一例
を示す図である。
【0115】ウォブルPLL回路14のVCOの入力端
子は、ウォブルPLLホールド信号に応じて、オープン
になったり、閉ループを構成したりする。閉ループが構
成される場合、ウォブル2値化信号とウォブルクロック
のN分周の位相差に基づいて、VCOの入力電圧が制御
され、ウォブル2値化信号とウォブルクロックのN分周
は位相同期する。つまり、ウォブルの欠落期間tがt<
t1であれば、ウォブルPLL回路14は閉ループとな
り、ウォブルPLL回路14は通常の動作を行い、t1
<t<t2であれば、ウォブルPLL回路14は、t1
からtの期間で、VCOの入力電圧をホールドする。ま
た、t2<tであれば、ウォブルPLL回路14は、t
1からt2の期間でホールドし、ウォブルの欠落期間t
が期間t2になった瞬間にウォブル信号は使用不可とさ
れ、記録中であれば記録は中止または中断される。
【0116】なお、ウォブル信号の欠落検出の方式は、
本実施形態では2値化の際にオフセットを加えて2値化
し、ローレベルの連続する長さを測定するというもので
あったが、広帯域プッシュプルトラッキングエラー信号
またはバンドパスフィルター12を通過した後の信号の
振幅が所定値以下になる期間が連続する長さを測定する
というものでも本実施形態と同様の効果が得られる。
【0117】また、広帯域プッシュプルトラッキングエ
ラー信号またはバンドパスフィルター12を通過した後
の信号の振幅レベルを積分し、積分した信号を所定値で
2値化するという方法でも欠落検出が可能である。
【0118】
【発明の効果】本発明の光ディスク記録装置は、光ディ
スクにおけるID部の検出タイミングに基づき第1の周
期を検出する第1検出手段と、ウォブルクロックに基づ
き第2の周期を検出する第2検出手段と、第1の周期お
よび前記第2の周期に基づき、ウォブルクロックの状態
を判定する判定手段とを備えている。このため、ウォブ
ルクロックの状態に応じて、ウォブルクロックをデータ
を記録するために、使用するか否かを判定することがで
きる。また、ウォブルクロックの状態が好ましくない場
合には、本発明の光ディスク記録装置は、光ディスクに
データを記録することを中断あるいは中止することがで
きる。
【0119】本発明の他の光ディスク記録装置は、トラ
ックが半径方向に一定周期でウォブルした光ディスク
に、前記ウォブルの周期とウォブルクロックのN(Nは
有理数)分周を位相同期せしめ、前記ウォブルクロック
に同期してデータを記録する光ディスク記録装置であっ
て、ウォブル信号の欠落を検知する欠落判定手段を備え
ている。ウォブル信号が欠落している場合、本発明の他
の光ディスク記録装置は、光ディスクにデータを記録す
ることを中断あるいは中止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における光ディスク記録再生装
置を示す図である。
【図2】ウォブル使用可能の状態における、広帯域プッ
シュプルトラッキングエラー信号A、ウォブル2値化信
号B、ウォブルPLLクロックをN分周した信号C、ア
ドレス位置検出パルスD、アドレス位置ウィンドウ信号
E、およびウォブルPLLクロックFを示す図である。
【図3】ウォブル使用不可の状態における、広帯域プッ
シュプルトラッキングエラー信号A、ウォブル2値化信
号B、ウォブルPLLクロックをN分周した信号C、ア
ドレス位置検出パルスD、アドレス位置ウィンドウ信号
E、およびウォブルPLLクロックFを示す図である。
【図4】ウォブルPLL検出回路15の一部を示す図で
ある。
【図5】ウォブルPLL検出回路15の残りの一部を示
す図である。
【図6】第2の実施形態における光ディスク記録再生装
置を示す図である。
【図7】ディフェクトが光ディスクに存在した場合の、
ウォブル信号H、ウォブル2値化信号I、および立ち上
がりエッジ検出信号Jを示す図である。
【図8】ウォブルPLL検出回路15aを示す図であ
る。
【図9】第3の実施形態における光ディスク記録再生装
置を示す図である。
【図10】ウォブルPLL検出回路15bを示す図であ
る。
【図11】ウォブルPLL回路14の一例を示す図であ
る。
【図12】DVD−RAMフォーマットの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 光ヘッド 4 演算回路 5 サーボ制御回路 6 再生信号処理回路 7 記録パルス生成回路 8 フォーマッタ 9 RISC処理部 10 システムコントローラ 11 極性選択回路 12 バンドパスフィルター 13 ウォブル2値化回路 14 ウォブルPLL回路 15 ウォブルPLL検出回路

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにおけるID部の検出タイミ
    ングに基づき第1の周期を検出する第1検出手段と、 ウォブルクロックに基づき第2の周期を検出する第2検
    出手段と、 前記第1の周期および前記第2の周期に基づき、前記ウ
    ォブルクロックの状態を判定する状態判定手段とを備え
    た光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ウォブルクロックの状態に基づい
    て、前記ウォブルクロックを使用可能であるか否かを判
    定する使用判定手段をさらに備えた、請求項1に記載の
    光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 前記状態判定手段は、前記第1の周期に
    基づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す信
    号が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前記
    ウォブルクロックの状態を判定し、 前記使用判定手段は、前記第2の周期を示す信号が前記
    ウィンドウ内に存在する場合、前記ウォブルクロックを
    使用可能であると判定する、請求項2に記載の光ディス
    ク記録装置。
  4. 【請求項4】 前記光ディスク記録装置が、データを記
    録する記録手段と、 前記ウォブルクロックの状態に基づいて、前記記録の中
    止・中断するか否かを判定する記録中止・中断判定手段
    とを備えた、請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  5. 【請求項5】 前記状態判定手段は、前記第1の周期に
    基づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す信
    号が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前記
    ウォブルクロックの状態を判定し、 前記記録中止・中断判定手段は、前記第2の周期を示す
    信号が前記ウィンドウの外に存在する場合、前記記録の
    中止・中断する、請求項4に記載の光ディスク記録装
    置。
  6. 【請求項6】 トラックが半径方向に一定周期でウォブ
    ルした光ディスクに、前記ウォブルの周期とウォブルク
    ロックのN(Nは有理数)分周を位相同期せしめ、前記
    ウォブルクロックに同期してデータを記録する光ディス
    ク記録装置であって、 ウォブル信号が欠落しているか否かを判定する欠落判定
    手段を備えた光ディスク記録装置。
  7. 【請求項7】 前記欠落判定手段がウォブル信号が欠落
    していると判定した場合、前記ウォブルクロックの使用
    可否を判定する使用判定手段をさらに備えた、請求項6
    に記載の光ディスク記録装置。
  8. 【請求項8】 前記光ディスク記録装置が、光ディスク
    に記録されている前記ウォブル信号を再生し、前記再生
    されたウォブル信号が所定以上の振幅である場合、前記
    再生されたウォブル信号を2値化した2値化信号を生成
    し、 所定期間、前記2値化信号が出力されない場合、前記欠
    落判定手段が前記ウォブル信号が欠落していると判定す
    る、請求項7に記載の光ディスク記録装置。
  9. 【請求項9】 前記光ディスク記録装置が、データを記
    録する記録手段と、 前記ウォブル信号の欠落に応じて、前記記録の中止・中
    断するか否かを判定する記録中止・中断判定手段とを備
    えた、請求項6に記載の光ディスク記録装置。
  10. 【請求項10】 前記光ディスク記録装置が、光ディス
    クに記録されている前記ウォブル信号を再生し、前記再
    生されたウォブル信号が所定以上の振幅である場合、前
    記再生されたウォブル信号を2値化した2値化信号を生
    成し、 所定期間、前記2値化信号が出力されない場合、前記欠
    落判定手段が前記ウォブル信号が欠落していると判定
    し、 前記欠落判定手段が前記ウォブル信号が欠落していると
    判定した場合、前記記録中止・中断判定手段が前記記録
    の中止・中断する、請求項9に記載の光ディスク記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記欠落判定手段が前記ウォブル信号
    が所定期間t1の間欠落していると判定すると、前記光
    ディスク記録装置は、前記ウォブルクロックをホールド
    し、 前記欠落判定手段が前記ウォブル信号が所定期間t2の
    間欠落していると判定すると、前記光ディスク記録装置
    は、前記ウォブルクロックを使用不可とする、請求項6
    に記載の光ディスク記録装置。
  12. 【請求項12】 ウォブル信号を再生処理するウォブル
    再生信号処理手段と、 前記再生信号が所定未満の振幅であれば、前記再生信号
    を2値化した2値化信号を出力せず、前記再生信号が所
    定以上の振幅であれば前記2値化信号を出力する2値化
    手段と、 前記所定期間t1、前記2値化信号が出力されないと、
    第1の欠落信号を出力する第1の欠落判定手段と、 前記所定期間t2、前記2値化信号が出力されないと、
    第2の欠落信号を出力する第2の欠落判定手段と、 前記2値化手段から出力される前記2値化信号とVCO
    から出力される出力クロックのN分周の位相誤差信号を
    出力するウォブル位相誤差検出手段と、 前記ウォブル位相誤差検出手段から出力される位相誤差
    信号をローパスフィルターに通し前記VCOに出力する
    ウォブルPLL手段と、 前記第1の欠落信号に応じて、前記ウォブルPLLが前
    記VCOに信号を出力することを阻止するPLL阻止手
    段と、 前記第2の欠落信号に応じて、前記ウォブルクロックの
    使用可否を判定するウォブルクロック使用可否判定手段
    を備えた、光ディスク記録装置。
  13. 【請求項13】 前記欠落判定手段が前記ウォブル信号
    が所定期間t1の間欠落していると判定すると、前記光
    ディスク記録装置は、前記ウォブルクロックをホールド
    し、 前記欠落判定手段が前記ウォブル信号が所定期間t2の
    間欠落していると判定すると、前記光ディスク記録装置
    は、情報の記録の中止および中断のうちの一方を行う、
    請求項6に記載の光ディスク記録装置。
  14. 【請求項14】 ウォブル信号を処理するウォブル再生
    信号処理手段と、 前記再生信号が所定未満の振幅であれば、前記再生信号
    を2値化した2値化信号を出力せず、前記再生信号が所
    定以上の振幅であれば前記2値化信号を出力する2値化
    手段と、 前記所定期間t1、前記2値化信号が出力されないと、
    第1の欠落信号を出力する第1の欠落判定手段と、 前記所定期間t2、前記2値化信号が出力されないと、
    第2の欠落信号を出力する第2の欠落判定手段と、 前記2値化手段から出力される前記2値化信号とVCO
    から出力される出力クロックのN分周の位相誤差信号を
    出力するウォブル位相誤差検出手段と、 前記ウォブル位相誤差検出手段から出力される位相誤差
    信号をローパスフィルターに通し前記VCOに出力する
    ウォブルPLL手段と、 前記第1の欠落信号に応じて、前記ウォブルPLLが前
    記VCOに信号を出力することを阻止するPLL阻止手
    段と、 情報を前記光ディスクに記録している間に、前記第2の
    欠落信号に応じて、前記記録の中止および中断のうちの
    一方を行う中断/中止手段を備えた、光ディスク記録装
    置。
  15. 【請求項15】 光ディスクにおけるID部の検出タイ
    ミングに基づき第1の周期を検出する第1検出工程と、 ウォブルクロックに基づき第2の周期を検出する第2検
    出工程と、 前記第1の周期および前記第2の周期に基づき、前記ウ
    ォブルクロックの状態を判定する状態判定工程とを包含
    する光ディスクにデータを記録する方法。
  16. 【請求項16】 前記ウォブルクロックの状態に基づい
    て、前記ウォブルクロックを使用可能であるか否かを判
    定する使用判定工程をさらに包含する、請求項15に記
    載の光ディスクにデータを記録する方法。
  17. 【請求項17】 前記状態判定工程は、前記第1の周期
    に基づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す
    信号が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前
    記ウォブルクロックの状態を判定し、 前記使用判定工程は、前記第2の周期を示す信号が前記
    ウィンドウ内に存在する場合、前記ウォブルクロックを
    使用可能であると判定する、請求項16に記載の光ディ
    スクにデータを記録する方法。
  18. 【請求項18】 前記光ディスクにデータを記録する方
    法が、データを記録する記録工程と、 前記ウォブルクロックの状態に基づいて、前記記録の中
    止・中断するか否かを判定する記録中止・中断判定工程
    とを包含する、請求項15に記載の光ディスクにデータ
    を記録する方法。
  19. 【請求項19】 前記状態判定工程は、前記第1の周期
    に基づいてウィンドウを生成し、前記第2の周期を示す
    信号が前記ウィンドウ内に存在するか否かによって、前
    記ウォブルクロックの状態を判定し、 前記記録中止・中断判定工程は、前記第2の周期を示す
    信号が前記ウィンドウの外に存在する場合、前記記録の
    中止・中断する、請求項18に記載の光ディスクにデー
    タを記録する方法。
  20. 【請求項20】 トラックが半径方向に一定周期でウォ
    ブルした光ディスクに、前記ウォブルの周期とウォブル
    クロックのN(Nは有理数)分周を位相同期せしめ、前
    記ウォブルクロックに同期してデータを記録する光ディ
    スクにデータを記録する方法であって、 ウォブル信号が欠落しているか否かを判定する欠落判定
    工程を包含する光ディスクにデータを記録する方法。
  21. 【請求項21】 前記欠落判定工程がウォブル信号が欠
    落していると判定した場合、前記ウォブルクロックの使
    用可否を判定する使用判定工程をさらに包含する、請求
    項20に記載の光ディスクにデータを記録する方法。
  22. 【請求項22】 前記光ディスクにデータを記録する方
    法が、データを記録する記録工程と、 前記ウォブル信号の欠落に応じて、前記記録の中止・中
    断するか否かを判定する記録中止・中断判定工程とを包
    含する、請求項20に記載の光ディスクにデータを記録
    する方法。
  23. 【請求項23】 所定期間t2>所定期間t1という条
    件を満足する、請求項11または13に記載の光ディス
    ク記録装置。
  24. 【請求項24】 所定期間t2≧所定期間t1という条
    件を満足する、請求項11または13に記載の光ディス
    ク記録装置。
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