JPH08147896A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH08147896A
JPH08147896A JP6289839A JP28983994A JPH08147896A JP H08147896 A JPH08147896 A JP H08147896A JP 6289839 A JP6289839 A JP 6289839A JP 28983994 A JP28983994 A JP 28983994A JP H08147896 A JPH08147896 A JP H08147896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
frequency
circuit
signal
synchronization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6289839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2891125B2 (ja
Inventor
Toru Miura
徹 三浦
Mitsumasa Kubo
充正 久保
Tsuguaki Mashita
著明 真下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP6289839A priority Critical patent/JP2891125B2/ja
Priority to TW084111687A priority patent/TW278182B/zh
Priority to US08/554,736 priority patent/US5602812A/en
Priority to SG1995001845A priority patent/SG33591A1/en
Priority to KR1019950043480A priority patent/KR100232423B1/ko
Publication of JPH08147896A publication Critical patent/JPH08147896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2891125B2 publication Critical patent/JP2891125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/005Reproducing at a different information rate from the information rate of recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/002Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/0037Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/005Reproducing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光ディスク再生装置に関し、再生P
LL回路の自走周波数の可変範囲を大きくする場合でも
問題なくデータ処理を行えることを目的とする。 【構成】 再生PLL回路5は同期クロックを生成し、
同期検出手段6は再生PLL回路5の同期/非同期を検
出し、自走周波数制御手段7は再生PLL回路5の自走
周波数を制御する。信号処理手段8は復調データを同期
クロックに同期して内蔵バッファに書き込み、読み出し
基準クロックに同期して読み出して出力する。切替手段
12は、周波数検出手段11による検出結果に応じて、
同期同期クロックの周波数が規定範囲内の場合第1の基
準クロック生成手段9による第1の読み出し基準クロッ
クを選択し、規定範囲外の場合第2の基準クロック生成
手段10による同期クロックに周波数が比例した第2の
読み出し基準クロックを選択して読み出し基準クロック
として信号処理手段8に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク再生装置に係
り、特に、CD−ROM等のCLV記録方式の光ディス
クを再生する光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD−ROMと呼ばれる光ディ
スクは、オーディオ用のCD(コンパクトディスク)と
同様に、ディジタル信号(データ)がEFM(Eight to
Fourteen Modulation) と呼ばれる変調方式で記録され
ている。CD−ROM(以下、単にディスクと記す)で
は、単位ビット及び単位フレームのディスク上の記録長
が、ディスク内周と外周で同一である。従って、CD−
ROM再生装置では、光ピックアップによりディスクが
線速度一定(CLV)に走査されるように、光ピックア
ップのディスク半径方向の位置に応じてディスクの回転
速度を変えている。
【0003】このように、ディスクをCLV再生するC
D−ROM再生装置では、ディスクの回転速度を変える
必要があるため、アクセス時間がスピンドルモータの応
答時間により制限される。そこで、再生されたEFM信
号から同期クロックを生成する再生PLL回路の自走周
波数を制御して、スピンドルモータの回転速度が規定回
転数に達する前から再生PLL回路をEFM信号に同期
させて、データの読み出しを可能とする方法が考えられ
ている。
【0004】図9は、自走周波数の制御を行う、一例の
CD−ROM再生装置110の構成図を示す。CD−R
OM(以下、単にディスクと記す)21には、ディジタ
ル信号がEFM方式で、全領域でビット密度一定で記録
されている。CD−ROM再生装置110では、データ
の再生動作時には、光ピックアップ(以下、単にピック
アップと記す)24により線速度一定(CLV)でディ
スク21を走査して、一定のビットレートでデータを再
生する。
【0005】ディスク21は、スピンドルモータ23に
より直接回転駆動される。スピンドルモータ制御部11
1は、後述するように、ピックアップ24により基準線
速度でディスク21が走査されるように、スピンドルモ
ータ23の回転数を制御する。ピックアップサーボ回路
25は、ピックアップ24からの再生信号を基に、ピッ
クアップ24のフォーカス制御を行い、また、制御用C
PU45の指令に従って、ピックアップ24のトラッキ
ング制御,及びピックアップ24をディスク21の半径
方向に移動させるシーク制御を行う。
【0006】ピックアップ24は、レーザビームをディ
スク21のトラックに照射して、その反射光を検出する
ことにより、ディスク21に記録されている信号を読み
取り、再生信号を出力する。波形整形回路32は、ピッ
クアップ24から供給される再生信号を増幅及び波形整
形して、再生ディジタル信号としてのEFM信号を生成
する。
【0007】再生PLL回路33は、波形整形回路32
から供給されるEFM信号に対して位相同期して、同期
クロックを生成する。同期クロックは、EFM信号のビ
ットクロックである。再生PLL回路33は、VCO
(電圧制御発振器),EFM信号とVCOクロックを位
相比較する位相比較器,位相比較器から供給される位相
誤差電圧中の不要高周波成分を除去すると共に位相誤差
電圧を増幅してVCO制御電圧としてVCOに供給する
ローパスフィルタ等を備えている。再生PLL回路33
は、VCOクロックをそのまま同期クロックとして出力
する。
【0008】自走周波数掃引回路46は、再生PLL回
路33が非同期時に、再生PLL回路33の自走周波数
をロックレンジの範囲内で三角波状に掃引させる。同期
検出回路34は、同期クロックとEFM信号を供給され
て、再生PLL回路33が、EFM信号に同期した正し
い同期クロックを生成しているかどうかを判定し、同期
判定信号を出力する。より具体的には、ディスク21に
記録されているフレーム同期パターンである,“11T
/11T/2T”(ここで、Tは、1ビットの周期とす
る)のパルスからなるパターンを検出し、同期クロック
と同期パターンとが同期しているかを判定し、同期判定
信号を出力する。同期判定信号は、ディジタル信号処理
回路35,スピンドルモータ制御部111,自走周波数
掃引回路46に供給される。
【0009】システムクロック生成回路58は、水晶発
振子により周波数精度の高いシステムクロックを生成し
て、ディジタル信号処理回路35、スピンドルモータ制
御部111等に供給する。ディジタル信号処理回路35
に対しては、システムクロックは読み出し基準クロック
として供給される。スピンドルモータサーボ制御部11
1は、再生動作時で再生PLL回路33がEFM信号に
同期している場合には、再生PLL回路33から供給さ
れる同期クロックを所定比(1/M)で分周した信号
を、システムクロックを所定比(1/N)で分周したク
ロックと周波数比較及び位相比較して、回転数制御電圧
を生成し、スピンドルモータ23に供給する。この回転
数制御電圧により、ディスク21が基準線速度で回転す
るようにスピンドルモータ23の回転数が制御される。
【0010】また、スピンドルモータサーボ制御部11
1は、ピックアップ24のシーク後で再生PLL回路3
3がEFM信号に同期していない場合には、EFM信号
中の最長パルス幅を持つ“11T”を検出して、11T
の時間幅に逆比例した周波数の疑似同期信号を生成す
る。この疑似同期信号を所定比(1/M)で分周した信
号を、システムクロックを所定比(1/N)で分周した
クロックと周波数比較して回転数制御電圧を生成し、ス
ピンドルモータ23に供給する。
【0011】なお、M,Nの値は、同期クロックの周波
数が規定周波数に一致しているときに、同期クロックと
システムクロックの夫々を分周した上記2つの信号の周
波数が等しくなる値に設定される。また、スピンドルモ
ータ制御部111は、ピックアップ24をディスク21
の半径方向に移動させるシーク動作中には、制御用CP
U45からの指令に従って、ピックアップ24の移動距
離に応じた時間だけスピンドルモータ23を加減速する
オープンループ制御を行う。
【0012】ディジタル信号処理回路35は、復調回路
51,サブコード復調回路52,RAM53,アドレス
制御回路55,エラー訂正回路54,タイミング回路1
13等から構成される。復調回路51は、再生PLL回
路33がEFM信号に同期しているときに、同期クロッ
クを用いてEFM信号の復調処理を行う。この復調処理
により、14ビットのEFMデータは8ビットの復調デ
ータに変換される。復調された復調データは、バス56
を介してRAM53に供給される。また、サブコード復
調回路52は、復調データからサブコードを復調する。
このサブコードデータは、制御用CPU45に供給され
る。
【0013】タイミング制御回路113は、再生PLL
回路33からの同期クロックとシステムクロック生成回
路58からの読み出し基準クロックを受けて、バス56
に接続されている復調回路51,エラー訂正回路54,
CD−ROM制御回路57,及びアドレス制御回路55
に対して、RAM53へのデータの読み書きのタイミン
グクロックを供給する。
【0014】アドレス制御回路55は、タイミング回路
113が生成するタイミングクロックに応じて、バス5
6に接続されているRAM53に対して、データの読み
書きのアドレス信号を供給する。復調回路51から供給
される復調データは、RAM53の所定エリアに書き込
まれる。
【0015】エラー訂正回路54は、タイミング回路1
13が生成するタイミングクロックに応じて、バス56
を介してRAM53の所定エリアに蓄積されている復調
データを読み出し、エラー訂正処理を施す。また、エラ
ー訂正済のデータをバス56を介してRAM53の所定
エリアに書き込む。エラー訂正済のデータはバス56を
介してCD−ROM制御回路57に出力される。
【0016】即ち、データの流れは以下の通りである。 (1) 復調回路51からRAM53への復調データの転
送。 (2) RAM53からエラー訂正回路54への復調データ
の転送。 (3) エラー訂正回路54からRAM53へのエラー訂正
済データの転送。 (4) RAM53からCD−ROM制御回路57へのエラ
ー訂正済データの転送。
【0017】復調回路51からRAM53へ復調データ
を書き込む際のタイミングクロック及びアドレス信号
は、同期クロックを基準とした第1のタイミングクロッ
クと第1のアドレス信号である。RAM53からエラー
訂正回路54へ復調データを読み出す際のタイミングク
ロック及びアドレス信号は、読み出し基準クロックを基
準とした第2のタイミングクロックと第2のアドレス信
号である。
【0018】エラー訂正回路54からRAM53へエラ
ー訂正済データを書き込む際のタイミングクロック及び
アドレス信号は、読み出し基準クロックを基準とした第
3のタイミングクロックと第3のアドレス信号である。
RAM53からCD−ROM制御回路57へデータを読
み出す際のタイミングクロック及びアドレス信号は、読
み出し基準クロックを基準とした第4のタイミングクロ
ックと第4のアドレス信号である。
【0019】ここで、復調回路51から供給される復調
データの転送速度は、ピックアップ24から読み出され
るデータの転送速度そのものであり、ジッタ成分を含ん
でいる。一方、通常のオーディオCDプレーヤ等では、
ジッタ成分は取り除かなければならないため、ジッタ成
分の除去のために安定した読み出し基準クロックを用い
て、D/Aコンバータへ出力する。その際にジッタ成分
の除去のためのバッファとしてメモリが必要であり、R
AM53がこの機能を担っている。
【0020】ディジタル信号処理回路35に接続された
CD−ROM制御回路57には、上記のように、RAM
53から読み出されたエラー訂正済のデータと第4のタ
イミングクロックが供給される。これにより、CD−R
OM制御回路57は、ディジタル信号処理回路35から
エラー訂正済の読み出しデータを取り込むことができ
る。読み出しデータは、CD−ROM制御回路57から
ホストシステムに転送される。
【0021】制御用CPU45は、CD−ROM制御回
路57からの指令に従って、再生動作,シーク動作の制
御を行う。制御用CPU45は、ディジタル信号処理回
路35で復調されたサブコードデータ中のアドレスデー
タを用いて、シーク動作時には、目標トラックまでピッ
クアップ24を移動させる指令を、ピックアップサーボ
回路25に与える。また、シーク動作中に、スピンドル
モータ23のオープンループ制御を行わせる指令をスピ
ンドルモータ制御部111に与える。
【0022】また、制御用CPU45は、再生動作時
に、ディジタル信号処理回路111から供給されるサブ
コードデータ中のアドレスデータを、トラック位置の判
定等に用いる。次に、CD−ROM再生装置111にお
ける、シーク動作について説明する。CLV方式のCD
−ROM再生装置111では、ディスク21の回転速度
をピックアップ24のディスク半径方向の位置に対応し
た速度に制御する。このため、目標アドレスにシークを
行う場合は、スピンドルモータ23の回転数を、現在ア
ドレスにおける回転数から目標アドレスにおける回転数
まで制御する必要がある。
【0023】制御用CPU45からピックアップサーボ
回路25に対するシーク指令により、ピックアップ24
の移動が開始され、同時にスピンドルモータ制御部11
1に対する指令により、スピンドルモータ23のオープ
ンループ制御による加減速が開始される。制御用CPU
45は、ピックアップ24が目標トラック付近に到達す
ると、スピンドルモータ23のオープンループ制御を停
止し、同時に、ピックアップ24の移動を停止させる。
【0024】ピックアップ24の移動停止直後に、トラ
ッキングがオンとなり、波形整形回路32によりEFM
信号が生成される。この直後にスピンドルモータ制御部
111内では、11Tの時間幅に対応した疑似同期信号
が生成される。通常、トラッキングがオンとなった時点
では、EFM信号の周波数が再生PLL回路33のキャ
プチャレンジから外れており、再生PLL回路33はロ
ックが外れた非同期状態にある。このとき、スピンドル
モータ制御部111では、疑似同期信号を用いて回転数
制御電圧を生成し、EFM信号の周波数が再生PLL回
路33のキャプチャレンジ内に入るように、スピンドル
モータ23の回転数を制御する。
【0025】疑似同期信号を基にしたスピンドルモータ
23の回転数制御より、EFM信号の周波数が再生PL
L回路33のキャプチャレンジ内に入ると、再生PLL
回路33がEFM信号に位相同期(ロック)する。前記
のように、再生PLL回路33が非同期時には、自走周
波数掃引回路46により自走周波数がロックレンジ内で
掃引されるため、自走周波数が固定されている従来の装
置に比べて、再生PLL回路33は短時間でロックする
ことができる。
【0026】再生PLL回路33がロックした後は、前
記のように、スピンドルモータ制御部111では、同期
クロック(VCOクロック)を分周した信号とシステム
クロックを分周した信号とを周波数比較及び位相比較し
て、回転数制御電圧を生成し、ディスク21が基準線速
度で走査されるように、スピンドルモータ23の回転数
を制御する。
【0027】再生PLL回路33がロックした時点で、
ディジタル信号処理回路35は、データの復調処理が可
能となる。制御用CPU45は、ディジタル信号処理回
路35から供給されるサブコードデータ中のアドレスデ
ータを取得し、目標トラックのアドレスに一致している
かどうかを判断し、目標トラックのアドレスに一致して
いない場合には、ピックアップ24を目標トラックまで
移動させるため、ピックアップサーボ回路25を制御し
て再シークを行わせる。通常、1回のシーク動作では目
標トラックに到達せず、再シークが行われる。
【0028】目標トラックに到達して、ピックアップ2
4による連続した信号再生が可能となった時点から、デ
ィジタル信号処理回路35は、復調処理,エラー訂正処
理,エラー訂正済データの読み出し処理を連続して行
う。復調されたデータは、同期クロックに同期した第1
のタイミングクロックと第1のアドレス信号によりRA
M53に書き込まれる。
【0029】この後、前記のように、読み出し基準クロ
ックに同期した第2のタイミングクロックと第2のアド
レス信号により、エラー訂正回路54へのデータの読み
出し、また読み出し基準クロックに同期した第3のタイ
ミングクロックと第3のアドレス信号により、エラー訂
正回路54からRAM53へのデータの書き込みによる
エラー訂正処理が行われる。
【0030】更に、エラー訂正後にRAM53に格納さ
れたデータは、第4のタイミングクロックと第4のアド
レス信号により、CD−ROM制御回路57への読み出
しが行われる。前記のように、ピックアップ24の移動
後にトラッキングがオンとなった後、EFM信号のビッ
ト周波数が自走周波数を中心とするキャプチャレンジ内
に入るようにスピンドルモータ23の回転数が制御され
て、再生PLL回路33がロックした後でデータの再生
が可能となる。
【0031】CD−ROM再生装置110では、自走周
波数を掃引しているため、EFM信号のビット周波数が
規定周波数に極近接する(±1%程度)よりもかなり前
の時点で、再生PLL回路33がEFM信号に同期して
同期クロックを生成することができる。これにより、早
い時点で、復調処理、エラー訂正処理、読み出し処理を
開始することができ、アクセス時間を短縮することがで
きる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】CD−ROM再生装置
110では、読み出し基準クロックの周波数は一定であ
るので、第2のタイミングクロック,第3のタイミング
クロック,第4のタイミングクロックの周波数も一定で
ある。このため、RAM53からデータが読み出される
速度も一定である。
【0033】仮に、再生PLL回路33の自走周波数が
固定であるとすると、同期クロックの周波数はジッタ成
分を含むがほぼ一定となり、よって第1のタイミングク
ロックの周波数も一定であり、第2〜第4のタイミング
クロックともバランスが取れることとなる。即ち、再生
時の時間軸補正が正常に行われる。しかし、CD−RO
M再生装置110では、同期クロックの周波数は、自走
周波数の可変範囲を大きくする程、規定周波数からのず
れが大きくなる。このため、自走周波数の可変範囲をあ
まり大きくすると、復調データのRAM53への書き込
み速度が速くなってRAM53の容量が不足したり、復
調データのRAM53への書き込み速度が遅くなってR
AM53から読み出すデータが底をつく問題が生じる。
【0034】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、再生PLL回路の自走周波数の可変範囲を大きくす
る構成とした場合でも、データ処理に問題が生じない光
ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。クロック情報を含むディジタル変調信号が
記録密度一定に記録された光ディスク1は、ディスク駆
動制御手段4により基準線速度で回転するように制御さ
れる。光ピックアップ2は光ディスク1より再生信号を
生成する。ディジタル化手段3は、再生信号をディジタ
ル化した再生ディジタル信号を生成する。
【0036】再生PLL回路5は、内蔵する電圧制御発
振器の自走周波数を含むキャプチャレンジ内に前記再生
ディジタル信号のビット周波数が入ったときに、前記再
生ディジタル信号に位相同期した同期クロックを生成す
る。同期検出手段6は、前記再生PLL回路5の同期ク
ロックと前記再生ディジタル信号との同期/非同期を検
出する。
【0037】自走周波数制御手段7は、前記同期検出手
段6により前記再生PLL回路5の非同期が検出されて
いる場合に、前記再生PLL回路5が再生ディジタル信
号に同期するまでの時間が短縮されるように、自走周波
数を制御する。信号処理手段8は、前記再生ディジタル
信号と同期クロックから生成した復調データを、前記同
期クロックに同期して内蔵のバッファに一旦書き込んだ
後、読み出し基準クロックに同期して前記復調データを
前記バッファから読み出して所定のデータ処理を実行し
た後に、データ処理後の復調データを出力する。
【0038】第1の基準クロック生成手段9は、周波数
が一定である第1の読み出し基準クロックを生成する。
第2の基準クロック生成手段10は、前記同期クロック
の周波数に周波数が比例した第2の読み出し基準クロッ
クを生成する。周波数検出手段11は、前記同期クロッ
クの周波数が規定範囲内にあるかどうかを検出する。
【0039】切替手段12は、前記周波数検出手段11
による検出結果により、前記同期クロックの周波数が規
定範囲内にある場合は、前記第1の読み出し基準クロッ
クを選択し、前記同期クロックの周波数が規定範囲内に
ない場合は、前記第2の読み出し基準クロックを選択し
て、前記読み出し基準クロックとして前記信号処理手段
8に供給する。
【0040】
【作用】本発明では、CD−ROM再生装置のようなデ
ータ供給機器の場合、オーディオCDプレーヤとは違
い、接続される機器はジッタ成分を気にしないものであ
る点に着目している。同期クロックの周波数が規定範囲
外にある場合には、同期クロックに周波数が比例した第
2の読み出し基準クロックを読み出し基準クロックとし
て、信号処理手段に供給する。これにより、同期クロッ
クの周波数により決まるバッファへの復調データの書き
込み速度と、読み出し基準クロックの周波数により決ま
るバッファからの読み出し速度のバランスが取れる。
【0041】このため、再生PLL回路の自走周波数の
可変範囲を大きく設定する場合でも、復調データのバッ
ファへの書き込み速度が速くなってバッファの容量が不
足したり、復調データのバッファへの書き込み速度が遅
くなってバッファから読み出す復調データが底をつく問
題が生じず、エラー訂正処理等のデータ処理と、後段の
回路への復調データの転送処理を正常に行うことを可能
とする。
【0042】なお、このように再生PLL回路から得ら
れる同期クロックから読み出し基準クロックを作成する
と、ジッタ成分がそのまま(エラー訂正処理等を施し
た)読み出しデータの転送速度に現れてしまうが、CD
−ROM再生装置のようなデータ供給機器の場合、接続
される機器はコンピュータ装置等のデータ処理装置であ
り、オーディオ機器とは違い、ジッタ成分はほとんど気
にならず問題はない。
【0043】
【実施例】図2は本発明の第1実施例のCD−ROM再
生装置20の構成図を示す。図2において、図9と同一
構成部分には、同一符号を付し、適宜説明を省略する。
CD−ROM再生装置20では、データの再生動作時に
は、光ピックアップ(以下、単にピックアップと記す)
24により線速度一定(CLV)でディスク21を走査
して、一定のビットレートでデータを再生する。
【0044】ディスク21は、スピンドルモータ23に
より直接回転駆動される。スピンドルモータ制御部40
は、ピックアップ24により基準線速度でディスク21
が走査されるように、回転数制御電圧によりスピンドル
モータ23の回転数を制御する。ディスク駆動制御手段
は、スピンドルモータ23とスピンドルモータ制御部4
0により構成される。
【0045】ピックアップサーボ回路25は、ピックア
ップ24からの再生信号を基に、ピックアップ24のフ
ォーカス制御を行い、また、制御用CPU45の指令に
従って、ピックアップ24のトラッキング制御,及びピ
ックアップ24をディスク21の半径方向に移動させる
シーク制御を行う。ピックアップサーボ回路25は、通
常の再生動作時には、ピックアップ24がディスク21
のトラックに追従するように制御し、シーク動作時に
は、ピックアップ24を目標トラック方向に移動させる
ように制御する。
【0046】制御用CPU45は、シーク動作時には、
ピックアップサーボ回路25で得られるトラッキング誤
差信号を用いてピックアップ24の移動量を把握し、現
在トラックから目標トラックまでの距離だけピックアッ
プ24が移動するまで、ピックアップ24の移動動作を
行わせる。波形整形回路32(ディジタル化手段)は、
ピックアップ24から供給される再生信号を増幅及び波
形整形して、再生ディジタル信号としてのEFM信号を
生成する。
【0047】再生PLL回路33は、波形整形回路32
から供給されるEFM信号に対して位相同期して、同期
クロックと同期データを生成する。同期クロック(PL
Lクロック)は、同期データのビットクロックである。
自走周波数掃引回路46(自走周波数制御手段)は、再
生PLL回路33が非同期のときに、自走周波数を再生
PLL回路33のロックレンジの範囲内で三角波状に掃
引させるため、自走周波数制御信号を再生PLL回路3
3に供給する。
【0048】同期検出回路37(同期検出手段)は、同
期クロックとEFM信号を供給されて、再生PLL回路
36が、EFM信号に同期した正しい同期クロックを生
成しているかどうかを判定し、同期判定信号を出力す
る。同期判定信号は、ディジタル信号処理回路35、ス
ピンドルモータ制御部40、自走周波数掃引回路46に
供給される。
【0049】システムクロック生成回路58(第1の基
準クロック生成手段)は、水晶発振子により周波数精度
の高いシステムクロックを生成して、ディジタル信号処
理回路35、スピンドルモータ制御部40等に供給す
る。ディジタル信号処理回路35に対しては、システム
クロックは第1の読み出し基準クロックとして供給され
る。
【0050】スピンドルモータサーボ制御部40は、ス
ピンドルモータ制御回路42、非同期時用モータ制御回
路41、スイッチ43、スイッチ44から構成される。
図3は、スピンドルモータ制御回路42の構成図を示
す。スピンドルモータ制御回路42は、分周器72,7
3、周波数比較器74、位相比較器75、加算器76か
ら構成される。
【0051】再生PLL回路33から供給される同期ク
ロックは、分周器72で所定比(1/M)に分周され
て、周波数比較器74と位相比較器75に供給される。
また、システムクロックは、分周器73で所定比(1/
N)に分周されて、周波数比較器74と位相比較器75
に供給される。なお、M,Nの値は、同期クロックが規
定周波数に一致しているときに、同期クロックとシステ
ムクロックの夫々を分周した上記2つの信号の周波数が
等しくなる値に設定される。
【0052】周波数比較器74は、同期クロックを1/
Mに分周したクロックとシステムクロックを1/Nに分
周したクロックとを周波数比較して比較結果の信号を加
算器76に供給する。位相比較器75は、同期クロック
を1/Mに分周したクロックとシステムクロックを1/
Nに分周したクロックとを位相比較して比較結果の信号
を加算器76に供給する。加算器76は、周波数比較及
び位相比較した結果による回転数制御電圧を出力する。
【0053】スピンドルモータ制御回路42により生成
された回転数制御電圧は、スイッチ43の一方の入力端
子に供給される。なお、位相比較器75は、周波数検出
回路61(後述)から周波数検出信号が供給されない場
合には、動作を停止する。非同期時用モータ制御回路4
1は、EFM信号中の最長パルス幅を持つ“11T”を
検出して、この検出した11Tの時間幅に逆比例した周
波数の疑似同期信号を生成する。この疑似同期信号を基
準信号と周波数比較して、スピンドルモータ23を規定
回転数に接近させる回転数制御電圧を生成する。この回
転数制御電圧は、スイッチ43の他方の入力端子に供給
される。
【0054】スイッチ43は、同期判定信号により切り
替えられる。即ち、スイッチ43は、再生PLL回路3
3が同期している場合は、スピンドルモータ制御回路4
2からの回転数制御電圧を選択し、再生PLL回路33
が同期していない場合は、非同期時用モータ制御回路4
1からの回転数制御電圧を選択して出力する。スイッチ
43で選択された回転数制御電圧はスイッチ44の入力
端子に供給される。スイッチ44は、制御用CPU45
からの制御信号により切り替えられる。スイッチ44で
選択された回転数制御電圧は、スピンドルモータ23に
供給される。
【0055】シーク動作時以外は、スイッチ44では、
スイッチ43からの回転数制御電圧が選択されて、スピ
ンドルモータ23に供給される。ピックアップ24のシ
ーク後で再生PLL回路33がEFM信号に同期してい
ない場合には、非同期時用モータ制御回路41で生成さ
れた回転数制御電圧がスピンドルモータ23に供給され
る。この回転数制御電圧により、ディスク21が基準線
速度に接近するようにスピンドルモータ23の回転数が
制御される。
【0056】再生動作時で再生PLL回路33がEFM
信号に同期している場合には、スピンドルモータ制御回
路42で生成された回転数制御電圧が、スピンドルモー
タ23に供給される。この回転数制御電圧により、ディ
スク21が基準線速度で回転するようにスピンドルモー
タ23の回転数が制御される。また、ピックアップ24
をディスク21の半径方向に移動させるシーク動作中に
は、制御用CPU45は、ピックアップ24の移動方向
に応じて、加速電圧V 1 又は減速電圧V2 をスイッチ4
4に選択させる。これにより、加速電圧V1 又は減速電
圧V2 がスピンドルモータ23に供給されて、ピックア
ップ24の移動中にスピンドルモータ23を加減速する
オープンループ制御が行われる。
【0057】クロック変換回路62(第2の基準クロッ
ク生成手段)は、再生PLL回路33から供給される同
期クロックのN/M倍の周波数の変換PLLクロック
(第2の読み出し基準クロック)を生成する。なお、
M,Nの値は、同期クロックが規定周波数に一致してい
るときに、変換PLLクロックの周波数がシステムクロ
ックの周波数と等しくなる値に設定される。
【0058】周波数検出回路61(周波数検出手段)
は、同期クロックの周波数が規定周波数に対して規定範
囲内にあるかどうかを検出する。即ち、同期クロックの
周波数が規定周波数に対して規定範囲内にある場合には
周波数検出信号を生成する。この規定範囲は、規定周波
数に対して狭い値に設定し、例えば、規定周波数に対し
て±1%に設定する。
【0059】周波数検出信号は、スイッチ63に切替制
御信号として供給され、また、スピンドルモータ制御回
路42に、位相比較のオン/オフ制御信号として供給さ
れる。スイッチ63(切替手段)は、周波数検出信号が
供給されている場合は、システムクロックを選択して出
力し、周波数検出信号が供給されない場合は、変換PL
Lクロックを選択して出力する。スイッチ63で選択さ
れたクロックは、読み出し基準クロックとして、ディジ
タル信号処理回路35のタイミング回路113に供給さ
れる。
【0060】ディジタル信号処理回路35(信号処理手
段)の復調回路51は、再生PLL回路33がEFM信
号に同期しているときに、同期クロックを用いてEFM
信号の復調処理を行い、復調データを生成する。復調デ
ータは、バス56を介してRAM53(バッファ)に供
給される。また、サブコード復調回路52は、復調デー
タからサブコードを復調して、制御用CPU45に供給
する。
【0061】タイミング回路113は、同期クロックに
同期して、第1のタイミングクロックを生成して、アド
レス制御回路55に供給する。アドレス制御回路55
は、これに呼応して、第1のアドレス信号を生成する。
これにより、RAM53には、第1のアドレス信号と第
1のタイミングクロックによって、各アドレスに復調回
路51から供給される復調データが書き込まれる。
【0062】また、タイミング回路113は、読み出し
基準クロックに同期して、第2のタイミングクロックと
第3のタイミングクロックと第4のタイミングクロック
を生成する。第2のタイミングクロック,第3のタイミ
ングクロック,及び第4のタイミングクロックは、アド
レス制御回路55に供給されて、夫々に応じて第2のア
ドレス信号,第3のアドレス信号,第4のアドレス信号
を生成する。
【0063】RAM53は、この第2のアドレス信号と
第2のタイミングクロックによって、各アドレスからデ
ータが読み出され、バス56を介してエラー訂正回路5
4へ復調データが供給される。エラー訂正回路54は、
第2のタイミングクロックに呼応してバス56を介して
得られる復調データに対してエラー訂正処理を施す。エ
ラー訂正処理後のデータは、第3のタイミングクロック
に呼応して第3のアドレス信号により、再びRAM53
の所定エリアに書き込まれる。
【0064】タイミング回路113は、エラー訂正済の
データをRAM53から読み出してCD−ROM制御回
路57に転送するため、アドレス制御回路55に第4の
タイミングクロックを供給する。アドレス制御回路55
は、これに呼応して、第4のアドレス信号を生成してR
AM53に供給する。そして同時に、第4のタイミング
クロックはCD−ROM制御回路57に供給される。こ
れにより、第4のタイミングクロックに同期して、エラ
ー訂正済のデータがRAM53からCD−ROM制御回
路57に転送される。
【0065】前記のように、同期クロックの周波数が規
定範囲内にあるときは、システムクロックが読み出し基
準クロックとしてディジタル信号処理回路35に供給さ
れ、タイミング回路113とアドレス制御回路55は、
夫々、システムクロックに同期した、第2のタイミング
クロックと第2のアドレス信号,第3のタイミングクロ
ックと第3のアドレス信号,第4のタイミングクロック
と第4のアドレス信号を生成する。
【0066】同期クロックの周波数が規定範囲外にある
ときは、変換PLLクロックが読み出し基準クロックと
してディジタル信号処理回路35に供給され、タイミン
グ回路113とアドレス制御回路55は、夫々、変換P
LLクロックに同期した、第2のタイミングクロックと
第2のアドレス信号,第3のタイミングクロックと第3
のアドレス信号,第4のタイミングクロックと第4のア
ドレス信号を生成する。
【0067】このように、同期クロックが規定周波数か
ら大きくずれている場合には、システムクロックの代わ
りに、同期クロックと周波数が比例した変換PLLクロ
ックを読み出し基準クロックとすることにより、RAM
53への復調データの書き込み速度と、RAM53から
の読み出し速度のバランスをとることができる。従っ
て、自走周波数の可変範囲を大きく設定する場合でも、
正常なエラー訂正処理,データ転送処理を行うことがで
きる。
【0068】制御用CPU45は、CD−ROM制御回
路57からの指令に従って、再生動作,シーク動作の制
御を行う。制御用CPU45は、ディジタル信号処理回
路35で復調されたサブコードデータ中のアドレスデー
タを用いて、シーク動作時には、目標トラックまでピッ
クアップ24を移動させる指令を、ピックアップサーボ
回路25に与える。また、シーク動作中に、スピンドル
モータ23のオープンループ制御を行わせる指令をスピ
ンドルモータ制御部40に与える。
【0069】次に、CD−ROM再生装置20におけ
る、シーク動作と復調データの生成について説明する。
CLV方式のCD−ROM再生装置20では、ディスク
21の回転速度をピックアップ24のディスク半径方向
の位置に対応した速度に制御する。このため、目標アド
レスにシークを行う場合は、スピンドルモータ23の回
転数を、現在アドレスにおける回転数から目標アドレス
における回転数まで制御する必要がある。
【0070】制御用CPU45からピックアップサーボ
回路25に対するシーク指令により、ピックアップ24
の移動が開始され、同時にスピンドルモータ制御部40
のスイッチ44に対する指令により、スピンドルモータ
23のオープンループ制御による加減速が開始される。
制御用CPU45は、ピックアップ24が目標トラック
付近に到達すると、スイッチ44をスイッチ43側に切
り替えてスピンドルモータ23のオープンループ制御を
停止し、同時に、ピックアップ24の移動を停止させ
る。
【0071】ピックアップ24の移動停止直後に、トラ
ッキングがオンとなり、波形整形回路32によりEFM
信号が生成される。この直後に非同期時モータ制御回路
41内では11Tの時間幅に対応した疑似同期信号を生
成し、疑似同期信号を用いて回転数制御電圧を生成す
る。通常、トラッキングがオンとなった時点では、EF
M信号の周波数が再生PLL回路33のキャプチャレン
ジから外れており、再生PLL回路33はロックが外れ
た非同期状態にある。このとき、非同期時モータ制御回
路41で生成された回転数制御電圧が、スイッチ43,
44を介してスピンドルモータ23に供給される。これ
により、EFM信号の周波数が再生PLL回路33のキ
ャプチャレンジ内に入るように、スピンドルモータ23
の回転数が制御される。
【0072】疑似同期信号を基にしたスピンドルモータ
23の回転数制御より、EFM信号の周波数が再生PL
L回路33のキャプチャレンジ内に入ると、再生PLL
回路33がEFM信号に位相同期(ロック)する。前記
のように、再生PLL回路33が非同期時には、自走周
波数掃引回路46により自走周波数がロックレンジ内で
掃引されるため、自走周波数が固定されている従来の装
置に比べて、再生PLL回路33は短時間でロックする
ことができる。
【0073】再生PLL回路33がロックした後は、前
記のように、スピンドルモータ制御回路42では、同期
クロックを分周した信号とシステムクロックを分周した
信号とを周波数比較及び位相比較して、回転数制御電圧
を生成する。なお、スピンドルモータ制御回路42は、
同期クロックの周波数が規定範囲外にあり周波数検出信
号が供給されない場合は、位相比較を停止して周波数比
較のみを行う。この回転数制御電圧は、スイッチ43,
44を介してスピンドルモータ23に供給される。これ
により、ディスク21が基準線速度で走査されるよう
に、スピンドルモータ23の回転数が制御される。
【0074】再生PLL回路33がロックした時点で、
ディジタル信号処理回路35は、データの復調処理が可
能となる。制御用CPU45は、ディジタル信号処理回
路35から供給されるサブコードデータ中のアドレスデ
ータを取得し、目標トラックのアドレスに一致している
かどうかを判断し、目標トラックのアドレスに一致して
いない場合には、ピックアップ24を目標トラックまで
移動させるため、ピックアップサーボ回路25を制御し
て再シークを行わせる。通常、1回のシーク動作では目
標トラックに到達せず、再シークが行われる。
【0075】目標トラックに到達して、ピックアップ2
4による連続した信号再生が可能となった時点から、デ
ィジタル信号処理回路35は、復調処理,エラー訂正処
理,エラー訂正済データの読み出し処理を連続して行
う。復調回路51で復調されたデータは、同期クロック
に同期した第1のタイミングクロックと第1のアドレス
信号によりRAM53に書き込まれる。この後、前記の
ように、読み出し基準クロックに同期した第2のタイミ
ングクロックと第2のアドレス信号により、エラー訂正
回路54への復調データの供給、そして第3のタイミン
グクロックと第3のアドレス信号により、エラー訂正済
データのRAM53への供給が行われる。
【0076】RAM453から読み出されたエラー訂正
済データは、第4のタイミングクロックと第4のアドレ
ス信号に同期して、CD−ROM制御回路57に供給さ
れる。CD−ROM再生装置20では、自走周波数を掃
引しているため、EFM信号のビット周波数が規定周波
数に極近接する(±1%程度)よりもかなり前の時点
で、再生PLL回路33がEFM信号に同期して同期ク
ロックを生成することができる。これにより、早い時点
で、復調処理、エラー訂正処理、読み出し処理を開始す
ることができ、アクセス時間を短縮することができる。
【0077】EFM信号のビット周波数が規定周波数か
らずれた状態で再生PLL回路33が同期した時点で
は、同期クロックの周波数も規定周波数からずれてい
る。この場合、復調データのRAM53への書き込み速
度が、規定速度からずれる。前記のように、同期クロッ
クの周波数が規定範囲外にある場合には、周波数検出回
路61により周波数検出信号が生成されないため、スイ
ッチ63で選択された変換PLLクロックが読み出し基
準クロックとして、アドレス制御回路55とエラー訂正
回路54に供給される。
【0078】変換PLLクロックを読み出し基準クロッ
クとすることにより、同期クロックの周波数に比例して
読み出し基準クロックの周波数が変化する。これによ
り、同期クロックの周波数により決まるRAM53への
復調データの書き込み速度と、読み出し基準クロックの
周波数により決まるRAM53からの読み出し速度のバ
ランスがとれる。
【0079】従って、自走周波数の可変範囲を大きく設
定する場合でも、復調データのRAM53への書き込み
速度が速くなってRAM53の容量が不足したり、復調
データのRAM53への書き込み速度が遅くなってRA
M53から読み出すデータが底をつく問題が生じず、エ
ラー訂正処理とCD−ROM制御回路57へのデータ転
送処理を正常に行うことができる。
【0080】再生PLL回路33がEFM信号に同期し
た後、スピンドルモータ制御回路42の回転数制御電圧
によりスピンドルモータ23が制御されて、同期クロッ
クの周波数が規定周波数に一致するように制御される。
同期クロックの周波数が規定範囲(例えば、規定周波数
±1%)に入った時点で、周波数検出回路61が周波数
検出信号を生成する。これにより、スイッチ63で選択
されたシステムクロックが読み出し基準クロックとし
て、アドレス制御回路55とエラー訂正回路54に供給
される。以後、システムクロックの周波数で決まる規定
速度で、RAM53からのデータの読み出し、エラー訂
正処理、CD−ROM制御回路57へのデータ転送処理
が行われる。
【0081】図4は、クロック変換回路の一例の構成図
を示す。図4のクロック変換回路は、分周器81、位相
比較器82、ローパスフィルタ82、VCO84、分周
器85から構成される。VCOから出力されるVCOク
ロックは、分周器85で1/Nに分周されて、位相比較
器82の一方の入力端子に供給される。同期クロック
は、分周器81で1/Mに分周されて、位相比較器82
の一方の入力端子に供給される。位相比較器82は、分
周器81から供給される信号と分周器85から供給され
る信号の位相差に応じた位相差電圧を生成する。この位
相差電圧は、ローパスフィルタ82で不要周波数成分を
除去された後、VCO84の制御電圧としてVCO84
に供給される。これにより、分周器81から供給される
信号と分周器85から供給される信号の位相差がなくな
るように、VCO84が制御される。
【0082】従って、同期クロックの周波数のN/M倍
の周波数のVCOクロックが、変換PLLクロックとし
て生成される。図5は、M>Nの場合に適用できる、ク
ロック変換回路の他の一例の構成図を示す。図5のクロ
ック変換回路は、カウンタ87、91、エッジ検出回路
88、アンド回路90、インバータ回路89,92から
構成される。
【0083】カウンタ87は、同期クロックをM個カウ
ントすると“H”レベルの信号を出力する。また、カウ
ンタ91は、アンド回路90から出力される同期クロッ
クをN個カウントすると“H”レベルの信号を出力す
る。カウンタ87,91がリセット状態から同期クロッ
クのカウントを開始すると、先に、カウンタ91がN個
カウントして出力が“H”となる。これによりインバー
タ回路92の出力が“L”となり、アンド回路90から
の同期クロックの出力が禁止される。
【0084】その後、カウンタ87が同期クロックをM
個カウントすると、カウンタ87の出力が“H”とな
る。これにより、エッジ検出回路88がカウンタ87の
出力の立ち上がりを検出してパルス幅の短い“H”のエ
ッジ検出パルスを生成する。エッジ検出パルスは、イン
バータ89で反転されてカウンタ87とカウンタ91の
リセット端子に供給される。これにより、カウンタ8
7,91がリセットされてもとの状態に戻る。
【0085】上記のようにして、同期クロックのM個の
パルス中、N個のパルスがアンド回路90を通過して、
変換PLLクロックとして出力される。図6は、周波数
検出回路61の一例の構成図を示す。図6の周波数検出
回路は、分周器96、エッジ検出回路97、カウンタ9
5、コンパレータ99,100、インバータ回路98、
アンド回路101、フリップフロップ102から構成さ
れる。図7は、図6の各点P1 〜P6 の信号を示す。
【0086】分周器96は、同期クロックを1/Mに分
周したクロックを出力する(図7(A))。エッジ検出
回路97は、分周器96から供給されるクロックの立ち
上がりエッジを検出して“H”の短いエッジ検出パルス
を生成する(図7(B))。エッジ検出パルスは、イン
バータ98で反転されて、リセットパルスとしてカウン
タ95のリセット端子に供給され、また、フリップフロ
ップ102にクロックとして供給される。
【0087】カウンタ95は、リセット後にシステムク
ロックをカウントし、カウント値を出力する。このカウ
ント値は、コンパレータ99のB入力端子とコンパレー
タ100のA入力端子に供給される。コンパレータ99
のA入力端子には、基準値N L が与えられている。基準
値NL は、同期クロックの周波数の規定範囲の下限を決
める基準値であり、例えば、規定周波数に対してマイナ
ス1%を下限とする場合は、Nに対してプラス1%の値
に設定する。コンパレータ99は、B入力端子の値が基
準値NL 以下の場合に、“H”の信号を出力する(図7
(D))。
【0088】コンパレータ100のB入力端子には、基
準値NS が与えられている。基準値NS は、同期クロッ
クの周波数の規定範囲の上限を決める基準値であり、例
えば、規定周波数に対してプラス1%を上限とする場合
は、Nに対してマイナス1%の値に設定する。コンパレ
ータ100は、A入力端子の値が基準値NS 以上の場合
に、“H”の信号を出力する(図7(C))。
【0089】アンド回路101は、コンパレータ99,
100の出力が共に“H”の場合だけ、“H”の信号を
出力する(図7(E))。フリップフロップ102は、
エッジ検出回路97から供給されるクロックの立ち上が
りで、アンド回路101の出力データをラッチして出力
する(図7(F))。フリップフロップ102の“H”
の出力データが、周波数検出信号に相当する。
【0090】次に、図7に沿って動作例を説明する。図
7(A)に示すように、分周器96の出力点(点P1
の信号は、時刻t0 〜t4 を1周期とするパルスであ
る。時刻t0 では、それ以前の分周器96の出力パルス
の1周期に対して、フリップフロップ102が“H”の
周波数検出信号を出力している。時刻t0 でP2 点にエ
ッジ検出パルスが生成されて、カウンタ95がリセット
される。リセット時点でカウンタ95から出力されるカ
ウント値は0であり、コンパレータ100の出力が
“L”で、コンパレータ99の出力が“H”である。リ
セット以後カウンタ95は、システムクロックのカウン
トを開始する。
【0091】時刻t2 でカウント値が基準値NS に達す
るため、コンパレータ100の出力(点P3 )が“L”
から“H”に変化し、同時にアンド回路101の出力
(点P 5 )も“H”となる。その後、時刻t3 でカウン
ト値が基準値NL に達するため、コンパレータ99の出
力が“H”から“L”に変化し、同時にアンド回路10
1の出力も“L”となる。
【0092】この後、時刻t4 で再びエッジ検出パルス
が生成されて、フリップフロップ102は、アンド回路
101の出力データをラッチする。図7の例では、時刻
3以降アンド回路101の出力が“L”であるため、
時刻t4 で、“L”の信号を出力する。時刻t4 で再び
カウンタ95がリセットされて、次のカウントを開始す
る。
【0093】図7の時刻t0 〜t4 の例では、同期クロ
ックの周波数が規定範囲下限よりも低い場合であり、時
刻t4 では、“H”の周波数検出信号が生成されない。
仮に、時刻t2 から時刻t3 の間に分周器96の出力パ
ルスの1周期が終わる場合には、同期クロックの周波数
が規定範囲内にある場合であり、“H”の周波数検出信
号が生成される。
【0094】図8は本発明の第2実施例のCD−ROM
再生装置65の構成図を示す。図8において、図2と同
一構成部分には、同一符号を付し、適宜説明を省略す
る。第2実施例では、波形整形回路32、再生PLL回
路33、同期検出回路34、ディジタル信号処理回路3
5、非同期時モータ制御回路41、スピンドルモータ制
御回路67、スイッチ43,44から構成される信号処
理IC31が、一つの集積回路として構成されている。
【0095】スピンドルモータ制御回路67は、位相比
較器の動作のオン/オフ制御ができない点を除いて、第
1実施例のスピンドルモータ制御回路42と同様の構成
であり、再生PLL回路33の同期時に、回転数制御電
圧を生成する。信号処理IC31の外部に設けられた、
スピンドルモータ制御回路68は、同期クロックを所定
比(1/M)で分周したクロックと、システムクロック
を所定比(1/N)で分周した信号とを周波数比較し
て、回転数制御電圧を生成する。
【0096】スイッチ70は、スイッチ44から供給さ
れる回転数制御電圧と、スピンドルモータ制御回路68
から供給される回転数制御電圧とを切り替える。周波数
検出信号の反転信号と同期判定信号の論理積をアンド回
路69でとった信号が、切替制御信号としてスイッチ7
0に供給される。スイッチ70は、再生PLL回路33
がEFM信号に同期しており、かつ、同期クロックの周
波数が規定範囲外にある場合に、スピンドルモータ制御
回路68からの回転数制御電圧を選択して出力し、これ
以外の場合は、スイッチ44からの回転数制御電圧を選
択して出力する。スイッチ70で選択された回転数制御
電圧はスピンドルモータ23に供給される。
【0097】第2実施例におけるスピンドルモータ制御
部66は、非同期時モータ制御回路41、スピンドルモ
ータ制御回路67、スイッチ43,44、スピンドルモ
ータ制御回路68、アンド回路69、及びスイッチ70
から構成される。第1実施例と同じく、スイッチ63で
選択されたシステムクロック又は変換PLLクロック
が、読み出し基準クロックとしてディジタル信号処理回
路35に供給される。
【0098】再生PLL回路33が同期しており、同期
クロックが規定周波数範囲外である場合には、スイッチ
70により、スピンドルモータ制御回路68による回転
数制御電圧が選択される。これにより、スピンドルモー
タ制御回路68により、同期クロックの周波数が規定周
波数に接近するように、スピンドルモータ23の回転数
を制御することができる。
【0099】同期クロックの周波数が規定範囲内に入っ
た後は、スイッチ70により、スピンドルモータ制御回
路67による回転数制御電圧が選択される。これによ
り、スピンドルモータ制御回路67により、同期クロッ
クの周波数が規定周波数に一致するように、スピンドル
モータ23の回転数を制御することができる。上記のよ
うに、第2実施例では、再生PLL回路33の同期時に
動作するスピンドルモータ制御回路67が信号処理IC
31内に入っている構成において、信号処理IC31の
外部に周波数比較のみを行うスピンドルモータ制御回路
68とスイッチ70を設けることにより、同期クロック
の周波数が規定範囲外にある場合でも、正常にスピンド
ルモータ23を制御することができる。
【0100】なお、RAM53への復調データの書き込
みと読み出しの動作は、第1実施例と同様である。従っ
て、第1実施例と同様に、自走周波数の可変範囲を大き
く設定する場合でも、RAM53の容量が不足したり、
RAM53から読み出すデータが底をつく問題が生じ
ず、エラー訂正処理とCD−ROM制御回路57へのデ
ータ転送処理を正常に行うことができる。
【0101】なお、シーク時のスピンドルモータ23の
オープン制御におけるスピンドルモータ23の目標回転
速度を、制御用CPU45により自由に設定できる構成
としてもよい。この場合、目標回転速度を、再生PLL
回路33が位相同期可能な最高周波数に対応した目標ト
ラックでの最高回転速度に設定することにより、シーク
後のデータの再生速度を最大速度とすることができ、よ
り、アクセス時間を短縮することができる。
【0102】また、本発明は、自走周波数掃引回路46
により自走周波数を掃引する構成に限らず、シーク終了
時点でのEFM信号周波数のずれに合わせて自走周波数
を変化させる構成に対しても適用することができる。更
に、オーディオCDプレーヤとしても兼用できるように
するために、オーディオCDが装着された場合には自走
周波数掃引回路46を停止させ、一定の自走周波数にす
る構成とすることによって、ジッタ成分を含まない正常
な再生オーディオ信号を得ることができる。
【0103】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、同期クロ
ックの周波数が規定範囲外にある場合には、同期クロッ
クに周波数が比例した第2の読み出し基準クロックを読
み出し基準クロックとすることで、バッファへの復調デ
ータの書き込み速度とバッファからの読み出し速度のバ
ランスがとれるため、再生PLL回路の自走周波数の可
変範囲を大きく設定する場合でも、バッファの容量が不
足したり、バッファから読み出す復調データが底をつく
問題が生じず、エラー訂正処理と、後段の回路への復調
データの転送処理を正常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のCD−ROM再生装置の
構成図である。
【図3】第1実施例におけるスピンドルモータ制御回路
の構成図である。
【図4】クロック変換回路の一例の構成図である。
【図5】クロック変換回路の他の一例の構成図である。
【図6】周波数検出回路の一例の構成図である。
【図7】図6中の各点の信号を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例のCD−ROM再生装置の
構成図である。
【図9】自走周波数の制御を行う、一例のCD−ROM
再生装置の構成図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 ディジタル化手段 4 ディスク駆動制御手段 5 再生PLL回路 6 同期検出手段 7 自走周波数制御手段 8 信号処理手段 9 第1の基準クロック生成手段 10 第2の基準クロック生成手段 11 周波数検出手段 12 切替手段 20 CD−ROM再生装置 21 光ディスク 23 スピンドルモータ 24 光ピックアップ 25 ピックアップサーボ回路 31 信号処理IC 32 波形整形回路 33 再生PLL回路 34 同期検出回路 35 ディジタル信号処理回路 40 スピンドルモータ制御部 41 非同期時用モータ制御回路 42 スピンドルモータ制御回路 43,44 スイッチ 45 制御用CPU 46 自走周波数掃引回路 51 復調回路 52 サブコード復調回路 53 RAM 54 エラー訂正回路 55 アドレス制御回路 56 バス 57 CD−ROM制御回路 58 システムクロック生成回路 61 周波数検出回路 62 クロック変換回路 63 スイッチ 66 スピンドルモータ制御部 67,68 スピンドルモータ制御回路 70 スイッチ 113 タイミング回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック情報を含むディジタル変調信号
    が記録密度一定に記録された光ディスクを基準線速度で
    回転させるように制御し、光ピックアップにより再生さ
    れた再生信号をディジタル化した再生ディジタル信号を
    基に、復調データを生成する光ディスク再生装置におい
    て、 内蔵する電圧制御発振器の自走周波数を含むキャプチャ
    レンジ内に前記再生ディジタル信号のビット周波数が入
    ったときに、前記再生ディジタル信号に位相同期した同
    期クロックを生成する再生PLL回路と、 前記再生PLL回路の同期クロックと前記再生ディジタ
    ル信号との同期/非同期を検出する同期検出手段と、 前記同期検出手段により前記再生PLL回路の非同期が
    検出されている場合に、前記再生PLL回路が再生ディ
    ジタル信号に同期するまでの時間が短縮されるように、
    自走周波数を制御する自走周波数制御手段と、 前記再生ディジタル信号と同期クロックから生成した復
    調データを、前記同期クロックに同期して内蔵のバッフ
    ァに一旦書き込んだ後、読み出し基準クロックに同期し
    て前記復調データを前記バッファから読み出して所定の
    データ処理を実行した後に、データ処理後の復調データ
    を出力する信号処理手段と、 周波数が一定である第1の読み出し基準クロックを生成
    する第1の基準クロック生成手段と、 前記同期クロックの周波数に周波数が比例した第2の読
    み出し基準クロックを生成する第2の基準クロック生成
    手段と、 前記同期クロックの周波数が規定範囲内にあるかどうか
    を検出する周波数検出手段と、 前記周波数検出手段による検出結果により、前記同期ク
    ロックの周波数が規定範囲内にある場合は、前記第1の
    読み出し基準クロックを選択し、前記同期クロックの周
    波数が規定範囲内にない場合は、前記第2の読み出し基
    準クロックを選択して、前記読み出し基準クロックとし
    て前記信号処理手段に供給する切替手段とを有すること
    を特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、前記再生ディジタ
    ル信号と前記同期クロックから復調データを生成する復
    調回路と、 前記復調データが書き込まれるバッファと、 前記バッファから読み出された復調データに対してエラ
    ー訂正処理を施すエラー訂正回路と、 前記同期クロックに同期した書き込みタイミング信号と
    アドレス信号により、前記バッファに対する前記復調デ
    ータの書き込みを制御し、前記読み出し基準クロックに
    同期した読み出しタイミング信号とアドレス信号によ
    り、前記バッファからの前記復調データの読み出しを制
    御するアドレス制御回路とを有することを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク再生装置。
JP6289839A 1994-11-24 1994-11-24 光ディスク再生装置 Expired - Fee Related JP2891125B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289839A JP2891125B2 (ja) 1994-11-24 1994-11-24 光ディスク再生装置
TW084111687A TW278182B (ja) 1994-11-24 1995-11-03
US08/554,736 US5602812A (en) 1994-11-24 1995-11-07 Reproducing rate control apparatus for optical disk
SG1995001845A SG33591A1 (en) 1994-11-24 1995-11-15 Reproducing rate control apparatus for optical disk
KR1019950043480A KR100232423B1 (ko) 1994-11-24 1995-11-24 광디스크용 재생속도 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289839A JP2891125B2 (ja) 1994-11-24 1994-11-24 光ディスク再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08147896A true JPH08147896A (ja) 1996-06-07
JP2891125B2 JP2891125B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=17748442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6289839A Expired - Fee Related JP2891125B2 (ja) 1994-11-24 1994-11-24 光ディスク再生装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5602812A (ja)
JP (1) JP2891125B2 (ja)
KR (1) KR100232423B1 (ja)
TW (1) TW278182B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08293155A (ja) * 1995-01-19 1996-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク再生方法及び光ディスクドライブ装置

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3403283B2 (ja) * 1995-11-24 2003-05-06 ミネベア株式会社 情報記憶装置
KR100217745B1 (ko) * 1996-05-31 1999-09-01 윤종용 디지탈 비디오 디스크 재생장치의 시스템 디코더
JP3861269B2 (ja) * 1996-07-16 2006-12-20 ソニー株式会社 光ディスク装置、光ディスクの記録方法、光ディスク及び光ディスクの製造方法
JP3363712B2 (ja) * 1996-08-06 2003-01-08 株式会社リコー 光ディスク装置
KR100528108B1 (ko) * 1996-11-22 2006-03-16 산요덴키가부시키가이샤 고정밀동기화를실현할수있는동기회로및광디스크재생장치
JPH10188463A (ja) * 1996-12-12 1998-07-21 Samsung Electron Co Ltd ディスク形記憶装置
JP4636635B2 (ja) * 1997-03-19 2011-02-23 株式会社日立製作所 ディスク再生装置およびディスク再生方法
JP3983871B2 (ja) * 1997-12-09 2007-09-26 松下電器産業株式会社 光ディスク再生装置
JP2001167523A (ja) 1999-12-08 2001-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ復調回路及びこの回路を組み込む半導体装置
JP2003257171A (ja) * 2002-03-04 2003-09-12 Teac Corp 再生装置
US7043166B2 (en) * 2003-07-08 2006-05-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and systems for providing firmware to a printing device
US7778125B2 (en) * 2006-02-06 2010-08-17 Mediatek Inc. System and method for generating output signal indicating specific area on optical disc
US7929648B2 (en) * 2006-03-31 2011-04-19 Ati Technologies Inc. Clock error detection apparatus and method
JP2009277298A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Renesas Technology Corp ディジタル信号再生装置及び方法並びにディジタル信号記録装置及び方法
US9700366B2 (en) * 2008-08-01 2017-07-11 Covidien Lp Polyphase electrosurgical system and method
FR2952770B1 (fr) * 2009-11-13 2011-11-25 Thales Sa Circuit de commutation d'horloges sans parasites

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8303061A (nl) * 1983-09-02 1985-04-01 Philips Nv Inrichting voor het uitlezen van een optisch uitleesbare registratiedrager.
US5212678A (en) * 1989-11-23 1993-05-18 U.S. Philips Corporation System for recording and reading information on a record carrier at a constant scanning speed independent of the bit rate of such information
JP2679568B2 (ja) * 1992-03-26 1997-11-19 ヤマハ株式会社 光ディスクのアクセス方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08293155A (ja) * 1995-01-19 1996-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク再生方法及び光ディスクドライブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW278182B (ja) 1996-06-11
US5602812A (en) 1997-02-11
KR960019219A (ko) 1996-06-17
KR100232423B1 (ko) 2000-01-15
JP2891125B2 (ja) 1999-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4679181A (en) Method for detecting an error in loading a recording disc
JP2891125B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP2589370B2 (ja) 光ディスク装置
JP2583645B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH06101199B2 (ja) デイスク装置
JPH0845174A (ja) 光ディスク再生装置
JP2926900B2 (ja) ディスク再生装置
KR100502461B1 (ko) 위상동기루프회로및이것이내장된재생장치
EP0967612B1 (en) Optical disk recording apparatus and method for recording data on optical disk
JPH09306092A (ja) ディスク再生方法とディスク再生装置
JP4005150B2 (ja) デイスク装置
JPH0877691A (ja) ディスク再生装置及び信号処理回路
JP2712195B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP2907022B2 (ja) 光ディスク再生装置
JPH0955015A (ja) 光ディスク再生装置
JPH06150569A (ja) 光ディスク装置
JP2839620B2 (ja) クロック生成用pll回路
JPH10112141A (ja) Pll回路とこれを具備する光ディスク装置
JPH10269694A (ja) ディスク再生装置の信号処理回路
JPH0757384A (ja) ディスクプレーヤ
JPH0628441B2 (ja) 高速再生機能を有する情報再生装置
KR100267224B1 (ko) 최대배속재생회전서보장치및방법
JPH08106727A (ja) ディスク再生装置
JP2612632B2 (ja) 情報記録/再生装置
JPH0877723A (ja) 光ディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees